銀時「ひぐらしのなく……ってオイ、これ前も見たんだけど?」 その1

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2010/09/24(金)
1 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 21:39:00.85 ID:cfdds6AO
新八「あれ?そうでしたっけ?二次元にハマった親衛隊から没収してきたんですけど…」

銀時「んなこったろうと思ったぜ……で、何?どうすんのこのゲーム」

新八「しばらく僕が預かって反省したようだったら返すつもりですけど…まずいですか?」

銀時「………」

銀時(まあ…前回できれいに事件解決したし…今回は大丈夫だろ)

銀時「邪魔んなるところに置いとくんじゃねーぞ」

神楽「私は空気アルか」






前作
銀時「ひぐらしのなく頃に?」 その1


2 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 21:48:24.67 ID:cfdds6AO
銀時が以前に一度ひぐらし世界を訪れていて鬼隠しを解決している設定です


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銀時「やべーな、いちご牛乳飲み過ぎたか?便所便所っと…」

銀時「……こんな感じだったな、前にアイツらん所に行ったのも」

銀時「何だっけ?確か…便所行こうとしたら…アレだ、ゲームが話し掛けて……」

???『こんな風にですか?』

銀時「そうそう、そんな……」

銀時「………」

???『…久しぶりですね、坂田銀時』

銀時「すいません、人違いです」




5 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 21:54:26.12 ID:cfdds6AO
???『人違いであるはずがありません……坂田銀時』

銀時「アー……俺…銀時違ウ…アイツ、ドラゴンボール探ス旅…出カケタ……」

???『さて…本題に入ります』

銀時「ねえ聞いてる?人違いだって言ってるんだけど?」

???『以前あなたは別世界…私の中の世界で奮闘しましたが…』

銀時「何なのコイツ、人の話全然聞いてねーよ」

???『あなたには…もう一度あの世界に行ってもらいます』

銀時「……は?」





7 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 21:59:51.78 ID:cfdds6AO
銀時「いや何で?前できれいさっぱり解決したじゃん、でめたしでめたしだったろ」

???『まだ…あなたの手を借りたいことがあるのです』

銀時「いやてめーで何とかしろよ、何で俺まで巻き込むの?」

???『あなたの仲間…部活メンバーにもう一度会いたくはないのですか?』

銀時「そりゃあオメー……」

???『では行ってください』

銀時「いやまだ何にも答えてねーんだけど!?」

???『物語が…今…再び……』

銀時「無視すんなァァ!回避不可か!?台風かテメーはァァァ!!」

???『始まります』

銀時(げ、ゲームが光り出した!?ねえ待って!?ちょ待っ……)




10 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 22:11:23.07 ID:cfdds6AO
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雛見沢、職員室

銀時「………」

銀時「……マジかよオイ、結局こうなっちまうのかよ」

銀時(見た感じ…学校の職員室か…マジで来ちまったってのかよ)

銀時「前に来たのと同じってんなら…アイツらもいるってことだよな」

銀時「つーか、これ以上俺にこの世界で何をしろってんだ?」

梨花「みー、職員室に誰かいるのですか?」

銀時「あ」

梨花「」




12 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 22:14:56.71 ID:cfdds6AO
梨花「え……ぎ…銀…時……?」

銀時「え……バ…ババア……?」

バキッ

銀時「すいませんっした梨花さん、マジすんません」ダラダラ

梨花「でも…その腹が立つようでイラッと来るこの感じはやっぱり……」

銀時「それ結局腹立ってるよね?どこまで行っても終始イライラし続けてるよね?」

梨花「フフ…そうかもね、でも…またあなたに会えて嬉しいわ」

銀時「…正直来たくて来たわけじゃねーんだけどよ」




13 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 22:20:52.36 ID:cfdds6AO
羽入『あうあう……こ…これはどうなっているのですか?』

梨花(あら羽入…あなたどこに行ってたの?)

銀時「」

羽入『圭一たちの白熱したババ抜きを見ていたら僕まで夢中になってしまって…』

銀時「」

梨花(まったく…あんたは実際にやってるわけじゃないんだから)

羽入『見ているだけでも白熱するのです!……ところで梨花』

梨花(何?)

羽入『銀時が固まっているのです』

銀時「」




14 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 22:25:22.87 ID:cfdds6AO
梨花「銀時?どうかしたの?」

銀時「……あー、はいはいなるほどね?分かった、そういうことか」

梨花「?」

銀時「お前…スタンド使いだったのか……」

梨花「スタンド……?」

銀時「いやそうだと言えよお前、言ってもらえなきゃ困るからね?うん、マジで」

梨花「……?」

銀時「いや……え?違うの?お前の後ろの半透明なそれスタンドじゃないの?」

羽入『!』




15 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 22:32:46.78 ID:cfdds6AO
梨花「後ろって…あ、あなたまさか羽入の姿が……?」

銀時「いや…何か巫女さんみてーな服着てる奴が……」

梨花「そんな…どうして……?」

銀時「ねえ…もしかしてそれ普通の人には見えない…その…アレな感じ?」

梨花「私以外にこの子の姿が見えたのはあなたが初めてよ…」

銀時「」

羽入『ど、どうして…僕の姿が……?』

銀時「俺気絶しろォォ!俺ァ何も見てませェェェん!!」ガンガン

梨花「ちょ…そんな頭ぶつけたら……」




18 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 22:43:05.49 ID:cfdds6AO
銀時「………」

梨花「あらためて紹介するわ…この子は羽入よ」

羽入『あうあう…あなたと会話するのは初めてですね……』

銀時「……もっかい聞くけどさ、お前マジでスタンドじゃないの?」

羽入『ち、違うのですよ…』

梨花「銀時、この子はね……」

銀時「分かった、じゃー生まれつき半透明になる感じの特性があんだな」

梨花「いやだから……」

銀時「絶対そうだ、間違っても幽霊だなんてお父さん許さんよ?」

梨花「あなたどれだけ認めたくないの!?半透明な感じの特性ってどういうことよ!」

銀時「アレだ、優柔不断でハッキリしない心が半透明な奴の大半は体も半透明なんだよ」




22 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 22:51:08.45 ID:cfdds6AO
銀時「それになぁ、今時政治だって半透明な時代だよ?いるよ半透明な人くらい」

梨花「いや…あなた何の話をしているの?」

銀時「大体何だアイツら、都合が悪くなりゃ『先行きは不透明で…』とか言いやがって」

銀時「中途半端にごまかさねーで素直に『分かりません』って言えってんだよな」

梨花「………」

羽入(あうあう…銀時は全然変わってないのですよ…)




26 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 22:55:19.56 ID:cfdds6AO
梨花「もう一度言うけど…この子は誰にでも見える存在じゃないわ」

梨花「何故あなたにこの子が見えるのかしら…前に来たときは見えなかったのに……」

銀時「ったくよ、前はオヤシロ様がどうとか騒いでたと思ったら……」

梨花「あら、そのオヤシロ様よ?」

銀時「そうそう、オヤシロ……オヤシロ?」

羽入『あうあう…』

銀時「………」

羽入『あの…銀時、そんなに怖がる必要はないのですよ?』

銀時(これが怖がらずにいられるかバーロォォォ!やべーよマジ怖ーよ!)

銀時(誰かァァァ!この恐怖を取り除く方法しりませんかァァァ!?……あ、そうだ)




27 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 23:03:08.01 ID:cfdds6AO
銀時「……お前、ちょっとこっち来い」

羽入『?』

銀時「出来るかどうかは分からねーが……良い機会だ、試してみっか」

梨花「銀時…一体何を……?」

銀時「行くぜ!羽入in洞爺湖!」

羽入『いや…え?』

BGM『よみがーえーれー!あざやーかーにー!』

銀時「これが…俺のオーバーソウ」

梨花「何を意味分からないことやってるの!」バキッ

---

梨花「じゃ…みんなの所へ行きましょう、きっと銀時にまた会えて嬉しがるわ」

銀時「鼻血が出てなきゃもっと嬉しがったんじゃねーか?」ダラダラ

羽入『あうあう…梨花は銀時に対してツッコミが激しいのですよ……』




30 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 23:19:52.79 ID:cfdds6AO
---
教室

梨花「みんな!大変なのですよ!」

魅音「ん?どったの梨花ちゃん?ずいぶん長いお手洗いだったね」

梨花「銀時が帰ってきたのですよ!」

魅音「……え?」

銀時「よう…変わってねーなテメーら」

魅音「………え?」

圭一「……り、梨花ちゃん、言いにくいんだけど一つ聞いていいかな?」

梨花「……?」

圭一「この人…誰なんだ?」

梨花「えっ……!?」




31 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 23:27:49.28 ID:cfdds6AO
梨花「な、何を言ってるのですか圭一……分かりにくい冗談は止めてほしいのですよ」

圭一「い…いや…冗談じゃ……」

梨花「み、魅ぃは!魅ぃは覚えて…」

魅音「ご…ごめん梨花ちゃん…おじさんも初めて会ったかな……」

梨花「そ…そんな…沙都子!」

沙都子「わ、私に申されましても…圭一さんたちと同じお答しか……」

梨花「……!」

銀時「梨花、はい集合ー!うん、ちょっといらっしゃい」

梨花『ど、どうなっているのよ!』

銀時『そんなもん俺が聞きたいわ!何この空気!?これ完全に場違いだろ!』

銀時『もうししゃもの雄並に忘れられた存在になってるじゃねーかァァァ!』




33 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 23:33:22.39 ID:cfdds6AO
梨花『そんなわけないわ!だって昨日もあなたのことを話していたもの!』

梨花「け、圭一!」

圭一「ど、どうしたんだ?」

梨花「木刀!教室の後ろに飾ってある木刀を見て何も思い出さないのですか!?」

圭一「思い出す……?」

魅音「梨花ちゃん落ち着いて…急にどうしちゃったのさ」

沙都子「それに…あの木刀は梨花が自分で家から持ってきた物だったと思いましたが…」

梨花「………!?」




34 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 23:37:20.34 ID:cfdds6AO
銀時「……テメーら、本当に覚えてねーのか?」

圭一「……す、すいません」

銀時「この教室にいただろ?」

魅音「この教室に…?」

銀時「忘れるわけねェだろ!あんなにキャラの濃い奴のことを!!」

梨花「銀時……」

銀時「忘れちまったのか!?東中出身、涼宮ハル」

梨花「違う!」バキッ!




37 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 23:48:02.52 ID:cfdds6AO
智恵「大声を出して一体何の騒ぎですか?」

銀時「青い髪…あ、朝倉涼……何でお前がここにいる!?」

智恵「え…あ…朝倉……?」

梨花「気にしないでほしいのですよ」

智恵「あなた…坂田先生じゃありませんか?」

銀時「あれ?アンタは俺のこと覚えてんのか?」

智恵「あなたの出勤は明日からだったはずじゃ…何故今日ここに?」

銀時(…覚えてたわけじゃねーのかよ、つーか俺ァまた新任教師か?なら……)

銀時「すいまっせーん、一日フライングして生徒に挨拶しとこうかと思いましてー」

梨花「!」

智恵「そうですか…まあそれくらいなら構いませんが……」

梨花『銀時、一体どういうつもり…?』

銀時『こう言っておかねーとややこしいだろ…いいから話合わせとけ』




38 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 23:51:31.56 ID:cfdds6AO
銀時「つーわけで…明日からテメーらん所の教師になる坂田銀八です」

銀時「なんか質問がある奴は手ェ挙げて訊くようにー」

魅音「はい!」

銀時「はい、んじゃ日暮かごめ」

魅音「かごめって…先生は何で目がちょっと死んでるんですか?」

銀時「逆に聞くけどお前はたれぱんだの目が垂れてるのを疑問に思いますか?」

魅音「そりゃあ…全然思わないけど……」

銀時「じゃあそういうことだ、じゃあ次」

圭一「はい、先生は何で髪の毛がパーマなん」

銀時「お前はガンダムに乗って地球から消え去れ」

圭一「いやどんだけ髪の毛のこと気にしてるんですか!?」




39 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 23:54:36.92 ID:cfdds6AO
魅音「うーん…こりゃなかなか面白そうだねぇ…どう先生、おじさん達とゲームしない?」

銀時「いーよ、どうせテメーら傷付いたトランプでこすい真似すんだろ」

圭一「まあ部活における最初の洗礼みたいな…っていうか何で先生が知ってるんだ?」

魅音「へぇ…じゃあ新品のトランプで勝負しよっか?」

銀時「……負けたら?」

魅音「ヒッヒッヒ……きつーい罰ゲームが待ってるよ」

銀時「面白いじゃねーか…小細工なしなら余裕で一位で抜けてやらァ」

魅音「じゃあみんな…始めるよ!」




40 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/15(木) 23:56:58.64 ID:cfdds6AO
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圭一「…で、結局こうなったのかよ」

銀時「黙れテメー!今集中してんだよ!」

魅音「あたしと先生の一騎打ち…手札はお互いに二枚ずつ…ジョーカーはおじさん持ち」

魅音「さあ先生…右か左か…好きなほうを選ぶといいよ?」

銀時「………」

銀時(どっちだ…右か…左か……)

選択肢






41 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 00:03:46.75 ID:qT2ASZU0
左だァ!




42 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 00:06:55.68 ID:lOMIzQAO
銀時(悩んでも仕方ねェ…ここは『左』だァァァ!)

銀時「………」

魅音「……ん?先生、どうかしたの?」

銀時「スタッフゥー!ちょっとスタッフゥー!なんか変なカード紛れ込んでるよー」

梨花「変なカード?」

銀時「トランプ絵柄ってスペード、ハート、ダイヤのA、ハチミツとクローバーだろ?」

沙都子「後半の2つは若干理解しかねますが…まあそうですわね」

銀時「何かよ…意地の悪い顔したババアがこっちみてあっかんべーしてんだけど?」

圭一「………」




45 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 00:14:24.49 ID:lOMIzQAO
銀時「マジかよオイ、不良品じゃねーの?これタロットカードだろ」

圭一「いや…それって俗にいう……」

銀時「やってらんねーよこういうの、もう嫌になっちまうよなマジで」

魅音「ねえ先生…認めたくない気持ちは分からなくはないけど……」

魅音「それ……ジョーカー」

銀時「嘘だ!!」

レナ(あれ?レナまだ一言も喋ってないのに…台詞とられちゃったのかな?かな?)




48 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 00:18:29.40 ID:lOMIzQAO
銀時「大体なぁ、ババ抜きってゲーム自体がそもそも間違いなんだよ!」

沙都子「へ?」

銀時「例えばだ、クラスで先生が『二人組作ってー』って言ったとするだろ?」

銀時「続々とペアが出来ていく中で一人ぼっちになっちまう子が大抵いるもんだろ?」

銀時「そんな子を見たらお前らはどうしますか?仲間外れのままスルーですか?」

魅音「そりゃ…おじさんと一緒でいいなら組に入れてあげるけど……」

銀時「そうだろ!なのにこのゲームは意図的に一人ぼっちを作り出してるじゃねーか!」

銀時「つまり、このゲームにおける本当の敗北者…それは……」

銀時「仲間外れを生み出すこのゲームに参加した…プレイヤー全員だったんだよ!」

圭一「なっ…何だってェェ!?」




49 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 00:20:17.45 ID:a70iNfQo
口先の魔術師wwwwwwwwww




50 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 00:28:54.79 ID:lOMIzQAO
魅音「そうか…そうだね…さすが先生、良いこと言うねぇ」

銀時「じゃ、そういうわけで…」スタスタ

魅音「でも負けた時の罰ゲームからは逃げられないからね?」ガシッ

銀時「ですよねー…」

魅音「どうする?次はおじさんの番だけど…」

銀時「テメーら裏からでも相手のカードがわかんだろ、降参だ降参……」

銀時(……あ?待てよ、一騎打ちになって互いに二枚ずつっておかしかねーか?)

銀時「……オイお前、何かやらかしやがったな」

魅音「…さーて、何のことやらおじさんにはさっぱり」

銀時「やっぱりイカサマじゃねーかァァァ!!」

魅音「負けは負け、降参した先生が悪いんだからね?」




52 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 00:38:10.65 ID:lOMIzQAO
銀時「ふざけんなテメー、こんなモンで負けとか俺ァ認めねーぞ」

魅音「へぇ…そんなこと言っちゃうんだ……じゃあキツい罰ゲームをやらなきゃねぇ」

銀時「え?」

圭一(み、魅音の笑顔が恐ろしく見える…一体何を……)

---
同日、エンジェルモート

魅音「いやー悪いね詩音、こんなこと急に頼んじゃって」

詩音「もう…どうしてお姉はいつもこんなくだらないことを……」

梨花「銀時の晴れ姿なのですよ」

レナ「あ、先生出てきたよ!」

銀時(エンジェルモート制服着用)「……エンジェルモートの新人店員のパー子でーす」




53 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 00:44:36.68 ID:lOMIzQAO
圭一「ぶっ!」

魅音「ふ、フリフリがついた服着てる……こ…これは…くく……」

詩音「くっ…くくく……お、お姉ったら…わ、笑っちゃダメですよ…ぷくくく……」

沙都子「オーッホッホッ!私たちを少々舐めすぎていたようですわね!」

レナ「は、はうぅ!か、かぁいい!イケる!これ全然イケるよ!おっもち帰りぃー」

梨花「レナは少しかぁいいの守備範囲が広すぎるのですよ」

羽入『~~~』バンバンッ

梨花(ほらアンタも…のたうち回って床を叩くんじゃない)

羽入『こ…これは面白すぎるのですよ……我慢出来な…』バンバン

銀時「いっそ殺せェェ!頼むから誰か俺を殺してくれェェ!」




54 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 00:48:13.08 ID:lOMIzQAO
---

魅音「いやー久々に大笑いしたなー!銀時先生は面白いね!」

銀時「テメーらSは打たれ弱いって知らねーのか…あんなモン一生のトラウマになるわ」

詩音「あ、そうだ!記念にこんなの撮っておきましたけど」

銀時「げっ!?」

魅音「ぶっ…せ…制服着た先生のブロマイド……こ、これは……くくくっ……」

沙都子「詩音さん…止めてくださいまし…腹筋が…私たちの腹筋がおかしく…くく…」




55 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 00:50:23.91 ID:lOMIzQAO
銀時「圭一ィィ!テメーは笑うんじゃねーぞ!男の仲間として笑うな!」

圭一「わ…分かりました……」

銀時「………」

圭一「………」

圭一(だ、ダメだ…まだ笑うな…し…しかし……)

圭一「……フッ」

銀時「二回死ねェェェェ!」バキッ

レナ「詩ぃちゃん、一枚いくらかな?かな?」

詩音「は、はい…?」

銀時「テメーもテメーで何やってんだァァァ!?」




66 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 22:26:44.11 ID:lOMIzQAO
魅音「あー面白いなぁ…おじさん、先生のこと気に入っちゃったよ!」

魅音「どう?おじさんたちの部活に顧問として入部しない?」

梨花「歓迎するのですよ、にぱー」

レナ「それいいね!レナも賛成!」

沙都子「私としては罠を掛ける的が増えて願ったり叶ったりですわ!」

詩音「私も賛成です、銀さん面白いし!」

圭一「俺もまあ一応賛成で」ダラダラ

銀時「お前はまず鼻血を止めろ、思春期だからってエロいことばっか考えんな」

圭一「いやアンタが殴って出したんでしょこの鼻血は!」




67 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 22:33:59.53 ID:lOMIzQAO
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レナ「じゃあ…今日はこれで解散かな?」

魅音「そうだね…じゃあ先生、明日からまたよろしくね!」

銀時「もう二度と余計な罰ゲーム思い付くんじゃねーぞ」

沙都子「あらあら、ゲームに負けなければよろしいんですのよ?」

圭一「ははは、まあ確かにな」

銀時「……テメーらロクな大人にならねーぞ…」

魅音「あはは、じゃー先生!また明日ー」




68 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 22:36:14.02 ID:lOMIzQAO
沙都子「さあ梨花、私たちも帰りましょう」

梨花「僕は少し銀時とお話があるのです、沙都子は先に帰っていてほしいのですよ」

沙都子「構いませんけど…二人とも一日目からずいぶんと仲良しになりましたのね」

銀時「まーコイツも俺みてーにひねくれててぶっちゃけババア…」

バキッ

銀時「すんません、梨花さんピュアでした、真っ白な心したババアでした」ダラダラ

バキッ

銀時「超絶美少女でした」ドクドク

梨花「にぱー☆」

沙都子「……で、では私はこれで…」




71 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 22:48:29.71 ID:lOMIzQAO
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銀時「で…どうなってんだ、この状況」

梨花「私にも分からないわ…何故みんながあなたのことを忘れているのかも…」

羽入『何故あなたに僕の姿が見えるのかも…』

銀時「どうすんだコレ、鬼隠しってのが解決してんのにこれ以上俺に何をしろってんだよ」

梨花「フフ…でも、結局あなたは部活メンバーになっちゃったわね」

銀時「あれは部活って言うんですか?ただの拷問と言うんじゃないんですか?」




72 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 22:51:13.13 ID:lOMIzQAO
梨花「でも…今回はあなたが部活メンバーに入るのに時間が掛からなかったわね」

銀時「時間が掛かってねーどころか俺ァここに来てまだ一日だぞ?」

梨花「もしかしたら…みんなもあなたのことを潜在的に覚えているのかもしれないわね」

銀時「……だといいけどよ」

梨花「とにかく…今日はもう帰りましょう、夜も遅いわ」

銀時「そうだな…家までついてってやろうか?」

梨花「大丈夫よ…子供じゃないんだから」

銀時「ああ、やっぱババ…」

梨花「何を言い掛けたのかしら?」

銀時「何も」




73 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 22:56:18.99 ID:lOMIzQAO
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銀時「………」

銀時(面倒くせーことになっちまったなオイ……俺に一体何をしろってんだ…)

銀時「はぁ……あれ?」

銀時(し、しまったァァ!家がねえ!住み慣れた我が家がないィィィィ!)

銀時(こんなことならさっき梨花の奴について行きゃ良かったァァァァ!)

銀時「やべーよこれ、どうし………あ」

---
前原宅

銀時「すいまっせーん!あのーここって前原圭一くんのお宅ですかー?」

圭一「はいはい…って先生じゃないですか、何か用事でもありました?」

銀時「ちわー、三河屋でーす!ビールお持ちいたしましたー」

圭一「…すいません、家間違ってますよ」バタン

銀時「待ってェェェ!?サブちゃんだよ!?あのサブちゃんが来たんだから!」




74 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 23:00:24.14 ID:lOMIzQAO
前原父「圭一、こちらの方は?」

圭一「えー何か三河屋とか…」

銀時「どうも…私、前原君の学校の教師を務めているSir・カターと申します」

圭一「先生、名前がちょっとカッコいいです」

前原父「ああ、学校の先生ですか…立ち話も何ですから中へ入られては?」

銀時(よし……!)

銀時「すいませんねホント…じゃあお邪魔しますよ」




75 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 23:06:22.57 ID:lOMIzQAO
---

銀時「あーお父さん、どうすかね?ちっとばっか二者面談でも……」

前原父「は、はぁ…しかし私は学問や教育にはどうも疎くて……」

銀時「大丈夫です、俺もよく知らねーんで」

前原父「そうですか、なら安心ですね」

圭一「どこが安心!?教師が学問を知らないって大問題なんじゃ?」

銀時「そんな風に思っていた時期が俺にもありました」

圭一「いや今でも思ってください」




76 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 23:15:17.42 ID:lOMIzQAO
銀時「じゃー今から二者面談すっから、お前ちょっと出てけ」

圭一「せ、先生…妙なこと言わないでくれよ」

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数十分後

圭一「遅いな…一体いつまで話し込んで……」

前原父「……圭一」

圭一「あ、ようやく終わっ…」

前原父「先生に今日は泊まっていただくことになったからな」

圭一「は?」

前原父「いやー良い先生じゃないか…実に分かっていらっしゃる……」

銀時「オヤジさん…あんたこそやるじゃねーか…」

圭一「………」

圭一(この人一体何を吹き込んだんだ……)




77 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 23:26:56.54 ID:lOMIzQAO
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食事後、とある一室

圭一(あの二人…中で一体何を話して……)

銀時『あれです、最近のジャンプはどうも分かってねーんですよ…』

前原父『ただの人間が音速で動いたり電磁波で他人を洗脳したりしてますからなぁ…』

銀時『あれは色んな意味で超展開ってヤツだな…うんうん』

前原父『あとは…あのバスケ漫画ですかな、どう思われます?』

銀時『アレはしばらく生き残ると俺ァ思ってるけどね、黄瀬も格好良かったし』

銀時『ただ…分身したり妙なオーラ出したりしねーかが心配だな……』

銀時『俺のシュート範囲はコート全てだ、とかは正直やり過ぎだったな…うん』

圭一「いやアンタら何の話をしてんだ!?」




79 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 23:29:05.02 ID:lOMIzQAO
---
同日、梨花宅

梨花「沙都子ー、今帰ったのですよ!」

梨花「沙都子……?」

羽入『ど…どこにもいないのです……』

梨花「おかしいわね…私より先に帰っていたはずなのに……」

羽入『あうあう…でも確かにいないのですよ……』

梨花「……ちょっと待って、嘘でしょ…まさか…ここでアレが……?」

羽入『あっ……!』

梨花「さ、沙都子!!」




80 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 23:35:04.77 ID:lOMIzQAO
---
翌日、学校

銀時「えーみなさん、今日からこの学校の教師になった銀八先生です」

魅音「あはは、銀さんが先生ってやっぱり似合わないねー」

銀時「似合わねーことでもやってるうちに慣れちまうモンなんだよ、ウダウダ言うな」

銀時「じゃあ出席を取るぞー」

魅音「!」

圭一「え……?」

レナ「しゅ…出席…?」

銀時『仕方ねえな…よしテメーらァァ!最後だ、出席を取るぞォォォ!』

魅音(今の…前にも聞いたことある気が……気のせいかな…?)

レナ(私たちは昨日あったばっかりなのに…でも……)

圭一(この感じ…前にも確かに……!)




81 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 23:38:16.57 ID:lOMIzQAO
銀時「ん…沙都子と梨花の奴らはいねーのか?」

魅音「………」

銀時「オイ無視すんなよ、泣くぞ?帰るぞ俺?」

魅音「あ…ご、ごめん先生…ぼーっとしてて…」

銀時「で…アイツらはいねーのか?」

魅音「う、うん…今日はまだ一度も見てないね」

銀時「えー二人はサボリっと……」

圭一「いや何の確認もなしでサボリって…病気とかかもしれないじゃないですか」

銀時「昨日あんだけはしゃいでた奴らがいきなり具合悪くなるってのか?」

銀時「どうせアイツら今頃二人でしっぽり決め込ん……」

ガラッ

梨花「はぁ…はぁ…」

魅音「り、梨花ちゃん!?」

圭一「ぼ…ボロボロじゃないか!一体どうしたんだ!?」

銀時「…でたわけじゃねーらしいな」




84 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/16(金) 23:53:59.67 ID:lOMIzQAO
梨花「慌てて走ってきたら転んでしまったのですよ…」

レナ「だ、大丈夫なの梨花ちゃん…」

梨花「僕は平気なのです…でも沙都子が……!」

銀時「…沙都子に何かあったのか?」

梨花「………」

銀時「……ワリーなお前ら、午前中は自習って事にしといてくれや」

圭一「ぎ…銀さん?」

銀時「俺ァ梨花と少し話があるからな…」

魅音「私たちも一緒に……」

銀時「大勢でバタバタしても仕方ねーだろ…必要なら俺からテメーらに伝えてやる」

魅音「………」




86 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 00:00:03.85 ID:L.op5EAO
---
同日、職員室

銀時「で……何があった?」

梨花「最悪よ…まさか鬼隠しが解決した後にこんなことになるなんて……」

銀時「だから何があったってんだ…三十字以内で簡潔に言え」

梨花「沙都子が…鉄平に…」

銀時「ノッキングマスター次郎の孫の再生屋か?」

梨花「違う……違うの………」

銀時「………」

銀時(ふざけても殴ってこねーところを見ると…マジでヤバいらしいね、どーも)




87 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 00:04:38.92 ID:L.op5EAO
---

梨花「……と言う訳よ」

銀時「……その鉄平ってヤローが沙都子を?」

梨花「急いで何とかしないと…沙都子が…あの子の心が……」

梨花「あの子に…私は何度も救われてきたのに……私じゃあの子を…救えない…!」

羽入『梨花……』

銀時「……やべーな、何か急に散歩したくなった」

梨花「え……?」

銀時「沙都子の家まで連れてけ…」

梨花「ぎ、銀時……!」




88 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 00:08:25.88 ID:L.op5EAO
圭一「梨花ちゃん!俺たちも行くからな!」

梨花「え…け、圭一?」

銀時「テメーら…外で聞いてやがったのか」

魅音「ごめん…でも、これは銀さんと梨花ちゃんだけの問題じゃないからね……」

レナ「沙都子ちゃんは…レナ達の大切な友達だもん……」

梨花「みんな……」

銀時「俺ァテメーらが来ねぇほうがやりやすいんだけどよ…どうせ来るなっつっても…」

魅音「もちろん…ついて行くからね」

銀時「……だろうな」




89 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 00:10:54.41 ID:L.op5EAO
---
同日、北条宅

ピンポーン

銀時「すいまっせーん、あのぉー教師の坂田なんですけどもー!」

シーン

銀時「………」

ピンポーンピンポーン

銀時「すいまっせーん!お宅の悪ガキの教師やってる坂田ですけどー」

…シーン

銀時「………」イラッ

圭一「留守…なのか?」

魅音「ううん…中に人がいる気配はあるよ、それも一人じゃないね……」

銀時「誰か出てこいってんだコノヤロー!」

ピピピピピピピピピピピピピピピピンポンピンポーン

圭一「一秒間に十七連打……だと……?」




90 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 00:19:18.69 ID:L.op5EAO
鉄平「やかましいんじゃさっきから!ワシに何の用じゃ!」

銀時「テメーみてーな豚ゴリラにゃ用はねーよ、沙都子出せや沙都子」

鉄平「沙都子?…沙都子なら具合が悪うて寝とるから会わせられんわ!」

魅音「具合が…?じゃあお見舞いってことで…」

鉄平「ダメなモンはダメじゃ!分かったらさっさと帰らんかい!」

銀時「………オイ」

鉄平「ああ?」

銀時「中に何人か仲間がいるみてーじゃねーか…そいつらとジャラジャラ何やってた?」

鉄平「何ね、わしが麻雀しちゃいけんのかい!」

梨花「……!」




92 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 00:21:53.28 ID:L.op5EAO
圭一「麻雀って…沙都子は具合が悪いんだろ!?それなのにアンタ何やって…」

鉄平「じゃかましいんじゃ!ワシが沙都子をどうしようと他人が口出しすな!」

レナ「ひ…酷い……!」

梨花「う…うあああああぁぁ!!」

圭一「や、止めろ梨花ちゃん!」ガシッ

梨花「離して!沙都子を!沙都子を連れ戻すの!」

鉄平「連れ戻す?言うとくけどなぁ、沙都子の保護者は法的にもワシじゃ!」

鉄平「お前らが沙都子を連れ戻すことなんか出来るかい!」

梨花「!」

銀時「………」




93 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 00:27:41.65 ID:L.op5EAO
鉄平「何じゃいその目は…わしに喧嘩売っとるんか?」

銀時「上等だテメー、一発ぶちかましてや……」

沙都子「梨…花……?」

梨花「さ、沙都子!」

鉄平「チッ…沙都子!後はお前が説明してとっととそいつらを追い返せ!」

沙都子「はい…分かりました…」

銀時「………」




95 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 00:28:59.33 ID:L.op5EAO
---

沙都子「ご心配をお掛けしましたわね…私ならこの通り…元気ですのよ?」

圭一「元気なわけあるかよ!一目見ただけで分かるくらいに疲れきってるじゃないか!」

魅音「酷い…子供にここまでさせるなんて…!」

沙都子「へ…平気ですのよ!私はこれくらいへっちゃらですわ…」

レナ「沙都子ちゃん…」

銀時「………」

銀時「そうかい…じゃー明日はサボらねーで学校来いよ」

レナ「なっ…せ、先生……?」

魅音「なに言ってんのさ!このまま帰れるわけないじゃん!」

銀時「本人が問題ねーって言ってんだ、なら心配ねーだろ」

梨花「ぎ、銀時!?あなた何を言って…」




96 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 00:31:18.16 ID:L.op5EAO
圭一「先生だって分かるだろ!こんなの普通なわけないじゃねえか!」

銀時「じゃー沙都子、明日はサボんじゃねーぞ」

沙都子「ええ…分かりましたわ」

圭一「先生は…先生はそれでいいのかよ!沙都子を見捨てて………」

銀時「少し黙れ」ボソッ

魅音「………?」




97 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 00:32:48.95 ID:L.op5EAO
銀時『考えろ…どんだけ粘ってここにいようが何か変わるわけじゃねェだろ……』

銀時『コイツァ一筋縄じゃいきそうもねーからな…今は一旦退く』

梨花『……!』

圭一『け、けど…』

魅音『圭ちゃん…冷静に考えれば銀さんの言ってることは正しいよ』

レナ『うん…みんなでもう少し考えなきゃいけないことがあるみたいだね……』

梨花『圭一…沙都子を助けたい気持ちは……みんな同じなのです!』




98 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 00:37:20.92 ID:L.op5EAO
圭一「………」

圭一「……沙都子!」

沙都子「……?」

圭一「俺は必ず…もう一度お前と部活で真剣勝負をする!約束だ!」

沙都子「ええ…楽しみにしてますわ」

梨花(でも…鉄平から沙都子を救えたことは今までに一度もない……)

梨花(でも…今回は銀時がいる…それに圭一や他のみんなも……)




99 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 00:40:01.42 ID:L.op5EAO
---
同日、魅音宅

魅音「まさか…沙都子があんなことになってるなんて……」

圭一「銀さん、その…さっきはごめん…少し頭に血が上ってたみたいだ」

銀時「構いやしねーよ…それよか今は沙都子のことだ」

レナ「先生…レナたちはまず何をすればいいのかな…かな……?」

銀時「まー、今の問題点を箇条書きにするとだな……」




100 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 00:40:54.46 ID:L.op5EAO
・沙都子が頑固に一人で頑張りすぎててヤバい、不思議の森のガンコちゃん?
・何で圭一たちに頼らないで一人でやってるのかが分からなくてヤバい
・鉄平叔父ちゃんがクソ野郎でヤバい、もう出来る限りの笑顔で死ねばいい
・法的に保護者はうんたらかんたらで何かヤバい、つーか豚ゴリラのくせに法律語るな
・髪の毛が天パ過ぎてヤバい、死にたい、いやむしろサラサラヘアーがこの世から消えろ

銀時「…とまあこんな感じか」

圭一「……最後の一つを除いては大問題ですね」

レナ「先生」

銀時「ん?」

バキッゴバキッ!!

レナ「真面目にやらないとレナ…ぶつよ?」

銀時「次からはぶつ前に言ってくれ……」バタッ




110 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 16:13:01.94 ID:zhZr1UAO
ひぐらし見てない俺に一体何が起きてるか教えて先生




113 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 22:00:29.57 ID:L.op5EAO
教えて!銀八先生!

銀八「はい、ペンネーム>>110さんからお便りが来たので簡潔に教えておきます」

銀八「えーまず、登場人物の北条沙都子には何だかんだで両親がいません」

銀八「ですから保護者は法律的には叔父の鉄平になるわけですね」

銀八「ただこの鉄平がもう色々とクソヤローで沙都子に色々としやがるわけだな」

銀八「沙都子も沙都子で仲間に頼らねーで一人で耐えてるから始末が悪いと…」

銀八「で、銀さん達は沙都子を助けるために奮闘してるってわけですね」

銀八「もうちっと詳しく説明したいんですが…やりすぎるとネタバレになっちまうんで…」

銀八「分からなきゃまた補足説明するんで今はこんな感じで勘弁してください」

銀八「つーわけでこっから続きに入ります」




115 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 22:04:22.60 ID:L.op5EAO
圭一「けど…何で沙都子は一人であんな仕打ちに耐えてるんだ……?」

魅音「心当たりがあるとすれば…多分」

銀時「……兄貴じゃねーのか?」

レナ「!」

魅音「ど、どうして先生が悟史君のこと…って…先生、鼻血出てるけど」

銀時「むしろよく鼻血だけで済んだと思うわ、うん」ダラダラ

レナ「ご…ごめんね先生、つい力が……」

梨花「………」




116 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 22:16:17.37 ID:L.op5EAO
銀時「鼻血出しながら沙都子が何で仲間を頼らねーか考えてたんだけどよ……」

銀時「仲間に面倒を掛けたくねーのか…鉄平の豚ゴリラに何か弱みでも握られてんのか…」

銀時「それとも…てめー一人で耐えなきゃならねぇ理由でもあんのか…」

魅音「その理由が…悟史君……?」

レナ「沙都子ちゃん…前は悟史君に頼っていたから今度は一人で頑張ろうとしてるのかな…」

銀時「詳しい事は知らねーが…アイツがダチ公より優先させんのはそんぐらいじゃねーか?」




118 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 22:17:45.09 ID:L.op5EAO
魅音「でも…それじゃどうしたらいいんだろ…」

銀時「あの豚ゴリラぶっ飛ばして沙都子連れ戻すだけなら出来なくはねーが…」

魅音「法的にも保護者は北条鉄平だし…色々と問題がある…か……」

レナ「それに…そんなやり方じゃ沙都子ちゃんも戻りたがらないよね…」

梨花「………」

梨花(不思議ね…銀時は……)

羽入『な…何がですか?』

梨花(動揺して意気消沈してたみんなが今は沙都子を助けようと必死になってる…)

梨花(その中心になったのは…やっぱり彼よ)

羽入『あう…言われてみれば……』




119 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 22:24:39.47 ID:L.op5EAO
銀時「めんどくせーな…もう俺が適当に行って沙都子連れてくるわ」

圭一「いや先生…それじゃダメって話になってたじゃないですか」

銀時「心配ねーよ、B-2パターンを使えば楽勝だから、つーわけで行ってくるわ」

魅音「あ…ちょ、先生!?」

---

銀時「ワリー、ミスったわ、うん」

魅音「銀さん一体何やってきたのさ…」

銀時「何って……」




120 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 22:26:32.67 ID:L.op5EAO
---銀時回想
北条家

ドンドンドンッ

鉄平「誰じゃ!扉をそないガンガン叩くな!うるさくてかなわん!」

ドンドンドンッ

鉄平「あー!誰じゃ扉の向こうにおんのは!名前くらい言わんかい!」

銀時『名乗るほど大した名じゃねーがぁー誰かがこう呼ぶラフメイカぁー!』

鉄平「……は?」

銀時『あれ、次の歌詞なんだっけ?テレビでやってんの聞いただけじゃ分かんねーな』

銀時『まあいいや、とにかく…さむぅーいからぁー入れてぇーくれぇー!』

鉄平「帰れ」




121 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 22:29:09.37 ID:L.op5EAO
---

銀時「……てな感じで失敗した、いやー歌詞を覚えてなかったのが痛かったなー」

圭一「そういう問題じゃねーよォォ!!歌詞以前にアンタ何がやりたかったんですか!?」

銀時「いや上手いことやれば家ん中に入れっかなと思ってよ」

レナ「先生」

銀時「ん?」

ヒュヒュッ!バキッバキッ

銀時「あべしっ!」

レナ「真面目にやらないとぶつって言ったよね?よね?」

銀時「そうでした」バタッ




123 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 22:47:04.04 ID:L.op5EAO
---

魅音「仕切り直しだね……さあ、どうしよっか」

圭一「難しいよな…」

梨花「鉄平が自分から雛見沢を出て行ってくれるのが一番なのですが…」

レナ「でも…そんな事できるわけが…」

銀時「出来んだろそんぐれーなら、何なら俺が行ってきてやろうか?」

魅音「いや…いいよ、先生が一人で行ってもどうせまたろくでもないことになるし」




124 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 22:52:01.11 ID:L.op5EAO
銀時「心配ねーよ、今回はそこそこ真面目な作戦があっから」

圭一「そこそこって…」

銀時「じゃー行ってくるわ」

圭一「せ、先生!…すまんみんな、心配だから俺もついて行く!」

レナ「…魅ぃちゃん、行かせちゃっていいの?」

魅音「まあ…もしかしたらがあるかもしれないし……」

レナ「先生…やる時はすっごい真面目になるのに……」

梨花(そう…銀時はどこまで真面目にやってるのか分からないのよね……)

羽入『あうあう…スイッチの切り替えがスゴくてついていけないのですよ…』




125 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 22:53:57.49 ID:L.op5EAO
---
数十分後

魅音「ねえ先生…これどういうこと?」

銀時「いや永沢君が仲間になりたそうな目でこっちを見てたから」

大石「んっふっふっ…どうも皆さん、何か面白いことやってるらしいじゃありませんか」

大石「微力ながら私もお手伝いしますよ」

魅音「え……?」

梨花「銀時…どうやって大石を味方につけたの?」

圭一「味方につけたというか何というか……」




126 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 23:11:47.34 ID:L.op5EAO
---回想

圭一「銀さん、作戦って一体何なんですか?」

銀時「演技力と度胸が求められる万事屋の最終奥義みてーなもんだな」

圭一「万事屋?」

銀時「ま…テメーはどっかで隠れて見とけ、お前にこの技はまだ早すぎる」

圭一「大丈夫なんですよね…それ……」

---
北条家

圭一(って言われたけど…銀さん、一体何をしでかすつもりなんだ?)




127 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 23:14:29.35 ID:L.op5EAO
ドンドンドンッ!!

圭一(ドアを叩き始めた…にしても強く叩き過ぎじゃ…?)

鉄平「いい加減にせいよ!」ガチャ!

ガンッ!

鉄平「な、何じゃ…?」

銀時「いってー、急にドア開けられて頭打ったわー、これやべーなー…怪我したなー」

鉄平「おどれがドアの近くに立っとるのが悪いんじゃろ!」

銀時「あん?何だコルァ、それが人に怪我させといて言うセリフか?」

銀時「慰謝料だ、入院費に見舞金に豚ゴリラの顔を見たことによる精神的苦痛」

銀時「休職手当にストレートパーマ費も合わせて1000万払えや」

鉄平「な……?」

圭一「………」

圭一(あ、当たり屋ァァ!?最終奥義ってこれもう完全に当たり屋だァァァ!)

圭一(ていうかドアにぶつかっただけで慰謝料請求ってどんな当たり屋!?)




130 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 23:32:11.75 ID:L.op5EAO
鉄平「な…何を訳の分からんこと抜かしとるんじゃ!」

銀時「うっせーな、怪我さしてんだから誠意見せろや誠意、金は今日中に用意しろ」

銀時「それが嫌だったらとっととこの村から出ていけやコルァ」

鉄平「………」

圭一(あれ…何だかんだで鉄平が押されてる?これはもしかしたらが……)

大石「おやおや、どうしました?何か揉め事ですかな?」

銀時「………」

銀時「め、目暮警部殿ォォ!」

大石「いや大石です」

圭一(……なさそうだ)




131 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 23:33:13.17 ID:iYdNWd2o
逆カツアゲwwwwwwwwwwww




133 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 23:42:05.25 ID:L.op5EAO
鉄平「け、警察…何で警察がここに!?」

大石「どうなさいました?二人共、嘘をつかずに正直に話してください」

鉄平「………」

大石「黙ってちゃ困りますねぇ…まさか人には言えないようなことを?」

銀時「いやそれが聞いてくれよ警部殿、コイツ俺の頭にドアぶつけて来やがりましてね…」

大石「ふむふむ」

銀時「それをネタに今コイツから金を揺すってたところでして」

大石「いや…それはアンタが悪い」

銀時「ですよねー」




135 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 23:50:35.29 ID:k7qjcUAO
一言多いwwwwwwwwwwwwww




136 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/17(土) 23:55:48.88 ID:L.op5EAO
---

大石「ダメじゃないですかー、教師が当たり屋なんか…あれは立派な恐喝ですよ?」

銀時「すんませんね…色々と面倒な事情がありまして」

大石「事情ですか…よろしければお伺いしても?」

圭一「…俺から説明させてください」

---

大石「ふーむ…そりゃまた大変なことになってますなぁ……」

圭一「何とかなりませんか大石さん…このままじゃ沙都子が……!」

大石「…難しいですね、その子が助けを求めているのなら我々も動けますが……」

圭一「沙都子は絶対に助けを求めようとしない…全部一人でやりきるつもりなんです」

銀時「………」




137 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 00:05:57.64 ID:3PnPQgAO
銀時「目暮警部殿よ……ここは一つ協力といかねーか?」

大石「協力……?」

銀時「あんただってあの鉄平が叩きゃ埃が出ることくらいは分かってんだろ?」

大石「ええ…実を言うとね、あなたと鉄平が揉めてた時も近くで見張ってたんです」

大石「最初は鉄平の仲間かと思いましたが…どうもアンタは仲間とは違うらしいと…」

銀時「そんで…止めに入ったってわけか」

大石「なっはっはっ…まあそんなところですかな」




143 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 00:21:14.12 ID:3PnPQgAO
銀時「けど…テメーもほとんど確信したんじゃねーか?あの時の豚ゴリラの反応でよ」

大石「ほう…警察である私に対しての北条鉄平の動揺に気付かれましたか……」

銀時「俺ァテメーらがアイツしょっぴいてくれりゃ大助かりだ…」

銀時「逆に俺たちが鉄平に揺さぶりかけて何か出てくりゃ…」

大石「私が北条鉄平を検挙出来る証拠となるかもしれないと…」

銀時「悪い話じゃねーはずだ…警察って立場のアンタじゃ出来ねーこともあるだろ?」

大石「………」




144 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 00:25:25.53 ID:3PnPQgAO
大石「いやはや…警察である私にそんな提案をしてくるとは…面白い方だ」

銀時「………」

大石「これでも人を見る目はあるほうでしてね…なかなかどうして、アンタは大物ですよ」

大石「それに…あなた達の仲間を助けようという心意気は本物のようですね……」

圭一「お、大石さん!」

大石「んっふっふっ…個人的にアンタたちみたいなのは嫌いじゃないんですよ」




145 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 00:31:33.20 ID:3PnPQgAO
---

銀時「つーわけだ」

魅音「ず、ずいぶんとあっさり決まったね…」

銀時「細けェこたァ良いんだよ」

大石「そうですそうです、それに…あなた達には鬼隠しで世話になりましたからね」

圭一「何にしたって…大石さんの力を借りられるのは大きいぞ!」

レナ「うん、さっすが圭一君だね!」

銀時「いや俺は?」

魅音「いやいやー圭ちゃんはやっぱり頼りになるねぇ!」

銀時「ねえ俺は?むしろ頑張ったのって俺じゃねーの?」

魅音「あっはは、冗談冗談!拗ねないでよ先生!」

梨花「でも、正直これは偶然なのですよ」

銀時「いや偶然と言う名の奇跡だ」

圭一「先生、無理やり奇跡って言う綺麗な言葉に置き換えないで下さい」




153 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 15:13:30.71 ID:NGXipaI0
鬼隠しで世話になった……?




154 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 15:27:50.76 ID:KRmb4kDO
>>153
そこに気付くとは…




156 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 22:09:34.06 ID:G/LN81AP
単純に鬼隠しを圭一たち(除く銀さん)が解決したってことになってるんじゃね?




158 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 22:21:16.74 ID:3PnPQgAO
---

大石「さて、話を戻しますが…まず今回の件は色々と問題点がありましてね……」

大石「まず…北条沙都子さん自身が助けを求めていないことです」

レナ「やっぱり…そこなんですか?」

大石「ええ…」

大石「彼女が一声でも助けを求めてくれれば相談所でも何とかなるんですが……」

銀時「………」




159 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 22:24:08.27 ID:3PnPQgAO
ガラッ

詩音「そんなことやってる場合ですか!」

魅音「し、詩音!?」

圭一「お前、いつから外で聞いてたんだ!?」

銀時(ばっかお前…そこは『話は聞かせてもらった!』って言って入って来いよ)

詩音「何か話をしてると思って聞いてみれば…沙都子がそんな目にあってるなんて…」

詩音「なのにあなた達はグダグダと何の役にも立たないことを話し合ってるだけ!」

魅音「お、落ち着きなって詩音!」




160 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 22:26:09.72 ID:3PnPQgAO
詩音「落ち着いてですって!?こうしている間にも沙都子が苦しんでるのに!」

詩音「話し合いなんかしてたって意味がないことは分かりきってるじゃない!」

魅音「じゃ、じゃあ…詩音には何か考えがあるっていうの?」

詩音「あります…ええありますとも…一番手っ取り早くて簡単に済みます……」

レナ「そ、そんな方法が……?」

詩音「殺してやればいい…沙都子を苦しめるあの鉄平を…殺してやる!」

梨花「!」

銀時「………」




161 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 22:32:16.30 ID:3PnPQgAO
梨花(ダメ…このままじゃ詩音は本当に鉄平を殺しかねない…そんなことになったら…!)

梨花(嫌…せっかく掴んだ明るい未来を…私は手放したくない!)

梨花「詩ぃ…どうか早まった考えは止めてほしいのです!」

詩音「梨花ちゃまは黙っててください、子供のアンタは今じゃただの役立たずです!」

魅音「詩音!」

圭一「お…お前、仲間になんてこと言いやがるんだ!」




162 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 22:41:27.20 ID:3PnPQgAO
詩音「仲間?じゃあ何でその仲間の沙都子を救おうと本気にならないんですか?」

魅音「だ、だからこうしてみんなで相談して……」

詩音「それが本気じゃないって言ってんですよ!沙都子に何かあってからじゃ遅いんです!」

詩音「もういい!もういい!分かりましたよ、私一人でアイツを殺してやる!」

梨花「あっ……!」




164 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 22:46:34.93 ID:3PnPQgAO
大石「詩音さん…仮にも刑事である私の前で冗談でも殺すなんて言っちゃいけませんよ」

詩音「冗談だと思ってるんですか?」

大石「仮に本気の殺意があるというなら…私ゃあなたを拘束せにゃなりません」

詩音「へえ、私は拘束出来るのに鉄平は拘束出来ないんですか…面白いですね」

レナ「ま、待ってよ二人とも!今はこんなことしてる時じゃないよ!」

梨花「………」

梨花(どうして…どうして悪いほうへばかり進んでいくの……!)

銀時「………」





165 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 22:52:34.13 ID:3PnPQgAO
銀時「心配ねーよ目暮警部…コイツに人殺す度胸なんざありゃしねェ…」

詩音「何ですか…アンタも私の邪魔をするんですか?」

銀時「へっ…邪魔なんざする必要もねーよ、テメーの覚悟なんざたかが知れてっからな」

圭一「ああ…詩音、お前が人を殺すことなんか出来るわけがない!」

詩音「じゃあやってやろうじゃない…殺す!今すぐ殺しに行ってやる!」

魅音「ちょ…二人とも!煽ってどうすんのさ!?」

詩音「本気で私がやれないと思ってんですね…でも私はやる…沙都子を必ず助ける…」




166 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 22:57:13.18 ID:3PnPQgAO
圭一「詩音…お前は本当にそれが正解だと思ってるのか?」

詩音「ええ…思ってますよ、差し違えてでもアイツを……」

圭一「嘘だな!」

詩音「嘘じゃない!!」

圭一「仮に鉄平をお前が殺して沙都子を救えても…お前は捕まってここからいなくなる!」

圭一「お前がいなくなっちまった世界で沙都子が笑っていられると思ってんのかよ!」

詩音「じゃあ…何か少しでもマシな案を出してみてくださいよ!出来ないでしょう!」

詩音「自分を犠牲にする覚悟もないくせして偉そうに私に説教するな!」

銀時「………」




168 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 23:12:06.08 ID:3PnPQgAO
銀時「面白いじゃねーか…なら一つ、テメーの覚悟ってヤツを俺に拝ませてくれや」

詩音「……?」

銀時「テメーが鉄平の所に行こうとしようが俺と圭一は全力で止める」

詩音「邪魔しようってんですか、じゃあ敵だ…アイツを庇う奴はみんな敵だ!」

圭一「ああ、俺たちは今の詩音の敵だ…鉄平の所に行くってんなら…」

銀時「テメーの覚悟とやらで…俺たちを殺してみせな」

詩音「!」




169 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 23:18:12.82 ID:3PnPQgAO
レナ「け、圭一君!?」

魅音「や、止めなって先生!詩音は本気だよ!」

銀時「…どうしたよ詩音、なんならこの洞爺湖でも貸してやろうか?」

詩音「あなた…一体何を考えて……!」

銀時「何だよオイ…いざとなったら怖じ気づいたか?」

詩音「ば…馬鹿にするなぁ!!」

梨花「し、詩ぃ!その椅子で何を!」

ブンッ、ガンッ!!




171 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 23:33:24.51 ID:3PnPQgAO
銀時「………」

詩音「はぁ…はぁ……」

銀時「テメーの覚悟なんざ所詮こんなモンだ…」

詩音「……!?」

魅音「な、投げられた椅子が頭に直撃したのに…傷一つ……」

銀時「……ガキのくせして気安く人を殺すなんて口にするんじゃねーよ」

銀時「それがどんなもんか…テメーは一生知る必要はねーんだからな」

梨花「銀時……」




173 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 23:38:31.01 ID:3PnPQgAO
圭一「詩音…確かにお前の言う通り、今の俺たちは沙都子の力になれていない」

圭一「けどそれは今の話だ!俺たちは沙都子を助ける!心が壊れちまう前に必ず救う!」

圭一「俺たちを信じろ!詩音!」

銀時(おーおー、またコイツはおいしい所を持って行きやがって…)

詩音「うっ…う…で、でも……」

魅音「詩音、止めな…こりゃ銀さんと圭ちゃんの勝ちだよ」

レナ「詩ぃちゃん……」

詩音「………」

梨花『詩音の暴走が…止まった……?』

羽入『いや…まだ分からないのですよ、まだ完全に納得したわけじゃ……』

梨花『そう…まだ油断は出来ないわね……』




175 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 23:46:17.35 ID:3PnPQgAO
魅音「にしても銀さんは凄いね、椅子が頭にぶつかったのにケロッとしてるなんて…」

銀時「まー俺に掛かりゃこんぐれーは余裕……」

ブシュッ!ドクドク

圭一「銀さん、今更になって血が吹き出てますけど!?」

銀時「違うからね、これアレだよ…ちょっと中学生とテニスやってきただけだから」

圭一「いや…テニスやって頭から血が出るなんて有り得ないんじゃ……」

銀時「いや…テニスやったら骨の一本や二本折れるだろ、最悪五感とかなくなるし」

圭一「え?」

銀時「え?」




176 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 23:47:13.36 ID:FNViAaY0
客席まで跳んでったりな




178 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/18(日) 23:56:53.44 ID:3PnPQgAO
レナ「よくわからないけど…とりあえず早く止血したほうが……」

銀時「やっべ…何かフラッフラして……あ、これダメなパターンだわ」バタッ

圭一「ぎ、銀さんんんん!?」

梨花「ぎ、銀時!?」

魅音「ちょ…しっかりしなよ先生!し、詩音!アンタこれどうすんのさ!」

詩音「わ、私に言わないでくださいよ!銀さんが自信満々だったからついカッとなって…」

魅音「いいから何か薬持ってきなって!わっ!また血が!?」

詩音「あーんもう!何でこうなっちゃうんですか!?」バタバタ

梨花「………」

羽入『詩音の中に残っていた不満が…この騒ぎでうやむやになって消滅を……?』

梨花(これ…本当に全部偶然で起こってるのよね…?)




180 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 00:09:49.25 ID:tOlg9cAO
---
数分後

銀時「まあ……そんなわけだな、うん」

圭一「いや…さっきまでのシリアスな空気がぶち壊しなんですけど」

銀時「いーんだよ、何かこうフワッフワしたよく分かんねー空気のが後腐れねーし」

大石「ええ…私ゃこれ以上詩音さんが何かしようものなら組み伏せていた所ですよ」

詩音「はぁ…何だかもう拍子抜けしちゃいましたよ…」

梨花「詩ぃ…落ち着きましたですか?」

詩音「今はみんなを信じます…でももし何も行動しなかったら…その時は……」

梨花「………」

梨花(やっぱり…完全に納得したわけじゃないみたいね……)




181 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 00:29:50.19 ID:tOlg9cAO
銀時「心配ねーよ、俺にも考えはあっからな」

圭一「ぎ、銀さん!それ本当か!?」

銀時「ただ…その前にちっとばっか聞いておきてーことがある」

レナ「聞きたいこと……?」

銀時「鬼隠しについて…な」

梨花(そう…それは私も気になってた、鬼隠しを止められたのは銀時がいたおかげ……)

梨花(でも…圭一たちは銀時のことを覚えていない…なら……)

梨花(鬼隠しは…一体どういう形で解決したことになっているのかしら……?)




182 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 00:37:13.49 ID:tOlg9cAO
---

銀時「へー…富竹フレッシュとテメーらが協力し合ってね……」

魅音(富竹フレッシュ…?)

大石「前原君が私と園崎の和解に一役買ってくれましてね…その節は本当にどうも」

圭一「い、いえ…とんでもないですよ!」

銀時(ま…俺がいなくなっただけで大体の流れは俺が思ってる通りってわけか…なら)

銀時「園崎家の奴らはテメーらが頭下げりゃ動いてくれんのか?」

魅音「………」




183 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 00:42:11.87 ID:tOlg9cAO
魅音「……分からない、ばっちゃが北条家を嫌っているのは今も変わってないからね」

詩音「園崎の力を使うつもりですか?園崎で鉄平を排除しろと…」

大石「坂田さん…私は一応刑事です、それに目を瞑るわけにはいきませんよ?」

圭一「それに…魅音達だけにそんな汚れ役を押し付けるわけには……」

魅音「銀さん…いくら園崎家に力があっても神様じゃない、そんな無理矢理は……」

銀時「焦るなバカ、誰が丸投げするっつったよ」

魅音「え……?」




185 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 00:51:44.57 ID:tOlg9cAO
詩音「園崎の力を使う作戦じゃ…ないんですか?」

銀時「使うっちゃ使うけどよ…別に裏で何かするわけじゃねーからな」

魅音「……?」

銀時「あの豚ゴリラは雛見沢に今までいなかった…そこを上手いこと利用する」

梨花「銀時…一体何を……?」

圭一「俺はてっきり役所に沙都子救出を訴えるデモでもするのか思ってたんですけど…」

銀時「何つーか説明したほうが早ーな…お前ら耳貸せ」




186 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 00:58:38.02 ID:tOlg9cAO
---

銀時「…ってのはどうだ?」

圭一「そうか…確かにそれなら実質的に園崎家は動かなくても……」

詩音「私達だけでもやれそうですね……!」

大石「んっふっふっ…なかなか面白いじゃありませんか」

梨花「銀時は悪知恵だけは働くのですよ、にぱー」

銀時「いやここは素直に誉めてもいくね?珍しく真面目に考えたんだけど?」




189 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 01:04:50.99 ID:tOlg9cAO
魅音「………」

レナ「どうしたの魅ぃちゃん?や、やっぱりこれもダメなのかな?かな?」

魅音「ダメじゃない…凄く良いと思う、でも…やっぱりお母さん達には話をしなきゃ…」

詩音「確かに…園崎の名前を使うことに変わりはありませんからね…」

魅音「うん、下手をしたらお母さん達…自分らがダシに使われたって思うかも…」

銀時「なら…あらかじめ話をしときゃ問題ねーだろ?」

魅音「まあそうなんだけど…ね……」




190 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 01:12:20.71 ID:tOlg9cAO
大石「ですが…北条家絡みであの堅物婆さんを説得するのは骨が折れますよ?」

圭一「でも当然…やる気ですよね?先生」

銀時「やるしかねーだろ、黙ってて後から文句付けられんのもめんどくせーし」

大石「園崎お魎に立ち向かうとは…雛見沢のしきたりそのものと戦うことと同義です」

大石「それだけの覚悟があなたにはありますか?」

銀時「雛見沢のしきたりだの風潮なんだに興味はねーよ」

銀時「俺ァ絶対にてめーは曲げねェ…どこだろうとてめーのルールで生きてんだからな」




191 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 01:22:56.25 ID:tOlg9cAO
大石「なるほど…どうも私は野暮なことを聞いてしまったようですな」

銀時「まあ…こちとらババアに何か言われんのは慣れてっからな」

銀時「……あ、今月家賃払ってねーわ、このままだと半年分滞納になっちまうぞオイ」

大石「は…半年分ですか、それはまた……」

銀時「いやそれがな警部殿、俺ァそこそこは真面目に仕事してんだよ、そこそこは」

銀時「なのに…ウチにゃ馬鹿みてーに食うガキとペットがいて食費がやべーんだよ」

銀時「つーか…ぱっつぁんの給料最後に払ったのいつだっけ?」

大石「よく分かりませんが…あなたもなかなかに苦労してるんですなぁ……」




201 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 22:39:31.08 ID:tOlg9cAO
魅音「………」

魅音「ねえ先生…一つ聞いてもいいかな?」

銀時「ん?」

魅音「先生…一体何者なの?」

レナ「それ…どういう意味なのかな?かな?」

魅音「先生はまだこの雛見沢に来てまだ何日も経ってない…なのに……」

魅音「銀さん…すごくここに慣れてるみたいだから不思議に思ってさ…」

銀時「………」

魅音「それだけじゃない、さっきから…何ていうか…違和感があってね」

魅音「まるで…ずっと昔からこうやって銀さんと一緒にやっていたみたいに感じて…」

圭一「………」

圭一(言われてみれば…俺も銀さんに対するツッコミが自然と出てきたな……)




207 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 22:51:57.34 ID:tOlg9cAO
魅音「……あっはは、何てね!ごめんねみんな、変なこと言っちゃって」

梨花「……魅ぃ」

魅音「ん?どしたの梨花ちゃん」

梨花「どうか…今の感覚を忘れないでほしいのです、決して気のせいで済ませずに……」

魅音「梨花ちゃん…?」

梨花「魅ぃ…お願いなのです、これはすごく大切なことなのですよ…」

魅音「う、うん…梨花ちゃんがそういうなら……」

圭一「…………」




208 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 22:54:29.64 ID:tOlg9cAO
---

圭一「じゃあ…どうする?このまま魅音の家に行って説得するのか?」

魅音「いや…いきなり乗り込むのはマズいよ、前もって私からばっちゃに事情を説明する」

魅音「それできちんとした話し合いの場が設けられたらすぐに連絡するよ」

詩音「お姉、あまりモタモタはしてられませんよ…?」

魅音「分かってる、早くて今日の晩…明日までには必ず準備するから…!」

圭一「じゃあ…魅音から連絡があるまでは一旦解散だな」




211 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 23:04:09.07 ID:tOlg9cAO
---
解散後

銀時「あ、詩音、お前にゃ少し話がある…ちょっと一緒に来い」

詩音「私ですか……?」

---
同日、入江診療所

銀時「すいまっせーん、あのー何か仮面ライダーがここにいるって聞いたんですけどー」

入江「か、仮面ライダー…?ここにいるのは私だけですが……」

銀時「久しぶりじゃねーか、イルカ先生」

入江「いや入江です」

詩音(イルカ先生……?)




212 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 23:12:13.09 ID:tOlg9cAO
入江「……あの、ご用件は?」

銀時「いや、ここの地下に用事があってな」

入江「ち、地下……?」

銀時「詩音の奴に沙都子の兄貴の面でも見せておこうかと思ってよ」

詩音「!」

入江「なっ……?」

入江「何故…あなたが悟史君のことをご存知なのですか?」

銀時「ま…その辺はいちいちほじくり返さねーでくれや」

入江「……悟史君に何かなさるつもりですか?」

銀時「誤解すんなよイルカ先生…何も妙なことはしねーってばよ」

イルカ「し…しかし…悟史君は今も安静にしていなければ……」

詩音「………!」

詩音(何だろ…前にもこうやって銀さんと一緒に監督と交渉したような……)




215 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 23:17:22.84 ID:tOlg9cAO
銀時「いやいやいや本当に何もしないから、ただちょっと見るだけだからね?」

銀時「だからちょっとだけ!地下でちょっと休んでいこう?ちょっと入るだけだから」

入江「………」

詩音「銀さん、その言い方だと何だかすごく卑猥に聞こえるんですけど」

入江「……分かりました、ですが私もあなた達に同行します…よろしいですね?」

銀時「ワリーな、無茶を言っちまって」

入江「詩音さんも一緒ですからね…詩音さんには彼に会う権利がありますから……」




216 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 23:23:04.52 ID:tOlg9cAO
---
入江診療所、地下

入江「着きました…悟史君はこの部屋の中です」

詩音「あの…銀さん、でも何で急に悟史君の所に……?」

銀時「少し…詳しい話を聞かしてもらおうと思ってな……」

銀時「沙都子が何で一人で耐えてんのか…何でテメーは沙都子を守ろうとしてんのか…」

銀時「この際…はっきり聞いておこうと思ってよ」

詩音「………」




217 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 23:33:44.49 ID:tOlg9cAO
詩音「……約束、だからです」

銀時「約束……?」

詩音「悟史君が眠っちゃう前に……私は約束したんです!沙都子を守るって!」

詩音「私は…私はあの時の約束を破りたくないんです!例えどんなことがあっても!」

銀時「………」

詩音「そのためだったら…私は何だってやるつもりです、銀さんには止められたけど…」

詩音「でも…本当に緊急の事態になったら私は…私は……!」

入江「詩音さん……」

詩音「分かってよ銀さん…心のある人間なら…私みたい思うのは当然でしょ?」

銀時「………」




218 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 23:41:18.95 ID:tOlg9cAO
銀時「…馬鹿言ってんじゃねーよ」

詩音「え……?」

銀時「テメーは言ってることとやってること…全部ズレてるじゃねーか」

詩音「わ…私の何が間違ってるって……!」

銀時「………」

銀時「自分を犠牲にして誰かを守るってのは確かにすげーことかもしれねェ…」

銀時「美しいとか褒め称えられる輩もいるかもしれねーよ…けどな」

銀時「自己犠牲と自己満足は常に背中合わせってことは覚えとけ」

詩音「!」




219 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/19(月) 23:53:47.57 ID:tOlg9cAO
銀時「テメーは自分が犠牲になって沙都子が助かったら…一時的に気が晴れるかもしれねぇ」

銀時「ただ…その後の落とし前はどうすんだ?」

詩音「後……?」

銀時「テメーなら分かんだろ…その方法で助けられた沙都子がどんな気持ちになるか…」

銀時「テメーのダチ公がどう思うか…どんな顔で毎日を過ごすことになんのか…」

詩音「………」




220 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 00:04:58.44 ID:JsRXoYAO
詩音「でも…たとえ笑ってなくても沙都子が救われるなら…」

銀時「体が元気なら心は死んでても構わねーってのか?」

詩音「わ、私はそんなことを言ってるわけじゃ…言ってる…わけじゃ……」

銀時「『守る』ってのは…テメーが思ってるほど簡単じゃねェ」

銀時「テメーが守らなきゃならねーのは何だ?沙都子の『命』なのか?」

銀時「『沙都子を守る』…そいつがどんな意味か…てめーでもう一度考えろ……」

詩音「………」




222 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 00:16:40.01 ID:JsRXoYAO
詩音「ねえ悟史君…私…間違ってたのかな……?」

悟史「………」

詩音「沙都子を助けようとしてた…悟史君との約束を守ろうと必死になってた…」

詩音「でも…本当は全然違ってたのかもしれない…覚悟もないくせに虚勢を張って…」

詩音「……ごめん悟史君、本当にごめん…私…全然分かってなかったんだ」

詩音「悟史君の言った『沙都子を頼む』って言葉の意味を…私は勘違いしてた…」

悟史「………」




223 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 00:26:04.48 ID:JsRXoYAO
入江「……詩音さん、もういいでしょう」

詩音「……?」

入江「何があったのかは知りません…しかし、詩音さんの想いは悟史君に伝わりましたよ」

詩音「………」

入江「私も…彼を目覚めさせるために全力を尽くします…ですからそれまで…」

詩音「…はい、悟史君が目覚めるまで私が沙都子を…本当の意味で守ります!」

銀時「…面倒かけて悪かったな、イルカ先生」

入江「いえ…私に協力出来ることがあれば何時でも言ってください…」




224 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 00:36:55.78 ID:JsRXoYAO
---
帰り道

詩音「………」

銀時「………」

銀時(き、気まずい…何か場を盛り上げるあれはねーのか!?)

詩音「銀さん」

銀時「ぴ…」

銀時・詩音「ピカチュウ!」

銀時(よ、読まれたァァ!?ピカチュウ先読みされたァァァ!?)

詩音「あはは!言うと思いました!本当に前と変わらないですね…」

銀時「は……?」

詩音「…これで二回目だね、銀さん」

銀時「………?」

詩音「悟史君に会った後にこうやって二人で帰るのは…鬼隠し以来だったよね?」

銀時「!」




226 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 00:45:49.00 ID:JsRXoYAO
銀時「お前…まさか……?」

詩音「……思い出したんです、鬼隠しの時も銀さんが悟史君に会わせてくれたこと」

詩音「大石さんと園崎との間を取り持ったこと…みんなで梨花ちゃまを守ったこと…」

詩音「そして…その後で突然銀さんが消えちゃったことも……」

詩音「全部ちゃんと…思い出したんです……!」

銀時「……泣くな馬鹿、何つーか俺が気ぃ使っちまうだろ」




228 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 00:57:56.43 ID:JsRXoYAO
詩音「銀さん…また会えて本当に嬉しいですよ!」

銀時「おーおー、今の今まで忘れてたくせによく言うじゃねーか」

詩音「それが…変なんです、私…銀さんを忘れたことは1日だってありませんでした」

詩音「嘘じゃないですよ?なのに…銀さんが来た日を境に今までの記憶が……」

銀時「なくなっちまってたってのか?」

詩音「ええ…多分、お姉たちも私と同じ状況で銀さんのことを忘れてるんだと思います」

銀時「……やれやれ、まーた面倒なことになってんだなオイ」




229 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 01:05:45.23 ID:JsRXoYAO
詩音「正直…もっと銀さんのことを聞きたいです、でも今はそれどころじゃない……」

詩音「時間が出来た時…ゆっくり話を聞かせてくださいね?」

銀時「俺の話なんざ聞いたってつまんねーだけだぞ、ろくな事してねーし」

銀時「お天気戦争とかスタンド温泉の手伝いとか無人島でかめはめ波の練習したくれー…」

詩音「何ですかそれ、色々な意味でワクワクするんですけど?」

銀時「まーあれだ、今は沙都子を助けることだけを考えとけ」

詩音「……そうですね」




237 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 23:04:55.83 ID:JsRXoYAO
銀時「あ、そういやお前、梨花の奴ってどこに住んでんのか分かるか?」

詩音「梨花ちゃまですか?ええ、分かりますけど……案内しましょうか?」

銀時「いや…場所教えてくれるだけでいいわ、お前はもう家に帰っとけ」

詩音「まあいいですけど…ひょっとしてアレですか?まさか逢い引…」

銀時「ないから、俺ァロリコンじゃねーしババア趣味もねーからダブルで有り得ねーから」

詩音「よ…よく分からないけど分かりました」




239 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 23:10:04.77 ID:JsRXoYAO
---
梨花宅

銀時「よう」

梨花「銀時……?」

銀時「魅音の奴から連絡は来たか?」

梨花「ええ…ついさっき、今日の夜に魅音の家に集まるようにと電話が来たわ」

梨花「まさかこんなに早く手回ししてくれるなんて…魅音には感謝しなきゃね」

銀時「ああ…その前に言っておきてーことがあってな」

梨花「………?」




241 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 23:17:19.36 ID:JsRXoYAO
---

銀時「……とまあ、そういうわけだ」

梨花「詩音の記憶が…戻った?」

銀時「俺にもよくは分からねーが…どうも妙なことになっちまってるらしいな」

梨花「銀時が再びやって来た途端に前の記憶を失うなんて…どういうわけかしら?」

銀時「んなもん俺が一番聞きてーわ」

梨花「………」

羽入『銀時はこの世界の人間じゃない…それが関係しているのかもしれないのです』

銀時「あ、お前すっかり空気になってほとんど出てなかった…えーっと…オモシロ様?」

羽入『オヤシロ様!』




242 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 23:24:23.39 ID:JsRXoYAO
梨花「でも…確かに空気になって存在価値が薄れてた羽入の言う通りかもしれないわ」

羽入『あうあう…梨花まで…苛めないでほしいのですよ…』

梨花「銀時…あなたはこの世界にとってはイレギュラーな存在だから……」

銀時「なるほど…羽生のくせにやるじゃねーか」

羽入『あう…それでは将棋の名人さんなのですよ』

梨花「とにかく…みんなの失われた記憶があなたにとっての鍵なのかもしれないわね…」

羽入『非道いのですよ!二人して僕をのけ者して…きらい!きらいなのです!』

梨花「拗ねないでよ…フフ、本当にアンタといると飽きないわね」




244 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 23:33:53.85 ID:JsRXoYAO
銀時「………」

銀時(俺が元の世界に戻るにゃ…アイツらに俺のことを思い出させなきゃならねーのか)

梨花「さて…そろそろ行きましょうか」

銀時「は?どこにいくって?」

梨花「あなた…園崎家に決まってるでしょ」

銀時「あー…行ってらっしゃーい」

梨花「叩くわよ?」

銀時「へっ…そう簡単に殴られるほど俺も弱かねーよ」

梨花「そう…じゃあレナに『みー、銀時が苛めるのですよー』って泣きつこうかしら」

銀時「待ってそれ下手したら死ぬから、いや上手くしても死ぬけど」

梨花「じゃあ…行くわよ?」

銀時「へいへい…」

羽入『梨花…恐ろしい子…!』




245 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 23:41:05.02 ID:JsRXoYAO
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道中

銀時(説得っつってもよー…一体どっから説明すりゃいいんだ?)

子供A「くそー、このままじゃ勝てない!」

子供B「地球は私の物だー!」

子供A「変身!ピカーン!」

銀時「………」

梨花「フフ…子ども達が道端でやるヒーローごっこってのどかで良いわね……」

銀時「いやテメーもガキだろうが……」

銀時(あ、待てよ…これ……)




246 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 23:50:37.95 ID:JsRXoYAO
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魅音宅、玄関前

レナ「あ、銀さんと梨花ちゃんも来たね!」

圭一「これで全員揃ったな……」

詩音「何だか私…ゾクゾクして来ちゃいましたよ、まさかあの鬼婆を相手にするなんて」

銀時「そんな大袈裟な話じゃねーだろ、ちょっと手ェ貸せって頼むだけなんだしよ」

魅音「あはは…でも、北条家絡みじゃそうもいかないんだよね……」

銀時「まあ問題はねーよ、ナイスな説得方法を用意してあっから」

圭一「本当か銀さん!期待してるぜ!」




247 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 23:58:27.18 ID:JsRXoYAO
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夜、園崎家

茜「さて…わざわざご苦労様だね、揃って足を運んでもらって……」

茜「魅音から少し話は聞いてるけど…私たちに頼みたいことがあるんだって?」

銀時「テッペイ星人を倒すために、君たちの家の名を貸してほしい」

茜「………」

銀時「私の家の名はこの村での活動には向いていない……」

銀時「だが…君の家の名と同化することで三分間は戦う事が出来る!」

銀時「決して君の家の内情に立ち入るようなことはしない!…時間がないのだ!」

茜「………」

圭一「………」




249 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/21(水) 00:08:17.72 ID:mdv1zgAO
圭一『いや銀さん!ナイスな説得方法ってこれですか!?』

銀時『いや…何か来る途中でヒーローごっこしてたガキがこんなこと言ってたから』

圭一『いやいやいやァ!こんなんで上手くいくわけないでしょ!?』

銀時『最後までやってみねーと分からねーって…確変来るかもしれねーし』

銀時「さあ…このカプセルを使って変身し」

レナ「北斗…」

銀時「……ってのは冗談ですからその振り上げた拳を下ろし…」

レナ「飛衛拳」

ゴバキッ

圭一「……良かったじゃないですか、確変のレナパンチ来ましたよ」

銀時「これ別な意味での確変だから……」バタッ




251 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/21(水) 00:30:16.66 ID:mdv1zgAO
茜「……何だったんだい今のは?」

魅音「何でもない、全然気にしないで良いから」

梨花「銀色の巨人ヒーローが地球を守るため人と一体化しようとしただけなのですよ」

茜「……それで、何だったけ?」

圭一「話っていうのは他でもない…俺たちの仲間の北条沙都子のことだ」

圭一「アイツは今、叔父に酷い目に遭わされてる…俺たちはアイツを助けたい!」

圭一「そのために…アンタ達の力を貸してほしいんだ!」

茜「………」




253 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/21(水) 00:43:31.29 ID:mdv1zgAO
茜「ソイツは何かい、園崎に北条鉄平を抹殺しろと言っているのかい?」

圭一「違う…アンタ達は何もしなくていい」

茜「…話が見えないね、私たちの力を借りたいくせに何もしなくていい?」

銀時「そっからは俺が説明しとくぜ」

圭一「銀さん!もう平気なんですか?」

銀時「毎回あんだけぶっ叩かれりゃさすがに慣れるわ」

茜「アンタ…見ない顔だね、アンタが魅音の言っていた新任教師かい?」

銀時「坂田銀時だ…」

茜「……それで、結局の所…アンタ達は何がやりたいんだい?」

銀時「ちょっとばっか小細工をな……」

茜「………?」




254 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/21(水) 00:52:23.00 ID:mdv1zgAO
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銀時「……とまあ、こういうわけだ」

茜「なるほどね…それで名前を使うから園崎に前もって断りを入れておこうと?」

銀時「後から混ぜっかえされんのも面倒だしな…で、どうなんだ?」

茜「…だそうだけど、どうします?お母さん」

お魎「どうするもこうするもあるかい…どんな重要な話しかと思えば……」

銀時(出たよ、この何言ってるか聞き取れねー頑固頭ババア)




255 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/21(水) 00:54:51.51 ID:mdv1zgAO
お魎「何であの北条のクソガキを助けるんに園崎の名ぁ貸さにゃいけん」

お魎「第一…ちょっとやそっとやられたくらいで死ぬわけじゃなぎゃぁ」

銀時「………」

お魎「最近の若いのは我慢も礼儀も知らんのかい…あんじょうすったらん」

銀時「さっきから聞いてりゃテメー……」

魅音『待って銀さん!ここは耐えて、いきなり喧嘩腰にならないで!』

銀時『……わーったよ、礼儀正しくいきゃいいんだな?』

魅音『そう、冷静にね……』




256 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/21(水) 01:02:45.15 ID:mdv1zgAO
銀時「すいまっせーん、ちょっと言わせてもらってもいいですかー?」

魅音(銀さん…その調子で丁寧に……!)

お魎「何ね…まったく最近の奴は…ほんましゃったらん」

銀時「あれだ…まず沙都子は何かこう…ああ見えて実は打たれ弱い奴でしてー」

銀時「テメーみたいに無駄に生命力のあるババアとは違ってすげぇ繊細なんですぅー」

銀時「ですからー、沙都子が危ねーんだから手ェ貸しやがれこのクソババア、ってわけだ」

魅音「………」

詩音(どの辺が冷静正しかったのかさっぱり分からなかったんですけど……)




240 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/20(火) 23:15:21.14 ID:OeEoCNc0
矛盾?鬼隠し解決してるのに、悟史のこと詩音が知らなかったこと?




258 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/21(水) 01:14:10.15 ID:mdv1zgAO
銀八「えー、今日はこの辺で止めなきゃならなくなっちまいました」

銀八「さっきも言ったんですが書きためてる分にどうしようもねーミスがありまして…」

銀八「そこ全部とっ替えなきゃならねー事態に陥りました…いやーミスったなオイ」

銀八「つーわけで毎度すんませんね、こんなグダグダな調子で」

銀八「あと>>240で指摘されてたことは…ちょっとこっちの表現不足ですね、はい」

銀八「詩音は入江診療所の地下に悟史が眠ってることは知ってましたが…」

銀八「絶対安静ってことで立ち入り禁止令を喰らってたみてーな感じでして…」

銀八「それを銀さんが説得して悟史に会わせてもらった…的な流れですね」

情景描写省きすぎました…分からない点や疑問があればまた説明します




270 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/21(水) 22:20:21.48 ID:mdv1zgAO
茜「それだけの啖呵を切れる度胸は認めるけどね…アンタ、礼儀を知らないのかい?」

銀時「人様の命が掛かってる時にうだうだ言うババアに対して尽くす礼なんざねーよ」

銀時「それとも何だ…礼を尽くして頭下げりゃ文句はねーってのか?」

圭一「頭を下げて話がつくなら…俺は下げます!どうか沙都子を見捨てないでくれ!」

レナ「私も圭一君と同じ気持ちです…お願いします!」

詩音「私からもお願いします…沙都子は私にとっては…大切な家族も同然なんです!」

魅音「お母さん…ばっちゃ…私からもお願い、力を貸して……!」

お魎「………」




271 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/21(水) 22:26:26.58 ID:mdv1zgAO
お魎「……認めるわけにゃいけんね、だぁほま」

圭一「そんな…待ってくれ!」

茜「どうやら今日はここまでだね…お引き取り願おうかい?」

圭一「頼む…もう少し話を……!」

茜「くどいよ!わざわざこっちは話し合いの場まで設けた…話も聞いてやった…」

茜「多少…いや大分だね、礼がなくても目を瞑った……最大限の譲歩だよ」

茜「これでダメなら…無理にでも帰ってもらうよ」

圭一「!」

魅音「け、圭ちゃん…もう今日は諦めよう!」

圭一「け、けど!」

魅音『これ以上は本当にマズいよ…爆発したお母さんがどれだけ怖いか……!』

圭一「くっ……」

銀時「………」




272 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/21(水) 22:41:29.53 ID:mdv1zgAO
銀時「……じゃ、テメーら先に帰ってろ」

魅音「ぎ、銀さん…?」

茜「……分からない男だね、もう話は終わったって言ってるだろう?」

銀時「ああ…口先でのやりとりはもう終わりだ、こっからはコイツで話をしようや」

茜「木刀?アンタまさか……!」

詩音「ちょ…ぎ、銀さん!?」

茜「アンタ正気かい?本気にそんなこと…極道の屋敷で大立ち回りするつもりなのかい?」

銀時「俺だってんなこたァしたかねーよ…けどな……」

銀時「目の前の護れるモンを護らねーで後悔するような真似は御免こうむらァ」

お魎「………」




273 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/21(水) 22:53:24.31 ID:mdv1zgAO
お魎「若僧のくせによう言わんね…こんの礼儀知らずのだぁほまが…」ムクッ

銀時「何だよババア…立てんのか、てっきり寝たきりのクララちゃんかと思ったぜ」

お魎「このあんじょうすったらん…後悔しても知らんね…」

圭一「ふ、布団の中に日本刀!?」

銀時「しかも真剣じゃねーか、そんだけ年食って刀振れるとは…見直したぜババア」

魅音「や、止めてよばっちゃ!銀さんも謝って!」

茜「無駄だよ……大婆様はもうポン刀を抜いた…今更止まりやしない」




276 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/21(水) 23:15:59.33 ID:mdv1zgAO
レナ「ま、待って銀さん!そんな危ないこと…!」

圭一「そ、そうだ先生!下手したら怪我じゃ済みませんよ!?」

銀時「……怪我じゃ済まねーとよ、止めんなら今の内だぜ…ババア」

お魎「若僧に心配されるほど年は食ってなぁね…」

銀時「ったく…どーして俺の周りにいるババアは総じてしぶといのかね」

お魎「ほんによう抜かさんね…若僧がぁぁ!」

銀時「!」

ブンッ!




277 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/21(水) 23:25:07.96 ID:mdv1zgAO
魅音「………?」

詩音「どっちも…寸止め……?」

お魎「若僧…なんして刀を止めた……」

銀時「よく言うぜ…テメーこそ俺を斬るつもりなんざまるでなかったじゃねーか」

銀時「それに…俺ァババアを痛めつけるような趣味はねーんだよ」

お魎「………」

お魎「気ぃが抜けた…茜、こんガキ共を帰らせ」

銀時「オイ待てよババア、結局のところ返事はどうなんだ?」

お魎「………好きにせんね」

梨花「!」

茜「というわけだそうだから…これでアンタ達も帰れるだろう?」




278 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/21(水) 23:51:26.83 ID:mdv1zgAO
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魅音宅、玄関前

銀時「いやー実に平和的に解決したな、うん」

圭一「いや先生、得物振り回しての交渉に平和の要素が見当たらないんですけど」

銀時「世の中にゃ色んな平和の形ってのがあるんだよ、多分」

銀時「さっきのはアレだよ、よくベタなマンガとかであるライバル同士が戦った後の…」

『なかなかやるな!』

『お前こそ!』

銀時「みてーな流れだったんだよ、多分」

圭一「………」




279 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 00:06:06.60 ID:qaDVTcAO
詩音「でも…銀さん大活躍ですよ!」

梨花「みー、それは同感なのです」

詩音「鬼婆さんの許可も出たし…これで銀時先生の作戦も使えます!」

圭一「ああ、銀さんがここまでやってくれたんだ!必ず沙都子を救い出してやる!」

魅音「ここからはおじさんも手加減しない…沙都子を助けるためには何だってやるよ…!」

レナ「うん、ここからはいよいよ本腰を入れていかなきゃね!」




282 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 00:11:59.99 ID:qaDVTcAO
銀時「何だお前、発情期か?」

レナ「……?」

魅音「は、発情…期……?」

銀時「本腰入れるっつーのはあれだ、遊女が男を布団に誘うときの文句…」

レナ「先生」

銀時「……って知り合いのクナイ投げてくる吉原の女が言ってまし」

レナ「謝っても絶対許してあげない」

パパァン!!

一同「ッッッ!?」




283 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 00:20:26.54 ID:Cm8bjYAO
マッハパンチwwwwwwwwww




284 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 00:20:57.59 ID:qaDVTcAO
居合いにも似た一瞬の間、完全に脱力された状態から放たれた少女の一撃…

それは坂田銀時の顎を確実に捕らえ、瞬間に極小の振動を脳に与え…

典型的な脳震盪を引き起こし…瞬く間に意識を連れ去ることとなる

さらに追撃として放たれた左拳は倒れゆく胴体の中心に命中…

刹那、彼の体は地球の重力に逆らい高く浮かび上がることとなる

それらの攻撃は容易く一人の人間を遠い世界へと誘い……全てを終わらせたッッ!

竜宮レナが拳を放ち、坂田銀時が意識を失い宙を舞うまで…

その間…実に一秒ッッッ!!




285 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 00:37:30.58 ID:qaDVTcAO
その時の様子をその場に居合わせた目撃者の前原圭一氏は後にこう語る

『飛んだ……』と…

圭一「ホント一瞬でした…多分…左ですかね……」

圭一「え?何故その場にいたのに『多分』なんて曖昧な表現を使うのかって?」

圭一「……見えなかったんですよ…目をつぶっていたわけじゃありません」

圭一「ええ、技を掛けたのが俺の友達で…可愛いもの好きの小柄な女の子です……」

圭一「その子の一撃で…たった一撃だけで…宙を舞ったんです、大人の男がね……」

圭一「信じられないでしょ?ええ…分かります、でもね?この目で見ちゃったんですよ…」

圭一「人類の飛行を実現させるために必死で研究したライト兄弟には申し訳ないですが…」

圭一「その時…俺は自然とこんなことを思ったんです……」

圭一「ああ…人ってこんな簡単に『飛べる』んだって……」




288 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 00:49:09.52 ID:og4q6cgo
バキネタ好きだなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww




289 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 00:53:35.78 ID:qaDVTcAO
銀時「………」チーン

圭一「ぎ、銀さんんんんん!?」

詩音「きゃああ!?ちょ、ちょっと銀さん!しっかりしてください!」

魅音「いや…でも今のは先生が悪い……」

梨花「せっかく上げた株を一瞬で下げる辺りはさすがなのですよ、にぱー」

レナ「は、はうぅ……ま、またやっちゃった…」




292 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 00:57:46.28 ID:qaDVTcAO
茜「おやおや…これは何の騒ぎだい?」

魅音「お、お母さん!」

茜「何だい……アンタらの先生さん、気絶してるじゃないか」

梨花「軽い脳震盪なのですよ、にぱー」

圭一「梨花ちゃん…脳震盪にしてもかなり酷いレベルだと思うぞ」

茜「何があったかは知らないけど…大婆様と大立ち回りをした男が情けないねぇ」




294 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 01:06:10.09 ID:qaDVTcAO
詩音「大立ち回り?…あれはどっちも寸止めだったんじゃ……?」

茜「寸止めも何も…ポン刀抜いた園崎お魎とサシでやり合ったことに変わりはないさね」

茜「なら…寸止めって言うよりも大立ち回りしたって言ったほうが格好がつくだろう?」

茜「園崎の建前を考えて…そういうことになったから」

圭一「ははは、それじゃ何か銀さんが凄い英雄みたいだな」

茜「あら、アンタたちもだよ?」

圭一「へ?」

茜「たった一人が大暴れしてお魎に納得させたってのも如何なものかと思うだろう?」

茜「つまり…教師を先頭にアンタらも大暴れしたってことになったから」




295 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 01:15:08.37 ID:qaDVTcAO
圭一「そ…それじゃ…」

梨花「村の人たちは僕たちを見るたびにがたがたぶるぶるにゃーにゃーなのです」

圭一「……だよな、はは…あんまり笑えないな、それ」

茜「もう一つ…園崎はアンタらに全面的に協力することになったからね」

レナ「そ、それって……?」

茜「名前を貸すだけじゃない…必要とあらばいつでも手を貸すってことさ」




296 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 01:21:36.79 ID:qaDVTcAO
魅音「ば、ばっちゃがそこまで言ってくれたの!?北条家絡みなのに……」

茜「大婆様も口にしてるほど北条家を恨んじゃいないんだよ…ケジメは着いてるからね」

茜「ここらで過去を清算しておかなきゃ…いつまでも引きずっちまうことになりかねない」

詩音「鬼婆さんのくせに…そんなことまで考えてたんですか?」

茜「フフ…内心は北条家を許すきっかけを作ったアンタらに感謝してるはずだよ」

魅音「へ、へぇー…あの婆っちゃがねぇ…」




297 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 01:22:12.12 ID:qaDVTcAO
茜「にしても…ずいぶんとまた良い男が先生になってくれたじゃないか」

茜「教え子一人救うために園崎家に乗り込んでくるなんて…普通は出来ないさね」

魅音「………」

茜「先生が目を覚ましたら…後で一杯やろうおばさんが誘ってたって伝えとくれよ」

魅音「………!」

魅音(まただ…何だろう、この既視感…前にも銀さんが園崎に来て何かしたような…)




298 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 01:29:56.32 ID:qaDVTcAO
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某所

圭一「これで準備は揃ったな……」

詩音「でも…本当に上手くいきますかね…今更ながら不安ですよ」

梨花「詩ぃ…銀時の策を信じるしかないのですよ」

レナ「あれ…その銀さんは?」

圭一「え?」

魅音「まさか…気絶したまんまほったらかしなんてわけじゃ……」

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園崎家

銀時「………」チーン




315 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 22:17:42.47 ID:qaDVTcAO
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翌日、学校

銀時「えー…じゃあ出席を取りまーす……」

富田「どうかしたんですか先生、元気ありませんね?」

銀時「いや別に?どっかの誰かさん達が?殴ってそのまま放置しやがった、みてーな?」

銀時「そこそこ頑張った人を殴り倒して放置とかさ、もう何なのって感じだよね」

銀時「いやまあ別に誰とは言わないけど?そういうことする奴がいるって先生残念だなー」

圭一「………」

魅音(あーあ…怒ってる怒ってる…まあ当たり前だけど)

レナ(今回は何にも言えないかな…かな…)




316 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 22:20:56.78 ID:qaDVTcAO
ガラッ

沙都子「………」

梨花「沙都子!」

銀時「……よう、ギリギリ遅刻は回避だな」

沙都子「ご、ご心配をおかけしましたわね…私ならこの通り…大丈夫ですのよ?」

梨花「沙都子……!」

梨花(大丈夫なわけないじゃない…たった1日で…こんなに……!)

梨花(待ってて…あなたは…私たちが必ず助けるから!)

銀時「………」

銀時(よし…沙都子が登校してきたことで第一関門は抜けた……か)




317 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 22:28:44.72 ID:qaDVTcAO
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同時刻、北条宅前

詩音「………」

詩音(上手くやらなきゃ…ここで失敗は出来ない!)

ピンポーン

鉄平「誰じゃ!沙都子ならおらんね!!」

詩音「初めまして…北条鉄平さん」

鉄平「あん?何じゃいお前……」

詩音「私…北条沙都子の保護者をしている志村妙と言います…こんにちは」




319 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 22:43:07.33 ID:qaDVTcAO
鉄平「志村ぁ?知らんね、第一沙都子の保護者はワシじゃ!」

詩音「あれだけ沙都子を虐めてるあなたが保護者ですって?笑わせないで」

鉄平「な…何を……!」

詩音「都合の良いときだけ保護者面するあなたみたいな人を見ると虫ずが走る!」

鉄平「黙らんかい!女だろうとそれ以上言えば…」

詩音「何ですか…腰抜けのアンタに何か出来るって言うんですか?」

鉄平「!」

バキッ!

詩音「うあっ……」

鉄平「さっさと帰れ!じゃないとこの次は刃物の痛みを知ってもらうことになんね…!」

詩音「………!」ダッ

鉄平「女のくせに生意気な…!」




321 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 22:48:02.04 ID:qaDVTcAO
---
同日、学校-放課後

沙都子「では…私はお先に失礼させていただきますわ」

銀時「ちょーっと待てや沙都子、も少し学校に残ってけ」

沙都子「申し訳ございませんが…もう私は帰らなければ……」

沙都子「それと…叔父がもう先生達は家に来ないようにと……」

銀時「いやいや…そうもいかねーんだわ」

沙都子「………?」

銀時「沙都子…テメーにゃたった今から鬼隠しにあってもらうぜ」

沙都子「え……?」




322 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 22:55:27.70 ID:qaDVTcAO
---
同日-夜、北条宅

鉄平「遅い!沙都子のヤツ何をやっとるんじゃ!」

鉄平「まさか…あのしつこい白髪頭の教師が何かしよったか!?」

prrr prrr

銀時『へいまいど、こちらクソレストラン…ご予約で?』

鉄平「ふざけるな!沙都子がまだ帰らんぞ!沙都子に代わらんかい!」

銀時『何だよオイ…豚ゴリラか、沙都子ならいねーぞ?』

鉄平「そんなわけあるかい!さっさと……」

銀時『いや……オイ、マジでこっちにゃいねーぞ』

鉄平「………」

銀時『アイツならとっくに帰ったぜ…早く帰るように言われてるとか言ってな』

鉄平「なっ…なんじゃと……」




323 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 23:07:59.02 ID:qaDVTcAO
銀時『…オイ、これやべーんじゃねーのか?』

鉄平「………!」

ガチャ!

鉄平(学校におらん…?ならどこに……)

prrr prrr

鉄平「誰じゃ?」

銀時『あ、ついでだからTSUTAYAにタイタニックのDVD返しとい』

ガチャ

鉄平「………」

鉄平(まさか…今日来た保護者とか言うあのガキが……!)

prrr prrr

鉄平「おどれ!いい加減にせいよ!」

『北条鉄平氏ですね…?』

鉄平「ああん?誰じゃお前……」

魅音『初めまして…園崎家次期頭首、園崎魅音と申します』

鉄平「そ、園崎…頭首…?」




325 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 23:22:15.27 ID:qaDVTcAO
魅音『さて、前置きは飛ばし本題に移らせていただきます…』

鉄平「ほ、本題……?」

魅音『聞くところによれば…あなたは私の大切な妹に危害を加えたとのことですが…』

魅音『念のために聞いておきます…それは事実ですか?』

鉄平「し、知らんね!ワシが園崎に手ェ出すはずが……」

魅音『妹は…本日、あなたと口論になった末に殴打されたと言っています』

鉄平「………!」

魅音『心当たりがあるようですね?』

鉄平「あ、あのガキは園崎なんて名じゃ…」

魅音『我々は常日頃から園崎の名を語り散らすわけではありません』

鉄平「ぎ…偽名……?」




328 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 23:29:53.20 ID:qaDVTcAO
魅音『さて…頭首代行である私の妹に危害を加えたことに相違はありませんね?』

鉄平「だ、第一あれはあんガキが……」

魅音『言い訳は結構…園崎はあなたの行為を園崎本家に攻撃をしたものと見なします』

鉄平「!?」

鉄平「ま、待たんかい…!」

魅音『どうされましたか、この期に及んでまだ何か言い足りないのですか?』

鉄平「第一…お前が園崎本家の代行である証拠がないけんね!」

魅音『………』

鉄平「それに…たった一人が少し殴られたくらいで極道の一家そのものが動くかい!」

鉄平「おどれ!よくもそげな嘘を言えんの!」




329 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 23:38:00.15 ID:qaDVTcAO
魅音『……鬼隠し、というものをご存知ですか?』

鉄平「鬼隠し……?」

魅音『毎年…綿流しの晩に一人が死に…一人が行方不明になる騒動を指します』

鉄平「綿流し?綿流しならもうとっくに終わっ…」

魅音『ええ…ですが、今年の綿流しでは誰もいなくならなかったのです……』

魅音『その時点では園崎に敵対する人間が一人もいませんでしたからね…』

鉄平「ま、まさか…その鬼隠しっちゅうのをやっとるんは……!」

魅音『さあ…どうでしょうね……』

鉄平「!」

鉄平(一人が死んで一人が行方不明…ま、まさか…沙都子の奴が消えたんは……!)




330 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 23:43:48.46 ID:qaDVTcAO
魅音『とにかく…毎年起こっていた鬼隠しが今年はまだ起きていない……』

魅音『ゆめゆめお忘れなきよう…今年はまだ…鬼隠しが起きる可能性があることを』

鉄平「………」




331 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 23:44:52.44 ID:qaDVTcAO
魅音『ああ…一つ言い忘れていました、あなたは先ほど私にこう問いましたね』

魅音『一人がやられたくらいで……と』

鉄平「!」

魅音『雛見沢を離れていたあなたにお教えしておきましょう…この雛見沢の精神を』

一人に石を投げられてたら二人で石を投げ返せ、二人で石を投げられたら 四人で石を
八人に棒で追われたら、十六人で追い返せ、そして千人が敵ならば村全てで立ち向かえ
一人が受けた虐めは全員が受けたものと思え、一人の村人のために全員が結束せよ
それこそが盤石な死守同盟の結束なり
同盟の結束は岩よりも硬く、水を通さないダムすら通さない

魅音『そして我々は…この伝統を持つ雛見沢を統べる御三家…園崎』

魅音『問いの解答は…これで納得していただけましたか?』

鉄平「………っ!!」

ガチャ

鉄平「はぁ…はぁ……」




332 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 23:46:22.65 ID:qaDVTcAO
---
魅音宅

圭一「み、魅音…どうだった?」

魅音「あはは!電話越しからでも伝わるくらいビクビクしてたね」

梨花「魅ぃの迫真の演技のおかげなのです」

魅音「そ、そうかな……?」

圭一「ああ、ドスが効いてて演技だって分かっててもすっげぇ怖かったぞ」

詩音「さっすがお姉、黒い演技はお手のもの!ひょっとして素なんじゃないですか?」

魅音「し、詩音!アンタ何てこと言うのさ!」

レナ「アハハ、でもレナも怖かったかな?かな?」




333 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 23:50:58.55 ID:qaDVTcAO
圭一「え?レナ、お前にも怖いものなんてあったんだ?」

レナ「………」

圭一「あ」

レナ「ねえ圭一君…それ、どういう意味なのかな?かな?」

圭一「いや…その…何て言うか……」

レナ「………」

グニャア~

圭一「」

圭一(な、何かレナを中心に空間が歪んで見えだしたァァァ!何あのオーラ!?)

詩音(加えて…あの無言の微笑みが何とも……)ブルブル

魅音(おじさんよりレナのがずっと怖いよ…)

梨花(バカね圭一…自ら地雷を踏みに行くなんて……)




334 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/22(木) 23:57:33.12 ID:qaDVTcAO
銀時「ようテメーら、上手いこといったか?」

梨花「銀時!」

銀時「こっちはとりあえず上手いこと……」

レナ「………」

圭一「………」

魅音「………」

詩音「………」

銀時「………」

銀時(え?ちょ…え?待って、何なのこの空気?何この修羅場みたいな感じ?)




335 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 00:00:19.30 ID:B.Lc6MAO
レナ「先生…来たんだ、早かったね?」

銀時「あ…ああ……」

レナ「ちょうどいいね…先生、ちょっと座って話を聞いてくれないかな?かな?」

銀時「い、いやー…あの、うん、僕ァちょっと外に行ってますわ」

レナ「座って」

銀時「いやいやいや…こういうのはお若い方だけでね……」

レナ「座って」

銀時「いや、ですから……」

レナ「座れ」

銀時「はい」




336 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 00:02:02.24 ID:5.uB4zAo
銀さんとばっちりすぎだろwwwwww




344 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 00:17:57.36 ID:B.Lc6MAO
銀時『オイィィィ!何だこれ!?何がどうしてこんなことになってんだァァァァ!?』

圭一『す、すいません銀さん!俺が余計なこと言ったせいです!』

銀時『お前馬鹿かァァ!コイツが怒ったどうなるか知ってんだろ!!』

圭一『いやマジですいません!だってほんの軽い気持ちだったから!』

銀時『どうすんだコレェェェ!何がきっかけでスイッチが入るか分かんねーぞ!?』

銀時『これアレだよ、地雷原のド真ん中でスキップしてるみてーなモンだよ!?』




346 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 00:23:25.58 ID:B.Lc6MAO
レナ「ねえ先生」

銀時「ん……?」

レナ「レナの怖い物って…何だと思う?」

銀時「………」

銀時(ど…どどどどうすりゃいいんだこれ?これ何て答えりゃ正解なんだ!?)

銀時(待て、考えるんだ……コイツが一番怖いもの?んなもん知らねーよ!)

銀時「……ちょっとよく分かんないです、はい」




347 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 00:26:51.81 ID:B.Lc6MAO
レナ「ふーん…分からないんだ……」

銀時「いや…うん、これはマジで分かんないっすね、はい」

レナ「どうしてかな?かな?」

銀時「いや…普通の人間が怖いモンでもレナは怖くないだろうと思いまして…」

レナ「それって…レナが人間じゃないっていう意味なのかな?」

銀時「そーそー!………あっ!!」

レナ「………」

レナ「エフッ…エフッ……」

銀時「え…何その笑い方……ちょ、待って!一旦落ち着い」

ゴバキッッッ!!!!




350 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 00:41:53.61 ID:B.Lc6MAO
銀時「………」

圭一「銀さんんんんんん!?」

魅音「ちょ…こ、これ…死んだんじゃ……?」

詩音「お姉!ぼやっとしてないで!!」

レナ「………」

レナ(レナ…いないほうがいいのかな、何か最近酷いことしてばっかり……)

羽入『あうあうあうあう!銀時!大丈夫なのですか!?』

梨花(大丈夫よ…生命力は無駄にあるから)

羽入『いや梨花…そういう問題では……』

沙都子「………」




353 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 00:45:43.18 ID:cBR63MAO
レナぁぁぁぁぁ……




354 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 00:54:52.30 ID:B.Lc6MAO
沙都子「あの…みなさん……」

梨花「………?」

沙都子「私…本当にもう帰らないといけませんわ…でないと…お、怒られて……」

梨花「大丈夫…大丈夫なのです!沙都子は心配しなくていいのですよ…」

沙都子「みなさん…私のために何かなさってくれているようですが…心配いりませんわ」

梨花「沙都子……」

沙都子「わ、私は一人でもやれるんですのよ!一人でも……」




355 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 01:07:02.54 ID:B.Lc6MAO
詩音「ダメよ、沙都子」

沙都子「し…詩音…さん?」

詩音「あなたはとても強い子…それは分かってる、でもね?」

詩音「仲間に頼るって…そんなにいけないこと?」

沙都子「私は…一人でもやっていけるようにならないと…にーにーに頼らないでも…」

詩音「違うわ沙都子…悟史君はそんなの望んでない!」

沙都子「………?」

詩音「悟史君が願っていたのは…沙都子、あなたがいつも笑顔でいられること」

詩音「今の沙都子の顔を見たら…悟史君、きっと悲しむと思う」




356 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 01:17:02.02 ID:B.Lc6MAO
銀時「言うようになったじゃねーか、詩音」

圭一「銀さん!怪我は大丈夫なのか!?」

レナ「あの…先生、ホントにごめんね?」

銀時「心配ねーよ、何つーかいい加減に慣れてきたわ」

詩音「私は…銀さんに気づかされたからね…」

銀時「……沙都子よ、はっきり言ってテメーはまだまだガキだ」

銀時「そのくせ…無理して一人で耐えようとしてんじゃねーよ」

沙都子「でも私は…私は一人で……」




357 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 01:22:24.31 ID:B.Lc6MAO
銀時「……沙都子よォ、周りを見てみな」

沙都子「………?」

銀時「圭一にレナ、魅音…詩音…それに梨花……全員、テメーの味方だ」

沙都子「………」

銀時「兄貴のために必死になるお前を否定するつもりなんざねーが…忘れんじゃねーぞ」

銀時「コイツらは全員…テメーを笑わせるために必死になってんだ」

沙都子「!」




358 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 01:29:42.73 ID:B.Lc6MAO
沙都子「わ、私を…?」

銀時「バカな野郎共だよ全く…テメー一人のためにヤクザ相手に頭下げたり…」

銀時「わざわざテメーの叔父を挑発に行ったり…よくもまあそこまでやるな、マジで」

銀時「…テメーは幸せモンだぜ沙都子、こんな馬鹿共に囲まれてな」

沙都子「………」

銀時「助けが欲しけりゃ求めりゃいい…鼻水たらしながら泣いてすがりつきゃいい…」

銀時「そうすりゃコイツら…お前一人のために軍隊の一つや二つ、平気で潰そうとするぜ」

沙都子「う…うっ……」




359 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 01:37:42.47 ID:B.Lc6MAO
沙都子「………けて」

銀時「ん?」

沙都子「助…けて……」

梨花「さ、沙都子!今……!」

沙都子「助けて…私を…助けて!」

詩音「………」

銀時「聞いたなテメーら…確かに俺たちは助けを求められた……」

圭一「ああ…なら話は早い、こっからは手加減なしだ……!」

魅音「リミッター外していかなきゃね…まあ今までも外してたけど」

レナ「みんな、必ず…必ず成功させようね!」

梨花「必ず…沙都子を救いますのです!」

羽入『あう!僕も協力するのです!』

梨花(あんたはすることないでしょ)

羽入『あうあう……』

銀時「よし…やるぞテメーらァァ!」




367 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 23:08:03.78 ID:B.Lc6MAO
沙都子「あの…一つだけ聞きたいことがこざいますの」

銀時「ん?」

沙都子「私のために何かなさってくださっているようですが…一体どんなことを?」

銀時「何だ、お前聞いてなかったのか?」

沙都子「何と言いましょうか…いきなり鬼隠しだの魅音さんのお家に匿えだので…」

圭一「ああ…かなりバタバタしてたからな」

銀時「まあ…分かりやすく説明するとだ……」




369 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 23:15:54.70 ID:B.Lc6MAO
---
遡ること…>>185

銀時「鉄平の豚ゴリラを園崎の名前使って脅しを掛ける」

魅音「脅し……?」

銀時「いくら野郎が強がってようとさすがに園崎家を相手にしたらビビんだろ?」

詩音「そりゃあそうですけど…それで一体何を……?」

銀時「まず魅音か詩音…お前らのどっちかが鉄平に接触して因縁つけるきっかけを作れ」

銀時「別に鉄平に痴漢されましたーでも精神的被害を受けましたーでも何でも良い」

銀時「ただ…接触するときは園崎家ってバレねーようにしろよ」

銀時「つか、この人痴漢ですって女だけが使える一撃必殺の技だよな」

銀時「あれ食らったらもう社会的に死ぬよね、回避不可の死の呪文ザキだよね」

魅音「………」




370 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 23:21:27.19 ID:B.Lc6MAO
銀時「で、こっから園崎家の名前を借りてだ…」

詩音「…その因縁の件で鉄平に脅しを掛けるってことですね?」

銀時「まーそんな所だな……」

レナ「でも…それだけじゃ沙都子ちゃんは救えないんじゃ……?」

圭一「第一…鉄平もそれくらいで園崎本家が動くなんて信じないと思うんですけど」

銀時「だろうな」

圭一「だろうなって…」

銀時「つーわけで、秘密兵器の鬼隠しを使って沙都子を消しとく」

梨花「鬼隠し……?」




371 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 23:25:52.41 ID:B.Lc6MAO
銀時「この村じゃまだ鬼隠しは園崎家がやらかしてるって信じてる輩も多いんだろ?」

魅音「うん…ばっちゃならそれぐらいのことはやりかねないって思ってるよね」

銀時「で…ラッキーなことに今年はまだ鬼隠しなんぞ起こっちゃいねーわけだ」

大石「んっふっふ…前原さん達が黒幕を捕まえて止めちゃいましたからね」

銀時「だから…明日登校してきた沙都子をどっかに匿っておく」

詩音「沙都子が消えたって…鉄平に思わせるんですね?」

銀時「ファイナルアンサー?」

詩音「へ?ファ…ファイナルアンサー」

銀時「…………」

詩音「………あ、あの…やっぱり止め」

銀時「正解!」

詩音「やったぁ!お姉!私やったよ!」

魅音「………」




372 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 23:32:34.74 ID:mVF85AAO
詩音可愛えぇwwwwwwwwww




373 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 23:40:30.57 ID:B.Lc6MAO
魅音「……詩音、落ち着いた?」

詩音「私…何であんなはしゃいでたんだろ……」

梨花「………」

レナ「でも…沙都子ちゃん、明日学校に来るのかな?かな?」

銀時「そいつァ不確定だけどよ…まあ多分顔くらいは出すんじゃねーか?」

魅音「ど、どうしてそんな予想を?」

銀時「お前どんだけ俺がしつこく鉄平の豚ゴリラの家に押し掛けたと思ってんだ?」

レナ「あっ……!」




374 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/23(金) 23:47:35.13 ID:B.Lc6MAO
銀時「テメーら連れて行って一回、ドアの外から歌った時で二回、当たり屋で三回…」

銀時「こんだけやっときゃアイツもうんざりしてんだろ」

銀時「で…家に押し掛けられてる理由は沙都子にあるってなりゃ……」

魅音「そうか…銀さんを大人しくさせるために一日くらい登校させようって気になる…!」

銀時「まー、あの豚ゴリラは頭悪そうだったから単純にそんなこと考えんだろ」

梨花「……!」

梨花(あのふざけているように見えた行動の全てが…この時のための……?)




375 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 00:18:08.78 ID:EXqIPMAO
圭一「でもその後…鉄平はどうするんだ?」

銀時「アレだな、多分殺されることにビビって逃げ出すか…もしくは……」

大石「国家権力である警察に連絡して守ってもらおうとするか…ですな」

圭一「そうか…でも警察には北条鉄平をマークしてる大石さんがいるから……」

大石「んっふっふ…まぁ、市民を守るのが我々の仕事ですからね」

大石「通報があれば誰であろうと当然警護はさせていただきますが…」

大石「園崎に狙われる理由を確かめるため…家の中を少ーし調べさせてもらいましょうか」

銀時「そこで危ねー妙な薬物とかポカリとか千奈美ちゃんとか出てくりゃ万々歳だな」

圭一「先生、ポカリはヤバい薬じゃありません、あと千奈美ちゃんって誰ですか」




377 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 00:40:26.88 ID:EXqIPMAO
---

銀時「……と、まあそんな感じか」

沙都子「わ…私一人のためにそこまで……?」

銀時「お前アレだ、めんどくせーことが全部終わったら後でパフェ奢れよ」

詩音「フフ…それくらいだったら私が何とかしますよ」

魅音「何にしても…全部上手くいったら、だね…」

銀時「………」

銀時(さーて…こっから野郎がどう動いてくるかだな…)




378 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 00:48:50.31 ID:EXqIPMAO
---
鉄平宅

鉄平「くそっ…どないなっとるんね!」

鉄平(さ、沙都子が帰ってこん所を見ると…この次はワシが……)

鉄平「くっ……」

prrr prrr

警官『はい、こちら……』

鉄平「園崎!園崎が何や企んどるね!」

警官『は?』

鉄平「ワシが園崎に狙われとるって言うてるんじゃ!」

警官『園崎…少々お待ちください、専門の方に繋ぎます』

鉄平「早よせんね!」




379 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 00:51:15.85 ID:EXqIPMAO
大石『はいはいどーも、お電話変わりました』

鉄平「ワシゃ園崎に狙われとる!アイツら鬼隠しとかゆう……」

大石『鬼隠し…確か今年は起こりませんでしたが……』

鉄平「それにワシが狙われとるんね!」

大石『なんと…あなたが?しかし…何故自分が狙われているとお分かりに?』

鉄平「あ、アイツらの頭首がワシに直接言ったんよ!」

大石『頭首が直接?ははは、そんな馬鹿な……』
鉄平「笑い事じゃなかね!早よワシを守らんかい!!」




380 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 00:51:58.34 ID:EXqIPMAO
大石『ふーむ…あなた、何か園崎に目を付けられるようなことをなさいました?』

鉄平「……し、知らん」

大石『そうですか…では、今からお宅にお邪魔してもよろしいでしょうか?』

鉄平「な、何で家に…」

大石『いやね、あなたが園崎に狙われてる理由が何なのか調べようと思いまして…』

鉄平「よ、余計なことはせんでええ!ワシを守って園崎を捕まえりゃええんじゃ!」

大石『あなた…家の場所も教えないで我々に守れとおっしゃるんですか?』

鉄平「そうじゃ!おどれ警察じゃろ!」

大石『………』

大石(こりゃ相当パニックになってるなぁ…全くやりやすいんだかやりにくいんだが…)




382 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 00:56:00.74 ID:EXqIPMAO
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銀時「さーて…俺ァそろそろ行くぜ」

魅音「!」

梨花「どこにですか?」

銀時「アレだよ、今日はジャンプの発売日でな…」

圭一「こ、こんな時にジャンプって……」

銀時「ばっかオメー、こんな時だからこそのジャンプだろ」

詩音「いや…さすがにこの状況でその選択肢はないんじゃ……」

レナ「そ、そうだよ先生!今は大人しくしてたほうが……」

銀時「心配ねーよ、すぐに戻ってくっから」

魅音「……先生」

銀時「ん?」

魅音「……気をつけて」

銀時「……じゃ、ちょっと行ってくるぜ」




383 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 01:03:35.75 ID:EXqIPMAO
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鉄平宅

鉄平「警察ならごちゃごちゃ言わんではよワシを守らんかい!」

大石『いえ…そう言われましてもですね……』

鉄平「何ね!市民を守るのがおどれらの仕事じゃないんか!」

大石『ですから…あなたが私らを家に招いてくださればすべて解決なんです』

大石『そちらの状況も分からないのにどうやって守れとおっしゃるんですか?』

鉄平「そんなん園崎をまとめて捕まえりゃええんじゃ!」

大石『………』

大石(マズいな…まさかここまで取り乱しているとは……)

大石(図体も態度もデカいくせに肝っ玉だけは小さいんだからなぁ…)




384 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 01:12:42.46 ID:EXqIPMAO
鉄平「もうええ!お前らには頼まん!」

大石『お、落ち着いてください!何も家にあげろと言っているわけではないんです!』

鉄平「黙らんかい!もう腰抜けのお前らなんぞに当てにせん!」

ガチャ

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警察署

大石「お、オイ!もしもし!?くそ…切られた!どっちが腰抜けだ!」

大石(これで私が鉄平を押さえることは出来ない…これじゃ坂田さんの策が…)




385 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 01:16:44.05 ID:EXqIPMAO
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prrr prrr

詩音「はい、もしもし」

大石『申し訳ない…失敗です…!』

詩音「し、失敗!?」

梨花「!」

圭一「なっ……?」

レナ「そ、そんな……」

魅音「………!」

大石『北条鉄平がまさかあそこまで心が弱いとは…私のミスです!』

大石『いや!今はそれどころじゃない、とにかく坂田さんに代わってください!』

詩音「せ、先生は今ちょうど出掛けてて…」

大石『な、何ですって……!』




386 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 01:20:35.62 ID:EXqIPMAO
魅音「詩音、電話代わって!」

詩音「お、お姉?」

魅音「大石さん!今すぐに北条鉄平の家に向かってください!」

大石『い、今からですか?しかし交渉は失敗して……』

魅音「いいから早く!でないと先生が……」

大石『!…分かりました、すぐに向かいます』

ガチャ




387 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 01:32:15.30 ID:EXqIPMAO
魅音「………」

圭一「お…おい魅音!先生って一体どういうことだ!?」

梨花「銀時に…何かあるのですか?」

詩音「ま…まさか先生が外出したのって……?」

魅音「……沙都子の家、つまりは…」

圭一「て、鉄平がいるところじゃねえか!?」

レナ「ど、どうして…」

魅音「………」

詩音「話してお姉!何か知ってるんでしょ!?」

魅音「……前に、気絶してる銀さんをほったらかしにしてた時があったでしょ?」

魅音「その後でおじさんが家に帰った時に………」




388 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 01:35:03.58 ID:EXqIPMAO
---
>>298から数十分後、魅音宅

銀時「………」

魅音「ありゃー…やっぱりまだ気絶してるか……起きてよ銀さん!」

銀時「……何だよお母さん、今日は日曜日だろ」

魅音「寝ぼけてないで…明日だよ?沙都子を助け出すのは」

銀時「つーかそんなこと言うなら何でテメーら気絶した俺を放置してた?」

魅音「えへへ…つい…」

銀時「えへへ…じゃねーよォォ!何ちょっと可愛い感じで誤魔化そうとしてんだ!!」




389 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 01:38:54.20 ID:EXqIPMAO
魅音「でも…大丈夫なのかな……」

銀時「ん?」

魅音「もし…鉄平が警察に協力を求めなかったり家に上げるのを断ったりしたら……」

銀時「………」

銀時「もし…じゃねーな……あのビビりならやりかねねーよ」

魅音「そんな…それじゃ大石に鉄平を捕まえてもらうことなんか出来ないんじゃ……」

銀時「なら…とっ捕まえるきっかけを作りゃいいだろ」

魅音「え……?」




390 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 01:43:38.12 ID:EXqIPMAO
銀時「俺ァ仕事柄、色んな輩を見てきてな…人を見る目なら少しはある」

銀時「あの豚ゴリラみてーな小者は…追ってくる奴を刺して逃げようとか考えかねねェ」

銀時「人間、追い詰められると何しでかすか分からねーからな……」

魅音「た、確かに……」

銀時「かといってテメーんとこの奴らに怪我させるわけにもいかねェ…」

銀時「なら…俺が行くしかねーだろ」

魅音「せ、先生が…?」

銀時「追っ手と勘違いして襲ってきた野郎を俺が組み伏せりゃ問題ねーよ」

銀時「鉄平のヤツも傷害未遂とかそんなんで捕まるし一石二鳥じゃねーか」

魅音「そ、そんなの危ないよ!間違えたら怪我ですまないかもしれない!」

銀時「………」




391 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 01:49:43.68 ID:EXqIPMAO
銀時「……それでもだ」

魅音「……?」

銀時「体張ってでも…俺ァお前らのこと護りてーんだ」

魅音「ど、どうしてそんなに…私たち、まだ会ってから何日も……」

銀時「テメーらが俺のことを忘れてようが…俺にとっちゃテメーらは仲間だからな」

魅音「仲…間………?」

魅音「…………」

魅音(そうだ…私、何言ってるんだろ…銀さんはずっと前から銀さんで……)

魅音(一緒に…命懸けで鬼隠しを止めた…おじさんの大切な……!)

魅音「そうだよ…銀さんはずっと…おじさんの大切な仲間だったんだ……」




408 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 15:34:49.36 ID:EXqIPMAO
銀時「どうしたよ、何か思い出したのか?」

魅音「思い出した…思い出したよ、銀さん…ずっと会えるのを待ってた……!」

銀時「ま…色々と話してーこともあるけどよ、今はそれどころじゃねーからな」

銀時「思い出話は鉄平の野郎を何とかしてからにしようや」

魅音「うん…分かってる……!」

銀時「それとアレだ、さっきの話は他の奴らには黙っとけよ」

魅音「ど、どうして?」

銀時「アイツらは良くも悪くもお人好しだからな…無駄な心配はかけたかねーんだ」

魅音「………!」




409 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 15:46:44.25 ID:EXqIPMAO
---

魅音「……つまりは…そういうこと」

レナ「そんな……じゃあ先生は一人で北条鉄平を!?」

魅音「うん……」

詩音「お姉は何で止めなかったんですか!追い詰められた鉄平が刃物でも振り回したら!」

梨花「でも…銀時は木刀を持っていますのです、そこまで危険なことには……」

沙都子「梨花…私の家はお世辞にも広いとは言えませんわ」

梨花「み、みぃ……?」

魅音「狭い屋内じゃ木刀は使いにくい…あんまり役には立たないだろうね……」

魅音「つまり…銀さんは素手で武器を持ってる鉄平を組み伏せなきゃいけない…!」

圭一「そんな…いくら先生でも危なすぎるぞ!」

魅音「うん…危ないね……」




410 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 16:02:32.22 ID:EXqIPMAO
詩音「そこまで分かってるならどうして止めなかったの!?危ないって分かってたのに!」

魅音「私だって止めたかった…止めようとした!でも…でも……」

魅音「覚悟を決めた銀さんの目を見たら…どうしても止められなかった……!」

圭一「………」

圭一「……行こう」

魅音「……?」

圭一「俺たちも行くんだ!銀さんを追いかける!」

魅音「ま、待ちなよ圭ちゃん!銀さんは私たちが来ないようにって……」

圭一「それでも!俺たちは行かなきゃダメだ!先生が俺たちを仲間と思うのと同じように…」

詩音「私たちも先生を…仲間だと思っているから……お姉だってそうでしょう!」

魅音「………」




411 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 16:31:58.57 ID:EXqIPMAO
---
鉄平宅、室内

鉄平「くそ…一体どうなっとるじゃ……」

鉄平「まさか…もう園崎の奴らが来とるなんてことは…窓からは見え…」

葛西『………』

鉄平「あ…あれは園崎の…!な…何でワシの家の前を……」

鉄平(まさか…も、もう来おったんか!?)

鉄平「こ…殺される……殺される!」




412 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 16:43:39.19 ID:EXqIPMAO
---
北条家近辺

葛西「………」

銀時「よう…ワリーな面倒かけちまって」

葛西「いえ…茜さんからあなたには力を貸すように言いつけられていますので」

銀時「……で、どんな感じだ?」

葛西「先ほど、窓からこちらの様子を伺っているのを確認しました」

葛西「察すると…相当に動揺していたかと」

銀時「よし……ならぼちぼち行くか、お疲れマダオさん」

葛西「マダオ……?」

銀時「………違うからね、マダオってほめ言葉ですからね、うん」




415 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 18:02:47.97 ID:EXqIPMAO
葛西「いえ…まるで何度もそう呼ばれているかのような……何故か心に響きまして」

銀時(心に響いたってアレだよね、長谷川さんと若干シンクロしてるよね)

葛西「とにかく…お気をつけて……」

銀時「心配ねーよ、マダオさん」

葛西「……そんなに誉めないで下さい」

---

圭一「見えた!沙都子の家だ!」

詩音「あそこにいるのって…か…葛西!何で葛西が……」

沙都子「それより先生は…先生はどちらにいらっしゃいますの?」

圭一「まさか…もう乗り込んじまったのか?」

魅音「とにかく行ってみようよ!」




416 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 18:03:35.97 ID:4LnTMdoo
意味は覚えてるんだなwwww




417 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 18:24:38.89 ID:xVSIRVs0
このマダオは何の略だっけ




418 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 18:27:21.29 ID:OiMGKGA0
>>417
『マ』ジで『ダ』ンディーな『お』兄さん




423 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 19:00:37.38 ID:EXqIPMAO
---
北条宅、玄関前

銀時「………」

銀時(よし…行くか)

ピンポーン

---

北条宅、室内
ピンポーン

鉄平「き、来おった…来おったな……!」

鉄平(こ、殺されるくらいなら…刺し違えてでも……!)

鉄平(部屋に入ってきたところで不意を突けば…やるしかなあね…やるしか!)

---

銀時「………」

銀時(反応はねーが…鍵は開いてんな……いつでも入って来いってか)

銀時「……行くか」

圭一「銀さん!」

銀時「おま…何でここに……!」

ガチャ

鉄平「うおあああぁ!」

銀時「!」

魅音「銀さん危ない!」

グサッ!




424 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 19:03:24.61 ID:EXqIPMAO
銀時「ぐっ……!」

梨花「ぎ…銀時!!」

鉄平「はぁ…はぁ…何ねおどれら、コイツの仲間か……!」

魅音「銀さん…う、嘘だよ…こんなの…!」

鉄平「誰でもええ…ワシを捕まえようとする輩は全員……」

圭一「!」

銀時「…オイ待てよ、どこに行こうってんだ?」

梨花「!」

詩音「な…何で……?」

鉄平「なっ…は、腹ぁ刺したのに…」

銀時「テメーのせいで…せっかく買ったジャンプに穴が空いたじゃねーかァァァ!」バキッ

鉄平「あぐっ!」




425 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 19:04:04.50 ID:YNKhXEk0
ジャンプすげぇ




427 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 19:07:01.43 ID:oALadDoo
流石ジャンプだ、なんともないぜ




436 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 20:25:17.95 ID:EXqIPMAO
鉄平「………」

銀時「あーあー…どうすんだよこれ、もう読めねーじゃねーか」

詩音「ぎ、銀さん…寿命が縮まりましたよ……」

魅音「あ、あはは…ジャンプを買いに行ったって言うのは嘘じゃなかったんだね」

銀時「当たりめーよ、銀さん嘘つかないからね?」

銀時「つーかコイツ…ガキのお前らを追っ手と間違えるとかどんだけビビってたんだオイ」




438 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 20:41:19.27 ID:EXqIPMAO
---

大石「坂田さん!アンタ何て危ないことするんですか!!」

銀時「いや違うんすよ警部殿、俺ァ普通に交渉しようとしたら野郎がいきなりですね…」

大石「あのね…アンタ死ぬところだったんですよ?よくもまあそんな呑気に……」

銀時「アレだ、人生は常に誰かを犠牲にしあう…まーある意味で殺し合いだし?」

大石「……もう良いです、あなたには何を言っても無駄でしょうから…バカが」

銀時「お前がバカか」

大石「鉄平を説得しそこなった私のミスが招いたことでもありますから…死ね」

銀時「お前が死ね」




439 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 20:42:51.03 ID:xVSIRVs0
あっという間に仲良くなって




440 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 20:47:40.31 ID:3jXUtZMo
仲… 良く…




443 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 21:15:26.31 ID:EXqIPMAO
大石「冗談はさておき…あなた、本当に危ないところだったんですよ?」

銀時「アレだ、終わりよけりゃすべて良しってわけにゃ…」

大石「本当ならいきませんが…ま、目をつぶりましょう…んっふっふ」

大石「その代わりと言ったらなんですが…今回の件はすべて私に任せて頂けませんか?」

銀時「警察が一般市民と妙な計画をやらかしてましたとは言えねーよな」

大石「なっはっは…いや、痛いところを突かれましたな」

銀時「心配すんな、俺ァそういうことは軽々しく口にしねーよ、多分」

大石「多分じゃ困るんですけどねぇ…ま、今度一杯奢らせてください」




444 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 21:18:57.16 ID:EXqIPMAO
---

圭一「銀さん、鉄平は結局…」

銀時「家宅捜索したら持ってちゃならねー薬が出てきたらしいな」

銀時「それだけじゃなく奴さん、叩けば叩くほどホコリが出て来るらしくてよ…」

銀時「恐喝、傷害未遂、他にも色々とやらかしてるみてーだな」

梨花「で、では……!」

銀時「当分は外に出られねーな、ま…出て来てもこの村に戻って来ようとは思わねーだろ」

梨花「さ、沙都子!やったのですよ!これからも僕と一緒に暮らせるのです!」

魅音「良かった…本当に良かった……!」




446 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 21:43:55.30 ID:EXqIPMAO
銀時「にしても…魅音、お前黙ってろって言ったじゃねーか」

魅音「ご、ごめん…でも……」

圭一「俺たちだって…先生の仲間だぜ?」

詩音「そうですよ…協力し合うのは当然じゃないですか」

レナ「確かに力にはなれなかったかもしれない…でもね」

沙都子「先生が先ほど私に…一人で何でも抱え込むなとおっしゃられたように……」

梨花「僕たちも…銀時にだけ何かを背負わせたくないのですよ」

魅音「……ってわけ、おじさんもみんなと同じ気持ちだったからね」

銀時「………」




447 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 21:46:46.29 ID:EXqIPMAO
銀時「綺麗にまとめてくれやがって……テメーら打ち合わせでもしてたのか?」

銀時「まさかテメーらに何か物申されるとは思わなかったぜ…」

沙都子「先生…その……私、何と言ったらいいか……」

銀時「いやいいよ何にも言わねーで、コイツァ俺が好きでやったことだ」

沙都子「それでも……ありがとうございました、先生」

詩音「私からも…銀さん、沙都子を守ってくれて…本当にありがとう」

銀時「………」




448 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 22:07:29.25 ID:EXqIPMAO
銀時「参ったなオイ…すげータイミングじゃねーか……」

詩音「………」

銀時「お前ら後ろ見てみろ」

沙都子「……?」

入江「こちらにいましたか……探しましたよ」

詩音「か、監督?」

詩音「どうして監督がこんな所に……」

入江「お二人に…会わせたい方がいましてね……」

沙都子・詩音「……?」

悟史「みんな…ただいま……!」




450 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 22:08:37.91 ID:mDxwjmIo
悟史が復活しただと!?




451 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 22:17:35.41 ID:a/V.GsAO
北条悟史復活ッ!北条悟史復活ッ!
北条悟史復活ッ!北条悟史復活ッ!
北条悟史復活ッ!北条悟史復活ッ!




453 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 22:35:10.63 ID:EXqIPMAO
---
翌日、魅音宅

銀時「ま…めでたしめでたしだったな」

魅音「うん…泣きながら喜ぶ詩音なんて生まれて初めてかな」

銀時「その辺の細けー事情はよく分からねーが…とりあえず魅音」

魅音「ん、何?」

銀時「傷薬くれ、マジで、出来ればすごいキズぐすりがいい」

魅音「あはは、ずいぶん酷くやられたね…まあアレは銀さんが悪いけど」

銀時「………」




454 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 22:57:26.64 ID:EXqIPMAO
圭一「何か…俺たちはお邪魔みたいだな」

魅音「そうだね……私たちは帰ろうか」

銀時「よーし、じゃあテメーら…何か食い行くか、甘いモン限定で」

悟史「……あの、ちょっといいですか?」

銀時「ん?」

悟史「沙都子がお世話になったみたいで…本当にありがとうございました……」

銀時「………」

銀時(待て…この声どっかで……)

銀時脳内
---

あやめ『銀さあああん!!』

---

銀時「正体はテメーかァァァァ!!」バキッ

悟史「ぶっ!?」

沙都子「」

詩音「」




455 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 23:00:06.62 ID:a/V.GsAO
何故そこでその反応wwwwwwwwwwww




459 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 23:09:40.73 ID:EXqIPMAO
---

銀時「いや勘違いした俺も悪いけどね?ここまでボッコボコにしなくてもいくね?」

魅音「いや…この程度で済んで良かったと思うよ」

詩音「そうですよ、ちゃんと手加減したんですからね」

銀時「いや全身が包帯ぐるぐる巻きになってんだけど?これのどの辺が手加減?」

詩音「生きてるじゃないですか」

銀時「いやそこォォォォォ!?」




462 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 23:27:48.70 ID:EXqIPMAO
魅音「ところで…銀さん、鬼隠しの時に銀さんがいたことを思い出してるのは…」

銀時「テメーら二人に…梨花のヤツも覚えてるな」

詩音「みんな暫くすれば思い出しますよ、きっと」

銀時「ならいいんだけどよ……何かきっかけみてーなのが必要なのかもな」

魅音「きっかけ…か……うーん…難しいね」

銀時「ま…もうしばらくは様子を見て考えるとするわ」




465 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 23:40:23.00 ID:EXqIPMAO
---
翌日、昼食

沙都子「うー、かぼちゃは嫌いですわ……」

詩音「ダメですよ沙都子、ちゃーんと食べないと」

沙都子「詩音さんの料理はかぼちゃが多すぎましてよ?それにセロリやアスパラも…」

詩音「沙都子の嫌いな物をなくすように考えてますからね」

沙都子「レナさんのお弁当のほうが美味しそうですわ……」

詩音「そういうことを言う沙都子には…ほら、アスパラの特別メニュー!」

沙都子「うわああああーん!あんまりですのー!」




469 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 23:48:13.02 ID:EXqIPMAO
銀時「よう沙都子、カボチャ喰う方法を教えてやろうか?」

沙都子「そんな方法がございますの?」

銀時「口ん中にいれて噛んで飲み込みゃいいだろ、要するにど根性だ」

沙都子「………」

圭一「いや…ど根性ですんだら苦労しない気がするんですけど」

魅音「まあ…でも嫌いな物って結局そうやって食べるしかないよね」

銀時「情けねーなお前ら…じゃあ銀さんのとっておきを伝授してやるよ」

沙都子「……嫌な予感しかしませんわね」




471 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/24(土) 23:52:29.51 ID:EXqIPMAO
銀時「はい、嫌いなモンでも何でも食える銀さん特製食べ方講座ー」

銀時「これには協力者が必要ですからそこんとこ注意しろよ」

詩音「二人っていう時点で嫌な予感しかしませんね…」

銀時「えー、まず沙都子…目ェ瞑って口開けろ」

沙都子「ふ、不安ですわね……あーん」

銀時「はい、そんでここで口の中に食べたいモンを協力者が入れてやります」ヒョイヒョイ

沙都子「むぐっ!?むー!むー!」

魅音「ちょ…ちょっと先生、これ大丈夫なの?こんな無理やり…」

銀時「我慢しろ沙都子、すぐに終わっから…口含んだままちょっと耳こっちに向けろ」

沙都子「……?」

銀時「行くぜ…『ど根性ォォォォォ!!!』」

沙都子「!!?」ゴクン

レナ「あ」

羽入『あうあう?耳元で叫ばれた沙都子が…びっくりしてカボチャを……?』

梨花「食べた…わね、一応」




475 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 00:04:17.85 ID:tHtbCIAO
銀時「はい、よく食えました」

圭一「いやこれ明らかに食ったとは言えませんけど!?丸飲みじゃないですか!」

詩音「そ、そうです!こんなの絶対健康に悪いですよ!」

銀時「まままま、結果としてアイツを束縛してたモノは消えたわけだし?」

圭一「いや何を……」

沙都子「や、やりましたわ詩音さん!私、ちゃんと食べられましてよ!」

詩音「え…いや…沙都子?」

沙都子「おーっほっほっほ!もうかぼちゃでもアスパラでもへっちゃらですの!」

沙都子「詩音さん、これからはかぼちゃ料理もどんどん作って頂いて構いませんわ!」

詩音「………」

銀時「まあ自信だけはついたみてーだしいいだろ」

圭一「いや良くないでしょこれェェェ!間違った方向に自信つけてどうすんですか!」




478 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 00:17:34.68 ID:tHtbCIAO
ちょこっと!お疲れさま会

レナ「沙都子ちゃん救出編を読んでくれたみなさん、本当にお疲れさまでした!」

魅音「いやーまさかこんなに長くなっちゃうとはねー…おじさんもびっくりだよ」

梨花「本当はこの半分くらいの短さになるはずだったのですよ、にぱー」

沙都子「色々と苦労もあったようですが…まあ言い訳にすぎませんわね」

圭一「もはやお疲れさま会ってよりむしろ普通の反省会だな…」




479 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 00:19:39.66 ID:tHtbCIAO
詩音「何だか色々と場面が変わったり時間を遡ったりして忙しかったですねー」

魅音「まあ…うん、その辺はね」

レナ「ところで…本当は沙都子ちゃんを助けて悟史君と再会して終わるはずだったんじゃ?」

圭一「あー、そうらしいんだけどな…ここで終わったら中途半端だろ?」

圭一「いや終わっても良かったんだけどさ、何て言うか味気ないし」

梨花「中身のない無駄に長いだけの話に価値はないのですよ?にぱー」

魅音「あっはっは…痛いところを突くね、梨花ちゃん」

レナ「というわけで……もうちょっとだけ続くから暇な人は読んでほしいな!」

今日はここまでですがもうちっとだけ続きます
とりあえずここまで読んでくれてお疲れさまでした




476 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 00:10:27.77 ID:rlObk.A0
忍たま?




480 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 00:25:25.18 ID:tHtbCIAO
ほんのちょこっと!銀八先生!

銀八「ペンネーム>>476さんからのお便り…『忍たま?』…はい、すばり言いましょう」

銀八「>>476、それだ…いやーおかげさんでやーっと思い出したわ、うん」

銀八「いや、なんか嫌いモンを食うとか気合いとかって言うのが記憶の片隅にあってね」

銀八「何で見たんだっけか…とか思って使ってみたんだけどよ…そうか、それだ」

銀八「つーかアレってまだアニメやってんのか?」









その2へ





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コメント
この記事へのコメント
  1. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 09:50: :edit
  2. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 10:04: :edit
    02getだぜ!
  3. 名前: 通常のナナシ #pBoZlR9Y: 2010/09/24(金) 10:42: :edit
    まさかの続編!
  4. 名前: 創造力 #-: 2010/09/24(金) 11:31: :edit
    ニンタマン
  5. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 12:17: :edit
    レナのふとももにおにんにんはさみたいよぉ
  6. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 13:10: :edit
    一桁だぞニート共
  7. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 13:23: :edit
    この人のSS好きだ。
  8. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 15:03: :edit
    銀さんのss
    キター
  9. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 15:28: :edit
    やった一桁w
    今回も爆笑させてもらいました
    作者&ぷん太乙
  10. 名前: 七氏の巌窟王 #aYpzl2JE: 2010/09/24(金) 17:11: :edit
    おお、ついにまとめなすったか
  11. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 19:49: :edit
    アマゾンの羽入かわいい
  12. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 21:43: :edit
    なんか久しぶりで劣化してんじゃねーかなー
    …と思ったが杞憂だった
    あいからわずおもしろいねこの人
  13. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 22:40: :edit
    忍たまと銀魂って似てるよね

    そうかな?
  14. 名前: 通常のナナシ #- #-: 2010/09/24(金) 23:49: :edit
    おもしろい
    かっこいい
    感動的

    三拍子そろった良い作品
  15. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/25(土) 00:30: :edit
    銀時「すいまっせーん、あのー何か仮面ライダーがここにいるって聞いたんですけどー」

    お前だってキバとストライクやってるだろうがw
  16. 名前: 通常のナナシ #Az4y4mJ.: 2010/09/25(土) 09:53: :edit
    これテンポが良くて面白いから好き
    いいぞもっとやれ
  17. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/25(土) 12:26: :edit
    中の人って画伯だったか…

  18. 名前: 通常のナナシ #JalddpaA: 2010/09/26(日) 09:41: :edit
    鉄平って見るたびに楽天の鉄平を思い出すな
  19. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/27(月) 01:58: :edit
    >銀時「お前はガンダム乗って地球から消え去れ」

    あれ?すごく劇場版00のネタバレしてない?
    預言者か何かか?
  20. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/27(月) 09:21: :edit
    20ゲットですよ銀さぁん!
  21. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/29(水) 03:04: :edit
    米19
    単純にK=キラ・ヤマトだからじゃね
  22. 名前: 通常のナナシ #ErjFM12g: 2010/10/07(木) 03:25: :edit
    相変わらず株が上がる時にはすごく上がるけど直後にだだ下がりwww
    鬼隠しをこっちで活用するとは…すごい発想だな
  23. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/02/05(土) 00:15: :edit
    銀さんやべェ・・・
    マジカッケー・・・。
  24. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/02/26(土) 14:03: :edit
    改めて銀さんのかっこよさと詩音の可愛さを確認できたSSだった。
  25. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/11/24(土) 02:27: :edit
    ひぐらしSSってやたらと「17」って数字が出るな… これは気のせいじゃない
  26. 名前: MCC #-: 2013/02/18(月) 21:06: :edit
    やっぱりこの人の銀時介入シリーズは面白いなwww
    銀サンが銀サンらしくてイイ!
  27. 名前: 通常のナナシ #-: 2013/03/29(金) 12:30: :edit
    銀さんかっけえwww
  28. 名前: 通常のナナシ #-: 2013/03/29(金) 12:32: :edit
    銀さーんwww
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.
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