銀時「ひぐらしのなく……ってオイ、これ前も見たんだけど?」 その2

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2010/09/24(金)
499 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 22:33:54.84 ID:tHtbCIAO

その2です


499 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 22:33:54.84 ID:tHtbCIAO
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放課後

魅音「あれ、先生何書いてるの?」

銀時「これはアレだ、懸賞だよ懸賞」

圭一「へえ…何のですか?」

銀時「何かポカリ一年分とそれ入れるウォータージャグが二個当たるらしくてな」

沙都子「まあ…確かに当たれば嬉しいのは違いありませんが……」

魅音「でも何でポカリなのさ?」

銀時「いや…何つーか…ポカリにゃ世話んなったし?」

魅音「ああ…なるほどね……」

圭一「………?」




500 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 22:45:45.73 ID:tHtbCIAO
魅音「っと……さーて、じゃあ今日も部活!行ってみようか?」

圭一「へへっ、今日は負けねえからなー!」

詩音「そうは行きませんよ、私がいるんですから」

沙都子「おーっほっほっ!私のトラップに掛かれば圭一さんなどイチコロですわ」

梨花「僕も負けませんですよ、必ず一番になって圭一と銀時を辱めてやるのです」

レナ「はう~、みんな気合いが入ってるね!レナも負けられないな!」




501 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 22:49:30.86 ID:tHtbCIAO
魅音「銀さんはどうする?もちろんやるよね?」

銀時「いーよ、もうそういうの面倒くせーから…どうせ勝ち目はねーんだろ?」

圭一「何だ銀さん、敵前逃亡するのかよ?きったねえなー」

銀時「俺ァそういう安い挑発には乗らねーよ」

詩音「あー残念、優勝商品にデザートの食べ放題券を付けようと思ったんですけどねー」

銀時「テメーらまとめて潰してやらァ、どっからでも掛かってきやがれ」

圭一「………」

魅音「じゃあ今日のゲームは……」




503 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 23:03:14.39 ID:tHtbCIAO
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十分後

銀時「………」

魅音「いやー…さすがは先生、綺麗に負けたねー」

梨花「お決まりのパターンでかわいそかわいそなのです」

魅音「さーて…じゃあ罰ゲームなんだけど何がいいかな……」

銀時「あ、俺これからちょっと出掛けなきゃいけないんだったわ」

レナ「どこに?」

銀時「その……アレだよ、シロガネヤマで修行してるレッド倒しに行くんだよ」

沙都子「シロガネ…何をおっしゃっているのかさっぱりでしてよ?」

梨花「気にしちゃだめなのですよ、バカが移ってしまうのです」

魅音「あ…じゃあこれにしよっか、知恵先生の前でカレーの悪口を言う!」

圭一「!?」

銀時「………は?」




504 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 23:13:42.12 ID:tHtbCIAO
銀時「何それ、そんだけでいいのか?」

魅音「うん、出来るだけ酷く貶すことが望ましいけどね」

銀時「……簡単すぎて逆におかしかねーか?何企んでやがる?」

魅音「まさかまさか、そんなわけないじゃん!」

圭一『そうか…先生、智恵先生の趣向を知らないのか』

沙都子『しかも…確か今はカレーを我慢している期間だったような…』

梨花『魅ぃはホントに外道なのですよ』

銀時「まあ…前みてえに妙な服着せられるよかマシか……」




509 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 23:22:08.41 ID:tHtbCIAO
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職員室

銀時「どーも」

智恵「あら先生、どうかなさいました?」

銀時「………」

銀時(何か嫌な予感がすんなオイ…ちょっと探り入れてみるか)

銀時「あの…どうでもいいことを聞いてすんませんけど、カレーってどう思います?」

智恵「……何故、そんなことを?」

銀時「」

銀時(な、何か空気変わったんだけど!俺おかしなこと言った!?)

銀時「いや…別に深い意味は……」

智恵「坂田先生…私がカレー断食を行っている時にその質問は…あてつけですか?」

智恵「答えによっては…そうですね、ちょっと粉々になるかもしれません」

銀時「粉々って何が!?明らかに何か破壊しようとしてるよね!?」




511 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 23:32:01.02 ID:tHtbCIAO
智恵「答えてください…今の質問にはどんな意味が?」

銀時(オイィィィ!何だコレ!?軽い気持ちで此処まで来たのに何この状況!?)

銀時「あの…マジでそういうアレじゃないんで、偶然なんで、はい」

智恵「……………」

智恵「……そうですか、なら結構です」

銀時(ヤベーよこれ、これ以上ここにいたら腕の一本や二本確実に飛ぶよ)

銀時「じゃ、じゃー俺ァお先に失礼しま……」

智恵「待ってください」

銀時「」




512 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 23:45:18.06 ID:tHtbCIAO
銀時「………?」

智恵「先生…あなた、ここに来て最初に何とおっしゃっいましたか?」

銀時「…ど、どーも?」

智恵「その後です」

銀時「……どうでもいいことを聞きますけど、うんたらかんたら?」

智恵「あなた…カレーをどうでもいいことだと?」

銀時「いやいやいやいやいや!違う!違うよ!?別にそういう意味じゃ…」

智恵「多くは語りません…坂田先生」

智恵「歯を食いしばって受け身の用意を」




513 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 23:46:59.98 ID:Kpp/WUAO
理不尽すぎんだろwwwwww




514 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/25(日) 23:57:56.80 ID:tHtbCIAO
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教室

銀時「……人間じゃないから、アレ」

沙都子「あの…心中お察しいたしますわ」

圭一「……先生、アンタすげーよ…よく生きて帰ってきた」

魅音「あっはは、先生もなかなかしぶといねー」

銀時「俺を殺す気かテメー!受け身しそこなったら投げ技で首やられてたからね!?」

魅音「でも…もう一回行くんだよ?」

銀時「………は?」

魅音「だって先生、悪口は言ってないじゃん」

銀時「いや無理だから、ちょっとカレーの話しただけでコレなのに悪口とか無理だから」

魅音「うーん…でも罰ゲームは絶対だからねぇ」

銀時「お前、罰ゲームと俺の命とどっちが大事だと思ってんの?」

魅音「あ、じゃあ校長先生の頭を触ってくるでもいいよ」

銀時「………」




517 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/26(月) 00:11:52.64 ID:tDYMyIAO
---
廊下

銀時「で、何でテメーも一緒にいるんだ?」

圭一「先生が逃げ出さないように見張れって魅音が言ったんですよ」

銀時「オイ勘弁しろよ…もう逃げようぜ、命がいくつあっても足りねーよ」

圭一「いやいや、これぞ!部活の醍醐味だからな」

銀時「……やりたかなかったけどよ、テメーがそういうなら罰ゲームをやるしかねーな」

圭一「おっ、先生も覚悟を決めたか!」

銀時「ああ…圭一、テメーのこたァ忘れねーよ」

圭一「は……?」

銀時「罰ゲーム!マインド・クラァァァッシュ!」ゴンッ!!

圭一「ぎにゃあァァァ!?」




521 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/26(月) 00:30:58.38 ID:tDYMyIAO
---
教室

レナ「よく聞こえないけど…何だか廊下で揉めてるみたいだね」

魅音「そりゃあの罰ゲームは命懸けだからねぇ、まあ圭ちゃんが見張って……」

銀時『マインド・クラァァァッシュ!』ゴンッ!!

圭一『ぎにゃあァァァ!?』

魅音「ちょ……叫び声!?」

詩音「一緒にゴンッって音もしてましたね…」

ガラッ

圭一「………」

魅音「け、圭…ちゃん…?」

レナ「先生…罰ゲームは……?」

銀時「やったよ?罰ゲームは」

沙都子「あの…私たちが決めた罰ゲームをやったのでございますか?」

銀時「だからやったって、なあ圭一君?」

圭一「センセイ、罰ゲームヤッタヨ」

銀時「ほら」

魅音「いやこれ明らかに圭ちゃんに何かしたでしょ!?記憶操作してない!?」

圭一「ドビー悪イ子」

魅音「け、圭ちゃん意識大丈夫!?しっかりしなって!」




522 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/26(月) 00:49:24.19 ID:tDYMyIAO
圭一「………俺は一体何をやってたんだ」

魅音「銀さん…罰ゲームを回避しようって根性は認めるけどさ…さすがにやり過ぎだよ」

銀時「いや、今まで俺が食らってきた攻撃と比べりゃ大したことなくね?」

詩音「た、確かに…否定できないですね」

圭一「今までの攻撃…例えば?」

銀時「そりゃオメー、あの馬鹿力の……」

レナ「それ…誰のことかな?かな?」

銀時「あ………」




523 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/26(月) 01:01:57.31 ID:tDYMyIAO
銀時「いや…あのですね、違うんすよ、うん」

レナ「分かった…分かったよ…レナのパンチが怖いんだね?」

レナ「なら速いパンチも力を込めたパンチもしない…ゆっくり当ててあげるから」

銀時「いやお前止めろォォォ!どんなんだろうが当たれば確実に…」

レナ「大丈夫、受けてみなよ…」ユルゥ~

圭一(あれ、本当に遅い…てかあんなんじゃ蚊も殺せないんじゃ?)

銀時「ほわあああぁぁぁぁ!?」

レナ「こんな遅いレナのパンチを逃げるんだ…何が怖いのかな?強い銀時先生…」ユルゥ~

銀時「!」

ドゴッッッ!!!




525 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/26(月) 01:13:07.47 ID:tDYMyIAO
銀時「………」チーン

圭一「消力(シャオリー)だッッ!己の体重をも消し去る程の脱力を生み出す消力…」

圭一「その究極のリラックスから繰り出される打拳…それがどれほどの威力かッッッ!」

詩音「圭ちゃん…さっき銀さんに何かされた後遺症ですか?」

梨花「ツッコミ役に回ったり説明役になったりてんやわんやなのですよ」

沙都子「……梨花が何を言ってるのかさっぱりでしてよ?」

レナ「ホントはね…レナ、こういう小技は嫌いなんだ」

レナ「闘いって力の解放だからね…力みなくして解放のカタルシスはありえないの…」

魅音「レナ、いい加減にしな…もうホントにみんな付いていけなくなるから」




527 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/26(月) 01:23:08.71 ID:tDYMyIAO
梨花『---楽しい日々が続いた、たわいもないが…本当に楽しい日々
---銀時が来てからと言うものはずっとこんな調子だ
---それは私にとっては凄く新鮮で、何にも代え難い幸せだった
---ずっと…こんな日々が続けばいい、銀時もずっとこっちにいればいい
---でも、それは叶わない願い…私の身勝手な願い
---だから私は…今を全力で楽しみたい、後悔しないように
---でもそんな私の日常に…ある…とても大きな危機が訪れる
---その危機は…私や仲間たち…そして銀時の運命を…大きく揺るがすこととなる』




544 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/26(月) 23:11:22.96 ID:tDYMyIAO
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数日後、魅音宅

銀時「………」

魅音「どったの先生、ぼやーっとしちゃって?」

銀時「いや……どうも俺ァポカリの神に祝福されてるらしいわ」

魅音「え…け、懸賞が当たったの?」

銀時「マジで、ほら」

魅音「こ、こんなに大量に…これ一人で飲みきれるの?」

銀時「デカいジャグが二個ついてきてっから一個は学校に置いときゃいいだろ」

銀時「昼休みの間にそっからポカリを一回百円で飲み放題にすりゃ銀さんボロ儲け…」

魅音「いや…そこはタダにしなよ」




545 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/26(月) 23:14:03.97 ID:tDYMyIAO
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学校

銀時「つーわけでポカリ入ってるジャグを後ろに置いとくから飲みてー奴は飲めよ」

富田「いいんですか先生!」

岡村「冷たい飲み物がいつでも飲めるなんてこの暑い時期には最高じゃないですか!」

銀時「ただ飲み過ぎて夜に便所行きたくなっても銀さん知らねーからな」

圭一『気前良いな銀さん…あの人なら一回百円とか言いそうだと思ったけど…』

魅音『いや実際に言ってたけどね…説得には苦労したよ、ホント』

銀時「じゃー出席を取るぞー」




546 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/26(月) 23:33:06.46 ID:tDYMyIAO
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銀時「……ん?レナの奴だけいねーな」

魅音「おじさんは何も聞いてないよ?」

圭一「俺も知らないな…梨花ちゃんたちは?」

梨花「みぃ…知らないのです、病気なのかもしれないのですよ」

銀時「んなわけねーだろ…むしろアイツの中に入ったウィルスのが逆に死ぬんじゃね?」

ガラッ

レナ「………」

銀時「……って圭一の馬鹿が言ってました、ダメだろ圭一君、そういうこと言っちゃ」

圭一「いや何で俺が言ったことにしてんですか!」

レナ「……先生」

銀時「ひ、ひゃい!」

レナ「おはよう!遅れてごめんなさい」

銀時「……ん?あ、ああ…まあいいけどよ」

銀時(珍しく何もしてこなかったな…いやそのほうがいいんだけどよ)

梨花(レナ……?)




552 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 00:17:49.06 ID:2zbYv.AO
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放課後

魅音「じゃー今日も部活を……」

レナ「ごめんね魅ぃちゃん…レナ、今日は用事があって帰らなきゃいけないんだ」

魅音「ふぇ?レナ帰っちゃうの?」

レナ「ごめんね…明日は必ず出るから!」

魅音「そう…分かった!じゃあまた明日ね!」

レナ「うん!バイバイ、みんな!」

圭一「………」




553 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 00:45:18.89 ID:2zbYv.AO
圭一「気のせいかもしれないけど…今日のレナ、何だか妙によそよそしくなかったか?」

沙都子「やはり…圭一さんもお気づきになられましたの?」

圭一「ああ…何だか無理して明るく振る舞っているみたいでさ」

魅音「何か悩みでもあるのかな…おじさん達にも相談できないような……」

圭一「けど…俺たちはついこの前に確認したじゃないか、仲間だから助け合うんだって」

圭一「何かレナに事情があるなら…必ず俺たちに話してくれる、俺はそう信じたい」

魅音「何にしても…今日の部活はやめにしようか…レナがいないと…ね」

梨花「………」




554 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 00:57:25.65 ID:2zbYv.AO
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解散後、スーパー

銀時「生クリーム生クリーム……あ、バニラエッセンスも買わねーと」

銀時「えーっと………ん?」

レナ「………」

銀時「何だお前、用事って買い物か?」

レナ「せ、先生…何でここに?」

銀時「スーパーっつったら……アレだよ、晩飯の材料買いにな」

レナ「そ…そうなんだ!……じゃ、じゃあレナはもう行くね!」

銀時「せわしねーなオイ、人生慌てて生きても良いことねーぞ?」

レナ「あ、アハハ!じゃあ先生、また……」

リナ「あら…礼奈ちゃん、どこかに行くの?」

レナ「あっ……!」

銀時「………?」




555 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 00:58:02.13 ID:2zbYv.AO
リナ「この人…知り合いかしら?」

レナ「う、うん…学校の先生なんだよ!」

リナ「そう…初めまして、礼奈ちゃんと仲良くさせてもらってる間宮リナです」

銀時「……坂田銀時だ」

リナ「あら、無愛想な人ね…じゃあ礼奈ちゃん、行きましょうか?」

レナ「ご、ごめんなさい…レナ、先生に少しお話があるの」

リナ「そう…じゃあ私は先に帰ってるわね」

銀時「………」




556 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 01:02:17.18 ID:2zbYv.AO
---

レナ「………」

銀時「……リナっつったか、テメーの様子がおかしかったのはあれのせいか?」

レナ「先生、リナさんをそんな風に言わないで……良い人なんだから」

銀時「……意外だな」

レナ「……?」

銀時「俺にゃテメーが一番アイツを嫌ってるように見えたけどな」

レナ「そんなことないよ……」

銀時「ま…テメーがそういうなら深くは聞かねーけどよ」

レナ「………」




558 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 01:10:10.61 ID:2zbYv.AO
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同日、梨花宅

梨花「………っ」

銀時「……つーことがさっきあったんだけどよ、俺ァどーもあの女が好きになれなくてな」

梨花「……どうしてですか?」

銀時「ああいう狐みてーな雰囲気の女は信用ならねーんだよ」

沙都子「それは……銀時先生の偏見ではございませんの?」

銀時「いやいや、アレは表じゃ良い子良い子してっけど裏で腹黒いこと考えてるタイプだな」

銀時「前に俺の身内…つーか、ダメガネが似たような馬鹿に引っかかりかけてな」

沙都子「だ、ダメガネ…?引っかかった…?」

銀時「アイツがなー、恋人詐欺みてーな女にやられかけてもう危ねーのなんのって」

銀時「ありゃ『てへっ!』とか真顔で言える女にはロクなのがいねーって証だな」

沙都子「は…はぁ……さようでございますか」




559 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 01:26:47.00 ID:2zbYv.AO
梨花「……あながち、銀時の推理は間違ってないかもしれないのですよ」

沙都子「梨花……?」

梨花「………」

梨花(でもおかしい…鉄平は雛見沢に帰ってきていたのに……)

銀時「…何だ、やっぱあの女も叩けばホコリが出んのか?」

梨花「僕の知っている人物と同じなら…レナに元気がない理由も説明がつくのです」

沙都子「れ、レナさんに何か…酷いこと……を……?」

梨花「……沙都子が心配しているようなことではないのです、ただ…」

銀時「ただ……何だ?」

梨花「ある意味でレナには…最も辛いことなのですよ」

銀時「………?」




570 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 22:23:40.06 ID:2zbYv.AO
梨花「今はもう少し調べてみる必要があるのですよ、僕のほうでも調べてみますです」

銀時「様子見ってわけか?んなことしてねーでとっとと……」

梨花「もし僕たちの勘違いならレナは…痛くもないお腹を探られてしまうのですよ」

銀時「……ああいう女のケツ追っかけ回すのは好きじゃねーが…そうも言ってられねェか」

沙都子「ぎ、銀時先生は表現が卑猥でしてよ!」

銀時「いや…これで?」

沙都子「当たり前ですわ、教師なのですからもっと言葉を選んでくださいませ!」

銀時「……お前、こっち(俺の世界)に来ないで良かったな」

沙都子「………?」




572 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 22:33:54.91 ID:2zbYv.AO
梨花「ところで銀時はスーパーで何を買っていたのですか?」

銀時「いや…別に大したモンじゃ……」

ガサガサ

沙都子「苺に生クリームにバニラエッセンスに……これ、ケーキの材料ではございません?」

銀時「おうコラ、何勝手に漁ってんだお前」

沙都子「…先生、ケーキなんか作れますの?」

銀時「甘党を舐めんなお前、今度選挙に出ようかと思ってんだぞ」

沙都子「何と言いましょうか…先生もなかなか器用ですのね」




573 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 22:49:18.33 ID:2zbYv.AO
梨花「そのケーキ一体誰のための物なのですか?」

銀時「……そりゃてめーで食うために…」

梨花「みー、てっきり僕はレナに食べさせてあげるつもりだったのかと思いましたです」

銀時「違うからね?甘いモン食えば元気になんだろとか適当に思ったわけじゃないからね?」

沙都子「きっかけはどうであれ…意外に気が利くんですのね、少々見直しましたわ」

梨花「銀時は照れ屋さんなのですよ、にぱー」

銀時「いや止めてくんない?俺ァ何かこういうフワッフワした空気苦手なんだけど」




574 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 23:02:44.34 ID:2zbYv.AO
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夜、エンジェルモート

銀時「つーわけで、あのリナって奴について何か知らねーか?」モグモグ

詩音「どんなわけですか…せっかく来てくれたからサービスしようと思ったのに」

銀時「お前はサービスにかこつけて仕事サボリてーだけだろ」

詩音「ありゃ、バレました?じゃあ…店長!『R』入りまーす!」

店長「店長じゃない、マスターだ」

銀時「………」




577 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 23:18:45.27 ID:2zbYv.AO
詩音「…さて、もう少し詳しく聞かせてください、さすがに名前だけじゃ分かりませんよ」

銀時「アレだ…いちご100%の西野つかさから良いところを全部取ったみてーな…」

詩音「いや銀さん、分からないから」

銀時「俺も詳しいこたよくわからねーんだが…どうにもきな臭くてよ」

詩音「梨花ちゃまが調べてるなら今は大人しくしてたほうがいいんじゃないですか?」

銀時「あいつはまだガキだからよ…まあ俺の方でも調べておこうかと思ってな」




578 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 23:26:26.18 ID:2zbYv.AO
詩音「うーん…でも私が知らないって事は多分お姉も知りませんよ?」

銀時「参ったなオイ……かといってレナの奴に直接聞くわけにもいかねーしよ」

詩音「私から葛西に聞いてみましょうか?色々とそっち方面には詳しいですからね」

銀時「ああ、出来るほうのマダオさんね…あ、このチョコレートパフェ追加で」

詩音「マダオ……?マスター!追加オーダーでチョコレートパフェ二つ!」

店長「マスターじゃない、店長だ」




579 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 23:30:52.50 ID:2zbYv.AO
銀時「つーか…何で二つ?」

詩音「ご馳走様、銀さん♪」

銀時「ふざけんな馬鹿」

詩音「とにかく…情報が少ない今の状況で私に出来るのはこれくらいです」

銀時「くっそ…梨花にもうちっとヤローの特徴を詳しく聞いときゃ良かったぜ」

詩音「何か分かればすぐに連絡しますから…マスター店長!『R』終わりまーす」

店長「マスター店長じゃない、キャプテン・マスータだ」

銀時「いや何その茶番、つかアンタそんなキャラだっけ?」




580 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/27(火) 23:51:39.35 ID:2zbYv.AO
---
同日、ゴミ山

レナ「………」

レナ(間違ってない…レナの考えは絶対に…間違ってない……)

レナ「レナはリナさんのことをちゃんと受け入れてる…理解してる……」

銀時『俺にゃテメーが一番アイツを嫌ってるように見えたけどな』

レナ「違う…違う…お父さんが幸せになれるなら…それが一番の……」

レナ「間違ってない…レナは『長い間ずっと』悩んで考えたんだから……」

レナ「ずっと…『一人』で……!」




581 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/28(水) 00:01:10.89 ID:B.xmvoAO
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翌日、学校…放課後

レナ「魅ぃちゃん!今日の部活は何なのかな?かな?」

魅音「レナ、その…もう大丈夫なの……?」

レナ「何のこと?おかしな魅ぃちゃん!」

魅音「あ、あっはは…何かごめんね!変な気を回しちゃって」

レナ「うん、ありがと…でも今は部活を楽しもうよ!」

沙都子「そうでございますわね、昨日の分も含めて思いっきり行きますわよ!」

レナ「あはは!レナも負けないからね!必ず沙都子ちゃんをお持ち帰りぃしちゃうよ!」

銀時「………」




591 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/28(水) 22:10:05.61 ID:B.xmvoAO
---
同日…夜、魅音宅

銀時「レナのヤツ、明らかにおかしかねーか?」

魅音「うん…おじさんも気付いてた、レナ…何か悩んでいることが……?」

銀時「俺たちの予想よか…かなり事態は深刻なのかもしれねーな」

魅音「沙都子が助かって一息したから銀さんのことを色々聞こうと思ってたんだけど…」

魅音「もしかしたら…それがまた先に延びるかもしれないね……」




594 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/28(水) 22:22:50.89 ID:B.xmvoAO
prrr prrr

魅音「はい、もしもし……え?…うん、いるよ……分かった」

魅音「銀さん、詩音から電話だよ」

銀時「ん……よう、何か分かったか?」

詩音『葛西曰わく…間宮リナと言う女であれば知っていると』

銀時「ああ…確かそんな名前だったな…で、何モンだそいつは?」

詩音『従業員です、ウチの…園崎の……ね』

銀時「…へー、『園崎の』従業員ね、なるほど……で?」

詩音『ウチの従業員って時点でそこまで誉められたら人間じゃないですけど……』

詩音『それを差し引いても妙な部分の多い人間みたいですね』

銀時「……もう少し詳しく聞かせてくれや」




595 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/28(水) 22:32:32.42 ID:B.xmvoAO
---

詩音「……とまあ、大体こんな所ですね」

銀時「美人局に結婚詐欺か……」

詩音「まあ…あくまで葛西の情報ですけどね」

銀時「……ついでだ、もう一つ確かめちゃくれねーか?」

詩音『え?別に良いですけど…何か?』

銀時「…レナの家と繋がりがねーか、出来るだけ緊急で頼むぜ」

詩音『れ、レナさんと…?ま、まさか……!』

銀時「………」

詩音『分かりました…少し時間をください』

ガチャ




596 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/28(水) 22:43:00.89 ID:B.xmvoAO
魅音「先生…今の電話……」

銀時「テメーにも教えといた方が良さそうだな…」

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魅音「レナがそんな奴と一緒に……?」

銀時「聞いた話を考えるとまず間違いねーな」

魅音「じゃあ…レナの家が狙われてるってこと……?」

銀時「………」

魅音「そんな……!」

銀時「……参ったな、思ってたよりずっとめんどくせーことになりやがったな」

銀時「モタモタしてりゃ…最悪の事態になりかねねーな」

魅音「さ、最悪って…一体…」

銀時「弾みで取り返しのつかねーことしちまうかもしれねーってことだ」

魅音「冗談じゃ…ないんだよね?」

銀時「ギャグパートとシリアスパートの違いくれェなら分かるから心配すんな」




600 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/28(水) 22:48:47.24 ID:B.xmvoAO
---
同時刻、ゴミ置き場

梨花「………」

梨花(もしここにレナが一人でいたら…事態はかなり深刻ということに……)

梨花「レナがいるとすれば多分あの車の中…か」

梨花(お願い…そこまで事態が進行していないで……!)

梨花「確か…この辺に……」

レナ「うっ…うっ…」

梨花「!」




602 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/28(水) 22:59:13.89 ID:B.xmvoAO
梨花「……レナ?」

レナ「り、梨花ちゃん!何でこんな所にいるのかな?かな?」

梨花「宝探しなのですよ、にぱー☆」

レナ「宝探し?こんな時間に…?」

梨花「掘り出し物をこっそり探してレナにプレゼントしようとしていたのですよ」

レナ「そうなんだ…ご、ごめんね!その気持ちだけで……」

梨花「……レナ、泣いていますですか?」

レナ「な、泣いてないよ!レナはいつも元気だから心配しないで!」

梨花「…レナは泣いているのです、笑っている今でも心の中じゃ泣いていますです」

レナ「そ、そんなことないよ…心配しないで、梨花ちゃん……」




605 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/28(水) 23:09:25.43 ID:B.xmvoAO
梨花「……何があったかは聞きませんです、でも…困った時は頼ってほしいのですよ」

梨花「沙都子の時と同じように…きっとみんな力を貸してくれますです」

レナ「………」

レナ「沙都子ちゃんと同じ…か……」

梨花「そうです、僕もレナが困っているなら…」

レナ「……ありがと梨花ちゃん、元気が出たよ」

梨花「………」

梨花(嘘だ…私の言葉はレナに届いていない…むしろ困惑させてしまった……?)




610 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/28(水) 23:20:11.19 ID:B.xmvoAO
梨花「…レナが元気になってくれたなら良かったのです、みんな心配していたのですよ?」

レナ「そうなんだ…でも梨花ちゃん、一つだけ約束して」

梨花「みぃ?」

レナ「レナがここにいたこと……誰にも言わないでね」

梨花「……分かりましたです」

レナ「みんなを信頼してないわけじゃないの…ちょっとだけ時間をくれないかな?」

梨花「無理強いはしませんです…僕はレナを信じるのですよ」




611 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/28(水) 23:34:19.89 ID:B.xmvoAO
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魅音宅

魅音「その間宮リナのこと…レナに教えた方がいいのかな…?」

銀時「いずれはそうなっちまうだろうが…何の準備もなしに喋んのもマズいな」

魅音「確かに…ちょっと衝撃が強すぎるよね」

銀時「それに、今のレナはあの女を必死で受け入れようとしてっからな」

銀時「そん時に『実はその女ってクソヤローだから』とか言われたらどうなるよ?」

魅音「……考えたくもないね」

銀時「……ある意味じゃ沙都子ん時よかやりにくい問題だな」




612 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/28(水) 23:50:04.15 ID:B.xmvoAO
銀時(かといってこのまま黙ってても事態は悪くなるだけか…どうしろってんだオイ)

銀時(こんな時にアイツらがいりゃ……)

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銀時脳内

神楽『分かったアル!親父がドン引きするくらいに女の顔をボコボコにすれば解決ネ!』

新八『いやいや神楽ちゃん!?それ何の解決にもならないからね!?』

神楽『こういう時はとりあえず悪いヤツをぶっ飛ばせば丸く収まるのがお決まりアル』

新八『何かとんでもないこと言い出したよこの子!ねーよそんな無茶苦茶なお決まり!』

---

銀時「……いねーほうが良かったな、うん」

魅音「?」




614 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/29(木) 00:09:20.01 ID:xhg3b2AO
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翌日、昼休み

圭一「さあ、昼飯だ!」

梨花「机をくっつけるのですよ!ぺたー☆」

沙都子「私のお腹の中で空腹の虫が暴れ回ってますわ!」

レナ「あはは!大丈夫だよ沙都子ちゃん!レナ、いっぱいご飯作ってきたから!」

梨花「………」

梨花(レナ…どうしてあんな顔で泣いていたのに…そんな顔をしているの?)

梨花(何故…本当のあなたを私たちには見せてくれないの……?)




615 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/29(木) 00:18:14.80 ID:xhg3b2AO
圭一「あれ、そういや銀時先生は?」

沙都子「先ほど魅音さんと一緒に家庭科室へ行ってましたわね…あ、来ましたわ!」

銀時「何だテメーら、まだ食ってなかったのか?」モグモグ

圭一「い、いや先生…パフェがお昼ご飯って……」

沙都子「ズルいですわ先生!いつの間にそんな物を買いましたの!?」

銀時「勘違いすんじゃねーよ、こいつァ俺が自分で作ったんだからな」

レナ「は、はうぅ…先生、お菓子作れるんだ……」

魅音「いや…結構本格的でおじさんもびっくりしたよ、ホント」




616 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/29(木) 00:30:31.35 ID:xhg3b2AO
沙都子「……わ、私たちの分はございませんの?」

銀時「安心しろ、俺一人で全部食えるから」

沙都子「ふ、ふわあああーん!梨花ー!」

梨花「大丈夫ですよ沙都子、ああいう大人はいずれ体中が糖分まみれになりますです」

銀時「人が気にしてる血糖値をネタにして楽しいのかテメーは」

魅音「心配しなくていいよ沙都子、ほら!ちゃんとケーキもあるから!」

銀時「いや、それ俺が作ったやつなんだけど?」

魅音「そんな照れないでよ、どうせみんなに食べさせるつもりだったんでしょ?」

銀時「いや…マジでそれは俺の……もういいよ、但し食った分の材料費は払えよ」




643 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 11:02:39.86 ID:wQbsoF.0
せっかく復活した悟史がたった2レスしか出てない件




644 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 17:41:05.54 ID:8q1USQDO
悟史は犠牲となったのだ……




646 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 21:37:10.06 ID:/nrlVwAO
銀八「はい、ペンネーム>>643からお便りからお便りがあったんで答えときます」

銀八「えー、悟史は一応意識は取り戻しましたが何やかんやで今も入院してます」

銀八「何かこう…そのアレだ、経過観察的なアレ」

銀八「まあ後々出てくるかもしれないけど出番は期待しないで下さい」

銀八「それよか手違いで書きためのデータが吹き飛んだときのショックはデカいな」

昨日来れなくてすみません、再開します




648 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 21:44:10.98 ID:/nrlVwAO
詩音「はろろ~ん、みなさん」

魅音「げっ!し、詩音!アンタまた学校さぼったの!?」

詩音「嫌ですねぇさぼったなんて…ちゃんと『合法的』な手続きを踏んでますよ」

沙都子「何をしにいらっしゃいましたの?私、かぼちゃならもう克服しましてよ?」

詩音「沙都子、あれは克服したとは言えないから…っと、用があるのは銀さんなんです」

魅音「!」

詩音「ちょっと…いいですか?」

銀時「………」




649 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 21:55:37.29 ID:/nrlVwAO
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職員室

詩音「葛西曰く……最近の間宮リナは何かと金遣いが荒くなってるらしいです」

詩音「『雛見沢でデカい金づるを捕まえた』と漏らしているとか…」

銀時「……その金づるってのは竜宮って名前か?」

詩音「すみません、さすがに名前までは……」

銀時「いや…名前なんざ聞かなくても十中八九は間違いねーな」

詩音「……レナさんに…伝えるんですか?」

銀時「ま…黙っとくわけにもいかねーからな」

詩音「そうですよね……」




651 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 22:06:43.49 ID:/nrlVwAO
銀時「……その前に、もう一つだけ聞きてーんだが…」

詩音「?」

銀時「間宮リナの金遣いが荒くなった『最近』っつーのは大体いつぐれーからだ?」

詩音「さ、さぁ…多分ここひと月くらいじゃないかと思いますけど」

銀時「ひと月…か……」

詩音「それが…何か……?」

銀時「……やっちゃったなーオイ、これやっちゃったなー」

詩音「………?」




652 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 22:16:59.74 ID:/nrlVwAO
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同日、放課後

魅音「さーて…じゃあ部活、始めるよ!」

レナ「ごめんね魅ぃちゃん…今日もレナ、早く帰らなきゃいけなくて…」

魅音「……そう、分かった!じゃあレナ!また明日ね!」

圭一「ずいぶん最近は忙しいんだな?何か俺たちに出来ることがあれば手伝うぜ?」

レナ「大丈夫だよ、そんなに大したことじゃないからね」

圭一「そうか…じゃあレナ、また学校でな!」

沙都子「ご機嫌よう、レナさん」

梨花「また明日…会いましょうです」

銀時「………」




653 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 22:25:26.97 ID:/nrlVwAO
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ゴミ山

レナ(どうして…用があるなんて嘘ついちゃったんだろ……)

レナ「………」

銀時「何だお前、こんなところにいやがったのか」

レナ「せ、先生!?」

銀時「しっかし懐かしいなオイ、この夢の島…最初に冨樫に会ったのもここだったか?」

レナ「……冨樫?」

銀時「本筋にゃ関係ねーから気にすんな」

レナ「……先生、ここに何しにきたのかな?」

銀時「……余計なおせっかいをしにな」




656 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 22:41:58.31 ID:/nrlVwAO
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レナ「………」

銀時「……で、どうも雛見沢で引っかかってる奴がいるらしくてな」

レナ「………」

銀時「話を聞く限りじゃどうもテメーの」

レナ「もういいよ、先生…分かった…いや、分かっていたから……」

銀時「………」

レナ「リナさんがお父さんと仲良くしてるのはお父さんを好きだからじゃない…」

レナ「自分のためにお金を使ってくれる人なら誰でも良かったんだよ」

レナ「でも…レナはお父さんの気持ちが収まるなら…リナさんと再婚してもいいと思ってた」

レナ「レナが甘かったんだね…それも間違いだったんだ……」




657 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 22:48:04.57 ID:/nrlVwAO
レナ「先生、最後に確認させて…リナさん、お父さんと結婚する気はないんだね?」

レナ「美人局に結婚詐欺…そんなことをやってるのも本当なんだよね?」

銀時「……ああ、まず間違いはねーな」

レナ「……そう、分かった…ありがとう先生、大切なことを教えてくれて」

銀時「……やる気か、テメー」

レナ「…何のこと?」

銀時「テメー一人で…全部のケリを付けるつもりなのかって聞いてんだよ」

レナ「あはは…大丈夫、ちゃんとお父さんとお話するから」

銀時「………」




658 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 23:08:54.48 ID:/nrlVwAO
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レナ宅

レナ「……ただいま、お父さん」

リナ「あら礼奈ちゃん、お帰り」

レナ「………」

リナ「どうしたの?すっごく怖い顔してるけど…何か嫌なことでもあったのかしら?」

レナ「ううん…気にしないでください」

レナ「………」

レナ「リナさん、もう少し経ってお父さんがこなかったら…二人で散歩でもどうかな?」

リナ「散歩?うーん…散歩ねぇ……」

レナ「レナ、とっても静かで星がよく見える場所知ってるんだよ!」

リナ「そう…じゃあ行きましょうか、私も礼奈ちゃんと二人で話したかったし」




659 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 23:19:57.46 ID:/nrlVwAO
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一時間後

リナ「来ないわねお父さん…どこに行ってるのかしら」

レナ「じゃあリナさん……」

リナ「ええ…行きましょうか、良いわね…女二人で夜の散歩って」

レナ「あはは、そうですね!」

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通り道

リナ「綺麗ね…本当に綺麗、ここからでも十分綺麗に見えるのに」

レナ「あっはは!レナのとっておきの場所はもっと凄いんだから!」

リナ「そうなの?楽しみね」

銀時「いやホント楽しみだな、うん」

リナ「」

レナ「」




660 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 23:21:36.89 ID:k8L/CUDO
またシレーッと居るもの坂田先生wwwwww




661 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 23:22:01.92 ID:9EoJaAYo
さりげなく混ざるなwwwwwwwwwwww




662 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 23:32:51.31 ID:/nrlVwAO
銀時「……何お前ら、『え?誰これ、何なのこの人?』みてーな面しやがって」

リナ「まさにそう思ってるからね」

レナ「先生…何しにきたのかな?」

銀時「いや、ただ何となくふらっふらしてたら偶然テメーらを見かけてよ」

レナ「へえ…『何となく』……?」

リナ「あなた確か…礼奈ちゃんの先生だったかしら?」

銀時「………」

レナ「ねえリナさん、ちょっと先に行っててくれるかな?」

レナ「この道をまっすぐ歩いて突き当たった所…そこで待っててね?」

リナ「あらあら、先生とお話?ま…いいけどね、じゃあごゆっくり」




663 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 23:41:37.12 ID:/nrlVwAO
---

レナ「それで…本当は何をしにきたのかな?正直に答えないと…レナ、怒るよ?」

銀時「そんだけ殺気立ってるテメーを放置しとくわけにゃいかねーだろ」

レナ「ふーん…レナのことを見張ってたんだ?」

銀時「張り込みだよ張り込み…まさか本当に二人で出てくるたァ思わなかったぜ」

レナ「リナさんに本当のことを確かめようとしただけ…深い意味はないよ」

銀時「それを確かめるだけならわざわざ外に出るから必要はねーだろ、それに…」

銀時「この道の先にあんのは…テメーお気に入りのゴミ置き場じゃねーか」

銀時「誰もいねー夜にそんな所で何やらかすつもりだった?」




664 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 23:55:18.19 ID:/nrlVwAO
レナ「………どいて」

銀時「馬鹿言ってんじゃねーよ」

レナ「どかないと…先生でも怒るよ?」

銀時「オイ…やっぱお前、何かおかしいんじゃねーか?」

レナ「どこもおかしくないよ…レナは普通」

銀時「どうも…今のテメーは突っ走りすぎてるように見えて仕方ねェ」

銀時「テメーは一人じゃねーんだ…周りみりゃ頼れる奴らがたくさんいるじゃねーか」




665 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/30(金) 23:59:38.90 ID:/nrlVwAO
レナ「仲間…あははははは!そう、確かにみんなは仲間だよね!でもレナは違う!」

レナ「レナはみんなの仲間なんかじゃない…それはみんなも分かってることだよ」

銀時「お前…あんだけのダチ公に恵まれてんのにそいつらを信じられねーってのか?」

レナ「信じてたよ…最初は信じてた、みんなはレナにとって大切な仲間だって」

レナ「でも…みんなはレナのことを助けてくれなかった…手を差し伸べてくれなかった!」

レナ「だからレナは決めたの…どんなことでも最後は自分一人でやり抜くって」

銀時「………」




666 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 00:05:08.70 ID:v7X1r6AO
銀時「なら…テメーからは手を伸ばしたのか?」

レナ「………」

銀時「テメーは助けられるのを待つだけで…自分から助けを求めなかったんだろ?」

銀時「仲間に手ェ伸ばす度胸のねえテメーがアイツら責めんのはお門違いじゃねーか?」

レナ「……沙都子ちゃんは?」

銀時「………?」

レナ「沙都子ちゃんもレナと同じで助けを求めなかった…むしろ拒否してたよね?」

沙都子『わ、私は一人でもやれるんですのよ!一人でも……』

レナ「それでも沙都子ちゃんは助けられた……じゃあレナは?」

レナ「レナは沙都子ちゃんより前から…ずっと一人で悩んでた……」

レナ「なのに…どうして沙都子ちゃんだけ…」

銀時「………」





668 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 00:15:29.56 ID:v7X1r6AO
銀時「………」

銀時(どうなってんだオイ、言ってることがめちゃくちゃじゃねーか……)

銀時「お前…一体……」

レナ「レナは頼らない…頼っちゃいけない…そう言われたんだもの……」ガリガリ

銀時「な、何やってんだテメー…手首から血が出てんぞ……!」

レナ「レナは間違ってないよ…だって…オヤシロ様がそう言ったんだもの」ガリガリガリ

銀時「オヤシロ……?」

レナ「圭一君たちに助けを求めたら…また祟られちゃう…嫌!もう注射は嫌ぁぁぁ!」




669 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 00:29:03.17 ID:v7X1r6AO
銀時「待て待て待て、痛い!見てるだけで痛いから!うん分かった、一旦落ち着こう?」

レナ「オヤシロ様が来るの!言うことを聞かないとまた不幸になっちゃう!!」

銀時「オモシロだか桃城だかダンクスマッシュだか知らねーが落ち着け!」

銀時「何度でも言ってやらァ、テメーにゃ信用出来る野郎たちがいんだろうが!」

銀時「沙都子ん時だけじゃねェ…鬼隠しの時もテメーら全員で戦ったんだろうが!」

レナ「!」




674 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 00:47:37.73 ID:v7X1r6AO
レナ(そうだ…鬼隠しの時は先生も一緒に……先生も一緒?)

レナ(そんなわけないよ…先生が来たのはつい最近…鬼隠しの時にはいなかった…)

レナ(でも…何で?何で…銀さんがいたように感じてるの?)

レナ「う…ああああぁぁぁ!」ダッ

銀時「ま、待てテメー!どこに行きやがる!」

---

銀時「くっそ、見失ったか…土地勘がねーとやっぱダメだなオイ」

銀時(さっきの症状…あれが…前に聞いた雛見沢うんたらとかいうヤツか?)

銀時「……参ったな、まさかここまで大事になっちまうとはよ」




688 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 15:35:41.16 ID:v7X1r6AO
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梨花宅

梨花「………」

銀時「やっちゃったなーオイ…やっちゃったよ~、あんな暴走するとは思わないものな~」

梨花「………」

銀時「……何か言えよお前、こうなったらもう笑うしかねーだろ」

梨花「笑えるわけないじゃない…でも…まさかそんな……」

銀時「お前には色々と聞きてーことがあんだけどよ、今はそれどころじゃねーしな」

梨花「………」

銀時「……今はアレだな、とりあえずは親父の目ェ覚まさせねーと」

銀時(良い機会だ、魅音とかも呼んで現状を教えといたほうが良さそうだな……)




689 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 16:00:00.78 ID:v7X1r6AO
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レナ宅
ピンポーン

レナ父「はい…あの、どちら様ですか?」

銀時「どーもどーもお父さん、もう帰ってきてたんすね」

魅音「私たち、レナの友達なんです」

レナ父「ああ、うちの子がお世話になってます…ただあいにく今は家に居ないんですよ」

レナ父「もう夜も遅いのに…どこに行ってるんだろうなぁ……」

銀時「いやいや、俺たちが用があんのはお父さんのほうでして」

レナ父「私…ですか?」




690 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 16:25:55.25 ID:v7X1r6AO
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レナ父「リナさんが詐欺?まさか…何かの冗談でしょう!」

圭一「冗談でこんなこと言うほど…俺たちは根性腐っていないです」

詩音「信じられないかもしれませんが確かな情報です…間宮リナは……」

レナ父「き、きっと何かの間違いですよ!リナさんはそんな人じゃない!」

詩音「………」

沙都子『レナさんのお父様…相当に間宮リナという女性を信頼してますわね』

魅音『うん…それだけに説得も大変だね』

銀時『……ここは俺が行くしかねーな』

魅音『先生、なるべくオブラートな感じでね……』

銀時『はいはい、オブラートね…』




692 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 16:50:39.33 ID:v7X1r6AO
銀時「あのねーお父さん、気持ちは分かるんですけどねー現実見ましょうよ現実」

銀時「想像していたよりもずっと未来は現実的だし、車も暫く空を走る予定はないんすよ」

圭一「すいません銀さん、例えがよく分からないです」

レナ父「しかし…彼女はとても良く私に接してくれて…」

銀時「いやそんな主観的なこと言われてもねー、実際に色々とネタが上がってんですよ」

レナ父「し、しかし………」




693 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 17:14:37.89 ID:v7X1r6AO
銀時「お父さん…仮にあの女があんたの言うように最高の女だったとしますよ、でもね?」

銀時「面もスタイルも良くって性格も良いなんて女にゃ既に彼氏がいんのが普通でしょ」

銀時「カワイイ娘は大体、中学高校でバカみたいな男にやられちゃってるのと同じ理屈です」

圭一「いやそれ何の話!?聞きたくないですよそんな生々しい現実!」

魅音(そしてどの辺がオブラートだったのか全然分からないんだけど)

詩音(そのものズバリでしたよね……)




694 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 17:41:13.16 ID:v7X1r6AO
レナ父「そんな…リナさんが……」

魅音「…………」

魅音(考えてみたら…レナのお父さんも凄く苦労してるんだよね)

圭一(銀さん…さすがに言い過ぎだったんじゃ)

詩音(大丈夫ですよ、銀さんはこの後でフォローしますから…多分)

レナ父「私は…一体これから何を信じれば……」

銀時「ホワッタアアアアァァァァァ!!」バキッ

レナ父「ぶべら!?」

圭一「」

魅音「」

詩音「」

沙都子・梨花「………」




699 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 18:04:59.14 ID:v7X1r6AO
レナ父「い、いきなり何を…!」

銀時「女に引っ掛かったくれーでんなこと言うとか真面目すぎんぞお父さんんん!」

圭一「………は?」

銀時「こういう惚れた晴れたの紆余曲折を経て男っつーのは磨かれていくんだよ!」

銀時「そりゃアレだよ、一回や二回くれーは悪い女にちょろまかされるもんよ」

銀時「実際俺の身内もそういうヤツにコロッとやられかけたしね?」

魅音「あのー…先生?」

詩音(だんだん話が迷走してるような……)




701 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 18:31:52.02 ID:v7X1r6AO
銀時「ただ…今のテメーにとって一番大切なのは誰だ?」

レナ父「そ…それは………」

銀時「………」

レナ父「もちろん礼奈…礼奈です」

銀時「……ここでその名前が出なかったらローキックかましてるところだったわ」

圭一「いや…先生、何でローキックなんですか?」

銀時「ローキック舐めんなお前、ももパーンの恐ろしさ見くびるなよ」

沙都子『梨花…銀時先生、真面目なのかふざけてるのかわけわかめでしてよ?』

梨花『みぃ…見ちゃだめなのですよ沙都子、馬鹿が移ってしまうのです』




710 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 21:31:07.36 ID:v7X1r6AO
銀時「で…その大事な娘っ子がテメーのことをどんなに思ってたか気付いてたか?」

レナ父「………」

銀時「親のために気にいらねェ奴にも愛想振りまいて言いてーことも呑み込んで…」

銀時「何よりもテメーのことだけを心配してやってきたんじゃねーか」

銀時「それはテメーにそんな不抜けたことを言わせたくてやって来たんじゃねェ」

銀時「テメーが真っ直ぐお天道さん見て歩けるようになって欲しかったんじゃねーのか?」

レナ父「………」




712 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 21:51:36.74 ID:v7X1r6AO
レナ父「……ダメな父親です、私は本当に」

レナ父「妻が他の男の所へ去っていき…私はこの上なく打ちのめされていました」

レナ父「それからと言うもの…何かとレナが今まで以上に私の世話を焼いてくれましてね」

レナ父「恥ずかしい話…私はレナに頼りすぎていたのかもしれません」

レナ父「自分の弱さを正そうともせず…たった一人の娘にさえ心配をかけてしまうとは…」

銀時「……他の女に掴まれて周りが見えなくなっちまう気持ちは分からなくはねェ」

銀時「ただ…テメーが一番守りてーものは何なのか、そいつは絶対見失うんじゃねーぞ」

レナ父「………」




713 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 22:03:35.55 ID:v7X1r6AO
レナ父「彼女…いえ、間宮リナとは縁を切ります」

銀時「……ワリーな、人ん家のことにあれこれ首を突っ込んで」

レナ父「いえ…あなたには感謝してます」

銀時「………」

銀時「ホント言うとな…あんたのことが少しばっか羨ましかったぜ」

レナ父「………?」

銀時「この状況でこんなことを思うのはよろしくねーが…ついな」

銀時「俺ァ欲しかったよ…てめーのことをそこまで心配してくれる家族ってのが」




714 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 22:09:30.61 ID:v7X1r6AO
---

銀時「じゃ…レナの奴が帰ってきたらその辺のとこ、よろしく頼むぜ」

レナ父「レナとは二人で話をします、後で間宮リナが何か言ってくるかもしれませんが…」

魅音「それは私も協力します、弁護士をつけますから安心してください」

レナ父「……あの、ところでレナは今どこに?」

銀時「心配ねーよお父さん、こっからは俺たちで何とかする」

レナ父「何か…レナが迷惑を……?」

梨花「迷惑なんかではないのです、あなたが自分と向き合ったように…」

圭一「俺たちも…今までの自分と向き合わなきゃならないんです」

魅音「レナと…本気で分かり合うために」

レナ父「………?」




715 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 22:27:02.23 ID:v7X1r6AO
---
魅音宅

圭一「先生、教えてくれるよな?レナが今…どんな状況になっているのか」

沙都子「レナさん…そんなに大変なことになっているのでございますか?」

銀時「ま、とりあえずは聞け……」

---

圭一「そんな…手首から血が出るまで掻き毟るような状態……?」

魅音「レナ…そんなに悩んでたなんて……」

沙都子「レナさん……」

詩音「………」




716 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 22:34:11.15 ID:v7X1r6AO
銀時「レナの奴ァずっと悩んでたってわけだ…鉄平の野郎が来る前からな」

銀時「そんな悩みを一人で抱えてる時、沙都子一人のために結束したお前らを見たら…」

銀時「てめーと沙都子の差に…何か思うところがあったってわけだな…」

梨花「………!」

魅音「確かに…鉄平が帰ってきてから沙都子を助けるまで一週間も掛からなかったからね」

魅音「一ヶ月近くも一人で悩んでたレナはそれをどう思ったか…想像に難くないね」

沙都子「……私の」

圭一「それ以上言うな沙都子…お前が気負うことじゃない」




717 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 22:57:36.03 ID:v7X1r6AO
詩音「……でも、何だかおかしくありませんか?」

魅音「おかしいって……?」

詩音「確かにレナさんはずっと長い間…間宮リナのことで悩んでいたんでしょう」

詩音「みんなが沙都子を救ったのを見て何か感じることがあったとしても自然です」

詩音「でも…それなら何でレナさんは私たちに頼ろうとしなかったんですか?」

圭一「す…すまん詩音、言ってる意味がよく……」

詩音「みんなで力を合わせれば大きな問題でも解決出来る…それは鉄平の件で証明された」

詩音「自分の問題もみんなの力を借りれば解決出来る…そうは思わなかったんでしょうか?」




718 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 23:12:44.08 ID:v7X1r6AO
銀時「奇遇じゃねーか、俺もお前とほとんど同じことが頭に浮かんでな…」

銀時「レナの奴…どうも言ってることとやってることが食い違ってる気がしてならねェ」

魅音「………」

沙都子「レナさん…一体何をお考えになっていらっしゃるのでしょう」

魅音「分かる…私…分かるよ……」

銀時「………?」

圭一「み、魅音…説明してくれないか?」




721 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 23:29:29.85 ID:v7X1r6AO
魅音「きっとレナ…最初は私たちに助けを求めたかったんだと思う、自分も助けて…って」

魅音「でも…レナはすっごく優しい、それは私が一番…誰よりも分かってる……」

魅音「そんな優しいレナの心で声がしたんだよ…みんなの幸せを壊していいのか、って」

銀時「!」

魅音「鉄平が消えて沙都子は自由になった…梨花ちゃんも沙都子が帰ってきて喜んでる」

魅音「園崎も北条家との諍いがなくなって…悟史も意識を取り戻して帰ってきた…」

魅音「圭ちゃんと銀さんも沙都子を救えて本当に安心してる…」

魅音「今の最高の状態…それを自分が壊していいのか、そう思ったんじゃないかな……」




722 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/07/31(土) 23:41:35.43 ID:v7X1r6AO
詩音「そんな……!」

銀時「………」

魅音「優しいレナだからこそ、すごく葛藤があったと思う…想像もできないくらいのね」

梨花「………」

魅音「板挟みになってたレナの心が間宮リナの真意を知ったことで…多分……」

圭一「粉々に壊れちまったってのかよ…何てこった…何でこんなことに!」

銀時「………」




731 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 00:07:34.45 ID:lBRmtkAO
銀時「……やっちまったなオイ、どうすんだこれ」

梨花「………?」

銀時「俺も正直鉄平をクソヤローをどうやって飛ばすか…それしか考えてなかった」

銀時「まさかアイツの抱えてるモンに気付けねェとはよ……」

梨花「でも…レナの悩みに気がつけなかったのは僕たちも同じなのです!」

銀時「それに…今の魅音の話が正しいってんなら…何のことはねェ……」

銀時「アイツの心をぶっ壊しちまったのは…紛れもねェ俺じゃねーか」




735 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 00:23:10.35 ID:lBRmtkAO
圭一「な、何で先生のせいになるんだよ!?」

銀時「不用意に間宮リナの正体を喋っちまったのは俺だ」

魅音「でも…それは仕方ないよ、いずれ誰かが必ず言わなきゃならないことだったんだから」

銀時「今考えりゃ…あいつが妙に暴力的だったのも何かのサインだったのかもしれねぇ…」

沙都子「まさか!そんな…ことは……」

銀時「何にしても…俺ァあいつを止めなきゃならねー…今ならまだ間に合うはずだ」

銀時「大切なモンが目の前で壊れんのを見るのは…もうごめんだ」

沙都子「………!」





737 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 00:31:18.77 ID:lBRmtkAO
沙都子(何でございましょう…この既視感は……確か前にも…)

沙都子(そう…梨花が鷹野さんに狙われていた時も…こうして先頭に立たれて…)

沙都子(策を使って私のトラップが張り巡らされている裏山に誘い込み…)

沙都子(私たちを結束させ…誰一人も犠牲になさらずに鷹野さんを止めた……)

沙都子(鬼隠しを止めたのは私たちだけの力でなく…紛れもない…先生が……)

沙都子「銀時先生が…私たちを守ってくださって……!」

梨花「さ、沙都子…あなた…思い出して……?」




738 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 00:33:13.53 ID:EQTZChQ0
おお!




740 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 00:43:11.17 ID:lBRmtkAO
沙都子「銀時…先生……一体これは…それよりなぜ私はこんなに大切なことを忘れて…?」

圭一「さ、沙都子…どうかしたのか?」

詩音「沙都子…思い出したの?銀さんのこと…」

沙都子「当然ですわ…恥ずかしいお話、今まで頭から消え去っておりましたが……」

沙都子「あの時のことを…忘れるはずがございませんもの!」

圭一「あの時…?沙都子、お前一体何を言って……?」

魅音「圭ちゃんはまだ…思い出さない?」

圭一「な…何をだ?」

魅音「………そう、分かった」

圭一「………?」




741 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 01:06:40.49 ID:64bkckSO
この圭一は駄目だな




744 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 01:20:00.47 ID:lBRmtkAO
梨花「沙都子…色々気になることもあるでしょうが、今は我慢してほしいのです」

沙都子「ええ…今はレナさんのことが先決ですもの……」

魅音「大石さんにも協力してもらおう…あの人ならきっと動いてくれる」

詩音「むしろ…それがあの人の仕事でしょうしね」

圭一「俺たちで何としても…絶対にレナを護るんだ!」

銀時「ああ、こっから誰のためでもねェ…てめーの護りてーモンを護る戦いだ…」




765 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 22:40:57.04 ID:lBRmtkAO
---
解散後、某所

梨花「銀時…レナは見つかると思いますですか?」

銀時「目暮警部たちが見つけてくれりゃ一番なんだけどよ…そうもいきそうにねーな」

梨花「どういう意味ですか?」

銀時「最後は俺たちがアイツを止めることになる、何つーかそんな気がしてならねェ」

梨花「………」

銀時「…ようオモシロ」

羽入『オヤシロ!』

銀時「どっちでも良いだろめんどくせーから…テメーには少し聞きてーことがある」

羽入『……?』




766 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 22:44:14.11 ID:lBRmtkAO
銀時「レナの奴が言ってたオヤシロ様…その意味を聞かせてもらうぜ」

羽入『………』

銀時「オヤシロ様の言うことを聞かないと不幸になるとかってのはどういう意味だ?」

銀時「まさかお前アレか、あんまりにも出番が少ねーからその憂さ晴らしに…」

羽入『ち、違うのです!僕はそんなことはしないのですよ!』

梨花「銀時…この子のことをもう少し詳しく教えておくわ」




768 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 22:51:14.73 ID:lBRmtkAO
---

銀時「へー…ふーん…あっ、そうなんだー…」

梨花「あなた…ちゃんと聞いていたの?」

銀時「よく分かんねーし話なげーから途中から寝てた」

バキッ

銀時「すんません梨花さん、せっかく説明してくれたのにマジすんません」

梨花「……それと、私には一つ気になっていることがあるの」

銀時「分かる、何なのコイツの角?マジかっけーんだけど」

羽入『か、カッコいい?僕の…この角がですか?』

銀時「いやー良い仕事してるねホント、どこぞのえいりやんもこれくらい頑張れよ」

羽入『誉められましたのです!この角を怖がらずに誉めてくれる人がいたのですよ!』

梨花「………」




769 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 22:57:47.98 ID:lBRmtkAO
梨花「話を戻すわ…何故、鬼隠しが解決してるのにこんな事態になっているのかしら」

銀時「?」

梨花「私が今まで何度も世界をやり直してきたのは知ってるわね?」

銀時「ああ…ババ」

梨花「それ以上言ったら死刑よ」

銀時「……すいまっせーん」

羽入『梨花…本気で怖いのですよ……』




770 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 22:59:12.77 ID:lBRmtkAO
梨花「今までの世界でもこういうことはあった…鉄平が帰ってきたりレナが暴走したり…」

梨花「でも、それは全て鬼隠しが起こる前の出来事だった…」

梨花「どうして…今になってこんなに問題が連続して……」

銀時「いや知らねーよそんなの…むしろ俺が聞きてーわ」

羽入『それは…銀時がこの世界に来てしまったからなのです……』

銀時「……は?」




771 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 23:04:52.38 ID:lBRmtkAO
銀時「……え?何それ、俺のせいなの?」

梨花「羽入…どういうこと?」

羽入『銀時…あなたは凄い人です、たった一度で運命を打ち破り鬼隠しを止めた』

銀時「いや…まーそれほどでもあるけどよ……」

羽入『ですが…それ故にたくさんのカケラを落としてしまったのです』

銀時「いや…意味分かんねーんだけど」

羽入『例えば…少し前、沙都子が叔父の鉄平に捕まったこと…』

羽入『梨花の言うとおり、あれは本来…鬼隠しの前に起こるべきことだったのです』

梨花「なのに…イレギュラー要素の銀時が前回鬼隠しを解決してしまったから……?」

羽入『そう…それが今の時期に現れてしまったのですよ』

梨花「………!」




773 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 23:14:05.51 ID:lBRmtkAO
銀時「ま、起こっちまったモンは仕方ねェ…とりあえずはレナを何とかしねーと」

梨花「あなたは前向きね…一寸の恐れも見られない…羨ましいわ……」

銀時「何だお前、今さらになって腰が抜けたか?」

梨花「そうかもしれないわね…鬼隠しを乗り越えた今、もはや私にやり直しは効かない」

梨花「この世界で失敗はできない…そう考えると余計に慎重になってしまうの…」

梨花「幾何の死の山脈を乗り越えてきたこの私が怖じ気づくなんて…とんだ笑い話ね…」

銀時「………」




774 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 23:21:34.22 ID:lBRmtkAO
銀時「一期なすことなくして明け暮れば、のちに必ず悔やむべし……」

梨花「………?」

銀時「こいつァ昔のどこぞのオッサンだか婆だかガキだかの言葉でな…」

梨花「知らないなら知らないって言いなさいよ」

銀時「最初に聞いた時は何あたりめーのことを偉そうに、と思ったけどよ……」

銀時「コイツを実行すんのは…なかなかどうして難しいモンだな」

銀時「人生の折々に訪れることから逃げねーで立ち向かうってのは簡単じゃねぇ」

銀時「不思議なモンだな…逃げりゃ後で後悔するって分かってんのによ」

梨花「………」




780 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 23:40:14.20 ID:lBRmtkAO
銀時「今の状況はやべぇ、そいつは間違いねーが…まだ諦めるにゃ早すぎんだろ」

梨花「……そうね、銀時の言うとおりだわ…まだ何とかなる、希望は残されてるもの」

銀時「幸いっつーか何つーか……レナの奴はまだ誰も傷つけちゃいねェからな」

梨花「そう言えば…間宮リナはどうなったの?」

銀時「ゴミ置き場で待ちぼうけ食らってた所を目暮警部殿に回収されてんじゃねーか?」

梨花「い、いつのまにそんな……」

銀時「レナを探すよう警部殿に電話した時、詩音の奴が上手いこと頼んだみてーでな」

銀時「鉄平と繋がりがあるって言ったら喜んで乗ってくれたらしいぜ」

梨花「そう……」




782 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/01(日) 23:48:29.82 ID:lBRmtkAO
梨花「それと…みんなの記憶についてだけど…銀時、気がついてる?」

銀時「……あー、はいはい!気付いてるよ、うん」

梨花「何に?」

銀時「昔のケンタロスは強かっ」

バキッ

銀時「気付いてねーんで教えといてください」

梨花「今、圭一とレナ以外は完全にあなたのことを思い出してるわね?」

銀時「何をきっかけに思い出してるのかは今ひとつ分からねーが…まあそうだな、うん」




786 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 00:05:49.60 ID:cqmo5sAO
梨花「最初は詩音、次に魅音、そして沙都子…最初から記憶のあった私を除けば……」

梨花「みんなは最後にあなたから名前を呼ばれた順に記憶を取り戻してる」

銀時「最後ってアレか…出席取ったときか?」

梨花「そう…その流れでいくなら次に記憶が戻るのは……」

銀時「圭八」

羽入『圭一なのです』

銀時「圭一だったのか」

羽入『また間違えたな』

銀時「全く気付かなかった」

銀時・羽入「暇を持て余した…神々の遊…」

梨花「えーっと…懲罰用のキムチは………」




790 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 00:20:59.90 ID:cqmo5sAO
羽入『…………』ピクッピクッ

銀時「大丈夫なのかオイ、痙攣してんだけど」

梨花「いいのよ…あれくらいしたほうが懲りるはずだから」

銀時「懲りるっつーかもう意識飛んでるよね、神のくせに三途の川を渡りかけてるよね」

梨花「……本当はこんなことしてる場合じゃないのに…私、何やってるのかしら」

羽入『み…水を……』




794 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 22:26:21.31 ID:cqmo5sAO
---
翌日、学校

魅音「レナ…やっぱり来ないか……」

圭一「警察も捜査してるのに呑気に学校なんか来るわけないよな…」

沙都子「レナさん…お体は大丈夫なのでございましょうか……」

圭一「ああ…ただでさえ手首を掻き毟る状態なのに…もしもそれが悪化してたら…」

銀時「………」




796 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 22:32:02.27 ID:cqmo5sAO
銀時「……問題はそれだけじゃねーよ」

詩音「え?」

銀時「間宮リナは目暮警部殿が回収しちまったから手出しは出来ねぇ、つーことはだ…」

銀時「…レナの中にあった殺意はどうなるよ?」

魅音「!」

沙都子「それは…恨みを晴らす相手がいなくなったのなら自然と収まるのでは……」

梨花「沙都子、そうはならないのが…今のレナなのですよ…」

沙都子「………!」

銀時「膨れちまった殺意が仮にドッカーンと行っちまえば…洒落にならねーぞ」

圭一「ダメだ…そうなる前に!必ずレナを止めるんだ!」




797 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 22:36:35.06 ID:cqmo5sAO
---
放課後、某所

圭一「くそっ…レナの奴、一体どこに行っちまったんだよ……」

魅音「これだけ手分けしても見つからないなんて…どうなってんのさ…」

沙都子「村の方々に事情を説明して一緒に探していただいては……」

銀時「そいつァダメだ、今のアイツに下手に近付いたら怪我人が出るかもしれねぇ」

詩音「誰かに怪我を負わせたなんてことになれば…レナさんはもう戻れなくなります…」

沙都子「…………」

---
同日…某時刻、下校後の学校

レナ「…………」




798 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 22:44:13.66 ID:cqmo5sAO
---


魅音「もう遅い…今日はここまでだね」

圭一「まだ探せる…あと一時間だけ探そうぜ!」

魅音「圭ちゃん、もう完全に日が落ちてる…これ以上はさすがに無理だよ」

詩音「警察も引き続き捜査してくれてます、大石さん達を信じましょう…」

圭一「……そうだな、どことなく沙都子も眠そうにしてるし」

沙都子「そ、そんなことありませんわ!圭一さん、失礼なことを言わないでくださいな!」

梨花「………」




799 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 22:52:54.84 ID:cqmo5sAO
---
夜、魅音宅

銀時「………」

銀時(考えてみりゃ…この村は何日も隠れられるような土地柄じゃねぇ…)

銀時(つーことは…そろそろシビレ切らして動きがあってもおかしかねーな)

銀時「ポカリでも飲んで考え………ん?」

銀時「あれ……オイ、ジャグからポカリ出ねーんだけど?何なのこれ、故障?」

銀時「まだほとんど使ってねーのに壊れたとか認めん!お父さん認めないよ!」

銀時「これだから懸賞はダメなんだよチクショーめ…冷たいポカリ飲めないじゃねーか」

銀時「………」




800 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 22:56:31.29 ID:cqmo5sAO
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一時間後、魅音宅

銀時「よし…これでもうジャグの心配はいらねーなっと……」

prrr prrr

銀時「おーい、電話鳴ってんぞー」

魅音「ごめん銀さん!今ちょっと手が放せないから代わりに出て!」

銀時「仕方ねーな……もしもーし、万事屋ですけど?」

レナ『その声…先生だよね?だよね?』

銀時「!」




801 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 23:01:21.87 ID:cqmo5sAO
銀時「いや、あの……え?」

レナ『あはは!びっくりした?』

銀時「びっくりした?じゃねーよォォォォ!?何でふっつーに電話してきてんの!?」

銀時「いや、つーかお前今どこにいんだ!?」

レナ『そんな慌てて色々聞かなくても…速すぎて何から答えていいか……』

銀時「いや焦るわ、今の冨樫が一年間で連載に穴を空けないのを見た時くらい焦るわ」

レナ『それ……焦るようなことなのかな?かな?』




804 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 23:13:37.52 ID:cqmo5sAO
銀時「で……お前、今どこにいんだ?」

レナ『えへへ、レナの秘密の場所だよ』

銀時「お前、数学の問題の答えを聞いて相手が『数字』って返したらどう思うよ」

レナ『冗談だってば…でもちょうどいいね、先生は時間大丈夫?』

銀時「まあ…特に予定はねーな」

レナ『レナも先生に会いたかったところだから…待ち合わせしようよ』

レナ『レナが言うところに…先生一人で来てくれる?』

銀時「………」




805 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 23:22:29.78 ID:cqmo5sAO
---

魅音「ずいぶん騒いでたけど…誰から?圭ちゃんとか詩音?」

銀時「いや…レナのヤローから直々に指名食らっちまったぜ」

魅音「れ、レナから連絡があったの!?」

銀時「まー分かりやすく言えば…指定した場所に俺一人で来やがれコノヤロー、だとよ」

魅音「先生…一人で?」

銀時「誰かと一緒に来てたり、知ってる奴を見かけたらもう二度と姿を見せねーとよ」

魅音「そんな……!」




806 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 23:26:32.37 ID:cqmo5sAO
銀時「今からアイツら全員に連絡して絶対に外に出ねーように伝えとけ」

銀時「万が一、待ち合わせ場所をうろちょろしてたら誤解させちまうだろうからな」

魅音「銀さん…やっぱり一人で行くの……?」

銀時「行くしかねーだろ、せっかく向こうから来るってんだからな…」

銀時「話が通じるかは分からねーが…ま、見苦しく足掻いて説得してみようじゃねーか」

魅音「………!」




807 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 23:38:25.01 ID:cqmo5sAO
---
某所

銀時「………」

レナ「……ありがと先生、来てくれたんだね」

銀時「ご指名どーもお嬢さん、ジャストドゥーイット」

レナ「あはは…やっぱり銀さんは銀さんなんだね……」

銀時「つーかテメー…人様に気を使わせんじゃねーよ、心配掛けやがって……」

レナ「ごめんね…レナ、あの時は何が何だか分からなくなっちゃってたの……」

レナ「あれからいっぱい考えたし泣いたりもした…本当に…怖かった…」

銀時「……お前、今も泣いてんじゃねーか」




809 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 23:51:08.81 ID:cqmo5sAO
レナ「怖くて…震えが止まらなくなって…それで…そうしてると頭の中で声がして…」

銀時「あんま引っ付くなお前…女はそう簡単に男に寄り添うもんじゃねーぞ?」

レナ「それを聞いたらレナは…やっと気づいたの…みんなと一緒にいられる方法に…」

レナ「みんながレナを助けてくれる方法に……」

銀時「……馬鹿言ってねーでとっとと帰るぞ、アイツらも心配してんだからな」

レナ「だから……先生………」

銀時「お前………」

グサッ

銀時「………っ!」

レナ「……しばらく大人しくしてて」




812 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/02(月) 23:58:54.56 ID:cqmo5sAO
銀時「う……ぐっ………!」

レナ「これで先生は動けない…だからレナを止めることも出来ない……」

銀時「へ……テメー、なかなか泣き真似が上手いじゃねーか…銀さんも気づかなかったぜ」

銀時「やっぱ…腹にジャンプ仕込んどきゃ良かったか……?」

レナ「レナも銀さんならきっと何かしてると思ってた…でも何もなかったね……」

銀時「少年の夢と希望に満ち溢れたジャンプに傷つけるなんざ出来ねーよ……」

レナ「そう…ごめんね、でもこれで大丈夫…銀さんは私の計画に巻き込まれないよ…」

レナ「ごめんね…ごめんね先生…レナ、こんなやり方しか思いつけなかったの」

銀時「待…て……」バタッ




820 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/03(火) 00:14:52.24 ID:TIWGKIAO
銀時「………」

銀時(オイオイ…マジで洒落になんねーぞ……あの馬鹿…モロに……)

『いた!ぎ、銀さんいたよ!』

『血を流してるじゃないですか!お姉、早くどこかに運ばないと!』

『俺だけじゃ無理かもしれない!誰か手を貸してくれ!』

銀時(アイツら来ちまったのか…?)

圭一「銀さん!しっかりしろよ!ちゃんと意識あるよな!?」

銀時「……ワリーな、どうにもヘマ踏んじまったらしい」




821 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/03(火) 00:31:00.47 ID:TIWGKIAO
---
魅音宅

銀時「………」

圭一「魅音!銀さんの怪我はどうなんだ!?」

魅音「とりあえず命に関わるほどの…致命傷ってわけじゃないね」

詩音「それってつまり…重傷ではあるってことですよね?」

魅音「うん…暫くは安静にしてなきゃダメだね、走り回ったりなんかも御法度…」

圭一「そんな…じゃあ銀さんは……!」

魅音「ここからは銀さんの力は借りられない……」

梨花「………!」




822 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/03(火) 00:33:48.13 ID:TIWGKIAO
梨花(馬鹿だ…私は馬鹿だ!何でもっと早くレナに手をさしのべなかった!!)

梨花(何故銀時がリナを目撃した時にすぐ行動を起こさなかった!)

梨花(確かにチャンスはあった…なのに私が選んだ選択肢は…様子見と情報収集?)

梨花(…たかを括っていた、立て続けにこんな事態になるわけがないと思っていた!)

梨花(私のそんなくだらぬ思い込みのせいでレナは暴走し…銀時はこんな怪我を!)

梨花「……僕のせいなのです、ごめんなさい…ごめんなさい銀時……!」

沙都子「梨花……」




823 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/03(火) 00:42:17.88 ID:TIWGKIAO
銀時「……謝ってんじゃねーよ」

梨花「ぎ、銀時!」

圭一「だ、大丈夫なのか銀さん!?」

銀時「あんま大丈夫じゃねーが…斬られんのは何度も経験があっからよ」

詩音「経験があるって銀さん…どんな生活を送ってるんですか…」

銀時「それよか…テメーら、揃いも揃ってよく来たなオイ、もう夜も遅いんじゃねーか?」

圭一「魅音から電話があって…すげえ慌てた様子だったからさ」

魅音「私、銀さんの帰りが遅いからいても立ってもいられなくなっちゃって……」

銀時「……今回ばっかはテメーに感謝だな」




854 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/04(水) 22:37:36.28 ID:i3T2ewAO
圭一「けど……銀さん、今回は鉄平の時みたいに何も準備してなかったんだな」

魅音「確かに…前みたいにお腹に漫画を仕込んだりはしなかったよね」

銀時「そりゃお前、ジャンプは傷つけちゃならねーだろうよ」

圭一「いや…本当にそれだけの理由で?」

銀時「……おかしいじゃねーか、仲間と会う前に身を守るモンを身に付けるなんざ」

梨花「銀時…あなた……!」

圭一「………!」




855 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/04(水) 22:44:18.45 ID:i3T2ewAO
圭一「……そうだ、俺は何を馬鹿なことを言ってたんだ」

魅音「け…圭ちゃん?」

圭一「仲間を怖がることなんてない…そんなの当たり前じゃないかよ!」

圭一「なのに俺は…心のどこかでレナを怖がってた!必死に助けを求めてるレナのことを!」

詩音「助けを……?」

圭一「レナが隠れた理由がやっと分かった…レナは…俺達を守ろうと必死だったんだ…」

梨花「ど、どういうことなのですか…?」

銀時「………」




856 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/04(水) 22:46:24.43 ID:i3T2ewAO
圭一「今までレナが姿を隠してたのは…誰も傷つけたくなかったからだ」

圭一「自分の中で暴れる殺意で誰かが犠牲にならないように……」

圭一「そのために…誰からも見られないよう…誰も見ないように一人で隠れてた…」

圭一「けど…そんなレナの意志に逆らうかのようにアイツの心は擦り切れて…」

魅音「それで…ただでさえ壊れちゃってる心が…もっとボロボロになって……」

梨花「そんな…それじゃ……」

銀時「…………」




857 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/04(水) 23:01:38.73 ID:i3T2ewAO
銀時「……なら、まだ間に合うじゃねーか」

梨花「え……?」

銀時「どんだけ粉々に壊れちまってようと心が無くなったわけじゃねーんだろ?」

圭一「そうだ…俺たち全員で心のカケラを紡いでいけば…レナならきっと戻ってこれる!」

魅音「圭ちゃん……」

銀時「……そんだけ言えんなら…後は任せちまっても良さそうだな」

圭一「銀さん……」

銀時「ワリーが俺ァもう使い物にならねぇ…こっからはテメーら次第ってわけだ」

梨花「………」

梨花(私たち次第で…レナが……!)




858 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/04(水) 23:06:13.43 ID:i3T2ewAO
銀時「それと…コイツを今のうちに渡しとくわ」

詩音「これ…銀さんの木刀じゃないですか!」

銀時「今はちょうど二本あっからな…一本はテメーらが持っとけ」

魅音「に、二本?銀さんって二本も刀さしてたっけ?」

銀時「一本は俺が持ってたモンだが…もう一本は俺が前に来たときの忘れモンよ」

圭一「わ…忘れ物?」

沙都子(つまり…教室の後ろに飾ってあった木刀でございますわね…)

魅音(いつの間に持ってきてたんだろ…)




859 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/04(水) 23:15:32.74 ID:i3T2ewAO
銀時「……圭一、コイツはテメーに預ける」

圭一「お、俺…ですか…?」

銀時「アレだよ…木刀振り回すなら女よか男のテメーのが様になんだろ、多分」

銀時「振り回すようなことにならねーのが一番だけどよ……とりあえず持っとけや」ポイッ

圭一「本当に…使うことがなければいいな……でも前みたく俺を守ってくれるかも…」

圭一「…………前みたいに?」




860 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/04(水) 23:18:17.71 ID:i3T2ewAO
圭一(待てよ…前っていつだ?)

圭一(鬼隠しで敵と戦ってたとき…そうだ、俺は梨花ちゃんと一緒にいたんだ…)

圭一(それを鷹野さんに見つかって…梨花ちゃんを渡すように銃で脅された……)

圭一(けど俺は梨花ちゃんを渡すことを拒否して…そして…鷹野さんは俺を撃った)

圭一(そうだ、その時…この木刀が飛んできて弾を弾いて…声がしたんだ)

銀時『すいませーん!この辺に木刀投げちゃったんですけど見ませんでしたァー?』

圭一「そうだ…そうだったんじゃねえかよ!銀さんはずっと…俺たちの先生だった!」




861 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/04(水) 23:20:20.39 ID:IX7DhqE0
おお、とうとう圭一もか!




862 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/04(水) 23:21:07.04 ID:YSDTy4wo
記憶がもどるよ!




863 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/04(水) 23:21:45.35 ID:bo/VV1Yo
やったね圭ちゃん!




864 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/04(水) 23:24:14.48 ID:i3T2ewAO
梨花「け…圭一!あなた…まさか!」

魅音「圭ちゃん…思い出した……?」

圭一「ああ、全部…全部思い出した!」

詩音「これで…レナさん以外は全員、銀さんのことを思い出しましたね!」

沙都子「全く…圭一さんったら思い出すのが遅すぎですわよ!」

圭一「し、仕方ないだろ!っていうより…俺はなんでこんな大事なことを忘れてたんだ?」

沙都子「さ…さぁ…実は私にもさっぱりでございまして……」

梨花「圭一…それより今はレナのことを……」

圭一「…………」

圭一「……ああ、分かってるさ」




865 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/04(水) 23:28:06.32 ID:i3T2ewAO
圭一「聞いてくれみんな…ここからは銀さん抜きの……俺たちだけの戦いだ!」

圭一「鬼隠しの時も沙都子の時も…俺たちはずっと銀さんに頼りきりだった!」

圭一「仲間に頼るのは悪いことじゃない、それだけ相手を信頼してるってことだからな」

圭一「けど頼るだけじゃなく…相手に頼られた時も全力で力になれなきゃ仲間じゃない!」

圭一「銀さんが俺たちに託してくれたのは…俺たちならレナを救えるって信じてるからだ!」

圭一「今まで俺たちを護ってくれた銀さんの信頼…俺たちは絶対に裏切らない!!」

梨花「圭一……!」

銀時「…………」




866 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/04(水) 23:34:48.25 ID:i3T2ewAO
銀時「やっぱ…新八と同じでテメーはやれば出来る子だったな……」

梨花「ぎ、銀時?」

銀時「やべ…何か眠くなってきちまったぜ……」

魅音「だ、ダメ!ダメだよ銀さん!」

圭一「う…嘘だろ!オイ銀さん!しっかりしてくれよ!」

銀時「ワリーな…先に眠らせて…もらうぜ……」

詩音「ぎ…銀さん………?」

銀時「……………」

圭一「ぎ、銀さァァァァん!!」

銀時「いやうるさいんだけど?寝るって言ったよね?」

圭一「」

梨花「…………」




867 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/04(水) 23:51:01.84 ID:i3T2ewAO
---
翌日、学校

圭一「レナの奴…今頃何やってるんだろうな」

魅音「致命傷じゃないにしても銀さんを刺しちゃったくらいだからね…」

梨花「きっと…すごく追いつめられていると思うのですよ」

沙都子「心だけでなくお体も心配ですわね…」

詩音「……そろそろ知恵先生が来る頃ですね」

ガラッ

圭一「おっ…来たみたいだ………っ!?」

レナ「みんなー!おはよー!」

梨花「っ!」

魅音「れ、レナ!?あんた何やって……」

レナ「朝の会を始めるから教室の真ん中に集まってー、机は周りにどけちゃってー」

生徒「………」

詩音(な、鉈を女の子に突きつけて…人質ってことですか……)




868 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 00:03:14.46 ID:sFfOk6AO
レナ「圭一君…今日は木刀を持ってるんだね?アハハハハ!似合うよ」

圭一「レナ…お、お前………!」

レナ「でも…そんな危ない物持ってちゃいけないよね、それ…置いて?」

圭一「わ…分かった…」

圭一(くそっ!ハンターカリンガみたいな鉈を持ってるお前に言われたくねえぞ!)

レナ「じゃあ…ついでに圭一君、教室のみんなを縄跳びで縛っちゃって?」

レナ「緩く縛っちゃった子は殺しちゃうから…しっかりね」

圭一「……く………」




869 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 00:12:34.76 ID:sFfOk6AO
---

レナ「うん、ちゃんときつく縛れてるね!」

圭一「……俺のことは縛らないのか?」

レナ「縛らないよ」

圭一「よければ理由を聞かせてくれ…何で俺だけ…そして何でみんなを巻き込んだ!」

レナ「巻き込んだんじゃない…これは部活だよ?」

魅音「!」

圭一「ぶ、部活!?」

レナ「驚く事じゃないよ…いつも部活は命懸け…だけど今は実際に命を懸けてる」

レナ「本当に命を懸けてるかどうかの違いだけで…あとはいつもと同じだよ?」

圭一「………」

梨花(ま、まさか…レナがここまでしてしまうなんて……!)

詩音(私たちだけじゃなく…学校に乗り込んできて生徒全員を人質にするなんて…)




870 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 00:15:39.56 ID:sFfOk6AO
圭一「………それで?」

レナ「?」

圭一「それで…ルールは何なんだ、部活なんだろ?これはどんなゲームなんだ?」

レナ「簡単だよ…このクラスにいる人間を全員救えれば圭一君の勝ち…それ以外は負け」

生徒「う…うぅ……」

レナ「アハハハハハ!大丈夫だよみんな!圭一君たちが必ず助けてくれるから!」

レナ「沙都子ちゃんを助けたみたいにね!!アーッハッハッハッハ!」




872 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 00:18:19.68 ID:sFfOk6AO
---
同時刻、園崎家

銀時「………」

茜「何があったかは知らないけど…アンタくらいの腕でも刺されるモンなんだね」

銀時「俺なんざ大したことねーよ」

茜「馬鹿を言うんじゃないよ、あたしだって素人じゃないさね…個の力量くらい分かるさ」

茜「大婆様とやり合った時だけで十分すぎるほど伝わったよ…」

茜「それでいて誇るでもなく飄々としている…そりゃあの子達が懐くわけだね…」

銀時「……アイツらか」

茜「不思議な男だよ、あんたは……」

銀時「………」




875 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 00:34:35.85 ID:sFfOk6AO
銀時「……ワリー、ちょっくら散歩してくるぜ」

茜「……どこ行くつもりだい」

銀時「引きこもってばっかじゃ息苦しくてかなわねーからな…外の空気を吸いによ」

茜「見え透いた嘘を吐くんじゃないよ」

銀時「…………」

茜「アンタ…腹に穴が空いてんだよ?そんな体で何をしようってんだい?」

茜「下手を打ちゃ…本当に死ぬよ?」

銀時「……体に空いた穴なんざ問題じゃねーよ」

茜「………?」

銀時「俺ァどうにも器用な生き方ってのが出来ねーらしくてな……」

銀時「斬られようが腹に穴が空けられようが生きてられりゃ構いやしねー…ただな……」

銀時「てめーの魂に穴を空けるような真似だけは絶対にしたかねーんだよ」

茜「………!」




878 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 00:42:57.14 ID:sFfOk6AO
---
学校

圭一「…………」

圭一(くそ…俺以外は全員身動きが取れない…そしてレナには鉈……)

圭一(人質の子を放す気配もない…その子も恐怖で抵抗しようとさえしない…)

圭一「くっ………」

レナ「どうしたのかな圭一君…流石の圭一君でもお手上げなのかな?」

圭一「いーや…ちょっとクールに考えてただけだ」

レナ「じゃあヒントを上げるよ…レナの武器はこの鉈だけじゃない…」

レナ「もっと危ない物があるかもしれないから…気をつけてね?」

圭一「な…何だって……!」




879 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 00:54:45.63 ID:sFfOk6AO
梨花(圭一でも分が悪すぎるわね…こっちに武器は何一つない……)

梨花(銀時の木刀も今は拾うことさえ許されない…妙な動きをすれば必ず犠牲が出る)

梨花「八方塞がりね…羽入」ボソッ

羽入『……信じるしかないのです』

梨花「………?」

羽入『僕に出来るのは…圭一たちを本気で信じることだけなのです…だから…梨花!』

梨花「……分かってる、私は最後まで希望を捨てないわ」




880 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 01:07:08.19 ID:sFfOk6AO
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校庭

大石「遅くなりました!熊ちゃん、状況は!」

熊谷「通報によれば…女子生徒がクラスメートを人質に教室に立てこもっているとか」

大石「女子生徒…竜宮レナか…!見つからないと思ったらまたフラッと出てきて……」

熊谷「それと…妙なことに立てこもっている竜宮レナから特に何の要求もないんです」

熊谷「部活をしているだけだから近づくな…としか……」

大石「部活ってのはあれかな…仲良し組でワイワイやってたヤツかな……」

大石「しかしそれにしちゃやりすぎてますねぇ…どうしたもんかな……」

銀時「一人か二人、こっそり中に入れたらどっすかね」

大石「いや…それはちょっと危険すぎますねぇ」

銀時「いやいや、このままじゃジリ貧だしさ?ここは一発行っとくべきだって」

大石「いやそれは……」

熊谷「あの…あんた誰っすか?」

銀時「ん?」

大石「」




881 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 01:14:27.03 ID:sFfOk6AO
大石「さ、坂田さん!?アンタここで何やってんですか!」

銀時「何って…あんたと一緒だよ警部殿」

大石「それより…あれは一体どうなってるんですか!遊びじゃ済みませんよ!?」

銀時「そのことなんだけどよ…ちょっくらテメーらに頼みがあってな」

大石「参ったなぁ…どうせ無茶な頼みでしょうに」

銀時「まままま、これが最後だから大目に見てくれや」

大石「……聞くだけは聞きましょう」




882 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 01:18:42.03 ID:sFfOk6AO
---

銀時「……じゃーそういうわけでよろしく頼むわ」

大石「…………」

熊谷「い、いいんすか!?あんなとんでもないお願い聞いちゃって!」

大石「いい訳ないだろっ!いい訳ないってのに…あの人、ホンットに話聞かないから」

大石「ま…ある意味、どんな時でも自分を殺さないでいる…羨ましい生き方ですがね」

熊谷「……心配っす、これ下手したら首じゃすまないっすよ?」

大石「私なんか今年で定年だってのになぁ…はぁ……」




883 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 01:28:09.82 ID:sFfOk6AO
---
教室

レナ「どうしたのかな圭一君…こうやって時間が経つのをただ待ってるだけ?」

圭一(いや…本当に手の出しようがないだけなんだけどな……)

レナ「それでレナの集中力が落ちた所を攻撃するつもりなのかな?」

圭一「………」

圭一(待てよ…俺はこの木刀を持って……)

圭一「レナ…この木刀、元の場所に戻してくれないか?」

レナ「………?」

圭一「これ…俺にとっては大切な木刀なんだ、それを床に置くのは気が引ける」

圭一「だから…元々飾ってあった所にお前が戻してくれないか?」

レナ「………うん、それならいいよ」

圭一(これでレナが何か思い出せば……)

レナ「これ、思ったより重いんだね…びっくりしたよ…」

圭一(ダメか…俺と同じってわけじゃないんだな……)




884 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 01:34:16.60 ID:sFfOk6AO
レナ「教室の後ろまで来たついでに教えてあげる…レナのもう一つの武器……」

圭一「それ…ウォータージャグじゃないか……」

レナ「そうだね…じゃあ問題、今…この中には何が入ってると思う?」

圭一「………?」

レナ「とっても良く燃えて…スッゴく危ないものかな?」

圭一「ま、まさか…灯油とかガソリンじゃないだろうな……!」

レナ「アハハハハハハ!正解だよ圭一君!大正解!!」

圭一「………!」




885 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 01:38:43.14 ID:sFfOk6AO
圭一「それだけは止めろレナ!!」

レナ「来ないで…それ以上近付いたら人質の子が怪我しちゃうよ?」

圭一「殴りたければ好きなだけ殴れ!俺は守らないし退きもしない!」

レナ「え……?」

圭一「お前のことを理解してやれなかった代償がそれで払えるなら…俺は抵抗しない!」

圭一「俺を殴ってお前の痛みが少しでも和らぐなら…俺は抵抗しない!!」

圭一「竜宮レナ!俺は前原圭一はどんな時でもお前の仲間だァァ!!」

レナ「………」




886 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 01:38:43.84 ID:mRQkinc0
それでも…それでもポカリさんなら何とかしてくれる…!




889 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 01:48:24.82 ID:sFfOk6AO
レナ「どうして…圭一君はレナを助けようとしてるのかな?」

圭一「?」

レナ「レナは今、ものすごく酷いことをしてる…自分のワガママにみんなを巻き込んで」

レナ「なのに…何で圭一君はレナのこともそこまで考えてるのかな?レナのことなんか…」

圭一「……お前、気づいてないのか?」

レナ「……何に?」

圭一「『このクラスにいる人間全員を救えれば俺の勝ち』…確かにそう言ったよな」

圭一「それはつまり人質だけじゃなく…レナのことも救うって意味だ!」

レナ「ち…違う!レナはそんなつもりで……」

圭一「違わない!お前は苦しみながらも手を伸ばしてるんだ!助けを求める手を!」

圭一「だから俺もお前を全力で手を伸ばすんだ!仲間として!今度こそ救えるように!!」

圭一「お前に伝わるまで何度でも言うぜ…前原圭一は!最後まで竜宮レナの仲間だ!!」




890 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 01:54:38.20 ID:sFfOk6AO
銀時「あのーすいませーん、カレー届けに参りましたー」

圭一「…………」

レナ「…………」

その他「…………」

銀時「……すいまっせーん、出直してきまー」

圭一「ぎ、銀さんんんんん!?」

魅音「な、何で来ちゃったのさ!まだ全然怪我が治ってないのに!」

銀時「いや違うんだよ、俺の足が勝手にこの場所へ吸い寄せられるようにだな……」

詩音「いやそれ…結局は自分で来たってことじゃないですか」




893 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 02:09:29.03 ID:sFfOk6AO
レナ「……先生も来ちゃったんだ、せっかく先生は巻き込まないようにしたのに…」

銀時「それで刺されるってんなら巻き込まれた方がマシだ馬鹿」

圭一「あの銀さん…状況分かってますか、かなりヤバいんですよ」

銀時「そうだな…見た感じアレだ、ひのきのぼうで魔王に挑んでるみてーなアレだな」

魅音(ちょ、先生!本当にいい加減にしてよ!おじさん達、命懸けなんだから!)

沙都子(でも…不思議ですわね…こんなに大変な状況なのに銀時先生が来ると…)

詩音(怖いとか…そういう気持ちがなくなっちゃうんですよね……)




894 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 02:18:47.10 ID:sFfOk6AO
銀時「つーかさっきチラッと聞いたんだけどよ…そのー何?ガソリンがどうとか?」

圭一「あのジャグの中…ガソリンが入ってるんです……」

銀時「いや何でわざわざあんなモンの中にいれた?普通にポリタンクでいくね?」

レナ「圭一君たちは鋭いからね…何か少しでも気取られたらすぐにやられちゃう」

レナ「でも…これならいつも教室にあって不自然じゃないでしょ?」

銀時「つーか中に入ってたポカリはどうしたコルァ、あれ俺のだぞ」

圭一「銀さん黙ってください、下手したら本当に死にますよ」




895 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/05(木) 02:31:36.39 ID:sFfOk6AO
レナ「それじゃあ銀時先生も来たことだし…もう一つだけ教えてあげる」

沙都子(ま、まだ何かございますの!?)

レナ「本当に危ないのはこの教室だけなのかな?かな?」

魅音「それって…どういう……」

レナ「それはね…ある時刻が来ると自動的に作動する仕組みなの…」

レナ「それが作動すれば…多分、火事じゃすまなくなっちゃうよ……」

圭一「く……」

銀時「………ここは任せたわ、俺ァそっちを止めに行くからよ」

圭一「………分かりました」




922 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 17:12:36.03 ID:qQ1Pu2AO
レナ「圭一君にしろ先生にしろ…このままじゃ私に勝つのは無理だよ?」

銀時「人間ってのは死ぬ気になりゃキン肉バスターだって何だって出来んだよ」

銀時「ついでにマイケル並のムーンウォークでもやってやろーか、あん?コノヤロー!」

圭一「マイケル並のムーンウォークは無理です、さすがにあれは無理」

銀時「マイケルのムーンウォークは無理だそうだコノヤロー!」

魅音「…………」

詩音(あの余裕は一体どこから出て来てるのか本当に不思議なんですけど……)

レナ「……言っておくけど先生、レナの仕掛けた細工は時限式だからね?」

銀時「…………」




923 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 17:16:49.90 ID:qQ1Pu2AO
銀時「……待って待って、え?時限式?」

レナ「教室のガソリンを誘爆させる簡単な仕掛けだけどね…場所は教えないよ…」

銀時「あの…タイムリミットだけ教えてくれないっすか」

レナ「ちょうど午前10時だね」

圭一「い…いい今何時だ!?」

銀時「そうね大体ね……うん、9時40分くらい」

圭一「あ…あと二十分しかないじゃねえかよ!!」

銀時「マジで洒落にならねーぞオイ!ツーストライクで出てきた代打くらいやべーよ!」

レナ「だから言ったよね…レナには勝てないって…先生と圭一君が揃ったって…」

レナ「やっぱりそうだ…仲間がみんな集まっても…レナには勝てない!」

レナ「仲間なんてレナには必要ない…余計な物なんだよ!!」

銀時「………」




924 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 17:24:36.16 ID:qQ1Pu2AO
銀時(今…レナの奴に上手く仕掛けりゃ捕まってる奴を助けられっかもしれねーが…)

銀時(そんな方法じゃめでたしめでたしにはならねーか……)

銀時「……力で抑え込むなんざ何の解決にもなりゃしねーからな…」

レナ「?」

圭一「俺たちはここにいる全員を救う!レナも含めて全員な!」

銀時「もうここまで来たら…何が何でもテメーの魂を立ち上がらせてやらァ……」

銀時・圭一「「お前が言う余計なモンがどれだけの力を持ってるか…」」

銀時・圭一「「しかと…その目ん玉に焼きつけな!!」」

レナ「………っ!」ガリガリガリ




925 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 17:35:28.27 ID:qQ1Pu2AO
レナ(うるさいうるさいうるさい…何が仲間…何が…助けてくれなかったくせに!)

『……本当は気付いているではないですか?気付きながらも目を背けていませんか?』

レナ(だ…誰!?)

『答えてください…あなたにとっての仲間…それがどのような存在なのか…』

レナ(……気付いてるよ、仲間なんて何の力にもなってくれない…ただの……)

『それは違うのです…仲間はあなたが思っているより遥かに大きな力を持っています』

『それは神など遠く及ばぬ程に…気高く尊い…そして強き力……!』

レナ(嘘だ…嘘だ嘘だ嘘だ!お前の言っていることは嘘だ!!)

『優しき故に迷い…そして傷つける人の子よ、ならば試してみるがいい……』

『物語の全てが終わった時…私は再びお前に問おう、仲間とは何なのか……』

レナ(!!)




926 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 17:50:46.00 ID:qQ1Pu2AO
レナ「う、うあああああぁぁぁぁ!!」

圭一「なっ!?」

銀時「下がれっ!」

キィン!!

圭一「ま…待ってくれよ銀さん!レナの相手は俺が!」

銀時「言ってる場合じゃねえ!テメーはとっとと時限なんちゃらを止めろ!!」

圭一「け、けど!」

銀時「考えてみりゃ俺よりテメーのがここの作りに詳しい…テメーのが適任だ!」

圭一「………!」

レナ「うう…ああああぁぁ!」

キィン!

銀時「ごちゃごちゃ考えてねーでさっさと行きやがれェェェェ!!」

沙都子「圭一さん!」

詩音「行ってください圭ちゃん!今は銀さんを信じて!」

圭一「………!」ダッ




927 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 18:01:42.86 ID:qQ1Pu2AO
レナ「……………」

銀時「どうしたよ、急に暴れるなんざ…ビビっちまうような幻覚でも見えたか?」

銀時「それとも…神様からのお告げでも聞こえちまったのか…」

レナ「……アハハハハハ!アーッハッハッハッハッ!……もういい、分かったよ」

銀時「………?」

レナ「今すぐに…この教室全部を燃やしちゃえばいいんだからね」

銀時「ばっ……ま、待て!」

レナ「動かないで!動いたら……」

梨花「うっ………」

レナ「梨花ちゃんが…動かないお人形さんになっちゃうよ……?」

銀時「……っ!」




928 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 18:10:31.93 ID:qQ1Pu2AO
レナ「本当はみんなをバーベキューにしたくなんかなかったけど仕方ないよね…」

レナ「この大きさのジャグなら何リットルも入るから…ちゃんと全員にかけられるよ」

レナ「ありがとね先生…こんなに良いものを持ってきてくれて……」

銀時「待て待て待てェェェ!タイムストォォップ!カオス・コントロォォォル!!」

レナ「アーッハッハッハッハッ!!」

バシャ!

魅音「うっ!」

レナ「後はガソリンにライターに火をつければ…完全にレナの勝ちだね」

沙都子「うぅ………」

レナ「大丈夫だよみんな…レナも一緒に死ぬ…そうすればみんな…一緒だから」

銀時「!」

カチッ!シュボッ!




929 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 18:18:28.23 ID:qQ1Pu2AO
レナ「……………?」

銀時「……………?」

魅音「ふ、不発……?で、でもどうして……」

詩音「お、お姉…ガソリンって…こんな甘ったるい匂いしましたっけ?」

魅音「ふぇ?」

銀時「…………あ」

---
遡ること>>799、ジャグが壊れた日の夜

銀時「………」

銀時「……あるじゃねーか、学校に」

銀時「夜なら誰もいねーしジャグの形も同じだから…か、完璧じゃねーか」

---

銀時「で…うん、そん時バレねーように取り替えたんだわ」

魅音「じゃあ…おじさん達に掛けられたこれは…」

銀時「……アレだ、フレッシュポカリ」




930 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 18:26:33.50 ID:JDtC0sSO
ポカリキタ━━━(゜∀゜)━━━!!




931 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 18:33:00.68 ID:x2RgTVko
またポカリかwwwwwwwwwwww




932 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 18:34:25.90 ID:b7zskgco
ポカリ最強説




934 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 18:36:15.94 ID:qQ1Pu2AO
魅音「じゃあ…ガソリン入りのほうは?」

銀時「……多分お前んちにあるアレだな、うん」

レナ「…………」

魅音「…………」

詩音「…………」

沙都子「…………」

梨花「…………」

銀時「あの……何て言うか、その…とりあえず謝っとくわ……スマン」

魅音「……こんな時に言うのもアレだけどさ、先生…空気読もうよ」

詩音「それ、お姉だけは言っちゃいけないだと思います」




935 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 18:38:59.67 ID:ukelPAAo
あのとき電話がなかったらガソリン飲んでた訳か…




936 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 18:52:06.45 ID:qQ1Pu2AO
レナ「………分かってたんだね、分かってたからあんなに余裕があったんだね」

銀時「いや…これはマジで偶然でだな……」

レナ「最後までレナの邪魔をするんだね…先生はァァ!!」

銀時「!」

キィン!

銀時「ぐっ………!」

沙都子「き、きちんと受けられましたのにどうしてあんなに苦しそうな…」

魅音「先生…服が血ですごく滲んでる……き、傷口がまた!」

銀時「………」

銀時(腹に穴が空いてるだけでデカすぎるハンデだってのによ…)

レナ「レナをバカにして…許せない!絶対に許せない!!」

銀時(本気の殺意…いやどっちかっつーと狂気か…まるで加減がねーぞオイ)

銀時(こいつァいくら俺でも守るだけじゃ保たねーな……)




937 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 18:57:24.81 ID:qQ1Pu2AO
レナ「どうしたのかなぁ先生!守ってばっかりじゃレナは止められないよ!!」

銀時(俺だってやり返してーが…そうするわけにもいかねーんだよコノヤロー!)

レナ「分かってる…動けないんだよね!狭い屋内じゃ木刀は使いにくいんだったよね!」

銀時「そうじゃねーよ……!」

キィン!

レナ「………?」

銀時「教師が教え子をぶん殴るわけにはいかねーだろ…!」

レナ「まだそんなこと言ってるんだ…アハハハハハハ!」

レナ「言っておくけど…レナの時限装置はまだ生きてるんだからね」

レナ「爆発はしなくても…この学校を燃やすくらいは出来る……!」

銀時「…………」

銀時(責任重大だぞけいぱっつぁん…テメーが止めなきゃ元も子もねぇ……!)




938 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 19:17:32.84 ID:qQ1Pu2AO
レナ「ほらほらどうしたの先生!押されてるんじゃないかなぁ!」

銀時「はあっ…はあっ……!」

銀時(どうなってやがる…腹刺されたにしろここまで動けなくなるなんざ……)

ガッ!

銀時「ぐあっ!」

魅音「ぎ、銀さん!」

レナ「終わりだね先生…これで…終わりだね!」

銀時「!」

梨花「うあああああ!」ドンッ!

レナ「うあっ!?」




939 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 19:27:18.53 ID:qQ1Pu2AO
詩音「り、梨花ちゃま!?」

梨花「銀時!大丈夫なのですか!?」

銀時「見りゃわかんだろ…一ミリも大丈夫じゃねーよ……それよか、お前何で…」

梨花「手が細かったおかげで縛られても何とか抜けられたのですよ」

銀時「そうか…なら、他の奴ら連れてとっとと逃げやがれ……」

梨花「……いいえ、ここからは…僕がレナの相手をするのです!」

銀時「馬鹿言ってんじゃねーよ…流石にテメーじゃ……」

梨花「銀時…これはあなただけの戦いじゃない、私たち全員の戦いよ」

梨花「それをあなた一人だけでやろうだなんて…冷たいことを言わないで」

銀時「………!」




940 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 19:36:17.28 ID:qQ1Pu2AO
レナ「今度は梨花ちゃんが…レナと戦うつもりなのかな……?」

梨花「レナがこれ以上銀時を傷つけるなら……ね」

レナ「スゴいね梨花ちゃん…レナが怖くないんだ?死んじゃうかもしれないよ?」

梨花「フフ…おかしなことを言うのね……仲間を怖がる必要なんて全然ないでしょう?」

レナ「何を言ってるのかな…圭一君や先生の真似をしてるつもり?」

梨花「私は気付いた…仲間に頼りきりだった自分の弱さに……」

梨花「あなたは気付いていない…仲間を信じて頼ることの出来ない自分の弱さに…」

レナ「…………」

梨花「おいで…レナ、あなたの傷も弱さも…今は私が受け止めるわ」

梨花「たとえあなたに負けて殺されることになろうと…ね……」




941 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 19:52:05.20 ID:qQ1Pu2AO
レナ「何が仲間…何が…何が!!」

梨花「………」

レナ「歯の浮くようなきれい事ばっかり並べても…レナの考えは変わらない!!」

梨花「銀時…あなたの刀、借りるわよ……」

銀時「……縛られてる奴らの縄を俺が解くまで時間を稼げりゃ上出来だ」

梨花「そう…それなら、二分も稼げれば足りるわね……」

レナ「うああああぁぁぁ!!」

キィン!




942 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 20:08:14.25 ID:qQ1Pu2AO
---

銀時「……よしテメーら、縄が解けた奴からすぐに表へ行け!」

富田「せ、先生はどうするんですか!?」

銀時「俺だってこんなあぶねーとこにいたかねーよ…すぐに逃げっから心配すんな」

岡村「じ、じゃあ…僕たちは先に行きます!」

銀時「アレだ…『押さない、駆けない、喋らない』の『おかし』は守れよ」

岡村「あれ?『押さない、駆けない、喋らない、戻らない』の『おかしも』じゃ…」

銀時「え?戻らない?そんなのあったっけ?」

沙都子「そんな悠長なことを場合ではございませんわ!早くお逃げなさいませ!」

銀時「そーそー、もうその辺はいいからガンガン逃げとけ」




946 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 20:26:27.77 ID:qQ1Pu2AO
魅音「先生、私たちは……」

銀時「テメーらは逃げろっつってもどうせ聞かねーだろうからな…圭一と合流しろ」

詩音「圭ちゃんと…ですか?」

銀時「あいつと一緒に時限装置を探せ、多分…もう残り五分もねーぞ」

銀時「俺は梨花の奴と一緒にレナをここで止める……」

魅音「でも…それじゃもし私たちが失敗したら……!」

銀時「教室が真っ先に燃えんだろうな…そうならねーようにテメーらで何とかしてくれや」

銀時「俺たちの命…テメーらに預けたからよ……」

魅音「………行こう、みんな!」ダッ




947 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 20:38:04.91 ID:qQ1Pu2AO
梨花「くっ!」

レナ「レナの勝ちだね…アーッハッハッハッハ!」

梨花「くそー…なのです……」

レナ「終わりだよ梨花ちゃん…一撃で叩き割ってあげるよ」

梨花「!」

キィン!

銀時「こっからは俺のターンだコノヤロー」

レナ「……そんな体でまだ動けるんだ?もう眠ってればいいのに…」ガリガリガリ

銀時「………」

銀時(ここにきてまた掻き毟るようになりやがったな…しかも…今度は首か……!)

銀時(時限装置もやべーがこっちもこっちでやべーぞオイ……)




948 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 20:52:42.47 ID:qQ1Pu2AO
---
校内、某所

魅音「圭ちゃん!」

圭一「み、魅音!それにみんなも!?どうやって教室から抜け出して……」

詩音「銀さんと梨花ちゃまがレナさんを止めてくれてます、他の子もみんな逃げました」

沙都子「あとは私たちでレナさんの時限装置を見つけるだけですわ!」

魅音「一応…教室に撒かれる予定だったガソリンは何とかなったんだけどね……」

圭一「え?な、なら別にもう時限装置も探す必要はないんじゃないか?」

沙都子「圭一さん、ガソリンを甘く見てはいけませんわ!」

魅音「たとえ木っ端微塵にならなくても…少量でもあれば簡単に辺りは火の海になる!」

魅音「レナの言葉から考えてもまず間違いなく時限装置にガソリンは使われてる!」

圭一「!」




949 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 21:08:41.43 ID:qQ1Pu2AO
詩音「急がないとマズいですね…沙都子、何か考えが思い付かない?」

沙都子「教室…時限……ガソリン……圭一さん、本当に全ての部屋は探したんですのね?」

圭一「ああ…すみずみまで探した!」

沙都子「教室に着火させる気で仕掛けを作ったのなら…教室の近くにあるはずですが…」

圭一「そんな馬鹿な!教室の近くの部屋なんて真っ先に探したぞ!?」

沙都子「大きな声を出さないでくださいまし!もし室内でないのなら…」

詩音「まさか…外に……?」

沙都子「屋内の線が潰れているならそれしかありませんわ!」

魅音「でも…外って言ったってどこに……」




950 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 21:25:02.82 ID:qQ1Pu2AO
詩音「…雨どい!雨どいですよお姉!」

魅音「そうか…ここの雨どいは二階の屋根に沿って伸びててその端から真下に降りてる…」

沙都子「その雨どいの出口が詰まっていて中にガソリンが満たされていたら……」

圭一「しかも雨どいって…確か教室の窓のすぐ外を降りてたよな……!」

魅音「つまり教室にガソリンが撒かれてる時にそこが爆発したら…教室も連鎖爆発する!」

圭一「つまり…時限装置は!」

魅音「正確に10時ちょうどにセット出来るなら恐らく時計とかタイマーの類だね」

詩音「コードを剥き出しにしてそこに電気が流れれば…簡単に火花くらいは出せます!」

沙都子「そしてそれがあるのは…屋根の上!」

圭一「じ、時間がない!走るぞみんな!」




951 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 21:36:07.46 ID:qQ1Pu2AO
---

レナ「そんな血だらけでよく立ってられるね、見てて痛々しいよ」

銀時「だったら…ちったぁ加減するくれーの心遣いはねーのかよ……」

レナ「おあいにく様だったね…そんな気は全然ないよ!」

梨花「ぎ…銀時!」

レナ「そろそろ終わりにしようよ先生…もう疲れちゃったでしょ?」

銀時「……まだ余裕だっつの、タップダンスだろうがバリバリ出来るっつーの」

梨花(嘘よ…あれだけ血を流して大丈夫なはずがない……圭一…急いで…!)




952 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 21:57:38.74 ID:qQ1Pu2AO
圭一「銀さん!見つけた!見つけたぞ!!時限装置は屋根の上だ!」

レナ「!」

梨花「け、圭一!!」

レナ「よく気付いたねよく気付いたね!でもさせるもんかあぁあぁあぁぁ!!」ダッ

銀時「ま、待てテメー……!」

梨花「銀時!」

銀時「くそ…もうロクに足も動かねーとはよ……」

梨花「こ、こんなに血が…あなた…こんな体で今までレナと戦ってたの……?」

銀時「……やるしかねーだろ、俺ァ一応…テメーらの教師ってことになってんだからな」

梨花「馬鹿なのです…銀時は本当に…馬鹿なのですよ……」

銀時「……とっととアイツら追いかけるぞ」




953 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 22:08:23.48 ID:qQ1Pu2AO
---
屋上

圭一「どこだ!時限装置はどこにある!?」

沙都子「一息に屋上と言っても少し広いですわね…!」

詩音「急がないと!もうあと何十秒ですよ!?」

魅音「………あ、あれだよ圭ちゃん!コードが伸びてるあれ!」

圭一「と、遠いなちくしょう!あと何秒だよ!間に合え…間に合えェェェェ!!」

詩音「急いで圭ちゃん!!」

沙都子「圭一さん!もっと早く走って!」

魅音「圭ちゃん!!」

圭一「うをああああああああああ!!」

パシッ!ブンッ!




954 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 22:17:52.20 ID:qQ1Pu2AO
圭一(はぁ…はぁ…や、やったか!?)

魅音「い、今何時!?」

詩音「午前10時ちょうど!爆発は…なし!!」

圭一「いよっしゃああああっ!!」

魅音「やった!圭ちゃん…やったあぁぁ……!」

沙都子「本当に間一髪でしたわね…寿命が縮まりましたわ!」

詩音「でも…これでやっと終わったんですね!」

レナ「終わってないよ、詩ぃちゃん」

詩音「!」




956 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 22:36:38.19 ID:qQ1Pu2AO
詩音「れ、レナさん……!」

レナ「すごいよ…すごい、みんながここまでやるとは思わなかったよ」

圭一「何だよレナ…負けを認めるのか?」

レナ「認める訳ないじゃない、レナは勝つつもりだよ」

圭一「諦めが悪いな、もうお前に手はないだろ?みんな助かったから俺たちの勝ちだ」

レナ「確かに他のみんなは助かったよね…でも、レナが言った条件…覚えてる?」

圭一「……『教室内の人間全員を助ければ勝ち』…だったよな」

レナ「そう…でもまだ全員助かったわけじゃない、そうだよね?」

圭一「つまり…何が言いたいんだ?」

レナ「つまり…圭一君が死ねば私の勝ちって事だよ!!」

圭一「へへ…なるほど、そういうわけか……」




957 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 22:48:45.76 ID:qQ1Pu2AO
圭一「『圭一君』ってことは…標的は俺一人ってわけか?」

レナ「ううん…でも、どうせなら圭一君を一番最初に殺してあげたいからね……」

圭一「そりゃ…ずい分ありがたいことだな…」

魅音「………」

魅音(マズい…こっちほうがずっと人数は多いけど…誰も武器は持ってない……)

魅音(一斉に取り囲んだとしても必ず誰かが怪我をする…どうすれば……)

銀時「……丸腰の相手に得物使ってんじゃねーよ」

レナ「!」




958 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 23:13:00.13 ID:qQ1Pu2AO
圭一「ぎ、銀さん!」

銀時「前もってテメーに洞爺湖を渡しといたろうが…なんで肝心な時にねーんだ馬鹿」

圭一「いや…やむにやまれず教室に置いて来なきゃいけなかったんで……」

銀時「……使え」ポイッ

圭一「け…けどこれを俺に渡したら銀さんが丸腰に……」

銀時「お前、こんだけ血が出てる人間にチャンバラやらす気か?」

銀時「いくらドSの銀さんでもさすがにそこまではやらせないけどね」

圭一「い、いや…そういうつもりで言ったんじゃ……」

銀時「…めんどくせーが、ここまで来りゃ俺もとことん付き合ってやらァ」

圭一「………」

銀時「俺の魂…テメーに預けたぜ」

圭一「……ありがとな銀さん、一番最後を俺に任せてくれて」

レナ「………っ!」ガリガリガリ




961 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 23:25:10.65 ID:qQ1Pu2AO
レナ「……任せてくれてありがとう?何それ…何言ってるのかぜんぜん分からないよ」

圭一「………?」

レナ「レナは頼らなかった…みんなが幸せそうだったから邪魔をしないようにした!」

レナ「だからレナは…沙都子ちゃんのことが終わってからもずっと一人で耐えてた…」

レナ「なのに…どうして…どうして任せてくれてありがとうなんて圭一君は言うの!?」

圭一「うおっと!」

キィン

レナ「そんなこと言ったら…レナが一人きりで耐えてた時間は何だったの!?」

レナ「みんなのことを考えて…頼りたい気持ちを必死に抑えてたあの時間が…」

レナ「全部…全部無駄にやなっちゃうじゃない!」

圭一「…………」




962 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 23:28:49.38 ID:qQ1Pu2AO
圭一「レナ…お前は強い奴だよ、自分を省みずに仲間を思いやれる…本当に強い奴だ」

圭一「けどな…お前が思っているより…仲間ってのは遠い存在じゃない」

レナ「………?」

圭一「頼りたければいつでも頼る事が出来る…俺たちはそういう仲だろ?」

圭一「俺たちは…ずっとそうやってきたじゃないかよ!梨花ちゃんを助けたときから!」

圭一「命を狙われているっていう梨花ちゃんの話を信じて…戦ったじゃないかよ!」

圭一「銀さんと一緒に…何年も続いてた鬼隠しも止めたじゃないかよ!!」

レナ「な…何を言ってるのか分からないよ…沙都子ちゃんじゃなくて…梨花ちゃんを…?」




963 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 23:41:18.09 ID:qQ1Pu2AO
圭一「そうだレナ!俺たちは!仲間を守るために全力で戦ったんだ!」

圭一「それも並の戦いじゃない!下手をしたら命を落とす…危険な戦いだった!」

圭一「みんながみんな銃を持っているような奴らを相手に…俺たちは喧嘩を売ったんだ!」

圭一「そして俺たちは勝った!誰一人傷つかず…誰一人も死なせないで勝ったんだ!」

圭一「そうだろレナ!!お前は確かに!確かにその時から……」

圭一「俺たちの大切な…最高の仲間だったはずだ!!」

レナ「………!」




964 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 23:44:16.66 ID:d5R5FDoo
圭一「だから、お前が友達に頼らないのが正しいことだと思ってるなら!」




965 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 23:45:46.11 ID:W3kN7eg0
圭一「その幻想を……」




966 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 23:47:27.41 ID:WpAmpTQ0
圭一「ぶち壊す!!」




967 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 23:47:41.08 ID:g0TL1lgo
おいwwwwwwwwwwwwwwww




969 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 23:50:30.10 ID:qQ1Pu2AO
レナ「でも…あの時はレナの力じゃない……銀さんとみんなが…………?」

レナ(銀さんが…鬼隠しの時に?ううん…そんなわけ……)

銀時『…やるぞ、テメーらァ!』

レナ(でも…覚えてる……あの時…確かに銀さんはいた……!)

銀時『テメーらも…俺の仲間になってくれたじゃねーか』

レナ(そうだ…そうだよ…圭一君も魅ぃちゃんも詩ぃちゃんも……)

レナ(梨花ちゃんや沙都子ちゃん…それに…銀さんも……)

レナ(あの時…みんなで一緒に戦った…レナの何よりも大切な思い出が…)

レナ「レナを…今まで支えていてくれていたんだよ……!」




973 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/06(金) 23:58:07.13 ID:qQ1Pu2AO
圭一「……何か、思い出したか?」

レナ「……………」

レナ「……どうして…こんなことになっちゃったんだろ……どうして…」

レナ「どうしてこんなに大好きなみんなのことを…信じられなかったんだろう……」

レナ「どうしてみんなに酷いことを言ったり…傷つけたりしようとしてたんだろう…」

レナ「どうしてレナは…圭一君や銀さんたちに鉈なんか向けてるんだろう……」

レナ「どうしてレナは…レナは……!」

魅音「……………」




981 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/07(土) 00:05:26.17 ID:OsXTy.AO
魅音「もう一度…あの頃に戻ろう……今度は…きっと大丈夫だから……!」

レナ「魅ぃちゃん……」

魅音「私たちはいつもそばにいる…いつもそばで笑っているから…」

魅音「レナも…一緒に笑っていてよ……!」

レナ「魅ぃちゃん…魅ぃちゃん!」

沙都子「レナさん…魅音さん…」グスッ

詩音「お姉も…たまには良いこと言うんですね………」

梨花「………」

銀時「……ようやく、なげー冗談が終わったみてーだな」

圭一「ああ…本当に…長かったですね……」

銀時「アレだな、15000回くれー繰り返した夏休みくらい長かった」

圭一「いやその例えはよく分からないです」




982 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/07(土) 00:12:41.59 ID:OsXTy.AO
---

銀時「つーわけでだ警部殿、これ別に事件とかじゃなかったんで……」

大石「いやだからね…、ガソリン撒いて立てこもりは流石に見逃せないですよ」

銀時「いやあれガソリンじゃなかったんで、ただのポカリだったんで」

大石「……雨どいのガソリンは?」

銀時「あれは…うん、多分何やかんやで溜まってたんじゃね?事故っすね、事故」

大石「…あんた刺されてるじゃないですか」

銀時「これはそのー…何?鷹の目のミホークとやり合って出来た名誉の傷みてーな?」

大石「……………」

大石「いやー…ハッハッハ、そこまで堂々と言われちゃね…」

大石「何とか…私の方でも手を回してみます、上手くすれば注意だけですむでしょう」

銀時「……ワリーな、面倒かけて」

大石「いえいえ…んっふっふ、もっと早くあなたのような教師に出会いたかったですねぇ」




984 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/07(土) 00:20:18.70 ID:OsXTy.AO
---

銀時「……つーわけで、ガソリン撒いちまったことはどうにもならねーらしい」

銀時「だからアレ…ガソリンって分かんねーでいたずらしたってことになったから」

銀時「多分偉そうな営林署の小西っておっさんから雷喰らうだろうから覚悟しとけ」

圭一「……そ、それだけ?」

魅音「もうちょっと…あの…重い何かがあるかと思ってたんだけど」

銀時「いや…実際アレだろ、コイツがしたのってそれくらいじゃね?」

レナ「で…でもレナ…銀さんのこと……」

銀時「だからこれはちげーっての、ちょっとイトーヨーカドーのドアに挟まった」

レナ「いや…でも……」

銀時「いーんだよ、怪我した奴がそう言ってんだからそういうことで」




985 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/07(土) 00:27:30.73 ID:OsXTy.AO
圭一「……本当にありがとうな、銀さん!」

魅音「うん…銀さんがいてくれて…本当に良かった!」

詩音「また…助けられちゃいましたね…銀さん!」

沙都子「もう一度お礼を言わせてくださいな…助けてくださって…ありがとうございました」

レナ「何度謝っても足りない…何度感謝しても足りないけど…一つだけ…」

レナ「銀さんに会えて…本当に良かった!」

梨花「…ありがとう銀時、また…あなたに救われたわ」

銀時「…………」

銀時「……最後の最後に泣かせる言葉をありがとよ」




986 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/07(土) 00:32:58.90 ID:OsXTy.AO
魅音「最後って…ま、まさか……!」

圭一「ま、前と同じみたいに…き、消えて……!」

銀時「どうやら…また俺ァここでお役御免らしいな……嫌になるなオイ」

詩音「待って!待ってくださいよ銀さん!もう少し何とか……」

銀時「無茶言うな馬鹿、俺にもどうしようもねーんだからよ…」

沙都子「そ…そんな……!」

レナ「嫌だ…嫌だよ!やっと思い出したのに!銀さんのことを思い出せたのに!」

レナ「こんなすぐに…別れちゃうなんて……」

梨花『は、羽入!何とかならないの!?前みたいにこのまま別れるなんて…』

羽入『……僕にも、どうにもならないことなのですよ』




987 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/07(土) 00:42:57.77 ID:OsXTy.AO
銀時「仕方ねーな…よーしテメーらァ!出席を取る…っていきてーが……」

銀時「今回…出席はもう取る必要もねーな……」

圭一「そ、そんなこと言うなよ銀さん!」

銀時「………おめっとさん」

魅音「え……?」

銀時「卒業…おめっとさんよ」

詩音「そ、卒業!?」

銀時「テメーらはもう十分一人前よ…本当に大切なモンにも気付けたみてーだしな」

銀時「だから…今回は主席じゃねぇ…卒業祝いってわけだ」

レナ「卒…業……」

銀時「俺もテメーらみてーな奴らと過ごせて…そこそこ良い夢見れたしな」

銀時「ま、もう少しこっちにいんのも悪かねーが…そうもいかねェ」

銀時「テメーらは…テメーらの『国』で生きろ」

梨花「銀時……!」




989 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/07(土) 00:53:41.49 ID:OsXTy.AO
沙都子「でも…私はまだ銀時先生にお話してないこともたくさんございますのよ?」

沙都子「それなのに…また…こんな……」

銀時「……心配すんな、もう会えないわけじゃねーよ」

梨花「えっ……?」

銀時「二回来てんだからな…三回目だってあってもおかしかねーだろ?」

銀時「だから…次はテメーら、忘れて面倒くせーことにするんじゃねーぞ」

圭一「………」

銀時「俺もテメーらといた時間は…きっちり魂に刻み込んでおくからよ」

一同「………!」ダッ

銀時「…一斉に飛びついてくんな馬鹿、どんな反応すりゃいいのか分からねーだろ」




990 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/07(土) 00:58:02.05 ID:OsXTy.AO
魅音「忘れない…絶対銀さんのこと…忘れないから!」

詩音「今度は…みんなでもっと楽しいことして過ごしましょう!」

沙都子「せ、先生……」グスッ

圭一「先生…約束だ!必ずまた…来てくれよ!」

レナ「約束だからね…先生」

梨花「……私は信じるわ、あなたがもう一度この世界に訪れることを」

梨花「だから別れの言葉は言わないわ……また…会いましょう」

銀時「……ああ、また…いつか必ずな」

---




991 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/07(土) 01:02:47.81 ID:OsXTy.AO
---

銀時「………」

新八「……またですか銀さん、まさかトイレの前で寝るのがマイブームなんですか?」

銀時「……んなわけあるか馬鹿、つーかむしろお前のせいだからね?」

新八「いや何で僕!?」

銀時「そうだろ、物価の上昇もマンガ業界の衰退も基本的に全部お前のせいじゃね?」

新八「いやあんたどこまで僕を悪者にすりゃ気がすむんですかァァァ!?」




992 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/07(土) 01:06:09.96 ID:OsXTy.AO
---

レナ「…………」

『今一度…あなたに問います、竜宮レナ』

レナ「!」

『あなたにとって…仲間とは何ですか?』

レナ「…………」

レナ「……何にも替えられない…レナの大切な居場所かな!」

圭一「ん?どうしたレナ、独り言か?」

レナ「ううん…何でもない!」




993 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/07(土) 01:08:18.88 ID:OsXTy.AO
圭一「あ…見てみろよ…あの空……」

レナ「雲が太陽に照らされて…銀色に見えるね…」

魅音「あはは!まるで…誰かさんの髪の色みたいだね……」

詩音「……あっという間に行っちゃいましたよね…この前も…今回も」

沙都子「…………」グスッ

梨花「泣いちゃだめなのですよ、沙都子……」

沙都子「り、梨花こそ泣いていましてよ!鏡をご覧になってはいかがですの!」

梨花「みぃー!な、泣いてなんかいないのです!雨に濡れただけなのですよ!」

羽入『…………』

一同「あははははは!」

羽入(侍…坂田銀時、あなたは『護』り抜いた…この子達を…この村の未来を)

羽入(生きる世界は違えど…あなたの魂は永久にこの子達の中に……)

羽入(この地の神として…この子達の友として…礼を言います)

羽入(…ありがとう)


---銀色の空、果てない
---降り続く熱のように
---短い季節、駆けてく
---僕らを濡らして

ED…『銀色の空』
fin




994 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/07(土) 01:08:38.21 ID:JCV3tAko





1000 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/07(土) 01:14:28.03 ID:LMZ0iQE0
うわあああああああん!!!!
乙です!!
次回作に期待大




34 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/08(日) 15:17:32.24 ID:bz.dkgAO
三年Z組ー銀八先生!

銀八「えー、折角立ててくれたのを無駄にすんのもアレなんでちょっとやらせてください」

銀八「まー本編は何とか完結って形にはなりましたが…いやーすんませんねホント」

銀八「中盤で展開がグダグダになったせいでこんな切羽詰まった感じになっちまいました」

銀八「途中で話の筋を変えて推敲も出来なかったんで…出来として残念な感じだな、うん」

銀八「とにかく…最後までお付き合いくださって本当に感謝してます」

言うのが遅れましたが本当にお疲れ様でした、そしてありがとうございました
急ぎ足で終わらせる形になってしまいすみません




37 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/08(日) 15:32:02.18 ID:bz.dkgAO
銀八「蛇足的補足もやっとくんで鬱陶しけりゃスルーしてください」

銀八「今回は実質的にラストの主役をけいぱっつぁんにしたつもりです」

銀八「ホントは銀さんとレナで決闘させた方が展開的にもやりやすかったんですが…」

銀八「それじゃ何つーか…最後まで銀さん中心になっちまうんで…」

銀八「したらもう圭一たちの自立も何もないじゃねーかオイ、ってなっちまうんで…」

銀八「ラストは若干銀さん空気だったのは…まあそんなわけです」




38 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/08(日) 15:40:17.74 ID:bz.dkgAO
銀八「ちなみに銀さんがレナと戦ってたらどんな感じになってたかっつーと…」

銀八「あ、前後の流れは適当に補完してください……じゃ、こんな感じで」

-------


銀時「来いよレナ…喧嘩の相手くれーならいくらでもしてやらァ!」

キィン!

レナ「………!」

レナ(どうなってるの…先生の攻撃がどんどん重くなって…!)

レナ(あんな血を流してるのに…どうして……!?)

キィン

レナ「くっ………」

銀時「どうしたよ…そんなもんか?ま…テメーの力なんざ所詮たかが知れてっけどな」

レナ「な…何を……!」

銀時「一人でそんなモン振り回してるだけの今のテメーじゃ…俺には一生勝てねェよ」

羽入『………』

レナ「……!」

レナ(何…先生の後ろに女の子が見える……?)




39 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/08(日) 15:42:33.13 ID:bz.dkgAO
銀時「仲間の魂を刀に込める…まさに『オーバーソウル』ってわけだな…」

レナ「!?」

レナ(違う…圭一くんや魅ぃちゃんも……みんな……)

圭一『レナ…ごめんな、お前がこんなに追い込まれてたなんで知らなかった…』

魅音『でも…だからってレナのやってることをほっとくわけにはいかない』

沙都子『勘違いなさらないでくださいまし…レナさんが…大切だからですのよ?』

詩音『これ以上…大切な仲間のレナさんに…こんなことさせたくないんですよ』

梨花『レナ…私たちはどんなときでも…あなたの……』

羽入『……あなたの味方なのですよ?』

レナ「うっ…う……」




40 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/08(日) 15:45:23.85 ID:bz.dkgAO
銀時「仲間の魂込められたこの剣と…テメーの意地が詰まったその鉈……」

銀時「どっちがつえーか……そろそろ決着つけようじゃねーか……!」

レナ「うっ…うああああぁぁっ!!」

銀時「オオオオォォッ!!」

キキィン!!

梨花「!」




41 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/08(日) 15:49:54.26 ID:bz.dkgAO
レナ「………」

銀時「………」

パキッ

圭一「!」

魅音「レナの鉈が…真っ二つに……!」

梨花「銀時……!」

レナ「………」

レナ「どうして…こんなことになっちゃったんだろ……どうして……」

レナ「どうしてこんなに大好きなみんなのことを…信じられなかったんだろう……」

-------




42 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/08(日) 15:59:33.63 ID:bz.dkgAO
銀八「……こんな感じだったんじゃね?多分」

銀八「他にも色々補足したいんですが…あんまり長くてもアレなんで……」

銀八「この辺で補足はスパッと終わっときます」

銀八「あ、EDが『銀色の空』なのは歌詞が何となーくひぐらしっぽかったからです」

銀八「赤坂さんが最後まで空気だったけど…勘弁してください、はい」

銀八「じゃあ改めて…最後まで読んでくれて本当にお疲れさんでした」

蛇足的補足-完




悟史「ずっと出番が来るかと思って最後までスタンバってました」




43 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/08(日) 16:20:44.71 ID:vnzw5j60
ご、悟史…
孫悟史…




45 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/08(日) 17:13:40.83 ID:A02j6jEo

そういや悟史って治ってたな
完全に忘れてたわ




46 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/08/08(日) 17:17:25.42 ID:VnytHPgo
誰だっけこいつ






おまけへ





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コメント
この記事へのコメント
  1. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 09:48: :edit
    1ゲト
  2. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 10:04: :edit
    02getだぜ!!
  3. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 11:15: :edit
    天パ「オイ K。ババ…オヤシロさんをあちらに寝かせて」

    K-ICHI「ジャストドゥーイット オッケェイ 我が命にかえても(kool! kool! kool!)」

    羽入「なんやウザイんやけど まァエエわ。狂死太はん 話を元に戻…」

    天パ「何飲みますか?」

    羽入「角水割り7:3で。話を元に戻・・・」

    天パ「角3ですか?水3ですか?」

    羽入「角や 話を元に戻・・・

    天パ「角3ですか?」

    羽入「せやから角3やて! 話を元に戻・・・

    天パ「角さん 何飲みますか?

    羽入「角さんちゃうわァァ!! 読み方の違いでご老公の取り巻きか森田○義アワーみたいになるやないけエエ!! いや 角3やけれども! この「3」は「さん」やのーてスリーや! 焼酎スリー水セブン オッケー?」

    K-ICHI「オッケェー 我が命にかえても(kool! kool! kool!)」

    羽入「流行んねーはやんねーからそれ! さっきから何か押してるけども! 打ち切られてるから! イラッとくるからそれ!!」

    こうですかわかんないです><
  4. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 11:55: :edit
    米3

    ちょっと何言ってるかわかんないっす
  5. 名前: 創造力 #-: 2010/09/24(金) 12:13: :edit


    悟史「残像だ・・・」
  6. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 12:15: :edit
    こんな感じでハルヒもやってくんないかな
  7. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 12:15: :edit
    おや、オヤシロさまのようすが? ……おめでとう!オヤシロさまはアウアウローラにしんかしたぞ!!
  8. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 12:19: :edit
    魅音のふとももにおにんにんはさみたいよぉ
  9. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 12:43: :edit
    いやー、この人の作品好きだわー
  10. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 12:46: :edit
    10ゲットおおお
  11. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 13:05: :edit
    そげぶ噴いた
  12. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 14:01: :edit
    そげぶ違和感ないな
  13. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 14:10: :edit
    おい、途中上条さんいたぞ。

    いやそれはともかく面白かった。
    乙!
  14. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 14:22: :edit
    脳内再生余裕でした。
    CS版よりこっちのほうが全然いい。
  15. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 14:39: :edit
    良かったです。
  16. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 15:34: :edit
    この人の書く銀さんの話は本当に好きだわ。

    途中でyouの歌詞を使うのは卑怯だろ・・・無条件で泣く!!
  17. 名前: 通常のナナシ #pBoZlR9Y: 2010/09/24(金) 15:52: :edit
    いざという時のジャンプとポカリだよな
  18. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 16:08: :edit
    おまけまだですか
  19. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 16:30: :edit
    相変わらずすげー面白い
  20. 名前: 名無しさん@ニュース2ちゃん #-: 2010/09/24(金) 16:43: :edit
    >>6
    たしかあったぞ。
  21. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 16:54: :edit
    今回もよかったです
    次回作もよろしくお願いします
  22. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 17:34: :edit
    良かったのは良かったが、ダラケタのは確かだし蛇足も蛇足だから、敢えて苦言を呈しておこう
  23. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 18:18: :edit
    どうでもいいが何でジャンプ系は銀魂しか載らんのだ?
    銀魂しかないのかな
  24. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 21:04: :edit
    ちくしょう!! 
    脳内でBirth and Deathが再生されたじゃねぇか!!

    作者とぷん太乙!!
  25. 名前:   #-: 2010/09/24(金) 21:44: :edit
    おまけきになるぅぅぅあぁぁ!!!

    作者とぷん太おつぅーーー!
  26. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 22:39: :edit
    この人の書く銀魂クロスオーバーは毎回好きだ。てか、この人の書く銀さんが好きだ。
    オマケも期待。次作にも期待。
  27. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/24(金) 23:31: :edit
    乙んぽっぽ
  28. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/25(土) 01:29: :edit
    こんな時間まで読んでしまった

    九ちゃん(知恵先生)も忘れないであげてね
    うみねこなら銀さんも神楽も総悟もさっちゃんも…ってそれはどうでもいいか、まだ完結してないし
  29. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/25(土) 01:30: :edit
    待ってたよ!!この作者さんの銀さんは好きだ
  30. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/25(土) 01:31: :edit
    もう大好きだ
  31. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/25(土) 02:17: :edit
    なんか、圭一達部活メンバーが銀さんたちの世界に行く奴を見てみたいな
  32. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/25(土) 02:58: :edit
    今何時→そうね大体ね
    は狙ってやったんだろうか。
    ネタが古いが深いなぁw
  33. 名前: 通常のナナシ #YVqsTjug: 2010/09/25(土) 09:25: :edit
    どさくさにヒトリノ夜まぎれとるがなw
  34. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/25(土) 16:41: :edit
    悟史ェ・・・・
  35. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/26(日) 01:49: :edit
    そげぶでワロタwww
  36. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/27(月) 00:38: :edit
    相変わらず脳内再生度が高ぇwww
  37. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/27(月) 10:22: :edit
    レナ「『そうですね』と---言うと同時に蹴りが跳ねてきそうかな かな」
  38. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/27(月) 14:06: :edit
    原作、CS版どっちをやっててもわかるように書いてある配慮に感動した
  39. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/27(月) 19:02: :edit
    自分としてはもう一度
    とある魔術の世界へ行ってもらいたい
  40. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/28(火) 06:45: :edit
    感動の40ゲット
  41. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/09/28(火) 17:44: :edit
    なぜか大石さんだけ脳内フルボイス
  42. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/10/07(木) 23:40: :edit
    上条さんがおいでなすったwww
  43. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/11/01(月) 05:16: :edit
    この世界に上条追加してやっても違和感ないんじゃね?


    次の作品早く読みたいものだ
  44. 名前: 通常のナナシ #1jhbtX.k: 2011/08/12(金) 19:45: :edit
    ハンターカリンガでワロタ

    いや、丁度モンハンやりながら見てたからw
  45. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/12/01(木) 23:16: :edit
    ソニックまであるとは…ネタの幅広ぇな
  46. 名前: N 1-A id0009 #-: 2012/03/02(金) 03:29: :edit
    ちょっとポカリ買ってくる。
  47. 名前: MCC #-: 2013/02/18(月) 21:11: :edit
    途中で上条サンがwwwww
  48. 名前: #: 2016/08/29(月) 10:28: :edit
    このコメントは管理者の承認待ちです
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.
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