2009/08/23(日)
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:44:18.84 ID:YivQgic60
唯「みんなどうしてるかのう……」
そう言って唯は仏壇の遺影に手を合わせた。
そこに写っていたのは1か月前に亡くなった唯の夫だった。
唯「独りになると急に寂しくなりましたよ、爺さん」
唯「みんなどうしてるかのう……」
そう言って唯は仏壇の遺影に手を合わせた。
そこに写っていたのは1か月前に亡くなった唯の夫だった。
唯「独りになると急に寂しくなりましたよ、爺さん」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:46:18.33 ID:T8oerrKP0
言わせて貰おう誰得と
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:48:46.00 ID:YivQgic60
唯「会いたいのう、澪ちゃん、律ちゃん、ムギちゃん、あずにゃん……」
唯は押入れを開けた。
確かここに卒業アルバムがしまってあったはずだ。
思い出の品をどかし、ガラクタをかきわけ、ついに押入れの奥から卒業アルバムを発掘した。
唯「ふぅ、これを見るのも何十年ぶりかのう」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:53:13.17 ID:YivQgic60
ぺらり、とページをめくった。
60年前のアルバムにもかかわらず、特に劣化や損傷はなかった。
しまいっぱなしだったせいかもしれないが。
最初はクラスごとの集合写真があった。
3年1組、唯のクラスだ。
唯「懐かしいのう」
同級生のことなどすっかり忘れていると思ったが、顔を見ていると自然に名前が浮かんできた。
唯「これが佐山さん、こっちが新藤さんだっけ……」
そして、その横に写っていたのが、
唯「りっちゃん」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:54:07.97 ID:x71Q7jiK0
「君を見てるといつもハートドキドキ・・・うっ!」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:55:48.19 ID:bCpgQYRX0
>>13
動悸wwwwwwwwww
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:58:21.43 ID:YivQgic60
田井中律……。
律は卒業後は東京の大学に進学した。
その後は成人式で帰省してきたときに会ったくらいで、唯とはまともに連絡を取り合っていなかった。
たまにメールをしたり、年賀状を送ったりするくらいの関係だった。
もっとも、澪は律と密に連絡を取り合っていたようだが。
律から最後に年賀状が届いたのは、52年前のことだ。
ちょうど唯が結婚した歳のことだった。
それから律の消息は分からない。
唯「りっちゃん、元気かのう」
唯はページをめくった。
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:10:13.65 ID:dbdfyurv0
次のページには秋山澪と琴吹紬、そして真鍋和が映っていた。
唯「澪ちゃん、ムギちゃん、和ちゃん」
澪と和は卒業後、地元の有名私立大学に進学していた。
暇な時、唯は2人とよく遊んでいた。
唯が3回生の時、彼氏ができたということを2人に報告した。
澪は「おお、そうか。おめでとう」と祝ってくれたが、和の方は「ええっ、あんたが彼氏!?」と盛大に驚いていた。
唯『そ、そうだよ……どうしたの、和ちゃん』
和『え、いや、まさか唯が彼氏なんて……』
澪『はは、ちょっとイメージとは違うかもな』
唯『ひどーい、澪ちゃん』
そのあと、落ち着きを取り戻した和は「ま、おめでと」と言ってくれた。
唯がその彼氏と結婚することになった時も、和は色々と手伝ってくれた。
和『ふふ、唯もいつのまにか大人になったのね』
唯『前からずっと大人だよ~』
和は某有名企業に就職し、生涯独身で過ごした。
そして10年前に癌で亡くなった。
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:18:01.23 ID:dbdfyurv0
澪は大学に行きながら本格的に音楽の勉強を始め、卒業後に歌手としてプロデビューを果たした。
卒業から3年後、プロとしての活動が軌道に乗ってきたころ、澪は東京へと引っ越した。
唯『りっちゃんに続いて澪ちゃんまで東京デビューかー』
和『寂しくなるわね』
澪『はは、まあテレビとかラジオとかで見かけたらヨロシクな。唯、旦那さんと仲良くやれよ。和、仕事頑張れよ』
そう言い残して澪は東京へと旅立った。
澪はあまりテレビに出るタイプではなかったが、それでも割と売れているようだった。
唯はたまにラジオや雑誌で澪の元気な姿を確認した。
澪は45歳になったころ歌手を引退した。
その後は作詞や作曲などの活動をしているとのことだった。
唯「澪ちゃん、今何してるのかのう」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:22:49.88 ID:dbdfyurv0
紬は某地方都市の女子大に進学。
卒業後は京都に戻り、良家のおぼっちゃまと結婚して3人の子供をもうけた。
唯は母親仲間として、紬とは頻繁に連絡を取り合っていた。
しかし13年前に夫を亡くしてしまってから紬は塞ぎこんでしまい、連絡をとろうとしても相手にしてくれなくなった。
とうとう唯の夫の葬式にも来なかった。
でも、住所が変わっていなければ、紬はまだあの家に住んでいるはずだ。
唯は紬に会いに行くことにした。
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:27:59.00 ID:dbdfyurv0
唯「よっこいしょ」
唯はアルバムをカバンに入れた。
他にも見たいページは沢山あったが、それは軽音部のメンバーで揃って見ることにしよう、と思ったのだ。
唯は着替えて、カバンと財布と携帯電話を持ち、アパートの部屋から出た。
もともとは一戸建てに住んでいたのだが、2人の子供が自立した後にその家を売り払い、このアパートに引っ越したのだった。
唯は携帯を取り出し、紬の家に電話をかけてみたが、やはり繋がることはなかった。
唯「引っ越してしまったのかのぅ」
唯はとりあえず、紬の家に行くことにした。
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:34:34.21 ID:dbdfyurv0
歩くのが少し不自由になっていた唯は、杖をつきながらゆっくりと歩きだした。
唯「ええと、バスに乗るんじゃったな……」
時は西暦2070年、過去の少子化対策も少なからず効果はあげていたが、社会の高齢化はスピードを緩めることなく進行していた。
そのため、バスなどの交通機関も唯のような老人にも利用しやすいよう改善が施されていた。
唯「ふう、最近のバスは乗りやすくていいのう」
唯は座席に腰掛け、目的のバス停に着くのを待った。
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:38:26.75 ID:dbdfyurv0
4つほどバス停を過ぎて目的地に着いた。
唯は回数券を支払って、バスを降りた。
老人用パスなどとうの昔に廃止となっていた。
大通りから細い道に入り、少し歩いて右に曲がる。
そこに紬の家はあった。
あるはずだった。
唯「あれ……?」
そこはサラ地になっており、「管理:京都市」の看板がかかっていた。
唯「紬……ちゃん」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:42:36.44 ID:dbdfyurv0
そこに一人の老人が通りかかった。
唯「あのう、ここに家ありませんでしたっけ」
老人「ああ、なんでも奥さんが亡くなられたとかで……」
唯「え……」
紬はすでに死んでいた。
唯「な、なぜ……そんなこと、聞いてません」
老人「家族だけで葬式をやってたみたいですよ…」
唯「……っ」
老人は去った。
後に残ったのは、だだっ広いサラ地と腰の曲がった白髪頭のしわくちゃ婆さん。
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:48:30.75 ID:dbdfyurv0
意気消沈し、家に帰ろうとした唯に、何者かが声をかけた。
「唯……か?」
唯「え……」
それは澪だった。
唯「み、澪ちゃん……」
黒髪ロングが似合う背の高い美少女だった澪は、唯と同じく白髪まみれでしわくちゃになり、さらに車いすに乗っていた。
それでも、顔つきにはあの日の面影が残っていた。
澪「久しぶりだな」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:55:33.54 ID:dbdfyurv0
澪の声はしわがれていた。
かつての美しい声は失われてしまったようだ。
唯「澪ちゃん、どうしたの……?」
澪「ああ、脚か?ちょっと病気でな……」
唯「いやそれもあるけど、なんで京都に……」
澪「うん、息子夫婦がな、京都旅行をプレゼントしてくれたんだ。息子夫婦と孫はホテルにいるよ、私一人で抜け出してきたんだ」
唯「澪ちゃん、結婚してたの?」
澪「ああ、40の頃だったかな……すまんな、ちゃんと連絡すればよかったな」
唯の目の前にいる澪は確かに澪だった。
だが、病気やらなんやらで弱り切ったその体には、かつてベースを弾きながら力いっぱい歌っていた過去を重ねることは唯には難しかった。
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:03:28.31 ID:HQcA0TPiO
しかしいまだに縞ぱんを穿いていた!
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:24:14.19 ID:dbdfyurv0
唯「……ムギちゃん、亡くなったんだって」
澪「そっか」
小さくつぶやき、澪はサラ地に目をやった。
澪「1回でいいから、5人で揃いたかったな」
唯「……」
澪「ムギも、梓も、もういないのか」
梓は卒業後に音楽学校に行った。
そしてそこを出たのち、ギタリストとしてプロデビューした。
梓はその実力でのし上がっていき、世界を股にかける活躍をしていた。
唯たちと梓はほとんど連絡を取り合うことはなかった。
いや、取れなかった。
そのまま時は過ぎていった。
そして去年、インターネットのニュースで梓の訃報が報じられた。
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:31:26.67 ID:dbdfyurv0
晩年の梓はヨーロッパで音楽のプロデューサーをやっていた。
梓がデビューさせた歌手やバンドは例外なくヒットしていた。
唯「あずにゃん、か」
澪「すごいな、あいつは」
唯「うん」
放課後ティータイムの中でもっとも成功したのが梓だった。
唯「ねぇ」
澪「ん?」
唯は聞いてはいけないような気がしたが、それでも聞かずにはいられなかった。
唯「りっちゃんは、どうしてる?」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:37:09.67 ID:dbdfyurv0
澪「ああ、入院してるよ……」
唯「入院……大丈夫なの?」
澪「いや……危ないみたいだ……」
唯「………」
唯はしばらく思案していたが、
唯「澪ちゃん」
澪「ん?」
唯「東京に行って、りっちゃんに会いたい…」
澪「そっか……じゃあ、一緒に行くか」
唯「え、でも澪ちゃんの家族に迷惑じゃ……」
澪「大丈夫だよ……」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:41:46.78 ID:dbdfyurv0
翌日、唯と澪は東京に降り立った。
澪息子「それでは母さん、平沢さん、僕らはこれで」
澪息子嫁「お体に気を付けてくださいね、お義母さん」
澪孫「ばいばいおばーちゃーん」
澪「うん、ありがとう。楽しかったよ」
唯「澪ちゃん、一人暮らしなの?」
澪「ああ、ヘルパーさんもいるから何とかなってるよ」
唯「そっか」
澪「じゃあ、行こうか、律のとこに」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:50:30.62 ID:dbdfyurv0
病院。
最近新しく出来たようで、施設は真新しい感じだった。
看護師の中には黒人やアジア系の人間が目立つ。
人手不足のために数十年前から積極的に外国人を採用しており、今となっては見慣れた光景だった。
澪「律が入院してるのは5階なんだ」
澪は車いすを操作し、唯はつえをつきながら、広いエレベーターに乗り込んだ。
唯「ねえ、りっちゃんの病気って何なの?」
澪「内臓の病気だったかな。詳しい病名は忘れちゃった」
唯「そっか」
癌ではないならば、とりあえず一安心だ。
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:00:20.77 ID:dbdfyurv0
やがて5階についた。
律の病室は廊下を進んですぐのところにあった。
澪「ここだ」
車いすの澪が見上げた先には、確かに「田井中律」という名札がかかっていた。
唯「りっちゃんは、ずっと独身のままだったんだね」
澪「ああ。でもそれ、本人に言うなよ~?なんか独身なのを気にしてるみたいだから」
唯「あはは」
こんなふうに自然に笑えたのは何年振りだろう。
澪と話していると、60年前に戻ったような気分になった。
唯は病室のドアをノックした。
「はーい」
中から声が聞こえたので、唯はドアを開けた。
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:02:55.11 ID:EOGKEumJ0
さわちゃんも相変わらず独身なんだろうな
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:04:12.64 ID:cLeGYhbXO
>>92
何歳になるか知らんが亡くなってる希ガス
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:07:03.85 ID:dbdfyurv0
部屋に入ると、点滴や小型の医療機器にチューブで繋がれた律がベッドに横たわっていた。
これまた昔の面影を全く感じさせないような、しわだらけ白髪だらけの完全なおばあちゃんへと変貌していた。
律「あ…澪……と……どなた…?」
唯にも律が誰だか分からなかったのだから、その逆も当然だろう。
澪「ああ、唯だよ」
律「ゆ、唯……?唯って、あの、平沢、唯か?」
唯「りっちゃん、久し振り」
律「唯……!」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:12:34.86 ID:dbdfyurv0
律「どしたんだよ、唯、久し振りだなー。元気してたか」
律は60年前となんら変わらないテンションのままで唯に話しかけた。
そのおかげで唯も懐かしい気持ちがこみ上げてきた。
唯「うん、久し振りだね、りっちゃん」
律「ああ……何十年経っても変わんないな」
律は唯の体を眺めまわした。
唯「ふふ、りっちゃんこそ」
律「なあ、どうしてたんだ?今まで」
唯「えー、えっとね~……」
唯、澪、律は、これまでの年数を埋め合わせるかのようにそれぞれの人生の経過を語った。
律「ふーん、唯に子供ね~。私も結婚すりゃよかったな~」
澪「律にはそう言うのにあわないって」
唯「そうそう」
律「うるへー!」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:19:20.49 ID:dbdfyurv0
3人の間に流れる空気は、60年前のそれそのものだった。
まるでこの病室だけ、あの放課後の音楽室にタイムスリップしたような感じだった。
唯「そうだ……」
唯はカバンから卒業アルバムを取り出した。
澪「それ、卒アルか…」
律「こりゃまた懐かしいもん持ってきたな」
律は上半身だけ起き上がった。
唯「一緒に見よう」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:26:42.86 ID:dbdfyurv0
唯はベッドの上でアルバムをひらいた。
律「うわ~、すっげえ懐かしい」
澪「そうだな、こんな時もあったな……」
律「ふうん、澪はすごい美少女だったんだな」
澪「今さらかよ~」
最初の集合写真のページを見ながら、2人は色々と言い合っていた。
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:42:17.45 ID:dbdfyurv0
唯「こっちは体育祭だねえ」
澪「これはマラソン大会か……」
律「そしてこっちは……」
唯はページをめくった。
唯「文化祭」
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:52:03.87 ID:dbdfyurv0
そこには体育館の舞台で演奏する5人の姿が映っていた。
ギターを弾きながら歌う唯。
その唯の両隣には澪と梓がいた。
後ろにはドラムを叩く律、キーボードを弾く紬の姿もあった。
3人は懐かしそうにその写真を見つめていた。
律「あったな、こんな時も」
唯「うん」
澪「懐かしいな………ムギ、梓……」
律「そういや、ムギは来てないのか?」
唯「え、ああ、ムギちゃんは……」
唯は紬がすでに死んでいたことを伝えた。
律「そっか……」
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:56:36.48 ID:EOGKEumJ0
体育館じゃなくて講堂・・・
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:58:56.04 ID:Z14zEXcOO
>>127
こ(ry
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:59:52.97 ID:X0qqisTDO
>>127
ボケたんだよ
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:02:36.50 ID:dbdfyurv0
律「じゃあ放課後ティータイムも、この3人だけか」
律たちは互いの顔に視線を送った。
3人は写真に収められた若く瑞々しい姿とは全く違い、枯れたような、乾いたような感じに変わり果ててしまっていた。
60年という時間。
それはすべてを過去の彼方に押しやってしまうのに充分過ぎた。
唯「色々あったね」
澪「ああ」
律「そうだな」
3人は記憶の糸をたぐり、少しずつ思い出を引きあげていった。
廃部の危機に瀕していた軽音部。
部員がそろい、再活動を果たしたときの期待感と喜び。
初めての合宿。
文化祭での演奏。
中野梓の入部。
みんなで過ごした放課後の音楽室。
くだらないことを喋って、なんでもないことで笑いあえた日々。
高校生だった自分には、あの時間は永遠に続くと思えていた。
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:11:57.42 ID:dbdfyurv0
しかし永遠に続く時間などあるはずもなく、やがて唯たちも卒業することになった。
音楽室に別れを告げ、4人はそれぞれの人生を歩み始めることになった。
唯「……」
大学ではたくさんの友達が出来た。
バイトにサークルにと、ありあまる時間を自由に過ごすことができた。
素敵な恋もして、その人と付き合うことにもなった。
大学を出た後はしばらくフリーター生活をしてお金をため、仕事が軌道に乗ってきたその人と結婚し、2人の子供もできた。
それから後は家事と育児に追われ、気付いたら子供たちも大人になり、家を出ていった。
やがて孫ができた。初めて孫を抱いたときの何とも言えぬ喜びを、唯は今でも覚えている。
自分の作った家族が、さらに家族を作る……。
唯(家族、か……あの頃の私は、家族を作るなんて思いもしなかっただろうな……)
140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:18:09.86 ID:dbdfyurv0
唯がそんなことを考えていると。
澪「私、まだ、持ってるんだ」
そう言って、澪は懐から携帯端末を取り出した。
唯「持ってるって、何を?」
澪「私たちが作った曲」
澪がで端末を操作すると、スピーカーからなんとも懐かしいメロディーが流れてきた。
律「これ……」
澪「歌おう」
唯「…うん」
143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:22:00.86 ID:dbdfyurv0
唯「君を見てるといつもハートドキドキ」
60年経っていても、そのメロディーと歌詞は体が覚えていた。
澪「揺れる想いはマシュマロみたいにふわふわ」
澪はしわがれたか細い声で歌った。
律「いつも頑張る君の横顔」
歌っているうちに3人は60年前に帰ったような気がした。
唯「ずっと見てても気づかないよね」
澪「夢の中なら2人の距離」
律「縮められるのにな」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:26:03.08 ID:dbdfyurv0
そこにいた3人の老人たちは、
紛れもなく「放課後ティータイム」だった。
唯「ああ神様お願い」
澪「2人だけのドリームタイムください」
律「お気に入りのうさちゃん抱いて」
唯「今夜もお休み~」
「ふわふわたーいむ・ふわふわたーいむ・ふわふわたーいむ………」
唯「ふぅ」
澪「ふふっ」
律「ははっ」
歌い終えた3人は互いの顔を見比べ、笑みをこぼした。
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:29:17.10 ID:B9iji7Q3O
(;ω;`)ぶわっ…
何か心に来るぜ…
これはいろんな意味で良スレ
147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:30:18.27 ID:dbdfyurv0
唯「久しぶりに2人に会えて、良かったよ」
澪「それはこっちだって同じさ」
律「よし、じゃあ退院したら今度は私たちが京都に行くから、そんときは色々案内してくれよな!」
澪「えーっ、私、今日京都から帰って来たばっかりなのに~」
唯「あははっ」
60年前と何も変わらない光景がそこにあった。
どれほどの時が過ぎようと、彼女たちの友情は変わらない。
放課後ティータイムも、けして消え去ることはないのである。
けいおん! 第14話「しわしわ時間」
完
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:31:36.52 ID:GsRRAyD40
しわしわ時間www
乙
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:31:57.80 ID:X0qqisTDO
終わり?乙
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:31:58.22 ID:NDdIGeOX0
よし、追いついた
涙腺崩壊寸前……
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:35:01.46 ID:UuLRNtAW0
しわしわ時間wwwwww笑わすなwwwwwwww
乙
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:38:06.66 ID:dbdfyurv0
これで終わり
青春とは無縁の人生を送っている人間が
「しわしわ時間」というオチをやりたいためだけに書いた
反省はした
191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 12:52:59.66 ID:bGA7EFIGO
>>1
次回作も期待してるぞ
192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 12:54:07.76 ID:dbdfyurv0
どうせ暇だから何か書くか
193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:01:42.25 ID:dbdfyurv0
梓「はぁ……」
軽音楽部の1年生、中野梓は音楽室の扉の前で大きな溜め息をついた。
梓(部活いやだなぁ……)
これから起こることを想像すると、とてもこの音楽室に入る気にはならなかった。
梓(でも、サボったら何されるか……)
梓はもうひとつ大きなため息をついた。
そして、いつまでも思案していても仕方がないので、意を決して扉を開いた。
195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:06:38.52 ID:dbdfyurv0
唯「やあ、あずにゃん」
律「やっときたな」
澪「遅かったじゃないか」
紬「待ちくたびれましたわ~」
音楽室には既に4人の先輩たちが集まっていた。
梓「は、はは……」
唯「じゃあ、早速!」
澪「パンツ脱いでくれ、梓」
197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:11:27.19 ID:4TmWgokP0
前作品との温度差ワロタ
199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:14:37.49 ID:dbdfyurv0
梓「う……ううう……」
逆らうことはできなかった。
梓は少しずつパンツをおろした。
4人はパンツが脱げるのを目を輝かせて期待している。
やがて足下までパンツは下ろされた。
梓は足の先からパンツを抜き取り、机の上に置いた。
律「よし、じゃあお尻こっちに向けろ」
言われたとおりに梓は4人の方へお尻を突き出した。
紬「じゃあ、いくわよ」
紬が懐から取り出したのは浣腸だった。
慣れた手つきで、梓の肛門に突き刺す。
梓「うくっ……」
梓は自分の体の中に薬が入ってくるのが分かった。
200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:19:50.57 ID:UjSo3RnUQ
俺の涙返せWWW
201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:21:39.36 ID:dbdfyurv0
梓「あ……あ……」
梓の体に軽く電流が走った。
それとともに便意がこみあげてくるのを感じた。
そして、大腸の中に詰まったウンコが一斉に溢れだした。
ぶりぶりぶりぶりぶりぶり
梓「あ、あ、あああああああっ」
4人は梓のもとにひざまずき、肛門からとめどなく出てくるウンコを必死に手で受け止めた。
唯「すごいよあずにゃん、今日はいっぱい出るね」
澪「この形、色つや。やっぱり梓のは最高だ」
律「梓、もっともっと出していいぞ」
紬「浣腸が必要になったら言ってね」
4人はそう言いながら、梓のウンコを貪るように食べた。
204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:24:42.49 ID:dbdfyurv0
梓の脱糞は止まらなかった。
ぶりぶりぶりぶり
4人は梓のウンコを手にとっては口に運んだ。
唯「うん、おいしいよ」
澪「素晴らしい味わいだ」
ぶりぶりぶりぶり
律「何回食べても飽きないな」
紬「最高のウンコね」
ぶりぶりぶりぶり
梓「う…うう……」
205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:25:58.77 ID:BDiq7IXo0
なにこの温度差wwwwwwwwwwwwww
ひどすぎるだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:30:56.81 ID:dbdfyurv0
ぶり……ぶり……
やがて脱糞は止まった。
唯「んー、まだ足りないよう」
唯は梓の尻にしがみつき、肛門を舐めはじめた。
梓「ひ、ぁっ……何するんですか……あっ、やめてくだ、さいっ……」
唯「いいじゃない」ぺろぺろ
梓「はぅっ……」
律「はは、梓はすっかり肛門が敏感になったな」
紬「可愛いわ、梓ちゃん」
口に周りにウンコをつけた律と紬が和やかに笑い合っている。
210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:36:37.94 ID:dbdfyurv0
肛門を舐めつくした唯は、梓の尻から顔を離した。
唯「ふー、おいしかった。ありがとね、あずにゃん」
梓「い、いえ……」
梓はパンツをはいた。
澪「よし、ウンコも食べ終わったし、学園祭に向けて練習するぞ!」
律「おう。で、学園祭で何の曲をやるんだ?」
澪「ああ、まずは、『ぶりぶり時間』。次に、『私のウンコはホッチキス』。あとは『ゲリ便ボール便』『カレーのちウンコ』だな」
梓(いつのまにか曲名がウンコ関連に……)
紬「さ、練習しましょうか」
211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:38:09.26 ID:24VXpXWf0
『カレーのちウンコ』wwww
どうしてこうなった…
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:45:45.66 ID:dbdfyurv0
梓(どうしてこうなっちゃったんだろう……)
梓はこの異変がいつから始まったのかを思い出そうとした。
そういえば、梓が入部した時から何か様子がおかしかった。
4人の先輩たちは部員に飢えているような感じだった。
ただ新入部員が欲しかっただけだと考えていたが、今思うにウンコ製造機として利用できる後輩を欲していただけなのだろう。
入部後もやたらと高そうなお茶やお菓子を食べさせられた。
梓の気を引き、部室に留めておくつもりだったのだろう。
そして入部から1カ月が経ち、梓も打ち解けてきたころに、最初の食糞がおこなわれたのであった。
梓(あの時は、怖くて気持ち悪くて意味分かんなかったなぁ……まあそれは今でも変わんないけど)
213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:51:14.59 ID:dbdfyurv0
最初の食糞の後、軽音楽部は代々スカトロ趣味の人間が集まる場所だと聞かされた。
唯たちは先輩がいなかったため、顧問のさわ子にウンコを食べられたのだという。
そうして1年を過ごすうちに、唯たちにもスカトロ趣味が芽生えたらしい。
唯『あずにゃんもそのうちウンコ好きになるよ~』
唯はそう言っていた。
実際、ウンコを食べられるのに慣れてきている自分がいた。
梓(私も、来年は食べる側になるのかな……)
そんなことを考えていると、
澪「梓~、練習するぞ」
と澪に呼ばれた。
梓(ウンコ食べる以外は普通の先輩なのにな……)
215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:56:24.30 ID:dbdfyurv0
その日の練習は夜7時の完全下校を以て終了した。
梓が荷物をまとめていると、澪に声をかけられた。
澪「なあ梓、一緒に帰らないか」
梓「え……はい」
216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:01:10.42 ID:dbdfyurv0
暗い夜道を澪と梓はたわいもない話をしながら歩いていた。
梓にとって先輩と2人きりで帰るのは初めてのことだった。
澪「なあ、梓」
澪は突然真剣な表情になった。
梓「は、はい、なんですか?」
澪「これはさ、唯たちも知らないことなんだけどさ」
梓「はい」
澪「ウンコを食べるのは、軽音部だけじゃないんだ」
梓「え?」
澪「すべての部活で行われていることなんだ」
梓「そ、そうだったんですか」
澪「ああ。全校生徒、そして全教師がスカトロ趣味を持っていると言っても良い」
219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:08:03.11 ID:dbdfyurv0
梓「へぇ……」
いつも顔を合わせているクラスメイトや先生たちも、ウンコを食べたり食べられたりしているのか。
そう考えると妙な気分だった。
澪「梓。私は、お前のウンコは素晴らしいと思ってる。今まで食べた中で一番だ」
梓「はぁ」
澪「だから、学園祭でみんなにお前のウンコを食べてもらおうと思うんだ」
梓「え、えぇっ!?」
澪「いいかな、梓」
梓「え、で、でも………」
澪「いや、梓は自分のウンコに自信を持っていい。お前のウンコはきっとみんなも喜んでくれるはずだ。だから、な」
自身がなくて躊躇ってるわけでは……とは言えなかった。
澪「じゃ、そういうことだから、梓」
澪は梓の返事を聞かないまま、交差点で別方向に曲がっていった。
220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:13:55.31 ID:dbdfyurv0
家に帰った梓は、ベッドに寝転びながら澪が言っていたことを思い返していた。
梓(が、学園祭でみんなに私のウンコを食べてもらうだなんて、そんな……)
みんなに食べられるなんて、やはり恥ずかしい。
梓はそう考えた。
梓(あ、あれ……?みんなに食べられるのが恥ずかしい!?)
梓(もしかして私、人前でウンコすること自体には羞恥心を感じなくなってる?)
梓(そんな……私、知らないうちに取り返しのつかないことになってたよ)
223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:22:00.39 ID:dbdfyurv0
そしてついに学園祭当日。
講堂の舞台の上、5人はこれから始まるライブに胸を躍らせていた。
そして、ブザーの音とともに幕が上がっていく。
満員の客席から拍手で迎えられる5人。
唯「こんにちは!放課後スカタイムです」
梓(スカタイム!?)
唯「では早速、一曲目!ぶりぶり時間!」
225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:29:26.05 ID:dbdfyurv0
君のケツから いつもウンコぶりぶり
揺れる想いは 下痢便みたいにべちゃべちゃ
いつもふんばる 君の横顔
ずっと見てても 気付かないよね
ウンコ食べれば 2人の距離
縮められるのにな
ああ神様お願い 2人だけの
スカトロタイムください
お気に入りの浣腸 刺して
今夜も脱糞
ぶりぶりたいむ
ぶりぶりたいむ
ぶりぶりたいむ……
梓が新歓ライブで聴いた時とは違い、
歌詞がスカトロの内容になっていた。
それでも唯が歌い終えると、客席から盛大な拍手が巻き起こった。
梓(ほんとに全校生徒がスカトロ好きなんだ)
226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:30:19.81 ID:R1CecUGY0
もうやだこの学校
228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:30:44.51 ID:uuMa7CZX0
___
/ || ̄ ̄||
|.....||__||
( ∪ ∪ ∧_∧
と__)__) ( )
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
___
/ || ̄ ̄||
|.....||__||
( ∪ ∪ ∧_∧
と__)__) ( ) どうして・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:37:52.07 ID:dbdfyurv0
唯「澪ちゃんの言ったとおりだね、この歌詞でも別に問題なかったよ」
澪「ああ、スカトロ趣味のない人間なんていないからな」
唯「じゃあ次の曲!私のウンコはホッチキス!」
このあともウンコをテーマにした曲が演奏された。
そして唯は最後の「カレーのちウンコ」を歌い終えた。
唯「カレーちょっぴりウンコたっぷり!」
客席から歓声と拍手が起こる。
アンコール、アンコールという声も次第に大きくなった。
澪「申し訳ないけど、アンコール曲はないんだ」
澪がそう言うと、客席からは「え~」と落胆の声が聞こえた。
澪「でも、その代わりと言っちゃなんだけど……梓」
梓「はいっ」
梓(え!?ここでやるの!?)
234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:43:29.57 ID:dbdfyurv0
唯「ん?あずにゃんをどうするの?」
澪は梓を舞台中央に引っ張っていった。
澪「みんな、アンコールの代わりにプレゼントがある。この中野梓のウンコを、みんなに食べてほしいんだ。梓のウンコは絶品だ。食べて損はないぞ」
客席からは、おおお、という歓声が上がった。
澪「さあみんな、食べに来い!!」
澪はそう言うと、梓のパンツを一気にずりおろし、肛門に浣腸を突き刺した。
梓「あふぁあっ!!」
梓は肛門から甘い刺激が伝わるのを感じた。
やがて猛烈な便意が湧き起ってくる。
澪は梓の尻を客席に向けた。
客は座席から立ち上がり、舞台の方に殺到している。
236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:46:39.70 ID:F3kPDv4NO
感動を……かえ……せ……
ぶりぶり♪ぶりふり時間♪
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:52:22.58 ID:dbdfyurv0
梓「あああ、漏れちゃう、漏れちゃいます、先輩!」
澪「いいぞ、存分に漏らすといい。みんなに梓のウンコを食べさせてあげよう」
梓「は、はひぃぃぃぃぃぃっ!!」
梓が体の力を抜くと、肛門から恐るべき勢いでウンコが飛び出した。
ぶーりぶりぶりぶりぶりぶりぶりぶーりぶーりぶりぶりぶりりんりん
梓「あふぅぅぅぅぅ、私、みんなのまえでウンコしちゃってますぅぅぅぅぅぅ!!!」
澪「それだけじゃないぞ、みんなお前のウンコを嬉しそうに食べてる」
梓が振り返ると、客たちは梓の肛門からとめどなく湧き出してくるウンコを奪い合い、一心不乱に食べまくっていた。
梓「あああ、みんな食べてます、私のウンコ……」
澪「そうだ、もっと出してやれ、梓」
澪は2本目の浣腸を注入した。
梓「あ、あああああああああっ!!」
243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:58:16.40 ID:dbdfyurv0
ぶりりんぶりぶりぶりりんこ
ぶっりぶりぶりぶーりりんりん
梓「おほおおおおおおおお!!!」
ウンコが肛門を通るときの快感。
大勢の前で排便することの興奮。
自分のウンコをみんなが食べてくれる歓び。
すでに梓はスカトロの魅力に支配されてしまっていた。
ぶりっこぶりぶりぶりりりりん
ぶりんちょぶりんちょぶりぶりぶりりっちょ
梓「気持ちいいれすぅ、先輩ぃぃぃ……」
澪「そうだろう梓。スカトロは気持ちいいことなんだ」
梓「はひぃ……」
唯「あずにゃん、私たちのウンコも食べさせてあげるよ!」
澪「そうだな」
律「ああ」
紬「梓ちゃんも食べる側になる時が来たのね」
244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:58:53.86 ID:Q1KInO3y0
別人が荒らしてるのかと思ったら同一IDかよ・・・
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:03:23.71 ID:dbdfyurv0
4人はパンツを脱いで、尻を梓の方に向けた。
唯「いくよあずにゃん、しかり食べてね!!」
梓「はひぃ!」
ぶりぶりぶりぶり
4方向から出てくるウンコを梓は手で受け止め、口へ運んだ。
梓「おいしい、おいしいれふぅ!!ウンコってこんなにおいしかったんですねぇ!!」
澪「ふふ、これで梓も立派な桜高の一員だな」
こうしてスカトロに目覚めた梓はウンコを食べたり食べられたりする学園生活を過ごしたのであった。
梓「ウンコ大好きー!!」
けいおん! 第15話「ウン子に首ったけ」
完
254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:05:34.55 ID:hOyV3QmIP
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/:::::::::⌒ 三. ⌒\
/:::::::::: ( ○)三(○)\
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ノ::::::::::u \ | | .|
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ヽ:::::::::::: -一ー_~、⌒)^),-、 | |_________.|
ヽ::::::::___,ノγ⌒ヽ)ニニ- ̄ | | |
259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:09:42.09 ID:dbdfyurv0
挿入歌
カレーのちウンコ
糞にときめき恋かもねブリブリ
スカトロ精神とめらんないモグモグ
おねがい!
アツアツお皿のウンコ
スパイスひとさじ刺激ちょーだい
甘糞じゃなく今日は中辛なの
大人味なの
お肉お野菜ひみつの隠し味
育ち盛りの欲張りスカ心
だいすき!
ブリブリ漏らしたウンコ
スパイスふたさじ経験しちゃえ
だけど限界 くさすぎてもうダメ
ブリリ ブリリ ブリリ
Oh...No No No No No No...!
カレーちょっぴりウンコたっぷり!
262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:10:14.99 ID:ImQCQSoe0
. .: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄
267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:13:56.33 ID:dbdfyurv0
どうせ永遠に暇だからまた何か書くか
268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:14:08.40 ID:aL+xe2kl0
しわしわ時間→ぶりぶり時間
275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:20:41.69 ID:dbdfyurv0
どういうのがいいのだろう
ハートフル?バイオレンス?ギャグ?バトル?ラヴ?
278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:21:39.97 ID:kEzRfKFc0
>>275
迷ってるならお題安価でも出しちまえ
280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:22:31.14 ID:dbdfyurv0
じゃあ安価で決めるか
>>285
285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:26:04.78 ID:H0wzSvsI0
チョメチョメ時間
289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:28:55.99 ID:dbdfyurv0
ちょめちょめ?
エロでいいのか?
290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:29:56.24 ID:8tYKJJuvO
エロじゃないチョメチョメみたい
295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:33:07.31 ID:dbdfyurv0
秋山家。
澪「はぁ……」
澪はベッドの上で仰向けになっていた。
たびたび携帯をひらいたり、時計を見たりして、なんだか落ち着かない様子である。
澪「はぁ……」
澪が本日7回目の溜息をついた直後、静かな家の中にピンポーンというインターホンの音が響き渡った。
澪は待ってましたとばかりに跳び起き、玄関へと駆け出す。
299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:36:10.54 ID:dbdfyurv0
玄関の扉を開けると律が立っていた。
律「よっ」
澪「もう、遅かったじゃないか、律……」
律「すまんな」
律は澪の家に上がった。
澪の両親は共働きのため、今この家にはいなかった。
300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:40:35.33 ID:dbdfyurv0
2階にあがり、澪の部屋に入る2人。
律「1週間ぶりかな」
澪「ああ、そうだな……」
律「ごめんな、ほったらかしにしてて……」
澪「いや、いいんだよ……じゃあ、早速だけど、いいかな」
律「うん……」
澪「ありがとう律……」
澪はそう言って押入れを開けた。
そこにはロープで縛られた唯がいた。
303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:44:12.48 ID:dbdfyurv0
唯「ふぐー、ふぐー!!」
唯の眼は血走っており、必死にもがき続けている。
ロープをほどいた瞬間に澪と律を殺してしまいそうな感じだ。
澪「私じゃ無理なんだ、律、頼む」
律「ああ」
律は唯の股間に目をやった。
そこには立派な男性器があった。
律がそれを優しく撫でてやると、唯はたちまち大人しくなった。
306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:47:01.86 ID:c5HufDTd0
鬼才現る!
307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:47:56.14 ID:hH3F70QP0
爆笑wwwwwwwがwwwwwww止wwwwwwまwwwwwwらwwwwwwwwwwwwwwwwwwなwwwwwwwい
309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:48:27.27 ID:dbdfyurv0
ペニスは次第に大きくなってきた。
律「いい子だ、唯。おとなしくしてるんだぞ」
唯「はぁ、はぁ」
律は手に唾をつけ、完全に勃起した唯のペニスをしごいた。
唯の表情がうっとりとしたものになっていく。
澪「流石だな、律は……私じゃこうはいかない」
律「まあ、弟のをいつもやってるしな……」
澪「そうなのか」
唯「はぁ、はぁ」
やがて唯の体がビクッと震えたかと思うと、亀頭の先から勢いよく精液を飛ばした。
318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:54:46.79 ID:dbdfyurv0
唯「はぁ、はぁ………すぅ………」
射精を終えた唯は寝入ってしまった。
澪は律にティッシュを手渡した。
律はそれを受けとり、手にべっとり付いた精液をふき取った。
澪「すまん、いつもいつも」
律「いや、いいんだよ。それよりあと6回だ。あと6回で唯も元に戻る」
澪「うん……憂は、どうしてるかな……」
律「憂は音楽室の倉庫にいるだろうけど、ばれるのも時間の問題かな。それまでに元に戻してやらないとな」
澪「あと何回だっけ」
律「5回だな」
澪「そっか」
律「とにかく梓みたいにならないようにしないとな……」
322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:00:11.15 ID:dbdfyurv0
異変が起こったのは夏休みの合宿中のことだった。
5人はろくに練習もせず海で遊びまわっていたのだが、そこで紬が行方不明になってしまったのだ。
唯『あ、あれ?ムギちゃんは?』
澪『あれ?そういえばいないな』
律『おーい、ムギー』
梓『紬先輩、どこですかぁーっ』
日が暮れるまで探し回った結果、海岸のはずれの岩場の陰で紬を発見した。
唯『あ、こんなとこにいた』
律『もう、ムギ、心配したんだ……ぞ!?』
梓『ひぃっ、なんですかそれ!!』
その紬の股間にはまごうことなき男性器が生えていたのである。
326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:05:08.57 ID:dbdfyurv0
紬『え、ああ、これねえ、なにかしら、うへ、うえっへへへへっへっへへ』
紬は狂ったように笑いながら、4人に襲いかかった。
唯『うわああ!』
澪『に、逃げろ!!』
なんとか別荘まで逃げた4人は、ロープとガムテープで紬を捕まえて縛り上げることに成功した。
詳しくは長くなるので省略。
紬『うがああああ!!』
縛られてもなお紬は暴れ続けた。
梓『ど、どうすれば……』
律『………あれしかないな……』
唯『あれ?』
329 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:11:17.26 ID:dbdfyurv0
律『ああ……男ってのは一回射精すれば大人しくなるんだ』
そう言って律は紬のペニスに手を伸ばした。
澪『律!なにを……』
効果はてきめんだった。
律が紬のペニスをしごいて射精させると、紬はおとなしくなった。
紬『はぁ、はぁ……』
梓『す、すごいです律先輩』
律『ふふん』
その後も紬が暴れ出すたびに、律は紬に射精させてやった。
そして合宿最終日、紬が10回目の射精を行った時、ペニスは消滅し、紬は正気に戻ったのだった。
紬『あら……?私今まで何を……』
333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:20:17.98 ID:dbdfyurv0
それで一件落着したかと思われた。
が、合宿から帰って数日後、梓がまた同じ状態になってしまったのだ。
梓『うがあああああ!!』
梓を家に帰すわけにはいかなくなったため、とりあえず音楽室の倉庫に隠すことにした。
梓の親には
「先輩の家で泊まりがけで宿題をすることになった」と梓の携帯から送った。
律はまた慣れた手つきで梓を射精させた。
数日間かけて10回ほどおこなったが、今回は元に戻らなかった。
律『あれ?な、なんで……?』
唯『もっといっぱいやらなきゃダメなのかも……』
梓『うがああああああ!!』
梓の親が何度も何度も携帯に電話をかけてきた。
そのたびに「心配はない」とメールを送り返し、さらに数日間かけて、20回の射精を達成した。
そこでやっと梓は元に戻ったのだった。
336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:29:44.56 ID:dbdfyurv0
2学期が始まったある日、軽音部5人に憂を加えた6人で下校していた。
そこで唯と憂は発症したのだった。
こんな時のために常備していたロープで2人を縛りつけ、唯はその場から近かった澪の家に、憂は律と紬と梓の3人がかりで学校に連れ戻し、音楽室の倉庫に放り込んだ。
さいわい唯と憂の両親はいないから、何日いなくても心配されることはないだろう、と思い、律は暇を見ながら唯と憂を射精させた。
で、今に至る。
澪「唯と憂は30回ずつ射精させないといけないのか」
律「そうだよ、お前もちょっとはやってくれ」
澪「や、やってはみたんだけど、律みたいにうまく出来なくて……1時間くらいかけても射精出来なくて、唯に蹴り飛ばされたよ」
律「あー、そういやムギや梓も同じこと言ってたな」
338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:35:32.09 ID:dbdfyurv0
澪「……なぁ、次に発症するのは誰なのかな」
律「そりゃあ、私か、澪だろ」
澪「律が発症したら……誰も射精させられないよ」
律「そうか……じゃあ、今のうちに練習しとかないとな。私の家に来い」
澪「え、ええ!?もしかして……」
律「ああ」
339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:39:59.06 ID:dbdfyurv0
田井中家。
聡「あ、姉ちゃん!また俺のペニスしごいてくれよ」
律「聡、今日は私じゃなくて……」
澪「やあ」
聡「みみみ、澪さん!?」
澪「今日は私がやってあげるよ、聡くん」
聡「ははははっはは、はいっ!よろしくおねがいします!!」
341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:42:06.00 ID:rOz+V1Od0
聡自分でやれよカスww
342 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:44:36.53 ID:kEzRfKFc0
聡俺と代われ
343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:46:00.36 ID:H0wzSvsI0
ちょっと待て聡
344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:46:59.74 ID:dbdfyurv0
澪「じゃあ聡くん、パンツ脱いで」
聡「はいっ!!」
聡がパンツをおろすと、小ぶりなペニスが顔を出した。
律「よし、澪。まずは自分の手に唾をつけるんだ」
澪「ああ」ぺっぺっ
律「そして全体を包み込むように握るんだ」
澪「こ、こうか」
聡「ほゎぁっ」
律「そう!!そのまま上下に!!」
澪「こうだな!!」しこしこしこ
聡「おうふ!!どぅぉふ!!」
347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:51:26.19 ID:dbdfyurv0
聡は間もなく射精した。
聡「おおおおう!!!」どっぴゅんどっぴゅん
澪「これでいいのか、律」
律「ああ、そうだ、それで……」
澪「律?」
律「それで……それで……」
澪「律……まさか」
律「う……うがあああああああああっ!!!」
澪「律!!」
聡「姉ちゃん!?」
349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:00:06.50 ID:dbdfyurv0
聡「どうしたんだ、姉ちゃん!?」
律「うがああああああ!!」
澪「聡くん!!律を押さえろ!!」
聡「は、はい!!」
澪「大丈夫だ、律……お前から教えてもらったテコキテクで、お前を助けてやるからな。そして唯も憂も、ちゃんと救ってみせる……!!」
律「うがあああああああっ!!」
澪「いくぞ、律!!」
テコキを習得した澪は、発症した律を、そして唯や憂を自らの手で助けることを決意する。
澪の戦いは、まだ始まったばかりだ!
けいおん! 第16話「Hello Penis Girl」
完
350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:00:49.70 ID:dbdfyurv0
僕疲れたよパトラッシュ
351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:01:17.21 ID:YKC0iDkQ0
おいwwちょめちょめ時間じゃなかったのかwwww
365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:21:19.73 ID:DQn/Q4z10
なんか世の中は広いってことだけは理解できた
366 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:23:25.09 ID:dbdfyurv0
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l:::::::::::ハ::::::!:::::ヽ::::::l/!_,ノ`iヽ V' ィ'フiヽハ::/
!:::::::::::! ヽ:{ヽ:::::::\{ ヒ_ソ ヒ.ソ /:::!'i
l:::::::::::::! 丶i:::::::::::| . i:::::l::|
イ::::::::::::l l:::::::::::! "" " ,′:l::l
l::::/::::::l l::::::::::ト、 o ,.イ:::::::l/
l::/::::::::! ,.イ!:ハ:::::!、` 、 _, ヘ:::::::::::::!
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/::::::, -‐':.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.ヽ! /゙介i !:.iヽ:::::::;ハ:::N
,/:::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i///l i.ヽ:.!:.:ヽ/ ヽ!
梓「流石にもうネタが出ませんよ……」
370 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:34:43.58 ID:TmQ4+XtDO
>>369合宿ネタでもしろ(・ω・)/
371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:36:45.08 ID:dbdfyurv0
澪「合宿をします!!」
唯「わーい!!」
梓「へぇ、合宿なんてあるんですか」
律「場所はまたムギの別荘か?」
紬「ええ、今回は一番広いとこを借りられたの!!」
澪「へぇ、どこの別荘だ?」
紬「ヨハネスブルグよ!」
373 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:45:15.49 ID:dbdfyurv0
合宿当日、ヨハネスブルグ。
澪「へぇー、なかなかいいとこだ……な」
律「ああ、そこらじゅうに有刺鉄線が張り巡らされてていい眺めだ……な」
梓「さっき死体が見えたような気がしましたけど、気のせいですよ……ね」
唯「なんていうかさっきから、私たち目つけられてるけど、自意識過剰だよ……ね」
紬「別荘はこのスラム街の先にあるの~」
377 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:51:14.72 ID:dbdfyurv0
別荘はボロボロだった。
窓ガラスは割れ、壁も穴ボコ。
中にある家具や調度品もすべて盗み出されていた。
唯「……」
澪「……」
律「……」
梓「……」
紬「ちょっと古いけど、広い方がいいかなって思って」
379 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:55:06.62 ID:dbdfyurv0
澪「ほんとに大丈夫なんだろうな!?」
紬「え、なにが?」
澪「ほら、治安とか。強盗に襲われたりとか」
紬「もう、澪ちゃん、他人のことを悪く言ってはダメよ。みんな心優しい人たちばかりよ」
他人を疑うことを知らない、汚れなき瞳。
澪にはそれを真実で汚すことはできなかった。
澪「う…」
387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 18:29:14.46 ID:dbdfyurv0
澪「よ、よし……色々と不安だが練習を始めるか」
唯「そ、そうだね」
しかし、別荘に置いてあったドラムやキーボードはすべて盗まれていた。
律「こ、これじゃ練習できないよ」
梓「どうするんですか、ムギ先輩」
紬「あら、なんでなくなっちゃってるのかしら」
梓「盗まれたんですよっ!」
390 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 18:35:06.23 ID:dbdfyurv0
紬「梓ちゃん!何の根拠もなく他人を疑ってはダメよ!」
梓「根拠なくもないですよ!別荘中がめちゃくちゃに荒らされてるんですよ?それで外には凶暴そうないかつい黒人のスラム街……」
紬「梓ちゃん、肌の色や貧しさで人を判断するのは良くないわ」
梓「あーもぉぉぉぉ」
澪「はいはい、落ち着け2人とも。とりあえずこれじゃ練習できない。これからどうするかを話し合おう」
律「一刻も早く帰りたいな……なんかすげぇ治安悪そうだし」
唯「さっきから外でガラスの割れる音や人々の悲鳴が……」
梓「私も帰りたいです」
395 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 18:39:43.15 ID:dbdfyurv0
紬「そ、そんな……せっかく無理言って一番広い別荘を借りたのに……みんなひどいわ……うううっ」
紬は泣き出してしまった。
律「一番広いっつーか、一番酷い別荘だよ」
唯「ははは、りっちゃんうまいね」
梓「とにかく、もう荷物まとめて帰りましょう。こんなとこじゃ練習もできないどころか自分の身も危ないですよ」
澪「そうだな」
床にしゃがんで泣いている紬を放置し、4人は荷物を置いていたリビングへと向かった。
396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 18:45:26.09 ID:dbdfyurv0
しかしそこにあったはずの荷物は跡形もなく消え去っていた。
澪「あ、あれ?」
律「まさか、盗まれたのか?」
梓「鍵かけなかったんですか?」
澪「いや、そもそも鍵が壊されてて使えなかった」
唯「ギー太~!!私のギー太が~!!」
澪「ど、どうしよう……」
その時。
紬「きゃあああああああっ!!」
という悲鳴が轟いた。
澪「ムギ!?」
399 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 18:51:23.77 ID:dbdfyurv0
4人が紬のもとへ向かうと、紬は数人の屈強な黒人たちによって押し倒され、服をむりやり剥がされようとしていた。
唯「その人たちムギちゃんの彼氏?」
律「いや~お熱いことで。ひゅーひゅー」
澪「バカ!どう見ても強姦だろ!」
梓「紬先輩!」
紬「助けてぇー!!」
黒人たちは二言三言会話を交わしたかと思うと、唯たちの方にも襲いかかってきた。
澪「いやああああっ!」
407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:04:38.43 ID:EJoOrtGqO
どうしてこうなった…
414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:19:36.49 ID:dbdfyurv0
澪「に、逃げるぞ!」
律「逃げるってどこへ!?」
澪「い、いいから!とにかく行くぞ!」
唯「む、ムギちゃんは!?」
梓「もうほっときましょう、自分の身の方が大事です!!」
4人は紬をほっといて逃げ出した。
後ろからは黒人たちが追ってくる。
416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:21:16.51 ID:rOz+V1Od0
ムギwww
419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:24:50.81 ID:dbdfyurv0
別荘の玄関から飛び出したが、そこには大勢の黒人たちが待ち構えていた。
梓「ひっ……」
澪「2手に分かれよう!私と梓はこっち!」
律「じゃあ私と唯はこっちだ!」
唯「うん!」
律と唯は右へ、澪は怯える梓の手を引いて左へと駆け出した。
黒人たちも2手に分かれて追いかける。
424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:32:22.14 ID:dbdfyurv0
全力疾走もすぐに限界が来たが黒人たちを引き離すことには成功した。
澪「はあ、はあ」
梓「ど、どこまで、逃げるんですかっ」
澪「よ、よし、あそこに隠れようっ」
澪は近くにあった、古びた物置のような建物を指さした。
入って見ると、中には誰もいなかった。
ガラクタが積み上げられており、隠れるにはもってこいだ。
2人はやっと一息つくことができた。
梓「ふぅ……」
澪「唯たちは大丈夫かなぁ」
梓「どうでしょうね……」
紬は心配されなかった。
これもすべて紬のせいなのだから。
427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:37:35.12 ID:dbdfyurv0
梓「これからどうするんです?」
澪「そりゃ、スキを見て空港に行って、日本に……」
梓「でも、お金とられちゃいましたよ」
澪「あ、そっか……」
ということは、このヨハネスブルグから2度と抜けだせないということだ。
澪「ど、どうしよう……」
429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:43:46.37 ID:dbdfyurv0
梓「やはり私たちは……あの黒人たちに犯されて、エイズになって、この異国の地に骨をうずめるしかないのでしょうか……」
澪「………」
すると、小屋の外から車のエンジン音が聞こえてきた。
それはこの小屋の前で止まったようだった。
梓「ひっ……見つかったんでしょうか」
澪「しっ、静かに」
小屋の中に、何者かが入ってきたようだった。
足音はゆっくりと、しかし確実に2人のほうに近づいてくる。
澪「………!」
梓「……っ!」
433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:50:09.38 ID:dbdfyurv0
「秋山様、中野様…!」
澪「ふぇっ!?」
それは琴吹家の執事、斎藤だった。
澪「さ、斎藤さん……!?なぜ……」
斎藤「いえ、お嬢様たちがヨハネスブルグにお行きになるというので、なにかあったらと心配で付いてきた次第で……しかし、少々手遅れだったようですね……」
澪「ゆ、唯たちは?」
斎藤「平沢様も田井中様も、こちらで保護しております。お二方は黒人たちに襲われておりまして……」
梓「えっ……」
斎藤「いえ、襲われたと言っても未遂でございます。捕まって、服を脱がされそうになったところに私が駆けつけ、黒人たちを銃殺いたしました」
澪「銃殺……」
436 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:57:43.87 ID:dbdfyurv0
斎藤とともに小屋の外に出ると、大きな黒塗りの車が止めてあった。
斎藤「さ、お乗りください」
澪が後部座席の扉を開けると、中にはうつろな表情の唯と律が座っていた。
澪「唯、律……」
斎藤「ああ、襲われた時のショックが大きいようで……そっとしてあげてくださいませ」
梓(目の前で人を撃ち殺されたショックもあると思う……)
澪「あ、そうだ、私たちの荷物って……」
斎藤「それらは既に売りさばかれておりまして、回収は不可能でした。ですが、これだけは取り返しておきましたよ」
斎藤は助手席のほうに視線をやった。
そこには唯と梓のギター、澪のベースがあった。
438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:05:25.90 ID:V1jXsgpXO
斎藤よくやった
439 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:05:41.65 ID:dbdfyurv0
澪「あ、私の楽器……」
斎藤「はい、これが一番大事かと思いまして。では、日本へ帰りましょうか」
梓「はいっ」
唯、澪、律、梓は斎藤の車で空港まで行き、飛行機で日本に帰ってきた。
強盗も強姦もない、平和な国、日本。
そのありがたさを身をもって感じた。
澪「さあ、学園祭まであとちょっとだ」
律「ああ、頑張ろう」
唯「そうだね、ギー太も返ってきたし」
梓「いっぱい練習しましょう!」
元の平和な日常に戻った放課後ティータイムの4人。
彼女たちは無事に学園祭を成功させるのだが、それはまた別のお話。
けいおん! 第17話「強盗のちレイプ」
完
440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:07:06.45 ID:1sktL2XMO
おいちょっと待て
441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:07:37.99 ID:APLAsvIN0
イイハナシダナー
442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:07:42.81 ID:PP8lFBI3i
む…ぎ…
444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:07:52.27 ID:D2zR6fuHO
紬www
451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:13:10.43 ID:aL+xe2kl0
紬は自業自得だろww
453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:19:15.38 ID:dbdfyurv0
あの再会から1年。
唯はまた東京に出てきていた。
リニアから降りると、ホームで車いすの澪が待っていてくれた。
澪「やあ、唯」
澪の声はまた一段とか細くなっていて、人の声で溢れかえるホームでは聞き取りにくかった。
唯「やあ、澪ちゃん」
澪「じゃあ、行こうか」
唯「うん」
455 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:22:28.70 ID:aL+xe2kl0
またしわしわ!
456 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:22:55.23 ID:aUP1TFk4O
これが ふがふが時間?
457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:24:34.38 ID:QqyGuqfm0
ふがふがw
462 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:29:06.51 ID:dbdfyurv0
2人は駅から出た。
車がひっきりなしに行き来する大通りの向こうに、天まで届きそうな高層ビルがいくつもいくつも建っている。
駅前の広場では前衛的な恰好をした若者たちが音楽をかけてはしゃいでいる。
唯たちはその横を通り抜け、バス停に向かった。
唯「まさか、また東京に来ることになるとはね」
澪「唯が東京に来たのは、去年が初めてだっけ」
唯「うん……70超えて、やっとファースト&セカンド東京だよ」
澪「ふふ」
バス停でそんなことを喋っていると、すぐにバスが到着した。
バスのボタンを押すとリフトが降りてきて、澪の車いすを乗せて車内へと入っていった。
それを追って、唯もバスに乗り込む。
467 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:38:03.13 ID:dbdfyurv0
澪「いきなり呼んだりして、大丈夫だったか」
唯「大丈夫だよ別に、特にすることもない年金生活者だし」
澪「そっか」
バスはすぐに目的地に着いた。
回数券を支払って下車すると、眼の前にその建物はあった。
唯「このお寺?」
澪「ああ」
目的地はお寺だった。
大都会東京に不釣り合いなくらい古い建物だが、それでもどこか荘厳さを漂わせている。
471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:40:44.30 ID:EOGKEumJ0
りっちゃん・・・
474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:45:24.79 ID:dbdfyurv0
唯「暑いねぇ」
澪「ああ」
2人はお寺の境内に足を踏み入れた。
時は8月だった。
今日の気温は35度。老体にはちょっときつい。
澪「私たちが若いころは温暖化温暖化って耳にたこができるくらい言われてたけど、別に何ともなかったなぁ」
唯「ほんとだねぇ」
地球温暖化説も2030年ころには死語になっていた。
温暖化対策の利権で甘い汁をすすっていた人々は最後まで温暖化の危機を叫んでいたが、いつのまにかいなくなっていた。
476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:48:24.94 ID:dbdfyurv0
むしろ世界の気温は下がる傾向にあるとのことだったが、唯たちには実感できていなかった。
ハンカチで汗を拭きながら、境内の奥へと進んでいく。
塀と塀のあいだの細い砂利道を抜けると、広い場所に出た。
唯「ここ?」
澪「いや、もっと奥の方だ」
そこにはたくさんの墓石が並んでいた。
478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:55:05.55 ID:dbdfyurv0
墓石の間を縫って、さらに奥へと進んでいった。
澪「ここだよ」
澪が指し示した先には小さな墓石があった。
そこには「田井中家之墓」と刻まれていた。
唯「この下にりっちゃんがいるの?」
澪「ああ。『田井中家』とは書いてあるけど、埋まってるのは律だけだ」
唯「そうなんだ」
482 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:03:15.00 ID:1sktL2XMO
律は京都にいけなかったのか…
483 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:03:20.18 ID:dbdfyurv0
律は結局、あれから回復することはなかった。
半年間の闘病生活を送った末、息を引き取った。
律は死ぬ間際に、澪に自分が死んだあとのことを頼んでいた。
律『もう親類縁者とは連絡を取れないし、知り合いも友人もいない。だから通夜も葬式もしなくていい。ただお墓を立ててくれないか。小さいのでいいから。お金は私の貯金を使ってくれればいい』
唯「それで、その通りにしたんだ」
澪「ああ。このお墓で満足してくれてるかな、律は」
唯「してくれてるよ。だって、親友の澪ちゃんが選んだお墓だもん」
澪「親友、か」
こんな歳になってそのような青春めいた言葉を聞くとは思わず、澪は笑みをこぼした。
493 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:14:08.40 ID:dbdfyurv0
相変わらず日差しは容赦なく照りつけてくる。
どこからかセミの声が聞こえてきた。
お盆の時期なので、他にも墓参りをする人もちらほら見かけられた。
律の死を初めて実感したからか、唯にはなんでもないようなことが感慨深く感じられた。
唯「……」
澪「ん、どうした」
唯「いや、ほんとに死んじゃったんだなあ、って」
澪「そんなしけた顔するなよ。律が嫌がるぞ?」
唯「そうだね」
へへ、と笑いながら、唯はカバンから数珠を取り出した。
そして、澪とともに墓石に向かって手を合わせた。
唯(りっちゃん、そこに多分ムギちゃんやあずにゃんもいると思います。私たちがそちらに行くまで、楽器の練習でもして待っててください)
497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:20:34.34 ID:dbdfyurv0
唯は顔をあげ、ふぅ、とため息をついた。
澪「そろそろ行こうか」
唯「うん」
澪「東京初心者の唯のために、東京案内でもしてやるよ」
澪はそう言って車いすをゆっくりと発進させた。
唯は2、3歩進んで、律の墓石の方を振り返った。
墓石が日差しを照り返した光の中に、律の笑顔が見えた気がした。
澪「おい、唯。行くぞ」
唯「あ、うん」
498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:22:22.42 ID:vRPsVIlFO
またシリアスな展開に…
500 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:28:52.14 ID:dbdfyurv0
2人は再びバスに乗り、都心へと向かった。
唯「どこ行くの?」
澪「ああ、東京タワーだよ」
唯「新しく出来たとこ?」
澪「そうだよ」
西暦2020年頃、初代東京タワーはその役目を終え、高さ600m超の新しい東京タワーが建てられた。
さらに今ではそのタワーも引退し、最近になって3つ目となる東京タワーが建造された。
唯「もう入れるんだ?」
澪「うん、もう入れるらしい。私も初めて行くんだけどな」
504 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:37:51.80 ID:dbdfyurv0
2人は東京タワーについた。
デザインは先代や初代のタワーとほとんど変わらなかったが、高さは700mにまで伸びていた。
澪「じゃあ、入るか」
唯と澪はタワー下のビルで入場料を支払い、エレベーターに乗り込んだ。
澪「展望台に、ご飯食べられるとこがあるんだ。そこで食事にしよう」
唯「ええ、そんなお店、高いんじゃないの?」
澪「まあ、高いお店も入ってるし、安い軽食を出してるお店もある、らしいよ」
唯「ふうん」
展望台につくまでには時間がかかった。
その暇つぶしのためか、壁に埋めこまれたモニターからは東京の歴史とかなんとかいう映像が流れつづけていた。
507 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:46:01.23 ID:dbdfyurv0
展望台に着いた。
夏休み中ということもあってか、割と混雑していた。
しかし澪が車いすを進めると、人々はそそくさと脇にそれていった。
この時代でも車いすは奇特な存在として扱われているのか、ただ足の不自由な人の邪魔にならないようにしたのか、唯には分からなかった。
唯と澪は窓際の席を確保することができた。
澪「唯は座ってろよ。私が食べ物買ってくるから」
唯「え、いいよ、私が…」
澪「いいって、今日の唯はお客さんなんだし。それに、私が行った方が速いしな」
澪も自覚しているようだった。
唯は売店のカウンターへと向かった澪の背中を見送った。
人ごみにまぎれて澪が見えなくなると、唯は窓の外の景色に目をやった。
508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:54:14.80 ID:dbdfyurv0
東京タワーの下には地平線の向こうまで街が広がっていた。
少し視線の向きを変えると、ビルの群れが途切れて山地になっていた。
その向こうにはかすかに富士山も確認できた。
他にも皇居や国会議事堂など、およそ東京らしいものはすべて視認することができた。
夢中で景色を眺めていると、澪が戻ってきた。
膝の上のトレイには2人分のサンドイッチとドリンクが乗っていた。
澪はトレイをテーブルの上に置いた。
唯「ありがとう、澪ちゃん」
澪「いいよいいよ。食べよう」
2人はサンドイッチを食べ始めた。
513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:01:49.32 ID:dbdfyurv0
澪「初めて見たけど、やっぱすごいもんだな、この景色は」
唯「そうだね」
そう言われて、唯は再び外の景色に目をやった。
相変わらず大都会東京が広がっている。
澪「この街に1000万人もいるんだよな」
唯「1000万人、か……」
唯にはその数字は大き過ぎて、うまく想像できなかった。
1000万人。
それだけの人がそれぞれの人生を歩み、やがて死んでいく。
唯「……」
澪「地平線が丸く見えるのは、気のせいかな。テレビで、地球が丸いのを実感できます!って言ってたけど」
唯「地球か……」
517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:12:23.37 ID:dbdfyurv0
地球には今90億の人が住んでいるらしい。
世界の人口増加の速度が緩慢になっているとか、そういうニュースを若いときに聞いた気がした。
90億の人。90億の人生。
その中の一つとして、唯は79年間を歩んできた。
そう考えると、唯は急に自分がちっぽけな存在に思えてきた。
「唯の世界」など、所詮は京都の中の、自分の家くらいで完結していた。
ろくに旅行や仕事も経験してこなかったため、唯の世界はすごく狭いままだったのだ。
唯「世界って広いね」
澪「ああ、広いだろうな」
520 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:23:09.77 ID:dbdfyurv0
狭い世界の中で過ごした数十年。
その間にも世界では色々なことが起こっていた。
石油に代わる新しいエネルギーも開発された。
資本主義限界説を唱える人々が世界中で増えているらしい。
世界のどこかではまだ戦争に明け暮れている国があるという。
第4次宇宙ステーション建造計画も進んでいる。
少子化対策も少しずつ効果をあげてきているようだ。
日本の財政が危ないと言われ続けていたが、破綻してしまうことはなかった。
アメリカはまだ世界のリーダーだし、中国は2位に甘んじている。
しかしそれらの出来事は唯の人生と何の影響も及ぼさなかった。
どこかの国で地震が起こっても、経済が良くなったり悪くなったりしても、唯は家事と育児に励み続け、主婦として母として生きてきた。
523 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:26:03.29 ID:dbdfyurv0
唯「なんか、ここからの景色を見てると心細くなってくるよ」
澪「そうか?なんで?」
唯「うーん……私は、世界の一員として考えたら、なんか取るに足らない存在なのかなぁって」
澪「はは、なんか深いこと考えてるな」
唯「そうかな」
澪「うんまあ、私もそう言うのは考えたことあるよ」
532 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:38:12.01 ID:dbdfyurv0
澪「でもまぁ、世界中の人の中でも、一番幸せな人生を歩んできたと思うよ、私たちは。それは自信持っていい」
唯「私たち、か」
澪「そう、私たち」
私たち、というのが唯と澪の2人だけのことではないことは唯にも理解できた。
唯「そうだ。色々あったけど、幸せだった。それでいいんだよね」
澪「ああ、それでいい」
唯「うん……でも、ほんとに色々あったよね」
澪「あったなぁ。特に高校の3年間、なんであんなに濃かったんだろうな」
唯「今でもはっきり覚えてるよ……」
澪「ああ……合宿…学園祭…ライブ……」
唯「スカトロ……ふたなり……ヨハネスブルグ……」
唯は過去に思いをはせながら、サンドイッチの最後の一切れを口に放り込んだ。
533 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:39:15.22 ID:5hNNW5leO
つながってたwww
534 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:39:55.79 ID:EOGKEumJ0
リンクさせんなw
535 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:40:15.64 ID:jjdBslSo0
カオスな青春だな
540 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:43:12.92 ID:dbdfyurv0
澪「じゃ、行くか」
唯「うん」
唯たちはトレイをレジに返し、再びエレベーターに乗り込んだ。
唯「下に着くまで長いよね~」
澪「いや、降りる時はすぐらしい」
唯「え?なんで?」
澪「さぁ」
澪の言う通り、ものの10秒で地上に到着した。
2人はその日、夜遅くまで東京を歩き回った。
550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:49:12.87 ID:dbdfyurv0
深夜の東京。
空は真っ暗だが、地上は街灯によって照らされ、まだ昼かと思うくらい明るかった。
澪「じゃ、今日はこれで」
唯「うん。じゃあ私は、ホテル予約してあるから」
澪「ああ」
唯「澪ちゃん、今日はありがとう。また今度、京都にも来てよ」
澪「うん、また機会があれば行くよ」
唯「じゃあね、澪ちゃん」
澪「じゃあな」
唯は澪の車いすが見えなくなるまで、名残惜しそうに見つめ続けていた。
551 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:50:06.07 ID:jXSzv6y5O
ということは、卒業アルバムの学園祭のページは……ゴクリ
552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:51:27.72 ID:ZJhM+MVo0
>>551
あぁ・・・そのまさかだ・・・
559 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:56:52.85 ID:dbdfyurv0
ホテルのベッドに寝転がりながら、唯はあれこれ考えていた。
自分の人生は幸せだった。
最愛の夫と、その子供たちに囲まれ、孫たちの顔も見ることができた。
それに何より、素敵な友達がいた。
生きているのは澪だけになったが、律や紬、梓、和たちとの思い出も確かにこの胸に息づいている。
たくさんの素晴らしい人たちとともに生きることができた。
やはり私は幸せだった、と改めて思った。
そして唯は、澪が京都に来たらどこを案内してやろうかな、と考えながら眠りについたのであった。
けいおん! 第18話「Don't say "Lozin"」
完
560 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:57:29.35 ID:3TBwkgGG0
だからタイトルwwwww
561 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:58:11.48 ID:XbbrN8XqO
老人www
566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:59:37.23 ID:jXSzv6y5O
綺麗に終わったのに、この形容しがたい気分はなんだwwwwwwww
567 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:59:55.26 ID:pG68HB170
股にかける少女・・・か
576 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 23:04:36.20 ID:rOz+V1Od0
乙だぜ
次も期待してる
577 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 23:04:40.12 ID:/osCzWOv0
乙。 いやあすごいもんを見てしまった感がある
読み物:その他
お絵かき掲示板
画像掲示板
言わせて貰おう誰得と
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:48:46.00 ID:YivQgic60
唯「会いたいのう、澪ちゃん、律ちゃん、ムギちゃん、あずにゃん……」
唯は押入れを開けた。
確かここに卒業アルバムがしまってあったはずだ。
思い出の品をどかし、ガラクタをかきわけ、ついに押入れの奥から卒業アルバムを発掘した。
唯「ふぅ、これを見るのも何十年ぶりかのう」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:53:13.17 ID:YivQgic60
ぺらり、とページをめくった。
60年前のアルバムにもかかわらず、特に劣化や損傷はなかった。
しまいっぱなしだったせいかもしれないが。
最初はクラスごとの集合写真があった。
3年1組、唯のクラスだ。
唯「懐かしいのう」
同級生のことなどすっかり忘れていると思ったが、顔を見ていると自然に名前が浮かんできた。
唯「これが佐山さん、こっちが新藤さんだっけ……」
そして、その横に写っていたのが、
唯「りっちゃん」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:54:07.97 ID:x71Q7jiK0
「君を見てるといつもハートドキドキ・・・うっ!」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:55:48.19 ID:bCpgQYRX0
>>13
動悸wwwwwwwwww
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:58:21.43 ID:YivQgic60
田井中律……。
律は卒業後は東京の大学に進学した。
その後は成人式で帰省してきたときに会ったくらいで、唯とはまともに連絡を取り合っていなかった。
たまにメールをしたり、年賀状を送ったりするくらいの関係だった。
もっとも、澪は律と密に連絡を取り合っていたようだが。
律から最後に年賀状が届いたのは、52年前のことだ。
ちょうど唯が結婚した歳のことだった。
それから律の消息は分からない。
唯「りっちゃん、元気かのう」
唯はページをめくった。
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:10:13.65 ID:dbdfyurv0
次のページには秋山澪と琴吹紬、そして真鍋和が映っていた。
唯「澪ちゃん、ムギちゃん、和ちゃん」
澪と和は卒業後、地元の有名私立大学に進学していた。
暇な時、唯は2人とよく遊んでいた。
唯が3回生の時、彼氏ができたということを2人に報告した。
澪は「おお、そうか。おめでとう」と祝ってくれたが、和の方は「ええっ、あんたが彼氏!?」と盛大に驚いていた。
唯『そ、そうだよ……どうしたの、和ちゃん』
和『え、いや、まさか唯が彼氏なんて……』
澪『はは、ちょっとイメージとは違うかもな』
唯『ひどーい、澪ちゃん』
そのあと、落ち着きを取り戻した和は「ま、おめでと」と言ってくれた。
唯がその彼氏と結婚することになった時も、和は色々と手伝ってくれた。
和『ふふ、唯もいつのまにか大人になったのね』
唯『前からずっと大人だよ~』
和は某有名企業に就職し、生涯独身で過ごした。
そして10年前に癌で亡くなった。
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:18:01.23 ID:dbdfyurv0
澪は大学に行きながら本格的に音楽の勉強を始め、卒業後に歌手としてプロデビューを果たした。
卒業から3年後、プロとしての活動が軌道に乗ってきたころ、澪は東京へと引っ越した。
唯『りっちゃんに続いて澪ちゃんまで東京デビューかー』
和『寂しくなるわね』
澪『はは、まあテレビとかラジオとかで見かけたらヨロシクな。唯、旦那さんと仲良くやれよ。和、仕事頑張れよ』
そう言い残して澪は東京へと旅立った。
澪はあまりテレビに出るタイプではなかったが、それでも割と売れているようだった。
唯はたまにラジオや雑誌で澪の元気な姿を確認した。
澪は45歳になったころ歌手を引退した。
その後は作詞や作曲などの活動をしているとのことだった。
唯「澪ちゃん、今何してるのかのう」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:22:49.88 ID:dbdfyurv0
紬は某地方都市の女子大に進学。
卒業後は京都に戻り、良家のおぼっちゃまと結婚して3人の子供をもうけた。
唯は母親仲間として、紬とは頻繁に連絡を取り合っていた。
しかし13年前に夫を亡くしてしまってから紬は塞ぎこんでしまい、連絡をとろうとしても相手にしてくれなくなった。
とうとう唯の夫の葬式にも来なかった。
でも、住所が変わっていなければ、紬はまだあの家に住んでいるはずだ。
唯は紬に会いに行くことにした。
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:27:59.00 ID:dbdfyurv0
唯「よっこいしょ」
唯はアルバムをカバンに入れた。
他にも見たいページは沢山あったが、それは軽音部のメンバーで揃って見ることにしよう、と思ったのだ。
唯は着替えて、カバンと財布と携帯電話を持ち、アパートの部屋から出た。
もともとは一戸建てに住んでいたのだが、2人の子供が自立した後にその家を売り払い、このアパートに引っ越したのだった。
唯は携帯を取り出し、紬の家に電話をかけてみたが、やはり繋がることはなかった。
唯「引っ越してしまったのかのぅ」
唯はとりあえず、紬の家に行くことにした。
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:34:34.21 ID:dbdfyurv0
歩くのが少し不自由になっていた唯は、杖をつきながらゆっくりと歩きだした。
唯「ええと、バスに乗るんじゃったな……」
時は西暦2070年、過去の少子化対策も少なからず効果はあげていたが、社会の高齢化はスピードを緩めることなく進行していた。
そのため、バスなどの交通機関も唯のような老人にも利用しやすいよう改善が施されていた。
唯「ふう、最近のバスは乗りやすくていいのう」
唯は座席に腰掛け、目的のバス停に着くのを待った。
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:38:26.75 ID:dbdfyurv0
4つほどバス停を過ぎて目的地に着いた。
唯は回数券を支払って、バスを降りた。
老人用パスなどとうの昔に廃止となっていた。
大通りから細い道に入り、少し歩いて右に曲がる。
そこに紬の家はあった。
あるはずだった。
唯「あれ……?」
そこはサラ地になっており、「管理:京都市」の看板がかかっていた。
唯「紬……ちゃん」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:42:36.44 ID:dbdfyurv0
そこに一人の老人が通りかかった。
唯「あのう、ここに家ありませんでしたっけ」
老人「ああ、なんでも奥さんが亡くなられたとかで……」
唯「え……」
紬はすでに死んでいた。
唯「な、なぜ……そんなこと、聞いてません」
老人「家族だけで葬式をやってたみたいですよ…」
唯「……っ」
老人は去った。
後に残ったのは、だだっ広いサラ地と腰の曲がった白髪頭のしわくちゃ婆さん。
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:48:30.75 ID:dbdfyurv0
意気消沈し、家に帰ろうとした唯に、何者かが声をかけた。
「唯……か?」
唯「え……」
それは澪だった。
唯「み、澪ちゃん……」
黒髪ロングが似合う背の高い美少女だった澪は、唯と同じく白髪まみれでしわくちゃになり、さらに車いすに乗っていた。
それでも、顔つきにはあの日の面影が残っていた。
澪「久しぶりだな」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:55:33.54 ID:dbdfyurv0
澪の声はしわがれていた。
かつての美しい声は失われてしまったようだ。
唯「澪ちゃん、どうしたの……?」
澪「ああ、脚か?ちょっと病気でな……」
唯「いやそれもあるけど、なんで京都に……」
澪「うん、息子夫婦がな、京都旅行をプレゼントしてくれたんだ。息子夫婦と孫はホテルにいるよ、私一人で抜け出してきたんだ」
唯「澪ちゃん、結婚してたの?」
澪「ああ、40の頃だったかな……すまんな、ちゃんと連絡すればよかったな」
唯の目の前にいる澪は確かに澪だった。
だが、病気やらなんやらで弱り切ったその体には、かつてベースを弾きながら力いっぱい歌っていた過去を重ねることは唯には難しかった。
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:03:28.31 ID:HQcA0TPiO
しかしいまだに縞ぱんを穿いていた!
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:24:14.19 ID:dbdfyurv0
唯「……ムギちゃん、亡くなったんだって」
澪「そっか」
小さくつぶやき、澪はサラ地に目をやった。
澪「1回でいいから、5人で揃いたかったな」
唯「……」
澪「ムギも、梓も、もういないのか」
梓は卒業後に音楽学校に行った。
そしてそこを出たのち、ギタリストとしてプロデビューした。
梓はその実力でのし上がっていき、世界を股にかける活躍をしていた。
唯たちと梓はほとんど連絡を取り合うことはなかった。
いや、取れなかった。
そのまま時は過ぎていった。
そして去年、インターネットのニュースで梓の訃報が報じられた。
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:31:26.67 ID:dbdfyurv0
晩年の梓はヨーロッパで音楽のプロデューサーをやっていた。
梓がデビューさせた歌手やバンドは例外なくヒットしていた。
唯「あずにゃん、か」
澪「すごいな、あいつは」
唯「うん」
放課後ティータイムの中でもっとも成功したのが梓だった。
唯「ねぇ」
澪「ん?」
唯は聞いてはいけないような気がしたが、それでも聞かずにはいられなかった。
唯「りっちゃんは、どうしてる?」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:37:09.67 ID:dbdfyurv0
澪「ああ、入院してるよ……」
唯「入院……大丈夫なの?」
澪「いや……危ないみたいだ……」
唯「………」
唯はしばらく思案していたが、
唯「澪ちゃん」
澪「ん?」
唯「東京に行って、りっちゃんに会いたい…」
澪「そっか……じゃあ、一緒に行くか」
唯「え、でも澪ちゃんの家族に迷惑じゃ……」
澪「大丈夫だよ……」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:41:46.78 ID:dbdfyurv0
翌日、唯と澪は東京に降り立った。
澪息子「それでは母さん、平沢さん、僕らはこれで」
澪息子嫁「お体に気を付けてくださいね、お義母さん」
澪孫「ばいばいおばーちゃーん」
澪「うん、ありがとう。楽しかったよ」
唯「澪ちゃん、一人暮らしなの?」
澪「ああ、ヘルパーさんもいるから何とかなってるよ」
唯「そっか」
澪「じゃあ、行こうか、律のとこに」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:50:30.62 ID:dbdfyurv0
病院。
最近新しく出来たようで、施設は真新しい感じだった。
看護師の中には黒人やアジア系の人間が目立つ。
人手不足のために数十年前から積極的に外国人を採用しており、今となっては見慣れた光景だった。
澪「律が入院してるのは5階なんだ」
澪は車いすを操作し、唯はつえをつきながら、広いエレベーターに乗り込んだ。
唯「ねえ、りっちゃんの病気って何なの?」
澪「内臓の病気だったかな。詳しい病名は忘れちゃった」
唯「そっか」
癌ではないならば、とりあえず一安心だ。
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:00:20.77 ID:dbdfyurv0
やがて5階についた。
律の病室は廊下を進んですぐのところにあった。
澪「ここだ」
車いすの澪が見上げた先には、確かに「田井中律」という名札がかかっていた。
唯「りっちゃんは、ずっと独身のままだったんだね」
澪「ああ。でもそれ、本人に言うなよ~?なんか独身なのを気にしてるみたいだから」
唯「あはは」
こんなふうに自然に笑えたのは何年振りだろう。
澪と話していると、60年前に戻ったような気分になった。
唯は病室のドアをノックした。
「はーい」
中から声が聞こえたので、唯はドアを開けた。
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:02:55.11 ID:EOGKEumJ0
さわちゃんも相変わらず独身なんだろうな
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:04:12.64 ID:cLeGYhbXO
>>92
何歳になるか知らんが亡くなってる希ガス
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:07:03.85 ID:dbdfyurv0
部屋に入ると、点滴や小型の医療機器にチューブで繋がれた律がベッドに横たわっていた。
これまた昔の面影を全く感じさせないような、しわだらけ白髪だらけの完全なおばあちゃんへと変貌していた。
律「あ…澪……と……どなた…?」
唯にも律が誰だか分からなかったのだから、その逆も当然だろう。
澪「ああ、唯だよ」
律「ゆ、唯……?唯って、あの、平沢、唯か?」
唯「りっちゃん、久し振り」
律「唯……!」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:12:34.86 ID:dbdfyurv0
律「どしたんだよ、唯、久し振りだなー。元気してたか」
律は60年前となんら変わらないテンションのままで唯に話しかけた。
そのおかげで唯も懐かしい気持ちがこみ上げてきた。
唯「うん、久し振りだね、りっちゃん」
律「ああ……何十年経っても変わんないな」
律は唯の体を眺めまわした。
唯「ふふ、りっちゃんこそ」
律「なあ、どうしてたんだ?今まで」
唯「えー、えっとね~……」
唯、澪、律は、これまでの年数を埋め合わせるかのようにそれぞれの人生の経過を語った。
律「ふーん、唯に子供ね~。私も結婚すりゃよかったな~」
澪「律にはそう言うのにあわないって」
唯「そうそう」
律「うるへー!」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:19:20.49 ID:dbdfyurv0
3人の間に流れる空気は、60年前のそれそのものだった。
まるでこの病室だけ、あの放課後の音楽室にタイムスリップしたような感じだった。
唯「そうだ……」
唯はカバンから卒業アルバムを取り出した。
澪「それ、卒アルか…」
律「こりゃまた懐かしいもん持ってきたな」
律は上半身だけ起き上がった。
唯「一緒に見よう」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:26:42.86 ID:dbdfyurv0
唯はベッドの上でアルバムをひらいた。
律「うわ~、すっげえ懐かしい」
澪「そうだな、こんな時もあったな……」
律「ふうん、澪はすごい美少女だったんだな」
澪「今さらかよ~」
最初の集合写真のページを見ながら、2人は色々と言い合っていた。
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:42:17.45 ID:dbdfyurv0
唯「こっちは体育祭だねえ」
澪「これはマラソン大会か……」
律「そしてこっちは……」
唯はページをめくった。
唯「文化祭」
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:52:03.87 ID:dbdfyurv0
そこには体育館の舞台で演奏する5人の姿が映っていた。
ギターを弾きながら歌う唯。
その唯の両隣には澪と梓がいた。
後ろにはドラムを叩く律、キーボードを弾く紬の姿もあった。
3人は懐かしそうにその写真を見つめていた。
律「あったな、こんな時も」
唯「うん」
澪「懐かしいな………ムギ、梓……」
律「そういや、ムギは来てないのか?」
唯「え、ああ、ムギちゃんは……」
唯は紬がすでに死んでいたことを伝えた。
律「そっか……」
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:56:36.48 ID:EOGKEumJ0
体育館じゃなくて講堂・・・
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:58:56.04 ID:Z14zEXcOO
>>127
こ(ry
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 02:59:52.97 ID:X0qqisTDO
>>127
ボケたんだよ
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:02:36.50 ID:dbdfyurv0
律「じゃあ放課後ティータイムも、この3人だけか」
律たちは互いの顔に視線を送った。
3人は写真に収められた若く瑞々しい姿とは全く違い、枯れたような、乾いたような感じに変わり果ててしまっていた。
60年という時間。
それはすべてを過去の彼方に押しやってしまうのに充分過ぎた。
唯「色々あったね」
澪「ああ」
律「そうだな」
3人は記憶の糸をたぐり、少しずつ思い出を引きあげていった。
廃部の危機に瀕していた軽音部。
部員がそろい、再活動を果たしたときの期待感と喜び。
初めての合宿。
文化祭での演奏。
中野梓の入部。
みんなで過ごした放課後の音楽室。
くだらないことを喋って、なんでもないことで笑いあえた日々。
高校生だった自分には、あの時間は永遠に続くと思えていた。
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:11:57.42 ID:dbdfyurv0
しかし永遠に続く時間などあるはずもなく、やがて唯たちも卒業することになった。
音楽室に別れを告げ、4人はそれぞれの人生を歩み始めることになった。
唯「……」
大学ではたくさんの友達が出来た。
バイトにサークルにと、ありあまる時間を自由に過ごすことができた。
素敵な恋もして、その人と付き合うことにもなった。
大学を出た後はしばらくフリーター生活をしてお金をため、仕事が軌道に乗ってきたその人と結婚し、2人の子供もできた。
それから後は家事と育児に追われ、気付いたら子供たちも大人になり、家を出ていった。
やがて孫ができた。初めて孫を抱いたときの何とも言えぬ喜びを、唯は今でも覚えている。
自分の作った家族が、さらに家族を作る……。
唯(家族、か……あの頃の私は、家族を作るなんて思いもしなかっただろうな……)
140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:18:09.86 ID:dbdfyurv0
唯がそんなことを考えていると。
澪「私、まだ、持ってるんだ」
そう言って、澪は懐から携帯端末を取り出した。
唯「持ってるって、何を?」
澪「私たちが作った曲」
澪がで端末を操作すると、スピーカーからなんとも懐かしいメロディーが流れてきた。
律「これ……」
澪「歌おう」
唯「…うん」
143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:22:00.86 ID:dbdfyurv0
唯「君を見てるといつもハートドキドキ」
60年経っていても、そのメロディーと歌詞は体が覚えていた。
澪「揺れる想いはマシュマロみたいにふわふわ」
澪はしわがれたか細い声で歌った。
律「いつも頑張る君の横顔」
歌っているうちに3人は60年前に帰ったような気がした。
唯「ずっと見てても気づかないよね」
澪「夢の中なら2人の距離」
律「縮められるのにな」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:26:03.08 ID:dbdfyurv0
そこにいた3人の老人たちは、
紛れもなく「放課後ティータイム」だった。
唯「ああ神様お願い」
澪「2人だけのドリームタイムください」
律「お気に入りのうさちゃん抱いて」
唯「今夜もお休み~」
「ふわふわたーいむ・ふわふわたーいむ・ふわふわたーいむ………」
唯「ふぅ」
澪「ふふっ」
律「ははっ」
歌い終えた3人は互いの顔を見比べ、笑みをこぼした。
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:29:17.10 ID:B9iji7Q3O
(;ω;`)ぶわっ…
何か心に来るぜ…
これはいろんな意味で良スレ
147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:30:18.27 ID:dbdfyurv0
唯「久しぶりに2人に会えて、良かったよ」
澪「それはこっちだって同じさ」
律「よし、じゃあ退院したら今度は私たちが京都に行くから、そんときは色々案内してくれよな!」
澪「えーっ、私、今日京都から帰って来たばっかりなのに~」
唯「あははっ」
60年前と何も変わらない光景がそこにあった。
どれほどの時が過ぎようと、彼女たちの友情は変わらない。
放課後ティータイムも、けして消え去ることはないのである。
けいおん! 第14話「しわしわ時間」
完
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:31:36.52 ID:GsRRAyD40
しわしわ時間www
乙
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:31:57.80 ID:X0qqisTDO
終わり?乙
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:31:58.22 ID:NDdIGeOX0
よし、追いついた
涙腺崩壊寸前……
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:35:01.46 ID:UuLRNtAW0
しわしわ時間wwwwww笑わすなwwwwwwww
乙
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 03:38:06.66 ID:dbdfyurv0
これで終わり
青春とは無縁の人生を送っている人間が
「しわしわ時間」というオチをやりたいためだけに書いた
反省はした
191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 12:52:59.66 ID:bGA7EFIGO
>>1
次回作も期待してるぞ
192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 12:54:07.76 ID:dbdfyurv0
どうせ暇だから何か書くか
193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:01:42.25 ID:dbdfyurv0
梓「はぁ……」
軽音楽部の1年生、中野梓は音楽室の扉の前で大きな溜め息をついた。
梓(部活いやだなぁ……)
これから起こることを想像すると、とてもこの音楽室に入る気にはならなかった。
梓(でも、サボったら何されるか……)
梓はもうひとつ大きなため息をついた。
そして、いつまでも思案していても仕方がないので、意を決して扉を開いた。
195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:06:38.52 ID:dbdfyurv0
唯「やあ、あずにゃん」
律「やっときたな」
澪「遅かったじゃないか」
紬「待ちくたびれましたわ~」
音楽室には既に4人の先輩たちが集まっていた。
梓「は、はは……」
唯「じゃあ、早速!」
澪「パンツ脱いでくれ、梓」
197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:11:27.19 ID:4TmWgokP0
前作品との温度差ワロタ
199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:14:37.49 ID:dbdfyurv0
梓「う……ううう……」
逆らうことはできなかった。
梓は少しずつパンツをおろした。
4人はパンツが脱げるのを目を輝かせて期待している。
やがて足下までパンツは下ろされた。
梓は足の先からパンツを抜き取り、机の上に置いた。
律「よし、じゃあお尻こっちに向けろ」
言われたとおりに梓は4人の方へお尻を突き出した。
紬「じゃあ、いくわよ」
紬が懐から取り出したのは浣腸だった。
慣れた手つきで、梓の肛門に突き刺す。
梓「うくっ……」
梓は自分の体の中に薬が入ってくるのが分かった。
200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:19:50.57 ID:UjSo3RnUQ
俺の涙返せWWW
201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:21:39.36 ID:dbdfyurv0
梓「あ……あ……」
梓の体に軽く電流が走った。
それとともに便意がこみあげてくるのを感じた。
そして、大腸の中に詰まったウンコが一斉に溢れだした。
ぶりぶりぶりぶりぶりぶり
梓「あ、あ、あああああああっ」
4人は梓のもとにひざまずき、肛門からとめどなく出てくるウンコを必死に手で受け止めた。
唯「すごいよあずにゃん、今日はいっぱい出るね」
澪「この形、色つや。やっぱり梓のは最高だ」
律「梓、もっともっと出していいぞ」
紬「浣腸が必要になったら言ってね」
4人はそう言いながら、梓のウンコを貪るように食べた。
204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:24:42.49 ID:dbdfyurv0
梓の脱糞は止まらなかった。
ぶりぶりぶりぶり
4人は梓のウンコを手にとっては口に運んだ。
唯「うん、おいしいよ」
澪「素晴らしい味わいだ」
ぶりぶりぶりぶり
律「何回食べても飽きないな」
紬「最高のウンコね」
ぶりぶりぶりぶり
梓「う…うう……」
205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:25:58.77 ID:BDiq7IXo0
なにこの温度差wwwwwwwwwwwwww
ひどすぎるだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:30:56.81 ID:dbdfyurv0
ぶり……ぶり……
やがて脱糞は止まった。
唯「んー、まだ足りないよう」
唯は梓の尻にしがみつき、肛門を舐めはじめた。
梓「ひ、ぁっ……何するんですか……あっ、やめてくだ、さいっ……」
唯「いいじゃない」ぺろぺろ
梓「はぅっ……」
律「はは、梓はすっかり肛門が敏感になったな」
紬「可愛いわ、梓ちゃん」
口に周りにウンコをつけた律と紬が和やかに笑い合っている。
210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:36:37.94 ID:dbdfyurv0
肛門を舐めつくした唯は、梓の尻から顔を離した。
唯「ふー、おいしかった。ありがとね、あずにゃん」
梓「い、いえ……」
梓はパンツをはいた。
澪「よし、ウンコも食べ終わったし、学園祭に向けて練習するぞ!」
律「おう。で、学園祭で何の曲をやるんだ?」
澪「ああ、まずは、『ぶりぶり時間』。次に、『私のウンコはホッチキス』。あとは『ゲリ便ボール便』『カレーのちウンコ』だな」
梓(いつのまにか曲名がウンコ関連に……)
紬「さ、練習しましょうか」
211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:38:09.26 ID:24VXpXWf0
『カレーのちウンコ』wwww
どうしてこうなった…
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:45:45.66 ID:dbdfyurv0
梓(どうしてこうなっちゃったんだろう……)
梓はこの異変がいつから始まったのかを思い出そうとした。
そういえば、梓が入部した時から何か様子がおかしかった。
4人の先輩たちは部員に飢えているような感じだった。
ただ新入部員が欲しかっただけだと考えていたが、今思うにウンコ製造機として利用できる後輩を欲していただけなのだろう。
入部後もやたらと高そうなお茶やお菓子を食べさせられた。
梓の気を引き、部室に留めておくつもりだったのだろう。
そして入部から1カ月が経ち、梓も打ち解けてきたころに、最初の食糞がおこなわれたのであった。
梓(あの時は、怖くて気持ち悪くて意味分かんなかったなぁ……まあそれは今でも変わんないけど)
213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:51:14.59 ID:dbdfyurv0
最初の食糞の後、軽音楽部は代々スカトロ趣味の人間が集まる場所だと聞かされた。
唯たちは先輩がいなかったため、顧問のさわ子にウンコを食べられたのだという。
そうして1年を過ごすうちに、唯たちにもスカトロ趣味が芽生えたらしい。
唯『あずにゃんもそのうちウンコ好きになるよ~』
唯はそう言っていた。
実際、ウンコを食べられるのに慣れてきている自分がいた。
梓(私も、来年は食べる側になるのかな……)
そんなことを考えていると、
澪「梓~、練習するぞ」
と澪に呼ばれた。
梓(ウンコ食べる以外は普通の先輩なのにな……)
215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 13:56:24.30 ID:dbdfyurv0
その日の練習は夜7時の完全下校を以て終了した。
梓が荷物をまとめていると、澪に声をかけられた。
澪「なあ梓、一緒に帰らないか」
梓「え……はい」
216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:01:10.42 ID:dbdfyurv0
暗い夜道を澪と梓はたわいもない話をしながら歩いていた。
梓にとって先輩と2人きりで帰るのは初めてのことだった。
澪「なあ、梓」
澪は突然真剣な表情になった。
梓「は、はい、なんですか?」
澪「これはさ、唯たちも知らないことなんだけどさ」
梓「はい」
澪「ウンコを食べるのは、軽音部だけじゃないんだ」
梓「え?」
澪「すべての部活で行われていることなんだ」
梓「そ、そうだったんですか」
澪「ああ。全校生徒、そして全教師がスカトロ趣味を持っていると言っても良い」
219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:08:03.11 ID:dbdfyurv0
梓「へぇ……」
いつも顔を合わせているクラスメイトや先生たちも、ウンコを食べたり食べられたりしているのか。
そう考えると妙な気分だった。
澪「梓。私は、お前のウンコは素晴らしいと思ってる。今まで食べた中で一番だ」
梓「はぁ」
澪「だから、学園祭でみんなにお前のウンコを食べてもらおうと思うんだ」
梓「え、えぇっ!?」
澪「いいかな、梓」
梓「え、で、でも………」
澪「いや、梓は自分のウンコに自信を持っていい。お前のウンコはきっとみんなも喜んでくれるはずだ。だから、な」
自身がなくて躊躇ってるわけでは……とは言えなかった。
澪「じゃ、そういうことだから、梓」
澪は梓の返事を聞かないまま、交差点で別方向に曲がっていった。
220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:13:55.31 ID:dbdfyurv0
家に帰った梓は、ベッドに寝転びながら澪が言っていたことを思い返していた。
梓(が、学園祭でみんなに私のウンコを食べてもらうだなんて、そんな……)
みんなに食べられるなんて、やはり恥ずかしい。
梓はそう考えた。
梓(あ、あれ……?みんなに食べられるのが恥ずかしい!?)
梓(もしかして私、人前でウンコすること自体には羞恥心を感じなくなってる?)
梓(そんな……私、知らないうちに取り返しのつかないことになってたよ)
223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:22:00.39 ID:dbdfyurv0
そしてついに学園祭当日。
講堂の舞台の上、5人はこれから始まるライブに胸を躍らせていた。
そして、ブザーの音とともに幕が上がっていく。
満員の客席から拍手で迎えられる5人。
唯「こんにちは!放課後スカタイムです」
梓(スカタイム!?)
唯「では早速、一曲目!ぶりぶり時間!」
225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:29:26.05 ID:dbdfyurv0
君のケツから いつもウンコぶりぶり
揺れる想いは 下痢便みたいにべちゃべちゃ
いつもふんばる 君の横顔
ずっと見てても 気付かないよね
ウンコ食べれば 2人の距離
縮められるのにな
ああ神様お願い 2人だけの
スカトロタイムください
お気に入りの浣腸 刺して
今夜も脱糞
ぶりぶりたいむ
ぶりぶりたいむ
ぶりぶりたいむ……
梓が新歓ライブで聴いた時とは違い、
歌詞がスカトロの内容になっていた。
それでも唯が歌い終えると、客席から盛大な拍手が巻き起こった。
梓(ほんとに全校生徒がスカトロ好きなんだ)
226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:30:19.81 ID:R1CecUGY0
もうやだこの学校
228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:30:44.51 ID:uuMa7CZX0
___
/ || ̄ ̄||
|.....||__||
( ∪ ∪ ∧_∧
と__)__) ( )
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
___
/ || ̄ ̄||
|.....||__||
( ∪ ∪ ∧_∧
と__)__) ( ) どうして・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:37:52.07 ID:dbdfyurv0
唯「澪ちゃんの言ったとおりだね、この歌詞でも別に問題なかったよ」
澪「ああ、スカトロ趣味のない人間なんていないからな」
唯「じゃあ次の曲!私のウンコはホッチキス!」
このあともウンコをテーマにした曲が演奏された。
そして唯は最後の「カレーのちウンコ」を歌い終えた。
唯「カレーちょっぴりウンコたっぷり!」
客席から歓声と拍手が起こる。
アンコール、アンコールという声も次第に大きくなった。
澪「申し訳ないけど、アンコール曲はないんだ」
澪がそう言うと、客席からは「え~」と落胆の声が聞こえた。
澪「でも、その代わりと言っちゃなんだけど……梓」
梓「はいっ」
梓(え!?ここでやるの!?)
234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:43:29.57 ID:dbdfyurv0
唯「ん?あずにゃんをどうするの?」
澪は梓を舞台中央に引っ張っていった。
澪「みんな、アンコールの代わりにプレゼントがある。この中野梓のウンコを、みんなに食べてほしいんだ。梓のウンコは絶品だ。食べて損はないぞ」
客席からは、おおお、という歓声が上がった。
澪「さあみんな、食べに来い!!」
澪はそう言うと、梓のパンツを一気にずりおろし、肛門に浣腸を突き刺した。
梓「あふぁあっ!!」
梓は肛門から甘い刺激が伝わるのを感じた。
やがて猛烈な便意が湧き起ってくる。
澪は梓の尻を客席に向けた。
客は座席から立ち上がり、舞台の方に殺到している。
236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:46:39.70 ID:F3kPDv4NO
感動を……かえ……せ……
ぶりぶり♪ぶりふり時間♪
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:52:22.58 ID:dbdfyurv0
梓「あああ、漏れちゃう、漏れちゃいます、先輩!」
澪「いいぞ、存分に漏らすといい。みんなに梓のウンコを食べさせてあげよう」
梓「は、はひぃぃぃぃぃぃっ!!」
梓が体の力を抜くと、肛門から恐るべき勢いでウンコが飛び出した。
ぶーりぶりぶりぶりぶりぶりぶりぶーりぶーりぶりぶりぶりりんりん
梓「あふぅぅぅぅぅ、私、みんなのまえでウンコしちゃってますぅぅぅぅぅぅ!!!」
澪「それだけじゃないぞ、みんなお前のウンコを嬉しそうに食べてる」
梓が振り返ると、客たちは梓の肛門からとめどなく湧き出してくるウンコを奪い合い、一心不乱に食べまくっていた。
梓「あああ、みんな食べてます、私のウンコ……」
澪「そうだ、もっと出してやれ、梓」
澪は2本目の浣腸を注入した。
梓「あ、あああああああああっ!!」
243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:58:16.40 ID:dbdfyurv0
ぶりりんぶりぶりぶりりんこ
ぶっりぶりぶりぶーりりんりん
梓「おほおおおおおおおお!!!」
ウンコが肛門を通るときの快感。
大勢の前で排便することの興奮。
自分のウンコをみんなが食べてくれる歓び。
すでに梓はスカトロの魅力に支配されてしまっていた。
ぶりっこぶりぶりぶりりりりん
ぶりんちょぶりんちょぶりぶりぶりりっちょ
梓「気持ちいいれすぅ、先輩ぃぃぃ……」
澪「そうだろう梓。スカトロは気持ちいいことなんだ」
梓「はひぃ……」
唯「あずにゃん、私たちのウンコも食べさせてあげるよ!」
澪「そうだな」
律「ああ」
紬「梓ちゃんも食べる側になる時が来たのね」
244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 14:58:53.86 ID:Q1KInO3y0
別人が荒らしてるのかと思ったら同一IDかよ・・・
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:03:23.71 ID:dbdfyurv0
4人はパンツを脱いで、尻を梓の方に向けた。
唯「いくよあずにゃん、しかり食べてね!!」
梓「はひぃ!」
ぶりぶりぶりぶり
4方向から出てくるウンコを梓は手で受け止め、口へ運んだ。
梓「おいしい、おいしいれふぅ!!ウンコってこんなにおいしかったんですねぇ!!」
澪「ふふ、これで梓も立派な桜高の一員だな」
こうしてスカトロに目覚めた梓はウンコを食べたり食べられたりする学園生活を過ごしたのであった。
梓「ウンコ大好きー!!」
けいおん! 第15話「ウン子に首ったけ」
完
254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:05:34.55 ID:hOyV3QmIP
____
/:::::::::: u\
/:::::::::⌒ 三. ⌒\
/:::::::::: ( ○)三(○)\
|::::::::::::::::⌒(__人__)⌒ | ________
\:::::::::: ` ⌒´ ,/ .| | ...|
ノ::::::::::u \ | | .|
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ヽ:::::::::::: -一ー_~、⌒)^),-、 | |_________.|
ヽ::::::::___,ノγ⌒ヽ)ニニ- ̄ | | |
259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:09:42.09 ID:dbdfyurv0
挿入歌
カレーのちウンコ
糞にときめき恋かもねブリブリ
スカトロ精神とめらんないモグモグ
おねがい!
アツアツお皿のウンコ
スパイスひとさじ刺激ちょーだい
甘糞じゃなく今日は中辛なの
大人味なの
お肉お野菜ひみつの隠し味
育ち盛りの欲張りスカ心
だいすき!
ブリブリ漏らしたウンコ
スパイスふたさじ経験しちゃえ
だけど限界 くさすぎてもうダメ
ブリリ ブリリ ブリリ
Oh...No No No No No No...!
カレーちょっぴりウンコたっぷり!
262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:10:14.99 ID:ImQCQSoe0
. .: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄
267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:13:56.33 ID:dbdfyurv0
どうせ永遠に暇だからまた何か書くか
268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:14:08.40 ID:aL+xe2kl0
しわしわ時間→ぶりぶり時間
275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:20:41.69 ID:dbdfyurv0
どういうのがいいのだろう
ハートフル?バイオレンス?ギャグ?バトル?ラヴ?
278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:21:39.97 ID:kEzRfKFc0
>>275
迷ってるならお題安価でも出しちまえ
280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:22:31.14 ID:dbdfyurv0
じゃあ安価で決めるか
>>285
285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:26:04.78 ID:H0wzSvsI0
チョメチョメ時間
289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:28:55.99 ID:dbdfyurv0
ちょめちょめ?
エロでいいのか?
290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:29:56.24 ID:8tYKJJuvO
エロじゃないチョメチョメみたい
295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:33:07.31 ID:dbdfyurv0
秋山家。
澪「はぁ……」
澪はベッドの上で仰向けになっていた。
たびたび携帯をひらいたり、時計を見たりして、なんだか落ち着かない様子である。
澪「はぁ……」
澪が本日7回目の溜息をついた直後、静かな家の中にピンポーンというインターホンの音が響き渡った。
澪は待ってましたとばかりに跳び起き、玄関へと駆け出す。
299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:36:10.54 ID:dbdfyurv0
玄関の扉を開けると律が立っていた。
律「よっ」
澪「もう、遅かったじゃないか、律……」
律「すまんな」
律は澪の家に上がった。
澪の両親は共働きのため、今この家にはいなかった。
300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:40:35.33 ID:dbdfyurv0
2階にあがり、澪の部屋に入る2人。
律「1週間ぶりかな」
澪「ああ、そうだな……」
律「ごめんな、ほったらかしにしてて……」
澪「いや、いいんだよ……じゃあ、早速だけど、いいかな」
律「うん……」
澪「ありがとう律……」
澪はそう言って押入れを開けた。
そこにはロープで縛られた唯がいた。
303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:44:12.48 ID:dbdfyurv0
唯「ふぐー、ふぐー!!」
唯の眼は血走っており、必死にもがき続けている。
ロープをほどいた瞬間に澪と律を殺してしまいそうな感じだ。
澪「私じゃ無理なんだ、律、頼む」
律「ああ」
律は唯の股間に目をやった。
そこには立派な男性器があった。
律がそれを優しく撫でてやると、唯はたちまち大人しくなった。
306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:47:01.86 ID:c5HufDTd0
鬼才現る!
307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:47:56.14 ID:hH3F70QP0
爆笑wwwwwwwがwwwwwww止wwwwwwまwwwwwwらwwwwwwwwwwwwwwwwwwなwwwwwwwい
309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:48:27.27 ID:dbdfyurv0
ペニスは次第に大きくなってきた。
律「いい子だ、唯。おとなしくしてるんだぞ」
唯「はぁ、はぁ」
律は手に唾をつけ、完全に勃起した唯のペニスをしごいた。
唯の表情がうっとりとしたものになっていく。
澪「流石だな、律は……私じゃこうはいかない」
律「まあ、弟のをいつもやってるしな……」
澪「そうなのか」
唯「はぁ、はぁ」
やがて唯の体がビクッと震えたかと思うと、亀頭の先から勢いよく精液を飛ばした。
318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 15:54:46.79 ID:dbdfyurv0
唯「はぁ、はぁ………すぅ………」
射精を終えた唯は寝入ってしまった。
澪は律にティッシュを手渡した。
律はそれを受けとり、手にべっとり付いた精液をふき取った。
澪「すまん、いつもいつも」
律「いや、いいんだよ。それよりあと6回だ。あと6回で唯も元に戻る」
澪「うん……憂は、どうしてるかな……」
律「憂は音楽室の倉庫にいるだろうけど、ばれるのも時間の問題かな。それまでに元に戻してやらないとな」
澪「あと何回だっけ」
律「5回だな」
澪「そっか」
律「とにかく梓みたいにならないようにしないとな……」
322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:00:11.15 ID:dbdfyurv0
異変が起こったのは夏休みの合宿中のことだった。
5人はろくに練習もせず海で遊びまわっていたのだが、そこで紬が行方不明になってしまったのだ。
唯『あ、あれ?ムギちゃんは?』
澪『あれ?そういえばいないな』
律『おーい、ムギー』
梓『紬先輩、どこですかぁーっ』
日が暮れるまで探し回った結果、海岸のはずれの岩場の陰で紬を発見した。
唯『あ、こんなとこにいた』
律『もう、ムギ、心配したんだ……ぞ!?』
梓『ひぃっ、なんですかそれ!!』
その紬の股間にはまごうことなき男性器が生えていたのである。
326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:05:08.57 ID:dbdfyurv0
紬『え、ああ、これねえ、なにかしら、うへ、うえっへへへへっへっへへ』
紬は狂ったように笑いながら、4人に襲いかかった。
唯『うわああ!』
澪『に、逃げろ!!』
なんとか別荘まで逃げた4人は、ロープとガムテープで紬を捕まえて縛り上げることに成功した。
詳しくは長くなるので省略。
紬『うがああああ!!』
縛られてもなお紬は暴れ続けた。
梓『ど、どうすれば……』
律『………あれしかないな……』
唯『あれ?』
329 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:11:17.26 ID:dbdfyurv0
律『ああ……男ってのは一回射精すれば大人しくなるんだ』
そう言って律は紬のペニスに手を伸ばした。
澪『律!なにを……』
効果はてきめんだった。
律が紬のペニスをしごいて射精させると、紬はおとなしくなった。
紬『はぁ、はぁ……』
梓『す、すごいです律先輩』
律『ふふん』
その後も紬が暴れ出すたびに、律は紬に射精させてやった。
そして合宿最終日、紬が10回目の射精を行った時、ペニスは消滅し、紬は正気に戻ったのだった。
紬『あら……?私今まで何を……』
333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:20:17.98 ID:dbdfyurv0
それで一件落着したかと思われた。
が、合宿から帰って数日後、梓がまた同じ状態になってしまったのだ。
梓『うがあああああ!!』
梓を家に帰すわけにはいかなくなったため、とりあえず音楽室の倉庫に隠すことにした。
梓の親には
「先輩の家で泊まりがけで宿題をすることになった」と梓の携帯から送った。
律はまた慣れた手つきで梓を射精させた。
数日間かけて10回ほどおこなったが、今回は元に戻らなかった。
律『あれ?な、なんで……?』
唯『もっといっぱいやらなきゃダメなのかも……』
梓『うがああああああ!!』
梓の親が何度も何度も携帯に電話をかけてきた。
そのたびに「心配はない」とメールを送り返し、さらに数日間かけて、20回の射精を達成した。
そこでやっと梓は元に戻ったのだった。
336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:29:44.56 ID:dbdfyurv0
2学期が始まったある日、軽音部5人に憂を加えた6人で下校していた。
そこで唯と憂は発症したのだった。
こんな時のために常備していたロープで2人を縛りつけ、唯はその場から近かった澪の家に、憂は律と紬と梓の3人がかりで学校に連れ戻し、音楽室の倉庫に放り込んだ。
さいわい唯と憂の両親はいないから、何日いなくても心配されることはないだろう、と思い、律は暇を見ながら唯と憂を射精させた。
で、今に至る。
澪「唯と憂は30回ずつ射精させないといけないのか」
律「そうだよ、お前もちょっとはやってくれ」
澪「や、やってはみたんだけど、律みたいにうまく出来なくて……1時間くらいかけても射精出来なくて、唯に蹴り飛ばされたよ」
律「あー、そういやムギや梓も同じこと言ってたな」
338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:35:32.09 ID:dbdfyurv0
澪「……なぁ、次に発症するのは誰なのかな」
律「そりゃあ、私か、澪だろ」
澪「律が発症したら……誰も射精させられないよ」
律「そうか……じゃあ、今のうちに練習しとかないとな。私の家に来い」
澪「え、ええ!?もしかして……」
律「ああ」
339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:39:59.06 ID:dbdfyurv0
田井中家。
聡「あ、姉ちゃん!また俺のペニスしごいてくれよ」
律「聡、今日は私じゃなくて……」
澪「やあ」
聡「みみみ、澪さん!?」
澪「今日は私がやってあげるよ、聡くん」
聡「ははははっはは、はいっ!よろしくおねがいします!!」
341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:42:06.00 ID:rOz+V1Od0
聡自分でやれよカスww
342 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:44:36.53 ID:kEzRfKFc0
聡俺と代われ
343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:46:00.36 ID:H0wzSvsI0
ちょっと待て聡
344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:46:59.74 ID:dbdfyurv0
澪「じゃあ聡くん、パンツ脱いで」
聡「はいっ!!」
聡がパンツをおろすと、小ぶりなペニスが顔を出した。
律「よし、澪。まずは自分の手に唾をつけるんだ」
澪「ああ」ぺっぺっ
律「そして全体を包み込むように握るんだ」
澪「こ、こうか」
聡「ほゎぁっ」
律「そう!!そのまま上下に!!」
澪「こうだな!!」しこしこしこ
聡「おうふ!!どぅぉふ!!」
347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 16:51:26.19 ID:dbdfyurv0
聡は間もなく射精した。
聡「おおおおう!!!」どっぴゅんどっぴゅん
澪「これでいいのか、律」
律「ああ、そうだ、それで……」
澪「律?」
律「それで……それで……」
澪「律……まさか」
律「う……うがあああああああああっ!!!」
澪「律!!」
聡「姉ちゃん!?」
349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:00:06.50 ID:dbdfyurv0
聡「どうしたんだ、姉ちゃん!?」
律「うがああああああ!!」
澪「聡くん!!律を押さえろ!!」
聡「は、はい!!」
澪「大丈夫だ、律……お前から教えてもらったテコキテクで、お前を助けてやるからな。そして唯も憂も、ちゃんと救ってみせる……!!」
律「うがあああああああっ!!」
澪「いくぞ、律!!」
テコキを習得した澪は、発症した律を、そして唯や憂を自らの手で助けることを決意する。
澪の戦いは、まだ始まったばかりだ!
けいおん! 第16話「Hello Penis Girl」
完
350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:00:49.70 ID:dbdfyurv0
僕疲れたよパトラッシュ
351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:01:17.21 ID:YKC0iDkQ0
おいwwちょめちょめ時間じゃなかったのかwwww
365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:21:19.73 ID:DQn/Q4z10
なんか世の中は広いってことだけは理解できた
366 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:23:25.09 ID:dbdfyurv0
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梓「流石にもうネタが出ませんよ……」
370 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:34:43.58 ID:TmQ4+XtDO
>>369合宿ネタでもしろ(・ω・)/
371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:36:45.08 ID:dbdfyurv0
澪「合宿をします!!」
唯「わーい!!」
梓「へぇ、合宿なんてあるんですか」
律「場所はまたムギの別荘か?」
紬「ええ、今回は一番広いとこを借りられたの!!」
澪「へぇ、どこの別荘だ?」
紬「ヨハネスブルグよ!」
373 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:45:15.49 ID:dbdfyurv0
合宿当日、ヨハネスブルグ。
澪「へぇー、なかなかいいとこだ……な」
律「ああ、そこらじゅうに有刺鉄線が張り巡らされてていい眺めだ……な」
梓「さっき死体が見えたような気がしましたけど、気のせいですよ……ね」
唯「なんていうかさっきから、私たち目つけられてるけど、自意識過剰だよ……ね」
紬「別荘はこのスラム街の先にあるの~」
377 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:51:14.72 ID:dbdfyurv0
別荘はボロボロだった。
窓ガラスは割れ、壁も穴ボコ。
中にある家具や調度品もすべて盗み出されていた。
唯「……」
澪「……」
律「……」
梓「……」
紬「ちょっと古いけど、広い方がいいかなって思って」
379 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 17:55:06.62 ID:dbdfyurv0
澪「ほんとに大丈夫なんだろうな!?」
紬「え、なにが?」
澪「ほら、治安とか。強盗に襲われたりとか」
紬「もう、澪ちゃん、他人のことを悪く言ってはダメよ。みんな心優しい人たちばかりよ」
他人を疑うことを知らない、汚れなき瞳。
澪にはそれを真実で汚すことはできなかった。
澪「う…」
387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 18:29:14.46 ID:dbdfyurv0
澪「よ、よし……色々と不安だが練習を始めるか」
唯「そ、そうだね」
しかし、別荘に置いてあったドラムやキーボードはすべて盗まれていた。
律「こ、これじゃ練習できないよ」
梓「どうするんですか、ムギ先輩」
紬「あら、なんでなくなっちゃってるのかしら」
梓「盗まれたんですよっ!」
390 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 18:35:06.23 ID:dbdfyurv0
紬「梓ちゃん!何の根拠もなく他人を疑ってはダメよ!」
梓「根拠なくもないですよ!別荘中がめちゃくちゃに荒らされてるんですよ?それで外には凶暴そうないかつい黒人のスラム街……」
紬「梓ちゃん、肌の色や貧しさで人を判断するのは良くないわ」
梓「あーもぉぉぉぉ」
澪「はいはい、落ち着け2人とも。とりあえずこれじゃ練習できない。これからどうするかを話し合おう」
律「一刻も早く帰りたいな……なんかすげぇ治安悪そうだし」
唯「さっきから外でガラスの割れる音や人々の悲鳴が……」
梓「私も帰りたいです」
395 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 18:39:43.15 ID:dbdfyurv0
紬「そ、そんな……せっかく無理言って一番広い別荘を借りたのに……みんなひどいわ……うううっ」
紬は泣き出してしまった。
律「一番広いっつーか、一番酷い別荘だよ」
唯「ははは、りっちゃんうまいね」
梓「とにかく、もう荷物まとめて帰りましょう。こんなとこじゃ練習もできないどころか自分の身も危ないですよ」
澪「そうだな」
床にしゃがんで泣いている紬を放置し、4人は荷物を置いていたリビングへと向かった。
396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 18:45:26.09 ID:dbdfyurv0
しかしそこにあったはずの荷物は跡形もなく消え去っていた。
澪「あ、あれ?」
律「まさか、盗まれたのか?」
梓「鍵かけなかったんですか?」
澪「いや、そもそも鍵が壊されてて使えなかった」
唯「ギー太~!!私のギー太が~!!」
澪「ど、どうしよう……」
その時。
紬「きゃあああああああっ!!」
という悲鳴が轟いた。
澪「ムギ!?」
399 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 18:51:23.77 ID:dbdfyurv0
4人が紬のもとへ向かうと、紬は数人の屈強な黒人たちによって押し倒され、服をむりやり剥がされようとしていた。
唯「その人たちムギちゃんの彼氏?」
律「いや~お熱いことで。ひゅーひゅー」
澪「バカ!どう見ても強姦だろ!」
梓「紬先輩!」
紬「助けてぇー!!」
黒人たちは二言三言会話を交わしたかと思うと、唯たちの方にも襲いかかってきた。
澪「いやああああっ!」
407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:04:38.43 ID:EJoOrtGqO
どうしてこうなった…
414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:19:36.49 ID:dbdfyurv0
澪「に、逃げるぞ!」
律「逃げるってどこへ!?」
澪「い、いいから!とにかく行くぞ!」
唯「む、ムギちゃんは!?」
梓「もうほっときましょう、自分の身の方が大事です!!」
4人は紬をほっといて逃げ出した。
後ろからは黒人たちが追ってくる。
416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:21:16.51 ID:rOz+V1Od0
ムギwww
419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:24:50.81 ID:dbdfyurv0
別荘の玄関から飛び出したが、そこには大勢の黒人たちが待ち構えていた。
梓「ひっ……」
澪「2手に分かれよう!私と梓はこっち!」
律「じゃあ私と唯はこっちだ!」
唯「うん!」
律と唯は右へ、澪は怯える梓の手を引いて左へと駆け出した。
黒人たちも2手に分かれて追いかける。
424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:32:22.14 ID:dbdfyurv0
全力疾走もすぐに限界が来たが黒人たちを引き離すことには成功した。
澪「はあ、はあ」
梓「ど、どこまで、逃げるんですかっ」
澪「よ、よし、あそこに隠れようっ」
澪は近くにあった、古びた物置のような建物を指さした。
入って見ると、中には誰もいなかった。
ガラクタが積み上げられており、隠れるにはもってこいだ。
2人はやっと一息つくことができた。
梓「ふぅ……」
澪「唯たちは大丈夫かなぁ」
梓「どうでしょうね……」
紬は心配されなかった。
これもすべて紬のせいなのだから。
427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:37:35.12 ID:dbdfyurv0
梓「これからどうするんです?」
澪「そりゃ、スキを見て空港に行って、日本に……」
梓「でも、お金とられちゃいましたよ」
澪「あ、そっか……」
ということは、このヨハネスブルグから2度と抜けだせないということだ。
澪「ど、どうしよう……」
429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:43:46.37 ID:dbdfyurv0
梓「やはり私たちは……あの黒人たちに犯されて、エイズになって、この異国の地に骨をうずめるしかないのでしょうか……」
澪「………」
すると、小屋の外から車のエンジン音が聞こえてきた。
それはこの小屋の前で止まったようだった。
梓「ひっ……見つかったんでしょうか」
澪「しっ、静かに」
小屋の中に、何者かが入ってきたようだった。
足音はゆっくりと、しかし確実に2人のほうに近づいてくる。
澪「………!」
梓「……っ!」
433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:50:09.38 ID:dbdfyurv0
「秋山様、中野様…!」
澪「ふぇっ!?」
それは琴吹家の執事、斎藤だった。
澪「さ、斎藤さん……!?なぜ……」
斎藤「いえ、お嬢様たちがヨハネスブルグにお行きになるというので、なにかあったらと心配で付いてきた次第で……しかし、少々手遅れだったようですね……」
澪「ゆ、唯たちは?」
斎藤「平沢様も田井中様も、こちらで保護しております。お二方は黒人たちに襲われておりまして……」
梓「えっ……」
斎藤「いえ、襲われたと言っても未遂でございます。捕まって、服を脱がされそうになったところに私が駆けつけ、黒人たちを銃殺いたしました」
澪「銃殺……」
436 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 19:57:43.87 ID:dbdfyurv0
斎藤とともに小屋の外に出ると、大きな黒塗りの車が止めてあった。
斎藤「さ、お乗りください」
澪が後部座席の扉を開けると、中にはうつろな表情の唯と律が座っていた。
澪「唯、律……」
斎藤「ああ、襲われた時のショックが大きいようで……そっとしてあげてくださいませ」
梓(目の前で人を撃ち殺されたショックもあると思う……)
澪「あ、そうだ、私たちの荷物って……」
斎藤「それらは既に売りさばかれておりまして、回収は不可能でした。ですが、これだけは取り返しておきましたよ」
斎藤は助手席のほうに視線をやった。
そこには唯と梓のギター、澪のベースがあった。
438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:05:25.90 ID:V1jXsgpXO
斎藤よくやった
439 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:05:41.65 ID:dbdfyurv0
澪「あ、私の楽器……」
斎藤「はい、これが一番大事かと思いまして。では、日本へ帰りましょうか」
梓「はいっ」
唯、澪、律、梓は斎藤の車で空港まで行き、飛行機で日本に帰ってきた。
強盗も強姦もない、平和な国、日本。
そのありがたさを身をもって感じた。
澪「さあ、学園祭まであとちょっとだ」
律「ああ、頑張ろう」
唯「そうだね、ギー太も返ってきたし」
梓「いっぱい練習しましょう!」
元の平和な日常に戻った放課後ティータイムの4人。
彼女たちは無事に学園祭を成功させるのだが、それはまた別のお話。
けいおん! 第17話「強盗のちレイプ」
完
440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:07:06.45 ID:1sktL2XMO
おいちょっと待て
441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:07:37.99 ID:APLAsvIN0
イイハナシダナー
442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:07:42.81 ID:PP8lFBI3i
む…ぎ…
444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:07:52.27 ID:D2zR6fuHO
紬www
451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:13:10.43 ID:aL+xe2kl0
紬は自業自得だろww
453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:19:15.38 ID:dbdfyurv0
あの再会から1年。
唯はまた東京に出てきていた。
リニアから降りると、ホームで車いすの澪が待っていてくれた。
澪「やあ、唯」
澪の声はまた一段とか細くなっていて、人の声で溢れかえるホームでは聞き取りにくかった。
唯「やあ、澪ちゃん」
澪「じゃあ、行こうか」
唯「うん」
455 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:22:28.70 ID:aL+xe2kl0
またしわしわ!
456 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:22:55.23 ID:aUP1TFk4O
これが ふがふが時間?
457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:24:34.38 ID:QqyGuqfm0
ふがふがw
462 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:29:06.51 ID:dbdfyurv0
2人は駅から出た。
車がひっきりなしに行き来する大通りの向こうに、天まで届きそうな高層ビルがいくつもいくつも建っている。
駅前の広場では前衛的な恰好をした若者たちが音楽をかけてはしゃいでいる。
唯たちはその横を通り抜け、バス停に向かった。
唯「まさか、また東京に来ることになるとはね」
澪「唯が東京に来たのは、去年が初めてだっけ」
唯「うん……70超えて、やっとファースト&セカンド東京だよ」
澪「ふふ」
バス停でそんなことを喋っていると、すぐにバスが到着した。
バスのボタンを押すとリフトが降りてきて、澪の車いすを乗せて車内へと入っていった。
それを追って、唯もバスに乗り込む。
467 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:38:03.13 ID:dbdfyurv0
澪「いきなり呼んだりして、大丈夫だったか」
唯「大丈夫だよ別に、特にすることもない年金生活者だし」
澪「そっか」
バスはすぐに目的地に着いた。
回数券を支払って下車すると、眼の前にその建物はあった。
唯「このお寺?」
澪「ああ」
目的地はお寺だった。
大都会東京に不釣り合いなくらい古い建物だが、それでもどこか荘厳さを漂わせている。
471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:40:44.30 ID:EOGKEumJ0
りっちゃん・・・
474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:45:24.79 ID:dbdfyurv0
唯「暑いねぇ」
澪「ああ」
2人はお寺の境内に足を踏み入れた。
時は8月だった。
今日の気温は35度。老体にはちょっときつい。
澪「私たちが若いころは温暖化温暖化って耳にたこができるくらい言われてたけど、別に何ともなかったなぁ」
唯「ほんとだねぇ」
地球温暖化説も2030年ころには死語になっていた。
温暖化対策の利権で甘い汁をすすっていた人々は最後まで温暖化の危機を叫んでいたが、いつのまにかいなくなっていた。
476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:48:24.94 ID:dbdfyurv0
むしろ世界の気温は下がる傾向にあるとのことだったが、唯たちには実感できていなかった。
ハンカチで汗を拭きながら、境内の奥へと進んでいく。
塀と塀のあいだの細い砂利道を抜けると、広い場所に出た。
唯「ここ?」
澪「いや、もっと奥の方だ」
そこにはたくさんの墓石が並んでいた。
478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 20:55:05.55 ID:dbdfyurv0
墓石の間を縫って、さらに奥へと進んでいった。
澪「ここだよ」
澪が指し示した先には小さな墓石があった。
そこには「田井中家之墓」と刻まれていた。
唯「この下にりっちゃんがいるの?」
澪「ああ。『田井中家』とは書いてあるけど、埋まってるのは律だけだ」
唯「そうなんだ」
482 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:03:15.00 ID:1sktL2XMO
律は京都にいけなかったのか…
483 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:03:20.18 ID:dbdfyurv0
律は結局、あれから回復することはなかった。
半年間の闘病生活を送った末、息を引き取った。
律は死ぬ間際に、澪に自分が死んだあとのことを頼んでいた。
律『もう親類縁者とは連絡を取れないし、知り合いも友人もいない。だから通夜も葬式もしなくていい。ただお墓を立ててくれないか。小さいのでいいから。お金は私の貯金を使ってくれればいい』
唯「それで、その通りにしたんだ」
澪「ああ。このお墓で満足してくれてるかな、律は」
唯「してくれてるよ。だって、親友の澪ちゃんが選んだお墓だもん」
澪「親友、か」
こんな歳になってそのような青春めいた言葉を聞くとは思わず、澪は笑みをこぼした。
493 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:14:08.40 ID:dbdfyurv0
相変わらず日差しは容赦なく照りつけてくる。
どこからかセミの声が聞こえてきた。
お盆の時期なので、他にも墓参りをする人もちらほら見かけられた。
律の死を初めて実感したからか、唯にはなんでもないようなことが感慨深く感じられた。
唯「……」
澪「ん、どうした」
唯「いや、ほんとに死んじゃったんだなあ、って」
澪「そんなしけた顔するなよ。律が嫌がるぞ?」
唯「そうだね」
へへ、と笑いながら、唯はカバンから数珠を取り出した。
そして、澪とともに墓石に向かって手を合わせた。
唯(りっちゃん、そこに多分ムギちゃんやあずにゃんもいると思います。私たちがそちらに行くまで、楽器の練習でもして待っててください)
497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:20:34.34 ID:dbdfyurv0
唯は顔をあげ、ふぅ、とため息をついた。
澪「そろそろ行こうか」
唯「うん」
澪「東京初心者の唯のために、東京案内でもしてやるよ」
澪はそう言って車いすをゆっくりと発進させた。
唯は2、3歩進んで、律の墓石の方を振り返った。
墓石が日差しを照り返した光の中に、律の笑顔が見えた気がした。
澪「おい、唯。行くぞ」
唯「あ、うん」
498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:22:22.42 ID:vRPsVIlFO
またシリアスな展開に…
500 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:28:52.14 ID:dbdfyurv0
2人は再びバスに乗り、都心へと向かった。
唯「どこ行くの?」
澪「ああ、東京タワーだよ」
唯「新しく出来たとこ?」
澪「そうだよ」
西暦2020年頃、初代東京タワーはその役目を終え、高さ600m超の新しい東京タワーが建てられた。
さらに今ではそのタワーも引退し、最近になって3つ目となる東京タワーが建造された。
唯「もう入れるんだ?」
澪「うん、もう入れるらしい。私も初めて行くんだけどな」
504 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:37:51.80 ID:dbdfyurv0
2人は東京タワーについた。
デザインは先代や初代のタワーとほとんど変わらなかったが、高さは700mにまで伸びていた。
澪「じゃあ、入るか」
唯と澪はタワー下のビルで入場料を支払い、エレベーターに乗り込んだ。
澪「展望台に、ご飯食べられるとこがあるんだ。そこで食事にしよう」
唯「ええ、そんなお店、高いんじゃないの?」
澪「まあ、高いお店も入ってるし、安い軽食を出してるお店もある、らしいよ」
唯「ふうん」
展望台につくまでには時間がかかった。
その暇つぶしのためか、壁に埋めこまれたモニターからは東京の歴史とかなんとかいう映像が流れつづけていた。
507 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:46:01.23 ID:dbdfyurv0
展望台に着いた。
夏休み中ということもあってか、割と混雑していた。
しかし澪が車いすを進めると、人々はそそくさと脇にそれていった。
この時代でも車いすは奇特な存在として扱われているのか、ただ足の不自由な人の邪魔にならないようにしたのか、唯には分からなかった。
唯と澪は窓際の席を確保することができた。
澪「唯は座ってろよ。私が食べ物買ってくるから」
唯「え、いいよ、私が…」
澪「いいって、今日の唯はお客さんなんだし。それに、私が行った方が速いしな」
澪も自覚しているようだった。
唯は売店のカウンターへと向かった澪の背中を見送った。
人ごみにまぎれて澪が見えなくなると、唯は窓の外の景色に目をやった。
508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:54:14.80 ID:dbdfyurv0
東京タワーの下には地平線の向こうまで街が広がっていた。
少し視線の向きを変えると、ビルの群れが途切れて山地になっていた。
その向こうにはかすかに富士山も確認できた。
他にも皇居や国会議事堂など、およそ東京らしいものはすべて視認することができた。
夢中で景色を眺めていると、澪が戻ってきた。
膝の上のトレイには2人分のサンドイッチとドリンクが乗っていた。
澪はトレイをテーブルの上に置いた。
唯「ありがとう、澪ちゃん」
澪「いいよいいよ。食べよう」
2人はサンドイッチを食べ始めた。
513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:01:49.32 ID:dbdfyurv0
澪「初めて見たけど、やっぱすごいもんだな、この景色は」
唯「そうだね」
そう言われて、唯は再び外の景色に目をやった。
相変わらず大都会東京が広がっている。
澪「この街に1000万人もいるんだよな」
唯「1000万人、か……」
唯にはその数字は大き過ぎて、うまく想像できなかった。
1000万人。
それだけの人がそれぞれの人生を歩み、やがて死んでいく。
唯「……」
澪「地平線が丸く見えるのは、気のせいかな。テレビで、地球が丸いのを実感できます!って言ってたけど」
唯「地球か……」
517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:12:23.37 ID:dbdfyurv0
地球には今90億の人が住んでいるらしい。
世界の人口増加の速度が緩慢になっているとか、そういうニュースを若いときに聞いた気がした。
90億の人。90億の人生。
その中の一つとして、唯は79年間を歩んできた。
そう考えると、唯は急に自分がちっぽけな存在に思えてきた。
「唯の世界」など、所詮は京都の中の、自分の家くらいで完結していた。
ろくに旅行や仕事も経験してこなかったため、唯の世界はすごく狭いままだったのだ。
唯「世界って広いね」
澪「ああ、広いだろうな」
520 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:23:09.77 ID:dbdfyurv0
狭い世界の中で過ごした数十年。
その間にも世界では色々なことが起こっていた。
石油に代わる新しいエネルギーも開発された。
資本主義限界説を唱える人々が世界中で増えているらしい。
世界のどこかではまだ戦争に明け暮れている国があるという。
第4次宇宙ステーション建造計画も進んでいる。
少子化対策も少しずつ効果をあげてきているようだ。
日本の財政が危ないと言われ続けていたが、破綻してしまうことはなかった。
アメリカはまだ世界のリーダーだし、中国は2位に甘んじている。
しかしそれらの出来事は唯の人生と何の影響も及ぼさなかった。
どこかの国で地震が起こっても、経済が良くなったり悪くなったりしても、唯は家事と育児に励み続け、主婦として母として生きてきた。
523 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:26:03.29 ID:dbdfyurv0
唯「なんか、ここからの景色を見てると心細くなってくるよ」
澪「そうか?なんで?」
唯「うーん……私は、世界の一員として考えたら、なんか取るに足らない存在なのかなぁって」
澪「はは、なんか深いこと考えてるな」
唯「そうかな」
澪「うんまあ、私もそう言うのは考えたことあるよ」
532 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:38:12.01 ID:dbdfyurv0
澪「でもまぁ、世界中の人の中でも、一番幸せな人生を歩んできたと思うよ、私たちは。それは自信持っていい」
唯「私たち、か」
澪「そう、私たち」
私たち、というのが唯と澪の2人だけのことではないことは唯にも理解できた。
唯「そうだ。色々あったけど、幸せだった。それでいいんだよね」
澪「ああ、それでいい」
唯「うん……でも、ほんとに色々あったよね」
澪「あったなぁ。特に高校の3年間、なんであんなに濃かったんだろうな」
唯「今でもはっきり覚えてるよ……」
澪「ああ……合宿…学園祭…ライブ……」
唯「スカトロ……ふたなり……ヨハネスブルグ……」
唯は過去に思いをはせながら、サンドイッチの最後の一切れを口に放り込んだ。
533 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:39:15.22 ID:5hNNW5leO
つながってたwww
534 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:39:55.79 ID:EOGKEumJ0
リンクさせんなw
535 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:40:15.64 ID:jjdBslSo0
カオスな青春だな
540 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:43:12.92 ID:dbdfyurv0
澪「じゃ、行くか」
唯「うん」
唯たちはトレイをレジに返し、再びエレベーターに乗り込んだ。
唯「下に着くまで長いよね~」
澪「いや、降りる時はすぐらしい」
唯「え?なんで?」
澪「さぁ」
澪の言う通り、ものの10秒で地上に到着した。
2人はその日、夜遅くまで東京を歩き回った。
550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:49:12.87 ID:dbdfyurv0
深夜の東京。
空は真っ暗だが、地上は街灯によって照らされ、まだ昼かと思うくらい明るかった。
澪「じゃ、今日はこれで」
唯「うん。じゃあ私は、ホテル予約してあるから」
澪「ああ」
唯「澪ちゃん、今日はありがとう。また今度、京都にも来てよ」
澪「うん、また機会があれば行くよ」
唯「じゃあね、澪ちゃん」
澪「じゃあな」
唯は澪の車いすが見えなくなるまで、名残惜しそうに見つめ続けていた。
551 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:50:06.07 ID:jXSzv6y5O
ということは、卒業アルバムの学園祭のページは……ゴクリ
552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:51:27.72 ID:ZJhM+MVo0
>>551
あぁ・・・そのまさかだ・・・
559 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:56:52.85 ID:dbdfyurv0
ホテルのベッドに寝転がりながら、唯はあれこれ考えていた。
自分の人生は幸せだった。
最愛の夫と、その子供たちに囲まれ、孫たちの顔も見ることができた。
それに何より、素敵な友達がいた。
生きているのは澪だけになったが、律や紬、梓、和たちとの思い出も確かにこの胸に息づいている。
たくさんの素晴らしい人たちとともに生きることができた。
やはり私は幸せだった、と改めて思った。
そして唯は、澪が京都に来たらどこを案内してやろうかな、と考えながら眠りについたのであった。
けいおん! 第18話「Don't say "Lozin"」
完
560 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:57:29.35 ID:3TBwkgGG0
だからタイトルwwwww
561 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:58:11.48 ID:XbbrN8XqO
老人www
566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:59:37.23 ID:jXSzv6y5O
綺麗に終わったのに、この形容しがたい気分はなんだwwwwwwww
567 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:59:55.26 ID:pG68HB170
股にかける少女・・・か
576 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 23:04:36.20 ID:rOz+V1Od0
乙だぜ
次も期待してる
577 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 23:04:40.12 ID:/osCzWOv0
乙。 いやあすごいもんを見てしまった感がある
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この記事へのコメント
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 00:48: :edit1ゲット
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 00:49: :editじゃあ2ゲット
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 00:58: :edit3
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 00:59: :edit以下ゲッターはうんたん♪うんたん♪
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 01:05: :editふわふわ タイム
昇天 時間
嗚呼 神様お願い (爺さんと)2人だけの
(ドリームタイム)
夢の時間 下さい
書いてて涙が出(ry -
名前: かなたん #-: 2009/08/23(日) 01:11: :editハルヒ86歳といい、老人ネタには弱いんだよ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 01:11: :edit加齢のち来世
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 01:11: :editおもろかった
-
名前: 奈々氏 #-: 2009/08/23(日) 01:12: :editうぉぉぉ!
形容しがたいモヤモヤが襲ってくる!
とりあえず乙! -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 01:14: :editあえて言おう、マジキチであると。
つーか時折入る作者の未来予想図がうぜぇwwww -
名前: 通常のナナシ #1kXzmpWw: 2009/08/23(日) 01:15: :editもらた
-
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/23(日) 01:17: :editなんか年取って自分の死を意識するようになると、「○○さんが亡くなった」って聞いても「そうか・・・」って深く悲しまなくなるっぽいな。なんかそう思うと悲しい。
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 01:23: :edit3ゲット
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 01:44: :edit最近つまんないぷんた
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 02:07: :edit落差の酷さには泣いたww
でも老人系は感慨深くてすきだったー
にしてもヨハネス編で紬生きててよかた -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 02:20: :editどうしてこうなった…
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 02:28: :edit言葉にできない・・・・・・
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 02:33: :edit米14
そろそろぷん太卒業していいと思うぞ
他行け -
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/23(日) 02:34: :editこれはなんなんだwww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 02:38: :edit茶吹いたwwww
いい病院教えてやれwwww
※14
卒業おめでとう -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 02:46: :editなかなかよかった
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 02:52: :edit才能を持て余しすぎてるよこの作者
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 03:03: :editこの発想は面白い!
しわしわ時間www
ムギ厨の俺涙目だったけど、色々省いてあっさりさせたのは良かったと思うよ
雰囲気出てるわ、ちょっとこう、ムズ痒くなってくる感じはあるけど
真ん中のはいらねwww
乙でした! -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 03:11: :editなんだこの落差は…同じ人間が続けて書いてるとは思えないww
-
名前: 通常のナナシ #TNMtb/9k: 2009/08/23(日) 03:35: :edit最初と最後、2本目と3本目のギャップがwwwしかもリンクしてるしwwww
あと、紬はどうやって日本に帰ってきたんだ? -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 03:39: :edit>>1の未来予想図はあながち間違ってなさそうだから困る
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名前: #-: 2009/08/23(日) 04:30: :editど、どうしてこうなった・・・
-
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/23(日) 04:31: :editうんたんうんたん
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 04:34: :edit他のブログで見たネタだと思ってたらスカトロまであるしww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 04:45: :editやるじゃん
-
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/23(日) 05:00: :edit(どうしてこうなっちゃったんだろう……)
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 05:38: :editしわしわ時間からスカトロ行った時は唐突すぎて笑い止まらんかったwwwww
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 06:00: :editしわしわ時間は以前読んだけど、続きがあったとは
リンクさせんなwww -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 08:12: :editこれが鬼才というものか・・・
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名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/23(日) 08:26: :editまさかの超展開www
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名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/23(日) 09:02: :edit憂にもふれてほしかった
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名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/23(日) 09:24: :editこれだけ色々なものをかけるからこそ、こんなにも素晴らしい話がかけるのかも。
とりあえずヨハネスもリンクさせるんなら、麻呂眉社長は幸福だったのか…?と聞きたい…w -
名前: #-: 2009/08/23(日) 09:51: :editどっかでみたなこれ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 09:53: :editけいろう!
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 10:51: :editこれ確か盗作なんだよな・・・
まあ、あまり深くは話すまい・・・ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 12:25: :edit唯と澪の孫は軽音部に入部するのだろうか
個人的に澪の孫は僕っ子であって欲しい -
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/23(日) 12:30: :editどうしてこうなった・・・
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 13:12: :editついにぷん太もけいおんを扱うようになったか・・・
ここから離れる時が来たようだ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 15:37: :edit>ついにぷん太もけいおんを扱うようになったか・・・
>ここから離れる時が来たようだ
別に良いんだけど、けいおん!のためだけにそこまでするんだ。
てかけいおんSSは面白いの少ないな。超短編は結構あるけど。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 16:30: :edit6年に見えたのは俺だけではないはず
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 17:42: :edit憂「お姉ちゃーん、オムツ取り替えようね♪」
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 18:39: :edit全体的に良かったが斉藤だけは許せん
作者とぷん太乙 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 19:46: :edit斉藤は敵だろ・・・
ちゃんと犯さなきゃ!! -
名前: Jack #-: 2009/08/23(日) 20:24: :editこの>>1は絶対に許さん!
紬をこんな風に扱って覚悟はできているんだろうな?・・・ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 20:31: :edit個人的には東京タワー2代目と3代目は
666mと777m
の方がすっきりしたかなw
しかしこの未来あなどれん。
米14
卒業おめでとう。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 22:49: :edit咲で曲のタイトルちょい変えて話作ってた作者か?
同じ作者だとしたら凄い才能だw -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/23(日) 22:50: :editkome43
これはぷん太でしか読めないそう考えろ
さすがにドンキーかぷん太しかまとめれないだろwwww -
名前: 通常のナナシ #YqzQT8Bs: 2009/08/23(日) 23:46: :editふう・・・・・
で、結局老後の唯達はまたバンドを結成して
放課後ティータイム→老後のティータイム→老後のお茶の時間というバンドですねわかりません -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/24(月) 00:37: :editひどすぎるwwwwwwww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/24(月) 02:40: :editこれは久々にきたwwww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/24(月) 03:53: :edit泣いていいのか笑っていいのかwww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/24(月) 13:49: :editしわしわからスカトロへの移行がwww
……浣腸液が混ざるとダメ。食うなら自然便に限る -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/26(水) 00:31: :edit※7
誰も評価しないけど俺は評価するよ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/27(木) 15:58: :editアンコールの代わりにウンコールってかwww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/05(土) 08:01: :editしわしわ時間で久々に吹いたわw
落差が上手過ぎるw -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/27(日) 16:41: :editリンクさせんなよwww
学園祭4人www -
名前: nanasi #-: 2009/10/02(金) 01:10: :editなwんwだwこwれwはw
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/03(木) 18:06: :editいい作品をありがt・・・・・・・・・
さあ、>>1一緒に精神病院に行こうか?いい病院紹介してやるから・・・・ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/12/03(木) 18:11: :editだめだこいつ・・・早くなんとかしないと・・・
-
名前: 通常のナナシ #-: 2010/02/19(金) 00:54: :edit天才すぎだろ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2010/03/30(火) 03:08: :editこんな奇才が居るなんて日本の将来は捨てたもんじゃないな。
-
名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/10(土) 04:38: :edit裂-Saki-かいた人なのか?
マジキチと感動がリンクするこの展開は好きだ -
名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/13(火) 00:48: :edit才能ありすぎだろこの人w
タイトルには吹かされたしww
おもろかった -
名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/17(土) 20:17: :editぶりぶり時間ワロタww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 04:58: :editこの作者からは高い見識と知性を感じた
素晴らしい作品だった。もっと、更に評価されてもしかるべきぐらいだ -
名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/06(木) 13:56: :editどんだけカオスな人生歩んでんだよw
-
名前: 通常のナナシ #-: 2010/05/14(金) 19:53: :edit名作は何度読んでも面白い
情景や感情の描写が本当に素晴らしい -
名前: 通常のナナシ #-: 2010/06/24(木) 23:33: :edit話しつなげたらだめだろwww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2010/06/30(水) 14:35: :edit続けて読んだら情緒不安定になるわw
-
名前: 通常のナナシ #-: 2010/06/30(水) 20:52: :editヨハネスブルクと聞いてまたサッカーかと思ったが
これ一年前なのかw -
名前: 通常のナナシ #-: 2010/07/21(水) 17:50: :edit鬼才あらわる
が、けいおんssとはな…… -
名前: 通常のナナシ #/eAboeEE: 2010/07/30(金) 12:38: :edit中間爆笑しましたww
最初と最後ははんぱなかった><
感動をありがとう!! -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/05/28(土) 20:48: :editクソワロタwww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2012/02/03(金) 01:51: :edit333、634ときたんだから3代目タワーは935だろ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2012/11/10(土) 22:02: :edit久々に読んだ、感動した。
スカイツリー完成しましたよ。 -
名前: #: 2014/10/05(日) 18:09: :editこのコメントは管理者の承認待ちです

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.