浜面「よう元童貞」一方通行「よォ現非童貞」上条「やあ、ありがとう」

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2012/02/26(日)
1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 19:26:01.04 ID:rorBO44G0
浜面「最近調子はどうよ。主に性的な意味で」

上条「いやもう順風満帆ですな。浜面さんには感謝してもしきれません」

浜面「よせやい、俺は何にもやっちゃいねえよ」

上条「でもインデックスに色々教えてくれたんだろ? インデックスから聞いたよ」

浜面「ごく一般的な保健体育の授業をしただけだ。俺の嫁たちが何を教えたのかは知らんが」

一方通行「オイ料理出来たぞ。運ぶの手伝えリア充共」

上条「へーい」

浜面「ベクトル操作でぽぽーんと投げらんねえの?」

一方通行「ンなことにイチイチ能力使ってられっかボケ。つーか俺を便利に使おうとしてンじゃねェよ殺すぞ」

浜面「すまんこ。おめーら何飲む?」

上条「ビール」

一方通行「俺も。俺のは麒麟な」

浜面「うぇいうぇい。ほんじゃまあ」


上条・一方通行・浜面「カンパーイ!!」


※原作がこの上ないハッピーエンドを迎えた上での、四年後の世界

 上条さんは大学生(教師志望)で、浜面は建設会社、一方通行がなんでも屋を営んでいる、そんな世界でのお話




2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 19:30:13.92 ID:rorBO44G0
忘れてた 補足

以前VIPでやった


上条・一方通行・浜面「カンパーイ」

浜面「よう童貞」一方通行「おゥ童貞」上条「よーし戦争だ」その1
浜面「よう童貞」一方通行「おゥ童貞」上条「よーし戦争だ」その2


の続きということになっております

先にこちらを読んでいただけたほうが話にはすんなり入っていけるかと




4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/02/04(土) 19:37:07.85 ID:V58D2Zlt0
なつかしいな、期待




5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 19:39:19.61 ID:rorBO44G0
浜面「大学はどんな感じ?」

上条「んあー、ぼちぼち忙しくなってきたとこ。来週末までに論文書いて発表しなきゃだし」

浜面「うはっ、論文とか。インテリな響き。俺らみたいな人種には縁遠い言葉やのう」

一方通行「そォか? 俺ァ八歳の時には論文読ンでたし、書いてたぞ。かなり適当にだけど」

浜面「黙らっしゃい学園都市一の天才野郎。お前はホント隙あらば自慢するね」

一方通行「自慢してるわけじゃねェよ。事実だから言ったまでだ」

浜面「くわあ! いけしゃあしゃあとこの野郎!!」

上条「ってかお前本名○○○○であってるよな?」

一方通行「あァ」

上条「うわあ、まさかまさかと思ってたけど、俺お前の論文読んだことあるわ。マジかよあれ八歳で書いてたのかよ」

一方通行「あン? テーマ何よ?」

上条「何か犯罪心理学と脳構造のどうのこうの……」

浜面「うおおおい!! インテリトークやめろ!! 俺ついていけねえから!!」

一方通行「大学の話題ふったのテメエだろォが」

浜面「そーゆー真面目なやつじゃなくて、ほら、あんじゃん! キャンパスライフとかそーゆーやつ!!」




9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 19:49:26.46 ID:rorBO44G0
浜面「お前サークルとか入ってねえの?」

上条「ん~、正直生活費稼ぐためのバイトで時間取れなくてな」

一方通行「……マジで何回も言うけどよォ、世界救ったヒーロー様が何でバイトなンかしてンだよ」

上条「世界救ったとかwww大袈裟すぎるだろwwwwwww上条さんは何者なんだよwwwwwwwwwwwww」

浜面「これだもの……」

上条「いや、でもマジそれ言ったらお前らもじゃん。お前らだってヒーローなんじゃねえの?」

浜面「俺らはあくまで裏方だったかんな」

一方通行「ヒーロー度合いで言ったら『俺:浜面:お前=1:1:255』って感じだ」

上条「カンストしとるやないかい!!」

浜面「いや、マジそんくらい差があるって。周りの認識的にも」

上条「え~…? そうかぁ~…?」




10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 19:57:44.85 ID:rorBO44G0
一方通行「援助の申し出とかあるだろ。あの宗教団体とかから」

上条「あ~…それはまあ、確かに。一緒に住んでるやつもそこ出身ってのもあって、結構しつこくな」

浜面「え゛っ、お前それもらってねえの?」

上条「うん、まあ」

浜面「何でッ!?」

上条「いや、何か甘えてるみたいで……俺、自分の力だけ生きていきたいっつーか、なんつーか…正直、俺がインデックスを養っていきたいって気持ち強くて……」

一方通行「出たよ」

浜面「社会に出たことのない甘ちゃんの理屈ですな~。お金なんてあるにこしたことないのよ!!!!」

上条「うわあいきなりキレるな浜面社長!」

浜面「お前俺が資金を工面するためにどんだけ頭下げたと思ってんだオラァ!! いらんなら俺にくれ!! 一回お前の財布を経由して俺にくれ!!」

一方通行「落ち着けいやしンぼ」

浜面「だぁってこいつがさぁ~!!」

上条「甘いこと言ってんのはわかってるよ……ホントにきつくなったら頼るさ。今はできる限り自分たちだけの力で、な……」




11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 20:03:32.51 ID:rorBO44G0
上条「と、何やらかっこいいこと言ったばかりで言いづらいんですが」

浜面「ん? なによ?」

上条「実は上条さん最近サークルなるものに入りまして」

一方通行「オーイ彼女自分で養う宣言どこいった」

上条「いや、違うんだよ。先輩にすげえ割のいいバイト教わってさ。正直、今かなり時間に余裕があるんだよ」

上条「んで、その先輩が作ったサークルに誘われてさ、バイトの件で世話になった手前、断れなくて」

浜面「ふーん。それ何するサークルなん?」

上条「何か適当に集まってだべったり、休日に遊び行ったり、どっか泊りがけで旅行行ったりみたいな。旅サークルになるのかな? 強いて言えば」

一方通行「……」

浜面「……」

上条「あれ? なんで黙る?」




12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 20:10:37.55 ID:rorBO44G0
浜面(アクセラさん、アクセラさん。なーんか嫌な予感しませんか?)ヒソヒソ…

一方通行(あァ……なァーンか、嫌な予感すンなァ……)ヒソヒソ…

上条「おーいこんにゃろう。俺を置いて二人でコソコソすんな。たまにそういう時あるなお前ら」

浜面(ここは思い切って聞いちゃいましょう)ヒソヒソ…

一方通行(まァ、そうすっかァ……)ヒソ…

浜面「あー、上条くん上条くん」

上条「何ですか浜面くん」

浜面「そのサークルの男女比を伺ってもいいかね?」

上条「えーと…」




上条「9973:2ですね」

一方通行・浜面「「 や っ ぱ り な ! ! ! ! ! ! 」」




16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 20:25:49.00 ID:rorBO44G0
一方通行「完ッ全に『妹達(シスターズ)』居ンじゃねェかァァァアアあああああああああ!!!!」

浜面「俺んとこで雇ってた『妹達(シスターズ)』が最近有休ばんばん取るようになったのそれが原因かぁぁぁぁあああああああ!!!!」

上条「そんなん俺に言われてもーーーー!!!!」

一方通行「何なンだその目的が見え透いてるサークルはァァァアアああああああ!!!!」

上条「も、目的はさっき言ったとおり旅とか行って楽しく遊ぶことですが!?」

一方通行「ンなワケねェだろ頭お花畑チャンかテメエはァッ!!」

浜面(なんつーか…諦めてないんだなぁ、あの子達)ヒソ…

一方通行(しかも恐ろしいのは『妹達(シスターズ)』が全員加入してると考えても四人は『妹達』以外の奴が居るってこった……)ヒソ…

浜面「ってか『妹達(シスターズ)』って大学生じゃないだろ。少なくともウチで雇ってんのが何人かいるんだぞ?」

上条「やー、何か皆突然編入してきたみたいで……一応うちの大学在籍にはなってるんだよね、信じられないことに」

一方通行「オイオイ学生総数一万人軽く超えちまうぞ……どォいうマンモス校だよ……」

一方通行(ってゆーか誰がそンな手引きしたンだよ!!)ヒソォッ!

浜面(話の流れからして『先輩』ってやつじゃね?)ヒソ…

一方通行「……その先輩ってのァ、何て奴なンだよ」

上条「雲川先輩っていうんだけど」

一方通行(知らねェ名だ……何モンだ? ソイツ)




17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 20:33:34.71 ID:rorBO44G0
上条「いや、言っておくけど『妹達(シスターズ)』が来るのって一度に精々二人だぞ? 他のサークルメンバーには双子で通してるし」

一方通行「……つまりサークル内に『妹達』枠が二人分あって、9969人が入れ替わり立ち代わりやってる訳か」

上条「ん、そういうこと」

浜面「じゃあ、実際の活動時の男女比は6:2くらいか?」

上条「そんな感じ。まあ全員揃うことは滅多にないけどな」

一方通行「ふーン」グビ…

浜面「……」グビ…

上条「……」チビ…




上条「……たまに御坂が来るんだけどね」

一方通行・浜面「はいダウト」




21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 20:40:00.96 ID:rorBO44G0
一方通行「オマエはバカなの? それともアホなの?」

上条「違うんだよ! だって御坂が来るなんて旅行当日まで知らねーんだもん俺! 集合場所行ったらいるんだもん!!」

上条「そっから帰るなんてできねーじゃん!! しょーがねーじゃん!!」

一方通行「ちなみに何回くらいそーゆーケースがあったンだ?」

上条「えーと……」イチ、ニィ、サン…

一方通行「数えてるよ!! 一度じゃねェのかよ!! 学べよ!!!!」

上条「どうしろってんだーー!! 事前に『まさか御坂は来ないですよね?』って聞けってかーーッ!! 出来るかそんな空気悪くなることぉーーーッ!!」

一方通行「……もォ聞くのも怖ェが一応聞いとこう」



一方通行「そンで……オマエは『無事』だったのか?」

上条「…………」



一方通行「何か黙ってるしィィィィイイイいいいいいいいいいいい!!!!!!」




23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 20:49:32.36 ID:rorBO44G0
上条「正直に言えば、何回か多分薬盛られた」

一方通行「オゥフ。まさかあれか、あの誰でもいいモードになるやつか」

上条「誰でもいいモードになるやつだ」

浜面「アクセラちゃんが襲われそうになったってやつ?」

上条「………」

一方通行「ヤベ、思い出したら吐き気がしてきた」

上条「あの時はホンマすいませんっした」

一方通行「いい。つか忘れさせろ。二度と話題にあげンな」

浜面「はーい、てへぺろ☆彡」

一方通行「……」カチッ、

浜面「はーい、チョーカーのスイッチ入れるのやめてシャレになってないからマジ怖いから」

一方通行「……ンで? まさかヤっちまったのか?」

上条「いや、それは大丈夫。その時は一緒に行ってた男に力づくで止めてもらってた」

浜面「おぉ、上条を力づくで抑えれる奴がいんの? あの時は俺でも無理だったぞ?」

一方通行「そォいや、男がいるンだったな」

上条「さすがに男が上条さん一人ならそのサークルにも入ってませんよ」

一方通行「懸命だ」

浜面「男だれ?」

上条「削板軍覇ってんだけど」

一方通行「あァ…」

浜面「んー? 何か聞き覚えあるんだけどな、誰だっけ?」

一方通行「元七位」

浜面「あー」




25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 20:54:23.27 ID:rorBO44G0
浜面「そりゃー止めれるわな」

上条「かなり手加減無しでボッコボコにしてくるんだよアイツ。まぁ、ありがたいんだけど」

一方通行「つーか、元七位が大学行ってンのかよ…全然イメージと違うンだけど」

上条「いや、アイツ勉強すればそれなりに出来るんだぜ実は」

一方通行「はァン…意外だねェ……」

上条「夢は体育教師なんだってさ」

一方通行「それはイメージ通りだわ」

浜面「ってか体育大学行けよ……」

上条「知らなかったんだって」

浜面「馬鹿じゃん……」




26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 21:04:13.36 ID:rorBO44G0
上条「とまあ、そんな大学生活ですよ」

浜面「誘惑多くて大変ね」

一方通行「つーか泊まりの旅行とかは流石に断れよ、これからは」

上条「いや、やっぱバイト紹介してもらった義理とかあるし……」

浜面「インデックスちゃんは何て言ってんの?」

上条「それが、むしろ行ってきなさいって感じなんだよ。俺の大学生活の重荷にはなりたくないんだってさ」

浜面「何それ泣ける。正妻の余裕も感じる」

一方通行「そンだけ信じられてるってこった。テメエが今後どォしよォが俺ァ知ったこっちゃねェが、その辺のことはしっかり考えて行動するンだな」

上条「ああ…わかってるよ」

浜面「でもぶっちゃけ、あんな可愛い子達にそんな熱烈に迫られたらぐっとくるもんあるよな」

上条「んん?」

浜面「美琴ちゃんとか超絶スタイルいいし、美人だし、甲斐甲斐しいし……」

上条「浜面さん浜面さん?」

浜面「正直ムラムラはしちゃうだろ?」

一方通行「何かいらンこと言い出したぞこのアホ」




27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 21:10:38.01 ID:rorBO44G0
浜面「いや、マジのぶっちゃけトーク。お前がインデックスちゃん一筋ってのは分かってるけどさ」

浜面「でも、男として、そんな風に女の子に迫ってもらえるのは悪い気分じゃないし、ましてやそれがあんな可愛い子達だってんなら、ムラっとするよな」

一方通行「それを確認してどォしてェンだテメエは」

浜面「な? な?」

上条「……まあ、正直言うと、そりゃ、まあ」

浜面「だよな!!」

一方通行「何で嬉しそうなンだテメエは」

浜面「エロトークだ!! こっからエロトークの時間といこうぜ!!」

上条「唐突だなオイ!! まあ、やぶさかではないけども!!!!」

一方通行「オイオイそれじゃ今度は俺が置いてかれンだろォが」

浜面「性欲ないからってか!? 嘘つけッ!!」

上条「経験ないからってか!? 嘘つけッ!!」

一方通行「うざァ~い何このテンション」




28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 21:16:06.77 ID:rorBO44G0
 二時間後―――――

上条「んじゃ、俺そろそろ帰るわ。インデックスも待ってるし」

一方通行「ン。オマエは帰ンなくていいのか?」

浜面「今日は俺一人の日だから無問題。一方通行の家で飲むことは伝えてるし」

上条「じゃ、悪いけどお先するぜ。お疲れー」

一方通行「オゥ」

浜面「お疲れ~」

一方通行「……」

浜面「……」

一方通行「……オマエよォ」

浜面「ん?」

一方通行「三下のこと、少し煽ってたよな?」

浜面「ん~、まあな」




31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 21:29:06.93 ID:rorBO44G0
一方通行「何でだ?」

浜面「ぶっちゃけトーク?」

一方通行「ぶっちゃけトークだ」

浜面「……こんなこと言うとすげえ情けねぇんだけどさ……ほら、俺ってさ、いわゆるハーレムっての? そんな状態なわけじゃん?」

一方通行「あァ」

浜面「それがまともじゃないってことぐらいわかってるし……そこらへんもしっかり納得した上でこの道を選んだんだけど…やっぱちょっと、後ろめたい気持ちもあるわけよ」

一方通行「……」

浜面「……もう全然連絡なんかとってねえけど、当然親に報告なんて当然出来ねえし……幸せだよ? 幸せだけどさ……やっぱ、このへんの気持ちを共有してくれる男ってのはいないわけだ、これが」

一方通行「だからってオメエ、三下を唆すのは違ェだろ」

浜面「わかってるよ。だからそんな露骨に勧めたりはしねえ。精々今日みたいに突っつく程度にするさ。ただまあ……」

浜面「正直に言うと、俺はどっちかっていうと、今も上条を諦められない美琴ちゃん達の方に肩入れしちまってるんだ」

一方通行「…………」

浜面「…………ま、そんな感じだ」

一方通行「……そォか」

浜面「あぁ……」

一方通行「…………まァ、好きにしろ。結局どォいう道を選ぶのか、決めるのは三下だ」

浜面「お前もどうだ? ハーレム。楽しいぞ~? ウッハウハだぞ?」

一方通行「ハッ、馬鹿かテメエ。俺にそンな楽しげなモン築く権利があると思ってンのか」




32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 21:36:45.44 ID:rorBO44G0
上条「ふ、不幸だ……」ギィ…

浜面「あれ?」

一方通行「あン? 何で戻ってきてンだテメエ」

上条「さ、財布を落として……探し回ってる間に終電過ぎちまったのですよ……うぐぐ」

一方通行「オマエホントついてねェなァ……」

上条「あ、あくせられーた様!! お願いがございましてございます!! 今晩泊めていただけないでしょーか!!」

一方通行「帰ったほうがイインじゃねェのか? タクシー代なら出してやンぞ?」

浜面「いいじゃねえか!! インデックスちゃんの許可はとったんだろ? 今日は夜通し飲み明かそうぜ!!」

上条「財布を無くしてヤケクソ気味の上条さんはとことん付き合う覚悟ですよ!! くそーー!!」

一方通行「家主の許可取る前に決めてンじゃねェ。まァ、いいケドよォ」

浜面「ほんじゃま、あらためまして」

上条「おうッ!!」

一方通行「ヤレヤレ……」




上条・一方通行・浜面「カンパーーーイ!!!!」




43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 23:32:27.92 ID:rorBO44G0
<とある世界の1week>

―月曜日―

浜面「はい、はい、了解しました。近々ご挨拶に伺わせていただきます。いえ、そんな、とんでもない」

浜面「……はい、はい。期日には余裕を持って…はい、それでは」ガチャンッ

麦野「先方からの催促?」

浜面「それプラス懇親会の誘い。まあ断るわけもいかないしな、受けたよ」

麦野「……何曜日?」

浜面「心配すんな。木曜に調整してもらうよ」

麦野「勘違いすんな、別に心配なんかしてねえよ。……どうしても日程が取れないなら、かまわないから月曜にしろって言いたかっただけだ」

浜面「……さすがは我が社の副社長ってところか?」

麦野「ガキじゃねぇんだ、物事の優先順位くらいつけれる」

浜面「お前のそういうところ、正直マジで助かってる。ありがとな、麦野」

麦野「……ふん」

浜面「今日七時には上がれるよな? 飯、どうする?」

麦野「帰って作んのは正直だるい。帰りにどっか寄ろ」

浜面「りょーかい。こないだ中華のおいしい店見つけたんだよ。そこ行くか?」

麦野「悪くはないわね。……精がつくもん食べさせなさいよ?」

浜面「……明日も仕事だから、お手柔らかにね、麦野さん?」

麦野「さーて、どうしよーかにゃーん? 正直今週はエロオヤジの相手ばっかしててストレス溜まってんだよねー」

浜面「が、頑張ります……あ、麦野」

麦野「なに?」

浜面「エロオヤジについては詳細聞かせろよ。場合によっちゃ『対応』考えなきゃなんねえから」

麦野「……うん」




45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/04(土) 23:46:46.60 ID:rorBO44G0
―火曜日―

上条「軍覇ー」

削板「どうした上条!!!!」

上条「声でかい! 皆見てるでしょ!!」

削板「んなっはっは!! 気にすんな気にすんな!! 人間ちっちぇえぞ上条!!」

上条「俺は人並みに羞恥心持っとるだけだ!! ったく……」

削板「んで? どした?」

上条「お前今日昼飯どうすんの?」

削板「午後は講義もないからな! ウチに帰って昨日作った根性チャーハンの残りを食うつもりだ!!」

上条「そっか、学食行くなら一緒にって思ったんだけど」

削板「すまんな!! 根性チャーハンなんて言っときながら、今日食わないと傷んじまうんだ!! ったく、とんだ根性なしだぜ!!」

上条「食材に根性を求めるな。んじゃ、今日のところはこれでお別れだな。お疲れ」

削板「オレはまったく疲れちゃいないがな!! あばよ、上条!!」ダァン!

上条「音速の二倍の速度で帰るな普通に帰れ!! つってもこの声より早く動いてるからこの声絶対届かないんですけど!!!!」

 ゴ バ ッ ヒ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ! ! ! ! ! !

上条「おうふソニックブーム!!!!」

??「キャアッ!!」ブワッサァ!

上条(おうふ! 白!!)

吹寄「ひゃああッ!?」スカートオサエ

上条「ぎゃあ吹寄!?」

吹寄「上条当麻……! 貴様という奴は……!」ワナワナ…

上条「ええ!? 俺!? 違うじゃん!! どう考えても今の俺悪くないじゃん!!」

吹寄「も、問答無用だこのスカポンタンッ!! 記憶を失え~~~~ッ!!!!」ズガァッ!

上条「ぎゃああ!! 講義の内容が飛んでいく!!」




46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 00:02:48.79 ID:l/aSnos70
―水曜日―

絹旗「んにゃああ~~!! 今日も超疲れました~~~!!!!」バターム

絹旗「シャワーシャワー何よりもシャワー!! 今日は浜面が来る日ですからね! 超気合入れて汗の匂い落とさないと……」

浜面「おう絹旗、おかえり~」

絹旗「ふにゃあぁぁぁああああああああ!!!! 何でもう居るんですか浜面!!」

浜面「いや、仕事早く終わったから……」

絹旗「何で現場作業員より社長の方が仕事終わるの早いんですか! もっと超仕事しなさい浜面!!」

浜面「いや仕事してるっつの。今日はたまたまだよ」

絹旗「ぎゃああ!! 近寄るな近寄るな!! 私の半径2m以内に近づくなッ!!」

浜面「がーん」

絹旗「あ、や、超違いますよ浜面。そういう意味じゃなくって……」

浜面「いや、ごめん…俺が何か気に障ることしたんだよな? 今日のところは出直すわ……」トボトボ…

絹旗「だから違うんですって!!」

浜面「?」

絹旗「その…私今、超汗臭いから、その……」

浜面「………」

浜面「にや~ん」

絹旗「な、何ですかその超気持ち悪い笑みは」

浜面「絹旗、世紀末覇王浜面様の知られざる真実のひとつを教えてやろう」

絹旗「そ、それは…?」ドキドキ…

浜面「実は俺、匂いフェチなんだ!!」ドンガバチョッ!

絹旗「ほわぁぁぁあああああああああ!!!!!! ぎゃあぁぁぁあああああああああああああ!!!!!!」

浜面「ん~!! 全然臭くなんかないぞ絹旗!! その証拠にほら! 俺このまま深呼吸だって出来ちゃう!!」

絹旗「んぎゃあああああああああああああああ!!!!!! 離れろぉぉぉぉおおおおおお!!!! マジでぇ!! 超マジでぇぇぇえええええええ!!!!!!」

浜面「くんか!! くんか!!」

絹旗「ほわぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!!!」





 メ ッ コ シ ! ! ! !






浜面「……あ痛ぁ…」

絹旗「自業自得です!! 超クソ浜面ッ!!!!」




47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 00:18:29.11 ID:l/aSnos70
―木曜日―

 ―――よろず屋『一方通行』にて

一方通行「くァ……」

番外個体「だらしないあくびしちゃって」

一方通行「暇なンだからしゃァねェだろ」

番外個体「外出て呼び込みするとかさー、何かそういう営業努力とかしたらいいじゃん?」

一方通行「オマエがやれスカポンタン。何のために給料払ってると思ってやがる」

番外個体「む、人のことタダ飯食らい呼ばわりすんのやめてくれる? ミサカ不愉快すぎて吐いちゃいそうなんだけど」

一方通行「そンで、汚物の片付けってェお仕事追加か? 自分で仕事を作るなンて社員の鑑だな。泣けてくンぜ」

番外個体「かっちーん☆ 分かったよ。ミサカがタダ飯食らいじゃないってこと、証明してあげる。お客さんを唸るほど連れてきてあげるよ」

一方通行「おゥ行け行け。客一人連れてくる毎に時給200円ずつアップしてやらァ」

番外個体「ふん、ミサカが太もものひとつやふたつ晒せば客の一人や二人ほいほい釣れちゃうんだから。見てなよ」

一方通行「待て待て待て待て。やっぱオマエは外出禁止だバカヤロウ」

番外個体「にっひひー」

一方通行「……ンだそのツラァ」

番外個体「ミサカの太ももがその辺のオヤヂに見られるの我慢出来ないんだ? じぇらしー? ねえそれじぇらしー?」

一方通行「ハイハイじぇらしィじぇらしィ。いいから茶ァ入れろ役立たず」

番外個体「とびっきりビターなコーヒー煎れてやるよん。んふふ」

 カツン、カツン

番外個体「およ、足音。お客さんかな?」

一方通行「茶の数をひとつ増やしとけ」

番外個体「あいさー」

 ギィィ……

??「よう、仕事を持ってきたぜ」

一方通行「ワーストォ、やっぱ茶はいらねェ」

??「いいのか? ひと仕事の前に一服ってのは大事だぜ?」

一方通行「っせェよ。どうせまたにっげェ仕事持ってきたンだろが」

土御門「ま、その通りなんだがな。頼むぜ、よろず屋さん」




49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 00:29:02.50 ID:l/aSnos70
―金曜日―

浜面「んなー」ゴロゴロ

滝壺「ん~~」ギュ~

浜面「滝壺さ~ん。おっきなおっぱいが顔に当たってますよ~?」

滝壺「あててんのよ」

浜面「おうふ」

滝壺「……萌えた?」

浜面「勃起した」

滝壺「ほんとにはまづらは……ムードがない」

浜面「いや、だってね、こんなに魅力的なおっぱいをね? 顔にぐりぐりされたらね? 男なら誰だってこうなるよ」

浜面「しかも滝壺さんあんたノーブラじゃないのぉぉぉおおおおおおおお!!!!」

滝壺「ブラ窮屈。嫌い」

浜面「サイズ合ってねえんじゃねえの?」

滝壺「……わかんない。麦野と同じサイズのブラ使ってるはずなんだけど」

浜面「……いや、自覚しようぜ滝壺。お前のおっぱい麦野よりでっけえから」

滝壺「そうなの?」

浜面「自分で気づかんの!?」

滝壺「そんなまじまじと見比べたことない。……はまづらはおっきなおっぱい、好き?」

浜面「大好物っす」

滝壺「………」

浜面「……あれ? 呆れちゃってる?」

滝壺「ううん、大丈夫だよはまづら。私はそんなあけすけなはまづらを」




滝壺「愛してる」




50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 00:38:08.39 ID:l/aSnos70
―土曜日―

一方通行(土御門が持ってきた案件、うまくいきゃ今日中にカタがつきそうだなァ)

一方通行(あとはまァ、番外個体がもって帰ってくる情報次第かね……)

一方通行「コーヒーでも飲むかァ」

??「では、私の分も頼むよ。一方通行」

一方通行「……魔術だかなんだか知らねェが、イチイチ気配消して入ってくンのやめろ。心臓に悪ィんだよ」

バードウェイ「おやおや、そんなナイーブな心臓などしていないくせに。罪悪感など植え付けて、お前は私をどうしたいのだ?」

一方通行「どうかしたいってンなら、年上への礼儀ってのをキッチリ教えこみたいね」

バードウェイ「やれるものなら、それは私からも是非お願いしたいな」

一方通行「……チッ、砂糖はいくつだァ」

バードウェイ「いい加減長い付き合いなんだ。私の好みくらい覚えてくれよ。砂糖は三つ、クリームは無しだ」

一方通行「どォでもいいこたァすぐ忘れるタチなンだよ、俺ァ」




51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 00:50:59.61 ID:l/aSnos70
一方通行「ンで? 今日は何しに来たンだよ」

バードウェイ「なんだ、用がなくては来てはいけないのか?」

一方通行「当然だろォがバカタレ。こっちは仕事してンだよ。テメエと違って暇な訳じゃねェンだ」

バードウェイ「別に私も暇なわけでは無いんだがな……しかし、寂しいことを言うなよ一方通行。私たちは共に戦場で肩を並べた仲だろう」

一方通行「戦場で一緒にいただけで仲良くなれりゃ、俺ァ今頃友達一万人突破してらァ」

バードウェイ「まったく素直じゃないな。ふむ、これがジャパニーズ・ツンデレというものか」

一方通行「…………」

バードウェイ「こうして二人で居ると思い出すなぁ一方通行。ハワイでのグレムリン討伐を皮切りに、我々は共に数多くの戦場を駆け抜けた」

一方通行「……ンなことイチイチ覚えてねェよ。日常すぎてな」

バードウェイ「これはいつか語った話だが……何気にな? 誰かと肩を並べて戦うというのは私にとって稀有な経験だったのだよ」

バードウェイ「まぁ、ほら、私ってさ、魔術師としてはトップクラスなわけじゃん?」

一方通行「うぬぼれの強いこった」

バードウェイ「事実なのだからしょうがない。そんなわけだから私は、常に先頭に立ち、常に誰かをその背にかばって戦ってきた」

バードウェイ「だから…重ねて言うが、稀有な体験だった。そして心地よい体験だった。誰かと『肩を並べて戦う』というのはな」

バードウェイ「今のところ、私にそんな経験をさせてくれたのはお前だけなんだよ、一方通行」

一方通行「……あァ、そりゃ光栄だ」



52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/05(日) 00:55:39.13 ID:5aY8cJuKo
麦野の「……うん」に萌えた




53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 01:05:58.97 ID:l/aSnos70
バードウェイ「というわけでまぁ、何しにきたのかと問われれば、得難い経験をさせてくれたお前にお礼をしに来たのだ」

一方通行「またそれか。毎度毎度、余計なお世話だっつってンだろ」

バードウェイ「まあいいじゃないか。人の厚意は素直に受け取っておけ。今回の件にしたって、本当のところ欲しいだろう?」

一方通行「あァ?」

バードウェイ「『もう一つの法則』の力が」

一方通行「……いらねェよ。うまくいきゃ、今日中にカタがつく」

バードウェイ「十中八九うまくいかないよ。いや、番外個体だったか? 彼女を見くびっているわけじゃない。気を悪くしないでくれ。だが、これは純然たる事実なんだ」

一方通行「それならそれで構やしねェよ。仕事の段取りをチッと増やすだけだ」

バードウェイ「皆まで言わせるな。手伝わせろと言ってるんだよ一方通行」

一方通行「………」

バードウェイ「私だってな、決して暇なわけじゃない。みっちみちに詰まったスケジュールの合間を縫ってここに顔を出しているんだ」

バードウェイ「その意味を……上条当麻じゃあるまいし、お前なら容易く汲み取れると信じているんだがな」

一方通行「さっぱりわかンねェよ。わかる気もねェ。だがまァ、手伝いたいなら好きにしろ。働きにあった報酬もくれてやる」

バードウェイ「……つれないな、一方通行」

一方通行「………」





バードウェイ「それともあれかな? 四年経ち、それなりに成長してしまった私の体はお前のストライクゾーンを外れてしまったのかな?」

一方通行「しばくぞクソガキ」




54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 01:16:19.28 ID:l/aSnos70
―日曜日―

 上条当麻バイト中……

上条「えーと…これがあっちで……あれがこっち……」

上条「ふぅ……これで今日のノルマ終わり!」

店主「上条君お疲れー。これ今日の分ね」

上条「ありがとうございまーす!!」



 上条当麻帰宅中……

上条「いや、しかし、たった四時間で五万円……しかも現金支給……」

上条「やってる仕事は倉庫内のよくわからん備品をあっちへやったりこっちへやったり整理するだけ……」

上条「何か条件よすぎて逆に不安になってくるな。まあ、つってもおいしすぎるから辞められないんだけど」

上条「なーんか、悪いことに利用されてたりしないだろうなぁ」



店主「あ、もしもしー? 依頼人の方? 曰くつきの品、解呪済みましたよー。えぇ、えぇ、じゃ、成功報酬300万、来月までに振込みお願いしますねー」



上条「まあ、考えてたって仕方ないか! よーし待ってろインデックス!! 今日は奮発して国産牛買って帰っちゃうぞ~!!」




55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/05(日) 01:21:49.33 ID:zo0lNJWIO
上条さん限定右手で触るだけの簡単お仕事じゃねーかwwwwwwwwww




56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/05(日) 01:22:18.97 ID:3cB3REJio
パキーンって鳴らないの?




57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県):2012/02/05(日) 01:34:39.38 ID:l/aSnos70
 ―――とある大学の、とある部室

雲川「さて、第27回『上条王国建国のための第一歩』会議を始めるわけだけど」

御坂妹「わー」

ミサカ11020号「どんどんぱふぱふ」

雲川「直近のイベントと言えば花見だな。これを何とかして活かしたいところだけど」

美琴「雲川さん」

雲川「どうした美琴。意見があるなら述べることを許すけど」

美琴「ありがとうございます。今度の花見の時は、少し目先を変えていきませんか?」

雲川「というと?」

美琴「私たちは今まで、酒を飲ませたりだなんだと、あいつ自身に攻勢を仕掛けていたわけですが……」

御坂妹「そうですね、それで我々はことごとく失敗している、とミサカは過去の作戦を振り返ります」

美琴「これまでの作戦でも、何度かアイツの理性を破壊する直前までは進捗している。でも、それでも、最後の一線を超えることはできない。それは何故か」

雲川「答えるまでもない。彼の強固な意思故だ」

美琴「ではその意思の根底にあるものは?」

雲川「……成程、インデックスへの罪悪感、か…」

美琴「仮定の話ですが、もしインデックスが『浮気してもいいよ』と許可を出せばどうなると思います?」

雲川「将を射んと欲すればまず馬から…か。考えてみれば、それが常套手段ではあるけれど」

御坂妹「お姉様の頭の冴えに、ミサカはただただ感服して頭を垂れます」

ミサカ11020号「して、具体的にどういった行動に出れば? とミサカは当日の段取りを確認します」



美琴「とりあえずインデックスを酔わせてみましょ?」

御坂妹「わっほう大雑把! お姉さま素敵!!」

雲川「ま、細部をつめるのは私の役目だ。そこらへんは任せておけ」




インデックス「ふぇっくしょっ!!」

上条「インデックス、風邪か?」

インデックス「うう……何だか悪寒がするんだよ……」ブルブル…


<とある世界の1week> とりあえず終了




100 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 20:59:45.48 ID:M6Lxi8040
雲川「という訳で、次の我々の活動は花見ということにあいなったわけだけど」

吹寄「どういう訳なのかちっともさっぱりわかんないですけど」

姫神「でも。悪くない。むしろいい提案。……今はとても桜が見頃」

雲川「うん、さすが秋沙は風流というものを解している。巫女服が似合うだけはあるな」

姫神「それは。あまり関係ないと思う」

雲川「当日は巫女服を着てくるのをオススメするけど。そのほうが男共も喜ぶ」

姫神「……そうなの?」

上条「そんなことより質問があるのですが!!」

姫神「流された。泣ける」

雲川「ふむ、発言を許そう」

上条「その花見には俺たち以外に誰かが来る予定なんでしょうか!?」

雲川「ふふふ、勘がいいな。確かにサプライズ・ゲストを呼ぶ予定だけど」

上条「そのゲストが誰なのか教えてもらうわけにはいかないでしょうか!!」

雲川「それを言ってしまってはサプライズにならんだろう」

上条「うわーいやっぱりそうですか! 軍覇ーーッ!!」

削板「何だ上条ッ!!」

上条「お前も来るよな!? 来てくれるよな!?」

雲川「お前は来んよな? というかお前に雅な花見なんぞ似合わんぞ?」

姫神「『花よりだんご』の典型。略して花んご」

吹寄「ぶふっ! な、何故略した…!」プルプル…

削板「何だ!? オレはもしかして今馬鹿にされているか上条!!」

上条「おちょくられているのは確かだ軍覇!!」




101 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 21:07:14.26 ID:M6Lxi8040
雲川「それで? どうするんだ花ンゴ」

削板「ええーい!! ここまで馬鹿にされて引き下がれるかってんだ!! オレがどれだけ雅を解する男なのか、お前らに見せつけてやるぜ!!」

上条「その馬鹿さが素敵! 頼りになるぜ軍覇!!」

削板「あれ? お前も今オレを馬鹿にしたか? 上条」

上条「気のせいでございますよ削板さん。あ、肩揉みましょうか?」

雲川「ちっ…」

吹寄「まあいいじゃないですか。こういった席は大勢の方が楽しいですよ」

姫神「それに。荷物運びに場所取り。ソギーの使いどころはたくさんある」

雲川(こいつらはやはり上条当麻に対してのハングリーさがやや欠けているなぁ……)




102 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 21:19:29.50 ID:M6Lxi8040
 ―――よろず屋『一方通行』

上条「という訳でまず間違いなく美琴さんが来るものと思われます」

一方通行「……で?」

上条「どうしましょ?」

一方通行「知るかボケ」

上条「助けてくださいよアクセラさぁぁぁぁん!!!!」

一方通行「脳天気に学生やってるテメエらと違って忙しいンだよこっちは。今も三件処理待ちの依頼抱えてる」

上条「あ、商売繁盛おめでとうございます」

一方通行「ありがとォ」

上条「あ~…でもマジで不安だよ。次はどんなことされるのか……一応軍覇もいるからいざという時はなんとかなるだろうけど」

一方通行「まァ、事前にちゃンと確認取ったってのは成長したな。こうやって対策練れるじゃねェか」

上条「この間お前らに言われてから上条さんもちゃんと考えるようにしたんですよ」

一方通行「当日風邪ひいたことにして休めよ」

上条「いやそれは…余りに不誠実というか……」

一方通行「面倒くせェ性格しやがって」

上条「それに仮病バレたら今後すげぇ気まずくなるだろ」




103 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 21:31:25.83 ID:M6Lxi8040
一方通行「したらアレか。参加するのは確定した上で、傾向と対策を考えなきゃならンってワケか」

上条「そういうことになりますねぇ~」

一方通行「とりあえず一番マジイのはこの間無人島行った時みてェな手段取られた場合だろ」

上条「そうだな。そうなった時の抑止力が軍覇一人しかいないっては不安だよ。だから一方通行に……」

一方通行「要は薬盛られなきゃいいワケだろォが。なら話は簡単だ」

上条「え!? なになに!?」

一方通行「まず酒は飲むな。その席で出てくる全ての飲みモンを警戒しろ。飲みモンだけじゃねェ、勿論コップもだ。マイコップを持っていくくらいの周到さは必要だ」

一方通行「そンで、出てくる食いモンに先に箸はつけンな。必ず誰かが口をつけて、薬の有無を確認してから食うンだ」

一方通行「薬塗った針みてェなモンを飛ばしてくる可能性もある。幸いオマエにゃ右手があるから、テレポートで直接体にぶち込まれるってこたァねェが、常に周囲に気を配れ。神経を研ぎ澄ませ。かつてくぐり抜けた戦場を想定しろ」

一方通行「……現地で取れる対策っちゃァ、こンなモンか」

上条「…………」


上条「た、楽しくねぇぇぇえええええええ!!!!!!」




104 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 21:41:09.76 ID:M6Lxi8040
上条「何なのその警戒レベル!! 俺は何なの!? 大統領なの!?」

一方通行「そンくれェやりかねねェ女ってのはもう嫌ってほど知ってンだろォが」

上条「ううぅ…やるっきゃないのか……あ、そうだ。浜面くんにも声かけてみよ」

一方通行「………」

上条「あれなにその微妙な顔」

一方通行「……アイツが果たして戦力になるかねェ」

上条「男の数は多いに越したことはない!! じゃ、俺そろそろ帰るわ。仕事邪魔して悪かったな」

一方通行「ま、健闘を祈っておいてやるよ」

上条「サンキュ、そんじゃ!」バタン…

一方通行「…………」

一方通行「……あァ~もう!! ったくメンドクセェな!!」カチャ、ピ、ピ

一方通行「………」prrr、prrr

番外個体『は~い、もしも~し』

一方通行「スケジュールの繰り上げだ。オマエが今やってる仕事、今日中に終わらせろ」

番外個体『はぁ~? 別に出来なくはないけど、何で?』

一方通行「しゃァねェだろ。もう一件依頼が増えたンだよ」




105 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 21:50:41.99 ID:M6Lxi8040
 ―――花見当日

削板「おーう! こっちだこっち!!」

姫神「わあ…綺麗。すごくいい場所。よくこんな所取れたね」

削板「がはは! なんせ根性出して朝二時にはここに来てたからな!!」

姫神「それ朝って言わない。夜。深夜。ってか丑三つ時。怖くなかった?」

削板「死んでなおぐだぐだと恨み辛みを吐き出してるような根性ナシを恐れる必要がどこにある!」

吹寄「とりあえず、お疲れ。ほら、飲め。この間通販で買った精力ドリンクだ」

雲川「精力ドリンクとはエロいな吹寄。何アピールだそれは」

吹寄「ば、馬鹿いってるんじゃない!! そういうアレで渡したんじゃないわ!!」

削板「ん? そーゆーアレってどーゆーアレだ?」

吹寄「セクハラ禁止だ大馬鹿者ッ!!!!」バチーン!

削板「オウフッ! い、今のはきいたぞ吹寄!!」

上条「せんぱーい、車にあった荷物ここに並べときますよー?」

雲川「うん、ありがとう」




106 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 21:56:50.12 ID:M6Lxi8040
上条「……」キョロキョロ

吹寄「ん? 何をキョロキョロしてるんだ上条当麻」

上条「いや、ほら、ゲストってまだ来てないのかなってさ」

雲川「やれやれ、そんなに期待されてはこちらも呼んだかいがあるというものだけど。もう少しで到着すると先程連絡があった」

雲川「そろそろ来るころだと思うけど」 

 アー、イタイタ アソコダワ アソコ!>

雲川「お、噂をすれば、という奴だな」




美琴「こんにちはー! 今日はよろしくお願いします!」

上条「やっぱりな!!!!」




107 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 22:06:48.86 ID:M6Lxi8040
美琴「なによ、ちょっとはびっくりしなさいよ。サプライズしがいのない奴ね」

上条「驚けるか! もう何度目だよこのパターン!!」

吹寄「こんにちは美琴ちゃん。やっぱりあなたも来たのね」

美琴「すいません、お邪魔じゃなかったですか?」

姫神「全然。そんなことない」

削板「おう第三位!! また会ったな!」

美琴「その呼び方やめなさいよ第七位。私には御坂って名前があるんだから」

削板「がっはっは! 悪い悪い! まだ慣れなくてな!」

上条「ほらもうすっかり馴染んじゃってるし!」

雲川「まだまだこれからだよ上条。ゲストは一人だけじゃない、まだまだこれからが本番だ」

上条「いーよもう見なくてもわかるよ『ミサカは~』って言う奴が来てんだろどうせぇ!!」




御坂妹「どうも皆様お久しぶりです、とミサカはお姉様に続いて皆様と挨拶を交わします」

上条「ほーらやっぱりだ!! ちょっとは予想裏切れよ逆によぉぉぉぉおおおおおおお!!!!!!」




113 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 22:21:14.85 ID:M6Lxi8040
吹寄「うるさいぞ上条。なーにを一人で盛り上がってるんだお前は」

御坂妹「ミサカの登場でそれほどテンションを上げてもらえるとは、とミサカは久しぶりに勝機を感じてガッツポーズをせざるを得ません」

姫神「はいどうどうどう。水。飲む?」

上条「お気遣いありがとう。でも大丈夫だ姫神。上条さんはマイ水筒を持って来たからな!!」

御坂妹「ミサカ盛大に転びました!!!!」ドンガラガッシャーンバガーンパリーン!

上条「あぁぁぁああああああああ上条さんのマイ水筒(¥980)がぁぁぁぁあああああああああ!!!!!!」

御坂妹「やっちゃいましたてへぺろ、とミサカは可愛く舌を出します」

上条「奮発して買った奴だったのに……!!」ポロポロ…

削板「お、おいマジ泣きすることもないだろ。本人は悪気ないって言ってるじゃねえか」

御坂妹「めんごっ☆」

上条「悪気しか感じられないッ!!!!」

美琴「妹の不始末は私が弁償するから勘弁してやってよ、ね?」

雲川「そもそもこういった席で飲み物を持参するとは、KYにも程があるけど」

上条「ち、ちくしょう……」

インデックス「いいよ、とうま。まだ今月はお金に余裕あるし、新しいの買お?」

上条「うぅ……ありがとうインデックス」

インデックス「うん」

上条「…………」

インデックス「ん?」





上条「おわぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!!!!!!!」

インデックス「きゃああああああああああああああ!!!!!!」




119 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 22:39:57.71 ID:M6Lxi8040
インデックス「な、なに!? どうしたのとうま!?」

上条「何でぇ!? 何でインデックスがここに居んのぉ!?」

インデックス「さっきみことに誘われたんだよ」

上条「!?」

美琴「……」グッ!

上条「いやぐっと親指立てられても!! なになにどういうこと!?」

雲川「というわけでサプライズゲストその3だけど。驚いてもらえたようで何よりだよ」

上条「驚きましたわ!! サプライズ過ぎますわ!!」

上条(なんだ!? 美琴の方からインデックスを連れてくるなんて初めてのパターンだぞ!?)

上条(美琴たちの狙いが読めない…! 何これすっごい不安!!)ドッキンドッキン

??「オイ、そっちもォちょっと詰めろよ」

上条「あ、ハイ、すんません……って」

一方通行「……よォ、奇遇だなァ」

上条「ア、アクセラさぁぁぁぁん!!!!」

美琴「ッ!?」

打ち止め「あ! お姉様だ! やっほー! ってミサカはミサカはぴょんぴょん跳ねて自分の存在をアッピール!!」

番外個体「中学生のガタイになってその言動は見てて中々痛々しいよ上位個体」

打ち止め「は、しまった…! 嬉しくってつい…ってミサカはミサ……あーもう!!」




122 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/06(月) 22:56:08.36 ID:M6Lxi8040
??「すいません、ビニールもうちょいそっち広げていいっすか?」

削板「おう! いい席だからって独占するほど俺は小さい男じゃないぜ!!」

浜面「あ、あっれー? そこにいんのもしかして上条と一方通行かーー? き、奇遇だなー」

上条「その大根っぷりが素敵! 待ってましたよ浜面さぁぁぁぁん!!!!」

絹旗「ん~!! 桜が超綺麗ですね~!! 超テンション上がっちゃいます!!」

滝壺「北北西からいい匂いの電波が来てる……具体的にはイカ焼きの香り……」

麦野「……ふ~ん、急に皆で花見に行こうなんていうから、どういう風の吹き回しかと思ったら、こういうこと」

美琴「麦野……」

麦野(まだ諦めてないのねぇ……ま、ちょっとは応援してあげるわよ。美琴)

姫神「何だか。あれよあれよという間に人が増えた」

吹寄「皆貴様の知り合いか?」

上条「そうなんだよ! なあ折角だから皆で一緒にわいわいやらないか!! 人数は多いほうが楽しいだろ!?」

吹寄「私は別に構わんが……」

姫神「私も。あなたがそうしたいというなら」

削板「いいないいな! 何だかお祭りじみてきやがった!!」

雲川「……ま、いいけど。私とてそこまで狭量ではない。皆がそういうなら、千客万来、大いに結構ではないか」

雲川「お前もそれでいいな? 美琴」

美琴「私もお客の身分ですもの。どうこう言うつもりはないわ」

御坂妹「ミサカもお姉様と同意見です」

雲川「よし、それでは宴会を始めようじゃないか。飲み物と食べ物を皆に配ってくれ」




156 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/08(水) 22:47:30.30 ID:Q5Ft1xZM0
吹寄「とりあえず料理は適当に並べてしまおう」

削板「うっほ~! すげぇな!! こりゃあ食い応えがありそうだ!」

姫神「私とふっきーと先輩で作った。褒められると嬉しい」テレテレ

雲川「コップを回すから皆ひとつずつ取っていってくれ」

御坂妹「了解です、とミサカは宴会御用達のプラスチックコップを時計回りに回します」

絹旗「大丈夫ですか? 私たち超飛び入りですけど数足りてます?」

雲川「かなり多めに買っておいたからな。問題はないと思うけど」

麦野「じゃ、遠慮なくもらおうかな」

滝壺「私たちだけ手ぶらじゃ失礼。はまづら、その辺の出店で何か買ってこよう?」

浜面「あー、そうだな。でも、もう乾杯の雰囲気だし、後でな?」

滝壺「む~。イカ焼きが私を呼び続けてるのに……」

浜面「気のきいた風なことを言っといて、さてはお前自分のことしか考えてねえな?」




157 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/08(水) 22:50:06.77 ID:Q5Ft1xZM0
番外個体「ほい、コップ。あの人にも回したげて」

打ち止め「りょーかい! ねえねえあなた! コップが回ってきたよ!!」

一方通行「おゥ…おら、三下。テメエとインデックスの分だ」

上条「おうさんきゅ。ほいインデックス」

インデックス「ありがとうなんだよとうま!!」

削板「先輩! もう全員にコップ行き渡ったみたいだぜ!!」

雲川「ふむ、では皆好きな飲み物を各自注いでくれ。お勧めとしては―――」

一方通行(おい…わかってンな?)チラッ

上条(ああ…協力頼むぜ、一方通行)チラッ

上条「取り出したるはさっきコンビニで調達したミネラルウォーター!!」スチャッ

上条「IN☆マイコップ!!」ドボボボッ

一方通行「そしてベクトル操作ァ!!」

上条「コップの中で水流が渦を巻き荒れ狂う!!」シュゴゴゴゴゴ!

上条「洗・浄・完・了!!!!」バッシャア!

インデックス「……なにしてるの?」キョトン

上条「なんでもないよ! なんにも気にしなくていいよ!!」

打ち止め「……なにしてるの?」

一方通行「アレだアレ。水芸だよ。いっちょ場を盛り上げてやろォと思ってなァ」

番外個体「何で今から乾杯って時にやんのさKY……ほら皆シーンってしちゃったじゃん」

一方通行「ハイハイめンごめンごォ」

美琴「…………」

雲川「…………」




158 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/08(水) 22:54:47.58 ID:Q5Ft1xZM0
雲川「…ん、こほん。気を取り直して乾杯の音頭を取らせてもらうけど」

雲川「まずは我がサークルに所属するメンバーよ、今日もまたこうして私の思いつきに付き合ってくれたことに感謝する」

雲川「そして招待されたゲスト達も、飛び入り参加の者達も、今日はよく来てくれた。今日はこの上ない花見日和だ。存分に桜を愛で、存分に笑ってくれ」

雲川「かつて幾たびも訪れた苦難・困難を越えて、これだけのメンバーが集い、これ程の絶景を共有出来る奇跡に祝杯をあげよう」

雲川「それでは皆、グラスを手に。―――かんぱ」

上条「ちょ、ちょっと待てぇぇぇええええええ!!!!!!」

雲川「……なんだ。いつものことではあるけど、さすがに今回はKYが過ぎるぞ」

上条「ちがーうちがーう!! 読むべきは空気より先に社会のルールブゥーーック!!!!」

上条「酒じゃん!! これアルコールじゃぁぁぁん!!!! しれっと何勧めてんの!?」

雲川「何か問題が?」キョトン

上条「目ぇ丸くすな!! ここにどんだけ未成年いると思ってんの!?」

番外個体「え!? 未成年!? どこどこ!?」

一方通行「コラ五歳児」

打ち止め「あはは~」

一方通行「テメエもしれっと酒ついでンじゃねェ。調子のンなガキども」




159 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/08(水) 22:58:14.05 ID:Q5Ft1xZM0
美琴「まあまあ、大目に見てあげなさいよ」

上条「お前もよく考えたらまだ未成年だろ!! 俺がギリギリ二十歳なんだから!!」

御坂妹「今さらですね、とミサカは嘆息します。無人島に行った時も飲んでたじゃないですか」

上条「あん時は正直旅先でテンション上がってたのと、無人島って事で俺もいいかな~って思っちゃったんだけど、後ですげえ反省したの!!」

雲川「おいおい、そのツンツンしたウニ頭は中身まで固いのか?」

上条「きょぉーーし!! 一応俺教師志望ですから!!」

雲川「しかしどうする、もう皆コップについでしまったぞ? まさか廃棄しろというのか? それこそ教師志望が言うことではないと思うけど」

美琴「じぃー」

御坂妹「じぃー、とミサカは粘つく視線をあなたに送ります」

上条「う、うぐぅ…」

麦野「ちょっとぉ~、どうでもいいから早く始めましょうよ」

上条「わ、わかったよ! 今未成年のところに注がれた酒は全部上条さんとこに持ってこい! 俺が全部飲むから!!」

一方通行「オイィィィ!!!! 何まンまと乗せられてンですかァァァァ!!!!?」

上条「だってしょうがねぇじゃんよぉぉぉ!!!! 他にやりようねぇじゃんよぉぉぉ!!!!」

一方通行「そこは浜面にでもふっとけよ!!」

浜面「俺かよ!? まあ頼まれりゃ飲むけど!!」

上条「う~…すまん浜面!! 手伝ってください!!」

削板「オレも飲むぞ上条! 考えてみりゃあ、お前の言うとおりだった。自分の体を張ってまで志を貫くその男気……そんなもん見せられて、燃え上がらなきゃ男じゃねぇ!!」

上条「軍覇……酒弱いくせに……でも、ありがとう…!」ウル…

一方通行「ったく、ホントメンドクセェ性格しやがって……オラ、コップこっちにも回せ」

上条「一方通行……!!」ウルウル…

インデックス「わ、私も手伝うんだよ!!」

上条「お前は未成年だろインデック、み、未成年ですよね?」

インデックス「た、多分?」

麦野「いいからさっさとしろいつまでコップ掲げさす気だこのやろう!!!!」

美琴(下ろしゃいいのに……)




160 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/08(水) 23:01:32.78 ID:Q5Ft1xZM0
雲川「やれやれ、それじゃ改めて―――乾杯ッ!!」

一同「カンパーーイ!!」

滝壺「さ、はまづら、行こう。北北西でイカ焼きが呼んでる」

浜面「おおい引っ張るな滝壺!! 何だ!? 何がお前をそんなにイカ焼きにかきたてるんだ!?」

絹旗「そういやなんか、この間テレビで超お祭り特集みたいなやつやってましたね。滝壺さんそれを超見てたんじゃないですか?」

麦野「浜面ー! りんご飴あったら買ってきてーー!」

絹旗「あ、私も超欲しいです!! 他に欲しい人います?」

打ち止め「はい!」
インデックス「欲しいんだよ!」
姫神「私も」
番外個体「ミサカも味わってみたいかな~」

麦野「浜面ー!! 四本追加ーー!!」

浜面「全部俺のポケットマネーで出すんですねわかります!!」   ハマヅラ ハヤク! >

浜面「はいはいわかりましたよ荷物持ちでも財布でも好きに使ってくださいよチクショー!!」

姫神「お金は。払う」

麦野「いーのいーの。あいつああ見えて社長やってるから。金はそこそこ持ってんのよ」

姫神「若社長…なんていい響き。結婚したい男性ランキング3位には入る逸材」

麦野「悪いけど、アレは私たちのものなのにゃーん」

絹旗「誰にも超あげません!」

姫神「お、おおう……まさかこんなにストレートに惚気られるとは思わなかった」




161 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/08(水) 23:06:25.02 ID:Q5Ft1xZM0
打ち止め「やっほーう! ってミサカはミサカは一際輝きを放つから揚げに箸を伸ばしてみたりー!!」

番外個体「あれ? そんな脂っこいもん食って大丈夫なの? 最近ウエストがどうとかもががが」

打ち止め「うわー! うわー!! うわー!!」チラッ…

一方通行「ガキがいっちょ前に色気づいてンじゃねェよ。食事制限なンざもォちょい体出来てからにしとけアンポンタン」

打ち止め「聞かれてるし! さり気に成長の遅いミサカの体を馬鹿にしてるし!! うあーんもうわーすとのばかぁー!!」

番外個体「ぎゃはっ☆ めんごめんご、悪気はいっぱいあったんだよ。ごめんね?」

打ち止め「うぅ~! いいもん! 今日は気にせず食べるもん!! ってミサカはミサカは―――」

番外個体「まっ、ダイエットとか大人なこと考えるのはまずその語尾が取れてからだよね~」

打ち止め「うっきーーーーー!!!!」

バードウェイ「しかし先ほどの発言。お前はこの娘の成長を望んでいると、つまりお前のストライクゾーンは幼女より少し上まで広がった、というか今の私こそがストレート直球ど真ん中なのだと解釈していいのだな?」

一方通行「ちょっと待てナチュラルすぎてリアクションすら出来ねェ。オマエ、なに?」

バードウェイ「なにと言われても、私は私で、お前もよく知るレイヴィニア=バードウェイお姉さんでしかないが?」

美琴(また一人増え……ってバードウェイ!? 何で!?)




164 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/08(水) 23:09:52.77 ID:Q5Ft1xZM0
一方通行「俺が言いてェのは何でテメエがここにいンのかってことだよ!」

バードウェイ「おいおい、分かりきったことを聞くなよ。お前がいるからに決まってるだろう」

一方通行「Why(何故)を聞いてンじゃねェよ!! 聞いてンのはHow(どうやって)だ!!」

バードウェイ「私の情報収集能力を舐めてくれるな。腐ってもいち組織を預かる身だぞ? お前の事務所の音声を拾うことなど朝飯前というものだ」

一方通行「ただの盗聴じゃねェか!! 今すぐ止めろボケェ!!」

バードウェイ「お前が今後こういったイベントに参加するとき、必ず私に一声かけると約束すればやめてやろう」

一方通行「テメエの耳を今ココで物理的に聞こえなくしてやろォかオイ」

バードウェイ「メールで一報するだけじゃないか。それがそんなに苦か? 私にメールするのはそんなに嫌か?」

バードウェイ「泣くぞ? 本気で泣くぞ? 一方通行のバカァー! って叫んで街中を駆け回ってやるぞ?」

一方通行「やりゃァいいンだろォがクソッタレがァ!!!!」

バードウェイ「やあ嬉しいな。嬉しくて泣いちゃいそうだ」ニコニコ

一方通行「こンのやろォ…!」イライラ




165 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/08(水) 23:14:02.14 ID:Q5Ft1xZM0
打ち止め「あ、あの…?」

バードウェイ「こうして面と向かって会うのは初めてだな、『打ち止め(ラストオーダー)』。私はレイヴィニア=バードウェイ。呼び方は好きにしてくれて構わん」

番外個体「じゃあ、ばーさん」

バードウェイ「死にたいのか番外個体」

打ち止め「知り合いなの?」

番外個体「昔、あちこちの戦場でちょっとねー。まあ今も仕事でたまに絡んだりするけど」

打ち止め「そ、そうなんだ。仕事って、あの人とのだよね? あ、あの、これからもあの人のこと、よろしくお願いします」

バードウェイ「そんなに気を使う必要はないよ打ち止め。お前が今私に対して抱いている警戒心はひどく正しい」

打ち止め「え?」

バードウェイ「私とお前はライバルだ、ということだ」

打ち止め「……ッ!!」

番外個体「いきなり宣戦布告? 恋も戦争も変わんないんだねアンタは」

バードウェイ「先手必勝というのは、全ての物事に共通する真理だよ番外個体」

打ち止め「ま、負けないよ!? ってミサカはミサカは最近ちょっとは成長した胸を張って宣言してみる!!」

バードウェイ「ハッ! そんな慎ましやかな胸を張っても惨めなだけだぞ打ち止め!!」

打ち止め「がーん。あ、あなただってミサカとそんなに変わんないじゃない!」

バードウェイ「だから私は全然胸を主張してなどいないだろうがぁ!! あ、やばい涙出てきた」




166 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/08(水) 23:18:36.69 ID:Q5Ft1xZM0
番外個体「女の魅力度ではミサカが六馬身差で大幅リードってとこだね~」ムギュウ

打ち止め「うぐぅ…これ見よがしに寄せて上げて……!」

バードウェイ「その女性として成熟した肉体は素直に羨ましくもあるが、しかし一方通行を相手にするとあってはそれは大きなハンデにしかならんぞ番外個体」

番外個体「ど、どういうことさ!!」

バードウェイ「私より長くヤツと時を共にしてきて気付いていないのか? アイツは大きな胸や尻に性欲を掻き立てられるタイプではない」

バードウェイ「むしろ逆!! ヤツは幼女の未成熟な肢体にそそられる真性のロリコンだ!!」

番外個体「そ、そんな…!?」ガーン!

打ち止め「そ、それじゃ今までミサカが重ねてきた努力はまったくの無駄……それどころか逆効果だったってこと……?」

一方通行「オイ、誰がロリコンだコラ……!」ゴゴゴゴゴ…!

バードウェイ「お前」

打ち止め「あなた」

番外個体「あんた」

一方通行「よしそこ並べ。グーで殴ってやらァ」

打ち止め「違うの?」

一方通行「キョトンとすンなボケ!! オマエ等全員マジで脳みそとろけてンじゃねェの!?」

浜面「そうだよなあ。お前の好みはむしろ逆だよな一方通行」

一方通行「いきなり出てきて何いらンことほざいてンだテメエはァァァ!!!! 何しにきやがったコノヤロウ!!」

浜面「打ち止めちゃんと番外個体ちゃんにりんご飴持ってきたんだよ。はい、二人とも」

打ち止め「わーい! ありがとう!!」

番外個体「ありがとう」




167 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/08(水) 23:22:39.54 ID:Q5Ft1xZM0
番外個体「で、さっき言ってたのはマジ?」

浜面「おうマジもマジ。その証拠に」

一方通行「内側からバァーンってなンのと外側からグシャァってなンのどっちがいいンだM面くゥン?」カチッ

浜面「マジすんませんっした調子に乗りました」ゲザー!

一方通行「行け」

浜面「はい!!」ピューッ

一方通行「…ったく、もう酔ってンのか? あのバカは」

バードウェイ「……ふむ、しかしそうか。お前の好みはロリロリ幼女ではないのか一方通行」

一方通行「当たり前だボケ」

バードウェイ「何てことだ…それではお前の需要に応えるつもりで装備してきたうさぎさんパンツは完全に逆効果ということではないか!!」

一方通行「ぶふッ!!」

バードウェイ「お前の好みがもっと大人な女だというなら、もっと大人なパンツをはいてくるべきだった……黒のスケスケとか!!」

打ち止め「じゃ、じゃあミサカの水玉パンツもアウトってこと!?」

番外個体「そういえばミサカこの間雑誌でこんな記事を見たよ……曰く、セレブで大人な女の人はそもそもパンツはかないんだってさ。下着のライン出ちゃうから」

バードウェイ「…………」

打ち止め「…………」

番外個体「…………」

バードウェイ・打ち止め・番外個体「「「ちょっとトイレに……」」」

一方通行「行かせねェよ!?」

バードウェイ「こ、ここで脱げと…?」モジモジ…

打ち止め「で、でも、あなたが望むなら……」モジモジ…

番外個体「応えてあげてもいいかな、なんて、ミサカは…」モジモジ…

一方通行「誰かァーー!! 近くに頭のお医者さンはいませンかァァーーッ!!!!」




188 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 21:03:57.44 ID:H+Ka9CkQ0
御坂妹「どうしました? 先ほどから全然箸が進んでいませんが、とミサカはあなたに問いかけます」

上条「うぇ? あ、いや、食べるよ? おいしそうなのがいっぱいで、何から食べようか迷っちゃってさーあははー」

御坂妹「ではミサカがいくつか見繕ってあげましょう、と気のきいた良妻アピールに余念のないミサカです」

上条「い、いいよいいよ! 自分でやるって!!」

御坂妹「何を遠慮してるんです。ミサカとあなたの仲じゃないですか、とミサカは暗に二人はただならぬ関係であることをほのめかしつつ、料理をテキパキと皿に盛ります」

御坂妹「はい、あーん」

上条「はぁ!? ちょッ!!」

御坂妹「じぃ、とから揚げを差し出しつつミサカはあなたを見つめます」

上条(怖い! 食べるの怖い!! でもそんなこと言ったら料理を作った吹寄や姫神に何言われるかわからん!!)

上条(どうする…!? つっても逃げるしかないよね実際!!)シュバッ!

御坂妹「はい、あーん。とミサカは愛しのあなたに再度甘い声を囁きます」

削板「おぉ?」

御坂妹「……あれ?」




189 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 21:10:27.03 ID:H+Ka9CkQ0
削板「何かよくわからんがくれると言うならもらうぞ!! はむっ!」

御坂妹「ちょっ」

削板「うん、うまい! ありがとな御坂の妹さん!!」

削板「んお? そういやお前さっき愛しのあなたにとか言ってなかったか? ……まさか」

御坂妹「いやいや違いますよ何言ってやがりますかこの単細胞はとミサカは惜しげもなく毒を吐きつつ否定します」

削板「そうか、そうだったのか! 今まで気付いてやれなくて悪かった! お前のその気持ち、オレは嬉しく思うぞ!!」

御坂妹「いや違うっつってんだろ話きけよお前とミサカは荒くなる口調を隠せません」

削板「ツンデレってやつか!!」

御坂妹「大概にしろこの野郎」

上条「ところで軍覇くん何か体が変になったりしないかね?」

削板「オレはいつだって絶好調だぜ上条!!」

上条(から揚げは平気か…)

上条「よし、じゃあ俺もから揚げ食べようかな!」

御坂妹「ですからあなたの分はミサカがこうしてあーん、と」

削板「あむ。うまいッ!」

御坂妹「お前マジいい加減にしろマジさっさと酒でも飲んで酔っ払ってやがれとミサカは口に一升瓶突っ込んでぐりんぐりん回して渦作ってオラオラオラオラ」

削板「ずごごもがもがごきゅごきゅ」




190 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 21:13:32.25 ID:H+Ka9CkQ0
上条「軍覇! これもうまいらしいぞ!」

削板「んにゃあ~? お~くうくうくれくれ。むしゃ、びゃああうまいいいいいいい」ヒック

上条「よし、ウインナーもセーフ!」ムシャムシャ

美琴「………」ジィー…

美琴「……はぁ、悲しくなるくらい警戒されてるわね」

一方通行「前科があンだから当たり前だろォが」

美琴「ぐ…一方通行……! で、でも、あそこまで徹底する必要ないじゃない。これでも、薬の件は反省してるんだから……正直、ちょっとヘコむわよ」

一方通行「よく言うぜ。今までもこういうサークルとやらの活動でバンバン薬仕込ンできたくせに」

美琴「はぁ? 何言ってんのよ。薬使ったのは無人島の時の一回きりよ。あの時あれだけ大事になっちゃったんだから(※島がひとつ消えました)、さすがに懲りるわよ」

美琴「それに……あの時は必死だったからそれでもいいって思ってたけど、薬使って関係を持ったりしたら、きっと当麻は私を許さないと思うから……」

一方通行「あン? 嘘付いてンじゃねェよボケ」

美琴「う、嘘じゃないわよ! そ、そりゃ、スッポンとか、まむしとかそういうのはいっぱい食べさせたけど、それくらいはいいでしょ! 正攻法じゃない!!」

一方通行「……じゃあ、アイツが誰でもいいってくらいムラムラしてたってのはどォいう事なンだよ」

美琴「え?」

一方通行「あ」

美琴「ちょ、ちょぉーー!! せりりん! せりりーーーん!!」

雲川「どうしたみこっち」

美琴「凄い情報聞いちゃったわ!! 旅行いった時アイツね! やっぱりムラムラしてたんだって!! 誰でもいいってくらい興奮してたんだって!!」

雲川「ほう…それは旅行中乳尻太ももを殊更に強調した甲斐があったというものだけど。やはりあれだな、セックスの味を覚えた事で、確実にヤツの理性は緩くなってくれているらしい」

美琴「あ、ちょっとヤバイ私すごいテンション上がってきたんだけど」

一方通行「ヤッベェこれ完全にやぶへびった」




197 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 22:37:38.30 ID:H+Ka9CkQ0
姫神「や。こうして会うのは久しぶり」

インデックス「うん、そーだね。一年くらい会ってなかったのかな?」

姫神「うん。それくらいなるかも」

インデックス「あいさも前みたいにウチに遊びに来てくれたらいいのに」

姫神「……それは。さすがに」

吹寄「二人がラブラブで過ごしているところを邪魔なんて出来ないよなぁ?」

インデックス「あ、せいり。顔赤いよ? 酔ってる?」

吹寄「少しだけな。私はすぐ顔に出ちゃうんだよ」

姫神「ふっきー色っぽい」

吹寄「わっはっは、もっと褒めなさい」

姫神「ふっきーおっぱい大きい」

吹寄「わっはっは、マジでやめなさい」

インデックス「でも、本当におっきいんだよ。ちょっとうらやましいかも」

姫神「なん…」

吹寄「だと…?」




199 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 22:40:47.30 ID:H+Ka9CkQ0
インデックス「ど、どうしたの二人とも。急に目が怖くなったんだよ?」

吹寄「うらやましいとかどの口がぬかすかーー!!」ムギュウ!

インデックス「きゃあーー!!」

姫神「形よく突き出たバスト。ほっそりとくびれたウエスト。張りのあるヒップ……正直完璧すぎて嫉妬すら起こらないレベル」サワサワ…

インデックス「あ、ひゃ、く、くすぐったいんだよあいさ……あ!」

姫神「感度もいい…だと…?」

吹寄「どうやったらそんなにくびれることが出来るんだー! そのわがままボディで上条を虜にしたのかーー!!」

姫神「吐けー。吐くのだー」

吹寄「二人っきりのときとかどんな会話してるんだー!!」

インデックス「ふ、二人とも実はかなり酔ってるでしょ!?」

吹寄「にゃにおー! 逆にお前は全然酒が足りてないじゃないかー!」

インデックス「わ、私は(多分)未成年だからお酒は飲めないんだよ!」

姫神「良いではないか。良いではないか」

上条「こらー! 未成年に酒勧めんなーー!!」

姫神「ちっ。しっかり監視してる」

雲川「そんな君らにお勧めのものがあるのだけど」

雲川「これは私が開発した『不思議な水』という代物だ。これの何が不思議かというとだな、アルコールなど全く入っていないのに、まるで酒に酔ったようにふわふわした気分になれるのだ」

上条「いやアルコールより怖くね? ソレ」

雲川「しかし法律上全く問題は無い成分で出来ている。むしろアルコールよりよっぽど体に優しい代物だけど。二日酔いなどもないしな」

吹寄「いやそれ製品化したらひと財産築けるんじゃないですか?」

雲川「無理だな。コストが高すぎる。コレ一本作るのに千人以上の諭吉さんが私の懐から旅に出てしまった」

上条「この人馬鹿だ……頭いいけど馬鹿だ……」




200 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 22:44:18.43 ID:H+Ka9CkQ0
麦野「浜面ぁ~」

浜面「なんだよ」

麦野「つげ」

浜面「こ、この野郎、人を顎で使いやがって…」

麦野「あぁ~ん? 普段仕事先にニコニコしながら酌してやってんだぞぉ? こんな時くらい気持ちよく酒飲ませろよ浜面ぁ~」

浜面「あ、すんませんいつもお疲れ様です副社長!!」トポトポトポ…

絹旗「そんなこと言ったら能力フル活用して重機の費用超大幅削減してる私にも超ご褒美くれてもいいんじゃないですかぁ~?」

浜面「あ、肩お揉みしますよ現場監督!!」モミモミ

絹旗「うむうむ、くるしゅーない」

滝壺「はまづら」

浜面「あ、滝壺営業部長! 何をお申し付けでしょうか!?」

滝壺「ぎゅー」ムギュッ

浜面「もがっ」

麦野「ッ!?」ブホッ!

絹旗「ッ!?」ブフッ!

滝壺「……いつもお疲れ様。これは私からのご褒美……今日も一緒に居てくれてありがとう」

浜面「滝壺……」

麦野「ちょっと待たんかい!!」

絹旗「今のそういう流れじゃなかったでしょ! そこは滝壺さんも浜面をおちょくる流れでしょッ!!」

麦野「前々から思ってたけど、滝壺そういうところあるよねー。しれっといい女ポジションさらっていくってかさー、私たちを踏み台にするってかさー、一言で言うとマジずるい」

滝壺「大丈夫。今日のはまづら好感度を著しく下げた二人を、私は応援してる」ニヤリ

絹旗「言ったなこんにゃろッ!!」

麦野「こっち来い浜面! おっぱいさわらせてやる!!」

絹旗「こっち来なさい浜面! 太ももで挟んであげます!!」

滝壺「ぎゅ~~」

浜面「いたたた滝壺さん力強い息できない麦野やめて足引っ張んないで絹旗取れちゃう腕取れちゃう誰か助けてッ!!!!」




201 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 22:46:46.29 ID:H+Ka9CkQ0
インデックス「それでね~? それでね~?」ヒック

吹寄「いや、もういい……」

インデックス「なんでなんで~? まだまだいっぱいあるよ~? とうまのかっこいいところ~」

姫神「こちらから話ふっといてなんだけど。正直おなかいっぱい」

インデックス「ぶぅ~。……ごめんあいさ、トイレどこ?」

姫神「あっち行ってこう行ってそっち」

インデックス「ありがとなんだよ!」タタタタ…

吹寄「……いや~、なんというか……幸せ、なんだな」

姫神「うん」

吹寄「おめでたいこと……だな」

姫神「うん。……そう思えるようにならないと」

吹寄「よし、飲もう飲もう。祝杯だ祝杯だ」

姫神「てやんでえべらんめえ。もっと強い酒もってこいこんちくしょー」




202 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 22:50:09.36 ID:H+Ka9CkQ0
上条「ん? インデックスのやつ…トイレに行くのかな?」

美琴「………」トコトコトコ…

上条「……御坂も、トイレか?」

上条「……嫌な予感がする」

上条「………」

上条「ええい! 追っかけるか!!」

浜面「あ、上条さん上条さんちょっと助けてくんない!?」モガモガフガガ

上条「そのまま窒息死してしまえ!!」

雲川「待て待て、どこに行こうというのだ上条当麻」

上条「どこって…いや、その」

雲川「女子の小用の後をつけるとは、これ程下卑た真似も中々ないけど」

上条「いや、そういうつもりじゃ」

雲川「そんな真似をするヤツにはお仕置きだ。『精々男同士で濃密に絡み合っていろ』」

上条「何を言って…」

浜面「おうわぁッ!」ガバァ!

上条「おぉぉッ!?」

浜面「何コレ! 何コレ!?」ギュウゥゥゥ!

上条「俺の台詞だばっきゃろい!! 離せ浜面俺抱きしめて何がしたいのキミ!!」ジタバタジタバタ!

浜面「違う違う! 体が勝手に…!」

雲川「しばらくそうしてそこで遊んでいろ。女子には女子だけで話したいこともあるのだ……安心しろ。いずれにしろ、すぐに済むさ」






上条「離せ浜面ぁぁぁあああああああ!!!!!! やめろ乳首触んな殺すぞマジでぇぇぇぇえええええええ!!!!!!!」

浜面「違うんやーー!!!! これは断じて俺の意思じゃないんやーーー!!!!」




203 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 22:52:24.29 ID:H+Ka9CkQ0
インデックス「ふーんふふーん」

美琴「インデックス」

インデックス「あ、みこと。みこともトイレ?」

美琴「ううん。ちょっとアンタと話したいことがあってさ」

インデックス「私と?」

美琴「うん。少しだけ時間いいかな?」

インデックス「わかったんだよ」

美琴「あんまし人に聞かれたくない話だからさ…ちょっとそこの裏まで付き合ってくれるかしら」

インデックス「……うん」




一方通行「………」コソ…

バードウェイ「覗きとは随分な趣味をお持ちだな、一方通行」

一方通行「……音も無く後をつけてくるようなストーカーに言われたかァねェよ」

バードウェイ「ひとつ聞いていいか一方通行」

一方通行「なンだよ」

バードウェイ「お前は一体誰の味方なんだ?」

一方通行「……誰の味方でもねェよ。ただ行き過ぎた真似しねェように見張ってるだけだ」

バードウェイ「全く、面倒見の良いことだ。ますます惚れてしまうではないか」

一方通行「……ケッ」




204 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 22:55:36.56 ID:H+Ka9CkQ0
インデックス「……それで、話ってなに?」

美琴「うん……」

インデックス「………」

美琴「…………」

インデックス「…………」

美琴「あ~、なんだろ。聞きたい事、色々あったんだけど……たくさん、あるんだけど……シラフじゃ、やっぱり勇気でないわ。ごめんだけど、ちょっと待ってくれる?」

インデックス「お酒飲んだらとうまに怒られちゃうよ?」

美琴「大丈夫よ、これ飲むから…不思議な水。アンタも飲んでるんでしょ?」

インデックス「うん。ちょっとだけ」

美琴「ホントは一気飲みなんてしちゃいけないくらいお高いものなんだけどね……ん」ゴクゴクゴク

美琴「ぷは……ん、勢いついた。あのね、インデックス」

美琴「言うまでもないことだけど、わかりきってることだと思うけど」




美琴「私は、上条当麻のことが好き」

インデックス「……うん」




205 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 22:58:42.28 ID:H+Ka9CkQ0
美琴「そりゃ、知ってるわよね。無人島では、アンタの見てる前でアイツにモーションかけてたワケだし」

インデックス「そう…だね。あの時は本当にびっくりしたんだよ」

美琴「そう、アンタは私の気持ちを知っている。私がアイツを寝取ろうとしている最低な女だってことも知っている」

美琴「ねえ、アイツが今入ってるサークルに、私も飛び入り参加しているのは知ってるんだよね?」

インデックス「うん、とうまから聞いた」

美琴「でも、あんたはアイツを止めたりはしない。サークルを辞めるように言うこともしない。だよね?」

インデックス「……うん」

美琴「それってどうして? 不安じゃないの? 怖くないの? ……嫌じゃ、ないの?」

インデックス「不安だよ。怖いよ。……嫌だよ。だけど……でも、とうまの重荷になっちゃうのは、もっと嫌」

インデックス「……とうまは私と一緒に生活するためにずっとずっと遊ぶ暇も無くお仕事してた」

インデックス「街に出るとね、凄く楽しそうな人達をいっぱい見かけるの。多分、とうまと同じ大学生。本当は、とうまもあんな風に色んな友達と楽しく過ごせてたはずなんだよ」

インデックス「でも、私のせいでそれは出来なかった。私のために遊びの誘いもたくさん断って、だから、とうまには学部での友達があんまりいない」

インデックス「とうまは何も言わないけど……私にだって、それくらいはもう、わかる」

インデックス「だから、とうまがいいお仕事について、遊ぶ時間ができて、さーくるっていうのに入ったって聞いたときは嬉しかった」

インデックス「とうまには私のことを気にせず遊んで欲しかったから」

美琴「……あんた、ほんと馬鹿ね」

インデックス「うん。だよね」

美琴「ほんと……いい子すぎるわ」ボソ…





上条(やっと浜面振りほどいて、二人を見つけたはいいけど……)コソ…

上条(何話してんだ? もう少し近づいてみるか……)




206 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:01:45.42 ID:H+Ka9CkQ0
美琴「私は、当麻のことが好き」

インデックス「うん」

美琴「アンタのことも、嫌いになれない」

インデックス「ありがとう。私もみことのこと、好きだよ」

美琴「ありがとう……でも、ごめん。私はあなたの嫌なことをする。私はこれからも、アイツを誘惑し続ける」

インデックス「……うん」

美琴「止めないの?」

インデックス「止められるなんて思ってない」

美琴「…………」

美琴「……ねえ」

美琴「…………」

美琴「……駄目なのかな? 私たち、浜面さん達みたいな関係になれないのかな?」

インデックス「わからないよ。だけど、もしもとうまが……」

インデックス「とうまが、それを望むのなら……」










インデックス「私は、とうまの望むとおりにするだけだよ」




207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県):2012/02/11(土) 23:02:26.35 ID:Oc+RhH50o
おおっと…




209 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:02:56.03 ID:H+Ka9CkQ0







雲川(救われた者特有の自己犠牲、救い主の絶対的優先……インデックスがこの結論に至ることは、自明の理であったわけだけど)



雲川(上条当麻はその答えを聞いた。私があれこれ手を加えられるのはここまでだ。あとは、奴がどの未来を掴み取るのか―――結果を待つしか、ないのだけど)











211 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:05:12.73 ID:H+Ka9CkQ0
絹旗「私達という超絶美少女を三人も侍らしていながら男に絡みつくとはどーゆー了見ですか超ボケ浜面ぁーー!!」ゲシ! ゲシ!

浜面「いたいいたい!! 違うのマジで俺もよくわからんのよ!! ホントに体が勝手に……」

麦野「体が私達よりアイツを求めたと、そう言うわけだ?」

浜面「なにその歪んだ解釈!!」

滝壺「でも、二人が絡みつく光景を見て、私の頭にビビッと、なんか、こう……きた」ホゥ…

浜面「いかーーん捨てて捨てて!! 滝壺さんそんな腐った電波受信しないで!!」

上条(………)

上条(……ったく、いつも浜面達は楽しそうだな…)

上条(…………)

 ―――私は、とうまの望むとおりにするだけだよ

上条(……もしも……もしも、俺が望めば…)

絹旗「罰としてダッコです! 私を超ダッコしなさい浜面!!」

浜面「ちょ、超ダッコ!? 何それハードルたけぇ!!」

麦野「なら私からの罰は24時間耐久腕まくらね。今夜から実施するわ」

浜面「腕棒になっちゃう!」

滝壺「私もそれ、したい」

浜面「まさかの両腕!?」

上条(……あるんだろうか。ああいう、未来が……)




212 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:07:22.18 ID:H+Ka9CkQ0
上条(ちょっと無理して広い部屋に引越しして、そこには御坂が居て、御坂妹が居て、五和や、もしかしたら神裂なんかも居たりして……)


 上条は少しだけその未来を想像する。


 御坂美琴は相変わらずビリビリと電気を飛ばしてきて、怒っているけど、笑っていて。


 御坂妹は何故か当然のように常時裸エプロンで微笑んでいて。


 五和と神裂がキッチンで作業をしながら、そんな光景に苦笑している。


 望めば実現するかもしれない、そんな未来。






 しばらく、上条はそんな未来予想図に思いを馳せて、ふと何かに気付き、笑って―――目の前に置かれていたコップを次々とあおった。




213 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:09:06.44 ID:H+Ka9CkQ0
インデックス「ただいまなんだよ」

 インデックスが帰ってくる。
 意図して時間をずらしたのだろう、美琴はもう随分早く帰ってきている。
 上条は立ち上がった。
 あれだけの酒を一気飲みしたというのに、その足取りはしっかりしたものだ。
 思考もクリアで―――ただひとつの思いを胸に、上条はインデックスの前に立つ。

上条「インデックス」

インデックス「ふぇ? どうしたの? とうま」

上条「インデックス――――」


























上条「――――ごめん」






214 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:11:20.88 ID:H+Ka9CkQ0








 そう言って――――上条は、インデックスの体を思い切り抱きしめていた。











215 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:14:13.79 ID:H+Ka9CkQ0
インデックス「え? え? とうま? ええ?」

上条「ほんとゴメン。今まで色々不安にさせちまったよな」

インデックス「な、なんのこと?」

上条「誓うよ。インデックス―――俺はお前だけだ。ただお前だけを一生、死ぬまで愛し続ける」

インデックス「……とうま?」

上条「だから、いいんだ。俺を優先なんてしないでくれ。わがままを言ってくれ。俺を困らせてくれ」

上条「俺は―――お前の願いを叶えたい」

インデックス「………とうま」

 ぽろぽろと、インデックスの瞳から大粒の涙がこぼれた。
 やがて、ひっくひっくと、涙は嗚咽も伴って―――インデックスは子供のように泣きじゃくりながら、上条の顔を見上げる。

インデックス「おねがいします――ずっと、ずっと、いっしょにいてください! わたしだけのとうまでいてください!!」

上条「ああ。病める時も、健やかなる時も、ずっとずっと一緒だ、インデックス」



 先ほど想像した未来予想図に、インデックスはいなかった。


 ハーレムなんて枠組みにインデックスを当てはめることは不可能だった。



 特別で。余りにも特別すぎて。




216 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:17:16.33 ID:H+Ka9CkQ0
 ぱちぱちぱちと、拍手が聞こえた。
 拍手を送っていたのは誰あらん、雲川芹亜と御坂美琴だった。
 呆然と事の成り行きを見守っていた皆も、つられて手を叩き出す。

吹寄「なんというか、その、おめでとう」

姫神「まさかのプロポーズ。度肝を抜かれるとはこのこと」

番外個体「やぁー、なんか凄いもんみちゃったよ」

打ち止め「ミサカもらい泣きしちゃった、ってミサカはミサカはハンカチで目尻を押さえながら二人を祝福してみたり!!」

美琴「幸せになりなさいよ」

上条「御坂……」

インデックス「みこと……」

美琴「それがアンタの答えだってんなら、私はもう邪魔しない。今まで色々とごめんね」

上条「いや、俺のほうこそ……」

美琴「ただ、ね? あの、ひとつだけお願いがあるんだけど」

上条「なんだ?」

美琴「このサークルで皆で遊ぶの、ホントに楽しくてさ。これからも私、参加だけはさせてもらっていいかな?」

上条「もちろんだよ! そんなの当たり前じゃねーか!!」

美琴「ありがとう! それじゃこれから私とアンタは遊びの関係ってことでひとつよろしくね!!」

インデックス「ぶふッ!!」

上条「おかしくなーい!? 御坂さんそのニュアンスはなんかおかしくなーい!!!?」

美琴「あははは!」




217 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:20:31.32 ID:H+Ka9CkQ0
一方通行「………ふゥ」

バードウェイ「何を一人でたそがれている」

一方通行「ホンットテメエはどこにでも湧いてくンなァ」

バードウェイ「ゴキブリみたいな言い方をするな。傷つくだろうが」

一方通行「そンな殊勝なタマかよ」

バードウェイ「肩の荷が下りた、といった顔をしているな」

一方通行「まァ、アイツらのゴタゴタには今まで散々苦労かけられたからな。正直気は楽になったよ」

バードウェイ「最終的には収まるべきところに収まった、という感じなのかな?」

一方通行「元々アイツに複数の女と付き合うなンて器用な真似出来るわきゃなかったからな。当然っちゃ当然の帰結だ」

バードウェイ「しかし大したものだよ。あれだけの器量の女に、それも複数から言い寄られてなお一人への愛を貫けるとは」

バードウェイ「自身の血統の繁栄のために出来るだけ多くの種を残そうとするのが雄としての本能のはずなんだがな」

一方通行「本能のままに腰振ってりゃただのサルだろォが。理性で本能抑えてこその人間だ」

バードウェイ「ふむ、愛あるが故に人は人たりえると。いや、箴言だな」

一方通行「勝手にロマンチック全開に解釈してンじゃねェよボケナス」

バードウェイ「くふ、くふふ」

一方通行「……なンだよ」

バードウェイ「やはりお前との会話は楽しいな一方通行。何というか、痒いところに手が届く、というのかな。実に小気味良い」

一方通行「あっそォお褒めにあずかり光栄ですゥ」

バードウェイ「お前も私との会話をそういう風に感じてくれていたら、私はとても嬉しい」

一方通行「………」

バードウェイ「沈黙は肯定と見なすぞ」

一方通行「この間スーパーに買い物に行ったらさァ」

バードウェイ「黙らないのかよ……」




218 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:21:48.63 ID:H+Ka9CkQ0
バードウェイ「しかし先ほどの話からするとだ」

一方通行「どの話だよ」

バードウェイ「サルのくだり」

一方通行「あァ」

バードウェイ「お前は浜面仕上の、ああいった関係性についてはあまりいい感情を持ってはいないということか?」

一方通行「……いや、アイツらのアレは、またちょっと違ェだろ…」




219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2012/02/11(土) 23:22:13.58 ID:+aMLL9KK0
上条さんカッケーッス!!!!
上条さん最高ーーーーッス!!!!!




220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/11(土) 23:24:14.82 ID:kuyItyNjo
やっとインデックス1つに絞ったか・・・




221 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:24:33.79 ID:H+Ka9CkQ0
浜面(………)

浜面(上条は、インデックスちゃんを選んだ。インデックスちゃんだけを選んだ。他にも色んな女の子を自分の物にすることもできたのに)

浜面(いやあ、かっこよかったな。やっぱさすがだよ、上条)

浜面(………)

浜面(………俺は…)

絹旗「なんちゅー顔をしてるんですか浜面は」

浜面「うぇ? あ、いや…」

麦野「どうせあれでしょ? さっきの暑苦しいプロポーズ紛いの宣誓を目にして、何か自分と比較して勝手に凹んでんでしょ」

浜面「エ、エスパー!?」

麦野「あんたのことは何でもわかる」

浜面「む…ぐ……照れるやら情けないやら複雑な気持ちだぜ」

麦野「誇んなさい。私がこんなに考える男なんて、あんた以外にいない」

絹旗「まったく浜面は…ホントに超浜面ですね。くっだらないことで悩んじゃって」

浜面「くだらないって、お前なあ…」

絹旗「くだらねーですよ。上条当麻と浜面にどんな違いがあるってんです?」

絹旗「一緒ですよ。どちらも自分の人生を賭けて守るべきたったひとつのものを、自分の意思で選び取っている」

絹旗「上条当麻はインデックスを。そして浜面は私達『アイテム』を」

麦野「忘れるなよ浜面。私達は皆でひとつなんだ。そのあり方は確かに歪で、他の人間から見れば奇異に映るかもしれない」

麦野「それでいい。私達は唯一無二なんだ。他と比較なんて、そもそも出来るもんじゃないんだよ」

浜面「……そっか。そうだよな」

麦野「ま、確かにこの関係の始まりは浜面が滝壺居るのに私に手をだしちゃったことだから、浜面がああいう日本男児象に負い目を感じるのもわからなくはないけどにゃーん」

浜面「はう! 何なの!? お前らは俺を慰めに来たの!? トドメ刺しにきたの!? どっちなの!?」

麦野「ま、その辺のことについて、最初に浜面を落とした女である滝壺から何か一言ある?」




222 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:27:09.47 ID:H+Ka9CkQ0
滝壺「……はまづら」

浜面「は、はい!」

滝壺「私達が今のこの関係にたどり着くまでに、本当に色々あったよね。本当に、色々」

浜面「……あぁ」

滝壺「あれだけの苦労をして、あれだけ紆余曲折して、いっぱい喧嘩して、いっぱい泣いて、それでも『アイテム』に戻れた今の関係を、私はとてもとても大切に思ってる」

滝壺「だからはまづらが、そんな私達の関係を間違っていたのかもしれないと思ったことがとても悲しい」

浜面「……ごめん」

滝壺「これは簡単に許されることじゃないよ、はまづら。私達がまた『アイテム』としてやっていくためには、仲直りの儀式が必要だと思う」

浜面「ぎ、儀式といいますと?」

滝壺「……」チョイチョイ

麦野「ん?」

絹旗「何ですか?」

滝壺「ごにょごにょごにょ」

麦野「ほぉ~それはそれは」

絹旗「超大胆なことを考えましたねえ」

浜面「い、嫌な予感しかしない!!」

滝壺「ううん。とても簡単なことだよ、はまづら」

麦野「早い話、仲直りのキスをしましょうってこと」

絹旗「ただし、私達全員と同時にです!!」ニヒヒ




223 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:28:40.02 ID:H+Ka9CkQ0
浜面「は、はあ!? そ、そんなのどうやって!」

麦野「こうやって……ん」

滝壺「ん……」

絹旗「んはぁ……」

 浜面は我が目を疑った。
 麦野、滝壺、絹旗の三人が、密着するほど顔を寄せ合い、それぞれの舌を差し出している。
 当然、三人の舌も触れあいそうな程近くに寄せ合っていて。

麦野「ほら…なにしてんのよ」

滝壺「はまづら……はやく」

絹旗「浜面もべろ出して…」

 つまり、三人同時べろちゅー。
 舌を出したまま喋ろうとしたものだから、三人の舌から唾液が垂れて地面に零れ落ちた。

浜面「じゃ、じゃあ……」

 浜面もまた、三人の正面に陣取り、舌を差し出した。

麦野「ん…ふ…」

滝壺「あむ…ん…」

絹旗「ふぁ…む…」

麦野「あむ、ふ…んん…」

滝壺「むぎの、独占禁止……ふ、う、む…」

絹旗「浜面、こっちも、こっちもぉ……んむぁ、むぅ」




224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州):2012/02/11(土) 23:33:18.79 ID:hkXfbiHAO
浜面爆発しろ




225 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:34:43.43 ID:H+Ka9CkQ0
                               ヽ`
                              ´
                               ´.
                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \       ちゅどーん
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
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              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ           <ギャアアアアアアアアアアア!
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
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226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鳥取県):2012/02/11(土) 23:35:15.86 ID:XGJ2VKGpo
浜面爆発した




227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/11(土) 23:35:50.38 ID:HwGdH3tSO
爆発させやがったwwwwww




228 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:36:54.69 ID:H+Ka9CkQ0
御坂妹「失恋したばかりの人間の目の前でちゅっこらちゅっこらしてんじゃねーよ、とミサカはミサカ式波動砲を再び放ちます」

削板「ふにゃー、すごいぱーんち」

 ズ ド ギ ャ ァ !!!!  ド ォ ーー ン !!!!!!

浜面「ごぶぁあ!! なんじゃあ! 何が起こってんだぁ!?」

御坂妹「ちっ、おい生きてんじゃねーか火力足んねーぞとミサカは波動砲のケツをひっぱたきます。おら、あそこに悪い奴がいるぞしゃきっとしろこのやろう」

削板「んむにゃあああ悪は許さんぞぉぉぉおおおおおおおすごぉぉぉいぱぁぁぁんち」

 ド ギ ュ バ ァ !!!! あ ぼ ーー ん !!!!!!

絹旗「誰だァこの! 超ォ舐めた真似しくさりやがってェ!!」

麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ確定だコラァ!!!!」


 ――――― 花 見 公 園  全 ☆ 壊 ―――――




 ※壊された公園は後で『よろず屋一方通行』が完璧に修繕しました。浜面の金で。




231 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:39:30.06 ID:H+Ka9CkQ0
 エピローグ 笑顔の裏で

美琴「……終わっちゃいましたね」

雲川「……まぁ、な。もっとも、わかりきった結末ではあったけど」

美琴「そう…ですね。あそこで、ハーレムを選択するなんて、アイツらしくないし」

雲川「一人への想いを貫く、そんな愚直なあの男だからこそ、我々はこれほど強く惹き付けられていたわけだしな」

美琴「ですよね~、あはは」

美琴「はは……」

雲川「…………」

美琴「…ぐす、うぇ、うぇぇ……!」

美琴「でも…ぐす、やっぱり、考えちゃう…! なんで、なんで私じゃ駄目なんだろう、インデックスのいるあの場所に、何で私は立てなかったんだろう、って……!」

雲川「めぐり合わせ、時の運……理由を探すことはいくらでもできるけど。そんなものは慰めにもならんよな」

美琴「うわぁ~~ん!!!!」

雲川「正直な、こうなることは初めから分かっていた。上条王国なんて、夢見がちなことを嘯いてはいたけど……私はただ、悪あがきをしていたにすぎん」

雲川「付き合わせてしまってすまなかったな、美琴」

美琴「ううん、ありがとう先輩。私、先輩と会えてよかった」

雲川「そう言ってもらえると私も救われるよ」




232 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/11(土) 23:41:45.90 ID:H+Ka9CkQ0
雲川「しかし実際問題、私達はもう女として終わってしまっているよなぁ」

美琴「え?」

雲川「だってそうだろう。お前、今から上条以外の男を好きになれる気がするか?」

美琴「それはまあ、確かにしませんが」

雲川「恋をやめた女は女にあらず、だ。まいったな。どうだ? もういっそ百合にでも目覚めてみるか?」

美琴「はぁ~、それもいいかもしれませんねぇ~」





黒子「な、なにかとてつもなく幸せの予感がいたしますのッ!!!!!!」ガターン!


 とある四年後の未来世界 ~花見変~ おすぃまい




233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2012/02/11(土) 23:44:52.53 ID:Apk1eXvfo
おつかれ




234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/11(土) 23:46:10.79 ID:HwGdH3tSO





235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/11(土) 23:47:05.00 ID:gfM8G6xEo

まさかの爆発落ちだったww




277 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/15(水) 21:07:11.16 ID:SZujchc60
インデックス「今日はバレンタインデー。この日本という国の文化において、それは女の子が男の子にチョコを渡すことで愛を告げる日」

インデックス「私だけを選んでくれたとうまのために……私、今年は頑張るんだよ!」

インデックス「この間、りこう・しずり・さいあいの三人に教えてもらった男の子が最高に喜ぶチョコを作って、とうまに喜んでもらうんだ!」

インデックス「そしたらまた、とうまに『愛してる』って言ってもらえたりして……」ニヘラ~

インデックス「えへへ~」ボヤァ~

インデックス「はっ!? いけないいけない! とうまが大学から帰って来る前に作り終えなきゃならないんだよ!」

インデックス「え~っと……」メモトリダシ

インデックス「①まず市販のチョコを湯せんで溶かします」

インデックス「ふんふふ~ん」グツグツ…

インデックス「溶けたんだよ!!」

インデックス「え~っと…次は……」

インデックス「②服を脱ぎます」

インデックス「うんしょ、うんしょ」ヌギヌギ…




278 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/15(水) 21:14:00.63 ID:SZujchc60
 ※インデックス現在の装備パンツのみ。

インデックス「うう…部屋の中とはいえ、胸を丸出しにするのはとても恥ずかしいんだよ……」プルンプルン

インデックス「ううん、これもとうまに喜んでもらうため…頑張らなくちゃ……!」

インデックス「③チョコが固まらないうちにおっぱいに塗りたくります」

インデックス「つ、つまり、私のおっぱいをチョコでコーティングして、とうまにそのまま食べてもらうってことなんだよ」

インデックス「はぅぅ…///」カァァ…

インデックス「は、恥ずかしがってる場合じゃない! チョコがドロドロのうちにレッツトライなんだよ!!」ペタッ

インデックス「あ゛ッッづうッ!!!!!!」ドンガラガッシャーン! ゴヅーン!

インデックス「きゅう……」














上条「帰ってきたらインデックスがパンツ一丁でおっぱい片方チョコまみれにしてのびてたでござるの巻」

インデックス「…………」死ーん

上条「どうしてこうなった……いや、何となくやろうとしてたことはわかるけど」

上条「何か浜面の嫁さん達と飯食いに行ったりするようになってから段々アホの子になってきてる気がするなぁ……」ハァ…

上条「まあとりあえず、起こすのは片付けと風呂の準備すましてからにするか」

インデックス「むにゃ…とうま……愛してる……」ムニャムニャ…

上条「はいはい、俺もですよー」




279 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/15(水) 21:22:04.95 ID:SZujchc60
 その元凶浜面家のバレンタイン

浜面「ふっふっふ、たぁっぷりチョコの塗りたくられたこのバナナ……一体誰の口に捻じ込んでやろうかなぁ……」ゲッヘッヘ

麦野「くっ…誰がアンタのバナナなんて食べるもんですか!」

絹旗「私が口にするものは自分の意思で決めます!」

滝壺「私、いいよ…はまづらのバナナなら、いくらでも食べられるから……」

麦野「滝壺、アンタ…!」

絹旗「駄目です滝壺さん!! あんなヤりすぎ浜面のバナナを口に含むなんて…!」

浜面「いい度胸だ滝壺! なら口を開けろ! 大きく、おおぉきくなぁ~!!」

滝壺「んぁ……」

浜面「おらぁーーッ!!」ガポッ!

滝壺「んむ!? はむ、ぴちゃ、じゅる……あむ…」

浜面「どうだ滝壺、お味の方はよぉ~」

滝壺「んぅ、むしゃむしゃ、ごくん……うん…バナナの果汁とチョコの甘みが渾然一体となって……美味」



















絹旗「あ~あ、食べちまいましたよ。浜面がチョコ超つけすぎたバナナ」

浜面「いや、マジでこんくらいつけたほうが旨いんだって。なあ滝壺?」

滝壺「うん、おいしかった」

麦野「あんまりチョコつけすぎるとカロリーがさぁ~。あ、最後のイチゴもらうわよ~」

浜面「チョコレートフォンデュやってる時点でそんなもん今さらだろ」

麦野「そうだけどぉ~」

絹旗「んー! マシュマロふわふわで超おいしーです!! ま、私は仕事で超汗かくから正直問題ないんですけどね」

麦野「はぁ~……私等は明日から走り込み増やさないとまずいよ、滝壺」

滝壺「ランニング嫌い……おっぱい痛い…」

 ※さすがに四年目ともなれば案外普通な浜面一家でした




280 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/15(水) 21:27:04.86 ID:SZujchc60
 ――バレンタイン一週間前、よろず屋一方通行にて。

一方通行「先に言っとくケドよォ」

番外個体「んー?」

打ち止め「なになになにー? ってミサカはミサカは番外個体と一緒に見てた雑誌から視線を外してあなたの方を見つめてみたり!」

一方通行「俺ァチョコなンざいらねェからな」

番外個体・打ち止め「「ぶふッ!!」」




281 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/15(水) 21:33:21.95 ID:SZujchc60
打ち止め「バ、バレンタイン特集記事を見てきゃいきゃいはしゃいでる女の子の目の前でそんなこと言うッ!?」

一方通行「アホ。俺をその手のイベントに関わらすンじゃねェよ。不似合い過ぎて寒気がすらァ。そもそも俺ァチョコみてェな甘ったるいモンは好きじゃねェンだよ」

番外個体「ミ、ミサカ達あんたにあげるなんてまだ一言も言ってないじゃん! 自惚れすぎだよばぁーか!!」

一方通行「取り越し苦労ってンならそら結構なこった」

打ち止め「う、うぅ~~!! 一方通行の馬鹿ぁ~~!!!!」ダダダダ!

番外個体「うおりゃあああああああああああああ!!!!!!」ドバゥン!

一方通行「うおおお!? 事務所内で超電磁砲もどき撃つンじゃねェェェええええ!!!!」ガシャーンパリーンドガーン!!

番外個体「アホ! アホッ!! 今のはミサカ暴走じゃないからねバァーカ!!」ダダダダ!

一方通行「……ったく、いらン仕事増やしやがってあの馬鹿…」




282 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/15(水) 21:39:08.37 ID:SZujchc60
 ――バレンタイン当日、よろず屋一方通行。

番外個体「………」ブッスゥ~

一方通行「何むくれてンだよ」

番外個体「べっつにぃ~」

一方通行「………」

番外個体「……ふんだ」

 カツン、カツン

一方通行「客だ。ワースト、茶ァ入れとけ」

番外個体「たまには自分でやれば~?」

一方通行「テンメェ…」

 ガチャ…

バードウェイ「なんだ? お前が手ずから茶を振舞ってくれるというのか? それは重畳だな」

一方通行「まァたテメエかよ。ホント暇なンだな」

バードウェイ「暇じゃないといっとろーが。忙しい中本当に苦労してスケジュールを調整してここに来る時間を作ってるんだ」

バードウェイ「ところでお前お手製の茶はまだか? 久しぶりなんで正直かなり楽しみなんだが」

番外個体「はい、粗茶ですが」コトッ

バードウェイ「むぅ…存外有能じゃないか番外個体」

番外個体「お褒めに預かり光栄ですぅ」




283 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/15(水) 21:47:36.12 ID:SZujchc60
一方通行「ンで、実際何しに来たンだよ」

バードウェイ「まったく、急かすなよ一方通行。多少は世間話をしてくれてもいいだろう。互いの近況報告とかな」

一方通行「興味がねェ」

バードウェイ「ぐぬぬ……まあいい。私も忙しいというのは本当だからな。ならば取り急ぎ用件を済ますとしよう」

バードウェイ「ほれ、これをやる」

一方通行「……何だコリャ」

バードウェイ「おいおい、まさか今日が何の日なのか知らんわけじゃないだろう」

番外個体(ありゃりゃ。事情を知らないとはいえ、やっちゃったねバードウェイ)

一方通行「……冗談じゃねェ。勘弁しろよ。俺をこの手の浮かれたイベントに巻き込むンじゃねェっつの」

バードウェイ「文句を言うのは中身を確認してからでも遅くは無いんじゃないか?」

一方通行「チッ……」ワシャワシャ…パカッ

一方通行「……ッ! これァ…!?」

バードウェイ「ふふ、お前がチョコなどを好まんというのは事前にリサーチ済みだったからな。ちょっと趣向を凝らしてみた」

バードウェイ「その道の通が厳選したコーヒー豆だ。かなり希少な豆らしくてな、結構手に入れるのには苦労したんだぞ?」

一方通行「………」

一方通行「……チッ。あァーあ、捨てンのも勿体ねェしなァ……しょうがねェからもらってやンよ」

バードウェイ「やあ、よかった。喜んでもらえたようで何よりだよ一方通行」

一方通行「だ、誰も喜ンでなンざいねェっつの! しょうがなくっつってンだろがァ!!」

番外個体(何まんざらでもない感じ出しちゃってんのぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!!!)




284 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/15(水) 21:52:01.57 ID:SZujchc60
番外個体「………」ブッッスゥ~

一方通行「何さらにむくれてンだよ」

番外個体「よくそんなこと平然と言えるねあなた」

一方通行「………」

番外個体「ミサカ達のチョコは断っといてバードウェイのはもらうなんてさ……」ブツブツ

一方通行「チョコなンざもらってねェだろ」

番外個体「一緒じゃん!! バレンタインの贈り物には変わらないじゃん!!」

一方通行「ぐおッ…! るっせェな耳元でキャンキャン喚くンじゃねェよ!!」

番外個体「キャンキャンキャンキャン!!!!!!」

一方通行「だァーッ!! いい加減にしろォッ!!」

打ち止め「あ、あの、一方通行」ガチャッ

一方通行「あン?」

番外個体「あれ、上位個体……って、まさかその手に持ってるのは……」




285 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/15(水) 21:58:25.71 ID:SZujchc60
打ち止め「あの、その、ね…? やっぱり、どうしても日頃のお礼とかミサカの気持ちとか形にしたくって……その…」モジモジ…

打ち止め「な、なるべく甘くならないように工夫したから、その…」ビクビク…

打ち止め「受け取って、もらえないかな…? って、ミサカはミサカは精一杯の勇気を振り絞ってチョコを差し出してみる」スッ…

一方通行「………ったく」

打ち止め「……ッ!!」ビクッ

一方通行「……オマエはホーント、俺の言うことなンざひとっつも聞きやがらねェな」

打ち止め「あ…その、ご、ごめんなさ……」

一方通行「寄こせ」ヒョイッ

打ち止め「…ッ!?」

一方通行「……まァ、ちょうど良い豆が手に入ったとこだ。甘ったりィチョコも、茶菓子としちゃ悪くねェ」

打ち止め「あ……」

一方通行「……………ありがとよ」

打ち止め「…ッ!! ど、どういたしまして!! ってミサカはミサカは喜びのあまりその場でくるくる」

番外個体「ふざっけんなこらぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!!!!!」

打ち止め「ぶわぁぁぁぁあああああああ!!!?」




286 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/15(水) 22:02:20.86 ID:SZujchc60
番外個体「何なのコレ!? 何で言いつけをしっかり守ったミサカが一番損したみたいな形になってんの!? もぉ信じらんない!!」

打ち止め「わ、わーすと?」

一方通行「オイ、落ち着け」

番外個体「落ち着いてられるかぁぁぁああああああ!!!! 正直者は馬鹿を見るってこのことだね!! ミサカ学習したよ!! もう知らない! 好き勝手やらせてもらうよミサカは!!」

番外個体「ミサカ今からウチ帰って準備してたチョコ取ってくるから!! あなたはそれまでここで待ってなさい!!」

一方通行「エェ~俺もう書類整理終わったから帰りてェンだけど」

番外個体「待ってろ!!!!」バダーム! ドタタタタ…!

打ち止め「……え~っと、じゃあ用事も済んだし、ミサカ帰るね?」アハハ…

一方通行「……メンドクセェ」ハァ~…




287 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/15(水) 22:07:20.73 ID:SZujchc60
 ―――翌日、出勤してきた一方通行は事務所の郵便受けに突っ込まれた箱を見つける。

 煌びやかにラッピングされたその箱には、差出人の名前がないメッセージカードが差し込まれていて。

 そこには、一方通行のよく見知った筆跡で『義理じゃん☆』と一言だけ書かれていた。


 部屋に入った一方通行は、盛大なため息をひとつ。

 戸棚から、昨夜さらに数を増やしたチョコを取り出して。


「……ったく。ホントにどいつもコイツも……俺の言うこと聞く奴なンざ、一人も居やしねェ」


 そんなことを呟きながら、コーヒーメーカーのスイッチを入れた。





289 : ◆Wni6u7FiUxs6:2012/02/15(水) 22:15:12.00 ID:SZujchc60
 おまけ Girl’s side

美琴「バレンタインってさぁ、元々兵隊さんに結婚を斡旋してた司祭さんの名前にちなんだイベントなのよね。それが今や結婚できない女にトドメ刺す日なんだもん笑っちゃうわあっはっは」

御坂妹「目が笑っていません、お姉様」

雲川「いずれこんなふざけたイベントは駆逐してやるさ。あと三年ほど辛抱しろ」

五和「お鍋の準備できましたよ~」

御坂妹「しかしこんな日にコタツで鍋囲んで女子会とは負け犬感が半端ないですね、とミサカは正直な感想を漏らします」

美琴「なーに言ってんのよ。見なさいよこのチョコの山を。こんだけチョコもらってる私が負け組なわけないでしょコンチクショー」

五和「御坂さん相変わらず女の子にもてますね……」

黒子「あ゛ぁ゛ーーーお姉様!! そんな有象無象の幼稚な憧れなど捨て置いて、黒子の真実の愛を受け取ってくださいまし!!」ヒュパッ!

美琴「勝手に部屋の中入ってきてんじゃないわよコラァァァァアアアアアア!!!!!!」ビリビリビリビリ!

黒子「あばばばばばば!!!! ……あれぇ!? 前回感じた幸せの予感はいずこへ!?」

美琴「わっけわかんないこと言ってんじゃないわよ!! ってゆーかコタツ入りたきゃ体洗って来い!!」     アアンオネエサマゴムタイナ! >

雲川「やれやれ……まあ、こんな馬鹿騒ぎも悪くはないけど……」



雲川「……幸せになりたいなぁ」

 雲川の呟きに五和と御坂妹がめっちゃ頷いたとこで、Girl’s side 閉幕。





291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/15(水) 22:20:14.80 ID:zSameP0o0
乙!上条家と浜面家ほのぼのだなぁ
一方通行爆発しろ




292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/15(水) 22:21:20.54 ID:9fcwx5wdo





300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県):2012/02/15(水) 23:15:11.01 ID:HOiQvM8t0

バードウェイが可愛い過ぎるww






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コメント
この記事へのコメント
  1. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/02/26(日) 00:38: :edit
    おっひょーー!!!
  2. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/02/26(日) 02:15: :edit
    むぎのんのふとももにおにんにんはさみたいよぉ
  3. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/02/26(日) 02:47: :edit
    おお、続編ktkr
  4. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/02/26(日) 02:51: :edit
    面白い?コレ
  5. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/02/26(日) 03:09: :edit
    この人の作品大好きだわー ページごと保存した

    > 先ほど想像した未来予想図に、インデックスはいなかった。
    >
    >
    > ハーレムなんて枠組みにインデックスを当てはめることは不可能だった。

    どうやって終わらせるのか読みながら考えてたけど、確かにそのとおり。ベランダにぶら下がっていたインデックス。あの時から、もう二人だけの世界は完全に成立してたんだね

    この作者さんの魅力はそれぞれの恋人達の描写が愛溢れているのが良い。セクハラを警戒する浜面と麦のんとか。最後にそっと挿入されるセロリさんと黄泉川のこととか。

    それにしても、どうして『とある~』は、桜・花見が似合うんだろうね。もう一年たつのか。去年は最悪の年だったから、今年の桜は本当に待ち遠しい。

    作者さんとぷんた乙!
  6. 名前: 七名無し #-: 2012/02/26(日) 03:16: :edit
    ラッキー、2げと。
    いや面白かった!前回も含め一巡したぜw
  7. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/02/26(日) 03:44: :edit
    これ好き
  8. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/02/26(日) 05:01: :edit
    笑えたし良かったが、最後は御坂達が綺麗事で終わったから微妙過ぎたな…
  9. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/02/26(日) 06:59: :edit
    始まりのトークは正直ちょっと……だったけど、花見からは良い流れだったぜ。乙っす
  10. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/02/26(日) 11:08: :edit
    新作きてたのか!
    この人の話はテンポよく読めるからいいな。
    なんだが完結っぽくて寂しいが
  11. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/02/26(日) 14:32: :edit
    すごく好きなシリーズ
  12. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/02/26(日) 22:56: :edit
    最初から最後まで面白かった。
    これで終わりになるのかなぁ・・・、続きが書けるならまた読みたい。
    ぷんたさん&作者さんおつ
  13. 名前: 通常のナナシ #TRcOFq4w: 2012/02/27(月) 17:11: :edit
    テンポ良くておもしろかった
    作者さんできればハーレムエンドもオナシャス!
  14. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/02/27(月) 17:22: :edit
    この人の作品大好きだわ~乙でした
  15. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/02/29(水) 18:10: :edit
    これ花見の後バレンタインの話あったのか
    知らずに逃すとこだったわ
  16. 名前:    #-: 2012/04/28(土) 23:08: :edit
    uwaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa

    めっちゃ面白かった・・
    やっぱこの作者のシリーズはいいわ・・
  17. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/08(火) 13:58: :edit
    いくつになっても黒子はやっぱり黒子だなww
  18. 名前: 通常のナナシ #-: 2013/02/16(土) 14:12: :edit
    結局、美琴が一番惨めじゃんか…
    なんか納得いかねー!!!
  19. 名前:   #-: 2013/03/03(日) 09:42: :edit
    hamaduraもげろ
  20. 名前: 通常のナナシ #zlAQJbYM: 2013/05/22(水) 20:28: :edit
    決着は予想通りだった。そこでぶれないからこその上条さんだよ。
    まぁサンタ狩りまでやったにしては御坂さんがおとなしくなりすぎという気はするがw
  21. 名前: #: 2013/11/03(日) 09:24: :edit
    このコメントは管理者の承認待ちです
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