ほむら「この時間軸の2人は……」その2

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2012/07/09(月)
371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 18:53:01.33 ID:IPcpZe2Y0

その2です。


371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 18:53:01.33 ID:IPcpZe2Y0



マミ宅

マミ「お疲れ様、佐倉さん。今日の使い魔、ちょっと数が多かったから疲れたでしょ?」

杏子「大丈夫、なんてことないよ!」

マミ「あら、そう?じゃあ時々ぼーっとするのは、何か別の理由?」

杏子「へっ?あ、えーっと……」

マミ「もしかして、美樹さんのこと?」

杏子「……うん」

マミ「ふふっ、本当に大好きなのね。大丈夫よ、心配しなくたって、
  美樹さんはあなたの言ったことを忘れたりなんかしないわ」

杏子「いや、そうじゃないんだ。ただ、その……あいつが上条を取られたりなんかしたら、って」




372 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 18:55:55.44 ID:IPcpZe2Y0
マミ「……美樹さんが傷付くのがイヤなの?」

杏子「うん……まぁ」

マミ「何度も言うけど……本当に大好きなのね。あなたが先に告白しちゃえば?美樹さんに」

杏子「はぁ!?な、何言ってんのさ!そんなんじゃないって!ただ、あたしは……!」

マミ「分かってる、冗談よ。お友達を大切に思う気持ち、私にもよくわかるわ」

杏子「マミさん……」

マミ「何もしてあげられなくてもどかしいのよね?
   でもこればっかりは仕方ないわ。私たちに出来ることは、助言くらい。
   それが私たちに出来る最大限の手助けだから……ね」

杏子「……うん」

……あたしたちに出来る、あたしに出来る、最大限の……。




375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 18:59:58.81 ID:IPcpZe2Y0
翌日

さやか「おっはよー、まどか!」

まどか「わっ、さやかちゃん!お、おはよう」

さやか「ほむらも、おはよ!」

ほむら「美樹さん、あなた……」

さやか「あ、そうそう。先に言っとくね。今日の放課後……あたし、病院行くよ」

まどか「さやかちゃん!じゃあ……!」

ほむら「……決めたのね」

さやか「ん、まぁね。結果はまぁ、全部終わってから教えるから。
    それでさ、昨日悩みまくったおかげで一睡もしてないんだよね……。
    というわけで、あたし今日の授業ほとんど寝て過ごす!
    板書よろしく、2人とも!」

まどか「う、うん!わかった!」

ほむら「はぁ……。今日だけよ」




376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 19:04:46.68 ID:IPcpZe2Y0
放課後

さやか「よっし……そんじゃ、行って来る」

まどか「う、うん。がんばって!」

さやか「え、っと……」

ほむら「志筑さんなら、もう帰ったわよ。きっと、あなたに余計な気を遣わせないためでしょうね」

さやか「そっか……一言くらい声かけたかったんだけどな」

ほむら「……良い結果を聞けるのを楽しみにしてるわ」

さやか「ありがと。……じゃあね!」

……見たところ、もう迷いはないようだ。
これなら結果がどうであっても、今のあの子なら、きっと大丈夫。




377 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 19:09:12.52 ID:IPcpZe2Y0
病院

さやか「……やっほー、恭介」

恭介「さやか……久し振りだね」

さやか「ん、そうだっけ?あはは」

恭介「うん……。その、さやかには……酷いこと言っちゃったよね」

さやか「えっ……?い、いや、良いってそんなの、気にしなくて!」

恭介「でも……」

さやか「それよりさ、今日は、恭介に言いたいことがあって来たんだ」

恭介「言いたいこと……?」

さやか「……うん。あのね、恭介……」

恭介「……?」

さやか「あたし……ずっと前から、恭介のこと、好きだったんだ」




379 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 19:13:22.46 ID:IPcpZe2Y0
恭介「……えっ?」

さやか「……聞こえなかった?」

恭介「あ、いや……えっと……。さやか、それは何かの、冗談かい……?」

さやか「なっ……!じょ、冗談なんかじゃないよ!あたしは本気だ!」

恭介「えっ、あ……その……ごめん。えっと……もう少し、考えさせてくれないか?」

さやか「う、うん。わかった。でも、これは本気だからね!
    あたしは恭介のことが好きなんだよ!それだけは覚えておいてよね!」

病室の外

さやか「………………え?」




382 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 19:15:24.31 ID:IPcpZe2Y0
何、これ……。
どういうこと……?
なんで、あたしが……?
あたしが、病室で、恭介と会話してる?
なんで、あたしが……もう1人?
え……?

それに、何?
“あたし”と恭介、何話してた……?
なんで、なんで?

さやか「そんじゃ恭介、あたしもう帰るから。ちゃんと、真剣に考えてよね!」

恭介「う、うん。わかったよ、それじゃ、またね」

……!
病室から出てくる!

あたしは思わず隠れた。
そして、陰からこっそり“あたし”の様子を見る。
“あたし”は恭介の病室から出て、伸びをして、周りをキョロキョロと見回して……。

杏子「だっはぁ~……恥ずかしかったぁ……」




391 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 19:20:54.50 ID:IPcpZe2Y0
杏……子……?
なんで、杏子が……。

杏子「ふぅ……へへっ」

呆然とするあたしに気付かず、そのまま杏子は立ち去る。
あたしはしばらく、その場から動けないで居た。

さやか「…………」

なんで……?
杏子が、魔法であたしに成りすまして、恭介に告白を……?
どうして、そんなこと……。

……あたしへの、嫌がらせ……?




396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 19:23:52.05 ID:IPcpZe2Y0
……ううん、違う。
杏子は、そんなことをするような人間じゃない。
そのくらい、あたしにだって分かる。
杏子にあったのはきっと……100%の善意だ。
あたしのために、杏子はやったんだ。

でも……違うよ。
そんなことされたって、ちっとも嬉しくない。
なんであんなことしたの?
あたしは、あたしの言葉で、あたしの気持ちを伝えたかったのに……伝えようとしたのに……。
杏子……なんで……?

……あぁ、そっか。
あたしが悪いんだ。
あたしが全部悪いんだ。




399 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 19:27:04.48 ID:IPcpZe2Y0
あたしが、いつまでもウジウジしてるから悪いんだ。
そうだ、あたしが悪いんだ。

何なの?
あたし……。
こんな、自分の気持ちも自分の言葉で伝えられないなんて……。
こんな、ウジウジしてたせいで……

 『だったらいっそ、死んだ方が良いよね』

死んだ方が、良いかな……?

 『そう。死んじゃえば良いんだよ』

死んだ方が……。

さやか「……えっ……!?」




401 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 19:30:29.75 ID:IPcpZe2Y0
さやか「やっ、やだ……!これ、魔女の……!」

使い魔「キャハハハハ!」

さやか「ひっ……!く、来るな、来るなっ……!」

使い魔「キャハハハハ!」

さやか「やっ……!」

杏子「さやかぁああああああ!!」

使い魔「ギャァアアアアアアア……!」

さやか「っ……!」

マミ「危なかったわね、美樹さん!」

ほむら「まさか、あなたが結界に取り込まれるなんて……」




402 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 19:34:06.54 ID:IPcpZe2Y0



杏子「だぁりゃああああ!!」

魔女「ギャァアアアアアアアア……!」

マミ「……終わったわね……。それにしても今日は凄かったわね、佐倉さん」

ほむら「やっぱり、美樹さんが居たからかしら」

まどか「あっ……!みんな、終わったの?」

ほむら「鹿目さん……待っててくれたのね」

まどか「うん、良かったぁ……さやかちゃん、無事みたいだね!」

さやか「…………」

杏子「おい、大丈夫か、さやか!怪我とかしてないよな!?」

さやか「……なんでよ?」

杏子「え……?」




404 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 19:37:43.86 ID:IPcpZe2Y0
さやか「なんで、あんなことしたの……?」

杏子「さ、さやか?」

さやか「なんで?なんで……?なんで、恭介に……」

まどか「……上条くんに……?」

杏子「あっ……!あんた、見てたのか……?は、恥ずかしいな……。
   あれは、ほら。さやかのためだよ。さやかを手助けしてやろうと思って……」

さやか「ふざけないでよ!!」

杏子「っ……!?」

さやか「あんなことされても、嬉しくない!!あたしは、ちゃんと自分で、自分の言葉で……!」

マミ「佐倉さん……あなた、一体何を……」

杏子「あ、あたしは、ただ……」

さやか「あんたなんか……あんたなんか、大ッ嫌い!!」

杏子「さ、さやか……?お、おい、待って……」

さやか「付いてこないで!!」

まどか「あっ……!ま、待って、さやかちゃん!」




406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 19:43:51.80 ID:IPcpZe2Y0
ほむら「…………佐倉さん、あなた、何をしたの……!?」

杏子「っ……あ、あたしは……」

マミ「……聞かせてもらえる?」

杏子「ま……魔法でさやかのフリして……上条に、告白したんだ……」

ほむら「ッ……あなた……!」

杏子「そしたら、さやかに見られてて……」

マミ「……そう。わかったわ。ごめんね、暁美さん。今日はもう、解散しましょう」

ほむら「巴さん……」

マミ「佐倉さんには、これからよく言って聞かせるから。
   暁美さんは美樹さんと鹿目さんのフォロー、お願いできる?」

ほむら「……やってみます」

マミ「ありがとう。それじゃ、また明日ね」




407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 19:47:12.31 ID:IPcpZe2Y0



さやか「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」

まどか「さ、さやか、ちゃん……!ま、待って……!」

さやか「はぁ、はぁ……はぁ……ぅ……ぇぅ……」

まどか「はぁ、はぁ……さやかちゃん……」

さやか「あたし……バカだ……。分かってる、分かってるの……。
    杏子は、何も悪くない……杏子は、あたしのためにやってくれたんだって……。
    悪いのは、あたしの方なんだって……!」

まどか「ち、違うよ!さやかちゃん!さやかちゃんだって、何も悪くないよ!」

さやか「あたしが、もっと早く告白してれば良かったんだ!
    そうすれば、杏子にあんなこと言って傷付けることも、あたしが傷付くこともなかった!
    全部あたしのせい!あたしがいつまでもウジウジしてたから!あたしが……!」

ほむら「……そうね。そうかも知れないわね」




408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 19:51:17.74 ID:IPcpZe2Y0
まどか「ほ、ほむらちゃん……!?」

さやか「ほむら……やっぱ、あんたもそう思うでしょ?あたしが悪いんだって」

ほむら「えぇ、あなたがいつまでも彼に想いを伝えられなかったことも、
    この現状を引き起こした要因の1つであると言えるわね。
    だから、あなたが自分を責めるのも無理はないわ」

まどか「そんな……!」

さやか「ほらね、まどか……。ほむらの言う通りだよ。やっぱり悪いのは……」

ほむら「でも、佐倉さんも悪い」

さやか「え……?」

ほむら「あの子には確かに悪気はなかった。でも、やったことは明らかに間違ってる。
    それに、あんなことを実践する前にせめて誰かに相談してれば、こんなことにはならなかったはずよ」

さやか「いや、でも……」

ほむら「あなたは確かに悪かったかもしれない。でも、あなたは変わった。
    ちゃんと、自分の言葉で想いを伝えようとしたんでしょう?」




409 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 19:56:05.31 ID:IPcpZe2Y0
ほむら「けれど佐倉さんは……あなたを信じていなかった。
    あなたは勇気を出せる人間なんだって、信じなかった。
    1人で勝手に先走って、そして、結果的にあなたを傷付けた。だから、佐倉さんも悪い」

さやか「…………」

ほむら「あなたも、佐倉さんも、両方とも悪かった。それに……そう。私も悪かった。
   私があなたに必要以上に詰め寄ったことも、きっかけになったかも知れないわ。
   ……ごめんなさい」

さやか「い、いや、あんたは、別に……」

ほむら「とにかく私が言いたいのは、確かにあなたも悪いかも知れないけど、
    それは佐倉さんも私も同じだと言うこと……。
    あなたが自分を責めたくなるのは仕方ない。でも、それなら私たちも同じように責めなさい」

さやか「……そんなこと……」

ほむら「それができないのなら、自分を責めないで」




412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:00:35.22 ID:IPcpZe2Y0
さやか「……なんだよ、もう。ずるいじゃん、そんな言い方さ……」

ほむら「…………」

さやか「……ごめん。心配かけちゃって。まどかも、ごめん」

まどか「さやかちゃん……!う、ううん、良いの!気にしないで!」

ほむら「良かった。わかって、くれたのね」

さやか「ん……ありがと、2人とも。……そうだ、杏子と、マミさんは……?」

ほむら「2人なら先に帰ったわ。今頃、巴さんが佐倉さんをお説教してるところでしょうね」

さやか「そっか……どうしよ。あの2人にも謝らなきゃ」

ほむら「明日で良いと思うわ。佐倉さんもあなたに謝りたい気持ちでいっぱいでしょうし。
   巴さんに叱られて、しっかり反省して。明日お互いに謝って、許しあって。
   そしたら巴さんにお願いして、またみんなでお茶会でもしましょう?」

さやか「あはは、うん、そうだね!」




418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:06:08.17 ID:IPcpZe2Y0



さやか「そんじゃ、また明日ね、まどか、ほむらー!」

まどか「じゃあね、さやかちゃん!」

ほむら「えぇ、また明日」

まどか「……ねぇ、ほむらちゃん」

ほむら「何かしら」

まどか「今日は、本当にありがとう。あの時、ほむらちゃんが来てくれなかったら、
    わたし1人だったら、何もできなかった……。
    きっとさやかちゃん、今も落ち込んだままだった」

ほむら「鹿目さん……。まさかあなたまで、自分を責めたりしてないでしょうね」

まどか「えっ……?そ、そんなこと、ないと思うけど……」




420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:10:49.66 ID:IPcpZe2Y0
ほむら「そう、だったら良いの。余計な心配だったわね。ごめんなさい、気にしないで」

まどか「えへ……やっぱり優しいね、ほむらちゃん」

ほむら「……あなたの方がずっと上だと思うけど」

まどか「えっ?」

ほむら「あの時、私は美樹さんをすぐには追いかけなかった。でもあなたは違う。
    あなたは、私なんかよりずっと優しい人」

まどか「そ、そう言われると……なんだか恥ずかしいな……」

ほむら「とにかく、自分が何も出来なかったとか役に立てないとか、そんなこと考える必要はない。
    何もしなくたってあなたの優しさに救われる人も居るってことを、忘れては駄目よ」

まどか「うん……えへへ。わたしまで、ほむらちゃんに励まされちゃったな」

ほむら「私は、思ったことを言っただけよ。……じゃあね、鹿目さん」

まどか「うん、また明日!」




421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:14:38.23 ID:IPcpZe2Y0
マミ宅

杏子「…………」

マミ「……ねぇ、佐倉さん。私が今、ちょっとだけ怒ってるの分かる?」

杏子「……はい」

マミ「じゃあ、どうして怒ってるのかは分かるかしら?」

杏子「…………」

マミ「ふぅ……。あのね、佐倉さん。どうして私たちの誰かに相談してくれなかったの?
  そうじゃなくても前もって美樹さんに確認するとか、色々あったはずよね?」

杏子「……それは……さやかを、びっくりさせたくて……」

マミ「……ちょっとしたサプライズのつもりだった、ってわけ?」

杏子「っ……はい」

マミ「誰にも何も話さなかったこともだけど……私はね、佐倉さん。
  魔法の使い方を間違えちゃったってことが一番問題だと思うの」

杏子「……はい」

マミ「どうしてあなたのやったことが間違いだったのかは、分かってる?」




423 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:18:20.44 ID:IPcpZe2Y0
杏子「…………」

マミ「……あのね。あなたのやったことは、美樹さんの心を踏みにじることになるの。
   美樹さんの悩みも、葛藤も、何もかも台無しにするってことなのよ」

杏子「……っ……あ、あたしは、そんなつもりじゃ……」

マミ「あなたにはそのつもりがなかったかも知れないけど……。
  はっきり言うとね。これは魔法の悪用よ」

杏子「ッ……」

マミ「あなたは、魔法を悪用した。そのことをしっかり自覚しなさい。
   佐倉さん、あなたには罰を与えます」

杏子「……!」

マミ「明日1日、魔法を使うのを禁止します。外出も禁止。いわゆる自宅謹慎処分ね。
   少し厳しいかも知れないけど……私はもう二度と、
   あなたに魔法の使い方を間違って欲しくないから……。
   家でじっくり、自分の魔法の使い方をもう一度よく考えて、反省しなさい。良いわね?」

杏子「……はい……」




426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:22:28.97 ID:IPcpZe2Y0
翌日、放課後

さやか「マミさん、お待たせしましたー!」

マミ「美樹さん!その、昨日は……」

さやか「はい、えっと……ごめんなさい!マミさんに余計な心配かけちゃいました!
    でも、もう大丈夫ですから!まどかとほむらのおかげで、ほら、この通り!」

マミ「そう、良かったぁ。ありがとう、鹿目さん、暁美さん」

まどか「い、いえ!わたしは別に。ほむらちゃんのおかげです!」

ほむら「……ところで、巴さん。佐倉さんは?」

マミ「佐倉さんなら、今家に居るわ」

さやか「あれ、そうなんですか……?」




428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:24:31.98 ID:IPcpZe2Y0
さやか「えっと……マミさん。今からウチに行っても良いかな。
    あたし、杏子に一番謝んなきゃいけないし……」

マミ「えぇ、もちろん。あの子も美樹さんに謝らなきゃいけないしね。
   それじゃ、今からウチに行きましょうか」

さやか「はい、ありがとうございます!」

まどか「でも、今日はどうして家に居るんですか?」

マミ「えっとね、私がそう言ったの。家で1日反省しなさいって」

さやか「えっ!じ、自宅謹慎とは……マミさん厳しいですね」

マミ「美樹さんが怒ってなくても、魔法の間違った使い方をしちゃったのは確かだから……。
   だから、今日1日は魔法を使うのも禁止って言って、ソウルジェムも没収してるの」

ほむら「…………え?」




433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:27:54.84 ID:IPcpZe2Y0
ほむら「待って。巴さん、今なんて?」

マミ「え?だから、魔法を使うのを禁止って言って、ソウルジェムを……」

ほむら「ソウルジェムは、今どこに!?」

マミ「えっ、わ、私が持ってるわ。ほら、ここに……」

ほむら「ッ……なんてこと……!」

まどか「ほ、ほむらちゃん?どうしたの、急に……」

ほむら「巴さん!早くあなたの家へ!急いで!!」

マミ「なっ、ど、どうしたの?なんで……」

ほむら「説明してる暇はない!早く!!」

マミ「っ……わ、わかったわ!」




440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:31:13.70 ID:IPcpZe2Y0
マミ宅

ほむら「巴さん、早く鍵を!」

マミ「待って、今開けるから……!開いたわ!」

扉を開け、玄関に一歩踏み入った瞬間、私たちの目の前に飛び込んできたのは……。

マミ「さ、佐倉、さん……?佐倉さん?どうしたの、佐倉さん!?しっかりして!佐倉さん!!」

さやか「はぁ、はぁ、はぁ……!な、なに?どうし……ッ!?」

まどか「はぁっ、はぁっ……え……き、杏子ちゃん……!?」

マミ「どうしよう、佐倉さんが、佐倉さんが……息、してない……!」




443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:35:03.71 ID:IPcpZe2Y0
ほむら「巴さん、落ち着いて!ソウルジェムを佐倉さんの胸の上に置いて……!」

マミ「えっ……?う、うん!」

杏子「…………っは……すぅ……すぅ……」

さやか「い、息が、戻った……?」

まどか「な、なに?何が、どうなってるの?」

ほむら「巴さん、念のため、佐倉さんに治療魔法を」

マミ「わ、わかったわ……」

ほむら「…………」

マミ「でも、どうして、どうして……こんな……」

ほむら「…………それは……」

QB「やれやれ、とんでもないことをしてくれたね、マミ。
  よりによって杏子を学校に持っていくなんて、どうかしてるよ」




446 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:37:24.91 ID:IPcpZe2Y0
ほむら「ッ……キュゥべえ……!」

マミ「佐倉さんを、学校に……何、どういう……?」

QB「言葉通りの意味さ。君は今日1日、杏子を持ち歩いていたじゃないか」

マミ「え、え?な、何言ってるの、キュゥべえ……」

QB「君たち魔法少女が体をコントロールできるのは、せいぜい100m前後が限度だからね。
  学校にソウルジェムを持って行かれたとなると、こうなるのは当然だ」

さやか「ちょ、ちょっとあんた、さっきから何わけわかんないこと言ってんのよ……!」

まどか「ソウルジェムと、杏子ちゃんが倒れてたことと、何の関係が……」

QB「まだ分からないのかい?ソウルジェムこそが、君たち魔法少女の本体。つまり魂なのさ」

マミ「……え……?」

QB「僕の仕事はね。契約を結ぶ時に魔法少女の魂をソウルジェムへと変換し……」

ほむら「キュゥべえ。もう十分よ。消えなさい」




447 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:39:38.55 ID:IPcpZe2Y0
QB「暁美ほむら……。君はもしかして、このことを知っていたんじゃないかな。
  マミに治療魔法を指示したのも、既に杏子の体内が腐り始めていることを懸念したからだろう?」

ほむら「…………」

QB「やっぱりね。君は一体、どこまで知ってるんだい?」

ほむら「あなたに話す必要はない。消えろと言ったはずよ。それとも、ここで葬られたいの?」

QB「やれやれ、わかったよ」

ほむら「…………」

マミ「あ、暁美、さん……これは、一体……」

杏子「ん……あれ。なんで、あたし……」

さやか「ッ!杏子……!」

杏子「何が……え……?」

ほむら「……説明するわ。魔法少女の、真実について」




449 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:43:34.33 ID:IPcpZe2Y0



杏子「なん、だよ……それ……」

マミ「私たち……キュゥべえに騙されてたの……?」

ほむら「あいつは、騙しているという自覚すらないわ。私たちとは全く違う価値観を持った生き物だから」

まどか「酷い……酷すぎるよ……」

杏子「そんなの、そんなのっ……!あたしたち、ゾンビにされたようなもんじゃないか!」

ほむら「佐倉さん、落ち着いて……」

杏子「なんで、なんでだよっ……くそ……!あたしは、あたしたちは……!」

さやか「き、杏子……」

杏子「……さや、か……。ッ……!」

さやか「えっ……!?」

マミ「さ、佐倉さん!?どこへ行くの!?」




451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:48:14.22 ID:IPcpZe2Y0
マミ「待って、佐倉さ……い、居ない……?」

まどか「ど、どうしよ……杏子ちゃん……」

さやか「でも、なんでいきなり逃げたりなんか……!」

ほむら「……手分けして探しましょう。今のあの子の精神状態は……あまり良くない。
    取り返しのつかないことになる前に、早く見付け出さないと」

マミ「えぇ、わかったわ……!」

ほむら「巴さん……大丈夫?あなただって……」

マミ「確かに、すごくショックだけど……今は優先すべきことがあるもの」

ほむら「……巴さん、佐倉さんを探す時、自分のソウルジェムの穢れには十分注意して。
    ソウルジェムは、私たちの魂。魂が穢れてしまうということは……」




456 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:52:18.79 ID:IPcpZe2Y0
マミ「……魔法が使えなくなる程度では済まないわよね。
  それこそ、本当に、死んでしまうとか……」

ほむら「えぇ……そうね。そう考えてもらって良いわ。
    この宝石が黒く染まりきった時、私たちは人としての死を迎える」

マミ「……わかった、気を付けるわ。それじゃ、行きましょう!」

ほむら「鹿目さん、美樹さん、あなたたちはもう家に……」

さやか「あ、あたしたちも手伝うよ!」

ほむら「……でも」

まどか「お願い、手伝わせて、ほむらちゃん!私たちも、杏子ちゃんが心配なの……!」

ほむら「……わかったわ。くれぐれも、無茶はしないで。何かあったら、すぐ私か巴さんに連絡を」

さやか「……!うん、ありがとう、ほむら!」




462 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 20:55:36.84 ID:IPcpZe2Y0



杏子「はぁっ……はぁっ……はぁっ……!……なんなんだよ、ちくしょう……!」

あたしの、この体が、ゾンビだって……?
もう死んじゃってるってことなのかよ……。
なんで、なんで……。

……さやかに、どんな顔して会えば良いんだよ……。
ただでさえ、あいつに合わせる顔がないってのに……こんな体にされちまって……。

……あたしはまた、間違っちまったんだ。
他人のために、他人を喜ばせるためになんて、意味もなく張り切って、勝手に突っ走って。
またあたしのせいで、人を不幸にしちまったんだ……。




464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 21:01:17.11 ID:IPcpZe2Y0



魔女「ギャァアアアアアア……!」

杏子「はあっ……はぁっ……はぁっ……!くそっ……!」

思ったより、手こずっちまった……。
なんか、体も重いし、魔法も上手く使えない……。

おかしい……あたし……。

さやか「杏子!!」

杏子「ッ!?……!」

さやか「待って、逃げないで!!」

杏子「くっ……離せ、離してくれ……!」




466 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 21:03:19.89 ID:IPcpZe2Y0
さやか「離さない……!」

杏子「離せよ、放っといてくれ……!」

さやか「嫌だ!今のあんたを放っておくことなんて、出来ないよ!!」

杏子「ッ…………やめて、やめてくれ……あたしはもう……」

さやか「杏子……昨日、酷いこと言ってごめん!!」

杏子「……え……?」

さやか「大嫌いとか、酷いこと言っちゃって……本当にごめん!!
    だから、逃げないで!お願い……!」

杏子「な、何言ってんだよ……。違うよ、そうじゃない……!
   あたしには、もうあんたに合わせる顔なんてないんだ……!」




469 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 21:06:37.33 ID:IPcpZe2Y0
さやか「……杏子……」

杏子「あんたは謝ることなんてない。謝るのはあたしの方じゃん……!あたしが悪いんだ!
   あたしが勝手に間違えて、突っ走って、さやかを傷付けちまったんだ!
   自分勝手に、あんたのためとか言ってあんたを不幸にしちまったんだよ!あたしが……」

さやか「許す!!」

杏子「っ……な……!?」

さやか「あんたも悪かった!確かにあたしはショックだった!でも、許す!!」

杏子「ゆ、許すって、あんた、そんな……」

さやか「だから、杏子も許して……!お願いだよ、杏子……仲直り、しようよ……!」




470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 21:09:08.22 ID:IPcpZe2Y0
杏子「……許して、くれるのか……?あたし、あんたを不幸にしたんだぞ……?
   勝手に、さやかの気持ち踏みにじって、傷付けて……」

さやか「……不幸になんて、なってないよ。確かに、杏子のやったことはきっと間違いだったけどさ。
    そもそもあたしが、もっと早く勇気出してればこんなことにならずに済んだんだよ。
    ……そのことも、ごめんね」

杏子「さやか……そ、そんなことない。あたしが、ちゃんと……」

さやか「杏子のやったことは間違いでもね……その気持ちは、すごく嬉しいよ。
    あたしのこと、幸せにしてくれようとしたんだよね?」

杏子「さ、やか……」

さやか「ありがとう、杏子。あたしのために頑張ってくれて」

杏子「さやか……さやかぁ……さやかぁあ……!ぅ、ぁあああ……あぁぁああああ……!
   ごめん、さやか……!本当にごめん、ごめんなさい……!ごめんなさい……!!」

さやか「……泣くほどとか、どんだけ気にしてたのよ、もう……ぐすっ……」




472 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 21:11:09.49 ID:IPcpZe2Y0



さやか「……落ち着いた?」

杏子「……うん……悪い、ありがとう」

さやか「ん。そんじゃ、帰りますか!みんなにメールしとかなきゃね」

杏子「……なぁ、さやか……」

さやか「ん?何?」

杏子「……いや、なんでもない。さぁ、早く帰ろうぜ。みんなに心配かけちまったしね」

さやか「……?」




474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 21:13:16.35 ID:IPcpZe2Y0



マミ宅

マミ「良かった……!佐倉さんが無事で、本当に良かった……!」

まどか「うん、うん……!」

杏子「ごめん、みんな。心配かけちゃって……」

ほむら「良いの、気にしないで。それより佐倉さん、ソウルジェムは大丈夫?」

杏子「へっ?あ、ほんとだ……。おかしいな、別に大した魔力は使ってないはずなのに……」

ほむら「ソウルジェムは、私たちの魂。魔力を使うだけでなく、負の感情によっても穢れは溜まるの」

マミ「っ……」

杏子「……そういうことか……。悪い、助かったよ」

マミ「佐倉さん、その……本当に、本当に、ごめんなさい……!
  知らなかったとは言え、あなたをあんな危険な目に遭わせて……!」




475 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 21:18:30.15 ID:IPcpZe2Y0
杏子「そんな、良いよ。悪いのはあたしたちの魂をソウルジェムにしやがった
   キュゥべえの奴なんだからさ。マミさんは気にしないで」

マミ「で、でも……わたし、佐倉さんが、死んじゃったら、って……」

杏子「マミさん……でもさ、あたしは今、こうして……。……」

さやか「そうですよ!今はほら、杏子こうやって生きてるんだし!」

杏子「……!」

まどか「マミさん、だから、元気出してください……」

杏子「……あのさ、まどか、さやか」

まどか「え……?」

杏子「正直に、答えてくれ。
    あたしたちの体が、もう死んでて、ゾンビだって聞いて……どう思う……?」




476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 21:21:19.06 ID:IPcpZe2Y0
さやか「……!」

ほむら「佐倉さん……それは……」

杏子「ごめん、おかしな質問だってのは分かってる……。でも、どうしても気になって……。
   普通の人間のあんたたちに、聞きたいんだ。正直に、答えて欲しい……」

さやか「……それは……」

まどか「し、正直に、って言われても……そんなの……」

杏子「……お願いだ」

まどか「……だ、だってそんな、みんなが、杏子ちゃんや、ほむらちゃんや、マミさんが、
    もう死んでるんだ、ゾンビなんだって言われても……全然、実感がなくて……。
    わ、わたしがそうじゃないから、こんな勝手なことが言えるんだと思うけど、
    だって、みんな普通に喋ってるし、死んでるなんて思えないし、
    普通の、生きてる人間と、全然変わらないし……」

杏子「…………」




479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 21:25:28.04 ID:DJynmrym0
まどかの脳内再生率がやばい




480 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 21:27:51.93 ID:IPcpZe2Y0
まどか「だから、わたしは……実感がなくて……。ごめんなさい……」

杏子「……さやか、あんたは?」

さやか「私も……まどかと一緒、だと思う」

杏子「……そっか」

まどか「……ごめんね……」

杏子「ははっ……そっか……あはっ、ははははは!」

さやか「えっ……?き、杏子……?」

杏子「生きてる人間と変わらないから実感がないってか……。
   なんだよ、気にしてたあたしが馬鹿みたいじゃんか!
   あんたたちの言う通りだな。魂がソウルジェムになったって、生きてることには変わらないんだ。
   あたしたちだって、今まで全然気付かずに、そうやって過ごしてきたんだもんな」




482 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 21:32:40.11 ID:IPcpZe2Y0
マミ「……私たちが、気にしすぎだったみたいね。ありがとう、2人とも。
  あなたたちのおかげで、ずいぶん気が楽になったわ」

ほむら「……!」

下手な励ましなんかより、ずっと良かった……そういうこと……?

まどか「えっ……?あ、そう、なんですか……?」

さやか「だったら、良いんですけど……」

マミ「ふふっ……。あら、いけない。もうこんな時間?みんな、帰らなくて大丈夫?」

まどか「わっ!ほ、ほんとだ!いつの間に……」




490 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:00:59.88 ID:IPcpZe2Y0
杏子「な、なんか悪いな。あたしのために……」

さやか「そんじゃ、罰として今度のお茶会、杏子のケーキの苺はあたしがもらおっかな!」

杏子「えっ!?マジか……。わ、わかったよ」

さやか「えへへっ、悪いね!それじゃ、みんなバイバイ!またね!」

ほむら「お邪魔しました」

まどか「お、お邪魔しました!」

マミ「えぇ、みんな気を付けて帰ってね」

杏子「じゃあなー!」




493 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:06:49.20 ID:IPcpZe2Y0
ほむら「……2人とも、本当に大丈夫?」

杏子「ん?あぁ、まーね。あたしはさ、一番気にしてたのは、
   この体がさやか達からどう思われてるのか、ってことだったんだよ。
   だから、あいつらが気にしないってんなら、まぁいっか、ってさ」

マミ「私も、ちょっと拍子抜けしちゃった。
   てっきり“ゾンビなんかじゃない”とかって言われると思ってたから……。
   でも、今考えたらそうやって励まされるよりもずっと良かったかもね。
   “実感がない”なんて言われたのに本人だけがいつまでも気にしていても仕方ないって思えるもの」

ほむら「……そうね、その通り。気にしたって仕方のないこと。
    今まで生きてきた事実は変わりないんだし、今からの生き方も変わらないわ」

マミ「えぇ、もちろん!」

杏子「これからも今までと同じように、正義のために戦い続けるだけさ!」




495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:09:53.63 ID:IPcpZe2Y0



さやか「……う~ん、結構遅くなっちゃったなぁ……って、あれ?」

マンションの前に、誰か……。
あれは……。

仁美「……さやかさん。お待ちしておりましたわ」

さやか「ひ、仁美!?なんで……」

仁美「あなたに、お訊きしたいことがありますの」

さやか「な、何……?」

仁美「さやかさん、きちんと上条くんに気持ちを伝えたんですよね?」

さやか「あっ……え、っと、それは……い、一応」

仁美「……それで、返事は?」




498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:15:35.27 ID:IPcpZe2Y0
さやか「……まだ。ちょっと、考えさせてくれ、って」

仁美「そう、ですか」

さやか「その……なんで、そんなこと……?」

仁美「今日上条くん、あなたと話がしたいと、そう仰ってました。
   あなたに、訊きたいことがあると。告白の返事をするのなら
   『訊きたいことがある』なんて言いませんから、少し、気になって……。
   でも、きちんと想いを伝えたのなら、それで良いんです。ごめんなさい、おかしなことを聞いて」

さやか「あ、えっと……」

仁美「私の用事はそれだけです。今日はもう面会時間は終わっているけれど、
   明日必ず、上条くんに会いに行ってくださいね」

さやか「わざわざ、そのためだけに、待っててくれたの……?」

仁美「私にとっては、とても重要なことですのよ?……それでは、失礼します」




500 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:18:32.10 ID:IPcpZe2Y0



翌日、病院

さやか「……うぅ……緊張するなぁ……」

わかっちゃいたけど、さすがに気まずいと言うか何と言うか……。
訊きたいこと、って何なのよ……。
今になって改めて杏子が恨めしい……。

……ううん。
どっちにしろ、いつかはちゃんと、自分の口から伝えなおさないといけないんだから。
気まずいとかなんとか言ってる場合じゃない!
……んだけど、何訊かれるんだろ……。

……えぇい!覚悟を決めろ、美樹さやか!

さやか「きっ、恭介~?入るよ~?」




502 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:21:40.01 ID:IPcpZe2Y0
恭介「……さやか。来てくれたんだね」

さやか「……う、うん……。それで、あ、あたしに訊きたいこと、って……?」

恭介「……この前、さやかが来た時のことなんだけど……」

さやか「っ……う、うん……」

恭介「あの時、さやか……告白、したよね」

さやか「え、えっと、それは、その……」

恭介「それでね。もう一度、確認したいんだ」

さやか「な、何を……?」

恭介「ねぇ、さやか……。本当に、冗談なんかじゃ、ないんだね……?」

さやか「……恭介……?」

恭介「……ごめん。告白されて、こんなこと言うのも酷いって思うんだけど……。
   あの時、僕にはどうしても信じられなかったんだ。
   なんていうか……本心じゃない、っていう感じがして……」

さやか「……え……」




510 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:27:06.73 ID:IPcpZe2Y0
恭介「だから……もう一度、さやかの気持ちを確認させて欲しい。
   もしあの時、何か理由があって好きでもないのに告白したのなら、そう言ってくれ。
   でも、もしそうじゃなかったら……」

さやか「好き……」

恭介「え……」

さやか「あたしは、あたしは……恭介のことが、好き……!
    ずっと言えなかったけど、ずっと、ずっと、好きだったの……!
    恭介のこと、好きだったの……!」

恭介「……さやか」

さやか「あたしは、本当に、本当に本当に、恭介のことが好き!
    嘘でも冗談でもなくて、恭介のことが大好き!ずっと前から、今も、大好き!!」

恭介「…………ごめん、さやか」

さやか「ッ……恭、介……」

恭介「疑ったりなんかして、本当にごめん。……ありがとう。すごく、嬉しいよ」

さやか「えっ……」

恭介「今のを聞いて、まだ冗談だなんて、そんなこと思えるわけがない。
   それに、嘘や演技なんかで涙を流せるほど、さやかは器用じゃないからね」




521 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:33:15.66 ID:IPcpZe2Y0
さやか「あ、えっと、その……」

恭介「この前、さやかに告白されてから、ずっと考えてたんだ。
   本心とは思えなくても、やっぱりどうしても気になるからね。
   それで、考え続けて、思ったんだ。僕は、僕の人生には、ヴァイオリンしかないんだって思い込んでたけど、
   本当にそうなのか、って。ヴァイオリンと同じくらい、大切なものもあったんじゃないか、って」

さやか「そ、それって……」

恭介「それでね。今の、さやかの言葉で、やっとはっきりしたよ。
   僕の人生には……ずっと、君が居たんだ。
   怪我をした僕を支え続けてくれたのは、さやかだった。
   僕が一番辛い時に側に居続けてくれたのは、さやかだった。
   さやかは……僕の人生の中で、ヴァイオリンと同じくらい。
   いや……ヴァイオリンなんかよりもっと、大切なものだったんだ」

さやか「恭、介……じ、じゃあ……!」

恭介「うん、僕からもお願いするよ。さやか。僕と……正式に付き合って欲しい」

さやか「き、恭介ぇ……!」

恭介「勝手かも知れないけど……これからも、僕を支えてくれるかい?」

さやか「うん、うん!支える!ずっと支える!」

恭介「……良かった、ありがとう。嬉しいよ、さやか」

さやか「あたしの方が嬉しい!嬉しい!恭介!恭介恭介ぇ!」




534 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:38:30.70 ID:IPcpZe2Y0



さやか「……ぐすっ……えへへっ。ごめんね、病室でこんなに大騒ぎしちゃって」

恭介「ううん、大丈夫だよ」

さやか「あたし、明日から毎日お見舞いに来るよ!恭介が退院する日まで、ずっと……」

恭介「あ、そのことなんだけど……ごめん。
   せっかくさやかと付き合えたのに、もう少ししたらしばらく会えなくなるんだ……」

さやか「えっ……な、なんで!?」

恭介「すごい腕の先生が居るらしくて、その人の手術を受けられることになったんだよ。
   ただ、そのためにはちょっとここを離れないといけないんだ。
   実は前からあった話なんだけど、まだ決まらない内から言い出せなくて……」

さやか「えぇ!?で、でもなんでこんな時期になって、突然……」

恭介「それがね。志筑さんが、紹介してくれたんだ」




539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:41:03.36 ID:IPcpZe2Y0
さやか「ひ、仁美、が……?」

恭介「うん。何日か前にお見舞いに来てくれて、その時にそういう話になったんだ。
   それで昨日、受けさせてもらえることになった、って……。
   本当に、志筑さんにも感謝の気持ちでいっぱいだよ。僕のために、そこまで手を尽くしてくれるなんて」

さやか「何日か前……?昨日、って……。それじゃ、仁美の言ってた“都合”って……」

恭介「さやか……?」

さやか「……ごめん、恭介!あたし、仁美に会わなきゃ!」

恭介「えっ?」

さやか「またお見舞い来るからね!じゃあね!」

恭介「わ、わかった、じゃあね……」




546 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:46:31.47 ID:IPcpZe2Y0
公園

仁美「……どうしましたの?急に呼び出したりして。
   まぁ、今日は特に用事もないので構わないんですけど……」

さやか「……恭介の、ことなんだけど……」

仁美「……返事はもらえたみたいですわね。
   大丈夫ですわ、報告なんてしていただかなくても……上条くんの昨日の様子から、察しは付きましたから」

さやか「そ、そんなんじゃないよ!……確かに、恭介は付き合ってくれるって言った。
    でも……聞いたよ。仁美、すごいお医者さん紹介してくれたんだって……」

仁美「えぇ、紹介しましたわ。素晴らしい実績をお持ちの方ですのよ?……それが何か?」

さやか「な、なんで?なんでそんな、恭介のこと助けてくれてたのに、あたしに……譲ったりなんか……」

仁美「お医者さまを紹介することと、告白することに、何か関係が?」

さやか「だ、だって……」

仁美「……彼の腕を治すチャンスをダシにして告白すれば良かったと、そう仰るのですか?
   “あなたの腕を治してあげるから、私と付き合ってください”。そう告白するべきだったと?」




548 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:48:18.07 ID:sCgiETad0
なんだ、フェアな子じゃん




549 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:48:58.82 ID:mj4DlhqZ0
さすがひとみん!




552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:52:41.44 ID:IPcpZe2Y0
さやか「っ……そういうわけじゃ……」

仁美「……ごめんなさい。今のは言い過ぎました。
   さやかさんは……引け目を感じているんでしょう?何もできない自分が付き合えて、
   腕を治すチャンスを与えた私が付き合えない……これで良いのか、って」

さやか「……だって、仁美の方が、ずっと恭介の役に立てるじゃん!
    何もできないあたしなんかより、仁美と一緒に居た方が、恭介だって幸せに……!」

仁美「引け目を感じる必要なんてありません。私は、たまたまそういう立場にあっただけ。
   さやかさんだって、立場が同じならきっと私と同じことをしたはずです。違いますか?」

さやか「……それは……」

仁美「それに、彼が幸せを感じるかどうかは、彼自身にしか分かりません。
   そして、その上条くんがあなたと一緒になりたいと言ってくれた。それのどこが不満なんですの?」

さやか「そりゃ、結果だけ見ればそうかも知れないけどさ。
    でも、仁美が先に告白してればきっと……!」

仁美「たらればを言っても仕方ありませんわ。もう済んだことですのよ」

さやか「……で、でも……」

仁美「それとも、もし私がさやかさんに“別れろ”と言えば……あなたは別れられるとでも?」

さやか「……仁美が、そう言うなら……」




556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 22:57:10.50 ID:IPcpZe2Y0
仁美「さやかさん……」

さやか「ううん……仁美が言わなくたって、あたしは……!」

仁美「……ふざけないで」

さやか「え……?」

仁美「上条くんのことも、考えてください……!」

さやか「……恭介の、こと……?」

仁美「彼はあなたに告白された時、即答したわけじゃない。
   返事を待ってもらって、よく考えて、その上で、
   さやかさん、あなたと一緒になりたいと思ったんです。
   私は私なりに、上条くんのことを理解してるつもりです。
   彼は、いい加減な返事をするような人じゃない。
   あなたへの返事も、きっと彼の真剣な想いが込められていたはずです!」

さやか「っ……」

仁美「あなたがここで上条くんと別れたら、彼のその想いを裏切ることになるということを、分かってますか?
   それに私は、たとえそんなことをされて上条くんと付き合えても……少しも嬉しくない!」




561 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:01:42.45 ID:IPcpZe2Y0
仁美「それに、それはあなただって同じ……。
   何年間も想い続けてきた人とせっかく両想いになれたのに、
   友達に引け目を感じたくないからって別れて……それで幸せになれるはずがない」

さやか「っ……」

仁美「あなたが別れたところで、誰一人として喜びません。
   それどころか、3人とも不幸になってしまう……あなたがやろうとしたことは、そういう行為です」

さやか「で、でも、仁美は良いの?それで、良いの……?」

仁美「……失恋ですもの。悲しくないはずがありませんわ。
   でもそれと同じくらい、私の親友の長年の想いが実った嬉しさもあります」

さやか「仁美……」

仁美「おめでとうございます、さやかさん。心から祝福しますわ。
   絶対に、上条くんと一緒に、2人とも幸せになってくださいね。
   もしどちらかでも幸せになれなかったら、その時は本気で怒りますからね!」

さやか「……ありがとう、仁美。本当に……ありがとう……!」




563 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:04:54.55 ID:IPcpZe2Y0



さやか「というわけなのでしたー!」

まどか「すごぉい!やったねさやかちゃん!

マミ「おめでとう、美樹さん。本当に良かったわ」

杏子「…………」

さやか「ん?えっ、なに杏子。もしかして泣いてんの?」

杏子「なっ、泣いてなんかねーよ!ただ、安心したって言うか……」

マミ「佐倉さん、やっぱり気にしてたのね……。良かったわね、美樹さんが幸せになれて」

杏子「……うん」




567 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:09:47.64 ID:IPcpZe2Y0
ほむら「それにしても……上条くんの指、治ると良いわね」

さやか「うん。やっぱ、あたしも恭介のあの演奏がまた聴きたいからさ。
    本人は“もし治らなくても作曲家かヴァイオリン教室の先生くらいはできるから”って言ってたけど。
    あ、あと“さやかが居てくれるから”とも言ってたな。んもー!照れちゃうわよね、恭介ったらー!」

マミ「あらあら、羨ましいわね。彼が退院したら、やっぱりデートとかもしちゃうのよね。
   憧れるなー、そういうの。うふふっ」

ほむら「巴さんも、そういうことに興味あったのね」

マミ「それはもちろん。やっぱり、年ごろの女の子としては素敵な彼氏に憧れちゃうものじゃない?
   デートかぁ……。朝は早起きして、お弁当作って、待ち合わせの30分前には着いちゃって、
   時間になって、“待った?”って言われても、“ううん、今来たとこ”とか答えちゃって……」

杏子「あ、ダメだ。マミさんが自分の世界に入っちまった」




574 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:13:06.80 ID:IPcpZe2Y0
マミ「夜は素敵な夜景を見て、2人でお食事をして、それから……」

まどか「それから?あとは寝るだけじゃ……」

マミ「も、もう、鹿目さん!“寝る”だなんてそんな……」

まどか「へっ?」

さやか「あはは、まどかにはちょーっと大人のデートは早かったかなー?
    夜はそれだけじゃないのだよ……なーんて!きゃー!」

ほむら「そうね、鹿目さん。お風呂が抜けているわよ。
    大人はお風呂に入るのを忘れたりなんかしないわ」

まどか「あ、そっか!うーん、でもそれってデートと何か関係あるのかな?
    大人なんだから、一緒にお風呂に入ったりはしないでしょ?」

ほむら「あぁ……それもそうね。ごめんなさい」




577 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:18:15.48 ID:IPcpZe2Y0
まどか「子ども同士なら洗いっことかするかも知れないけど……」

杏子「ん、そうか?あたしはたまにマミさんと一緒に入るけどなー。
   洗いっこもするし。ね、マミさん?」

さやか「えっ!洗いっこって!?ま、マミさん、もしかしてそういう……」

マミ「ち、違います!だって、佐倉さんはもう家族みたいなものだし……!」

ほむら「恋人だって、家族みたいなものだと思うけど……」

まどか「恋人の洗いっこって、普通の洗いっこと何か違うんですか?」

マミ「も、もう!鹿目さん!佐倉さんも、余計なこと言わないの!」

杏子「あたし、何か変なこと言ったかなぁ……」




581 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:23:51.14 ID:IPcpZe2Y0



ほむら「2人とも、今!」

マミ「おっけー!任せて!」

杏子「よっしゃ!どおりゃああああ!!」

魔女「ギャァアアアアアアア……!」

ほむら「……終わったわね」

マミ「お疲れ様。連携もずいぶん繋がるようになってきたわね」

杏子「そりゃ、あれだけ練習したんだもんね!反省会もがっつりやってるし」

ほむら「ワルプルギスの夜との戦いまで、もうあまり日はない。
    残りの日数でどれだけ質を向上させられるかにかかっているわ」

マミ「えぇ、頑張りましょう!それじゃ、今から早速、反省会兼ワルプルギスの夜対策会議ね!」




583 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:30:17.70 ID:IPcpZe2Y0
夜、マミ宅

杏子「……ねぇ、マミさん」

マミ「あら……まだ起きてたの?」

杏子「うん……ちょっと、眠れなくて」

マミ「……明日、だものね。緊張してる?」

杏子「……うん」

マミ「それじゃ、怖い?」

杏子「……ちょっとだけ」

マミ「そう……良かった。私も、ちょっとだけ怖いし、緊張してるから」

杏子「え……」




587 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:36:46.67 ID:IPcpZe2Y0
マミ「相手はあのワルプルギスの夜だもの……さすがに、ね」

杏子「……そっか……」

マミ「でも、怖いし、緊張もしてるけど……逃げたいとは少しも思ってないわ」

杏子「……マミさん……。それってやっぱり、町を守る、正義の味方だから……?」

マミ「もちろん、それもあるわ。でも、それ以上に……佐倉さん、あなたを守りたいからかも」

杏子「えっ?」

マミ「佐倉さんは、私に唯一残った家族だから……。だから、本当はあなたには、逃げて欲し……」

杏子「あ、あたしもだよ!マミさんだって、あたしの、唯一残った……!
   だから、あたしは、マミさんを守るって、決めたんだ……!」

マミ「……佐倉さん……それじゃ、お互いに明日は頑張りましょう!
   お互いが、お互いを守れるように、ね!」

杏子「うん……!」




589 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:45:44.75 ID:IPcpZe2Y0
当日

ほむら「……いよいよね」

マミ「えぇ……」

ほむら「2人とも、作戦は頭に入ってる?」

マミ「えぇ、大丈夫」

杏子「もちろん、完璧だよ!」

ほむら「そう……良かった。佐倉さんが少し心配だったけど」

杏子「おい!あたしを何だと思ってるんだ!」

マミ「まぁ、確かに覚えるのにはなかなか時間がかかったけどね」

杏子「ま、マミさんまで……」




591 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:50:19.25 ID:IPcpZe2Y0


ほむら「……来る。2人とも、準備を!」



マミ「おっけー!作戦通りにね!」



杏子「やってやる!あたしたちは、正義の魔法少女なんだ!」



マミ「その通りよ。正義の味方が負けるもんですか!」



ほむら「今度こそ……決着をつけてやる!」

ワルプルギス「アハハハハ!アハハ、ウフフフフフフ、アハハハハハハハハ!」




592 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:52:15.12 ID:/h+YIB/c0
3……よかったな……




593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:52:38.17 ID:IPcpZe2Y0



避難所

まどか「……すごい風だね」

さやか「うん……これが魔女の仕業だって言うんだから、ねぇ」

まどか「3人とも、大丈夫かな……」

さやか「そりゃま、心配じゃないって言えば嘘だけどさ。
    信じようよ。みんなベテラン魔法少女なんだし、3人も揃えば勝てない魔女なんて居ないって!」

まどか「そ、そうだよね!」

QB「本当にそう思うかい?」

まどか「ッ……キュゥべえ……!」




594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:52:57.61 ID:DGnIewX90
はい営業




595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:54:47.22 ID:P0jkncXw0
必ずこのタイミングで来るキュゥべえ




596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/01(日) 23:57:23.59 ID:IPcpZe2Y0
さやか「……何しに来たんだよ」

QB「そんなに邪険にしないでくれよ。僕は君たちのためを思って来たのに」

まどか「どういうこと……?」

QB「君たちは、ワルプルギスの夜についてどんな説明を受けてるのかな」

さやか「すごく強い魔女なんでしょ?だから、3人で協力して倒すって」

QB「すごく強い魔女……確かにそれは間違っていないね。
  ワルプルギスの夜は、史上最強、最悪の魔女だ。
  これまでの人類の歴史の中で、いくつもの文明を滅ぼしてきた。大災害といった形でね」

まどか「史上、最強……!?」

QB「そうさ。魔法少女の大半は名前を知ってるくらいだ。その程度の規模になるのは当然だろう?」

さやか「っ……だ、だからなんだって言うのよ!」




598 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:00:06.23 ID:IPcpZe2Y0
QB「だから、本当に彼女たちがワルプルギスの夜に勝てると思ってるのか、僕はそう訊いてるんだよ」

さやか「……あたしたちは、みんなを信じるって決めたんだ。
    例えどんな魔女が相手でも、絶対に勝てるんだって、そう信じるって……」

QB「仮に彼女たちが劣勢だとしても、まだそんなことが言えるのかな」

まどか「……え……?そ、それって、どういう……」

QB「そのままの意味だよ。彼女たちがワルプルギスの夜に負けそうで、
  全滅の恐れすらあるのだとしても、君たちはまだそんな楽観的で居られるのかい?」

さやか「う……嘘、でしょ?そんな……」

QB「嘘だと思うのなら、自分の目で確かめると良いよ。彼女たちの戦いの、結末を」




601 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:05:04.38 ID:pc5+OvGU0



ワルプルギス「アハハ、アハ、ウフ、アハハハハハ!」

杏子「っの野郎!いつまでも、笑っていられると思うな!!」

ワルプルギス「ッ……アハハ、ウフ……アハハハハ……!」

マミ「くっ……効いてるのか効いてないのか、いまいち分からないわね……!」

ほむら「いいえ、大丈夫!攻撃は間違いなく通ってるし、ダメージも蓄積されてるはず!
    この調子で行けば、きっと……!」

杏子「そうか、そいつを聞いて安心したよ!」

マミ「グリーフシードは残り少ないけれど、それまでにケリを付けてやりましょう!」

ほむら「えぇ……!」

ワルプルギス「アハ……アハハハ、ウフフ……アハ、アハハハハ……」




602 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:09:20.70 ID:j2AvXzQG0
間違いなく、ダメージは蓄積されている。
この調子で行けば、必ず……今度こそ、あいつに……

その時、視界の端にチラリと動く影が見えた。

……っ……!?

まどか「……あれが、ワルプルギスの夜……!?」

さやか「大きい……!」

マミ「えっ……!?鹿目さん、美樹さん!?」

杏子「なっ……お、おい!なんであいつらが……!」

ほむら「ッ……インキュベーター……!」

QB「参ったな。このままじゃ本当に、彼女たち3人でワルプルギスの夜を倒してしまうね」

まどか「えっ……!?」

さやか「あ、あんたさっき、劣勢だって……!」




604 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:12:14.61 ID:j2AvXzQG0
QB「僕は仮定の話をしただけだよ」

さやか「っ……騙してたんだね……!」

QB「騙す、という行為自体、僕には理解できないよ。
  ここに来たのは君たちの意思だろう?僕が無理矢理連れてきたわけじゃない」

まどか「そんな……!」

さやか「ふざけんな!お前は……!」

杏子「おい!あんたたちこんなとこで何やってんだ!」

さやか「ッ!杏子……!」

杏子「ここは危険だ!だから……」

1.保護結界を張って、2人を守る

2.安全な場所まで逃げるように言う

>>610




610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:14:24.77 ID:zmd1pynB0
1




617 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:18:14.98 ID:j2AvXzQG0
1.

杏子「この中でじっとしてろ!」

まどか「杏子ちゃん……!」

さやか「あ、ありがとう、杏子……!」

ほむら「……安全は確保できたわね。それじゃあ、行きましょう。
    もう一押しで、確実にあいつを倒せるわ」

杏子「よっし!そうと決まれば、さっさとぶっ倒しちまおうぜ!」

マミ「えぇ。後輩の前で、格好悪いとこ見せられないものね!」

QB「やれやれ、僕は結界の中に入れてくれないんだね」




619 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:21:35.91 ID:j2AvXzQG0



ワルプルギス「アハハ……ウフ……アハ、アハハ……!」

杏子「へ、へへっ……!ようやくあいつ、笑えなくなって、来たみたいだな……!」

マミ「そうね……!本当に、あと一押しで行けるわ……!」

ほむら「ここで、一気に決める……!2人で、最大火力を打ち込んで……!
   まずは私が、こいつの動きを止める!」

マミ「た、対艦ミサイル……!?」

ほむら「これでも、喰らいなさい……!」

ワルプルギス「ッ……!アハ、アハ……ウフフ……アハハ……」




620 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:24:00.86 ID:j2AvXzQG0
これだけだと、ワルプルギスの夜相手では決め手にはならない………。
でも、これだけじゃない。
佐倉さんと、巴さん、2人が居れば……!

ほむら「今!お願い!」

杏子「よっしゃあ!ぅおりゃあああああああ!!」

ワルプルギス「ッ……アハ、ウフ……」

杏子「マミさん!任せた!」

マミ「おっけー!飛びっきり大きいのをお見舞いするわよ……!ボンバルダメント!!」

ワルプルギス「アハ……ウフ……ア、ハ…………」




621 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:26:19.85 ID:j2AvXzQG0
ほむら「っ……!ワルプルギスの夜が……」

杏子「消えて、いく……?」

マミ「……勝った、の……?私たち、本当に、ワルプルギスの夜に、勝っ……」

ワルプルギス「ッ……!アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

杏子「なっ!?」

ほむら「ッ!?巴さん!!」

嘘だろ!?
こんな、このタイミングで、そんな馬鹿でかい……!

杏子「マミさん!避けて!!」




622 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:29:07.06 ID:j2AvXzQG0
マミ「っ……!」

杏子「ま、マミさん!?」

な、なんで避けないんだよ!?
あんな魔力の塊、まともに受けたら……!

まどか「ひっ……!」

さやか「う、うそ……こっちに……!?」

杏子「ッ……!?」

お、おい……そんな、そんなことって……!
あの攻撃の方向……さやか達が居る方向じゃないか……!
まずい、あたしの結界じゃ、あんなの……まさか!

杏子「まっ……マミさぁあああああん!!」

マミ「くっ……あ、あぁああああああああああ!!」




625 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:32:00.99 ID:j2AvXzQG0
ワルプルギス「アハ、ハ……………………」

QB「ワルプルギスの夜が、完全に……どうやら今のが最後の攻撃だったようだね。
  やれやれ、まさか本当に倒してしまうなんて。
  ただ……代償がないというわけじゃなさそうだね」

杏子「マミさん!マミさん!!しっかりして、マミさん!!」

ほむら「……そんな」

まどか「マミさん……嘘、だよね?そんな、そんなことって……!」

さやか「ま、マミさん、マミさん……目を開けてよ、マミさん!!」

QB「残念だけど、マミが目を覚ますことはないよ。ソウルジェムを見れば分かるよね。
  あれだけの魔力の塊を受けたんだ。無事で済むはずがない。
  マミのソウルジェムは……完全に破壊されてしまった」




630 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:34:11.12 ID:j2AvXzQG0
まどか「そんな……わ、わたしたちを、守って……」

さやか「あ、あたしたちが、あんなとこに居たから……!」

ほむら「……違うわ、あなたたちのせいじゃない。全ての元凶は……」

杏子「あたしだ」

ほむら「えっ……?」

杏子「あたしが、元凶だ。あたしが結界なんて張って、2人を守ろうとしたから。
   だから、まどかとさやかは逃げられなかった。あたしが結界なんて張らなければ、2人は逃げられたんだ」

ほむら「違う……!仕方なかった、あなたのせいなんかじゃない、これは……」

杏子「あたしの魔法が、2人を閉じ込めてたんだ……。
   あたしの魔法が、マミさんを殺したんだ……!」




635 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:36:53.05 ID:j2AvXzQG0
杏子「あたしは、あたしはまた、自分の魔法で、家族を殺しちまったんだ……。
   あたしは、また、他人のために魔法を使って、家族を殺しちまったんだ……!」

さやか「き、杏子……!」

杏子「そうだよ、結局、そうなんだ!他人のために魔法使ったって、ろくなことになりゃしない!
   そんなことしたって、自分も、他人も、みんな不幸にするだけじゃんか!
   分かってたさ、分かってたはずなんだよ!
   でも、信じたかった、あたしは、他人の役に立つんだって、信じたかった!!
   でもダメだった!他人のために魔法を使って、ダメだった!あたしは、あたしは……!」

ほむら「杏子、落ち着いて……!あなたのせいじゃない!巴さんは……!」

杏子「……やめだ」

ほむら「えっ……?」

杏子「他人のためだ、正義のためだなんて、下らない。
   そんなことは、もうやめだ。あたしはもう二度と、他人のために魔法を使ったりしない」




641 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:39:12.83 ID:j2AvXzQG0
ほむら「っ……杏子……。違う、巴さんは、そんなこと……」

杏子「そうさ。マミさんは、最後まで正義の味方だった。そのマミさんを、あたしは殺したんだ。
   マミさんだって、他人を守って死んじまった。
   だったらさ、正義の味方なんて、ならない方が良いじゃん。
   そんなもん目指したって、自分が不幸になるか、他人を不幸にするか、どっちかしかないんだよ」

さやか「杏子……あんた……」

杏子「悪い、さやか、まどか。あたしはもう、自分が傷付くのも、他人を傷付けるのも、まっぴらごめんだ。
   あんたたちはさ、せっかくマミさんに救ってもらった命なんだ。
   自分の命を大切に、平和な人生を幸せに生きなよ」

まどか「杏子ちゃん……」

杏子「あたしは、風見野に戻る。そこで、また自分のためだけに、生きることにするよ。
   あんたたちはさ……幸せになってくれよ。……じゃあね」




647 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:41:40.70 ID:j2AvXzQG0
まどか「……どうして、どうしてこんな……」

さやか「……ワルプルギスの夜、倒したのに……マミさんが死んじゃって、杏子まで、あんな……」

ほむら「……何よ、これ……」

これが、私の望んだ結末……?
確かに、まどかは魔法少女になってない。
美樹さんだって、魔法少女になってない。
ワルプルギスの夜も倒せた。
町を救えた。
なのに……どうして、こんな……。

まどか「……ほむら、ちゃん?」

さやか「ど、どこ行くのよ……」

私は……こんな未来は、望んでない。



  おしまい




648 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:42:27.61 ID:coQ+/R020





651 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:43:27.10 ID:4sqP2ipZ0
乙。セーブポイントから再開はよ




662 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:45:53.34 ID:j2AvXzQG0
2.

杏子「今すぐここから離れろ!」

ほむら「そうね。少しだけ待ってて。私が2人を安全なところまで逃がすわ」

マミ「残念ね、キュゥべえ。あなたの思惑通りに行かなくて」

QB「やれやれ……」

ほむら「2人とも、私に掴まって」

さやか「う、うん!」

まどか「あ、その……みんな、気を付けて……!」

マミ「ありがとう、頑張るわ」

杏子「まぁ、信じて待ってろっての!」

ほむら「……行くわよ」

 カチッ




666 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:48:01.30 ID:j2AvXzQG0
ワルプルギス「アハハ、ウフ……アハハハハ……!」

杏子「さーて……もう一暴れするとしますか!」

マミ「えぇ、この調子なら、きっと……」

ほむら「もう一押しで、確実に倒せるわ」

杏子「うおっ、戻ってくるの早いな!」

ほむら「それが私の魔法だもの」

マミ「それじゃ、3人揃ったところで……一気に決めちゃいましょう!」




671 :>>621の次:2012/07/02(月) 00:51:03.43 ID:j2AvXzQG0
マミ「くっ……!あ、危なかった……!」

杏子「マミさん!よ、良かったぁ……!」

ワルプルギス「アハ……ウフ、ア、ハ……」

ほむら「……今度こそ、本当に消える……!」

マミ「あれが最後の悪あがきだった、ってわけね。
   正直、まともに受けてたら危なかったわ……」

杏子「こ、今度こそ、終わったんだよね……勝ったんだよね、あたしたち……!」

QB「まさか、本当にワルプルギスの夜を倒してしまうなんてね。恐れ入ったよ」

ほむら「……勝ったんだ……。本当に、勝ったんだ……!
    ワルプルギスの夜に、やっと、やっと……!やっ、たぁ……やった、やったぁ……!」




677 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:54:07.81 ID:j2AvXzQG0
マミ「まぁ……暁美さんのこんな顔が見られるなんて……」

杏子「ははっ!実は一番気ぃ張ってたってことか?意外っちゃ意外だね」

まどか「ほむらちゃん!杏子ちゃん!マミさん!!」

さやか「お、終わったんだよね!空も晴れてるし、ワルプルギスの夜も、居なくなってるし……!」

ほむら「ま、どか……まどか、まどかぁあ……!」

まどか「わっ!?えっ、ほ、ほむらちゃん?」

ほむら「私、やっと、あなたを守れた……!まどかを、守れた……!」

マミ「あらあら、うふふ」

さやか「ん、ん~……?ほむら、こんなキャラだっけ?」

まどか「……お疲れ様……ありがとう、ほむらちゃん!」




678 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:56:13.31 ID:j2AvXzQG0
杏子「っていうか、マミさん。最後のアレ……」

マミ「“ボンバルダメント”のこと?実はね、ティロ・フィナーレよりも大きな技を考えてて、
   これだけはとっておきだって決めてたの。イタリア語で、“砲撃”っていう意味なのよ?
   ティロ・フィナーレは“最後の射撃”っていう意味だけど、射撃よりも砲撃の方が威力が大きいでしょ?
   そうだわ、私がもって強くなって、将来もっと大きな技を出せるようになったら、
   その時は“ボンバルダメント・フィナーレ”っていう名前を……」

杏子「あ、はは……そうだね、良いと思うよ」

さやか「っていうか、ほむら!あんたいつまでまどかにくっ付いてるのよ!
    あたしの嫁に手を出しおって許さんぞ!」

まどか「ま、まぁまぁ、さやかちゃん。今は、ね?」

ほむら「ぐすっ……ぇ……ぇうっ……まどかぁ……!」

QB「……やれやれ」




679 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 00:58:15.40 ID:j2AvXzQG0



マミ「はい、それじゃこの中から、好きなケーキを取ってね?」

杏子「わーい!それじゃ、あたしこれ!」

ほむら「待ちなさい、杏子。まずはまどかに選ばせるべきよ」

まどか「ほ、ほむらちゃん。わたしは大丈夫だから……。
    それじゃ、えっと……あ、このケーキ可愛い!これ貰っても良いですか?」

さやか「そんじゃ、あたしこれもーらい!」

ほむら「私は……これにするわ」

マミ「みんな選び終わった?それじゃ、早速いただきましょうか」

杏子「うん!いっただっきまーす!」




682 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 01:00:33.88 ID:j2AvXzQG0
まどか「ほむらちゃんのケーキ、ちょっと変わってるね。何が入ってるの?」

ほむら「良かったら、少し食べてみる?」

まどか「えっ?そんな、悪いよ」

ほむら「良いの、気にしないで。はい」

まどか「は、半分も?えっと、じゃあ私のも、はい、半分こ。えへへっ」

ほむら「ありがとう、まどか」

さやか「うひゃあー……。なんていうか、相変わらずラブラブだねぇ、この2人は」

マミ「あら……もう、佐倉さんったら。口の周りがクリームだらけよ?」

杏子「へっ?」

マミ「ほら、じっとして」

杏子「んむ……。えへへ、ありがとう、マミさん」

さやか「ぐぬぬ……なんか、あたし1人だけあぶれてるような……。
    ふーんだ!良いもん!今度恭介とデートの約束したし!
    あたしのために作った曲、演奏してくれるって言ってたし!」



   おしまい




683 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 01:00:52.56 ID:zmd1pynB0
あ、思い出した、コレだ。

ほむら「私の中に、もう1人……!?」その1


840 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] :2012/05/24(木) 23:35:34.56 ID:5upi7xT/0 (167/176) [PC]
まどか「みんな……!大丈夫……!?」

ほむら「……鹿目さん……!」

まどか「勝ったんだよね、ワルプルギスの夜に、勝ったんだよね……!!」

さやか「あったぼうよー!このさやかちゃんが負けるはずないじゃんか!」

杏子「ていうかマミ、最後のは何だありゃ」

マミ「“ボンバルダメント”のこと?うふふっ、実はね、ティロ・フィナーレよりもっと大きな技を考えてて、
   この技だけはとっておきだって決めてたの。イタリア語で、“砲撃”っていう意味なのよ?
   ティロ・フィナーレは“最後の射撃”って言う意味だけど、射撃より砲撃の方が威力が大きいでしょ?
   あっ、そうだわ。私がもっと強くなってボンバルダメントよりもっと強い攻撃をできるようになったら、
   その時は“ボンバルダメント・フィナーレ”って……」

杏子「……そういうとこ相変わらずかよ……」




684 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 01:01:40.15 ID:y7goM6XFO
おつ
面白かった




685 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 01:01:50.86 ID:juXYE9sl0


ボンバルダメント気に入ってるのかお前




693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 01:05:04.35 ID:cNsF/Aua0
これで本当に乙、かな?

>>683はたしかに見覚えあるわ
あの時のほむらがループしてる……というより>>1のお遊びの範囲か、これは




694 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 01:05:27.69 ID:j2AvXzQG0
付き合ってくれた人ありがとう、お疲れ

ボンバルダメントは気に入ってる




697 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 01:06:34.72 ID:aYnyXGml0
ボンバルダメントの発音に未だ違和感がある




705 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 01:14:35.59 ID:zmd1pynB0
正直ボンバルダメント・フィナーレはダサいとおもうの




707 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 01:16:20.40 ID:j2AvXzQG0
>>705
え、かっこ良くない?




708 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 01:18:12.31 ID:zmd1pynB0
>>707
なんか盛りすぎ
もっとスタイリッシュにしないと




709 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 01:19:28.06 ID:aYnyXGml0
ボナーレでいいだろ




711 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 01:22:33.45 ID:zmd1pynB0
裁きの砲撃~デル・ギュディジオ・ボンバルダメント~なるモノが思い浮かんだ




712 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/02(月) 01:22:36.47 ID:iDtegKP00






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コメント
この記事へのコメント
  1. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/07/09(月) 16:03: :edit
    マミさんのふとももにおにんにんはさみたいよぉ
  2. 名前: 名無しさん #-: 2012/07/09(月) 16:47: :edit
         △  ¥ ▲
        ( ㊤ 皿 ㊤) 十五番街で奴は消えた。
        (        )
       /│  卵  │\       生暖かい風の吹く、厭な夜だった。
      <  \____/  >
          ┃   ┃
          =   =

     3ゲットロボだよ
     セーブポイントのない戦いに明け暮れるハードボイルドな男だよ
  3. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/07/09(月) 16:55: :edit
    こうだと良いなと切に思いながらも
    実際にその通になるとむず痒い気持ちになるような・・
    よく出来た綺麗なお話。

    読んでてどこで落とし穴を仕掛けてくるか冷や冷やしたよ。
    それだけにラストの2択安価はやめて欲しかった。
    そんなことせず2の筋書きで突っ走るべき。
    面白かった。
  4. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/07/09(月) 19:20: :edit
    ハッピーエンドすぎて泣いた
  5. 名前: 名無しさん@ニュース2ちゃん #cRy4jAvc: 2012/07/09(月) 20:21: :edit
    どっかで読んだことあるなと思ったら
    ほむら「私の中に、もう1人……!?」その1
    これの焼き回しか。いいぞどんどんやれ
  6. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/07/09(月) 20:47: :edit
    この作者安定してるな
    突然安価入った時はどうなるかと思ったが
    ボンバルダメント乙!
  7. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/07/09(月) 21:36: :edit
    仁美がよかった
  8. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/07/09(月) 22:41: :edit
    私の中にもう一人はいい長編だった。
  9. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/07/09(月) 23:14: :edit
    良かった
  10. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/07/10(火) 00:30: :edit
    ボンバルダメントどっかで見たことあると思ったら……
    ていうかこのマミさん、金色のガッシュ!!好きそうだな
  11. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/07/10(火) 11:08: :edit
    結局ほむら以外は魔女の正体を知らないままか
    こういう終わり方だとどうしても
    マミ「さすがに30にもなって魔法少女続けるのは辛いわね」
    のSSみたいな展開になってしまうんじゃないかと思ってしまう
  12. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/07/10(火) 14:46: :edit
    この人のは焼き増し多いけどその分安定してるな


    広告貼ってる2chまとめサイトが登録必須になったみたいだけど、ここにはなにか影響あるかね
    ニコニコプレミアミへの登録が必須だから金かかるみたいだが
  13. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/07/10(火) 16:34: :edit
    各キャラの扱いが丁寧で、作者のまどかマギカ愛が伝わってきて良かった(特にまどかとさやかと仁美)

    ただ、中盤の展開がしっかりしてて腑に落ちるものだっただけに最後の安価は要らなかったかもな……いずれにせよ乙。

    ※11
    きっとこのSSのみんななら支え合って乗り越えてくれるはず‼………多分
  14. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/07/11(水) 00:56: :edit
    正統派というか王道というか
  15. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/07/12(木) 16:07: :edit
    マミさんはぶれないな
  16. 名前: 通常のナナシ #-: 2013/02/17(日) 16:35: :edit
    仁美…!
  17. 名前: 通常のナナシ #-: 2013/02/27(水) 17:31: :edit
    響いたぜ…心によ…!!
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.
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