ほむら「この時間軸のまどかは……」その2

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2012/05/14(月)
544 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:29:39.97 ID:JOWyCvRm0

その2です。

544 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:29:39.97 ID:JOWyCvRm0


マミ「終わったわね……」

ほむら「流石に3人も居れば楽でしたね」

さやか「…………」

ほむら「……さやか?どうしたの?」

さやか「あ……いや、あのさ……やっぱり、あたし、足引っ張っちゃってない?
    なんか、2人の戦いが凄すぎて……」

ほむら「そんなこと、気にしなくて良いわ。あなたは経験が浅いんだもの。
    上手く戦えなくて当たり前。これから少しずつ慣れてくるわ。……そうだわ、巴さん」

マミ「?どうしたの?」

ほむら「明日から、さやかが少しでも上達するよう特訓してあげませんか?」

さやか「えぇっ?そ、そんなわざわざ……良いよ、申し訳ないし……」

ほむら「もし巴さんが忙しいようなら、私が1人でも……」

マミ「……いいえ、もちろん私も付き合うわ。美樹さんには早く一人前になってもらいたいしね」

さやか「本当に、良いんですか?あ、ありがとうございます……!」




549 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:31:42.32 ID:JOWyCvRm0
さやかの部屋

さやか「だはーっ……疲れたー。それにしても……2人とも凄かったなぁ。
    あたしなんて、完全に足手まといだったよ……。
    あれじゃあ逆に迷惑になっちゃってないかなぁ……」

QB「それは仕方ないよ。彼女たちとは経験値が違いすぎる。
  初めから上手く戦える魔法少女はそう多くは居ないから気にすることはない」

さやか「あ、足手まといは否定しないのね……まぁ良いけどさ。
    ていうか『そう多くは居ない』って、ちょっとは居るってこと?やっぱ、才能とかあるわけ?」

QB「そうだね。事実、魔法少女としての強さは経験以上に素質に大きく左右される」

さやか「ずるいー!不公平だー!」

QB「こればっかりは仕方ないよ。
  逆に、経験が全くなくても才能だけでマミやほむら以上の魔法少女になれる天才だって居る」

さやか「うわ、そんな人居るんだ……すごいなー。会えるもんなら会ってみたいよ……」

QB「もう会ってるよ。君の身近な人間だ」

さやか「えっ……?誰よ、それ……」

QB「鹿目まどかさ」




550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:32:12.07 ID:eL0RgAcJO
まどか(あれ?私だけ仲間外れじゃね…?)




551 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:32:40.26 ID:Y0oi5z9v0
この疎外感wwww




553 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:34:46.95 ID:JOWyCvRm0
さやか「ま、まどかが……!?嘘……!」

QB「嘘なんかじゃないさ。
   これには僕も驚いているんだけど、まどかはこれまでに類を見ないレベルの素質を持っている」

さやか「そ、そうなんだ……。なんていうか、人は見かけに寄らないなぁ……」

QB「だから、もし君がマミやほむらの負担を減らしたいと思っているのなら……
  いっそのこと、まどかに頼んでみるのも手かもしれないよ」

さやか「ダメだよ。それはダメ。
    ほむらが言ってた。契約は、奇跡にすがる他に道のない人間がするものだって。
    あたしの都合で、まどかを巻き込むわけにはいかないよ」

QB「…………」

さやか「それに、2人があたしに特訓つけてくれるって言ってるんだし!
    ほむらやマミさんの思いに応えるためにも、あたしが頑張らないとね!」




557 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:37:00.28 ID:JOWyCvRm0
翌日、夕方

さやか「どぉりゃぁあ!!はぁ……はぁ……ど、どうでしょうか?」

マミ「まだまだね。魔力の消費に無駄が多すぎるわ。
   今はまだそうでもないけど、そのままだと実戦じゃすぐソウルジェムが濁ってしまうわよ」

さやか「ぐっ……き、厳しいなぁ……」

マミ「弱音を吐いてる暇があったら、どうすれば良くなるのか考えたらどう?」

さやか「は、はい……」

ほむら「…………」




566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:39:28.65 ID:JOWyCvRm0
さやか「ぜぇ……ぜぇ……」

マミ「ほら、何をしているの?早く……」

ほむら「あの、巴さん……今日はもうそのくらいにしておいた方が。
    あまり魔力を使いすぎるのも良くないですし……」

マミ「……それじゃ、今日はここまでにしましょう」

さやか「は、はいぃ……」

マミ「その様子じゃ、今日のパトロールは美樹さんは無理ね。
   暁美さん、今日は2人でやりましょう?」

ほむら「え?でも……」

マミ「美樹さんが疲れたからって、魔女退治をサボるわけには行かないもの。
   この子を家まで送ってからでも良いから、ね?」

ほむら「……はい、わかりました。さやか、立てる?」

さやか「あ……うん、平気平気!大丈夫だよ!」

ほむら「そう……。なら良いけど……あまり無理はしないよう、心がけて」

さやか「うん……ありがと、ほむら」

マミ「…………」




571 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:41:35.83 ID:JOWyCvRm0
ほむら「それじゃ、私はさやかを家まで送ります」

マミ「えぇ。それじゃ、30分後にまたいつもの公園でね」

さやか「…………」

ほむら「…………」

さやか「あのさ、ほむら……」

ほむら「何かしら」

さやか「マミさんって、いっつもあんなに厳しいの……?」

ほむら「……さぁ、どうだったかしら。私の時は……」

さやか「えっ?ほむらもマミさんに特訓つけてもらったんだ?」

ほむら「あ……そうじゃなくて、私と一緒に居る時は、という意味よ」

さやか「なーんだ……。それにしても第一印象とずいぶん違うなぁ、あの人。
    普段は優しいけど、魔法少女絡みになると厳しい、みたいな?」

ほむら「……そうね、そうかも知れないわね」

確かに、巴さんは後輩の育成には力を入れる人だった。
けれど……、私の時はあそこまで厳しかっただろうか。
さやかに対する厳しさには、何か違うものを感じる……そんな気がする。




576 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:43:40.90 ID:JOWyCvRm0



マミ「ふふっ……なんだか久し振りね、暁美さんと2人でパトロールなんて」

ほむら「そうでしたか?」

マミ「えぇ。だって最近はあんまり2人で一緒に居ることってなかったから……。
   お茶会しても、鹿目さんと一緒にすぐ帰っちゃうし……」

ほむら「……ごめんなさい」

マミ「あ、違うの……別に暁美さんを責めてるんじゃなくて……!
   それより、パトロールが終わったらウチに寄らない?
   時間も時間だし、お茶会と言うよりはお食事会になっちゃうけど……」

ほむら「……えぇ。特に用事もないし、良いですよ」




579 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:45:42.30 ID:JOWyCvRm0
マミ宅

マミ「ごめんね、簡単なものしか作れなくって」

ほむら「いえ、そんなこと。美味しいです」

マミ「ふふっ、良かった」

ほむら「…………」

マミ「暁美さん?どうしたの?」

ほむら「巴さん……今日のさやかの特訓、少し無茶しすぎじゃありませんでしたか……?」

マミ「……そうかしら」




589 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:48:09.03 ID:JOWyCvRm0
ほむら「特訓を提案した私が言うのもおかしな話かもしれませんけど……」

マミ「でも、美樹さんを少しでも早く一人前にしてあげるのが私たちの役目でしょう?
   美樹さん自身もそれを望んでいるんだし……」

ほむら「それは、そうですけど……」

マミ「それに、早く一人前になってもらわなきゃ……じゃないと……」

ほむら「……?巴さん?」

マミ「……ううん、ごめんね。なんでもない。
  とにかく、本人もやる気があるんだから私たちもそれに応えてあげないと。
  大丈夫、あんまり無茶なことはさせないよう気をつけるから」

ほむら「……はい」




593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:51:37.17 ID:JOWyCvRm0
翌日、夕方

さやか「ぜえっ……ぜえっ……」

マミ「……今日は、このくらいにしておきましょうか」

さやか「は、はい……」

ほむら「さやか……ソウルジェムは大丈夫?」

さやか「今のところ……まぁ、なんとか……」

ほむら「なら、良いのだけど……」

マミ「だいぶ疲れているようね、美樹さん。
   それじゃ、今日の魔女退治も私と暁美さんの2人で行きましょうか」

さやか「えっ……で、でも昨日も……。流石に今日は……」

マミ「無理は禁物よ?今のあなたが優先することは、少しでも魔力運用の効率を上げること。
   そしてゆっくり体を休めること。疲れを魔力でごまかしたりしたら、それこそ魔力の無駄使いだもの」

さやか「え、っと……は、はい……わかりました……」

マミ「それじゃ暁美さん、また後でね?」

ほむら「…………」




598 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:54:48.31 ID:JOWyCvRm0



さやか「……今日も、魔女退治は無しかぁ……」

ほむら「仕方ないわ。巴さんの言うことも一理ある。疲れていることも事実なんだし」

さやか「でもさ、魔女と戦ってない魔法少女なんて、なんか……」

まどか「あ……!ほむらちゃん、さやかちゃん……!」

ほむら「まどか……?どうしたの、こんなところで」

まどか「パパと、タツヤと、お散歩して、帰ってきて……。ほむらちゃんと、さやかちゃん……
    見つけたから、パパたちには先に帰ってもらって……」

さやか「そっか。もうすぐ日が暮れちゃうから、早く帰りなよ?」

まどか「うん、ありがとう……。2人は……えっと……もしかして、魔女退治……?」

ほむら「えぇ、私はこれから。さやかは……」

さやか「そうそう!魔女退治、魔女退治!」

ほむら「……さやか」

さやか「さやかちゃん頑張っちゃいますからねー!なんてったって、正義の味方なんだから!」

まどか「うん……2人とも、頑張って……気をつけてね……!」




599 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:56:59.42 ID:JOWyCvRm0
さやか「…………」

ほむら「……さやか、あなた……」

さやか「……あはは、悪いね。でもごめん、まどかの前では、格好つけさせて。
    あの子は、あたしのこと正義の味方なんだって思ってるんだ。
    そんなまどかの前で、格好悪い姿なんか見せられないじゃん?」

ほむら「それは良いんだけど……」

さやか「だーいじょうぶだって!まどかの前だけだよ!
    無茶なんかしないからさ。もー、心配性だなぁほむらは!」

ほむら「…………」

さやか「それじゃ、送ってくれてありがと!じゃあね、また明日!」

ほむら「……えぇ」




602 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 02:59:04.72 ID:JOWyCvRm0



さやか「……はぁ……」

QB「落ち込んでいるのかい、さやか」

さやか「キュゥべえ……。落ち込んでる、って言うか……うーん……。
    あたし、魔女と戦わなくて良いのかな、ってさ」

QB「君は戦いが好きなのかい?」

さやか「そうじゃないよ。……あたしはさ、正義の味方になるんだって決めたんだ。
    契約した時は正直、どんな魔法処女になるかなんて考えてなかったけど……。
    あの日言われたまどかの言葉で、あたしの目指す魔法少女の姿は決まったんだよ」

QB「だからマミやほむらと一緒に居るんだろう?
  彼女たちは、君が目指す魔法少女像そのものだ。理想の姿と言って良い」

さやか「うん……だけどさ。結局あたしは、たったの1回魔女と戦っただけ……。
    あの2人は毎日戦ってるのに、あたしはただただ練習して、休んで。
    昨日も、今日も……きっと、明日も、明後日も……」




604 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:00:08.61 ID:yBeP+Mng0
処女だと




605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:00:19.58 ID:GPH/PInd0
魔法処女....




607 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:00:54.57 ID:hmjOf4+W0
なに?処女のまま三十路ってこと?




608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:01:25.65 ID:JOWyCvRm0
QB「確かに、今の君は魔法少女としての責務を果たしているとは言えないだろうね」

さやか「ぐぬっ……そ、そこまではっきり言われると心に来るなぁ……」

QB「でもそんなことで悩んでいるのなら、解決するのは簡単だ。
  今からでも魔女退治に行けば良いじゃないか」

さやか「そ、それを言っちゃあ……」

QB「疲れていてもパトロールするくらいなら出来るだろう?
  もし何かあったら、マミとほむらに増援を頼めば良い」

さやか「でも、休めって言われてるのに勝手なことして、怒られたりしないかなぁ……」

QB「君にとっては魔法少女としての責務より、人から怒られるかどうかの方が重要なのかい?」

さやか「そ、そんなことないよ!
    ……うん、キュゥべえの言う通り。こんなことで悩む必要なんてなかったんだ。
    あたし、今からパトロール行ってくるよ!さやかちゃん、出動!」

QB「良かった。それこそ、魔法少女のあるべき姿だ。君には期待してるよ、さやか」




611 :>>602 ミスった\(^o^)/:2012/05/01(火) 03:03:50.40 ID:JOWyCvRm0



さやか「えーっと確か、こんな風にソウルジェムの光で探すんだよね」

QB「そうだよ。自殺が多そうな人気の少ない場所や、逆に人で溢れる繁華街なんかも探してみると良いかもね」

さやか「よーし、それじゃあその辺を……って、あれ?
    ね、ねぇキュゥべえ。もしかしてこれ……」

QB「これは珍しいね。こんなにあっさりソウルジェムが反応するなんてあまりないことだよ」

さやか「じゃあやっぱり、近くに魔女か使い魔が居るってことなんだね……!
    ど、どうしよう……マミさんとほむら、呼んだ方が良いかなぁ……」

QB「まずは結界に入って、魔女のものかどうか確かめてみるのが良いんじゃないかな。
  使い魔なら自分の腕試しにもなるだろう?わざわざマミたちの手を煩わせることもない」

さやか「そ、そっか……。よーし……!大丈夫、あたしならやれる!頑張れさやか!」




613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:05:57.30 ID:JOWyCvRm0



さやか「ぅおりゃああ!!……はぁ……はぁ……」

QB「やるじゃないか、さやか。もう何匹も使い魔を倒してる」

さやか「でも、ちょっと数多くない……?それに結界もかなり広いみたいだし、これってやっぱり……」

QB「さやか!あそこ!」

さやか「えっ?あ、あれ……魔女!?やっぱりここ、魔女の結界だったんだ……!」

QB(……まさかとは思ったけど、やっぱりこの魔女だったか……)

ギーゼラ「…………」




616 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:08:06.13 ID:JOWyCvRm0
さやか「キュ、キュゥべえ!ほむらとマミさん呼んできて!あたしはこの魔女を見張ってる!」

QB「大丈夫かい、さやか。今の君じゃ、この魔女を相手にするのは……」

さやか「2人が来るまでの時間稼ぎくらいならなんとかなるよ、だからお願い!」

QB「そうか、わかった。くれぐれも気を付けて!」

さやか「頼んだよ、キュゥべえ……!」

ギーゼラ「!」

さやか「気付かれた!か……かかってこい!」

ギーゼラ「オオオオオオオ!」

さやか「おわっ!と、危ない危ない……」

あたしは魔女と付かず離れずの距離を保ちつつ、戦う。
この魔女、動きはあんまり速くないみたいだ。
これならほむらたちが来るまでなんとか……。

けど、その時。

 「怖いよ……苦しいよ……ママ……」




619 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:10:54.77 ID:JOWyCvRm0
さやか「っ!?こ、子どもの声!?どこから……」

「怖いよ……助けて……」

そんな……まさかあの魔女の中から……!
まずい、時間稼ぎなんてしてる場合じゃない!

さやか「ま、待ってて!今助けてあげるから!……はぁあ!!」

ギーゼラ「オオオオオオオ!!」

くっ……この魔女、硬い……!

さやか「こ、こんのぉおおお!!」

「やだよ……!怖いよぉ……!」

さやか「っ!」

攻撃の瞬間に子どもの声が聞こえ、あたしは、一瞬動きを止めてしまった。

ギーゼラ「オオオオオオオ!!」

さやか「っあ……!」




624 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:12:55.89 ID:JOWyCvRm0
さやか「あぐぅっ!!」

魔女の鈍く、重い攻撃を、あたしは避け切れなかった。

さやか「ぐっ……あ、あぁあっ……ああぁああぁ……!」

あたしの……腰から下が……!
ソウルジェムは辛うじて無事だけど……下半身が、まったく動かない。
早く、早く治さないと……。

さやか「ぐ……ぅ……な、なん、で……!」

そんな……この前魔女と戦った時は、傷の治りはもっと早かったはず……!
それなのに、どうして……!




626 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:15:02.65 ID:JOWyCvRm0
ギーゼラ「オオオオオオオオオ!!!」

やばい……魔女が近付いて、っ……!

さやか「治れっ……治れ治れ!動いて、お願い……動い……」

あたしを叩き潰そうと魔女が思い切り腕を振り上げる。
その動きは、ずいぶん、ゆっくりに見えた。

あぁ……あたし結局、魔法少女として何の役にも立たないで、
誰にも知られず、こんなあっけなく、死んじゃうんだ。
正義の味方になんて、なれるわけ、なかったんだ……。
あたしって……。

 「なーにやってんだか、正義の味方ちゃん?」

ギーゼラ「ギャアアア!!」

魔女の腕が、吹き飛ばされて……!?

さやか「えっ……あ、あん、た……」

杏子「最初この結界見つけた時は先客かよ面倒くせぇって思ったけど、あんたで良かったよ。
    あんたみたいなひよっこなら、獲物の横取りも簡単だしね。
    ……ま、その様子ならどっちにしろしばらく動けやしないだろうけどさ」

さやか「ぐっ……」

杏子「そういうわけだから。あんたはそこで指をくわえて見てな!こいつはあたしが頂くよ!」




633 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:17:29.92 ID:JOWyCvRm0



ほむら「さやか!大丈夫!?っ……杏子……!?」

ギーゼラ「オオオオオオオ!!」

マミ「ッ……!あの、魔女……!」

杏子「これで、トドメだぁ!」

ギーゼラ「ギャアアアアアアアア……!」

杏子「いっちょあがり、っと。……ん?よぉ、遅かったな」

ほむら「佐倉杏子……あなたがどうして……!」

杏子「あたしなんかに構うより、こいつを先になんとかしてやった方が良いんじゃねえの?
   見なよ。魔力使い切っちまって、もう自分の治療も間に合ってないよ」

マミ「……!」




640 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:19:53.12 ID:JOWyCvRm0
マミ「み……美樹さん……!待ってて、今、治してあげるから……!」

さやか「あ……マミ、さ………………」

ほむら「さ、さやか!?」

QB「大丈夫、気を失ってるだけだ」

杏子「はぁ……。あんたらさぁ、美樹さやかの保護者だろ?だったらちゃんと世話見とけっての。
   今日はあたしがたまたま来たから良かったけど、でなきゃこいつ死んでたぜ?」

マミ「ッ……!」

杏子「ま、あたしにゃ関係ないことだけどさ。
   そんじゃ、グリーフシードもゲットしたしあたしは行くよ。じゃあね」




643 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:21:55.37 ID:JOWyCvRm0
ほむら「っ!そうよ、さやか……!ソウルジェムは……!」

っ……穢れが、こんなに……!
回復も上手くいかないわけだわ。
早く浄化してあげましょう……!

ほむら「……これで大丈夫。巴さん、傷の方は……」

マミ「今、治し終えたわ……」

ほむら「……良かった。これで、なんとか無事に……」

マミ「……ねぇ、キュゥべえ……?さっきの、魔女って……もしかして……」

QB「うん。君が昔戦って、勝てなかった魔女だ」

マミ「っ……やっぱり……!私が……私の、せいで……!」

ほむら「……巴、さん……?」




648 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:24:18.99 ID:JOWyCvRm0
マミ「私が、あの魔女から逃げたから……私が、美樹さんに無茶をさせたから……
   私が、美樹さんを1人にさせたから……全部、全部、全部……私が……」

QB「…………」

マミ「何が、みんなを守るよ……私はまた、人を不幸にするところだった……!
  私は結局、自分のことしか考えないで……最低……最低よ……私、私……!」

ほむら「っ……!巴さん!しっかりしてください!」

マミ「私のせい、全部、私のせい……私さえ居なければ……ごめんなさい……。
   ごめんなさい……私が、あの時死ねば……ごめんなさい……ごめんなさい……!」

ほむら「駄目!巴さん!自分を保って!お願い!巴さん!!」




651 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:27:06.78 ID:JOWyCvRm0
マミ「ごめんなさい……ごめんなさい……私さえ居なければ……!
   ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさ……」

さやか「ごめんなさい、マミさん……」

マミ「……え……」

ほむら「さやか……!あなた気が付いて……」

さやか「あたし、やっぱり、ダメでした……。まだまだ、訓練が足りなかった、みたいです……」

マミ「美樹、さん……」

さやか「はは……悔しいな。早く、一人前になりたいよ……。
    マミさん、これからも、よろしくお願いしますね……」

マミ「っ……」

さやか「マミさんが居てくれないと、あたし……だから、マミさん、また、訓練…………」

QB「また気を失った。わけがわからないよ」




658 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:30:58.26 ID:JOWyCvRm0
マミ「美樹、さん……!」

ほむら「巴さん……」

マミ「私、私……!ぅ……ぐすっ……!」

ほむら「さやかの思いに、応えてあげましょう」

マミ「うん……うん……!美樹さんが元気になったら、特訓再開して……!
   それで、その後は、みんなで……3人で……一緒に……!
   美樹さんが無事で良かった、本当に、良かった……!」

ほむら「えぇ。……良かった。本当に、良かった。
    それと巴さん、治療魔法で魔力を消費してしまったでしょう?浄化しないと」

マミ「あ……こんなに、穢れが……ありがとう、暁美さん」

QB「…………」




668 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:33:29.79 ID:JOWyCvRm0
さやか「ん……あれ、あたし……」

マミ「美樹さん!良かったぁ……」

さやか「ここは……あっ、そ、そうだ!魔女は!?あたし……!」

ほむら「……覚えてないの?」

さやか「あっ……そっか、確か……佐倉杏子が魔女を倒して、マミさんが来て、そこで……」

マミ「……もしかして、途中一度目を覚ましたのも覚えてないの?」

さやか「へっ?そう……でしたっけ?覚えてないや……」

マミ「そう、覚えてないなら良いの。……ちょっと、恥ずかしいところ見せちゃったものね」
   それより……美樹さん、お願いがあるの。聞いてくれる……?」

さやか「?はい、なんでしょう?」

マミ「あのね……。これから私と、私たちと……一緒に戦って欲しいな、って……」

さやか「え?それはもちろん。だってあたしたち、仲間ですよね?」

マミ「っ……そうだよね……そうなんだよね……ごめんね、美樹さん……ごめんね……!」

さやか「な、なんでマミさんが謝るんですか?
    あたしの方こそ、勝手なことして迷惑かけて、謝んなきゃいけないのに……」




669 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:34:47.78 ID:DK4/hwgIO
キャンデロロさんログアウトしてくれたのか
良かった…




670 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:35:38.15 ID:JOWyCvRm0
マミ「ううん、謝らせて……謝らなきゃ、いけないの……」

さやか「……?」

マミ「……私ね、美樹さんとの間に、壁作ってたんだ……」

さやか「あー……やっぱり、そうだったんですね」

マミ「えっ……気付いてたの……!?」

さやか「まぁ、なんとなく……。ほむらに対する態度と違うよなーってくらいには」

ほむら(全然気付かなかった……)




675 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:37:47.70 ID:JOWyCvRm0
マミ「暁美さんっていう仲間が出来て、浮かれて……。
   暁美さん、美樹さんにすごく優しいから、それで……あんな……」

さやか「あ、それなんとなく分かります。
    あたしも多分同じ立場だったらちょっとジェラシー感じちゃったりするかも!」

マミ「み、美樹さん、怒ってないの……?私が、あんな特訓して、無茶させなかったら……」

さやか「そりゃー特訓はめっちゃキツかったけど、別に怒るとかは……。
    あたしが家でじっとしてればあんな目にも遭わなかったわけだし……。
    それにマミさんが怪我治してくれたんだし、
    その上そんなに謝られたら怒る理由なんてどこにもないよ」

マミ「っ……!」




680 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:40:31.65 ID:JOWyCvRm0
さやか「それにしても、ほむらー。憎い女だね、このこのー!
    マミさんみたいな美女に嫉妬させるなんて、このすけこましめ!」

ほむら「……やけに2人きりになりたがると思ったら、そういうことだったのね……」

さやか「ふ、2人っきりですってー!?マミさん、もしかしてそういう……!」

マミ「ち、ちが!私は別に、そんな……。それは、暁美さんは確かに凄く美人だし、とっても優しいし、
   ときどきミステリアスな一面を見せることもあって素敵だとは思うけど……」

ほむら「……巴マミ、用事を思い出したから帰っても良いかしら」

マミ「ちょ、ちょっとぉ!他人行儀にならないでぇ!」

さやか(イジり甲斐あるなぁこの人……)

ほむら「冗談は置いといて……少し、真面目な話があるの」

さやか「お、おぉ……切り替え早いな……。どうしたのさ、突然改まって」




682 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:43:16.10 ID:ACDaqQWY0
まどか「…」




683 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:43:35.88 ID:JOWyCvRm0
ほむら「……聞いて、くれますか?」

マミ「……ただ事じゃないみたいね。わかったわ、話してみて」

ほむら「2週間後、この町にワルプルギスの夜が来る」

マミ「っ……!本当に……!?」

さやか「ワルプ……な、なんですかそれ?」

マミ「私も、話に聞いたことしかないけれど……史上最悪、最強と呼ばれる魔女よ。
   大規模な地震なんかの自然災害は、この魔女の仕業だって言われているわ……」

さやか「えぇ!?し、自然災害って……!そんなの、今までの魔女と……」

ほむら「そう、桁が違うわ。だから、お願いがあるの。
    どうか……私と一緒に、ワルプルギスの夜と戦って欲しい。この町を救う、手助けをしてほしい」

マミ「……そんなこと、わざわざお願いしなくたって。
   私たちは、この町を守るための魔法少女でしょう?」

さやか「そ、そそうだよ!み、水臭いぞほむらー!」

マミ「美樹さん、大丈夫……?」

さやか「うっ……そ、そりゃーちょっとびっくりしたけど、別に!
    あたしだって、これからマミさんとほむらとの特訓で強くなるんだから!」

ほむら「2人とも……ありがとう。とても、心強いわ」




685 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:45:53.03 ID:JOWyCvRm0
翌日

ほむら「……佐倉杏子」

杏子「……あんたか。何の用さ?こないだの続きでもしに来たかい?」

ほむら「いいえ、そのつもりはないわ。あなたにお願いがあって来たの」

杏子「お願い?どういう風の吹き回しよ?」

ほむら「でもその前に、お礼を言わせてちょうだい。さやかを助けてくれて、ありがとう」

杏子「……あいつ、助かったんだな」

ほむら「えぇ、あなたのおかげで」

杏子「ふん、あたしは魔女が居たから狩っただけだよ。
    別にあそこで、そのさやかって奴をついでにぶっ潰しといても良かったんだぜ?」

ほむら「…………」

杏子「ま、あたしも好き好んで人殺しなんてするほど落ちぶれちゃいないつもりだけどさ。
   でも……そうだね。二度とあいつが魔法なんか使えないよう、
   ソウルジェムをぶっ壊すくらいのことはしとくべきだったかもねー」

ほむら「……あなたがその気にならなくて良かったわ」




688 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:48:36.10 ID:JOWyCvRm0
杏子「にしても、敵に礼を言うなんて変わった奴だね、あんた」

ほむら「私はあなたの敵になったつもりはないし、なるつもりもないわ。
    あなたが私の邪魔をしない限りはね」

杏子「ふーん……なるほどね。あんた……あの2人とはちょっと違うみたいだね」

ほむら「どういう意味かしら」

杏子「初めはあいつらと同じで、甘ったれた腑抜けだと思ったが……。
   目的の邪魔になる奴は容赦なくぶっ潰す。あんたはそんな目をしてる」

ほむら「…………」

杏子「キュゥべえの奴が警戒するわけだ。気に入ったよ。
   話くらいは聞いてやる。頼みごとっての、言ってみな」




691 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:50:59.64 ID:JOWyCvRm0
ほむら「……2週間後、この町にワルプルギスの夜が来る」

杏子「っ……!?なぜわかる……?」

ほむら「それは秘密」

杏子「…………」

ほむら「とにかく、私の目的はそいつを倒すこと。そのために、あなたに協力して欲しい」

杏子「ふん……やなこった」

ほむら「……どうして?」

杏子「どうせあたしだけじゃなく、巴マミや美樹さやかにも声かけてんだろ?
   誰があいつらなんかとチームなんて組めるかっての。
   正義だなんだぬかす下らねえ甘ちゃんなんかとさ」

ほむら「…………」

杏子「けどまぁ……あんたがあいつらと手ぇ切ってさ。
   代わりにあたしと組むってんなら話は別だけどね。
   そんで、あたしとあんたの2人で巴マミと美樹さやかをこの町から追い出すんだ」




694 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:53:18.88 ID:JOWyCvRm0
杏子「そういう話なら、ワルプルギスの夜退治、手伝ってやるよ」

ほむら「それは無理」

杏子「ちっ。だと思ったぜ。んじゃ、交渉決裂だな」

ほむら「……ワルプルギスの夜が生み出す、莫大なグリーフシードに興味ない?」

杏子「ふざけんな。別に普通に魔女狩ってるだけで事は足りてるんだ。
   わざわざ危険を冒してまでワルプルギスの夜とやるメリットなんてありゃしないよ」

ほむら「……ワルプルギスの夜が来るまであと2週間ある。それまで考えておいて」

杏子「そういうあんたこそ考えときな。
   あいつらと手を切ってあたしと組む。悪くない提案だと思うけど?」

ほむら「……私の用はそれだけ。さようなら」



杏子「……はぁ。ドライだね、ほんと。なんであいつみたいなのがマミなんかと組んでんだか」




696 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:56:03.13 ID:JOWyCvRm0



杏子「さーて、今日の獲物はどこかなーっと」

あたしはこの町に来てから、グリーフシードには困ってない。
マミのグループも魔女退治をしてるとは言っても、あいつらは使い魔も倒してる。
そのおかげで、あたしが狩る分の魔女はそれなりに残ってるってわけだ。
少なくとも、風見野よりはずっと良い。

……おっ?

杏子「へへっ、早速ひっかかりやがった。あっちの方だな」




698 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 03:58:07.94 ID:JOWyCvRm0
杏子「って、なんだ……使い魔の結界じゃん、これ。あーあ、歩いて損した」

結界に入る直前になって、やっとこのことに気が付いた。
もう少し早く気付いていれば無駄も少なかったのに……。
とにかく、もうここには用はない。
さっさとこんなところ離れて別の獲物を……ん?

杏子「……今、誰か……」

その場から目を離す一瞬前。
結界に……誰かが取り込まれるのが見えた。

あの後ろ姿、どこかで……。
いや、まさかな。
それに、もしあいつだったとしても、別にあたしには……。

…………。

杏子「……くそっ、こんな時に限ってマミたちは何やってんだよ……」




701 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:00:46.24 ID:JOWyCvRm0



杏子「……ったく。なんであたしが使い魔の結界なんて入らないといけないのさ……」

入って、取り込まれた奴が誰か確かめて。
それからあたしは、どうしようってんだ……?
もし本当にあいつだったら、あたしは……。

……居た。

まどか「ど、どうしよう、どうしよう……!」

QB「まずいよまどか!このままじゃ危険だ!」

まどか「やだ、た、助けて……ほむらちゃん、さやかちゃん、巴さん……!」

QB「まどか、今君はとても危険な状況にある。おそらく死は免れない!」

まどか「や、やだ……助けてよぉ……!」

やっぱりあいつ、あの時の……!
しかし……キュゥべえも一緒に居て取り込まれただと……?




705 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:02:51.60 ID:lqYgGbwy0
このQB真っ黒やでぇ……




706 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:02:54.48 ID:JOWyCvRm0
使い魔「ケケケケケケケ……」

まどか「ひっ……!いやっ……こ、こないで、来ないで……!」

QB「まどか、助かるにはもう手段を選んでる暇はない!今すぐ僕と契約を結ぶんだ、早く……」

杏子「気にいらないねぇ」

まどか「えっ……?」

杏子「邪魔だよ、消えな」

使い魔「ギャアアアアアアアア……!」

QB「……杏子……!どうして、君が……」




711 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:05:01.77 ID:JOWyCvRm0
杏子「……ふん、雑魚がいっちょ前に粋がってんじゃねえってんだ」

QB「佐倉杏子……。君は使い魔は倒さない主義じゃなかったかい?」

杏子「あたしが使い魔倒しちゃいけないってのかよ。
   それより、何勝手に契約なんて結ぼうとしちゃってんのさ」

QB「まどかを救うには、これしか方法がないと思ったからね。
  それに契約を結ぶのに君の許可を得る必要性は感じられないよ」

杏子「そういう問題じゃないっつーの。
   やめてくれない?これ以上この町に魔法少女が増えたら、さすがに迷惑だわ。
   まぁ良い。おい、さっさと出るぞこんな場所。ほら、付いて来な」

まどか「えっ……あ、う、うん……」




712 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:07:16.95 ID:JOWyCvRm0



杏子「あーあ、無駄に歩かされるわ、魔力使わされるわ。ほんと今日ついてないわ」

まどか「あ、あの……あ、ありがとう、ございます……」

杏子「良いよ礼なんて。あたしはただ……魔法少女が増えて欲しくなかっただけさ」

まどか「え、っと……でも……」

杏子「んなことより、腑に落ちねえのはキュゥべえ。
    あんたが付いていながらこいつが結界に取り込まれたってことだ」

QB「……今回は僕のミスだ。僕だって失敗することもあるよ」

杏子「……。まぁとにかく、あんた……鹿目まどかっつったか?」

まどか「あっ、は、はい……」




715 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:09:27.60 ID:JOWyCvRm0
杏子「あんたみたいなのに魔法少女になられたらこっちが迷惑するんだよ。
   今日みたいなのは仕方ねえが……もし軽々しく契約なんてしてみろ。
   覚えときな?あたしが、いの一番にぶっ潰してやる」

まどか「……は、はい……」

杏子「ま、これに懲りたらしばらくはあの仲良しグループと一緒につるんでたらどうだい?
   あいつらと一緒なら今日みたいなことにもならねえだろ」

まどか「仲良し、グループ……あ……は、はい……」

杏子「……それに……。……あんたは死んじゃ駄目なんだよ」

まどか「え……?」

さやか「まどか!……ッ!?あ、あんた……!」




719 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:11:44.62 ID:JOWyCvRm0
マミ「どうして、あなたたちが一緒に……?」

ほむら「あなた、まさかまた……」

杏子「違うよ、何もしてねーって。
   なんか面倒くさくなりそうだからあたしはもう行くよ。じゃあね!」

まどか「あっ……」

ほむら「大丈夫、まどか?何もされなかった?」

まどか「う、うん、大丈夫……って言うか、その……実は……」



マミ「……え……!佐倉さんが、使い魔を倒した……?」

さやか「それでまどかを助けた、って……それ、ほんと?」

まどか「う、うん……あの子は、『魔法少女を増やしたくないだけ』って、言ってたけど……」

ほむら「…………」

杏子は、そもそも使い魔の結界には入りすらしないはず。
その杏子が、使い魔の結界に入った……。
偶然?
それとも、これには何か理由が…?




724 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:14:07.01 ID:JOWyCvRm0
ほむら「……それより、キュゥべえ。どういうこと?
    どうしてあなたが付いて居ながらまどかが結界に取り込まれたの?」

QB「杏子にも同じことを言われたよ。僕にだって、ミスはある」

……でも、今回のはミスじゃないでしょう?
強いて言えば、杏子に見付かったことがミスかしら?

とにかく、こいつはわざとまどかを結界へと誘い込んだ。
契約を結ばせるために。
ずいぶん、強引な手に出るようになったわね……。

もうこうなれば、背に腹は代えられない。

ほむら「……ねえ、まどか。しばらく私たちと一緒に行動するというのはどうかしら?」

マミ「えっ……?それって、一緒に魔女退治に……」

ほむら「こんな事が起こった以上、まどかを1人にさせるのは危険すぎます。
    キュゥべえにも『ミス』があるということも分かりましたし。
    それならまだ、私たちの手でまどかを守った方が安全じゃないかと」

さやか「確かに……今のあたしでも、自分とまどかを守るくらいならできるだろうし。
    ただ、攻撃はほとんど参加できないだろうけどさ……」

マミ「ううん、それも立派な役目よ。……わかったわ、みんなで鹿目さんを守りましょう。
  ……鹿目さん、ちょっと怖いかも知れないけど……私たちに付いてきてくれる?」




726 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:16:20.84 ID:JOWyCvRm0
まどか「あ、その……わたし……わたしも……」

マミ「……?」

まどか「ず、ずっと……一緒に、付いて行きたいな、って……」

ほむら「……まどか……!」

まどか「みんなが、命がけで戦ってる、のに……わたしだけ、って、思ってて……。
    だから……わたしも、その……付いて、行きたいです……!」

さやか「まどか、あんた……。ほんと、優しいんだから!」

まどか「だから、だから……えっと……!」

マミ「鹿目さん……そんなことを思ってくれてたのね。大丈夫よ、あなたは」

ほむら「あなたは必ず私が守ってみせるわ、まどか……!」

まどか「ほむらちゃん……!み、みんな……ありがとう、ございます……!」

マミ(……私のセリフ……)

さやか(マミさんかわいいなあ)




730 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:18:32.70 ID:JOWyCvRm0
学校、放課後

マミ「お待たせ。ごめんなさい、遅くなっちゃって」

ほむら「いえ、私たちも今来たところですから」

マミ「それじゃ、今日も美樹さんの特訓から……」

さやか「あの、マミさん。その前に……病院に行っても良いですか?」

マミ「あら……上条くんね?ふふっ、もちろん良いわよ」

さやか「ありがとうございます!」




735 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:20:41.03 ID:JOWyCvRm0
病院、待合室

まどか「さやかちゃん……なんだか嬉しそう」

さやか「へっ?そ、そう?そんなことないよ!」

ほむら「ここ数日、上条くんのお見舞いに行けてなかったものね」

さやか「だ、だからぁ!別に嬉しそうじゃないって!」

マミ「あらあら、うふふ。じゃあ私たちはここで待ってた方が良いかしら。
   2人きりの時間を、ゆっくりね。急がなくて良いわよ?」

さやか「ま、マミさんまで!もー、それじゃ行ってきます!すぐ戻って来るからね!」




739 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:22:42.15 ID:JOWyCvRm0



ほむら「本当に1人で行ったわね」

まどか「えへへ。やっぱり……2人きりの方が、良いよね」

マミ「素敵ね。あんな風に一途に思い続けるなんて、とてもロマンチック……」

ほむら「……あら?あれは……」

仁美「……まぁ、暁美さん、鹿目さん。ごきげんよう。
   それに……上級生の方ですか?ごきげんよう」

ほむら「志筑、さん……!……こんにちは。どうしてここに?
   今エレベーターを降りてきたようだけど」




743 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:24:48.12 ID:JOWyCvRm0
仁美「私は……上条くんのお見舞いですわ。あなた方も一緒ではありませんの?」

ほむら「……!」

マミ「そうね、私たちも上条くんのお見舞いに。と言っても、付き添いだけどね」

仁美「……美樹、さやかさん?」

マミ「あら、やっぱり有名なの?
   あの子、ほとんど毎日上条くんのお見舞いに行ってるらしいじゃない?」

仁美「そう、ですわね……」

ほむら「……志筑さんも、よく来るのかしら」

仁美「いえ、私はあまり行けてなくて……。よく行くようになったのは、本当につい最近ですのよ」

ほむら「……そう」

マミ「もしかして、2人は上条くんを争うライバルってことかしら?
   ふふっ、美樹さんに負けないよう頑張ってね、なんて……」

仁美「……そうですね。応援、ありがとうございます」

マミ「えっ?」

まどか「えっ?」

仁美「では、私はこれから用事がありますので。失礼しますわ」




748 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:27:26.26 ID:JOWyCvRm0
マミ「……じょ、冗談のつもりだったんだけどな……」

まどか「し、志筑さんって……そう、だったの……?志筑さんも、上条くんのこと……!」

ほむら「…………」

まずい、志筑仁美は既に行動を起こし始めている……。

この時間軸では、さやかと志筑仁美は親友じゃない。
つまり、この時間軸の志筑仁美は遠慮したりなんかしない。
宣戦布告すらせず、上条恭介に告白してしまう可能性だってある……!

さやか「お待たせー!どうよ、早かったでしょ!」

マミ「美樹さん、どうしてそんなに早く帰って来てるの!もっと長くお話しなさい!」

まどか「そ、そうだよ、さやかちゃん……!上条くんのとこ、戻って……!」

さやか「はい!?な、なんで?わわっ、ちょ、押さないで!
    ちょ、ちょっとほむら!何があったのよ!ぼーっとしてないで何か言って!」

ほむら「単刀直入に言うわ。あなた、このままじゃ上条恭介を志筑仁美に取られるわよ」




749 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:29:27.25 ID:JOWyCvRm0
マミハウス

ほむら「……今の説明で、理解できたわね」

さやか「そ、そんな……あたし、全然知らなかった。志筑さんがお見舞いに来てることさえ……」

マミ「上条くんには、変わった様子はなかったの?」

さやか「うん……。なんだよ、恭介の奴。志筑さんのことなんか、一言も言ってなかったじゃん……」

ほむら「彼が志筑さんのことを意に介してない、と解釈することもできるわ。
    わざわざ話題にするほどのことでもない、とね」

さやか「だったら良いんだけど……」

ほむら「……ところで、上条くんの退院はいつ?」

さやか「え、っと……。早ければもう今週中には、って言ってたけど……」

ほむら「……志筑さんは、彼が退院したら告白するつもりかも知れない」




753 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:31:27.93 ID:JOWyCvRm0
まどか「えっ……じゃ、じゃあ……!」

マミ「それまでに美樹さんが勝負を決めないと、ってわけね」

さやか「えぇえ!?こ、今週中って、急すぎるよぉ……」

ほむら「そんなことを言ってる場合かしら。あなた、上条くんを取られても良いの?」

さやか「じゃ、じゃあせめて、1日だけ!1日だけ考えさせて!」

マミ「考えるも何も、告白しないと志筑さんに取られるのは決まっているんでしょう?」

さやか「あーえっと、そうじゃなくて、ほら!セリフとかさ、そこまでどう会話を運ぶかとかさ!
    色々あるじゃん!だから、そういうのをじっくり考えたいっていうか……」

ほむら「……わかったわ。じゃあ1日だけ待ちましょう。できれば明日には実行できるよう、祈ってる」

さやか「う……が、頑張ってはみるよ」




756 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:33:28.95 ID:JOWyCvRm0
翌日、放課後

ほむら「それじゃあ、報告待ってるわよ」

マミ「ふふっ、良い結果を期待してるわ」

まどか「さ、さやかちゃん……頑張って……!」

さやか「ほ、ほんとに付いてきてくれないの?」

ほむら「私たちが居たら、またなんだかんだ言い訳してはぐらかすかも知れないじゃない」

マミ「それに、本来そういうものでしょ?告白って」




761 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:35:49.90 ID:JOWyCvRm0
病院

さやか「み、みんな他人事だと思って……。こっちの気も知らずにさ……」

でも……ここまで来たんだ。
とにかく、もう覚悟を決めるしかない。
志筑さんなんかに、先越されてたまるか!

さやか「き、恭介!入るよ!」

……だけど、扉を開けた先には、誰も居なかった。

さやか「え……あ、あれ……?」

看護師「あら、上条くんだったら今日の午前中で退院したわよ?」

さやか「えっ……?そ、そうなんですか?」

看護師「えぇ、予定より早めだけど、ずいぶん経過が良いからって」

さやか「わ……わかりました、ありがとうございます」

……も、もう退院だなんて……。
どうしよう、じゃあ、早ければ明日には志筑さんが……?

……そうだ、今から恭介の家に行こう……!




767 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:38:18.03 ID:JOWyCvRm0
上条家

さやか「…………」

あたしは、インターホンの前に佇んでいた。
ボタンを押そうとしたその時、中から恭介のヴァイオリンの音が聞こえてきたから。

……どうしよう、邪魔しちゃ悪いよね……。
勢いで来たのは良いけど……どうしよう。
でも、今日行かないと……どうしよう、どうしよう……。

杏子「何ぼーっと突っ立ってんのさ、ボンクラ」

さやか「なっ……!?」

杏子「入るならさっさと入れってんだよ、見てるこっちがイライラする」

さやか「う、うるさい!あんたには関係ないでしょ!?」

杏子「……この家の坊やだろ?あんたが契約した理由。
   たった一度の奇跡をくだらねぇことに使いやがって」

さやか「っ……あんたに、何が分かるのよ……!」

杏子「他人のために祈って、他人のために戦って、それで自分も幸せになろうってか?
   おめでたいねぇ、その頭が羨ましいよ。そんなこと、無理に決まってんじゃん」




772 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:41:35.32 ID:JOWyCvRm0
杏子「他人のために何かしたって、それが報われることなんて、絶対ない。
   それがあたしたち魔法少女なんだよ」

さやか「違う!あたしは、まどかのおかげで報われた!」

杏子「今はそんな気分になってるかも知れねえが、いつか必ず後悔する時が来る。
   結局、自分のためだけに生きるしかない。それが分かる時が必ず来る」

さやか「そんなことない!あんたも、他人のために何かしてみればきっと……」

杏子「だから、何にもならねぇって言ってんだよ!ひよっこが!」

さやか「っ……!?」

杏子「……身をもって、経験済みなんだよ……!」




773 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:43:50.95 ID:JOWyCvRm0
さやか「あんた……」

杏子「……ふん。なんだよ、シラけちまった。とにかく、そういうことだ。
   あんたも今は報われた気になってるかも知れないが、いつまでも続きゃしない」

さやか「……ごめん、あたしは、あんたのこと何も知らない。
    でも……これだけは言える。あたしの生き方は、間違ってなんかない。
    まどかがそれを証明してくれた。
    だからあたしは、この生き方に誇りを持って戦っていける」

杏子「……!」

さやか「……なんだかな。今恭介に会っても、何も言える気がしないや。
    それじゃ、あたしもう行くから。あ……そうだ。
    あの時、あたしを助けてくれたこと、感謝してる。
    ……ありがとう。……じゃあね」

杏子「っ……くそっ……!」




774 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:46:10.09 ID:JOWyCvRm0
翌朝、登校中

さやか「いや、だからさ……想定外の事態だったんだって……」

ほむら「一体何度忠告させるの?どこまであなたは愚かなの?」

さやか「そ、そんなに怒んなくても……」

マミ「美樹さん、暁美さんはあなたのことを思って……」

ほむら「…………」

失敗だった。
やっぱり、付いて行けば良かった……。
この子は、事の重大さを理解していない。
志筑仁美が上条恭介と結ばれることは……間違いなく絶望の引き金となる。

美樹さやかという人間は、感情の起伏が激しすぎる。
一度絶望に身を落とせば、あとは転落していくのみ……。

まどか「あ、あれ……どうして……?」

ほむら「?どうしたの、まどか」

まどか「どうして、上条くんと、仁美ちゃんが……?」

さやか「えっ……?」

ほむら「ッ……!」




777 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:48:16.24 ID:JOWyCvRm0
2人が、一緒に登校を……!?
まさか志筑仁美、退院前に……!

さやか「そ、そんな……。もしかして、2人はもう……?」

中沢「上条、もう大丈夫なのかよ!ってかどういうことだ?
   なんで退院して早々、志筑さんと2人で登校してくるんだよ!
   この野郎、いつの間に志筑さんみたいな美人ゲットしたんだ!?」

恭介「違うよ、そんなんじゃ……。登下校で歩くのでリハビリも兼ねてるからさ。
   志筑さんが手伝ってくれるって言うから、ただそれだけだよ」

中沢「なんだ。まぁ、お前には美樹が居るもんな。まさか二股なんてかけたりしないよなぁ?」

恭介「ははっ、もう、やめてくれよ。さやかはただの幼馴染だし、志筑さんもそんなんじゃないって」




781 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:50:17.76 ID:JOWyCvRm0
まどか「よ、良かった……。まだ、付き合っては居ないみたい……」

ほむら「でも時間の問題ね。
    早ければ今日、志筑さんは上条くんに告白してしまうでしょう」

さやか「き、今日……そんなの……」

ほむら「もうとやかく言ってる場合じゃないわ。今日の放課後、上条くんに告白しなさい」

さやか「う……や、やっぱ、やるしかないのかな……」

ほむら「もうそれしか道はないわ。放課後までに、セリフなりなんなり考えておくことね」




782 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:52:19.62 ID:JOWyCvRm0
休み時間

さやか「きょ、恭介!」

恭介「?どうしたんだい、さやか」

さやか「今日、さ!い、一緒に、帰らない!?」

恭介「一緒に?うん、良いよ」

さやか「ほ、ほんと!?」

恭介「もちろん。それじゃ、志筑さんにもそう言っておくよ」

さやか「へっ……?」

恭介「登下校、志筑さんがリハビリを手伝ってくれることになってるんだ。
   だから、志筑さんと3人で一緒に帰ることになるけど、良いよね?
   もしかして……志筑さんとはあまり仲が良くなかったりでもするのかい?」

さやか「あ、いや、そういうわけじゃ……え、えっと……」

ほむら『行きなさい、美樹さやか。迷ってる暇はないと言ったはずよ。
    あなたが居れば、それが牽制になるかも知れないわ』

さやか『も、もう!他人事だと思って!』

恭介「……?さやか?」

さやか「あ、な、なんでもないよ!わかった。それじゃ……志筑さんと3人で帰ろう!」




786 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:55:01.33 ID:JOWyCvRm0
放課後、校門

さやか「恭介!……あれ?志筑さんは……?」

恭介「うん、何か学級委員の仕事があるとかで、ちょっと待ってて欲しいんだって」

さやか「そう、なんだ……」

さすがに、2人で一緒に帰らせてはくれないか……。
志筑さんもあたしのこと警戒してる、ってことなのかな。

さやか「…………ねぇ、恭介?」

恭介「?なんだい?」

さやか「あのさ、恭介は、志筑さんと……ッ!?」

あたしの言葉は、そこで途切れた。
この感じ……近くで結界ができようとしてる……!

もう、こんな時に……!
どうしよう、やっぱり放ってなんか……

マミ『大丈夫よ、美樹さん。こっちは私たちでなんとかしちゃうから』




788 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:57:02.26 ID:JOWyCvRm0
さやか『えっ!マ、マミさん!?でも、あたし……』

ほむら『それには及ばないわ。言ったでしょう?ここは私たちに任せて。
    あなたはあなたの為すべきことを為しなさい』

さやか『ほむら……』

恭介「さやか?どうしたんだい?今日の朝から、なんだか様子がおかしいけど……」

さやか「…………」

恭介「……さやか?」

さやか「……ごめん、恭介!あたし、用事があるんだった!」

恭介「えっ?さ、さやか!?」

さやか「……もし、志筑さんに、何か言われても!……よ、よく考えてよね!それじゃ!」

恭介「そ……それって、どういう……さやかっ……」




795 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 04:59:23.95 ID:JOWyCvRm0



ほむら「……あなた、どうして……!」

マミ「まだ上条くんに告白、してないんでしょう……!?」

さやか「だ、だって……。あたしは、魔法少女だから……。
やっぱり、魔女を放っておくことなんて、できないよ……」

まどか「さやかちゃん……」

ほむら「あなた……なんて、馬鹿なの……」

今この子は、恋愛感情と使命感の間で揺れている。
そんな状態で、まともに戦えるはずがない……。
中途半端な使命感は、身を滅ぼすだけよ……!




798 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 05:01:35.24 ID:JOWyCvRm0
さやか「はぁ!ぅおりゃぁ!……くっ!」

マミ「美樹さん、もっと周りをよく見て!」

さやか「は、はい……!うわぁっ!!」

使い魔「ケケケケケケケ!」

まどか「さ、さやかちゃあん!」

ほむら「……!やっぱり……!」

まったくいつも通りの動きができてない。
このままじゃ、命すら……!

さやか「いつつ……」

まどか「さ、さやかちゃん……!だいじょう……」

ほむら「ッ!まどか、後ろ!」

まどか「え……」

使い魔「ケケケケケケ!」

まどか「ひっ……!」

さやか「し、しまっ……」

 カチッ




800 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 05:03:40.02 ID:JOWyCvRm0
使い魔「ギャァアアアア……!」

さやか「あ……ほ、ほむら……」

マミ「……今ので、最後だったみたいね。結界が消えていくわ」

ほむら「だから、言ったでしょう……。そんな状態で、戦えるはずがなかったのよ」

さやか「あ……ぅ……」

まどか「……さやか、ちゃん……」

ほむら「……もう遅いかも知れないけど、今すぐ上条恭介のところへ行きなさい。
    そうすれば、少なくとも何か変わるでしょう」

どちらにしろ、今のままではまどかの命まで危険に晒されることになる。
美樹さやかには、決着をつけてもらわなければならない。
たとえ、結果がどうであっても。




801 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 05:05:51.71 ID:JOWyCvRm0



さやか「…………」

あたし、何やってるんだろ……。
結局、恭介に告白なんかできずに……。

“魔女が出たから、仕方ない”……?
そんなの……魔法少女であることを言い訳にして、逃げただけじゃん。

そのくせ、恭介への未練も捨てきれずに、中途半端で……。
そのせいで、あたしだけじゃない、まどかまで危険な目に……。

恭介「さやか……?」

さやか「えっ……きょ、恭、介……」

恭介「ちょうど良かった、今からさやかの家に行こうと思ってたんだ」

さやか「え……」

恭介「さやかに、言っておかなきゃいけないと思って……志筑さんのことで」

……待って、それって……もしかして……。




805 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 05:08:16.53 ID:JOWyCvRm0
恭介「さっき、志筑さんと一緒に帰ってさ……」

いや……やめて……いや……。

恭介「僕、志筑さんに言われたんだ」

聞きたくない……いや、いやだよ、いやだ……。

恭介「これから、交際してくれないか、って」

さやか「……いやだ……」

恭介「え?」

さやか「いやだよ、いやだ……!恭介、付き合っちゃいやだ……!
    どうして……?どうして……?いやだよ……!恭介が取られちゃうの、いやだ……!
    あたしの方が、あたしの方が……!」

恭介「さ、さやか……?」

さやか「あっ……ご、ごめん……ッ!」

恭介「あっ、ま、待って!さやか!」




812 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 05:10:20.83 ID:JOWyCvRm0
あたしは恭介に追いつかれないように、真っ暗な路地を駆け抜けた。
もしかしたら、魔法の力を使っちゃってたかも知れない。
とにかく無我夢中で、右に左に、駆け抜けた。
周りに人の気配がなくなって、あたしはようやく、走るのをやめた。

さやか「ひぅっ……ぐすっ……」

なんなの、あたし……。
結局あたしは、あたしの願いは、自分のためだったの……?

恭介の指を治して、それで幸せじゃなかったの……?
指を治してあげた、報酬が欲しかったの……?
……恭介が、欲しかったの……?

それで、恭介が手に入らなかったら、まどかまで危険な目に遭わせて……。
あたしの正義って、なんなの?
あたしって、結局……。

杏子「……結局、あんたもそうなのかよ」




818 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 05:13:30.31 ID:JOWyCvRm0
さやか「……あんた……」

杏子「あれだけ啖呵切っといて、結局あんたも、同じなのかよ……?」

さやか「……あたし、なんだったんだろうね。
    あたしの願いは、結局自分のためのものだった。
    そんなことにも気付かずに、他人のために戦うんだ、って馬鹿みたいに張り切っちゃって。
    でも、それも中途半端で。あたしの幸せがちょっと壊れそうになったら、
    他人のためなんて考えも、どっかに行っちゃって。守れるはずの人も、守れなくなっちゃって」

杏子「…………」

さやか「あたしは、報われたくて人のために戦ってたんだ。何もかも、結局は自分のため。
    あんたの言う通りだったよ。人は結局、自分のためだけに……」

杏子「……諦めちまうのかよ……」

さやか「え……?」

杏子「あんたがそこで諦めちまったら……。
    あんたを信じた、あんたなら出来ると信じた大バカ野郎は、どうすりゃ良いんだよ……!」




822 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 05:15:40.69 ID:JOWyCvRm0
さやか「あんた……何を……」

杏子「あたしは、他人のために願って魔法少女になって、他人のために戦い続けた。……あんたと同じだ」

さやか「えっ……」

杏子「そして、あたしは自分の願いのせいで、全てを失った。
   報われるどころか、何もかも、当時のあたしの幸せのすべてが、消えてなくなった……」

さやか「……!」

杏子「だから、初めはあんたもあたしと同じ道を辿るだろうと思っていた。
   だがそれと同時に、同じ道を辿って欲しくないとも思った。
   同類だと思うのと同時に、あんたはあたしとは違っていて欲しいとも思った」

さやか「……それって……」

杏子「あんたがなろうとしていたのは、あたしの理想の姿なんだ!
   あたしがなりたかった、かつて目指した魔法少女なんだよ!
   他人のために魔法少女になり、みんなを救う正義の魔法少女。
   それを目指して努力するあんたに、あたしは、かつての自分を重ねてたんだ……!」




827 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 05:18:00.93 ID:JOWyCvRm0
杏子「あたしは、もうこんなになっちまったけど、あんたはまだ違う。
   事実、あんたは鹿目まどかを救った。あんたには、人を救えるんだ。
   だから……頼む、あたしを、救ってくれ……!あんたは、あたしの希望なんだ……!」

さやか「っ……!あたしが……希望……?」

杏子「証明してくれ、かつてあたしが目指した姿が、正しかったってことを!
   あんたの都合なんか知ったこっちゃない!あたしのために、証明してくれ!
   あたしを救ってくれ!助けてくれ!お願いだ、さやか!!」

さやか「……何よ、それ。自分勝手も良いとこじゃん……」

杏子「っ……わかってる。だけど、頼む……頼むよ……!」

さやか「……もう、そんな面と向かって“助けて”なんて言われたら……。
   断れるわけないじゃん。正義の魔法少女としてはさ」




833 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 05:20:05.17 ID:JOWyCvRm0
杏子「さやかっ……!」

さやか「けどさ……あんたも、まだ間に合うんじゃない?」

杏子「あ、あたしは……。もう、無理だ。人を救うなんて、とてもじゃないが……」

さやか「あたしのこと、助けてくれたでしょ?」

杏子「っ……だから、あれも自分のためで……」

さやか「良いじゃん、自分のためで。自分のために、自分が報われるために人を助ける。
   そうすれば、他人も幸せにして、自分も幸せになる。それで良いんじゃない?」

杏子「……なんだそりゃ。それじゃ、自分のためなのか、他人のためなのか……わけわかんねえ」

さやか「だーかーら、どっちもなんだって。自分のために人を助ける!
    なんかさ、ダークヒーローみたいでかっこよくない?
    まぁ、あたしは正統派のヒーロー目指しちゃいますけどね!」

杏子「……ったく。調子狂うよな、ほんと」

さやか「ね?あんたも人を救えるんだよ、杏子」

杏子「わかったよ。……ただし、あたしも目指すんなら正統派だからな!」




839 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 05:22:36.60 ID:JOWyCvRm0
さやか「うん、それで良し!」

杏子「……ははっ。ところでさ、さや……」

恭介「さやか!」

杏子「ッ……あんたは」

さやか「……恭介」

恭介「こんな所にいたのか……。良かった、見つかって」

さやか「どうしたの?何かまだ、用事……?」

恭介「用事も何も、話の途中で走って行っちゃうから……」

さやか「……さっきは、ごめんね。変なこと行っちゃって。
    あたしはさ、恭介のこと、何も考えてなかった。恭介が幸せだったら、あたしは……」

恭介「だから、そのことなんだけど……まだ志筑さんに返事をしてないんだよ」

さやか「えっ……?」




847 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 05:24:38.88 ID:JOWyCvRm0
恭介「夕方、さやかが言ってただろう?“志筑さんに何か言われても、よく考えて”って」

さやか「あ……うん」

恭介「僕、どういう意味だろうって、不思議に思ってたんだけど……。
   その後志筑さんに告白されて、やっとわかったんだ。
   そして、どれと同時に、どうしてさやかはあんなことを言ったんだろう、って」

さやか「…………」

恭介「それで、えーっと、上手く言えないんだけど……
   さやかの言う通り返事はよく考えた方が良いと思って……。
   さやかが僕にああ言った理由を考えてたら、余計にそんな気がして……。
   それで、さっき、さやかが言ってた言葉……」

さやか「え、っと……あれは……」

恭介「……勘違いだったら、恥ずかしいんだけど……。さやか、君は、僕のこと……」

さやか「そ、それは……えっと……その……」

杏子「あぁもうじれったいなぁ!惚れてるなら惚れてるって言っちまえってーの!」

さやか「どわぁああ!?杏子、あんたぁあああ!!」




849 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 05:26:43.36 ID:JOWyCvRm0
恭介「……本当に、そうなのかい?さやか、君は……」

さやか「恭、介……。あ、あたし……好き……!恭介のこと、ずっと前から、好きだったの!」

恭介「さやか……ありがとう。すごく嬉しいよ……」

さやか「ぇ……?」

恭介「さっき、君を探しながら考えてたんだ。僕にとって、本当に大切なのは誰なのか、って。
   僕を今まで支え続けてきたのは……さやか、君だったんだ。
   君が居てくれたおかげで、今の僕がある。
   ちょっと大げさかも知れないけど……この指が治ったのも、君のおかげなんじゃないかって。
   僕はそう思ってる。人に言ったら笑われるかも知れないけどね」

さやか「恭……介……」

恭介「だから……僕は、君の気持ちに応えたいと思う」

さやか「っ……!じゃ、じゃあ……」

恭介「うん。これから、お付き合いよろしくお願いします。さやか」




856 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 05:28:44.17 ID:JOWyCvRm0
さやか「う……うわぁああああん!恭介ぇええええ!!」

恭介「あはは、もう。泣かないでくれよさやか。こんなに泣き虫なさやかを見るのは久し振りだね」

杏子「あーあ、見てらんねぇなったく」

恭介「そう言えば、君は……ウチの生徒じゃないみたいだけど、さやかの友達かい?」

杏子「へっ?友、達……?えーっと、その……」

恭介「さっきは、ありがとう。さやかを後押ししてくれて。
   君が居なかったら、もしかしたら僕はさやかと付き合えていなかったかもしれないよ」

杏子「……ふんっ。別に、あたしはそんなつもりじゃ……」

さやか「ぐすっ……もう、素直じゃないんだから、杏子は」

杏子「おわ、いつの間に復活しやがった。
   ……ま、どうやら一件落着のようだしあたしはもう帰って寝ようかね」

さやか「あ、そうだ、杏子!明日、どうせ暇でしょ?
    夕方、学校終わったらウチに来てくれない?場所は知ってるでしょ?」

杏子「え?まぁ……」

さやか「じゃ、決定ね!また明日!」




943 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 11:02:58.62 ID:JOWyCvRm0
学校

さやか「……と、いうわけなのでしたー!」

ほむら「そう……良かったじゃない、おめでとう」

まどか「おめでとう、さやかちゃん……!」

さやか「……昨日はさ、ごめんね。このことで色々と迷惑かけちゃって。
    特にまどかには、ごめん。これからは、もう二度とあんなことないようにするから」

まどか「う、ううん……良いよ……昨日も、あんなに謝って、くれたんだし……」

ほむら「当然よ。次にあんなことがあれば、その時はあなたの命がないと思いなさい」

まどか「ほ、ほむらちゃん……怖いよ……」




947 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 11:05:18.91 ID:JOWyCvRm0
昼休み

さやか「さーてそれじゃ、今日も屋上に行きますかー!マミさん、もう来てるかな……あ」

仁美「…………」

さやか「し、志筑さん……」

仁美「……おめでとうございますわ、美樹さん」

さやか「あ、あの……えっと……」

仁美「私、美樹さんにお詫び申し上げなければなりません」

さやか「え?お詫び、って……?」

仁美「あなたの上条くんへの想いを知っていながら、抜け駆けのような真似をしてしまって、ごめんなさい……」

さやか「そ、そんなこと……」




951 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 11:07:47.50 ID:JOWyCvRm0
仁美「上条くんへの想いの強さは負けているつもりはありませんでした。
   しかし、彼と過ごした時間の差は、決して埋められるものではありません」

仁美「私は、その差を少しでも埋めようとあのような手段を取りました……。
   けれど……。それでも私は、あなたに及ばなかった」

さやか「志筑さん……」

仁美「どうか美樹さん。上条くんとお幸せに。私、心から応援しておりますわ。
   ただし、もしどちらか一方でも幸せにならなければ、その時は本気で怒りますからね!」

さやか「……ありがとう、志筑さん」

仁美「いえ。それでは、これで失礼いたしますわ」




952 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 11:09:49.35 ID:JOWyCvRm0
さやか「…………」

ほむら「……志筑さんも、まだ完全に立ち直ったわけではないでしょうね。
    それでも、いつかはあの子が自分の力で立ち直らなければならない」

さやか「……うん、そうだね」

ほむら「志筑さんの言う通り、腹パンされたくなければ、上条くんと幸せになりなさい」

さやか「うん……そうだね。(腹パン……?)」

まどか(腹パン……?)




954 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 11:10:54.97 ID:U6cvpb1a0
腹パン……?




956 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 11:10:58.36 ID:flolZuwki
腹パンwwww




960 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 11:11:56.03 ID:JOWyCvRm0



マミ「まぁ、そうだったの!美樹さん、おめでとう!」

さやか「えへへ……ありがとうございます」

マミ「恋人ができたってことは、これからデートとかしちゃうのよね!」

さやか「で、デート……!は、はい……」

マミ「素敵だわ……私も憧れちゃう。
   朝に待ち合わせして、お昼は手作りのお弁当を食べて。
   お買い物したりお茶したりして、そして、夜は素敵な夜景を見て、ディナーを食べて、それから……」

まどか「それから……?」

マミ「……も、もう、鹿目さんっ!」

まどか「?」




969 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 11:16:10.43 ID:JOWyCvRm0
さやか「へー、やっぱりマミさんもそういうのに憧れたりするんですね。
    ていうか、てっきりマミさんくらい美人だと恋人も居るものだと思ってました」

マミ「そんなことないわ、男の人とお付き合いしたことって一度もないのよ」

さやか「じゃ、じゃあやっぱり、女の人と……!?」

マミ「だ、だから違うってばぁ!」

ほむら「…………」

マミ「暁美さん!さり気なく距離を取らないでぇ!」




975 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 11:18:37.81 ID:JOWyCvRm0
放課後

さやか「さーて、帰りますかー!それじゃ、ほむら、まどか。また後でね!」

ほむら「えぇ、巴さんの家で待ってるわ」

まどか「うん……またね」

さやか「……恭介、お待たせ!」

恭介「うん。それじゃ帰ろうか、さやか」

さやか「うん!」




986 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 11:21:49.90 ID:JOWyCvRm0



さやか「それじゃ、また明日ね!明日、お弁当作って行くからね!」

恭介「ありがとう、楽しみにしてるよ。じゃあ、また明日」

さやか「うん!…………えへへへ」

杏子「何1人でヘラヘラしてんだよ、気持ちわりぃな」

さやか「ひゃあぁ!?き、杏子!あんたいっつも突然すぎんのよ!」

杏子「あんたが家まで来いって言ったんだろ?それで?わざわざ呼び出した理由は何さ?」

さやか「うん。今からさ、マミさん家に行こう!」

杏子「は、はぁ!?なんで、マミんちなんか……!」

さやか「当然でしょ?だって、あたしたちは一緒に戦う仲間なんだから。
    正義の魔法少女チームの一員なんだよ!だから、挨拶しとこうよ!」

杏子「そりゃ、正義の魔法少女を目指すとは言ったが……どんな顔してマミに会えば良いか……」

さやか「何よ、マミさんと喧嘩でもしたの?だーじょうぶだって!
    マミさん優しいんだから、謝れば許してくれるよ!」

杏子「そう簡単に行きゃあ苦労しないっつーの……。まぁ……やってはみるが……」




991 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 11:24:08.28 ID:JOWyCvRm0
マミ宅

 ピーンポーン

マミ「はーい。待ってたわ、美樹さ……ッ!」

さやか「こんにちは」

杏子「……よぉ」

マミ「……どういうこと?美樹さん、説明してもらえる?」

さやか「……とりあえず、上げてもらってもよろしいでしょうかー……?」

マミ「そうね……それじゃ、上がって?」

ほむら「遅かったわね、さやか……え?」

まどか「なっ、え……え……!?」

杏子「ははっ、まぁ予想はしてたが……そりゃ、びっくりするよな」

マミ「それじゃあ……説明してもらえるかしら?
   どうしてあなたが美樹さんと一緒に居るのか。そしてここに来た理由も」

さやか「はい……その、実は昨日……」




993 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 11:27:17.43 ID:JOWyCvRm0



マミ「……それ、本当……?」

杏子「信じられない気持ちも分かるし、いまさら虫が良すぎるってのは分かってる。
    あたしはこれまで、この力で、散々悪いこともした……」

ほむら「…………」

杏子「あんたに酷いことも言ったし、傷付けもした。だから、マミ。
    もしあんたがあたしを許せないってんなら、あたしはすぐにでもここを出て行くよ」

さやか「そんな、杏子……!」

杏子「あたしはあたしで、かつて目指した魔法少女になれるよう、生きていくさ。今まで通り1人で……」

マミ「佐倉……さん……。本当に、また私と一緒に戦ってくれるの……?」

杏子「……え……」

マミ「また、昔みたいに、一緒に佐倉さんと戦えるの……?」

杏子「ゆ……許して、くれるのか……?あたしを、仲間に加えてくれるのか……?」

マミ「もちろん、歓迎するわ!暁美さんも、鹿目さんも、良いわよね!」

ほむら「えぇ。私は元より、そのつもりだったし」

まどか「は、はい……。よ、よろしく、お願いします……」




996 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 11:29:17.71 ID:JOWyCvRm0
杏子「ははっ……こんな、簡単だったのかよ……なんだよ、くそっ……」

さやか「あれっ?なに杏子、あんたもしかして泣いてんのー?」

杏子「ばっ……!ち、ちげーよ!ちょっと、目にゴミが入っただけだよ!」

マミ「佐倉さん……ふふっ、懐かしいわね。いつかみたいに、また私が慰めてあげようかしら?」

杏子「い、いつの話だよ!」

さやか「へー、昔のマミさんと杏子の話、聞いてみたいなー。
    ねぇ、マミさん。杏子って昔はどんな子だったの?」

杏子「よ、余計なこと訊くんじゃねぇよ!やめろ!」




17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 23:58:51.08 ID:oRjGkdLP0
杏子「大体あたしのことなんかより、今後のことについて話し合った方が良いだろ!
   ワルプルギスの夜対策とかさ、色々あんじゃねーの?」

ほむら「……!」

まどか「ワルプ……?なんですか……それ……?」

杏子「なんだ、あんた聞かされてないのかい?」

まどか「え、あ、はい……」

杏子「……っつーかさ。ずっと気になってたが……なんで敬語なのさ?
   タメ口で良いよ。あたしだってそうしてんだし」

まどか「あ……う、うん……」

杏子「んで、ワルプルギスの夜ってのは……」

ほむら「……杏子、あまりまどかの前でその話はしたくないの」

杏子「ん?あぁ、一般人はあまり巻き込みたくないってことか。
    まぁ……それは確かに同感だけどさ」




20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:01:21.51 ID:PA81GlyD0
マミ「でも、どちらにしろ……いつかは鹿目さんも知ることじゃないかしら」

さやか「それに、まどかにだけ教えないってのも……ね。
    なんか仲間はずれにしてるみたいであんまり良い気分じゃないし……」

ほむら「それとこれとは話が別よ……。
    知らなくて良いことを無意味に教えるのは、優しさとは……」

QB「君が話したくないと言うのなら、僕が代わりに教えてあげるよ」

ほむら「キュゥべえ……!」

QB「まどか、君もここまで知ってしまったんだ。
   気になるだろう?“ワルプルギスの夜”とは、何なのか」

まどか「う……うん」

QB「君にはそれを知る権利がある。いや、知るべきだとも言えるかもしれないね。
  良いかい?ワルプルギスの夜というのは……」

ほむら「わかったわ、キュゥべえ。この子には私の口から話す。あなたは黙っていて」

QB「そうかい?だったら君にお願いするよ、暁美ほむら」

こいつに喋らせると余計なことまで吹き込まれかねない。
出来ればまどかには伏せていたかったけど、仕方ないわね……。




26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:04:16.44 ID:PA81GlyD0
ほむら「ワルプルギスの夜……。簡単に言ってしまえば、とても強力な魔女のこと」

まどか「強力な、魔女……。じゃ、じゃあ、対策って言うのは……」

ほむら「……およそ1週間後、この町にそいつがやって来る」

まどか「えっ……!?」

QB「僕としては、どうやってそんなことを君が知ってるのかを知りたいところだけどね」

ほむら「キュゥべえ。人が話している時は黙っていなさい」

QB「やれやれ、わかったよ」

ほむら「だから私は、みんなに協力を依頼したの。ワルプルギスの夜を倒すために」

まどか「ひ……1人じゃ倒せないくらい、強いの……?」

ほむら「……難しいわ」

まどか「ッ……!」

ほむら「でも……4人なら確実に倒せる。倒してみせる」

まどか「ほ、本当に……大丈夫、なの……?」

さやか「……もー、大丈夫だって!心配性だなぁまどかは!」




34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:06:43.41 ID:PA81GlyD0
まどか「さやか、ちゃん……」

さやか「あたしだって、もう並みの魔女なら1人で倒せるくらいには強くなってるんだから!
    それに、マミさんもほむらもすっごく強いし、杏子だって仲間になったんだから!」

マミ「そうね、あと1週間もあれば美樹さんも今よりもっと強くなるだろうし」

杏子「ま、本当はあたし1人だって十分なんだけどな!」

ほむら「最初は逃げようとしてたくせに」

杏子「ばっ……ちげーよ!誰が逃げるか!」

さやか「あらー、そうなんだ?杏子、もしかして怖いのかなー?」




38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:09:31.16 ID:PA81GlyD0
杏子「あぁ!?そりゃこっちのセリフだよ!あんたこそ内心びびりまくってんじゃねえの!?」

さやか「そんなことないわよ!あんたと一緒にしないでくれる!?」

杏子「なんだとこら!いっそここで決着つけてやっても良いんだぜ!?
   ま、あたしが勝つに決まってるけどな!」

さやか「上等よ!昔のあたしと思ったら大間違いだからね!」

マミ「2人ともー?あんまり人の家で騒がないでくれると助かるんだけどな?」

さやか&杏子「は……はい……」

まどか「……ぷっ」

さやか「ちょ、ちょっとまどかぁ!?」




46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:14:22.98 ID:PA81GlyD0
まどか「だ、だって……安心、しちゃって……えへへ」

杏子「なんだそりゃ、どういう意味だよ?」

まどか「ううん……なんでもない。わたし……みんなのこと、信じる……。
    みんななら……きっと、ワルプルギスの夜、倒せる、って……信じる……!」

ほむら「ありがとう、まどか……。あなたが信じていてくれれば、それだけで戦える」

マミ「さぁ、鹿目さんの応援に応えるために、
   今から実戦訓練も兼ねて魔女退治に行きましょう?
   佐倉さんとの連携も試してみたいしね!」




54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:17:27.45 ID:PA81GlyD0



さやか「おりゃああ!!」

使い魔「ギャァアアアアアアアア……!」

マミ「お見事ね、美樹さん」

さやか「えへへ……どうよ、杏子!あたしの実力!」

杏子「……まぁまぁ、だな。ま、あたしの方がまだまだ強いけどな!」

まどか「みんな、お疲れさま……!」

ほむら「杏子との連携は悪くない。
    さやかも、とても進歩してる……。これなら、きっと……!

QB「…………」

……この流れは、僕たちにとってあまり喜ばしいものじゃないね。




62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:20:22.64 ID:PA81GlyD0
しばらく観察していたけど、あれから数日。
彼女たちは一向に絶望する気配を見せなかった。

佐倉杏子の加入により、集団戦の質が一気に向上した。
ワルプルギスの夜との戦いに向けて、魔法少女たちの士気も上がっている。
このままでは本当にワルプルギスの夜を倒してしまいかねない。
そうなれば、鹿目まどかと契約する手段がなくなってしまう。
何か行動を起こすべきだ。

暁美ほむらの言う通りなら、ワルプルギスの夜の出現は明日。
何か行動を起こすなら、戦いの前夜の今だ。

そうと決まれば、早速今から

1.鹿目まどかに揺さぶりをかけに行こう。
2.暁美ほむらに揺さぶりをかけに行こう。

>>65




63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:21:03.42 ID:39iVCjFX0
安価だと?




64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:21:12.56 ID:zblEsBE2P
安価だと……?

st




65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:21:25.34 ID:RUJmqFlg0





68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:23:01.96 ID:PA81GlyD0
僕の目的は、鹿目まどかと契約を結ぶこと。
だけど今の彼女には、魔法少女になろうという気がまるでない。
もう、真っ当な方法でまどかを勧誘するのは無理だろう。
だから、全く逆のアプローチを試すこととしよう。



QB「まどか、ちょっと良いかな」

まどか「キュゥべえ……?どうしたの?」

QB「君に話しておきたいことがあるんだ」

まどか「話して、おきたいこと……?」

QB「魔法少女の真実についてさ」




72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:25:23.39 ID:PA81GlyD0



まどか「そっ……そんなのってないよ……あんまりだよ……!」

QB「残念だけど、これが真実だよ。いずれは、マミも、杏子も、さやかも、ほむらも。
  全員が魔女に成り果てるだろう。そして彼女たちは人々に災いをふりまくんだ」

まどか「みんな、知らないの……?みんな、あなたに騙されてたの……!?」

QB「騙すなんて行為自体、僕には理解できないよ。言う必要がないから言わなかっただけだ。
   ただ、もしかしたら暁美ほむらは全て知っているかも知れないね。彼女は極めつけのイレギュラーだ」

まどか「……!」

QB「とにかく、僕が言いたいことは……。
   彼女たちはみんなその運命を背負っているということだ。君と違ってね」




75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:28:09.34 ID:PA81GlyD0
QB「明日は、いよいよワルプルギスの夜との戦いの日だね。あの魔女は強い。
  ほむらは勝てると思ってるようだけど、もしかすると4人がかりでも勝てないかもしれない。
  最悪の場合、4人全員が明日、命を落とすことになる可能性だってある」

まどか「そんなっ……!」

QB「でも、君が契約すればそんな結末を変えることだって造作もない。
  その上、彼女たちと同じ立場に立つことができるんだ。
  そうすれば、君はなんの引け目を感じることもない。実に合理的じゃないか」

まどか「っ……!」

QB「もちろん、契約するかしないかは、君の自由だけどね。
  それでも僕は君が決心してくれるのを待っているよ。じゃあね、まどか」

まどか「……そん、な……っ……ほむらちゃん……!」

魔法少女になることのメリットをいくら話したところで、鹿目まどかはもう魅力を感じないだろう。
それよりも、近しい人間がどんなデメリットを背負っているかを話し、情に訴えた方が可能性があるはずだ。
さて、上手く行けば良いんだけど。




80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:30:13.33 ID:PA81GlyD0



ほむら「……いよいよ、明日ね」

 ピーンポーン

……?
こんな夜中に、誰かしら……。

ほむら「はい…………!まどか……」

まどか「入って、良いかな……」

ほむら「……どうしたの、こんな時間に」

まどか「……キュゥべえから、聞いたの……。魔法少女のこと……」

ほむら「ッ……!」




82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:32:15.74 ID:PA81GlyD0
ほむら「どこまで、聞いたの……?」

まどか「何も、かも……全部」

ほむら「そう……それで、あなたは何をしに来たの?」

まどか「その……ワルプルギスの夜、すごく、強いんだよね……!キュゥべえが、言ってた。
   もしかしたら、みんなで、戦っても……勝てないかも知れない、って。
   でも、わたしが……わたしが、魔法少女になれば……」

ほむら「それには及ばないわ」




86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:35:06.16 ID:PA81GlyD0
まどか「で、でも……」

ほむら「あなたは、私よりあいつを信じるの?
    私が、みんなで戦えば勝てると言ったのに、あいつの言葉を信じるの?」

まどか「そ、それは……でも、わたし……」

ほむら「……ワルプルギスの夜に勝つため……それだけじゃ、ないんでしょう?
   あなたが魔法少女になろうとしてる理由は」

まどか「っ……あの、その……」

ほむら「あなたは、私たちと同じ運命を背負おうとしてる……。
    そのために魔法少女になろうとしてる。違うかしら」

まどか「……!」




87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:37:22.57 ID:PA81GlyD0
ほむら「……それは何?同情?私たちが可哀想だから?
    それとも、自分だけが平和に暮らすことに引け目を感じたくないから?
    私たちと同じ立場になって、自己満足したいから?」

まどか「ちっ……ちがう……そんなんじゃ……!」

ほむら「わかってるわ。あなたは、そんな人間じゃない。
    あなたは本当に優しい人。優しすぎる人。
    でも……わからないの?あなたがそんなことをしたって、私たちは誰も喜ばない」

まどか「っ……」

ほむら「まどか、あなたは優しすぎる。
    でもその優しさが、時として人を傷つけることもあるということも覚えておいて」




91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:39:24.34 ID:PA81GlyD0
まどか「ほむら……ちゃん……」

ほむら「私は、あなたが魔法少女になるなんて、絶対に許さない。
    私があなたに望むことは……私たちのことを信じて、待っていてくれること」

まどか「…………」

ほむら「だから、お願い。私を、私たちを、信じて……」

まどか「……ごめんね、ほむらちゃん……。わたし、間違ってた。
    信じてる……みんなのこと、ほむらちゃんのこと、信じてる……!
    だから、約束して。絶対に、みんなで、笑って、帰ってきて……!」

ほむら「……ありがとう、まどか。約束するわ。
    絶対にこの町を……あなたを救ってみせる。必ず、守ってみせる」




94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:41:25.04 ID:PA81GlyD0



ほむら「……いよいよね」

マミ「えぇ。みんな、作戦は頭に入ってる?」

杏子「お、おぉ……大体は……」

さやか「ちょ、ちょっとあんた、覚えてないの!?」

杏子「一応は覚えてるよ!ただ、所々怪しいけど……。
   そもそも実戦がマニュアル通りに行くわけないんだから別に良いだろ!」

さやか「良いわけないでしょ!」

ほむら「そういうあなたは、頭に入ってるの?」

さやか「い、一応は……」




98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:44:02.29 ID:PA81GlyD0
ほむら「はぁ……まぁ、大まかな流れだけでも覚えていれば問題ないわ。
    あなたたちが全部覚えられるなんて、初めから思ってないし」

杏子「わ、わりぃ……」

さやか「面目ない……」

マミ「それに、確かに佐倉さんの言う通り。
   マニュアル通りになんて行くわけないしね。相手は、あのワルプルギスの夜だもの」

ほむら「……みんな、そろそろ所定の位置について……来たわよ……!」

ワルプルギス「アハハハハハハ!!アハ、ウフフ、アハハハハハハ!!」




101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:46:03.70 ID:PA81GlyD0
さやか「……!あれが、ワルプルギスの夜……!」

マミ「話に聞いていたのより、ずっと大きい……!」

杏子「ありゃまじでバケモンだな……確かに1人じゃ荷が重過ぎるわ」

ほむら「……それでも、4人でなら勝てる」

杏子「ったりめえだ!」

マミ「もちろん……!さぁ、早くやっつけちゃいましょう!」

さやか「はい!あたしと恭介の幸せを、壊されて堪るかっての!」




105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:49:01.24 ID:PA81GlyD0



ワルプルギス「アハハハハハハハハハ!!キャハハハハハ、ウフフフフフフ!!アハハハハハハハハ!!」

杏子「っの野郎!いつまでも笑ってられると思ってんじゃねぇぞ!」

さやか「くっ……!なんなの、こいつ!効いてんのか効いてないのか、わかんないよ!」

ほむら「いいえ、こっちの攻撃は確かに通ってる!ただ……」

ワルプルギス「キャハハハハ、アハ、ウフフフフフフフ!アハハハハハハハハ!」

まるで、怯まない……!

魔女本体の攻撃加えて、使い魔に、それにビルまで飛ばしてくる……。
やっぱり、強い……!
まるで、前よりも強くなっているような、そんな気さえ起きるほどに……!




107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:51:07.56 ID:PA81GlyD0
使い魔「キャハハハハハハハ!」

マミ「っ!はぁ!」

使い魔「キャァッ!」

マミ「使い魔まで、並みの強さじゃない……それに、数が……!」

杏子「っ!?マミ、上だ!!」

マミ「えっ……ッ!!」

ほむら「巴さん!!」

そんな、ビルの直撃を……!




109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:53:59.11 ID:PA81GlyD0
さやか「ま、マミさぁああん!!」

ほむら「っ……!」

さやか「ど、どうしよう……マミさんが……!」

ほむら「さやか、巴さんのところへ行って!
    あなたの回復魔法でなら、どれほど酷い怪我であろうと治療できるはず!」

杏子「くそっ!さっさと戻って来いよ!たった2人じゃさすがにキツい!」

さやか「わ、わかった!2人とも、しばらくお願い!」




110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:56:00.41 ID:PA81GlyD0
マミ「…………」

私……どうなったの……。
ビルが、落ちてきて……それで……なんとか、痛覚の遮断が間に合って……。

でも、おかしいな……痛覚どころか、全身の、感覚がない……。
声も、上手く出せない……。

その時、視界に、何か映った。

マミ「……!ぁ……ぅ……!」

少し離れた地面に、誰か、倒れてる……!
大変、急いで助けなきゃ……!




113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 00:58:36.29 ID:PA81GlyD0
マミ「ッ……っ……!」

そんな、早く起き上がらないといけないのに、手も、足も、動かない……。
それどころか、顔も地面にくっついたままピクリとも動かせない……!

早く、あの人を助けないといけないのに……!

……けど、気付いた。
私は、あの人に見覚えがある。
顔はよく見えないけれど……見覚えがある……。

……違う、顔が見えないんじゃない……顔が、首から上が……。
そして、あの体は……!




118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:02:42.82 ID:PA81GlyD0
マミ「ぅ……ぉ……ぁ……ぃ、ぁ、ぁぁぁ……!」

そんな、嘘よ、うそよ……!
どうして私の体が……そんな……!

いや、いやぁ……!
私、死んじゃうの……?
こんな、こんな酷い、死に方で……死んじゃうの……!?

QB「良かった。まだ無事なようだね、マミ」

マミ「ッ……ぅ……ぇ……ぁ、ぁ、ぃ……ぃ……!」

QB「落ち着いて。テレパシーなら使えるはずだよ?」




123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:07:08.64 ID:PA81GlyD0
マミ「ッ……!」

マミ『お願い、助けて!キュゥべえ……!
  私、死んじゃうの!?死にたくない……死にたくない……!』

QB「大丈夫だよ。君は死んだりなんかしない。だって、君の本体はまだ無事じゃないか」

マミ『……!?それって、どういうこと!?何を言ってるの!?』

QB「不思議に思わなかったのかい?
  普通、首が完全に切断されてそんなに長く意識を保っていられるはずがない。
  それなのに君がこうして生きていられるのは、単に入れ物が破損しただけに過ぎないからさ」

マミ『な、何を言ってるの、キュゥべえ!何を……!』

QB「だから、君の本体は、その頭に付いているソウルジェムだということだよ」

マミ「ッ……!?」




125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:10:41.89 ID:PA81GlyD0
な、えっ……?
それって……え……?

QB「便利だろう?たとえそんな風に首が切断されてしまっても、
  魔力で修復すればまた元通りだ。また戦いを続けられる。
  試しにやってみると良い。特に君の魔法の性質上、造作もないことだと思うよ?」

な、何を、言ってるの……?
そんな、そんな……。
私の、本体が……ソウル、ジェム……

QB「あぁ……でも、君のソウルジェムを見る限り、それは難しそうだ。
  随分と穢れが溜まっている。
  仮に修復できたとしても、魔女になるのは時間の問題だろうね」

マミ「……………………ぇ」




129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:15:49.75 ID:PA81GlyD0
マミ『ど、どういう……こと……魔女に、なる……?』

QB「穢れを溜め込みすぎたソウルジェムは、グリーフシードへと変わり、魔女を産む。
  それが君たち魔法少女の運命だ。マミ、君は今日がその日のようだね。
  まぁ遅かれ早かれ、結末は一緒だよ」

マミ「……ぇ……ぁ……?」

私の、本体は、ソウルジェム……。

ソウルジェムは……魔女を産む……?

私は……魔女になるの……?

いや……そんなの……死んだほうが……!

あ……でも、私、死ねない……体が、ないから……死ぬことも、できない……

さやか「マミさぁん!どこですか!マミさぁあん!
    マミさ……ッ……!うそ……そ、そんな……!」




132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:18:28.26 ID:PA81GlyD0
マミ「ぃ……ぁ……」

さやか「マミさん……ま、まだ生きて……!?」

マミ『……して……』

さやか「ま、待ってて、ください!今、ち、治療、します!絶対、治します!」

マミ『殺して……』

さやか「ッ……!?あ、諦めないでください!絶対助けますから!だから!」

マミ『いや、殺して、殺して……!』

さやか「マ、マミさ……!?」

マミ『殺して、殺してぇえええええええ!!』

マミ「ぁぁああああああああああああ!!!!!!」

 パキン




143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:23:23.26 ID:PA81GlyD0
ほむら「ッ!?」

杏子「なっ……!?なんだ、何が起きやがった!?」

ほむら「これは、魔力反応……!?しかも……この、魔力は……!」

信じたくない。
気のせいだと思いたい。
そんなはずはない。
こんなに、上手くいっていたのに、そんな、そんなはずはない……!

さやか「マ、マミさん!何よこれ……どうなってんの……!?」

杏子「さやか!なんだ、一体何が起きやがった!」

さやか「マ、マミさんが、マミさんが……!」

杏子「何だよ、マミがどうしたってんだ!……ッ!?」

キャンデロロ「ウフ、フフフフッ」

杏子「魔女……!?くそっ!てめぇ、どっから湧いて出やがった!」

さやか「マ、マミさんからだよ!あの魔女、マミさんから出てきたんだ!!」

杏子「なっ!?」




150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:28:14.34 ID:PA81GlyD0
ほむら「そん、な……」

杏子「ほむら……あんた、何か知ってるのか!?教えてくれよ!何があったんだ!
   なんでマミの中から魔女が出て来るんだよ!?」

ほむら「そ、それは……」

QB「マミから魔女が出てきた、というのは適切じゃないね。正しくは、マミが魔女になった、と言うべきだ」

さやか「ッ!?」

ほむら「インキュベーター……!」

杏子「おい、どういうことだ!説明しろ!」

QB「詳しく説明する暇はないと思うから手短に話すけど。
  要するに、ソウルジェムは君たちの本体で、そのソウルジェムが穢れを溜め込みすぎると、
  グリーフシードへと変化して魔女を産む。この説明で分かってくれるかな?」

杏子「……あたしたちが……魔女になるってのか……!」

QB「そうとも。それが魔法少女全員に共通する運命さ」

杏子「て、めぇ……!ふざけんな!」

QB「それより、僕なんかに構っていて良いのかい?ワルプルギスの夜が行ってしまうよ?
  それに、もう1体の魔女も倒さないといけないしね」




151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:31:17.56 ID:PA81GlyD0
杏子「くっ……どうする……あの魔女、倒しちまったら、それってつまり……!」

さやか「マミさんを、殺すなんて、そんなの……な、なんとかして、元に戻す方法は……」

ほむら「…………」

 カチッ

キャンデロロ「キャァァアアアアアアア……!」

杏子「なっ!?」

さやか「今の、ほむら!?あんたなんてことを!」

ほむら「……もう、こうするしか、ないのよ……」

杏子「てめぇ!何考えてやがる!あいつは、マミだったんだぞ!?
   マミを、殺しやがったな……!元に戻そうともせず、よくも……!」

ほむら「こうするしか、なかったの……。こうしないと、巴さんは大勢の人を殺してしまう。
   元に戻す方法なんてない。もう、殺してあげるしかないのよ……」

さやか「ッ……!」




152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:34:25.88 ID:PA81GlyD0
杏子「けど……!」

ほむら「私のことを罵るなら罵りなさい。殺したいなら、殺せば良い……。
    でも、それはあいつを倒してから。ワルプルギスの夜を、倒してから」

杏子「あ、あいつも、元々は魔法少女だったんだろ……!?」

ほむら「でも、放っておけばこの町の人全員が犠牲になる。
    この町を救うんでしょう?
    それに……止めてあげることが、“彼女”を救うことにもなるはずよ……」

さやか「……っ……ぅうっ……くっ……!」

杏子「……くそっ……くそっ、くそっ、くそっ!
   てめぇ、後で覚えてろよ!あたしは許さねえ!気の済むまでぶん殴ってやる!」




156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:37:14.33 ID:PA81GlyD0



QB「やぁ、まどか」

まどか「……キュゥべえ……!何しに来たの……!」

QB「戦況の報告をしておこうと思ってね彼女たちは、もうまともに戦える状況にない。
  マミが死んだことで、相当の精神的ダメージを負ったようだ」

まどか「……え…………?」

QB「このままだと、全員の脱落も時間の問題だろうね」

まどか「うそ……だよね……」

QB「信じられないのなら、その目で見届けるといい。彼女たちの結末を」




157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:40:46.00 ID:PA81GlyD0



ワルプル「キャハハハハハハ!アハハハハハハ!アハ、ウフ、アハハハハハハ!」

さやか「あぐうっ!?」

杏子「さやか!おい、大丈夫か!?」

さやか「もう……いや……あたし、やだ……もう、戦いたくないよ……」

杏子「なっ……なに言ってんだ!この町を守るんだろ!?正義のヒーローになるんだろ!?」

さやか「魔法少女を殺すヒーローなんて、居ないよ……
    魔女になって人を殺すヒーローなんて、居ないよ……。
    あたしたちって、結局、ヒーローになんて、なれなかったんだ……」




159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:45:33.28 ID:PA81GlyD0
杏子「お、おい……さやか、ソウルジェムが……!」

さやか「ごめんね……杏子、ごめん……あたし、マミさんの気持ち、分かったよ……」

杏子「な……何、言って……」

さやか「ころ、して……?あたし、魔女には、なりたくない……だから……」

杏子「だ、だめだ!諦めんな!さやか!」

さやか「お願い……おね、が……ぁ……ぁああああ……! 」

杏子「さやか、駄目だ!頼む!しっかり、しっかりしろ!諦めるな!まだ……」

さやか「ぁ……ぁあアァアアアア!!」
 
 パキィン





163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:47:58.31 ID:PA81GlyD0
オクタヴィア「ォオオオオオオオオオオ!!」

杏子「さ、さやか!さやかぁ!!」

オクタヴィア「オオオオオオオオオオオオ!!」

杏子「あぐっ!や、やめ……やめろ、さやか……!しっかりしろ……!」

ほむら「っ……」

杏子「ほ、ほむら……?待ってくれ、頼む、お願いだ、やめ……」

 カチッ

オクタヴィア「グギャアアアアアアアアアア……!」

杏子「あ……あ、あぁあ……」




167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:51:36.47 ID:PA81GlyD0
杏子「さ、やか……おい、さやか……」

さやか「…………」

杏子「返事、してくれよ……さやか……」

ほむら「……杏子」

杏子「さ、やか……。……てめぇ……てめぇえええええええ!!!!」

ほむら「っ……」

杏子「人殺し……人殺しが……!ぜってぇ許さねえ……殺す……ぶっ殺してやる……!」

ほむら「…………ごめんなさい」

杏子「っ……ふざけんな……何が、ごめんなさいだ……!
   許さねえ……殺す、殺してやる!殺してやる、殺してやる!!」

ほむら「駄目……杏子、お願い……だめ……」

杏子「ぶっ殺す、ぶっ殺す、殺す、殺してや……ぐっ……がっ……がぁあああああああ!!」

ほむら「いや……お願い……いや……!」

杏子「ぁぁああああアアアアアアアアア!!!!」




170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 01:57:36.72 ID:PA81GlyD0
ワルプル「アハハハハハハハ!アハハハハハハハハ!」

オフィーリア「グォオオオオオオオオオオ!!」

ほむら「いや……もう……いや……」

この時間軸でも、だめなの……?
あんなに、これ以上ないくらい、最高の展開を迎えたのに……。
これでも、まどかを救えないの……?
これで無理なら、もう、絶対、不可能……。

まどか「……ほむら、ちゃん……?」

ほむら「ま、どか……」

まどか「どうして、魔女が……もしかして……!」

QB「まさかマミに引き続き、さやか、杏子も脱落とはね」

ほむら「っ……」

まどか「……ほむらちゃん、ごめん」

ほむら「え……」

まどか「わたし、魔法少女になる」




173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:02:58.67 ID:PA81GlyD0
ほむら「やめて……もう、やめて……もう、これ以上、私を……」

まどか「ごめんね……本当にごめんね。でも……大丈夫。
    絶対に、ほむらちゃんを悲しませたり、しないから」

QB「さぁ、願いは決まったかい?まどか」

まどか「……わたしは……わたしの、願いは……。
    全ての魔法少女に、希望を持ち続けてほしい。絶望なんかに、負けないで欲しい。
    今までの魔法少女にも、これからの魔法少女にも」

QB「ッ……!その願いは……!
  君は、魔法少女システムそのものを否定する気なのかい!?」

まどか「絶望して魔女になるなんて、そんなの、絶対認めない。
    希望を求めたみんなに、最後まで希望を捨てないで欲しい。笑顔で居てほしい。
    これがわたしの祈り。わたしの願い……。さぁ、叶えてよ!インキュベーター!」




175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:06:13.80 ID:PA81GlyD0
ほむら「っ……!」

QB「……過去が、塗り替えられていく……上書きされていく……!
   絶望がなくなるということは、魔女そのものの存在が……消える……!
   この世界の全ての魔女が、生まれることなく……!」

ワルプル「アハ、アハハハハ、アハハ、アハ、アハ……」

オフィーリア「グオオオオ……!」

まどか「もう、大丈夫……。そんな姿になる必要なんて、ないんだよ……」

ほむら「魔女が、消えていく……!」




179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:10:12.12 ID:PA81GlyD0



杏子「う……あたし……なんだ、何が……?」

さやか「あれ……わ、ワルプルギスの夜は!?」

ほむら「杏子……さやかっ……!」

杏子「なっ……さやか、あんたなんで……!」

まどか「……良かった……元に、戻ってくれて……!」

杏子「ま、まどか!?あんた、その格好……」

さやか「まどか、あんた、契約、しちゃったの……?」




186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:13:45.53 ID:PA81GlyD0
まどか「うん……それより……え、っと……マミさんは……?」

杏子「そ、そうだ!マミはどうした!?」

さやか「そっか、マミさん首が……!みんなはここで待ってて!
マミさん!無事ですか、マミさ……」

マミ「…………」

QB「どうやら気を失ってるようだね」

さやか「は、早くくっ付けてあげよう……」



マミ「ん……あ、あれ?私……ちゃんとくっ付いてる!」

さやか「良かった……」




187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:14:28.19 ID:PMvCUd1S0
※マミさんの首は取り外し可能となっております




188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:14:39.87 ID:RUJmqFlg0
>>186
マミさんだけシュールなんだよな(笑)




190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:16:52.95 ID:PA81GlyD0
さやか「良かった……」

杏子「マミ!あんた、無事なのか!?確かにあんた……!」

ほむら「うっ……ぅくっ……ぇうっ……!」

マミ「あ……暁美さん……?」

さやか「ど、どうしたのさ、急に……」

ほむら「ごめん、なさぃ……ごめんな、さいっ……!」

杏子「……あんた」

まどか「ほむら、ちゃん……?」

マミ「あ、暁美さん?泣いてちゃわからないわ。何があったの?大丈夫?」

ほむら「巴さん……さやか……ごめんなさい……私……私……!」

さやか「あ……もしかして……。良いよ……やっぱ、仕方なかったんだし……」

ほむら「私……ぐすっ……わ、私……」

杏子「……ふんっ!」ゴツン!

ほむら「あぅ!……き、杏子……?」




196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:22:01.11 ID:PA81GlyD0
杏子「……一発殴ったら、気が済んだ。もう、良いだろ。言わなくても」

マミ「佐倉さん……?」

杏子「ちょっとさ、あんたが気失ってる間にこいつがやらかしちまったから、今あたしが殴っといた。
   何があったのかは……あたしに免じて、訊かないでやってくれよ。まどかもさ」

ほむら「杏……子……あなた……」

まどか「……うん、わかった、杏子ちゃん」

マミ「……えぇ。暁美さん、何があったのか知らないけど、あんまり気にしちゃ駄目よ?
   佐倉さんが、あの佐倉さんが、許してあげてるんだから、ね?」

ほむら「っ……は、はい……」

杏子「『あの』は余計だよ、ばか」




201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:27:22.73 ID:PA81GlyD0
杏子「……で?何があったのか説明しろよ、キュゥべえ」

QB「……鹿目まどか願いによって、この世界の事象が全く別の事象で上書きされてしまったんだ」

さやか「……それ、どういうこと……?」

QB「君たちを含め、現代の魔法少女たちはしばらく困惑することになるだろね。
  彼女たちに何があったのかを説明する僕たちの身にもなって欲しいよ」

ほむら「それじゃあ……あなたには、何が変わったのかわかるの……?」

QB「この世界のルールが塗り替えられてしまった。
  魔法少女は魔女にならないし、絶望でソウルジェムも濁らない。
  ソウルジェムが濁るとすれば、それは魔力の消費によってのみだ。
  それに伴って、魔法少女システムも根本から書き換えられてしまっているようだね」

マミ「じ、じゃあ、ソウルジェムが濁りきったら……?」

QB「身体機能の停止。つまり、君たちで言うところの死だ。
   当然だよね、魔法が使えなくなるんだから」




205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:33:09.58 ID:PA81GlyD0
さやか「そうなんだ……」

まどか「……ごめんね。わたしが、もうちょっと違う風に、祈ってたら……」

杏子「何言ってんだよ。魔女にならなくて済むんだぜ?超ファインプレーじゃん。
   ってか……わりぃ。あたしたちのせいで、あんたを魔法少女にさせちまった」

マミ「鹿目さん……あなたの願いも、魔法少女みんなを思っての願いでしょう……?」

さやか「……だよね。あたしたちのために、まどかは……」

まどか「……ううん。わたしは、自分の意志で、魔法少女になったの。
    だから、わたしは、今とっても幸せだよ……。
    だって、みんなと一緒に、戦えるんだもん……」

ほむら「まどか……!」

QB「そうだね。君たちの戦いはまだ続く。
  魔女が居ないと言ってもこの世の穢れは形を変えて存在し続けている。
  これから君たちは、それらを相手に戦い続けることになるだろうね」




210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:38:24.40 ID:PA81GlyD0



まどか「えぇい!」

 「ギャァアァアアアアアア……!」

マミ「さすがね、鹿目さん」

ほむら「えぇ。また今日も大活躍だったわね、まどか」

さやか「ちょっとまどかぁ!あたしの分の仕事ももうちょっと残しておいてよねー!」

まどか「えへへへ……ごめんね、さやかちゃん」

杏子「雑魚軍団とは言え、1人で半分近く持ってくとかどんだけだよ……。
   あんた1人で大体ぜんぶ倒せんじゃねえの?」

まどか「そ、そんなことないよ!みんなが居てくれるから、わたしは戦えるんだもん!」




211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:40:59.51 ID:PA81GlyD0



QB「やれやれ、まさかこんな現実を目の当たりにすることになるとはね。
  本当に、まどかの願いには恐れ入ったよ」

ほむら「キュゥべえ……」

QB「もっとも……まどかの契約内容がもう少し違っていたら、
  もしかしたらまた今とは違う結果になっていたかも知れないけどね」

ほむら「……どういうこと?」




213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:44:12.58 ID:PA81GlyD0
QB「彼女の素質なら、これよりもっと大規模な願いだって叶ったはずだ。
  それこそ、全宇宙のルールを塗り替えるような、神のような次元のね」

ほむら「……そうなの?」

QB「でも、もしそんな願いが叶うとすれば、彼女はきっと鹿目まどかという固体を保てなくなる。
  彼女は文字通り、神になってしまっていただろう」

ほむら「…………」

QB「まぁ、全ての宇宙を救って存在が消えることと、この世界だけを救って生き続けること、
  どっちが良かったかなんていうのは、君たちの考え方次第だけどね」

ほむら「……『もし』の話をしたって、仕方ないわ。私は、今ある私の幸せを享受するだけよ」

まどか……私、今とっても幸せよ。



 おしまい




216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:45:50.07 ID:OJZqmBJi0





217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:45:53.88 ID:XnYzC4k90
お疲れ様




224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:48:30.31 ID:PA81GlyD0
だいぶ長くなったけど、付き合ってくれた人おつかれ

途中の分岐の、もう1つのEDも一応用意はしてあるんだけどどうしよう
そんなに長くないから投下しちゃっても良いかな
それか流れだけ簡潔に書くべきか
もしくは何も書かないか




228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:51:21.19 ID:lkCakvot0
>>224
投下しろください




229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:51:34.69 ID:aNIt54zw0
>>224
ノーカットで期待




233 :2.暁美ほむらに揺さぶりをかける:2012/05/02(水) 02:54:45.65 ID:PA81GlyD0
QB「暁美ほむら。ちょっと良いかな」

ほむら「キュゥべえ……何かしら」

QB「君にちょっと確認しておきたいことがあってね。
  これまで君の戦いを観察してきて、ようやく1つの推察に及んだ。
  君の魔法は、時間に干渉するタイプの魔法じゃないかな?」

ほむら「…………」

QB「どうやら、当たっていたようだね。暁美ほむら、君はこの時間軸の人間じゃないね?
  道理で、僕には君と契約した記憶がないわけだ」

ほむら「……それで?だから何?」

QB「なぜ鹿目まどかがあれほどの素質を備えているのか、まるで分からなかった。
  でも、君が何度も時間を繰り返していたのだとすれば、その理由ははっきりする。
  ねぇ、ほむら。鹿目まどかは、君が時間を繰り返すたびに強力な魔法少女になっていったんじゃないのかい?」

ほむら「っ……!」

QB「……やっぱりね、原因は君にあったんだ」

ほむら「……どういうことよ」




235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 02:57:43.28 ID:PA81GlyD0



そんな……まどかが、キュゥべえにしつこく勧誘を受けるのは、私のせい……?
私のせいで、まどかが、あれほどの素質を……。

……いいえ。
そんなこと、問題にすることじゃない。
なぜなら、この時間軸で私の旅は終りにするから。

今までにない、最高の状態で明日を迎えようとしている。
4人が協力して、ワルプルギスの夜を倒せないはずがない。
今度こそ、私はまどかを救う。
救ってみせる!




238 :>>167まで一緒で、ここから分岐:2012/05/02(水) 03:01:44.75 ID:PA81GlyD0
ワルプル「アハハハハハハハ!アハハハハハハハハ!」

オフィーリア「グォオオオオオオオオオオ!!」

ほむら「いや……もう……いや……」

この時間軸でも、だめなの……?
あんなに、これ以上ないくらい、最高の展開を迎えたのに……。
これでも、まどかを救えないの……?
これで無理なら、もう、絶対、不可能……。

まどか「……ほむら、ちゃん……?」

ほむら「ま、どか……」

まどか「どうして、魔女が……!」

QB「まさかマミに引き続き、さやか、杏子も脱落とはね」

ほむら「っ……」

まどか「……ほむらちゃん、ごめん」

ほむら「え……」

まどか「わたし、魔法少女になる」




239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 03:05:15.24 ID:PA81GlyD0
ほむら「やめて……もう、やめて……もう、これ以上、私を……」

まどか「大丈夫……ほむらちゃんは、わたしがきっと、守るから……!」

QB「願い事は決まったかい、まどか」

まどか「わたしは……ほむらちゃんを、守りたい!
    ワルプルギスの夜を、魔女を、倒せる力が欲しい!」

QB「契約は成立だ。君の祈りはエントロピーを凌駕した。
  さぁ、解き放ってごらん、君の新しい力を」

ほむら「まどか……まどかぁあ……!」




241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 03:08:17.28 ID:PA81GlyD0



まどか「やったよ、ほむらちゃん!わたし、ワルプルギスの夜を倒したよ!」

ほむら「……え、っと……ま、まどか、大丈夫?どこか、おかしなところは……?」

マミ「鹿目さん、素晴らしいわ!さすがよ!」

さやか「すっごいじゃんまどかー!」

杏子「おいおい、これじゃあこれからあたしらの出番なんてないんじゃねえの?」

ほむら「えっ……?み、みんな……!?」

まどか「そんなことないよ!だってみんな、友達で、仲間だもん!ね、ほむらちゃん!」

ほむら「え、えぇ……」




246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 03:12:22.76 ID:PA81GlyD0



マミ「さぁ、お茶が入ったわよ?どうぞ、召し上がれ」

杏子「いっただきまーす!うーん、うめぇー!」

さやか「もー、杏子!今日はまどかの祝勝会なんだから、ちょっとは遠慮しなさいよね!」

まどか「えへへへ!良いよ、そんなの。
   わたしは、みんなで楽しく一緒に居られれば、それで幸せなんだもん」

ほむら「そうね……その通りね」

まどかが、ワルプルギスの夜を倒しても魔女にならなかった。
それどころか、巴さん、さやか、杏子まで、生き返ってる……。
もしかして、本当に奇跡が起こったのかしら……。

まどか「……ね、ほむらちゃん」

ほむら「?何かしら」

まどか「今、ほむラちゃン幸せ?」

ほむら「そうね……とても、幸せよ」

まどか「えへへ!良カっタ!まルデ、天国ミたイニ幸せダヨね!」

ほむら「えぇ……本当に。まるで、天国みたい……」




252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 03:15:40.11 ID:PA81GlyD0



QB「…………」

本当にすごかったね、契約したまどかは。
魔女化した杏子はともかく、まさかあのワルプルギスの夜を一撃で倒してしまうなんて。
まぁ、その膨大な魔力消費のおかげであっという間に魔女になってしまったけど。

それにしても暁美ほむらが自ら、
あの魔女化したまどかの中へ飲み込まれていったのは予想外だった。
さすがの彼女も、絶望に負けてしまったようだね。

とにかく、これでこの星にも用はなくなった。
人類が滅亡するまで、時間の問題だろうね。


クリームヒルト「ネェ、ホムラチャン。今、幸セ?」

ほむら「まどか……私、今とっても幸せよ」


 おしまい




253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 03:16:41.56 ID:OJZqmBJi0
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ





254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 03:16:56.12 ID:aNIt54zw0
おつ




260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/02(水) 03:20:12.97 ID:PA81GlyD0
これでおわり

本当は元々こっちのEDだけだったけど、何故か分岐とか考えてしまった
だから正直ハッピーエンドは結構無理矢理作った感ありまくり
自分でもツッコミどころ満載だと思う

まぁ、偽者とか色々あったけど、みんな付き合ってくれてありがとう
お疲れ






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この記事へのコメント
  1. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/14(月) 03:14: :edit
    お前の願いで宇宙がヤバイ
  2. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/14(月) 04:15: :edit
    でもまどかが魔法少女になったのならまた…っていうのも突っ込みどころの一つなら、あえて言うのは野暮か
    ハッピーエンドもバッドエンドも面白かった
  3. 名前:   #-: 2012/05/14(月) 04:59: :edit
    ああいう意味深な選択肢は、愚直に選ぶと失敗って事が多いんだよなぁ。
    この場合きゅうべぇにとっての失敗はハッピーエンドなんだけど。
  4. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/14(月) 05:18: :edit
    どっちかっつーと、バッドエンドの方が無理矢理作ったっていう感じがしたけどな。
    でも面白かったしハッピーエンドも見れたから満足じゃ(*´∀`*)
  5. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/14(月) 06:06: :edit
    マミ=サンの扱いが微妙に…
    こういうSSでもこのザマですよ…
  6. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/14(月) 07:41: :edit
    さやかちゃんのふとももにおにんにんはさみたいよぉ
  7. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/14(月) 07:47: :edit
       △  ¥ ▲
      ( ㊤ 皿 ㊤)  バラバラババンバン
      (        )      
     /│  宙  │\         ババンババンバンバンバンババンバーン
    <  \____/  >
        ┃   ┃
        =   =
    3ゲットロボだよ
    首から上が本体のすごいやつだよ
  8. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/14(月) 09:01: :edit
    ※5
    もともとキャラdisものとかじゃない、
    こういう普通のSSですら平然とdisられるよな、マミさん。

    ※4の言う通りむしろバッドエンドのほうが急遽作った感あったけど、
    それでもまあ良SSだったと思います
  9. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/14(月) 09:53: :edit
    良SSだったけどマミさんの扱いをもうちょっとどうにかしてくれんものかね…
    こんな事言うと信者乙と言われそうだけど、なるべく公平に見たつもりでも他の人と比べて明らかにマミさんの人格が原作とかけ離れてる気がするんだが…
  10. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/14(月) 10:48: :edit
    魔法少女5人、そして魔女化せずって理想形じゃないか。
    >>1もぷん太さんも乙
  11. 名前: 名無しさん@ニュース2ちゃん #-: 2012/05/14(月) 12:25: :edit
    ※10
    正直このSSのストーリーこそマドマギ以前の魔法少女の話の王道だと思うわw(前置きは長くなりそうだけど)
    魔法少女もので仲間がしぬなんてありえなかったし


    てことでこのストーリーでマドマギアナザーストーリー作ってくださいwアニメだと感動はしたけどハッピーエンド感が足りないし、この王道ストーリーの時間軸で作ってほしい。むしろ飽きられるまで4でも5でも異なる時間軸の物語のアニメ作ればいいのに。ハッピーエンドからバッドエンドまでさ

  12. 名前:        #-: 2012/05/14(月) 15:02: :edit
    インキュベーターが搾取される側になるEDきぼん
    あいつムカツク
  13. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/14(月) 15:16: :edit
    腹…パン…?
  14. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/14(月) 15:46: :edit
    杏子がほむらを殴ったのは別にいいとしてもそのあとの「ちょっとさ、あんたが気失ってる間にこいつがやらかしちまったから、今あたしが殴っといた。
       何があったのかは……あたしに免じて、訊かないでやってくれよ。まどかもさ」
    ナニコレ 何様だよ

    マミさんの扱い悪いとか言ってるけどぶっちゃけ魔女化したとはいえ杏子の扱いが良すぎてそれ以外みんな悪く見える
  15. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/14(月) 17:28: :edit
    >>魔法少女もので仲間がしぬなんてありえなかったし

    セーラームーン(無印)は全員一度死んで転生してるんだけどな。
  16. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/14(月) 20:47: :edit
    腹パンwww

    面白かった。
    確かに杏子を良く描き過ぎてた感はあったな。
    さやかに心の中を打ち明けるとことかジョジョ読んでるかのような熱さだったわw

    とりあえず作者とぷん太乙。
  17. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/14(月) 23:15: :edit
    なんだかな、せっかくここまでうまく行ったんだから4人でワルプル倒してほしかったな。

    それだとゲームとかぶったりするのか?
    まあともあれ乙
  18. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/15(火) 00:40: :edit
    え、公式ではマドカが魔女化したVerもあるのか?
  19. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/15(火) 02:47: :edit
    マミさん大好きの俺だけど
    言うほど酷い扱いとも思わんが‥
  20. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/15(火) 10:26: :edit
    2次創作でくらい杏子が良く描かれててもいいじゃないか…

    綺麗に纏まってて面白かった
  21. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/15(火) 19:52: :edit
    ハッピーエンドの方いいんじゃね
    原作のアナザーバージョンみたいな感じで
    バッドエンドはエロゲの選択肢一つ間違っただけで行くような感じのバッドエンドだな
    嫌いじゃないけど
  22. 名前: あ #-: 2012/05/15(火) 21:06: :edit
    別に自分のお気に入りのキャラを上げたいんだったら、興味もないし好きにすればってかんじだけど、自分が気に入らないから(お気にキャラを上げるためだろうけど)ってキャラを崩壊させたりdisったりするのはどうなの?
    程度が低いですなぁ。
    何のキャラ厨かは知らんけど。。。
    またさりげなくって所がさすが嫌らしいと言うか何というか
  23. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/16(水) 15:16: :edit
    魔力使い切ったり「あ、あたし死んだ」で魔女化もあり得るよね
  24. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/16(水) 20:08: :edit
    ※23
    魔女になるなんて認めない
    のワードが魔女化を阻害してるんだろ
    魔女化で魂が壊れないからSG濁りきって体の制御すら出来ない状態になっても誰かに浄化してもらえば復活の可能性もあるんじゃね?
    砕かれたら結局死ぬが
  25. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/21(月) 17:03: :edit
    普通にみんなよかった気がするんだが・・・
    マミさんdisってる感じもしなかったけど
    過敏に反応しすぎだろ・・・
    取り敢えず作者乙。ぷん太も乙
  26. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/23(水) 12:38: :edit
    >インキュベーターが搾取される側になるEDきぼん
    原作アニメだとだいぶ苦労する側になったじゃないか
    人類誕生から時間かけてもうじきノルマ達成ってとこまでいったのに
    まど神にシステム変更されたから前より悪い条件でノルマを達成しないとならん
    さらにQBは前の世界の情報がないから自分が効率の悪い作業を行っていると気づけない
  27. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/08/30(木) 04:35: :edit
    個人的には、改変後の世界でどうやってソウルジェムの濁りを取るのかが語られてないのが気に掛かる。
    魔女いない=グリーフシードない=ソウルジェム浄化方法ない。ってことになる。
  28. 名前: 名無しさん #JalddpaA: 2012/10/07(日) 22:15: :edit
    ↑QBが魔獣との戦いになりそうなことをほのめかしてるし、雑魚軍団という表現から魔獣からグリーフシードを得られるんじゃないか
    魔法少女システムが一新されるならおそらくそのように改変されてるはず

    過去の自分のコメントが内容を勘違いしてて恥ずかしいwまぁいいか
    改めて読んだけどこのSSのハッピーエンドの方は5本の指に入るくらい好きだわ
  29. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/11/15(木) 23:19: :edit
    境遇考えればこの程度に病むのは許容範囲内だと思うけどね
    病むというか、普通の「友達が出来にくかった子」程度の嫉妬心だったし。
    一々キャラ厨とか考えすぎなだけじゃない?
  30. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/11/17(土) 12:24: :edit
    ×ほむら「この時間軸のまどかは……」
    ○ほむら「この時間軸では積極的にコミュニケーションを取っていくわ」
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