2011/08/19(金)
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:18:49.71 ID:TVa2Mdka0
ほむら「暁美ほむらです、よろしくお願いします」
まどか(あのネコミミと尻尾なんだろう……)
さやか「あのネコミミと尻尾なんだろう……」
仁美「え?そんなものみえませんわよ?」
まどか「え?私は見えるよ?」
仁美「でもそのようなものは……」
ほむら「……」
さやか「こっち見てない?」
まどか「うん……」
まどか(しっぽが立ってる……)
ほむら「暁美ほむらです、よろしくお願いします」
まどか(あのネコミミと尻尾なんだろう……)
さやか「あのネコミミと尻尾なんだろう……」
仁美「え?そんなものみえませんわよ?」
まどか「え?私は見えるよ?」
仁美「でもそのようなものは……」
ほむら「……」
さやか「こっち見てない?」
まどか「うん……」
まどか(しっぽが立ってる……)
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:22:01.42 ID:TVa2Mdka0
ほむら「鹿目まどか……保健室へ連れて行ってもらえないかしら?」
まどか「え?うん……」
まどか(またしっぽが立ってる……)
―廊下―
まどか「あの……暁美さん……」
ほむら「ほむらでいいわ」
まどか「えっと……じゃあほむらちゃん、その尻尾とネコミミは何?」
ほむら「尻尾?ネコミミ?」
まどか「あ、えっと……なんでもないの、ごめんね」
まどか(なんなんだろう……)
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:25:19.84 ID:TVa2Mdka0
―学校―
まどか「ほむらちゃんの尻尾が気になってしょうがないよ」
さやか「私も……そうだ!お茶でもしよって誘ってみよっか」
まどか「そうだね!」
さやか「よーしさっそく!転校生!」
ほむら「なにかしら?」
まどか(今度は尻尾がお腹に貼りつくように……)
まどか「ほむらちゃんも一緒に寄り道しない?」
ほむら「……いいわよ」
まどか(あ、尻尾の先がピクピクしてる……)
さやか(結構いろんな動きをするんだなぁ……)
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:32:32.08 ID:TVa2Mdka0
―カフェ―
まどか「わーほむらちゃんってブラックコーヒーなんだぁ」
ほむら「えぇ、眠気覚ましに飲んでいたらよく飲むようになっていたの」
さやか(なんかまどかが話してる時ってずっと尻尾が立ってる気がする……)
さやか「あのさ、転校生」
ほむら「何?」
まどか(あ、なんか尻尾が山みたいになった)
さやか「えっと……その尻尾と耳って……」
ほむら「鹿目まどかにも言われたけど何の話かしら?」
さやか「えっとみえてない?」
ほむら「?」
まどか「ごめんねほむらちゃん、ちょっと触るよ」
さやか「え?す、すり抜けた?さ、触れないのそれ!」
ほむら「な、何をいっているのかわからないのだけど……」
まどか(尻尾の毛が逆だってる……びっくりしたのかな?)
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:36:27.36 ID:TVa2Mdka0
―帰り道―
ほむら(そういえば魔女があそこに出る時間……でもまどか達を危険に合わせるわけには……)
さやか(ゆっくり先がゆらゆらしてる……)
ほむら「ごめんなさい、急用を思い出しの、またね」
まどか「あ、いっちゃった……」
さやか「追ってみよっか!」
まどか「え?でも……」
さやか「まぁまぁ、いいじゃんいいじゃん」
まどか「あ、さやかちゃん!」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:39:54.54 ID:TVa2Mdka0
―魔女結界前―
まどか「な、なんだか変な場所にでちゃったよ……」
さやか「この変なのなんだろ……転校生が入っていったけど……」
まどか「あれ?消えちゃった……」
マミ「あら?あなた達は?」
ほむら「なんでここに!」
マミ「あなたの知り合い?まぁいいわ、同じ学校に魔法少女がいたなんて知らなかったわ、明日屋上でおしゃべりしましょう?」
ほむら「わかったわ……こっちとしてもあなたとは友好にしたいもの」
まどか(またお腹に尻尾がくっつくようになってる……)
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:40:10.70 ID:dOxRJ8Q70
しっぽに触れないなんて残酷すぎるよ
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:43:21.19 ID:TVa2Mdka0
まどか「ほむらちゃん、ところでさっきの……」
ほむら「……」
まどか(あ、すごくはやく尻尾が動いてる……)
さやか「まぁ、無理に話せっていうつもりはないけどさ……」
ほむら「いいわ、明日、巴マミとの話に同行してもらえるかしら?」
まどか「う、うん……」
―帰り道―
まどか「……」
ほむら「……」
さやか「……」
さやか(あーこの無言の空気やだなぁ……)
まどか(あれ?ほむらちゃんの尻尾が私の足に巻きつくように……)
ほむら「私はこっちだから、それじゃあ」
まどか「あ、うん……」
さやか「またね転校生」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:45:01.39 ID:TVa2Mdka0
さやか「いっちゃったね」
まどか「ほむらちゃん大丈夫かな……」
さやか「それよりさ、ちょっと携帯で調べてみたんだけど」
まどか「何を?」
さやか「猫の尻尾の動きで猫の気持ちがわかるんだって!」
まどか「そうなの?」
さやか「ほら」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:49:25.87 ID:TVa2Mdka0
まどか「しっぽを垂直に立てて近づいてくるときは甘えたい、嬉しい、おねだりのサイン?」
さやか「転校生ってよっぽどまどかが好きなんじゃない?まどかに話しかけられたときってだいたいしっぽを立ててたよね?」
まどか「そ、そうなのかな///」
さやか「それにほら」
まどか「しっぽを立て、人の身体や脚や家具にしっぽを巻き付けるようにすりすりすると……マーキング?」
さやか「さっきされてたじゃん、すりすりマーキングは大好きな物にしかしないんだってさ」
まどか「ティヒヒ、嬉しいな///」
さやか「たまにこの匂いは嫌だから自分の匂いをつけてってのもあるらしいけど……」
さやか「まぁあの尻尾は転校生には見えてないけど転校生の反応で動いてたし、転校生の心情が猫みたいにでてくるんじゃないかな?」
まどか「たまたまじゃないのかな?」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:52:31.96 ID:TVa2Mdka0
まどか「そうじゃないとさやかちゃんなんて威嚇されてたってことになるよ?」
さやか「そうなんだよね……尻尾を身体に丸め込むとか、尻尾を山みたいにするとか……」
まどか「やっぱり出会ったばかりなのにそんなに好き嫌いなんてでないとおもうけどなぁ」
さやか「よーしじゃあ明日実験してみよう!」
まどか「えぇ、本当に?」
さやか「もし威嚇されてるんだったら原因を突き止めて解決しちゃえばいいのよ!」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:58:57.84 ID:TVa2Mdka0
―翌日教室―
ほむら「……」
まどか「あっもうほむらちゃんいるよ」
さやか「本当だ、縦に尻尾をぱたぱたしてるからこれから何をしようかなって考えてるんじゃない?」
まどか「ほむらちゃーん」
ほむら「鹿目まどか……」
まどか「ティヒヒ、おはようほむらちゃん」
さやか(やっぱりまどかが話しかけると尻尾がぴんと立ってる……)
さやか「おっす転校生」
仁美「おはよう御座います暁美さん」
ほむら「えぇ、おはよう鹿目まどか、美樹さやか、志筑仁美」
仁美「もう名前を覚えてもらえているなんて嬉しいですわ」
さやか「ところで転校生、さっきこれからなにしようかなみたいなこと考えてなかった?」
ほむら「?まぁ、確かに何をしようかと考えていたけど?」
さやか(予想通り、そしてやっぱり私が話しかけると尻尾を山のようにして……威嚇されてる……)
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:02:25.77 ID:TVa2Mdka0
ほむら「そろそろ時間だし戻ったほうがいいんじゃない?」
仁美「そうですわね、ではまた」
まどか「またあとでねほむらちゃん!」
ほむら「えぇ」
さやか「ねて転校生……次の休み時間……ちょっと二人きりでしゃべらない?」
ほむら「話すことなんて特に無いと思うのだけど」
さやか(すっごい威嚇されてる……でもここはなんで威嚇されてるか聞き出さないと!)
さやか「まぁまぁそういわずに」
ほむら「わかったわ」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:10:06.39 ID:TVa2Mdka0
―休み時間、トイレ―
ほむら「それで何の話かしら?」
さやか(ここに来るまでも含めてずっと威嚇されてる……)
さやか「えっと……ほむらって呼んでもいい?私もさやかでいいから」
ほむら「別に構わないわ」
さやか「あとさ、えっと……ほむらって私のこと嫌い?」
ほむら「転校したばかりなのに好きも嫌いも無いと思うのだけど……」
さやか「昨日さ、あの……尻尾が見えるっていったじゃん?」
さやか「あんたに反応してその尻尾が猫みたいに動いてるみたいでさ、まどかだと甘えたいって感じなのに私だとずっと威嚇されてるのよね……」
ほむら「そういわれても私には見えないからさっぱりなのだけど……」
さやか「そうだよね……それでもし、私を嫌う理由とかあるのなら仲良くなりたいし聞きたいなって思ったんだけど……」
ほむら「……そうね、さやか、この時代のあなたはなにひとつ悪く無いわ……気を使わせてしまってごめんなさい」
さやか「あ、うん……ごめんねなんか変な話に付き合わせて」
ほむら「気にすることはないわ、どうせ私も昼休みには変な話に付き合わせることになるから」
さやか(あっ威嚇やめてくれた……なんか嬉しいな……)
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:16:31.82 ID:TVa2Mdka0
―授業中―
ほむら(本当に尻尾があるのかしら……でも美樹さやかに対して威嚇していてまどかに甘えたそうって言うのは間違いなく正しい……)
ほむら(じゃあ私の思考はあの二人にばればれってこと?)
ほむら(まどかが大好きってばればれで……ど、どうしよう……あの二人からしたら出会ったばかりなのに……)
ほむら(変に思われたりしないかな?いえ、ネコミミと尻尾がはえてるって時点であの二人から見たら変な人よね……)
まどか「ずっと尻尾がゆっくり動いてるね」
さやか「ずっと考え事してるんじゃない?」
早乙女「じゃあここを暁美さん」
ほむら「は、はい!」
まどか「あ、毛が逆立った」
さやか「考え事してる時に指名されて驚いたんだね」
ほむら「答えは~~」
まどか「答えれてほっとした感じがよくわかるね」
さやか「尻尾がないと全然わからないね、ほむらの表情とかの違い」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:20:50.82 ID:TVa2Mdka0
モブA「暁美さんってすごいね」
モブB「勉強できるし運動できるし」
モブC「美人でクールビューティって感じだよね」
まどか「しっぽが見える私たちはクールビューティって感じがあんまりしないね」
さやか「というかネコミミと尻尾の時点でねぇ……」
まどか「美人っていうよりすごくかわいいって感じだね」
さやか「確かにねー」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:26:46.49 ID:TVa2Mdka0
―昼休み屋上―
マミ「それで、暁美さんだったわよね?」
ほむら「えぇ」
まどか(ずっとほむらちゃんが怖がってるね……)
さやか(尻尾がずっとお腹に貼りつくようになってるね)
マミ「それでそっちの子達は付き添い?」
ほむら「巻き込んでしまったから……できれば魔法少女になることが怖いことってわかってもらって契約をしないようにしてもらいたいのよ」
マミ「私としては魔法少女として仲間がほしいと感じているのだけど……その前に一ついいかしら?」
ほむら「何かしら?」
マミ「そのネコミミと尻尾は何?魔法少女姿の時だけついてるものかとおもったけど普通についてるし……動いてるし……」
ほむら「えっと……悪いけどその耳と尻尾とやらは私には見えないのよ……こっちの二人には見えるみたいだから……魔法少女の素質があれば見れるのかもしれないわ」
マミ「そ、そう……」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:36:16.94 ID:TVa2Mdka0
まどか(すごい話を聞いちゃったなぁ……願い事ひとつ……でもほむらちゃんはまだ出会ったばかりの私たちを命がけの場所に巻き込みたくないって……)
さやか(ここまで絶対に契約しないでほしいって頼まれちゃあねぇ……)
まどか「あれ?ほむらちゃんどうしたの?」
ほむら「ごめんなさい、ちょっと寝不足で眠いのよ……」
まどか「じゃあ私の膝で寝る?昼休み終わる前に起こしてあげる」
ほむら「じゃ、じゃあその……おねがいするわ///」
さやか「いままでにないほど尻尾が垂直だね」
マミ「えっと美樹さんだったわよね、尻尾の動きはなにかあるの?」
さやか「はい、ほむらが考えてることっていうか心情が素直に出てくるみたいなんですよ」
マミ「どういう意味があるのかしら?」
さやか「さっきみたいな尻尾が垂直に立っているのは子猫が母猫に甘える仕草で、ようは好きな相手に甘えるときみたいな感じですね」
さやか「いやー私の時はちょっと前までずっと尻尾を山みたいにする威嚇のポーズだったんでショックでしたよ」
マミ「じゃあ私の時はお腹に尻尾がぴったりくっついていたわね……眠くて丸まりたいとか何か?」
さやか「えーっと……逃げ出したい、怖い、助けて欲しい……ですね……」
マミ「……」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:40:21.97 ID:TVa2Mdka0
マミ「そう、私はなにか暁美さんを怯えさせてしまっていたのね……」
さやか「まぁそんなに気にすることもないですよ、私なんてお前には負けないって感じの威嚇ですよ」
マミ「でも……」
さやか「じゃあ一度ほむらと仲良くなるために一緒にどこか行きましょうよ」
さやか「私も威嚇はなくなったっていってもまどかほど好かれてはないし」
マミ「そ、そうね!じゃ、じゃあ今日の放課後私の家にこない?」
さやか「私はいいですよ、後はまどかとほむら次第ですね」
マミ「早速聞いてみましょう!」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:44:05.54 ID:TVa2Mdka0
さやか「ほむらはどう?」
まどか「ぐっすりねてるよ、すっごくかわいいんだ」
マミ「癒されるわね……」
さやか「ところでまどか、今日の放課後ってあいてる?」
まどか「え?あいてるよ?」
さやか「よーしじゃあ後はほむらだな」
まどか「どうしたの?」
さやか「マミさんの家にあそびにいこうって」
まどか「わー楽しそう」
マミ「そろそろ時間的にも起こしたほうがいいんじゃないかしら?」
まどか「そうですね、ほむらちゃん?」
ほむら「ん……」
さやか「あっ尻尾がぴくぴくってうごいた……」
マミ「これは?」
さやか「えっと……大好きな人の声を聞いて寝ているのに感情が動いて幸せを感じているらしいですよ」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:45:24.91 ID:Jx12Qj/S0
駄々漏れだ―
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:47:06.10 ID:raR+wv39P
超便利機能!
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:49:10.15 ID:TVa2Mdka0
さやか「よーしまどかに負けてられない!」
さやか「ほむら?」
ほむら「すぅ……すぅ……」
さやか「今動きませんでした?ねぇ、今動きませんでした?」
マミ「動いたような動かなかったような……私もやってみましょう、暁美さん?」
ほむら「んん……」
さやか「動きませんね……」
マミ「まだであったばかりだもの……そうよそのせいよ……」
まどか「ほむらちゃん?起きないと授業はじまっちゃうよ?」
さやか「まぁまどかが異常に好かれてるだけな気もしますけどね」
マミ「そうねぇ……鹿目さんだと動きがわかりやすいわ……」
まどか「ほむらちゃん、ほむらちゃんってば」
ほむら「ん……ごめんなさい……ゆっくり休めたわ、ありがとう」
まどか「役に立てたならとっても嬉しいよ!」
さやマミ(あそこまで懐かれてみたい気もする……)
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:59:08.85 ID:TVa2Mdka0
―放課後、マミホーム―
マミ「ここが私の家よ」
まどか「わーすごい」
さやか「おー突発イベントだったのに片付いてる!」
ほむら(いつも通りね……)
マミ「それで……早速だけど暁美さん」
ほむら「何かしら?」
マミ「私って怖いのかしら?」
ほむら「そんな事はないんじゃないかしら?」
マミ「でも……あなたの尻尾を見る限り、怯えられているのだけど……」
ほむら「そういわれても私には見えないのだけど……」
マミ「それはわかってるけど、何か原因になるような事があるのなら教えて欲しいのよ……やっぱりこれから一緒に戦う中間になりたいって思ってるから……」
ほむら「……あなたもさやかと同じ、今のあなたはなにひとつ悪く無いわ……気を使わせてしまったならごめんなさい……」
マミ「そう?でもなにか私に出来ることがあるなら相談してね?」
ほむら「えぇ……」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:02:59.60 ID:TVa2Mdka0
マミ(これでもまだお腹にぴったりくっついてる……そうだ!)
マミ「暁美さん?」
ほむら「何かしら?」
マミ「えい」ギュゥ
ほむら「な、何をするの巴マミ///」
さやか「お、尻尾がパタパタ振られて……」
まどか「これ……抱っこいやだ離してって動きなんだ……」
マミ「……暁美さんごめんなさい……」パッ
ほむら「えっと……気にすることはないわ」
さやか「よーしさやかちゃんも!」ギュゥ
ほむら「!!」
マミ「やっぱり尻尾を早く動かしてるわ……」
さやか「うぅ……まだそこまで身体を許してはもらえないかぁ」パッ
ほむら「あなたは何をいっているのよ……」
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:08:06.39 ID:TVa2Mdka0
まどか「私もえい!」ギュゥ
ほむら「ちょ、ちょっと///」
さやか「まぁ予想通りですね」
マミ「えぇ……」
さやか「尻尾がだらんとしてゆっくり動いてる……抱っこでのんびりとして嬉しい気分って書いてありますね」
マミ「うらやましい……」
マミ「それにしても美樹さんは今のあなたは悪く無いって言われて威嚇されなくなったのよね?」
さやか「そうですね」
マミ「私はまだお腹にぴったりと尻尾がついているのだけど……」
さやか「いやぁ、私に言われてもわかりませんよ……わたしだってまどかほどじゃないけど懐かれてみたいって思ってる身ですから」
マミ「今の私はって言われてもじゃあどうしたら良いのかしらね……」
まどか「ティヒヒ、ほむらちゃんかわいい」パッ
ほむら「か、からかわないで///」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:15:29.62 ID:TVa2Mdka0
ほむら「そろそろいい時間ね」
マミ「そうね、明日必要になるようなもの以外ならいいけど……忘れ物はしちゃ駄目よ?」
まどか「ティヒヒ、マミさんお母さんみたいですね」
さやか「中学生と思えないいいものもってるしね」
マミ「もう、あっそうだ暁美さん?」
ほむら「なにかしら?」
マミ「さっきの言葉から考えると……私に怯えちゃう理由に思い当たるふしがあるのでしょう?話したくなったらいつでも話してね?」
ほむら(言えるわけ無いじゃない……でも、気を使ってくれてるのね……)
ほむら「えぇ、ありがとう」
まどさやマミ(あっ尻尾が!お腹から離れた!)
マミ「暁美さん!」ギュウ
ほむら「!!」
さやか「あっでも抱きつきはやっぱりまだだめなんだ……」
まどか「すごいパタパタ動いてる」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:17:24.16 ID:TVa2Mdka0
さやか「ついでに言えば驚いて毛も逆だってるね」
マミ「あっごめんなさい嬉しくて」パッ
ほむら「突然どうしたっていうのよ……」
マミ「その、あなたの尻尾が……あれ?」
さやか(また怯えられちゃってる……)
まどか(尻尾がお腹にくっついてる……)
マミ「その……またね……」
ほむら「え、えぇ……」
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:27:05.63 ID:TVa2Mdka0
―数日後 病院前―
さやか「いやーまどかほど懐かれるどころか、甘えられる仕草すらされないや」
まどか「でもどうしてなんだろうね、他の人相手でもそんなことないのに」
さやか「うーん……わかんないや」
まどか「マミさんもわからないんだよね」
さやか「なんかいろいろ試してはいるけどあれ以来ずっと怖がられてるんだよねマミさん」
まどか「あ、これグリーフシードだよ!」
さやか「そういえば二人の番号って知ってる?」
まどか「ティヒヒ、ほむらちゃんの番号知ってるよ私!」
さやか「じゃあ二人を呼ぼう」
まどか「うん」
ほむら「お待たせ」
マミ「まだ大丈夫かしら?」
まどか(あ、ほむらちゃんの尻尾がお腹にくっついてる……マミさんに怖がってるのかな?)
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:32:38.19 ID:TVa2Mdka0
マミ「ちゃちゃっと片付けてしまいましょう」
ほむら「巴マミ……この魔女は強敵よ、油断だけはしないで……」
マミ「解るの?」
ほむら「えぇ、この魔女は……」
さやか「尻尾を見る限りすっごく怯えてるんだね、ほむら」
ほむら「えぇ……まどかとさやか……貴方達をついてこさせたくないって思うぐらいに……」
マミ(一緒に戦ってる感じから、多分私のほうが魔力は高いし守ってあげたら……ふふっ)
まどか「で、でも二人が心配で……」
ほむら「そう思ってくれるのは嬉しいわ」
さやか(本当に嬉しいんだな……)
ほむら「貴方達を命に変えても守ってみせるわ」
まどか(自分も怖くて怯えてるのに私たちを守るなんてかっこいいなほむらちゃん……)
マミ「ここが最深部ね」
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:38:45.55 ID:TVa2Mdka0
マミ(たいしたことないわね……)
ほむら(まどかとさやかが狙われてる!守らないと!)
マミ(これで魔女を撃ちぬけば!)
マミ「ティロフィナーレ!」
ほむら「油断しないで!」
マミ「え?」
シャルロッテ「あー」
マミ(あ、避けられない……)
ほむら「もう!」
カチン
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:46:56.18 ID:TVa2Mdka0
マミ「あら?ここは……」
ほむら「魔女を倒して結界からでたのよ」
マミ「情けないところを見せたわね」
ほむら「そうね、あれほど油断しないでっていったじゃない……」ギュウ
マミ(え?暁美さんから抱きついてきた!!)
さやか(あ、尻尾が甘えモード……)
マミ「そうね、ごめんなさい……」
ほむら「よかった……間に合ってよかった……」ポロポロ
さやか(クールビューティ暁美ほむらの泣き顔初公開!ってそんな空気じゃないなぁ)
まどか「ティヒヒ、ほむらちゃんもマミさんが大好きなんだね!」
ほむら「え、あっこれは……」パッ
マミ「ふふっ今日は帰るわ、助けてくれてありがとう、またね」
ほむら「えぇ……またね……」
さやか(私も甘えられてみたいな……)
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:50:19.24 ID:TVa2Mdka0
まどか「ねぇほむらちゃん……」
ほむら「どうしたの?」
まどか「えっと……実は怖くて腰抜けちゃって……」
ほむら「そう、家まで送って行くわね」
まどか「わわわ、お姫様抱っこなんて///」
さやか(まどかが甘えてるのになんで尻尾は甘えモードなんだろう……)
さやか「あーほむら?」
ほむら「何?」
さやか「私たちが狙われたとき助けてくれてたよね、ありがとう」
ほむら「気にしなくていいわ」
さやか(ずっと尻尾甘えモードだけど……まどかを抱いてるからかな……うーん……いいなぁマミさんもまどかも……)
141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:55:22.60 ID:TVa2Mdka0
―マミホーム―
マミ「情けないところをみせちゃったけど……怖がられなくなったし」
マミ「でもあれは暁美さんの能力?どういう能力なのかしら……仲間として聞いておきたいわね」
ピンポーン
マミ「誰かしら?」
ガチャ
杏子「おっ巴マミ」
マミ「なんであなたが……ってその耳と尻尾は何?」
杏子「あ、やっぱりお前にも見えるのか?いやーなんか突然生えてさ、お前ならなんか知ってるかなって思ったんだけど」
マミ「そうね、あなたと違って猫耳尻尾だけど……同じ症状の子を知ってるわ」
杏子「本当か!会わせてくれ!」
マミ「……明日でいいかしら?」
杏子「おう!」
マミ(犬耳に尻尾ね……)
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:58:48.93 ID:Jx12Qj/S0
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\/ く三五∨牛三ヲ、 、 ヽ/
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ニ|ニ r r─、 __ 七_ l ─
ゝ_ノ d‐ _ノ (ノ`) (乂 ) レ'´V ゝノ
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 00:00:24.72 ID:nVluiEB6P
犬耳きましたわー!
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 00:03:45.39 ID:pplocqUk0
―昼休み、屋上―
マミ「というわけで連れてきたのだけど……」
さやか(猫と犬の尻尾って一緒なのかな?調べてみよっと……)
杏子「おっこいつか」
ほむら「佐倉杏子……」
杏子「ん?名乗ったっけ……」
ほむら「気にしなくていいわ」
さやか(猫と犬の尻尾って一緒なのかな?調べてみよっと……)
マミ(暁美さんが威嚇も怖がりも最初からしてない……私と美樹さんだけなのかしら……)
さやか(えっと犬が尻尾を高めにゆっくりふってるのは……攻撃するか友達になるかまよってる?)
杏子「あやしいけど今はいいや、お前この尻尾ってなんなのかわかるか?」
ほむら「そう言われても私にはあなたの尻尾も私の尻尾も見えないのよ……あるっていうのはここの3人のおかげでわかったけど……」
杏子「はぁ……振り出しかよ……」
さやか(あ、尻尾を下げてゆっくりふってるから……本当に困ってるのかぁ)
まどか「ふたりともかわいいな」
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 00:12:42.01 ID:pplocqUk0
ほむら「この尻尾と耳があることで困ることってあるのかしら?」
杏子「ん?別に無いけど気になるだろ」
ほむら「そう」
さやか「別に尻尾かわいいし気にしなければいいのに」
杏子「あ?なんだよお前」
さやか「だってかわいいじゃん」
杏子「はぁ?」
まどか「えっと、杏子ちゃんだっけ?ロッキー食べる?」
杏子「お、いいのか!」
さやか(勢い良く左右に尻尾をふる……うれしくてたまらない状態……ロッキー1本でここまで喜ぶなんて……)
まどか「マミさんもさやかちゃんもはい!」
マミ(尻尾振ってロッキーを食べてる佐倉さんもかわいいわね……)
まどか「はい、ほむらちゃんあーん」
ほむら「え、でも……あ、あーん///」
さやか(ロッキー2本で犬と猫両方に大好きって思わせるなんてまどかすごいなぁ)
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 00:13:59.20 ID:nbwE7f2s0
まどさんマジトップブリーダー
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 00:21:34.72 ID:pplocqUk0
マミ「なんにせよその尻尾や耳の消し方は知らないわ」
杏子「はぁ……無駄足か」
ほむら「そういえば……QBとかに聞いてみたら?」
まどか「QB?」
さやか「なにそれ?」
ほむら「幼い女の子にしつこくあくどい契約を迫る見た目だけ可愛い淫獣よ」
まどか「なにそれ……」
さやか「うわぁ……」
マミ「最近見てないわね」
杏子「どっか遠くいってるんじゃねぇの」
ほむら「役に立たない淫獣ね……」
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 00:36:57.61 ID:pplocqUk0
杏子「まぁいいや、なんか情報手に入れたら教えてくれよ」
ほむら「えぇ、わかったわ」
杏子「いつまでも巴マミのいるエリアにいるのもなんだし、私はもどるかな」
ほむら「待って」
杏子「なんだい?」
ほむら「放課後、巴マミの家で少し話し合いましょう?」
杏子「別に構わないが……」
ほむら「なら決定ね」
杏子「変なやつだな……じゃあな」
まどか「いっちゃった……」
さやか「ロッキー持ち歩いてみようかな……」
マミ「ねぇ美樹さん、佐倉さんの尻尾の動きからも心情がわかるの?」
さやか「そうみたいですね」
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 00:42:54.99 ID:pplocqUk0
さやか「勢い良く左右に尻尾を振る……まどかがロッキーを渡したときみたいな感じですね」
さやか「これだとうれしくてたまらないってことらしいですよ」
マミ「じゃあ途中で尻尾をゆっくりふっていたけどあれは?」
さやか「どうしようか迷っているみたいですね、尻尾を下げていた場合は自信もないみたいです」
さやか「尻尾がお腹に着くはほむらと一緒ですね、あと毛が逆立つとあっちいけ!みたいに思ってるみたいです」
さやか「あとは尻尾高く上げると自分が一番偉いと調子にのっているって場合みたいですね」
マミ「へぇ、まぁあの子はクールってわけでもないからブラフとかをかけてきてる時なんかには使えそうねぇ」
まどか「そういえば猫さんって首をごろごろしてあげると喜ぶんだっけ?」
ほむら「や、ん、まどかぁ///」
まどか「ティヒヒ、ほむらちゃんかわいい」
さやか「完全に飼い主になってるなぁ……あんな表情クラスでみたことないのに……」
マミ「うらやましいわ……」
185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 01:00:54.44 ID:pplocqUk0
―放課後、マミホーム―
杏子「それでなんでこいつらまでいるんだ?」
まどか「気になっちゃって」
さやか「まぁまぁ気にしなくてもいいじゃん」
杏子「まぁいいや、それで話ってなんだい?」
ほむら「もうすぐくるワルプルギスの夜を倒すためにあなたに手伝ってほしいの」
杏子「なぜわかる……」
ほむら「それは秘密」
杏子「あんたなにものだ?」
ほむら「それも秘密」
杏子「手伝えって割には手札を隠し過ぎじゃねぇか?仮にも仲間になれっていってるんだろ?」
マミ(あれ?私も魔法少女の当事者のひとりなのに全く話しについていけない……)
ほむら「報酬ははずむつもりよ」
杏子「へぇ、何だい」
ほむら「ひとつはグリーフシードを10個……もう一つは……」
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 01:07:14.40 ID:pplocqUk0
ほむら「さやか……」
さやか「え?何?」
ほむら「あなたの家に佐倉杏子を泊めてあげられないかしら?」
さやか「え?え?いやそんな突然いわれても……」
さやか(あれ?尻尾がたってる……ついに私に対して甘えてくれた!頼りにされた!)
ほむら「あなたが一番いいとおもったのだけど……それなら私の家かしら……」
さやか「さやかちゃんにまかせなさい!」
ほむら「本当!」
さやか「まぁなんとか……多分……」
ほむら「……というわけで今日からこのさやかの家で寝食できるわ」
杏子「なんでそいつの家なんだよ……」
ほむら「さやかは料理上手で毎日絶品の食事ができるわよ」
杏子「本当か!よし、乗った!」
ほむら(単純ね)
マミ(魔法少女である私抜きでチームの話が決まっていくわ……)
194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 01:21:30.52 ID:pplocqUk0
さやか「じゃあ私たちは先に帰るね」
杏子「じゃあな」
マミ「どうして佐倉さんを美樹さんに?」
ほむら「佐倉杏子は元々あなたと同じような魔法少女よ、今はそう見えないかもしれないけど」
ほむら「さやかに任せればあの子は元々どんな魔法少女になりたかったかを思い出してくれるわ」
マミ「自信があるのね……暁美さん、あなたはもしかして未来からきたのかしら?」
ほむら「……」
マミ「尻尾の毛が逆立ってるわよ?」
ほむら「えぇ、そうよ……」
マミ「それなら初めて会った人物への好意の差、ワルプルギスのことも全てつながるわ」
マミ「何で過去へ戻ったのか、理由はまだ話す気はないのかしら?」
ほむら「えぇ……」
マミ「まぁいいわ、話したくなったらいつでも話してね?」
ほむら「えぇ、そうするわ……まどかを送って帰るわ」
まどか「えっと……お邪魔しました」
195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 01:21:41.57 ID:pplocqUk0
ほむら「……」
まどか(ずっと尻尾が動いてる……考え事かな?)
ほむら「……」
まどか(なんだかつらそう……)
まどか「ほむらちゃん、今日うちに泊まっていかない?」
ほむら「え?」
まどか(あ、尻尾が……すごく驚いてる……)
まどか「ほむらちゃんの話、いっぱい聞きたいなって」
ほむら「……いいわ、あなたになら……」
まどか「じゃあ決定だね!」
206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 01:38:44.93 ID:pplocqUk0
―さやホーム―
さやか「あ、ちょっとつまみ食いすんな!」
さやか(でも尻尾をあんなに振って嬉しそう……)
杏子「んだよいいじゃねぇかよ」
杏子「それにしてもあいつがいってたほど絶品ってこともねぇな」
さやか「いやなら食うな!飯抜き!」
杏子「ちょっとまてよ!悪かったって」
さやか(ん?よくみると耳も動いてる……耳でも気持ちが解るのかな?)
さやか(えっと……耳がつくように倒れて……これは不安や怯え?)
さやか「えっと……ご飯抜き冗談だよ?」
杏子「ほ、本当か!よかったぁ……」
さやか(こいつ食い意地はってるけどかわいいかも……)
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 01:50:32.05 ID:pplocqUk0
―まどホーム―
ほむら「それにしても突然迷惑じゃなかったかしら……」
まどか「ティヒヒ、大丈夫だよ!だって私はほむらちゃんと一緒に居たかったんだもん!」
ほむら「そ、そう///」
まどか(あ、尻尾が私に巻きつくように……これは……マーキングだっけ?)
プルルルルルル
まどか「さやかちゃんから電話?もしもし」
さやか「あっまどか?」
まどか「どうしたの?」
さやか「いやー尻尾だけじゃなく耳でも気持ちがわかるらしいから教えておこうかなって」
まどか「へぇー聞きたい聞きたい!例えば耳をピンと立ててる場合は?」
さやか「えっと……耳をピンとたてて興味のある方向を向いてるときは興味しんしんで聞き耳を立ててるんだって」
まどか「へぇー……ねぇほむらちゃん、聞き耳たててたの?」
ほむら「う……いやその……」
さやか「あれ?ほむらいるんだ?杏子ならなんとかなったから安心していいよって言っといて」
221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 01:58:02.70 ID:pplocqUk0
まどか「だってさ」
ほむら「えぇ、わかったわ……」
まどか「ほかには?例えば耳を後ろに引いた感じとか」
さやか「えっと……・怖がってるね」
まどか「そうなんだ、怖がらなくていいよほむらちゃん、怒ってないからね?」
ほむら「そう……よかったわ……」
ほむら(耳や尻尾程度でここまで筒抜けになるものなのかしら……うぅ……)
まどか「あ、じゃあ、耳がピクピクってしてるのは?」
さやか「ほいきた、躊躇してる時だね」
まどか「躊躇?」
さやか「甘えていいのか?とか警戒したほうがいいのか?とか」
まどか「わざわざ有り難うさやかちゃん!」
さやか「ひげもあるともっとわかるんだけどねーまぁこんなもんだね、じゃあまたねまどか」ピッ
まどか「ほむらちゃん甘えたいの?」
ほむら「……えっと……」
229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 02:08:37.68 ID:pplocqUk0
ほむら「そうね……甘えたくないといったら嘘になるわ……」
まどか「ほむらちゃんはいつも魔女退治とかがんばってくれてるもんね」ギュゥ
ほむら「あ、ま、まどか?」
まどか「いつもがんばってくれてるのに甘えられないなんてだめだよ、もっと皆に……私にだって甘えてくれていいんだよ?」
ほむら「そう……かしら……」
まどか「うん、ほむらちゃんが私たちを守ってくれてるのに私たちは何も出来ないなんて嫌だよ……」
ほむら「なら、そのままぎゅっとしててもらってもいいかしら?」
まどか「うん……」
まどか(尻尾がだらんとしてリラックスできてるみたい!よかったぁ)
235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 02:17:12.62 ID:pplocqUk0
―さやホーム―
さやか「そういえばあんた、いつもはどこに住んでるの?」
杏子「ん?ホテルとか公園とか……」
さやか「落差が激しいね……」
杏子「しょうがねぇだろ、ホテルだって忍びこんで勝手に使ってんだから」
さやか「あんたそれ犯罪じゃん!」
杏子「そうでもしねぇと生きて行けねぇんだよ」
さやか「はぁ……そういう事、もう二度とするな!」
杏子「な、なんだよ……お前みたいに恵まれたやつにはわからないかもしれないけど」
さやか「そういう事しなくてもうちならいつでも泊めてあげるから、もう友達でしょ?」
杏子「……えっとさやかだっけ?お前、馬鹿だろ」
さやか「あんたに言われたくないわよ」
杏子「杏子でいいよ……馬鹿っていうのすら馬鹿らしくなってきた……はぁ……もうしねぇよ」
さやか「わかればいいのよわかれば」
さやか(あ、尻尾を見る限り服従してる……)
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 02:29:52.41 ID:pplocqUk0
―まどホーム―
ほむら「もう十分よ、ありがとうまどか……」
まどか「そう?」
ほむら「えぇ、とても癒されたわ」
まどか「よかったぁ、じゃあほむらちゃん、一緒にお風呂入ろ!」
ほむら「えぇ……え?」
まどか「ほら、いこうよ」
ほむら「ちょ、ちょっとまって」
まどか「お風呂入らないの?」
ほむら「えっと……入るわ……」
まどか「着替えは私のではいるかな?」
ほむら「身長の差はあるけど大丈夫よ」
まどか「じゃあ早く行こ!」
ほむら「えっと……えぇ……」
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 02:44:29.97 ID:pplocqUk0
まどか「髪洗ってあげるねほむらちゃん!」
ほむら「ありがとう……」
まどか「ほむらちゃんの髪の毛ってさらさらだね!」
ほむら「そうかしら」
まどか(やっぱり耳も尻尾も触れないや……)
ほむら「まどか?」
まどか「かゆいところはありませんかー」
ほむら「な、ないです」
まどか「目に入ったりしてない?大丈夫?」
ほむら「大丈夫よ、上手ねまどか」
まどか「タツヤの世話をしてるから……」
ほむら「いいお姉さんね」
まどか「じゃあながすよほむらちゃん」
ほむら「ん……」
まどか(あっでも水をかけるとピクピクって耳が動いてる……かかってないけど反応するのかな?)
255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 02:58:49.55 ID:pplocqUk0
まどか「次は背中洗ってあげるね!」
ほむら「おねがいするわ」
まどか「ほむらちゃんって肌もすべすべでいいなぁ……」
ほむら「そうかしら?」
まどか「うん、ほむらちゃんってすっごく綺麗だし同性なのにドキドキしちゃうもん」
ほむら「そう言われるとその……照れるわ……」
まどか(尻尾が立ってる……甘えてくれてるのかな?)
まどか「えい!」
ほむら「ひゃん!!ま、まどか?ちょっと……あなたどうして抱きついて」
まどか(あ、尻尾がすごく逆だってる)
まどか「前もあらってあげるね!ほむらちゃん」
ほむら「は、恥ずかしいし……そんなことしなくても///」
まどか「ちゃんと綺麗にしてあげるから大丈夫だよほむらちゃん!」
ほむら「うぅ……」
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 02:59:56.91 ID:egNyRzaS0
ここがエデンか…
263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 03:13:36.27 ID:pplocqUk0
ほむら(全身をまどかに洗われてしまった……)
まどか「あの……駄目だった?」
ほむら「そ、そんなことないわ!」
まどか「よかったぁ」
ほむら「じゃあ私が今度は洗ってあげるわね」
まどか「お願いしようかな」
ほむら「えぇ、シャンプー付けるわね」
まどか「うん」
ほむら「ふふっかゆいところはない?」
まどか「気持ちいいよ」
ほむら「まどかの髪もさらさらじゃない」
まどか「そうかな?」
ほむら「えぇ、とっても綺麗よ」
まどか(わぁーほむらちゃんの尻尾……興奮してるのかな?)
268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 03:24:42.69 ID:pplocqUk0
ほむら「じゃあ背中洗うわね」
まどか(ほむらちゃんが抱きつくように私の背中を洗ってくれてる……)
ほむら「痛くないかしら?」
まどか「ううん、痛くないよ」
まどか(ほむらちゃんの肌が目の前いっぱいに広がってる……)
ほむら「これぐらいかしら?」
ほむら「じゃあ、えっと次はまどかの前を……」
まどか「あ、ほむらちゃんが背中洗ってくれてる間にあらっちゃった」
ほむら「……なら一緒に流しちゃいましょう」
まどか「うん、お願い」
269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 03:29:20.85 ID:pplocqUk0
ほむら「じゃあ私はこっち側にはいろうかしら?」
まどか「じゃあ私もこっち!」
ほむら「で、でもそれだと狭くならない?」
まどか「せっかく一緒に入るんだから」
ほむら「そ、そう……」
まどか(後ろから抱きつくように湯船に入ったら、ほむらちゃんの尻尾がゆっくり動いててかわいい)
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「何かしら?」
まどか「後で、ほむらちゃんの隠してること……全部教えて?」
まどか「……わかったわ……」
271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 03:34:30.11 ID:pplocqUk0
―さやホーム―
さやか「そういやあんたってちゃんとお風呂入ってるの?」
杏子「んー3日に一度ぐらいは入ってるよ」
さやか「女の子なんだからちゃんとしなさいよ」
杏子「そう言われても今まで生きて行くのに精一杯なんだからしょうがねぇだろ」
さやか「そういえばそうだね、じゃあ風呂の使い方とか教えるから一緒に入ろっか」
杏子「は?」
さやか「ほら、どうせ私と対して変わらない身長だし、胸は……私のほうが大きいでしょ」
杏子「なんかはらたつなー」
さやか「ほらいくよ」
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 03:41:03.14 ID:pplocqUk0
さやか「こっちに洗濯物は入れてね」
杏子「ほい」
さやか「それじゃ入るよ」
杏子「へいへい」
さやか(口は悪いけど従順だなぁ……犬だから?)
さやか「シャンプーはこれね、リンスはこれ、ボディソープはこれ」
杏子「おう」
さやか「じゃあ今日は私が洗ったげる!」
杏子「な、別にいらねーよ!」
さやか「そう、じゃあちゃちゃっと二人で洗っちゃおっか」
杏子「お、おう……」
275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 03:54:26.01 ID:pplocqUk0
さやか「そういやあんたの耳も触れないんだね」
杏子「ん?そうだな、まず動いてるけど自分の意思でうごかせないからな」
杏子「これで感情とかわかるっていうなら私とあいつは隠し事はできないんじゃないか」
さやか「へー結構大変だねそれ……」
杏子「まぁ全員が見えるわけじゃないのが救いだな」
さやか「まぁかわいいしに合ってるよ」
杏子「似合ってるとかどうでもいいしうれしくねぇな……」
さやか「じゃあこれのおかげで私と友達になれたっておもったら?」
杏子「うーんそこまで嬉しくもないな」
さやか「なんだとーさやかちゃんの手料理まで食べたというのに!」
杏子「そうだなーまぁ感謝はしてるよ……」
さやか「私はあんたと友達になれてよかったっておもってるから、あんたも思いなさい」
杏子「どういう理論だよ……」
さやか「うっさいなー」
277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 04:02:26.15 ID:pplocqUk0
杏子「にしても変なやつだなお前」
さやか「ホームレス中学生魔法少女に言われたくないんだけど」
杏子「だいたい今日出会ったばかりの人間を家に泊めるなんてのもおかしいってのに」
杏子「私が今まで盗みだとかやってるって行ったらもう二度とやるなって説教とか」
さやか「そんなに変かな?」
杏子「普通は近づきたくないとか、こんなの家にあげたら盗まれるとか考えるもんだろ」
さやか「うーん……そう言われればそうか」
杏子「はぁ……今日あったばかりなのになんかかなわないな……」
さやか「まぁいいじゃん、悪いことしないって約束したんだから」
杏子「さやか」
さやか「ん?何?杏子」
杏子「その……色々とあ、ありが……」
ブクブク
さやか「あ、のぼせたかーやれやれ」
280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 04:13:00.09 ID:pplocqUk0
マミ(予想通りとはいえ暁美さんが未来からきただなんて……となると私と敵対していたから怯えていたのかしら?)
マミ(その割には一緒に戦うと動きもわかってて一緒に戦い易いのよね……)
マミ(でも一緒に戦ってた相手を怖がるってどうしてかしら?)
マミ(やっぱり直接聞いてみないとだめなのかしら?)
マミ(でも今は語る気はないってかんじなのよね)
マミ(そういえば、佐倉さんも暁美さんも魔法少女で動物の耳が生えてるけど……)
マミ(なにか共通点とかあるのかしら?)
マミ(魔法少女って理由なら私ももうすぐはえるのかしら?)
283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 04:24:25.83 ID:pplocqUk0
―まどホーム―
ほむら「こういうシステムなの……」
まどか「そんなのって……あんまりだよ……」
ほむら「私は魔法少女になった事は後悔してないわ、でも……他の誰かがこのことを知らなくて後悔するのはいやなの」
まどか「マミさんや杏子ちゃんは知ってるの?」
ほむら「知らないわ、教えれば絶望してしまう可能性もあるもの……」
まどか「そっか……」
ほむら「さやかにも伝えるべきなんでしょうけど……最近QBを見ていないのよね……」
まどか「私は見たことないや」
ほむら「そのほうがいいわ」
まどか「ほむらちゃん、まだ隠し事してるよね?」
ほむら「え?」
まどか「どうしてマミさんやさやかちゃんを怖がったり、私が好かれてる理由……まだ隠してるってほむらちゃんの尻尾をみたらわかるんだよ?」
ほむら「……そう……」
まどか(本当はわかんないけど隠してるのは間違いないし……)
285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 04:41:33.24 ID:pplocqUk0
ほむら「これで全てよ……」
まどか「そっか……ほむらちゃんは私なんかのためにずっと戦ってくれてたんだね……」
ほむら「あなたのためじゃない……私のためよ……」
まどか「……ありがとうほむらちゃん……」
ほむら「……もう寝ましょう……」
まどか「うん……電気消すね」
ほむら「ねぇまどか、あなたを抱きしめて寝てもいいかしら?」
まどか「じゃあ二人で抱き合ってねちゃおっか」
ほむら「えぇ……」
まどか「ほむらちゃん寝ちゃった?」
ほむら「すぅ……すぅ……」
まどか「寝てるならバレないよね……」チュ
ほむら「すぅ……すぅ……」
まどか(ティヒヒ、ほむらちゃんのしっぽの毛が逆立ってて起きてるのがばればれだよ)
※その2へ
ほむら「鹿目まどか……保健室へ連れて行ってもらえないかしら?」
まどか「え?うん……」
まどか(またしっぽが立ってる……)
―廊下―
まどか「あの……暁美さん……」
ほむら「ほむらでいいわ」
まどか「えっと……じゃあほむらちゃん、その尻尾とネコミミは何?」
ほむら「尻尾?ネコミミ?」
まどか「あ、えっと……なんでもないの、ごめんね」
まどか(なんなんだろう……)
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:25:19.84 ID:TVa2Mdka0
―学校―
まどか「ほむらちゃんの尻尾が気になってしょうがないよ」
さやか「私も……そうだ!お茶でもしよって誘ってみよっか」
まどか「そうだね!」
さやか「よーしさっそく!転校生!」
ほむら「なにかしら?」
まどか(今度は尻尾がお腹に貼りつくように……)
まどか「ほむらちゃんも一緒に寄り道しない?」
ほむら「……いいわよ」
まどか(あ、尻尾の先がピクピクしてる……)
さやか(結構いろんな動きをするんだなぁ……)
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:32:32.08 ID:TVa2Mdka0
―カフェ―
まどか「わーほむらちゃんってブラックコーヒーなんだぁ」
ほむら「えぇ、眠気覚ましに飲んでいたらよく飲むようになっていたの」
さやか(なんかまどかが話してる時ってずっと尻尾が立ってる気がする……)
さやか「あのさ、転校生」
ほむら「何?」
まどか(あ、なんか尻尾が山みたいになった)
さやか「えっと……その尻尾と耳って……」
ほむら「鹿目まどかにも言われたけど何の話かしら?」
さやか「えっとみえてない?」
ほむら「?」
まどか「ごめんねほむらちゃん、ちょっと触るよ」
さやか「え?す、すり抜けた?さ、触れないのそれ!」
ほむら「な、何をいっているのかわからないのだけど……」
まどか(尻尾の毛が逆だってる……びっくりしたのかな?)
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:36:27.36 ID:TVa2Mdka0
―帰り道―
ほむら(そういえば魔女があそこに出る時間……でもまどか達を危険に合わせるわけには……)
さやか(ゆっくり先がゆらゆらしてる……)
ほむら「ごめんなさい、急用を思い出しの、またね」
まどか「あ、いっちゃった……」
さやか「追ってみよっか!」
まどか「え?でも……」
さやか「まぁまぁ、いいじゃんいいじゃん」
まどか「あ、さやかちゃん!」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:39:54.54 ID:TVa2Mdka0
―魔女結界前―
まどか「な、なんだか変な場所にでちゃったよ……」
さやか「この変なのなんだろ……転校生が入っていったけど……」
まどか「あれ?消えちゃった……」
マミ「あら?あなた達は?」
ほむら「なんでここに!」
マミ「あなたの知り合い?まぁいいわ、同じ学校に魔法少女がいたなんて知らなかったわ、明日屋上でおしゃべりしましょう?」
ほむら「わかったわ……こっちとしてもあなたとは友好にしたいもの」
まどか(またお腹に尻尾がくっつくようになってる……)
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:40:10.70 ID:dOxRJ8Q70
しっぽに触れないなんて残酷すぎるよ
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:43:21.19 ID:TVa2Mdka0
まどか「ほむらちゃん、ところでさっきの……」
ほむら「……」
まどか(あ、すごくはやく尻尾が動いてる……)
さやか「まぁ、無理に話せっていうつもりはないけどさ……」
ほむら「いいわ、明日、巴マミとの話に同行してもらえるかしら?」
まどか「う、うん……」
―帰り道―
まどか「……」
ほむら「……」
さやか「……」
さやか(あーこの無言の空気やだなぁ……)
まどか(あれ?ほむらちゃんの尻尾が私の足に巻きつくように……)
ほむら「私はこっちだから、それじゃあ」
まどか「あ、うん……」
さやか「またね転校生」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:45:01.39 ID:TVa2Mdka0
さやか「いっちゃったね」
まどか「ほむらちゃん大丈夫かな……」
さやか「それよりさ、ちょっと携帯で調べてみたんだけど」
まどか「何を?」
さやか「猫の尻尾の動きで猫の気持ちがわかるんだって!」
まどか「そうなの?」
さやか「ほら」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:49:25.87 ID:TVa2Mdka0
まどか「しっぽを垂直に立てて近づいてくるときは甘えたい、嬉しい、おねだりのサイン?」
さやか「転校生ってよっぽどまどかが好きなんじゃない?まどかに話しかけられたときってだいたいしっぽを立ててたよね?」
まどか「そ、そうなのかな///」
さやか「それにほら」
まどか「しっぽを立て、人の身体や脚や家具にしっぽを巻き付けるようにすりすりすると……マーキング?」
さやか「さっきされてたじゃん、すりすりマーキングは大好きな物にしかしないんだってさ」
まどか「ティヒヒ、嬉しいな///」
さやか「たまにこの匂いは嫌だから自分の匂いをつけてってのもあるらしいけど……」
さやか「まぁあの尻尾は転校生には見えてないけど転校生の反応で動いてたし、転校生の心情が猫みたいにでてくるんじゃないかな?」
まどか「たまたまじゃないのかな?」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:52:31.96 ID:TVa2Mdka0
まどか「そうじゃないとさやかちゃんなんて威嚇されてたってことになるよ?」
さやか「そうなんだよね……尻尾を身体に丸め込むとか、尻尾を山みたいにするとか……」
まどか「やっぱり出会ったばかりなのにそんなに好き嫌いなんてでないとおもうけどなぁ」
さやか「よーしじゃあ明日実験してみよう!」
まどか「えぇ、本当に?」
さやか「もし威嚇されてるんだったら原因を突き止めて解決しちゃえばいいのよ!」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 21:58:57.84 ID:TVa2Mdka0
―翌日教室―
ほむら「……」
まどか「あっもうほむらちゃんいるよ」
さやか「本当だ、縦に尻尾をぱたぱたしてるからこれから何をしようかなって考えてるんじゃない?」
まどか「ほむらちゃーん」
ほむら「鹿目まどか……」
まどか「ティヒヒ、おはようほむらちゃん」
さやか(やっぱりまどかが話しかけると尻尾がぴんと立ってる……)
さやか「おっす転校生」
仁美「おはよう御座います暁美さん」
ほむら「えぇ、おはよう鹿目まどか、美樹さやか、志筑仁美」
仁美「もう名前を覚えてもらえているなんて嬉しいですわ」
さやか「ところで転校生、さっきこれからなにしようかなみたいなこと考えてなかった?」
ほむら「?まぁ、確かに何をしようかと考えていたけど?」
さやか(予想通り、そしてやっぱり私が話しかけると尻尾を山のようにして……威嚇されてる……)
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:02:25.77 ID:TVa2Mdka0
ほむら「そろそろ時間だし戻ったほうがいいんじゃない?」
仁美「そうですわね、ではまた」
まどか「またあとでねほむらちゃん!」
ほむら「えぇ」
さやか「ねて転校生……次の休み時間……ちょっと二人きりでしゃべらない?」
ほむら「話すことなんて特に無いと思うのだけど」
さやか(すっごい威嚇されてる……でもここはなんで威嚇されてるか聞き出さないと!)
さやか「まぁまぁそういわずに」
ほむら「わかったわ」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:10:06.39 ID:TVa2Mdka0
―休み時間、トイレ―
ほむら「それで何の話かしら?」
さやか(ここに来るまでも含めてずっと威嚇されてる……)
さやか「えっと……ほむらって呼んでもいい?私もさやかでいいから」
ほむら「別に構わないわ」
さやか「あとさ、えっと……ほむらって私のこと嫌い?」
ほむら「転校したばかりなのに好きも嫌いも無いと思うのだけど……」
さやか「昨日さ、あの……尻尾が見えるっていったじゃん?」
さやか「あんたに反応してその尻尾が猫みたいに動いてるみたいでさ、まどかだと甘えたいって感じなのに私だとずっと威嚇されてるのよね……」
ほむら「そういわれても私には見えないからさっぱりなのだけど……」
さやか「そうだよね……それでもし、私を嫌う理由とかあるのなら仲良くなりたいし聞きたいなって思ったんだけど……」
ほむら「……そうね、さやか、この時代のあなたはなにひとつ悪く無いわ……気を使わせてしまってごめんなさい」
さやか「あ、うん……ごめんねなんか変な話に付き合わせて」
ほむら「気にすることはないわ、どうせ私も昼休みには変な話に付き合わせることになるから」
さやか(あっ威嚇やめてくれた……なんか嬉しいな……)
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:16:31.82 ID:TVa2Mdka0
―授業中―
ほむら(本当に尻尾があるのかしら……でも美樹さやかに対して威嚇していてまどかに甘えたそうって言うのは間違いなく正しい……)
ほむら(じゃあ私の思考はあの二人にばればれってこと?)
ほむら(まどかが大好きってばればれで……ど、どうしよう……あの二人からしたら出会ったばかりなのに……)
ほむら(変に思われたりしないかな?いえ、ネコミミと尻尾がはえてるって時点であの二人から見たら変な人よね……)
まどか「ずっと尻尾がゆっくり動いてるね」
さやか「ずっと考え事してるんじゃない?」
早乙女「じゃあここを暁美さん」
ほむら「は、はい!」
まどか「あ、毛が逆立った」
さやか「考え事してる時に指名されて驚いたんだね」
ほむら「答えは~~」
まどか「答えれてほっとした感じがよくわかるね」
さやか「尻尾がないと全然わからないね、ほむらの表情とかの違い」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:20:50.82 ID:TVa2Mdka0
モブA「暁美さんってすごいね」
モブB「勉強できるし運動できるし」
モブC「美人でクールビューティって感じだよね」
まどか「しっぽが見える私たちはクールビューティって感じがあんまりしないね」
さやか「というかネコミミと尻尾の時点でねぇ……」
まどか「美人っていうよりすごくかわいいって感じだね」
さやか「確かにねー」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:26:46.49 ID:TVa2Mdka0
―昼休み屋上―
マミ「それで、暁美さんだったわよね?」
ほむら「えぇ」
まどか(ずっとほむらちゃんが怖がってるね……)
さやか(尻尾がずっとお腹に貼りつくようになってるね)
マミ「それでそっちの子達は付き添い?」
ほむら「巻き込んでしまったから……できれば魔法少女になることが怖いことってわかってもらって契約をしないようにしてもらいたいのよ」
マミ「私としては魔法少女として仲間がほしいと感じているのだけど……その前に一ついいかしら?」
ほむら「何かしら?」
マミ「そのネコミミと尻尾は何?魔法少女姿の時だけついてるものかとおもったけど普通についてるし……動いてるし……」
ほむら「えっと……悪いけどその耳と尻尾とやらは私には見えないのよ……こっちの二人には見えるみたいだから……魔法少女の素質があれば見れるのかもしれないわ」
マミ「そ、そう……」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:36:16.94 ID:TVa2Mdka0
まどか(すごい話を聞いちゃったなぁ……願い事ひとつ……でもほむらちゃんはまだ出会ったばかりの私たちを命がけの場所に巻き込みたくないって……)
さやか(ここまで絶対に契約しないでほしいって頼まれちゃあねぇ……)
まどか「あれ?ほむらちゃんどうしたの?」
ほむら「ごめんなさい、ちょっと寝不足で眠いのよ……」
まどか「じゃあ私の膝で寝る?昼休み終わる前に起こしてあげる」
ほむら「じゃ、じゃあその……おねがいするわ///」
さやか「いままでにないほど尻尾が垂直だね」
マミ「えっと美樹さんだったわよね、尻尾の動きはなにかあるの?」
さやか「はい、ほむらが考えてることっていうか心情が素直に出てくるみたいなんですよ」
マミ「どういう意味があるのかしら?」
さやか「さっきみたいな尻尾が垂直に立っているのは子猫が母猫に甘える仕草で、ようは好きな相手に甘えるときみたいな感じですね」
さやか「いやー私の時はちょっと前までずっと尻尾を山みたいにする威嚇のポーズだったんでショックでしたよ」
マミ「じゃあ私の時はお腹に尻尾がぴったりくっついていたわね……眠くて丸まりたいとか何か?」
さやか「えーっと……逃げ出したい、怖い、助けて欲しい……ですね……」
マミ「……」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:40:21.97 ID:TVa2Mdka0
マミ「そう、私はなにか暁美さんを怯えさせてしまっていたのね……」
さやか「まぁそんなに気にすることもないですよ、私なんてお前には負けないって感じの威嚇ですよ」
マミ「でも……」
さやか「じゃあ一度ほむらと仲良くなるために一緒にどこか行きましょうよ」
さやか「私も威嚇はなくなったっていってもまどかほど好かれてはないし」
マミ「そ、そうね!じゃ、じゃあ今日の放課後私の家にこない?」
さやか「私はいいですよ、後はまどかとほむら次第ですね」
マミ「早速聞いてみましょう!」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:44:05.54 ID:TVa2Mdka0
さやか「ほむらはどう?」
まどか「ぐっすりねてるよ、すっごくかわいいんだ」
マミ「癒されるわね……」
さやか「ところでまどか、今日の放課後ってあいてる?」
まどか「え?あいてるよ?」
さやか「よーしじゃあ後はほむらだな」
まどか「どうしたの?」
さやか「マミさんの家にあそびにいこうって」
まどか「わー楽しそう」
マミ「そろそろ時間的にも起こしたほうがいいんじゃないかしら?」
まどか「そうですね、ほむらちゃん?」
ほむら「ん……」
さやか「あっ尻尾がぴくぴくってうごいた……」
マミ「これは?」
さやか「えっと……大好きな人の声を聞いて寝ているのに感情が動いて幸せを感じているらしいですよ」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:45:24.91 ID:Jx12Qj/S0
駄々漏れだ―
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:47:06.10 ID:raR+wv39P
超便利機能!
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:49:10.15 ID:TVa2Mdka0
さやか「よーしまどかに負けてられない!」
さやか「ほむら?」
ほむら「すぅ……すぅ……」
さやか「今動きませんでした?ねぇ、今動きませんでした?」
マミ「動いたような動かなかったような……私もやってみましょう、暁美さん?」
ほむら「んん……」
さやか「動きませんね……」
マミ「まだであったばかりだもの……そうよそのせいよ……」
まどか「ほむらちゃん?起きないと授業はじまっちゃうよ?」
さやか「まぁまどかが異常に好かれてるだけな気もしますけどね」
マミ「そうねぇ……鹿目さんだと動きがわかりやすいわ……」
まどか「ほむらちゃん、ほむらちゃんってば」
ほむら「ん……ごめんなさい……ゆっくり休めたわ、ありがとう」
まどか「役に立てたならとっても嬉しいよ!」
さやマミ(あそこまで懐かれてみたい気もする……)
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 22:59:08.85 ID:TVa2Mdka0
―放課後、マミホーム―
マミ「ここが私の家よ」
まどか「わーすごい」
さやか「おー突発イベントだったのに片付いてる!」
ほむら(いつも通りね……)
マミ「それで……早速だけど暁美さん」
ほむら「何かしら?」
マミ「私って怖いのかしら?」
ほむら「そんな事はないんじゃないかしら?」
マミ「でも……あなたの尻尾を見る限り、怯えられているのだけど……」
ほむら「そういわれても私には見えないのだけど……」
マミ「それはわかってるけど、何か原因になるような事があるのなら教えて欲しいのよ……やっぱりこれから一緒に戦う中間になりたいって思ってるから……」
ほむら「……あなたもさやかと同じ、今のあなたはなにひとつ悪く無いわ……気を使わせてしまったならごめんなさい……」
マミ「そう?でもなにか私に出来ることがあるなら相談してね?」
ほむら「えぇ……」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:02:59.60 ID:TVa2Mdka0
マミ(これでもまだお腹にぴったりくっついてる……そうだ!)
マミ「暁美さん?」
ほむら「何かしら?」
マミ「えい」ギュゥ
ほむら「な、何をするの巴マミ///」
さやか「お、尻尾がパタパタ振られて……」
まどか「これ……抱っこいやだ離してって動きなんだ……」
マミ「……暁美さんごめんなさい……」パッ
ほむら「えっと……気にすることはないわ」
さやか「よーしさやかちゃんも!」ギュゥ
ほむら「!!」
マミ「やっぱり尻尾を早く動かしてるわ……」
さやか「うぅ……まだそこまで身体を許してはもらえないかぁ」パッ
ほむら「あなたは何をいっているのよ……」
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:08:06.39 ID:TVa2Mdka0
まどか「私もえい!」ギュゥ
ほむら「ちょ、ちょっと///」
さやか「まぁ予想通りですね」
マミ「えぇ……」
さやか「尻尾がだらんとしてゆっくり動いてる……抱っこでのんびりとして嬉しい気分って書いてありますね」
マミ「うらやましい……」
マミ「それにしても美樹さんは今のあなたは悪く無いって言われて威嚇されなくなったのよね?」
さやか「そうですね」
マミ「私はまだお腹にぴったりと尻尾がついているのだけど……」
さやか「いやぁ、私に言われてもわかりませんよ……わたしだってまどかほどじゃないけど懐かれてみたいって思ってる身ですから」
マミ「今の私はって言われてもじゃあどうしたら良いのかしらね……」
まどか「ティヒヒ、ほむらちゃんかわいい」パッ
ほむら「か、からかわないで///」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:15:29.62 ID:TVa2Mdka0
ほむら「そろそろいい時間ね」
マミ「そうね、明日必要になるようなもの以外ならいいけど……忘れ物はしちゃ駄目よ?」
まどか「ティヒヒ、マミさんお母さんみたいですね」
さやか「中学生と思えないいいものもってるしね」
マミ「もう、あっそうだ暁美さん?」
ほむら「なにかしら?」
マミ「さっきの言葉から考えると……私に怯えちゃう理由に思い当たるふしがあるのでしょう?話したくなったらいつでも話してね?」
ほむら(言えるわけ無いじゃない……でも、気を使ってくれてるのね……)
ほむら「えぇ、ありがとう」
まどさやマミ(あっ尻尾が!お腹から離れた!)
マミ「暁美さん!」ギュウ
ほむら「!!」
さやか「あっでも抱きつきはやっぱりまだだめなんだ……」
まどか「すごいパタパタ動いてる」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:17:24.16 ID:TVa2Mdka0
さやか「ついでに言えば驚いて毛も逆だってるね」
マミ「あっごめんなさい嬉しくて」パッ
ほむら「突然どうしたっていうのよ……」
マミ「その、あなたの尻尾が……あれ?」
さやか(また怯えられちゃってる……)
まどか(尻尾がお腹にくっついてる……)
マミ「その……またね……」
ほむら「え、えぇ……」
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:27:05.63 ID:TVa2Mdka0
―数日後 病院前―
さやか「いやーまどかほど懐かれるどころか、甘えられる仕草すらされないや」
まどか「でもどうしてなんだろうね、他の人相手でもそんなことないのに」
さやか「うーん……わかんないや」
まどか「マミさんもわからないんだよね」
さやか「なんかいろいろ試してはいるけどあれ以来ずっと怖がられてるんだよねマミさん」
まどか「あ、これグリーフシードだよ!」
さやか「そういえば二人の番号って知ってる?」
まどか「ティヒヒ、ほむらちゃんの番号知ってるよ私!」
さやか「じゃあ二人を呼ぼう」
まどか「うん」
ほむら「お待たせ」
マミ「まだ大丈夫かしら?」
まどか(あ、ほむらちゃんの尻尾がお腹にくっついてる……マミさんに怖がってるのかな?)
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:32:38.19 ID:TVa2Mdka0
マミ「ちゃちゃっと片付けてしまいましょう」
ほむら「巴マミ……この魔女は強敵よ、油断だけはしないで……」
マミ「解るの?」
ほむら「えぇ、この魔女は……」
さやか「尻尾を見る限りすっごく怯えてるんだね、ほむら」
ほむら「えぇ……まどかとさやか……貴方達をついてこさせたくないって思うぐらいに……」
マミ(一緒に戦ってる感じから、多分私のほうが魔力は高いし守ってあげたら……ふふっ)
まどか「で、でも二人が心配で……」
ほむら「そう思ってくれるのは嬉しいわ」
さやか(本当に嬉しいんだな……)
ほむら「貴方達を命に変えても守ってみせるわ」
まどか(自分も怖くて怯えてるのに私たちを守るなんてかっこいいなほむらちゃん……)
マミ「ここが最深部ね」
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:38:45.55 ID:TVa2Mdka0
マミ(たいしたことないわね……)
ほむら(まどかとさやかが狙われてる!守らないと!)
マミ(これで魔女を撃ちぬけば!)
マミ「ティロフィナーレ!」
ほむら「油断しないで!」
マミ「え?」
シャルロッテ「あー」
マミ(あ、避けられない……)
ほむら「もう!」
カチン
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:46:56.18 ID:TVa2Mdka0
マミ「あら?ここは……」
ほむら「魔女を倒して結界からでたのよ」
マミ「情けないところを見せたわね」
ほむら「そうね、あれほど油断しないでっていったじゃない……」ギュウ
マミ(え?暁美さんから抱きついてきた!!)
さやか(あ、尻尾が甘えモード……)
マミ「そうね、ごめんなさい……」
ほむら「よかった……間に合ってよかった……」ポロポロ
さやか(クールビューティ暁美ほむらの泣き顔初公開!ってそんな空気じゃないなぁ)
まどか「ティヒヒ、ほむらちゃんもマミさんが大好きなんだね!」
ほむら「え、あっこれは……」パッ
マミ「ふふっ今日は帰るわ、助けてくれてありがとう、またね」
ほむら「えぇ……またね……」
さやか(私も甘えられてみたいな……)
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:50:19.24 ID:TVa2Mdka0
まどか「ねぇほむらちゃん……」
ほむら「どうしたの?」
まどか「えっと……実は怖くて腰抜けちゃって……」
ほむら「そう、家まで送って行くわね」
まどか「わわわ、お姫様抱っこなんて///」
さやか(まどかが甘えてるのになんで尻尾は甘えモードなんだろう……)
さやか「あーほむら?」
ほむら「何?」
さやか「私たちが狙われたとき助けてくれてたよね、ありがとう」
ほむら「気にしなくていいわ」
さやか(ずっと尻尾甘えモードだけど……まどかを抱いてるからかな……うーん……いいなぁマミさんもまどかも……)
141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:55:22.60 ID:TVa2Mdka0
―マミホーム―
マミ「情けないところをみせちゃったけど……怖がられなくなったし」
マミ「でもあれは暁美さんの能力?どういう能力なのかしら……仲間として聞いておきたいわね」
ピンポーン
マミ「誰かしら?」
ガチャ
杏子「おっ巴マミ」
マミ「なんであなたが……ってその耳と尻尾は何?」
杏子「あ、やっぱりお前にも見えるのか?いやーなんか突然生えてさ、お前ならなんか知ってるかなって思ったんだけど」
マミ「そうね、あなたと違って猫耳尻尾だけど……同じ症状の子を知ってるわ」
杏子「本当か!会わせてくれ!」
マミ「……明日でいいかしら?」
杏子「おう!」
マミ(犬耳に尻尾ね……)
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/26(火) 23:58:48.93 ID:Jx12Qj/S0
/\ 冂 /ヽ
\/  ̄ ヽ/
 ̄  ̄
/\ / _,ィへ∨_,ィヘ、_′ \ /ヽ
\/ く三五∨牛三ヲ、 、 ヽ/
/ /:γ´: ;、: l: : : : :`ヽ:':, 、
' ,'//厂: :!:/∧:i: :}: : :ハ::', ,
┌─┐ i .i::,'::!: :ル'|ル' }ハ:八:} }:|:!ヽ .i ┌─┐
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ヽ/ \ f⌒⌒ヽ\/f⌒i⌒ヽ/ \/
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ニ|ニ r r─、 __ 七_ l ─
ゝ_ノ d‐ _ノ (ノ`) (乂 ) レ'´V ゝノ
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 00:00:24.72 ID:nVluiEB6P
犬耳きましたわー!
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 00:03:45.39 ID:pplocqUk0
―昼休み、屋上―
マミ「というわけで連れてきたのだけど……」
さやか(猫と犬の尻尾って一緒なのかな?調べてみよっと……)
杏子「おっこいつか」
ほむら「佐倉杏子……」
杏子「ん?名乗ったっけ……」
ほむら「気にしなくていいわ」
さやか(猫と犬の尻尾って一緒なのかな?調べてみよっと……)
マミ(暁美さんが威嚇も怖がりも最初からしてない……私と美樹さんだけなのかしら……)
さやか(えっと犬が尻尾を高めにゆっくりふってるのは……攻撃するか友達になるかまよってる?)
杏子「あやしいけど今はいいや、お前この尻尾ってなんなのかわかるか?」
ほむら「そう言われても私にはあなたの尻尾も私の尻尾も見えないのよ……あるっていうのはここの3人のおかげでわかったけど……」
杏子「はぁ……振り出しかよ……」
さやか(あ、尻尾を下げてゆっくりふってるから……本当に困ってるのかぁ)
まどか「ふたりともかわいいな」
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 00:12:42.01 ID:pplocqUk0
ほむら「この尻尾と耳があることで困ることってあるのかしら?」
杏子「ん?別に無いけど気になるだろ」
ほむら「そう」
さやか「別に尻尾かわいいし気にしなければいいのに」
杏子「あ?なんだよお前」
さやか「だってかわいいじゃん」
杏子「はぁ?」
まどか「えっと、杏子ちゃんだっけ?ロッキー食べる?」
杏子「お、いいのか!」
さやか(勢い良く左右に尻尾をふる……うれしくてたまらない状態……ロッキー1本でここまで喜ぶなんて……)
まどか「マミさんもさやかちゃんもはい!」
マミ(尻尾振ってロッキーを食べてる佐倉さんもかわいいわね……)
まどか「はい、ほむらちゃんあーん」
ほむら「え、でも……あ、あーん///」
さやか(ロッキー2本で犬と猫両方に大好きって思わせるなんてまどかすごいなぁ)
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 00:13:59.20 ID:nbwE7f2s0
まどさんマジトップブリーダー
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 00:21:34.72 ID:pplocqUk0
マミ「なんにせよその尻尾や耳の消し方は知らないわ」
杏子「はぁ……無駄足か」
ほむら「そういえば……QBとかに聞いてみたら?」
まどか「QB?」
さやか「なにそれ?」
ほむら「幼い女の子にしつこくあくどい契約を迫る見た目だけ可愛い淫獣よ」
まどか「なにそれ……」
さやか「うわぁ……」
マミ「最近見てないわね」
杏子「どっか遠くいってるんじゃねぇの」
ほむら「役に立たない淫獣ね……」
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 00:36:57.61 ID:pplocqUk0
杏子「まぁいいや、なんか情報手に入れたら教えてくれよ」
ほむら「えぇ、わかったわ」
杏子「いつまでも巴マミのいるエリアにいるのもなんだし、私はもどるかな」
ほむら「待って」
杏子「なんだい?」
ほむら「放課後、巴マミの家で少し話し合いましょう?」
杏子「別に構わないが……」
ほむら「なら決定ね」
杏子「変なやつだな……じゃあな」
まどか「いっちゃった……」
さやか「ロッキー持ち歩いてみようかな……」
マミ「ねぇ美樹さん、佐倉さんの尻尾の動きからも心情がわかるの?」
さやか「そうみたいですね」
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 00:42:54.99 ID:pplocqUk0
さやか「勢い良く左右に尻尾を振る……まどかがロッキーを渡したときみたいな感じですね」
さやか「これだとうれしくてたまらないってことらしいですよ」
マミ「じゃあ途中で尻尾をゆっくりふっていたけどあれは?」
さやか「どうしようか迷っているみたいですね、尻尾を下げていた場合は自信もないみたいです」
さやか「尻尾がお腹に着くはほむらと一緒ですね、あと毛が逆立つとあっちいけ!みたいに思ってるみたいです」
さやか「あとは尻尾高く上げると自分が一番偉いと調子にのっているって場合みたいですね」
マミ「へぇ、まぁあの子はクールってわけでもないからブラフとかをかけてきてる時なんかには使えそうねぇ」
まどか「そういえば猫さんって首をごろごろしてあげると喜ぶんだっけ?」
ほむら「や、ん、まどかぁ///」
まどか「ティヒヒ、ほむらちゃんかわいい」
さやか「完全に飼い主になってるなぁ……あんな表情クラスでみたことないのに……」
マミ「うらやましいわ……」
185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 01:00:54.44 ID:pplocqUk0
―放課後、マミホーム―
杏子「それでなんでこいつらまでいるんだ?」
まどか「気になっちゃって」
さやか「まぁまぁ気にしなくてもいいじゃん」
杏子「まぁいいや、それで話ってなんだい?」
ほむら「もうすぐくるワルプルギスの夜を倒すためにあなたに手伝ってほしいの」
杏子「なぜわかる……」
ほむら「それは秘密」
杏子「あんたなにものだ?」
ほむら「それも秘密」
杏子「手伝えって割には手札を隠し過ぎじゃねぇか?仮にも仲間になれっていってるんだろ?」
マミ(あれ?私も魔法少女の当事者のひとりなのに全く話しについていけない……)
ほむら「報酬ははずむつもりよ」
杏子「へぇ、何だい」
ほむら「ひとつはグリーフシードを10個……もう一つは……」
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 01:07:14.40 ID:pplocqUk0
ほむら「さやか……」
さやか「え?何?」
ほむら「あなたの家に佐倉杏子を泊めてあげられないかしら?」
さやか「え?え?いやそんな突然いわれても……」
さやか(あれ?尻尾がたってる……ついに私に対して甘えてくれた!頼りにされた!)
ほむら「あなたが一番いいとおもったのだけど……それなら私の家かしら……」
さやか「さやかちゃんにまかせなさい!」
ほむら「本当!」
さやか「まぁなんとか……多分……」
ほむら「……というわけで今日からこのさやかの家で寝食できるわ」
杏子「なんでそいつの家なんだよ……」
ほむら「さやかは料理上手で毎日絶品の食事ができるわよ」
杏子「本当か!よし、乗った!」
ほむら(単純ね)
マミ(魔法少女である私抜きでチームの話が決まっていくわ……)
194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 01:21:30.52 ID:pplocqUk0
さやか「じゃあ私たちは先に帰るね」
杏子「じゃあな」
マミ「どうして佐倉さんを美樹さんに?」
ほむら「佐倉杏子は元々あなたと同じような魔法少女よ、今はそう見えないかもしれないけど」
ほむら「さやかに任せればあの子は元々どんな魔法少女になりたかったかを思い出してくれるわ」
マミ「自信があるのね……暁美さん、あなたはもしかして未来からきたのかしら?」
ほむら「……」
マミ「尻尾の毛が逆立ってるわよ?」
ほむら「えぇ、そうよ……」
マミ「それなら初めて会った人物への好意の差、ワルプルギスのことも全てつながるわ」
マミ「何で過去へ戻ったのか、理由はまだ話す気はないのかしら?」
ほむら「えぇ……」
マミ「まぁいいわ、話したくなったらいつでも話してね?」
ほむら「えぇ、そうするわ……まどかを送って帰るわ」
まどか「えっと……お邪魔しました」
195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 01:21:41.57 ID:pplocqUk0
ほむら「……」
まどか(ずっと尻尾が動いてる……考え事かな?)
ほむら「……」
まどか(なんだかつらそう……)
まどか「ほむらちゃん、今日うちに泊まっていかない?」
ほむら「え?」
まどか(あ、尻尾が……すごく驚いてる……)
まどか「ほむらちゃんの話、いっぱい聞きたいなって」
ほむら「……いいわ、あなたになら……」
まどか「じゃあ決定だね!」
206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 01:38:44.93 ID:pplocqUk0
―さやホーム―
さやか「あ、ちょっとつまみ食いすんな!」
さやか(でも尻尾をあんなに振って嬉しそう……)
杏子「んだよいいじゃねぇかよ」
杏子「それにしてもあいつがいってたほど絶品ってこともねぇな」
さやか「いやなら食うな!飯抜き!」
杏子「ちょっとまてよ!悪かったって」
さやか(ん?よくみると耳も動いてる……耳でも気持ちが解るのかな?)
さやか(えっと……耳がつくように倒れて……これは不安や怯え?)
さやか「えっと……ご飯抜き冗談だよ?」
杏子「ほ、本当か!よかったぁ……」
さやか(こいつ食い意地はってるけどかわいいかも……)
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 01:50:32.05 ID:pplocqUk0
―まどホーム―
ほむら「それにしても突然迷惑じゃなかったかしら……」
まどか「ティヒヒ、大丈夫だよ!だって私はほむらちゃんと一緒に居たかったんだもん!」
ほむら「そ、そう///」
まどか(あ、尻尾が私に巻きつくように……これは……マーキングだっけ?)
プルルルルルル
まどか「さやかちゃんから電話?もしもし」
さやか「あっまどか?」
まどか「どうしたの?」
さやか「いやー尻尾だけじゃなく耳でも気持ちがわかるらしいから教えておこうかなって」
まどか「へぇー聞きたい聞きたい!例えば耳をピンと立ててる場合は?」
さやか「えっと……耳をピンとたてて興味のある方向を向いてるときは興味しんしんで聞き耳を立ててるんだって」
まどか「へぇー……ねぇほむらちゃん、聞き耳たててたの?」
ほむら「う……いやその……」
さやか「あれ?ほむらいるんだ?杏子ならなんとかなったから安心していいよって言っといて」
221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 01:58:02.70 ID:pplocqUk0
まどか「だってさ」
ほむら「えぇ、わかったわ……」
まどか「ほかには?例えば耳を後ろに引いた感じとか」
さやか「えっと……・怖がってるね」
まどか「そうなんだ、怖がらなくていいよほむらちゃん、怒ってないからね?」
ほむら「そう……よかったわ……」
ほむら(耳や尻尾程度でここまで筒抜けになるものなのかしら……うぅ……)
まどか「あ、じゃあ、耳がピクピクってしてるのは?」
さやか「ほいきた、躊躇してる時だね」
まどか「躊躇?」
さやか「甘えていいのか?とか警戒したほうがいいのか?とか」
まどか「わざわざ有り難うさやかちゃん!」
さやか「ひげもあるともっとわかるんだけどねーまぁこんなもんだね、じゃあまたねまどか」ピッ
まどか「ほむらちゃん甘えたいの?」
ほむら「……えっと……」
229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 02:08:37.68 ID:pplocqUk0
ほむら「そうね……甘えたくないといったら嘘になるわ……」
まどか「ほむらちゃんはいつも魔女退治とかがんばってくれてるもんね」ギュゥ
ほむら「あ、ま、まどか?」
まどか「いつもがんばってくれてるのに甘えられないなんてだめだよ、もっと皆に……私にだって甘えてくれていいんだよ?」
ほむら「そう……かしら……」
まどか「うん、ほむらちゃんが私たちを守ってくれてるのに私たちは何も出来ないなんて嫌だよ……」
ほむら「なら、そのままぎゅっとしててもらってもいいかしら?」
まどか「うん……」
まどか(尻尾がだらんとしてリラックスできてるみたい!よかったぁ)
235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 02:17:12.62 ID:pplocqUk0
―さやホーム―
さやか「そういえばあんた、いつもはどこに住んでるの?」
杏子「ん?ホテルとか公園とか……」
さやか「落差が激しいね……」
杏子「しょうがねぇだろ、ホテルだって忍びこんで勝手に使ってんだから」
さやか「あんたそれ犯罪じゃん!」
杏子「そうでもしねぇと生きて行けねぇんだよ」
さやか「はぁ……そういう事、もう二度とするな!」
杏子「な、なんだよ……お前みたいに恵まれたやつにはわからないかもしれないけど」
さやか「そういう事しなくてもうちならいつでも泊めてあげるから、もう友達でしょ?」
杏子「……えっとさやかだっけ?お前、馬鹿だろ」
さやか「あんたに言われたくないわよ」
杏子「杏子でいいよ……馬鹿っていうのすら馬鹿らしくなってきた……はぁ……もうしねぇよ」
さやか「わかればいいのよわかれば」
さやか(あ、尻尾を見る限り服従してる……)
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 02:29:52.41 ID:pplocqUk0
―まどホーム―
ほむら「もう十分よ、ありがとうまどか……」
まどか「そう?」
ほむら「えぇ、とても癒されたわ」
まどか「よかったぁ、じゃあほむらちゃん、一緒にお風呂入ろ!」
ほむら「えぇ……え?」
まどか「ほら、いこうよ」
ほむら「ちょ、ちょっとまって」
まどか「お風呂入らないの?」
ほむら「えっと……入るわ……」
まどか「着替えは私のではいるかな?」
ほむら「身長の差はあるけど大丈夫よ」
まどか「じゃあ早く行こ!」
ほむら「えっと……えぇ……」
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 02:44:29.97 ID:pplocqUk0
まどか「髪洗ってあげるねほむらちゃん!」
ほむら「ありがとう……」
まどか「ほむらちゃんの髪の毛ってさらさらだね!」
ほむら「そうかしら」
まどか(やっぱり耳も尻尾も触れないや……)
ほむら「まどか?」
まどか「かゆいところはありませんかー」
ほむら「な、ないです」
まどか「目に入ったりしてない?大丈夫?」
ほむら「大丈夫よ、上手ねまどか」
まどか「タツヤの世話をしてるから……」
ほむら「いいお姉さんね」
まどか「じゃあながすよほむらちゃん」
ほむら「ん……」
まどか(あっでも水をかけるとピクピクって耳が動いてる……かかってないけど反応するのかな?)
255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 02:58:49.55 ID:pplocqUk0
まどか「次は背中洗ってあげるね!」
ほむら「おねがいするわ」
まどか「ほむらちゃんって肌もすべすべでいいなぁ……」
ほむら「そうかしら?」
まどか「うん、ほむらちゃんってすっごく綺麗だし同性なのにドキドキしちゃうもん」
ほむら「そう言われるとその……照れるわ……」
まどか(尻尾が立ってる……甘えてくれてるのかな?)
まどか「えい!」
ほむら「ひゃん!!ま、まどか?ちょっと……あなたどうして抱きついて」
まどか(あ、尻尾がすごく逆だってる)
まどか「前もあらってあげるね!ほむらちゃん」
ほむら「は、恥ずかしいし……そんなことしなくても///」
まどか「ちゃんと綺麗にしてあげるから大丈夫だよほむらちゃん!」
ほむら「うぅ……」
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 02:59:56.91 ID:egNyRzaS0
ここがエデンか…
263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 03:13:36.27 ID:pplocqUk0
ほむら(全身をまどかに洗われてしまった……)
まどか「あの……駄目だった?」
ほむら「そ、そんなことないわ!」
まどか「よかったぁ」
ほむら「じゃあ私が今度は洗ってあげるわね」
まどか「お願いしようかな」
ほむら「えぇ、シャンプー付けるわね」
まどか「うん」
ほむら「ふふっかゆいところはない?」
まどか「気持ちいいよ」
ほむら「まどかの髪もさらさらじゃない」
まどか「そうかな?」
ほむら「えぇ、とっても綺麗よ」
まどか(わぁーほむらちゃんの尻尾……興奮してるのかな?)
268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 03:24:42.69 ID:pplocqUk0
ほむら「じゃあ背中洗うわね」
まどか(ほむらちゃんが抱きつくように私の背中を洗ってくれてる……)
ほむら「痛くないかしら?」
まどか「ううん、痛くないよ」
まどか(ほむらちゃんの肌が目の前いっぱいに広がってる……)
ほむら「これぐらいかしら?」
ほむら「じゃあ、えっと次はまどかの前を……」
まどか「あ、ほむらちゃんが背中洗ってくれてる間にあらっちゃった」
ほむら「……なら一緒に流しちゃいましょう」
まどか「うん、お願い」
269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 03:29:20.85 ID:pplocqUk0
ほむら「じゃあ私はこっち側にはいろうかしら?」
まどか「じゃあ私もこっち!」
ほむら「で、でもそれだと狭くならない?」
まどか「せっかく一緒に入るんだから」
ほむら「そ、そう……」
まどか(後ろから抱きつくように湯船に入ったら、ほむらちゃんの尻尾がゆっくり動いててかわいい)
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「何かしら?」
まどか「後で、ほむらちゃんの隠してること……全部教えて?」
まどか「……わかったわ……」
271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 03:34:30.11 ID:pplocqUk0
―さやホーム―
さやか「そういやあんたってちゃんとお風呂入ってるの?」
杏子「んー3日に一度ぐらいは入ってるよ」
さやか「女の子なんだからちゃんとしなさいよ」
杏子「そう言われても今まで生きて行くのに精一杯なんだからしょうがねぇだろ」
さやか「そういえばそうだね、じゃあ風呂の使い方とか教えるから一緒に入ろっか」
杏子「は?」
さやか「ほら、どうせ私と対して変わらない身長だし、胸は……私のほうが大きいでしょ」
杏子「なんかはらたつなー」
さやか「ほらいくよ」
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 03:41:03.14 ID:pplocqUk0
さやか「こっちに洗濯物は入れてね」
杏子「ほい」
さやか「それじゃ入るよ」
杏子「へいへい」
さやか(口は悪いけど従順だなぁ……犬だから?)
さやか「シャンプーはこれね、リンスはこれ、ボディソープはこれ」
杏子「おう」
さやか「じゃあ今日は私が洗ったげる!」
杏子「な、別にいらねーよ!」
さやか「そう、じゃあちゃちゃっと二人で洗っちゃおっか」
杏子「お、おう……」
275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 03:54:26.01 ID:pplocqUk0
さやか「そういやあんたの耳も触れないんだね」
杏子「ん?そうだな、まず動いてるけど自分の意思でうごかせないからな」
杏子「これで感情とかわかるっていうなら私とあいつは隠し事はできないんじゃないか」
さやか「へー結構大変だねそれ……」
杏子「まぁ全員が見えるわけじゃないのが救いだな」
さやか「まぁかわいいしに合ってるよ」
杏子「似合ってるとかどうでもいいしうれしくねぇな……」
さやか「じゃあこれのおかげで私と友達になれたっておもったら?」
杏子「うーんそこまで嬉しくもないな」
さやか「なんだとーさやかちゃんの手料理まで食べたというのに!」
杏子「そうだなーまぁ感謝はしてるよ……」
さやか「私はあんたと友達になれてよかったっておもってるから、あんたも思いなさい」
杏子「どういう理論だよ……」
さやか「うっさいなー」
277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 04:02:26.15 ID:pplocqUk0
杏子「にしても変なやつだなお前」
さやか「ホームレス中学生魔法少女に言われたくないんだけど」
杏子「だいたい今日出会ったばかりの人間を家に泊めるなんてのもおかしいってのに」
杏子「私が今まで盗みだとかやってるって行ったらもう二度とやるなって説教とか」
さやか「そんなに変かな?」
杏子「普通は近づきたくないとか、こんなの家にあげたら盗まれるとか考えるもんだろ」
さやか「うーん……そう言われればそうか」
杏子「はぁ……今日あったばかりなのになんかかなわないな……」
さやか「まぁいいじゃん、悪いことしないって約束したんだから」
杏子「さやか」
さやか「ん?何?杏子」
杏子「その……色々とあ、ありが……」
ブクブク
さやか「あ、のぼせたかーやれやれ」
280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 04:13:00.09 ID:pplocqUk0
マミ(予想通りとはいえ暁美さんが未来からきただなんて……となると私と敵対していたから怯えていたのかしら?)
マミ(その割には一緒に戦うと動きもわかってて一緒に戦い易いのよね……)
マミ(でも一緒に戦ってた相手を怖がるってどうしてかしら?)
マミ(やっぱり直接聞いてみないとだめなのかしら?)
マミ(でも今は語る気はないってかんじなのよね)
マミ(そういえば、佐倉さんも暁美さんも魔法少女で動物の耳が生えてるけど……)
マミ(なにか共通点とかあるのかしら?)
マミ(魔法少女って理由なら私ももうすぐはえるのかしら?)
283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 04:24:25.83 ID:pplocqUk0
―まどホーム―
ほむら「こういうシステムなの……」
まどか「そんなのって……あんまりだよ……」
ほむら「私は魔法少女になった事は後悔してないわ、でも……他の誰かがこのことを知らなくて後悔するのはいやなの」
まどか「マミさんや杏子ちゃんは知ってるの?」
ほむら「知らないわ、教えれば絶望してしまう可能性もあるもの……」
まどか「そっか……」
ほむら「さやかにも伝えるべきなんでしょうけど……最近QBを見ていないのよね……」
まどか「私は見たことないや」
ほむら「そのほうがいいわ」
まどか「ほむらちゃん、まだ隠し事してるよね?」
ほむら「え?」
まどか「どうしてマミさんやさやかちゃんを怖がったり、私が好かれてる理由……まだ隠してるってほむらちゃんの尻尾をみたらわかるんだよ?」
ほむら「……そう……」
まどか(本当はわかんないけど隠してるのは間違いないし……)
285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/27(水) 04:41:33.24 ID:pplocqUk0
ほむら「これで全てよ……」
まどか「そっか……ほむらちゃんは私なんかのためにずっと戦ってくれてたんだね……」
ほむら「あなたのためじゃない……私のためよ……」
まどか「……ありがとうほむらちゃん……」
ほむら「……もう寝ましょう……」
まどか「うん……電気消すね」
ほむら「ねぇまどか、あなたを抱きしめて寝てもいいかしら?」
まどか「じゃあ二人で抱き合ってねちゃおっか」
ほむら「えぇ……」
まどか「ほむらちゃん寝ちゃった?」
ほむら「すぅ……すぅ……」
まどか「寝てるならバレないよね……」チュ
ほむら「すぅ……すぅ……」
まどか(ティヒヒ、ほむらちゃんのしっぽの毛が逆立ってて起きてるのがばればれだよ)
※その2へ
フワフワ猫耳カチューシャ 横耳 黒/紫 | |
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この記事へのコメント
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/19(金) 03:27: :editさぁ…
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/19(金) 03:29: :editまどマギというより猫SSですな
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/19(金) 04:05: :editまどかのふとももにおにんにんはさみたいよぉ
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/19(金) 05:24: :editまどほむは最高ですなぁ!
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名前: 名無し #-: 2011/08/19(金) 07:28: :editまどほむ・杏さや最高
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/19(金) 11:06: :edit何という俺得
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/19(金) 14:53: :editIDがまどかっぽい
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/19(金) 17:07: :edit獣耳はカス。
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/22(月) 06:38: :edit※8
ならお前は雨に濡れて段ボールの中で震えてる猫耳美少女がいてもカスと言い放って見捨てるんだな?見捨てろよ?絶対拾うなよ? -
名前: 名無しの中毒者 #-: 2011/08/28(日) 14:35: :edit>>9
猫耳の中年のおっさんの場合どうすればよいのだ? -
名前: 通常のナナシ #LkZag.iM: 2011/10/12(水) 13:17: :edit>>10
通報する。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2012/04/28(土) 02:04: :edit>>10
もしもし猟友会ですか

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.