2008/05/25(日)
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 02:45:48.83 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「あたしね」
キョン「……ん?」
ハルヒ「ほんと言うと、あんまり友達居ないのよ」
キョン「まあ……うん」
ハルヒ「い、いらないけどね。そういうの」
キョン「…」
ハルヒ「……キョンは、友達っている?」
キョン「いるよ」
ハルヒ「そ、そうよね」
キョン「お前もその中の一人だけど?」
ハルヒ「え……あ、えっと……し、知らないわよ!」
キョン「おぅ」
ハルヒ「あたしね」
キョン「……ん?」
ハルヒ「ほんと言うと、あんまり友達居ないのよ」
キョン「まあ……うん」
ハルヒ「い、いらないけどね。そういうの」
キョン「…」
ハルヒ「……キョンは、友達っている?」
キョン「いるよ」
ハルヒ「そ、そうよね」
キョン「お前もその中の一人だけど?」
ハルヒ「え……あ、えっと……し、知らないわよ!」
キョン「おぅ」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 02:57:53.92 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「朝倉さんってドコに行ったのかしらね」
キョン「さぁ……わからないな」
ハルヒ「…」
ハルヒ「話しかけてくれる人、あんまり居なかったのに」
キョン「え?」
ハルヒ「……なんでもない」
キョン「どうした、ハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「やけに今日は……弱気じゃないか」
ハルヒ「そ、そんなことないわよ!」
キョン「…」
ハルヒ「……はぁ」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 02:59:53.78 ID:MCn/5tkv0
古泉「はぁ」
キョン「なんだかな」
古泉「しかし、まだこちらでの異常は感じていませんね」
キョン「心配しなくていいのか?」
古泉「現状は」
キョン「うーん」
古泉「それ以前に、彼女も人の子です」
キョン「あ?」
古泉「寂しくなることもあるでしょう」
キョン「ハルヒが? はは、あのハルヒがか?」
古泉「誰との関係も望んでいないのなら、僕達も集まっていませんよ」
キョン「…」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:02:34.97 ID:MCn/5tkv0
キョン「ほっといていいんですよね」
みくる「涼宮さん?」
キョン「はい」
みくる「うーん……」
みくる「できればキョン君、傍に居てあげてくれませんか?」
キョン「俺がですか?」
みくる「そういう時は、やっぱり同年代の子のほうがいいかなぁって」
キョン「なら長門とか」
みくる「えと、キョン君だから……っていうのもあると思うんです」
キョン「…」
みくる「ふふっ、わかるでしょ?」
キョン「……まあ……わかりますけど」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:04:35.24 ID:xZmT3h460
>>11
わからないからキョンなんだいっ
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:09:53.68 ID:MCn/5tkv0
キョン「どう思うよ、長門」
長門「…」
長門「私にはわからない」
キョン「…」
長門「恐らくそれは、人間特有の感情」
キョン「動物だって寂しいって思うこともあるだろ」
長門「それなら歩みよるのが当然。涼宮ハルヒは、自分から前に出られない」
キョン「それは……その、性格ってのもあるだろ」
長門「だから、それがわからない」
キョン「なっ……酷くないか、それ」
長門「私は彼女を特別な関係だと思っている」
キョン「?」
長門「しかし、私から歩み寄ることは……彼女からすれば想像の外になってしまう」
キョン「……キャラじゃないってか」
長門「貴方達の言い方で言えばそれが近い。問題を解決するのは、あなた」
キョン「…」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:14:43.45 ID:MCn/5tkv0
鶴屋「気がついてるだよね?」
キョン「なにをですか?」
鶴屋「ハルにゃんがキョン君を好きなこと!」
キョン「なっ……」
鶴屋「あり? キョン君そんなに鈍感?」
キョン「……知りませんよ」
鶴屋「あっは! まあまあ、いいじゃないの!」
キョン「…」
鶴屋「だからさ、ハルにゃんが寂しいって思ってるなら……傍にいてあげればいいのさ!」
キョン「な、なんで俺が」
鶴屋「ハルにゃんのこと、嫌い?」
キョン「…」
鶴屋「たぶんハルにゃん、キョン君以外が近づいても……ツンツンしちゃって仲良くできないと思うのさ」
キョン「そんなの俺にだって」
鶴屋「わかってあげれるっしょ?」
キョン「……知りませんよ」
鶴屋「あっは! 素直じゃないなぁ!」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:18:23.04 ID:MCn/5tkv0
キョン「なんで俺がハルヒのことでこんな……あ」
ハルヒ「…」
キョン「……なにやってるんだあいつ」
ハルヒ「…」
キョン「外? ……下校……だな」
ハルヒ「……いいなぁ」
キョン「!」
ハルヒ「……はぁ」
キョン「…」
キョン「……ハルヒらしくないじゃないか」
キョン「あいつはもっとこう、一人でもやっていける! って感じで」
キョン「仲良さそうに下校してる生徒みてため息とか……」
キョン「…」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:24:07.74 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「…」
キョン「おい、なにぼーっとしてるんだ?」
ハルヒ「……なんでもないわよ」
キョン「…」
キョン「なぁハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「今週の日曜、その……暇か?」
ハルヒ「別に」
キョン「別にって、どっちなんだよ」
ハルヒ「どうでもいいじゃない。……ひ、暇っていえば暇だけど」
キョン「そうか」
ハルヒ「……だからなによ」
キョン「いや、なんだ……俺も暇だから、その」
ハルヒ「…」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:26:55.50 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
キョン「……なんで俺があいつと……」
キョン「何故あんなこと言ったんだ……あぁもう」
ハルヒ「ん」
キョン「……あ、おう。おはよう」
ハルヒ「…」
キョン「? なんだ、髪型……変えたのか?」
ハルヒ「珍しくはないでしょ」
キョン「おぅ」
ハルヒ「…」
キョン「えーと、なんだ、その……似合ってるよ」
ハルヒ「! ……い、いいわよそういうのは」
キョン「っと……すまん」
ハルヒ「…」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:29:04.12 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「で、今日はどこに行くって言うのよ」
キョン「……どこでもいいぞ」
ハルヒ「はぁ?」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「あ、あんたが誘ったんだから……ちゃんと考えなさいよ!」
キョン「そう言われてもな、ハルヒ、お前の行きたいところでいいぞ」
ハルヒ「……ほんとに?」
キョン「おう」
ハルヒ「でもなんで急にこんな……変なの」
キョン「いいじゃないか。お互い暇人なんだし」
ハルヒ「う、うるさいわね! ちゃんと付いてきなさいよね!」
キョン「あ、こらまて。ハルヒ」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:31:01.16 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「…」
キョン「決まったか?」
ハルヒ「うん」
キョン「すいませーん」
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「どんだけ混ぜるんだよ、それ」
ハルヒ「……! な、なによ! 悪い?」
キョン「や、悪くはないけど」
ハルヒ「いいじゃない。ほっといてよ」
キョン「…」
ハルヒ「……天気いいわね」
キョン「そうだな」
ハルヒ「…」
キョン「…」(まだちょっとブルーだな……どうしたものか)
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:33:55.52 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「なにしようかな」
キョン「お好きに。今日は映画でも買い物でも、なんだって付き合ってやるよ」
ハルヒ「そんな一般的なこと、したいと思ってるとでも?」
キョン「……いいじゃないか。たまには」
ハルヒ「…」
キョン「あんまり変なコトばっかりやってちゃ、疲れるだろ」
ハルヒ「そんなことないわよ」
キョン「お前はそうじゃなくても、周りは疲れるんだ」
ハルヒ「周りなんて関係ないわよ」
キョン「……友達もできないぞ」
ハルヒ「なんであんたにそんなこと言われないといけないのよ!!」
キョン「! っと、ごめん」
ハルヒ「あ……う、ううん。こっちこそ、ごめん」
キョン「…」
ハルヒ「……もういいわ。やっぱり今日は帰る」
キョン「え?」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:35:38.34 ID:xZmT3h460
キョンてめええええええええ
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:38:26.14 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「あんたがなんで休日に誘ってくれたのか知らないけど……そういう気分じゃないの」
キョン「…」
ハルヒ「これ飲んだら、解散しましょ」
キョン「…」
キョン「……ごめんな」
ハルヒ「い、いいわよ別に。あたしも言いすぎたわよ」
キョン「そうじゃない」
ハルヒ「え?」
キョン「なんだ……その……変だったかな、俺」
ハルヒ「…」
キョン「お前が寂しそうだったからさ、あの……なんだ……誘ってみた」
ハルヒ「寂しそう? あたしが?」
キョン「おう」
ハルヒ「そ、そんなわけないじゃない……寂しくなんてないわよ」
キョン「……そっか」
ハルヒ「…」
キョン「……まあいい。ほら、そろそろ行くぞ」
ハルヒ「え? あ、うん」
キョン「観たい映画があるんだ。面白いと思うから、観てみようぜ」
ハルヒ「……あ、ちょっと」
キョン「奢ってやる。だから、付き合えって」
ハルヒ「…」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:42:02.07 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「…」
キョン「あぁ、でか過ぎたか……こぼれる」
ハルヒ「…」
キョン「ほら、食えよ。バターがいい感じだ」
ハルヒ「あたしさぁ」
キョン「?」
ハルヒ「映画観にきたの、久しぶりかも」
キョン「そうなのか?」
ハルヒ「……うん」
キョン「…」
ハルヒ「なんでこれ、観たかったの?」
キョン「特になんでってわけじゃないな。ただ、国木田とかが面白いって言ってたから」
ハルヒ「……ふぅん」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:44:11.42 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「…」
ハルヒ「……ぐすっ」
キョン「?」
ハルヒ「…」
キョン「あ……」(泣いてる……あぁ、ハルヒもこういうの観て、感動するんだな)
ハルヒ「な、なによ」
キョン「…」
ハルヒ「なに見てるのよ……バカキョン」
キョン「……え? あ! っと、ごめん」
ハルヒ「……バカ」
キョン「…」(うおお、なんか恥ずかしい……なんで俺がこんな)
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:47:22.85 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「終わったわね」
キョン「あぁ。面白かったか?」
ハルヒ「以外にね……うん」
キョン「泣いてたな」
ハルヒ「! な、なによ! 悪い!?」
キョン「やぁ、悪くはないけど……あはは」
ハルヒ「笑わないでよ! 失礼ね」
キョン「まあなんだ、いいよな。ほら、涙って……綺麗じゃん」
ハルヒ「なにそれ、気持ち悪い」
キョン「……すまん」
ハルヒ「変なの。ん、ちょっとお化粧直してくる」
キョン「おぅ」
キョン「…」
キョン「……ちょっと元気になったか。うん」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:53:21.85 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「おまたせ」
キョン「ん」
ハルヒ「次はドコに行くのよ?」
キョン「最初に言っただろ? お前の行きたいトコでいいって」
ハルヒ「え? あ……う、うん」
キョン「好きに進めって」
ハルヒ「うるさいわね! わかってるわよ」
キョン「はいはい」
ハルヒ「……あのお店、入ってもいい?」
キョン「もちろん」
ハルヒ「一人じゃ入り辛かったのよね」
キョン「お前でもか? へぇ、珍しいことも」
ハルヒ「うるさいわね! 黙って付いてきなさいよ!」
キョン「あいよ」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:56:18.26 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
ハルヒ「ねぇキョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「どっちが可愛いかな」
キョン「んー……こっちが旨そうだ」
ハルヒ「キャンドルよ、これ」
キョン「そうなのか? へぇ、シャレてるな」
ハルヒ「全部いい匂いがするの。オーダーメイドで作ってくれたりもするわ」
キョン「よく知ってるな」
ハルヒ「うん。昨日調べて、」
キョン「調べた?」
ハルヒ「!!! なな、なんでもないわよ! こっち買うからまってなさいよ!」
キョン「……あれ?」
キョン「変だな」
キョン「なんか……可愛いなあいつ」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:59:18.93 ID:MCn/5tkv0
キョン「満足か」
ハルヒ「まあまあね。でもあっちも可愛かったかも……」
キョン「…」
ハルヒ「次は……ん?」
キョン「あ、いや。なんだ……お前も女の子だなぁって」
ハルヒ「なっ」
キョン「……うん」
ハルヒ「……あ、当たり前じゃない」
キョン「そうだよな」
ハルヒ「……変?」
キョン「そんなことないよ。可愛い」
ハルヒ「!!」
キョン「! あ、や、なんだ……一般的に見てだな」
ハルヒ「……一言余計よ!」
キョン「あー、すまん」
ハルヒ「ふふっ、バカキョン」
キョン「うるせぇ」
ハルヒ「次、あっち」
キョン「はいよ。ほら、荷物持ってやるよ」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:03:04.22 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「ねぇキョン。なんかアクセサリー売ってる」
キョン「おぅ」
ハルヒ「見てもいい?」
キョン「もちろん」
ハルヒ「んー」
キョン「これいいじゃん」
ハルヒ「どれよ? ……微妙ね」
キョン「え? そうか?」
ハルヒ「なんか派手すぎるわ」
キョン「いいと思うけどなぁ」
ハルヒ「買えばいいじゃない」
キョン「いや、お前に似合うかなぁって」
ハルヒ「…」
キョン「……買ってやるよ」
ハルヒ「そ、そんなの……着けないわよ」
キョン「じゃあ買わない」
ハルヒ「あ……」
キョン「こっちでいいか?」
ハルヒ「……うん」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:08:05.60 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「なんか調子狂うわね」
キョン「なにがだよ」
ハルヒ「あんたと……デートしてるみたい」
キョン「そうか?」
ハルヒ「なっ……」
キョン「まあ俺もよくわからんな。お前についていってるだけだし」
ハルヒ「……なら、あんたが行きたいトコ行くわよ」
キョン「え? いいよ別に」
ハルヒ「誘ったのはあんたじゃない」
キョン「そうだけど……ハルヒが楽しいならそれでいいよ」
ハルヒ「……妙に優しいわね」
キョン「休日ぐらい、な」
ハルヒ「まあいいわ。ほら、どっか連れてってよ」
キョン「だから、お前の好きに、」
ハルヒ「キョンが行きたいトコに行きたいの!」
キョン「……わかったよ。文句言うなよ?」
ハルヒ「ふふっ、言ってやる。すぐに文句言ってやるわよ!」
キョン「まったく」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:14:13.58 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「ちょっと、ウロウロしてるだけじゃない」
キョン「あんまりこっち出てこないからな。よくわからん」
ハルヒ「…」
キョン「あいかわらず人でごちゃごちゃしてるなぁ」
ハルヒ「キョン」
キョン「あ、あっち行ってみるか」
ハルヒ「ちょっと、キョンってば」
キョン「?」
ハルヒ「……これだけ人が多いと、はぐれちゃうかもしれないわよね」
キョン「え? あぁ、そうだな。どっか集合場所でも、」
ハルヒ「そうじゃないでしょ!」
キョン「あぁ?」
ハルヒ「…」
キョン「……まあ、お前がいいなら」
ハルヒ「いいわよ別に」
キョン「それじゃ、右手失礼」
ハルヒ「ん……」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:17:26.96 ID:MCn/5tkv0
キョン「あぁ、そうだ」
ハルヒ「?」
キョン「ちょうどTシャツ欲しかったんだよ。あそこ入っていいか?」
ハルヒ「うん」
キョン「……あー」
ハルヒ「?」
キョン「いや、ここのTシャツさぁ……黒しか買わないんだよ俺」
ハルヒ「なによそのこだわり」
キョン「まあ黒が似合うデザインっていうか」
ハルヒ「色違いいっぱいあるじゃない」
キョン「その中でも黒が映えるんだよ。ちょっと店員に聞いてくる」
ハルヒ「…」
ハルヒ「…」
ハルヒ「……あ……!」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:19:36.57 ID:MCn/5tkv0
キョン「いかんな。サイズが大きい……ん?」
キョン「あれ? ハルヒ?」
キョン「ドコ行った……あ、居た」
ハルヒ「…」
キョン「おい、ハルヒ」
ハルヒ「……あ」
キョン「なんだ、どうした? なんで外に」
ハルヒ「……別に。なんでもないわよ」
キョン「?」
ハルヒ「……同じクラスの子が……居たから」
キョン「え? あぁ、話してたのか?」
ハルヒ「逆よ」
キョン「逆? ……うん、そっか」
ハルヒ「…」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:22:12.68 ID:MCn/5tkv0
キョン「誰が居たんだ?」
ハルヒ「えっと……」
キョン「あぁ、友達で来てたんだな」
ハルヒ「…」
キョン「仲いいもんなあいつら」
ハルヒ「そ、そうね」
キョン「……気にすんなって」
ハルヒ「なにがよ」
キョン「俺だってお前の友達だ。ほら……お前は一人じゃない」
ハルヒ「友達?」
キョン「おう。なんかさ、お前最近……寂しそうだったじゃん」
ハルヒ「…」
キョン「だから、俺だけでも付き合ってやろうと思ってさ、今日誘ったんだよ」
ハルヒ「……なにそれ」
キョン「え?」
ハルヒ「もういい。帰る。じゃあね」
キョン「はぁ? あ、ちょっと、ハルヒ!」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:25:08.35 ID:MCn/5tkv0
キョン「ドコ行ったんだよ……」
キョン「……なんかマズイこと言ったか俺?」
みくる「あれ、キョン君?」
キョン「! 朝比奈さん!」
みくる「こんにちはー」
キョン「あの、ハルヒ見なかったですか?」
みくる「涼宮さん? 見てないです」
キョン「そうですか」
みくる「あ、もしかしてデートですか? わー、いいなぁー//」
キョン「いや、そういうんじゃ……」
みくる「?」
キョン「……あぁ、そっか。そういうのか」
みくる「えぇ?」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:28:28.96 ID:MCn/5tkv0
みくる「えぇっ、じゃあ……涼宮さんにそんなこと言ったんですか?」
キョン「だって、あいつなんか……最近元気なかったから」
みくる「うぅ、それは……キョン君ダメです」
キョン「…」
みくる「涼宮さん、確かに友達が欲しいって思ってるかもしれないけど……」
キョン「…」
みくる「キョン君とのそれは、友人関係のそれとは違うんですよ?」
キョン「お、俺は……ただ、ハルヒが寂しそうだったから」
みくる「キョン君にはキョン君なりの、励まし方があるんです」
キョン「…」
みくる「こういう場合に、友達なんて言うのは禁則事項ですよ」
キョン「……すいません」
みくる「ふふっ、二人とも可愛いなぁ//」
キョン「わ、笑い事じゃないですよ!」
みくる「あらら、ごめんなさい」
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:32:32.25 ID:MCn/5tkv0
みくる「電話は?」
キョン「出ないですよ」
みくる「そうですよね。じゃあ……メールしてみたらどうです?」
キョン「だけど、なんて送ればいいのか」
みくる「謝って、慰めて……ふふっ、キョン君の思ってること伝えてあげればいいじゃないですか」
キョン「なっ」
みくる「多分涼宮さんも待ってますよ?」
キョン「……俺は別に……ハルヒにはなにも」
みくる「必死に探してるじゃないですか」
キョン「…」
みくる「涼宮さんも、待ってます。キョン君、もうちょっと大人になってあげてください」
キョン「……わかりました。頑張って……みますよ」
みくる「はぁい//」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:32:43.96 ID:/sAuP14UO
みくるがちゃんとお姉さんだ…
原作のみくるの天然度は異常
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:36:04.76 ID:MCn/5tkv0
キョン「なんて送れば……」
キョン「……そういえば、俺からメールするのって初めてだな」
キョン「…」カチカチ
キョン「ドコに居るんだよハルヒは」
キョン「……暗くなってきやがった」
ピリリr
キョン「? あ……返ってき……公園?」
キョン「……あそこか」
キョン「…」
ハルヒ「ココよ」
キョン「! っと、やっと見つけた」
ハルヒ「……なによ、言いたいことって」
キョン「……ちょっと歩こう。ほら」
ハルヒ「…」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:40:34.47 ID:MCn/5tkv0
キョン「さっきは、ごめん」
ハルヒ「なに謝ってるのよ」
キョン「だから、友達がどうとかさ」
ハルヒ「…」
キョン「俺、ハルヒが可哀想に思えてさ」
ハルヒ「なっ、失礼ね!」
キョン「まあ聞いてくれ。ほら……朝倉のコトとか、話してたじゃないか」
ハルヒ「…」
キョン「俺だって、情でSOS団に入ってるわけじゃないんだ」
ハルヒ「なによそれ」
キョン「お前が……いや、お前と居るのが楽しいから、SOS団に居るんだよ」
ハルヒ「…」
キョン「朝比奈さんだって、古泉だって、長門だってそうだ。みんなハルヒのこと、大切に思ってるんだ」
ハルヒ「……し、知らないわよ」
キョン「いいんだ。みんなちゃんとお前の友達だって、お前が思ってればそれでいい」
ハルヒ「…」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:42:49.00 ID:MCn/5tkv0
キョン「座れよ」
ハルヒ「……ん」
キョン「……お前が思ってる以上に、みんなお前のこと、好きだからな」
ハルヒ「…」
キョン「強がらなくていい。寂しくなるのは……誰だってそうなんだから」
ハルヒ「……キョンもあたしの友達?」
キョン「……それなんだけどな」
ハルヒ「?」
キョン「えっと……ハルヒ。俺、あんまり言葉知らないって言うか……ちゃんと聞けよ?」
ハルヒ「…」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:45:34.36 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
ハルヒ「……なによ」
キョン「……えーと」
ハルヒ「…」
キョン「……うん。ごめん」
ハルヒ「え?」
キョン「やっぱり無理だ。なんか……いいたとえが思いつかん」
ハルヒ「な、なにそれ……」
キョン「だからストレートに言うよ」
ハルヒ「…」
キョン「好きだよ。ハルヒ」
ハルヒ「…」
キョン「俺は、ハルヒを……友人じゃなくて、一人の女の子として……好きだ」
ハルヒ「…」
キョン「…」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:50:11.75 ID:MCn/5tkv0
キョン「は、恥ずかしいなこういうの」
ハルヒ「…」
キョン「……でもそれは本当。だから、ハルヒが寂しそうにしてるのは……辛いんだ」
キョン「ハルヒが笑ってくれるなら、俺はずっとお前についていくから」
ハルヒ「…」
キョン「だから、俺の前だけでもいいから……無理しないでいいよ」
ハルヒ「……バカ」
キョン「うん」
ハルヒ「なによそれ、なにが言いたいのかわかんないわよ」
キョン「……こっち向けって」
ハルヒ「ん……ぐすっ」
キョン「お前……うん
ハルヒ「今日の映画……思い出してるだけなんだからねっ」
キョン「ハルヒ、俺と付き合ってくれ」
ハルヒ「……ばっ、バカキョン。バカバカ」
キョン「……うん」
ハルヒ「んっ……こんなのっ、断れるわけないでしょバカ」
キョン「……ありがとう」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:52:41.54 ID:/sAuP14UO
これは罠だ!フラグクラッシャーのキョンがこんな事言うはずがない!
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:53:56.63 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「ひっく、バカキョン……ぐすっ」
キョン「泣くなって。みっともないぞ団長?」
ハルヒ「うるさいわね! し、仕方ないじゃない!」
キョン「……ほら、もっとこっち寄りなって」
ハルヒ「んぐ……もぅ」
キョン「……よろしくな、ハルヒ」
ハルヒ「…」
キョン「ほんとは告白するつもりもなかったけど……今日一日お前見てると、どうしても言わないとってなったよ」
ハルヒ「バカ。一言多いわよ」
キョン「そうか? ごめん」
ハルヒ「……あたしも好きよ。キョン」
キョン「うん」
ハルヒ「……二人っきりのときさ、こうやって……たまにこうやって、甘えてもいいかな?」
キョン「あぁ、もちろんだ。たまにと言わず、いつでも甘えて来い」
ハルヒ「……えへへ」
キョン「!!」(うおっ……か、可愛いなこいつ……うわぁ//)
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:58:12.37 ID:MCn/5tkv0
キョン「大丈夫か?」
ハルヒ「……ううん」
キョン「……もうちょっとこのまま?」
ハルヒ「わ、わかってるなら聞かないでよ」
キョン「あー、すまん」
ハルヒ「……ねぇキョン?」
キョン「ん?」
ハルヒ「あたし、前からキョンのこと……好きだったの」
キョン「……なんとなく知ってたよ」
ハルヒ「え? あ……うん」
キョン「だけどまあ、そのままだったから……」
ハルヒ「だって、どう言えばいいかわからなかったもん」
キョン「…」
ハルヒ「そんなこと言って、キョンに嫌われても嫌だし……」
キョン「ごめんな。もっと早く気がついてやればよかったのに」
ハルヒ「ううん。いいわよ、どんくさいキョンにそんなこと望まないわ」
キョン「なんだよ、酷いな」
ハルヒ「だってそうでしょ? 今日だって中々見つけてくれなかったし」
キョン「それは……ごめん」
ハルヒ「……ううん。いいわよ。そのかわり……これからは、ちゃんと傍にいないと怒るからね?」
キョン「わかってる。約束だ」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 05:02:06.11 ID:MCn/5tkv0
キョン「じゃあな。また明日。遅刻するなよ?」
ハルヒ「……うん」
キョン「……ん?」
ハルヒ「あ、あの……キョン」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「……最後に……その」
キョン「?」
ハルヒ「……ぎゅーって」
キョン「……おぅ」
ハルヒ「…」
キョン「なんだ、その……ハルヒ、柔らかいな」
ハルヒ「うるさい」
キョン「む……」
ハルヒ「……好き」
キョン「うん」
ハルヒ「また明日ね。バイバイ、キョン!」チュッ
キョン「!!!」
ハルヒ「今日一日のお返し! 明日も、ちゃんと相手しないと怒るんだからね!」
キョン「……お、おう! じゃあな! 気をつけて!」
キョン「…」
キョン「……うわぁ、俺……ハルヒが……ぬおっ//」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 05:08:51.23 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
ハルヒ「キョン!」
キョン「! お、おうハルヒ」
ハルヒ「朝からダルそうに歩くわね! 見てるこっちも不快になるわよ!」
キョン「うるさいな。文句はこの坂に言えよ」
ハルヒ「あのさぁキョン?」
キョン「?」
ハルヒ「あたしとキョンって、付き合ってるんだよね?」
キョン「!! ああ、あぁ。そうだな」
ハルヒ「じゃあ、あたしのしたいように……キョンにしてみていい?」
キョン「? まあ、常識の範囲なら」
ハルヒ「じゃあそうするわ! 昨日アレから考えてみたんだけど……全力で恋人を堪能してみたいの!」
キョン「……なんだって?」
ハルヒ「腕! 腕組なさいよ腕! ほらキョン!」
キョン「えっ、あ、ちょっ! お前、こんなトコで……」
ハルヒ「いいじゃない! あたしと付き合うんだから、ちゃんと覚悟しなさいよね!」
キョン「……はいよ。まあ、頑張ってみるさ」
ハルヒ「大好きよ! キョン!」
キョン「あぁ、俺も……好きだよ、ハルヒ」
90 :ハルヒはキョンの嫁 ◆1MI4v.6Sm2 :2008/05/18(日) 05:11:07.76 ID:MCn/5tkv0
はい終了。そしてこれは依然立てた
ハルヒ「キョンはここ! ここに座りなさい!」に繋がったりする。
まあなんだ、そういうのもたまにはいいんじゃないかなぁと。
すんごいベタベタなのも書いてみたい年頃なの。
まあでもリア充は死ねって言いますけどね!やっほう、ハルヒかわいい!!
さぁもう、あとはハルヒがしあわせなSSでも誰か書いてくれれば!
任せた!俺ぁ寝る!おやすみ!リア充氏ね!!!
ノシ
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 05:11:42.78 ID:BogjtU/T0
1乙
寝て起きたらゆっくり読むお
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 05:14:32.80 ID:i/c/bQth0
>>90
やっぱりお前かwwww
ぎゅー って表現でわかったわ
書き手さんがかわります。
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 05:49:05.06 ID:bukZNdhF0
ガチャ
キョン「あ」
ハルヒ「あ」
キョン「なんだハルヒ、やっぱりおまえも来てたのか」
ハルヒ「まぁね」
キョン「俺もだよ。なんとなくこの部室に足が向かっちまった」
ハルヒ「あたしもよ。どうしてもここに来たくなっちゃった」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 05:55:09.02 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「本当に楽しかったからね。ここにいた時間は」
キョン「お、珍しく随分素直だな」
ハルヒ「ふん。いいじゃないこんな時くらい」
キョン「…俺もだよ」
キョン「正直最初はおまえに無理やり引きずられた感じでここに入ったから」
キョン「来るのも嫌々だったけどな」
ハルヒ「はっきり言うわね」
キョン「いいだろこんな時なんだから」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 05:59:35.81 ID:bukZNdhF0
キョン「でも、長門、朝比奈さん、古泉…みんなで遊んだ思い出はさ」
キョン「俺が今まで生きてきた中で、どうも一番の思い出みたいなんだ。今まで自覚はなかったけどな」
ハルヒ「そう」
キョン「……」
ハルヒ「…そう言えば、あの三人は来ないのかしらね?」
キョン「ああ…あの人方はみんなそれぞれ忙しいんだよ」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:01:57.18 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「ふーん」
キョン「…おもしろいこと教えてやろうか。ハルヒ」
ハルヒ「なに?」
キョン「今だから言うんだけどな。あの三人、実は宇宙人、未来人、超能力者なんだぜ」
ハルヒ「それ前も聞いたわよ」
キョン「本当なんだよ。それでおまえは神様なんだ」
ハルヒ「なによそれ…」
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:05:49.51 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「そんなことあるわけないじゃないばーか」
キョン「やっぱり信じないか。おまえなんだかんだ言ってリアリストだからな」
キョン「おまえのいないところでな。俺はけっこう命がけの事件に巻き込まれたりしてたんだ」
キョン「朝倉に殺されそうになったり…その時は間一髪長門が助けてくれたんだがな」
キョン「あ、ついでに言うと朝倉も実は宇宙人だったんだ。それで引っ越ししたってのは嘘で、本当はあいつ消えちまったんだぜ」
ハルヒ「はいはい」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:08:48.45 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「でもね」
ハルヒ「あたしのいないところで、あんた達がコソコソ話したり、なんかしたりしてたのは知ってたわよ」
キョン「そうなのか?」
ハルヒ「うん」
ハルヒ「でもさ、コソコソ話すってことはあたしに聞かれたくなかったんでしょ? だからあえて聞こうとは思わなかったけどね」
キョン「まあな」
キョン「でもな、それも本当は全部おまえが原因なんだぜ」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:12:10.36 ID:bukZNdhF0
キョン「さっきも言ったけどさ。おまえは神様だったんだよ」
キョン「おまえがその気になれば、この世界だって改変しちまえたんだ」
キョン「だから俺たち、おまえが不機嫌にならないようにいろいろやったんだぜ。古泉の機関がお芝居の推理ショー用意したり」
キョン「ま、なんだかんだでそれが楽しかったんだけどな」
ハルヒ「あっそ」
キョン「信じろよ」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:16:01.77 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「じゃあそれが本当だとしたら、なんでこんなことになってんのよ。あたし今はこの世界に無くなってほしいなんて考えてないわよ」
キョン「それは…」
キョン「どうもわかんないみたいなんだよな。長門も朝比奈さんも、原因不明だってよ」
キョン「まー結局、何が起こるかなんて誰にもわかんないってことだ」
ハルヒ「ふん」
ヒュオオオオオ…
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:18:26.61 ID:hkXmBcqVO
しあわせっていいなぁおい
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:18:30.51 ID:bukZNdhF0
キョン「…茶でも飲むか」
ハルヒ「そうね。キョン、煎れてよ」
キョン「はいはい」
キョン「…ふう」
キョン「ああ…もう一回だけ朝比奈さんが煎れてくれ茶を味わいたかったなぁ。楽しみにしてここに来たんだけどなぁ」
キョン「それだけが心残りだ」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:21:42.41 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「……」
キョン「……」
キョン「…なぁハルヒ」
ハルヒ「? なに、キョン」
キョン「ちょっとその辺、自転車で走らないか」
ハルヒ「え?」
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:23:44.59 ID:bukZNdhF0
─────
ガチャン
キョン「よ…っと。よし、ハルヒ、後ろ乗れ」
ハルヒ「いいわよ別に。自分のあるから」
キョン「いいから乗れって。そうじゃないと意味ないだろ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「わかったわよ。乗ればいいんでしょ乗れば」
キョン「ああ」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:29:13.62 ID:bukZNdhF0
キコキコキコ
ハルヒ「…どこにも誰もいないわね。それにお店も全部閉まってるし。本当にゴーストタウンだわ」
キョン「そりゃそうだ。こんな時まで商売しようなんてヤツはさすがにいないだろ」
ハルヒ「なっさけないわねー。最後まで諦めないヤツは一人もいないわけ?」
キョン「おまえだって諦めてるんだろ?」
ハルヒ「…それはそうだけど」
キョン「なら文句言うな」
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:35:11.68 ID:bukZNdhF0
キコキコキコ
キョン「…なんかさ」
ハルヒ「なによ」
キョン「その辺の木とか、ベンチとかも、こうやって見たらすごい新鮮に見えてこねーか?」
キョン「今まで気にもとめなかったものも、意識して見ると違って見えるもんなんだな」
ハルヒ「何急にかっこつけて詩人ぶってんのよ」
キョン「思ったことを素直に言っただけだろ」
ハルヒ「ふん」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:39:32.56 ID:bukZNdhF0
キコキコキコ
ハルヒ「…だんだん暗くなってきたわね」
ハルヒ「ねえ、どこまで行く気?」
キョン「そうだな。隣町まで行ってみようと思う」
ハルヒ「はあ? なんでそんな遠くまで行く必要があるのよ」
キョン「ちょっとおまえと行ってみたい場所があるんだよ。頼むよ付き合ってくれ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「ったく。しょーがないわねーあんたは」
キョン「悪いなハルヒ」
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:56:52.55 ID:bukZNdhF0
─────
キキッ
キョン「よし着いた。ここだここ」
ハルヒ「何これ…鉄塔?」
キョン「ああ。なんかよくわからんが作りかけのまま放置してあるんだよ昔っから。ここを昇るんだ」
ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン。危ないわよ」
キョン「なんだよ、いつものおまえなら喜んでついてくるぞ。いいから来いって」
ハルヒ「……」
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:00:07.27 ID:bukZNdhF0
ドン
キョン「よっと。ハルヒ、もう少しだ。頑張れ」
ハルヒ「んしょ…っと」
ドン
ハルヒ「はーようやく着いた。…へえー。一番上はちょっと広くなってるんだ」
キョン「ああ」
キョン「小さい頃友達とたまたま発見してな。ほら。星がすげー近く見えるだろ」
ハルヒ「ホントだ」
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:05:32.66 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「綺麗…」
キョン「うん」
キョン「……」
キョン「あ」
キョン「あと何時間くらい?」
ハルヒ「え? あー。あと2時間ちょっとね」
キョン「そうかぁ…」
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:07:01.00 ID:OiSN7ZtPO
世界がどうなったんだ?
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:09:04.85 ID:bukZNdhF0
キョン「はー。短い人生だったな」
ハルヒ「文句言わないでよ。あたしだってそうなんだから」
キョン「まあな」
キョン「…ふう」
キョン「あー空気がうまい」
ハルヒ「……」
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:10:18.04 ID:bukZNdhF0
キョン「……」
キョン「なあハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「おまえさぁ好きなヤツいないのか」
ハルヒ「!? はぁ!? な、なによ急に」
キョン「いいだろ、どうせ最後なんだし」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…いるわよ」
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:12:51.75 ID:bukZNdhF0
キョン「ホントか。誰だ?」
ハルヒ「誰だっていいじゃないそんなの!」
キョン「いいだろ最後なんだから」
ハルヒ「よくないわよ!」
キョン「なんだよ…」
ハルヒ「あんたねー。そういうあんたこそどうなのよ! 好きな女の一人くらいいないの!?」
キョン「いるぞ俺も」
ハルヒ「!!」
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:16:56.42 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「な…」
ハルヒ「……」
ハルヒ「だ、だれよ」
キョン「おまえ先に言えよ」
ハルヒ「嫌よ! あんた先に言いなさいよ」
キョン「じゃ、俺が言ったらおまえも言うか?」
ハルヒ「…い、言うわよ」
キョン「絶対か?」
ハルヒ「うるさいわね! いいからさっさと言いなさい! 命令よ!」
キョン「そうか。命令ならしかたないな」
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:20:18.88 ID:bukZNdhF0
キョン「……」
キョン「…はあ…」
キョン「あー、なんだ。いざとなったらやっぱりちょっと緊張するな」
ハルヒ「え?」
キョン「でもまぁ、これ言うためにこんなとこまでおまえに付き合ってもらったわけだしな」
ハルヒ「……」
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:21:29.45 ID:bukZNdhF0
キョン「…ま、なんだ。これだけ言えばもうわかってるだろうけど」
キョン「おまえだよ。ハルヒ」
ハルヒ「……」
キョン「…ふう」
キョン「よかったよ言えて。さっき俺さ、朝比奈さんの茶飲めないのだけが心残りだって言ったけどさ」
キョン「これを言えなかったら、死んでも死にきれないところだった」
ハルヒ「……」
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:23:27.17 ID:bukZNdhF0
キョン「でもあれだ、ハッキリ言えたのは、正直こんなことになったおかげだと思う」
キョン「そこだけは感謝しなきゃいけないな」
ハルヒ「……」
キョン「…ほら。次おまえの番だぞ。さっさと言えよ」
キョン「おいハルヒ…ハルヒ?」
ハルヒ「……」
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:23:53.75 ID:bukZNdhF0
キョン「どうしたおまえ…泣いてるのか?」
ハルヒ「……」
キョン「なんだよ、なんでいきなり泣くんだよ。なんか俺悪いこと言ったか」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…馬鹿…」
キョン「え?」
ハルヒ「言うのが遅いのよこの馬鹿!!」
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:26:15.32 ID:bukZNdhF0
キョン「な、なんだよ遅いって」
ハルヒ「あたしも! あんただったの!」
キョン「何が?」
ハルヒ「好きな人に決まってんでしょこの馬鹿!」
キョン「…あ…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:28:55.40 ID:bukZNdhF0
キョン「…マジか」
ハルヒ「……」
キョン「…そうか…」
キョン「…そうか。よかった」
ハルヒ「…なんでもっと早くに言ってくれないのよ…」
キョン「すまんな根性無しで」
キョン「それに俺は…俺はおまえにとっちゃただの一平団員でしかないと思っていたからな」
143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:29:34.73 ID:u/dsNq5N0
ここで「キョンちゃんのこっこほしいよぉ」ですね、わかります。
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:29:51.70 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「……」
ハルヒ「…ずっと見てたじゃない。あんたのこと」
キョン「誰が?」
ハルヒ「…あたしよ…」
キョン「え、見てたって…嘘だろ?」
ハルヒ「鈍感。グズ。アホ」
キョン「……」
キョン「すまん」
ハルヒ「…まったく…」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:32:34.84 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「……」
ハルヒ「…グスッ…グスッ…」
ハルヒ「…キョン…」
キョン「? どうした?」
ハルヒ「本当に…あたしのことを好きでいてくれたの…?」
キョン「な、なんだよそれ」
ハルヒ「有希や…みくるちゃんじゃなくて…?」
キョン「何度も言わせないでくれ。おまえのことが好きだって言っただろ」
ハルヒ「…グスッ…グスッ…」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:36:42.87 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「…ありがとう、キョン…」
キョン「礼なんて言うなよ」
ハルヒ「だって…グスッ…」
キョン「……」
ハルヒ「…グシグシ」
ハルヒ「…はあー…」
ハルヒ「はあ。なんかさ。今までもうきっぱり諦めついてたつもりだったけど」
ハルヒ「やっぱり死にたくなくなっちゃった」
ハルヒ「あたし、あんたともっと生きてたかった」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:37:29.11 ID:bukZNdhF0
キョン「俺だってそうだ」
ハルヒ「うん」
ハルヒ「…でももう無理ね」
キョン「…ああ…」
ハルヒ「せめて最後は、いっしょにいましょ」
キョン「そうだな」
ハルヒ「ふふ」
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:37:57.61 ID:bukZNdhF0
キョン「……」
キョン「なあハルヒ」
ハルヒ「なに?」
キョン「俺さ、SOS団と…おまえと会えて、本当に幸せだったよ」
キョン「おまえはどうだった?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「そんなの決まってんじゃない。あたし、幸せよ」
151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:38:32.28 ID:bukZNdhF0
終
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:40:15.89 ID:0hgbjHQjO
乙!
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:41:15.76 ID:OA7yi6NM0
乙
せつねぇな
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:41:41.32 ID:SVXW1JVv0
読み応えあった!乙!
ハルヒ「キョンはここ! ここに座りなさい!」
ハルヒ「朝倉さんってドコに行ったのかしらね」
キョン「さぁ……わからないな」
ハルヒ「…」
ハルヒ「話しかけてくれる人、あんまり居なかったのに」
キョン「え?」
ハルヒ「……なんでもない」
キョン「どうした、ハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「やけに今日は……弱気じゃないか」
ハルヒ「そ、そんなことないわよ!」
キョン「…」
ハルヒ「……はぁ」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 02:59:53.78 ID:MCn/5tkv0
古泉「はぁ」
キョン「なんだかな」
古泉「しかし、まだこちらでの異常は感じていませんね」
キョン「心配しなくていいのか?」
古泉「現状は」
キョン「うーん」
古泉「それ以前に、彼女も人の子です」
キョン「あ?」
古泉「寂しくなることもあるでしょう」
キョン「ハルヒが? はは、あのハルヒがか?」
古泉「誰との関係も望んでいないのなら、僕達も集まっていませんよ」
キョン「…」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:02:34.97 ID:MCn/5tkv0
キョン「ほっといていいんですよね」
みくる「涼宮さん?」
キョン「はい」
みくる「うーん……」
みくる「できればキョン君、傍に居てあげてくれませんか?」
キョン「俺がですか?」
みくる「そういう時は、やっぱり同年代の子のほうがいいかなぁって」
キョン「なら長門とか」
みくる「えと、キョン君だから……っていうのもあると思うんです」
キョン「…」
みくる「ふふっ、わかるでしょ?」
キョン「……まあ……わかりますけど」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:04:35.24 ID:xZmT3h460
>>11
わからないからキョンなんだいっ
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:09:53.68 ID:MCn/5tkv0
キョン「どう思うよ、長門」
長門「…」
長門「私にはわからない」
キョン「…」
長門「恐らくそれは、人間特有の感情」
キョン「動物だって寂しいって思うこともあるだろ」
長門「それなら歩みよるのが当然。涼宮ハルヒは、自分から前に出られない」
キョン「それは……その、性格ってのもあるだろ」
長門「だから、それがわからない」
キョン「なっ……酷くないか、それ」
長門「私は彼女を特別な関係だと思っている」
キョン「?」
長門「しかし、私から歩み寄ることは……彼女からすれば想像の外になってしまう」
キョン「……キャラじゃないってか」
長門「貴方達の言い方で言えばそれが近い。問題を解決するのは、あなた」
キョン「…」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:14:43.45 ID:MCn/5tkv0
鶴屋「気がついてるだよね?」
キョン「なにをですか?」
鶴屋「ハルにゃんがキョン君を好きなこと!」
キョン「なっ……」
鶴屋「あり? キョン君そんなに鈍感?」
キョン「……知りませんよ」
鶴屋「あっは! まあまあ、いいじゃないの!」
キョン「…」
鶴屋「だからさ、ハルにゃんが寂しいって思ってるなら……傍にいてあげればいいのさ!」
キョン「な、なんで俺が」
鶴屋「ハルにゃんのこと、嫌い?」
キョン「…」
鶴屋「たぶんハルにゃん、キョン君以外が近づいても……ツンツンしちゃって仲良くできないと思うのさ」
キョン「そんなの俺にだって」
鶴屋「わかってあげれるっしょ?」
キョン「……知りませんよ」
鶴屋「あっは! 素直じゃないなぁ!」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:18:23.04 ID:MCn/5tkv0
キョン「なんで俺がハルヒのことでこんな……あ」
ハルヒ「…」
キョン「……なにやってるんだあいつ」
ハルヒ「…」
キョン「外? ……下校……だな」
ハルヒ「……いいなぁ」
キョン「!」
ハルヒ「……はぁ」
キョン「…」
キョン「……ハルヒらしくないじゃないか」
キョン「あいつはもっとこう、一人でもやっていける! って感じで」
キョン「仲良さそうに下校してる生徒みてため息とか……」
キョン「…」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:24:07.74 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「…」
キョン「おい、なにぼーっとしてるんだ?」
ハルヒ「……なんでもないわよ」
キョン「…」
キョン「なぁハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「今週の日曜、その……暇か?」
ハルヒ「別に」
キョン「別にって、どっちなんだよ」
ハルヒ「どうでもいいじゃない。……ひ、暇っていえば暇だけど」
キョン「そうか」
ハルヒ「……だからなによ」
キョン「いや、なんだ……俺も暇だから、その」
ハルヒ「…」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:26:55.50 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
キョン「……なんで俺があいつと……」
キョン「何故あんなこと言ったんだ……あぁもう」
ハルヒ「ん」
キョン「……あ、おう。おはよう」
ハルヒ「…」
キョン「? なんだ、髪型……変えたのか?」
ハルヒ「珍しくはないでしょ」
キョン「おぅ」
ハルヒ「…」
キョン「えーと、なんだ、その……似合ってるよ」
ハルヒ「! ……い、いいわよそういうのは」
キョン「っと……すまん」
ハルヒ「…」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:29:04.12 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「で、今日はどこに行くって言うのよ」
キョン「……どこでもいいぞ」
ハルヒ「はぁ?」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「あ、あんたが誘ったんだから……ちゃんと考えなさいよ!」
キョン「そう言われてもな、ハルヒ、お前の行きたいところでいいぞ」
ハルヒ「……ほんとに?」
キョン「おう」
ハルヒ「でもなんで急にこんな……変なの」
キョン「いいじゃないか。お互い暇人なんだし」
ハルヒ「う、うるさいわね! ちゃんと付いてきなさいよね!」
キョン「あ、こらまて。ハルヒ」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:31:01.16 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「…」
キョン「決まったか?」
ハルヒ「うん」
キョン「すいませーん」
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「どんだけ混ぜるんだよ、それ」
ハルヒ「……! な、なによ! 悪い?」
キョン「や、悪くはないけど」
ハルヒ「いいじゃない。ほっといてよ」
キョン「…」
ハルヒ「……天気いいわね」
キョン「そうだな」
ハルヒ「…」
キョン「…」(まだちょっとブルーだな……どうしたものか)
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:33:55.52 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「なにしようかな」
キョン「お好きに。今日は映画でも買い物でも、なんだって付き合ってやるよ」
ハルヒ「そんな一般的なこと、したいと思ってるとでも?」
キョン「……いいじゃないか。たまには」
ハルヒ「…」
キョン「あんまり変なコトばっかりやってちゃ、疲れるだろ」
ハルヒ「そんなことないわよ」
キョン「お前はそうじゃなくても、周りは疲れるんだ」
ハルヒ「周りなんて関係ないわよ」
キョン「……友達もできないぞ」
ハルヒ「なんであんたにそんなこと言われないといけないのよ!!」
キョン「! っと、ごめん」
ハルヒ「あ……う、ううん。こっちこそ、ごめん」
キョン「…」
ハルヒ「……もういいわ。やっぱり今日は帰る」
キョン「え?」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:35:38.34 ID:xZmT3h460
キョンてめええええええええ
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:38:26.14 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「あんたがなんで休日に誘ってくれたのか知らないけど……そういう気分じゃないの」
キョン「…」
ハルヒ「これ飲んだら、解散しましょ」
キョン「…」
キョン「……ごめんな」
ハルヒ「い、いいわよ別に。あたしも言いすぎたわよ」
キョン「そうじゃない」
ハルヒ「え?」
キョン「なんだ……その……変だったかな、俺」
ハルヒ「…」
キョン「お前が寂しそうだったからさ、あの……なんだ……誘ってみた」
ハルヒ「寂しそう? あたしが?」
キョン「おう」
ハルヒ「そ、そんなわけないじゃない……寂しくなんてないわよ」
キョン「……そっか」
ハルヒ「…」
キョン「……まあいい。ほら、そろそろ行くぞ」
ハルヒ「え? あ、うん」
キョン「観たい映画があるんだ。面白いと思うから、観てみようぜ」
ハルヒ「……あ、ちょっと」
キョン「奢ってやる。だから、付き合えって」
ハルヒ「…」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:42:02.07 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「…」
キョン「あぁ、でか過ぎたか……こぼれる」
ハルヒ「…」
キョン「ほら、食えよ。バターがいい感じだ」
ハルヒ「あたしさぁ」
キョン「?」
ハルヒ「映画観にきたの、久しぶりかも」
キョン「そうなのか?」
ハルヒ「……うん」
キョン「…」
ハルヒ「なんでこれ、観たかったの?」
キョン「特になんでってわけじゃないな。ただ、国木田とかが面白いって言ってたから」
ハルヒ「……ふぅん」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:44:11.42 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「…」
ハルヒ「……ぐすっ」
キョン「?」
ハルヒ「…」
キョン「あ……」(泣いてる……あぁ、ハルヒもこういうの観て、感動するんだな)
ハルヒ「な、なによ」
キョン「…」
ハルヒ「なに見てるのよ……バカキョン」
キョン「……え? あ! っと、ごめん」
ハルヒ「……バカ」
キョン「…」(うおお、なんか恥ずかしい……なんで俺がこんな)
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:47:22.85 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「終わったわね」
キョン「あぁ。面白かったか?」
ハルヒ「以外にね……うん」
キョン「泣いてたな」
ハルヒ「! な、なによ! 悪い!?」
キョン「やぁ、悪くはないけど……あはは」
ハルヒ「笑わないでよ! 失礼ね」
キョン「まあなんだ、いいよな。ほら、涙って……綺麗じゃん」
ハルヒ「なにそれ、気持ち悪い」
キョン「……すまん」
ハルヒ「変なの。ん、ちょっとお化粧直してくる」
キョン「おぅ」
キョン「…」
キョン「……ちょっと元気になったか。うん」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:53:21.85 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「おまたせ」
キョン「ん」
ハルヒ「次はドコに行くのよ?」
キョン「最初に言っただろ? お前の行きたいトコでいいって」
ハルヒ「え? あ……う、うん」
キョン「好きに進めって」
ハルヒ「うるさいわね! わかってるわよ」
キョン「はいはい」
ハルヒ「……あのお店、入ってもいい?」
キョン「もちろん」
ハルヒ「一人じゃ入り辛かったのよね」
キョン「お前でもか? へぇ、珍しいことも」
ハルヒ「うるさいわね! 黙って付いてきなさいよ!」
キョン「あいよ」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:56:18.26 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
ハルヒ「ねぇキョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「どっちが可愛いかな」
キョン「んー……こっちが旨そうだ」
ハルヒ「キャンドルよ、これ」
キョン「そうなのか? へぇ、シャレてるな」
ハルヒ「全部いい匂いがするの。オーダーメイドで作ってくれたりもするわ」
キョン「よく知ってるな」
ハルヒ「うん。昨日調べて、」
キョン「調べた?」
ハルヒ「!!! なな、なんでもないわよ! こっち買うからまってなさいよ!」
キョン「……あれ?」
キョン「変だな」
キョン「なんか……可愛いなあいつ」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 03:59:18.93 ID:MCn/5tkv0
キョン「満足か」
ハルヒ「まあまあね。でもあっちも可愛かったかも……」
キョン「…」
ハルヒ「次は……ん?」
キョン「あ、いや。なんだ……お前も女の子だなぁって」
ハルヒ「なっ」
キョン「……うん」
ハルヒ「……あ、当たり前じゃない」
キョン「そうだよな」
ハルヒ「……変?」
キョン「そんなことないよ。可愛い」
ハルヒ「!!」
キョン「! あ、や、なんだ……一般的に見てだな」
ハルヒ「……一言余計よ!」
キョン「あー、すまん」
ハルヒ「ふふっ、バカキョン」
キョン「うるせぇ」
ハルヒ「次、あっち」
キョン「はいよ。ほら、荷物持ってやるよ」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:03:04.22 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「ねぇキョン。なんかアクセサリー売ってる」
キョン「おぅ」
ハルヒ「見てもいい?」
キョン「もちろん」
ハルヒ「んー」
キョン「これいいじゃん」
ハルヒ「どれよ? ……微妙ね」
キョン「え? そうか?」
ハルヒ「なんか派手すぎるわ」
キョン「いいと思うけどなぁ」
ハルヒ「買えばいいじゃない」
キョン「いや、お前に似合うかなぁって」
ハルヒ「…」
キョン「……買ってやるよ」
ハルヒ「そ、そんなの……着けないわよ」
キョン「じゃあ買わない」
ハルヒ「あ……」
キョン「こっちでいいか?」
ハルヒ「……うん」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:08:05.60 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「なんか調子狂うわね」
キョン「なにがだよ」
ハルヒ「あんたと……デートしてるみたい」
キョン「そうか?」
ハルヒ「なっ……」
キョン「まあ俺もよくわからんな。お前についていってるだけだし」
ハルヒ「……なら、あんたが行きたいトコ行くわよ」
キョン「え? いいよ別に」
ハルヒ「誘ったのはあんたじゃない」
キョン「そうだけど……ハルヒが楽しいならそれでいいよ」
ハルヒ「……妙に優しいわね」
キョン「休日ぐらい、な」
ハルヒ「まあいいわ。ほら、どっか連れてってよ」
キョン「だから、お前の好きに、」
ハルヒ「キョンが行きたいトコに行きたいの!」
キョン「……わかったよ。文句言うなよ?」
ハルヒ「ふふっ、言ってやる。すぐに文句言ってやるわよ!」
キョン「まったく」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:14:13.58 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「ちょっと、ウロウロしてるだけじゃない」
キョン「あんまりこっち出てこないからな。よくわからん」
ハルヒ「…」
キョン「あいかわらず人でごちゃごちゃしてるなぁ」
ハルヒ「キョン」
キョン「あ、あっち行ってみるか」
ハルヒ「ちょっと、キョンってば」
キョン「?」
ハルヒ「……これだけ人が多いと、はぐれちゃうかもしれないわよね」
キョン「え? あぁ、そうだな。どっか集合場所でも、」
ハルヒ「そうじゃないでしょ!」
キョン「あぁ?」
ハルヒ「…」
キョン「……まあ、お前がいいなら」
ハルヒ「いいわよ別に」
キョン「それじゃ、右手失礼」
ハルヒ「ん……」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:17:26.96 ID:MCn/5tkv0
キョン「あぁ、そうだ」
ハルヒ「?」
キョン「ちょうどTシャツ欲しかったんだよ。あそこ入っていいか?」
ハルヒ「うん」
キョン「……あー」
ハルヒ「?」
キョン「いや、ここのTシャツさぁ……黒しか買わないんだよ俺」
ハルヒ「なによそのこだわり」
キョン「まあ黒が似合うデザインっていうか」
ハルヒ「色違いいっぱいあるじゃない」
キョン「その中でも黒が映えるんだよ。ちょっと店員に聞いてくる」
ハルヒ「…」
ハルヒ「…」
ハルヒ「……あ……!」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:19:36.57 ID:MCn/5tkv0
キョン「いかんな。サイズが大きい……ん?」
キョン「あれ? ハルヒ?」
キョン「ドコ行った……あ、居た」
ハルヒ「…」
キョン「おい、ハルヒ」
ハルヒ「……あ」
キョン「なんだ、どうした? なんで外に」
ハルヒ「……別に。なんでもないわよ」
キョン「?」
ハルヒ「……同じクラスの子が……居たから」
キョン「え? あぁ、話してたのか?」
ハルヒ「逆よ」
キョン「逆? ……うん、そっか」
ハルヒ「…」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:22:12.68 ID:MCn/5tkv0
キョン「誰が居たんだ?」
ハルヒ「えっと……」
キョン「あぁ、友達で来てたんだな」
ハルヒ「…」
キョン「仲いいもんなあいつら」
ハルヒ「そ、そうね」
キョン「……気にすんなって」
ハルヒ「なにがよ」
キョン「俺だってお前の友達だ。ほら……お前は一人じゃない」
ハルヒ「友達?」
キョン「おう。なんかさ、お前最近……寂しそうだったじゃん」
ハルヒ「…」
キョン「だから、俺だけでも付き合ってやろうと思ってさ、今日誘ったんだよ」
ハルヒ「……なにそれ」
キョン「え?」
ハルヒ「もういい。帰る。じゃあね」
キョン「はぁ? あ、ちょっと、ハルヒ!」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:25:08.35 ID:MCn/5tkv0
キョン「ドコ行ったんだよ……」
キョン「……なんかマズイこと言ったか俺?」
みくる「あれ、キョン君?」
キョン「! 朝比奈さん!」
みくる「こんにちはー」
キョン「あの、ハルヒ見なかったですか?」
みくる「涼宮さん? 見てないです」
キョン「そうですか」
みくる「あ、もしかしてデートですか? わー、いいなぁー//」
キョン「いや、そういうんじゃ……」
みくる「?」
キョン「……あぁ、そっか。そういうのか」
みくる「えぇ?」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:28:28.96 ID:MCn/5tkv0
みくる「えぇっ、じゃあ……涼宮さんにそんなこと言ったんですか?」
キョン「だって、あいつなんか……最近元気なかったから」
みくる「うぅ、それは……キョン君ダメです」
キョン「…」
みくる「涼宮さん、確かに友達が欲しいって思ってるかもしれないけど……」
キョン「…」
みくる「キョン君とのそれは、友人関係のそれとは違うんですよ?」
キョン「お、俺は……ただ、ハルヒが寂しそうだったから」
みくる「キョン君にはキョン君なりの、励まし方があるんです」
キョン「…」
みくる「こういう場合に、友達なんて言うのは禁則事項ですよ」
キョン「……すいません」
みくる「ふふっ、二人とも可愛いなぁ//」
キョン「わ、笑い事じゃないですよ!」
みくる「あらら、ごめんなさい」
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:32:32.25 ID:MCn/5tkv0
みくる「電話は?」
キョン「出ないですよ」
みくる「そうですよね。じゃあ……メールしてみたらどうです?」
キョン「だけど、なんて送ればいいのか」
みくる「謝って、慰めて……ふふっ、キョン君の思ってること伝えてあげればいいじゃないですか」
キョン「なっ」
みくる「多分涼宮さんも待ってますよ?」
キョン「……俺は別に……ハルヒにはなにも」
みくる「必死に探してるじゃないですか」
キョン「…」
みくる「涼宮さんも、待ってます。キョン君、もうちょっと大人になってあげてください」
キョン「……わかりました。頑張って……みますよ」
みくる「はぁい//」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:32:43.96 ID:/sAuP14UO
みくるがちゃんとお姉さんだ…
原作のみくるの天然度は異常
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:36:04.76 ID:MCn/5tkv0
キョン「なんて送れば……」
キョン「……そういえば、俺からメールするのって初めてだな」
キョン「…」カチカチ
キョン「ドコに居るんだよハルヒは」
キョン「……暗くなってきやがった」
ピリリr
キョン「? あ……返ってき……公園?」
キョン「……あそこか」
キョン「…」
ハルヒ「ココよ」
キョン「! っと、やっと見つけた」
ハルヒ「……なによ、言いたいことって」
キョン「……ちょっと歩こう。ほら」
ハルヒ「…」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:40:34.47 ID:MCn/5tkv0
キョン「さっきは、ごめん」
ハルヒ「なに謝ってるのよ」
キョン「だから、友達がどうとかさ」
ハルヒ「…」
キョン「俺、ハルヒが可哀想に思えてさ」
ハルヒ「なっ、失礼ね!」
キョン「まあ聞いてくれ。ほら……朝倉のコトとか、話してたじゃないか」
ハルヒ「…」
キョン「俺だって、情でSOS団に入ってるわけじゃないんだ」
ハルヒ「なによそれ」
キョン「お前が……いや、お前と居るのが楽しいから、SOS団に居るんだよ」
ハルヒ「…」
キョン「朝比奈さんだって、古泉だって、長門だってそうだ。みんなハルヒのこと、大切に思ってるんだ」
ハルヒ「……し、知らないわよ」
キョン「いいんだ。みんなちゃんとお前の友達だって、お前が思ってればそれでいい」
ハルヒ「…」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:42:49.00 ID:MCn/5tkv0
キョン「座れよ」
ハルヒ「……ん」
キョン「……お前が思ってる以上に、みんなお前のこと、好きだからな」
ハルヒ「…」
キョン「強がらなくていい。寂しくなるのは……誰だってそうなんだから」
ハルヒ「……キョンもあたしの友達?」
キョン「……それなんだけどな」
ハルヒ「?」
キョン「えっと……ハルヒ。俺、あんまり言葉知らないって言うか……ちゃんと聞けよ?」
ハルヒ「…」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:45:34.36 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
ハルヒ「……なによ」
キョン「……えーと」
ハルヒ「…」
キョン「……うん。ごめん」
ハルヒ「え?」
キョン「やっぱり無理だ。なんか……いいたとえが思いつかん」
ハルヒ「な、なにそれ……」
キョン「だからストレートに言うよ」
ハルヒ「…」
キョン「好きだよ。ハルヒ」
ハルヒ「…」
キョン「俺は、ハルヒを……友人じゃなくて、一人の女の子として……好きだ」
ハルヒ「…」
キョン「…」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:50:11.75 ID:MCn/5tkv0
キョン「は、恥ずかしいなこういうの」
ハルヒ「…」
キョン「……でもそれは本当。だから、ハルヒが寂しそうにしてるのは……辛いんだ」
キョン「ハルヒが笑ってくれるなら、俺はずっとお前についていくから」
ハルヒ「…」
キョン「だから、俺の前だけでもいいから……無理しないでいいよ」
ハルヒ「……バカ」
キョン「うん」
ハルヒ「なによそれ、なにが言いたいのかわかんないわよ」
キョン「……こっち向けって」
ハルヒ「ん……ぐすっ」
キョン「お前……うん
ハルヒ「今日の映画……思い出してるだけなんだからねっ」
キョン「ハルヒ、俺と付き合ってくれ」
ハルヒ「……ばっ、バカキョン。バカバカ」
キョン「……うん」
ハルヒ「んっ……こんなのっ、断れるわけないでしょバカ」
キョン「……ありがとう」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:52:41.54 ID:/sAuP14UO
これは罠だ!フラグクラッシャーのキョンがこんな事言うはずがない!
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:53:56.63 ID:MCn/5tkv0
ハルヒ「ひっく、バカキョン……ぐすっ」
キョン「泣くなって。みっともないぞ団長?」
ハルヒ「うるさいわね! し、仕方ないじゃない!」
キョン「……ほら、もっとこっち寄りなって」
ハルヒ「んぐ……もぅ」
キョン「……よろしくな、ハルヒ」
ハルヒ「…」
キョン「ほんとは告白するつもりもなかったけど……今日一日お前見てると、どうしても言わないとってなったよ」
ハルヒ「バカ。一言多いわよ」
キョン「そうか? ごめん」
ハルヒ「……あたしも好きよ。キョン」
キョン「うん」
ハルヒ「……二人っきりのときさ、こうやって……たまにこうやって、甘えてもいいかな?」
キョン「あぁ、もちろんだ。たまにと言わず、いつでも甘えて来い」
ハルヒ「……えへへ」
キョン「!!」(うおっ……か、可愛いなこいつ……うわぁ//)
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 04:58:12.37 ID:MCn/5tkv0
キョン「大丈夫か?」
ハルヒ「……ううん」
キョン「……もうちょっとこのまま?」
ハルヒ「わ、わかってるなら聞かないでよ」
キョン「あー、すまん」
ハルヒ「……ねぇキョン?」
キョン「ん?」
ハルヒ「あたし、前からキョンのこと……好きだったの」
キョン「……なんとなく知ってたよ」
ハルヒ「え? あ……うん」
キョン「だけどまあ、そのままだったから……」
ハルヒ「だって、どう言えばいいかわからなかったもん」
キョン「…」
ハルヒ「そんなこと言って、キョンに嫌われても嫌だし……」
キョン「ごめんな。もっと早く気がついてやればよかったのに」
ハルヒ「ううん。いいわよ、どんくさいキョンにそんなこと望まないわ」
キョン「なんだよ、酷いな」
ハルヒ「だってそうでしょ? 今日だって中々見つけてくれなかったし」
キョン「それは……ごめん」
ハルヒ「……ううん。いいわよ。そのかわり……これからは、ちゃんと傍にいないと怒るからね?」
キョン「わかってる。約束だ」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 05:02:06.11 ID:MCn/5tkv0
キョン「じゃあな。また明日。遅刻するなよ?」
ハルヒ「……うん」
キョン「……ん?」
ハルヒ「あ、あの……キョン」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「……最後に……その」
キョン「?」
ハルヒ「……ぎゅーって」
キョン「……おぅ」
ハルヒ「…」
キョン「なんだ、その……ハルヒ、柔らかいな」
ハルヒ「うるさい」
キョン「む……」
ハルヒ「……好き」
キョン「うん」
ハルヒ「また明日ね。バイバイ、キョン!」チュッ
キョン「!!!」
ハルヒ「今日一日のお返し! 明日も、ちゃんと相手しないと怒るんだからね!」
キョン「……お、おう! じゃあな! 気をつけて!」
キョン「…」
キョン「……うわぁ、俺……ハルヒが……ぬおっ//」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 05:08:51.23 ID:MCn/5tkv0
キョン「…」
ハルヒ「キョン!」
キョン「! お、おうハルヒ」
ハルヒ「朝からダルそうに歩くわね! 見てるこっちも不快になるわよ!」
キョン「うるさいな。文句はこの坂に言えよ」
ハルヒ「あのさぁキョン?」
キョン「?」
ハルヒ「あたしとキョンって、付き合ってるんだよね?」
キョン「!! ああ、あぁ。そうだな」
ハルヒ「じゃあ、あたしのしたいように……キョンにしてみていい?」
キョン「? まあ、常識の範囲なら」
ハルヒ「じゃあそうするわ! 昨日アレから考えてみたんだけど……全力で恋人を堪能してみたいの!」
キョン「……なんだって?」
ハルヒ「腕! 腕組なさいよ腕! ほらキョン!」
キョン「えっ、あ、ちょっ! お前、こんなトコで……」
ハルヒ「いいじゃない! あたしと付き合うんだから、ちゃんと覚悟しなさいよね!」
キョン「……はいよ。まあ、頑張ってみるさ」
ハルヒ「大好きよ! キョン!」
キョン「あぁ、俺も……好きだよ、ハルヒ」
90 :ハルヒはキョンの嫁 ◆1MI4v.6Sm2 :2008/05/18(日) 05:11:07.76 ID:MCn/5tkv0
はい終了。そしてこれは依然立てた
ハルヒ「キョンはここ! ここに座りなさい!」に繋がったりする。
まあなんだ、そういうのもたまにはいいんじゃないかなぁと。
すんごいベタベタなのも書いてみたい年頃なの。
まあでもリア充は死ねって言いますけどね!やっほう、ハルヒかわいい!!
さぁもう、あとはハルヒがしあわせなSSでも誰か書いてくれれば!
任せた!俺ぁ寝る!おやすみ!リア充氏ね!!!
ノシ
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 05:11:42.78 ID:BogjtU/T0
1乙
寝て起きたらゆっくり読むお
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 05:14:32.80 ID:i/c/bQth0
>>90
やっぱりお前かwwww
ぎゅー って表現でわかったわ
書き手さんがかわります。
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 05:49:05.06 ID:bukZNdhF0
ガチャ
キョン「あ」
ハルヒ「あ」
キョン「なんだハルヒ、やっぱりおまえも来てたのか」
ハルヒ「まぁね」
キョン「俺もだよ。なんとなくこの部室に足が向かっちまった」
ハルヒ「あたしもよ。どうしてもここに来たくなっちゃった」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 05:55:09.02 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「本当に楽しかったからね。ここにいた時間は」
キョン「お、珍しく随分素直だな」
ハルヒ「ふん。いいじゃないこんな時くらい」
キョン「…俺もだよ」
キョン「正直最初はおまえに無理やり引きずられた感じでここに入ったから」
キョン「来るのも嫌々だったけどな」
ハルヒ「はっきり言うわね」
キョン「いいだろこんな時なんだから」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 05:59:35.81 ID:bukZNdhF0
キョン「でも、長門、朝比奈さん、古泉…みんなで遊んだ思い出はさ」
キョン「俺が今まで生きてきた中で、どうも一番の思い出みたいなんだ。今まで自覚はなかったけどな」
ハルヒ「そう」
キョン「……」
ハルヒ「…そう言えば、あの三人は来ないのかしらね?」
キョン「ああ…あの人方はみんなそれぞれ忙しいんだよ」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:01:57.18 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「ふーん」
キョン「…おもしろいこと教えてやろうか。ハルヒ」
ハルヒ「なに?」
キョン「今だから言うんだけどな。あの三人、実は宇宙人、未来人、超能力者なんだぜ」
ハルヒ「それ前も聞いたわよ」
キョン「本当なんだよ。それでおまえは神様なんだ」
ハルヒ「なによそれ…」
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:05:49.51 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「そんなことあるわけないじゃないばーか」
キョン「やっぱり信じないか。おまえなんだかんだ言ってリアリストだからな」
キョン「おまえのいないところでな。俺はけっこう命がけの事件に巻き込まれたりしてたんだ」
キョン「朝倉に殺されそうになったり…その時は間一髪長門が助けてくれたんだがな」
キョン「あ、ついでに言うと朝倉も実は宇宙人だったんだ。それで引っ越ししたってのは嘘で、本当はあいつ消えちまったんだぜ」
ハルヒ「はいはい」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:08:48.45 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「でもね」
ハルヒ「あたしのいないところで、あんた達がコソコソ話したり、なんかしたりしてたのは知ってたわよ」
キョン「そうなのか?」
ハルヒ「うん」
ハルヒ「でもさ、コソコソ話すってことはあたしに聞かれたくなかったんでしょ? だからあえて聞こうとは思わなかったけどね」
キョン「まあな」
キョン「でもな、それも本当は全部おまえが原因なんだぜ」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:12:10.36 ID:bukZNdhF0
キョン「さっきも言ったけどさ。おまえは神様だったんだよ」
キョン「おまえがその気になれば、この世界だって改変しちまえたんだ」
キョン「だから俺たち、おまえが不機嫌にならないようにいろいろやったんだぜ。古泉の機関がお芝居の推理ショー用意したり」
キョン「ま、なんだかんだでそれが楽しかったんだけどな」
ハルヒ「あっそ」
キョン「信じろよ」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:16:01.77 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「じゃあそれが本当だとしたら、なんでこんなことになってんのよ。あたし今はこの世界に無くなってほしいなんて考えてないわよ」
キョン「それは…」
キョン「どうもわかんないみたいなんだよな。長門も朝比奈さんも、原因不明だってよ」
キョン「まー結局、何が起こるかなんて誰にもわかんないってことだ」
ハルヒ「ふん」
ヒュオオオオオ…
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:18:26.61 ID:hkXmBcqVO
しあわせっていいなぁおい
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:18:30.51 ID:bukZNdhF0
キョン「…茶でも飲むか」
ハルヒ「そうね。キョン、煎れてよ」
キョン「はいはい」
キョン「…ふう」
キョン「ああ…もう一回だけ朝比奈さんが煎れてくれ茶を味わいたかったなぁ。楽しみにしてここに来たんだけどなぁ」
キョン「それだけが心残りだ」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:21:42.41 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「……」
キョン「……」
キョン「…なぁハルヒ」
ハルヒ「? なに、キョン」
キョン「ちょっとその辺、自転車で走らないか」
ハルヒ「え?」
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:23:44.59 ID:bukZNdhF0
─────
ガチャン
キョン「よ…っと。よし、ハルヒ、後ろ乗れ」
ハルヒ「いいわよ別に。自分のあるから」
キョン「いいから乗れって。そうじゃないと意味ないだろ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「わかったわよ。乗ればいいんでしょ乗れば」
キョン「ああ」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:29:13.62 ID:bukZNdhF0
キコキコキコ
ハルヒ「…どこにも誰もいないわね。それにお店も全部閉まってるし。本当にゴーストタウンだわ」
キョン「そりゃそうだ。こんな時まで商売しようなんてヤツはさすがにいないだろ」
ハルヒ「なっさけないわねー。最後まで諦めないヤツは一人もいないわけ?」
キョン「おまえだって諦めてるんだろ?」
ハルヒ「…それはそうだけど」
キョン「なら文句言うな」
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:35:11.68 ID:bukZNdhF0
キコキコキコ
キョン「…なんかさ」
ハルヒ「なによ」
キョン「その辺の木とか、ベンチとかも、こうやって見たらすごい新鮮に見えてこねーか?」
キョン「今まで気にもとめなかったものも、意識して見ると違って見えるもんなんだな」
ハルヒ「何急にかっこつけて詩人ぶってんのよ」
キョン「思ったことを素直に言っただけだろ」
ハルヒ「ふん」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:39:32.56 ID:bukZNdhF0
キコキコキコ
ハルヒ「…だんだん暗くなってきたわね」
ハルヒ「ねえ、どこまで行く気?」
キョン「そうだな。隣町まで行ってみようと思う」
ハルヒ「はあ? なんでそんな遠くまで行く必要があるのよ」
キョン「ちょっとおまえと行ってみたい場所があるんだよ。頼むよ付き合ってくれ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「ったく。しょーがないわねーあんたは」
キョン「悪いなハルヒ」
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 06:56:52.55 ID:bukZNdhF0
─────
キキッ
キョン「よし着いた。ここだここ」
ハルヒ「何これ…鉄塔?」
キョン「ああ。なんかよくわからんが作りかけのまま放置してあるんだよ昔っから。ここを昇るんだ」
ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン。危ないわよ」
キョン「なんだよ、いつものおまえなら喜んでついてくるぞ。いいから来いって」
ハルヒ「……」
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:00:07.27 ID:bukZNdhF0
ドン
キョン「よっと。ハルヒ、もう少しだ。頑張れ」
ハルヒ「んしょ…っと」
ドン
ハルヒ「はーようやく着いた。…へえー。一番上はちょっと広くなってるんだ」
キョン「ああ」
キョン「小さい頃友達とたまたま発見してな。ほら。星がすげー近く見えるだろ」
ハルヒ「ホントだ」
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:05:32.66 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「綺麗…」
キョン「うん」
キョン「……」
キョン「あ」
キョン「あと何時間くらい?」
ハルヒ「え? あー。あと2時間ちょっとね」
キョン「そうかぁ…」
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:07:01.00 ID:OiSN7ZtPO
世界がどうなったんだ?
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:09:04.85 ID:bukZNdhF0
キョン「はー。短い人生だったな」
ハルヒ「文句言わないでよ。あたしだってそうなんだから」
キョン「まあな」
キョン「…ふう」
キョン「あー空気がうまい」
ハルヒ「……」
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:10:18.04 ID:bukZNdhF0
キョン「……」
キョン「なあハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「おまえさぁ好きなヤツいないのか」
ハルヒ「!? はぁ!? な、なによ急に」
キョン「いいだろ、どうせ最後なんだし」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…いるわよ」
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:12:51.75 ID:bukZNdhF0
キョン「ホントか。誰だ?」
ハルヒ「誰だっていいじゃないそんなの!」
キョン「いいだろ最後なんだから」
ハルヒ「よくないわよ!」
キョン「なんだよ…」
ハルヒ「あんたねー。そういうあんたこそどうなのよ! 好きな女の一人くらいいないの!?」
キョン「いるぞ俺も」
ハルヒ「!!」
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:16:56.42 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「な…」
ハルヒ「……」
ハルヒ「だ、だれよ」
キョン「おまえ先に言えよ」
ハルヒ「嫌よ! あんた先に言いなさいよ」
キョン「じゃ、俺が言ったらおまえも言うか?」
ハルヒ「…い、言うわよ」
キョン「絶対か?」
ハルヒ「うるさいわね! いいからさっさと言いなさい! 命令よ!」
キョン「そうか。命令ならしかたないな」
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:20:18.88 ID:bukZNdhF0
キョン「……」
キョン「…はあ…」
キョン「あー、なんだ。いざとなったらやっぱりちょっと緊張するな」
ハルヒ「え?」
キョン「でもまぁ、これ言うためにこんなとこまでおまえに付き合ってもらったわけだしな」
ハルヒ「……」
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:21:29.45 ID:bukZNdhF0
キョン「…ま、なんだ。これだけ言えばもうわかってるだろうけど」
キョン「おまえだよ。ハルヒ」
ハルヒ「……」
キョン「…ふう」
キョン「よかったよ言えて。さっき俺さ、朝比奈さんの茶飲めないのだけが心残りだって言ったけどさ」
キョン「これを言えなかったら、死んでも死にきれないところだった」
ハルヒ「……」
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:23:27.17 ID:bukZNdhF0
キョン「でもあれだ、ハッキリ言えたのは、正直こんなことになったおかげだと思う」
キョン「そこだけは感謝しなきゃいけないな」
ハルヒ「……」
キョン「…ほら。次おまえの番だぞ。さっさと言えよ」
キョン「おいハルヒ…ハルヒ?」
ハルヒ「……」
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:23:53.75 ID:bukZNdhF0
キョン「どうしたおまえ…泣いてるのか?」
ハルヒ「……」
キョン「なんだよ、なんでいきなり泣くんだよ。なんか俺悪いこと言ったか」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…馬鹿…」
キョン「え?」
ハルヒ「言うのが遅いのよこの馬鹿!!」
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:26:15.32 ID:bukZNdhF0
キョン「な、なんだよ遅いって」
ハルヒ「あたしも! あんただったの!」
キョン「何が?」
ハルヒ「好きな人に決まってんでしょこの馬鹿!」
キョン「…あ…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:28:55.40 ID:bukZNdhF0
キョン「…マジか」
ハルヒ「……」
キョン「…そうか…」
キョン「…そうか。よかった」
ハルヒ「…なんでもっと早くに言ってくれないのよ…」
キョン「すまんな根性無しで」
キョン「それに俺は…俺はおまえにとっちゃただの一平団員でしかないと思っていたからな」
143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:29:34.73 ID:u/dsNq5N0
ここで「キョンちゃんのこっこほしいよぉ」ですね、わかります。
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:29:51.70 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「……」
ハルヒ「…ずっと見てたじゃない。あんたのこと」
キョン「誰が?」
ハルヒ「…あたしよ…」
キョン「え、見てたって…嘘だろ?」
ハルヒ「鈍感。グズ。アホ」
キョン「……」
キョン「すまん」
ハルヒ「…まったく…」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:32:34.84 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「……」
ハルヒ「…グスッ…グスッ…」
ハルヒ「…キョン…」
キョン「? どうした?」
ハルヒ「本当に…あたしのことを好きでいてくれたの…?」
キョン「な、なんだよそれ」
ハルヒ「有希や…みくるちゃんじゃなくて…?」
キョン「何度も言わせないでくれ。おまえのことが好きだって言っただろ」
ハルヒ「…グスッ…グスッ…」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:36:42.87 ID:bukZNdhF0
ハルヒ「…ありがとう、キョン…」
キョン「礼なんて言うなよ」
ハルヒ「だって…グスッ…」
キョン「……」
ハルヒ「…グシグシ」
ハルヒ「…はあー…」
ハルヒ「はあ。なんかさ。今までもうきっぱり諦めついてたつもりだったけど」
ハルヒ「やっぱり死にたくなくなっちゃった」
ハルヒ「あたし、あんたともっと生きてたかった」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:37:29.11 ID:bukZNdhF0
キョン「俺だってそうだ」
ハルヒ「うん」
ハルヒ「…でももう無理ね」
キョン「…ああ…」
ハルヒ「せめて最後は、いっしょにいましょ」
キョン「そうだな」
ハルヒ「ふふ」
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:37:57.61 ID:bukZNdhF0
キョン「……」
キョン「なあハルヒ」
ハルヒ「なに?」
キョン「俺さ、SOS団と…おまえと会えて、本当に幸せだったよ」
キョン「おまえはどうだった?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「そんなの決まってんじゃない。あたし、幸せよ」
151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:38:32.28 ID:bukZNdhF0
終
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:40:15.89 ID:0hgbjHQjO
乙!
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:41:15.76 ID:OA7yi6NM0
乙
せつねぇな
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 07:41:41.32 ID:SVXW1JVv0
読み応えあった!乙!
![]() | 最終兵器彼女外伝集世界の果てには君と二人で (ビッグコミックススペシャル) 高橋 しん 小学館 2006-07-19 by G-Tools |
ハルヒ「キョンはここ! ここに座りなさい!」
この記事へのコメント
-
名前: お風呂あがりの774さん #-: 2008/05/25(日) 16:33: :editハルヒ「やっぱり死にたくなくなっちゃった」
ハルヒ「あたし、あんたともっと生きてたかった」
↓
夜景に光がパァッと戻って世界が救われる
↓
SOS団メンバー鉄塔下まで迎えに来る
みたいな展開が良かった -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/25(日) 16:41: :edit切ないな・・・・
2げと -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/25(日) 16:44: :edit後半の書き手の元ネタがアマゾンなのか??
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/25(日) 17:02: :edit※3
>>143の元ネタ
普通の最終兵器彼女の方だけど -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/25(日) 17:28: :edit※4
やっぱ最終兵器彼女を意識してんだね。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/25(日) 17:34: :edit最終兵器の最後ががっかりな件について
-
名前: 通常のナナシ #OARS9n6I: 2008/05/25(日) 18:08: :edit最終兵器の実写版がもっとがっかりな件について
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/25(日) 18:18: :editkome7
実写がある・・・だと・・・ -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/25(日) 18:27: :edit良作SSだと思ったけど付き合ったらダメだな
付き合うのは原作最後だ -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/25(日) 18:42: :editすげーわかる
付き合ったらダメなんだよな
ラブコメの鉄則
ラブコメじゃないけど -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/25(日) 19:44: :edit久々の良SS
ベタなの好きだ -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/25(日) 21:54: :edit終末の過ごしかたっぽいな
-
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2008/05/25(日) 21:58: :edit>>148まで状況が分からなかった俺って
いいなぁ、よくある名作よりよっぽど好きだこういうベタ -
名前: 蒸発した名無し #-: 2008/05/26(月) 00:10: :edit米1
そうなるがあえて語らないのが美徳だと解釈する -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/26(月) 00:38: :edit原作でハルヒとキョンが付き合ったらそりゃ最終回だろうな
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/26(月) 02:20: :edit大丈夫。
今頃古泉がテレビで
「どうせ死ぬからいいますけど、僕本当は閉鎖空間の外でも超能力使えるんですよね」
とかいってそれが証拠に隕石吹っ飛ばしちゃうから。 -
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2008/05/26(月) 17:06: :edit普段スイーツ(笑)言ってるのに、
一心不乱に読んじまった自分が情けないぜHAHAHAHAHA! -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/26(月) 18:09: :editなんかすげーそれっぽい
-
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2008/05/26(月) 20:05: :editわるーいのーはーぜーんぶーきみだーとおーもーってたーくるっているのはあんたなんだってー
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/26(月) 21:05: :editこれどっかで読んだ気がする
キョンが転校しちゃうやつ -
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/27(火) 00:47: :editハルヒええやん
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/27(火) 18:50: :editなぜか149で最終兵器彼女を思い出した
-
名前: 通常のナナシ #-: 2008/05/28(水) 19:05: :editVIP閉鎖騒動の前にも似たようなSS見た記憶あるんだよな
ソレはオリキャラだったんだけどかなり切なかった -
名前: 通常の名無し #-: 2009/03/11(水) 01:37: :edit………最後の書き手が変わったあたりからの意味がわからん
そこまでの説明が欲しかったな
世界がどうとか言うならハルヒがなんかしそうなもんだけどな
それすら無理だったか……あるいはそれを知らなかったか、だな
ハルヒしあわせ












![PIED PIPER GO TO YESTERDAY [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61cm2USVVlL._SL160_.jpg)



