2011/09/17(土)
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 14:50:35.91 ID:pnhJ33cF0
ゴスッ!ゴスッ!!
萌郁「アグッ!ウグッ!」
岡部「は!!ははははぁ!!」ゴスッ!ゴスッ!
萌郁「やめ…かおは……やめへ……」
岡部「うるさい!!殴られて感じている変態が!!口答えするなっ!!」
萌郁「ごめ……なさ……、んぐぅ!!」
岡部「ほら!!バイブでも咥えてろよ!!大好きなんだろ!?咥えろよ!!」
萌郁「はひっ……はい……」
岡部「お前なんかが!!殴られて感じる変態のお前なんかが!!」バキッ!
萌郁「んぐ!!かはっ!!おぇ……」ゲホッ ゲホッ!
岡部「……まゆりを…………まゆりをっ…………うぅ…………」ガンッ!
ゴスッ!ゴスッ!!
萌郁「アグッ!ウグッ!」
岡部「は!!ははははぁ!!」ゴスッ!ゴスッ!
萌郁「やめ…かおは……やめへ……」
岡部「うるさい!!殴られて感じている変態が!!口答えするなっ!!」
萌郁「ごめ……なさ……、んぐぅ!!」
岡部「ほら!!バイブでも咥えてろよ!!大好きなんだろ!?咥えろよ!!」
萌郁「はひっ……はい……」
岡部「お前なんかが!!殴られて感じる変態のお前なんかが!!」バキッ!
萌郁「んぐ!!かはっ!!おぇ……」ゲホッ ゲホッ!
岡部「……まゆりを…………まゆりをっ…………うぅ…………」ガンッ!
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 14:53:21.49 ID:pnhJ33cF0
岡部「うぐ…………ううっ…………」
萌郁「岡部……君…………」
岡部「……来るなぁ…………」
萌郁「…………」
岡部「助け……られなかったんだ…………まゆりを…………」
萌郁「うん…………」ナデナデ
岡部君は私を殴った後に必ず泣く。
椎名まゆりという人を、どうしても助けられなかったんだと言って、謝りながら泣くのだ。
その謝罪の言葉が誰に向けられているのか、私には解らない。
けれど。
私はそんな曖昧な言葉に、優しさを感じてしまうのだ。
岡部「ごめん…………、ごめんな…………」
萌郁「…………」ナデナデ
そうして彼は眠りに落ちる。
子供のように――泣き疲れて眠る、子供のように。
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 14:55:57.61 ID:pnhJ33cF0
彼との関係を続けて、もう半年が経つ。
半年前の彼は、酷く疲れた顔をしていた。
何も知らないと言った私を見て、今にも壊れてしまいそうな顔で必死に、ただ質問を繰り返していた。
けれど私には何も解らなくて、彼を救ってあげる事など出来なくて。
ただ死ねなかっただけの私は、今日も彼の寝顔を見詰めている。
萌郁「岡部君……朝……」
岡部「ん……」
萌郁「岡部君……」ユサユサ
岡部「ん……ああ、朝……か……」
萌郁「今日は……大学でしょ……?朝食、出来てるから……」
岡部「ああ……ありがとう……」
萌郁「うん……」
岡部「ん……。!?」
ああ、またこの顔だ……
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 14:59:14.69 ID:pnhJ33cF0
私の顔の痣を見て、彼はいつも泣きそうな顔をする。
彼に殴られた顔の痣。
この痣が消えるまで、彼はこんな顔を続けるのだろう。
彼の、悲しい記憶の詰まった痣。
私を殴っている時の彼は、普段とは別の彼なのだ。
気持ちを溜め込んでしまっては、心が壊れてしまうから。
だから彼は私を殴る。悲しい記憶を吐き出すように、殴るのだ。
岡部「そうか……また、やってしまったんだったな……」
そう言って私の顔を撫でる彼の手つきは優しい。
私はこの瞬間がたまらなく好きなんだと思う。何度殴られても、何度罵倒されても。
この優しい手の感触だけで癒されてしまう。
私たちは、補い合っているのだろう。
埋まらない、心の空白を。
岡部「行ってくる……」
萌郁「うん……」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:05:19.53 ID:pnhJ33cF0
彼と付き合い始めてから、私はアルバイトをするようになった。
FB「おう、来たか」
萌郁「……」コク
FB「ん?また怪我したのか」
萌郁「ちょっと、転んで……」
FB「またか、おっちょこちょいだな」
店長さんは、何も聞かない。
きっとどこかで気付いているのだろうけれど、聞こうとはしない。
私は、それが嬉しい。
FB「じゃあ俺は出掛けてくるから、店番頼むわ」
萌郁「……」コク
店長さんは、とってもいい人だと思う。
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:09:18.37 ID:pnhJ33cF0
綯「萌郁お姉ちゃ~ん」
萌郁「綯……ちゃん……」
綯「お父さん行っちゃった?」
萌郁「……」コク
綯「そうか、残念、じゃあ今日も二人っきりだね」
萌郁「もう少ししたら……みんな来る……」
綯「うん!」
こうしてアルバイトをしながら彼が来るのを待っていると、退屈な時間があっという間に過ぎてしまう。
何もすることの無い退屈な店番だけれど、彼を待っていると思うと、心が軽くなるように感じる。
彼の事を考え、綯ちゃんに彼の事をゆっくりと話して過ごす。
そうして今日も、彼がやってくる時間になるのだ。
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:10:51.03 ID:fF1tv+lx0
メンヘラ女とDV男か
相性抜群だな
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:13:13.41 ID:pnhJ33cF0
岡部「また店番か?」
萌郁「……」コク
岡部「退屈だろう、ラボで茶でも飲んでけ、そこの小動物も一緒にな」
こうやって、いつもこの時間は岡部君達とお茶を飲んで過ごす。
様々な機械に囲まれたこの部屋で、彼と一緒に。
ダル「あ、オカリンに桐生氏」
岡部「おお、ダル、もう来てたのか、クリスティーナは?」
ダル「牧瀬氏なら買出し中」
岡部「そうか、じゃあついでに……、萌郁、何か欲しい物は無いか?」
萌郁「特に、無い……」
岡部「そうかぁ、じゃあ……ドクペを頼むっと」カタカタ
今日もまた、この部屋に皆が集まる。
これが私の日常なんだと思うと、暖かい気持ちになる。
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:17:44.91 ID:pnhJ33cF0
けれど、岡部君は……岡部君はどうなのだろう。
椎名まゆりの居ないこの空間を、どう感じて居るのだろうか。
椎名まゆりの死を境に、一度は来ることをやめたこの場所に。
それでも、忘れ無いようにと、自分が救えなかった命を、忘れてしまわないようにと言って、岡部君はまたここに来るようになった。
けれどそれは、辛い記憶を、遠い思い出に変える作業をしているようで、見ているのが辛い。
岡部「たく、助手の奴はどこまで買いに行ってるんだかな」
ダル「オカリンのドクペが見つからないのでは?」
岡部「それにしたって遅すぎるだろう」
ダル「頼んどいてそれは、あんまりじゃね?」
こうして談笑している中でも、岡部君は思い出しているのだろうか。
椎名まゆりを、居なくなってしまった、少女の事を。
岡部「ん?どうした萌郁?」
萌郁「……なんでも、ない……」
思い出しているのだろうか。
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:20:00.63 ID:pnhJ33cF0
助手「岡部ーいるー?」
岡部「やっと帰ってきたかクリスティーナよ」
助手「あんたのドクペ随分と探しちゃったわよ」
岡部「うむ、ご苦労」
助手「まったく、これくらい自分で買ってきなさいよね」
明るく笑う彼の視線が、時々空を彷徨う事がある。
まるで、誰かを探すように。かつて居た、大切な人を求めるように。
岡部「萌郁よ、そろそろ店番に戻る時間ではないか?」
萌郁「うん……」
助手「あ、ごめんなさい、私が遅くなっちゃったから」
萌郁「別に……平気……」
助手「本当にごめんなさいねー」
岡部「まったく、役に立たん助手だな」
助手「あんたねー!!」
この幸福な空間に、私なんかが居ていいのだろうか。
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:22:55.04 ID:pnhJ33cF0
萌郁「じゃあ、戻るから……」
岡部「どれ、下まで送ろう……」
こんなにも楽しげな空間に私が居て、岡部君は、どう思っているのだろうか。
椎名まゆりの居ない、この楽しげな空間に私が居て……。
岡部「どうした萌郁?」
萌郁「なんでもない……」
岡部「そうか?なんだか今日は元気がないぞ?」
そういって彼は傷跡を撫でる。泣き出しそうな顔で、ガーゼの上から、そっと撫でる。
どうしてこの人は私を必要としてくれるのだろうか。どうしてこんな私を、こんなにも、弱い私を。
岡部「萌郁…………」
そっと触れるように、彼が私にキスをする。
悲しそうな、壊れてしまいそうな顔のままで。
どうして彼は、私なんかを――
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:26:06.78 ID:pnhJ33cF0
FB「今日はあがっていいぞ」
萌郁「はい……」
綯「じゃーね萌郁お姉ちゃん」
萌郁「うん……」
上の階にはまだ明かりが点いている。
岡部君はまだあそこに居るのだろう。あの幸福な空間に。
萌郁「……」カタカタ
件名:バイト終わったよ
「先に帰ってるね、ごはん作って待ってる」
私には、一人であの空間に行く勇気は無い。
ブーンブーン
件名:Re:バイト終わったよ
「もう少ししたら俺も帰るから、待っていてくれ」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:30:26.22 ID:pnhJ33cF0
岡部「すまんな、待たせてしまって」
萌郁「平気……」
岡部「やっぱり外は冷えるな、寒くないか?」
萌郁「少しだけ……」
岡部「そっか、じゃあ早く帰ろう」
そう言って手を繋いでくれた彼の顔には、もう悲しそうな表情は無くて、私は安心してしまう。
でも、なんでだろうか、そんな彼を見ていると、何だか寂しいような気持ちになってしまうのは。
岡部「今日は鍋にでもするか」
萌郁「うん……」
私はいつまでこうしていられるのだろうか。
いつまでこうして、彼と手を繋いでいられるのだろうか。
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:38:12.20 ID:pnhJ33cF0
萌郁「準備、できた……」
岡部「おお、さっそく食べるか」
萌郁「熱いから、気をつけて……」
岡部「んむ、ハフハフ ん、うむ、なかなか美味しいぞ」
萌郁「良かった……」
岡部「萌郁はどんどん料理が上手くなるな」ナデナデ
萌郁「岡部君に……喜んでもらいたいから……」
岡部「ん……そうか……///」
萌郁「うん……///」
こんな幸福を、私はいつまで――――
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:42:16.08 ID:pnhJ33cF0
岡部「ごちそうさま」
萌郁「片付け……しちゃうね……」
岡部「ああ……」
この部屋で、私たちは生活している。
この、何も無い部屋で。
私たちは愛し合っている――愛し合って、いるのだと思う。
岡部「もう、冬なんだな」
萌郁「?」
岡部「季節というのは……早いものだな……」
遠く、ここでは無い何処かを見るように、彼はそう呟いた。
私では無い、何かを見るように、何かを思い出すように。虚空を見詰めている。
萌郁「岡部……君……」
不安になったからだと思う。
気付いた時には、私は彼の袖を掴んでいた。
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:44:47.16 ID:pnhJ33cF0
岡部「ん?どうした萌郁」
萌郁「あ……、ごめんなさい……」
彼が何処かへ行ってしまう気がして、私はどうしようもなく不安になってしまう。
私に居場所をくれる彼が、居なくなってしまう気がして。
岡部「……」
私の不安が伝わってしまったのだろう。
いつだって優しい彼は、私が不安になると、こうしてキスをしてくれるのだ。
優しく触れるような、そんなキスを。
岡部「落ち着いたか?」
萌郁「うん…………」
彼が居なくなってしまったら、私は……。
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:47:58.44 ID:pnhJ33cF0
萌郁「ん……」
岡部「…………」
萌郁「岡部……君……」
今日も私は彼を求める。
傍に居たくて……どこにも行って欲しくなくて……。
繋ぎとめるように、彼と繋がろうとするのだ。
岡部「萌郁……」
優しく抱きしめてくれる彼の手が、震えている。
ああ、まただ、またそんな顔をして。思い出している。
大切な、少女の事を。
萌郁「岡部君……」
セックスをする度に、こうなる事は解っている。
それでも、私は繋がりたいのだ。繋がっていたいのだ。
大切な、私の居場所と……。
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:50:09.07 ID:pnhJ33cF0
岡部「うぅ……」
萌郁「岡部君……」
また、泣くのだろうか。
また私を殴るのだろうか。
私に、思いを刻んでくれるのだろうか。
岡部「ごめん……ごめんな……」
萌郁「ぐっ……」
締め付けられた首筋が熱い。
彼の体温が、彼の思いが。私の首筋に刻まれていく。
萌郁「岡……部……くっ…………」
これが、私たちのキスなのだ。
そっと触れるようなキスしかしない私たちの。
遠のいていく意識の中で、彼の声が聞こえる。
謝る声が、謝り続ける彼の声が……。
萌郁「岡…………」
岡部「…………」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:54:52.75 ID:pnhJ33cF0
気が付いたときには、彼は眠っていた。
彼を起こさないように、私は静に立ち上がって、洗面所へと向かう。
萌郁「また、痕がついてる……」
彼からもらったキスマークをそっと撫でる。
首筋に羽を広げる、彼のキスマーク。
それを鏡に映す度に、幸福を感じる。
萌郁「あ……」
萌郁「膣内に、出したんだ……」
私の膣に残る彼の優しさが嬉しい。
彼の悲しみを、私が癒せたように感じられるから。
彼と、確かに繋がったのだと、感じられるから。
「岡部君…………」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:59:40.99 ID:pnhJ33cF0
岡部君が眠っている。
私の部屋で。私たちの部屋で。
萌郁「……」
静に寝息をたてている彼は、とても幸せそうに見えた。
萌郁「岡部君……」
これが私たちなのだろう。
お互いに依存して、心の隙間を埋め合う。
これが私たちの。幸福の形なのだろう。
萌郁「……」
私は、キスをする。
悲しみを吐き出して眠る、彼の寝顔に。
この幸福が、ずっと続く事を祈って。
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:06:33.07 ID:pnhJ33cF0
目を覚ました時には、もう萌郁は出かけた後のようだった。
机に残されていた書置きによって、彼女がバイトに出掛けたのだと解る。
岡部「そうか、昨日はあのまま……」
昨日の自分を思い出す。
萌郁とセックスをし、自分の感情を何も知らない彼女にぶつけてしまった事を。
思い出す。
岡部「最低だな……」
自分の愚かさに吐き気がする。
彼女は、何も知らないというのに。
岡部「ごめん……」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:11:04.42 ID:pnhJ33cF0
俺は誰に謝っているのだろう。
口癖のように繰り返し口をつくこの言葉は、いったい誰に向けられているのだというのだろうか。
岡部「まゆり…………」
まゆりは死んでしまって、俺はまだ生きていて。
俺はいったい何がしたいのだろうか。
萌郁にすがって、彼女を悪者にして、彼女に甘えて。
岡部「俺は……」
俺がまゆりを思い出す度に、萌郁が悲しい顔をすることに、俺は気付いている。
けれど、そんな彼女の心から目を逸らして、気付かないふりをして……。
そしてまた、彼女を傷つけるのだ。
岡部「なんで、まだ生きているんだろうな……」
俺は、何でまだ生きているのだろう。
まゆりを死なせた俺が、彼女を救えなかった俺が。
岡部「何をのうのうと……」
吐き気がする。
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:18:51.10 ID:pnhJ33cF0
岡部「今日は、午後からだったな……」
岡部「大学、か……」
何もしたくない。
何も考えたくはない。
何も、見たくはない。
岡部「萌郁……」
彼女は今、どうしているだろうか。
また店番しているのだろうか。
萌郁に、会いたい。
顔を見たい。
岡部「今日は、まだ顔を見ていないな……」
俺はまた、彼女に甘えようとしている。
岡部「本当に最低だな……」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:21:33.16 ID:pnhJ33cF0
岡部「……」カタカタ
件名:バイト中か?
「今起きた、昨日は先に眠ってしまってすまなかったな」
岡部「……」
ブーンブーン
件名:店番中だよ
「おはよう、今日は午後から大学だったよね?」
岡部「……」カタカタ
件名:面倒だ
「ああ、けど、あまり行きたくない」
岡部「……」
ブーンブーン
件名:無理しないで
「嫌だったら、無理すること無いよ」
彼女は、どうしてこうも優しいのだろうか。
こんな俺を、こんなにも受け入れてくれる。
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:26:20.50 ID:TzoIrLNY0
もえいくさんに依存されたい
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:26:25.98 ID:pnhJ33cF0
岡部「萌郁…………」
名前を口に出すだけで、泣いてしまいそうになる。
彼女は優しいから、優しすぎるから。
弱い俺は、甘えてしまうのだ。
岡部「ごめんな……」
萌郁への謝罪。俺の気持ちを押し付けた事への、謝罪。
岡部「……」
俺はもう、彼女無しでは生きられないのかも知れない。
彼女なしでは、萌郁が居なければ。
岡部「…………くそっ」
こんなにも自分が弱いとは思ってなかった。
少なくとも、あの日、まゆりが始めて死んだ、あの日までは。
こんなにも、弱い。こんなにも脆い俺は、死ぬべきなのかもしれない。
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:29:39.80 ID:pnhJ33cF0
俺が死んだならば、萌郁は悲しむだろうか。
感情のままに彼女を傷つける俺のために、彼女は泣いてくれるのだろうか。
岡部「どこまでも、都合のいい考えをするのだな、俺は……」
自分でも解らないのだ。
萌郁に依存している自分が、本当に彼女を愛しているのか、解らない。
黒い感情がある事は解っている。
けれど、この感情を彼女にぶつける事は間違っている事だという事もまた、解っている。
解っているけれど、ぶつけてしまうのだ。
彼女と繋がる度に。あの、全てを受け入れるような表情を見る度に。
自分の感情が抑えきれなくなってしまう。
本当に俺は、最低な人間なのだ。
岡部「…………」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:33:03.94 ID:pnhJ33cF0
岡部「しまった、もうこんな時間だ」
大学へ向かう準備をする。
岡部「……」
けれどこの足は大学へと向かおうとしない。
岡部「萌郁……」
本当に、俺は弱い人間なのだな。
本当に、都合の良い人間だ。
岡部「萌郁に、会いたい……」
あぁ、俺はやっぱり、彼女無しでは生きられないみたいだ。
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:39:38.29 ID:pnhJ33cF0
結局ここに来てしまった。
岡部「萌郁」
萌郁「岡部君……?」
岡部「また店番か?」
萌郁「うん……」
岡部「相変わらずこの店は暇そうだな」
萌郁「岡部君……、大学、は?」
岡部「ああ、今日はやめにした」
萌郁「そう……」
岡部「お前の顔が、見たくなってな……」
萌郁「え……?」
この顔だ。この、嬉しそうな顔。
殆ど変わらないけれど。俺には解る。この、嬉しそうな、泣き出しそうな顔。
俺は、この顔に甘えているのだ。
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:46:32.82 ID:pnhJ33cF0
岡部「突然来て、悪かったな」
萌郁「ううん、平気……」
岡部「俺はラボに居るから」
萌郁「うん……」
岡部「何かあったら、メールしてくれ」
萌郁「うんっ……」
萌郁の、驚いたような顔が愛おしい。
この感情も、甘えているからなのだろう。
俺は、やはり最低だ……。
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:49:52.29 ID:pnhJ33cF0
岡部「……」
岡部「…………」
ダル「オカリンいるー?」
岡部「ああ、どうしたダルよ」
ダル「まったく、今日大学サボったでしょー」
岡部「ああ、すまんな、なんだか気分がのらなくてな」
ダル「あんまりサボってると卒業できなくなるお?」
岡部「ああ、気を付ける」
ダル「まったく」
岡部「すまんすまん」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:53:44.09 ID:pnhJ33cF0
岡部「……」
ダル「……」カチカチ
岡部「なあダルよ……」
ダル「ん?」
岡部「人を好きになるとは、どういう事なのだろうか」
ダル「は?どうしたん急に?」
岡部「あ、いや」
ダル「彼女いるんだから、オカリンの方が詳しいっしょ」
岡部「あ、ああ、そうだな……」
彼女。恋人。桐生萌郁は、俺の恋人なのだろう。
少なくとも、周りの人間はそう思っている。
けれど、この関係は、果たして恋人と呼べるものなのだろうか。
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:57:39.47 ID:pnhJ33cF0
ブーンブーン
件名:バイト終わった
「今日はもう良いって。岡部君はまだ居る?」
岡部「……」カタカタ
件名:Re:バイト終わった
「お疲れ様。今降りていくから少し待っていてくれ」
岡部「今日は、帰ることにする」
ダル「んー」
岡部「……」カタカタ
件名:
「久しぶりに、デートでもしないか?」
ブーンブーン
件名:うん
「うれしい」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:02:09.64 ID:pnhJ33cF0
岡部「待たせたな」
萌郁「そんなに、待ってない……」
岡部「さて、どこに行こうか」
萌郁「岡部君の、行きたい所なら……どこでもいい……」
岡部「そうだな……とりあえず、少し歩こう」
萌郁「……」コク
萌郁の手を引くと、柔らかな暖かさに驚く。
こんな些細な事でさえも、彼女の持つ優しさを感じる。
岡部「もう散歩にしてしまうか」
萌郁「うん……」
ただ手を繋いで歩いているだけだというのに。
彼女の表情は柔らかくなる。
俺だけに見せる顔、俺だけに解るあの少しだけ照れたような顔をするのだ。
首筋に、俺の手形をつけて、幸せそうな顔で……。
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:04:55.73 ID:ye9H965N0
切なくなってきた
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:07:01.20 ID:pnhJ33cF0
岡部「昨日は、すまなかったな」
萌郁「?」
岡部「首、大丈夫か?」
萌郁「うん……」
岡部「…………」
萌郁「……」
岡部「イヤ、だっただろう?」
萌郁「いい……」
岡部「そうか……」
萌郁「うん……、恋人……だから……」
岡部「恋人……」
萌郁「うん…………」
うれしいから、と彼女は小さく呟く。
幸せだからと、優しい顔で。
こんなにも最低な、俺に向かって言うのだ。
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:12:02.95 ID:pnhJ33cF0
彼女にとって、俺は恋人なのか。
こんな最低な男が恋人で、本当に彼女は幸せなのだろうか。
彼女を傷つけてばかりの俺なんかが恋人で、彼女は本当に……。
萌郁「岡部君……?」
岡部「え?ああ、すまん……考え事をしていた」
萌郁「そう……」
やっぱり伝わってしまう。俺の迷いが、俺の感情が。
それを解ってもなお、彼女は俺の恋人で居てくれる。
それは、酷く不自然なようにかんじる。
岡部「なあ……」
萌郁「?」
岡部「お前は……、幸せなのか?」
萌郁「幸せ……?」
岡部「ああ…………」
萌郁「うん……、私は、岡部君と居れて、幸せ……」
岡部「そう、なのか?」
萌郁「イヤ……だった……?」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:16:03.21 ID:pnhJ33cF0
彼女は、こんな俺と居て、幸せだと言う。
こんなにも最低な俺を、受け入れてくれる……。
岡部「すまんな、変なことを聞いた」
萌郁「…………あの……」
岡部「ん?」
萌郁「岡部君は…………」
ずっと聞きたかったのだろう。
ずっと聞きたかったけれど、聞けなかったのだろう。
小さく呟いた彼女の声は、いつもよりも震えていた。
岡部「幸せ……なのかもしれないな」
これは、本心だった。
俺は、彼女に甘える俺は――幸せなのだ。
萌郁「うん……」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:18:56.46 ID:pnhJ33cF0
彼女にはどう聞こえたのだろうか。
弱々しく告げたこの言葉は、彼女の心にどう響いたのだろうか。
萌郁「岡部君……」
岡部「ん?」
萌郁「……私は……幸せ、だから…………」
ああ、そうか、また俺は彼女に甘えてしまったのだ。
不安定な自分の気持ちをの判断を、彼女に委ねてしまったのだ。
こんなにも優しい彼女を、また俺は傷つけてしまったのだ。
岡部「すまん……」
萌郁「え……?」
岡部「無理をさせた」
萌郁「……うん」
岡部「そろそろ、帰ろうか」
萌郁「うん……」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:23:48.32 ID:pnhJ33cF0
萌郁「岡部君…………んっ……」
岡部「萌郁…………」
また彼女と繋がっている。
こんなにも不安定なまま、彼女に甘えて。
萌郁「岡部君…………?」
岡部「ああ、すまん」
萌郁「んっ…………」
こうして繋がる度に、黒い感情が湧き上がる。
始めは、まゆりの事を思い出しては暴力をふるっていたけれど。
最近はそれも少なくなってきた。
それでも。
もう戻れないのだろう。普通の関係には……。
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:25:04.56 ID:pnhJ33cF0
岡部「萌郁…………」
グッ!
萌郁「!!」
岡部「萌郁!萌郁っ!!」
萌郁「あっ!がはっ!!」
岡部「萌郁っ!!」ググッ
萌郁「岡部……君…………」
グタ
岡部「は!?」
岡部「す、すまん!萌郁!大丈夫か!?」
萌郁「大……丈夫…………」ケホッケホッ
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:27:18.91 ID:pnhJ33cF0
岡部「すまん……また首を……」
萌郁「平気……だよ……?」
岡部「萌郁……どうして……」
萌郁「これも……岡部君との……繋がり、だから……」
ああ、そうか、俺は……、こういう所が好きなんだ……。
俺の不安定な部分さえも受け入れてくれる。こんな所が……。
甘えさえも受け入れてくれる、こんな所がたまらなく好きなんだ。
岡部「萌郁…………」
気付いた時にはキスをしていた。
最初はそっと触れるように、その後に、深く、萌郁を確かめるように。
萌郁「!!」
俺はキスをしていく。
唇に、舌に、頬、そして、俺の痕が残る、首筋に……。
萌郁「岡部……君…………?」
岡部「好きだ……」
萌郁「…………うん……うん!!」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:28:34.88 ID:pnhJ33cF0
萌郁は、泣いた。
何度も俺の名前を呼びながら、強く、強く抱きつきながら、泣いた。
岡部「落ち着いたか?」
萌郁「ん……」
岡部「好きだぞ……」ナデナデ
萌郁「んん……///」
岡部「たくさん、待たせたな…………」
萌郁「……平気…………」
岡部「ごめんな、萌郁……」
そして俺はもう一度キスをする、優しく、萌郁を感じながら。
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:34:20.23 ID:pnhJ33cF0
岡部君は謝っていた。
待たせてごめん。心配かけてごめん。と、何度も、何度も謝った。
その言葉はいつもとは違う。確かに私に向けられたもの。
私だけに向けられた、謝罪の言葉だった。
萌郁「岡部君……私……」
岡部「ん?」
萌郁「私も…………大好き……だから……」
ちょっと照れたような彼の顔が可愛くて、どうしようもないくらいに愛おしくて。
泣き出したくなるくらいに、幸福な気持ちにさせてくれた。
岡部「よろしくな、萌郁……」
萌郁「?」
岡部「いや、違うな、これからも、よろしくな」
萌郁「…………ん」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:36:01.88 ID:pnhJ33cF0
それからというもの、彼は私を殴らなくなった。
痣を撫でてくれる事が無くなったのは、少し寂しいけれど。
今は変わりに頭を撫でてくれる。
まだ慣れなくて、そのたびに赤くなってしまうけれど、とっても幸せな瞬間だ
首には手形の変わりに彼の唇の跡が……、手形なんかよりももっと想いを感じる。
私は、世界一の幸せ者だ。
好きな人が居る。優しい空間がある。
居場所がある。
それだけでだけれど、それだけでいいのだ。
萌郁「岡部君……、あ、あーん……」
岡部「あ、ああ///」
今日もその幸福な場所に、大好きな彼と一緒に居れるのだ。
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:38:53.05 ID:pnhJ33cF0
岡部「岡部「…………な、なんだ、これは……?」
萌郁「私だけ、ルートが……無かったから…………」
助手「これは酷い」
まゆり「私、死んじゃってるのー?」
ダル「いや、比翼恋理でよくね?」
萌郁「…………!!」
助手「忘れてたのね……」
萌郁「ひ、比翼恋理のだーりん……発売中……」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:40:08.62 ID:JQ06kIES0
宣伝お伝えwww
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:41:45.13 ID:tcYscnu10
これはひどいwww
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:41:49.86 ID:Xp+pD+zw0
これはメーカーから製品山ほど送ってくるな
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:42:10.71 ID:RCA9vP55O
それではお約束の
宣伝乙!
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:43:57.79 ID:hDoTNLwu0
ケータイ小説みたいだな
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:46:11.99 ID:pnhJ33cF0
>>93
萌郁だったからそうしてみた
とりあえず俺は飯を食ってくるから
誰かいちゃらぶな感じのを書いてくれたら嬉しいですよ?
おなしゃっす!!
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:50:17.42 ID:Tc/7mZIq0
これはいい宣伝
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:16:32.66 ID:pnhJ33cF0
助手「……」カチカチ
助手「これは痛い……」カチカチ
助手「……」カチカチ
助手「SSか……」カチカチ
助手(私も、岡部とのSSを……)
助手「って!ないない!それはない!」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:21:12.61 ID:pnhJ33cF0
助手「でもこっそり書くくらいなら……」
キョロキョロ
助手「今なら誰も……よし!」
『 岡部「紅莉栖……」 紅莉栖「岡部……」』
助手「えっと、本文は……っと」カタカタ
『岡部「俺はお前が……」
紅莉栖「岡部……でも……」
岡部「紅莉栖……」
紅莉栖「あっ、だめ……」』
助手「へへ、ふへへwww」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:25:18.55 ID:pnhJ33cF0
助手「……」カタカタ
『紅莉栖「岡部……私も……実は…………」
岡部「あぁ、知っているさ」
紅莉栖「岡部~」』
助手「ふへへwww」
ダル「ただいまー」
助手「!!!」
ダル「あれ?牧瀬氏だけなん?」
助手「え、ええ……」
ダル「そっかー、オカリンに頼まれてた本、持ってきたのになー」
助手「そそそ、そのうち来るでしょ」
ダル「ふいーあっちー」
助手(あ、危なかった……)
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:28:18.78 ID:pnhJ33cF0
助手「……」オドオド
ダル「……」
助手「……」キョロキョロ
ダル「牧瀬氏なんかあったん?」
助手「え?なな、何もないわよ?」
ダル「そお?なんだか落ち着かないみたいだけど」
助手「な、何でも無いわよ、そ、それにしても、あっついわねー」
ダル「そだねー」
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:32:24.49 ID:pnhJ33cF0
助手(ばれてない、落ち着け、落ち着け私!!)
ダル「あ、ちょっとパソコン使わせてもらってもいい?」
助手「!!」
ダル「@ちゃんねるに朝方立ってたスレが気になっちゃってさー」
助手「え?えええっと!」
ダル「ん?」
助手「ああ、@ちゃんねるは今、鯖が……」
ダル「え?落ちてるん?また攻撃くらってるのかなー?」
助手「そそ、そうみたいよ?」
ダル「くそー死ねよなマジで」
助手(見られたら終わる!!)
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:38:04.67 ID:pnhJ33cF0
助手(何とか落ちるまで死守せねば……)
ダル「オカリン遅いなー」
助手「そ、そうね」
ダル「退屈だしフェイリスたんの所にでも言ってこようかな」
助手(それだ!!)
助手「いいんじゃないかしら!?おか岡部が来たら伝えておくから、言ってくると良いわ!!」
ダル「そう?ならよろしくお願いするるおー」
助手(よしっ!!)
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:46:43.83 ID:pnhJ33cF0
助手「な、なんとかなったわね……危なかったわ…………」
助手「それにしても迂闊な事はするもんじゃないわね……」
助手「早く落ちないかしら」カチカチ
『3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木)
助手ルートなんて入るはずねーだろwwww 』
助手「な…・・・!!」
助手「何よこいつ!」カタカタ
『4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木)
>>3助手ルート以外ありえないだろjk 』
助手「アンチとかひくわー」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:50:06.24 ID:pnhJ33cF0
『5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木)
ありえない無いから、だってこれ、私のスレだし 』
助手「は?」
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
『6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木)
岡部君は渡さない…… 』
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:53:24.76 ID:zaALYW6a0
これはwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:02:25.21 ID:pnhJ33cF0
助手「な、なんなのよこれ……」
件名:
「死ね」
件名:
「メス犬が」
件名:
「キモイんだよ」
件名:
「岡部君に近づくな」
件名:
「死ね」
件名:
「死ね」
件名:
「死ね」
助手「知らないアドレスから……」
助手「なんなのよコイツ……」
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:03:50.60 ID:MABXZnCnI
ヒロインたち、全員みてんのかw
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:04:36.04 ID:erDY+JQ30
いや全部もえいくさんだろ
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:04:40.73 ID:25KmLEle0
もえかこえーよww
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:07:03.89 ID:pnhJ33cF0
ブーンブーン
助手「ひ!!」
…カチカチ
件名:
「ダルは来ているか?」
助手「なんだ、岡部か……」ホッ
助手「フェイリスさんのところっと」カチカチ
ブーンブーン
件名:
「そうか、ありがとう」
助手「はあ、嫌な汗をかいたわ……」
助手「……シャワーでも、浴びようかしら……」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:10:03.80 ID:pnhJ33cF0
シャーワー
助手「ふう、やっぱりあんなスレ立てるもんじゃないわね」
シャワシャワー
ブーンブーン
シャワー
助手「……♪」
助手「……ふんふんふ~ん」
シャワシャー
ブーンブーン
助手「ふんふんふふん♪」
シャワー
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:13:59.84 ID:pnhJ33cF0
助手「ふう……」
助手「ん?」
チカチカ
助手「また、メールかしら……」
助手「またアイツなんて事は……まさかね」
件名:
「シャワーは気持ちいいか?」
件名:
「お前だけは、赦さないからな」
助手「ひ!!」
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:17:30.92 ID:RCA9vP55O
こえええええええ
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:17:38.05 ID:D5SMbibP0
こえーよwww
137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:18:26.78 ID:pnhJ33cF0
助手「見られ……」キョロキョロ
ブーンブーン
助手「……」ゴクッ
件名:
「そんな体で岡部君を誘惑するつもりか?wwwww」
助手「な!!」
助手「どこよ!!誰!?出てきなさいよ!!」
ブーンブーン
件名:
「哀れだな」
助手「ど、どっちの意味だゴラァ!」
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:24:08.80 ID:pnhJ33cF0
岡部「ダルよ」
ダル「あ、オカリン、ようやく来た」
岡部「遅れてすまなかったな」
ダル「待ちくたびれたお」
岡部「すまんすまん」
ブーンブーン
岡部「ん?萌郁か……」
件名:助けて><
「ゴキブリが居るの~助けて~><」
岡部「なんだアイツ。自分でなんとかしろ、っと」カタカタ
ダル「あ、オカリン爆発しないかなー」
ブーンブーン
件名:はーい
「がんばってみる」
岡部「やれやれ」
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:30:51.66 ID:pnhJ33cF0
助手「なんなのよ……私はスレを立てただけなのに」
助手「あんな妄想を本気にして……なんなのよ……」
ブーンブーン
件名:
「駆除してやるからな、ゴキブリ女が」
助手「な、なんなのよもう……」
助手「ダメね、一人で居るとおかしくなりそうだわ」
ブーンブーン
件名:
「まゆりがたまには店に来いと言っているぞ」
助手「岡部……」ホッ
助手「そうね、私もフェイリスさんの所に行こう……」
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:36:24.94 ID:pnhJ33cF0
岡部「助手も今から来るそうだぞ」
まゆり「やったー♪」
ブーンブーン
件名:ゴキブリ逃げちゃった
「怖いから今日は岡部君の所に泊まっていい?」
岡部「しょうがない奴だな」カタカタ
件名:
「今はラボに誰も居ないからメイクイーンに来い」
ダル「また桐生氏?」
岡部「ああ、今日はラボに泊めてくれだと」
まゆり「お泊り会だね、わーい」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:41:22.06 ID:pnhJ33cF0
助手「あ、桐生さん」
萌郁「……こんにちは」
助手「こんな所で会うなんて珍しいわね」
萌郁「岡部君が、来いって……」
助手「あ、桐生さんもフェイリスさんの所へ?」
萌郁「……」コク
助手「私も、一緒に行きましょ」
萌郁「……」コク
助手「はあ……」
萌郁「……?」
助手「あ、ごめんなさい」
萌郁「なにか……あった……?」
助手「ええ、変な奴からしつこくメールが来てて……」
萌郁「そう……なんだ……」
助手「まいっちゃうわよね」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:46:29.34 ID:pnhJ33cF0
助手「まゆりー来たわよー」
まゆり「あ、紅莉栖ちゃんに萌郁さんもー」
岡部「お、来たな助手アンド指圧師よ」
萌郁「……来た…………」
まゆり「こちらへどうぞー」
助手「ありがとうまゆり」
萌郁「……」
ダル「なんだか一気ににぎやかになったお」
まゆり「みんなが来てくれてとっても嬉しいのです♪」
岡部「こう集まるとちと狭いな」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:51:24.79 ID:pnhJ33cF0
岡部「さて、一息ついたし、買出しにでも行くか」
助手「買出し?なんの買出しよ?」
まゆり「今日はラボでお泊り会なんだよー」
助手「え?そうなの?」
岡部「萌郁が泊まりたいと言うのでな」
萌郁「……」コク
ダル「女の子がいっぱいで、なんだか緊張しちゃうお///」
助手「お前は何を考えてる!」
ダル「失礼な!そういう牧瀬氏こそ何を想像したんだお!!」
助手「なっ!!」
岡部「ほら、行くぞ」
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:57:35.91 ID:pnhJ33cF0
~買い物中~
助手「何を作ろうかしら」
岡部「簡単なものにしておけよ」
まゆり「まゆしぃはカレーが良いと思うのです!」
助手「カレーかーいいわね、そうしましょう」
ブーンブーン
助手「?」カタカタ
件名:
「岡部君に近づくなと言っただろう」
助手「な!」
岡部「ん?どうしたクリスティーナよ」
助手「え?あ、ううん、なんでもない」
岡部「ん?そうか?」
助手「うん……」
岡部「変な奴だな」
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:02:47.47 ID:pnhJ33cF0
助手「……」
萌郁「……」
助手「はぁ……」
萌郁「また、メール……?」
助手「え?ええ、また……」
萌郁「……」
まゆり「ルーはどれが良いかなー」
岡部「中辛でいいんじゃないか?」
まゆり「そうだねー」
ダル「お菓子選んできたお~」
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:07:33.66 ID:pnhJ33cF0
ブーンブーン
助手「!!」
岡部「ん?」
助手「……」カタカタ
岡部「今日はやけにメールが来るのだな」
助手「え?ええ、そう、みたいね」
岡部「?」
萌郁「……」
まゆり「ん?萌郁ちゃん、どうかした?」
萌郁「なんでも、ない……それより、飲み物…………」
まゆり「ああ、何か飲みたいのあった?」
萌郁「これ…………」
まゆり「あ、うん。マウンテンジューだね」
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:11:06.62 ID:pnhJ33cF0
ブーンブーン
助手「また……」ボソ
件名:
「お前を見ているぞ」
助手「……なんなのよ…………」ボソ
岡部「?」
萌郁「…………」
助手「もう……いや…………」
萌郁「……」
岡部「どうした助手よ、お気に入りのプリンが見つからないか?」
助手「あ、ううん、なんでもないの……」
岡部「……そうか」
助手「……はぁ」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:15:02.92 ID:pnhJ33cF0
~ラボ~
岡部「おいダルよ」
ダル「……」
岡部「なんなのだこれは……」
ダル「……なんだろう…………」
岡部「助手の作った、これは……スライムか?」
助手「失礼ね!付け合せのスープよ!!」
ダル「スープ…………?」
岡部「あ、ああ、スープか……スープ、な……」
萌郁「…………なに、これ……」
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:18:07.27 ID:pnhJ33cF0
岡部「うっっ……」
ダル「酷い……ものだったお…………」
岡部「だめだ、俺はこのまま死ぬかもしれん…………」
まゆり「あれ?オカリン、ダル君、どうしたの?」
岡部「いや…………」
ダル「何でもないお…………」
助手「?」
フブーンブーン
件名:
「酷い臭いだな」
助手「またっ……」
萌郁「……」
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:20:20.01 ID:pnhJ33cF0
岡部「今日は早く寝てしまおう……」
ダル「賛成」
助手「……?」
萌郁「……」
まゆり「じゃあ、おやすみなさーい」
………………………………
ブーンブーン
助手「ん……ん?」
助手「また……メール…………」
ガサガサ
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:23:23.06 ID:pnhJ33cF0
助手「ん?なんの、音かしら……」
ガサガサ
助手「男共の方から…………」
萌郁「…………っ!…………っ!!」
助手(萌郁さん……何を…………)
萌郁「岡部君…………岡部君の…………」
ガサガサ
助手(なっ!!)
助手(萌郁さんが……岡部の白衣を…………)
萌郁「岡部君の…………匂い…………」クンカクンカ
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:30:09.50 ID:pnhJ33cF0
助手(なぁっ! あんなに顔を埋めて!……)
萌郁「岡部君…………岡部……君…………」
助手(萌郁さんって……)
助手(ん?萌郁さんが岡部を……? メール 萌郁さん……)
助手(まさか!!)
助手(いや、ダメよ牧瀬紅莉栖、人を疑ったりなんかしたら……)
助手(そうよ、それにさっきのメールだって、こんな変態行動をするんなら、わざわざ送ってくるなんてしない……)
助手(そうだ、さっきのメールは…………)
件名:二度と起きるな
「死ね」
助手(…………何か慣れてきちゃった…………)
166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:34:55.42 ID:pnhJ33cF0
萌郁「はぁはぁ…………」
助手(あ、終わった…………)
萌郁「岡部君…………」
助手(変態って本当に居るのね……)
助手(それにしても桐生さんが岡部の事をね……まあ、解らなくもないけど……)
ブーンブーン
萌郁「?」
助手(やば!!)カタカタ
件名:明日こそ死ね
「死ね」
助手(やっぱり、桐生さんじゃない……彼女はケータイをいじっていない……)
助手(よかった…………)
167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:37:27.01 ID:ju/oz56B0
え、まゆしい!?
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:38:16.23 ID:JQ06kIES0
え?
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:38:54.00 ID:pnhJ33cF0
助手(ん?良かったのか?)
助手(メールの犯人では無かったけど……変態には変わりないわよね……)
助手(それに岡部の事……)
萌郁「……」キョロキョロ
助手(?)
萌郁「…………」ソーット
チュッ
助手(!!)
助手(え!?何今の!?なになに?暗くてよく見えなかったけど……チュッって!チュッっていった!!)
助手(ななな、なんの音よ!!なんの音なのよーーー!!)
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:48:00.26 ID:Xrx3++fvO
~翌朝~
助手「…………」
岡部「何だ助手よ、随分と眠そうだな」
助手「!!」
~~~~~~~~
チュッ
~~~~~~~~
助手「……」ブンブン
助手「な、なんでもない……」
岡部「?」
萌郁「……」ウトウト
岡部「なんだ、指圧師もか……」
萌郁「夜中に……起きちゃって…………」
岡部「まったく、泊まった意味が無いではないか……」
175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:53:59.84 ID:Xrx3++fvO
助手(昨日のあれは……)モンモン
萌郁「…………///」
ブーンブーン
助手「!!」
助手(しまった、昨日の事ですっかり忘れてた)カタカタ
件名:起きるなよ
「死ねよ」
助手(いや寝てねーし!死なねーよ!!)
ブーンブーン
件名:今日こそ
「死ねよ」
助手(いや本文にまとめろよ!!)
ブーンブーン
岡部「ん?」
助手(お前はそれしか言えんのか!!)
岡部「おーいバイト戦士よ!随分早いのだな~!!」
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:55:15.32 ID:Ty1hz/Qf0
助手もう慣れてるだろwwwwwww
179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:57:17.75 ID:Xrx3++fvO
鈴羽「!!」
助手「?」
まゆり「鈴さん?おーい」
鈴羽「あ、ああ岡部倫太郎……」
岡部「ん?どうしたバイト戦士よ元気が無いように見えるが」
鈴羽「え!?いやー……」
岡部「?」
助手(あーもー、いい加減こっちからも文句いってやる!!)カタカタ
ブーンブーン
鈴羽「ぴっ!!」
岡部「は?」
180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:59:36.23 ID:Xrx3++fvO
助手「え?」
ブーンブーン
岡部「おい、バイト戦士よ鳴っているぞ?」
鈴羽「あ、うん……えへへ」サッ!
カタカタ
ブーンブーン
件名:
「今はダメ!!」
助手「え……」
鈴羽「…………」
岡部「?」
萌郁「?」
181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 21:02:25.49 ID:Xrx3++fvO
助手「えっと……」
鈴羽「…………」シランプリ
助手「……」カタカタ
ブーンブーン
鈴羽「!!」
鈴羽「……」カタ…カタ…
件名:
「お前か?」
鈴羽「」ビクッ!
助手「……」ビキビキ
鈴羽「……………………ごめん!」ダッ!
岡部「あ、おい……なんなのだ?」
萌郁「……さあ?」
182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 21:02:55.65 ID:erDY+JQ30
まさかの
186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 21:05:02.59 ID:Xrx3++fvO
萌郁「それより、岡部君……」
岡部「ん?」
萌郁「あの……ゴキブリの……駆除…………」
岡部「あぁ、仕方ないな」
萌郁「……」コク
岡部「じゃあバルサンでも買いに行くか」
萌郁「…………」コク
鈴羽「失敗した……orz」
187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 21:05:45.75 ID:WKKAw5hJ0
結局誰が犯人なんだ・・・
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 21:08:37.50 ID:DppspUVG0
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失
した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗
189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 21:10:02.30 ID:Xrx3++fvO
以上でーす
スレタイ通り萌郁ルートなので犯人は鈴羽でしたー
もう眠いから俺は寝る
何度も言うが
萌郁とのラブチュッチュッを誰かおなしゃす!!
おなしゃっす!!
190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 21:10:19.71 ID:99ldJubA0
鈴羽可愛いよ鈴羽
----------------
当ブログについて
※欄716さんありがとうです。
読み物:その他
お絵かき掲示板
画像掲示板
岡部「うぐ…………ううっ…………」
萌郁「岡部……君…………」
岡部「……来るなぁ…………」
萌郁「…………」
岡部「助け……られなかったんだ…………まゆりを…………」
萌郁「うん…………」ナデナデ
岡部君は私を殴った後に必ず泣く。
椎名まゆりという人を、どうしても助けられなかったんだと言って、謝りながら泣くのだ。
その謝罪の言葉が誰に向けられているのか、私には解らない。
けれど。
私はそんな曖昧な言葉に、優しさを感じてしまうのだ。
岡部「ごめん…………、ごめんな…………」
萌郁「…………」ナデナデ
そうして彼は眠りに落ちる。
子供のように――泣き疲れて眠る、子供のように。
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 14:55:57.61 ID:pnhJ33cF0
彼との関係を続けて、もう半年が経つ。
半年前の彼は、酷く疲れた顔をしていた。
何も知らないと言った私を見て、今にも壊れてしまいそうな顔で必死に、ただ質問を繰り返していた。
けれど私には何も解らなくて、彼を救ってあげる事など出来なくて。
ただ死ねなかっただけの私は、今日も彼の寝顔を見詰めている。
萌郁「岡部君……朝……」
岡部「ん……」
萌郁「岡部君……」ユサユサ
岡部「ん……ああ、朝……か……」
萌郁「今日は……大学でしょ……?朝食、出来てるから……」
岡部「ああ……ありがとう……」
萌郁「うん……」
岡部「ん……。!?」
ああ、またこの顔だ……
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 14:59:14.69 ID:pnhJ33cF0
私の顔の痣を見て、彼はいつも泣きそうな顔をする。
彼に殴られた顔の痣。
この痣が消えるまで、彼はこんな顔を続けるのだろう。
彼の、悲しい記憶の詰まった痣。
私を殴っている時の彼は、普段とは別の彼なのだ。
気持ちを溜め込んでしまっては、心が壊れてしまうから。
だから彼は私を殴る。悲しい記憶を吐き出すように、殴るのだ。
岡部「そうか……また、やってしまったんだったな……」
そう言って私の顔を撫でる彼の手つきは優しい。
私はこの瞬間がたまらなく好きなんだと思う。何度殴られても、何度罵倒されても。
この優しい手の感触だけで癒されてしまう。
私たちは、補い合っているのだろう。
埋まらない、心の空白を。
岡部「行ってくる……」
萌郁「うん……」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:05:19.53 ID:pnhJ33cF0
彼と付き合い始めてから、私はアルバイトをするようになった。
FB「おう、来たか」
萌郁「……」コク
FB「ん?また怪我したのか」
萌郁「ちょっと、転んで……」
FB「またか、おっちょこちょいだな」
店長さんは、何も聞かない。
きっとどこかで気付いているのだろうけれど、聞こうとはしない。
私は、それが嬉しい。
FB「じゃあ俺は出掛けてくるから、店番頼むわ」
萌郁「……」コク
店長さんは、とってもいい人だと思う。
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:09:18.37 ID:pnhJ33cF0
綯「萌郁お姉ちゃ~ん」
萌郁「綯……ちゃん……」
綯「お父さん行っちゃった?」
萌郁「……」コク
綯「そうか、残念、じゃあ今日も二人っきりだね」
萌郁「もう少ししたら……みんな来る……」
綯「うん!」
こうしてアルバイトをしながら彼が来るのを待っていると、退屈な時間があっという間に過ぎてしまう。
何もすることの無い退屈な店番だけれど、彼を待っていると思うと、心が軽くなるように感じる。
彼の事を考え、綯ちゃんに彼の事をゆっくりと話して過ごす。
そうして今日も、彼がやってくる時間になるのだ。
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:10:51.03 ID:fF1tv+lx0
メンヘラ女とDV男か
相性抜群だな
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:13:13.41 ID:pnhJ33cF0
岡部「また店番か?」
萌郁「……」コク
岡部「退屈だろう、ラボで茶でも飲んでけ、そこの小動物も一緒にな」
こうやって、いつもこの時間は岡部君達とお茶を飲んで過ごす。
様々な機械に囲まれたこの部屋で、彼と一緒に。
ダル「あ、オカリンに桐生氏」
岡部「おお、ダル、もう来てたのか、クリスティーナは?」
ダル「牧瀬氏なら買出し中」
岡部「そうか、じゃあついでに……、萌郁、何か欲しい物は無いか?」
萌郁「特に、無い……」
岡部「そうかぁ、じゃあ……ドクペを頼むっと」カタカタ
今日もまた、この部屋に皆が集まる。
これが私の日常なんだと思うと、暖かい気持ちになる。
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:17:44.91 ID:pnhJ33cF0
けれど、岡部君は……岡部君はどうなのだろう。
椎名まゆりの居ないこの空間を、どう感じて居るのだろうか。
椎名まゆりの死を境に、一度は来ることをやめたこの場所に。
それでも、忘れ無いようにと、自分が救えなかった命を、忘れてしまわないようにと言って、岡部君はまたここに来るようになった。
けれどそれは、辛い記憶を、遠い思い出に変える作業をしているようで、見ているのが辛い。
岡部「たく、助手の奴はどこまで買いに行ってるんだかな」
ダル「オカリンのドクペが見つからないのでは?」
岡部「それにしたって遅すぎるだろう」
ダル「頼んどいてそれは、あんまりじゃね?」
こうして談笑している中でも、岡部君は思い出しているのだろうか。
椎名まゆりを、居なくなってしまった、少女の事を。
岡部「ん?どうした萌郁?」
萌郁「……なんでも、ない……」
思い出しているのだろうか。
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:20:00.63 ID:pnhJ33cF0
助手「岡部ーいるー?」
岡部「やっと帰ってきたかクリスティーナよ」
助手「あんたのドクペ随分と探しちゃったわよ」
岡部「うむ、ご苦労」
助手「まったく、これくらい自分で買ってきなさいよね」
明るく笑う彼の視線が、時々空を彷徨う事がある。
まるで、誰かを探すように。かつて居た、大切な人を求めるように。
岡部「萌郁よ、そろそろ店番に戻る時間ではないか?」
萌郁「うん……」
助手「あ、ごめんなさい、私が遅くなっちゃったから」
萌郁「別に……平気……」
助手「本当にごめんなさいねー」
岡部「まったく、役に立たん助手だな」
助手「あんたねー!!」
この幸福な空間に、私なんかが居ていいのだろうか。
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:22:55.04 ID:pnhJ33cF0
萌郁「じゃあ、戻るから……」
岡部「どれ、下まで送ろう……」
こんなにも楽しげな空間に私が居て、岡部君は、どう思っているのだろうか。
椎名まゆりの居ない、この楽しげな空間に私が居て……。
岡部「どうした萌郁?」
萌郁「なんでもない……」
岡部「そうか?なんだか今日は元気がないぞ?」
そういって彼は傷跡を撫でる。泣き出しそうな顔で、ガーゼの上から、そっと撫でる。
どうしてこの人は私を必要としてくれるのだろうか。どうしてこんな私を、こんなにも、弱い私を。
岡部「萌郁…………」
そっと触れるように、彼が私にキスをする。
悲しそうな、壊れてしまいそうな顔のままで。
どうして彼は、私なんかを――
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:26:06.78 ID:pnhJ33cF0
FB「今日はあがっていいぞ」
萌郁「はい……」
綯「じゃーね萌郁お姉ちゃん」
萌郁「うん……」
上の階にはまだ明かりが点いている。
岡部君はまだあそこに居るのだろう。あの幸福な空間に。
萌郁「……」カタカタ
件名:バイト終わったよ
「先に帰ってるね、ごはん作って待ってる」
私には、一人であの空間に行く勇気は無い。
ブーンブーン
件名:Re:バイト終わったよ
「もう少ししたら俺も帰るから、待っていてくれ」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:30:26.22 ID:pnhJ33cF0
岡部「すまんな、待たせてしまって」
萌郁「平気……」
岡部「やっぱり外は冷えるな、寒くないか?」
萌郁「少しだけ……」
岡部「そっか、じゃあ早く帰ろう」
そう言って手を繋いでくれた彼の顔には、もう悲しそうな表情は無くて、私は安心してしまう。
でも、なんでだろうか、そんな彼を見ていると、何だか寂しいような気持ちになってしまうのは。
岡部「今日は鍋にでもするか」
萌郁「うん……」
私はいつまでこうしていられるのだろうか。
いつまでこうして、彼と手を繋いでいられるのだろうか。
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:38:12.20 ID:pnhJ33cF0
萌郁「準備、できた……」
岡部「おお、さっそく食べるか」
萌郁「熱いから、気をつけて……」
岡部「んむ、ハフハフ ん、うむ、なかなか美味しいぞ」
萌郁「良かった……」
岡部「萌郁はどんどん料理が上手くなるな」ナデナデ
萌郁「岡部君に……喜んでもらいたいから……」
岡部「ん……そうか……///」
萌郁「うん……///」
こんな幸福を、私はいつまで――――
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:42:16.08 ID:pnhJ33cF0
岡部「ごちそうさま」
萌郁「片付け……しちゃうね……」
岡部「ああ……」
この部屋で、私たちは生活している。
この、何も無い部屋で。
私たちは愛し合っている――愛し合って、いるのだと思う。
岡部「もう、冬なんだな」
萌郁「?」
岡部「季節というのは……早いものだな……」
遠く、ここでは無い何処かを見るように、彼はそう呟いた。
私では無い、何かを見るように、何かを思い出すように。虚空を見詰めている。
萌郁「岡部……君……」
不安になったからだと思う。
気付いた時には、私は彼の袖を掴んでいた。
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:44:47.16 ID:pnhJ33cF0
岡部「ん?どうした萌郁」
萌郁「あ……、ごめんなさい……」
彼が何処かへ行ってしまう気がして、私はどうしようもなく不安になってしまう。
私に居場所をくれる彼が、居なくなってしまう気がして。
岡部「……」
私の不安が伝わってしまったのだろう。
いつだって優しい彼は、私が不安になると、こうしてキスをしてくれるのだ。
優しく触れるような、そんなキスを。
岡部「落ち着いたか?」
萌郁「うん…………」
彼が居なくなってしまったら、私は……。
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:47:58.44 ID:pnhJ33cF0
萌郁「ん……」
岡部「…………」
萌郁「岡部……君……」
今日も私は彼を求める。
傍に居たくて……どこにも行って欲しくなくて……。
繋ぎとめるように、彼と繋がろうとするのだ。
岡部「萌郁……」
優しく抱きしめてくれる彼の手が、震えている。
ああ、まただ、またそんな顔をして。思い出している。
大切な、少女の事を。
萌郁「岡部君……」
セックスをする度に、こうなる事は解っている。
それでも、私は繋がりたいのだ。繋がっていたいのだ。
大切な、私の居場所と……。
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:50:09.07 ID:pnhJ33cF0
岡部「うぅ……」
萌郁「岡部君……」
また、泣くのだろうか。
また私を殴るのだろうか。
私に、思いを刻んでくれるのだろうか。
岡部「ごめん……ごめんな……」
萌郁「ぐっ……」
締め付けられた首筋が熱い。
彼の体温が、彼の思いが。私の首筋に刻まれていく。
萌郁「岡……部……くっ…………」
これが、私たちのキスなのだ。
そっと触れるようなキスしかしない私たちの。
遠のいていく意識の中で、彼の声が聞こえる。
謝る声が、謝り続ける彼の声が……。
萌郁「岡…………」
岡部「…………」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:54:52.75 ID:pnhJ33cF0
気が付いたときには、彼は眠っていた。
彼を起こさないように、私は静に立ち上がって、洗面所へと向かう。
萌郁「また、痕がついてる……」
彼からもらったキスマークをそっと撫でる。
首筋に羽を広げる、彼のキスマーク。
それを鏡に映す度に、幸福を感じる。
萌郁「あ……」
萌郁「膣内に、出したんだ……」
私の膣に残る彼の優しさが嬉しい。
彼の悲しみを、私が癒せたように感じられるから。
彼と、確かに繋がったのだと、感じられるから。
「岡部君…………」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 15:59:40.99 ID:pnhJ33cF0
岡部君が眠っている。
私の部屋で。私たちの部屋で。
萌郁「……」
静に寝息をたてている彼は、とても幸せそうに見えた。
萌郁「岡部君……」
これが私たちなのだろう。
お互いに依存して、心の隙間を埋め合う。
これが私たちの。幸福の形なのだろう。
萌郁「……」
私は、キスをする。
悲しみを吐き出して眠る、彼の寝顔に。
この幸福が、ずっと続く事を祈って。
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:06:33.07 ID:pnhJ33cF0
目を覚ました時には、もう萌郁は出かけた後のようだった。
机に残されていた書置きによって、彼女がバイトに出掛けたのだと解る。
岡部「そうか、昨日はあのまま……」
昨日の自分を思い出す。
萌郁とセックスをし、自分の感情を何も知らない彼女にぶつけてしまった事を。
思い出す。
岡部「最低だな……」
自分の愚かさに吐き気がする。
彼女は、何も知らないというのに。
岡部「ごめん……」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:11:04.42 ID:pnhJ33cF0
俺は誰に謝っているのだろう。
口癖のように繰り返し口をつくこの言葉は、いったい誰に向けられているのだというのだろうか。
岡部「まゆり…………」
まゆりは死んでしまって、俺はまだ生きていて。
俺はいったい何がしたいのだろうか。
萌郁にすがって、彼女を悪者にして、彼女に甘えて。
岡部「俺は……」
俺がまゆりを思い出す度に、萌郁が悲しい顔をすることに、俺は気付いている。
けれど、そんな彼女の心から目を逸らして、気付かないふりをして……。
そしてまた、彼女を傷つけるのだ。
岡部「なんで、まだ生きているんだろうな……」
俺は、何でまだ生きているのだろう。
まゆりを死なせた俺が、彼女を救えなかった俺が。
岡部「何をのうのうと……」
吐き気がする。
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:18:51.10 ID:pnhJ33cF0
岡部「今日は、午後からだったな……」
岡部「大学、か……」
何もしたくない。
何も考えたくはない。
何も、見たくはない。
岡部「萌郁……」
彼女は今、どうしているだろうか。
また店番しているのだろうか。
萌郁に、会いたい。
顔を見たい。
岡部「今日は、まだ顔を見ていないな……」
俺はまた、彼女に甘えようとしている。
岡部「本当に最低だな……」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:21:33.16 ID:pnhJ33cF0
岡部「……」カタカタ
件名:バイト中か?
「今起きた、昨日は先に眠ってしまってすまなかったな」
岡部「……」
ブーンブーン
件名:店番中だよ
「おはよう、今日は午後から大学だったよね?」
岡部「……」カタカタ
件名:面倒だ
「ああ、けど、あまり行きたくない」
岡部「……」
ブーンブーン
件名:無理しないで
「嫌だったら、無理すること無いよ」
彼女は、どうしてこうも優しいのだろうか。
こんな俺を、こんなにも受け入れてくれる。
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:26:20.50 ID:TzoIrLNY0
もえいくさんに依存されたい
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:26:25.98 ID:pnhJ33cF0
岡部「萌郁…………」
名前を口に出すだけで、泣いてしまいそうになる。
彼女は優しいから、優しすぎるから。
弱い俺は、甘えてしまうのだ。
岡部「ごめんな……」
萌郁への謝罪。俺の気持ちを押し付けた事への、謝罪。
岡部「……」
俺はもう、彼女無しでは生きられないのかも知れない。
彼女なしでは、萌郁が居なければ。
岡部「…………くそっ」
こんなにも自分が弱いとは思ってなかった。
少なくとも、あの日、まゆりが始めて死んだ、あの日までは。
こんなにも、弱い。こんなにも脆い俺は、死ぬべきなのかもしれない。
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:29:39.80 ID:pnhJ33cF0
俺が死んだならば、萌郁は悲しむだろうか。
感情のままに彼女を傷つける俺のために、彼女は泣いてくれるのだろうか。
岡部「どこまでも、都合のいい考えをするのだな、俺は……」
自分でも解らないのだ。
萌郁に依存している自分が、本当に彼女を愛しているのか、解らない。
黒い感情がある事は解っている。
けれど、この感情を彼女にぶつける事は間違っている事だという事もまた、解っている。
解っているけれど、ぶつけてしまうのだ。
彼女と繋がる度に。あの、全てを受け入れるような表情を見る度に。
自分の感情が抑えきれなくなってしまう。
本当に俺は、最低な人間なのだ。
岡部「…………」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:33:03.94 ID:pnhJ33cF0
岡部「しまった、もうこんな時間だ」
大学へ向かう準備をする。
岡部「……」
けれどこの足は大学へと向かおうとしない。
岡部「萌郁……」
本当に、俺は弱い人間なのだな。
本当に、都合の良い人間だ。
岡部「萌郁に、会いたい……」
あぁ、俺はやっぱり、彼女無しでは生きられないみたいだ。
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:39:38.29 ID:pnhJ33cF0
結局ここに来てしまった。
岡部「萌郁」
萌郁「岡部君……?」
岡部「また店番か?」
萌郁「うん……」
岡部「相変わらずこの店は暇そうだな」
萌郁「岡部君……、大学、は?」
岡部「ああ、今日はやめにした」
萌郁「そう……」
岡部「お前の顔が、見たくなってな……」
萌郁「え……?」
この顔だ。この、嬉しそうな顔。
殆ど変わらないけれど。俺には解る。この、嬉しそうな、泣き出しそうな顔。
俺は、この顔に甘えているのだ。
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:46:32.82 ID:pnhJ33cF0
岡部「突然来て、悪かったな」
萌郁「ううん、平気……」
岡部「俺はラボに居るから」
萌郁「うん……」
岡部「何かあったら、メールしてくれ」
萌郁「うんっ……」
萌郁の、驚いたような顔が愛おしい。
この感情も、甘えているからなのだろう。
俺は、やはり最低だ……。
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:49:52.29 ID:pnhJ33cF0
岡部「……」
岡部「…………」
ダル「オカリンいるー?」
岡部「ああ、どうしたダルよ」
ダル「まったく、今日大学サボったでしょー」
岡部「ああ、すまんな、なんだか気分がのらなくてな」
ダル「あんまりサボってると卒業できなくなるお?」
岡部「ああ、気を付ける」
ダル「まったく」
岡部「すまんすまん」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:53:44.09 ID:pnhJ33cF0
岡部「……」
ダル「……」カチカチ
岡部「なあダルよ……」
ダル「ん?」
岡部「人を好きになるとは、どういう事なのだろうか」
ダル「は?どうしたん急に?」
岡部「あ、いや」
ダル「彼女いるんだから、オカリンの方が詳しいっしょ」
岡部「あ、ああ、そうだな……」
彼女。恋人。桐生萌郁は、俺の恋人なのだろう。
少なくとも、周りの人間はそう思っている。
けれど、この関係は、果たして恋人と呼べるものなのだろうか。
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 16:57:39.47 ID:pnhJ33cF0
ブーンブーン
件名:バイト終わった
「今日はもう良いって。岡部君はまだ居る?」
岡部「……」カタカタ
件名:Re:バイト終わった
「お疲れ様。今降りていくから少し待っていてくれ」
岡部「今日は、帰ることにする」
ダル「んー」
岡部「……」カタカタ
件名:
「久しぶりに、デートでもしないか?」
ブーンブーン
件名:うん
「うれしい」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:02:09.64 ID:pnhJ33cF0
岡部「待たせたな」
萌郁「そんなに、待ってない……」
岡部「さて、どこに行こうか」
萌郁「岡部君の、行きたい所なら……どこでもいい……」
岡部「そうだな……とりあえず、少し歩こう」
萌郁「……」コク
萌郁の手を引くと、柔らかな暖かさに驚く。
こんな些細な事でさえも、彼女の持つ優しさを感じる。
岡部「もう散歩にしてしまうか」
萌郁「うん……」
ただ手を繋いで歩いているだけだというのに。
彼女の表情は柔らかくなる。
俺だけに見せる顔、俺だけに解るあの少しだけ照れたような顔をするのだ。
首筋に、俺の手形をつけて、幸せそうな顔で……。
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:04:55.73 ID:ye9H965N0
切なくなってきた
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:07:01.20 ID:pnhJ33cF0
岡部「昨日は、すまなかったな」
萌郁「?」
岡部「首、大丈夫か?」
萌郁「うん……」
岡部「…………」
萌郁「……」
岡部「イヤ、だっただろう?」
萌郁「いい……」
岡部「そうか……」
萌郁「うん……、恋人……だから……」
岡部「恋人……」
萌郁「うん…………」
うれしいから、と彼女は小さく呟く。
幸せだからと、優しい顔で。
こんなにも最低な、俺に向かって言うのだ。
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:12:02.95 ID:pnhJ33cF0
彼女にとって、俺は恋人なのか。
こんな最低な男が恋人で、本当に彼女は幸せなのだろうか。
彼女を傷つけてばかりの俺なんかが恋人で、彼女は本当に……。
萌郁「岡部君……?」
岡部「え?ああ、すまん……考え事をしていた」
萌郁「そう……」
やっぱり伝わってしまう。俺の迷いが、俺の感情が。
それを解ってもなお、彼女は俺の恋人で居てくれる。
それは、酷く不自然なようにかんじる。
岡部「なあ……」
萌郁「?」
岡部「お前は……、幸せなのか?」
萌郁「幸せ……?」
岡部「ああ…………」
萌郁「うん……、私は、岡部君と居れて、幸せ……」
岡部「そう、なのか?」
萌郁「イヤ……だった……?」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:16:03.21 ID:pnhJ33cF0
彼女は、こんな俺と居て、幸せだと言う。
こんなにも最低な俺を、受け入れてくれる……。
岡部「すまんな、変なことを聞いた」
萌郁「…………あの……」
岡部「ん?」
萌郁「岡部君は…………」
ずっと聞きたかったのだろう。
ずっと聞きたかったけれど、聞けなかったのだろう。
小さく呟いた彼女の声は、いつもよりも震えていた。
岡部「幸せ……なのかもしれないな」
これは、本心だった。
俺は、彼女に甘える俺は――幸せなのだ。
萌郁「うん……」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:18:56.46 ID:pnhJ33cF0
彼女にはどう聞こえたのだろうか。
弱々しく告げたこの言葉は、彼女の心にどう響いたのだろうか。
萌郁「岡部君……」
岡部「ん?」
萌郁「……私は……幸せ、だから…………」
ああ、そうか、また俺は彼女に甘えてしまったのだ。
不安定な自分の気持ちをの判断を、彼女に委ねてしまったのだ。
こんなにも優しい彼女を、また俺は傷つけてしまったのだ。
岡部「すまん……」
萌郁「え……?」
岡部「無理をさせた」
萌郁「……うん」
岡部「そろそろ、帰ろうか」
萌郁「うん……」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:23:48.32 ID:pnhJ33cF0
萌郁「岡部君…………んっ……」
岡部「萌郁…………」
また彼女と繋がっている。
こんなにも不安定なまま、彼女に甘えて。
萌郁「岡部君…………?」
岡部「ああ、すまん」
萌郁「んっ…………」
こうして繋がる度に、黒い感情が湧き上がる。
始めは、まゆりの事を思い出しては暴力をふるっていたけれど。
最近はそれも少なくなってきた。
それでも。
もう戻れないのだろう。普通の関係には……。
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:25:04.56 ID:pnhJ33cF0
岡部「萌郁…………」
グッ!
萌郁「!!」
岡部「萌郁!萌郁っ!!」
萌郁「あっ!がはっ!!」
岡部「萌郁っ!!」ググッ
萌郁「岡部……君…………」
グタ
岡部「は!?」
岡部「す、すまん!萌郁!大丈夫か!?」
萌郁「大……丈夫…………」ケホッケホッ
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:27:18.91 ID:pnhJ33cF0
岡部「すまん……また首を……」
萌郁「平気……だよ……?」
岡部「萌郁……どうして……」
萌郁「これも……岡部君との……繋がり、だから……」
ああ、そうか、俺は……、こういう所が好きなんだ……。
俺の不安定な部分さえも受け入れてくれる。こんな所が……。
甘えさえも受け入れてくれる、こんな所がたまらなく好きなんだ。
岡部「萌郁…………」
気付いた時にはキスをしていた。
最初はそっと触れるように、その後に、深く、萌郁を確かめるように。
萌郁「!!」
俺はキスをしていく。
唇に、舌に、頬、そして、俺の痕が残る、首筋に……。
萌郁「岡部……君…………?」
岡部「好きだ……」
萌郁「…………うん……うん!!」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:28:34.88 ID:pnhJ33cF0
萌郁は、泣いた。
何度も俺の名前を呼びながら、強く、強く抱きつきながら、泣いた。
岡部「落ち着いたか?」
萌郁「ん……」
岡部「好きだぞ……」ナデナデ
萌郁「んん……///」
岡部「たくさん、待たせたな…………」
萌郁「……平気…………」
岡部「ごめんな、萌郁……」
そして俺はもう一度キスをする、優しく、萌郁を感じながら。
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:34:20.23 ID:pnhJ33cF0
岡部君は謝っていた。
待たせてごめん。心配かけてごめん。と、何度も、何度も謝った。
その言葉はいつもとは違う。確かに私に向けられたもの。
私だけに向けられた、謝罪の言葉だった。
萌郁「岡部君……私……」
岡部「ん?」
萌郁「私も…………大好き……だから……」
ちょっと照れたような彼の顔が可愛くて、どうしようもないくらいに愛おしくて。
泣き出したくなるくらいに、幸福な気持ちにさせてくれた。
岡部「よろしくな、萌郁……」
萌郁「?」
岡部「いや、違うな、これからも、よろしくな」
萌郁「…………ん」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:36:01.88 ID:pnhJ33cF0
それからというもの、彼は私を殴らなくなった。
痣を撫でてくれる事が無くなったのは、少し寂しいけれど。
今は変わりに頭を撫でてくれる。
まだ慣れなくて、そのたびに赤くなってしまうけれど、とっても幸せな瞬間だ
首には手形の変わりに彼の唇の跡が……、手形なんかよりももっと想いを感じる。
私は、世界一の幸せ者だ。
好きな人が居る。優しい空間がある。
居場所がある。
それだけでだけれど、それだけでいいのだ。
萌郁「岡部君……、あ、あーん……」
岡部「あ、ああ///」
今日もその幸福な場所に、大好きな彼と一緒に居れるのだ。
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:38:53.05 ID:pnhJ33cF0
岡部「岡部「…………な、なんだ、これは……?」
萌郁「私だけ、ルートが……無かったから…………」
助手「これは酷い」
まゆり「私、死んじゃってるのー?」
ダル「いや、比翼恋理でよくね?」
萌郁「…………!!」
助手「忘れてたのね……」
萌郁「ひ、比翼恋理のだーりん……発売中……」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:40:08.62 ID:JQ06kIES0
宣伝お伝えwww
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:41:45.13 ID:tcYscnu10
これはひどいwww
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:41:49.86 ID:Xp+pD+zw0
これはメーカーから製品山ほど送ってくるな
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:42:10.71 ID:RCA9vP55O
それではお約束の
宣伝乙!
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:43:57.79 ID:hDoTNLwu0
ケータイ小説みたいだな
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:46:11.99 ID:pnhJ33cF0
>>93
萌郁だったからそうしてみた
とりあえず俺は飯を食ってくるから
誰かいちゃらぶな感じのを書いてくれたら嬉しいですよ?
おなしゃっす!!
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 17:50:17.42 ID:Tc/7mZIq0
これはいい宣伝
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:16:32.66 ID:pnhJ33cF0
助手「……」カチカチ
助手「これは痛い……」カチカチ
助手「……」カチカチ
助手「SSか……」カチカチ
助手(私も、岡部とのSSを……)
助手「って!ないない!それはない!」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:21:12.61 ID:pnhJ33cF0
助手「でもこっそり書くくらいなら……」
キョロキョロ
助手「今なら誰も……よし!」
『 岡部「紅莉栖……」 紅莉栖「岡部……」』
助手「えっと、本文は……っと」カタカタ
『岡部「俺はお前が……」
紅莉栖「岡部……でも……」
岡部「紅莉栖……」
紅莉栖「あっ、だめ……」』
助手「へへ、ふへへwww」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:25:18.55 ID:pnhJ33cF0
助手「……」カタカタ
『紅莉栖「岡部……私も……実は…………」
岡部「あぁ、知っているさ」
紅莉栖「岡部~」』
助手「ふへへwww」
ダル「ただいまー」
助手「!!!」
ダル「あれ?牧瀬氏だけなん?」
助手「え、ええ……」
ダル「そっかー、オカリンに頼まれてた本、持ってきたのになー」
助手「そそそ、そのうち来るでしょ」
ダル「ふいーあっちー」
助手(あ、危なかった……)
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:28:18.78 ID:pnhJ33cF0
助手「……」オドオド
ダル「……」
助手「……」キョロキョロ
ダル「牧瀬氏なんかあったん?」
助手「え?なな、何もないわよ?」
ダル「そお?なんだか落ち着かないみたいだけど」
助手「な、何でも無いわよ、そ、それにしても、あっついわねー」
ダル「そだねー」
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:32:24.49 ID:pnhJ33cF0
助手(ばれてない、落ち着け、落ち着け私!!)
ダル「あ、ちょっとパソコン使わせてもらってもいい?」
助手「!!」
ダル「@ちゃんねるに朝方立ってたスレが気になっちゃってさー」
助手「え?えええっと!」
ダル「ん?」
助手「ああ、@ちゃんねるは今、鯖が……」
ダル「え?落ちてるん?また攻撃くらってるのかなー?」
助手「そそ、そうみたいよ?」
ダル「くそー死ねよなマジで」
助手(見られたら終わる!!)
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:38:04.67 ID:pnhJ33cF0
助手(何とか落ちるまで死守せねば……)
ダル「オカリン遅いなー」
助手「そ、そうね」
ダル「退屈だしフェイリスたんの所にでも言ってこようかな」
助手(それだ!!)
助手「いいんじゃないかしら!?おか岡部が来たら伝えておくから、言ってくると良いわ!!」
ダル「そう?ならよろしくお願いするるおー」
助手(よしっ!!)
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:46:43.83 ID:pnhJ33cF0
助手「な、なんとかなったわね……危なかったわ…………」
助手「それにしても迂闊な事はするもんじゃないわね……」
助手「早く落ちないかしら」カチカチ
『3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木)
助手ルートなんて入るはずねーだろwwww 』
助手「な…・・・!!」
助手「何よこいつ!」カタカタ
『4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木)
>>3助手ルート以外ありえないだろjk 』
助手「アンチとかひくわー」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:50:06.24 ID:pnhJ33cF0
『5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木)
ありえない無いから、だってこれ、私のスレだし 』
助手「は?」
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
『6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木)
岡部君は渡さない…… 』
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 18:53:24.76 ID:zaALYW6a0
これはwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:02:25.21 ID:pnhJ33cF0
助手「な、なんなのよこれ……」
件名:
「死ね」
件名:
「メス犬が」
件名:
「キモイんだよ」
件名:
「岡部君に近づくな」
件名:
「死ね」
件名:
「死ね」
件名:
「死ね」
助手「知らないアドレスから……」
助手「なんなのよコイツ……」
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:03:50.60 ID:MABXZnCnI
ヒロインたち、全員みてんのかw
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:04:36.04 ID:erDY+JQ30
いや全部もえいくさんだろ
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:04:40.73 ID:25KmLEle0
もえかこえーよww
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:07:03.89 ID:pnhJ33cF0
ブーンブーン
助手「ひ!!」
…カチカチ
件名:
「ダルは来ているか?」
助手「なんだ、岡部か……」ホッ
助手「フェイリスさんのところっと」カチカチ
ブーンブーン
件名:
「そうか、ありがとう」
助手「はあ、嫌な汗をかいたわ……」
助手「……シャワーでも、浴びようかしら……」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:10:03.80 ID:pnhJ33cF0
シャーワー
助手「ふう、やっぱりあんなスレ立てるもんじゃないわね」
シャワシャワー
ブーンブーン
シャワー
助手「……♪」
助手「……ふんふんふ~ん」
シャワシャー
ブーンブーン
助手「ふんふんふふん♪」
シャワー
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:13:59.84 ID:pnhJ33cF0
助手「ふう……」
助手「ん?」
チカチカ
助手「また、メールかしら……」
助手「またアイツなんて事は……まさかね」
件名:
「シャワーは気持ちいいか?」
件名:
「お前だけは、赦さないからな」
助手「ひ!!」
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:17:30.92 ID:RCA9vP55O
こえええええええ
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:17:38.05 ID:D5SMbibP0
こえーよwww
137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:18:26.78 ID:pnhJ33cF0
助手「見られ……」キョロキョロ
ブーンブーン
助手「……」ゴクッ
件名:
「そんな体で岡部君を誘惑するつもりか?wwwww」
助手「な!!」
助手「どこよ!!誰!?出てきなさいよ!!」
ブーンブーン
件名:
「哀れだな」
助手「ど、どっちの意味だゴラァ!」
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:24:08.80 ID:pnhJ33cF0
岡部「ダルよ」
ダル「あ、オカリン、ようやく来た」
岡部「遅れてすまなかったな」
ダル「待ちくたびれたお」
岡部「すまんすまん」
ブーンブーン
岡部「ん?萌郁か……」
件名:助けて><
「ゴキブリが居るの~助けて~><」
岡部「なんだアイツ。自分でなんとかしろ、っと」カタカタ
ダル「あ、オカリン爆発しないかなー」
ブーンブーン
件名:はーい
「がんばってみる」
岡部「やれやれ」
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:30:51.66 ID:pnhJ33cF0
助手「なんなのよ……私はスレを立てただけなのに」
助手「あんな妄想を本気にして……なんなのよ……」
ブーンブーン
件名:
「駆除してやるからな、ゴキブリ女が」
助手「な、なんなのよもう……」
助手「ダメね、一人で居るとおかしくなりそうだわ」
ブーンブーン
件名:
「まゆりがたまには店に来いと言っているぞ」
助手「岡部……」ホッ
助手「そうね、私もフェイリスさんの所に行こう……」
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:36:24.94 ID:pnhJ33cF0
岡部「助手も今から来るそうだぞ」
まゆり「やったー♪」
ブーンブーン
件名:ゴキブリ逃げちゃった
「怖いから今日は岡部君の所に泊まっていい?」
岡部「しょうがない奴だな」カタカタ
件名:
「今はラボに誰も居ないからメイクイーンに来い」
ダル「また桐生氏?」
岡部「ああ、今日はラボに泊めてくれだと」
まゆり「お泊り会だね、わーい」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:41:22.06 ID:pnhJ33cF0
助手「あ、桐生さん」
萌郁「……こんにちは」
助手「こんな所で会うなんて珍しいわね」
萌郁「岡部君が、来いって……」
助手「あ、桐生さんもフェイリスさんの所へ?」
萌郁「……」コク
助手「私も、一緒に行きましょ」
萌郁「……」コク
助手「はあ……」
萌郁「……?」
助手「あ、ごめんなさい」
萌郁「なにか……あった……?」
助手「ええ、変な奴からしつこくメールが来てて……」
萌郁「そう……なんだ……」
助手「まいっちゃうわよね」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:46:29.34 ID:pnhJ33cF0
助手「まゆりー来たわよー」
まゆり「あ、紅莉栖ちゃんに萌郁さんもー」
岡部「お、来たな助手アンド指圧師よ」
萌郁「……来た…………」
まゆり「こちらへどうぞー」
助手「ありがとうまゆり」
萌郁「……」
ダル「なんだか一気ににぎやかになったお」
まゆり「みんなが来てくれてとっても嬉しいのです♪」
岡部「こう集まるとちと狭いな」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:51:24.79 ID:pnhJ33cF0
岡部「さて、一息ついたし、買出しにでも行くか」
助手「買出し?なんの買出しよ?」
まゆり「今日はラボでお泊り会なんだよー」
助手「え?そうなの?」
岡部「萌郁が泊まりたいと言うのでな」
萌郁「……」コク
ダル「女の子がいっぱいで、なんだか緊張しちゃうお///」
助手「お前は何を考えてる!」
ダル「失礼な!そういう牧瀬氏こそ何を想像したんだお!!」
助手「なっ!!」
岡部「ほら、行くぞ」
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 19:57:35.91 ID:pnhJ33cF0
~買い物中~
助手「何を作ろうかしら」
岡部「簡単なものにしておけよ」
まゆり「まゆしぃはカレーが良いと思うのです!」
助手「カレーかーいいわね、そうしましょう」
ブーンブーン
助手「?」カタカタ
件名:
「岡部君に近づくなと言っただろう」
助手「な!」
岡部「ん?どうしたクリスティーナよ」
助手「え?あ、ううん、なんでもない」
岡部「ん?そうか?」
助手「うん……」
岡部「変な奴だな」
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:02:47.47 ID:pnhJ33cF0
助手「……」
萌郁「……」
助手「はぁ……」
萌郁「また、メール……?」
助手「え?ええ、また……」
萌郁「……」
まゆり「ルーはどれが良いかなー」
岡部「中辛でいいんじゃないか?」
まゆり「そうだねー」
ダル「お菓子選んできたお~」
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:07:33.66 ID:pnhJ33cF0
ブーンブーン
助手「!!」
岡部「ん?」
助手「……」カタカタ
岡部「今日はやけにメールが来るのだな」
助手「え?ええ、そう、みたいね」
岡部「?」
萌郁「……」
まゆり「ん?萌郁ちゃん、どうかした?」
萌郁「なんでも、ない……それより、飲み物…………」
まゆり「ああ、何か飲みたいのあった?」
萌郁「これ…………」
まゆり「あ、うん。マウンテンジューだね」
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:11:06.62 ID:pnhJ33cF0
ブーンブーン
助手「また……」ボソ
件名:
「お前を見ているぞ」
助手「……なんなのよ…………」ボソ
岡部「?」
萌郁「…………」
助手「もう……いや…………」
萌郁「……」
岡部「どうした助手よ、お気に入りのプリンが見つからないか?」
助手「あ、ううん、なんでもないの……」
岡部「……そうか」
助手「……はぁ」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:15:02.92 ID:pnhJ33cF0
~ラボ~
岡部「おいダルよ」
ダル「……」
岡部「なんなのだこれは……」
ダル「……なんだろう…………」
岡部「助手の作った、これは……スライムか?」
助手「失礼ね!付け合せのスープよ!!」
ダル「スープ…………?」
岡部「あ、ああ、スープか……スープ、な……」
萌郁「…………なに、これ……」
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:18:07.27 ID:pnhJ33cF0
岡部「うっっ……」
ダル「酷い……ものだったお…………」
岡部「だめだ、俺はこのまま死ぬかもしれん…………」
まゆり「あれ?オカリン、ダル君、どうしたの?」
岡部「いや…………」
ダル「何でもないお…………」
助手「?」
フブーンブーン
件名:
「酷い臭いだな」
助手「またっ……」
萌郁「……」
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:20:20.01 ID:pnhJ33cF0
岡部「今日は早く寝てしまおう……」
ダル「賛成」
助手「……?」
萌郁「……」
まゆり「じゃあ、おやすみなさーい」
………………………………
ブーンブーン
助手「ん……ん?」
助手「また……メール…………」
ガサガサ
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:23:23.06 ID:pnhJ33cF0
助手「ん?なんの、音かしら……」
ガサガサ
助手「男共の方から…………」
萌郁「…………っ!…………っ!!」
助手(萌郁さん……何を…………)
萌郁「岡部君…………岡部君の…………」
ガサガサ
助手(なっ!!)
助手(萌郁さんが……岡部の白衣を…………)
萌郁「岡部君の…………匂い…………」クンカクンカ
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:30:09.50 ID:pnhJ33cF0
助手(なぁっ! あんなに顔を埋めて!……)
萌郁「岡部君…………岡部……君…………」
助手(萌郁さんって……)
助手(ん?萌郁さんが岡部を……? メール 萌郁さん……)
助手(まさか!!)
助手(いや、ダメよ牧瀬紅莉栖、人を疑ったりなんかしたら……)
助手(そうよ、それにさっきのメールだって、こんな変態行動をするんなら、わざわざ送ってくるなんてしない……)
助手(そうだ、さっきのメールは…………)
件名:二度と起きるな
「死ね」
助手(…………何か慣れてきちゃった…………)
166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:34:55.42 ID:pnhJ33cF0
萌郁「はぁはぁ…………」
助手(あ、終わった…………)
萌郁「岡部君…………」
助手(変態って本当に居るのね……)
助手(それにしても桐生さんが岡部の事をね……まあ、解らなくもないけど……)
ブーンブーン
萌郁「?」
助手(やば!!)カタカタ
件名:明日こそ死ね
「死ね」
助手(やっぱり、桐生さんじゃない……彼女はケータイをいじっていない……)
助手(よかった…………)
167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:37:27.01 ID:ju/oz56B0
え、まゆしい!?
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:38:16.23 ID:JQ06kIES0
え?
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:38:54.00 ID:pnhJ33cF0
助手(ん?良かったのか?)
助手(メールの犯人では無かったけど……変態には変わりないわよね……)
助手(それに岡部の事……)
萌郁「……」キョロキョロ
助手(?)
萌郁「…………」ソーット
チュッ
助手(!!)
助手(え!?何今の!?なになに?暗くてよく見えなかったけど……チュッって!チュッっていった!!)
助手(ななな、なんの音よ!!なんの音なのよーーー!!)
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:48:00.26 ID:Xrx3++fvO
~翌朝~
助手「…………」
岡部「何だ助手よ、随分と眠そうだな」
助手「!!」
~~~~~~~~
チュッ
~~~~~~~~
助手「……」ブンブン
助手「な、なんでもない……」
岡部「?」
萌郁「……」ウトウト
岡部「なんだ、指圧師もか……」
萌郁「夜中に……起きちゃって…………」
岡部「まったく、泊まった意味が無いではないか……」
175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:53:59.84 ID:Xrx3++fvO
助手(昨日のあれは……)モンモン
萌郁「…………///」
ブーンブーン
助手「!!」
助手(しまった、昨日の事ですっかり忘れてた)カタカタ
件名:起きるなよ
「死ねよ」
助手(いや寝てねーし!死なねーよ!!)
ブーンブーン
件名:今日こそ
「死ねよ」
助手(いや本文にまとめろよ!!)
ブーンブーン
岡部「ん?」
助手(お前はそれしか言えんのか!!)
岡部「おーいバイト戦士よ!随分早いのだな~!!」
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:55:15.32 ID:Ty1hz/Qf0
助手もう慣れてるだろwwwwwww
179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:57:17.75 ID:Xrx3++fvO
鈴羽「!!」
助手「?」
まゆり「鈴さん?おーい」
鈴羽「あ、ああ岡部倫太郎……」
岡部「ん?どうしたバイト戦士よ元気が無いように見えるが」
鈴羽「え!?いやー……」
岡部「?」
助手(あーもー、いい加減こっちからも文句いってやる!!)カタカタ
ブーンブーン
鈴羽「ぴっ!!」
岡部「は?」
180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 20:59:36.23 ID:Xrx3++fvO
助手「え?」
ブーンブーン
岡部「おい、バイト戦士よ鳴っているぞ?」
鈴羽「あ、うん……えへへ」サッ!
カタカタ
ブーンブーン
件名:
「今はダメ!!」
助手「え……」
鈴羽「…………」
岡部「?」
萌郁「?」
181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 21:02:25.49 ID:Xrx3++fvO
助手「えっと……」
鈴羽「…………」シランプリ
助手「……」カタカタ
ブーンブーン
鈴羽「!!」
鈴羽「……」カタ…カタ…
件名:
「お前か?」
鈴羽「」ビクッ!
助手「……」ビキビキ
鈴羽「……………………ごめん!」ダッ!
岡部「あ、おい……なんなのだ?」
萌郁「……さあ?」
182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 21:02:55.65 ID:erDY+JQ30
まさかの
186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 21:05:02.59 ID:Xrx3++fvO
萌郁「それより、岡部君……」
岡部「ん?」
萌郁「あの……ゴキブリの……駆除…………」
岡部「あぁ、仕方ないな」
萌郁「……」コク
岡部「じゃあバルサンでも買いに行くか」
萌郁「…………」コク
鈴羽「失敗した……orz」
187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 21:05:45.75 ID:WKKAw5hJ0
結局誰が犯人なんだ・・・
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 21:08:37.50 ID:DppspUVG0
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失
した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗
189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 21:10:02.30 ID:Xrx3++fvO
以上でーす
スレタイ通り萌郁ルートなので犯人は鈴羽でしたー
もう眠いから俺は寝る
何度も言うが
萌郁とのラブチュッチュッを誰かおなしゃす!!
おなしゃっす!!
190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 21:10:19.71 ID:99ldJubA0
鈴羽可愛いよ鈴羽
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この記事へのコメント
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/09/17(土) 10:01: :edit四つん這いになればラブチュッチュを書いていただけるんですね
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/09/17(土) 10:16: :edit宇宙キタ━(゜∀゜)━!!
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/09/17(土) 10:27: :edit1桁
-
名前: 名無しさん@ニュース2ちゃん #-: 2011/09/17(土) 10:42: :edit△ ¥ ▲
( ㊤ 皿 ㊤) がしゃーん
( )
/│ 萌 │\ がしゃーん
< \____/ >
┃ ┃
= =
3ゲットロボだよ
自動で新ルート開発してくれるすごいやつだよ -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/09/17(土) 11:19: :editもえいくさんのふとももにおにんにんはさみたいよぉ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2011/09/17(土) 13:10: :edit前半は暗めだったけど、後半は笑えた。
-
名前: 通常のナナシ #-: 2011/09/17(土) 14:03: :editスレタイと萌香ルートと物語の展開で携帯小説オチと想像できた。
-
名前: 名無しさん #-: 2011/09/17(土) 16:19: :edit前半よかったよ。
-
名前: 通常のナナシ #-: 2011/09/17(土) 20:05: :editスレタイのノリで行ってくれれば良かったのに
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名前: 創造力有る名無しさん #-: 2011/09/18(日) 01:38: :edit前半も後半も実に悪くなかった
GJ! -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/09/18(日) 02:36: :editメンヘラ女とDV男ってのは俺も思ったwww
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/09/19(月) 01:05: :edit米が伸びない
不人気だな -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/09/19(月) 07:30: :editさあ、振り切るぜ
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/10/05(水) 19:32: :editおもろかったー

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.