キョン「…また明日、か」

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2010/05/22(土)
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 18:50:53.15 ID:snVaIogLQ
キョン「……」

古泉「微笑ましいですね」

キョン「黙りやがれ」

ハルヒ「……」

みくる「写真撮っておきます」

キョン「朝比奈さん、やめてください」

長門「……」

キョン「…こいつも流石に疲れたんだろ。今日は散々暴れてたしな」

古泉「…涼宮さんがあなたに寄りかかって寝てるんですよ?」

キョン「今更言うな。仕方ないだろ、起こせば絶対怒られるし…」

ハルヒ「ん…」

みくる「キョン君、静かに!」

キョン「……」
ハルヒ「……」

古泉「うらやましい限りです」

キョン「…なんなんだっての」




2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 18:53:18.11 ID:snVaIogLO
ハルヒ「……」

みくる「すごく気持ちよさそうに寝てますね…」

キョン「……」

古泉「どうしたんです?」

キョン「どうもしねぇよ。ただ、ちょっと考え事をしてただけだ」

古泉「考え事?」

キョン「こいつも、いつもこんなふうに大人しかったらかわいいんだけどな」

古泉「え?」

キョン「なーんでもない」

長門「大人しいとかわいい?」

キョン「…人によるんじゃないか?長門は…どうだろうな」

古泉「活発な長門さんというのも見てみたい気がしますが」

キョン「確かに、見てみたい」

長門「……」




4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 18:56:14.08 ID:snVaIogLO
長門「次の駅で降車する」

みくる「キョン君、涼宮さんを起こしてあげて下さい」

キョン「俺なんですか?」

みくる「……」
古泉「……」
長門「……」
キョン「…わかった。わかりましたよ、やりますって」

キョン「あー、ハルヒ?もう着いたぞ」

ハルヒ「……」

キョン「ハルヒー。起きろー」

ハルヒ「ん…、キョン…?」

ハルヒ「……ぅあっ!?」

キョン「ば、バカ!大声出すな!」

ハルヒ「な、何してんのよ変態!!」

キョン「お前から寄りかかって来たんだろうが」

ハルヒ「そ、そんな訳…」

長門「彼の言っていることは事実」




6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 18:59:55.87 ID:snVaIogLO
ハルヒ「…そんな事はどうでもいいわ!早く降りるわよ!」

キョン「お、おい!待てハルヒ!」

みくる「あ…」

古泉「ふふ…」

長門「……」

長門「…降りるのは次の駅なはず」

古泉「ええ、そのとおりですよ」

みくる「大丈夫なんでしょうか…」

古泉「彼がいますし、大丈夫でしょう」





キョン「何やってんだよ、降りるのは次の駅だぞ?お前だってわかってただろうが…」

ハルヒ「誰にだって失敗はあるわよ!この際だし、歩いて帰りましょ!」

キョン「…はぁ…」




9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 19:04:52.73 ID:snVaIogLO
キョン「歩いて行くって…」

ハルヒ「ほぉーらぁー!はやくしなさーい!」

キョン「マジで言ってんのかよ?体力的にも、時間的にもキツいぞ」

ハルヒ「あんたってどうしてそんなにバカなのかしらね…」

キョン「バカはお前だと思うが」

ハルヒ「体力なんか気合いでなんとかなるわ。それに、頑張って歩けば時間なんてそんなにかからないわよ」

キョン「やっぱりバカだったか…」

ハルヒ「さ、元気よく行きましょう!」

キョン「次の電車に乗るぞ。文句なら家に到着してからメールで受け付けよう」

ハルヒ「勝手に決めるな!そんなの認める訳無いでしょ!」

キョン「じゃあせめてタクシーぐらい…」

ハルヒ「だーめ。いいからさっさと歩かないと、暗くなっちゃうわよ?」

キョン「やれやれ…」




11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 19:09:57.12 ID:snVaIogLO
キョン「今日は厄日だ…」

ハルヒ「何か言った?」

キョン「いんや」

ハルヒ「キョン、走るわよ!」

キョン「お、おい!」

ハルヒ「早くしないと、夜になっちゃうわよー!」

キョン「だから、俺は電車に乗ろうと…」

ハルヒ「待ってる時間がもったいないの!」

キョン「……」

キョン「…こうなりゃやけだ!待てこのやろ!」

ハルヒ「ふふ、競争ね!」

キョン「…くそ、なんつー足の速さだよ…」




13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 19:12:11.87 ID:snVaIogLO
―――
――


キョン「はぁ、はぁ…」

ハルヒ「疲れんの、早すぎよ…」

キョン「お前だって、はぁ、疲れてんだろ」

ハルヒ「…疲れて、ないわよ…」

キョン「どうでもいいな…、ちょっと休ませてくれ…」

ハルヒ「仕方ないわね…」

キョン「…はあー…」

キョン「ふー……」

キョン「……」

キョン「……」

キョン「…あれ、ハルヒは…?」




14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 19:16:14.52 ID:snVaIogLO
ハルヒ「はい」

キョン「ぅおっ!?」

ハルヒ「……」

キョン「な、なんだハルヒか……って、なんだそりゃ?」

ハルヒ「見てわかんないの?ジュースよ」

キョン「いや、そうじゃなくてだな」

ハルヒ「あんたに買ってきてあげたのよ。ほら、はやく」

キョン「あ、ああ…ありがとう…?」

ハルヒ「…そこら辺に落ちてたやつだけど」

キョン「ぶっ!」

ハルヒ「な訳無いでしょ。別に、ほら、その…」

ハルヒ「…友達なんだし、ジュースくらい奢って当たり前じゃない」

キョン「…!」

ハルヒ「っていうか!団長が団員をいたわるのは…」

キョン「わかったわかった。ありがたくいただいておきますよ、団長さん」




16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 19:20:57.59 ID:snVaIogLO
ハルヒ「…分かればいいのよ」

キョン「お前はいらないのか?」

ハルヒ「いらない」

ハルヒ「…って思ってたんだけどね。あんた見てたら、あたしもなんか飲みたくなってきたわ」

キョン「ハルヒって、影響受けやすいよな」

ハルヒ「どういう意味よ」

キョン「いや…なんでもない」

ハルヒ「…それ、ちょっとよこしなさい」

キョン「は?飲みかけだぞ?」

ハルヒ「だから何なのよ」

キョン「…お前がいいなら別に構わんが」

ハルヒ「……」

キョン「……」




17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 19:24:57.81 ID:snVaIogLO
ハルヒ「……」

キョン「…なぁハルヒ?」

ハルヒ「ん?」

キョン「その…なんだ。急に黙りこくったから何かあったのかと…」

ハルヒ「…キョン」

キョン「?」

ハルヒ「ジュース、おいしかったわ」

キョン「お、おう…」

ハルヒ「それで…」

ハルヒ「この辺に、トイレ無いかしら?」

キョン「!」

ハルヒ「ジュース飲んだらなんかヤバそうになってきたのよ…」

キョン「お、お前我慢してたのか!?」

ハルヒ「だ、だって!恥ずかしいじゃない!」

キョン「漏らしちまったら恥ずかしいもくそも無いだろ?全く、もっと早めに行っときゃよかっただろうに…」




19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 19:29:02.85 ID:snVaIogLO
キョン「ちょっと近くをまわってくる。ここにいろよ!」

ハルヒ「あ、キョン…」

ハルヒ「……」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…今、誰もいないわよね」

ハルヒ「……」




20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 19:32:16.70 ID:snVaIogLO
ハルヒ「……」

ハルヒ「よし…」

ハルヒ「ここまできたら…やるしかないわよね」

ハルヒ「……」





キョン「ハルヒ?そんなとこで何して…」
ハルヒ「きゃあああぁぁぁあぁあぁあ!!」

キョン「!?」

ハルヒ「あ、キョン!?いや、別に?ちょっと体操をね!」

キョン「体操?お前、トイレはもういいのか?」

ハルヒ「あ、あはは。そういえば…」

キョン「コンビニがあっちにあったぞ。我慢出来そうか?」

ハルヒ「あ、あったり前よ!」

キョン「…?」




22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 19:37:57.87 ID:snVaIogLO
ハルヒ「ふー…」

キョン「ハルヒ、パン食うか?」

ハルヒ「へ?」

キョン「お前がトイレ行ってる間、帰るのが夜遅くになりそうだから、夕飯の代わりになるもんを買ってたんだよ」

ハルヒ「これあたしの?」

キョン「一応おにぎりもあるぞ。後は飲み物とお菓子が少しずつ…」

ハルヒ「…ナイスキョン!早く食べましょ!」

キョン「……」

ハルヒ「どったの?適当に場所見つけて、早く…」

キョン「ハルヒ」

ハルヒ「ん?」

キョン「…腹、へってたのか?」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…うん」

キョン「……俺のパン一個やるよ」




24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 19:41:27.53 ID:snVaIogLO
ハルヒ「もぐもぐ」

キョン「……」

ハルヒ「んぐ、っうっ!」
キョン「おいおい、大丈夫か?」

ハルヒ「ぅぐ…」

キョン「そんなにあわてなくても、くいもんは逃げたりしねぇよ」

ハルヒ「むぐっ…!」

キョン「ほいジュース」

ハルヒ「あいがひょ」

キョン「……」

ハルヒ「…ふー。あれ?あんたは食べないの?」

キョン「お前を見てた方が十分楽しいからな」

ハルヒ「何言ってんのよ、今食べとかないとお腹減るわよ」

キョン「あんまりそういう気分じゃないからな。俺の食ってもいいぞ」

ハルヒ「あたしももういいわ。さ、暗くならないうちに!」

キョン「了解しましたよっと…」




25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 19:45:34.05 ID:snVaIogLO
キョン「ここら辺まで来れば、もう大体分かるな」

ハルヒ「そうね」

キョン「……」

ハルヒ「……眠い」

キョン「お前なぁ。電車の中であれほど寝てたじゃないか」

ハルヒ「いっぱい食べたら眠くなっちゃったのよ」

キョン「わがまま言うな。今は早く帰る事だけ考えるんだ」

ハルヒ「そうよ!キョン、あたしをおぶりなさい!」

キョン「……」

ハルヒ「あたしは寝るから!」

キョン「…仕方ないな。…ほら」

ハルヒ「さっすが雑用!そうこなくっちゃ…」

キョン「なーんて、やると思ったかバカハルヒ」

ハルヒ「……」





26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 19:49:39.64 ID:snVaIogLO
ハルヒ「……ぅりゃぁー!」

キョン「のわっ!?」

ハルヒ「おやすみー!」

キョン「あ、危な、降りろ!降りなさい!」

ハルヒ「あたしをバカ呼ばわりした罰よ!」

キョン「は、離せ!重い!」

ハルヒ「重くない!」

キョン「バカ!殴るな、危な…っ!」



キョン「あだっ!」
ハルヒ「いだっ!」



キョン「……」
ハルヒ「……」




29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 19:56:38.40 ID:snVaIogLO
キョン「…重い」

ハルヒ「…重くない」

キョン「とりあえず降りろ」

ハルヒ「言われなくても…そうするわよっ!」

キョン「いて!何故蹴った!」

ハルヒ「キョンを蹴るのに理由が必要かしら?」

キョン「十分必要だからな!人を何だと思ってやがる!」

ハルヒ「細かい事を気にしすぎよ。だからあんたはいつまでたっても雑用なの」

キョン「全然関係無いから、それ」

ハルヒ「あーあ、土ついちゃったわ」

キョン「俺は土まみれだよ」

ハルヒ「キョンが転ばなきゃこんな事には…」

キョン「お前がのしかかってこなきゃ、の間違いだな」

ハルヒ「のしかかったんじゃないわよ!だき…、じゃなくて、飛び付いたの!」

キョン「どちらにせよ、お前が何もしなけりゃこんな事にはならなかったんだぞ」




30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 19:59:37.08 ID:snVaIogLO
ハルヒ「ふん。別にあたしは悪くないからいいもん」

キョン「はいはい、もうそれでけっこうですよ」

ハルヒ「とっとと行くわよ。もう真っ暗になっちゃったじゃない!」

キョン「誰のせいかは置いといて、確かに…ちょっとマズいな」

ハルヒ「あんたん家門限とかあるの?」

キョン「いや、特に無いが。まだ高校生なんだ、なるべく早めに帰った方がいいと思ってな」

ハルヒ「ま、そうよね」

キョン「お前は?」

ハルヒ「あたしはいつ帰っても何も言われないから」

キョン「だろうな」

ハルヒ「…何よ」

キョン「さぁてね」

ハルヒ「…なんかむかつく…」




32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 20:04:32.17 ID:snVaIogLO
キョン「最近、暖かくなって来たな」

ハルヒ「そうね。春って感じかしら」

キョン「春はあまり好きじゃないんだが」

ハルヒ「え?こんなに過ごしやすい季節もなかなかないわよ」

キョン「嫌な思い出しか無いんだよ、春には」

ハルヒ「例えば何よ」

キョン「入学式。お前と出会っちまった事とか」

ハルヒ「あたしは…」

ハルヒ「案外、悪くなかったけどね」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「…何だよ、俺が悪者みたいじゃねーか。冗談に決まってんだろ?」

ハルヒ「ばーか」

キョン「くそ…」




33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 20:08:33.94 ID:snVaIogLO
キョン「そろそろ足が痛くなってきた」

ハルヒ「え、もう?あんた…」

キョン「何だよ」

ハルヒ「……」

キョン「その目をやめろ!」

ハルヒ「さすがにそれは頼りなさすぎよ…」

キョン「……」

ハルヒ「みくるちゃんに嫌われるわよ」

キョン「あ、朝比奈さんは人をそんなとこで判断したりしない!もっと内面的なところを…」

ハルヒ「あんた内面的にもちょっと…ね」

キョン「何がだ!何がちょっとなんだよ!」

ハルヒ「なんか…」

ハルヒ「めんどくさいのよ。あんた」

キョン「……」

ハルヒ「……」





34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 20:12:26.32 ID:snVaIogLO
キョン「…ハルヒ」

ハルヒ「…何」

キョン「俺、めんどくさいのか?」

ハルヒ「まぁ…ね」

キョン「…そうか…」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「いや、でも」

キョン「……」

ハルヒ「キョンのそういうとこが、好きな人がいるかもしれないじゃない」

キョン「…そうだな」

キョン「せめてSOS団の奴らには、めんどくさい…なんて思われてないといいんだが」

ハルヒ「……あー!もうやめやめ!こんな雰囲気やめよ!」

ハルヒ「キョンはキョン!あんたも今更、そんな事で落ち込んでんじゃないわよ!」




35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 20:15:04.72 ID:snVaIogLO
ハルヒ「第一、SOS団のみんなだって…」

キョン「言われんでも分かってるさ。俺が馬鹿だった」

ハルヒ「……」

キョン「ほら、あと少しでいつもの喫茶店だ。急ぐぞ」

ハルヒ「あ…」

キョン「…ハルヒ?」

ハルヒ「……」

キョン「おーい」

ハルヒ「…とりゃ」

キョン「いっっでぇ!!」

ハルヒ「うんうん、その感じなら足は大丈夫そうね」

キョン「人の足をおもいっきり踏みつけておいて、言うセリフがそれか!」

ハルヒ「ほら。ボサッとしてないで、早く行くわよー」

キョン「こ、この…」




37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 20:20:58.30 ID:snVaIogLO
ハルヒ「こうして、夜歩くのって、なんか不思議よね」

キョン「お前の言ってる事がよくわからないんだが」

ハルヒ「真っ暗で、周りを見ても何もなくて。車の音も聞こえてこない」

キョン「まぁ、そういう道に入って来たからな。無駄にチカチカしてるよりいいだろ」

ハルヒ「なんか、この世界にあんたとあたしの二人しかいないみたい…」

キョン「…!」

ハルヒ「そういえば、この感じ、どこかで…」

キョン「は、ハルヒ?そんな事よりラーメンの話でも…」

ハルヒ「うるさい。今何か思い出せそうなのよ」

キョン「……」




39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 20:24:10.47 ID:snVaIogLO
ハルヒ「うーん…」

キョン「世の中には、思い出さずにいていい事もあってだな」

ハルヒ「思い出した!」

キョン「……」

ハルヒ「そう、あれは妙にリアルな夢で…」

ハルヒ「あたしとあんたが、暗い学校に閉じ込められてて」

ハルヒ「変な怪物も出て来たっけ?」

キョン「……」

ハルヒ「それで、あんたがあたしに……」

ハルヒ「…あ」

キョン「……」

ハルヒ「ゆ、夢の話なんてどーでもいいわ!さっさと行くわよバカ!」

キョン「なんだ、そこまで言われたら先が気になるじゃないか。俺がお前に何をしたって?」

ハルヒ「なんでもないって言ってるでしょ!」

キョン「…そうかい」




40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 20:29:51.60 ID:snVaIogLO
長門「来ない」

みくる「そんなに早くは来ませんよね」

古泉「…はたして、僕達がここで待ってる必要はあるのでしょうか」

長門「早く帰宅したい」

みくる「ありますよ!キョン君と涼宮さんが心配じゃないんですか!」

古泉「そりゃ、なるようになってるでしょうけど」

長門「待ち疲れた」

みくる「……」

古泉「ま、そういう事です。逆に僕らがいては邪魔なのではないかという気もしますし」

みくる「…わかりました」

長門「では、わたしの家でパーっとやる」

みくる「あ、いいですねそれ」

古泉「では、そうしますか」




43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 20:35:22.69 ID:snVaIogLO
ハルヒ「なんやかんやでここまで来たわね」

キョン「ああ。ようやくだ」

ハルヒ「……」

キョン「…自転車は…っと」

ハルヒ「キョン!」

キョン「ん?」

ハルヒ「喫茶店寄るわよ!」

キョン「はぁ?もう今日は十分だろ、帰らせてくれ」

ハルヒ「最後よ、最後」

キョン「……」

キョン「…ホントに最後だからな」




45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 20:41:47.61 ID:snVaIogLO
古泉「鍋にします?」

長門「いい」

みくる「賛成です」

古泉「…では」

みくる「え…、私今お金持って無いんです…」

長門「同上」

古泉「…仕方ありません、ここは僕が奢ります」

長門「よく言った」

みくる「流石です」

古泉「……」

古泉「…今なら、彼の気持ちが分かる気がします」

みくる「な、何か言いましたか?」

古泉「いえなんでも」

長門「ここに男性はあなたしかいない」

古泉「やはり、そうですよね…」




46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 20:53:53.63 ID:snVaIogLO
キョン「ほら」

ハルヒ「ん」

キョン「なるべく安いのにしろよ?」

ハルヒ「あたしが奢るわ」

キョン「……え?」

ハルヒ「あたしが奢ってあげるって言ってんの。さっさと決めなさいよ」

キョン「は?え?」

ハルヒ「……」

キョン「な、何だ、ハルヒ。熱でもあんのか?」

ハルヒ「別に。気まぐれよ、ただの」

キョン「…そうなのか」

ハルヒ「……」

キョン「じゃあお言葉に甘えて…」

ハルヒ「あたし、あんたと同じのでいいわ」

キョン「ああ、分かった…」
キョン「…?」




47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 21:05:32.98 ID:snVaIogLO
ハルヒ「……」

キョン「……」

キョン「ど、どうしたハルヒ。食べないのか?」

ハルヒ「あ、ああ…。今食べるわよ」

キョン「……」

ハルヒ「……あたし、今日、楽しかった」

キョン「…?」

ハルヒ「何かいつもと違くて…。何か起こるんじゃないかとわくわくしてた」

キョン「……」

ハルヒ「…でも、結局何も変わらない」

ハルヒ「明日からまた退屈な1週間が始まるのよ。いつもと変わらない、何も」

キョン「ハルヒ…」

ハルヒ「…先帰るわね。あたしの分まで食べていいから」

キョン「……」

ハルヒ「…じゃあね」




50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 21:18:25.76 ID:snVaIogLO
古泉「キムチ」

みくる「蟹」

長門「蟹」

古泉「……」

みくる「蟹鍋で決定ですね」

長門「よし」

古泉「マジですか」

長門「多数決とはこういうもの」

みくる「なるべく美味しいのがいいですよね?」

古泉「僕の財布が…」

長門「かごに入れて」

みくる「はぁい」

古泉「……」




52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 21:21:22.68 ID:snVaIogLO
キョン「ハルヒ!」

ハルヒ「…」

キョン「待てって!」

ハルヒ「…何よ」

キョン「う…いや…」

ハルヒ「……」

キョン「…何だろうな」

ハルヒ「帰るわよ」

キョン「だから待てって!」

ハルヒ「……」

キョン「お前、今日散々わがまま言ったよな。お前はそんなつもり無いんだろうけど…」

キョン「と、とにかく!俺のわがままにも付き合ってくれ。お前に拒否権は無い!」

ハルヒ「あっ…ちょっと、キョン…!」




54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 21:27:44.63 ID:snVaIogLO
キョン「門限無いって言ったよな?」

ハルヒ「あ、うん…」

キョン「うし。じゃあ行くぞ」

ハルヒ「行くって…どこによ」

キョン「知らん」

ハルヒ「…はぁ!?」

キョン「わからないから、楽しいんだろ?」

ハルヒ「…意味わかんない」

キョン「ほら。後ろ乗れよ」

ハルヒ「自転車?あんたどこまで行く気なのよ!」

キョン「いいから、のったのった」

ハルヒ「……」

キョン「…しっかりつかまっとけよ」





55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 21:33:28.08 ID:snVaIogLO
古泉「まあ、蟹鍋もたまにはいいかもしれません」

みくる「涼宮さんがいると、なかなか蟹なんて食べれませんからね」

長門「嫌い?」

古泉「どうでしょう。本人は食べにくいから…と言ってましたが」

古泉「実際、嫌いな事を隠すための口実なのかもしれませんね」

みくる「涼宮さんにも苦手な物があるんですね」

長門「所詮人の子」

古泉「長門さんがそれを言うと…」

みくる「はい…」

長門「蟹はおいしい」

古泉「……」

みくる「……」




56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 21:37:10.90 ID:snVaIogLO
キョン「…なぁハルヒ」

ハルヒ「…何よ」

キョン「せっかくなんだし、腕まわしてこいよ」

ハルヒ「…嫌よ」

キョン「肩掴んでるの、疲れるだろ?それに…」

キョン「女の子とそういうふうに自転車乗るの、男の夢なんだぜ」

ハルヒ「…バカ」

キョン「夢…ってのは言い過ぎかな。でも俺も男だし、そういう事やってみたかったんだよ」

ハルヒ「あんた、まさかこれをやるためだけにあたしを乗せたんじゃないでしょうね」

キョン「まあ、七割方」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…いつもは、こんな事しないんだからね」

キョン「……分かってるよ」




57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 21:41:29.92 ID:snVaIogLO
ハルヒ「…あんたは、これで満足?」

キョン「ああ。これで俺は、十分青春を謳歌したと言っていいな」

ハルヒ「ふふ、何よそれ」

キョン「ありがとな、ハルヒ」

ハルヒ「なっ…、あたしは何もしてないわよ。むしろお礼を言わなきゃいけないのは…」

キョン「ん?」

ハルヒ「…あたしなのに」

キョン「すまん、最後の方聞こえなかった」

ハルヒ「…どういたしましてって言ったのよ」

キョン「そうか」

ハルヒ「……」

キョン「ぅぐ…。ハルヒ、ちょっと苦しいぞ。もう少し力を弱めても…」

ハルヒ「……」

キョン「……」

キョン「…まぁ、いいか」




58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 21:51:19.12 ID:snVaIogLO
長門「入れて入れて」

古泉「入れる順番とかはいいんですか?」

みくる「よくわかんないので…」

長門「同上」

古泉「……」

みくる「とりあえず早く食べたいです」

長門「同上」

古泉「…じゃあ適当に入れますね」

長門「……」

みくる「……」

古泉「……」

長門「……」

みくる「……暇ですね」




60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 21:54:37.67 ID:snVaIogLO
キョン「は…ハルヒ?」

ハルヒ「……」

キョン「…寝るなよ」

ハルヒ「…あんたが声かけてくれてなきゃ、寝てたかも」

キョン「自転車からずり落ちられたら嫌だからな」

ハルヒ「なんて言うか…」

ハルヒ「凄く安心するのよ…」

キョン「……」

ハルヒ「…よくわかんない」

キョン「…そうか」




62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 21:56:37.45 ID:snVaIogLO
キョン「…もう限界だ」

ハルヒ「へ?」

キョン「疲れた。ちょうどいい感じの河川敷に着いたし、一休みしてから帰ろう」

ハルヒ「…マジで何しに来たのよ」

キョン「さぁな。お前とどこか遠くまで逃げて行きたかったんだが、自転車じゃここが限界だった」

ハルヒ「逃げる?」

キョン「お前、言ったろ?またつまらない日常が始まるってな」

キョン「やみくもに走ってれば、そいつから逃げられるんじゃないかと思ってな」

ハルヒ「…バカじゃないの」

キョン「ああ。俺は大馬鹿者だ。自分に都合が悪いとすぐ逃げ出す馬鹿野郎だ」

ハルヒ「……」

キョン「で、逃げ出した先にはなーんも無い。ちょうど、今みたいな感じにな」

ハルヒ「……」

キョン「…はぁ」





65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 22:00:50.28 ID:snVaIogLO
みくる「美味しかったですね…!」

長門「絶品」

古泉「僕…少ししか食べれなかったんですが…」

みくる「古泉君は野菜いっぱい食べてじゃないですか」

古泉「そ、それはあなた達が蟹を…」

長門「野菜も、蟹もたくさん食べるなんて欲張り」

古泉「はい…、もうそれでいいですよ…」

みくる「はい」

古泉「え?」

みくる「今日使った食器、洗っておいて下さいね。私用事があるので…」

長門「急用を思い出した」

古泉「え……ちょ…」

古泉「……」

古泉「…洗いますか」




66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 22:06:29.70 ID:snVaIogLO
キョン「うあー…」

ハルヒ「そんなとこに寝て、汚いわよ?」

キョン「あー、知るかよそんな事。今は横になりたいんだ」

ハルヒ「まあ…土じゃないだけましかもね」

キョン「……」

ハルヒ「…今あんた覗いたでしょ」

キョン「暗くて何も見えなかった。それに、覗かれたくなかったら顔の横に立つなよ」

ハルヒ「…見たい?」

キョン「遠慮しとく。第一、見たいって言ってもどうせ駄目なんだろ?」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…あんたには、見せたくないわね」

キョン「そりゃまた随分と嫌われたもんだ」

ハルヒ「…あたしも寝るっ!」

キョン「おいおい、汚いぞ?」

ハルヒ「土じゃないだけましよ」




67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 22:09:07.32 ID:snVaIogLO
キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「…今日は、星がよく見えるな」

ハルヒ「…そうね」

キョン「……」

ハルヒ「……」




69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 22:13:11.76 ID:snVaIogLO
キョン「…ハルヒ」

ハルヒ「…何?」

キョン「俺、お前に出会えてよかったよ」

ハルヒ「…え」

キョン「さっき言ったろ?俺はいつも逃げてばかりだって」

キョン「で、お前に会っちまった」

ハルヒ「……」

キョン「初めてお前を見た時、変わった奴だと思った」

キョン「でも、そんなお前が、ちょっと羨ましかったりしたんだ」

キョン「何事にも前向きな、お前が」

ハルヒ「…何よいきなり」

キョン「なんだろうな。俺もよくわからんが…」

キョン「言っておきたかったんだよ」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…あたしもあんたに言いたい事があるのよ」




70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 22:17:19.05 ID:snVaIogLO
キョン「……」

ハルヒ「あたしも、よくわかんないんだけどね」

キョン「なんだそりゃ」

ハルヒ「いいから聞きなさいよ」

キョン「はいはい」

ハルヒ「…あたし、普通とか、通常とか、当たり前とか…」

ハルヒ「そういうの嫌いなのよ」

キョン「とっくに知ってる」

ハルヒ「…とにかく。嫌いなの。でも、なんでだろ」

ハルヒ「SOS団のみんなと何かしてる時、それは特別な何かがあるわけでもなんでもないのに…」

ハルヒ「…楽しいと感じてるあたしがいるのよ」

キョン「……」

ハルヒ「それに、あんたと一緒にいるこの時だって、不思議な事は何も絡んで無い筈なのに」

ハルヒ「…悪くないって思うの」

キョン「…そうかい」





72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 22:21:50.46 ID:snVaIogLO
ハルヒ「だから、そんな自分が時々嫌で」

キョン「嫌?」

ハルヒ「普通に満足してる自分が嫌なのよ」

キョン「…それは違うぞハルヒ」

ハルヒ「違うって、何がよ」

キョン「前にも言ったと思うが、あいつらはお前が追い求めていた不思議そのものだ」

ハルヒ「あんたまたその話を…」

キョン「信じなくても別にかまわん。じゃあ、お前の言う通り、朝比奈さん始め長門、古泉が
普通の人間だったとして…」

キョン「特別な存在じゃなかったとして。その時、お前にとってのあいつらはどうなるんだ?」

ハルヒ「…それは」

キョン「ただの一般人だから興味無いってか?違うだろ?」

キョン「お前にとって、SOS団の奴らはみんな、宇宙人や未来人、超能力者や異世界人以上に特別な存在な筈なんだよ」

ハルヒ「…!」




74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 22:25:03.36 ID:snVaIogLO
キョン「朝比奈さんの代わりが未来人に勤まるか?」

キョン「少なくとも俺は、いくらべっぴんさんな未来人が来ようとも、朝比奈さんにはかえられないね」

ハルヒ「……」

キョン「そうだろ?ハルヒ」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…キョンの癖に、なかなか良い事言うじゃない」

ハルヒ「あんたの言う通り…あたしにとってSOS団は、SOS団のみんなは、特別な存在よ!」

ハルヒ「あ、もちろん、あんたも含んでるからね」

キョン「マジか」

ハルヒ「当たり前でしょ。あたしの前から急に居なくなったりしたら火星で裸踊りの刑よ」

キョン「…宇宙服も着用禁止なのか?」

ハルヒ「裸って言ったでしょ」

キョン「やれやれ、迂闊に家族旅行にも行けないな」

ハルヒ「そうだ!今度みんなで旅行するわよ!日本の秘境を巡りに!」

キョン「…俺は秘湯巡りがいいんだが」




75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 22:30:27.01 ID:snVaIogLO
―――
――


キョン「…流石にそろそろ帰るか。このまま寝てるわけにもいかんだろ」

ハルヒ「…そうね」

キョン「よいしょ…っておい?」

ハルヒ「……」

キョン「ハルヒ?」

ハルヒ「…ね、キョン」

キョン「ん?」

ハルヒ「キョンは、有希の事、どう思ってる?」

キョン「なんだよいきなり」

ハルヒ「……」

キョン「……そうだな。長門は…」
キョン「…家族みたいな?」

ハルヒ「家族?」

キョン「なんつーか…まあ、そんな感じかな」




77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 22:39:51.10 ID:snVaIogLO
ハルヒ「…ふーん。家族ね…」

キョン「俺もよくわからんからとりあえず納得しといてくれ」

ハルヒ「みくるちゃんは?」

キョン「天使だな。俺にとっては天使そのものだ」

ハルヒ「……」

キョン「何だよ」

ハルヒ「なんでもない。古泉君は?」

キョン「親友て言っていいんじゃないか。時々顔が近いが」

ハルヒ「……」

キョン「…もういいか?そろそろ帰らないと」

ハルヒ「じゃあさ」

キョン「…?」

ハルヒ「じゃあ、あたしは」



ハルヒ「キョンは、あたしの事どう思ってるの?」




79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 22:44:54.92 ID:snVaIogLO
キョン「…!」

ハルヒ「……」

キョン「あ、あのなハルヒ。そもそも、お前の前でお前をどう思ってるか…
なんて、そんな簡単に言えるもんじゃないんだぞ」

ハルヒ「なんで?」

キョン「なんでって…言いにくいだろうが」

ハルヒ「いいから、教えなさいよ」

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「…はぁ」

ハルヒ「……」

キョン「俺にとって、お前は…」

キョン「……」




83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 22:48:29.40 ID:snVaIogLO
キョン「む……」

ハルヒ「…早く言いなさいよ」

キョン「……」

キョン「…お前は…」

ハルヒ「……」

キョン「……」

キョン「…ハルヒ。実は俺、ポニーテール萌えなんだ」

ハルヒ「…はぁ?」

キョン「いつだったか、お前のポニーテールが反則的に似合っていたぞ」

ハルヒ「あ、あんた何言ってんのよ?」

キョン「……」

ハルヒ「それは前にも聞いたし、第一、質問の答えになって…」

キョン「前?俺は今初めてお前に言った筈なんだが」
ハルヒ「それは…」

ハルヒ「……」




86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 22:53:25.75 ID:snVaIogLO
キョン「……」

ハルヒ「…夢よ。歩いてる時話した夢の中で、あんたがあたしに言ったのよ」

キョン「ほう。それで?」

ハルヒ「…っ」

キョン「…とにかく、その夢の中の俺、間違った事は言ってないな」

ハルヒ「え?」

キョン「さっき言った通り、俺はポニーテール萌えだからな」

キョン「お前の夢の俺が何をしたかしらんが、間違った事はしてない筈だ」

ハルヒ「そ、それって」

キョン「つまりだな。その夢の俺は、本物の俺だと思ってくれていいぞ」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…意味わかんない。あんたはあたしの夢の何を知ってんのよ」

キョン「…何もしらんが」

ハルヒ「何が本物の俺だと思ってくれ…よ」

ハルヒ「…バカ」




87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 22:56:24.90 ID:snVaIogLO
キョン「…すまん、お前の言う通りだな」

ハルヒ「……」

キョン「……そういや、お前の質問にまだ答えてなかったっけ」

ハルヒ「え?」

キョン「俺が、お前の事をどう思ってるか…だったよな」

ハルヒ「あ…そういえば」

キョン「俺は…」



キョン「ハルヒが俺に抱いている感情と同じものを、俺はお前に抱いている」

ハルヒ「…!」

キョン「……」

ハルヒ「……」

ハルヒ「……そう」

キョン「これで許してくれ」

ハルヒ「…知らないわよ」




88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 22:59:59.26 ID:snVaIogLO
キョン「よし、帰るか」

ハルヒ「い、言っとくけどっ!」

キョン「…?」

ハルヒ「あ、あたしは!あんたの事…」

ハルヒ「クラスメイトで、雑用で、団員その1で、その、」

ハルヒ「…友達だとしか思ってないんだからねっ!」

キョン「……」

キョン「…そうかい。じゃあ、俺もそうなるんだな」

ハルヒ「……」

キョン「…ありがとう、ハルヒ」




89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 23:00:31.02 ID:9JijaEcs0
すごくイイ!




90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 23:02:12.71 ID:snVaIogLO
―――
――


キョン「ここまででいいのか?」

ハルヒ「うん。後は大丈夫だから、あんたも早く帰りなさい?」

キョン「おう。…じゃあな、また明日」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…キョン!」

キョン「…?」

ハルヒ「明日、ポニーテールにしていくから!」

キョン「!」




91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 23:05:23.74 ID:snVaIogLO
ハルヒ「…それだけっ!じゃあね!」

キョン「あ、おい!ハルヒ!」

キョン「……」

キョン「…髪、まだ短いのに大丈夫かよ」

キョン「……」

キョン「…また明日、か」





終わり




92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 23:06:34.71 ID:AJVQLISm0

ハルキョンだよハルキョン




95 : ◆D/WPxQ1tnA :2010/04/27(火) 23:06:50.62 ID:snVaIogLO
俺はほのぼのしたのが書きたかっただけなんだ…!

ハルヒかわいいよハルヒ




97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 23:14:49.26 ID:7vlApkfv0
乙!

いい雰囲気だった!




102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 23:39:02.89 ID:7D1kWb7v0

三人は?




103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/27(火) 23:50:41.80 ID:snVaIogLO
>>102
三人適当ですまんw

だから適当に脳内完結しといてくれ









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コメント
この記事へのコメント
  1. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 01:06: :edit
    おもしろかた
    ハルキョンハルキョン
  2. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 01:11: :edit
    もうこういうの飽きた
  3. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 01:18: :edit
    2?
  4. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 01:24: :edit
    エクセレント
  5. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 01:32: :edit
    I get ひとけた
  6. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 01:33: :edit
    いい感じだ
  7. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 01:45: :edit
    3人の描写の適当っぷりに吹くw
  8. 名前: 通常のナナシ #- #-: 2010/05/22(土) 01:58: :edit
    ひとけた・・・?
  9. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 01:58: :edit
    嫁氏のが読みたいよー
  10. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 01:59: :edit
    シチュはありがちなのかもしれないが、これはいいな
    萌えたぜ
  11. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 02:09: :edit
    こうゆう青春をおくりたかった
  12. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 02:20: :edit
    流れは嫌いじゃないけど
    考察が甘い、文章が幼い
  13. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 02:32: :edit
    米12
    批評するならもっと詳しく。
    抽象的すぎて小学生でも言えるわその程度。
  14. 名前:   #-: 2010/05/22(土) 02:35: :edit
    米12
    やめろよ中二病だった頃を思い出すだろ・・・
  15. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 02:47: :edit
    甘甘というわけでもない、この何とも言えないふいんきは俺得ですね


    そして古泉の不憫さがやばい
  16. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 03:24: :edit
    エンドレス系かと思った。永遠に明日ってどういう意味だろう、普通じゃないか?って思ったら全然違った。
  17. 名前:   #-: 2010/05/22(土) 04:22: :edit
    ニヤニヤが止まらん
  18. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 06:11: :edit
    いいねぇ……少なくとも俺は好きだ。
    どこがいいか具体的に言うと………………







    うん、いい。
  19. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 06:44: :edit
    古泉w不憫すぎるwww    ほのぼのしててよかったよ
  20. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 06:45: :edit
    ああ…いいね、いい、いいよ。実にイイ!

    また明日、ねぇ……。



    3人はいらなかったよね?
  21. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 06:53: :edit
    いい評価が多いみたいだけど
    なんかダラダラしていそうで読みづらい
  22. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 06:58: :edit
    古泉可哀想杉泣いた
  23. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 08:24: :edit
    ハルヒの相変わらずの糞っぷりは伝わったけど?
  24. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 08:57: :edit
    こういうのをもっと、いっぱい、ひたすら読んでいたい
  25. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 10:38: :edit
    イイハナシダナー
  26. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 10:52: :edit
    御坂美琴「これだから常識の無い馬鹿は……レールガン!(怒)」

    ハルヒ「ぎゃああああああ!痛いよーーーぎゃああああああああああああああああああああああああああ(醜い顔をしながら死亡)」
  27. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 11:02: :edit
    女性陣うざったいなwとかそんな感じのレスしようとしたけど※26の哀れさに何て言ったらいいか分からん
  28. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 11:31: :edit
    ※26
    なんかワロタwwwwww中二どころか消防かよwwwwww
  29. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 11:41: :edit
    ハルヒのふとももにおにんにんはさみたいよぉ
  30. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 11:50: :edit
    こんな青春いいなぁ
    古泉哀れw
  31. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 12:27: :edit
    angelbeatsのせいでハルヒがユリっぺの姿で再生されてしまう…許すまじ!!
  32. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 12:31: :edit
    ハルヒみくる長門の女連中がひどすぎるだろwwww
    キョンと古泉がかわいそう過ぎる
  33. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 14:31: :edit
    米26のせいで内容忘れた
  34. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 15:18: :edit
    いいほのぼのだった。
    原作ではたぶん明言されないだろう、
    ハルヒにとってのSOS団の本質を
    サラリと語ってくれたのは嬉しいぜ。

    しかしキョン、
    ここまでしておいて最後にそれは卑怯だろ。
    まあそれがらしいとも言えるが。
  35. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 15:23: :edit
    古泉×女性は読んでると穏やかな気持ちになるのにキョン×女性だとイライラするのはなんでだろう
  36. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 15:33: :edit
    米34がキョンに語りかけてるww
  37. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 15:48: :edit
    乙 おもしろかった
  38. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 16:27: :edit
    あー…和んだ
  39. 名前: 名無し #-: 2010/05/22(土) 17:11: :edit
    面白かった!乙です
  40. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 19:52: :edit
    ※35
    チラシの裏にでも書いてなよ^^ 
  41. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/22(土) 20:15: :edit
    中盤付近の三人の描写がwww
  42. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/23(日) 01:00: :edit
    デレ要素が足りないっ!
  43. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/23(日) 04:18: :edit
    ※35
    キョンは基本的に流され体質で、はっきりしないからだと思うよ。言い訳ばっかりしてるイメージがあるんだと思う。
    まぁでも主人公だから、映画の時みたいにたまに覚醒するけどね。
    運というか、タイミングとかは補正で完璧だから。


    古泉は冷静に見てみると、自分の責任を自覚して自分に出来る努力をしてるからかっこいいんだよ。
    顔だけでイケメンってわけじゃないことに気づいてる人は、古泉が好きになる場合が多いんだと思う
    まぁ特に男で古泉が好きな人はその辺りが好きなんじゃない?
    長門を端末扱いしてたって嫌ってる人もいるけど、あの頃の彼の立場で長門を仲間だと思うような奴は信用出来ないと思う。


    ただまぁ、この作品のキョンにはあんまりイライラしなかったかな。
    他のSSではもっと酷いことはザラだし
    肝心のハルヒに対してはわりと誠実だったしね
  44. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/23(日) 12:23: :edit
    キョンのいいところを主人公補正で片付けるなよ…。
    古泉を好きなのはわかったが、だからといってキョンを悪しざまに言うのは、同じ古泉スキーとして悲しいし。
  45. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/23(日) 12:56: :edit
    長門「入れて入れて」

    古泉「入れる順番とかはいいんですか?」

    みくる「よくわかんないので…」

    長門「同上」


    のくだりはチ○コのことかと思った。
  46. 名前: ハル #TTPgq6rY: 2010/05/23(日) 19:19: :edit
    キョンのいいところ・・・



    まぁ普通の高校生男子だったらあんなもんじゃないかな。自分より誰かを優先するとかいやだろうしかわいい女の子に言い寄られたら揺れるでしょ。リアルだよ。

    古泉は好きだけど精神強すぎて10代に思えない。同人のエイプリルフールネタで「実は26歳でした!」とかやってたこちがあったけどそれのほうが納得。
  47. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/23(日) 20:25: :edit
    ※36がいいこと言った!

    古泉の端末云々はキョンの言うようにあくまで「偽悪」であって、古泉得意の「信用するな」アピール的な言動じゃないかと思ってる。

    ※46
    たしかに奴は高校生には見えないw
  48. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/23(日) 23:21: :edit
    あぁ、やっぱり青春って俺らには無縁なんだな
  49. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/23(日) 23:46: :edit
    夢の件上手いこと使ってて良いね
  50. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/24(月) 23:59: :edit
    確かにキョンはリアルな高校生だね。基本的なスペックも普通らしいから、完全に読者の共感を誘うタイプの主人公なんだと思うよ。ほぼハーレムだし。
    ラノベではよくいるタイプかな。

    タイミングがいいのを補正って言っちゃうのはかわいそうだろうね。そ
    こが一番の売りなんだし。察する力というか、ね。
    運は補正でいいと思うけど
    あとまぁ良いところっていったら自然体なとこじゃない?
    普通はあんな立場になったらあんなふうに知らんぷりしてらんないし。
    どっちがいいかも悪いかは知らないけど、もっと緊張するだろうし。

    映画でキョンを見直したのは同意。そういう意味ではキョンのこと今まであんまり好きじゃなかったのかも。


    今までちゃんと考えたことなかったけど、言われてみると古泉は普通にかっこいいかも。あんなふうに文句も言わずに頑張るのは普通無理だ。しかもあの若さで(笑)
    でもまあ本人曰く最初からああだったわけじゃないらしいから、ああならざるを得なかったんだろうね。

    タヒなないことを祈るばかりだ
    超能力者タヒ人説すらあるからホント心配……
  51. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/03/28(月) 13:15: :edit
    長門古泉朝比奈の鍋がイイよー

    同じこと思った人は、3人が鍋つつきながら愚痴ろうってSS必見
    題名忘れたけどw

    作者&ぷん太乙!
  52. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/04/28(木) 00:02: :edit
    とてもほのぼのしながら読めました。
    キョンとハルヒはやっぱりこうでなくちゃ。^^
    古泉×長門×みくるも、
    なんだかんだで楽しそう♪
  53. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/18(月) 06:34: :edit
    良いSSは米が荒れにくい 議論始まってもgdgdに終わらない

     
    アザー3人の描写を、もっと 「意味ある」 形にして欲しかった・・・
    長門がコンロと土鍋用意してたSSみたいに
    でも
    メイン2人のパートは凄く良い
    ちょっとハラハラ・ベタつかないほどのデレデレが ハルヒ恋愛系には最高
    1乙 ぷんた乙
  54. 名前: 通常のナナシ #-: 2013/02/26(火) 07:13: :edit
    良いじゃんか!最高!!
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.
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