仁美(私も、魔法少女なのに)

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2011/06/03(金)
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 19:27:13.05 ID:U+J3yUcd0

仁美(……えっ? 私のソウルジェム、こんなに濁って……)

さやか「いやー、恭介のためってわけじゃないんだけどさ、あいつも病室で暇だろうし、
     あたしが聴くついでに恭介にも貸してあげようかなー、なんて」




2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 19:28:10.92 ID:U+J3yUcd0

0話

仁美「お母様にも困ってしまいますわ。コンクールなんて」

仁美「あら、あの車は上条君ね」

仁美「あちらにいるのは……さやかさん。ふふ、あれではストーカーです」

仁美「まあ、偶然のふりをして、ごまかしてますわね」

仁美「明るいさやかさんと、素直な上条君は、本当にお似合い」

仁美「……きゃっ!?」

 上条の交通事故。

仁美「……上条君! そんな……」

QB「こんな現実は信じたくない、変えてしまいたい、それが君の願いかい?」

 数日後

QB「あれが魔女だよ。仁美、変身して戦うんだ!」




3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 19:34:31.01 ID:U+J3yUcd0

 変身する仁美。T字チューニングハンマーを模した長い棍。

QB「君の優れた音感は、魔力と共鳴して超感覚となった。全方向の敵を知覚できるはずだ」

QB「その調子だ。やるじゃないか仁美。……気をつけて、新手が来たよ」

 仁美、棍をグランドピアノへと変化させる。
 仁美、ピアノを弾く。使い魔達、各々の頭上に現れた打弦ハンマーに潰される。

QB「仁美、上だ!」

 芸術家の魔女、テレポートし落下。
 仁美、グランドピアノを棍に戻し、衝撃波で魔女を支える。

仁美「……!」

QB「受け止めた!? でも、その巨体を支え続けるのは無茶だ!
   魔力の消費を恐れず、強力な魔法を使うんだ!」

仁美「ごめんなさい……そんな魔法は……」

マミ「駄目じゃない、キュゥべえ。初心者にはやさしく教えてあげないと」




6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 19:41:11.46 ID:U+J3yUcd0

マミ「パトロールで見つけたの。危ないところだったようね」

マミ「そこのあなた、そのまま魔女を引きつけておいて!」

仁美「……はい!」

マミ「いくわよ、ティロ・フィナーレ!!」

 倒される芸術家の魔女。

マミ「怪我はない? 魔女との戦いでは、油断は大敵よ」

マミ「私は巴マミ、よろしくね、ディア・パートナーさん」




9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 19:46:45.26 ID:U+J3yUcd0

0.5話

仁美「マミ先輩には、サポートが心強いっておっしゃっていただけますけど」

仁美「私もマミ先輩みたいに、ティロ・フィナーレ!」

仁美「……ふふっ、名前を付けるだなんて、先輩にも可愛いところがございますのね」

仁美「私には、向いていないのかしら……」

 さやかからの着信。

さやか「仁美、こんばんワニ~っ!」

仁美「こんばんは、さやかさん。ふふふ、なんですの、それ」

さやか「へへ、ローカル局のCMで聞いたら、クセになっちゃって。仁美、今、大丈夫?」

仁美「宿題の質問でしたら、相談時間五分ごとに料金をいただきますわよ」

さやか「え~、そんなぁ~。あ、もしかして、夜間割増? 先生、学割は効かないんですか~」




12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 19:52:46.28 ID:U+J3yUcd0

仁美「今ならお友達割引で、十年間無料キャンペーン中ですわ」

さやか「やったぁ! って、十年って、あたし、留年とかしてない?」

仁美「そうならないように、日頃からの勉強が大事ですのよ」

さやか「くぅー! さすがは優等生! あ、でも、今日は宿題のことじゃないんだ」

さやか「あの……さ。ちょっと通好みのCDを探してるんだけど、何かないかな」

仁美「……上条君のお見舞いですの?」

さやか「えっ、えっと、あの、……その用途でも使えるやつ、お願いします」

仁美「ふふっ、お待ちになってね。何か思い出しますわ」

仁美(もう、妬けますわね、さやかさんったら)

仁美(……えっ? 私のソウルジェム、こんなに濁って……)




13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 19:58:44.64 ID:U+J3yUcd0

さやか「いやー、恭介のためってわけじゃないんだけどさ、あいつも病室で暇だろうし、
     あたしが聴くついでに恭介にも貸してあげようかなー、なんて」

仁美「イヤ……」

さやか「ん? どーした仁美。さては、仁美の苦手なヤツでも出たか!」

仁美(なんで、濁り続けて……!)

さやか「……ちょっと、仁美、大丈夫? な、何かあったんなら、もう恭介のCDはいいから」

仁美「……っ!! ご、ごめんなさい、さやかさん、切りますわね。ま、また」

 投げ出される携帯。

仁美「ハァ……ハァ……」

仁美「こんなに、さやかさんに嫉妬していたなんて」

 さやかからの着信。

仁美「ヒッ……!」




15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 20:04:38.03 ID:U+J3yUcd0

 玄関。チャイム音。

マミ「仁美さん? どうしたの? 今、開けるから待って。携帯は?」

仁美「携帯は……お家です」

マミ「さあ入って。……あなたのソウルジェム! 何があったの!?」

 マミの部屋。

仁美「私、自分が情けないです。こんなに嫉妬深かったなんて」

マミ「……聞いて、仁美さん。あなたは上条君とおつきあいするべきよ」

マミ「あなたのソウルジェムは、上条君の愛情無しにはもたないわ。お友達には悪いけど」

仁美「……できません」

マミ「仁美さん、これは命に関わることなのよ」




16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 20:10:40.74 ID:U+J3yUcd0

仁美「私は、さやかさんと上条君の幸せのために魔法少女になりました」

仁美「それなのに二人の仲を裂くなんて、絶対にできません」

仁美「さやかさんは、大切なお友達なんです。いつも明るくて、両親の言いなりで何もできない
     私を勇気づけてくださるんです。さやかさんと出会えてなかったら……」

仁美「上条君を好きになってしまったのは、私のエゴなんです」

仁美「さやかさんから上条君を奪うくらいなら、私、いっそ、魔女と戦って……」

マミ「……わかったわ。では、こうしましょう。仁美さんは、魔法少女をお休みするの」

マミ「魔女との戦いを忘れて、日常を取り戻す。時間が心を癒してくれるはずだから」

マミ「キュゥべえにも、私から言っておくわ。可能な限り、戦いから遠ざかるの」

マミ「ソウルジェムはペンダントにしておくといいわ。それなら制服の下に隠せるもの」

マミ「お友達とも、何もなかったフリをして通すの。できるかしら」

仁美「……はい。態度に気をつけることは、できると思います」




17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 20:17:00.24 ID:U+J3yUcd0

マミ「頑張ってね、仁美さん。さあ、あなたのソウルジェムを浄化しましょう。それと、
   新しいグリーフシードを、ひとつ持っておきなさい」

仁美「ダメです先輩、そんなご迷惑は……!」

マミ「仁美さん、これは投資なのよ。いつか、上条君への気持ちを乗り越えたら、
   また二人で魔女を倒しましょう。グリーフシードだって、わけてもらいますからね」

仁美「マミ先輩……。ごめんなさい、私のせいで……」

マミ「泣いてはダメ。ソウルジェムが濁るわよ。かわいい後輩は、わたしが絶対に守る。
   あなたは安心して、魂の戦いの勝利者になるのよ。わかったわね」

マミ「今夜は一緒にいてあげる。ご両親に気づかれないよう、朝までには戻るのよ」

マミ(仁美さんが立ち直るには時間がかかりそう。もしかしたら、もう二度と……)

マミ(また私、一人ぼっちね)

マミ(……いえ、違うわ。一人ぼっちだけど、戦う理由が増えたのよ)

マミ(仁美さん、私、あなたを守るナイトになれるかしら)




18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 20:23:27.69 ID:U+J3yUcd0

1話

さやか「昨日の電話、大丈夫だった? ただごとじゃない感じだったから……」

仁美「お母様に携帯を取り上げられてしまいましたの。もう返してもらえたのですけど」

さやか「あ、そっかそっか。あっちゃー、ごめんね、いっつも長電話しちゃって」

さやか(本当に、それだけなのかな? CDの話が辛そうだったけど……)

仁美「お母様が、ちょっとおかしかったのですわ。さやかさんからのお電話は、いつでも
     歓迎ですのよ」

さやか「くぅーっ、泣かせること言ってくれちゃって! 仁美はどこまで良い奴なんだーっ!」

仁美「もぅ、そんな風にひやかすなら、電話禁止にしますわよ」

さやか「えへへっ、悪い悪い。……本当に、また、電話しても良いの?」

仁美「もちろんです。お友達からのお電話が迷惑なはずございませんわ。また、かけてらして」

さやか「そっか……。ありがとう、仁美」

まどか「おっはよう~」




19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 20:29:25.88 ID:U+J3yUcd0

 放課後、ショッピングモール。

仁美「では、また」

さやか「じゃあね」

まどか「バイバーイ」

仁美(本当は、今日は、お茶のお稽古なんてないのですけど)

仁美(でも、さやかさん、上条君へのお見舞いの曲を探してましたものね)

仁美(もし、目の前でCDを選ばれたら、今の私は……)

仁美(ごめんなさい、さやかさん。きっと、乗り越えてみせますわ)




20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 20:36:43.03 ID:U+J3yUcd0

1.5話

マミ「鹿目まどかさんと……美樹さやかさんとおっしゃるの?」

さやか「はい、何を隠そう、美樹さやかとは、この私です!」

まどか「もう、さやかちゃんったら……」

マミ(名簿を見ておいてよかったわ。この子がさやかさんね)

マミ(明るくて良い子。仁美さんが大事に思うのもわかるわ)

マミ(今の状況では、さやかさんを、魔女との戦いに巻き込むわけにはいかないわ。
   仁美さんの悲しみの因果が、より深くうがたれてしまう)

マミ(でも、こちらの、鹿目まどかさん……。これほどの素質の持ち主は、全見滝原でも、いえ、
   世界中の少女達の無垢な魂をガラスの小箱に集めても、類を見ないに違いないわ)

マミ(きっと、この子なら、わずかな魔力の消耗で、魔女からグリーフシードを得られるはず)

マミ(まどかさんも仁美さんのお友達なのでしょうけど……それなら、グリーフシードを分けて
   あげることにも賛成してくれるはずよね)

マミ(仁美さん、あなたのお友達が、あなたを救ってくれるかもしれなくてよ)




21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 20:42:52.76 ID:U+J3yUcd0

2話

まどか「おっはよう~」

仁美「おはようございます」

さやか「おはよ……うわっ」

仁美(キュゥべえ!)

仁美(なんでキュゥべえがまどかさんに……。いけないわ。さやかさんに悟られてはダメ)

仁美「どうかしましたか? さやかさん」

仁美(…………。キュゥべえとさやかさんを同時に見たら、上条君を思い出してしまう)

さやか「ああ、いや、何でもないから! いこ、いこ!」

仁美(ソウルジェムが濁っていくのがわかる……。ここから離れないと、私……)

仁美「まさか二人とも、既に目と目でわかり合う間柄ですの? まあ! たった一日でそこまで
     急接近だなんて。昨日はあの後、一体何が」

仁美「でもいけませんわ、お二方。女の子同士で。それは禁断の恋の形ですのよ!」

まどか「あぁ……。今日の仁美ちゃん、何だかさやかちゃんみたいだよ」




22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 20:48:47.02 ID:U+J3yUcd0

仁美(走って逃げてしまいましたわ)

仁美(意識してしまったら、さやかさんの顔も、まともに見られない)

仁美(わけのわからないこと言って、お友達から逃げて、何やってるのかしら、私)

 放課後。

仁美(また、走って逃げて……)

仁美(授業中も、不機嫌なフリで、一日中、顔をそむけて)

仁美(でも、他にどうしようもない。ごめんなさい、さやかさん、まどかさん)

仁美(どうして、私の心は、こんなに弱いの?)

仁美(明日から頑張ろう。できるはずですわ。普通に、今まで通りに)




23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 20:55:35.49 ID:U+J3yUcd0

2.5話

マミ「今日、電話したのはね、あなたが学校でキュゥべえを見てしまったのじゃないかと思って」

マミ「やっぱり。辛い思いをさせたわね。キュゥべえって、デリカシーが足りないのよね」

仁美「いえ、私が気にしすぎて……」

マミ「仁美さん、頑張ってね。もっとグリーフシードが必要なら、遠慮しちゃダメよ」

マミ(私に恋愛経験があったら、もっと良いアドバイスをしてあげられるのかしら。
   私にも、スイート&ビターなセンチメンタルメモリーがあれば良いのに)

マミ「そうそう、魔法少女の卵さんを見つけたのよ。素直で、とっても良い子なの」

仁美「あの、その子って、もしかして……」

マミ「まだ名前を知る必要はないわ。仁美さんは自分のことに専念しないと、ダメよ」

マミ「でもね、素晴らしい魔法の素質を持った子なの」

マミ「もし彼女が魔法少女になってくれたら、全てがうまくいきそうな気がするわ」

マミ「……もう、泣いちゃダメって、約束したでしょう。また、いつでも遊びにいらっしゃい。
   ヨシヨシしてあげますからね、かわいい後輩さん」




24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 21:01:36.45 ID:U+J3yUcd0

3話

さやか「例えば、例えばの話なんだけどさ、私なんかより余程困っている人が居て、その人の
     為に願い事をするのは……」

まどか「それって上条君のこと?」

さやか「た、例え話だって言ってるじゃんか!」

QB「契約者自身が願い事の対象になる必然性はないんだけどね。前例も無い訳じゃないし」

マミ(前例……仁美さんのことね)

マミ(駄目よ、さやかさん。あなたは仁美さんのためにも、魔法少女にならないまま、上条君と
   幸せにならなければいけないの)

マミ「美樹さん、あなたは彼に夢を叶えてほしいの? 彼の夢を叶えた恩人になりたいの?」

マミ(わかって、さやかさん。あなたのことを大切に思っている、あなたの親友がいるのよ)

マミ「同じようでも全然違うことよ。これ」




26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 21:07:36.16 ID:U+J3yUcd0

さやか「その言い方は……ちょっと酷いと思う」

マミ(そうね、酷いやり方。さやかさんの上条君を想う純粋な気持ちを傷つけるなんて。でも、
   とっさにはこれしか思いつけなかった。理という毒を散らせた言葉の刃しか)

マミ「ごめんね。履き違えたまま先に進んだら、あなたきっと後悔するから」

さやか「……そうだね。私の考えが甘かった。ゴメン」

マミ(よかった、思い直してくれたわ。これで良かったのよね、仁美さん……)

マミ(あと少し。鹿目さんが魔法少女になってくれるまでは、お姉さんでいないと)

マミ(私さえ、しっかりしていれば、きっと、みんなで幸せになれる)




27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 21:14:48.50 ID:U+J3yUcd0

3.5話

QB「やあ、志筑仁美。調子はどうだい。話があるんだ」

仁美「キュゥべえ、私からも、お尋ねしたいことがありますの」

QB「いいよ。まずは、君の話を聞こう」

仁美「お父様がおっしゃるには、上条君の手に、障害が残っているそうですわ」

仁美「どういうことですの。上条君は助かったはずでしょう!?」

QB「命は助かったじゃないか。君の願いは、上条恭介を助けることだ」

QB「怒ってはいけないよ、仁美。ソウルジェムに障るからね」

QB「いいかい、かなう願いの規模は、願った者の素質に左右される。君の願いは彼の命を
   救ったけれど、君の素質では四肢までは再生できなかったんだ。十分な素質があれば、
   彼はあの場で完全に回復したはずさ」

仁美「そんな……。キュゥべえ、おっしゃっていることの意味がわかってますの!?」

QB「では、君は、彼がバイオリンを弾けないなら、死んだ方が良かったと言うのかい」




28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 21:20:27.32 ID:U+J3yUcd0

QB「素質の大きさは願う側の問題だ。ボクにはどうしようもないんだよ」

QB「ただし、諦めるのは、まだ早い。魔法少女は条理を覆す存在だ」

QB「この先、何らかの形で上条恭介が回復する可能性は高いと、ボクは考えているよ」

仁美「それは……私の願いの効果が、まだ残ってますの?」

QB「前例は無いね。しかし、その可能性も捨てきれない。彼自身にも回復力がある」

QB「大切なのは、希望を捨てないことじゃないかな」

QB「長話になってしまったね。君は心を落ち着けたほうが良さそうだ」

QB「ボクの話は、次に会った時にするとしよう。おやすみ、志筑仁美」




29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 21:26:55.19 ID:U+J3yUcd0

4話

仁美「いらっしゃいませんわ。マミ先輩と連絡がつかないから、来てしまいましたけれど」

仁美「あら、このノートは、まどかさん?」

仁美「やっぱり、マミ先輩が言っていた、高い素質の持ち主って……」

仁美「私に心配をかけないために、名前をおっしゃらなかったのね」

仁美「ふふ、可愛らしい絵。そうね、まどかさんみたいな優しい方に、強い魔力が宿るのね。
     弱い自分を取り繕うばかりの私のような人間では駄目なのね……」

仁美「でも、マミ先輩はどこへ行かれたのかしら。まどかさんは、なぜ、ノートをここに」

QB「それは、巴マミが魔女に殺され、鹿目まどかが魔法少女の契約を諦めたからなんだ」




30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 21:32:42.88 ID:U+J3yUcd0

仁美「え……」

QB「まどかは、魔法少女との因縁を断ち切るために、そのノートを捨てて、立ち去ったよ。
   マミの死に責任を感じて、見滝原のために戦ってくれるかと思ったんだけどね」

仁美「そんな……嘘ですわ。マミ先輩が亡くなったなんて」

QB「ボクは嘘がつけないんだ。嘘をつこうとも思えない」

QB「マミは死んだよ。まどかの目の前でね」

QB「まどかは契約せずに、マミが死ぬところを見ていたんだ」

仁美「そんなはずありません! まどかさんは、そんな子じゃないわ!」

仁美「魔法少女になっても、命を投げ出してでも、マミ先輩を助けたはずよ!」

QB「本当のところは、ボクにはわからないけどね。素早く決断できなかっただけかもしれない。
   時間的に充分な余裕があったわけじゃないからね」

QB「気をしっかりもつんだ、仁美。ずいぶんソウルジェムが濁ってしまったよ」

QB「気晴らしに街へ出てみたらどうかな。見滝原町の繁華街は、いつもにぎやかじゃないか」




31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 21:39:28.72 ID:U+J3yUcd0

仁美「……きれいな噴水。みんな楽しそう」

仁美「町の平和を守っていた人が犠牲になったのに、誰も気がつかず、笑っていらっしゃるのね」

仁美「まどかさん……本当にマミ先輩を見殺しにしたの? そんなはずないわよね。でも、
     心のどこかで疑ってる。ごめんなさい、まどかさん、あなたを信じられない私を許して」

仁美「こんな私、消えてしまえばいいのに」

仁美「さやかさんに嫉妬して、魂がけがれて死んでいく醜い私なのに、まどかさんまで疑って」

仁美「……あら? この液晶パネル、一枚、映らないのね」

仁美「長い髪で清楚ぶって、本当の自分を隠して、バカな私」

仁美「さやかさんのように、自分に素直に生きる勇気がないのね。まどかさんのように、
     人にやさしくすることもできない。自分をおさえて、敬語ばかり使って」

仁美「自分を偽ることだけ誰よりも上手で……」

声「ギシキをオコナエば、ニクタイをスてて、スバラしいセカイへイけるよ」




32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 21:46:31.51 ID:U+J3yUcd0

仁美「……え……」

声「ココよりもずっとイいバショ、ナマエもイらない、ハタラかなくてもイい、ナンでもタダで、ナンの
   セキニンもナいセカイよ」

仁美「私……そこへ行きたい……」

声「クチヅケをしてageる。ソウしたら、ワタシのトコロまで、スグにコれるよ」

声「アれ? クチヅケがキかない……。アナタ、マホウショウジョのヨウなモノなの?」

仁美「そう、私は魔法少女……でも……心が醜くて……魔法を使えない魔法少女ですの……」

声「ワカるよ! ハゲしくドウイしてageる。ワタシもアナタも、マホウショウジョのヨウなナニか」

声「ホントウなら、イマゴロ、ミンナをシアワせにシてた。でも、シャカイがマチガってたから、
   ミンナがミニクいから、ワタシはココにイる」

声「ソのぺんだんとにクチヅケしてアゲる。コれでコれるよ。マツりだよ。イソげ、イソげ」

仁美「ありがとう……ございます……」

声「サムくナいよ、おベントウもイらないよ。トモダチがイなくてもイけるよ。フタリでゼツボウして、
   フタリでイッショにノロいましょう……」




34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 21:53:22.99 ID:U+J3yUcd0

 工場。まどかのボディを捉える仁美。

仁美「邪魔をしてはいけません。あれは神聖な儀式ですのよ」

まどか「だって、あれ、危ないんだよ? みんな死んじゃうよ!」

仁美「そう。私達は、素晴らしい世界へ旅に出ますの」

仁美「生きてる体なんて邪魔なだけですわ。鹿目さん、あなたもすぐにわかりますから」

まどか「放してっ!!」

仁美「おかしいですわね、鹿目さんが人助けなんて」

仁美「カナメさんは、ワタシのダイジなヒトをミゴロしにシたのに」




35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 21:58:03.86 ID:U+J3yUcd0

4.5話

仁美「あ、はい。怪我はない……と思います」

仁美(あの魔女が倒されたのね。見滝原には、まだ魔法少女がいるんだわ)

仁美(もしかしたら、キュゥべえは、危険な場所と知って私を?)

仁美(ありえませんわね。マミ先輩も、キュゥべえはお友達とおっしゃっていましたもの)

仁美(魔女に魅入られたのは、私の心の弱さが原因。魔女の現実逃避に共感して、
     とりいられたのですわ。あの哀れな独りよがりに)

仁美(もしかしたら、あの引きこもりの魔女は、私の未来の姿。ああなってはダメ。強い心で、
     逃げずに乗り越えないと)

仁美(……まどかさんは、あのまま逃げだせたみたい。良かった)

仁美(ソウルジェム、酷く濁って……。マミ先輩にいただいたグリーフシードを使わないと)

仁美(何をやってるのかしら、私。マミ先輩の力にも、まどかさんの力にもなれなかった)

仁美(私も、魔法少女なのに)




36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 22:00:40.09 ID:U+J3yUcd0

5話

仁美「ええ、昨夜は病院やら警察やらで夜遅くまで」

仁美(良かった。以前より平静を保てますわ。昨晩のことで、少しでも強くなれたのかしら)

さやか「えー、何かあったの?」

仁美(まどかさん、元気がありませんわ。マミ先輩を助けられなくてショックだったのね。
     私にも酷いことされて……)

仁美「お医者様は集団幻覚だとか何とか……。今日も放課後に精密検査に行かなくては
     なりませんの。はあ、面倒くさいわ……」

さやか「そんな事なら、学校休んじゃえばいいのに」

仁美(それではダメ。さやかさんと会って、自分の気持ちと向き合わないと)

仁美(逃げていたら、ソウルジェムが壊れるのは時間の問題ですわ)

仁美「それではまるで本当に病気みたいで、家の者がますます心配してしまいますもの」

さやか「さっすが優等生! 偉いわー」

仁美(さやかさん、あなたの強さと明るさが、少しでも私にあれば)

仁美(見守ってください、マミ先輩。私が、二人を守る魔法少女でいられるように)




38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 22:07:03.21 ID:U+J3yUcd0

5.5話

仁美(ふぅ、最後の検査が終わりましたわ。フルコースでした)

仁美(魔法少女に精密検査って、問題無いのかしら?)

仁美(この病院、上条君が入院なさっているのよね)

仁美(お見舞いできませんけど。平静でいられる自信なんてありませんし)

仁美(あら、看護婦さん達、上条君の噂話を……)

仁美「え……っ!」

仁美(上条君が、屋上で演奏を……!)

仁美(ああ、神様! いえ、キュゥべえ! 願いが通じたのね!)

仁美(私の願いが通じたのかしら。本当に良かった)

仁美(キュゥべえ、あなたのおっしゃる通りでしたわ)

仁美(希望を捨てなければ、かなうことがありますのね。ありがとう、キュゥべえ)




40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 22:13:51.96 ID:U+J3yUcd0

6話

QB「ソウルジェムの調子はどうだい、志筑仁美」

仁美「あなたが上条君を助けてくれたお陰で、濁らせずに済んでますわ」

QB「彼を癒したのは、彼を想う一途な願いさ。ボクは間接的に関わっただけだよ」

QB「実は、問題が発生してしまったんだ。佐倉杏子を知ってるかい? グリーフシードの
   ためなら手段を選ばない、強力で攻撃的な魔法少女だ」

QB「そうか、マミから聞いていたんだね。その佐倉杏子が、美樹さやかと鹿目まどかに、
   目を付けているようだ。鹿目まどかの素質を潰そうとしている可能性もあるね」

仁美「まさか……魔法少女になる前に!? 二人は無事ですの?」

QB「今のところ大事には至っていないけど、杏子が見滝原町を狙っているのは事実だ」

QB「君は魔力を消耗できない。佐倉杏子と戦おうなんて思ってはいけないよ。自殺行為だ」

QB「魔力を使い切るような戦い方でないと歯が立たないだろうしね。ただ、二人の友人での
   君には知らせておこうと思ってね」

仁美(確かに、今の私にとって、戦いに魔力を使いソウルジェムを濁らせるのは自殺行為。
     でも……)




41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 22:19:29.63 ID:U+J3yUcd0

6.5話

杏子「人の体をゾンビにしやがって、キュゥべえの野郎」

杏子「……なんだアンタ」

仁美「あなたのことは、巴マミ先輩からうかがっていますわ。佐倉杏子さん」

杏子「魔法少女……か? 見滝原の魔法少女は空席じゃねーのかよ、いったい何人……」

仁美「私は志筑仁美。魔法少女ですけど、魔女を狩るつもりはございません。休業中ですの」

杏子「だったらスッこんでれば? 大人しくしてりゃあ、痛い目をみずに済むぜ」

仁美「そうしたいところですけど、あなたが、魔法少女候補である、まどかさんやさやかさんを
     つけ狙うなら見過ごせません。お二人とも、私の大切なお友達です」

杏子「おいおい、ちょっと待ちなよ、美樹さやかは……」

仁美「問答無用です!」

仁美(濁りきるまでに残された魔力で、一息に!)

杏子「杖……いや、ハンマーか? 斬り合いでアタシに勝てるとでも、思ってんのかよ!」




43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 22:26:25.06 ID:U+J3yUcd0

杏子「なんだテメェ、後ろに目でもついてんのか!」

 槍で受け、弾き飛ばされる杏子。

仁美「あなたの攻撃は、全て見えています。私には当たりませんわ」

仁美「見滝原を出て行くなら、見逃してあげます、佐倉杏子さん」

杏子「言ってくれるねぇ。アンタの動きは、目で見てるもんじゃないね。魔法少女としての
     特性に助けられてるんだろう、違うかい?」

仁美「…………」

杏子「どんな技だか知らないけど、教えてあげるよ、魔力の量の違いってヤツをさ!」

 槍を突き立てる杏子。仁美の周囲の地面や壁から出現する無数の槍。

仁美「キャァァッ!」

杏子「見えてようが見えてまいが、避けきれない手数で攻撃されりゃそれまでだ。違うかい?
     得物を飛ばされて、威勢もどっかいっちまったねぇ」

仁美(こんなに力の差があるなんて……)




44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 22:32:22.20 ID:U+J3yUcd0

仁美「私の負けですわ」

杏子「これに懲りたら、ザコは大人しくしてな」

仁美「お待ちなさい、まだ用件が途中です」

杏子「なんだってんだよ、メンドくせぇーな」

仁美「私を……この場で殺しなさい」

杏子「はぁ? どういうつもりだ、テメェ……」

仁美「あなたも知っているでしょう、さやかさんと上条君のこと。私は、横恋慕して、上条君の
     命を救って魔法少女になりましたけど、二人を見守る心の強さを持てなかった」

仁美「嫉妬でソウルジェムを濁らせてしまう、でき損ないの魔法少女……ですわ」

杏子(コイツ……美樹さやかも魔法少女になったことを知らねぇのか)

杏子(どうなってやがる。一人を救うために二人の魔法少女だと?)




46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 22:38:25.37 ID:U+J3yUcd0

仁美「どうせ私は、浄化が間に合わず、心が乱れれば死んでしまいます」

仁美「だから、私を殺しなさい。その代り、さやかさんとまどかさんには手を出さないで!」

杏子(美樹さやかも上条を救うために魔法少女になったと知りゃ、コイツの心は持たねぇな)

杏子(美樹さやかだって、親友が魔法少女になるほど上条に惚れてると知ったら、アイツの
     こった、背負い込んで暴走しちまうに決まってる)

杏子(クソッ、どいつもこいつも……)

杏子「バカ野郎共……弱っちぃ奴等が余計な心配をしてんじゃねーよ!」

杏子「アンタに自分の命を捨ててでも守りたいものがあるってのは、よくわかったよ」

杏子「美樹さやかは、鹿目まどかの方も、アタシが面倒を見る。悪いようにはしないさ」

 杏子、グリーフシードを取り出し、仁美のソウルジェムを浄化する。




47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 22:43:23.84 ID:U+J3yUcd0

仁美「えっ……?」

杏子「足りなくなったら、いつでも言いな。そんなモンはいくらでも余ってるんだ」

仁美「佐倉杏子さん、あなた……」

杏子「ウゼェんだよ、テメェの面倒もみれねぇクセして魔法少女になりやがって!」

仁美「キャッ……」

杏子「アンタは、まず自分の気持ちにケリをつけな。いいか、魔法少女をやるってのはな、
     自分が魔法少女だってのを認めて、その力を使って生きてくってことなんだ」

杏子「テメェの力で生き抜く覚悟の無いヤツには、魔法少女の資格も無い」

杏子「そこんとこが理解できたら、邪魔にならない場所での狩りを仕込んでやってもいいし、
     アタシと殺し合って、グリーフシードと狩場を取り合っても良い。わかったか!?」




49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 22:49:28.70 ID:U+J3yUcd0

仁美「あなた……マミ先輩と同じことをなさるのね」

杏子「おいおい、巴マミにも潰されそうになったのかい」

仁美「いえ……。私の気持ちが落ち着いたら、一緒に魔女と戦いましょうって……」

杏子「なんだそりゃ、全然違うじゃねーか」

仁美「違うけど……同じですわ」

杏子「……ハァ、まったく、めんどくせぇヤツばっかだな、この町は」

杏子「食うかい?」




50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 22:54:12.89 ID:U+J3yUcd0

7話

さやか「それで……話って何?」

仁美「ずっと前から……私……上条恭介君のこと、お慕いしてましたの」

さやか「そ、そうなんだ。あはは……まさか仁美がねえ……」

さやか(なんでよ、仁美を助けてあげたの、あたしじゃない)

さやか(……そっか、あの時の電話、こういうことだったんだ)

さやか(あたし、ずっと仁美のこと、傷つけてたんだ)

さやか「あ、なーんだ、恭介の奴、隅に置けないなあ」

仁美「さやかさん、あなた自身の本当の気持ちと向き合えますか?」

仁美「丸一日だけお待ちしますわ。さやかさんは後悔なさらないよう決めてください。上条君に
     気持ちを伝えるべきかどうか」

仁美(さやかさん……ごめんなさい)

仁美(もう、こうするしかありませんの)




52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 22:57:44.82 ID:U+J3yUcd0

7.5話

仁美「あら、キュゥべえ。ふふ……私に何か御用ですの」

QB「どうしたんだい、志筑仁美。いつもと様子が違うね」

仁美「こんな時、まどかさんのお母様なら、お酒を飲まれるのでしょうね」

仁美「もしかしたら、お酒を浴びるように飲めば、忘れられるのかも」

仁美「私……、もう、さやかさんとまどかさんのお友達でいられないかもしれませんわ」

QB「仁美、説明してくれないかな。ソウルジェムの問題もある。君は大丈夫なのかい?」

仁美「さあ、どうでしょう。大丈夫かしら。大丈夫じゃないかしら」

仁美「明日、答えが出ます。それで私が死んでしまったら、後のことはお願いします」

QB「仁美、君は一体何を……」

仁美「私だって魔法少女ですわ。いつまでも立ち止まっているわけにはいかないんです」

仁美「そのためには、誰かの涙が必要なのではありませんこと?」




53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 23:01:19.60 ID:U+J3yUcd0

8話

上条「でもさぁ、志筑さんって、帰る方角はこっちなんだっけ?」

仁美「本当は全然逆方向ですわ」

上条「え……」

仁美「上条君に……お話したいことがありますの」

 ベンチで語り合う二人。

仁美(上条君と、音楽の話をしているだけで、こんなに楽しい)

仁美(早く切り出さないといけませんわ。でも、ごめんなさい、さやかさん。もう少しだけ……)

 物陰から見ていたさやか、去る。




54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 23:07:50.59 ID:U+J3yUcd0

仁美「……上条君、本題に入らせていただきますわ」

上条「うん。何だい?」

仁美「私を、あなたに、ふってもらいたいんですの」

上条「え……ちょっと待ってよ。どういうことかな」

仁美「さやかさんからは告白されましたか?」

上条「え、そ、そんなことないけど」

仁美「そうですか。きっと、私との友情を大事に思ってくださるのね」

仁美「さやかさんは、必ずあなたの前に現れます。さやかさんは強い人ですから」

仁美「私、昨日、さやかさんに挑戦状をつきつけましたのよ」

仁美「さやかさんの愛情は、長い時間で育まれた、彼女の真心に根差したものです。
     ただ、その気持ちと向き合うのに時間がかかるだけ」

仁美「応える気持ちが、あなたにもお有りのはずですわ。ご自分で気づいていらして」




56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 23:14:02.14 ID:U+J3yUcd0

上条「……僕は、さやかのことを異性として意識しているかなんて、考えもしなかった」

上条「でも、さやかが告白してくれたら、その気持ちを傷つけるようなことは絶対にしたくない」

上条「腕の具合が悪い時に、さやかに酷いことを言ってしまったんだ。さやかに甘えて」

上条「もう二度と、あんなことは繰り返さないよ。……そうだ、さやかは僕の大切な人だ。
     ずっと支えてくれてたんだ。僕は、さやかを……愛してるんだと思う」

仁美「では、あなたを愛している女性が、さやかさん以外にも現れたらどうしますの」

上条「志筑さん……」




57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 23:20:19.52 ID:U+J3yUcd0

上条「ごめん、志筑さん。もし僕を好きだと言ってくれるのなら、君の気持には応えられない」

上条「本当にごめん」

仁美「謝っていただかなくてもけっこうですわ。これは、私のけじめだったのですから」

仁美「……私は大丈夫、こんな時に泣かないわけがありませんものね。大丈夫ですわ」

仁美「ごきげんよう、上条君。また、あなたの演奏を聴かせていただいてもよろしいかしら」

仁美「さやかさんは、私の大切なお友達、泣かせたりしたら許しませんからね」




58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 23:26:25.59 ID:U+J3yUcd0

8.5話

仁美「昨日は、私、泣きながら寝てしまったのね」

仁美「ソウルジェム、濁ってませんわ」

仁美「最初からこうすればよかったのね。ダメな私」

仁美「さやかさん、きっと、昨日のうちに、上条君に会いに行かれたはずね」

仁美「ふふ、冷やかしのモーニングコールでも、してさしあげようかしら」

仁美「……おかしいわね。さやかさん、充電器に挿さずにお休みになったのかしら」

仁美「ま、まさか、上条君とお泊り? 大人の階段を昇ってしまわれたのでは!」

仁美「……こんなことも言えるようになりましたのね、私」

仁美「マミ先輩、杏子さん、私、魔法少女として戦えますわ」




61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 23:33:25.76 ID:U+J3yUcd0

9話

まどか「うん……。ちょっと寝不足でね」

仁美「それにしても、今日もさやかさんはお休みかしら? 後でお見舞いに行くべきでしょうか。
     ……でも私が行っていいのか。今ちょっと、さやかさんとはお話しづらいんですが」

仁美(ふふ、本当は、上条君の気持ちを伝えてあげたいのですけど)

仁美(でも、挑戦したままですものね。お見舞いですと、まどかさんと一緒ですし……)

仁美(さやかさん、上条君はあなたを待ってますのよ)

まどか「仁美ちゃん。あのね……」

仁美(まどかさんにとって、魔法少女は辛い思い出のはず)

仁美(でも、いつか、マミ先輩のこと、お話しできますわね?)

まどか「仁美ちゃん。ごめん。今日は私も……学校お休みするね」

仁美「え? そんな、まどかさん、ちょっと」

仁美(まどかさん……?)




62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 23:40:37.98 ID:U+J3yUcd0

 屋上。

ほむら「まどか、どこへ行ったのかしら。気配がつかめない」

ほむら「まさか、まどかは美樹さやかの所へ?」

ほむら「……これは、魔女の結界! こんな時に!」

ほむら「委員長の魔女ね。巣は別の学校のはず。バタフライエフェクト……いえ……」

 ほむら、時間停止を繰り返し、滑走する使い魔達をしのぐ。

ほむら「……やっかいね。本体は空中、ロープを登るにも使い魔が邪魔」

ほむら「無理してもRPGを常備すべきだった。使い魔の攻撃も激しい。突破口を見つけないと」

 時間停止解除。死角から新手の使い魔。

ほむら「……!」




63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 23:45:42.32 ID:U+J3yUcd0

仁美「暁美さん!」

 使い魔を撃退する仁美。

仁美「あなたも、魔法少女でらしたのね。私、学級委員で、付き添いを頼まれましたの。
     間に合って何よりでした」

ほむら「志筑さん、あなた、ソウルジェムは……」

仁美「私のソウルジェムが、どうかいたしまして?」

ほむら「…………」

ほむら「そうね、ソウルジェムは正常なようね。わかったわ、手を組みましょう」

ほむら「巴マミのように、魔女への道を作れるかしら。魔女まで行けるなら、私が仕留める」

仁美「……わかりましたわ。やってみます」

 仁美、棍をグランドピアノへと変化させ、弾く。
 ピアノから無数の弦が現れ、魔女への道を作る。

ほむら「終ったわ」

 爆発。四散する魔女。




64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 23:49:36.05 ID:U+J3yUcd0

ほむら「……志筑さん、美樹さやかのことは諦めて」

仁美「えっ……?」

ほむら「鹿目まどかは私が守る。あなたは手出ししないで」

ほむら「さっきは、助かったわ。ありがとう」

ほむら「私、急ぐの。これで失礼するわ。さようなら」

仁美「……待って、さやかさんを諦めるって、どういうことですの!?」

仁美「そういえば、杏子さんも、さやかさんの面倒をみるって……」

仁美「私、さやかさんを探さないと」




65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 23:54:23.83 ID:U+J3yUcd0

9.5話

仁美「はぁ、すっかり遅くなってしまいましたわ」

仁美「まさか、捜索願が出てらしたなんて。お昼休みに、ご自宅にお電話するべきでした」

仁美「探すといっても、どこを探せばよいのでしょう。手配が行き届かない場所ですわよね」

QB「遅かったね、志筑仁美」

仁美「キュゥべえ! ちょうど良いところに。さやかさんを探してますの」

QB「知ってるよ。ボクの助けが必要かもしれないから、君を待っていたんだ。授業を全て
   受けてくるとは思わなかったよ」

仁美「お二人と暁美さんのために、授業のノートが必要かと思って……」

QB「本当に優等生なんだね、仁美は」

仁美「もう、からかうのは止してくださいません。さやかさんじゃあるまいし。まどかさんの朝の
     様子から、事件になっていると気がつくべきでしたわ」

QB「君は、さやかがどこに居ると思っているんだい」

仁美「さやかさんに限って、思いつめて自分を粗末にはなさいません。きっと、魔女の被害に
     巻き込まれたのでしょう。……さやかさんだけでなく、杏子さんも心配ですわ」




66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 23:56:43.33 ID:U+J3yUcd0

QB「君が心の安定を取り戻したのなら、魔法でさやかを探せばいいんだよ」

QB「ボクの教える通りにやってごらん。街に紛れた体を探すのは簡単ではないけどね」

仁美「……このホテルね。どうしてこんな場所にいらっしゃるのかしら」

QB「優れた感覚を持つ君なら見つけられると思ったよ。仁美、君が制服のまま入ったら
   目立ってしまう。魔法少女は一般人の注意を引くべきじゃないよ」

仁美「隠れた正義の味方、ですのね。でも、どうしましょう」

QB「君の魔法で、中の人間を催眠状態にしてしまえば良いよ。魔女がやるようにね」

仁美「魔女にできることが、魔法少女にもできますの?」

QB「君は、旋律の力を持った魔法少女だ。心地よいメロディを魔力に乗せれば、簡単にできる
   はずだよ。魔女の使い魔や影でも、操れるかもしれないね」




68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 23:58:23.53 ID:U+J3yUcd0

仁美「私にそんな力がありましたの。もっと早く言ってくださればよろしいのに」

QB「初心者は直接攻撃から学んでいった方が良いね。もっとも、魔法少女の魔法は実戦で
   磨かれる。君も必要に迫られれば特性を開花させたはずさ」

QB「君の魔力はスカラー量としては小さいが、個々の事象に対する対応能力では優秀だ」

仁美「先ほどおっしゃった、影、というのは、何のことですの」

QB「影は影さ。魔女は別の魂を使役していることがある。影の力は、影の本体によって違う。
   だから、一概に影がどういうものかは説明できないんだ」

QB「さあ仁美、ここにいる人間達に魔法をかけてごらん。君の力を見てみたいんだ」

QB「……完璧だよ、仁美。ボクの見立て通りだ。君は魔女にとっての脅威となりえるね」

QB「ホテルの中の人間は、みんな上の空で何も見ていない。今の内だ、行こう!」




70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 00:00:47.82 ID:MF252va+0

QB「この部屋には、佐倉杏子の人払いの結界が張られている。どうやら杏子が
   関係しているようだね。前にも忠告したけれど、彼女は危険人物だ」

仁美「違いましてよ。杏子さんは、少し乱暴ですけど、信頼できるかたですわ。きっと、
     さやかさんを匿ってくださったのよ」

QB「それはどうかな。部屋に入って、真実を確かめると良いよ」

仁美「何がおっしゃりたいの? ……ほら、さやかさん眠っていらっしゃいますわ」

QB「確かに君達人間は、魂が抜けた死体を眠っていると表現することがあるね」

QB「わかるかい? 呼吸、脈拍、いずれも無いようだね。瞳孔の対光反射も起こらないだろう。
   まあ、ボクから見れば、死体の魂の有無は一目瞭然だけどね」

QB「揺すっても名前を呼んでも無意味だ、仁美。佐倉杏子は美樹さやかの死体を隠していた。
   君が杏子を信頼してさやかの保護を頼んだのなら、判断を誤った可能性があるね」




71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 00:05:33.26 ID:MF252va+0

 回想。幼い仁美とさやか。

さやか「仁美、お稽古やなの?」

さやか「よーし、ディズニーランド行こう!」

さやか「あたしが怒られるもん。言い返してやる、仁美ちゃんは私が誘拐しました、仁美ちゃんは
     小学生なのにサービス残業でおかしいです! って!」

さやか「仁美、ディズニーランド行ってみたかったんでしょ? いくぞ、まどかも拉致だーっ!」

さやか「へへーん、隠しといたお年玉があるもんね。どーんとまかせないさい」

さやか「行くよ仁美! 仁美はあたしに誘拐されたんだからねー!」

 様々な年齢で、明るくふるまうさやか。




74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 00:08:39.47 ID:MF252va+0

仁美「そんな……。上条君が、あなたを待ってますのよ。どうして……!」

仁美「あなたに幸せになって欲しくて、魔法少女になって、やっと立ち直れたのに……」

仁美「上条君に、何て言えば良いの? さやかさん、私、こんなのイヤ」

仁美「さやかさん、目を開けて。私の大好きな、元気なあなたに戻って!」

 泣く仁美。

仁美「……キュゥべえ。さやかさんのこと、ご存じでしたの?」

QB「美樹さやかの死体があるだろうとは、予想していたよ」

仁美「あなた、おかしいですわよ。まるで、私の心をもてあそんで、ソウルジェムを濁らせようと
     しているみたい」




75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 00:13:24.82 ID:MF252va+0

QB「ボクが、君を絶望させようとしていると、言いたいのかい?」

仁美「……違いますの?」

QB「ボクは魔法少女の運命を助ける存在だ。魔法少女を絶望させるなんて変じゃないかな?」

仁美「……そうですわね。あなたは、魔法少女の戦いを助けてくださいますものね」

QB「美樹さやかの死は、君にとってショックだったようだが、君は乗り越えそうだ。君の精神は
   耐久性を獲得したようだね、志筑仁美」

QB「部屋の魔力が薄れてきている。杏子の身に何かあったと考えられるね。早く立ち去ろう」

仁美「そんな、杏子さんまで……!」

QB「君は、美樹さやかの死体を見てまで、杏子の身を心配するのかい? いずれにせよ、
   杏子は諦めた方がいいね」

仁美「……キュゥべえ、私、魔女の犠牲になった人達を忘れません」

仁美「私は、魔女を許せない」




76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 00:19:21.55 ID:MF252va+0

10.5話

仁美「呼び出してしまって、ごめんなさい」

ほむら「私、いつも屋上で暇にしているわけではないわ。やることがあるの」

仁美「違っていたら、ごめんなさい。もしかしたら暁美さんは、ワルプルギスの夜と
     戦うために見滝原にいらしたのではなくて?」

ほむら「……そうね」

仁美「さやかさん、お通夜の前に解剖されるそうですわ。死因はわからないのでしょうね」

ほむら「見つけたのね、美樹さやかの死体を」

ほむら「魔女との戦いでは、時として犠牲を避けられない。あなたには責任のないことよ」

仁美「さやかさんは、魔法少女ですらなかったのに?」

ほむら「美樹さんの死について、あなたに責任はない。それだけよ」

仁美「佐倉杏子さんをご存じ? 杏子さんも、お亡くなりになったのよね」

ほむら「二人の犠牲によって、魔女は倒された。問題は解決したの。気づかう必要はないわ」

ほむら「巴マミからワルプルギスの夜を聞いていたようね。ワルプルギスの夜は、私が倒す。
     志筑さん、あなたは自分のソウルジェムの状態を保つことに専念するべきだわ」




78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 00:25:27.23 ID:MF252va+0

仁美「暁美さん、私のこと、お詳しいみたいですわね」

仁美「マミ先輩から、お聞きになっていたのかしら」

ほむら「…………」

仁美「暁美さん、私、マミ先輩や杏子さんに助けられて、自分の気持ちに整理がつきましたの。
     キュゥべえも、私の魔法は役に立つとおっしゃってくださいました。暁美さん、一緒に
     戦わせてください。私、頑張りますから」

ほむら(……志筑さんとのワルプルギスの夜は、他の平行時間軸では発生しなかった)

ほむら(志筑さんの力は未知数。ワルプルギスの力も底が見えない。佐倉杏子を失った今、
     一人でも味方がいるに越したことはない。でも、全ての時間軸で志筑さんは……)

ほむら「私には、ワルプルギスの夜と戦って、守らなければならないものがあるの」

ほむら「ソウルジェムが不安定なあなたには、自分の力の及ばない戦いにとらわれて危険を
     冒して欲しくない。それは虚しくて馬鹿げたことだと思うから」

ほむら「わかってちょうだい。あなたには……そう、巴マミのように死んで欲しくない」

ほむら「……っ!」

ほむら「叩いたわね」




79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 00:30:22.25 ID:MF252va+0

仁美「マミ先輩のことを、そんなふうにおっしゃるなら、何度でも叩きます」

ほむら「暴力をふるっても、私はあなたを軽蔑するだけよ」

ほむら「ねえ、あなたのために忠告してるの。どうして理解してもらえないのかしら」

仁美「ご自分が正しいと思ってらっしゃるなら、やり返したらいかが」

ほむら「言ったでしょう、私は忙しいの。あなた相手に感情的になる必要も暇もないわ」

仁美「私は、マミ先輩から戦いを引き継いだと思っています。その戦いを、あなたに
     認めていただけないなら、感情的にだってなります」

ほむら「誤解させたようね。私は、巴マミが馬鹿げていると言ったわけではないわ」

仁美「きっと、プライドを持つ必要もないほど、あなたの守りたいものは無価値なのね」

仁美「……っ」

ほむら「おあいこね。満足かしら」

ほむら「お通夜が終わったら、私の家に来て。あなたには言っても無駄みたいだから」




80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 00:36:25.99 ID:MF252va+0

11話

仁美「あの、暁美さん、これ、よくお邪魔していたお店のケーキですの」

ほむら「志筑さん、あなたとお茶をするために来てもらったわけじゃないわ」

仁美「……私、人を叩いたのも、叩かれたのも初めてなんです」

ほむら「あなたにあんなことができるなんて、私にも予想外だったわ」

仁美「ですから、ちゃんと謝らせていただかないと困ります」

仁美「叩いたり、酷いことを言ったりして、本当にごめんなさい」

ほむら「…………」

ほむら「私の方こそ、誤解させることを言ったり、叩き返したりして、ごめんなさい」

ほむら「でも、そんな軟弱な気持ちは、ワルプルギスの夜までに捨てておいて」

ほむら「インスタントしかないけど、紅茶とコーヒー、どちらにするの、志筑さん」




82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 00:40:44.57 ID:MF252va+0

QB「ボクも混ぜてもらっていいかい? 暁美ほむら、志筑仁美」

仁美「あら、キュゥべえ。女の子のお家にご招待なしに入ってきてはいけませんわよ」

ほむら「そうね。消えなさい、キュゥべえ」

仁美「あ、いえ……。暁美さん、キュゥべえにも加わっていただくべきではありませんの」

ほむら「…………」

QB「やれやれ、嫌われたものだね。安心して良いよ、用件が済んだら帰るから」

QB「志筑仁美、君に、伝えたいことがあるんだ」

QB「君のために無理をして、巴マミが死んだこと。美樹さやかも魔法少女であり、君のせいで
   絶望して、魔女になって死んだことを、ね」

QB「それと、魔女となった美樹さやかを倒すため、佐倉杏子が犠牲になったことも」

ほむら「やめなさい、キュゥべえ」

仁美「……どういうことですの? さやかさんが魔法少女で、魔女になるって、どうして!?」

ほむら「落ち着いて、志筑さん。こいつの言うことを真に受けてはダメ」

QB「本当のことさ。君は全ての元凶なんだよ、志筑仁美」




83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 00:45:45.09 ID:MF252va+0

 ほむら、キュゥべえを銃で撃つ。

QB「無駄だとわかっているのに、なぜ同じ行為を繰り返すんだい。君は非論理的だね」

 拡大されて映る、物陰のキュゥべえの影。

QB「志筑仁美、君と契約したとしても、美樹さやかを魔法少女にできる予測は立っていた。
   君の素質では、上条恭介に対する癒しが不完全になる可能性が高かったからね」

QB「上条恭介の手の障害を癒したのは、さやかなんだ。そして、彼女も魔法少女となった」

QB「君たち人類はこうした効果を、ひとつの石で二羽の鳥を落とすと表現するよね。なかなか
   面白い暗喩だと思うよ」

QB「だが、鹿目まどかの素質が判明し、君やさやかの意味は相対的に減じてしまったんだ」

仁美「まどか……さん……?」

ほむら「…………」

QB「そうさ。類まれなる素質を持ったまどかとの契約こそ、最も優先される目的さ」

QB「君も間接的に役に立ってくれたよ。上条恭介に告白することで美樹さやかを絶望させて
   くれたからね。絶望した美樹さやかによって、佐倉杏子も命を落とした」

仁美「違いますわ! 上条君は……」




89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 01:01:33.51 ID:MF252va+0

QB「君たち人類の思考伝達手段は、はなはだ原始的だ。そこに感情という予測困難な機構が
   加わるから、簡単に認識の相違が生まれ、誤解を発生させる」

QB「もっとも、その感情が生み出す希望と絶望の相転移エネルギーこそ、ボクが地球人類に
   求めているものなんだけどね」

QB「佐倉杏子の死によって、暁美ほむらは不十分な戦力でワルプルギルの夜を迎える。
   よって、見滝原町を救うため鹿目まどかは魔法少女となり、いずれ絶望して、未曾有の
   相転移エネルギーを放出することになるだろう。君にも感謝しているんだよ、仁美」

ほむら「もう止めなさい、キュゥべえ。志筑さんを傷つけて、あなたに何の得があるというの」

QB「得があるというよりも、損失を防ぐためなんだ。志筑仁美が、上条恭介や美樹さやかとの
   関係による感情の障害から回復し、ワルプルギスの夜に有効な戦力となったからね」

QB「鹿目まどかが魔法少女となる必然性のために、志筑仁美には退場してもらうのさ」

ほむら「キュゥべえ、あなた……!」




91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 01:07:21.40 ID:MF252va+0

仁美「何のことか、全然わかりませんわ。エネルギーとか、まどかさんとか……」

 震える仁美。エネルギー確保について語るキュゥべえ。

QB「……これは完成されたシステムであり、契約時の認識の相違を君たちの言葉で
   表現するなら、騙されている、ということになるのだろうね」

QB「つまり君は、認識不足という愚かさから騙されて魔法少女となり、未熟な恋愛感情から
   親友や恩人を絶望や死へ追いやった、周囲に悪影響をもたらす有害な人物なんだ」

仁美「嘘……。暁美さん、キュゥべえの言ってること、嘘ですわね!?」

ほむら「…………」

QB「何度言わせるんだい、ボクは嘘がつけないんだ。君には全ての責任があるよ、仁美。
   君は、ボクが契約してきた中でも、稀にみる罪深い魔法少女と言ってもいい」

 仁美の精神をイメージが侵食する。
 マミの死。さやかの誤解。さやかの相転移。杏子の犠牲、さやかの死。




92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 01:12:50.36 ID:MF252va+0

QB「自分の過ちと向かい合うんだ、志筑仁美。君が一緒に戦っていれば、巴マミが魔女に
   殺されずに済んだのは確実だ。君の能力は、マミの魔法の隙を補うものだった。君が
   個人的な恋愛感情によってリタイアしなければね」

QB「君が発端となって美樹さやかが絶望し魔女となったのは完全なる事実だ。さやかは
   魔法少女の宿命に苦しんでいたが、君は知らずに止めを刺した。君の責任だよ」

QB「はたして君は、どれだけ、美樹さやかのことを思いやれていたんだい。自分の気持ちの
   決着に夢中で、さやかの窮地に気付けなかったんじゃないかな」

QB「その美樹さやかとの戦いで佐倉杏子が犠牲となったのでさえ、君が杏子の同情を
   買ったことに一因があるだろうね。本来であれば、佐倉杏子は他人のために命を捨てる
   魔法少女じゃない。君は、さやかの保護を杏子に押し付けたんじゃなかったかな」

QB「素質に恵まれない君の不完全な願いと身勝手な悩みが、君達の歯車を狂わせたんだ。
   人間の観念で君を比喩するなら、君は死神と呼ばれるべきだ」

 仁美の相転移が始まる。




95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 01:18:17.65 ID:MF252va+0

仁美「私、ずっと、自分の弱さが嫌で、強くなれたと思ってましたけど、間違いでした」

仁美「私は弱いまま。みんな弱いんです。さやかさんだって弱かったんです。マミ先輩も、
     杏子さんも。きっと、暁美さん、あなたも」

ほむら「…………」

仁美「だから、互いに思いやればよかったのに。自分の中へ抑え込んで、バカな私」

仁美「壁を作って閉じこもって、人を頼る時は甘えてばかりで、それは全て間違いでしたわ。
     理解し合えば、みんな助けられたんです。助け合えたんですわ」

仁美「暁美さん、あなたは間違えないで。自分の弱さと戦う時、誰かのために力になる時、
     信頼する人に自分の弱さを知られることを恐れないで。大事な人と向かい合って。
     弱さを支え合えば、きっと、どんな現実にも立ち向かえますわ」

仁美「憎い。他人の弱さも、私の弱さも。誰も彼もが憎いの」

仁美「バカな人達……消えてしまえばいい。私もあなたも、愚か者は死ねば良いんだわ!
     そうですわ、みんな、火をつけて燃やしてしまいましょう……」

 仁美、鳥かごの魔女となる。




96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 01:24:07.38 ID:MF252va+0

QB「やれやれ。こういう強引なやり方は、ボクらしいとは言えないんだけどな」

QB「ワルプルギスの夜における志筑仁美の有効性は、契約時から懸念していた」

QB「優先的に孵化を促進したけど、ここまで長引くとは予想しなかったよ」

QB「おそらく、別時間軸のボクらも、志筑仁美を無力化したんじゃないかな?」

ほむら「黙りなさい、キュゥべえ」

QB「用事は済んだからね、もう行くさ。そうだ、最後に一つ聞いておくよ」

QB「君が魔女となった仁美を殺すのは、これで何回目なんだい?」

ほむら「黙れッ、インキュベーターッ!!」

 時間停止。




97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 01:30:53.67 ID:MF252va+0

ほむら「志筑さん……、私、全部おぼえてるの」

ほむら「ノートを貸してくれたことも、勉強をみてくれたことも、おぼえてる」

ほむら「本当は、習い事を休んで来てくれてたのも、今では知っているの」

ほむら「志筑さんだけじゃないよ、美樹さんだって、巴さんだって、優しくしてくれた」

ほむら「でも、誰も未来を信じない。あいつの罠に落ちて絶望していく」

ほむら「誰も救えない。まどか一人だけでも救おうとしても、それでも救えない」

ほむら「弱さを支え合うって、どうしたらいいの。それで、まどかを救えるの」

ほむら「ごめん、仁美さん、私、わからないよ……」

 時間停止解除。
 爆発。四散する魔女。




98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 01:34:46.39 ID:qD9yfKol0
ある意味ではほむらが悪いなこれ




99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 01:36:54.56 ID:MF252va+0

12話

仁美「……まどかさん」

まどか「もう大丈夫だよ、仁美ちゃん。魔法少女の呪いは、全部、私が引き受けるから」

まどか「魔女になっちゃった子の命までは助けてあげられないんだけどね。ごめんね」

仁美「でも、それでは、まどかさんが……!」

まどか「私、頑張れると思う。ほむらちゃんがね、いっぱい力をくれたの」

まどか「だから、全ての呪いを消して、戦い続けられるの」

仁美「……よかった。まどかさんは、暁美さんも、私のように間違えなかったのね」

まどか「仁美ちゃん、私達は、みんな一緒だよ。見えなくなったり、消えてしまったりしても」

まどか「だから、安心して。もう私達は、絶望しないし、誰も呪わない」




100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 01:42:48.34 ID:MF252va+0

仁美「まどかさん、さやかさんのことですけど」

まどか「うん、これから行くよ」

仁美「上条君や私のこと、さやかさんは知らないままのほうがよろしいのではないかしら」

まどか「仁美ちゃんは、それでいいの?」

仁美「さやかさんの想いを見届けたくて、私は願ったんです」

仁美「私もさやかさんも消えてしまうのでしょう。だから……」

仁美「さやかさんを失って絶望した上条君よりも、さやかさんが幸せにしてあげた上条君を、
     さやかさんに見せてあげて欲しいんです」

まどか「……うん、わかった。やってみるよ仁美ちゃん」

まどか「うまくできるかな。遠近感とか、狂っちゃったりして」

仁美「まどかさんったら。こんな時でもお茶目ですのね」

まどか「えへへ」




101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 01:48:09.96 ID:MF252va+0

仁美「もっと早く、まどかさんとお話しできたら、私……」

まどか「仁美ちゃん、私も同じだよ。遠回りしちゃった」

まどか「仁美ちゃんが辛かったこと、気づいてあげられなくてごめんね」

まどか「でもね、みんなが遠回りして頑張ってくれたから、この結末にたどりつけたと思う」

まどか「みんなからもらった勇気で、私、絶対がんばれるよ」

まどか「仁美ちゃん、先に行って待っててね。さやかちゃんも、私も、ずっと一緒だよ」

 まどかの胸で消えていく仁美。

仁美「まどかさんに救われて、私の記憶も魂も、消えてしまうのでしょうね」

仁美「でも、この温かさだけは、消えずに残るのかもしれませんわ」




104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 01:53:27.56 ID:MF252va+0

12.5話

杏子「このケーキ、マジうめぇな。ほむらのやつも来りゃいいのによ。愛想ないヤツ」

杏子「……いっちまったね。さやかも、仁美も」

マミ「そうね。円環の理に導かれて……」

杏子「そうだな。え、円環の、こ、理に、みみみ、導か……」

マミ「……なぜ、大笑いなさってるのかしら、さ、く、ら、さん?」

杏子「だってさ、初耳だったぜ、え、円環の、こ、理なんてのは!」

杏子「ネーミングセンス最高だろ! あん時は聞き流したけど、笑うだろフツー!」

マミ「だいたい、なんであなたは手づかみなの! フォークを出したでしょ!」

杏子「ちまちま食ってもうまかねーんだよ! それにしても、え、円環……」

マミ「……やはり、あなたとは決着をつけなければならないようね」

杏子「笑わせといて襲うのかよ! 汚ねぇぞマミ! え、円環戦法は反則……」

マミ「そんな戦法はありません!」




105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 02:01:34.24 ID:MF252va+0

 歩道。連れ立って歩き去るマミと杏子。

Don't forget.
Always, somewhere,
some people are fighting like you.
As long as you remember them,
you are not alone.

 おしまい

PUELLA MAGI
HITOMI MAGICA




106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 02:03:54.10 ID:MF252va+0
終わりました。
お付き合いいただけた方、ありがとうございました。




107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 02:09:30.79 ID:SMHBjQWG0
乙でした

結局仁美に上条くんを託して(本人はそう思い込んで)逝ったさやかが報われねぇなぁ……








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コメント
この記事へのコメント
  1. 名前: 名無しさん #-: 2011/06/03(金) 15:31: :edit
    これは良作
  2. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 15:40: :edit
    駄目だ、緑は好きになれん…
  3. 名前: 名無しさん@ニュース2ちゃん #-: 2011/06/03(金) 16:16: :edit
    固有の魔法って個人の資質じゃなくて願いによるんだろ?
    ならこの場合緑も回復魔法じゃないとおかしくね?
  4. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 16:23: :edit
    うまく出来てるな
    裏でそんな事が
  5. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 16:23: :edit
    面白いけど最終回で仁美生きてるから見事に矛盾してるね
  6. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 16:36: :edit
    最大限さやかを貶めないよう配慮した構成にしてるのは解るんだけど結末で結局道化にしちゃってるなぁ
  7. 名前: 名無しさん #-: 2011/06/03(金) 16:39: :edit
    さやかファンやさやかに感情移入した人は仁美許せないだろうね

    オレは仁美もさやかも大好き
  8. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 16:51: :edit
    気取った台本っぽい地の文とか
    台詞回しとか酷すぎて
    最後まで読めない
  9. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 16:52: :edit
    仁美のふとももにおにんにんはさみたいよぉ
  10. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 17:19: :edit
    この調子だと仁美が真っ先に魔女化しただろ

    ていうか地の文がシュールだ…
  11. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 18:45: :edit
    ※5
    ヒント:ループ世界
  12. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 18:47: :edit
    最後の矛盾が全て台無しにしたな
  13. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 19:24: :edit
    ※5
    >>100の会話から察するに最終話で仁美が上条の傍にいたのは、まどかがさやかに見せるために作り出した幻だろ。
  14. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 20:26: :edit
    仁美ちゃん好きだから嬉しい
  15. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 20:33: :edit
    ※9
    お前…挟めるなら誰でもいいのか…
  16. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 21:24: :edit
    叶えたい願いで魔法が決まるなら、自分が助かる事を望んだマミさんの魔法が銃なのはおかしくないかい?

  17. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 22:20: :edit
    ※16
    マミさんの本来の魔法はリボンらしいよ。命を繋ぎ止めるための。
    銃の方はあとから習得したみたい。
    さやかの超回復と剣の関係と同じかな。
  18. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 22:20: :edit
    上条君の怪我を治したさやかが剣を使うのもおかしいことになっちゃうから、
    願いと装備は無関係なんでしょ。
  19. 名前: 通常のナナシ #SFo5/nok: 2011/06/03(金) 22:37: :edit
    マミさん語録が良いアクセント
  20. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 22:45: :edit
    ※19
    マミさんにそういう事言わせときゃ受けるだろっていう
    読み手を舐めきった態度が鼻につく
  21. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 22:48: :edit
    みんな緑に騙されてはいけませんぞ
  22. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 23:05: :edit
    マミさんの銃と青の剣にツッコミを入れるなら、まどかの弓もほむほむの盾の収納性にもツッコミが必要になるな

    あれ?杏子は?
  23. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/03(金) 23:22: :edit
    ※22
    杏子が本来得意とする筈の魔法は幻覚を作り出す類のものだそうだ
    ちなみにその手の魔法を杏子が作中で使わないのは、深層心理レベルで自分の願いを否定してるから

    ソースは虚淵のインタビュー
  24. 名前: 通常のナナシ #BsqUATt6: 2011/06/04(土) 00:42: :edit
    お前らがなんと言おうと見た目で一番かわいいのは仁美
  25. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/04(土) 00:51: :edit
    エスパー魔美かと思った
  26. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/04(土) 01:39: :edit
    鳥かごの魔女=仁美 はかなり説得力があるな。性質が憤怒っていうのだけ微妙だが。
    矛盾どうこう言ってるやつはせっかくの遠近感ネタがわからなかったのか……。
  27. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/04(土) 03:20: :edit
    ※21
    赤モップ乙
  28. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/04(土) 03:56: :edit
    わかんなんくていいよそんなもんw
  29. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/05(日) 10:25: :edit
    開き直りはバカのすることだぞ
  30. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/06(月) 07:54: :edit
    遠近感間違えるくだりを覚えといて演奏シーン見りゃわかる
    幸せな二人(緑は幻)を見せてさやかの魂を安心させたのであって、別に矛盾はない
    …まあ遠近法の話自体がネットで笑いのネタになってたやつだからフツーに作品見てる人にはわからんのは仕方ないか
  31. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/06/13(月) 04:37: :edit
    あれ、意外と仁美嫌いな人多いんだな
    自分はさやかがうざかったから仁美に感情移入してた
  32. 名前: 通常のナナシ #FTwDPguQ: 2011/06/16(木) 00:54: :edit
    ※31
    俺は上条がウザかったから
    どっちにも感情移入できなかったな
    ただ仁美はタイミング悪すぎ
  33. 名前: モンコ #-: 2011/09/23(金) 15:09: :edit
    わたしの中の仁美は
    ・日本刀使い
    ・和服(一周回った)
    ・さやかと同じ超回復
    となっている
  34. 名前: 名無しの萌さん #-: 2011/09/24(土) 23:34: :edit
    仁美の格好か
    マミのような衣装で肘・膝・脛に防具をつけた姿を想像してる
  35. 名前: 通常のナナシ #Q1hLjxa6: 2012/08/08(水) 20:37: :edit
    本編もそうだけど、何でこうこのアニメの登場人物って皆コミュ障なの・・・
  36. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/12/15(土) 15:23: :edit
    仁美に感情移入できるって奴分からない
    仁美嫌いとかじゃなくて、出番的に感情移入しようなくね?何考えてるのかもアニメじゃ分からんだろ
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