2009/09/22(火)
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:20:24.04 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「…ホントね」
キョン「いつからだ?」
ハルヒ「あたしは昨日からよ」
キョン「パクりやがったな」
ハルヒ「知らないわよ。安かったから買っただけ」
キョン「まあ、シャーペンがかぶるのなんてありきたりではあるが」
ハルヒ「あたしの大っ嫌いな言葉の一つね」
キョン「シャーペン?」
ハルヒ「ありきたり」
キョン「そっちか」
ハルヒ「あんたバカ?」
キョン「そうじゃないと思いたい」
ハルヒ「ふーん」
キョン「…何に納得したんだ」
ハルヒ「キョンはバカだって事」
ハルヒ「…ホントね」
キョン「いつからだ?」
ハルヒ「あたしは昨日からよ」
キョン「パクりやがったな」
ハルヒ「知らないわよ。安かったから買っただけ」
キョン「まあ、シャーペンがかぶるのなんてありきたりではあるが」
ハルヒ「あたしの大っ嫌いな言葉の一つね」
キョン「シャーペン?」
ハルヒ「ありきたり」
キョン「そっちか」
ハルヒ「あんたバカ?」
キョン「そうじゃないと思いたい」
ハルヒ「ふーん」
キョン「…何に納得したんだ」
ハルヒ「キョンはバカだって事」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:21:28.16 ID:kMBXagfFO
キョン「いろいろツッコミどころ満載なんだが」
ハルヒ「どうぞ?」
キョン「消しゴムも同じじゃねぇか!」
ハルヒ「ほ、ホントだわ」
ハルヒ「……っていうか、そこにツッコむのね」
キョン「まあな」
ハルヒ「いつから?」
キョン「結構前だ」
ハルヒ「あたしは…一週間ぐらい?」
キョン「またパクり疑惑が」
ハルヒ「あんたのなんか好きでパクる奴なんていないわよ」
キョン「まあ消しゴムもありきたりだな」
ハルヒ「ありきたりね」
キョン「そうだハルヒ」
ハルヒ「ん?」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:25:13.76 ID:kMBXagfFO
キョン「交換しないか?消しゴム」
ハルヒ「…!」
キョン「同じなんだし。いいだろ?」
ハルヒ「…乙女心を揺さぶるいい攻撃じゃない」
キョン「乙女心?」
ハルヒ「そうはいかないんだから。嫌よ。あんた、ただ単に新しいの使いたいだけでしょ」
キョン「ばれたか」
ハルヒ「消しゴムくらい、買いなさいよ」
キョン「お前に奢らされて、消しゴムも買う金がねぇんだよ」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「嘘だ」
ハルヒ「な、なーんだ、嘘なの?」
キョン「どんだけ金欠なんだよ、俺」
ハルヒ「じゃああたしにジュース…」
キョン「自分で買え」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:30:42.66 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「けち。消しゴムもジュースもだいたい同じ値段じゃない」
キョン「自分に買うか人に買うかの違いだ」
ハルヒ「人は助け合って生きていくものなの!」
キョン「これを助け合いとは言いません」
ハルヒ「けちー。キョンのけち」
キョン「けちで結構」
ハルヒ「けち」
キョン「何回言ってんだよ」
ハルヒ「あたしは四回よ?」
キョン「数えてたのか!」
ハルヒ「ちなみに、キョンは今まで『!』を二億回ぐらい使ったわ」
キョン「嘘だろ」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「だ、だよな」
ハルヒ「何うろたえてんのよ」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:34:51.93 ID:kMBXagfFO
キョン「ハルヒ。奢るのは嫌だが」
ハルヒ「?」
キョン「俺も喉渇いててな、授業終わったら買いに行くつもりでいる訳だ」
キョン「んで、俺の飲みかけのやつならくれてやってもいいぞ」
ハルヒ「またまた乙女心をくすぐってきたわね」
キョン「乙女心?」
ハルヒ「あたしは騙されないからね。要らない。あんたの口付けたやつなんて飲みたくないもん」
キョン「…この前のコーラ」
ハルヒ「!!」
キョン「俺のコーラ勝手に飲んだだろーが!」
ハルヒ「……」
キョン「だんまりかよ」
ハルヒ「あ、あたしの」
キョン「…?」
ハルヒ「あたしの飲みかけのジュース、今度あげるから許してよ…」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:38:42.59 ID:kMBXagfFO
キョン「出来れば、飲みかけじゃなくて新品のやつをくれ」
ハルヒ「何よそれ」
キョン「つまりは」
キョン「お前、そろそろ俺に何か奢れ!ってこと」
ハルヒ「嫌よ」
キョン「だろうな」
ハルヒ「あんたの誠意を見せなさい。そしたら考えてやんなくもないわ」
キョン「誠意?」
ハルヒ「そ。あたしに対する誠意よ」
キョン「むむ」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒ。俺、ハルヒの事、すっげえ常識無い奴だと思ってる」
キョン「人の話聞かないし、我が儘だし、自分勝手だし、全然普通じゃない」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…ねぇ、あんたそれもしかして褒めてるつもりなの?」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:44:49.45 ID:kMBXagfFO
キョン「当たり前だろ」
ハルヒ「一回死んでみたらそのバカも直るかもね」
キョン「お前、普通が大ッキライだったんじゃないっけ」
ハルヒ「そうよ。そうだけど、だからって我が儘ってのが褒め言葉になる訳ないじゃない」
キョン「あれ?昔、そう言われてお前喜んでなかったか?」
ハルヒ「あの時は……あの時よ」
キョン「全く訳がわからんね」
ハルヒ「訳わかんなくて結構。今はちょっと繊細なの」
キョン「繊細?お前が?」
ハルヒ「…いちいちむかつく野郎ね」
キョン「繊細な女の子にしちゃあ、言葉使いが悪いな」
ハルヒ「…毎度毎度、私の事を苛立たせるお方ですね、あなたは」
キョン「すまん。悪かった」
ハルヒ「……」
キョン「あー、マジですまん。機嫌直してくれよハルヒ」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:53:10.02 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒー」
ハルヒ「……」
キョン「よし。今日はなんでも言う事聞いてやるぞ」
ハルヒ「ほ、ホント!?」
キョン「ああホントだとも」
ハルヒ「じゃ…じゃあ…」
ハルヒ「とりあえずジュース奢りなさい!」
キョン「……」
キョン「…仕方ないな」
ハルヒ「うし」
キョン「結局奢るはめになるのか…」
ハルヒ「運命ってやつ?」
キョン「全然嬉しくない運命だなぁおい」
ハルヒ「運命は時に残酷なのよ」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:59:28.24 ID:kMBXagfFO
キョン「俺とお前の座席関係が変わらないのは?」
ハルヒ「…残酷な運命ね。欝陶しいったらないわ」
キョン「探索で同じ組にならないのは?」
ハルヒ「それはいいんじゃない?」
キョン「なんだ、お前はただ俺の事が嫌いなんじゃないか」
ハルヒ「ち、違うわよ。興味が無いだけよ」
キョン「うわもっと酷くなった」
ハルヒ「じゃあ嫌い」
キョン「俺のイメージは随分コロコロ変わるのな」
ハルヒ「嫌いって言ったじゃない」
キョン「奇遇だな。俺と同じだ」
ハルヒ「許さないわよ」
キョン「おー、こえーこえー」
ハルヒ「あたしの事は慕いなさい。尊敬しなさい。敬いなさい!」
キョン「どんな独裁政治だ。それに、言ってる事ほとんど同じだぞ」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:06:26.07 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「そういえば、今は政治経済の時間ね」
キョン「今授業中だったのか」
ハルヒ「バカな事言ってんじゃないわよ」
キョン「お前のおかげで、俺はすっかり問題児だよ」
ハルヒ「教師に無視されてるわよね」
キョン「成績下がったら、ハルヒのせいだからな」
ハルヒ「あんたこれ以上成績下がったっけ?」
キョン「そんなに酷くねぇわ!」
ハルヒ「つまんないわね」
キョン「…つまんなくて悪かったな」
ハルヒ「まあ、だらだら授業聞くより面白いからいいわ」
キョン「それは同感だ。近くにハルヒがいて良かったよ」
ハルヒ「ま、またあんたは…そうやって…」
キョン「ん?」
ハルヒ「騙されちゃだめ。騙されちゃだめよ涼宮ハルヒ!耐えなさい!」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:16:47.60 ID:kMBXagfFO
キョン「何をぶつぶつ言ってんだ?」
ハルヒ「そうね。話相手にはあんたぐらいが調度いいかも」
キョン「…ありがとよ」
ハルヒ「…別に」
キョン「ひょっとして、ハルヒ公認の話相手って俺だけじゃないか?」
ハルヒ「そうかも」
キョン「これが朝比奈さんだったらなぁ」
ハルヒ「あ、あたしとみくるちゃんのドコに差があるっていうのよ!」
キョン「ドコって…そりゃ…」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…あたし、小さいかなぁ」
キョン「い、いや。お前も十分ある。多分」
ハルヒ「なんか悔しいわ…」
キョン「……」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:19:16.59 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「ドコ見てんのよエロキョン!」
キョン「仕方ないだろ今の話の流れだと」
ハルヒ「激しく不快だわ」
キョン「ぅぐ…」
ハルヒ「あーあ、キョンに舐め回すように見られちゃったぁ」
キョン「こら。慎みなさい」
ハルヒ「これは紛れもない事実よ」
キョン「舐め回すようには見てねぇよ」
ハルヒ「じゃあどう見たのよ」
キョン「ぐ…」
ハルヒ「変態エロスケベ」
キョン「もうなんとでも言え」
ハルヒ「いいの?」
キョン「…やっぱダメだ」
ハルヒ「どっちなのよ」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:23:43.97 ID:kMBXagfFO
キョン「授業終了まで……あと10分か」
ハルヒ「もうそんな時間?」
キョン「暇だな」
ハルヒ「授業聞きなさいよ」
キョン「断る。俺は今を楽しみたいんだ」
ハルヒ「何よ、あんたあたしとおしゃべりして楽しいの?」
キョン「まあな。それに…」
キョン「目の保養にもなるしさ」
ゴスッ
キョン「ぅ…ってぇ…!」
ハルヒ「次、変な事言ったらこれじゃ済まないから」
キョン「…殴るまでのことかよ」
ハルヒ「変態」
キョン「違う。俺はお前を誉めたんだ。一応」
ハルヒ「どうせならもっとストレートに誉めなさいよ…」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:32:14.95 ID:kMBXagfFO
キョン「ハルヒって、かわいいしさ」
ハルヒ「なっ」
キョン「ストレートって、つまりこういう事か?」
ハルヒ「…あ、あんた狙ってる?」
キョン「何を?」
ハルヒ「危ない。やばいわ。今キョンと顔を合わせられない」
キョン「…ハルヒ?」
ハルヒ「……絶対、騙されちゃだめよ」
キョン「おーい」
ハルヒ「何かしら?」
キョン「い、いや別に」
ハルヒ「あんたも言うようになったわね」
キョン「へ?」
ハルヒ「でもね」
ハルヒ「そんな事言われても、嬉しくなんかないんだからね」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:36:39.84 ID:kMBXagfFO
キョン「じゃあ聞くが。お前が他人に言われて嬉しい言葉ってなんなんだよ」
ハルヒ「それは…」
ハルヒ「個性の塊?」
キョン「……」
キョン「ハルヒって、個性の塊ねような存在だよなぁ」
ハルヒ「あー駄目ね。苛々してきた」
キョン「失敗か」
ハルヒ「うーん…」
ハルヒ「…世界の中心?」
キョン「……」
キョン「ハルヒ。お前こそ世界の中心に相応しいよ」
ハルヒ「あ。これ嬉しいかも」
キョン「ほう」
ハルヒ「なんか照れるわね」
キョン「成る程」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:42:31.20 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「も、もっかい言ってよ」
キョン「この世界はハルヒを中心に回ってるんだぞ?」
ハルヒ「あぅ」
キョン「効いてるな」
ハルヒ「効いてるわ」
キョン「何がそんなにいいんだよ」
ハルヒ「え?何って、だってあたしが世界の中心なら、あんたもあたしの周りを回ってるのよ?」
キョン「まあそうだろうな」
ハルヒ「…あっ…!」
キョン「俺が出て来る意味が分からんが」
ハルヒ「わっ忘れなさい!いい!?」
キョン「き、急にどうした?」
ハルヒ「やっちゃったわ…」
キョン「…?」
ハルヒ「ああもぅ…」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:48:57.07 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「これは失態ね。大失態だわ」
キョン「おーいハルヒさーん」
ハルヒ「何かしら?」
キョン「あ、いや別に」
ハルヒ「ふぅ。おしゃべりも疲れるわね」
キョン「そうだな」
ハルヒ「歳かしら」
キョン「そうだなハルヒ婆さんや」
ハルヒ「いやいやキョン爺さんこそ」
キョン「……」
ハルヒ「な、何笑ってんのよ」
キョン「お前も、随分人当たりがよくなったと思ってな」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あんたのせいよ」
キョン「…そりゃどうも」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:59:11.80 ID:kMBXagfFO
放課後 部室
ハルヒ「ほいっ」
キョン「あーあ、可哀相なドア」
古泉「二人仲良く登場しましたね」
ハルヒ「な、仲良く!?」
キョン「ないからな」
みくる「わー、すごい、息がぴったり!」
長門「シンクロ率120%」
ハルヒ「みくるちゃーん。覚悟は出来てるのよね?」
みくる「ひぇっ」
キョン「ハルヒ。朝比奈で遊ぶな。そんなだから胸が大きくならんのだ」
ハルヒ「んな゙っ」
古泉「おやおや」
みくる「む、胸って!」
長門「……」ピキッ
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:05:33.80 ID:kMBXagfFO
キョン「しまった。つい口が滑った」
ハルヒ「さて、どう料理してやろうかしら」
長門「裸で逆立ち校内3周がいい」
キョン「なっ長門!?」
ハルヒ「いいわねそれ!それで決定!」
みくる「逆立ちで校内3周…」
古泉「健闘を祈ります」
キョン「おい古泉祈るな。助けろよ!」
ハルヒ「だめよ。キョン、あんたは今禁忌に触れたの」
長門「タブー」
キョン「すまん、いい事教えてやるから許してくれ!」
ハルヒ「何々?」
キョン「意外に食いついたな」
ハルヒ「ほらほら、早く言いなさいよ」
キョン「……これは、谷口に聞いたんだが…」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:12:55.83 ID:kMBXagfFO
キョン「その、む、胸って揉むと大きくなるらしい」
ハルヒ「!!」
長門「!!」
みくる「!!」
古泉「あちゃー」
キョン「た、他意は無いからな!」
ハルヒ「……このエロキョン!!」
長門「揉む程も無い場合はどうしたらいいの?」
みくる「長門さん…」
古泉「バイトです」
キョン「あ、あー俺も帰るな!」
ハルヒ「こらっ!待ちなさい!」
長門「……」
みくる「長門さん、大丈夫ですよ?きっと、今に大きくなります!」
ハルヒ「……」
長門「……」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:19:10.09 ID:kMBXagfFO
キョン「ふー、危なかった…」
古泉「おや、生きてましたか」
キョン「古泉?お前バイトは?」
古泉「あの場から離れる為の口実ですよ」
キョン「閉鎖空間は無しか」
古泉「はい。怒ってるように見えて、内心そうでもないようです」
キョン「よく分からん奴だな」
古泉「そうですかね?涼宮さん程分かりやすい方も稀ですよ」
キョン「そうは言うが、どこらへんがだよ」
古泉「そこらへんです」
キョン「あー成る程ね…」
キョン「って分かるか!」
古泉「これは楽しいですね」
キョン「俺で遊ぶな。ったく、お前もハルヒに影響され始めたな」
古泉「そうかもしれません。いや、僕は昔からこんな感じでしたよ」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:26:48.16 ID:kMBXagfFO
キョン「嘘だな。お前は昔はもっと真面目なキャラだった」
古泉「昔の事です」
キョン「それを言ったらおしまいだろ」
古泉「そろそろ涼宮さんから電話が来るころじゃないですか?」
キョン「…何故そう思う」
古泉「ふふ、涼宮さんの事ですから」
キョン「さすがにハルヒも電話してまで…なぁ?」
古泉「あ…それ、電話が来るフラグですね」
キョン「…確かに」
古泉「……」
キョン「……」
古泉「……」
キョン「……」
古泉「……」
キョン「…こねーのかよ!!」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:39:49.16 ID:kMBXagfFO
ヴヴヴヴヴヴヴ
キョン「ぅおっ」
古泉「誰からですか?」
キョン「……」
キョン「…ハルヒだ」
古泉「あちゃー」
ヴヴヴヴヴヴヴ
キョン「あー出たくねー…」
古泉「覚悟を決めて下さいよ。バイトは嫌です」
キョン「わーったよ。出るよ、今出る」
ピ
『キョン!今どこに居るのよ!早く戻って来ないと死刑だからね!』
キョン「ほい古泉パス!」
古泉「え!?ぅ、うわ」
『こらバカキョン聞いてんの!?返事しなさいよ!』
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:47:28.95 ID:kMBXagfFO
古泉「あー、涼宮さん?僕です、古泉です」
『あれっ?古泉君?あのバカは?』
キョン「俺なら自宅で療養中」ボソッ
古泉「か、彼なら今はもう自宅にいますが」
『はぁ!?どんだけ逃げ足早いのよあいつ!』
キョン「少し無理があったか?」
古泉「はは、ははは…」
『古泉君も居るの?』
キョン「しまった」
古泉「ど、どうしましょう」
キョン「…とりあえず肯定しとけ」
古泉「はい。ちょっと用事があったもので、彼の家にお邪魔してます」
『……』
キョン「……」
古泉「……」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:53:49.56 ID:kMBXagfFO
『……』
キョン「……」
古泉「……」
『…あたしも行くっ!』
キョン「ぅげぇ!」
古泉「まずいことになりましたよ」
『待ってなさい!逃げちゃ駄目だからね!』
ブツリ
キョン「やれやれ…」
古泉「とにかく、あなたの家に急ぎましょう。涼宮さんより先に着かなくては」
キョン「なんでまた俺の家なんだ…」
古泉「あなたが悪いんですよ…。ほら、早く行かないと」
キョン「へいへい」
古泉「機関に頼んで最短ルートを確保してもらいましょう」
キョン「そんぐらいしなきゃ、ハルヒに勝てる気がしないからな」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:01:26.14 ID:kMBXagfFO
キョン宅
キョン「ただいま…っと」
古泉「誰も居ませんね」
キョン「まだみんな帰って来てないのか」
古泉「部屋はどちらです?」
キョン「そっちだ」
古泉「では、お邪魔します」
キョン「お邪魔されます」
ガラッ
古泉「…随分普通な部屋ですね」
キョン「悪かったな趣味が無くて」
古泉「いえいえ。逆にフィギュアとかがずらっと並んでたら、どうしようかと」
キョン「殴っていいか」
古泉「暴力反対です」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:06:40.46 ID:kMBXagfFO
キョン「さて。ハルヒが来たらどうするか」
古泉「今考えても無駄じゃないですか?」
キョン「…そうかもしれん」
古泉「僕としては、あなたの今に来るなんて久しぶりなので」
キョン「自由にしたい、と」
古泉「そういう事です」
キョン「…しょうがねえな。今ゲーム持って来るから待ってろ」
古泉「では僕はベッドの下を…」
ピンポーン
キョン「なにっ」
古泉「来ましたか」
『キョン君のクラスメートですが誰かいませんかー?っていうか早くキョン出て来なさい!!』
キョン「うわあやだなぁ」
古泉「クラスメートって言うところがまた」
キョン「古泉。出てくれ」
古泉「嫌です。お断りします」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:11:55.33 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「とうっ」
キョン「来やがった」
古泉「お久しぶりです」
ハルヒ「ふふ。キョーン?」
キョン「すまん!この通り!だから暴力だけは…」
古泉「バイトです。失礼します」
キョン「あっこら古泉!」
ハルヒ「大丈夫よ。なーんにもしないから」
キョン「嘘つけ!」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「嘘かよ!」
ハルヒ「ほいっ!」
キョン「うわっ」
ハルヒ「あんた、弱点どこだっけ?」
キョン「は、ハルヒ、やめ、やめろ!」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:18:47.93 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「こちょこちょ」
キョン「ぅひっ」
ハルヒ「脇かしら」
キョン「ぁうはっ」
ハルヒ「こちょこちょ」
キョン「ははは!はは、はるひ、止め、はは!」
古泉「……」
古泉「僕はもう出て行った方がいいですよね」
ハルヒ「ほれほれ」
キョン「いひひひひ!ひはっ、はははは!」
ハルヒ「ふう、こんなもんかしら」
キョン「ぅえ」
古泉「それではまた」
キョン「に、逃げやがった」
ハルヒ「あれ?古泉君帰っちゃったの?」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:21:50.28 ID:kMBXagfFO
キョン「……」
ハルヒ「キョン!ゲームしましょうよ!」
キョン「帰らないのかよ」
ハルヒ「いいじゃない折角来たんだし」
キョン「朝比奈さんと長門は連れて来なかったのか」
ハルヒ「みくるちゃんは用事があるって」
ハルヒ「有希はなんかぶつぶつ言いながら帰っちゃったわ」
キョン「運命は時に残酷だな…」
ハルヒ「早く持って来なさいよ」
キョン「じゃあお前はそこを動くなよ」
ハルヒ「はーい」
キョン「うわぁ信憑性皆無だなぁ」
ハルヒ「とっとと行く!」
キョン「はいはい」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:26:05.24 ID:kMBXagfFO
キョン「持って来たぞー」
ハルヒ「キョン!この枕あたしのと同じよ!」
キョン「さっそく命令無視したな。人のベッドで勝手にくつろぐな」
ハルヒ「キョンの匂い…」
キョン「何か言ったか?」
ハルヒ「い、いや?それより、早くやりましょうよ」
キョン「は?」
ハルヒ「ゲームよゲーム!」
キョン「お、おう」
ハルヒ「あれ?この時計もあたしのと同じだ…」
キョン「…ハルヒ。お前もしかして」
ハルヒ「パクってないわよ!第一、あたしキョンの家に来たのこれが初めて…」
キョン「じゃないだろ。お前は結構来てるよな」
ハルヒ「そ…そうだったかしら?」
キョン「そこでとぼけんなよおい」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:30:32.13 ID:kMBXagfFO
キョン「よし、俺の勝ちだな」
ハルヒ「あ、あたしが負けた…」
キョン「流石にテレビゲームだったら俺が勝つだろ」
ハルヒ「今の無しよ!酷いじゃないの!」
キョン「ふん。お前なんかに手加減してやるか。こういうのはループコンボが出来てなんぼだ」
ハルヒ「キョンのくせにぃ…。あたしにも教えなさい!」
キョン「嫌だ」
ハルヒ「こら!」
キョン「わーったよ。ちょっとこっち来い」
ハルヒ「嫌よ!」
キョン「なんだそりゃ」
ハルヒ「いいから早く!」
キョン「説明しにくいだろが」
ハルヒ「むぅ…」
キョン「まあ、嫌なら俺は別にいいんだが」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:39:33.67 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「教えなさいよ!」
キョン「だからちょっとこっち寄れよ」
ハルヒ「むぅ」
キョン「ったく。俺が寄るからな」
ハルヒ「えっ!?」
キョン「いいか、最初はこうやって…」
ハルヒ「ちょっとキョン、ち、近くないかしら」
キョン「何が」
ハルヒ「距離よ」
キョン「何の」
ハルヒ「あんたとあたしの!」
キョン「……」
キョン「…そうか?」
ハルヒ「そうよ!」
キョン「そんなに近くない気がするんだが」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:47:38.14 ID:kMBXagfFO
キョン「お前が嫌だったら教えてやらんぞ」
ハルヒ「別に嫌じゃないわよ!」
キョン「一体何なんだ…」
ハルヒ「だーかーらぁ!もうちょっとこっち寄っていいって言ってんの!」
キョン「はぁ?」
ハルヒ「…ぁ…」
キョン「近いって言ったと思ったら、今度はもっと寄れだと?脈絡なさすぎだぞ」
ハルヒ「……」
キョン「わかったわかった。だからそう怒るなよ、寄ってやるから」
ハルヒ「あ、あんたもその方が教えやすいでしょ」
キョン「まあな」
ハルヒ「…!」
キョン「こんくらいか?」
ハルヒ「そ、そそそうねそんくらいね」
キョン「…?」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:55:22.42 ID:kMBXagfFO
キョン「最初はこう」
ハルヒ「……」
キョン「次はこう」
ハルヒ「……」
キョン「その次」
ハルヒ「……」
キョン「最後はこれ」
ハルヒ「……」
キョン「ほら、とりあえずやってみろ」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ?」
ハルヒ「…あっ、な、何?」
キョン「…お前もしかして、今までの全部聞いてなかったとか言わないよな」
ハルヒ「……」
キョン「やれやれ…」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:04:16.29 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「う…ゲームなんて不純よ!不純!」
キョン「いきなり何を言い出すかと思えばこれか」
ハルヒ「どうせならもっと高校生らしい事しましょうよ」
キョン「これも充分、今時の高校生らしいと思うんだが」
ハルヒ「つまんないわね」
キョン「なら帰れ。勝手に来たくせに、文句言うんじゃねぇよ」
ハルヒ「文句は言ってないわよ。感想を言っただけ」
キョン「お前はなんでも知ってるな」
ハルヒ「なんでもは知らないわよ。知ってる事だけ」
ハルヒ「…って、こら!」
キョン「すまん。つい、やりたくなった」
ハルヒ「あたしは別に猫に取り憑かれてない!」
キョン「いや、お前が知らなかったらどうしようかと思ったとこだった」
ハルヒ「あんたが知っててあたしが知らない事なんて無いわよ」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:11:14.91 ID:kMBXagfFO
キョン「言い切ったな…」
ハルヒ「何よ」
キョン「じゃあ問題」
ハルヒ「どうぞ?」
キョン「長門は何人だ」
ハルヒ「日本人」
キョン「ブー。残念、ハズレだ」
ハルヒ「正解を聞こうじゃない」
キョン「長門はな、人間の自立進化を見守る為に造られた、宇宙人なんだよ」
ハルヒ「…あんたまだそんな事言ってんの?」
キョン「本当だからな」
ハルヒ「ひゅぅぅん」
キョン「な、何?」
ハルヒ「あたしの中のキョン信頼度が下がった音よ」
キョン「びびった…」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:15:53.32 ID:cEXpFkj50
キョン「長門は何人だ」
ハルヒ「1人‼」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:17:03.23 ID:kMBXagfFO
キョン「第二問」
ハルヒ「きなさい」
キョン「朝比奈さんは何人だ」
ハルヒ「萌える日本人よ」
キョン「これもハズレだ」
ハルヒ「未来人だっけ?」
キョン「お、よく分かったな」
ハルヒ「バカ。真性のバカねあんた。いや、新星のバカね」
キョン「今の違いが分からなかった」
ハルヒ「新しいタイプのバカよ」
キョン「じゃあお前は真性のアホだ」
ハルヒ「ならキョンは真性のマヌケね」
キョン「しからばハルヒは真性のクズってとこか」
ハルヒ「だったらキョンは真性のゴミよ」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:31:47.31 ID:kMBXagfFO
キョン「ゴミって。ゴミってお前」
ハルヒ「クズも結構酷いわよ」
キョン「どうも。キョンです」
ハルヒ「ハルヒです」
キョン「二人合わせて」
ハルヒ「ゴミクズでーす」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…いけるな」
ハルヒ「いけるの!?」
キョン「いや、やっぱり無理だな」
ハルヒ「どっちなのよ」
キョン「お前と組むと、次第にリアルファイトになっちまう気がする」
ハルヒ「ツッコミの延長で?」
キョン「そうそう」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:37:07.06 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「リアルファイトなら負けないわよ」
キョン「俺は負ける気しかしねぇよ」
ハルヒ「ほらっ!ジャブ!」
キョン「危ねえ!お前、それジャブじゃないから!」
ハルヒ「今はみくるちゃんが居ないからキョンで遊んでやるわ!」
キョン「危ない発言はやめなさい」
ハルヒ「みくるちゃん…なんと偉大な存在…」
キョン「一体どうしてその考えに至ったかは分からんが、朝比奈さんが偉大なのは確かだな」
ハルヒ「あんた、みくるちゃんホントに好きよね」
キョン「俺に限らず、男子全員な」
ハルヒ「主にどういうトコが?」
キョン「俺に聞いてんのか」
ハルヒ「そうよ」
キョン「……全部?」
ハルヒ「…言うと思った」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:39:54.32 ID:kMBXagfFO
キョン「じゃあ聞くなよ」
ハルヒ「これだから男ってやつは…」
キョン「長門も、お前も、同じくらい好きだぞ」
ハルヒ「!?」
キョン「友達だからな。ついでに古泉も」
ハルヒ「ま、またあんたはそうやってどきっとする発言を…」
キョン「何?」
ハルヒ「古泉君が可哀相って言ったのよ!」
キョン「だって俺が古泉の事を好きって言っちまったら、意味合いが違くても気持ち悪いだろ」
ハルヒ「それもそうね」
キョン「別に古泉をハブってる訳じゃないからな」
ハルヒ「分かってるわよ」
キョン「ならいいんだ」
ハルヒ「それにしても、なんで古泉君帰っちゃったんだろ…」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:44:31.63 ID:kMBXagfFO
キョン「……」
キョン「ではでは。第三問」
ハルヒ「まだ続いてたのね…」
キョン「俺の生年月日は…」
ハルヒ「古泉君は!?」
キョン「え?」
ハルヒ「古泉君はどうしたのよ!?」
キョン「へ?」
ハルヒ「有希、みくるちゃんって来たら次は普通古泉君じゃない!」
キョン「お前普通が大っ嫌いなんじゃないっけ?」
ハルヒ「それとこれでは話が別でしょ!」
キョン「しかもなんだ、さっきから古泉古泉って。あ、もしかしてお前…」
ハルヒ「ち、ちが!違うわよ!?」
キョン「動揺しているな」
ハルヒ「あんたが変な事言うからでしょ!」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:47:05.65 ID:kMBXagfFO
キョン「そういう事にしといてやろう」
ハルヒ「なんかむかつくわね」
キョン「よし。これで俺もハルヒの弱みを握ったぞ」
ハルヒ「何勘違いしてんのよ!」
キョン「古泉、中身はともかく、外見はいいからな。お前が惚れるのも分かる」
ハルヒ「ぶっ飛ばすわよ…」
キョン「頑張れよ。俺は応援してるからな」
ハルヒ「バカ!」
キョン「冗談だ」
ハルヒ「…じゃなかったら死刑にしてるとこよ」
キョン「死刑ってお前」
ハルヒ「公開処刑よ」
キョン「公開処刑!?」
ハルヒ「鞭打ち拷問よ」
キョン「鞭打ち拷問!?」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:55:13.06 ID:kMBXagfFO
キョン「そういやハルヒ」
ハルヒ「何?」
キョン「最近、俺とお前の私物が被る事多くないか?」
ハルヒ「た、確かに」
キョン「なんなんだろうな。運命ってやつか?」
ハルヒ「運命…」
キョン「ハルヒと私物が被る運命…ってか?」
ハルヒ「意味不明よ」
キョン「私物が同じって、なんか兄弟みたいだな」
ハルヒ「なら、あたしがお姉ちゃんね」
キョン「俺が兄ちゃんだろ」
キョン「あっ」
ハルヒ「…?」
キョン「やっぱお前が姉ちゃんでいいや」
ハルヒ「何、いきなりどうしたのよ」
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:00:10.69 ID:csxgcBdKO
キョン「妹は一人で十分って事」
ハルヒ「成る程」
キョン「二人も居たら大惨事だよ。俺が」
ハルヒ「じゃあ妹でいいわ!」
キョン「お前はとことん俺をいじめるのが好きらしい」
ハルヒ「お兄ちゃんあそぼ?」
キョン「うわっキモい」
ハルヒ「殴るわよ?」
キョン「な…殴った後に言うな…」
ハルヒ「おいクソ兄貴!」
キョン「クソ+兄貴で、卑下してんのか敬ってんのか分かんない日本語の完成です」
ハルヒ「おいバカキョン!」
キョン「ハルヒ、原型留めてねーぞ」
ハルヒ「おいバカ野郎」
キョン「どうせなら、長門に言わせような」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:07:00.86 ID:UFf4pNMp0
なんだこの夫婦漫才
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:08:51.02 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「さっきからうっさいわねこの糖尿病!」
キョン「それは俺じゃねぇよ。俺だけど」
ハルヒ「さっさと問題出しなさいよ」
キョン「まだ続いてたのか」
ハルヒ「もういい、あたしが出す!」
キョン「どうぞご勝手に」
ハルヒ「第一問!」
ハルヒ「ててん!」
キョン「涼宮ハルヒさんの問題は効果音付きです」
ハルヒ「あたしの得意技はなーんだ?」
キョン「自分の事を棚に上げる事」
ハルヒ「ぶー」
キョン「人の言う事を全く聞かない事」
ハルヒ「ぶぶー」
キョン「傍若無人に振る舞う事」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:15:04.39 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ぶっぶー」
キョン「分かった!」
ハルヒ「はいどうぞ」
キョン「俺をいじめる事!」
ハルヒ「ぶー」
キョン「なっ」
ハルヒ「正解は、『みくるちゃんのブラを服の上から外す事』でした!」
キョン「ああ可哀相な朝比奈さん!」
ハルヒ「残念賞は何がいい?」
キョン「俺が決めていいのか」
ハルヒ「うん」
キョン「じゃあ早く帰ってくれ」
ハルヒ「えっ」
キョン「これ以上疲れるのは勘弁願いたいね」
ハルヒ「…何よ」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:20:59.41 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「本気?」
キョン「な…なんだよ」
ハルヒ「じゃあ帰る」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…嘘だ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…嘘つき」
キョン「すまん」
ハルヒ「罰が必要かしらね」
キョン「やっぱり帰れよお前」
ハルヒ「嫌よ」
キョン「……」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:29:58.17 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「罰として、あ…あたしを泊めなさい!」
キョン「はぁ!?」
ハルヒ「だ、だめ?」
キョン「ぅぐ…」
ハルヒ「……」
キョン「お前はいきなり過ぎるんだよ…なんでもかんでも…」
ハルヒ「いいじゃない別に」
キョン「そんなの、だ…」
ハルヒ「ぅ…」
キョン「…めじゃない」
ハルヒ「…えっ!?」
キョン「いや、やっぱり、だ…」
ハルヒ「ぁぅ…」
キョン「…めじゃない!」
ハルヒ「ほ、ホント!?」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:40:01.23 ID:csxgcBdKO
キョン「あ、ああ」
ハルヒ「や、やった!」
ハルヒ「…ぁっ」
ハルヒ「じゃなくて、罰として今日一日あんたをみっちり監視するんだからね!」
キョン「罰として監視される意味が分からん」
ハルヒ「いいの!じゃあ、あたしは着替えとかいろいろ持って来るわ!」
キョン「帰って来なくていいぞー」
ハルヒ「逃げたら殺すわよ」
キョン「どこに逃げろっつーんだよ」
バタン
キョン「……」
キョン「…やれやれ…最悪な事になった…」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:49:47.65 ID:csxgcBdKO
ピッ
キョン「もしもし、古泉か?」
『そうですが…、一体どうされました?』
キョン「緊急事態だ」
『詳しく話していただけないでしょうか』
キョン「ハルヒが」
『涼宮さんが?』
キョン「俺の家に泊まる事になった」
『……』
『おめでとうございます』
キョン「真面目に頼む」
『今の、僕の真面目な感想ですが』
キョン「……」
『すみません。ですが、これはチャンスです』
キョン「チャンス…?」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:53:57.83 ID:csxgcBdKO
『ええ。チャンスもチャンス、大チャンスです』
キョン「詳しく頼む」
『早い話、涼宮さんを襲っちゃえと』
キョン「なっ!?」
『っていうか、嫌ならなんで断らなかったんですか?』
キョン「いや、断ろうとした時のあのハルヒの顔見てたら…なんか…」
『成る程。では、僕はこれで』
キョン「おいおい待てこのやろう」
『まだ何か?僕も、あなたのノロケ話を聞いてやれる程暇じゃないんです』
キョン「ノロケ話を話したつもりは無い」
『これは失礼。いや、僕はあなたが幸せの絶頂にいて、興奮しすぎて僕に電話をしてきたのかと』
キョン「切るぞ」
『どうぞ』
キョン「嘘だ。すまん。頼む、どうにかしてくれ…」
『どうにかしろ、と言われましても…』
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:57:52.78 ID:csxgcBdKO
『古泉君、まだですかぁ?』
キョン「!?」
『次はわたしの番が控えている。早くするべき』
キョン「…?」
『すみません、今行きます』
キョン「……」
『用事がありますので、僕はこれで』
キョン「おい待て何故朝比奈さんがそこに居る!」
『ああ…。実は長門さんのマンションで「非凡者集会」をしてる途中なんです』
キョン「待て俺も行く!」
『涼宮さんは?』
キョン「ぅぐ」
『スゴロク、次は僕の番らしいので。失礼します』
プツリ
キョン「……」
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:02:17.62 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
ハルヒ「キョン?」
キョン「ぅおっ!?」
ハルヒ「どーしたの?ぼーっとして」
キョン「は、早くないかお前」
ハルヒ「そう?」
キョン「ま、お前は存在自体が非常識だからな」
ハルヒ「何よそれ。…急いで来たから、汗かいちゃった」
キョン「風呂か?シャワーでいいか?」
ハルヒ「シャワーでいいわ」
キョン「あいよ」
ハルヒ「ちゃんと親御さんに了承取りなさいよ?」
キョン「それはこっちのセリフだ」
ハルヒ「あたしはちゃんと言ってきたわ」
キョン「なんと」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:04:42.10 ID:csxgcBdKO
キョン「お前の親は、良いって言ったのかよ」
ハルヒ「うん。だって、みくるちゃんの家に泊まる事になってるから」
キョン「やれやれ…」
ハルヒ「そういう事だから。よろしくね」
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「ん?」
キョン「バスタオル、あるか?」
ハルヒ「あ、借りていい?」
キョン「おう。服、洗濯機に突っ込んどいていいからな」
ハルヒ「いいわよ。持って帰って洗うから」
キョン「そうか。シャンプーとかは…」
ハルヒ「自分の持って来た」
キョン「あとは…」
ハルヒ「もう大丈夫よ。それじゃね」
キョン「お、おう」
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:08:45.48 ID:csxgcBdKO
―――
――
―
ハルヒ「ふー、さっぱりしたわ」
キョン「……」
ハルヒ「ちゃんと了承取った?」
キョン「…ああ。なんか恐ろしいぐらいにすんなり許可が出た」
ハルヒ「まだ誰も帰って来てないの?」
キョン「……妹なら」
ハルヒ「妹ちゃん?ちょっと遊んで来る!」
キョン「あ!おい!…汗かくなよー」
キョン「……」
ヴヴヴヴヴヴ
キョン「だ、誰……古泉か…」
ピッ
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:12:18.76 ID:csxgcBdKO
『どうも。涼宮さんとは元気にしてるでしょうか』
キョン「切るぞ」
『どうぞ』
キョン「嘘だすまん」
『長門さんと朝比奈さんから、あなたに言いたい事があるそうです』
キョン「何!?」
『朝比奈さんからでいいですか?』
『ふぇ!?な、長門さんからでいいですよぅ』
キョン「……」
『あなたからでいい』
『い、いいんですか?』
『……』
キョン「……」
『あ、あの…キョン君?』
キョン「は、はい。朝比奈さん、俺に伝えたい事って…」
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:16:14.45 ID:csxgcBdKO
『涼宮さんの気持ちに、気付いてあげて』
キョン「気持ち?」
『はい…。それだけです』
キョン「それだけ…ですか?」
『何』
キョン「ぅわっ!…なんだ長門か」
『そう』
キョン「…それで、話ってのは」
『あなたは涼宮ハルヒをもう少し注意深く観察するべき』
キョン「はい?」
『また』
キョン「ちょっ…おい長門!?」
『どうでした?』
キョン「……お前は急に出て来るな」
『はは、すいません。僕からも一言。涼宮さんをよろしくお願いします』
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:21:43.23 ID:csxgcBdKO
キョン「なんなんだよ……」
ハルヒ「何が?」
キョン「いたんですか」
ハルヒ「ええ。ずっと」
キョン「……」
ハルヒ「何よ顔逸らしちゃって」
キョン「寒くないか?」
ハルヒ「ん?別に?」
キョン「俺のジャージでよければ貸すぞ」
ハルヒ「いいって」
キョン「……」
ハルヒ「…どうしたの?」
キョン「……」
キョン「…しょ、正直、目のやり場に困るんだが」
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:23:53.82 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「え?」
キョン「無防備過ぎると言ったんだ」
ハルヒ「いいじゃないこれくらい。暑いのよ」
キョン「……」
ハルヒ「あら?キョンって意外にうぶなのね」
キョン「…うるせえ」
ハルヒ「隠す所はしっかり隠してるわ」
キョン「それはそうだがな」
ハルヒ「じゃあバニーさんの方がよかったかしら…」
キョン「やめとけ。じゃなくてやめてくれ。じゃなくてやめろ」
ハルヒ「こっち見なさいよ」
キョン「嫌だ」
ハルヒ「顔赤いわよ?」
キョン「……」
ハルヒ「…ふふ」
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:28:32.30 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「だーれだっ」
キョン「!?」
キョン「お、おい!な、何やって」
ハルヒ「あたしは誰でしょうか?」
キョン「こ、こら!アホ!やめなさい!」
ハルヒ「キョンが正解するまでやめなーい」
キョン「ハルヒ!ハルヒだお前は!」
ハルヒ「…つまんないわね」
キョン「心臓に悪い…」
ハルヒ「今度、キョンが自転車漕いでる時にやろうかしら」
キョン「冗談にならないぞ、それ。ってか、またお前は俺の後ろに乗るつもりなのか」
ハルヒ「隙あらば乗るつもりよ」
キョン「古泉の方が速いぞ?あいつの方に乗れよ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あんたが、いいの」
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:33:53.33 ID:csxgcBdKO
キョン「…?」
ハルヒ「ほりゃーっ!」
キョン「ぅわっ!?」
ハルヒ「ふふふ…捕まえたわ…」
キョン「ななな何をお前は」
ハルヒ「キョン!このまま外に出るわよ!」
キョン「む、無茶苦茶言うな!なんだこの状況は!」
ハルヒ「キョンがあたしをおぶってんのよ」
キョン「冷静に説明されても…」
ハルヒ「隙あらば乗るって言ったばっかりでしょ」
キョン「俺に乗ってどうする!バカかお前は!」
ハルヒ「ほーらー!早く進みなさいよ!」
キョン「いで!痛いって!」
キョン「……」
キョン「正直、たまりません…」
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:38:56.98 ID:csxgcBdKO
キョン「下ろすぞ」
ハルヒ「えっ」
キョン「この狭い部屋で暴れたくない。それに、俺がもう限界だ」
ハルヒ「体力なさすぎじゃない?」
キョン「…そういう意味じゃねぇよ」
ハルヒ「どういう意味よ」
キョン「単刀直入に言わせてもらう。お前は柔らかい」
ハルヒ「…へっ?」
キョン「その柔らかい、いろんなとこが触れてるんだよ」
ハルヒ「ば、バカ!早く下ろせ!」
キョン「ほい」
ハルヒ「へ…変態!」
キョン「ハルヒから抱き着いてきたんだろ」
ハルヒ「だっ抱き着…」
キョン「お前はもっと自分の行動に責任をもってだな…」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:56:37.71 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「何よエラソーに」
キョン「注意してやったんだ」
ハルヒ「はいはいどうもどうも」
キョン「…!」
ハルヒ「…?」
キョン「は、ハルヒが…」
キョン「俺に礼を言った…!」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ!もう一回言ってみてくれ!」
ハルヒ「…ありがと、キョン」
キョン「!!」
キョン「ぅおぅ…!」
ハルヒ「……」
キョン「サンキュー。これで俺も心置きなく死ねる」
ハルヒ「じゃあ今葬ってやるわ」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:59:11.51 ID:csxgcBdKO
キョン「冗談だと信じたい」
ハルヒ「冗談に決まってんじゃない」
キョン「だよな」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「嘘かよ!」
ハルヒ「何?あんた、同じツッコミしか出来ないの?」
キョン「ぐ…」
ハルヒ「はぁ…。キョンの存在意味って、なんだったかしら」
キョン「……」
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「何?」
キョン「もう一回頼む」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…仕方ないわね」
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:06:21.23 ID:csxgcBdKO
キョン「冗談だと信じたい」
ハルヒ「冗談に決まってんじゃない」
キョン「だよな」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「…ちなみに聞くが、俺の処刑方法は何だ」
ハルヒ「絞首」
キョン「絞首!?」
ハルヒ「縄持って来るわね」
キョン「冗談だと信じたい」
ハルヒ「冗談に決まってんじゃない」
キョン「だよな」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「嘘かよ!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あれ?」
キョン「…あっ」
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:13:58.45 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「な、何でまた同じツッコミなのよ!せっかくやり直したのに!」
キョン「お前が悪い!」
ハルヒ「あたしは悪くない!」
キョン「なんだこの不毛な争い」
ハルヒ「そういえば、晩ご飯はまだかしら」
キョン「あ、ああ…それなんだが」
キョン「ハルヒ、作ってくれないか?」
ハルヒ「はぁ!?」
キョン「その、なんだ」
キョン「お前の宿泊許可がすんなり出たってのは…」
キョン「今日、親帰って来ないんだよ」
ハルヒ「…!」
ハルヒ「何これちょっとドキッとした…」
キョン「よろしくな。俺も、出来るだけ手伝うからさ」
ハルヒ「ぅ、うん」
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:24:07.62 ID:csxgcBdKO
―――
――
―
ハルヒ「はいっ!ハルヒ特製ハンバーグです!」
キョン「相変わらずすげぇな…」
妹「いただきまーす」
キョン「手洗ったか?」
妹「洗ったよー」
ハルヒ「おかわりあるから、たくさん食べちゃいなさい!」
キョン「いただきます」
ハルヒ「……」
キョン「……ん」
ハルヒ「ど、どう?」
キョン「…うまい」
キョン「店開けるレベルだぞこれ…」
ハルヒ「あ、あったりまえよ!愛情がたっぷりつまってんだから!」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:27:31.34 ID:csxgcBdKO
キョン「…愛情?」
妹「愛情だってー!よかったねキョン君!」
ハルヒ「ぁ、わ、わ、」
キョン「…ん?」
ハルヒ「ち、違うわよ!?愛情ってのは、その、あ、あいじょう…そ、そう!哀情よ!!」
キョン「は?」
ハルヒ「キョンを哀れむ心よ!だから、えと、いつもごめんねありがとうみたいな……じゃなくて!!」
キョン「と、とりあえず落ち着けって」
妹「ハルにゃん顔真っ赤ー」
ハルヒ「と、トイレ行って来る!」
キョン「おいハルヒ!」
キョン「……」
妹「キョン君追い掛けないの?」
キョン「トイレまで追い掛けるバカがどこにいるんだ」
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:33:28.41 ID:csxgcBdKO
キョン「…!」
キョン「そういえば、長門と朝比奈さんが言ってた…」
妹「キョン君どしたの?」
キョン「俺、やっぱり追い掛けてくる」
妹「はーい」
キョン「……」
ガラッ
ハルヒ「…何しに来たのよ」
キョン「トイレに居たんじゃなかったのか?」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒ」
キョン「今まで気付いてやれなくてすまん」
ハルヒ「!!」
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:38:02.52 ID:csxgcBdKO
キョン「普通に考えたら分かる事だった」
キョン「…すまん」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…何であんたが謝ってんのよ」
ハルヒ「気付くのが遅いのよ…バカキョン」
キョン「それで、大丈夫なのか?」
ハルヒ「え?」
キョン「腹。腹痛かったんだよな」
ハルヒ「は、はら?」
キョン「ま、あんなへそ出した格好してたから当然っちゃ当然だろ」
ハルヒ「……」
キョン「もう腹冷やさないようにしとけよ」
ハルヒ「……はぁ」
ハルヒ「本当に、どうしようもないバカねあんた」
キョン「心配してやってんのに…お前なぁ」
167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:46:11.68 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「で…さ、どうするの?」
キョン「何が」
ハルヒ「何がじゃないわよ。ほら、ね?」
キョン「…?」
ハルヒ「あ、あんた気付いたとか言ったじゃない!」
キョン「いやだからお前、腹痛かったんだろ?」
ハルヒ「へ?」
キョン「ん?違うのか?」
ハルヒ「え…え?」
キョン「いやよくよく考えたら、お前いつもよりそわそわしてたもんな」
ハルヒ「……」
キョン「もっと早く気付いてやるべきだった」
ハルヒ「……」
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:49:49.16 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「……」
ハルヒ「…アホ!バカ!マヌケ!」
キョン「!?」
ハルヒ「あたしの心を返せ!」
キョン「ハルヒ…?」
ハルヒ「なんであんたなの!?あんたなんか!」
キョン「どうしたんだよ?」
ハルヒ「…このバカァ!」
キョン「お、おい!」
キョン「……」
キョン「一体なにがなんだか…」
170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:51:49.34 ID:5/pWc47KO
うん、お腹を冷やしちゃいかんな……
171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:52:02.69 ID:RrcKVKDMO
フラグクラッシャーってこわいね
172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:59:05.92 ID:csxgcBdKO
キョン「すまん古泉!」
『何したんですか』
キョン「ハルヒが…なんか怒っちまった…」
『閉鎖空間は今のところありませんが…』
キョン「何?」
『冗談はやめてくださいよ』
キョン「じょ、冗談な訳あるか!」
『はは、実はあなたいる場所が、まるまる閉鎖空間だったりします』
キョン「!!」
『冗談です』
キョン「……」
『怒らないで下さい。あなたの鬱憤処理は僕の仕事の範疇を越えてますから』
キョン「…俺のストレスは誰が解消してくれるんだ」
『さあ、誰でしょうね?…では、切ります。いい夜をお過ごし下さい』
キョン「……」
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:02:56.65 ID:csxgcBdKO
―――
――
―
キョン「ハルヒ、何処で寝るんだ?」
ハルヒ「どこでもいいわ」
キョン「好きなとこで寝ていいからな。妹の部屋か?」
ハルヒ「あんたの部屋は寝にくそうよね。キョンの部屋!」
キョン「見事に訳が分からない」
ハルヒ「…だがそれがいい!」
ハルヒ「みたいな?」
キョン「つまり、」
キョン「俺この席結構気に入ってんだけど。席替えしたい!」
キョン「こういう事か」
ハルヒ「うん」
キョン「ま、お前がいいならベットでもなんでも貸してやるよ」
ハルヒ「そ。ありがと」
177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:07:13.73 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「お風呂にする?それともシャワー?」
キョン「今は、風呂遠慮したい気分だな。風呂入る!」
ハルヒ「そうそう!その感じよ!」
キョン「ステーキかハンバーグ、どっち食いたい?」
ハルヒ「今あんまりお金無いのよね。ステーキにする!」
キョン「いい感じだな」
ハルヒ「あ、あとさ」
キョン「何だ?」
ハルヒ「キョンのバカ!アホ!だ、大好き!」
キョン「!!」
ハルヒ「れ…例だからね!?例えよ例え!」
キョン「だ、だよな、例えだよな」
ハルヒ「……」
キョン「……」
181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:10:16.94 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ねぇキョン?」
キョン「ん」
ハルヒ「あんたいつ寝るの?」
キョン「誰かさんのせいで眠いから…もう寝るかな」
ハルヒ「まだ10時だけど」
キョン「自由にさせてくれ」
ハルヒ「…分かったわ。あたしも寝る」
キョン「そうか?」
ハルヒ「悪いわね。ベット貸してもらって」
キョン「団長には逆らえないのさ」
ハルヒ「何よそれ」
キョン「じゃあな。俺は寝る」
ハルヒ「…おやすみ」
キョン「……」
ハルヒ「……」
182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:13:16.76 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……あのさ」
キョン「……」
ハルヒ「あんた、寝にくくないの?」
キョン「……」
ハルヒ「床、固くない?」
キョン「…大丈夫だ」
ハルヒ「そう…ならいいのよ」
キョン「……」
ハルヒ「…あのね」
ハルヒ「あんたが、やっぱり寝にくいんなら…」
キョン「……」
ハルヒ「…ベット使っていいのよ?」
187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:17:43.23 ID:csxgcBdKO
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「な、何?」
キョン「俺、男だぞ」
ハルヒ「…知ってるわよ」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…あーやっぱり床固いなぁ」
ハルヒ「…!」
キョン「ふかふかのベットで寝てーなぁ」
ハルヒ「そ、そう。じゃあ、仕方ないわね」
キョン「…いいんだな?」
ハルヒ「あ、あんたが体痛くしても困るし。しょーがないのよ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…半分、だけだからね」
190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:20:28.66 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「あ、あんたそっち向きなさいよ」
キョン「お…おう」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…ぁ、あんまり動くな!」
キョン「んな事言われても」
ハルヒ「寝返りは絶対禁止だから」
キョン「俺にどう制御しろと」
ハルヒ「あたしに触ったら死刑よ」
キョン「…わかったよ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:23:48.15 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…駄目だ全然寝れねぇ」
ハルヒ「…あたしも」
キョン「どうしてだろうな」
ハルヒ「知らないわよ…。あんた、疲れてんじゃないっけ」
キョン「いやそうだけどさ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…さかな」
キョン「…なす」
ハルヒ「すいか」
キョン「からす」
193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:27:43.89 ID:csxgcBdKO
キョン「何故しりとりなんだ」
ハルヒ「だんちょう」
キョン「もういいよ」
ハルヒ「困った時のしりとりよ」
キョン「しりとりはそんなに万能じゃねぇ」
ハルヒ「じゃあ何すんの?」
キョン「む…」
ハルヒ「キョンが無能だから寝るわ」
キョン「勝手にしろ」
ハルヒ「おやすみ。せいぜい、寝付けなくて一人で苦しみなさい」
キョン「そういうお前はどうなんだ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「はぁ…」
195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:34:13.11 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒ?」
ハルヒ「……」
キョン「寝たのか?」
ハルヒ「……」
キョン「おーい」
ハルヒ「……」
キョン「そっち向いていいか?」
ハルヒ「……」
キョン「よし。寝たなら勝手にやらせてもらう」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ、起きてんだろ」
ハルヒ「……」
キョン「…正直に言わないと、襲っちまうぞ?」
198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:38:47.78 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「……」
キョン「…なーんてな。ハルヒ、起きてるのバレバレだ」
ハルヒ「……」
キョン「いい加減に、寝たふりやめろって」
ハルヒ「……」
キョン「ホントに襲うぞ」
ハルヒ「……」
キョン「…おーい…ハルヒー」
ハルヒ「……」
キョン「マジで寝たのか」
ハルヒ「……」
キョン「やれやれ…俺は一人で何やってんだか」
ハルヒ「……」
キョン「おやすみ、ハルヒ」
ハルヒ「……」
202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:44:54.29 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……キョン?」
キョン「……」
ハルヒ「寝てる…わよね…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「よ、よし」
キョン「……」
ハルヒ「起きたら…ぶっ殺すからね」
キョン「……」
ハルヒ「……」
ちゅっ
204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:49:03.80 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「お、おやすみキョン!」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「!!!」
キョン「今の柔らかい感触は何だ」
ハルヒ「あ、あああんた起きてたの!?」
キョン「まあな」
ハルヒ「ぅぐぁ…」
キョン「俺の推測が正しければ…」
ハルヒ「ば、バカ!!」
キョン「まだ何も言って無いぞ」
ハルヒ「言わなくていい!」
キョン「……」
キョン「そうだな。言わなくていいか。間違ってたら…恥ずかしいし」
206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:56:09.88 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「…!」
ハルヒ「な、何よ言いなさい!」
キョン「どっちなんだよ」
ハルヒ「早く!」
キョン「言わねーよ」
ハルヒ「むむ…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…キョン」
キョン「…何だ」
ハルヒ「何であたし達、同じベットで寝てるんだろうね」
キョン「……」
キョン「…さあな」
ハルヒ「何であたし達、寝れないんだろ」
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:02:15.94 ID:csxgcBdKO
キョン「…さあな」
ハルヒ「でも」
キョン「でも?」
ハルヒ「一つだけ、はっきりしてる事があるわ」
キョン「言ってみろ」
ハルヒ「あたしね」
ハルヒ「キョンとこうして一緒に居られて、嬉しい」
キョン「…!」
ハルヒ「何故か、すごく嬉しいの」
キョン「……」
キョン「…それ」
キョン「俺と同じだな」
ハルヒ「……」
キョン「俺も、嬉しいっつーか…」
キョン「ま、まあ、悪くはないな」
211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:04:00.32 ID:yJ0N6TR6O
スレタイ キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:06:46.13 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「…キョン」
キョン「どうした」
ハルヒ「今日ぐらい、いいよね」
キョン「な、何がだよ」
ハルヒ「バカ。甘えさせろって言ったのよ」
キョン「…俺はどうすれば?」
ハルヒ「こっち向きなさい」
キョン「ん」
ハルヒ「い、今から抱きしめるから」
キョン「どうぞ」
ハルヒ「……」
ぎゅ
キョン「……」
ハルヒ「…あっつい」
キョン「こんだけ密着してんだから、まあそうなるわな」
216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:10:42.29 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「今、あたしの顔見たら死刑だから」
キョン「見ねえよ。ていうか見れないだろ」
ハルヒ「ん」
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「…何よ」
キョン「気付いてやれなくて、すまん」
ハルヒ「腹痛に?」
キョン「……」
ハルヒ「ばーか」
キョン「すまん。あの時は…どうかしてたんだ」
ハルヒ「信じていいの?」
キョン「ああ。今度は…信じていいぞ」
ハルヒ「じゃあ、行動で示してよね」
キョン「……」
キョン「…一回、顔上げてくれ」
218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:15:57.71 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ば、バカ!窒息するとこだった!」
キョン「悪くはなかったろ」
ハルヒ「ま、まぁ…ね」
キョン「そうだ」
ハルヒ「…?」
キョン「ハルヒ特製、愛情たっぷりハンバーグ、美味かったぞ」
ハルヒ「!!」
キョン「出来れば、また作ってくれ」
ハルヒ「…ば、バカ」
キョン「照れるとそればっかりかよ」
ハルヒ「仕方ないでしょ!恥ずかしいの!」
キョン「ハルヒ、あったかい」
ハルヒ「なっ…」
キョン「柔らかくて。いい匂いだし」
ハルヒ「あっ…ちょっとキョン…?」
221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:19:09.81 ID:csxgcBdKO
キョン「ハルヒ…」
ハルヒ「ぅあ…きょ、キョンやめ…」
キョン「なーんてな」
ハルヒ「…え?」
キョン「なんだ、して欲しかったのか?」
ハルヒ「死ねっ!」
キョン「いだっ!」
ハルヒ「エロキョン!」
キョン「お、俺の息子が…」
ハルヒ「このまま再起不能にしてやるわ」
キョン「すまん!なんでも言う事聞くから!」
ハルヒ「ほう」
キョン「やべ…」
ハルヒ「言ったわね」
キョン「言っちまった…」
222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:23:46.41 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「じゃあ!」
ハルヒ「あたしと付き合いなさい!」
キョン「どこに?」
ハルヒ「あたし、勇気出したのになぁ」
キョン「すまん」
ハルヒ「で?どうなの?」
キョン「キスまでしといて、今更って感じだな」
ハルヒ「そうかも」
キョン「俺なんかでいいのか?」
ハルヒ「誰に聞いてんの?」
キョン「…すまん」
ハルヒ「…大好き」
キョン「い、いきなりだな」
ハルヒ「あれ?思ったより緊張せずに言えたわ」
キョン「照れずにの間違いだろ」
226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:29:42.76 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「強く抱きしめていい?」
キョン「どうぞ」
ハルヒ「ふふ、キョンの匂い」
キョン「……」
ハルヒ「足絡ませるわよ」
キョン「お、おい」
ハルヒ「何?」
キョン「理性が限界だ」
ハルヒ「頑張れ!キョンの理性頑張れ!」
キョン「マジでやばいって!」
ヴヴヴヴヴヴ
キョン「!!」
ハルヒ「!!」
キョン「で、電話?」
ハルヒ「誰から?」
キョン「…古泉だ」
228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:36:52.41 ID:csxgcBdKO
キョン「出るぞ」
ハルヒ「うん」
ピ
『夜遅くにすいません』
キョン「切るぞ」
『困ります』
キョン「冗談だ」
『どうです?涼宮さんとはうまくいってますか?』
ハルヒ「!!」
キョン「べ、別に、いつも通りだ」
『嘘っぽいですね。もしかしてもう押し倒してたり』
キョン「切るぞ」
『すいません。本題に入ります。あなたに伝えたい事があるんです』
キョン「何だ?」
『長門さんと、朝比奈さんが酔っ払いました』
229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:40:25.35 ID:csxgcBdKO
キョン「…は?」
ハルヒ「…え?」
『蝿?蝿ってなんですか蝿って』
ハルヒ「や、やば」
キョン「なんでもない!それより、酔っ払ったって?」
『ええ。でろでろのベロンベロンですよ。そこで、あなたに助けを乞こうかと』
キョン「具体的に?」
『今から、長門さんのマンションに来ていただけませんか?涼宮さんは別室ですよね?』
キョン「無理だ」
『ありがとうござ……って、ええ!?』
キョン「無理だと言ったんだ」
『頼みますよ。僕一人じゃ収集つかなくなってしまって…』
キョン「んな事言われてもな」
『そんな…』
キョン「運命は時に残酷なのだよ」
『……』
231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:43:07.70 ID:csxgcBdKO
キョン「すまん。そういう事だ」
『ちょっと待って下さいよ…』
『古泉君!何やってんですかぁ!』
キョン「!!」
ハルヒ「!!」
『あ、朝比奈さん落ち着いて!今行きますから!』
『古泉君!涼宮さんとキョン君も呼んで来て下さい!』
『分かりました!だから落ち着いて……あっ』
キョン「……」
ハルヒ「……」
『長門さん!それは食べ物じゃないですよ!』
『古泉一樹も食べるべき』
『机をですか!?ちょ…朝比奈さんやめ…』
ブツリ
キョン「……」
ハルヒ「……」
233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:48:06.21 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「有希が酔っ払うって…」
キョン「信じがたいな…」
ハルヒ「なーんか、見事にムード壊されたわね」
キョン「そうか?」
ハルヒ「そうよ」
キョン「抱いていいか?」
ハルヒ「えっ…」
キョン「普通の意味で」
ハルヒ「あ、ああ、そっちね」
キョン「当たり前だろ」
ハルヒ「いいわよ。でも、あんまり強くしちゃダメよ」
キョン「俺の理性が残ってる内は、な」
ハルヒ「変態」
キョン「ハルヒが悪い」
ハルヒ「あたしは悪くないわ」
234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:51:20.31 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ん…」
キョン「苦しいか?」
ハルヒ「大丈夫よ」
キョン「可愛い」
ハルヒ「!?」
キョン「あのお前が、こんなに甘えてくるとは思わなかった」
ハルヒ「…あんただけよ」
キョン「ありがとよ」
ハルヒ「バカ…」
キョン「ちくしょう可愛い」
ハルヒ「なっ…何言ってんのよ!」
キョン「俺の素直な気持ち」
ハルヒ「ぅ…」
キョン「お前、ホントに照れ屋さんだな」
ハルヒ「ぅ、うるさい…」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:56:38.30 ID:csxgcBdKO
キョン「頭撫でられるのが好きとみた」
ハルヒ「…否定はしないわ」
キョン「お前さ」
ハルヒ「何?」
キョン「今もまだ遠慮してんじゃないか?」
ハルヒ「……」
キョン「今は、甘えていいって言ったろ」
ハルヒ「…だって」
キョン「だってもくそもあるか。ハルヒ、お前の好きにしていいんだ」
ハルヒ「…なんかあんたキャラ違うわよ」
キョン「そういうお前もな」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…分かった」
キョン「お?」
ハルヒ「その…、茶化したりしないでよ?」
243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:01:36.90 ID:csxgcBdKO
キョン「大丈夫だ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…キョン」
キョン「何だハルヒ」
ハルヒ「あんたの私物とか、真似したのあたしなの」
キョン「……」
ハルヒ「なんだか、同じ物をキョンが使ってると思うと…」
ハルヒ「なんだろ、うまく言い表せないや」
キョン「…やっぱりお前か」
ハルヒ「…お揃いよ?」
キョン「まあ、悪くはない」
ハルヒ「あんたさっきからそればっかり」
キョン「……すまん」
ハルヒ「謝らなくていいのに」
キョン「…!」
245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:06:41.22 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「どしたの?」
キョン「いや、なんでもない」
ハルヒ「キョンっ」
キョン「ぐ…、ちょっと苦しい…」
ハルヒ「離してあげないんだから!」
キョン「…好きにしろよ」
ハルヒ「へへ…」
キョン「ハルヒ、こっち見ろ」
ハルヒ「っ!?」
キョン「……」
ハルヒ「きょ……ん……」
キョン「……どうだ?」
ハルヒ「ずるいわ…こんなの…」
キョン「こうでもしないと、お前は素直にならないだろ」
248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:10:31.44 ID:csxgcBdKO
―――
――
―
キョン「ハルヒ、眠いのか?」
ハルヒ「うん…ちょっとね」
キョン「寒くないか?」
ハルヒ「キョンが抱きしめてくれてるから大丈夫よ?」
キョン「…そういう事じゃなくてだな」
ハルヒ「ずーっと、離しちゃだめ」
キョン「はいよ」
ハルヒ「寝てる時も…ずっと…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…おやすみ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:14:44.29 ID:csxgcBdKO
翌日 部室
キョン「王手」
古泉「しまった」
キョン「お前弱すぎないか…」
古泉「こればっかりはどうにも出来ません」
みくる「ぅ…ふらふらします…」
ハルヒ「みくるちゃん…飲み過ぎよ…」
長門「二日酔い」
キョン「お前はぴんぴんしてんのな」
長門「あれぐらいなんて事はない」
古泉「……」
みくる「ふぇ…」
ハルヒ「だ、大丈夫?」
長門「……」パタン
250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:16:32.47 ID:csxgcBdKO
キョン「今日は終わりか。じゃあ、俺は帰る」
ハルヒ「ま、待てっ!」
キョン「…?」
ハルヒ「あんたには…えっと、説教があるから残ってなさい!」
キョン「はぁ?何だよそれ」
古泉「では、お先に失礼します」
みくる「あ、あたしも…」
長門「……」
バタン
古泉「それにしても、部室でメイド服を着ていない朝比奈さんというのも、なかなか珍しいものでしたね」
みくる「今日は…ちょっと具合が…」
長門「……」
古泉「学校、無理して来る必要は無いんですよ?涼宮さんには、僕から言っておきますから」
みくる「ありがとう古泉君…」
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:19:30.10 ID:csxgcBdKO
キョン「で?何の説教だ」
ハルヒ「みんな帰った?」
キョン「…ああ」
ハルヒ「ホントに?どっかに隠れてない?」
キョン「出ていくの、お前も見ただろ」
ハルヒ「ふー…」
キョン「……」
ハルヒ「…キョン!一緒に帰りましょっ!」
キョン「…!」
ぎゅっ
ハルヒ「大好き!」
終わり
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:20:44.97 ID:EqdpgiSL0
お疲れちゃーん
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:21:32.71 ID:LkOlJ0kxO
やっぱりハルキョンがいいな
しかしキョンと朝倉も捨てがたい
乙
254 : ◆D/WPxQ1tnA :2009/09/07(月) 05:21:34.08 ID:csxgcBdKO
やあ、また俺なんだ
嫁氏じゃなくて悪かったんだぜ
それにしても……
朝になっちまったよ…
ありがとう
そしておやすみ
255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:22:00.95 ID:ljnZgtU40
乙
面白かった
読み物:ハルヒ
お絵かき掲示板
画像掲示板
キョン「いろいろツッコミどころ満載なんだが」
ハルヒ「どうぞ?」
キョン「消しゴムも同じじゃねぇか!」
ハルヒ「ほ、ホントだわ」
ハルヒ「……っていうか、そこにツッコむのね」
キョン「まあな」
ハルヒ「いつから?」
キョン「結構前だ」
ハルヒ「あたしは…一週間ぐらい?」
キョン「またパクり疑惑が」
ハルヒ「あんたのなんか好きでパクる奴なんていないわよ」
キョン「まあ消しゴムもありきたりだな」
ハルヒ「ありきたりね」
キョン「そうだハルヒ」
ハルヒ「ん?」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:25:13.76 ID:kMBXagfFO
キョン「交換しないか?消しゴム」
ハルヒ「…!」
キョン「同じなんだし。いいだろ?」
ハルヒ「…乙女心を揺さぶるいい攻撃じゃない」
キョン「乙女心?」
ハルヒ「そうはいかないんだから。嫌よ。あんた、ただ単に新しいの使いたいだけでしょ」
キョン「ばれたか」
ハルヒ「消しゴムくらい、買いなさいよ」
キョン「お前に奢らされて、消しゴムも買う金がねぇんだよ」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「嘘だ」
ハルヒ「な、なーんだ、嘘なの?」
キョン「どんだけ金欠なんだよ、俺」
ハルヒ「じゃああたしにジュース…」
キョン「自分で買え」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:30:42.66 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「けち。消しゴムもジュースもだいたい同じ値段じゃない」
キョン「自分に買うか人に買うかの違いだ」
ハルヒ「人は助け合って生きていくものなの!」
キョン「これを助け合いとは言いません」
ハルヒ「けちー。キョンのけち」
キョン「けちで結構」
ハルヒ「けち」
キョン「何回言ってんだよ」
ハルヒ「あたしは四回よ?」
キョン「数えてたのか!」
ハルヒ「ちなみに、キョンは今まで『!』を二億回ぐらい使ったわ」
キョン「嘘だろ」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「だ、だよな」
ハルヒ「何うろたえてんのよ」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:34:51.93 ID:kMBXagfFO
キョン「ハルヒ。奢るのは嫌だが」
ハルヒ「?」
キョン「俺も喉渇いててな、授業終わったら買いに行くつもりでいる訳だ」
キョン「んで、俺の飲みかけのやつならくれてやってもいいぞ」
ハルヒ「またまた乙女心をくすぐってきたわね」
キョン「乙女心?」
ハルヒ「あたしは騙されないからね。要らない。あんたの口付けたやつなんて飲みたくないもん」
キョン「…この前のコーラ」
ハルヒ「!!」
キョン「俺のコーラ勝手に飲んだだろーが!」
ハルヒ「……」
キョン「だんまりかよ」
ハルヒ「あ、あたしの」
キョン「…?」
ハルヒ「あたしの飲みかけのジュース、今度あげるから許してよ…」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:38:42.59 ID:kMBXagfFO
キョン「出来れば、飲みかけじゃなくて新品のやつをくれ」
ハルヒ「何よそれ」
キョン「つまりは」
キョン「お前、そろそろ俺に何か奢れ!ってこと」
ハルヒ「嫌よ」
キョン「だろうな」
ハルヒ「あんたの誠意を見せなさい。そしたら考えてやんなくもないわ」
キョン「誠意?」
ハルヒ「そ。あたしに対する誠意よ」
キョン「むむ」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒ。俺、ハルヒの事、すっげえ常識無い奴だと思ってる」
キョン「人の話聞かないし、我が儘だし、自分勝手だし、全然普通じゃない」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…ねぇ、あんたそれもしかして褒めてるつもりなの?」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:44:49.45 ID:kMBXagfFO
キョン「当たり前だろ」
ハルヒ「一回死んでみたらそのバカも直るかもね」
キョン「お前、普通が大ッキライだったんじゃないっけ」
ハルヒ「そうよ。そうだけど、だからって我が儘ってのが褒め言葉になる訳ないじゃない」
キョン「あれ?昔、そう言われてお前喜んでなかったか?」
ハルヒ「あの時は……あの時よ」
キョン「全く訳がわからんね」
ハルヒ「訳わかんなくて結構。今はちょっと繊細なの」
キョン「繊細?お前が?」
ハルヒ「…いちいちむかつく野郎ね」
キョン「繊細な女の子にしちゃあ、言葉使いが悪いな」
ハルヒ「…毎度毎度、私の事を苛立たせるお方ですね、あなたは」
キョン「すまん。悪かった」
ハルヒ「……」
キョン「あー、マジですまん。機嫌直してくれよハルヒ」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:53:10.02 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒー」
ハルヒ「……」
キョン「よし。今日はなんでも言う事聞いてやるぞ」
ハルヒ「ほ、ホント!?」
キョン「ああホントだとも」
ハルヒ「じゃ…じゃあ…」
ハルヒ「とりあえずジュース奢りなさい!」
キョン「……」
キョン「…仕方ないな」
ハルヒ「うし」
キョン「結局奢るはめになるのか…」
ハルヒ「運命ってやつ?」
キョン「全然嬉しくない運命だなぁおい」
ハルヒ「運命は時に残酷なのよ」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 19:59:28.24 ID:kMBXagfFO
キョン「俺とお前の座席関係が変わらないのは?」
ハルヒ「…残酷な運命ね。欝陶しいったらないわ」
キョン「探索で同じ組にならないのは?」
ハルヒ「それはいいんじゃない?」
キョン「なんだ、お前はただ俺の事が嫌いなんじゃないか」
ハルヒ「ち、違うわよ。興味が無いだけよ」
キョン「うわもっと酷くなった」
ハルヒ「じゃあ嫌い」
キョン「俺のイメージは随分コロコロ変わるのな」
ハルヒ「嫌いって言ったじゃない」
キョン「奇遇だな。俺と同じだ」
ハルヒ「許さないわよ」
キョン「おー、こえーこえー」
ハルヒ「あたしの事は慕いなさい。尊敬しなさい。敬いなさい!」
キョン「どんな独裁政治だ。それに、言ってる事ほとんど同じだぞ」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:06:26.07 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「そういえば、今は政治経済の時間ね」
キョン「今授業中だったのか」
ハルヒ「バカな事言ってんじゃないわよ」
キョン「お前のおかげで、俺はすっかり問題児だよ」
ハルヒ「教師に無視されてるわよね」
キョン「成績下がったら、ハルヒのせいだからな」
ハルヒ「あんたこれ以上成績下がったっけ?」
キョン「そんなに酷くねぇわ!」
ハルヒ「つまんないわね」
キョン「…つまんなくて悪かったな」
ハルヒ「まあ、だらだら授業聞くより面白いからいいわ」
キョン「それは同感だ。近くにハルヒがいて良かったよ」
ハルヒ「ま、またあんたは…そうやって…」
キョン「ん?」
ハルヒ「騙されちゃだめ。騙されちゃだめよ涼宮ハルヒ!耐えなさい!」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:16:47.60 ID:kMBXagfFO
キョン「何をぶつぶつ言ってんだ?」
ハルヒ「そうね。話相手にはあんたぐらいが調度いいかも」
キョン「…ありがとよ」
ハルヒ「…別に」
キョン「ひょっとして、ハルヒ公認の話相手って俺だけじゃないか?」
ハルヒ「そうかも」
キョン「これが朝比奈さんだったらなぁ」
ハルヒ「あ、あたしとみくるちゃんのドコに差があるっていうのよ!」
キョン「ドコって…そりゃ…」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…あたし、小さいかなぁ」
キョン「い、いや。お前も十分ある。多分」
ハルヒ「なんか悔しいわ…」
キョン「……」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:19:16.59 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「ドコ見てんのよエロキョン!」
キョン「仕方ないだろ今の話の流れだと」
ハルヒ「激しく不快だわ」
キョン「ぅぐ…」
ハルヒ「あーあ、キョンに舐め回すように見られちゃったぁ」
キョン「こら。慎みなさい」
ハルヒ「これは紛れもない事実よ」
キョン「舐め回すようには見てねぇよ」
ハルヒ「じゃあどう見たのよ」
キョン「ぐ…」
ハルヒ「変態エロスケベ」
キョン「もうなんとでも言え」
ハルヒ「いいの?」
キョン「…やっぱダメだ」
ハルヒ「どっちなのよ」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:23:43.97 ID:kMBXagfFO
キョン「授業終了まで……あと10分か」
ハルヒ「もうそんな時間?」
キョン「暇だな」
ハルヒ「授業聞きなさいよ」
キョン「断る。俺は今を楽しみたいんだ」
ハルヒ「何よ、あんたあたしとおしゃべりして楽しいの?」
キョン「まあな。それに…」
キョン「目の保養にもなるしさ」
ゴスッ
キョン「ぅ…ってぇ…!」
ハルヒ「次、変な事言ったらこれじゃ済まないから」
キョン「…殴るまでのことかよ」
ハルヒ「変態」
キョン「違う。俺はお前を誉めたんだ。一応」
ハルヒ「どうせならもっとストレートに誉めなさいよ…」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:32:14.95 ID:kMBXagfFO
キョン「ハルヒって、かわいいしさ」
ハルヒ「なっ」
キョン「ストレートって、つまりこういう事か?」
ハルヒ「…あ、あんた狙ってる?」
キョン「何を?」
ハルヒ「危ない。やばいわ。今キョンと顔を合わせられない」
キョン「…ハルヒ?」
ハルヒ「……絶対、騙されちゃだめよ」
キョン「おーい」
ハルヒ「何かしら?」
キョン「い、いや別に」
ハルヒ「あんたも言うようになったわね」
キョン「へ?」
ハルヒ「でもね」
ハルヒ「そんな事言われても、嬉しくなんかないんだからね」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:36:39.84 ID:kMBXagfFO
キョン「じゃあ聞くが。お前が他人に言われて嬉しい言葉ってなんなんだよ」
ハルヒ「それは…」
ハルヒ「個性の塊?」
キョン「……」
キョン「ハルヒって、個性の塊ねような存在だよなぁ」
ハルヒ「あー駄目ね。苛々してきた」
キョン「失敗か」
ハルヒ「うーん…」
ハルヒ「…世界の中心?」
キョン「……」
キョン「ハルヒ。お前こそ世界の中心に相応しいよ」
ハルヒ「あ。これ嬉しいかも」
キョン「ほう」
ハルヒ「なんか照れるわね」
キョン「成る程」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:42:31.20 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「も、もっかい言ってよ」
キョン「この世界はハルヒを中心に回ってるんだぞ?」
ハルヒ「あぅ」
キョン「効いてるな」
ハルヒ「効いてるわ」
キョン「何がそんなにいいんだよ」
ハルヒ「え?何って、だってあたしが世界の中心なら、あんたもあたしの周りを回ってるのよ?」
キョン「まあそうだろうな」
ハルヒ「…あっ…!」
キョン「俺が出て来る意味が分からんが」
ハルヒ「わっ忘れなさい!いい!?」
キョン「き、急にどうした?」
ハルヒ「やっちゃったわ…」
キョン「…?」
ハルヒ「ああもぅ…」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:48:57.07 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「これは失態ね。大失態だわ」
キョン「おーいハルヒさーん」
ハルヒ「何かしら?」
キョン「あ、いや別に」
ハルヒ「ふぅ。おしゃべりも疲れるわね」
キョン「そうだな」
ハルヒ「歳かしら」
キョン「そうだなハルヒ婆さんや」
ハルヒ「いやいやキョン爺さんこそ」
キョン「……」
ハルヒ「な、何笑ってんのよ」
キョン「お前も、随分人当たりがよくなったと思ってな」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あんたのせいよ」
キョン「…そりゃどうも」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 20:59:11.80 ID:kMBXagfFO
放課後 部室
ハルヒ「ほいっ」
キョン「あーあ、可哀相なドア」
古泉「二人仲良く登場しましたね」
ハルヒ「な、仲良く!?」
キョン「ないからな」
みくる「わー、すごい、息がぴったり!」
長門「シンクロ率120%」
ハルヒ「みくるちゃーん。覚悟は出来てるのよね?」
みくる「ひぇっ」
キョン「ハルヒ。朝比奈で遊ぶな。そんなだから胸が大きくならんのだ」
ハルヒ「んな゙っ」
古泉「おやおや」
みくる「む、胸って!」
長門「……」ピキッ
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:05:33.80 ID:kMBXagfFO
キョン「しまった。つい口が滑った」
ハルヒ「さて、どう料理してやろうかしら」
長門「裸で逆立ち校内3周がいい」
キョン「なっ長門!?」
ハルヒ「いいわねそれ!それで決定!」
みくる「逆立ちで校内3周…」
古泉「健闘を祈ります」
キョン「おい古泉祈るな。助けろよ!」
ハルヒ「だめよ。キョン、あんたは今禁忌に触れたの」
長門「タブー」
キョン「すまん、いい事教えてやるから許してくれ!」
ハルヒ「何々?」
キョン「意外に食いついたな」
ハルヒ「ほらほら、早く言いなさいよ」
キョン「……これは、谷口に聞いたんだが…」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:12:55.83 ID:kMBXagfFO
キョン「その、む、胸って揉むと大きくなるらしい」
ハルヒ「!!」
長門「!!」
みくる「!!」
古泉「あちゃー」
キョン「た、他意は無いからな!」
ハルヒ「……このエロキョン!!」
長門「揉む程も無い場合はどうしたらいいの?」
みくる「長門さん…」
古泉「バイトです」
キョン「あ、あー俺も帰るな!」
ハルヒ「こらっ!待ちなさい!」
長門「……」
みくる「長門さん、大丈夫ですよ?きっと、今に大きくなります!」
ハルヒ「……」
長門「……」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:19:10.09 ID:kMBXagfFO
キョン「ふー、危なかった…」
古泉「おや、生きてましたか」
キョン「古泉?お前バイトは?」
古泉「あの場から離れる為の口実ですよ」
キョン「閉鎖空間は無しか」
古泉「はい。怒ってるように見えて、内心そうでもないようです」
キョン「よく分からん奴だな」
古泉「そうですかね?涼宮さん程分かりやすい方も稀ですよ」
キョン「そうは言うが、どこらへんがだよ」
古泉「そこらへんです」
キョン「あー成る程ね…」
キョン「って分かるか!」
古泉「これは楽しいですね」
キョン「俺で遊ぶな。ったく、お前もハルヒに影響され始めたな」
古泉「そうかもしれません。いや、僕は昔からこんな感じでしたよ」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:26:48.16 ID:kMBXagfFO
キョン「嘘だな。お前は昔はもっと真面目なキャラだった」
古泉「昔の事です」
キョン「それを言ったらおしまいだろ」
古泉「そろそろ涼宮さんから電話が来るころじゃないですか?」
キョン「…何故そう思う」
古泉「ふふ、涼宮さんの事ですから」
キョン「さすがにハルヒも電話してまで…なぁ?」
古泉「あ…それ、電話が来るフラグですね」
キョン「…確かに」
古泉「……」
キョン「……」
古泉「……」
キョン「……」
古泉「……」
キョン「…こねーのかよ!!」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:39:49.16 ID:kMBXagfFO
ヴヴヴヴヴヴヴ
キョン「ぅおっ」
古泉「誰からですか?」
キョン「……」
キョン「…ハルヒだ」
古泉「あちゃー」
ヴヴヴヴヴヴヴ
キョン「あー出たくねー…」
古泉「覚悟を決めて下さいよ。バイトは嫌です」
キョン「わーったよ。出るよ、今出る」
ピ
『キョン!今どこに居るのよ!早く戻って来ないと死刑だからね!』
キョン「ほい古泉パス!」
古泉「え!?ぅ、うわ」
『こらバカキョン聞いてんの!?返事しなさいよ!』
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:47:28.95 ID:kMBXagfFO
古泉「あー、涼宮さん?僕です、古泉です」
『あれっ?古泉君?あのバカは?』
キョン「俺なら自宅で療養中」ボソッ
古泉「か、彼なら今はもう自宅にいますが」
『はぁ!?どんだけ逃げ足早いのよあいつ!』
キョン「少し無理があったか?」
古泉「はは、ははは…」
『古泉君も居るの?』
キョン「しまった」
古泉「ど、どうしましょう」
キョン「…とりあえず肯定しとけ」
古泉「はい。ちょっと用事があったもので、彼の家にお邪魔してます」
『……』
キョン「……」
古泉「……」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 21:53:49.56 ID:kMBXagfFO
『……』
キョン「……」
古泉「……」
『…あたしも行くっ!』
キョン「ぅげぇ!」
古泉「まずいことになりましたよ」
『待ってなさい!逃げちゃ駄目だからね!』
ブツリ
キョン「やれやれ…」
古泉「とにかく、あなたの家に急ぎましょう。涼宮さんより先に着かなくては」
キョン「なんでまた俺の家なんだ…」
古泉「あなたが悪いんですよ…。ほら、早く行かないと」
キョン「へいへい」
古泉「機関に頼んで最短ルートを確保してもらいましょう」
キョン「そんぐらいしなきゃ、ハルヒに勝てる気がしないからな」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:01:26.14 ID:kMBXagfFO
キョン宅
キョン「ただいま…っと」
古泉「誰も居ませんね」
キョン「まだみんな帰って来てないのか」
古泉「部屋はどちらです?」
キョン「そっちだ」
古泉「では、お邪魔します」
キョン「お邪魔されます」
ガラッ
古泉「…随分普通な部屋ですね」
キョン「悪かったな趣味が無くて」
古泉「いえいえ。逆にフィギュアとかがずらっと並んでたら、どうしようかと」
キョン「殴っていいか」
古泉「暴力反対です」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:06:40.46 ID:kMBXagfFO
キョン「さて。ハルヒが来たらどうするか」
古泉「今考えても無駄じゃないですか?」
キョン「…そうかもしれん」
古泉「僕としては、あなたの今に来るなんて久しぶりなので」
キョン「自由にしたい、と」
古泉「そういう事です」
キョン「…しょうがねえな。今ゲーム持って来るから待ってろ」
古泉「では僕はベッドの下を…」
ピンポーン
キョン「なにっ」
古泉「来ましたか」
『キョン君のクラスメートですが誰かいませんかー?っていうか早くキョン出て来なさい!!』
キョン「うわあやだなぁ」
古泉「クラスメートって言うところがまた」
キョン「古泉。出てくれ」
古泉「嫌です。お断りします」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:11:55.33 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「とうっ」
キョン「来やがった」
古泉「お久しぶりです」
ハルヒ「ふふ。キョーン?」
キョン「すまん!この通り!だから暴力だけは…」
古泉「バイトです。失礼します」
キョン「あっこら古泉!」
ハルヒ「大丈夫よ。なーんにもしないから」
キョン「嘘つけ!」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「嘘かよ!」
ハルヒ「ほいっ!」
キョン「うわっ」
ハルヒ「あんた、弱点どこだっけ?」
キョン「は、ハルヒ、やめ、やめろ!」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:18:47.93 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「こちょこちょ」
キョン「ぅひっ」
ハルヒ「脇かしら」
キョン「ぁうはっ」
ハルヒ「こちょこちょ」
キョン「ははは!はは、はるひ、止め、はは!」
古泉「……」
古泉「僕はもう出て行った方がいいですよね」
ハルヒ「ほれほれ」
キョン「いひひひひ!ひはっ、はははは!」
ハルヒ「ふう、こんなもんかしら」
キョン「ぅえ」
古泉「それではまた」
キョン「に、逃げやがった」
ハルヒ「あれ?古泉君帰っちゃったの?」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:21:50.28 ID:kMBXagfFO
キョン「……」
ハルヒ「キョン!ゲームしましょうよ!」
キョン「帰らないのかよ」
ハルヒ「いいじゃない折角来たんだし」
キョン「朝比奈さんと長門は連れて来なかったのか」
ハルヒ「みくるちゃんは用事があるって」
ハルヒ「有希はなんかぶつぶつ言いながら帰っちゃったわ」
キョン「運命は時に残酷だな…」
ハルヒ「早く持って来なさいよ」
キョン「じゃあお前はそこを動くなよ」
ハルヒ「はーい」
キョン「うわぁ信憑性皆無だなぁ」
ハルヒ「とっとと行く!」
キョン「はいはい」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:26:05.24 ID:kMBXagfFO
キョン「持って来たぞー」
ハルヒ「キョン!この枕あたしのと同じよ!」
キョン「さっそく命令無視したな。人のベッドで勝手にくつろぐな」
ハルヒ「キョンの匂い…」
キョン「何か言ったか?」
ハルヒ「い、いや?それより、早くやりましょうよ」
キョン「は?」
ハルヒ「ゲームよゲーム!」
キョン「お、おう」
ハルヒ「あれ?この時計もあたしのと同じだ…」
キョン「…ハルヒ。お前もしかして」
ハルヒ「パクってないわよ!第一、あたしキョンの家に来たのこれが初めて…」
キョン「じゃないだろ。お前は結構来てるよな」
ハルヒ「そ…そうだったかしら?」
キョン「そこでとぼけんなよおい」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:30:32.13 ID:kMBXagfFO
キョン「よし、俺の勝ちだな」
ハルヒ「あ、あたしが負けた…」
キョン「流石にテレビゲームだったら俺が勝つだろ」
ハルヒ「今の無しよ!酷いじゃないの!」
キョン「ふん。お前なんかに手加減してやるか。こういうのはループコンボが出来てなんぼだ」
ハルヒ「キョンのくせにぃ…。あたしにも教えなさい!」
キョン「嫌だ」
ハルヒ「こら!」
キョン「わーったよ。ちょっとこっち来い」
ハルヒ「嫌よ!」
キョン「なんだそりゃ」
ハルヒ「いいから早く!」
キョン「説明しにくいだろが」
ハルヒ「むぅ…」
キョン「まあ、嫌なら俺は別にいいんだが」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:39:33.67 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「教えなさいよ!」
キョン「だからちょっとこっち寄れよ」
ハルヒ「むぅ」
キョン「ったく。俺が寄るからな」
ハルヒ「えっ!?」
キョン「いいか、最初はこうやって…」
ハルヒ「ちょっとキョン、ち、近くないかしら」
キョン「何が」
ハルヒ「距離よ」
キョン「何の」
ハルヒ「あんたとあたしの!」
キョン「……」
キョン「…そうか?」
ハルヒ「そうよ!」
キョン「そんなに近くない気がするんだが」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:47:38.14 ID:kMBXagfFO
キョン「お前が嫌だったら教えてやらんぞ」
ハルヒ「別に嫌じゃないわよ!」
キョン「一体何なんだ…」
ハルヒ「だーかーらぁ!もうちょっとこっち寄っていいって言ってんの!」
キョン「はぁ?」
ハルヒ「…ぁ…」
キョン「近いって言ったと思ったら、今度はもっと寄れだと?脈絡なさすぎだぞ」
ハルヒ「……」
キョン「わかったわかった。だからそう怒るなよ、寄ってやるから」
ハルヒ「あ、あんたもその方が教えやすいでしょ」
キョン「まあな」
ハルヒ「…!」
キョン「こんくらいか?」
ハルヒ「そ、そそそうねそんくらいね」
キョン「…?」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 22:55:22.42 ID:kMBXagfFO
キョン「最初はこう」
ハルヒ「……」
キョン「次はこう」
ハルヒ「……」
キョン「その次」
ハルヒ「……」
キョン「最後はこれ」
ハルヒ「……」
キョン「ほら、とりあえずやってみろ」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ?」
ハルヒ「…あっ、な、何?」
キョン「…お前もしかして、今までの全部聞いてなかったとか言わないよな」
ハルヒ「……」
キョン「やれやれ…」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:04:16.29 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「う…ゲームなんて不純よ!不純!」
キョン「いきなり何を言い出すかと思えばこれか」
ハルヒ「どうせならもっと高校生らしい事しましょうよ」
キョン「これも充分、今時の高校生らしいと思うんだが」
ハルヒ「つまんないわね」
キョン「なら帰れ。勝手に来たくせに、文句言うんじゃねぇよ」
ハルヒ「文句は言ってないわよ。感想を言っただけ」
キョン「お前はなんでも知ってるな」
ハルヒ「なんでもは知らないわよ。知ってる事だけ」
ハルヒ「…って、こら!」
キョン「すまん。つい、やりたくなった」
ハルヒ「あたしは別に猫に取り憑かれてない!」
キョン「いや、お前が知らなかったらどうしようかと思ったとこだった」
ハルヒ「あんたが知っててあたしが知らない事なんて無いわよ」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:11:14.91 ID:kMBXagfFO
キョン「言い切ったな…」
ハルヒ「何よ」
キョン「じゃあ問題」
ハルヒ「どうぞ?」
キョン「長門は何人だ」
ハルヒ「日本人」
キョン「ブー。残念、ハズレだ」
ハルヒ「正解を聞こうじゃない」
キョン「長門はな、人間の自立進化を見守る為に造られた、宇宙人なんだよ」
ハルヒ「…あんたまだそんな事言ってんの?」
キョン「本当だからな」
ハルヒ「ひゅぅぅん」
キョン「な、何?」
ハルヒ「あたしの中のキョン信頼度が下がった音よ」
キョン「びびった…」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:15:53.32 ID:cEXpFkj50
キョン「長門は何人だ」
ハルヒ「1人‼」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:17:03.23 ID:kMBXagfFO
キョン「第二問」
ハルヒ「きなさい」
キョン「朝比奈さんは何人だ」
ハルヒ「萌える日本人よ」
キョン「これもハズレだ」
ハルヒ「未来人だっけ?」
キョン「お、よく分かったな」
ハルヒ「バカ。真性のバカねあんた。いや、新星のバカね」
キョン「今の違いが分からなかった」
ハルヒ「新しいタイプのバカよ」
キョン「じゃあお前は真性のアホだ」
ハルヒ「ならキョンは真性のマヌケね」
キョン「しからばハルヒは真性のクズってとこか」
ハルヒ「だったらキョンは真性のゴミよ」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:31:47.31 ID:kMBXagfFO
キョン「ゴミって。ゴミってお前」
ハルヒ「クズも結構酷いわよ」
キョン「どうも。キョンです」
ハルヒ「ハルヒです」
キョン「二人合わせて」
ハルヒ「ゴミクズでーす」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…いけるな」
ハルヒ「いけるの!?」
キョン「いや、やっぱり無理だな」
ハルヒ「どっちなのよ」
キョン「お前と組むと、次第にリアルファイトになっちまう気がする」
ハルヒ「ツッコミの延長で?」
キョン「そうそう」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:37:07.06 ID:kMBXagfFO
ハルヒ「リアルファイトなら負けないわよ」
キョン「俺は負ける気しかしねぇよ」
ハルヒ「ほらっ!ジャブ!」
キョン「危ねえ!お前、それジャブじゃないから!」
ハルヒ「今はみくるちゃんが居ないからキョンで遊んでやるわ!」
キョン「危ない発言はやめなさい」
ハルヒ「みくるちゃん…なんと偉大な存在…」
キョン「一体どうしてその考えに至ったかは分からんが、朝比奈さんが偉大なのは確かだな」
ハルヒ「あんた、みくるちゃんホントに好きよね」
キョン「俺に限らず、男子全員な」
ハルヒ「主にどういうトコが?」
キョン「俺に聞いてんのか」
ハルヒ「そうよ」
キョン「……全部?」
ハルヒ「…言うと思った」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:39:54.32 ID:kMBXagfFO
キョン「じゃあ聞くなよ」
ハルヒ「これだから男ってやつは…」
キョン「長門も、お前も、同じくらい好きだぞ」
ハルヒ「!?」
キョン「友達だからな。ついでに古泉も」
ハルヒ「ま、またあんたはそうやってどきっとする発言を…」
キョン「何?」
ハルヒ「古泉君が可哀相って言ったのよ!」
キョン「だって俺が古泉の事を好きって言っちまったら、意味合いが違くても気持ち悪いだろ」
ハルヒ「それもそうね」
キョン「別に古泉をハブってる訳じゃないからな」
ハルヒ「分かってるわよ」
キョン「ならいいんだ」
ハルヒ「それにしても、なんで古泉君帰っちゃったんだろ…」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:44:31.63 ID:kMBXagfFO
キョン「……」
キョン「ではでは。第三問」
ハルヒ「まだ続いてたのね…」
キョン「俺の生年月日は…」
ハルヒ「古泉君は!?」
キョン「え?」
ハルヒ「古泉君はどうしたのよ!?」
キョン「へ?」
ハルヒ「有希、みくるちゃんって来たら次は普通古泉君じゃない!」
キョン「お前普通が大っ嫌いなんじゃないっけ?」
ハルヒ「それとこれでは話が別でしょ!」
キョン「しかもなんだ、さっきから古泉古泉って。あ、もしかしてお前…」
ハルヒ「ち、ちが!違うわよ!?」
キョン「動揺しているな」
ハルヒ「あんたが変な事言うからでしょ!」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:47:05.65 ID:kMBXagfFO
キョン「そういう事にしといてやろう」
ハルヒ「なんかむかつくわね」
キョン「よし。これで俺もハルヒの弱みを握ったぞ」
ハルヒ「何勘違いしてんのよ!」
キョン「古泉、中身はともかく、外見はいいからな。お前が惚れるのも分かる」
ハルヒ「ぶっ飛ばすわよ…」
キョン「頑張れよ。俺は応援してるからな」
ハルヒ「バカ!」
キョン「冗談だ」
ハルヒ「…じゃなかったら死刑にしてるとこよ」
キョン「死刑ってお前」
ハルヒ「公開処刑よ」
キョン「公開処刑!?」
ハルヒ「鞭打ち拷問よ」
キョン「鞭打ち拷問!?」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 23:55:13.06 ID:kMBXagfFO
キョン「そういやハルヒ」
ハルヒ「何?」
キョン「最近、俺とお前の私物が被る事多くないか?」
ハルヒ「た、確かに」
キョン「なんなんだろうな。運命ってやつか?」
ハルヒ「運命…」
キョン「ハルヒと私物が被る運命…ってか?」
ハルヒ「意味不明よ」
キョン「私物が同じって、なんか兄弟みたいだな」
ハルヒ「なら、あたしがお姉ちゃんね」
キョン「俺が兄ちゃんだろ」
キョン「あっ」
ハルヒ「…?」
キョン「やっぱお前が姉ちゃんでいいや」
ハルヒ「何、いきなりどうしたのよ」
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:00:10.69 ID:csxgcBdKO
キョン「妹は一人で十分って事」
ハルヒ「成る程」
キョン「二人も居たら大惨事だよ。俺が」
ハルヒ「じゃあ妹でいいわ!」
キョン「お前はとことん俺をいじめるのが好きらしい」
ハルヒ「お兄ちゃんあそぼ?」
キョン「うわっキモい」
ハルヒ「殴るわよ?」
キョン「な…殴った後に言うな…」
ハルヒ「おいクソ兄貴!」
キョン「クソ+兄貴で、卑下してんのか敬ってんのか分かんない日本語の完成です」
ハルヒ「おいバカキョン!」
キョン「ハルヒ、原型留めてねーぞ」
ハルヒ「おいバカ野郎」
キョン「どうせなら、長門に言わせような」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:07:00.86 ID:UFf4pNMp0
なんだこの夫婦漫才
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:08:51.02 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「さっきからうっさいわねこの糖尿病!」
キョン「それは俺じゃねぇよ。俺だけど」
ハルヒ「さっさと問題出しなさいよ」
キョン「まだ続いてたのか」
ハルヒ「もういい、あたしが出す!」
キョン「どうぞご勝手に」
ハルヒ「第一問!」
ハルヒ「ててん!」
キョン「涼宮ハルヒさんの問題は効果音付きです」
ハルヒ「あたしの得意技はなーんだ?」
キョン「自分の事を棚に上げる事」
ハルヒ「ぶー」
キョン「人の言う事を全く聞かない事」
ハルヒ「ぶぶー」
キョン「傍若無人に振る舞う事」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:15:04.39 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ぶっぶー」
キョン「分かった!」
ハルヒ「はいどうぞ」
キョン「俺をいじめる事!」
ハルヒ「ぶー」
キョン「なっ」
ハルヒ「正解は、『みくるちゃんのブラを服の上から外す事』でした!」
キョン「ああ可哀相な朝比奈さん!」
ハルヒ「残念賞は何がいい?」
キョン「俺が決めていいのか」
ハルヒ「うん」
キョン「じゃあ早く帰ってくれ」
ハルヒ「えっ」
キョン「これ以上疲れるのは勘弁願いたいね」
ハルヒ「…何よ」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:20:59.41 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「本気?」
キョン「な…なんだよ」
ハルヒ「じゃあ帰る」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…嘘だ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…嘘つき」
キョン「すまん」
ハルヒ「罰が必要かしらね」
キョン「やっぱり帰れよお前」
ハルヒ「嫌よ」
キョン「……」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:29:58.17 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「罰として、あ…あたしを泊めなさい!」
キョン「はぁ!?」
ハルヒ「だ、だめ?」
キョン「ぅぐ…」
ハルヒ「……」
キョン「お前はいきなり過ぎるんだよ…なんでもかんでも…」
ハルヒ「いいじゃない別に」
キョン「そんなの、だ…」
ハルヒ「ぅ…」
キョン「…めじゃない」
ハルヒ「…えっ!?」
キョン「いや、やっぱり、だ…」
ハルヒ「ぁぅ…」
キョン「…めじゃない!」
ハルヒ「ほ、ホント!?」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:40:01.23 ID:csxgcBdKO
キョン「あ、ああ」
ハルヒ「や、やった!」
ハルヒ「…ぁっ」
ハルヒ「じゃなくて、罰として今日一日あんたをみっちり監視するんだからね!」
キョン「罰として監視される意味が分からん」
ハルヒ「いいの!じゃあ、あたしは着替えとかいろいろ持って来るわ!」
キョン「帰って来なくていいぞー」
ハルヒ「逃げたら殺すわよ」
キョン「どこに逃げろっつーんだよ」
バタン
キョン「……」
キョン「…やれやれ…最悪な事になった…」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:49:47.65 ID:csxgcBdKO
ピッ
キョン「もしもし、古泉か?」
『そうですが…、一体どうされました?』
キョン「緊急事態だ」
『詳しく話していただけないでしょうか』
キョン「ハルヒが」
『涼宮さんが?』
キョン「俺の家に泊まる事になった」
『……』
『おめでとうございます』
キョン「真面目に頼む」
『今の、僕の真面目な感想ですが』
キョン「……」
『すみません。ですが、これはチャンスです』
キョン「チャンス…?」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:53:57.83 ID:csxgcBdKO
『ええ。チャンスもチャンス、大チャンスです』
キョン「詳しく頼む」
『早い話、涼宮さんを襲っちゃえと』
キョン「なっ!?」
『っていうか、嫌ならなんで断らなかったんですか?』
キョン「いや、断ろうとした時のあのハルヒの顔見てたら…なんか…」
『成る程。では、僕はこれで』
キョン「おいおい待てこのやろう」
『まだ何か?僕も、あなたのノロケ話を聞いてやれる程暇じゃないんです』
キョン「ノロケ話を話したつもりは無い」
『これは失礼。いや、僕はあなたが幸せの絶頂にいて、興奮しすぎて僕に電話をしてきたのかと』
キョン「切るぞ」
『どうぞ』
キョン「嘘だ。すまん。頼む、どうにかしてくれ…」
『どうにかしろ、と言われましても…』
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 00:57:52.78 ID:csxgcBdKO
『古泉君、まだですかぁ?』
キョン「!?」
『次はわたしの番が控えている。早くするべき』
キョン「…?」
『すみません、今行きます』
キョン「……」
『用事がありますので、僕はこれで』
キョン「おい待て何故朝比奈さんがそこに居る!」
『ああ…。実は長門さんのマンションで「非凡者集会」をしてる途中なんです』
キョン「待て俺も行く!」
『涼宮さんは?』
キョン「ぅぐ」
『スゴロク、次は僕の番らしいので。失礼します』
プツリ
キョン「……」
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:02:17.62 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
ハルヒ「キョン?」
キョン「ぅおっ!?」
ハルヒ「どーしたの?ぼーっとして」
キョン「は、早くないかお前」
ハルヒ「そう?」
キョン「ま、お前は存在自体が非常識だからな」
ハルヒ「何よそれ。…急いで来たから、汗かいちゃった」
キョン「風呂か?シャワーでいいか?」
ハルヒ「シャワーでいいわ」
キョン「あいよ」
ハルヒ「ちゃんと親御さんに了承取りなさいよ?」
キョン「それはこっちのセリフだ」
ハルヒ「あたしはちゃんと言ってきたわ」
キョン「なんと」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:04:42.10 ID:csxgcBdKO
キョン「お前の親は、良いって言ったのかよ」
ハルヒ「うん。だって、みくるちゃんの家に泊まる事になってるから」
キョン「やれやれ…」
ハルヒ「そういう事だから。よろしくね」
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「ん?」
キョン「バスタオル、あるか?」
ハルヒ「あ、借りていい?」
キョン「おう。服、洗濯機に突っ込んどいていいからな」
ハルヒ「いいわよ。持って帰って洗うから」
キョン「そうか。シャンプーとかは…」
ハルヒ「自分の持って来た」
キョン「あとは…」
ハルヒ「もう大丈夫よ。それじゃね」
キョン「お、おう」
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:08:45.48 ID:csxgcBdKO
―――
――
―
ハルヒ「ふー、さっぱりしたわ」
キョン「……」
ハルヒ「ちゃんと了承取った?」
キョン「…ああ。なんか恐ろしいぐらいにすんなり許可が出た」
ハルヒ「まだ誰も帰って来てないの?」
キョン「……妹なら」
ハルヒ「妹ちゃん?ちょっと遊んで来る!」
キョン「あ!おい!…汗かくなよー」
キョン「……」
ヴヴヴヴヴヴ
キョン「だ、誰……古泉か…」
ピッ
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:12:18.76 ID:csxgcBdKO
『どうも。涼宮さんとは元気にしてるでしょうか』
キョン「切るぞ」
『どうぞ』
キョン「嘘だすまん」
『長門さんと朝比奈さんから、あなたに言いたい事があるそうです』
キョン「何!?」
『朝比奈さんからでいいですか?』
『ふぇ!?な、長門さんからでいいですよぅ』
キョン「……」
『あなたからでいい』
『い、いいんですか?』
『……』
キョン「……」
『あ、あの…キョン君?』
キョン「は、はい。朝比奈さん、俺に伝えたい事って…」
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:16:14.45 ID:csxgcBdKO
『涼宮さんの気持ちに、気付いてあげて』
キョン「気持ち?」
『はい…。それだけです』
キョン「それだけ…ですか?」
『何』
キョン「ぅわっ!…なんだ長門か」
『そう』
キョン「…それで、話ってのは」
『あなたは涼宮ハルヒをもう少し注意深く観察するべき』
キョン「はい?」
『また』
キョン「ちょっ…おい長門!?」
『どうでした?』
キョン「……お前は急に出て来るな」
『はは、すいません。僕からも一言。涼宮さんをよろしくお願いします』
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:21:43.23 ID:csxgcBdKO
キョン「なんなんだよ……」
ハルヒ「何が?」
キョン「いたんですか」
ハルヒ「ええ。ずっと」
キョン「……」
ハルヒ「何よ顔逸らしちゃって」
キョン「寒くないか?」
ハルヒ「ん?別に?」
キョン「俺のジャージでよければ貸すぞ」
ハルヒ「いいって」
キョン「……」
ハルヒ「…どうしたの?」
キョン「……」
キョン「…しょ、正直、目のやり場に困るんだが」
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:23:53.82 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「え?」
キョン「無防備過ぎると言ったんだ」
ハルヒ「いいじゃないこれくらい。暑いのよ」
キョン「……」
ハルヒ「あら?キョンって意外にうぶなのね」
キョン「…うるせえ」
ハルヒ「隠す所はしっかり隠してるわ」
キョン「それはそうだがな」
ハルヒ「じゃあバニーさんの方がよかったかしら…」
キョン「やめとけ。じゃなくてやめてくれ。じゃなくてやめろ」
ハルヒ「こっち見なさいよ」
キョン「嫌だ」
ハルヒ「顔赤いわよ?」
キョン「……」
ハルヒ「…ふふ」
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:28:32.30 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「だーれだっ」
キョン「!?」
キョン「お、おい!な、何やって」
ハルヒ「あたしは誰でしょうか?」
キョン「こ、こら!アホ!やめなさい!」
ハルヒ「キョンが正解するまでやめなーい」
キョン「ハルヒ!ハルヒだお前は!」
ハルヒ「…つまんないわね」
キョン「心臓に悪い…」
ハルヒ「今度、キョンが自転車漕いでる時にやろうかしら」
キョン「冗談にならないぞ、それ。ってか、またお前は俺の後ろに乗るつもりなのか」
ハルヒ「隙あらば乗るつもりよ」
キョン「古泉の方が速いぞ?あいつの方に乗れよ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あんたが、いいの」
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:33:53.33 ID:csxgcBdKO
キョン「…?」
ハルヒ「ほりゃーっ!」
キョン「ぅわっ!?」
ハルヒ「ふふふ…捕まえたわ…」
キョン「ななな何をお前は」
ハルヒ「キョン!このまま外に出るわよ!」
キョン「む、無茶苦茶言うな!なんだこの状況は!」
ハルヒ「キョンがあたしをおぶってんのよ」
キョン「冷静に説明されても…」
ハルヒ「隙あらば乗るって言ったばっかりでしょ」
キョン「俺に乗ってどうする!バカかお前は!」
ハルヒ「ほーらー!早く進みなさいよ!」
キョン「いで!痛いって!」
キョン「……」
キョン「正直、たまりません…」
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:38:56.98 ID:csxgcBdKO
キョン「下ろすぞ」
ハルヒ「えっ」
キョン「この狭い部屋で暴れたくない。それに、俺がもう限界だ」
ハルヒ「体力なさすぎじゃない?」
キョン「…そういう意味じゃねぇよ」
ハルヒ「どういう意味よ」
キョン「単刀直入に言わせてもらう。お前は柔らかい」
ハルヒ「…へっ?」
キョン「その柔らかい、いろんなとこが触れてるんだよ」
ハルヒ「ば、バカ!早く下ろせ!」
キョン「ほい」
ハルヒ「へ…変態!」
キョン「ハルヒから抱き着いてきたんだろ」
ハルヒ「だっ抱き着…」
キョン「お前はもっと自分の行動に責任をもってだな…」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:56:37.71 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「何よエラソーに」
キョン「注意してやったんだ」
ハルヒ「はいはいどうもどうも」
キョン「…!」
ハルヒ「…?」
キョン「は、ハルヒが…」
キョン「俺に礼を言った…!」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ!もう一回言ってみてくれ!」
ハルヒ「…ありがと、キョン」
キョン「!!」
キョン「ぅおぅ…!」
ハルヒ「……」
キョン「サンキュー。これで俺も心置きなく死ねる」
ハルヒ「じゃあ今葬ってやるわ」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 01:59:11.51 ID:csxgcBdKO
キョン「冗談だと信じたい」
ハルヒ「冗談に決まってんじゃない」
キョン「だよな」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「嘘かよ!」
ハルヒ「何?あんた、同じツッコミしか出来ないの?」
キョン「ぐ…」
ハルヒ「はぁ…。キョンの存在意味って、なんだったかしら」
キョン「……」
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「何?」
キョン「もう一回頼む」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…仕方ないわね」
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:06:21.23 ID:csxgcBdKO
キョン「冗談だと信じたい」
ハルヒ「冗談に決まってんじゃない」
キョン「だよな」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「…ちなみに聞くが、俺の処刑方法は何だ」
ハルヒ「絞首」
キョン「絞首!?」
ハルヒ「縄持って来るわね」
キョン「冗談だと信じたい」
ハルヒ「冗談に決まってんじゃない」
キョン「だよな」
ハルヒ「嘘よ」
キョン「嘘かよ!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あれ?」
キョン「…あっ」
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:13:58.45 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「な、何でまた同じツッコミなのよ!せっかくやり直したのに!」
キョン「お前が悪い!」
ハルヒ「あたしは悪くない!」
キョン「なんだこの不毛な争い」
ハルヒ「そういえば、晩ご飯はまだかしら」
キョン「あ、ああ…それなんだが」
キョン「ハルヒ、作ってくれないか?」
ハルヒ「はぁ!?」
キョン「その、なんだ」
キョン「お前の宿泊許可がすんなり出たってのは…」
キョン「今日、親帰って来ないんだよ」
ハルヒ「…!」
ハルヒ「何これちょっとドキッとした…」
キョン「よろしくな。俺も、出来るだけ手伝うからさ」
ハルヒ「ぅ、うん」
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:24:07.62 ID:csxgcBdKO
―――
――
―
ハルヒ「はいっ!ハルヒ特製ハンバーグです!」
キョン「相変わらずすげぇな…」
妹「いただきまーす」
キョン「手洗ったか?」
妹「洗ったよー」
ハルヒ「おかわりあるから、たくさん食べちゃいなさい!」
キョン「いただきます」
ハルヒ「……」
キョン「……ん」
ハルヒ「ど、どう?」
キョン「…うまい」
キョン「店開けるレベルだぞこれ…」
ハルヒ「あ、あったりまえよ!愛情がたっぷりつまってんだから!」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:27:31.34 ID:csxgcBdKO
キョン「…愛情?」
妹「愛情だってー!よかったねキョン君!」
ハルヒ「ぁ、わ、わ、」
キョン「…ん?」
ハルヒ「ち、違うわよ!?愛情ってのは、その、あ、あいじょう…そ、そう!哀情よ!!」
キョン「は?」
ハルヒ「キョンを哀れむ心よ!だから、えと、いつもごめんねありがとうみたいな……じゃなくて!!」
キョン「と、とりあえず落ち着けって」
妹「ハルにゃん顔真っ赤ー」
ハルヒ「と、トイレ行って来る!」
キョン「おいハルヒ!」
キョン「……」
妹「キョン君追い掛けないの?」
キョン「トイレまで追い掛けるバカがどこにいるんだ」
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:33:28.41 ID:csxgcBdKO
キョン「…!」
キョン「そういえば、長門と朝比奈さんが言ってた…」
妹「キョン君どしたの?」
キョン「俺、やっぱり追い掛けてくる」
妹「はーい」
キョン「……」
ガラッ
ハルヒ「…何しに来たのよ」
キョン「トイレに居たんじゃなかったのか?」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒ」
キョン「今まで気付いてやれなくてすまん」
ハルヒ「!!」
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:38:02.52 ID:csxgcBdKO
キョン「普通に考えたら分かる事だった」
キョン「…すまん」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…何であんたが謝ってんのよ」
ハルヒ「気付くのが遅いのよ…バカキョン」
キョン「それで、大丈夫なのか?」
ハルヒ「え?」
キョン「腹。腹痛かったんだよな」
ハルヒ「は、はら?」
キョン「ま、あんなへそ出した格好してたから当然っちゃ当然だろ」
ハルヒ「……」
キョン「もう腹冷やさないようにしとけよ」
ハルヒ「……はぁ」
ハルヒ「本当に、どうしようもないバカねあんた」
キョン「心配してやってんのに…お前なぁ」
167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:46:11.68 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「で…さ、どうするの?」
キョン「何が」
ハルヒ「何がじゃないわよ。ほら、ね?」
キョン「…?」
ハルヒ「あ、あんた気付いたとか言ったじゃない!」
キョン「いやだからお前、腹痛かったんだろ?」
ハルヒ「へ?」
キョン「ん?違うのか?」
ハルヒ「え…え?」
キョン「いやよくよく考えたら、お前いつもよりそわそわしてたもんな」
ハルヒ「……」
キョン「もっと早く気付いてやるべきだった」
ハルヒ「……」
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:49:49.16 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「……」
ハルヒ「…アホ!バカ!マヌケ!」
キョン「!?」
ハルヒ「あたしの心を返せ!」
キョン「ハルヒ…?」
ハルヒ「なんであんたなの!?あんたなんか!」
キョン「どうしたんだよ?」
ハルヒ「…このバカァ!」
キョン「お、おい!」
キョン「……」
キョン「一体なにがなんだか…」
170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:51:49.34 ID:5/pWc47KO
うん、お腹を冷やしちゃいかんな……
171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:52:02.69 ID:RrcKVKDMO
フラグクラッシャーってこわいね
172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 02:59:05.92 ID:csxgcBdKO
キョン「すまん古泉!」
『何したんですか』
キョン「ハルヒが…なんか怒っちまった…」
『閉鎖空間は今のところありませんが…』
キョン「何?」
『冗談はやめてくださいよ』
キョン「じょ、冗談な訳あるか!」
『はは、実はあなたいる場所が、まるまる閉鎖空間だったりします』
キョン「!!」
『冗談です』
キョン「……」
『怒らないで下さい。あなたの鬱憤処理は僕の仕事の範疇を越えてますから』
キョン「…俺のストレスは誰が解消してくれるんだ」
『さあ、誰でしょうね?…では、切ります。いい夜をお過ごし下さい』
キョン「……」
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:02:56.65 ID:csxgcBdKO
―――
――
―
キョン「ハルヒ、何処で寝るんだ?」
ハルヒ「どこでもいいわ」
キョン「好きなとこで寝ていいからな。妹の部屋か?」
ハルヒ「あんたの部屋は寝にくそうよね。キョンの部屋!」
キョン「見事に訳が分からない」
ハルヒ「…だがそれがいい!」
ハルヒ「みたいな?」
キョン「つまり、」
キョン「俺この席結構気に入ってんだけど。席替えしたい!」
キョン「こういう事か」
ハルヒ「うん」
キョン「ま、お前がいいならベットでもなんでも貸してやるよ」
ハルヒ「そ。ありがと」
177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:07:13.73 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「お風呂にする?それともシャワー?」
キョン「今は、風呂遠慮したい気分だな。風呂入る!」
ハルヒ「そうそう!その感じよ!」
キョン「ステーキかハンバーグ、どっち食いたい?」
ハルヒ「今あんまりお金無いのよね。ステーキにする!」
キョン「いい感じだな」
ハルヒ「あ、あとさ」
キョン「何だ?」
ハルヒ「キョンのバカ!アホ!だ、大好き!」
キョン「!!」
ハルヒ「れ…例だからね!?例えよ例え!」
キョン「だ、だよな、例えだよな」
ハルヒ「……」
キョン「……」
181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:10:16.94 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ねぇキョン?」
キョン「ん」
ハルヒ「あんたいつ寝るの?」
キョン「誰かさんのせいで眠いから…もう寝るかな」
ハルヒ「まだ10時だけど」
キョン「自由にさせてくれ」
ハルヒ「…分かったわ。あたしも寝る」
キョン「そうか?」
ハルヒ「悪いわね。ベット貸してもらって」
キョン「団長には逆らえないのさ」
ハルヒ「何よそれ」
キョン「じゃあな。俺は寝る」
ハルヒ「…おやすみ」
キョン「……」
ハルヒ「……」
182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:13:16.76 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……あのさ」
キョン「……」
ハルヒ「あんた、寝にくくないの?」
キョン「……」
ハルヒ「床、固くない?」
キョン「…大丈夫だ」
ハルヒ「そう…ならいいのよ」
キョン「……」
ハルヒ「…あのね」
ハルヒ「あんたが、やっぱり寝にくいんなら…」
キョン「……」
ハルヒ「…ベット使っていいのよ?」
187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:17:43.23 ID:csxgcBdKO
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「な、何?」
キョン「俺、男だぞ」
ハルヒ「…知ってるわよ」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…あーやっぱり床固いなぁ」
ハルヒ「…!」
キョン「ふかふかのベットで寝てーなぁ」
ハルヒ「そ、そう。じゃあ、仕方ないわね」
キョン「…いいんだな?」
ハルヒ「あ、あんたが体痛くしても困るし。しょーがないのよ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…半分、だけだからね」
190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:20:28.66 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「あ、あんたそっち向きなさいよ」
キョン「お…おう」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…ぁ、あんまり動くな!」
キョン「んな事言われても」
ハルヒ「寝返りは絶対禁止だから」
キョン「俺にどう制御しろと」
ハルヒ「あたしに触ったら死刑よ」
キョン「…わかったよ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:23:48.15 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…駄目だ全然寝れねぇ」
ハルヒ「…あたしも」
キョン「どうしてだろうな」
ハルヒ「知らないわよ…。あんた、疲れてんじゃないっけ」
キョン「いやそうだけどさ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…さかな」
キョン「…なす」
ハルヒ「すいか」
キョン「からす」
193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:27:43.89 ID:csxgcBdKO
キョン「何故しりとりなんだ」
ハルヒ「だんちょう」
キョン「もういいよ」
ハルヒ「困った時のしりとりよ」
キョン「しりとりはそんなに万能じゃねぇ」
ハルヒ「じゃあ何すんの?」
キョン「む…」
ハルヒ「キョンが無能だから寝るわ」
キョン「勝手にしろ」
ハルヒ「おやすみ。せいぜい、寝付けなくて一人で苦しみなさい」
キョン「そういうお前はどうなんだ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「はぁ…」
195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:34:13.11 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒ?」
ハルヒ「……」
キョン「寝たのか?」
ハルヒ「……」
キョン「おーい」
ハルヒ「……」
キョン「そっち向いていいか?」
ハルヒ「……」
キョン「よし。寝たなら勝手にやらせてもらう」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ、起きてんだろ」
ハルヒ「……」
キョン「…正直に言わないと、襲っちまうぞ?」
198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:38:47.78 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「……」
キョン「…なーんてな。ハルヒ、起きてるのバレバレだ」
ハルヒ「……」
キョン「いい加減に、寝たふりやめろって」
ハルヒ「……」
キョン「ホントに襲うぞ」
ハルヒ「……」
キョン「…おーい…ハルヒー」
ハルヒ「……」
キョン「マジで寝たのか」
ハルヒ「……」
キョン「やれやれ…俺は一人で何やってんだか」
ハルヒ「……」
キョン「おやすみ、ハルヒ」
ハルヒ「……」
202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:44:54.29 ID:csxgcBdKO
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……キョン?」
キョン「……」
ハルヒ「寝てる…わよね…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「よ、よし」
キョン「……」
ハルヒ「起きたら…ぶっ殺すからね」
キョン「……」
ハルヒ「……」
ちゅっ
204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:49:03.80 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「お、おやすみキョン!」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「!!!」
キョン「今の柔らかい感触は何だ」
ハルヒ「あ、あああんた起きてたの!?」
キョン「まあな」
ハルヒ「ぅぐぁ…」
キョン「俺の推測が正しければ…」
ハルヒ「ば、バカ!!」
キョン「まだ何も言って無いぞ」
ハルヒ「言わなくていい!」
キョン「……」
キョン「そうだな。言わなくていいか。間違ってたら…恥ずかしいし」
206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 03:56:09.88 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「…!」
ハルヒ「な、何よ言いなさい!」
キョン「どっちなんだよ」
ハルヒ「早く!」
キョン「言わねーよ」
ハルヒ「むむ…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…キョン」
キョン「…何だ」
ハルヒ「何であたし達、同じベットで寝てるんだろうね」
キョン「……」
キョン「…さあな」
ハルヒ「何であたし達、寝れないんだろ」
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:02:15.94 ID:csxgcBdKO
キョン「…さあな」
ハルヒ「でも」
キョン「でも?」
ハルヒ「一つだけ、はっきりしてる事があるわ」
キョン「言ってみろ」
ハルヒ「あたしね」
ハルヒ「キョンとこうして一緒に居られて、嬉しい」
キョン「…!」
ハルヒ「何故か、すごく嬉しいの」
キョン「……」
キョン「…それ」
キョン「俺と同じだな」
ハルヒ「……」
キョン「俺も、嬉しいっつーか…」
キョン「ま、まあ、悪くはないな」
211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:04:00.32 ID:yJ0N6TR6O
スレタイ キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:06:46.13 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「…キョン」
キョン「どうした」
ハルヒ「今日ぐらい、いいよね」
キョン「な、何がだよ」
ハルヒ「バカ。甘えさせろって言ったのよ」
キョン「…俺はどうすれば?」
ハルヒ「こっち向きなさい」
キョン「ん」
ハルヒ「い、今から抱きしめるから」
キョン「どうぞ」
ハルヒ「……」
ぎゅ
キョン「……」
ハルヒ「…あっつい」
キョン「こんだけ密着してんだから、まあそうなるわな」
216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:10:42.29 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「今、あたしの顔見たら死刑だから」
キョン「見ねえよ。ていうか見れないだろ」
ハルヒ「ん」
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「…何よ」
キョン「気付いてやれなくて、すまん」
ハルヒ「腹痛に?」
キョン「……」
ハルヒ「ばーか」
キョン「すまん。あの時は…どうかしてたんだ」
ハルヒ「信じていいの?」
キョン「ああ。今度は…信じていいぞ」
ハルヒ「じゃあ、行動で示してよね」
キョン「……」
キョン「…一回、顔上げてくれ」
218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:15:57.71 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ば、バカ!窒息するとこだった!」
キョン「悪くはなかったろ」
ハルヒ「ま、まぁ…ね」
キョン「そうだ」
ハルヒ「…?」
キョン「ハルヒ特製、愛情たっぷりハンバーグ、美味かったぞ」
ハルヒ「!!」
キョン「出来れば、また作ってくれ」
ハルヒ「…ば、バカ」
キョン「照れるとそればっかりかよ」
ハルヒ「仕方ないでしょ!恥ずかしいの!」
キョン「ハルヒ、あったかい」
ハルヒ「なっ…」
キョン「柔らかくて。いい匂いだし」
ハルヒ「あっ…ちょっとキョン…?」
221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:19:09.81 ID:csxgcBdKO
キョン「ハルヒ…」
ハルヒ「ぅあ…きょ、キョンやめ…」
キョン「なーんてな」
ハルヒ「…え?」
キョン「なんだ、して欲しかったのか?」
ハルヒ「死ねっ!」
キョン「いだっ!」
ハルヒ「エロキョン!」
キョン「お、俺の息子が…」
ハルヒ「このまま再起不能にしてやるわ」
キョン「すまん!なんでも言う事聞くから!」
ハルヒ「ほう」
キョン「やべ…」
ハルヒ「言ったわね」
キョン「言っちまった…」
222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:23:46.41 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「じゃあ!」
ハルヒ「あたしと付き合いなさい!」
キョン「どこに?」
ハルヒ「あたし、勇気出したのになぁ」
キョン「すまん」
ハルヒ「で?どうなの?」
キョン「キスまでしといて、今更って感じだな」
ハルヒ「そうかも」
キョン「俺なんかでいいのか?」
ハルヒ「誰に聞いてんの?」
キョン「…すまん」
ハルヒ「…大好き」
キョン「い、いきなりだな」
ハルヒ「あれ?思ったより緊張せずに言えたわ」
キョン「照れずにの間違いだろ」
226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:29:42.76 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「強く抱きしめていい?」
キョン「どうぞ」
ハルヒ「ふふ、キョンの匂い」
キョン「……」
ハルヒ「足絡ませるわよ」
キョン「お、おい」
ハルヒ「何?」
キョン「理性が限界だ」
ハルヒ「頑張れ!キョンの理性頑張れ!」
キョン「マジでやばいって!」
ヴヴヴヴヴヴ
キョン「!!」
ハルヒ「!!」
キョン「で、電話?」
ハルヒ「誰から?」
キョン「…古泉だ」
228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:36:52.41 ID:csxgcBdKO
キョン「出るぞ」
ハルヒ「うん」
ピ
『夜遅くにすいません』
キョン「切るぞ」
『困ります』
キョン「冗談だ」
『どうです?涼宮さんとはうまくいってますか?』
ハルヒ「!!」
キョン「べ、別に、いつも通りだ」
『嘘っぽいですね。もしかしてもう押し倒してたり』
キョン「切るぞ」
『すいません。本題に入ります。あなたに伝えたい事があるんです』
キョン「何だ?」
『長門さんと、朝比奈さんが酔っ払いました』
229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:40:25.35 ID:csxgcBdKO
キョン「…は?」
ハルヒ「…え?」
『蝿?蝿ってなんですか蝿って』
ハルヒ「や、やば」
キョン「なんでもない!それより、酔っ払ったって?」
『ええ。でろでろのベロンベロンですよ。そこで、あなたに助けを乞こうかと』
キョン「具体的に?」
『今から、長門さんのマンションに来ていただけませんか?涼宮さんは別室ですよね?』
キョン「無理だ」
『ありがとうござ……って、ええ!?』
キョン「無理だと言ったんだ」
『頼みますよ。僕一人じゃ収集つかなくなってしまって…』
キョン「んな事言われてもな」
『そんな…』
キョン「運命は時に残酷なのだよ」
『……』
231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:43:07.70 ID:csxgcBdKO
キョン「すまん。そういう事だ」
『ちょっと待って下さいよ…』
『古泉君!何やってんですかぁ!』
キョン「!!」
ハルヒ「!!」
『あ、朝比奈さん落ち着いて!今行きますから!』
『古泉君!涼宮さんとキョン君も呼んで来て下さい!』
『分かりました!だから落ち着いて……あっ』
キョン「……」
ハルヒ「……」
『長門さん!それは食べ物じゃないですよ!』
『古泉一樹も食べるべき』
『机をですか!?ちょ…朝比奈さんやめ…』
ブツリ
キョン「……」
ハルヒ「……」
233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:48:06.21 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「有希が酔っ払うって…」
キョン「信じがたいな…」
ハルヒ「なーんか、見事にムード壊されたわね」
キョン「そうか?」
ハルヒ「そうよ」
キョン「抱いていいか?」
ハルヒ「えっ…」
キョン「普通の意味で」
ハルヒ「あ、ああ、そっちね」
キョン「当たり前だろ」
ハルヒ「いいわよ。でも、あんまり強くしちゃダメよ」
キョン「俺の理性が残ってる内は、な」
ハルヒ「変態」
キョン「ハルヒが悪い」
ハルヒ「あたしは悪くないわ」
234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:51:20.31 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「ん…」
キョン「苦しいか?」
ハルヒ「大丈夫よ」
キョン「可愛い」
ハルヒ「!?」
キョン「あのお前が、こんなに甘えてくるとは思わなかった」
ハルヒ「…あんただけよ」
キョン「ありがとよ」
ハルヒ「バカ…」
キョン「ちくしょう可愛い」
ハルヒ「なっ…何言ってんのよ!」
キョン「俺の素直な気持ち」
ハルヒ「ぅ…」
キョン「お前、ホントに照れ屋さんだな」
ハルヒ「ぅ、うるさい…」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 04:56:38.30 ID:csxgcBdKO
キョン「頭撫でられるのが好きとみた」
ハルヒ「…否定はしないわ」
キョン「お前さ」
ハルヒ「何?」
キョン「今もまだ遠慮してんじゃないか?」
ハルヒ「……」
キョン「今は、甘えていいって言ったろ」
ハルヒ「…だって」
キョン「だってもくそもあるか。ハルヒ、お前の好きにしていいんだ」
ハルヒ「…なんかあんたキャラ違うわよ」
キョン「そういうお前もな」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…分かった」
キョン「お?」
ハルヒ「その…、茶化したりしないでよ?」
243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:01:36.90 ID:csxgcBdKO
キョン「大丈夫だ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…キョン」
キョン「何だハルヒ」
ハルヒ「あんたの私物とか、真似したのあたしなの」
キョン「……」
ハルヒ「なんだか、同じ物をキョンが使ってると思うと…」
ハルヒ「なんだろ、うまく言い表せないや」
キョン「…やっぱりお前か」
ハルヒ「…お揃いよ?」
キョン「まあ、悪くはない」
ハルヒ「あんたさっきからそればっかり」
キョン「……すまん」
ハルヒ「謝らなくていいのに」
キョン「…!」
245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:06:41.22 ID:csxgcBdKO
ハルヒ「どしたの?」
キョン「いや、なんでもない」
ハルヒ「キョンっ」
キョン「ぐ…、ちょっと苦しい…」
ハルヒ「離してあげないんだから!」
キョン「…好きにしろよ」
ハルヒ「へへ…」
キョン「ハルヒ、こっち見ろ」
ハルヒ「っ!?」
キョン「……」
ハルヒ「きょ……ん……」
キョン「……どうだ?」
ハルヒ「ずるいわ…こんなの…」
キョン「こうでもしないと、お前は素直にならないだろ」
248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:10:31.44 ID:csxgcBdKO
―――
――
―
キョン「ハルヒ、眠いのか?」
ハルヒ「うん…ちょっとね」
キョン「寒くないか?」
ハルヒ「キョンが抱きしめてくれてるから大丈夫よ?」
キョン「…そういう事じゃなくてだな」
ハルヒ「ずーっと、離しちゃだめ」
キョン「はいよ」
ハルヒ「寝てる時も…ずっと…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…おやすみ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:14:44.29 ID:csxgcBdKO
翌日 部室
キョン「王手」
古泉「しまった」
キョン「お前弱すぎないか…」
古泉「こればっかりはどうにも出来ません」
みくる「ぅ…ふらふらします…」
ハルヒ「みくるちゃん…飲み過ぎよ…」
長門「二日酔い」
キョン「お前はぴんぴんしてんのな」
長門「あれぐらいなんて事はない」
古泉「……」
みくる「ふぇ…」
ハルヒ「だ、大丈夫?」
長門「……」パタン
250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:16:32.47 ID:csxgcBdKO
キョン「今日は終わりか。じゃあ、俺は帰る」
ハルヒ「ま、待てっ!」
キョン「…?」
ハルヒ「あんたには…えっと、説教があるから残ってなさい!」
キョン「はぁ?何だよそれ」
古泉「では、お先に失礼します」
みくる「あ、あたしも…」
長門「……」
バタン
古泉「それにしても、部室でメイド服を着ていない朝比奈さんというのも、なかなか珍しいものでしたね」
みくる「今日は…ちょっと具合が…」
長門「……」
古泉「学校、無理して来る必要は無いんですよ?涼宮さんには、僕から言っておきますから」
みくる「ありがとう古泉君…」
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:19:30.10 ID:csxgcBdKO
キョン「で?何の説教だ」
ハルヒ「みんな帰った?」
キョン「…ああ」
ハルヒ「ホントに?どっかに隠れてない?」
キョン「出ていくの、お前も見ただろ」
ハルヒ「ふー…」
キョン「……」
ハルヒ「…キョン!一緒に帰りましょっ!」
キョン「…!」
ぎゅっ
ハルヒ「大好き!」
終わり
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:20:44.97 ID:EqdpgiSL0
お疲れちゃーん
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:21:32.71 ID:LkOlJ0kxO
やっぱりハルキョンがいいな
しかしキョンと朝倉も捨てがたい
乙
254 : ◆D/WPxQ1tnA :2009/09/07(月) 05:21:34.08 ID:csxgcBdKO
やあ、また俺なんだ
嫁氏じゃなくて悪かったんだぜ
それにしても……
朝になっちまったよ…
ありがとう
そしておやすみ
255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/07(月) 05:22:00.95 ID:ljnZgtU40
乙
面白かった
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読み物:ハルヒ
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この記事へのコメント
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 16:21: :editいち
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 16:23: :edit2で
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 16:25: :edit3スパァァァアアアアアアアッツ
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名前: k #-: 2009/09/22(火) 16:26: :editか
-
名前: k #sSHoJftA: 2009/09/22(火) 16:27: :editさん
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 16:47: :edit2ゲット
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 16:47: :editキョン「それ……俺と同じだな。」
古泉「おや、あなたも持っていたのですか。」
キョン「あぁ……俺は2つ…な。」
古泉「おやおや、実は僕も2つなんですよ。」
キョン「そうなのか。ちなみに俺は1本だけだ。」
古泉「これはこれは、まさかここまで同じだとは。僕も1本だけ持ってます。」
キョン「そうか…やっぱりそうだよな。」
古泉「えぇ、……当たり前じゃないですか。」
キョン「同じだな。」
古泉「はい。」
キョン「ちなみに……もう済ましたのか?」
古泉「いえ、生憎まだでして…。そちらは?」
キョン「いや、俺もまだだ。」
古泉「そうですか…。……ここで会ったのも何かの縁。どうです?宜しければご一緒に……」
キョン「…………そう……だな。この際贅沢は言ってられんしな。」
古泉「おやおや手厳しい。………それでは………上と下、どちらがよろしいですか?」
キョン「俺は…………上がいい…かな。」
古泉「わかりました。……それでは参りましょうか……」
キョン「あぁ…………。」
古キ「やっぱり昼飯は屋上でおにぎりとお茶に限る」 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 16:51: :editひどい自慰行為を見せられた気分だ……
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 16:53: :edit一桁
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 17:14: :editなんだこりゃ。
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名前: #-: 2009/09/22(火) 17:22: :edit長い
-
名前: #-: 2009/09/22(火) 17:23: :editやっぱりキョン×ハルヒだな。
ニマニマしてしまった。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 17:24: :edit甘いな
だが、それがいい
すげぇよかったよ! -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 17:26: :editうむ
良かった。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 17:38: :edit7番がじわじわくる
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 17:39: :editくそ…俺の青春…
-
名前: 名はあるが決して口にしないキョン子LOVE☆なVIPER #-: 2009/09/22(火) 17:42: :editamazonがwwwwwww
いっちゃんハブられたwwwww
駄目だ腹痛え。
書き込んだ途端に笑いが無くなることってよくあるよな。
―――どうしよう・・・何かこう・・・空しい―――
突然やけど、^^^って書いてあったらバズの緑の奴が笑ってる様に見えへん? -
名前: #-: 2009/09/22(火) 17:46: :editこの>>1化物語好きだろ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 17:50: :editハルヒ氏ね
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 17:59: :edit米17
米17 -
名前: 名はあるが決して口にしないキョン子LOVE☆なVIPER #-: 2009/09/22(火) 18:05: :editすみません・・・↑の
米17
米17
ってWhat do you mean?
前から気になってしょうがな・・・しようがな・・・しかたがな・・・もう何でもいいや。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 18:08: :editハルヒ「頑張れ!キョンの理性頑張れ!」
グッときた -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 18:18: :editたまには王道も良いな
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 18:26: :edit飛ばしながら読んだ
どうも自分は、こういうダラダラした会話が続くSSは合わないようだ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 18:36: :edit自分が過去にフラグへし折ってたことに気付いた。
誰か航時機を俺にくれorz -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 18:37: :editハルヒが可愛くて良かった!
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 18:40: :editつまんねーよ
-
名前: 通常のナナシ #JalddpaA: 2009/09/22(火) 18:56: :edit米7にやられた
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 19:01: :editえ?
-
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/09/22(火) 19:10: :edit羨ましくなんかないんだからね!!
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 19:17: :editん~……まあよかったよ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 19:48: :edit嫌いじゃないよ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 20:21: :editまあ定番ネタだな
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 20:30: :editあまずっぺええ
欝になるぜ… -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 21:07: :editっしゃあああああ
これで連休明けも頑張れるうううううううううううううううううう -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 21:08: :edit確かに化物語風な会話だったな
糖尿病は中の人ネタか。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 21:14: :edit本作でもこの10分の1ぐらい照れてくれてもいいのにさ…
-
名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/22(火) 21:14: :editキョン「それ......俺と同じだな」
キョン「ってゆーかなんd「・・・頑張った。」
キョン「いや、そんなとこ頑張ら無くていいから!」
長門「・・・駄目・・・?」
キョン「うっ・・・そんな顔で見るな・・・駄目な物は駄目だ!」
長門「私達以外の生物の記憶は改竄した。視覚的には何ら問題は無い。」
キョン「いやいやいやいや。絶対おかしいだろ!何でお前が俺の姿なんだよ!」
長門「・・・・・・暇だったから。」ボソッ
キョン「えっ?何だって?」
長門「・・・・・・暇・・・だったから・・・。」ボソボソッ
キョン「ん?何も聞こえんぞ?」
長門「・・・・・・暇・・・・・・あぁ!もぅ!!」
キョン「!!??」ビクッ
長門?「何回言わしたら気ぃ済むねん!!暇やったからやったんや!文句あんのか?あ゛!?こっちもなぁ、ハルヒの一挙一動気にして上のもんに報告して、自由な時間なんか全く無いんや!!そら暇にもなるやろが!!おまけにお前をうちに泊めたったやろ、3年も!!ほんまやったら許可なんか下りてへん所を無理して許可してもろうたんやで!?お前が好きやから!マジであん時は死ぬ覚悟決めてったわぁ・・・。それをお前は『ありがとう』の一言も無しにあの年増メス牛と出て行ったやないか!!もうちーっとはお前も努力せえy・・・。」
キョン「 」ガクガクビクビク
長門「・・・・・・たった今エラーが消滅した。申し訳無い事をした。許して欲しい。」
キョン「えっ!?はっはい!滅相も御座いません有希様!こちらこそいつもいつもお手数をおかけまして申し訳御座いません!!」ビクビク
長門「顔を上げて欲しい。私という固体は貴方に謝られることを望んでいない。」
長門「・・・でも・・・これはこれで・・・」
キョン「?」
長門「ユニーク。」クスッ
キョン「!!(なっ長門が笑った・・・!)」
キョン「とっところで長門。」
長門「何?」
キョン「さっき何か言わなかったか?」
長門「何を?」クビカシゲ
キョン「だからその・・・おっ俺のことが好き・・・とか・・・。」
長門「~ッ!!//////」カァァァッ
キョン「ななな~んてな!ハハッ!そっそんな訳ねえよな!何考えてんだろ俺!馬鹿みてえだよな!ハハハ・・・」
長門「貴方に改めて聞いて欲しいことがある。」
キョン「なっ何だ?(改めて・・・?)」
長門「私は貴方の事が・・・」ドスドスドタドタ
長門「好k「バァーン!!」
キョン&長門「!!!」
ハルヒ「やっほ~おまたせ!!ってあら?有希とあんただけ?何話してたの?」
長門「・・・・・・何でも無い。(危ない危ない。何言おうとしてたんだろ私・・・///」カァァ
キョン「おっおう。なんでも無いぞ?(うわー!すっげードキドキしたぁっ!長門可愛過ぎだろ・・・反則だ・・・。)///」
ハルヒ「?何であんた達顔真っ赤な訳?」
キョン&長門「~ッ///」
ハルヒ「???」
~終わり~ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 21:25: :edit米38
で?
続きは書いてくれるんだろうね?ん?
ワクワク -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 21:27: :edit西尾っぽいな
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 21:48: :edit最近※欄で会話形式のSS書くやつは何なんだ…書きたいならvipでやれよ、ひたすらにキモいんだが
本文SSの方はよかった
王道だな -
名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/22(火) 21:52: :edit↑じゃあ・・・書こうかな・・・言っとくけど、あんたの為じゃないんだからねっ
~次の日~
キョン「あぁ・・・昨日あんなことがあったせいであんまし寝れなかったぜ・・・」テクテク
長門「・・・///(昨日の事思い出したら頭が爆発しそうだよぉ・・・。)」チョコチョコ
ドンッ
長門「ッ!」コケッ
長門「謝罪する。大丈夫?(痛ッ~!)」
キョン・・・と見せかけて鶴屋さん「イテテ・・・ごめんね!大丈夫だったかいっ?ってあれ?ゆきんこじゃないかっ!怪我は無いかい?」
キョン「痛!」ドタッ
キョン「すっすまんっ!大丈夫か?」
古泉「ッ!こちらこそすみません。お怪我は無いですかってあれ?おやおや貴方でしたか。これはこれは申し訳ありませんでした。」
長門「大丈夫。外傷は無い。少し考え事をしていた。私のせい。」
鶴屋さん「お~い、ゆきっこ。それは電柱っさ!ほんとに大丈夫会?」
長門「!!・・・今のはわざと。早く登校しないと遅刻をしてしまう。急ぐべき。」
鶴屋さん「ゆきっこ・・・・・・案山子に話しても返事は来ないよ?それにまだ1時間ぐらい余裕があるっさ。お姉さんが連れてってあげるさっ!!」
長門「・・・・・・面目ない・・・///」
キョン「ちっ。朝からついてないぜ全く・・・」
古泉「昨日の長門さんの事ですか?」
キョン「さてとっ学校行くか。」
古泉「あれ?スルーですか?いやまさかそんなことは・・・」
キョン「♪(鼻歌)」テクテク
古泉「うっ・・・ふぅ・・・酷いお方だ。」
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 21:54: :editうわぁつまんね
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 21:55: :editハルヒに大好きって言われたらいくら理性がんばらせても暴走しちまうな
例えるなら初号機のように -
名前: #-: 2009/09/22(火) 21:58: :edit米42の1行目で爆笑しちまった
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 22:07: :edit米42
書いてくれてありがとう!VIPでスレ立てて欲しいもんだぜ!
しかし続きが気になるな… -
名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/22(火) 22:14: :edit古泉「無視するなんて酷いじゃないですか。」
キョン「うるさい知るか。それと、何でお前が昨日の事を知っているのか20文字以内で教えてもらおうか。さもなければ30発は殴る。」
古泉「顔がマジなので止めて下さい。それとその質問に対しての回答ですが、『機関の監視カメラにはバッチリ写ってました』というのはどうでしょうか。」
キョン「よし。字余りだ。」ドスッバキッ
古泉「あぁんっ。」
~~~~~~~~~~~~~
古泉「ま・・・まさか本当に30発+α殴るとは思いませんでした・・・」ボロッ
キョン「これだけで済んで有難いと思え。途中で長門達に会わなかったら今頃お前は池の鯉の餌だぞ。」
鶴屋さん「まぁまぁ2人とも。何があったかは知らないけど喧嘩は駄目っさ!ほら。仲直りの握手っ!」
長門「大概にせえよ古泉・・・。」ユラリ
鶴キ古「!?」
長門「・・・少し私に着いて来て欲しい。」
古泉「・・・・・・はい・・・・。(みんな今までありがとうございました。)
鶴屋さん「まっ!とにかく仲直りしたんだし、4人で仲良く学校へれっつごーっさ!!」
キョン「(やっぱり意識しちまうな・・・)///」
長門「(駄目だ・・・どうやっても意識しちゃうよぉ///でも古泉だけは消す。)///」
古泉「うえぇーん。」
~木陰から~
ハルヒ「昨日2人の様子がおかしくて見てたけど、やっぱり何かあったのね・・・」
~後半へ続く~
どうする?まだ書こうか? -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 22:32: :edit米47
まさか本当に続き書いてくれるとは…なんか悪いネ…
面白いからVIPでスレ立てて続き書いてみてくれたら嬉しいんだが、近頃ハルヒSS荒らす奴が多いから、嫌な思いしたくないなら、上に書いたことは無視してくれてもいいし。米47のしたいようにしてくれていいよ。 -
名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 #-: 2009/09/22(火) 22:56: :editなんだかなぁ・・・・・・・・・・・・・・まさしく自慰って感じだな・・・・・・・・
まぁ・・・・・・悪くはなかったけど・・・・・・・・・・・なんかなぁ・・・・・・・・・・・
どちらかといえば・・・・・・・・・・・・あっちの三人組のほうが興味あるよなぁ・・・・・・・・・・・・・・
どちらかといえばっつーか・・・・・・・・・・・・・・・・絶対に皆興味あるよなぁ・・・・・・・・・・
今度は非凡三人組のことを書いてくれよ・・・・・・・・・・・・・・ -
おもしろいんだが・・・・・ ちょくちょくでてくる化物語で萎えた・・・・・ ハルヒに化物語は合わん。
-
名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/22(火) 23:13: :edit~学校~
ハルヒ「ちょっとキョン!」
キョン「おわぁ!何だ!?いきなり引っ張るな!危ないだろうが!」
ハルヒ「あっごめん・・・じゃ無かった。ちょっとあんた!昨日部室で有希と何してたのよ!」
キョン「!!べっ別に何もなかったが?」タラタラ
ハルヒ「嘘よ!だってあんたやあの有希が顔を真っ赤にしてたのよ!?何も無い訳無いじゃない!私が納得するような理由を30字以内で答えなさい!さもないとここから突き落とすわよ!!」
キョン「お前はマジで出来そうだから止めてくれ!そうだなぁ・・・『あのひはとてもあつかったのでながととがまんくらべをしていました。』ってのはどうだ?(あれ?何かデジャヴ・・・?)」
ハルヒ「はい。字余りね。」ガシッ
キョン「何でだよ!『っ』と『。』は数えねえだろ!離しやがれこの野郎!マジ危ないっての!!」
古泉「今日も仲がよろしいようで。」ニコッ
ハルヒ「!!」
キョン「ブッww」
ハルヒ「こっ古泉君!?どうしたのその顔!てゆーか何でスク水!?」
古泉「色々ありまして・・・ハァ。それとキョン君。密かに笑い死にしそうにならないで貰えますか?このクラスの注目を痛いぐらい浴びているのは分かってますから。」
キョン「ッ~~~~!!!ピーピー」
古泉「もうまともに息が出来てないじゃないですか。」
ハルヒ「古泉君の馬鹿!!早く着替えてきなさい!!!(でもこれはこれで・・・)」
ハルヒ「(駄目駄目!新しい何かに目覚めそうだったけど理性を強く持たなくちゃ!!)」
谷口「あいつ等今度は何やってんだっておわ!!こっ古泉ぃ!?何やってんだあいつ!?」
国木田「きょーもいちにちがんばろーっと。」
谷口「おい!国木田、しっかりしろ!目の焦点が合ってねえぞ!おい!」
キョン「wwwwッハァハァ・・・ん?何か後ろが騒がしいな・・・?」
ハルヒ「早く行きなさ~い!!」
古泉「はっはい!!」タッタッタッ
ハルヒ「(全く・・・キョンも有希も古泉君も何か変だわ・・・!そうだ、みくるちゃんは大丈夫かしら?)」
~放課後~
部室
長門「・・・(彼は今何をしているんだろう・・・)」ペラ
長門「・・・」ペラ
キョン「あっ早い。」
長門「ッ!!」ガタガタッ
キョン「おわっと!悪ぃ。驚かせちまったな。」
長門「・・・いつからここにいたの?(あぁびっくりしたぁ!おしっこ出ちゃうかと思った///)」
キョン「今来たばかりだが、気づかなかったか?ノックもしたのに。」
長門「・・・そう。(全く分かんなかったよ。どうしよう・・・2人っきりだ・・・///
///」
キョン「ん?どうした長門?熱でもあるのか?どれ。」ピトッ
長門「にゃ//////」ボン
キョン「ん~・・・ちと熱いな・・・保健室でも行くか?」
長門「ハッ!(え?ほッ保健室?え?なになんでそんなてんかいまだはやいよああああぁぁぁぁ)」
長門「きゅぅ/////////」プシュー
キョン「おわっ!あっちい!ちょっと我慢しろよ!今連れてってやるからな!」バン!タッタッタッ
ハルヒ「あれ?有希とキョンじゃないの・・・って!!///(え?何でお姫様だっこなの!?しかも昨日以上に顔を赤くした有希とキョンが向かう先って・・・!!保健室!!??)」
~最終章に続く~
-
名前: 通常のナナシ #dA/sCchU: 2009/09/22(火) 23:28: :edit米欄のクォリチィがやばいな
ちなみに俺は三人の方希望! -
名前: 縛られるのは平気です #-: 2009/09/22(火) 23:30: :editだ、誰か!!戦場ヶ原先輩と涼宮先輩のツンデレの違いをわかりやすく説明してくれる殿方はいないか!?
これがハッキリしないと百合でレズの私としては体がムズムズしてしまいおちおち夜も寝られないのだ!!
ちなみに私は古泉先輩×キョン先輩はなかなかいいと思うのだ。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 23:47: :edit※53
神原ワロタ -
名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/22(火) 23:50: :edit米48さん!ありがとう^^貴方のような人が喜んでくれるなら元気百倍ですよ!
・・・それと、恥ずかしいけどスレ立ての方法が分かりません><;どうしましょう;
じゃあ本編いきます。
~保健室~
キョン「よし。着いたぞ長門。」ガララッ
長門「あっありがとう///(感謝する。)」
キョン「!?」
長門「!?」
キョン「(あれ?今何か物凄い笑顔で長門がありがとうって・・・え?)」
長門「(あれ?もう混乱してどっちがなんだか分かんなくなっちゃった///」
キョン「ッ!何が分からないんだ?途中から声に出てたぞ。(やばい!この長門は可愛過ぎるッ!静まれMy son!!)」
長門「ふぇぇ~///」フラッ
キャン「おおっと!危ない!」ガシッ
長門「きゃ!(こっこの状況は///)」
キョン「大丈夫か?(俺の理性が///)」
朝比奈&長門&キョン「ヤバイです!(ヤバイ!!)」
長門&キョン「!?」
スタッフ1「駄目ですって朝比奈さん!声が入っちゃいます!」ボソボソ
朝比奈「すみましぇぇん!」ボソボソ
キョン「うわっ(えーっと、ここで覆い被さるっと。)」ガバッ
長門「んにゃん!///(気持ちいい///もう死んでもいい///)」
ハルヒ「ちょっとあんた達。何やってんの?(羨まし過ぎるッ!!)」ゴゴゴゴゴ
キョン「ア・・・エト・・・これには訳が・・・(あれ?何でこんなにリアルなの?ってかハルヒの後ろに禍々しいオーラが・・・!)」タラタラ
ハルヒ「問答無用!!!どぉりゃぁあああ!!(もう演技なんか関係無いッ!!)」ブンッ!ガシャァーン!!バリバリ!
キョン「ぐああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!(えええええぇぇ!!???ちょ!マジで落ちてるぅぅぅ!?3階のこの高さは普通に死ぬからああああああぁぁぁ!!!)」
ハルヒ「・・・・・・うん!いい感じに仕上がってるわね!!」
長門「・・・大成功。(ほんとはもっといちゃいちゃしたかったけどこれはこれでいっか♪)」
朝比奈「うぅ・・・大事なシーンでごめんなさい・・・。」
古泉「それくらいいいじゃないですか。ドジっ子も萌え要素の一つと申しますし・・・(僕の女スク水姿なんて需要が無いですもん・・・)ハァ・・・。」
キョン「あの時森さんが来てくれなかったら・・・ううぅ。(やばい。泣きそうだ・・・これはトラウマになるな・・・。)」ウルウル
ハルヒ「来年はもっと盛り上げましょうね!!(来年こそは恥ずかしがらずに私とキョンのLOVE☆LOVEな映画を取って見せるわよ!!!)」
~完~
長門エンド予想してた人はゴメンね^^;みんなが楽しめる(朝比奈ファンの人はゴメンなさい。)SSにしたかったからこうなりました☆では誰か心優しい人はスレ立ての方法教えてくださいね^^もう少し起きてますから☆
ではみなさん良い夢を・・・ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 23:57: :edit恥ずかしくないの?
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/22(火) 23:58: :editここまで誰も
キョン「ハルヒ、朝比奈で遊ぶな」
に突っ込んでなくて泣いた -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 00:04: :edit米55
続き書いてくれてありがとう!面白かったぜ!
乙! -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 00:06: :edit素直なハルヒはかなり可愛いから困るんだぜ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 00:08: :edit気持ち悪…
あ、SSが、じゃなくてね。
こっちの話ね。
とりあえず長門は、「揉む程無い」なんてことはない。
断じてない。もっとよく観察しておくべきだろ。
ハルヒとみくるが大きいだけで、長門の胸に関して作中で一度も
「無い」なんて表現を使われたことも無ければ絵的にも無かったことはない。
どうせ貧乳なんて勝手なイメージでやってるだけなんだろ。
二次創作だから多少適当にしてもいいんだろうが、あまりに捻じ曲げるのも
どうかと思う。
あ、あと基本的に面白くなかった。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 00:15: :edit※60
気持ち悪っ・・・
あ、SSが、じゃなくてね。
※60の話ね。 -
名前: アイツはナナシ #-: 2009/09/23(水) 00:17: :edit賛否両論の場合は色々凄いね~(特に否)
ちなみに僕はよかった派 -
名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/23(水) 00:23: :editショートverもあるけど書きましょうか?^^
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 00:28: :editもういいです
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 00:29: :edit米63
お願いします。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 00:34: :edit※62
ちゃんとスレ立てて書けばこんなに叩かれてないよ。
わざわざコメント欄に書くからこうなる。
※63
やめろ。気持ち悪い -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 00:41: :editうわぁコメント欄つまんね
ひどい自慰行為を見せられた気分だ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 00:43: :edit今までにないくらい低俗な作品だった。
米欄のと作者も含めて。
ぷん太はなぜこの作品を選んだのか。ハルヒだからって、全部が全部良いワケじゃねぇんだよ。 -
名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/23(水) 00:57: :editキョン「それ......俺と同じだな」
大河「は?何のこと?」
キョン「いや、その弁当箱がさ。」
大河「だから何?それだけだったらさっさとどっか行けよ。」
キョン「それ男物だろ?何でそんなの使ってるのかなとおもってさ。」
大河「はぁ!?何言ってんの?思いっきり女もn・・・!!」
キョン「お前・・・もしかして・・・」
大河「いや!違うの!そんなんじゃ無くて、えぇとその・・・(クソッあの駄犬!お弁当箱間違えてるじゃん!)」
ハルヒ「それ.......私と同じね」
竜児「えっ?何が?(こいつは確か・・・あっ!あのぶっ飛んだ自己紹介した・・・名前は、えっと涼宮・・・か。)」
ハルヒ「お弁当箱よ。」
竜児「何言ってんだ?俺のは思いっ切り男もn・・・!(しまった・・・!弁当箱間違えてた!大河はもう気付いちまってるかな・・・?)」チラッ
キョン「そういう趣味なのか・・・?」
大河「だから私と竜児はそんなんじゃ無くて・・・って、え?」
キョン「気にするな。そういう趣味があったっていいじゃないか。むしろ誰かに迷惑かけるような趣味や個性より何倍もいいじゃないか。なっ☆」ニコッ
大河「ッ!(何?今の、何かドキッと来たんだけど・・・!)///」
竜児「しまったッ・・・!気付いてたか・・・どうしよう・・・。」
ハルヒ「何?あんたさっきからぶつぶつ五月蝿いわよ。それより何で男のあんたがこんな女物のお弁当箱な訳?もしかしてこれ、あんたの趣味?」ササッ
竜児「ちっがああぁぅ!!そんなんじゃねえよ!それにさり気無く引いてんじゃねえ!」
ハルヒ「じゃあ何なのよ!」
竜児「う゛・・・それはその・・・」
ハルヒ「はっきりしなさいよ!!」
大河「(これが・・・恋?)///」
キョン「お~い。どうした?お~い。」
竜児「だから違うんだって!!これには事情があるんだ!」
ハルヒ&キョン「聞いてんの(か)!?
大河&竜児「何なんだ(のよ)!?
見たいな感じです。駄作ですみません><;ハルヒ×とらドラは以外にも合いそうな気がする・・・。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 01:02: :editハルヒしね^^
-
名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/23(水) 01:08: :edit他にもリクエストがあれば言って下さい。頑張ります^^
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 01:09: :edit※69
だから書くなよ -
名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/23(水) 01:11: :edit米72
すみません;
米64から見ていなかったので。書き終えてから見ました。見苦しい物でしたらスルーして頂いて構いませんので。 -
名前: #3/VKSDZ2: 2009/09/23(水) 01:12: :editこのハルヒなら原作の本人と取り替えちまっても構わない。
むしろ替えてくれ。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 01:22: :editにやにやが・・・とまらん・・・
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 01:29: :edit※欄カオスすぎだろwwwwwwwww
俺はこういう作風はあまりみたことないから好きだぜ!
次は非凡者集会の方を是非、この古泉大好き。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 01:29: :editキョンとハルヒって一番どうでも良い組み合わせだな
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 01:32: :editぷん太&本文&米欄乙
-
名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/23(水) 01:34: :edit暇なので何か書きたいんですけど、あまり受けが悪いのでどうしましょう・・・?
そういうことで、
少し見苦しいかもですが、ちょっとぐらいなら許せるって人がいましたら言って下さいませんか?お願いします。 -
名前: 通常のナナシ #23d9sKgo: 2009/09/23(水) 01:38: :edit米79
VIPで市ねクズ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 01:40: :edit※79
書きたいなら書けばいいけど、ここでやるなよ。
コメント欄に書くから叩かれるんだろうが。
本当に見苦しいな。
-
名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/23(水) 01:43: :edit※80
バッサリですね;
※欄のSS
のような小さなSS
ってことでこういうSSは米SSと呼んでみてはいかがでしょうか? -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 01:43: :editなんなんだ?まだ夏なのか?
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 01:46: :edit米SS=クズ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 01:53: :edit頼むから、SS書くならvip行ってくれ。お願いします。いや、本気で。
本気と書いてマジで。
本編は面白かった。これツンデレカルタの人?
ハルヒっぽくはないけどこういうの好きだ。
次回作にも期待。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 01:56: :edit※82
つか、寝ようぜ。
もうすぐ丑三つ時だよ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 01:57: :editなんか変なの沸いてるな
米欄で創作とか目障り杉だろ
その上つまらんとか救いようがねぇな -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 01:58: :edit米84
米(く)SS(ず)
かwなるほどww
山田君座布団1枚~ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 02:00: :edit※82
もしかしたら本当に気付いていないのかも知れないから今の内に教えておいてやろう。
お前がやっているのは荒らしだ。多くの閲覧者を不快にする行為だ。
教室で野球はしないだろう、図書館で飲食はしないだろう。
それと同じように、米欄でSS投稿はするもんじゃない。
ここだけで済むならまだしも次の記事とかでまでやられると本当にウザいんで勘弁して下さい。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 02:01: :editしかしこの※欄伸びてるな
つまらない米SSのおかげで -
名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/23(水) 02:17: :editここにいらっしゃる多くの皆様に多大な御迷惑と不快感を与えてしまい本当に申し訳御座いません。私は少しでも楽しんでくださる一部の人々が居る事に嬉さと同時に少し調子に乗っておりました。良かれと思ったのですが、私のとった軽率な行動で多くの人に不快な思いをさせてしまった事に深くお詫び申し上げます。本当に申し訳御座いませんでした。然し全く反省はしておりません。この一件の出来事をばねにして自らを高めて行こうと思います。今後とも私を宜しくお願いいたします。
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 02:20: :editあ、蚊に食われてる……かゆっ
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名前: 通常のナナシ #TNMtb/9k: 2009/09/23(水) 02:41: :edit>>33の「やっちゃったわ…」の所から、変に想像力が働いたもんだから"失態"という言葉が"失禁"に見えた。
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 02:45: :editSSがつまらなくてがっかりしてたら
米欄にまでつまらないSSがあってなんかちょっと笑った -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 02:54: :edit米93
この考え・・・!人格が変態に支配されている! -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 03:02: :edit※91
反省してないくせに謝るの?
ということは、また荒らしに来るのか?
迷惑だから荒らさないでくれ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 03:35: :editていうか米欄にもコテがいるんだな
頭おかしいんじゃねえか -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 05:03: :edit前から思ってたんだけど、米欄でSSらしきもの書く奴なんなの?気持ち悪いんだけど。
2~3行とかのネタならまだしも、マジで書いてる奴。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 05:47: :editこのハルヒの性格のキツさはちょうど良い具合だな
三次女でもこの性格ならすごくいいと思う -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 06:12: :edit*98
vipにスレ立てる勇気はないけどssを
誰かに読んで貰いたいヘタレが書いてるんだろ -
名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/23(水) 09:18: :edit※100
いえ、単に立て方が分からんのですよ。御恥ずかしながら; -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 09:37: :edit米欄わろすwww
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 09:55: :edit米欄でSSとかビックリするわ
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 10:06: :editどうしてこうなった
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 10:13: :editいいから米欄でss書くなよ
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 10:16: :edit中学生?^^;
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 10:48: :editなにこのベテランカップル。
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 11:08: :editやまなしおちなしいみなし
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名前: モノリスっぽい名無し #-: 2009/09/23(水) 11:34: :edit青春って甘酸っぱいんじゃなくて?
じゃあ一番甘いのは、いつなんだ?
なんか、ダリの記憶の固執みたいになる。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 11:34: :editしかし原作ではこんな空気微塵も感じられんのだがw
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名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/09/23(水) 11:45: :editコメントがSSとなwwwwwwwwwww
途中で見るの諦めたから見れて良かった -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 13:07: :edit反省しろ、カス
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名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/23(水) 13:47: :edit※106
凄いですね・・・。
しかも中2です。 -
名前: 通常のナナシ #9F1N02r2: 2009/09/23(水) 14:07: :edit米欄でSS書くなよ。
書きたいならVipで書け。 -
名前: q #-: 2009/09/23(水) 14:19: :editVIPであろうと何だろうと、
どこで書こうと書くまいと、
米113にセンスはない
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名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/09/23(水) 14:34: :edit叩かれて凹むのがオチだからな。
マジでVIPではやらんほうがいいぞ。
だからと言ってここでやっていい理由にもならんが。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 14:35: :editキョンハルはやっぱりいいね
※欄のSSはキモ過ぎる
面白いとか言ってるやつも調子乗らすなよ
今後もってことはまたやるわけ? -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 15:50: :edit米113
二度と来るなks -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 17:08: :editなげぇ
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 17:33: :edit∞ハローハッピー笹の葉∞wwwww
中2wwwww
いろいろとワロタwww
ハローハッピー笹の葉さん、高校卒業して覚えてたらこの米欄をご覧なさい。きっとあなたの心に「何か」を与えるハズよ^^ -
名前: #-: 2009/09/23(水) 18:14: :editタイトル描いて内容描いてスレッド立てる押せばいい。
俺は嫌いじゃない、ただ米欄でやるのは正直いただけないな。
まぁ、あまり気にせずがんばれ笹の葉さんや。 -
名前: 名無しの仲良しさん #-: 2009/09/23(水) 18:22: :edit※欄がなんか可哀想
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 18:24: :edit米121
それ言ったらまた調子に乗るから・・・ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 18:50: :editこの手のSS以前にあったな。
何となく好きだったが。
「カッパピア」の「残念な感じ」を思い出す -
名前: #-: 2009/09/23(水) 19:32: :edit米123
いいじゃまいか、書こうという意思があるんだし。もしかしたら名作生んでくれるかもしれんべ? -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 20:28: :editこれは良い内容だった
変態系よりこういうのがいいな -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 21:14: :editSOS団の一存
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名前: 七氏 #-: 2009/09/23(水) 21:23: :editあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
こいつらハリセンでぶっ叩きてぇwwwwww -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 22:07: :edit米120
おま…俺を見ていたのか!?
米欄SS読んで昔を思い出してしまって悶えていた俺を! -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/23(水) 22:17: :edit笹の葉とやらの未来が心配だから早いとこぷん太はこいつを処分すべき
こいつは99人がここで書くなと言ってても1人が書いてと言ったら書くだろう
反省してませんって確信犯じゃねーか -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/24(木) 00:15: :editゴミクズとクソ兄貴で萎えたけど、まぁおもしろかった
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/24(木) 01:24: :edit比較的批判コメントが多いけど、僕は本編好きだな
終始ニヤニヤしてたよw -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/25(金) 04:06: :edit好きだわ
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名前: 133 #-: 2009/09/25(金) 04:15: :edit※133だけれど作品に対する批判かと思ったら※覧のなんちゃらクローバーのSSかか、こりゃあひでぇな
自演までして書きたいか。
しかも厨房臭がひでぇ…荒れるのも当然っつーか…ね。 -
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/09/25(金) 09:25: :edit別人すぎるのが残念
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/26(土) 13:24: :edit甘いな
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名前: 通りすがりの七氏 #-: 2009/09/27(日) 17:03: :editあまずっぺえええええええええ
すきだあああああああああああ -
名前: ∞ハローハッピー笹の葉∞ #-: 2009/09/27(日) 21:53: :edit※欄の人達ごめんなさい;
※91のはコピペをちょっとアレンジしたもので、今日この※欄を見たときうわあってなりました;そりゃ批判の声が凄い訳ですよね・・・。ほんとに反省してるんでごめんなさい。
※120さん
もう今日の夜辺りから心にやっちゃった感が凄いですwwwww -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/30(水) 18:33: :editいやいや
お前らは本編の感想書けよ
笹の葉のことばっか
こういうssいいよな~
ホッとする -
名前: オレンジレモン #-: 2009/10/08(木) 15:50: :editやっぱこれ!
キョン×ハルヒに限る。 -
名前: ねむいよ!ななしさん #-: 2009/11/03(火) 19:54: :editハルヒが可愛過ぎて生きるのが辛い
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名前: 射手座の名無し #-: 2009/11/18(水) 01:57: :edit忌々しい 嗚呼忌々しい 忌々しい
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名前: 名がある名無し #-: 2009/11/19(木) 01:46: :edit※7がじわじわとwwww
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/11/27(金) 18:14: :editハルヒかわいすぎ!うちに一匹欲しい!

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.