キョン「あいつが……女体化だと……?」その2

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2009/12/13(日)
468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 19:52:09.29 ID:6YiPqqIiO

その2です。


468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 19:52:09.29 ID:6YiPqqIiO
………

……



藤子「ど、どうだ?似合うか?」

藤子はメイド服を身に纏って現れた。

メイド服。黒と白が織り成す芸術である。

キョン「似合っているぞ藤子。凄く似合う」

藤子「そ、そうか」

今、俺の目の前にポニーテールでメイド服を着けた長身で巨乳の未来人(元男性。酔うと泣き叫ぶ)が恥ずかしそうに立っている。

誰か画像くれ。キャラデザしてくれ菊地洋子。

いやいや無駄な事は考えるな。さっきからおかしいぞ俺。

今考える事は

藤子を調教する事だ




469 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 19:55:20.51 ID:6YiPqqIiO
藤子はベッドに腰掛けた。そしてそのまま足を組む。

藤子「ふっくっく、飲み干したのか」

キョン「悪いのか?」

藤子「いや……」

藤子は口元を歪ませて、淫らな笑みを浮かべる。そして見せつけるように、足を組み換えた。

……メイド藤子に足こきされる……調教すると言った訳だが……これはいつか頼もう。

藤子は自分のグラスを手にした。これを藤子が飲み干したら……。

藤子はグラスに口をつける。そして淫らな笑みを浮かべながら俺の目を凝視し、ゆっくりと、焦らすように洋酒を飲む。

……やっぱり今、足を使って貰おうか……

藤子「……ん」

藤子はグラスから口を離した。まだ洋酒は残っている。




470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 19:56:09.17 ID:6YiPqqIiO


藤子「そう言えばだな……御主人様、旦那様、坊っちゃまとあるようだが、君はどう呼ばれたいのだ?」

キョン「…………」

足でされる時は、坊っちゃまと呼ばれたい俺。

藤子「……そ、その、君の好きな方で呼んでも良いのだが……この口調は多分、変えられないと思うのだ」

キョン「……無理に言わなくて良いぞ藤子。集中出来ないだろう?」

俺は藤子の隣に腰掛けた。

藤子「……そう言われると、そうかも知れんな」

キョン「どちらかと言えば、御主人様だがな。いや、旦那様もやはり……」

藤子「……言うときは自然に言うのだろう。このような格好で犯されるのだからな」

藤子はグラスを手にした。

藤子「ふっくっく……今夜は……今朝よりも淫らに僕を狂わせてくれ」

そう言って、洋酒を一気に飲み干した。




474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 20:49:38.74 ID:6YiPqqIiO


グラスをテーブルに置いた瞬間に、俺は藤子を抱き寄せた。口づけをし、舌を入れる。

藤子「んっ……」

それに応えて舌を絡ませる藤子。

そのままメイド服の上から、胸を乱暴に揉む……ブラを着けてないのか。俺は藤子から唇を離した。

キョン「……わざわざ外したのか。なんていやらしいメイドだ」

藤子「ひあっ……!」

身に纏ったメイド服に擦り付けるように、突起した藤子の乳首をぐりぐりと捻りあげる。

藤子「はぁっ……あっ……」

責める度に、藤子は身体をよじらせた。




476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 20:51:32.45 ID:6YiPqqIiO


メイド服の上から丹念に指で責め上げた後、首筋を舐めながら囁いた。

キョン「あの下着を見せてみろ」

藤子「んっ……わ、わかった……」

藤子は俺からゆっくり離れ、四つん這いになった。そして自らスカートを捲り上げる。

藤子「しっかり……見てくれ……」

そのまま俺に顔を向けて、藤子は呟いた。

……その下着は臀部を全て露出し、紐を尻肉に食い込ませている。隠しているのは、女性器だけだ。

キョン「拡げて見せろ藤子」

藤子は言われるがまま、割れ目を自ら両手で拡げる。

ピンク色のアナルが姿を見せた。

キョン「ひくひく動いてるぞ。そんなに欲しいのか?」

藤子「はぁっ……欲しい……君の……君の肉棒が欲しいのだ……」

キョン「なら、先ずは御奉仕だな」

俺は下に身に付けている物を、全て脱ぎ捨てた。




477 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 20:55:26.38 ID:6YiPqqIiO
キョン「ちゃんと御奉仕したら、たっぷり犯してやるぞ」

隆起した肉棒を、藤子に見せる。

藤子は上体を起こし、俺の肉棒に顔を近付けた。

藤子「はぁっ……」

藤子の吐息が間近から肉棒にあたる。

そのまま肉棒を右手の指で反らし上げ、根元から舌をなぞらせた。




479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 21:21:46.58 ID:6YiPqqIiO
藤子「はあっ……はぁっ……んっ……」

藤子は、丹念に舌を這わせる。肉棒に唾液を絡ませ、舐め残しの無いように。

余すところなく舌を這わせた藤子に、予めベッドの側に用意していたピンク色のローターを俺は手渡した。

キョン「藤子……これを使用ながらするんだ」

藤子「んっ……」

藤子はローターを下着の中に手を入れて、陰核に当てた。

下着の上から左手を添えて固定する。先ずは最弱の震動で責めるか。

ローターのスイッチを入れると同時に、藤子は身体をびくつかせた。

藤子「あんっ……あっ……」




480 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 21:31:29.06 ID:6YiPqqIiO
陰核に震動を与えるローターに悶えながら、藤子は御奉仕を続ける。

藤子「はあっ……んっ……」

残っている右手で肉棒を反らし、顔をうずめる。陰嚢にも舌を這わし、睾丸を口に含んで舌でゆっくり転がし始めた。

藤子「ふっ……んんっ……」

余裕が出てきたな藤子。もう一段階強くするか。

俺はローターのスイッチを、一目盛り上げた。

藤子「ふあっ!あっ……ああっ!?」

藤子は口に含んでいだ睾丸を外に出し、肉棒の根元に頬を押し付けるようにして悶えた。




483 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 21:52:12.20 ID:6YiPqqIiO


キョン「藤子、御奉仕を止めるな」

ローターに悶える藤子の髪を掴んで顔を強引に上げる。藤子は、先程より身体をびくつかせながら肉棒を握り、口内に迎え入れた。

藤子「んむっ……ふううんっ!」

肉棒をくわえながら悶える藤子。そのままじゅぷじゅぷと音を立てて、自ら口淫を始めた。

藤子「んっ!んむっ!」

柔らかい唇で肉棒を上下から挟みこみ、吸い上げるようにして顎を前後に動かす。時折舌を絡ませながら。

藤子「んぐ……っ!」

そして俺を見上げながら、ゆっくり根元までくわえこむ。

キョン「藤子、歯を立てるなよ」

俺はローターの震動をもう一段階上げた。

藤子「んんっ!んーっ!?」

肉棒を口から離そうとする藤子の頭を無理矢理押さえ付けた。

顎が震えるのを直に感じる。




484 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 22:08:22.76 ID:6YiPqqIiO


藤子「んっ!んんんっ!?」

苦しそうな表情で悶える藤子に俺は囁いた。

キョン「御奉仕はこれからじゃないのか?」

藤子はびくびくと身体を震わせながら、舌を動かした。

藤子「んぐっ……うっ!」

舌を無理に動かす度に顎か震え、唾液が口元から滴る。

キョン「もっと上手く出来ないのか?」

藤子「ふぐ……うぅ!」

キョン「全く出来てないぞ藤子……仕方の無い奴だな」

俺は押さえ付けていた藤子の頭から手を離し、ゆっくりと肉棒を引き抜いた。

藤子「ごほっ……はっ……あっ……」

キョン「このままじゃあ、犯してやれないな」


藤子「あっ……やっ……するっ……ちゃんとするから……っ!」

切ない表情を浮かべて、藤子は呟いた。




489 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 22:54:17.41 ID:6YiPqqIiO


俺はベッドに仰向けになった。

藤子はそのまま俺の股関に顔をうずめる。

藤子「んんっ!んあっ!」

ローターの震動に悶えながらも、必死に口淫をして俺に快楽を与えた。

キョン「藤子……俺に見せながらするんだ」

藤子「んっ……」

藤子は口淫を一旦止め、反転しながら跨ぐように俺の上に乗った。そのまま露出する臀部とローターで責め続けられている股関を俺の顔の間近に持って来る。眼前でピンク色のアナルが卑猥に動く。

そのまま藤子は再度口淫を始める。

俺はローターの震動を最大限にした。

藤子「ひああっ!ああーっ!?」




491 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 23:06:16.11 ID:6YiPqqIiO
キョン「御奉仕は止めるなと言っただろう?」

藤子「うあっ!んぐぅ!」

身体を痙攣させながら、肉棒をくわえこみ舌を絡める藤子。

キョン「そうだ……ここを犯されたいのならちゃんとするんだ」

眼前にある藤子のアナルに、俺は舌を突き立てた。

藤子「んううっ!?」

そのままぴちゃびちゃと舌で藤子のアナルを責め始める。

堪えきれず、藤子は口淫を止めて悶え叫ぶ。

藤子「ひうあぁっ!?」

キョン「どうした藤子……」

藤子「こ、こんな……御奉仕が出来る訳が……ひうぅんっ!」

最後まで聞かずに、藤子のアナルを舌で責め続けた。




492 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 23:22:12.31 ID:6YiPqqIiO


藤子「あぁっ!だ、駄目っ……これ以上……ああぁっ!」

アナルの奥深くに舌を突き入れた。中で動かす度に、藤子は淫らな叫び声を上げる。

藤子「あぁ!あんっ!あっ!」

既に御奉仕する事を忘れ、藤子は陰核とアナルを同時に責められる快楽に溺れていた。

藤子「ひうっ!あっ!ああぁっ!?」

卑猥に動くアナルから舌を抜き、唇で吸い上げる。

藤子「吸っ……くうぅんっ!?」

がくがくと俺の上で身体を震わせて藤子は叫んだ。。

藤子「ああっ……達してしまう……絶頂に達してしまうぅ!?」




495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 23:37:45.63 ID:6YiPqqIiO
吸い上げるの止めて、一呼吸置いてからもう一度アナルに舌を突き入れた。今度はさらに激しく責める。

藤子「うあぁっ!あぁっ!い、いいのか、先に達してしまってぇ!?」

俺はアナルを舌で責めるのを止めて、藤子に呟いた。

キョン「勝手に絶頂を迎えたら犯してやらないぞ……」

藤子「そ、そんな……あひぃ!?」

人差し指の先端をアナルにゆっくり捩じ込んだ。




497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/23(月) 23:57:11.72 ID:6YiPqqIiO
キョン「犯して欲しかったら我慢するんだ藤子……」

人差し指の第一関節辺りで捩じ込むのを止める。

藤子「あぁっ!で、出来るわけっ……出来ないぃっ!?」

そして小刻みに出し入れしていく。ぬぷっぬぷっと卑猥な音をさせながら。

藤子「ひあんっ!あっ!だ、駄目これ以上っ……出来な……っ!」

小刻みに出し入れしていた人差し指を、入り口が不意に締め付けた。そろそろ限界か。

キョン「……仕方が無いな。絶頂を迎えて良いぞ藤子」

そう呟いて、人差し指を奥に捻り入れた。

その瞬間藤子はびくんっと身体を仰け反らた。そして

藤子「いうぅっ!あっ!あああああああぁあぁあぁああっ!?」

絶頂を迎えた叫び声を上げ、身体中を痙攣させた。




498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 00:15:45.88 ID:Qu7zYiNJ0
マウスで勘弁





501 : ◆HLR2b16n72 :2009/11/24(火) 00:18:31.97 ID:9GcT8ciOO
>>498
妄想に限りなく近い




500 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 00:16:08.00 ID:9GcT8ciOO
俺は人差し指を引き抜き、ローターのスイッチを止めた。

藤子「ひあっ……あっ……」

藤子はそのまま俺の上に崩れる。

キョン「藤子……」

未だ痙攣する藤子の身体をよこして、ベッドに横にさせた。

藤子「はぁっ……あっ……」

息を切らしながら、藤子は虚ろな瞳で俺を見つめていた。




504 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 00:37:26.49 ID:9GcT8ciOO


キョン「もう満足か?」

俺は上体を起こし、わざとらしく藤子の眼前に肉棒を突き付けた。

キョン「これでここを犯して欲しかったんじゃないのか?」

藤子「ひうんっ……」

藤子のアナルに、指を滑らせる。

キョン「藤子が満足なら……」

藤子「いっ……いやぁ……」


息を切らしながら、藤子は首を横に振った。薄い黄緑色の髪がさらに乱れる。

藤子「してぇ……お尻を犯してぇ……」

虚ろな瞳で俺を見上げて、懇願した。

藤子「御主人様ぁ…………」




508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 00:56:57.68 ID:9GcT8ciOO
キョン「そんなに犯して欲しいのか。絶頂を迎えたばかりだと言うのに」

藤子を再度四つん這いにさせる。

藤子「はぁっ……してぇ……御主人様ぁ……」

そのまま藤子の両腕を後ろ手に回し、革の手錠をはめた。

藤子「あっ……?」

藤子は力無くベッドにうつ伏せになる。

キョン「ちゃんと突き出せ……犯して欲しいんだろう……」

藤子「は、はい……」

藤子は、身体を震わせながら、ゆっくりと腰を浮かせて膝を付いた。

肉棒を待ち望むピンク色のアナルを指でなぞりながら囁く。

キョン「よし……たっぷり肛虐してやるからな」

藤子「お、お願いします御主人様ぁ……卑しいお尻を思う存分虐めて下さいませ……」




511 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:12:59.54 ID:9GcT8ciOO
俺はローションを手に垂らす。

藤子「あっ……はぁ……」

藤子のお尻に滑らせるように塗り付ける。指で割れ目をなぞりアナルにもしっかりと塗りたくる。

キョン「入れるぞ藤子……」

藤子「は、はい……んんっ!」

滑るように人差し指が入って行く。

藤子「あはっ……あっ……」

すんなりと根元まで入った。それをゆっくりと出し入れしながらローションを直接アナルに垂らす。

藤子「ひうっ……んっ……」

奥深くまで滑りを伴う。ぐちゅっぐちゅっと卑猥に音を出している。

俺はそのまま中指も捩じ込んだ。

藤子「くうんっ……」




512 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:26:28.17 ID:9GcT8ciOO


ぐぷっぐぷっとさらに卑猥に音を立てる。指の関節を曲げながらさらに出し入れして行く。

藤子「あぁ……ご、御主人様ぁ……」

二本の指で責める度に、藤子のアナルは拡がって行く。

キョン「よし……虐めてやるぞ藤子」

指を捻り、かき混ぜるように腸壁に刺激を与えると、藤子は淫らに喘ぎ出した。

藤子「あひいっ!御主人様ぁ!御主人様ぁ!もっと虐めて下さいませぇ!」

キョン「ああ、たっぷり虐めてやるぞ」




515 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:54:16.00 ID:9GcT8ciOO
さらに指でアナルを拡げて行く。出し入れする動きも激しくして行く。

藤子「あんっ!ああっ!」

よし、指で責めるのはこれぐらいで良いだろう。

俺は指を引き抜き、アナル拡張用のバイブを手にした。

キョン「次はこれで拡げてやるぞ」

藤子「お、お願いします御主人様ぁ……卑しいお尻をもっと拡げてぇ……」

ゆっくりとバイブを挿入して行く。

藤子「あんんっ!」

アナルの奥深くまで挿入させてスイッチを入れる。

藤子「あひっ!ああーっ!?」

拡張用のバイブは、藤子の直腸内で激しい電動音を鳴らす。

藤子「あううっ!ひあああっ!」

キョン「藤子、このままでは辛いだろう?もう一度ここにも快楽を与えてやるぞ」

性器を隠す下着から伸びるローターのスイッチを手にし、振動を一気に最大限にした。

藤子「ひうっ……ああああああああああっ!?」




516 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:03:09.69 ID:9GcT8ciOO
直腸と陰核を同時に激しく責め上げられ、唾液を垂らして悶える藤子。

藤子「御主人様ぁ!御主人様……ああっ!?」

俺はそのまま藤子の正面に周った。束ねた髪を掴み、無理矢理上体を起こした。

キョン「口を開けろ……」

藤子「くふっ……うんんっ!」

肉棒を藤子にくわえさせ、激しく腰を前後に動かした。

藤子「んぐうっ!んぐっ!んんっ!」

そのまま藤子の顔を見下ろした。

あまりの快楽に涙を滲ませ、俺を見上げる藤子。

キョン「……嬉しいか?」

俺の問いに答えるように、藤子は口内で激しく動く肉棒に必死で舌を絡ませ始めた。




519 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:25:19.74 ID:9GcT8ciOO


たっぷりと唾液を絡ませた肉棒を口から引き抜き、藤子の頬に擦り合わせる。

藤子「はやくっ……はやく御主人様の肉棒を……ひうぅっ!」

直腸内を拡張するバイブを握り、さらに拡げるようにゆっくり捻り回す。

藤子「あひぃっ!ああーっ!あーっ!?」

びくびくと身体を痙攣させる藤子。

藤子「御主人様ぁ!お願いぃ!御主人様の肉棒で絶頂したいからぁ!」

キョン「わかっているよ藤子……」

ローターの激しい振動を止め、バイブをゆっくり引き抜く。

藤子「ひうっ……あぁ……ご、御主人様ぁ……お願い致します……」

後ろに回った俺に、藤子は懇願した。

藤子「卑しいお尻に下さいませ……御主人様の肉棒で絶頂させてぇ……」




520 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:28:07.20 ID:B3XHgtDjO
キョンが高校生に見えないwww




524 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:35:22.14 ID:9GcT8ciOO


藤子のピンク色のアナルに肉棒の先端を押し当てる。

藤子「あっ!あぁっ!」

受け入れる準備が出来ているアナルは、ゆっくり肉棒をくわえこむ。

藤子「入るっ……入って来るぅ!御主人様ぁ!焦らさないでぇ!」

懇願する藤子の望み通り、一気に肉棒を突き刺した。

藤子「あはぁ!あっ!ああーっ!?」

藤子は舌を出して、唾液を滴らしながら歓喜の叫びを上げた。突き刺した肉棒を腸壁で締め付ける。

キョン「藤子……っ!」

藤子「もう駄目ぇ!狂ってしまうぅっ!あはぁ!」

堪えきれない藤子は自ら腰を動かした。

藤子「お尻の奥に来るっ!あんああっ!?肉棒が来るぅ!狂うっ!狂ってしまうのだ御主人様ぁ!」

余りの快楽に、自分が何を喘いでいるのか解らないのだろう。

藤子は目を見開いて俺を凝視し、淫らな舌を突き出しながら更に懇願する。

藤子「もっと虐めてもっと拡げてもっとかき混ぜてくれ御主人様ぁ!壊しても良いぞ!壊しても良いのだ!僕を肛虐してもっと狂わせるのだ御主人様ぁ!」




525 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:37:39.16 ID:9GcT8ciOO
藤子の腸壁の締め付けに逆らうように、俺は肉棒を激しく動かした。

藤子「あひっ!おひりぃっ!壊してぇ!僕を壊して下さいませ御主人様ぁ!」

ああ

壊してやろう藤子

俺はローターを最大限に振動させた

藤子「あひっ!?あああぁあぁあぁあぁあぁっ!!」

腸壁の締め付けが増す。それでも構わずに俺は藤子の肛虐を止めない。

ぐちゅんっぐちゅんっと藤子の直腸が悲鳴をあげる。

俺は藤子の両肩を掴み、そのまま体重を後ろにかける。

藤子「あひうああっ!来るぅ!狂うのだっ!肉棒が奥に狂うぅ!奥にひぃ!卑しい僕のお尻の奥にいぃ!」

その反動で藤子の上半身が宙に浮く。そのまま身体を固定して力強く肉棒を突き上げた。




526 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:39:14.63 ID:9GcT8ciOO


藤子「ひうっ!」

何度も力強く

藤子「あうぅっ!」

何度も

藤子「ひぐぅあっ!」

何度も

藤子「ああっ!御主人様ぁ!」

何度も突き上げる

キョン「藤子……壊してやるぞ……」

そして力の限り腰を動かした。




528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:42:18.09 ID:9GcT8ciOO


「ああっ!御主人様ぁ!御主人様ぁ!御主人様ぁ!?」

突き動かす度に、御主人様と叫ぶ藤子。

もっと叫んでみろ。

腸壁を抉るように、激しく、勢いよく肉棒を動かした。

「御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様御主人様…………」
唾液を撒き散らしながら喘いだ藤子は、びくんっと身体を仰け反らせ、力無く頭を垂れた。

「……藤子」

俺は肉棒の動きを止める。

藤子はゆっくり顔を振り向かせて吐き出すように呟いた。


「僕の御主人様ぁぁ……っ!」


舌を突き出して、淫靡な笑みを浮かべる。

藤子

愛している

お前は最高の女だ




531 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 04:19:10.99 ID:9GcT8ciOO


俺は一度肉棒を抜いて革の手錠を外し、藤子を仰向けに寝かせた。

ローターの振動を止めても、まだ身体を痙攣させる藤子。

正常位で肉棒を藤子の腸内に再度挿入した。

藤子「あ……ん……」

そのまま唇を重ねる。憔悴仕切っているのか、舌を震わせながらゆっくり動かす藤子。

くちゅっくちゅっとゆっくり肉棒を動かす。

藤子「んっ……ん……」

腸壁に肉棒を擦りつけるように、動かしていく。

藤子「はぁ……っ!」

下から上に擦りつけるように動かす。

藤子「あ、ああっ!?」

キョン「藤子……愛しているぞ……」

藤子「僕もだ……んっ……ああっ!」

藤子の腸壁ごしに、子宮下部を責める。




532 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 04:27:59.44 ID:9GcT8ciOO


藤子「はぁ……駄目だ……直ぐに達する……また絶頂を迎える……くうぅん!」

キョン「藤子……出すぞ……」

藤子「出して……全部出してくれ……一緒に……僕と一緒に……ひあっ!んんっ!?」

腸壁が一層肉棒を締め付ける。

びくんっと藤子が身体を捩らせたと同時に、俺も絶頂に達した。

ドクン、ドクンと藤子の腸内に精液を放出する。

キョン「うっ……くっ……」

藤子「はぁっ……ああっ……」

精液を搾り尽くすように、藤子の腸壁が肉棒を何度も何度も締め付けた。

キョン「ぬ、抜くぞ藤子……」

藤子「だ、駄目だ……このまま……このままもう少し……」

藤子は瞳を閉じて呟いた。

藤子「君の精液を体内に染み込ませてくれ……」




534 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 04:44:12.66 ID:9GcT8ciOO


暫くの間、俺と藤子は繋がったまま唇を軽く触れ合わせていた。

藤子「はぁ……愛してる……僕はもう君を愛しているのだ……」

キョン「藤子……俺もお前を愛している……」

指を絡ませ、何度も何度も唇を重ね合わせた。

キョン「藤子……もう抜くぞ……」

ゆっくりと肉棒を引き抜く。

藤子「あっ……ん……」

肉棒を引き抜いた藤子のアナルから、俺の放出した精液がゆっくり垂れ流れる。

藤子「あ、味わわせてくれ……君の精液を……」

腸内から垂れ流れて来る精液を指で絡め取った。

キョン「舌を出せ藤子……」

藤子は口を開いて舌を突き出した。

絡め取った精液を藤子の舌に塗り付ける。




536 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 04:53:48.73 ID:9GcT8ciOO


藤子「はぁ……んくっ……」

恍惚の表情で、精液を味わう藤子。

藤子「ああ……甘露……もっと欲しい……」

藤子は自分の指で垂れ流れる精液を口に運ぶ。

藤子「んっ……」

指をしゃぶりながら起き上がり、俺を見つめる淫らな微笑を浮かべて呟いた。





藤子「まだ、朝まで時間はたっぷりある……ふっくっく、次はどの衣装でしたいのだ?」





549 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 11:28:11.93 ID:9GcT8ciOO
………

……



キョン「もう朝か……」

ベッドの上で俺は呟いた。

結局一睡も出来なかった。あれから藤子と、何度も何度も身体を求め合ったのだ。

藤子「……もう、帰るのか」

俺の腕を枕にし、隣に眠る藤子が寂しく呟いた。

俺は宥めるように、藤子の頭を優しく撫でる。

キョン「……今夜も来る。連絡するよ」

藤子「うん……」

ベッドから起き上がり、藤子と口づけを交わした。




550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 11:29:43.32 ID:9GcT8ciOO

藤子「……このままの方が幸せなのかも知れないな」

藤子も白いシーツを纏いながらベッドから起き上がった。

キョン「……いつかは必ずハルヒにバレるだろう。だからその前に」

藤子「それは解っている……でも……」

乱れた薄い黄緑色の髪を掻き上げながら、藤子は呟く。

藤子「怖いのだ……少しでも失敗を犯せば、君を失ってしまう……」

キョン「…………」


藤子「こんなにも愛してくれる……こんなにも思ってくれる君を失う事が……」

俺は藤子を抱き寄せた。

キョン「俺もお前を失いたくない……だからこそだ」

藤子「……そうだな……君の言う通りだ……」

俺の胸に顔をうずめたまま、藤子は呟いた。

キョン「心配するな藤子。方法は必ずあるさ。今夜は一緒に考えよう」

藤子はそのまま無言で頷いた。




551 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 11:36:08.90 ID:9GcT8ciOO



帰り支度を済ませ、俺は玄関に向かった。藤子も名残惜しそうに、白いシーツを纏ったまま一緒に玄関に向かう。

藤子「では、今夜も君を待っているぞ……」

キョン「ああ、必ず連絡する……」

藤子は俺に唇を軽く重ねて、扉が閉まるまで俺を見送った。

キョン「さて……」

エレベーターに乗る前に帽子を深く被り、サングラスを付ける。

俺は藤子のマンションから夜明けの街に出て、タクシーを拾った。

そして……車内で緊張しながら携帯の電源を入れる。

着信

メール

……無し

安堵の溜め息をつき、俺は自宅に戻った。




563 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 14:52:42.47 ID:9GcT8ciOO
静かに窓ガラスを開けて、自分の部屋に土足で入る。

……部屋を脱け出すのは久し振りだったな。恋人と会いに行くのは初めてではあるが。

靴を脱いで一息つき、俺は部屋の内鍵を開けて家の様子を確認する。

……よし、まだ就寝中だ。

これから部屋を脱け出す日々が続く。それ用の靴も購入して置こうかな。

俺は部屋から出て、薄暗い家の中を忍び足で歩いて玄関に向かった。そして靴箱の中に先程まで履いていた靴を静かに戻す。

……これでよし。ついでに飲み物を取って戻るか。

台所にある冷蔵庫に向かう途中、突然後ろから声をかけられた。




564 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 14:54:22.06 ID:9GcT8ciOO


妹「ふにゃ……おはよ~キョンくん……」

キョン「お、おはよう」

一瞬心臓が止まるかと思ったぞ我が妹よ。

妹「風邪治った~?」

まだ寝惚けているのか、目を擦りながら俺に問いかける。

キョン「治ったよ。それにしても早起き過ぎないか?それともトイレか?」

妹「あ、そうだったぁ……」

妹はトイレに向かって歩いて行った。

……これからは両親よりも、妹に気を付けなればならないのかも知れん。何故だか俺はそう思った。

ペットボトル入りの水を冷蔵庫から取り出し、俺はそのまま部屋に戻った。




565 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 15:16:27.16 ID:9GcT8ciOO


喉を潤し、そのままベッドに横になる。

キョン「今日が日曜でよかったな……」

このまま寝たら昼過ぎまで起きないのだろうな。体力も限界である訳だし。

俺はゆっくり目を閉じる。

頭に浮かぶのは藤子……そしてハルヒだ。

俺がハルヒに選ばれるのが既定事項。しかも強く望んでいる。

都合よく、安易にそれだけを改変出来る物では無いのは解っているさ。




566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 15:33:43.29 ID:9GcT8ciOO
それらを一度、全て塗り替えたのが長門。

……ハルヒを普通の人間にしたな。ここにヒントがあるやも知れん。

しかし、どうやって長門のように都合よく改変出来るんだ?長門は二度としないだろうし、朝比奈さん(大)はどうする?

……別の方法としては、橘京子の言葉を借りて佐々木に戻す。

しかしそれは時間が無さすぎる。今まで出来なかった事を、俺と藤子の為にと言われて佐々木、橘京子、周防九曜が動いてくれるだろうか?

それに佐々木……いや、今はそれを考えるのはよそう。更にややこしくなるって既にややこしい訳だが。

正直にハルヒに話す。交際を認めろと。

古泉、神人に殺されるだろうな。その前に、藤子が無かった事になる可能性が一番高いかな。

……一旦、望んだ物は殆ど否定してないようだな……この辺もヒントになりそうだ……それにしてもだ……俺はハルヒの為に生まれて来たとでも言うのか……一生ハルヒの側に居ろとでも……




568 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 15:51:50.08 ID:9GcT8ciOO
……やはり藤子と過去に戻って……どこまでが禁則でどこまでが改変できる規定だ……

そんな事を考えている内に

俺は

眠りに就いた

そして

夢を見る

夢の中でも

俺は藤子と身体を求めあっていた

藤子の部屋の狭いクローゼットの中

藤子の片足を持ち上げ

そのまま一つになる

喚起の声を出す藤子に

口づけをする

ふと

藤子がクローゼットの隙間に視線を移す




569 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 15:54:42.38 ID:9GcT8ciOO


つられて俺も見る

その隙間から

ハルヒが覗いていた

激昂しているのか

哀しんでいるのか

今まで見た事の無い表情で

クローゼットの隙間から

ハルヒが覗いている

俺と藤子の行為を

そしてゆっくり口を開いた

『キョン…………』




570 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 16:03:50.44 ID:9GcT8ciOO


『キョン……く……キョン……でん……』

ハルヒ……何が言いたい……俺はお前の物じゃ……


『キョンくん、でんわ~♪』


キョン「うあっ!?」

妹の叫ぶ声のおかげで現実に引き戻された。なんだ今の夢は。悪夢にも程があるぞ。

部屋の扉が開き、電話の子機を片手に妹が入って来た。

妹「キョンくん、でんわだよ……って凄い汗かいてる。大丈夫~?」

キョン「あ、ああ。寝汗だよ……誰から電話だ?」

携帯にかけずに、わざわざ自宅に電話するなんてどこの誰だ?

妹「ハルにゃんだよ~♪」

キョン「…………」




571 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 16:15:50.36 ID:9GcT8ciOO


妹から子機を受け取る前に、自分の携帯を確認する。

不在着信3件 新着メール2件

全てハルヒだ。

メールの内容は『おはよう。起きてる?』『まだ寝てるの?』と他愛の無い内容だが……

今しがた見た悪夢の事もあり、恐る恐る子機を受け取り通話ボタンを押す。

キョン「も、もしも」

ハルヒ『いつまで寝てんのよ、このバカキョンッ!』

受話器を当てた耳から反対側の耳まで突き抜けるようなハルヒの声に、完全に目が覚めた。

……怒気はこもっていないな。

やはりあれは只の夢か。

キョン「……まだ熱が」

ハルヒ『治ったんでしょ?妹から聞いたわよ?』

……あ。




578 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 18:09:33.69 ID:9GcT8ciOO


やはり妹に気を付けるべきだったか。

妹と目が合う。一仕事終えて満足したのか、笑顔で親指を立てる。

それにハイハイと頷きながら、部屋から出て行く妹を無言で見送る。

そのまま部屋の時計を確認した……もう昼過ぎか。確かに、いつまで寝ているのか言われても仕方がないわけだが。

キョン「……わざわざ携帯を取らないからって、家にかける事も無いだろうよハルヒ」

ハルヒ『だ、だって、ちょっと心配になっちゃって……もしかしたら昨夜、具合が突然悪くなったかもって考えたら……』

……言い訳に風邪を使うのは止めようかな。

ハルヒ『ご、ごめんね?迷惑だった?』

……大迷惑だと言う言葉を飲み込む。

キョン「いや……別に迷惑では無いが……で、何の用だ?」




579 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 18:21:48.53 ID:9GcT8ciOO


ハルヒ『えーっと、えっとね、病み上がりのリハビリもかねて、い、一緒に買い物に行かないかしら?』

何を言っているんだお前は。

風邪のリハビリもそうだが、それが買い物だとは俺はどんな風邪をひいたんだ。

キョン「……買い物ってどこにだ?」

ハルヒ『ほ、ほら、○△○△デパート。冬物のセールしてるのよ』

キョン「…………」

ハルヒ「そろそろ必要じゃない?そ、それで一緒にね」

キョン「冬物の……セールね……」

ハルヒ『一緒に服を選んでもらえないかなって』




580 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 18:45:40.40 ID:9GcT8ciOO
キョン「服を選ぶのは……苦手だ俺は」

ハルヒ『じゃ、じゃあキョンの服も私が一緒に選んであげるわよ!』

一緒に服を選ぶ。

何でお前とだ。

それはいつか藤子と一緒にしようと密かに思っていた事だ。

ハルヒ『ね、一緒に行かない?』

必ず行きなさいとしか聞こえない。

やはり昨日キスなんてしたのが不味かったのか。なんて断る。理由は。ええっと。身内に突然の不幸ってべたべたな。

ハルヒ『特に用事は無いんでしょ?妹から聞いたわよ?』

先回りされていたか。くそっ。

ハルヒ『せっかくの日曜日なんだから、たまには有効に』

……これはもう断れないのか。




584 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 19:23:16.49 ID:i13I/BsJ0
おもちゃの様に扱われて、ボロ雑巾の様に扱われても、
健気に尽くして、それでも報われないハルヒかわいい!




585 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 19:24:09.84 ID:9GcT8ciOO


キョン「……行くか」

ハルヒ『じゃ、じゃあ2時に駅前に』

キョン「古泉や長門や朝比奈さんには、俺から連絡するよ」

ハルヒ『へ?』

キョン「え?皆で一緒に買い物なんじゃないのか?」

ハルヒ『え、えっと』

鈍感なクラスメイト、キョンを演じてみる。この辺の発言は許容範囲ではないだろうか?何も行きたくないとは言っている訳ではない。

キョン「皆で選んだ方が楽しいんじゃないか。それに長門の私服を選んであげたいとか言ってたんじゃないか?いつも不思議探索だからな。二人で選ぶのも良いが、う、うむ。たまには皆で買い物も良い物だ」

とりあえず畳み掛けて見る。俺に出来るのはここまでだ。

それでも二人っきりで行くと言われればそれまでだがな。どう出るハルヒ?




586 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 19:42:05.53 ID:9GcT8ciOO


ハルヒ『……そ、そうね!皆で行った方が楽しいわよね!』

よし。

俺は携帯を片手に小さくガッツポーズ。

ハルヒと二人っきりで何処かに行くなんてもう無理だ。何を望まれるかわからんからな。

キョン「2時だな。皆には俺が連絡しておくよ」

ハルヒ『う、うん……』

キョン「じゃあ駅前で」

ハルヒ『お、遅れたら罰金なんだからね!』

キョン「今日は遅れないようにするさ。じゃあまた後でな」

ハルヒ『…………』

キョン「………?」

返事をせず暫く無言のハルヒ。

ハルヒ『………バカキョン』

ぽつりとそう呟いて電話を切った。




587 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 19:44:29.32 ID:CykVukN+O
これはいい三角関係




591 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 20:44:19.57 ID:9GcT8ciOO
………

……



罰金を支払うぐらいなら、いつも以上に早く出て無駄な出費を無くし、それを藤子の為に使った方が良い。

俺は急いで準備をし、一時間前には待ち合わせ場所の駅前広場に着いていた。

キョン「…………」

長門「…………」

古泉「……んっふ、これは珍しいですね。いや、約束の時間でも間違えましたか?待ち合わせの時間は2時ですが」




593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 21:04:18.80 ID:IWTMR9/n0
そういえばこの古泉ってあんなだったんだよな忘れてた




594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 21:15:00.43 ID:9GcT8ciOO


既に長門と古泉は到着していた。

長門はなんとなく解る。俺が連絡して直ぐにここに来たのだろうな。

キョン「古泉……お前はいつもそうなのか?」

古泉「そうですねぇ」

苦笑気味に肩をすくめる古泉。

古泉「まぁ、今日はこうなるであろうと予想はしていましたからね。朝から外出の準備はしていました」

キョン「予想?どう言う事だ?」

古泉「んっふ、昨日は仮病でしょう?」

キョン「……な、何の話だ」




595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 21:20:56.12 ID:9GcT8ciOO
古泉「隠さなくて良いですよ。貴方が病院に行っていないのは調査済みですから」

ま、まさかもう既に藤子との事が全部バレて……。

古泉「気持ちは解りますがね……」

鼓動が早まる。知っていたなら何故今まで見過ごしていた古泉。長門も朝比奈さんも知っているのか?

古泉「不思議探索が面倒臭いと言う気持ちは少しだけ解りますがね。
んっふ、それとも国木田君が女体化されないので、ふてくされていたとか?」

ん?

古泉「一日中、家でごろごろですか……羨ましいですねぇ」

セーフ!

古泉「まぁ、涼宮さんが見舞いに行ったようですが……どんな言い訳をすればこのような結果に?後学の為に教えてくれませんかねぇ」

キョン「す、すまないな。魔がさしたんだよ。うん。まぁ国木田の事も少しは起因しているかも知れない」




598 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 21:31:51.07 ID:9GcT8ciOO
聞こえようによっては、藤子の事を謝っているような言い訳。

何を言っているんだ俺は。

古泉「今回はこのような結果になったから良かった物の……下手をすれば大規模な閉鎖空間が発生していたかも知れませんよ。僕を殺す気ですか?」

キョン「そ、そうだな。本当にすまないと思っている」

古泉「今回だけにして下さいよ」

俺は古泉に平謝りしながら、心の中で本当に古泉を殺してしまうかも知れないと思った。

いや、古泉だけじゃない。下手をすれば今すぐ世界全てを崩壊させてしまうかも知れん。

そうならない為にも……。




602 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 21:59:43.45 ID:9GcT8ciOO
キョン「……ところで、病院を調査とか言ったな?」

朝比奈さんとハルヒを待つ間、古泉と話をする。

古泉「当然ですよ。貴方が病気にや怪我にかかると言う事だけで様々な事態が予測されますからね。病院と名の付く施設は、大抵機関と連携しています」

キョン「個人情報保護とは、お前達機関には無いのか」

古泉「ありますよ。監視はしていません」

……常に監視されていたらアウトだったな。

古泉「病院に行った筈の貴方のカルテがあがって来ませんでしたからね。あぁ、これは仮病だと」

もう仮病は使えんな。

古泉「本当に病気にかかった時は、医者に頼る事はありませんよ。どんな医者よりも有能ですから」

古泉はそう言って、いつものようにちょこんと座って静かに本を読んでいる長門を見る。

いつから聞いていたのか、長門はこちらを向いて呟いた。

長門「大抵の病気や怪我は一瞬で治せる」




603 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 22:15:38.30 ID:9GcT8ciOO
古泉「だ、そうです」

虫歯になったら治療を頼もうか等と考えていると、朝比奈さんがやって来た。

みくる「キョン君?こんな時間に……?」

キョン「こんにちは朝比奈さん。昨日はすいませんでした」

みくる「あ、いえ、体調は大丈夫ですかぁ?」

……朝比奈さんは知らないのか?

キョン「ええ、大丈夫ですよ。心配しないで下さい」

みくる「よかったぁ……」




605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 22:35:57.04 ID:9GcT8ciOO


本当に心配していたのか、朝比奈さんは笑顔を見せる。

すいません朝比奈さん。貴女のその笑顔をまともに見れません。嘘をついて藤子との情事に励んでいました。

ハルヒ「うそ、キョンッ!?」

そして一番最後にハルヒがやって来た。

キョン「今日の罰金はお前だなハルヒ」

ハルヒ「ど、どうしてこんなに早いのよっ!」

キョン「たまには、な」

ハルヒ「た、たまにはじゃなくて、いつも遅れずに来なさいよっ!」

キョン「わかった、わかった。とりあえず行こうか」

ハルヒは何やら文句を言っているが聞き流す。

さっさと買い物をして満足しろ。しかし女性の買い物程、長い時間を要するに物は無いのである。

こうして、近い内に俺が退団する可能性が高いであろう我がSOS団は揃い、デパートの開催する冬物セールに向かった。




607 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 23:08:37.18 ID:9GcT8ciOO
○△○△デパートに到着。

そして

三時間経過。

キョン「やれやれ、だ」

古泉「んっふ、そう言うものですよ」

長門「…………」

俺と古泉と長門は、買い物を終える気配の無いハルヒと朝比奈さんの後を付いていた。

俺と古泉の手には大量の下げ袋。

最初の内は長門の私服を皆で選んだり、様々な店で試着して出て来るハルヒや朝比奈さんを批評したり、古泉お気に入りのブランド店でTシャツの値段を見て馬鹿かと呟いたり、俺の選んだ服をハルヒが酷評したりと。

それなりにと言うか、結構楽しかった訳だが。

何度も何度もハルヒと朝比奈さんに振り回される内に、疲れがどっと襲って来た。

女性の気持ちが全くわかっていないと言われればそれまでだが。




610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 23:47:47.58 ID:9GcT8ciOO


ハルヒ「う~ん。さっきの店にあったのより可愛いんだけど」

みくる「丈がちょっと短すぎですよぉ。あ、これ可愛くないですかぁ?」

ハルヒ「似たようなので柄の違うのあったじゃない。あっちの方がみくるちゃんに似合っているわよ」

みくる「あの柄と同じの持ってるんですよぉ」

さっきやあっちの店とはどの店だ。そしてどんな柄ですか朝比奈さん。

女性専用の店に入っても見る物がある訳でも無く、店外ではしゃぐ二人を眺める。

ここは時間がかかりそうだな。

古泉「どちらへ?」

キョン「トイレに行って来るよ。直ぐに戻る」

トイレに向かって歩きながら、店に飾られている衣服をぼーっと眺める。

あ、このジャケット……

トイレに近い店のショーケースに飾られているジャケットに目が止まる。

藤子に似合いそうだな……

ふむ。下見と思えば良かったのか。しかしハルヒや朝比奈さんが選ぶような衣服を主に置いてある店にはこういうのは置かれてないからなぁ。




611 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:03:50.04 ID:x4t2saOzO
藤子にはもう少し、大人っぽいのが似合いそうだな。

……そしてスク水。体操服に赤いブルマ。勿論、両方とも名札付きだっ!?

そんな事を考えながらトイレに入って用を足し、手を洗ってから出てくると。

ハルヒ「あ、あんたもトイレ?」

ハルヒとばったり出会った。

キョン「……買い物はまだ続きそうか?」

ハルヒ「そんなに時間かかって無いじゃない」

……本気で言っているのだろうな。

キョン「はいはい、わかりましたよ団長殿」

ハルヒ「あ、ちょ、ちょっと待ちなさいよキョン!」

キョン「ん?どうした?」

ハルヒ「い、一緒に選んで欲しい店があるんだけど」




615 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:10:50.76 ID:x4t2saOzO


キョン「……朝比奈」

ハルヒ「だ、男性の意見も聞きたいのよっ!?」

名前を出した瞬間、制止しやがった。

ハルヒ「ほら、そこのアクセサリー店なんだけど」

……元々、これが今日のハルヒの目的だったようなもんだからな。

キョン「ね、ちょっと一緒に見なさいよ」

キョン「お、おい」

ハルヒは俺の腕を掴み、強引に歩き出した。くそっ、断る理由が見付からん。




618 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:25:56.08 ID:x4t2saOzO


ハルヒにそのアクセサリー店に無理矢理拉致される俺。

ハルヒ「指輪とかネックレスが欲しいのよ」

笑顔で話すハルヒ。

ハルヒ「ね、どんなのが似合うと思う?」

仕方が無い。適当に選んでさっさと済ませるか。

キョン「こう言うのが良いんじゃないか?」

見もせず、適当に指をした。

ハルヒ「こ、これ……っ?」 

……何で顔を真っ赤にしているんだハルヒ?

俺は自分が指をさした物を見る。

キョン「なっ……?」

ベアリング……だと……?




619 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:27:04.93 ID:YCBMkIBxP
工業製品吹いたwwwwwwww




622 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:32:25.71 ID:ywJ1De6iO
そのボケは予想外www
ベアリングバロスwww




623 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:35:45.84 ID:RQMuNQZyO
ベwwwwwwアwwwwwwリwwwwwwンwwwwwwグwwwwww腹いてぇwwwwww




624 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:35:56.53 ID:rf+zFYiCO
ベアリングでどこの滑りを良くしようというのか




625 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:39:43.03 ID:FFJrWjtqO
いったい何を滑らかに回転させるつもりだ




621 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:27:47.08 ID:x4t2saOzO
ハルヒ「へ、変な冗談言わないでよっ!?」

その通りだ。冗談では無い。早く言い訳をしろ俺。

ハルヒ「でも、これ……うん……」

赤面しながらハルヒはそのペアリングを見る。待て。落ち着けハルヒ。

ハルヒ「け、結構良いじゃない!?こ、これにするわ!」

キョン「…………」

まさか、これもハルヒの……。




628 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:44:39.89 ID:x4t2saOzO

ハルヒはそのままペアリングを購入。その目はなんだ店員。別に恋人なんかじゃない。俺の恋人は藤子だ。

嬉しそうに会計を済まし、その場で取り出して指にはめた。

ハルヒ「こ、こっちがキョンね。サイズ合うかしら?つ、付けて見せなさいよっ!?」

キョン「わ、わかった。顔を近づけるなハルヒ」

ハルヒに言われるがまま指にはめる。

ハルヒ「……ね、なんでこれ選んだの?」

キョン「い、いや何となくだ……」

ハルヒ「……キョンらしいと言えば、キョンらしい返答ね」

指輪を見つめた後、俺の顔を見上げる。

ハルヒ「キョンが選んだペアリング……大事にするね。
だからキョンも……な、なくしたりなんかしたら、絶対許さないんだから」




629 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:46:15.52 ID:x4t2saOzO
ベアリングってなってるな

今が気付いた




631 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 01:00:18.99 ID:x4t2saOzO


キョン「……わかったよハルヒ」

そのまま指輪を外そうとする俺を、ハルヒが制止した。

ハルヒ「きょ、今日はしてなさいよ。私もしてるから……」

キョン「しかし」

ハルヒ「い、いいじゃないっ!ほら、みんな待ってるから早く行きましょうっ!」

キョン「…………」

これは今日は外せんな……ハルヒはこれを望んだいたか……




633 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 01:17:18.08 ID:x4t2saOzO


ベアリングを購入した事で満足したのか、早々に買い物は終了。

古泉「ふむ……」

キョン「……深い意味は全くないぞ。単なる偶然の結果だ」

古泉「んっふ、貴方がそう言うなら、そう言う事で納得して置きましょう」

俺とハルヒがはめている指輪を見ながら、古泉は微笑を浮かべた。

この指輪をはめるのは今日だけだ。自らの意思ではめる事はもう無いだろう、

全員でエレベーターに乗り、一階に向かう。

やれやれだ。やっと終わったか。

藤子に会うのは深夜だな。家に帰ったら連絡して、それまで一眠りでもするか。

エレベーターの扉が開き、談笑しながら出口へと向かった。




635 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 01:25:56.14 ID:MWau0b5d0
結局ベアリング買ったのかよww




638 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 01:49:22.74 ID:x4t2saOzO
談笑しながら先に歩くハルヒと朝比奈さんの後を、俺と古泉と長門が歩く。

キョン「疲れた……」

古泉「これぐらいで疲れているようだと、これから先大変ですよ」

意味深な台詞をさらっと吐くな。

それにしても今日は本当に疲れたな。寝不足でもあるし、精神的にもだ。

俺は歩きながらゆっくり伸びをした。

その時だった。

『そういう事だったのですね……』

突然、後ろから聞き覚えのある声がした。




639 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 01:51:31.05 ID:x4t2saOzO

この声は……

俺が振り返るよりも早く、長門はその方向を凝視していた。

その視線の先には

佐々木 橘京子 周防九曜の三人が立っていた。

キョン「佐々木……」

佐々木は俺に視線を合わせず呟いた。

佐々木「……すまない。今は君と話したくない。くっくっ、彼女の気持ちが痛い程理解出来るよ」

橘「佐々木さん……」

佐々木「……橘さん、私は先に帰るよ」

キョン「お、おい佐々木」

佐々木は俺を無視するように踵を返して、逆方向に歩いて行った。




640 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 01:55:24.26 ID:x4t2saOzO
長門「…………」

九曜「───……」

長門と周防九曜は、睨み合うように無言で対峙している。

古泉「……ふむ。こんな所で会うとは……偶然ですか?」

橘「偶然なのですよ。古泉一樹さん。本当にね」

ハルヒ「ちょっと何やって……」

みくる「あ、あの時の……」

キョン「…………」

突然の対峙に、そのまま全員押し黙る。

ハルヒの視線は、逆方向の出口に向かって歩く佐々木をとらえていた。




642 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 02:05:40.62 ID:x4t2saOzO


重苦しい空気がその場に流れる。

それを破ったのは、橘京子だった。

橘「……私、貴方が嫌いです。本当に大っ嫌い」

キョン「なっ……?」

橘「どれだけの人を泣かせるのですか貴方は」

キョン「…………」

橘「……九曜さん、私達も帰りましょう」

長門と対峙していた周防九曜と共に踵を返し、呆気に取られる俺達を尻目に佐々木と同じ方向に歩いて行った。




690 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:02:09.83 ID:x4t2saOzO
キョン「…………」

先に行った佐々木の後を追う、橘京子と周防九曜を俺達は無言で見送る。

三人の後ろ姿が見えなくなるまで、その場で黙って立ち尽くしていた。

ハルヒ「……な、何よ今の。意味わかんない。何が言いたいのよ?」

沈黙を破ったのはハルヒだった。

ハルヒ「佐々木さん達でしょ、さっきの。あんた何かしたの?」

キョン「……さ、さあな。俺にも良く……わからん」

本当はわかっている

何故、佐々木が俺を無視したのか

橘京子にあそこまで言われたのか

一緒に、佐々木達と一緒に居たんだ。




691 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:06:04.17 ID:x4t2saOzO


ハルヒ「……ふん、まぁいいわ!行きましょ!」

そう言って、ハルヒは俺の手を握った。

指輪をはめた俺の手を。

キョン「………っ!」

俺はその手を振りほどこうとした。だが、力が入らない。ハルヒがそのままぎゅっと握りしめる。

何故だ。とりあえず手を離せハルヒ。離させろ。

ハルヒ「何してんのよ、さっさと行くわよキョン」

それはこっちの台詞だ。俺に何をしている。何で力が入らないんだ。




693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:09:52.82 ID:x4t2saOzO
古泉「……とりあえず皆さん、外に出ましょう」

みくる「そ、そうですね……」

長門「…………」

ハルヒ「ほら、行くわよキョン!」

キョン「ハルヒ、待」

古泉「そうだ!美味しいお店が近くにありましたね。お勧めですよ。雑誌等にも紹介されてますからねぇ。この後はそこで食事を済ませて帰りましょう」

わざとらしく俺の声に被せる古泉。そして俺を見つめ、首を横にふる。

まだハルヒと一緒に居ろとでも言うように。

ハルヒ「決まりね!」

勝手に決めるな。そんな店に行っている場合じゃないんだ。

長門「決定」

キョン「おい、長門……っ!」

長門にぐいぐい背中を押される。




694 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:12:53.80 ID:x4t2saOzO
古泉「今日は、急なアルバイトは勘弁ですねぇ。せっかくの日曜日ですし」

キョン「…………」

みくる「そ、そうですね古泉君。でも、大丈夫じゃないですかぁ?」

長門「……早くその店に。この場にいる皆で」

古泉「この後、やりたい事もあります……でもそれは、食事の後で、皆と別れてからですねぇ」

それは俺の事を言っているのか古泉……くそっ。わかった。わかったよっ!




696 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:16:16.85 ID:x4t2saOzO


俺達は古泉お勧めと言う、小洒落たイタリア料理店に居た。何がお勧めだ。二度と来るか。小洒落たって何だ。誰が考えたそるな言葉。

ハルヒ「本当に美味しいわね!」

目の前の料理に舌鼓を打つハルヒ。知るか。さっさと食え。早く帰してくれ。

俺は味を確認せずに、自分の皿の上にあるものを無理矢理胃に詰め込んだ。

キョン「……ごちそうさま」

ハルヒ「ちょっと、そんなにお腹空いてたのキョン?」

キョン「……まあな」

古泉「……ゆっくり食べればいいでしょうに」

睨むな古泉。

そうだよ。お前が感付いているように俺は今すぐにこの店から出て、指輪を外して投げ捨て、弁解と言い訳をして謝りたいんだよ。

藤子に心から謝りたいんだよ。

お前は佐々木だとでも思っているようだが、違うんだよ。




698 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:20:52.49 ID:x4t2saOzO


この店に入る前に、俺の携帯に一通のメールが来ていた。

件名、橘京子

本文

『佐々木さんと藤子さんに弁解する必要ありませんから。これ以上乱さないで下さい。どうぞ、お幸せに。
追伸。拒否設定しますので返信しないで下さい』

……いつから佐々木達と居たんだ。どうしてそこに……決まっているじゃないか。服を選びに来たんだ。今の自分に似合う服を。自分じゃどれを選んで良いのかわからないから。


そして、見たんだろう。俺と嬉しそうに買い物をするハルヒを。

許してくれ藤子。ハルヒに逆らえなかった俺を。




699 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:23:04.04 ID:x4t2saOzO


食事が終わっても、まだ帰れない。

早く帰して欲しいと心の底から願う俺の気持ちを無視して、くだらないお喋りが続く。購入した服を確認し合う。

頼むから家でしてくれ。早く帰してくれ。

古泉「……すいません、少々席を外します」

突然、古泉が立ち上がった。そのまま俺の顔を見下ろす。

キョン「……なんだ古泉」

古泉「今の内に、お手洗いに行こうと思いまして」

キョン「……俺もだな。一緒に行くか」




700 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:26:59.60 ID:x4t2saOzO


古泉の後をついて行き、店内のトイレに向かう。

入り口前で立ち止まり、中に誰もいない事を確認してから古泉は小声で俺に問い掛けた。

古泉「……佐々木さんに弁解をしたい気持ちは少し解りますが」

違う。違うぞ古泉。俺がしたいのは藤子だ。

古泉「察して下さいよ。あの時、貴方が涼宮さんを置いてきぼりにして追いかけていたら、今頃どうなっていたか」

キョン「……それがお前の仕事だろう」

古泉「ですから、未然に防ぎました」




702 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:30:32.10 ID:x4t2saOzO


古泉は、微笑を浮かべて続ける。

古泉「いい加減、決めたらどうですか?」

既に決まっているんだよ。それは藤子だ。

古泉「それに、直ぐに弁解しても女性は耳を貸しませんよ。時間を置いて、日を改めて……」

その時間が無いんだよ俺と藤子には。

古泉「いえ、今は嫌われたままでも良いんじゃないですか?いずれ、時間が解決するでしょう」

キョン「はぁ?お前は何を言っているんだ」

古泉「殆ど気持ちは決まっているんでしょう?その指輪、涼宮さんと一緒に購入したんですよね」

キョン「これは違う。ハルヒが勝手に」




703 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:32:47.70 ID:x4t2saOzO
古泉「でも、右手の薬指にはめているじゃないですか」

キョン「だからなんだ。別にどこにはめても一緒じゃないか。これは適当に」

古泉「右手の薬指は恋人のいる証ですよ。知らなかったんですか?ペアリングなら尚更です」

キョン「…………」

古泉「まぁ、一般的に言えばですが。ペアリングをはめる場所は人それぞれですし、指輪をはめる場所の意味にも様々な」

キョン「待て古泉。一般的だと?」

古泉「……ええ。まぁ、貴方はそんな事には全く興味が無いようですからねぇ。でも、左手の薬指は結婚指輪をはめる物と言う常識ぐらいは知っているでしょう?」

キョン「…………」

古泉「ちょっと貴方。まさか」

キョン「いや、知っている。知っているに決まっているじゃないか」

そうだ。それぐらい知っている。常識だ。

じゃあ何で今、古泉に言われて思い出すんだ。そして、右手の薬指の意味も俺は

知っていたはずだ。

今まで封印されていたかのように、ふいに記憶が甦る。




707 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:06:36.30 ID:x4t2saOzO
キョン「そうだ……知っていたはずだ」

いつからかは思い出せない。が、確かに知っていた。

じゃあ何で古泉に言われるまで忘れていた。

普通、指輪をはめる時に気付くだろうよ。何であの時思い出せなかった。

ハルヒが購入して、先に右手の薬指にはめた……そうハルヒが……。

ハルヒが。

キョン「まさかこれも……」

鼓動が早まる。

これもハルヒの仕業か。無意識に俺の記憶を操作したとでも言うのか。




708 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:10:40.49 ID:x4t2saOzO


『思考も感情も、全て改変されてしまった』

藤子の言葉が頭を過る。

藤子はハルヒに改変された。そしてこのままじゃ俺も……。

古泉「……ちょっと、大丈夫ですか?」

キョン「だ、大丈夫……いや、大丈夫じゃない。古泉、俺は帰るぞ」

早く、早くハルヒから離れろ。いや、離れて意味があるのか。遠く離れた未来人まで改変させるような能力に。逆に今、離れたら古泉の言う通りさらに……。

『君は、君は涼宮ハルヒを選ぶんだ。それは……既定事項なんだ……』

認めない。俺はそんなのは絶対に認めないぞ。




709 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:14:15.72 ID:x4t2saOzO


古泉「突然どうしたんですか?本当に顔色が……」

キョン「……古泉、お願いだ。俺を帰してくれ。上手くハルヒに言い訳をしてくれ」

古泉「体調が優れないなら、長門さんに」

キョン「違う、そうじゃないんだ、頼む古泉、頼むから帰してくれ。今すぐにだ」

狼狽する俺を見て、押し黙る古泉。

キョン「後で何でもする。お前の望む通りにだ。だから今は、今だけは帰してくれ。ハルヒを何とかしてくれ」

何が出来るか解らない。だが時間が無い事だけは確かだ。こんな所で、だらだらと時間が過ぎるのを待っている場合じゃない。

古泉「……佐々木さんの元に?」

嘆息しながら古泉は呟いた。

キョン「違う。違うんだ。俺はこのままじゃ……このままじゃ俺が俺でなくなってしまう」

古泉「…………っ」

その言葉に、古泉が表情を曇らせた。

キョン「解ってくれ古泉……」

古泉「……貴方にその可能性は有り得ません。生徒会長なら解りますが……いや、しかし……」




713 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:37:28.32 ID:x4t2saOzO


キョン「古泉、頼む……っ!」

古泉「……わかりました」

キョン「古泉!」

古泉「……一つだけ言わせて下さい。それは通常では有り得ません。何かしら原因が無ければね」

キョン「…………」

古泉「ここでそれは聞きませんし、貴方の頼みも聞きますが……それは貴方だけで解決出来る物ですか?」

キョン「……ああ。解決出来るさ」

そう。解決しないといけないんだ。絶対にな。

古泉「……涼宮さんには、上手く言って置きますよ。バレないように外に出て下さい」

キョン「すまん古泉……恩に着る」




715 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:02:55.00 ID:x4t2saOzO


俺は店を出て、そのままタクシーを拾う。

藤子に『今から来る』とメールを送り、携帯の電源を切った。

そして車内で指輪を外す。ハルヒとペアリングの指輪を、右手の薬指にあった指輪を。

タクシーの窓を開けて、指輪を道路に落とす。コロコロと地面を転がる指輪を見送りながら俺は思った。

そのままトラックにでも踏み潰されてしまえ。




717 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:24:10.95 ID:x4t2saOzO
………

……



とあるマンションの前でタクシーを降り、そのままエレベーターに乗り込む。

最上階で降り、角部屋のインターホンを押した。

ゆっくり扉が開く。

キョン「藤子、俺は……っ!」

……そのまま言葉に詰まった。
藤子「早く来てくれ……お願いだ……」

薄い黄緑色の髪を掻き乱し、憔悴しきった顔で涙を流しながら、悲痛な声で藤子は呟く。

藤子「今すぐに僕を犯してくれ……今ここで……早く僕を犯してぇ……」




745 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 00:52:25.49 ID:Fi0fZWQEO


藤子はその場に泣き崩れた。

キョン「藤子!」

俺は玄関に入り、膝をついて藤子の肩を掴んだ。

藤子「お願い……お願いぃ」

キョン「聞いてくれ藤子、あれは」

藤子「わ、解っている……僕は解っている……だ、だから、うあ、あああ、僕を犯して、犯してぇ!」

藤子は髪を振り乱して泣き叫んだ。

キョン「藤子、落ち着け、落ち着くんだ!」

藤子「じ、時間が、時間がないんだ、だから、だからぁ」

泣いて取り乱す藤子を、そのまま胸に抱き寄せた。

俺の腕の中で、身体をガクガクと震わせて藤子は悲痛な叫び声を上げた。

藤子「ぼ、僕はもう存在を許されないんだ。け、消されっ、消されてしまう。消されてしまうのだ」




746 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 00:54:43.76 ID:Fi0fZWQEO
キョン「藤子……何を言って……」

藤子「も、もう駄目だ。駄目、なんだ、あ、うあ」

キョン「藤子っ!?」

藤子「だ、だから、うあ、あ、う、犯し、犯して、ひう」

突然、細かく呼吸を始め困惑した表情で目を見開いた。

過呼吸……?

藤子を抱き上げて、俺は急いで部屋に向かった。




747 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 00:56:28.84 ID:Fi0fZWQEO


キョン「藤子、喋るな。落ち着いて息を整えろ」

藤子「ひう、う、あ、あ」

上手く呼吸が出来ず困惑する藤子をベッドに座らせ、背中を擦りながら部屋中を見渡す。

キョン「袋は……!」

小さな冷蔵庫の上にあったビニール袋で、藤子の口を覆った。

藤子「あ、うあ」

キョン「藤子、大丈夫だ。ゆっくり息をしろ。吐いた息をもう一度吸い込むようにだ」

藤子「ふう、う、う、あ」

身体を震わせて、俺の服の胸の辺りをぎゅうっと両手で握り締めながら、藤子はゆっくり呼吸を始めた。これで何とか……。

藤子の背中を擦りながら、部屋を見渡す。

液晶画面が割られたテレビ。そのまま床に投げ捨たのだろうか、洋酒の空瓶と散乱する割れたグラスの欠片。まだ完全に溶けていない小さな水溜まりの上にある氷。そして何故か、テーブルの上には

小型の銃が置いてあった。




748 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 00:59:52.61 ID:Fi0fZWQEO


キョン「藤子、大丈夫、大丈夫だ……単なる過呼吸だ。直ぐに落ち着く」

時折、頭を優しく撫でながら藤子が落ち着くのを待つ。

藤子「はぁっ……はあ……はぁ……」

まだ呼吸が荒いが少し落ち着いて来たのか、クシャクシャにしわが出来るまで握り締めていた俺の服からゆっくりと手を離した。

キョン「藤子……大丈夫か?」

小さく二度頷く。

俺は藤子の口からビニール袋を外した。

藤子「はぁ……あっ……す、すまない……」

キョン「まだ喋るな藤子」

藤子「だ、大丈夫……はぁ……はぁ……」

そう言っても呼吸を整えるのに精一杯らしく、胸に両手をあてて目を閉じ、深呼吸を繰り返している。




750 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 01:09:38.87 ID:Fi0fZWQEO
キョン「落ち着いたか?」

藤子「んっ……もう大丈夫……」

藤子はもう一度深呼吸をして、ゆっくり目を開けた。

先程とは打って変わって、落ち着いた表情で呟く。

藤子「……す、すまない。取り乱してしまって……」

乱れた髪の毛をかき上げながら、藤子は俺を見つめた。

キョン「藤子……すまない。今日俺は……」

藤子「……解っている……謝らなくていい。あれは……あれは、既定事項を塗り替えられたのだ……」

キョン「既定事項を……塗り替えられた?」

藤子は、裾を握り締めてその名を呟いた。

藤子「涼宮ハルヒに……あ、あの指輪は、君が僕にジャケットと一緒にプレゼントするのが既定事項だったのだ……」




753 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 01:17:31.84 ID:Fi0fZWQEO


俺は絶句した。既定事項の塗り替え?ジャケットと一緒にだって?

藤子「あ、あの指輪は、僕が観測した時は、店の前で出会った君と僕で一緒に選んだのだ!それを、それを涼宮ハルヒは……っ!」

キョン「そんな……」

藤子「君と誓いを交わしてから、僕は禁則に触れないように何度か時間遡行をしていた……そして今日の事は、あの時点では知っていた……胸を高鳴らせて君を、君を待っていたのに」


藤子は、肩を震わせながら続ける。

藤子「それは無意識に……君を僕から奪うように……僕の目の前で……そして君は……ゆ、指輪を……僕と君の物になるはずだった指輪を……右手の薬指にぃ……っ!」

キョン「藤子!」

俺は藤子を抱き締めた。

キョン「すまない……許してくれ……許してくれ藤子……っ!」




754 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 01:25:27.53 ID:Fi0fZWQEO


藤子「君が、君が悪い訳じゃない……君は悪くないんだ……」

キョン「違うっ!悪いのは俺だっ!俺なんだっ!」

互いに涙を流しながら、抱き締め合った。

そして俺は、心の底から藤子に謝った。許してくれ。許してくれ藤子。

藤子、悪いのは全部俺なんだ。全ての原因は俺だ。誰かが女になればいいとかくだらない事を考えた俺だ。

お前にこんな辛い思いをさせているのは

俺なんだ。




757 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 01:53:15.06 ID:zK9kTWLBO
そういえば最初はそういう軽いノリだったわ…




758 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 01:53:19.48 ID:Fi0fZWQEO
藤子は泣きながら更に続ける。

藤子「それだけじゃない……可能性を……君と僕の可能性も潰された……佐々木達と深く関われないように……」

キョン「………っ!」

藤子「佐々木達に……君と僕の関係を認めるように説得するのが……最も可能性の拡がる事だったのに……」

キョン「そんな……そんな……」

藤子「それはもう、間に合わない……時間が足りない……それにきっと、説得出来ない既定事項に涼宮ハルヒがしてしまう……いや、既にしている……」

藤子「僕が観測して来た事は、可能性を拡げる事の出来る事項は、涼宮ハルヒにことごとく潰されていくのだ……何も出来ない……もう終わりだ……終わってしまったのだ……」




761 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 02:09:35.61 ID:Fi0fZWQEO


キョン「終わり……終わりなのか……?」

藤子「そうだ……終わりなのだ……可能性を拡げられない君と僕の関係は……」

藤子「長門有希と朝比奈みくるによって終焉を迎える……」

キョン「長門と……朝比奈さんに……」

藤子「この事項だけは……ふっくっく、塗り替えず、そのままにするのだろう……僕を男性の藤原にして……君と僕の記憶を情報操作する……僕が、僕が存在していなかった事に……」

キョン「藤子が……存在していなかった事に……」




763 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 02:35:00.16 ID:Fi0fZWQEO


藤子は、震える手で俺を握り締めた。

「もう僕達に出来る事は……その時を待つ事だけなのだ……抵抗する事は出来ない、反抗する事は出来ないのだ」

「も、もう僕達に出来る事は、その時が来るまで愛し合う他にないんだ。だ、だから、だから」

「昨夜のように、昨夜以上に、僕を犯して、犯して犯して犯して犯して犯して犯して犯して犯して犯して犯して犯して犯して犯して犯して犯して犯して犯して犯してぇぇ……」

「……僕に淫らな快楽だけを考えさせるのだ……そうじゃないと堪えられない……存在が消えてしまう現実に……僕は堪えられないのだ……だからお願いだ……」

藤子は、涙を流しながら唇を重ねた。

犯しておかしくさせて可笑しく忘れさせて。消えてしまう現実を。君の中から消えてしまう現実を。




786 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:34:32.07 ID:Fi0fZWQEO
………

……



藤子「くうぅん……っ!」

互いに全てを忘れ去る程の快楽の中、幾度目かの絶頂を同時に迎えた俺と藤子は、遂に力なくベッドに横たわった。

藤子「はぁ……あ……」

キョン「藤子……」

恍惚の表情を見せながら肩で息をする藤子を、そのまま抱き寄せた。精も尽き果て、無言で息を整えながらゆっくり目を閉じる。

……どうせなら、このまま最期を迎えてもいいと思った

このまま消え去ってしまってもいいと思った

消えて無くなる事が決まっているなら

せめてこのまま……




787 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:35:25.85 ID:Fi0fZWQEO





虚ろな意識な中

俺はいつの間にか

夢を見ていた

あの夢を

あの夢の続きをだ

クローゼットの中で抱き合う俺と藤子

それを隙間から覗いているハルヒ

ハルヒはそのまま

静かにクローゼットの扉を開けた





788 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:40:04.57 ID:Fi0fZWQEO
ハルヒは無言で

無表情で

抱き合う俺と藤子を見つめていた

ふいに

俺の頬に藤子の手が優しく触れる

俺はハルヒから藤子に視線を戻した

藤子は

少し悲しそうな瞳で微笑むと

静かに俺から離れた




789 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:40:55.75 ID:Fi0fZWQEO
そして扉が開いているクローゼットから身を出し

ハルヒの前に立った

俺はそれを黙って見ていた

動けなかった

声も出せなかった

何も出来ずに

ただ見ていた

ハルヒが指をパチンと鳴らす

それと同時に

藤子が

細かく砕け散るように

黄金の飛沫となって

消え去ってしまった




790 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 10:01:02.64 ID:Fi0fZWQEO
茫然とする俺に

ハルヒが囁いた

『目を……醒まして……』

何を言っているんだ

藤子を

藤子を戻してくれ

ハルヒ

ハルヒ

お願いだ

藤子を

藤子を

さもないと俺は

俺は

俺はお前を

『目を開けて……』




791 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 10:06:05.42 ID:Fi0fZWQEO


藤子「目を……開けて……」

キョン「うあっ!?」

藤子「だ、大丈夫か?凄く……うなされていたぞ……」

キョン「あ、ああ……」

藤子の声に、俺は現実に引き戻された。

冷や汗をかいた身体で藤子を見上げる。

悪夢にうなされていた俺を、未だ心配する表情で見つめていた。




795 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 10:32:22.73 ID:Fi0fZWQEO


藤子「酷い夢でも見たのか……?」

まだ頭がぼうっとしている。なんて夢なんだ。

いや

この悪夢は現実に……起こる事だ……

キョン「……どれくらい眠っていたんだ?」

俺はゆっくり上体を起こしながら、藤子に問い掛けた。

藤子「ん……二時間ぐらい……だな……僕も君の腕の中で眠りについていた……」

時計を見ながら藤子は呟いた。

キョン「すまん……起こしてしまったな……」

藤子「……いや、起きて良かったのだ……僕達に残された時間は……」




797 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 11:41:40.63 ID:Fi0fZWQEO
キョン「……藤子」

藤子「す、すまない。この事は……」

キョン「いや、いいさ……覚悟は既に出来ているからな」

俺は藤子を抱き寄せた。

キョン「……眠る前に思ったよ……いっそこのままと」

藤子「……僕もだ」

藤子は俺の背に腕を回しながら呟いた。

藤子「せめて、君と僕が愛し合っている最中にして欲しい物だ……刹那に意識を失わせて……そのまま……」




811 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 14:59:30.55 ID:Fi0fZWQEO


キョン「そうだな……」

俺達には、もうそれしか残されていないのだろうな。若しくは……

視線の先には、テーブルの上にある小型の銃。

何故、藤子がそれを持っているのか俺には知る由はないが、何に仕様しようとしていたかは解っている。いっその事自殺、いや、俺と心中。

それよりも今を望んだのだろう。最期まで愛し愛される事を。銃の他にも、七つの弾丸が装填されずに散らばっている。

……心中と言えば今もそうなのだが。ただ、それを待っているだけだ。




813 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 15:07:16.53 ID:Fi0fZWQEO


藤子「……何を見ているのだ?」

キョン「い、いや。別に」

藤子「………ああ、あれか」

藤子は俺から離れ、テーブルの上にある小型の銃を手にするとおどけた笑顔を見せて

藤子「ばん」

と、俺を撃つふりをした。

藤子「……ふっくっく、やられたふりぐらい、してもいいだろうに」

そしてその小型の銃を手にしたまま、俺の隣に座る。

藤子「……君が望むなら、これで本当に心中しても構わないのだがな」

キョン「馬鹿いえ。どちらかが死体を見なきゃいけなくなる。同時になんて失敗する確率が高い。却下だ」

藤子「ふっくっく、そうだな……君の言う通りだ」




814 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 15:12:15.24 ID:Fi0fZWQEO


キョン「護身用とかなのか?その銃は」

藤子「そう、万が一の為にだ。一見、この時代に良くある普通の銃に見えるが、性能は全く違うのだ」

確かに普通の銃だが、この時代と言うか一昔前の……FN ブローニングM1910に近いな。

……藤子なだけに?

藤子「七つしか装填出来ないがな。しかし一斉射撃された七つの弾丸は相手に向かって自動追尾。確実に撃ち抜くのだ」

……七つ……自動追尾……連獄の

キョン「いやいやいや」

藤子「……どうしたのだ?」

脳内でどうでも良い事を考えて、ツッコミを口にした俺の顔を不思議そうに除き込む藤子。

キョン「なんでもない。うん。本当になんでもない」

……こんな事を考える余裕等ないはずなのに、何を考えているんだ俺は。




817 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 15:22:20.94 ID:Fi0fZWQEO


よし、少し落ち着こう。

キョン「……シャワーを浴びていいか?」

藤子は、時計を見ながら呟く。

藤子「……別に構わないが……そうだ」

藤子はベッドから立ち上がった。

藤子「い、一緒に湯船につからないか?そ、その、一度してみたかったのだ」

キョン「…………」

藤子「じ、時間もまだあるし、そ、そうしようではないか。だ、だから一緒に」

キョン「わかったよ藤子。一緒に入ろう」




818 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 15:45:25.73 ID:Fi0fZWQEO


藤子「じゃ、じゃあ少し待っててくれ。準備をして来る」

キョン「一緒にやればいいじゃないか。一瞬でも離れたくない」

藤子「い、いや、少しだけ待っててくれ。一緒だと駄目なんだ。見てもいけない。解るだろう?」

キョン「………あ」

藤子「そ、そう言う事だ。直ぐに戻る」

恥ずかしそうにそう言い残して、藤子は浴室へと向かった。

あそこを洗いに行ったのか……文字通りあそこを。
今さら恥ずかしがらなくてもいいと思うぞ藤子。

そう言えば、藤子は処女なんだよな。あれだけ淫らな女だと言うのに。




827 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 18:33:36.85 ID:Fi0fZWQEO
部屋からは想像出来ない、広い浴室と大きな浴槽。

そして浴槽のお湯を敷き詰めるように、黄色い花びらが無数にゆらゆらと浮かんでいる。

藤子「こうして、君と一緒に花風呂に入るのが夢だったのだ……」

その花風呂に、シャワーを浴び終えた俺と藤子は後ろから抱き合う形で一緒に浸かっている。

キョン「……女の子らしいな」

藤子「以前は、こういう事がしたいとは全く考えてなかった」

花風呂でゆらゆら揺れる黄色い花びらを掻き分けて、指にその花びらを絡める。

藤子「……女になれて、君に会えて良かったと心の底から思っている……それが刹那的な時間だったとしてもだ」

キョン「俺も、お前に出会えて良かったよ藤子」

敷き詰める黄色い花びらの下で、俺は藤子の腰に両腕を回して、小さな肩に顎を静かに置いた。




828 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 18:38:58.16 ID:Fi0fZWQEO


藤子「はぁ……心地好い……本当に心地好いよ……」

キョン「あぁ……」

目を閉じて花風呂に陶酔する藤子。

肩口から見える白い首筋と豊満な胸に、濡れた黄色い花びらがまとわりついて……

藤子「……ん」

キョン「…………」

藤子「……馬鹿。が、我慢しないか。今はそう言う気分ではないぞ」

キョン「す、すまん」

密着しているからなぁ。バレバレだ。いや、これは仕方がないって藤子。




829 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 18:43:43.39 ID:Fi0fZWQEO


藤子「ゆっくり……話をしようではないか。時間はまだある……」

キョン「……その時間なんだが、どれくらい残っているんだ?」

黄色い花びらを両手のひらですくい上げるようにしながら、藤子は呟く。

藤子「……時計の針は十二時を回っていたな……後、三十六時間後だ……」

そして、すくい上げた黄色い花びらを、ゆっくり花風呂の中に戻した。

藤子「……分岐点はもうないのだろうな」

キョン「三十六時間、か……」

藤子「たっぷり僕を犯してくれたまえ……ふっくっく、最期の時までもな」

キョン「最期がどうなるか……聞いてもいいか?」




831 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 18:55:01.23 ID:Fi0fZWQEO


藤子「……余り言いたくはないがな……いや、知っていた方が良いだろう」

藤子は黄色い花びらを一枚、指で摘まんだ。

藤子「……君の行動に不信感を持った長門有希が、君の行動を全て監視する事になる。
そして、情報封鎖されているこのマンションの存在が知られてしまうのだ」

キョン「情報封鎖されている?」

藤子「当然ではないか。僕が住んでいる事を知られたくないしな……出入り出来る人間を決めるのは僕だ」

キョン「なるほどな」

藤子「……ふっくっく、君の精を、あの白濁の甘露を、顔と口に受けて絶頂を迎えたあの夜から、より強固にしてはあるがな」

キョン「……おい」

藤子「いいではないか……淫らな女なのだよ」

花風呂の中で、収まりかけていた俺の物に尻肉をわざと擦りつける藤子。




832 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 18:57:14.85 ID:Fi0fZWQEO


キョン「お、おい藤子」

藤子「この話を終えたら……」

そのままゆっくり振り向いて、淫らな笑みを浮かべる。そしてゆっくり口を開いた。

藤子「この花風呂で僕を犯してぇぇ……」

目を見開いて俺の顔を見つめ、真っ赤な舌を出した。

そしてその舌で、先程から指で摘まんていた一枚の黄色い花びらに唾液を絡める。

キョン「……好きだ藤子っ!」

我慢出来るかっ!?


藤子「ん、も、もう少し待て。す、直ぐに話は終わるから、んんっ」

俺はそのまま後ろから、濡れた黄色い花びらにまみれた藤子の豊満な胸を揉みしだくっ!?

藤子「ま、待てと言っているではないかっ!」




833 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 19:09:14.43 ID:Fi0fZWQEO


キョン「痛っ!」

乳房をわし掴む俺の手の甲の皮を、ギリギリと思いっきりつねられた。

藤子「す、直ぐに終わると言うているだろう?」

キョン「わ、わかった。わかった」

俺は、藤子の豊満な胸を揉むのを止めた。

キョン「…………」

藤子「…………」

しかし、両手はまだ添えたまま。

藤子「……おい」

キョン「手は添えるだけと、白髪鬼に教わったんだが」

藤子「意味が全くわからんぞ……」

キョン「気にするな。話を続けてくれ」




837 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 19:54:07.67 ID:Fi0fZWQEO


藤子は、少し溜め息を吐いてから続けた。

藤子「……そして、そのまま朝比奈みくると共にこの部屋に侵入するのだよ」

キョン「……その朝比奈さんは、今の朝比奈さんか?」

藤子「いや、今より年齢を重ねたほうだ」

朝比奈さん(大)か

藤子「そして、部屋にいた僕と君の前に現れて……」

俺は息をのんだ。

藤子「……ふん、これで終わりだ」

キョン「………は?」

藤子「これで終わりなんだ。これ以上は観測を許されなかったのだ」

キョン「いや、ちょっと待て藤子。だったら」

もしかしたら、俺と藤子は。

藤子「……微かな希望を君が持ちたいと思うのは解るが、ふん、現実は残酷なのだ。自分が存在しなくなったから、観測が許されなくなったのだ」




840 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:40:37.55 ID:Fi0fZWQEO
藤子「どの時間平面にもだ……僕は消されてしまうのだよ……」

花風呂に浮かぶ黄色い花びらが、微かに揺らぎ始めた。

藤子「僕の存在が消え去る……全て消え去るのだ。君と過ごした時間も、君への思いも、君を愛した事も、君に愛された事も、全てだ。何も残さず、綺麗に消えさってしまうのだ……」

キョン「…………」

黄色い花びらは、更にゆらゆら揺らぐ。

藤子「君の中から消え去るのが、最も辛いのだ……こんなにも僕を、僕を思ってくれている君の中から消え去ってしまうのが……」

キョン「藤子……」




841 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:42:49.45 ID:Fi0fZWQEO
「……さぁ、話は終わりだ」

藤子は、ふいに黄色い花びらの中に身を沈めた。

そして、ゆっくり花風呂の中から浮かび上がるように、無数の濡れた黄色い花びらを身に纏いながら立ち上がった。

薄い黄緑色の髪にも

妖しく惑わせるうなじにも

しなやかな背筋にも

真っ白で淫靡な臀にも

「ふっくっく、もう我慢しなくていいぞ……」

浴室の壁に両手を付き、花風呂に足を浸して背を向けたまま、その淫靡な臀を俺に向ける。

そのまま首をゆっくり動かして振り向き、淫らな横顔で卑猥に囁いた。

「この黄色い花びらを……君の肉棒に纏ってぇ……後は君の好きなように……僕を犯して犯し尽くしてぇぇ……」




842 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:50:28.20 ID:Fi0fZWQEO
…………

………

……



言わなければな。

キョン「事後だ」

藤子「君は、どこを向いて喋っているのだ?」

怪訝な表情で、藤子が身体をバスタオルで拭きながら問いかける。

キョン「いや、何でもない」

藤子「ふっくっく、君は突然、不可解な行動と発言をするのだな」

キョン「……すまん」

悪気は無い。




843 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:52:39.56 ID:/mWTQEfrO
スキップしたw




844 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:54:09.11 ID:YMjE8YPA0
なぜことごとく肝心なシーンをw




845 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:13:48.03 ID:Fi0fZWQEO
藤子と共にバスタオルで身体を拭き、湯冷めしないように服を着ける。

……服を着けるのは久しぶりな気がするな。

下着を履いてTシャツを着けて、ズボンを上げて終了。

藤子「……少し、目を閉じて後ろを向いてくれ」

キョン「ああ。いや、出て行ったほうがいいか?」

藤子「そうだな……先に待っていてくれ」

藤子は、まるで肛虐専用のような貞操帯を新たに履き直すのだ。そして、それを見る事は禁則である。

藤子「言語なら時と場合によっては構わないが、行動となると……ああ、これも禁則か。
言葉を選ぶか……即執行される……これで理解出来るか?」

だ、そうだ。

俺は浴室を出て、髪を拭きながらベッドに腰掛けた。




846 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:28:00.46 ID:Fi0fZWQEO


キョン「……さて」

少し片付けるか。

俺は藤子が戻って来るまで、部屋の片付けをする事にした。

散乱する破壊されたテレビの液晶画面や割れたグラスの欠片を一つ一つ拾い、水と洋酒の混ざった溜まりを拭き、その洋酒の空き瓶を部屋の角に置く。

……自分がもうすぐ消え去ると言うのに、良くこの程度で済ませたな。

藤子「あ、すまないな……」

浴室から出てきた藤子は、髪の毛にタオルを巻き、身体はバスタオル一枚だった。

キョン「いや、気にするな。それより藤子、寒くないか?」

藤子「ん、髪を乾かすからな……その後で服を着ける」




848 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:51:03.19 ID:Fi0fZWQEO
そう言って、藤子はテーブルの上に小さな鏡を立て、様々な保湿剤を準備する。そして手慣れた手つきで化粧水を顔に……って。

キョン「……髪を乾かすんじゃないのか?」

藤子「これが先に決まっているだろう?」

そうなのか?

藤子「……綺麗でいたいのだよ。君の為に、最期の時まで」

キョン「……そっか」

俺はそのままベッドに寝転がった。




849 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:06:09.33 ID:Fi0fZWQEO


肌の保湿を終えたのか、ドライヤーの風音が聞こえ始めた。

キョン「……髪が傷むんじゃないのか?」

藤子「ふん、言っている場合ではなかろう。時間は無いのだ……君はこれが一番良いのだろう?」

そう言って、後頭部の髪を手で束ねる。

もう、何も言えねー。

藤子「適当に時間を潰していてくれ」

と、言われてもな。俺の為に綺麗にしようとする藤子を見ているのもそれはそれで良いのだが。

何か無い物か……あ、そう言えば。




853 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:50:46.97 ID:Fi0fZWQEO
俺は無造作にベッドに置いてある銃を手にした。

そしてそれを藤子に向ける。

キョン「藤子」

藤子「……む?」

キョン「ばん」

藤子「うぅっ、き、君にハートを撃ち抜かれてしまった……っ!」

キョン「…………」

藤子「………すまない」

キョン「いや……これ、どうやって使うんだ?」

藤子「……言って置くが、長門有希は勿論、今より年齢を重ねた朝比奈みくるには全く通用しないぞ?」




854 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:53:20.67 ID:Fi0fZWQEO


キョン「……解っているよ。単なる興味本意だ。男の子として、未来の銃に興味を持たない奴はいないさ」

藤子「ふっくっく、そう言う物なのか?」

キョン「…………」

少し、違和感。残っているのはその口調だけなのか。

藤子は、姫鏡を手に唇に薄く紅を引いてから説明した。

藤子「ん……七つの弾丸を装填し、銃身を額にあてて標的を念じるだけだ。そしてトリガーを一度引けば、瞬時に七つの弾丸が自動追尾で標的を貫く」

キョン「へぇ……まるで魔法……魔弾だな。どんな原理……禁則か」

藤子「ふっくっく、その通りだ」

それにしても自動追尾か。暗殺に……それも禁則だろうな。護身用と言っていた訳だし。

……暗殺。




855 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:55:36.28 ID:Fi0fZWQEO
キョン「藤子、ハルヒ……」

藤子「不可能だ。むしろ最悪の物が誕生する可能性が高いのだぞ?」

キョン「……どう言う事だ?」

藤子「涼宮ハルヒの幽霊。ふん、能力はそのままでだぞ?既に彼女は無意識に幽霊や霊魂の存在を肯定しているはずだ。想像してみるがいい」

キョン「…………」

人の肉体を持たない、精神的な存在のハルヒ。それこそ神じゃないのか?

藤子「……ふん、そんな事より考える事があるだろう?」

キョン「ん?」

藤子「ふっくっく、準備は終えたぞ?あとは服を着けるだけなのだ」

藤子は立ち上がり、そのままクローゼットに向かった。

そして静かに扉を開いて、ベッドに横たわる俺を見る。

藤子「どの衣装を着けて欲しいのだ?ふっくっく……また、メイド服に致しましょうか?僕の御主人様ぁぁ……」

二人で霊魂になって

永遠に愛し合おうかと真剣に考えた。

……霊魂とか幽霊って、コスプレ出来たっけ?




859 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 23:56:39.20 ID:Fi0fZWQEO
そんな事を考えた俺が選ぶ衣装はこれしかないっ!

キョン「……巫女」

藤子「……ふっくっく、それで祓って欲しいと言う事か?件の幽霊を」

すまん藤子。そこまで考えてなかった。

藤子「では、着替えて来る……時間がかかるな。少し待っていてくれ」

そう言って、藤子は巫女の衣装を手に部屋から出ていった。

巫女。

新ジャンル ポニーテール未来人巫女(長身で巨乳。元男性で処女。しかしアナルでイキまくる)

誰が画像くれ。

等とくだらない事を考えながら、藤子が来るまで銃をくるくる回転させたり、弾丸を装填したりしながら、時間を潰していた。




861 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 00:01:56.43 ID:qEX3PSO+O
………

……



未来の銃で暇を潰しながら、俺は考えていた。

残された時間は三十四時間、か。

考えるだけで、涙が溢れそうになる。いや、涙はもう見せないべきではないのだ。

せめて笑顔で。

そして最期まで愛し合う。

それが最良なのだ。

覚悟を決めた二人に残された事だ。




862 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 00:03:25.60 ID:qEX3PSO+O

『せめて、君と僕が愛し合っている最中にして欲しい物だ……刹那に意識を失わせて……そのまま……』

朝比奈さん(大)は、それを許してくれないだろうか。

キョン「それにしても遅いな……?」


────キィンッ!


突然、何かが張り裂ける音が周囲に響き渡った。


それは


終焉の合図だった




863 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 00:06:04.24 ID:Fi0fZWQEO


キョン「今のは……?」

『お願いだっ!もう少し、もう少し僕達に時間を……ひうっ!うあっ!?』

ドクンッ!

自分の心臓の鼓動が、直接聞こえた。

『やれやれ、困ったものです……』

嘘だ

『こんな事、既定事項にはありません……』

早すぎる

『……最後の別れを』

どうして

俺はガクガクと足を震わせながら、とっさに弾丸の装填された銃をズボンの後ろのポケットに隠した。




873 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:26:47.15 ID:qEX3PSO+O
キョン「……藤子っ!」

動揺しながらも、全てを理解していた。

消し去りに来たのだ。

既定事項通りじゃないのは

ハルヒ

また塗り替えたのか

みくる「キョンくん……」

最初に部屋に入って来たのは、今の朝比奈さんだった。

古泉「貴方は、自分が何をしているのか解っているんですか?」

次に古泉。

藤子「お、お願い、こんな最期は嫌、嫌だぁっ!離して、離してくれ……」

白い小袖だけを羽織り、泣きじゃくる藤子と

長門「…………」

藤子の動きを封じるように、掴んだ右腕を表情一切変えずに離さない長門。




874 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:28:38.69 ID:qEX3PSO+O
キョン「……俺からも頼む」

声を震わせて、三人に懇願した。

キョン「時間を……俺と藤子に時間をくれ。少しでいいんだ!」

古泉「それは聞けません」

キョン「何故だ古泉っ!藤子の存在を消しに来たんだろう?抵抗なんかしないっ!ほんの少しでいいんだ。二人にさせてくれ!」

みくる「ふ、二人になんかさせませぇん!」

朝比奈さんが突然叫んだ。

みくる「キョンくん、お願い目を覚まして……この人は、この人はキョンくんを利用しているだけなんだからぁっ!」

キョン「朝比奈さん……?」

藤子「ち、違うっ!それは違うのだっ!僕は、僕はもう、そんな事は」

藤子も何を言っているんだ。

みくる「こんなの、こんなのひどいですぅ!キョンくんの心を利用してまでぇ……」

朝比奈さんはその場で泣き崩れた。

藤子「ち、違う、違うぅ!お、お願いだっ!朝比奈みくるの戯れ言に耳を貸すなっ!ぼ、僕は、僕は君を本当に愛しているのだ!」




875 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:30:39.00 ID:qEX3PSO+O
古泉「長門さん、彼女を黙らせられますか?」

長門「わかった」

藤子「………っ!」

古泉「朝比奈さんも泣いていますし……僕が説明しましょう」

キョン「何を説明するって言うんだ……」

古泉「落ち着いて聞いて下さい……」

古泉は真っ直ぐ俺の目を見つめて言った。

古泉「ハニートラップですよ。彼女はその改変された身体を利用し、貴方を誘惑し懐柔して本来の目的を達成しようとしていたのです」

キョン「何を、何を言っているんだお前は」

古泉「その目的は、涼宮さんの持つ時空改変能力の観測です」

キョン「そんな事があるわけないだろう?藤子は、藤子は」

俺は藤子を見る。俯いて、何度も何度も首を横に振っている。

古泉「それは、より大規模であればある程、彼女にとって都合が良いんですよ。そう、世界が崩壊してしまうぐらいに時空を歪ませる力の観測……」

ふいに、泣き崩れていた朝比奈さんが声をあげる。




876 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:31:29.28 ID:qEX3PSO+O


みくる「それを引き起こす為だけに……キョンくんを利用して……最終的には……涼宮さんの目の前で……っ!」

キョン「違うっ!そんな事はありえん!」

古泉「これが現実です……」

キョン「何がこれが現実だ。藤子は首を横に振っているじゃないか」

みくる「その指令を受けているはずですぅ……」

キョン「指令なんか受ける訳がない。朝比奈さん、何を言っているんですか」

長門「……その痕跡は確認出来る」

キョン「長門……痕跡ってなんだ……」

藤子は、さらに首を激しく横に振った。




877 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:33:38.01 ID:qEX3PSO+O
長門「彼女が未来から指令を受けた痕跡。それは物理的では無く、概念的に存在している」

キョン「だから、だから何だと言うんだ。藤子は、藤子は」

古泉が溜め息をついた。

古泉「……今の彼には何を言っても耳を貸さないでしょう。長門さん、もう」

キョン「待て!待ってくれ古泉!一言だけでいいっ!話をさせてくれ!藤子の声が聞きたいんだ!声を戻してくれ長門!」

みくる「長門さん、私からもお願いします……こんなキョンくん、見ていられません……」

キョン「朝比奈さん!邪魔しないでください!」

みくる「ひうっ!?」

俺の怒鳴り声に、朝比奈さんは身体を竦めた。

キョン「長門、頼む。お願いだ。声を聞かせてくれ。それだけでいいんだ。お前は部屋に入る前に言ったんじゃないのか?『最後の別れ』をと」




878 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:36:13.45 ID:qEX3PSO+O
長門「……わかった」

キョン「長門……感謝するよ」

古泉「……別れの言葉を交わしたら」

キョン「わかっているさ古泉……長門、頼む」

長門が、呪文を唱える。

そして流れる静寂の中

藤子は口を開いた

藤子「あ、愛している……君を愛しているんだ……ぼ、僕を信じてくれ……」

涙を流して

藤子は呟いた

キョン「藤子、先に言いたい事がある……俺から言わせてくれ……」

俺はゆっくり目を閉じた




879 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:37:07.42 ID:qEX3PSO+O


古泉は言った

罠だと

朝比奈さんは言った

指令を受けたと

長門は言った

その痕跡は残っていると

だから何だと言うんだ

俺は藤子を愛している

騙されていようがだ




881 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:38:47.51 ID:qEX3PSO+O

いや

藤子が俺を騙している訳がないんだ

最初は、確かにそうだったのかも知れない

でも今は

俺と愛し合っている

藤子は俺の事を思ってくれている

俺も藤子の事を思っている

それだけは

それだけは確かなんだ




884 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:44:46.38 ID:qEX3PSO+O
その藤子が、こんな最後は嫌だと泣き叫んだ

せめて、君と僕が愛し合っている最中にして欲しい物だ……刹那に意識を失わせて……そのまま……

これの何がいけないんだ

何故、既定事項を塗り替えてまで

邪魔をするんだ

そこまで消し去りたいのか

ハルヒ

だったら

だったら俺も

お前の既定事項塗り替えるまでだ

ここは分岐点なのか

果たして成功するのかは

やらなければ解らない

朝倉……お前の言葉を思い出したよ




890 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:09:33.95 ID:PnNauABS0
古泉も最初はノリノリだったくせに・・




891 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:10:26.59 ID:9DS5kQrCO
朝倉『やらなくて後悔するより…やって後悔した方が良いって言うよね…』




898 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:34:29.10 ID:qEX3PSO+O


これは賭けだ

最初っから古泉や朝比奈さんや長門の戯れ言なんて信じていなかった。わざと受け答えしながら、必死で考えていた。

この状況を打破出来る行動を。

切り札は、七つの自動追尾弾。

藤子は、長門と朝比奈さん(大)には通用しないと言ったが

古泉と朝比奈さんにはどうなんだ?

俺が二人を撃ち抜けば、長門はどう出る?

撃ち抜かれた二人と、それをしたのが俺だと言う状況に混乱しながら、判断を鈍らせるはずだ。
そして、二人の治癒を優先するだろう。自分で大抵の病気や怪我は一瞬で治せると言っていたからな。

その隙を付いて、藤子と時間遡行。

行き場所はどこでもいい。時間を稼ぐだけでいい。

最後に愛し合う事が出来れば。




899 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:35:34.50 ID:qEX3PSO+O


俺は、深呼吸をしてゆっくり目を開けた。

全員が俺を見ている。

本当に賭けだな。いや、賭けにすらなっていないな。一つでも失敗、一つでも長門に先手を打たれていたら、その場で終わりだ。

しかしだ。

何も出来なかった藤子の為に。

最後ぐらいは。

抵抗してもいいだろうよ。

それに、元々の原因は俺だ。

藤子に辛い思いをさせているのは俺だ。

責任ぐらい取らせろ。




900 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:38:54.31 ID:qEX3PSO+O


俺は後ろに手を回し、銃を握った。

キョン「藤子……良く聞いてくれ」

藤子「………?」

今まで共に過ごした仲間を裏切る。

最初に藤子と誓った事だ。

憎むなら憎んでくれ。古泉、朝比奈さん、長門。

キョン「……古泉と朝比奈さん……ばん、だ」

藤子「…………っ!!」

藤子が頷くのを確認して、俺は銃を抜いて額に銃身をあてる。

そしてそのまま仲間だった標的を念じ、トリガーを引いた。




903 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:44:48.98 ID:qEX3PSO+O


古泉「なっ……!?」

みくる「ひうっ……!?」

発射された七つの自動追尾弾は赤い光を帯びて、古泉と朝比奈さんの身体を一瞬で撃ち抜く。

長門「自動追尾弾……どうして貴方は……」 

キョン「今だ藤子!手を伸ばせ!」

俺は、藤子の元に走る。
藤子「くっ!」

混乱する長門の手を振り切り、藤子は両手を伸ばした。

キョン「時間を……っ!」

俺に飛び付くように、藤子は両肩に手を置いた。

そのまま俺は瞳を閉じる。

そして

何度も体感した

時間遡行が実行されている事を

身体中の感覚が教えてくれた




944 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:22:45.93 ID:qEX3PSO+O
………

……



トンッと地面に足が着くのを認識した瞬間、俺は恐る恐る目を開ける。

見開いた俺の目に映ったのは

顔をくしゃくしゃにして、泣きじゃくる藤子だけだった。

藤子「ひ、ひぐっ……うええ……っ」

その場で時間を遡っただけなのか、元の藤子の部屋に俺達は立っていた。
その部屋には、古泉も長門も朝比奈さんもいない。情報封鎖もされているのだろう。

成功だ。俺と藤子は、最後に愛し合う時間を手に入れた。それがほんの僅かな時間でも手に入れたんだ。

キョン「泣くな藤子……」

藤子「ああっ……すまない……黙ってて……でも君に抱かれる前に、そんな、そんな指令は」

藤子「解ってる……何も言わなくていいんだ藤子」

泣きじゃくる藤子を、力強く抱き締めた。

キョン「俺は最初っからお前を信じていたんだ。あの三人が何を言っていてもだ」

藤子「ひぐっ……うん……うん……」




947 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:26:26.30 ID:qEX3PSO+O


何度も頷く藤子の頭を、俺は優しく撫でながら呟く。

キョン「だから……泣くな」

顔を上げる藤子の涙を、優しく指で拭った。藤子はそのまま俺をじっと見つめて呟いた。

「……君が手に入れた僅かな時間………最後まで……僕を愛して」

「あぁ、藤子……最後まで愛し合おう」

互いに唇を合わせて、抱きしめ合ったままベッドに倒れ込んだ。

白いシーツの上

薄い黄緑色の髪が乱れる

赤い唇と舌が唾液にまみれて煌めく

指を絡め、藤子の身体に糸を引かせながら舌を這わせる度に

纏った白装束がはだけていく

「待ってくれ……消え去るなら……時間が僅かなら……」

何を言おうとしているのかは、直ぐに解った。




948 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:27:13.28 ID:qEX3PSO+O


それをすれば

直ぐに消え去るのだろう

「女で……消え去りたいのだ……」

下を見ないように、触れないように促しながら

「君が僕を女にしたのだ……だから最後も……君が……」

藤子は、一糸纏わぬ女体になった。

「女で逝かせて……」

涙を一筋流して呟いた藤子に、俺は無言で頷いた。




949 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:29:17.53 ID:qEX3PSO+O

そのまま藤子の下半身を見ないように目を閉じて、自分の裸体を晒した

藤子は下になるように囁く

それに従うと同時に、藤子が俺の上に股がる。両手を添えて、まだ触れないようにしながら

「禁則を破れば……一瞬で僕は消え去る……でも君の感触は伝わる……」

それで藤子は消え去る

それでもいい

藤子はそれを望んだから

そうして消え去りたいと望んだから




950 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:31:31.12 ID:qEX3PSO+O


そのまま何度も唇を重ねた

何度も舌を絡め合った

お前を愛している

愛している藤子

何度も叫んだ

涙を流しながら叫んだ

「僕も君を愛している愛しているんだ」

藤子も叫んだ

涙を流して叫んだ

何度も何度も何度も何度も

藤子が顔を上げて、切ない表情で俺を見下ろした




952 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:33:27.59 ID:qEX3PSO+O


ああ

もう消える

消え去ってしまう

おれと一つになって消え去ってしまう

「愛してる」

最後にそれしか

それしか言えない

他に言葉が見つからない
でもそれで充分に伝わる

互いの気持ちが充分に伝わる




954 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:34:45.77 ID:qEX3PSO+O
藤子はその瞬間

優しく微笑んだ

そしてそのまま

俺と

一つになった

そして






955 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:39:26.96 ID:qEX3PSO+O





何故なのかと

考えなかった

俺と一つになった藤子が

まだいたから

少し困惑した表情をして

それでもまだいたから

まだ藤子がいたから

最後の瞬間まで愛し合おうと

一つになったまま身体を起こして

藤子を抱きしめたんだ




957 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:40:56.41 ID:qEX3PSO+O


そのまま唇を重ねた

そのまま舌を絡めた

そのまま突き動かした

藤子は甘い吐息をはきながら

俺への愛を囁やいた

俺もそれに応えながら

何度も突き動かした




961 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:00:28.68 ID:qEX3PSO+O


何故消え去らないのかなど

考えなかった

考えられなくなっていた

それは

まだ藤子がいるから

まだ藤子が俺と一つになっているから


最後まで愛し合うと決めていたから




962 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:01:59.76 ID:qEX3PSO+O
「何故、自分がまだ存在しているのか」

「どうして何も起こらないのか」

「困惑する僕の身体を」

「君が抱きしめたから」

「そのまま唇を重ねたから」

「そのまま舌を絡めたから」

「そのまま突き動かしたから」

「それに応えようと」

「突き動かされる度に漏れる喘ぎに織り混ぜて」

「君への愛を囁いたんだ」




963 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:03:19.48 ID:qEX3PSO+O


「何度も突き動かされる中」

「何故消え去らないのかなど」

「考えられなくなった」

「君がいるから」

「まだ君と一つになっているから」


「最後まで愛し合うと決めていたから」




964 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:04:46.87 ID:qEX3PSO+O


何度も何度も藤子の身体を愛しながら

このまま一緒に消え去りたいと思った

それは許されないのだろう

誰もそれを許してくれないのだろう

それならば

僅かでもいいから

俺の中に

俺の中に残そう

俺の中に藤子を残そう




965 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:06:21.15 ID:qEX3PSO+O


それは無理な事だと

何も残らないのだと

誰もが否定しても

全ての者達が

神に等しい者までもが

それを否定しても

綺麗に消し去るとしても

俺は

俺は藤子の事を思い続ける

微かでもいい

思い続けるんだ




967 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:08:06.55 ID:qEX3PSO+O


それは藤子が望んだ事なんだ

何も出来ないと泣いていた藤子が

消し去る運命を受け入れた藤子が

最後まで俺を愛した

俺が愛した藤子が

望んだ事なんだ




968 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:10:11.48 ID:qEX3PSO+O


「何度も何度も君に身体を愛されながら」

「存在が消え去ってしまっても」

「君の中に」

「君の中にだけは残りたいと」

「そう願った」

「僅かでもいい」

「微かでいい」

「君の中にだけは残りたいと」




970 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:14:53.10 ID:qEX3PSO+O


「それは無理な事だと」

「何も残らないのだと」

「誰もが否定しても」

「全ての者達が」

「神に等しい者までもが 」

「それを否定しても」

「綺麗に消し去るとしても」

「僕は」

「僕は君の中に残りたい」

「微かでもいい」

「君に思われ続けたい」




971 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:17:48.64 ID:qEX3PSO+O


「僕は思われ続けたい」

「何か出来るはずだと励ました君に」

「僕が消え去る運命に抗った君に」

「最後まで僕を愛した」

「僕が愛した君に」




973 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:19:17.38 ID:qEX3PSO+O


「ああ」

「お願い」

「もう少しだけ」

「存在させて」

「一緒に」

「せめて最後は一緒に」

「心も」

「身体も」

「君で溢れさせて」

「消え去りたいから」

「お願い」

「お願い……」




978 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 23:02:39.87 ID:qEX3PSO+O


愛して

愛して

愛し尽くした

互いに愛して愛し尽くして

一緒に迎えた

そしてそれは

気付いていた事だ

それで

消え去ってしまうのだと
身体を重ねて

一つになったまま

あの夢のように

ゆっくりと

黄金色の飛沫になっていく




980 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 23:10:22.96 ID:qEX3PSO+O


それでも

それでも藤子は

優しく微笑んだから

俺も

それに応えて

俺も微笑んだんだ

その瞬間まで

互いに微笑んで

そのまま

黄金色の飛沫が

消え去る

綺麗に消え去っていく





982 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 23:12:50.73 ID:qEX3PSO+O



「藤子……っ!」

完全に消え去った瞬間、俺は名前を叫んだ!

まだ覚えている。まだ藤子の事を覚えている。

確認するように、何度も藤子の名を叫んだ!

その瞬間が訪れる前に、俺の中に残そうと。

藤子の部屋で藤子の名を叫び続けた!

俺の叫びは、その瞬間まで続くと思っていた。

だが、俺は叫び続ける事を唐突に止めた。

いや、止めさせられた。

藤子の部屋の、クローゼットが

ゆっくりと

音を立てて開く。




985 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 23:23:49.55 ID:qEX3PSO+O


「キョンくん……許して下さいぃぃ……」

未来の

朝比奈さんだった。

クローゼットから出てきた朝比奈さんは、髪を乱してよろけながら俺を見上げた。

泣いて泣いて泣き腫らした赤い瞳で。憔悴しきった顔で。

「私が……私が全て……やりました……これは……これは私への罰……」

「どうしてかだけ、聞かせてくれませんか」

俺は淡々と呟いた。

「だって……だってぇぇ……」

そのまま泣き崩れながら、朝比奈さんは叫んだ。

「羨ましかったの、羨ましかったのぉ!同じ未来人なのにぃ!羨ましくて羨ましくて羨ましくて羨まし過ぎてぇ!?」

俺は目を閉じた





987 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 23:28:24.43 ID:qEX3PSO+O


「朝比奈さん……するならはやくお願いします。俺が藤子を忘れないうちに」

嗚咽を漏らす朝比奈さんの手が、俺の額に触れる。

「これで……元に戻ります……藤子さんに出会う前に……」

「……朝比奈さん、最後に言わせて下さい。俺と藤子が貴女に残す言葉を」

それは俺と藤子からの、容赦なく残酷で心からの感謝の言葉。

「ありがとう」




989 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 23:30:04.76 ID:qEX3PSO+O
どちらに捉えたか判らない。

朝比奈さんの悲痛な叫び声が聞こえる中、

俺は意識を失った

藤子

俺は忘れない

絶対に忘れない

元に戻ろうと

過去の自分に戻ろうと

必ず俺の中にお前を残す

そしていつか

お前を

だから

待っていろ






キョン「あいつが……女体化だと……?」★2

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 01:53:06.26 ID:JAVON5cMO


キョン「実は女の子だったって良いよな」

キョン「国木田とか」

古泉「最高ですね」

キョン「国木田に
『キョン、今までごめんね。実は僕……』
とか言われたい」

古泉「貴方、本当に国木田君好きですよねぇ」

キョン「でも国木田、完璧に男なんだよなぁ」

古泉「確認したんですか?」

キョン「あぁ。中学の時、水泳の授業でな」

古泉「そう言えば同じ中学でしたね……擬装の可能性は?水泳パンツに何かを入れていたとか」

キョン「はっきりと見てしまったからなぁ」

古泉「……実はふたなりだったと」

キョン「それも無いな」

古泉「やれやれ……夢も希望もありませんねぇ」





38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 01:57:00.46 ID:Q2686CPi0
あれデジャヴュ




39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 01:57:25.25 ID:JAVON5cMO
俺と古泉は会話を止め、長門に視線を移した。

長門「……出来ない」

長門は嘆息しながら呟き、読んでいた本をパタンと閉じて立ち上がった。

そしてそのまま俺の元へ真っ直ぐ歩み寄り

長門「出来ない」

キョン「いや、それはさっき聞いたぞ長門」

古泉「んっふ、大事な事なので」

キョン「二回言いまし痛ぇっ!?」

いきなり、長門に爪先を思いっきり踏みつけられた。

長門「…………」

キョン「待て長門。俺が悪かった!?ぐりぐり動かさないでくれっ!?」




41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 02:03:34.60 ID:JAVON5cMO


長門「…………」

キョン「すまん長門っ!俺が悪かったっ!?」

遥か宇宙の彼方から遣わされた対有機生命体用ヒューマノイド・インターフェースによる爪先ぐりぐりと言う拷問を、人類で初めて受けたであろう。

キョン「落ち着け長門っ!これ冗談じゃなきて潰れるっ!」

長門「……本当に出来ない」

そう言って、長門は俺の爪先からは足を離した。

長門「くだらない事は考えないで」

そう言い放って、長門はまたパイプ椅子にちょこんと座り、本を読み始めた。

キョン「…………」

古泉「んっふ、怒らせてしまいましたねぇ」

キョン「お前も今の内に謝っておけ古泉。尋常じゃない圧力をかけられたぞ」




43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 02:05:59.12 ID:JAVON5cMO
それから長門に平謝りし、俺と古泉は変態的欲求を考え……いや、口に出すのは止めようと誓ったのであった。

そして次の日。

妹「早起きなんて、キョンくん珍しい~」

うむ。俺自身が珍しいと思っているぞ我が妹よ。今日はいつもよりゆっくり登校出来そうだな。

早起きは三文の得等と言われるが、何事も無く一日は過ぎて行く。

長門が昨日の事について、ハルヒに何か話すのではないか?

と少し思ったがそう言う事も無く、その長門の本を閉じる合図と共に学校での一日が終了した。

キョン「さて、と」

俺は皆と別れ、ゆっくり家路についていた。




44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 02:08:06.59 ID:JAVON5cMO



ふと、誰かに会うのではないかと思った。


本当に何となく。

その俺の期待に答えるかのように、背後から聞こえる何処か聞き覚えのある男性の声。

『……会いたかったぞ』

キョン「……久しぶりだな藤原。こんな所で俺に何の……用だ……?」




47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 02:10:33.28 ID:JAVON5cMO
……あの時、花壇の植え込み付近で出会った、ダークサイドに堕ちた古泉のような笑みで振り返るのを待っているのだろうと言う俺の予想は見事に外れた。

夕映えに煌めく薄黄緑色の、髪。

涙を一筋流し、何処か懐かしい者に会ったような表情で未来人、藤原が立っていた。

キョン「久しぶり……だな。泣いているのか?」

藤原「……な、泣いている訳がないであろう?め、目にゴミが入っただけだ!君は、君は何を言っているのだ?」

お前が何を言っているのだ藤原。

キョン「……で、何の用だ?」

藤原「……ふん、君に渡す物があるのだ。受け取って欲しい」

藤原の手にはとても小さな、指輪を入れるような箱があった。

キョン「……俺に?」

藤原「ふっくっく、そうだ。君はこれを大切に持っていなければいけないのだ。あの時の端末のように誰かに預けるのではなく、君自信が大切にな」




48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 02:15:45.92 ID:JAVON5cMO
キョン「何の為にだ」

藤原「それは禁則事項だ。近い未来に関わる為にと言えば、君には理解出来るだろう」

キョン「……ハルヒに何か関係があるのか?」

突然、藤原は俺に詰め寄った。

キョン「す、涼宮ハルヒには見せるな!朝比奈みくるにもだっ!ぜ、絶対に見せてはいけないぞ?僕から手渡された事もだっ!君の、君を知る女性には見せるな!こ、これは君の未来に関わる事なのだ!」

キョン「わ、わかった。わかったよ藤原っ!近くで怒鳴るな」

藤原「ふ、ふん。解ればいいのだ……」

そう呟いて、藤原は俯き

藤原「絶対に無くすな……未来に関わる」

そう呟いて、俺に手渡した。

キョン「今、開けていいか?」

藤原「だ、駄目に決まっているだろう?自宅に戻ってからにしろ!」

キョン「わかったから落ちつけ。いちいち怒鳴るな」

いったい、何だと言うんだ。




51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 02:21:20.89 ID:JAVON5cMO


藤原「……用件はそれだけだ」

未来に関わる物、か。

キョン「わかったよ藤原。絶対に無くさないで持ってて置くさ……その時までな」

藤原「……ああ、その時まで……大切に持っているのだぞ……」

藤原はそのまま後ろを振り向いた。

藤原「……で、では」

キョン「ああ、また会おう」

藤原はそのまま振り返らず、ゆっくりと立ち去って行った。




55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 02:41:37.53 ID:JAVON5cMO
………

……



そして次の日の昼休み。俺は校内の中庭にある休憩用のベンチに、古泉と一緒に休んでいた。

古泉「んっふ、何か悩み事でも?」

キョン「悩みと言うか何と言うか……あぁ、何か飲むか古泉?奢るよ」

古泉「いえ、週末以外に奢って貰わなくても」

嫌味を込めた微笑を浮かべているのだが、古泉の顔を見ると、何故だが申し訳ない気持ちになる。

理由はわからんが。

キョン「……コーヒーで良いか?」

古泉「ええ、それでお願いします」




57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 02:47:00.07 ID:JAVON5cMO
俺は二人分のコーヒーを購入しながら、昨日藤原から手渡された物を思い出す。

何故あんな物を俺に手渡したのか、未だによくわからん。そして気になってしょうがない。

藤原は言った。俺の知る女性に見せるなと。

じゃあ聞くのは別に良いんじゃないか?それも男性にな。




59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 02:55:02.73 ID:JAVON5cMO
俺はコーヒーをベンチに座っている古泉に手渡し、自分のコーヒーを一口飲みながら腰掛けた。

……とりあえず聞いてみるか。

キョン「パンジーと指輪って、どういう組み合わせだ?」

俺が質問した瞬間、古泉は飲んでいたコーヒーがむせたのかゲホッと咳き込んだ。

キョン「おい、大丈夫か?」

古泉「げほっ……ちょっと貴方。もしかして、誰かに貰ったんですかそれ」

何で解るんだ。

古泉「その指輪『 a lui 』って裏側に彫られてあるでしょう?」

キョン「ちょっと待て古泉。何でそこまでわかるんだお前は」

古泉は俺の返答に、深く溜め息をついた。

古泉「……佐々木さんの話を聞いた時もそうでしたがねぇ、時々貴方が信じられませんよ」

キョン「今、それは関係無いだろう?」

古泉は、更に溜め息をついた。

古泉「……マリー・アントワネットですよ」




61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 03:01:34.80 ID:JAVON5cMO
キョン「……は?」

古泉「……マリー・アントワネットはフランス革命の際、国外に逃亡しようとした際、献身的に手助けをしてくれた愛人フェルゼンに、パンジーの花と「a lui(彼を)」という文字を刻んだ指輪を贈ったと言われています」

古泉「それにパンジーの花言葉とかけて」


『……僕は……君を思っている……』


女性の声が聞こえた。そして

古泉「私は貴方を……って」

キョン「……あれ?」



涙が突然

止めどなく溢れて来た




64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 03:10:29.78 ID:JAVON5cMO


キョン「あ、なん……だ……これ?」

古泉「ちょっと、何を泣いているんですか?」

キョン「わ、わからん……こっちが聞きたいぐらいだ……」

古泉「……そんなに悲しい話では無いでしょう?結局、マリー・アントワネットは極刑にされますが」

キョン「違う……悲しい話なんかじゃ……っ!」

俺は嗚咽を漏らした。

何故だ。

何故にこんなにも。

涙が止まらないんだ。




67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 03:21:25.50 ID:JAVON5cMO



暫く、そのまま俯いて涙を流していた。

……古泉の話を聞いて、悲しいから泣いているんじゃない。

寧ろ、その逆の感情で涙が止まらない。

一体、何だと言うんだこれは。

何故、俺は泣いて涙を流しながら。


こんなにも嬉しいんだ。

未来に関わる物だと言ったな。

どんな未来に関わるから、現在の俺がこうなるんだよ。今すぐ教えろ。

……それを手渡した、藤原を思い浮かべようとする

しかし、思い浮かんだのは見知らぬ女性の優しい笑顔だった。

それが一体、誰なのかは知らないが

とても心地好く感じた。




69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 03:28:14.57 ID:JAVON5cMO
………

……



古泉「……落ち着きましたか?」

キョン「……ああ、もう大丈夫だ」

幾らか落ち着いた俺は、もう一度その女性の顔を思い浮かべようとした。

だが、何故だか失念してしまっていた。

覚えているのは、優しい笑顔だったと言う事と

ポニーテール

……無意識に想像しただけか?

古泉「急に隣で泣き出すなんて、勘弁して欲しいですね……なにか勘違いされたら困るじゃないですか」

キョン「…………」

古泉「まったく、困ったものです」

困ったのはお前だ古泉。




72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 03:44:54.94 ID:JAVON5cMO


キョン「あー……すまん。もう大丈夫だ」

涙を拭いながら、俺は顔を上げた。

古泉「……そんなに悲しかったんですか?」

キョン「いや……俺にもよくわからん」

古泉「何ですかそれ?」

キョン「いやいや本当に、こんなの初めてだ。突然泣くなんてな」

目を真っ赤に腫らしているであろう俺の顔を見て、嫌味な微笑を浮かべて呟いた。

古泉「……涼宮さんには」

キョン「……誰にも言うな古泉。絶対だ。破ったら二度とお前たちに協力しないぞ」

古泉「それは困りますね。んっふ、わかりました」

嫌味な微笑を絶さず、そのまま肩をすくめる古泉。

キョン「絶対に誰にも言うなよ?この事は墓場まで持っていきやがれ!」

釘を刺す俺に、再度問い掛ける。

古泉「それをどの女性に貰ったか聞いても?」




76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 03:57:25.46 ID:JAVON5cMO


古泉、残念ながら男性に……いや、藤原は手渡しただけだ。

未来に関わる物だと言っていた。

……さっき脳裏に一瞬浮かんだポニーテールの女性か?

現在の俺は出会っていないが、近い未来、いや、もしかしたら過去にその女性に出会っているかも知れん。

そんな気がしてならない。

何故かと問われると説明等は出来ないが、俺にはそうだとしか思えないんだ。

……それなら、俺が古泉の質問に返答する言葉は一つしかない。


「……禁則事項だ」





97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 10:34:21.07 ID:JAVON5cMO
………

……



とあるマンションの最上階。角部屋。

藤原「……ふん、そろそろか」

その自室内で、藤原はテーブルの上に年代物の洋酒と簡単につまめるチーズやクラッカーを並べてその時を待っていた。

そして二人分のグラスを用意した時、訪問者が来た事をインターホンが知らせる。

その訪問者を心待ちにしていた表情を見せながら、藤原はグラスを置いて玄関に向かい、そのまま扉を開けた。

藤原「ふっくっく、待っていたぞ。さぁ、早く上がってくれ。そして僕を『元に戻すのだ』」




98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 10:36:39.68 ID:JAVON5cMO


その訪問者は、にっこりと笑顔を見せて藤原と共に玄関に入る。そのまま扉を閉めると同時に、

『それでは、瞳を閉じてください。この場所だけ元に戻れる魔法をかけてあげましょう』

おどけながらお伽噺に出てくる魔法使いのような台詞と共に人差し指をくるりと回し、呪文を唱えた。

そして一瞬で藤原は……藤子に戻った。

『王子様には出会えましたか?』

それに合わせるように、藤子も演技じみた仕草で応じる。

藤子「ええ、ちゃんとガラスの靴も残しておきましたわ」

『うふふ。それはそれは。では、後は待つだけですね』




100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 10:43:29.58 ID:JAVON5cMO


藤子「……ふん、もうその辺でいいだろう?部屋に来たまえ。準備は出来ているぞ」

藤子は一拍置いて、その魔法使いの名を呼んだ。

「喜緑江美里──」

喜緑「うふふ、皆さんには内密にお願いします。生徒会役員は原則、飲酒禁止ですから」

藤子「生徒会役員であろうがなかろうが、高校生は飲酒禁止であろうに……まぁ、僕達には関係無いがな」




104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 10:59:30.56 ID:JAVON5cMO
藤子と喜緑の二人は小さなテーブルに向かい合い、互いに洋酒で満たされたグラスを鳴らす。

藤子「君には、幾ら感謝の言葉を述べても足りないな……」

喜緑「そこまで感謝されても困ります。利用価値があると貴女は判断されただけですから。私はそれに従っているだけです」

藤子「それでもだ……本当に感謝している……こんなに早く出会えるとは……」

喜緑「うふふ、泣き上戸ですか?」

藤子「……ふっくっく、そうかも知れんな……あの時も酔って泣き喚いていた……」

喜緑「今日は泣き喚かないで下さいね♪今日の私は、純粋にお酒を楽しみに来ているだけなのですから」




107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 11:26:51.69 ID:JAVON5cMO
藤子「ふっくっく、酒を楽しむヒューマノイド・インターフェース、か。君こそ酔って暴れないでくれたまえ」

喜緑「それは大丈夫です。抑制するプログラムを自己に施してありますから。通常の摂取量を越えても、ほろ酔い以上にはなりません」

藤子「……君のそのプログラムのおかげで、今の僕もあるのだが……ふん、君達に対する認識を改めなければいけなくなったぞ……禁則を破っても復元出来るプログラムが存在していたとはな」

喜緑「念のため、あの時埋め込んでいて正解でした。貴女は未来人でしたからね」

藤子「……あの時と言えば、わざわざあんな事までする必要は無かっただろう?大変だったんだそ?」

喜緑「遅かれ早かれですから宜しいのではありませんか?それに……」

藤子「……それに何だと言うのだ?」

喜緑「うふふ、皆の前で初潮を迎えて困惑する女体化した男性を、一度見てみたかったんです」

藤子「……もう、酔っているのか?」

喜緑「そんな事はありませんが?」

藤子「…………」




117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 14:02:29.24 ID:JAVON5cMO
藤子「ふん、しかし最初からそれを知っていれば、他に方法を考えたのだがな……辛い思いをしたぞ……」

喜緑「辛かったからこそ、苦労したからこそ、あれだけ愛し愛された。最後の時までね」

藤子「………ふん」

喜緑「それに、障害があるからこそ、愛は深まると言いますから」

藤子「障害、か。ふっくっく、涼宮ハルヒを改変の分岐点に誘導させていたのが、朝比奈みくるだったとはな。聞いて驚いたぞ。腹黒いにも程がある」

喜緑「貴女に彼を奪われるぐらいなら、涼宮さんに。とでも考えたのでしょう。彼女は、貴女が彼と愛し合った末に消え去る事を知っていましたからね」

藤子「結果、独断先行か。ここにいる自分を使って涼宮ハルヒの力を……それでよく、まだ存在出来るな」

喜緑「それなりの罰を与えられたようですから」




120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 14:21:00.01 ID:JAVON5cMO


藤子「……罰?」

喜緑「うふふ、間近で貴女と彼が、最後に愛し合うのを強制的に見せ付けられたようですよ。喋る事も動くも背く事も出来ずに」

藤子「……どこで見ていたと言うのだ」

喜緑「あのクローゼットの中で」

藤子「…………」

藤子はふいに立ち上がり、クローゼットの扉を静かに開いた。

喜緑「……中に誰もいませんよ」

藤子「ふん、なんとなく、だ」

クローゼットの中には、いつもと変わらず様々な衣装と淫らな器具が揃えてあるだけだった。




121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 14:29:45.65 ID:JAVON5cMO


喜緑「うふふ、それにしても素敵な趣味ですね♪」

藤子「君も着けてみるか?ふっくっく、思い人の心が動くかも知れんぞ?」

喜緑「既に持っているので。御気持ちだけ有難く頂戴致します」

藤子「………やはり、酔っているな?」

喜緑「そんな事はありません」

クローゼットの扉を閉め、藤子は元の席に着いた。

藤子「ふん、しかし朝比奈みくるの気持ちも、今となってはわからんでもない」

喜緑「もし、逆の立場なら同じ様な事を?」

藤子「……かもしれん」




122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 14:46:59.76 ID:JAVON5cMO
グラスを飲み干し、洋酒を注ぎ入れながら藤子は再度クローゼットを見る。

藤子「間近で見せ付けられて、壊れない覚悟があるならばな……」

喜緑「…………」

藤子「ふん、僕は発狂してしまうのだろうな……君ならどうだ?」

喜緑「……どうでしょうね。記憶の改竄も出来ますから」

藤子「……涼宮ハルヒに見せ付けるなんて、愚かな事を考える奴もいた……一度指令を受けたが、ふん、直ぐに破棄された。それを朝比奈みくるに蒸し返されたがな」

喜緑「…………」

藤子「そんな事をすれば、観測どころではないぞ。全て消え去ってしまうではないか。それをするには、まだ解析が必要だと言うのに……」 

喜緑「…………」

藤子「ふっくっく、君もそう思うだろう?喜緑江美里」

喜緑「……そうですね♪」

喜緑江美里は、唇を歪ませて笑みを浮かべた。




125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 14:57:57.41 ID:JAVON5cMO
藤子はグラスに満たされている洋酒を一気に飲み干し、さらに問いかける。

藤子「僕を女体化したのは、本当に涼宮ハルヒか?いや、そうなるよう強制的に仕向けた存在がいるのではないか?」

喜緑「……そうですね♪」

藤子「件の指令は、本当に未来からの物なのか?」

喜緑「……そうですね♪」

藤子「……予測していなかった、朝比奈みくるの介入で中断となったのだろう?」

喜緑「……そうですね♪」

藤子「……ふっくっく、復元プログラムもその為だな。君はどこの派閥に属している?」

喜緑「……そうですね♪」




128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 15:24:40.33 ID:JAVON5cMO
藤子「……ふん、全て禁則か。それに記憶の改竄も出来るのだったな。聞くだけ無駄か」

喜緑「……そうですね♪」

藤子は舌打ちをし、新たにグラスに洋酒を注ぎ入れた。

藤子「……まるで悪い魔法使いに最初から踊らされている気分ではないか」

喜緑「……そうですね♪」

藤子「また似たような事を僕にさせるつもりか?それも成功するまで何度も繰り返してだ。この復元プログラムを使ってな」

喜緑「いいえ、それはもう私達は致しません」

そう言って、喜緑江美里も洋酒を一気に飲み干した。




129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 15:28:28.16 ID:JAVON5cMO

喜緑「悪い魔法使いは、二人の愛の力によって退散すると昔から決まっているでしょう?」

藤子「……何が言いたいのだ」

喜緑「その人の愛こそ、涼宮ハルヒの能力と同様に自立進化の可能性を秘めている……逆のベクトルを向かせてみるも、やはり何も得られないのだと」

先程までとはうって変わり、喜緑江美里はにっこりと優しい笑みを藤子に向けた。

喜緑「貴女と彼が最後の最後まで愛し合った事で私達は解りました。ですから、悪い魔法使いは一時退散。考えを改める事にしたのです」

藤子「………ふん」

照れくさそうに、藤子は洋酒を口に入れた。




132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 16:13:16.81 ID:JAVON5cMO
喜緑「うふふ、ですから、復元プログラムと限定条件での女体化を貴女にプレゼント致します。
今回からは、貴女が魔法使いとなって繰り返しながら成功するまでやる事になりますから」

藤子「……ふん、魔法使い、か」

喜緑「その成功とは、消去された彼の記憶を呼び戻すのは当然、全ての者達の容認も受けなければなりません」

藤子「僕の属する派閥も含めてな」

喜緑「彼の記憶は完全に消去されている。そして貴女は、既定事項通りに普段は男性として過ごさなければいけない」

藤子「ふっくっく、情報封鎖されたこの部屋以外ではな。それに、君の力も借りなくては」

喜緑「涼宮ハルヒ、朝比奈みくる、長門有希……その他にも、容認する前に彼を奪われまいと貴女の邪魔をする者がまた現れるでしょう。もしかしたら、最後まで愛し合った前回が一番幸福な結末だったのかも知れません」

藤子「……それでも、この部屋の扉を開けてくれるのだ……ガラスの靴は既に残して来た……」

喜緑「自信があるようですね」

藤子「ふっくっく、当然であろう。愛し愛された記憶は、誰にも完全に消す事は出来ないのだ……」




133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 16:37:18.88 ID:JAVON5cMO
「うふふ、魔法使いと言うよりは、お伽噺のシンデレラですね」

「……ふん」

そう

誰にも消す事は出来ない

君を愛した

君に愛された

最後の最後まで愛し合った

一緒に舞踊ったあの記憶

思い出して

迎えに来て

ガラスの靴を頼りに

君が扉を開けるその日まで

僕は君を思い続ける……


その誓いを確認するかのように、藤子は右手の薬指にある指輪を見つめて、そっと唇にあてた。




134 : ◆HLR2b16n72 :2009/11/28(土) 16:38:11.84 ID:JAVON5cMO
おはり?




135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 16:43:37.12 ID:Qd2x88t5O
まじで?




139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 17:00:39.48 ID:DH39xdMX0
乙、願わくば続きを




141 : ◆HLR2b16n72 :2009/11/28(土) 17:03:54.56 ID:JAVON5cMO
いや、やっぱり終わろう

保守してくれた人、読んでくれた人、藤子画像くれた人、スレ立ててくれた人その他全員本当にありがとう

愚痴書きたい

ベアリングってなんだ。あと、もう藤子ベアトじゃねぇか。いやいやうみねこ好きだし?はい。すいません。

いつも通り思い付き。書きたいのを組み合わせ。

前スレでエロ書きたいだけだろと書き込んだ人へ。その通りだっ!

最初そのエロ書いた後、アリプロの極色一代女を聞いてなんか浮かんだから書いてみた。聞いてみたり歌詞読んだりしたら楽しいかも知れない。

あー逆らえない藤子と喜緑のエロスとか、消え去った後クローゼットから出てきたのはハルヒで、マジでキョンを最初から騙してた藤子とか想像妄想してくれ。

またなんか思い付いたら書く。




143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/28(土) 17:15:32.73 ID:N5FnN1640
乙でした








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コメント
この記事へのコメント
  1. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 01:48: :edit
    1か?
  2. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 01:53: :edit
    2かな
  3. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 01:55: :edit
    3ゲットオオオ、やっぱ空しいね…
  4. 名前: 通常のナナシ #8iCOsRG2: 2009/12/13(日) 02:15: :edit
    4かな
  5. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 02:42: :edit
    5げっとおおおおおおおおおおおおおお
  6. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 03:01: :edit
    ロクライオン!
  7. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 03:10: :edit
    良かった。乙
    楽しめた
  8. 名前: 通常のナナシ #e592CnxU: 2009/12/13(日) 03:12: :edit
    ヒトケタ
  9. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 03:13: :edit
    藤原「犯ってやるぜ!!」
  10. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 03:32: :edit
    これはよかったわ・・・
  11. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 03:59: :edit
    ここ最近だと一番好きだわ
    藤子がかわいすぎてヤバい
  12. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 04:24: :edit
    ふぅ…なんという…
  13. 名前: 通常のナナシ #SFo5/nok: 2009/12/13(日) 04:37: :edit
    藤子よかったよ藤子・・・
    もうハルヒがウザくてハルヒが消えればと何度願ったか
  14. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 04:40: :edit

    滅茶苦茶新鮮な気持ちで読めた
  15. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 04:41: :edit
    エロシーンが長すぎてうぜぇ
    改行ばかりのポエムはもっとうぜぇ
  16. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 04:43: :edit
    スイーツが悲恋話好きなのも容認しようかと思うくらい良かった
    最中の藤子の口調だけがきつかったけどなwwww
  17. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 04:46: :edit
    くだらねーな
    糞蟲さんの糞でもなめてろ
  18. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 05:16: :edit
    面白かった。
    作者&ぷん太乙

    ただポエムは三分の一くらいでよかったな
  19. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 05:26: :edit
    最初のお笑い路線の方がよかったな
    後半からずっとキモイ
    キモオタがエロSS書いて恋愛の達人気取りっすか?
  20. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 06:18: :edit
    なんだかとても微妙な気分だわw
  21. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 06:48: :edit
    まさか俺のレス>>584が載ってしまうとは…
  22. 名前: 通常のナナシ #cjNia0dU: 2009/12/13(日) 07:16: :edit
    面白かった
  23. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 08:04: :edit
    とりあえずみんなの妄想を壊す発言をするぞ

    藤子が藤子まいで再生されて萎えっぱなしだ……
  24. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 09:27: :edit
    藤子がマジでだましてたように補完した
  25. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 09:47: :edit
    脳内再生されねぇ・・・
  26. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 10:26: :edit
    よくわかんなかった
  27. 名前: 通常のナナシ #GsTRF2RM: 2009/12/13(日) 10:34: :edit
    糞ダンクーガで吹いた…
  28. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 10:48: :edit
    良作ではないかもしれんが力作ではある

    乙といわざるをえない
  29. 名前: あ #-: 2009/12/13(日) 10:48: :edit
    何読んでもハルヒがウザい俺はもう手遅れ
  30. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 10:53: :edit
    ベアリングにやられた
  31. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 10:55: :edit
    ※18に同意
  32. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 10:57: :edit
    予想外の方向に話が進んでいったが面白かった
  33. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 11:07: :edit
    序盤のテンションのまま突っ切れば良作だったのに
    微妙すぎる
  34. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 11:15: :edit
    藤子「おれたちはまだまだやっとまんが道の入り口にさしかかったということだな!」
  35. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 11:46: :edit
    名前のせいで安易にセリフを脳内再生できなかったぜ…ふ~じこちゃぁ~ん

  36. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 11:52: :edit
    もしもしのくせにやりおる
  37. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 12:14: :edit
    ハルヒすげー。
    最強だー!
  38. 名前: 通常のナナシ #TNMtb/9k: 2009/12/13(日) 12:23: :edit
    ※34
    やぁ…俺。
  39. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 12:26: :edit
    実は藤原は萌えキャラだと確信していたよ
  40. 名前: 通常のナナシ #gJtHMeAM: 2009/12/13(日) 12:28: :edit
    面白かった。ここまで書ききったのに感謝。
  41. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 12:35: :edit
    ダルマ朝倉の話も面白かったがこれも良かった
    シリアスシーンにさりげなくあるギャグが好きだ
  42. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 12:40: :edit
    エロシーンしつこいわー…
    最初は面白かったんだがな
  43. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 12:42: :edit
    >>48でキョンさん何言ってんすかww
    始めとのギャップがアレだが結構好きだった
    乙としか言いようがない
  44. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 12:47: :edit
    ここまでエロシーンがしつこいなら成人指定にしてしまえ
    ほんと台無し
  45. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 12:50: :edit
    まあ最初が最初だっただけに、
    シリアスに行ったところで、
    醒めた目でしか見られなかったぜ。
  46. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 12:51: :edit
    これもまた涼宮ハルヒの分裂なんだな
  47. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 13:46: :edit
    長門がハルヒを生きたまま全身の皮を剥ぐ
  48. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 14:13: :edit
    気持ち悪い。
    いや、女体化とかは好物なんだけど
    体だけじゃなく精神まで女になってるのが気持ち悪い。
    佐々木で良いじゃないか。
    男なら男らしくして欲しい。
    女体化の意味が無い。
  49. 名前: 名無し隊員さん #-: 2009/12/13(日) 15:19: :edit
    あんなくだらない最初の展開から
    こんな暗くてみょうちきりんな展開になるとは思わなんだ。
  50. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 15:30: :edit
    ①キョンとハルヒ指輪のくだりでキョンが一人二役
    ②キョン、パンジーとの再会のくだりでパンジーが指輪を渡した後のキョンの一人二役
  51. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 15:35: :edit
    ホルモンバランスが崩れると性格変わるから精神の女性化もそれほどおかしい話じゃない。
    読むのだるいんでエロシーンは飛ばした。
    それよりも国木田はどこいった。
  52. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 15:36: :edit
    藤原に萌える時が来るとは思わなかったぜ・・・
  53. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 15:48: :edit
    すごいおもしろいと思うんだけどなぁ・・・・
    けっこう皆さん、お気に召さないようで。
  54. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 15:54: :edit
    これはありですね
  55. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 16:01: :edit
    しつこいエロシーンとポエムは飛ばしたけどまぁよかった乙
  56. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 16:11: :edit
    やっぱりコメント欄は見るべきではなかったな
    一気に萎えた
  57. 名前: 依存症さん@_@ #-: 2009/12/13(日) 16:25: :edit
    偉そうに言うやつは自分で書けばいいのに
    セリフだけだから文才もいらんだろ
  58. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 16:47: :edit
    普通におもしろかったよ

    セリフだけじゃなく、このくらい状況描写があるとよい

    ※56
    俺もそう思ったが、みたい誘惑には勝てなかった
  59. 名前: 創造力有る名無しさん #-: 2009/12/13(日) 16:58: :edit
    国木田「あの、僕はどうなっちゃうの?ていうか僕が主役じゃなかったの?キョンくーん。」
  60. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 17:03: :edit
    力作だった。
  61. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 17:15: :edit
    面白かった。
  62. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 17:31: :edit
    ポエム長えぇええ!
  63. 名前:   #-: 2009/12/13(日) 17:48: :edit

    キョン「す、涼宮ハルヒには見せるな!朝比奈みくるにもだっ!ぜ、絶対に見せてはいけないぞ?僕から手渡された事もだっ!君の、君を知る女性には見せるな!こ、これは君の未来に関わる事なのだ!」

    キョン「わ、わかった。わかったよ藤原っ!近くで怒鳴るな」

    くそう…こんなところで笑うなんて…
  64. 名前:   #-: 2009/12/13(日) 18:47: :edit
    まあまあ
  65. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 19:03: :edit
    おいこらぷん太

    『この作品には濃厚なア○ル性交の描写が長々と続きます』

    ていう前置きがねーぞ
    まじでキモイわ
  66. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 19:04: :edit
    ポエムで萎えた
  67. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 20:29: :edit
    所々の描写は秀逸で良かった乙
  68. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 20:56: :edit
    ひとことだけ。最高だったよ。
    他の誰がどう言おうとかまわない。
    俺はこの小説を書いた奴には敬意を払いたい。
    面白かった。

    否定する奴はたくさんいるだろうが、俺のような奴が一人でもいればそれなりにアレだろうからな。

    全てがよかったよ。完璧だった。
  69. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 20:58: :edit
    作者がうみねこのベアトリーチェを好きなんだなって事は理解した
    多重世界で相手が気付く・思い出してくれるまで繰り返すって辺りが特に
  70. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 21:25: :edit
    うん、おもしろかったおつつ
  71. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 21:37: :edit
    ルパンのほうが脳内にちらついてかなわん
  72. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/13(日) 22:24: :edit
    これは良かった
    長編にしては話のブレが少ないし
    面白かった!乙!!
  73. 名前: 通常のナナシ #iG63n8/s: 2009/12/13(日) 22:58: :edit
    誰か藤子の全体像描いてくれ
  74. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/14(月) 00:40: :edit
    ポエムはともかく「今から来る」に萎えた
    方言?
  75. 名前:   #-: 2009/12/14(月) 02:17: :edit
    感想
    一番初めとそれ以降のテンションが違いすぎて展開の全てにおいて違和感があり続けた、話の組み立てがうまく出来ないんだろうな、つまりは糞でした。

    あとはエロ無理やり挿入しすぎ、気色悪い
    ポエム気色悪い

    最初のお笑い路線のままであれば面白そうであった
  76. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/14(月) 10:35: :edit
    評論家気取りな奴等なんかほっとけ!あなたの作品は素敵でした。
  77. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/14(月) 11:16: :edit
    ポエムは必要事項
  78. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/14(月) 12:17: :edit
    評論家気取り『俺たちは読んできたものが違うんだよ(キリッ』 
    きんもー☆
  79. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/14(月) 12:38: :edit
    ハルヒに無理やり水を飲ませ続けると死ぬ
  80. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/14(月) 12:38: :edit
    ハルヒの顔に殺虫剤をかけ続けると死ぬ
  81. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/14(月) 12:40: :edit
    ハルヒのちくびを洗濯ばさみでとじると死ぬ
  82. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/14(月) 12:40: :edit
    ※77 禿同
    ※欄見なきゃよかった

    乙と言わざる得ない傑作だった
  83. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/14(月) 17:11: :edit
    ストーリーが良かっただけにエロとポエムは邪魔だなぁ。

    ハルヒが怖すぎてすばらしい。
  84. 名前: neme #MrzZgbaM: 2009/12/14(月) 22:01: :edit
    己の好を貫きたまえ・・・
  85. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/15(火) 02:47: :edit
    1乙
    年末にいいもの読めたわ
    最高だっぜ!
  86. 名前: 毛人 #-: 2009/12/16(水) 23:57: :edit
    いいものが見れたよ<1ありがとう。エロシーンは少なめでいいと思うよ。
  87. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/17(木) 17:10: :edit
    一人芝居ワロスw


    結果はありがちだが、もっていき方はなかなか良かった。日本語が時々崩れてるのは要注意
    ポエムはアリ。一部慣れてない感じはしたけどw
    反面エロは普通に上手かった。自分がSだからついそう感じたのかもしれんがww


    細かいことをいうなら口調なり文体なりが安定性に欠けることをまず指摘するべき


    何にせよ筆者&ぷん太乙
  88. 名前: 激しくナナシ #.EmDDsZs: 2009/12/19(土) 19:56: :edit

    乙と言わざるを得ない

    傑作だと思われる。

    tkキョン格好良すぎw

    ハルヒは相変わらずウザイな…

    とりあえず藤子が

    とっても新鮮だった。

    また書いてくれb

  89. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/20(日) 23:24: :edit
    ハルヒうぜえ
  90. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/29(火) 22:16: :edit
    なんだかんだでどの作品にも批評コメあるよな

    まぁ何事においても万人受けする物なんて無いって事くらいわかるけどさぁ・・・

    せっかくの余韻をぶち壊さないで欲しいよ・・・
  91. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/01/03(日) 13:53: :edit
    良かったよ。いつの間にか夢中になって読んでたわ。乙。
  92. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/01/07(木) 04:21: :edit
    おもしろかったよー!
    藤子先生の次回作にご期待ください
  93. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/01/21(木) 17:41: :edit
    ハルヒがまた一段と嫌いになった。
  94. 名前: 通常のナナシ #EE4GDcVU: 2010/01/31(日) 02:42: :edit
    批評コメなんてめったに書かないがこれは書かざるをえん
    何でキョンがあんなにも虜にされてるのがイミフだしポエム(失笑)が長すぎキモすぎ
    作者が自分に酔ってんのがよくわかる
    生々しいエロ苦手な人もいるんだからぷん太はそうゆうジャンルてゆーの意味するマークみたいなのつけたほうがいいとおも
  95. 名前: 通常のナナシ #YkROB9OY: 2010/02/02(火) 13:41: :edit
    国木田女体化にwktkしてた俺涙目。
    いや、面白かったけどさ
  96. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/20(火) 17:05: :edit
    おもしろかったがエロシーンはとばした。
  97. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/06/07(月) 16:09: :edit
    藤子って名前だと
    どうしてもF先生の顔がちらつく
  98. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/06/14(月) 23:10: :edit
    おもしろかった。乙
  99. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/07/21(水) 07:35: :edit
    藤原が男に戻った後もキョンに惚れてるのがちょっと…
    肉体によって精神が左右されるんじゃなかったのか
  100. 名前: 通常のナナシ #-: 2010/07/26(月) 03:02: :edit
    なんかいろいろ言われてるが面白かった。俺はこういうの好きだな
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.
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