国木田「お互いに嘘を言いながら付き合って、幸せなのかな…」その2

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2010/04/18(日)
184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 19:19:07.01 ID:mP/FTvlK0

その2です。


184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 19:19:07.01 ID:mP/FTvlK0
3年生6月

お昼学食

ハルヒ「…」

キョン「よう」

ハルヒ「あ、キョン。ちゃんと学校来てるのね」

キョン「当たり前さ」

ハルヒ「…」

キョン「…」

確かにハルヒは普通に話してくれる

古泉が言っていた事も嘘ではないようだ

しかし…

キョン「…」

ハルヒ「…」

最近話してなかったせいか、ハルヒとの会話の雰囲気を忘れている




185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 19:26:46.15 ID:mP/FTvlK0
国木田「や、二人とも」

キョン「国木田!」

ハルヒ「あら、国木田君」

キョン「今からお昼か?」

国木田「うん。あ、キョン。よかったら今日ゲーセン一緒に行かない」

キョン「ゲーセン?珍し…くもないが、最近行ってなかったな」

国木田「でしょ?今2人で協力して進める新作物がさ…」

キョン「ほう…よし行こう!」

国木田「そうこなくちゃ!あ…涼宮さんもよかったら来る?」

キョン「―!」

ハルヒ「行くわ。楽しそうじゃない」

国木田「よし、じゃあお昼食べたら出掛けよう」

ハルヒと遊ぶ…久しぶりだ

確かに、最低限嫌われてはないらしい…




187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 19:34:23.98 ID:mP/FTvlK0
ゲームセンター

国木田「さあ、やろうか」

キョン「そうだな」

ハルヒ「私は見てるわね。後ろで見てるの好きだから」


うむ…国木田と協力プレイをしながらゲームを進めていく…

その様子をハルヒはジッと見つめている

なぜか背中に汗をかいていたのは、5月の陽気と、室内が暖かすぎたからだろう




188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 19:42:40.66 ID:mP/FTvlK0
次の日

昼、学食

ハルヒ「あ、やっと来たわねキョン!」

キョン「ハ…ハルヒ?」

古泉「実はですね…彼女がゲームセンターに行きたいと…昨日の影響と伺ってますが?」

キョン「昨日?ああ、国木田と…」

古泉「彼女が私もやりたい、と言い出したので…どうせなら大人数の方が楽しいかと思いまして」

国木田「キョンを待ってたってわけさ。対戦も協力もできるゲームだしね。仲間が増えても」

ハルヒ「そういう事よ。じゃあ早速行きましょう!」

古泉はやれやれ、という形で付いていく

本当に遊びたいのはハルヒの方で…古泉は付き合ってる形なんだな、とその時感じた

…ゲーセンには何だかんだで夜中までいた




189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 19:51:18.24 ID:mP/FTvlK0
ハルヒ「ううっ…なんで攻撃が当たらないのよ…」

キョン「当たるタイミングがあるんだよ。デタラメに攻撃したらダメだ」

ハルヒ「…昨日初めてやった割にキョンは上手いわよね…」

国木田「本当だよ。キョンはセンスあるよ」

古泉「ええ、後ろで見ていてもよくわかりますね。上手に見える動き…と言いますか」

ゲームとは言え、誉められるのは悪い気はしない

ハルヒ「…絶対見返してやるんだから…古泉君、明日から特訓よ!」

古泉「おやおや…」

キョン「大変だな古泉。まあ、頑張って…」

ハルヒ「あんたも来るに決まってるでしょ!」




190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 19:58:35.51 ID:mP/FTvlK0
キョン「はぁ?!」

ハルヒ「練習相手がいなくちゃ上手くなるわけないじゃない!いいわね、暇な時は付き合うのよ!」

キョン「…はい」

国木田「あはは、賑やかでいいじゃないか。僕もキョンにお付き合いするよ」

キョン「…ありがとう、国木田…」

ハルヒ「じゃあ、今日は帰りましょう…また明日よ!」

古泉「……」


これをキッカケに…俺とハルヒ達はよく遊ぶようになった

学校が暇な時や休日…たまに国木田が付き合えず3人で遊ぶ時もあった

その時はカップルのゲーセンデートを見せつけられてるようで、少し嫉妬も…

嫉妬?





191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 20:05:09.19 ID:mP/FTvlK0
なんで嫉妬なんだ?

ハルヒは話してくれるようになった

以前嫌われていたのが嘘のように

その人と会う回数が増えると親睦が深まるというが、それは本当のようだ

親睦が深まって…だから何だ?

ただのお友達に戻っただけだ

それでも何かを期待してしまう…俺はバカな男なんだろう

朝比奈さんという恋人がいるのに

ハルヒが頭の中にほんの少しだけ入ってくる…




193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 20:15:26.85 ID:mP/FTvlK0
3年生8月

ハルヒ達とゲーセンに通いながらも、テストをそれとなく終わらせる

モヤモヤしてる俺を見兼ねて、谷口が飲み会を開こうと提案してくれた。集合場所はまた俺の家だった

キョン「いや、別にいいんだけどさ…」

谷口「そこそこ広いから、あてにさせてもらってるぜ!今日は人数も…5人だからな」

キョン「俺と谷口と国木田と…あとは誰だ?」

谷口「古泉と涼宮だよ」

キョン「あいつらが?珍しいな、断らなかったんだな」

谷口「…そういや場所がご指名だったのは涼宮から言われたからだな」

キョン「はぁ?」

谷口「お前んちだから、来るんだと。涼宮が」

キョン「」




194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 20:23:40.57 ID:mP/FTvlK0
谷口「女の子の気持ちってのはわからないもんだねぇ…」

キョン「よくわからない…ま、どうせ秘密秘密の付き合いだろ?」

その時ガチャリ、とドアが開く

国木田「お邪魔しまーす」

古泉「こんにちは」

谷口「よう、みんな来たな。じゃあ座ってくれ!」

少し前なら、ここに長門がいたのかな、とか思い出したり

朝比奈さん、都合が悪くて来れないのがちょっと残念だ、とか

他の女の子の事を考える

でも―




196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 20:32:47.69 ID:mP/FTvlK0
ハルヒ「じゃあ、乾杯ね」

やっぱり目がハルヒの方を向いてしまう…と意識し出したのは、よくハルヒ達と出かけるようになってからだ

遊びに行く間に、多少…古泉との溝も埋まったような気がした

そうして飲み会は始まった



谷口「ん?古泉、さっきから全く酒飲んでないよな?」

古泉「…風邪をひいてましてね、薬を飲んだのですよ。アルコールと混ざって、何かあったら嫌ですからね」

国木田「…薬なら仕方ないね」

キョン「そうだな」

ハルヒ「…それにしてもキョンの部屋、相変わらず散らかってるのね」

キョン「物が無駄に多いからな。整理してないだけだ」

ハルヒ「ふーん…まあ、男の子って片付けしないものね。キョンは特に!」

キョン「人をものぐさみたいに言うな…」




198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 20:40:28.18 ID:mP/FTvlK0


ハルヒ「ねえキョン!」



ハルヒ「キョンってさ~ゲーセンでね…」



ハルヒ「キョンって昔さ~…」

キョン(なんでハルヒは俺の話題ばかりなんだ!!)

古泉「…」


古泉の視線が少し痛い

付き合ってることを匂わすまい、と古泉とハルヒは離れて座っている

親しげに会話をするわけでもない

キョン(よくわからないよ…ホントに)




209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 20:43:13.26 ID:mP/FTvlK0
キョン「…ちょっと俺、夜風に当たってくるわ」

フラフラと少し歩き出す

国木田「いってらっしゃい。風邪ひかないようにね?…風邪といえば古泉君、タバコばっか吸ってるから気管が悪くなるんじゃないのー?」

古泉「え…」

ハルヒ「は…」

谷口「あ…」


後ろで、空気が固まる音がした…が、そのまま俺は外に出る

国木田「ほら、前の授業の時も朝から夕方までさ…」




212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 20:48:56.13 ID:mP/FTvlK0


キョン(…国木田は口止めされてなかったんだろうか)

キョン(…古泉のあんな声初めて聞いたな)

…ガチャリ

キョン「ん…ハルヒか」

ハルヒ「…どうしたのよ?」

キョン「ちょっと息苦しくてな。ハルヒも休憩か?」

ハルヒ「ちょっと…ね」

…ハルヒはじっとこっちを見てる

その目は何かを言いたそうに…

―さっきの古泉の事か?

―何か悩みがある顔だな?

こんな風に聞けばいいんだ。それだけでハルヒと少し近づける…気がした

キョン「あ、あのさハルヒ…」

―ガチャリ




213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 20:54:34.20 ID:mP/FTvlK0
古泉「…」

ハルヒ「…」

キョン「…よう、お前も一休みか?」

古泉「ええ。少し」

ハルヒ「…私、中に戻るから」

すれ違いながら、ハルヒは家に入ってしまう

古泉「…」

キョン「…」

沈黙

古泉「先ほど涼宮さんからメールで…」

口を開いたのは古泉の方だった

古泉「…もう何も言う事はない、と…」

キョン「バレたもんな」




214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 20:58:07.74 ID:Mb8b+kvuO
なんだこの、きゅんきゅんで切ないのは…




215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 21:01:15.85 ID:mP/FTvlK0
古泉「…どうしたらいいでしょうか」

キョン(俺に聞くのかよ…)

キョン「ああ…まあ、あれだ。謝ればいいんじゃないか?」

古泉「…」

キョン「一番近い場所にいるのはお前なんだからさ。ほら…」

古泉「…ええ。言ってみますよ」

キョン「そっか。じゃあハルヒ呼んでくるよ。すぐのがいいだろ?」

古泉「はい、お願いしますね」

キョン(全く…手間がかかる…)

中に入ると、ハルヒ達が雑談している

キョン「ハルヒ、古泉がちょっと来てくれとさ」

ハルヒ「…ん」

ちょっと考えた後、ハルヒは立ち上がりまた外へ出る

部屋に残った男3人




218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 21:08:34.58 ID:mP/FTvlK0
国木田「僕が悪いのかな?」

谷口「いや、それは違うな。どちらかというと悪いのはあの2人だ」

キョン「…」

国木田「そう言ってもらえると少し助かるよ」

谷口「…あの様子だと、風邪も怪しいもんだしな」

国木田「…なんか気を使っちゃうね、あの2人がいると」

谷口「古泉は個人的に良いヤツなんだかなぁ…涼宮が絡むとどうも、な」

―ガチャリ

2人が帰ってくる

古泉は俺に見えるよう指で丸印を作る




222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 21:18:44.96 ID:mP/FTvlK0
どうやらうまくいったようだ

谷口「お帰りさん。さて飲み直すか!」

国木田「そうだね~」

谷口と国木田もほっとした様子で、また飲み始める

―ピリリリリ

小さく俺の携帯が鳴った

古泉『おかげで仲直りできました。ありがとうございます』

古泉もハルヒも、携帯の画面だけを見つめている

人の裏事情や噂話を楽しむ…どうやら俺には向いてない事のようだ

そのまま飲み会が終わって…

嬉しそうな古泉と、どこか悲しげなハルヒが帰っていく姿しか、俺は覚えていない




224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 21:24:26.53 ID:mP/FTvlK0
3年生10月

古泉『一緒にアルバイトをしませんか?』

学校が始まって少しして…古泉からそう電話がかかってきた

1日のバイトだが人手を探しているのだと

収入があるに越したことはない

…もちろん勤務場所は閉鎖空間…ではなく至って普通の小さな会社だった

-バイト先、午前0時

古泉「書類を整理…判子を押す…更に倉庫整理の単純作業ですよ」

キョン「そうだな。しかし深夜0時スタートというのは体に堪えるな」

古泉「このオフィスはボランティアサークルに関わっている会社でしてね…伝で紹介してもらったのですよ」

キョン「なるほどな」




225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 21:28:52.02 ID:mP/FTvlK0
古泉「涼宮さんのおかげで、お互いにあれからゲーセン通いですからね…お金も…」

―ピリリリリ

そう言いかけた古泉の携帯が…メールのようだ

多分ハルヒからだろう

古泉「…」

手馴れた様子で返事をしているようだ

…確かに俺達はあれからよくゲーセンに行っている

ハルヒと俺が意気投合し、えらくハマってしまっているのが現状だった

だからこそ、ハルヒとの仲も昔よりはとても自然なモノになっている、気がする

古泉「…さて、始めましょうか。同じ作業ばかりだと飽きるのでたまには交代しながら…」

キョン「だな。始めるか」




227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 21:33:35.62 ID:mP/FTvlK0
男2人作業を開始する

作業の間も古泉はちょくちょくメールをしている様子だ

キョン(お、俺だって朝比奈さんとメールしてるし…)

よくわからない対抗心を燃やしていた



――

さすがに朝比奈さんからのメールも途絶えた深夜2時頃

―ピリリリリ

携帯…メール?

キョン(…誰から…ハルヒ?)

少しドキドキしながらメールを開いてみる




228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 21:38:53.02 ID:mP/FTvlK0
ハルヒ『古泉君と夜通しバイトだってね?明日は学校に来ないのかしら?

まあいいわ。とにかく頑張ってね
おやすみ』

…寝る前に俺に連絡をくれる意味がわからない

古泉の方も…携帯はもうあまり気にしてないようだ。似たような内容が来たのだろう

さて、俺も作業に集中するかな…




229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 21:43:33.86 ID:mP/FTvlK0
朝9時

移動中の車の中

古泉「いやあ終わりましたね」

キョン「ああ。集中すると意外と短く感じたな」

古泉「そうですね。帰る前に少しコンビニに寄りますね」

車をコンビニに停める

古泉は再び携帯を取り出し、メールを返しているようだ

ハルヒは朝から学校…メールするのも当然か

―ピリリリリ

こっちも携帯が鳴る

相手は…またハルヒ…




230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 21:49:19.42 ID:mP/FTvlK0
ハルヒ『おはよう。バイト終わった?私は今から学校で嫌になっちゃうわ
    アンタの家でまたサボりたい気分よ、なんてね♪気をつけて帰って来なさいよ』

…そういえば昨日は返事をしてなかった事に気付く


キョン『おはよう。今は古泉とコンビニに寄ってる。学校には行かない…眠いからな』

古泉も、まだ携帯をいじっている

多分同じ相手とメールをしているんだろうと思うと少し複雑だ

―ピリリリリ

返事か、早いな

ハルヒ『今学校行く電車に乗ったわ。古泉君も今日は来ないって言ってるし…少し憂鬱だわ』

キョン『なら、本当にサボればいいんじゃないか?あと30分もすれば俺は家にいるぞ?』

冗談だ

あくまで冗談でハルヒに送ってみる




231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 21:56:20.60 ID:mP/FTvlK0
古泉「そろそろ行きますか。休憩もすんだ事ですし」

キョン「あ、ああそうだな…」

車は朝の国道を走っていく

―ピリリリリ

俺の携帯だ

ハルヒ『本当?なら食べ物くらい買っていくわよ。お邪魔するんだからね』

キョン『…本当に家に来るのかい?』

―ピリリリリ

早い

ハルヒ『もちろんよ。学校から歩いて行ける距離だから…そうね、10時過ぎには行くわよ』




233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 22:03:12.70 ID:mP/FTvlK0
朝10時頃

古泉「では、また」

キョン「ああ、送ってくれてサンキュな」



古泉は車で帰っていった

その18分後に彼の恋人の涼宮ハルヒが家に来た

古泉は多分知らないんだろうな…

―ガチャリ

ハルヒ「おはよ。バイトお疲れ様ね」

キョン「ああ。作業自体は楽だったけどな。眠気が少しな…」

ハルヒ「…朝御飯食べる?」

ガサリと、ハルヒはコンビニ袋を差し出す




234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 22:06:23.94 ID:mP/FTvlK0
キョン「お、ありがとう。…お金払わなきゃな」

ハルヒ「これはいいの。私が勝手に押し掛けたんだから」

キョン「そうか?何だか悪いな…」

ハルヒ「お菓子も買ってきたから、一緒に食べましょう。それだけでいいわよ…」

キョン「あ、ああ…うん」

とりあえず、と俺はご飯を食べる…不思議だ

数時間前まで古泉とバイトをしていて…今はハルヒと隣り合わせにご飯を食べている

ハルヒ「…ほっぺ、またポンポンしてる」

キョン「え…ああ、まあな」




236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 22:11:06.17 ID:mP/FTvlK0
ハルヒ「コンビニのおにぎりがそんなに美味しいの?」

キョン「い、いや…嬉しいとついこの癖がな…」

ハルヒ「…変なの」

ハルヒはクスッと笑ってくれる

この笑顔、久しぶりに見た気がする

一時期の嫌われが嘘のようだ

ハルヒ「…眠い」

キョン「ん…ハルヒも朝早かったからな」

ハルヒ「またキョンの布団で寝ていい?」

―ドクン

キョン「あ、ああ構わないさ。お…俺も…ね…寝る…」

ハルヒ「…うん、じゃあ一緒」




238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 22:17:04.38 ID:mP/FTvlK0
――

キョン「ハルヒ…頭、ほら腕枕…」

ハルヒ「ん…」

腕をハルヒの頭に回すと、彼女は素直に頭をのせる

腕の中にハルヒがいる…

たまらなく愛しい…

朝比奈さんとも、体の関係が無かった訳ではない

でもやっぱハルヒは…何か違う…ずっと頭の中にハルヒがいるような…

ずっとそんな感覚




240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 22:21:42.84 ID:mP/FTvlK0
キョン「…ハルヒ…」

ハルヒ「キョンてさ、名前呼ぶの好きよね。何度も私呼んでる…」

キョン「っ…ハルヒ…」

そのままハルヒを引き寄せギュッと抱きしめる

ハルヒ「…甘えんぼさんね」

その言葉にまた胸がキュンとなる

彼女は頭を撫でてくれた

子猫を可愛がるように…子供をあやすように

その時はお互い何もかもを忘れて、2人で眠った




241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 22:26:12.65 ID:mP/FTvlK0
3年生11月

キョン宅

古泉「お邪魔しますね」

ハルヒ「来たわよ」

キョン「おう、2人とも。まあゆっくりしてくれ」

古泉「今日はすいませんね、ワガママ言ってしまって」

ゲーセンに古泉達と通ううちに、色んなゲームで古泉と競うようになった

以前競っていたボードゲームのようなアナログではなく、デジタルなゲームだ

今日は家庭用ゲームで俺と対戦…まあ単純に遊ぶわけだ

古泉「では、早速」

キョン「ああ、やるか」

ハルヒ「頑張りなさいよ!」



古泉「…負けましたね」




243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 22:32:15.43 ID:mP/FTvlK0
キョン「だな」

古泉「…悔しいですね。ちょっと一人で練習しても構いませんか?」

キョン「ああ、わかった。(…意外と負けず嫌いな性格なのか?)」

ハルヒ「…」

キョン「…俺は少し布団で寝てるからな」

他意はない。ただ眠気があったから言っただけだ

ハルヒ「私も…ちょっと眠いわね。布団借りるわよ?」

キョン「は?い、いや2人で入るなんてさすがに…」

ハルヒ「何勘違いしてるのよ、バカ!隣に寝るわけないじゃない。アンタ反対側に寝なさいよ」

キョン「ああ…なるほどな」

古泉に許可を…と思ったが古泉はゲームに夢中になっている

キョン(こういう所は淡白…なのか?)




244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 22:39:49.73 ID:mP/FTvlK0
お互い反対になりながら2人で布団…変な感じだ

ハルヒの頭近くでは、古泉が座ってゲームをしている

キョン(近い…)

まあ、当然か

さて、俺は一眠り…



モゾモゾ

キョン(ん…)

モゾモゾ

キョン(…ハルヒの足が…)

モゾモゾ

キョン(俺の足をくすぐっている…)




246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 22:46:59.98 ID:mP/FTvlK0
ハルヒ「…♪」

キョン(…お返しだ、この)

モゾモゾ

ハルヒ「…っ!」

キョン(ふふっ、目には目、足には足だ)

…モゾモゾ

キョン(ま、まだ来るのか…って…おい…)

ハルヒの足が俺の太ももを這うように、上へ上へ…

キョン(そ、そこは…)

男性の大事な部分にその足が触れようかという時…

ガッ!

俺は手でハルヒの足を掴んでいた

キョン(いかん、それはいかんぞハルヒ…!)




247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 22:52:31.09 ID:mP/FTvlK0
ハルヒの足は俺の大事な部分にゆっくりと触れた…

足で撫でられる…枕元には古泉がいるのに…

キョン「…」

そしていつしか、俺の足もハルヒの大事な部分を撫でていた

キョン(足が…ハルヒの…)

グリグリと、親指を動かしてみる

その度にハルヒがピクッと動くのがわかる

声はお互い出ていない

ズボンの上からでは、こんなものか…






249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 23:00:25.40 ID:mP/FTvlK0
古泉「…はい、終わりましたよ。」

キョン「あ、ああ…」

布団の中ではハルヒも俺もまだグリグリしている

古泉「そろそろ再開しますか?」

キョン「い、いや…まだ…ね、寝てる…」グリグリ

古泉「そうですか、涼宮さんも寝てますしね…」

キョン(起きてる…起きてるんだぞ古泉…)

そのままもうしばらく…俺たちは足を動かしあっていた

罪悪感も、彼女にとってはちょっとした刺激なのかもしれない




250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 23:05:44.08 ID:mP/FTvlK0
3年生12月

―ピリリリリ

朝比奈「キョン君、電話なってますよ?」

キョン「本当だ…古泉?」

古泉『もしもし。今大丈夫ですか?』

キョン『デート中だ』

古泉『それは失礼。では率直に聞きます。今日あなたのデートの後遊びませんか?』

キョン『ハルヒと国木田とまたゲーセンか?』

古泉『そうです。涼宮さんが…』

キョン『?』

古泉『あなたが行かないと嫌だと言って困ってるんですよ…』

キョン「…!」

古泉『お願いできますか?』




252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 23:13:52.23 ID:mP/FTvlK0
キョン『…ああ。夕方には帰る予定だったからな』

古泉『わかりました。では終わったら連絡下さい。待ってますよ』

キョン「…」

朝比奈「どうしました?」

キョン「いえ、古泉にちょっと誘われてましてね。でもデートは予定通りですよ」

朝比奈「そうなんですか…」

キョン「ええ、ですから…」

朝比奈「最近会っても、キョン君何か上の空ですよね…」

キョン「……!」

朝比奈「何だか別の事ばかり考えてるみたい…」




253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 23:21:02.49 ID:mP/FTvlK0
キョン「そんなことは…」

朝比奈「…そうですか…ごめんなさい」

キョン「さ、行きましょう?」

手を掴んでも、なんだか彼女は別の場所にいるように思えた

…ハルヒとのいざこざは、朝比奈さんには勿論話していない

よくハルヒと遊ぶ…一緒にいればいるだけ、段々ハルヒが頭の中で膨らんで来て…

目の前に付き合ってる人がいるのに、頭の中に明らかにハルヒがいる

2人の形が歪み出したのは多分これより少し前くらい…




254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 23:27:27.28 ID:mP/FTvlK0
3年生12月後半

クリスマスに別れのメール…嫌な話だ

朝比奈『私たち、もううまく行かないと思うんです…』

キョン『うまく行かないって…』

朝比奈『私が色々考えすぎちゃって…ごめんなさい』

キョン『…朝比奈さんがそう言うなら…』

朝比奈『…キョン君と付き合えて幸せでした。正直まだ好きです…』

キョン『…』

朝比奈『さよなら…ありがとう』

別に俺は止めなかった。

理由を細かく聞くわけでもなく、そのまま別れてしまった




255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 23:32:22.73 ID:mP/FTvlK0
…少しだけ悲しかった

でも今も頭の中に小さくハルヒがいた

キョン「…ハルヒ…」

また名前を呼んだ

でもハルヒには彼氏がいて…俺は付き合えない

古泉からちょくちょく話は聞く。いたって順調だと

…俺が入る余地なんて無いじゃないか

そんな女を追いかけた結果…朝比奈さんにフラれた?

自分が不誠実で

バカなだけだ




256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 23:37:26.21 ID:mP/FTvlK0
―ピリリリリ

こんな時にメール…なんとなくハルヒのような気がした

ハルヒ『クリスマスね。家で引きこもっているのかしら~?』

やっぱりだ

キョン『んー』

別にフラれたから無気力に返事をした訳ではない

最近はハルヒに対してイライラするような感情も浮かんでいた

そのイライラが何に対しての、なのかはわからなかった

ハルヒ『忙しいかったかしら…悪かったわねメールしちゃって』

もうメールは返さなかった

なんだろう、ハルヒから離れたがっているのか?




257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 23:39:38.51 ID:Tn5DpSn5P
馬鹿!このキョンは馬鹿だ!




260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 23:44:15.70 ID:mP/FTvlK0
12月30日

もうすぐ今年も終わろうという時…またハルヒからメールが来る

ハルヒ『新年になったら、みんなで初詣行かない?』

普通にお誘いのメールだ…普通の

キョン『行かない』

俺は普通じゃない

ハルヒ『…最近なんか冷たくなったわね』

以前までは2人メールで盛り上がっていた…ハルヒの反応も当然だ

キョン『別に』

ハルヒ『…もういいわよ』

もうハルヒからメールは来なかった

当たり前か…

そして新年があけた

少しだけ寂しいお正月を一人で過ごす




261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 23:49:45.46 ID:mP/FTvlK0
1月中旬

―ピリリリリ

電話だ。ハルヒとの喧嘩以来、ほとんど鳴らなかった携帯

キョン「…自宅から?もしもし…」



話の内容をまとめるとこうだった

両親が親戚の借金の保証人になった
親戚は支払いを放棄…金銭的にどん底になったらしい
俺も大学を辞めて実家に帰ってこい、と

あまりに急すぎて、話が理解できなかった

とにかく帰ってこいとの事なので、挨拶する間もなく一人実家に帰った

久しぶりの実家で待っていたのは、親戚からの金の催促の電話と、両親のもの悲しげな表情だった

妹には事情を知らせてないらしく、変わらない笑顔を浮かべているのがせめてもの救いだった




263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/02(金) 23:55:19.80 ID:mP/FTvlK0
日に日に…色んな方面から電話がかかってくるようになった

銀行、金融機関…親戚…家族全体が元気を無くしていくのがわかる

…俺も日々両親からの愚痴や嫌みを聞かされ、精神的にまいってきてしまった

…誰かに話したいな

ハルヒや古泉にはいいにくいし…谷口…国木田…

―長門

話しやすさなら長門か…しばらく連絡とってなかったな

…ピリリリリ

長門『もしもし?』

キョン『長門?俺がわかるか?』

長門『わかる。連絡…来ると思ってた』




309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 02:25:13.17 ID:tKwVb+xi0
キョン『ああ…あのな…』

長門『大体の事情は察している…』

キョン『…』

長門『…でも、貴方は多分違う』

キョン『え…』

長門『私に連絡をする理由が貴方には無い…』

キョン『いや、話を誰かに聞いてほしくて…』

長門『…』

キョン『…だから…』

長門『ウソつき…』

キョン『なんだよ…何がだよ…』

長門『貴方にとって私は必要?』




311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 02:26:57.24 ID:tKwVb+xi0
キョン『そりゃあ…必要だから…連絡を…』

長門『本当に連絡したい相手は誰?』

キョン『…』

長門『私?』

キョン『違う…』

長門『…素直になるべき』

キョン『…怖いんだよ』

長門『怖い?』

キョン『俺はハルヒに…冷たくしちまった…連絡だって最近とってない』

長門『…』





312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 02:33:14.26 ID:gGKe7laaP
ごめん、長門の気持ち考えたらなんか泣けてくるわ




314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 02:39:05.78 ID:tKwVb+xi0
キョン『相手が見えないだけでこれだ…』

長門『…もう好きではない、と?』

キョン『それは違う…俺はハルヒが好きだ!好きだから…怖いんだ…』

長門『帰りたくないの?』

キョン『…帰りたい。俺はハルヒに会いたい…話を聞いてほしい…』

長門『うん、それがいい…』

キョン『…』

長門『貴方は大丈夫…もう…』

キョン『ああ…ありがとな…そうだ長門、そっちに俺が帰ったらもう一度どっか遊びに…』

長門『…は…み…』

キョン『ん?どうした?』

長門『…れ…か…』

キョン『長門?おい?!』

長門『……』




317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 03:00:18.39 ID:tKwVb+xi0
ツーツー

キョン「な…もしもし?くそっ…電波か?」

もう一度かけなおす

『―この電話番号は現在使われておりません―この電話番号は』

嘘だろ…昔の言葉が記憶の中をよみがえる

―キョン「つまり、会おうと思えば会えると?」

長門「可能。しかしそこに涼宮ハルヒが絡むと接触は不可能になる」―

不可能…消えた?長門が?

俺が電話したから?

ハルヒの事をまだ好きだと言ったから?もう会えない?

…長門がいなくなった今は、もうわからない




318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 03:04:57.07 ID:tKwVb+xi0
2月

今日も1日、両親の愚痴を聞いて終わった

自然と俺は…布団の中でハルヒに電話をしていた

一方的に俺が怒ってメールを終わらせてしまった…あれから連絡など来ない

そんな中俺から電話するのも変な話だが…

長門の言葉を胸に…連絡した

ピリリリリ

ハルヒ『…キョン?もしもし?』

キョン『ハルヒ…起きてるか?』

ハルヒ『普通に起きてるわよ。どうしたの?』

意外にも口調は優しく感じて…聞いてくれる…のか?




322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 03:09:49.64 ID:tKwVb+xi0
キョン『…実は家族問題が浮上してな。俺は大学辞めると思う』

ハルヒ『え…辞めるなんて嘘でしょ?』

キョン『本当だよ。今も実家にいて毎日悪戦苦闘だ。だから…』

ハルヒ『…』

キョン『ハルヒ達と一緒に4年生にはなれないんだ』

ハルヒ『…嘘よ』

キョン『…本当だってば。金銭面でどうにもならないんだ。奨学金も話したけど、親に止められちまった』

ハルヒ『…』

キョン『今は本当に余裕が無いみたいでな。俺の話もあまり聞いてもらえなくて…』

ハルヒ『……のよ…』

キョン『ん…どうした、ハ…』

ハルヒ『私は…これから誰とゲーセンに行けばいいのよ…!』




323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 03:16:40.96 ID:tKwVb+xi0
ハルヒ『私…まだあんたに負け越してるのよ…!勝つために特訓だってしてるのに…なんで…勝手に帰るのよ…』

キョン『…対戦なら国木田と古泉がいるだろ。1人くらいいなく…』

ハルヒ『…あんたがいないと面白くないのよ、バカ!』

―ズキッ

ハルヒ『来年の…卒業旅行だってあんたと行きたいし…それに…その…』

キョン『ハルヒ…俺…俺も…』

ハルヒ『何よ…』

キョン『…ハルヒに会いたい』

初めて素直にハルヒに気持ちを話した気がした

離れた寂しさからか、日々のストレスからかは知らない…

ハルヒ『…私もキョンに会いたいな』

キョン『―!』

ハルヒ『会いたいね…』




325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 03:22:19.16 ID:tKwVb+xi0
キョン『ハルヒ、俺…今は身動きできないけど…』

ハルヒ『ん…』

キョン『でも絶対そっちに帰るから…ハルヒに会いに帰るから…!』

ハルヒ『うん…うん…待ってるから…』

キョン『ああ…』

ハルヒ『…話聞くからね。私に何でも相談してね?』

キョン『ああ…ありがとうハルヒ…』

ハルヒ『うん…特訓して待ってるからね!絶対倒してやるんだから!』

キョン『ははっ、楽しみにしてるよ。じゃあ今日はそろそろ…』

ハルヒ『うん、おやすみなさいキョン…』

キョン『おやすみ、ハルヒ…』

ハルヒに話せてよかった

嫌われてはいなかった…今日はよく眠れそうだ




326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 03:26:26.22 ID:tKwVb+xi0
4月

年度が変わり、ハルヒ達は大学4年生になった

俺も退学手続きと上京先からの引っ越しをすませ、実家に帰ってきた

学生を辞めたからには労働せねば…その前に俺は免許をとる事になった

両親に以前の上京先に働きに行く相談したところ…まず免許をとる事が最低条件だった

キョン(ハルヒに会えるためなら何でもやってやるさ…)

ハルヒ補正のおかげか、全ての試験に一発合格

5月には順調に免許をとる事ができていた




327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 03:31:31.56 ID:tKwVb+xi0
これで会いに行ける…そう思ったが、親からもう1つ条件が出た

親戚との大きな話し合いがお盆にあるらしい

それまで実家にいろ、との事だった

キョン『…てわけでさ』

ハルヒ『もう少しかかるのね。でもこっちには来れるのよね!』

キョン『ああ、頼み込んだからな。生活費全部稼ぐ事が条件だが、帰れなるならいいさ』

ハルヒ『うん!私待ってるからね!早く帰ってきなさいよ!』

地元に帰ってから、ほぼ毎日ハルヒと話していた

電話…メール…ハルヒからもよく連絡をしてくれてた

それだけがただ嬉しかった

そして8月も終わりそうな頃

俺はまたハルヒに会いに帰ってきた




330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 03:37:59.25 ID:tKwVb+xi0
9月

ハルヒ「キョン再び、って感じね」

古泉「お久しぶりです」

キョン「久しぶりだな2人とも。うーん…この空気、久しぶりだな」

ハルヒ「こうして会うと帰ってたなんて嘘みたいね!」

キョン「本当にな。まあ久しぶりに遊びに行くんだ…俺もストレスがヤバかったからな…」

古泉「お話は色々聞いてますよ。…とにかく行きましょうか」

そういって車に乗り込む

運転手は古泉、助手席はもちろんハルヒだ

3人でこうやって出かけるのも…11ヶ月ぶりくらいか?

国木田にも会いたかったが今日は忙しくて来れなかったらしい




338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 04:49:18.02 ID:tKwVb+xi0
古泉「では涼宮さん、今から彼を送りますので」

ハルヒ「うん、また遊びにいきましょうね!」

キョン「じゃあ、またな」



古泉と帰りの車の中

俺はいいと言ったんだが、話があるから、と古泉

キョン「…」

古泉「帰ってきたんですね」

キョン「ああ」

古泉「しかしなぜわざわざこっちに?家庭が大変だと聞きましたが?」

キョン「…」

まさかハルヒに会うためだけに帰ってきたなんて、古泉には言えない




340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 04:53:15.65 ID:tKwVb+xi0
キョン「家族の問題は一段落してな。こっちに来たのは…ほら、こっちのがもう慣れた感じがな」

古泉「そんなもんですかね…」

キョン「あ…あと家族から離れたくてな。自立するためだよ」

口から出任せばかりだ

古泉「…なるほどね。そういう理由ならまだわかりますね」

キョン「…」

古泉「ところで、涼宮さんの事ですが…あなたにとっては少しよろしくないニュースです」

キョン「ハルヒ?何がだ?」

古泉「あなたがまた、涼宮さんと接触を持った事により重要人物としてピックアップされました」

キョン「ふうん…」

もう慣れた

古泉「…何かあったらお話しますけど、僕が一番近くにいる事に変わりはありませんからね?」




341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 04:56:47.17 ID:tKwVb+xi0
キョン「…お前の言葉は何でも嫌みだよな」

古泉「それはどうも。正直に、あなたが帰ってきた事が少々疑問でしてね…」

キョン「…!」

古泉「…まあ、どうでもいい事です。はい、着きましたよ」

キョン「ああ…」

古泉「また誘いますよ。涼宮さんはあなたを遊び相手にご指名ですからね。では」



遊び相手…か

俺、古泉に別に何も悪い事言ってないような気がするんだけどなぁ…

なんで敵対視されてんだろ

少し、ウザったい話だ




343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 05:03:52.57 ID:tKwVb+xi0
11月

帰ってから、バイトを転々とし…まあフリーターという身分だ

そんな中ハルヒから連絡がくる

ハルヒ『ねえ、キョン。大学の学園祭来るでしょ?』

キョン『学園祭?そんなのがあったのか?』

ハルヒ『…あんた家出してたりしてた時期だから知らないのね。来週あるのよ』

キョン『へえ…何か出し物でもするのか?』

ハルヒ『私は役員の手伝いをするのよ。古泉君たちは…来ないって言ってるけど』

キョン『卒業の年なのにか?』

ハルヒ『もう3年参加いたからいいって…言ってるわよ』

キョン『…まあ、暇があったら考えてみるよ。』




344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 05:11:26.30 ID:tKwVb+xi0
学園祭当日

ピリリリリ…メール?

ハルヒ『ヤバイヤバイ!寝坊しちゃったわ…』

キョン『送る相手間違ってないか?…大学で適当にブラブラしてるよ』

…彼女とは学校で再会する形となった

ハルヒ「…もう来てたのね」

キョン「ああ、一回りしたけど結構楽しいもんだな。」




345 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 05:20:20.59 ID:tKwVb+xi0
キョン「で、メール間違えてないか?俺は役員でも何でもないんだしな…」

ハルヒ「あんた一人で出歩いて、迷子にならないよう気を利かせてあげたのよ!」

キョン「…そういえば、広場の中央に掲示板があっただろ?知ってるか?」

ハルヒ「!や…役員なんだから、知ってるに決まってるでしょ?誰でも自由に、メッセージを残せるのよ」

キョン「なかなかシャレた感じがしてな、俺は好きだったぞ」

ハルヒ「…よ、読んだの?」

キョン「ああ、個性が出るよなああいうのは…色んなメッセージがあってよかったよ」

ハルヒ「…で?」

キョン「は?いや…よかったな、と…」

ハルヒ「…まあ、いいわ。私役員の手伝いに行くから。またね」

ハルヒはその場をサッと引き上げてしまう




346 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 05:28:15.53 ID:tKwVb+xi0
キョン「なんだ、ハルヒのやつ…掲示板に何かあるのか?」

あの態度が気になって、掲示板を見に行く…

さっき見た時より若干メッセージが増えている以外は…変化がないように見える

キョン「…ん、裏にもメッセージがあるのか」

―学園祭絶対成功!
―準備万端!
―最高のお祭りに!

…裏は役員が気合を入れるスペースのようだ

役員?まさかハルヒのも…と、探す手間も無かった

…極太の赤マジックで「キョンが学園祭に来ますように!!」




347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 05:37:44.41 ID:tKwVb+xi0
キョン「…」

彼女に電話…出るだろうか?

ハルヒ『もしもし?』

キョン『なんだよあのメッセージ!恥ずかしい所じゃないぞ!』

ハルヒ『…う、うるさいわね!3ヶ月も前なんだから仕方ないでしょ!』

キョン『…3ヶ月?』

ハルヒ『学園祭の準備自体は、7月くらいからコツコツやってるのよ』

キョン『ああ、確かにそれくらいだな』

ハルヒ『…準備の段階で、掲示板に学園祭の目標を書けって言われたから…』

キョン『…』

ハルヒ『キョンがこの学園祭までに帰ってきますようにって…気合入れてお願いしただけよ…』




349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 05:54:22.14 ID:tKwVb+xi0
キョン『…』

ハルヒ『な、何か文句ある?!』

キョン『い…いや、ありがとう』

ハルヒ『何でお礼なんていうのよ…!こうして戻ってくれたから、もうこれでいいのよ!』

キョン『そうかもしれないな…今こうして近くにいるのも不思議だよな』

ハルヒ『ね…そろそろ忙しくなるから、切るわよ。今日は来てくれてありがとう』

キョン『ああ…また今度遊びにいこう』

ハルヒ『うん、またね!』

でもこの時期を境に俺たちは忙しくなり…他の理由も重なり遊ぶ約束が守られる事はなかった




350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 06:04:20.86 ID:tKwVb+xi0
4年生2月

あれから俺は色々仕事をしながら、休日に国木田、谷口と遊んでいた

学校を辞めてからも、国木田や谷口とはよく会う事ができた。都合を合わせてくれるからだ

…ハルヒや古泉とはあの学園祭以降全く会っていない。何かと忙しい、の理由ではじかれてしまう

そんな日々を過ごし…年を越しながら…

ハルヒからはいまだに雑談の連絡がたまに来る

ハルヒ「もうすぐ卒業ね」

キョン「そう言えばハルヒ達はもう卒業か」

以前一緒に行こうと言われた、卒業旅行の話…彼女は忘れているようだった

キョン(…言えるわけないよな)

ハルヒ「どうしたの?」




351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 06:11:30.96 ID:gGKe7laaP
言えよ!




352 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 06:14:12.43 ID:tKwVb+xi0
キョン「い、いや、何でもない…それより最近忙しそうだったな?」

ハルヒ「学園祭終わってからは就職活動でね。最近は暇なんだけど、古泉君の体調が良くないらしいのよ」

キョン「…そうなのか?」

古泉か…体調が悪い。少しだけ心配だな

ハルヒ「だから遊びに行けないのよね。もう1週間くらい体調悪いらしくて…治ったらまた誘うわよ」

キョン「ああ…わかったよ」

ハルヒ「…あ、あとね私最近車買えたのよ!」

キョン「へえ…すごいもんだな、そりゃ」

ハルヒ「…もう少し前の時期だったら、一緒に遊びに行けたのにね」




354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 06:19:39.98 ID:tKwVb+xi0
キョン「あ…ああ…うん。そうだな…」

ハルヒ「…なんてね♪そろそろ私は休むわね、おやすみなさい…」

キョン「ああ…おやすみ」

もうすぐハルヒ達は卒業か…

その次の日、学校も終わるこの時期に、国木田と谷口と久しぶりに飲み会をする事になった

今回は古泉とハルヒは欠席…というか最初から誘ってなかったみたいだ



3人の酔いがまわり空気が良くなった頃…谷口がある話題で話しかけてくる




356 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 06:27:55.50 ID:tKwVb+xi0
谷口「…そうだキョン。明日一緒に温泉行かないか?日帰りだけどな」

キョン「ん?明日か?」

谷口「おう!国木田も誘ったんだが、今のとこ古泉しか行ける人間がいなくてな…」

古泉?

国木田「明日はどうしても僕、行けないんだよね」

谷口「今男2人だけでなぁ…まあ古泉とはよく遊ぶからそれでもいいんだけどな」

よく遊ぶ?

キョン「…よく遊ぶって、最近か?」

谷口「ああ。ここ1週間くらいよく一緒にいるな。あいつから誘いの連絡が来てな」




357 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 06:29:06.56 ID:lKQ8y1HEP
しかしこのキョン相手が相手なら余裕でNiceBoatになりそうだな




358 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 06:36:02.40 ID:tKwVb+xi0
国木田「一昨日なんて2人から電話が来てさ。真夜中に今から遊びに行こう、だもん。参ったよ?」

谷口「古泉もなかなかノリが戻ってなあ…涼宮と付き合い出した当初よりもな」

キョン(ああ、古泉もやっぱいたのか…)

キョン(体調が悪くて…か…)

キョン「悪いけど…明日は俺も忙しいんだ」

谷口「なら仕方ねえな。古泉といってくるよ」



国木田「じゃあ、僕たちこっちだから」

谷口「おう、また飲もうなー」

…国木田と2人道を歩いている

なぜだか俺は、さっきの事を無性に国木田に話したくなっていた

キョン「…あのさ国木田」

国木田「ん?どしたのキョン?」




359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 06:42:22.93 ID:tKwVb+xi0
キョン「古泉の事なんだが…明日谷口と出かけるって言ってたよな?」

国木田「?うん」

キョン「…一昨日も谷口と一緒にいたって言ってたよな?」

国木田「うん。それがどうしたのさ?」

キョン「古泉のヤツさ、ハルヒにはここ数日体調が悪いって言ってるみたいなんだ」

国木田「…は?」

キョン「だから…ハルヒには体調悪いって言って、裏では谷口と遊んでるんだよ…」

国木田「うわぁ…でもなんで涼宮さんの事情も知ってるの?」

キョン「よくメールするからな。彼女からもよく連絡が来る」

国木田「…涼宮さん、それもどうかと思うけどね」

キョン「彼女の事は俺もわからん…」

国木田「…」

キョン「…」




362 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 06:50:45.09 ID:tKwVb+xi0
国木田「…そう言えばね、喫煙も辞めてないらしいね。谷口も言ってたよ」

谷口『もう、俺といる時は吸いっぱなしだぜ?何が理由か知らんがよっぽどストレスたまってるんだな』

国木田「…ってさ」

キョン「ストレス…嘘、か…」

国木田「…で、キョンはどうするのさ?」

キョン「…何がだ?」

国木田「もう卒業だよ?みんな就職…涼宮さんもどこに行くかわからないし」

…確かに、就職先は決まったがどういう地域に配属になるかはわからない、とハルヒは言っていた

国木田「最後に告白とかしないの?」

キョン「…告白はしない」

国木田「もう会えないかもしれないのに?」




363 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 06:56:51.52 ID:tKwVb+xi0
国木田「それとも彼氏がいるからかい?」

キョン「ハルヒに告白しても、何も変わらないような気がするんだ…」

国木田「どういう意味で?」

キョン「以前と変わらない、ずっと普通にお友達でいましょうってスタンスをとるに決まってる」

国木田「それはわからないじゃない?」

キョン「ハルヒはそういうのはわかりやすいからな…俺は今は言えないよ」

国木田「はぁ…キョンがそれでいいならいいけどさ」

キョン「…ハルヒは、古泉と別れる事を望んでないだろ。付き合ってるそれが証拠だ」

国木田「…じゃあ今回の一件も報告とかはしないのかな?」

キョン「別に2人の仲を引き裂きたいわけじゃない…」

国木田「じゃあ君はなんなのさ?」




364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 06:58:19.79 ID:gGKe7laaP
国木田!!もっと言ええええ!!!




365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 07:19:13.61 ID:tKwVb+xi0
国木田「君は涼宮さんにとって都合のいい男なんだよ」

キョン「…」

国木田「連絡はマメにする、優しくチヤホヤしてくれる…女王様だよ」

キョン「あいつには弱いんだよ…」

国木田「惚れた弱み…ってやつね…これから弱いままでいるの?」

キョン「俺は…ハルヒがいてくれれば…」

ハルヒがいれば…

ハルヒがいたから俺はここまで戻って来たんだ

…あれ?

今なんで俺ここにいるんだ?

俺はいったい何をやってるんだ?




366 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 07:28:24.80 ID:tKwVb+xi0
国木田「ねえキョン…君はいま幸せ?」

キョン「いま…」

国木田「確かに涼宮さんと遊んでいるキョンは幸せそうだったよ。すごい笑顔だった」

キョン「…」

国木田「でも、日に日に思いつめた顔の方が多くなって…なんか不幸せそうなんだもの…」

キョン「…苦しいんだ。ハルヒの事ばかり考えると。何も返ってこないのに、それでも…」

国木田「たまに見せてくれる優しさが嬉しい…泥沼だね」

キョン「…」




367 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 07:31:51.31 ID:tKwVb+xi0
国木田「今の涼宮さん達の形…良いものだと思うかい?」

キョン「…良くはないだろうな。最悪だ」

国木田「…涼宮さんは彼氏以外の男によく連絡。彼氏は彼女をほっぽり出して遊びまくり」

キョン「…」

国木田「お互いに嘘を言いながら付き合って、幸せなのかな…」

嘘ばかり…か

キョン「幸せなんじゃないか。少なくとも本人達は」

国木田「僕はキョン一人が不幸になるのが嫌なんだよ…」




369 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 07:37:05.11 ID:tKwVb+xi0
キョン「…心配かけて、悪いな」

国木田「…」

キョン「朝比奈さんと付き合ってるときも、頭のどこかにハルヒがいた…」

国木田「朝比奈さんのこと、好きじゃなかったの?」

キョン「…好きだったよ。でもハルヒは違う…違うんだ…」

国木田「僕にはわからないよ…」

キョン「…すまん、今日はこのまま帰って頭を冷やさせてくれ」

国木田「うん…卒業までに、道が見つかるといいね」

キョン「ああ…そうだな…」




370 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 07:37:51.30 ID:gGKe7laaP
国木田って良い奴すぎるだろ




371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 07:39:59.49 ID:tKwVb+xi0
その次の日…夜中だ

俺はハルヒにメールを送った

理由はわからない

キョン『なあハルヒ…古泉の事なんだけどな、あいつは嘘をついている』

早めに返事が来る

ハルヒ『どうしたのよ?嘘って?』

キョン『体調悪いっていっただろ?今日は古泉、出掛けてるみたいだ』

ハルヒ『…嘘よ。今日は病院にいるってメールが1通来ただけなのよ…』

キョン『嘘だよ。あいつは谷口といる。数日前だって谷口と会っていた』

ハルヒ『嘘…だって…ずっと体調……』




372 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 07:41:27.99 ID:tKwVb+xi0
キョン『嘘なんだよ…』

ハルヒ『…ごめん、おやすみ』

そのままプツリとメールは終わってしまった



その10分後に古泉から電話が来る

キョン『…もしもし?』

古泉『涼宮さんから聞きましたよ?』

キョン『…(来たか)』

覚悟はしていた…ひたすら罵倒されると思っていた




373 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 07:45:24.00 ID:tKwVb+xi0
が…

古泉『あなたと僕は、今日連絡とってませんでしたよね?』

キョン『あ…ああ、そうだな?』

古泉『ですよね。最近僕も体調が悪くてですね…連絡もしてませんでしたね』

キョン『そう…だな?』

古泉『お手数ですが…涼宮さんにあなたの勘違いだったと説明してくださいませんか?』

こいつ…

キョン『ああ、わかった言っておくよ』

古泉『助かります。では、また』



あいうは、嘘を本当に見せたいのか…

キョン「…バカじゃねえの…」




374 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 07:52:17.63 ID:tKwVb+xi0
…とにかくハルヒにメールをする

キョン『すまん、さっきの話は勘違いだった』



ハルヒ『勘違い…どういう意味よ…?』

何だか弱っている

それくらい古泉が大事なんだろうか

キョン『あいつとは連絡とってなかったからな。全部勘違いだ』

ハルヒ『…そう。もうわけわかんないや…もういいや…おやすみ』

…俺も一番大事な人に嘘を言っている




375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 08:00:18.26 ID:tKwVb+xi0
卒業式3日前…俺は街の大型デパートに来ていた

国木田と谷口…あとはハルヒに何か卒業祝いを買うためだ

モヤモヤも少しは気分転換になる

キョン「…いざとなると悩むな」

悩んだあげく、国木田と谷口にはちょっとした万年筆を

ハルヒには小さな猫のキーホルダー…

車のために、神社で買った交通安全のお守り

そして自分の気持ちを書いた手紙を渡すことにした

キョン(…ハルヒだけなんか多いのか?)

気にしない





376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 08:01:04.45 ID:tKwVb+xi0
手紙には、告白の言葉を書くわけではなく…

卒業祝いの言葉

今までの感謝の言葉

これだけをシンプルに書いたつもりが、手紙4枚分くらいになってしまった



明日は卒業式





378 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 08:04:23.01 ID:tKwVb+xi0
卒業式当日

ハルヒと古泉とはあれからあまり連絡はとっていない

そんな中2人に会うのは少し緊張もしたが…

ハルヒ「あ、キョン!」

古泉「どうも」

国木田「やっ、キョン」

谷口「お、来てくれたか」

友人はみんな温かく迎えてくれた

古泉とハルヒも変わらずに…

挨拶もそこそこに、俺たちは最後の打ち上げに出掛けた




379 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 08:06:51.60 ID:tKwVb+xi0
この5人で出かけるのは…何年ぶりだろう?

多分これで最後なんだろうか

最後だからこうして出かけるんだろうな

今はあまり離れる事を考えても、悲しくはなかった

今までみたいに、ハルヒの事ばかりが頭にあるわけではない

俺も疲れてしまったようだ



ハルヒ「…何ぼーっとしてるのよ?」

キョン「あ、ああ。卒業なんだな、ってな」

谷口「お前は違うけどな!」

国木田「確かにね~」

古泉「あなたを誘うのも一興かと思いましてね」

ハルヒ「卒業なんだもの。みんないた方が楽しいわよ」




382 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 08:17:23.50 ID:tKwVb+xi0
キョン「…学生じゃない俺が誘われるのも不思議なもんだな」

谷口「細かい事は気にするなって!さて…この後どうするか?」

国木田「やっぱご飯じゃない?」

古泉「あ…僕はこの後失礼しますよ。用事があるので…」

古泉はちゃっかりハルヒの隣に座ってる

まあ、当然か

谷口「じゃあ、4人で…居酒屋でもいくか」

国木田「そうだね。車の人は飲めないけど…」

ハルヒ「私と谷口君ね。まあご飯だけでもいいじゃない」

古泉「では、僕はここで…」

古泉はそのまま帰ってしまった



谷口・国木田「…ニヤリ」




385 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 08:25:06.27 ID:tKwVb+xi0
谷口「じゃあ居酒屋の場所なんだが…涼宮場所わかるか?」

ハルヒ「…ちょっとこの辺はわからないわね」

国木田「おお、そりゃあ大変だ」

谷口「だなぁ…キョン、案内してやれよ」

キョン「え…ああ、俺?国木田でも別に…」

国木田「僕この辺りの事わからないから、谷口の車に乗るよ」

キョン「は?いやお前この辺りに住んでて…」

ハルヒ「…何でもいいから早くしなさいよ!キョン、乗るの?乗らないの?」

キョン「…やれやれ」

谷口「頑張れよ?」

国木田「お節介だとは思わないからね」

…諦めて車に乗る




387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 08:32:26.01 ID:tKwVb+xi0
バタン

ハルヒの車の中…初めてだな

ハルヒ「さあ、記念すべき助手席第1号なんだからね!しっかりナビしなさいよ」

助手席1号…ああ、俺が始めてなのか…ハルヒは車を走らせる。

ハルヒと2人だけの空間…

キョン「…」

ハルヒ「…」

キョン「あ、あのさハルヒ…」

ハルヒ「ん…」

キョン「これ…」

カバンから卒業祝いの袋を取り出す




390 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 08:42:50.29 ID:tKwVb+xi0
ハルヒ「運転中は…って…信号…」

目の前の信号は赤

…長く信号が変わらない事で有名な交差点だ

ハルヒ「…何よ、それ?」

キョン「卒業の記念だ。あまり大したものは入ってないがな」

ハルヒ「そ…そう?ありがとう…開けていいかしら?」

キョン「ああ」

ガサガサと、彼女は袋を開ける

ハルヒ「…可愛い。それと…お守り?」

キョン「車といえばお守りだろう」

ハルヒ「そう言えば…無かったわね。ありがとう、早速つけるわ。これで無事故確実ね」

キョン(古泉と被るかと思ったが…そういうわけでもなかったようだ)




391 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 08:51:18.03 ID:tKwVb+xi0
ハルヒ「…と、手紙…?」

キョン「おわ!それは帰ってから見てくれ!それがせめてもの願いだ!」

ハルヒ「変なの…『ハルヒへ』だって」

クスッと笑いながら、彼女は封筒をカバンに入れる

その時ちょうど信号が青になる

ハルヒは車を発進させる

少し窓をあけてみる

サイドミラー越しに見る彼女は、さっきより少し笑顔になっているような気がした

やっぱりそれは嬉しい

でも…何かが違う…違和感しかない




392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 08:52:53.56 ID:gGKe7laaP
つまり…どういうことだってばよ?




393 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 08:56:05.29 ID:tKwVb+xi0
打ち上げは終わった

俺は家に帰って一人横になる

キョン(…終わったんだな。卒業か…)



ピリリリリ

キョン「ハルヒ…」

ハルヒ『今日はありがとう。プレゼントも嬉しかったわ。素直にお礼を言わせて、ありがとう』

キョン(…)

キョン「違う…ああ、違う…」

キョン『古泉は嘘を言ってる。未だにタバコも吸ってる。体調悪い嘘も、谷口から聞いたから本当だ』




394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 09:01:45.21 ID:tKwVb+xi0
―ピリリリリ

着信は、やはり古泉からだ

ピッ

キョン『…』

古泉『…何か勘違いしてませんか?』

キョン『…』

古泉『ほら…以前もこんな事…』

キョン『もういいんだよ』

古泉『はい…?』

キョン『なんで俺に電話するんだ?』

古泉『それは…誤解をといてもらおうと…』

キョン『なんでその状況で他人に電話してんだ、お前?』




396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 09:06:43.89 ID:tKwVb+xi0
古泉『それはあなた自身が事情を話したから…』

キョン『自分が嘘言ってるから、他人に弁解してもらうしかないんだろ?』

古泉『…』

キョン『自分で認めてるようなもんじゃねえかよ…』

古泉『もう…あなたと出かける事はないですね』

キョン『そりゃあ結構。嘘ついてまでお前達とは付き合いたくないからな』

―お前『達』?

古泉『…わかりました』

プツリ







397 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 09:10:24.48 ID:tKwVb+xi0
そろそろ桜が咲きだした4月

あれから、ハルヒと古泉から連絡は来ない

みんな新しい場所へ…行ってしまった

俺は一人…ハルヒの影に魂を奪われたままだ

でも好きだとか、そういう事じゃない

なんで真実を言ったかもわからない

ハルヒはもう俺の心の中にいない

ただそれだけだ

やっぱり怖いんだ俺は

一歩なんて踏み出せない




399 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 09:15:42.43 ID:gGKe7laaP
バカキョン……




400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 09:17:51.25 ID:tKwVb+xi0
もう会えないのかな…

好きだけじゃダメみたいだ

多分あの2人は幸せなんだろう…

幸せなんだよ国木田…

…今も俺は一人でハルヒからの連絡を待っている

彼女の言葉が無いと…歩き出せないんだな

俺はもう気持ちが死んでしまった

奴がいる間は連絡などきっと来ないだろう

でももう一度だけ…彼女からの連絡があったらその時はまた―




401 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 09:23:58.32 ID:tKwVb+xi0
今ならわかる気がするよ

ハルヒの中にずっとあった小さな閉鎖空間

ちょうど一人が体育座りをしている

動かない

動けない


俺はそろそろ眠るよ


おやすみハルヒ

おやすみなさい…




404 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 09:30:36.64 ID:tKwVb+xi0
…俺一人の物語は、ここで意識が途絶えた








405 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 09:31:11.44 ID:gGKe7laaP
おお?!




407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 09:49:09.98 ID:tKwVb+xi0
…夢?

これは夢の中?少なくとも現実ではないような感覚

ああ、真っ暗だ

…誰かいないのか?

そうだ、誰もいなかったんだっけ…

でも誰かに会いたい…そうだな、長門…

ここにいるような気がした





408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 09:51:25.56 ID:tKwVb+xi0
長門『……』

キョン『…長門?俺がわかるか?』

長門『わかる。コンタクト…来ると思ってた』




409 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 09:52:53.45 ID:tKwVb+xi0
キョン『ああ…あのな…』

長門『大体の事情は察している…』

キョン『…』

長門『…でも、貴方は多分違う』

キョン『え…』

長門『私に連絡をする理由が貴方には無い…』

キョン『いや、話を誰かに聞いてほしくて…』

長門『…』

キョン『…だから…』

長門『ウソつき…』

キョン『なんだよ…何がだよ…』

長門『貴方にとって私は必要?』




411 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 10:00:50.50 ID:tKwVb+xi0
キョン『そりゃあ…必要だから…コンタクトを…』

長門『本当に連絡したい相手は誰?』

キョン『…』

長門『私?』

キョン『違う…』

長門『…素直になるべき』

キョン『…怖いんだよ』

長門『怖い?』

キョン『俺はハルヒに…冷たくしちまった…連絡だって最近とってない』

長門『…』




412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 10:06:08.02 ID:tKwVb+xi0
キョン『相手が見えないだけでこれだ…』

長門『…もう好きではない、と?』

キョン『それは違う…俺はハルヒが好きだ!好きだから…怖いんだ…』

長門『帰りたくないの?』

キョン『…帰りたい。俺はハルヒに会いたい…話を聞いてほしい…』

長門『うん、それがいい…』

キョン『…』

長門『貴方は大丈夫…もう…』

キョン『ああ…ありがとな…そうだ、そっちから長門が帰ったらもう一度どっか遊びに…』

長門『貴方には、みんながいる』

キョン『ああ…長門も一緒だ』

長門『これで帰れる…』

キョン『ああ…おかえり』

長門『うん…ただいま…』




416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 10:16:00.62 ID:tKwVb+xi0
…ツーツー…

キョン「な…もしもし?くそっ…電波か?」

もう一度かけなおす

『―』

ハルヒ『そっちから電話しといて…何勝手に電話切ってるのよ、バカキョン!』

キョン『ご、誤解だ…電波のせいだ…』

ハルヒ『…とても大事な用があるって言うから、わざわざ仕事早く切り上げたんだからね…明日早朝出勤確定よ…』

キョン『ははは…そりゃ悪かったな。まあ、用事っていうのがな…あれ…?』

ハルヒ『…どうしたのよ?』




417 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 10:23:49.15 ID:tKwVb+xi0
キョン『…すまん、本気で忘れた』

ハルヒ『はぁ!?それ本気?』

キョン『大事な内容…ってのは思い出せるんだが、中身がなぁ…』

ハルヒ『意味ないじゃない、このばか!…決めた、アンタ今日の夕飯奢りだからね!』

キョン『…不可抗力だ!大体…今から会って飯食うなんて…俺は家でゆっくりとだな…』


―ピンポーン




419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 10:32:15.10 ID:tKwVb+xi0
ハルヒ「『ここまで車で5分の仕事場から呼び出しておいてよく言うわね!』」

キョン『うわぁい…電話と扉越し2人のハルヒの声が聞こえる…』

ハルヒ「『2人…そうだ、有希も呼びましょ!もちろんその分も奢りよ!』」

キョン『…やれやれ、いい加減扉開けるから、入ってこいよ』



ハルヒ『あ、もしもし有希?今からキョンが晩御飯をね~……』

…窓の外には、月に照らされた桜の樹が見える

鮮やかに花を散らせている




420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 10:41:44.41 ID:tKwVb+xi0
ハルヒ「有希もお店で合流するって」

キョン「よし…行くか」

ハルヒ「うん!」

…ハルヒの車の中は久しぶりだ

ハルヒ「…お守り、ありがとうね。あと手紙も…」

キョン「ああ、まあ卒業記念だ」

ハルヒ「うん…つらい時ね、いつも…お手紙読んでるの…」

キョン「…」

ハルヒ「そのたびにね、キョンがいてよかったな、って思えるのよ。これ、素直な気持ちよ?」

キョン「ああ、俺も…ハルヒに会えてよかった」

ハルヒ「…それ、前も聞いたよ?」

クスッと、ハルヒは笑う

ああ…帰ってきたんだな、と…そう思えた




421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 10:47:16.75 ID:tKwVb+xi0
ハルヒ「さあ、ついたわよ」

キョン「ああ、長門は?」

少女はもうそこに立っていた

ずっと昔から当たり前にいたように

長門「…おかえりなさい」

キョン「ああ、ただいま…有希」




422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 10:55:14.99 ID:tKwVb+xi0
ハルヒ「…なに名前で呼んで変な挨拶してるのよ!」

キョン「あ…ああ、なんか自然とな?なあ、長門?」

長門「…」

ハルヒ「変なの。…まあいいわ、さ、みんなでご飯食べましょう」

キョン「ああ、みんなで…な」

忘れてしまった大事な内容はこの辺りの言葉にあるような気がしたが、俺は何も言わなかった

今は彼女の笑顔があって、遠くから帰ってきた人がいる

それ以上を望んでしまっては、なんだか罰が当たってしまいそうで

一緒にいられる幸せを感じながら、ただゆっくりと今を生きていた

終わり




423 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 10:58:02.32 ID:tKwVb+xi0
読んでくれた方、支援してくれた方、ありがとうございました

ミスも多々ありますが、何とかおわりました

エンディングはいくつか考えていた中で、やはりハッピーを選択しました

本当感謝です




424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 11:02:57.27 ID:bOYoLqh5O
お疲れ様!




425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 11:02:57.31 ID:vsM+Pi6f0
すごい!!
乙!!




426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 11:04:23.36 ID:XXkdlslC0
乙!
古泉消えて長門帰ってきてお友達ENDなの?
おもしろくて昨日の夕方から張り付いてしまった




429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 11:13:17.58 ID:tKwVb+xi0
>>426
古泉は…例の電話の日からあまり時間がたってないのでキョンとぎくしゃくでまだ顔合わせしてない感じです


満喫が、14時半までなんでED適当に書き書き




432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 11:16:34.28 ID:tKwVb+xi0
基本>>401の続きから


…ここは?ああ、いつもの空間か

また帰ってきた

また…何度目だ?何も無い空間…何も

色が無い…ただの白と黒の世界




434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 11:20:23.84 ID:tKwVb+xi0
ここで俺は座っている。待っている

誰を?誰…今回は知っている気がする

…この空間みたいな気持ちの時に言われた気が…そう

俺は名前を呼んだ…呼んだ

ハ…ル

ハルヒ…ハルヒ…ハルヒだ…




435 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 11:22:27.64 ID:tKwVb+xi0
俺はいつもこの名前を呼んでた気がする、近くても遠くても

ずっとハルヒの事を呼んでいた

届いてないかもしれない

それでもずっと叫んでた、ここで

この閉鎖空間で。ハルヒの名前を。ハルヒ…俺はここにいるんだ

ハルヒ…ハルヒ…

ハルヒ…!





437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 11:28:36.79 ID:tKwVb+xi0
体育座りをしてる神人一人

少女がゆっくりと歩み寄っていく

ハルヒ「キョン…見つけた…やっと見つけた…」

神人「……」

ハルヒ「ねえ、あたしよ?ここから一緒に帰りましょう?もうここにはいなくていいのよ…」

神人「…」

ハルヒ「ねえってば…ねえ…もうワガママ言わないから…どこにでも…行っていいから…」

神人「…」

ハルヒ「もう遠くに行かないでなんて、思わないから…だからっ…」




440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 11:38:12.83 ID:tKwVb+xi0
キョン(遠く…そうだ、俺は遠くに行ってた。朝倉を追いかけて、ハルヒから遠くに)

ハルヒ「…こんなところに閉じ込めちゃってごめんなさい…」

古泉「…涼宮さんのせいではありませんよ。この神人はここにいたがっている…それだけです」

キョン(古泉まで…お前とは疎遠の仲になったはずじゃあ…)

長門「…」

キョン(長門、電話中に俺の前から消えた…)

朝倉「こんな姿になって…お似合いね。消しちゃいたいくらい…」

キョン(朝倉…優しくできなくてごめんな)

朝比奈「…好きでしたよ…」

キョン(昔の想い人…どうしてもっと大事にできなかったんだろう)

鶴屋「元気ないねぇ~?ちゃんとご飯食べてるかい?」

キョン(一時期とはいえ、惹かれた人…)




441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 11:48:00.68 ID:tKwVb+xi0
キョン(…あれ?誰もいない…そうか、俺から離れていったのか)

だから俺は一人なんだ。あんなにいた友達も、好きになった人も…

ハルヒ「…違うわよ…」

キョン(違う?俺がハルヒにした冷たいメール覚えてないのか?)

ハルヒ「…結局連絡してくれて仲直りしたじゃない」

キョン(じゃあ古泉の喫煙をバラしたのが…)

ハルヒ「あんたは関係ないじゃない。アタシが嫌いになる理由がないわ…」

キョン(…なあ、ならなんで俺はここで体育座りしたまま動けないんだ?)

古泉「あなたは、涼宮さんの閉鎖空間の中にずっと囚われてるのですよ」

キョン(…ハルヒの?)

古泉「ええ、貴方が高校1年生の時に朝倉涼子と付き合いました。その時からです」




443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 11:56:39.96 ID:tKwVb+xi0
キョン(前聞いた、体育座りの神人だろ?)

古泉「その神人自体が貴方なのですよ。一番最初の、本物の貴方です」

キョン(最初…わけがわからない。俺は俺だ…今は体育座りしているけど)

長門「…舞台のようなもの。あなたは主役A…それが今座っている貴方」

キョン(長門…でも俺はさっき眠るまで生きていた感覚は普通にあったぞ?)

長門「それは…主役B。貴方だけど、貴方ではない。別人」

古泉「ちなみに、先ほど貴方と口げんかした僕は悪役Aでした」

キョン(悪役…性格が決まっているのか?)

古泉「ご名答。言ったでしょう、舞台だと。みんなが主役ではお話が盛り上がりません」




444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 12:05:20.77 ID:tKwVb+xi0
長門「今回の私の役目は、理解してもらえない理解者」

古泉「僕は主役の彼女を奪う役割の、悪者」

キョン(…その監督って、やっぱハルヒか?)

古泉「ええ、当然。彼女も色々な役を演じてますが監督です。一度も公演していない監督ですけど」

長門「どのような役割を演じても、完成直前に彼女は世界をリセットしてしまう…」

キョン(いつぞやの、ループみたいなものか?)

長門「今回は役者を全員解雇してしまう形。なので本番…公演が全く進んでいない状態」




445 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 12:10:55.84 ID:tKwVb+xi0
キョン(それでまた、最初からやり直しってわけか)

古泉「やり直しはいいんですけどね…彼女は根本に気づいていません」

長門「主役…貴方と結ばれない役回りばかりを自ら選んでいる」

古泉「つまり、僕とくっつくのは心外ってことですよ。少し安心しましたか?」

キョン(…すこし嫌味な性格が残ってるぞ)

古泉「おや失礼…なので、今回は少し舞台を壊す力が必要でした」




446 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 12:12:38.06 ID:wVQ/FBcS0
なんかゾクゾクしてきた




447 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 12:30:22.13 ID:tKwVb+xi0
頭働かなくてドロップアウトしようとしたら>>446
もう少しがんばります

キョン(ちょっと待ってくれ。そもそもなんで俺…本人Aがハルヒの頭の中に閉じ込められているんだ?)

古泉「簡単なこと。貴方に舞台を壊す力が無いからです」

キョン(な…俺だってちょっと無茶するくらいの度胸は…)

長門「…それなら、ひとつ心理テストをする…目の前にリンゴがある…どうする?」

長門「1食べる 2持ち帰る 3友人にあげる 4蹴り上げる」

キョン(…それなら、4だ)

古泉「おやおや…」

長門「論外」




449 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 12:34:17.75 ID:lKQ8y1HEP
リンゴジュースにするだろ




450 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 12:41:10.52 ID:57C+g2pX0
食べるだろ




451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 12:41:54.32 ID:tKwVb+xi0
キョン(な、なんでだ…普段の俺なら絶対選ばない選択肢だぞ…)

長門「論外…そのリンゴはいくつあるか想像した?」

キョン(え…)

古泉「大きさは?リンゴはどこに置かれていますか?」

キョン(え…え…)

長門「舞台…場を壊すには当たり前のことをしてては到底壊せない」

古泉「挑戦的な行動があって、初めて新しい演技の幅が広がるというものです」

キョン(なるほどな…リンゴと言われたら、さまざまな状態を思考して質問に答えるわけか)

長門「…さきほど、リンゴジュースにするという回答が出た…」

長門「その回答だと30点」

キョン(はい?)




452 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 12:51:57.10 ID:tKwVb+xi0
キョン(選択肢にない、新しい回答じゃないか?)

長門「…そもそも私は心理テストの回答など望んでいない」

キョン(…もう意味わからないぞ)

古泉「必ずしも、心理テストの回答を演じる必要はないという事ですよ」

長門「私は確かにテストという場を与えた…それに普通に答えては普通に回答を演じているだけ」

キョン(そんなの、いくらでも言い訳できないか…?)

古泉「極論な上に、屁理屈もまざってますけど、これも壊す、の一歩なのですよ」

長門「あくまで考え方の一つ…回答者を否定したわけではない。そこは理解してほしい




455 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 13:04:11.61 ID:tKwVb+xi0
キョン(…で、今回の主役にはその壊す力があった、と

長門「そう…女性関係、友人関係、その殆どが壊れていった」

古泉「人間関係を守る事…保守的な主役は今回いらなかったのですよ」

長門「衝突も多かったけど、得るものも多かったはず。それが涼宮ハルヒとの会話」

キョン(…確かに、ハルヒには結構感情的になっていたな)

長門「でも関係が修復したりと…彼女との縁はなかなか切れなかった」

キョン(ああ…普通の人生だったら多分気づかなかったんだろうな)

長門「…その考え方ができれば、合格点」




458 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 13:20:40.56 ID:tKwVb+xi0
長門「今回主人公は違う生き方を体験した…普段なら歩く事のない道をたくさん歩いた」

古泉「その道を見つける事が、今回の主役に与えられた舞台でした」

キョン(…でも成功は舞台の公演なんだろう?今回リセットだろ?)

長門「道の先に彼女が待っていなかった…ただそれだけのこと」

古泉「さあ…そろそろ、第12幕の始まりですよ。おや、あなたはまだ神人なのですね」

長門「今回も本人の出番は無いのかもしれない…」

古泉「貴方との口げんか、意外と面白かったですよ…次の道が交われば、また是非…」

神人「…」

長門「彼が主役オファー」

古泉「…また、アルバイトをしながら彼とチェスをする日常が始まるのですね」

長門「そんな日常を…壊して、みる?」

終わり




459 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 13:22:22.59 ID:jjtyZBpm0
超乙




460 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 13:22:58.57 ID:8p83JgeL0
終わったああああ!>>1乙!楽しかったよ!




461 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 13:24:17.52 ID:tKwVb+xi0
>>457
2時半すぎたら満喫から帰ります…それまで

シリアスから普通な感じに

ホントはドロドロにしたかったけど因果関係の頭が働かないです




469 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 13:34:36.96 ID:fVgEj1f9P
次はキョン・朝倉のいちゃいちゃ分を補給してもらおうか




472 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 13:41:22.80 ID:tKwVb+xi0
>>469
県超えデート

土曜日

…今日は初めて朝倉に会いに行ける

朝6時に家を出て、電車に乗る

…お互いの中間地点で会おうという計画

そこは繁華街もあるようなにぎやかな街だった

デートするには困らないだろう




473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 13:48:22.77 ID:tKwVb+xi0
移動は省略

…見慣れない駅。そこに見慣れた少女がたっている

朝倉「あ…」

キョン「朝倉…ひさしぶ…」

言うより先に、彼女が抱きつくほうが早かった

キョン「あ、あさ…駅、人が…」

朝倉「知ってる人いないんだからさ、ちょっとくらい…ね?」

キョン「ああ…」

本当は俺もすぐに抱きつきたかった




474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 13:54:32.09 ID:tKwVb+xi0
朝倉「ねえ、どこいこっか!」

キョン「お、元気だな」

朝倉「キョンに会えるんだから、当たり前じゃない!今日ね、シャンプーだって朝4時に起きてしたんだよ!」

俺が髪の匂いがすき…というのを考えてのことだろう

キョン「あ、ありがとう…こ、この辺りあまり知らないんだよな。初めてだし」

朝倉「私も殆ど来ないから…2人で歩きながら色々探そうか?」

キョン「そうだな…よし、いくか」

朝倉「…」

朝倉は、じっとこちらを見つめている…

キョン「ほら、手つなぐんだろ?」

朝倉「えへへ…うん♪」




476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 14:02:04.97 ID:tKwVb+xi0
朝倉「あ…ここに喫茶店あるよ」

キョン「少し疲れたか?」

朝倉「ちょっと入りたい…かも」


キョン「朝倉はチーズケーキか」

朝倉「キョン君はイチゴショートだね?」

キョン「…イチゴ、食べるか?」

朝倉「え…い、いえいえメインを奪うわけには…」

キョン「じゃあ、俺は朝倉に食べさせたい。これでもらってくれるか?」

朝倉「…へへっ、しょうがないなあキョン君は♪」

キョン「ほら、あーん」

朝倉「あ…え…」

キョン「ほら」

朝倉「…あーん」

キョン「…美味いか?」

朝倉「えへへ、最高に幸せ…」




477 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 14:05:27.49 ID:tKwVb+xi0
時間無いから帰路


…なぜだろう

俺の足は帰りの駅に向かっている

脳みその一番偉い部分は、絶対に帰れなどと命令していない

それなのに…俺は帰りの電車に乗っている

朝倉「途中の駅まで一緒に行く…」

キョン「嬉しいけど…反対側だろ?」

朝倉「途中まで…お願い…ちょっとでも…」

キョン「…そうだな」

彼女はすでに目に涙を浮かべていた




478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 14:07:25.13 ID:tKwVb+xi0
途中の駅

朝倉「じゃあ、また…」

キョン「ああ…またすぐ会えるよ」

朝倉「うん…」

彼女が子犬のように抱きついてくる

普段は気丈な彼女が…弱弱しく、可愛い

いつまでも離れない…

キョン「あのさ、朝倉…」

朝倉「ん…」




479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 14:14:06.65 ID:tKwVb+xi0
キョン「俺もお返しに、朝倉を送っていくよ」

朝倉「…え?」

キョン「途中の…さっき2人で遊んでた駅までだけどな」

朝倉「でもそれじゃあキョンが往復…」

キョン「いいんだよ。少しでも長くいたいからな。電車があるうちは、付き合うさ」

朝倉「ありがと…大好きよ…!」

駅…人目も気にせず、俺たちは抱き合った

一生で一度神様にお願い事ができるなら間違いなくここで使っていただろう

今日をずっと終わらない日にして下さい、ってバカみたいなお願いで




480 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 14:21:57.52 ID:tKwVb+xi0
恋愛苦手…

退席時間なんでこれで…ネット繋いでない、携帯規制でもう手出しできませんが

お金たまったらまた満喫に来て書いたり…とかしたいです

約34時間缶詰で書いてみて以外と楽しくて…

何より読んで応援してくださったみなさんの言葉が嬉しくて…少しでも期待してもらえたらがんばってしまいました

救ってくれたみなさんに感謝。もっと勉強してきます

では、また。

携帯で覗きながら、ニヤニヤしています

ありがとうございました




481 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 14:31:09.95 ID:QEXPe1FO0
34時間・・・がんばりすぎだろ。
乙、おもしろかった




485 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/03(土) 15:07:08.27 ID:57C+g2pX0
34時間って・・・
乙!面白かったよ!!
寝るんだぞー








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コメント
この記事へのコメント
  1. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 08:53: :edit
    いちげと
  2. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 08:54: :edit
    いちげと!!!
  3. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 08:55: :edit
    げったあたひね
  4. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 09:52: :edit
    よんです。
  5. 名前: 通常のナナシ #wLMIWoss: 2010/04/18(日) 10:07: :edit
    よかったよおおお
  6. 名前: 通常のナナシ #6PAIDQmo: 2010/04/18(日) 10:08: :edit
    はつ1ケタげと
  7. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 10:50: :edit
    とらドラみてーだな
  8. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 10:51: :edit
    なんかよくわからないけど
    惹き込まれる力作だったね
  9. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 10:51: :edit
    一桁初
  10. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 11:36: :edit
    自分の大学生活見てるみたいで大分と嫌だったが楽しかった

    ぷん太&1乙
  11. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 11:43: :edit
    確かに終盤作者の疲れを感じたが、ストーリーの先が気になり、ついつい読み進めてしまう良い作品だったのでは。
  12. 名前: 通常のナナシ #txZHgShk: 2010/04/18(日) 11:45: :edit
    力作って表現が一番似合うなー
    読み応えがあって面白かった
  13. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 11:46: :edit
    いくらなんでも惚れっぽすぎやしないかキョン
  14. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 11:50: :edit
    よくこの糞SS載せたな・・・
  15. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 12:13: :edit
    最後まで見てなんか救われた
  16. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 12:26: :edit
    糞面白かった
  17. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 12:34: :edit
    大学ってこんなドロドロしてたっけww
  18. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 12:35: :edit
    別にハルヒの世界観で書く必然性が全く感じれなかった。
  19. 名前: 通常のナナシ #KI9OsvPY: 2010/04/18(日) 13:01: :edit
    星の見る夢はまだ終わらない・・・
  20. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 13:11: :edit
    賛否両論だったな

    まあ、俺は好きだけど

    ぷん太&作者乙
  21. 名前: 通常のナナシ #gJtHMeAM: 2010/04/18(日) 13:16: :edit
    30時間以上お疲れ様です!
  22. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 13:25: :edit
    最後よくわかんねぇ。要するに夢落ち?
  23. 名前: 通常のナナシ #mQop/nM.: 2010/04/18(日) 13:32: :edit
    全部読んで意味が解らなかった俺は負け組
  24. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 13:41: :edit
    まさかこれ面白かったと思ったやつに普段スイーツ(笑)とか言ってるやつはいないよな?
    これが好きだってんならスイーツ馬鹿にする資格ないぞ。
  25. 名前:   #-: 2010/04/18(日) 14:02: :edit
    今時の少女漫画ってこんな感じだよな、僕等がいたみたいな
    どちらかというと好きではない
  26. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 14:08: :edit
    結局ハルヒがビッチでキョンがヤリチンって物語か
  27. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 14:37: :edit
    ハルヒうぜぇ・・・
  28. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 14:52: :edit
    なかなか面白かった。
    作者&ぷん太乙
  29. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 14:55: :edit
    全体的に淡白な感じ
  30. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 14:59: :edit
    出来れば最後まで朝倉と付き合ってほしかった。
  31. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 15:22: :edit
    スイーツ臭がするんだが
  32. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 15:25: :edit
    俺は大嫌いコレ
    最後に実はこれ劇なんで~ってな逃げがみっともない
  33. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 15:48: :edit
    面白かったわ
  34. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 15:53: :edit
    スレタイで嫌な予感
    最初の流れで更に嫌な予感
    朝倉に三行半突きつけられた時点で
    もう投げ気味
    中ほどでキョンが伊藤誠と気づき
    絶望感がひしひしと
    最後の夢落ちでも納得できないほどの
    書き手に対しての嫌悪感
    なんだこれ
    こんなキョンには朝倉はくれてやらんよ
    朝倉は俺の嫁
  35. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 16:58: :edit
    舞台というところでいろいろ氷解した
    それぞれがそれぞれの役割を演じてたから、キャラに違和感があったのね
    キョンが朝倉や朝比奈さんをあっさり恋人にするところとか、古泉の一貫性のなさとかおかしな点がありすぎたからな
  36. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 16:58: :edit
    スレタイから、キョンと国木田のガチホモ話だと思ったのに…
  37. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 17:19: :edit

    ケータイ小説みたいに感動しちゃったよ
  38. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 18:50: :edit
    良かったと思う
  39. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 19:31: :edit
    1超乙。

    キョンは国木田との縁だけは切っちゃいけないな。
    平穏と、それを望んでくれる人が身近にいるのが一番だ。
  40. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 19:37: :edit
    がんばり杉ワロタwwwwww















    ・・・乙
  41. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 19:43: :edit
    nice boat.かと思った
  42. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 20:23: :edit
    壊して、壊して、その先に……彼女は多分、いないと思うんだ俺は。だから今は悲しい
  43. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 21:16: :edit
    ドロドロだな
    面白くないわけじゃないが、読んでて閉塞感を感じるな。
    ラノベか少年誌ならそれを打開する方法を見つけ出すんだけど、
    周りを引っかき回すだけ引っかけまわして
    自分たちで勝手に納得した感じがする。個人的には少年誌っぽいオチの方が好きだな。
  44. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 21:28: :edit
    これ読んで、

    あぁ俺ってスイーツなんだ

    と。
  45. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 21:49: :edit
    ※36
    俺もだ…

  46. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 22:23: :edit
    ハルヒの脳内オチだからいいけどさ
    妙に現実的なSOS団のその後とかやめてくれよw
    凹むだろうがw
  47. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 22:29: :edit
    一番幸せなのが谷口だってのは分かった
  48. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 23:21: :edit
    確かに「僕らがいた」的な感じだった
    思うに、これ、作者の実体験じゃないの?またはそれに近い何か
    なんかリアルすぎてそう思った
  49. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 23:33: :edit
    リア充にありそう

    ボッチな俺には想像つかない大学生活だな
  50. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 23:35: :edit
    朝倉のふとももにおにんにんはさみたいよぉ
  51. 名前:   #-: 2010/04/18(日) 23:39: :edit
    最後まで一応読んだけど、オチがいまいち良く分からん。
    SOSメンバーがハルヒの脳内世界に閉じ込められてエンドレスエイト状態って事?
  52. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/18(日) 23:48: :edit
    エンドレスハイスクールライフ
    エンドレスキャンパスライフ
  53. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 00:39: :edit
    リアルすぎて鳥肌たった
    乙。力作
  54. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 01:02: :edit
    ラスト人類補完計画みたいだった
  55. 名前: 通常のナナシ #aIcUnOeo: 2010/04/19(月) 01:30: :edit
    なんだか鬱になった
    最後ちょっと回復しそうになったけど
    やっぱり鬱だ
    でも作者はすごいと思う
  56. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 01:45: :edit
    よかったと思うよ
    いいSSほど少しでも粗いところを見つけて叩こうとするバカも増えるし
  57. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 01:46: :edit
    米36
    ですよねー
  58. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 02:26: :edit
    国木田おつ。
  59. 名前:       #-: 2010/04/19(月) 03:44: :edit
    ラノベ、少年漫画では無く携帯小説タイプか・・・

    ハルヒでやる必要はあったのかどうか
  60. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 04:12: :edit
    米36
    おま俺
    国木田に遊びに誘われたところでキタ━━(゚∀゚)━━!!思っちゃった
  61. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 05:04: :edit
    なんだろう……わかんねぇ。
    なんか、あれ?なんだ?
    すごく惹きこまれる作品だったけど。
    この舞台は、お遊びの舞台?
    それともエンドレスエイトのような世界?
    個人的には後者と思ったけど。

    不完全燃焼ってわけじゃあないんだけどなぁ。
    やりきれない?あああああ!わっかんねぇ!!
  62. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 05:54: :edit
    エンド2の方でエヴァの最終回思い出した
  63. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 07:27: :edit
    またこのタイプか
    勝手にオリジナルで書けばいいのに無理にハルヒの設定で書く感じの
    ハルヒ書きたいんじゃなくドロドロ書きたかっただけだろ
    オチでも劇とかいって逃げてるし
    自分の書くものに責任も取れないのか
    設定からエンディングまで全て作者の不誠実さが表れてるな
  64. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 08:47: :edit
    何と言うgdgdの鑑
    駄目やんコレ
  65. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 09:43: :edit
    作者にそこはかとないリア充臭がする
  66. 名前: 通常のナナシ #BsqUATt6: 2010/04/19(月) 10:23: :edit
    ターゲットを一人に絞らないからnice boatな嫌悪感が出てくるな
    ハルヒ一人に絞れば秒速5センチメートル
    文章構成力は悪くないが元キャラの魅力を感じない
  67. 名前: 通常のナナシ #eYj5zAx6: 2010/04/19(月) 12:12: :edit
    SSじゃなきゃ出来ない事だ
    これぞSS
    作者乙
  68. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 13:20: :edit
    あれ? 何でキョンNiceBoatされないの?
  69. 名前: 通常のナナシ #/5sbrRY6: 2010/04/19(月) 13:50: :edit
    ついつい全部読んでしまう、引き込ませる力があると思う。

    それだけにがっかり感が否めない。勝手に読んでおいてあれだけど時間返せって感じw


    他にも何人か言ってるけどハルヒでやる必要がまったくなかった。
  70. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 14:40: :edit
    うざい
    読んでて鬱になった
    すっごい狭い。狭すぎ。
    俺がこんな経験したことないかもだからかもしれないけど
    こんな閉塞感ある経験なんかしたくない


    でも最後まで読んだわww
    先がどうなるんだろうって気になるはやっぱすごい
  71. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 15:20: :edit
    劇ということにして、キャラを多少壊すなら、もう少し劇っぽい感じを匂わせてほしかった。
    キャラの違和感消すいいわけにしかなってない感じがどうにもなぁ。
    SFなんだし、ねぇ。
  72. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 20:26: :edit
    要するにぷん太はスイーツってこと?
    ぷん太は変態じゃないの?
    ぷん太は変わっちゃ駄目なんだよ!
    僕等のぷん太を返せ!この変態!
  73. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/19(月) 21:05: :edit
    変なSSだったなぁ。
    キョンがハルヒが好きだとか言いだすし。
    まずキョンが好きなのは長門
    間違えちゃダメだろそこは。
    何がいいたいんだかよくわからないし…
    微妙。
  74. 名前: 七氏の巌窟王 #aYpzl2JE: 2010/04/20(火) 00:39: :edit
    面白い……いや面白いというのも何か違う気がするが、とにかく最後まで読んで得したSS。
    谷口と国木田がいい味出してる。実に良い、なんとなくけだるい、かつ冷たい雰囲気にはまって最後まで一気に読んでしまった。あと実に読みやすかった。

    昔主人公(男)が恋人残して雪国に転校する泣きゲーがあったが、あれ思い出した。

    ぷん太と作者に深い感謝を。
  75. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/20(火) 04:00: :edit
    なんか無意味なドロドロが駄目だった
  76. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/20(火) 08:46: :edit
    スイーツ脳乙
  77. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/20(火) 18:11: :edit
    低俗すぎるw
  78. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/21(水) 16:05: :edit
    面白いただ、終盤で目が肥えた
  79. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/23(金) 17:39: :edit
    終盤はエヴァの最終話を彷彿させるな
  80. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/27(火) 01:29: :edit
    ハルヒだと思って…

    スイーツ()笑 出版でやれよ
  81. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/06/16(水) 00:24: :edit
    ED1はよかったけど
    ED2見て鬱になった
  82. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/06/18(金) 02:03: :edit
    エヴァよりもビッグおー
  83. 名前: 通常のナナシ #cks3dOnk: 2010/06/20(日) 03:23: :edit
    結局すっきりしないだけだった
  84. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/06/20(日) 04:15: :edit
    作者には文句は無い。しかしだ、ハルヒは氏ね
    自分の都合の悪い世界だとすぐループしやがって
    力を無くして、みんなに見放されて、そして絶望に塗れてじさつすれば良いのに
  85. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/06/24(木) 01:05: :edit
    vgvtfrftctc


    ぱお
  86. 名前: 通常のナナシ #cWKxWiaI: 2010/07/02(金) 23:39: :edit
    なんかムズ痒いな
    ある意味リアルな世界観だわ
  87. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/07/17(土) 17:25: :edit
    酷い自演を見た


    としか言えないこの不快感
    ハルヒ市ね
  88. 名前: 通常のナナシ #OARS9n6I: 2010/09/16(木) 17:25: :edit
    めっちゃ面白かった!乙。
  89. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/11/20(土) 16:47: :edit
    エヴァを思い出す人が俺意外にも居るんだと思ってちょっと安心。
    長門の綾波臭がハンパないんだが
  90. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/01/02(日) 03:10: :edit
    なんていうか、珍しく評価がきっちり賛否両論だな
    それも、否の方の人もただの中傷ではなく、何故嫌なのかをきちんと書く人が多い、ってのは初めてみた
  91. 名前: 通常のナナシ #-: 2011/03/28(月) 22:42: :edit
    米82 俺もそう思ったーw

    エヴァ?
    いあいあ
    ビッグオー・ショーターイム!!


    しかしまあ、作者さん長時間御苦労さまでした
    力作といういみでgj!
  92. 名前: #: 2013/09/25(水) 19:08: :edit
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.
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