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真紅「…………」 雪華綺晶「…………」

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2009/08/07(金)
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 17:46:00.29 ID:HalLwAN0O
真紅「…………」

雪華綺晶「…………」ソーッ

真紅「…………」ペラッ

雪華綺晶「…………」

真紅「…………」

雪華綺晶「だーれだ?」ギュ

真紅「ひいぃぃっ!?」ビクゥ




7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 17:52:48.36 ID:sGZ2XWO7O
つまり>>1を説明すると
読書中の真紅の後ろから雪華綺晶がソーッと近づき
真紅に目隠しをして「だーれだ♪」ってやるんだが
突然やられたもんだから真紅が思わず声を上げちゃって
それを最初から見てた俺が微笑ましい光景だなと笑ってたら
真紅が顔を真っ赤にして「み、見てたのなら声をかけるべきだわ///」って言うから
俺があまりにも真紅が可愛いからギュって抱き締めると雪華綺晶がヤキモチ焼いちゃって
頬をプクーって膨らませるもんだから「雪華綺晶もおいで」って俺が優しく声をかけると
パァッっとした笑みで俺の胸に飛び込んでくる

と言った状況を現しているのですよ




8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 17:54:53.91 ID:HalLwAN0O
真紅「き、雪華綺晶!?ちょっと貴女何を」

雪華綺晶「あら、分かっちゃいました?声だけで気づいてくださるなんて、愛の力ですね!」

真紅「声だけって、貴女顔丸見えじゃない!どこ触ってるのよ!」

雪華綺晶「どこって……あー、いっけなーい。目を隠すつもりが、間違っておっぱい隠してしまいました

わ。てへっ☆ 失敬、失敬」モミモミ

真紅「ちょっ、何揉んでるのよ! ……んっ/////」




11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 18:02:25.29 ID:HalLwAN0O
改めて正面に向かい合って座りました。

真紅「まったく、何してるのよ貴女は」←ジュンベッドに正座

雪華綺晶(たんこぶ)「ひどい……何もそんな分厚い本でド突く事ないじゃないですかぁ」←床に正座

真紅「貴女が悪いんでしょうが!」

雪華綺晶「あんなのほんの姉妹同士のスキンシップじゃないですかぁ」

真紅「そんなスキンシップ私は望んで無いのだわ!」
雪華綺晶「ところで他のお姉様方は?」キョロキョロ

真紅「翠星石は蒼星石の所に行ってるわ。雛苺は下でお昼寝よ。ちなみにジュンとのりはそれぞれ図書館と学校に行っているのだわ」

雪華綺晶「そうですか。それは好都合」ボソッ

真紅「え?」

雪華綺晶「いいえ、何でもありませんわ」




12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 18:12:53.72 ID:HalLwAN0O
真紅「で、貴女何しにきたの」

雪華綺晶「紅薔薇のお姉様に会いに来たのですわ」

真紅「だから何の為に」

雪華綺晶「お姉様に会いたいから会いに来ただけですわ」

真紅「それだけ?」

雪華綺晶「それだけ」

「…………」




15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 18:22:13.27 ID:HalLwAN0O
真紅「はあ、そう。でも、生憎私は忙しいの。悪いけど帰って頂戴」

雪華綺晶「忙しいって……何してらっしゃるんです?」

真紅「見れば分かるでしょ。この本を読んでたの。今日中にこれを読み終わりたいの。だから帰って頂戴」

雪華綺晶「どんな本なんですの? 私にも見せて下さいよ」

真紅「あっちょっと!」

雪華綺晶「どれどれ? うわぁー、難しそーう」

真紅「ちょっと、邪魔しないで頂戴!」

雪華綺晶「こんな難しい本を読んでらっしゃるなんて、凄いですね。尊敬しちゃいますぅ」

真紅「あ、あらそう?」コロッ





17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 18:32:36.47 ID:HalLwAN0O
雪華綺晶「そうですよ。やっぱり紅薔薇お姉様は聡明でいらっしゃるわ」

真紅「そ、そんな大した事じゃないわ。ふふふ」ニコニコ

雪華綺晶「あ、そうそう、私も最近本を読んでるんですのよ」

真紅「あら、貴女も読書を?どんな本なのかしら」

雪華綺晶「よくぞ聞いてくださいました! ちょうど持ってきてるんですよ。ほらこれ」ゴソゴソ

真紅「食中毒への……道?」




19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 18:43:49.47 ID:HalLwAN0O
雪華綺晶「この本面白いんですのよ。おかしな物を食べた人達の実体験が書いてあって。あ、ほらこの13年前の魚肉ソーセージとか一週間前に期限が切れたひき肉とか凄いですわよ……」

真紅「いや、やめて」

雪華綺晶「でもやっぱりインパクトがあるのは虫を食べた話ですかね。ほらこの納豆と一緒にナメクジを食べちゃった話とか」

真紅「や、やめなさいって」

雪華綺晶「あ! このゴキ〇リ入りのすいとんの話とか最高ですよ!」

真紅「ひいぃぃっ、やめて頂戴! 聞きたくないわ!」

雪華綺晶「あ、こっちのゴキ〇リ入りキャンディの話も凄いですわよね。世の中変わった食べ物があるもんですねー」

真紅「聞きたくない! 聞きたくないっ!!!」




24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 18:55:08.21 ID:HalLwAN0O
雪華綺晶(たんこぶ)「ごめんなさい、お姉様」

真紅「まったく! なんて下らない本を読んでるの貴女は!」

雪華綺晶「お姉様も喜んで下さると思ったんですけど」

真紅「面白くないわよそんな話! 納豆が食べられなくなったらどうしてくれるのよ!」

雪華綺晶「お姉様納豆とか召し上がるんですか?」

真紅「何よ! 私が納豆を食べたら悪いって言うの!?」

雪華綺晶「いえ、別にそう言う訳じゃ……」

真紅「本当にもう帰って頂戴!」

雪華綺晶「そんなー、そんな冷たい事おっしゃらないで下さいよー。もう邪魔しませんから! 静かにしてますからここに居させて下さいよ。お願いします!ね、ね?」




25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 19:04:19.27 ID:HalLwAN0O
真紅「ううー、分かったわよ! その代わりもう話し掛けるんじゃ無いわよ!?そこでじっとしてなさいよ!?」

雪華綺晶「はーい。やっぱり紅薔薇のお姉様はお優しいですわ」

真紅「っとにもう!……あら?そう言えば貴女、その体どうしたの? 貴女は実体が無いハズじゃ」

雪華綺晶「ああ、これですか? この体はあるところから借りて来ちゃいました」

真紅「借りて?」

雪華綺晶「ええ、借りて」




槐「おーい、薔薇水晶」

槐「薔薇水晶ー? どこだー?」

槐「おかしいな。薔薇水晶のやつ、どこに行ったんだ?」




26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 19:08:52.97 ID:Fhs+hysUO
ばらしーwww




27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 19:15:30.40 ID:HalLwAN0O
真紅「……そう。ちゃんと後で返しておくのよ」

雪華綺晶「え~」

真紅「え~、じゃない!」

雪華綺晶「わ、分かりましたよ~。そんなに怒らないで下さいよ~」

真紅「まったく……私は読書を続けるから、貴女はちゃんとそこでじっとしてなさいよ。こっちのベッドに近づくんじゃないわよ」

雪華綺晶「はーい」




31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 19:23:54.44 ID:HalLwAN0O
真紅「…………」

雪華綺晶「…………」

真紅「…………」ペラッ

雪華綺晶「…………」キョロキョロ

真紅「…………」

雪華綺晶(……紅薔薇のお姉様の鞄)




33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 19:30:09.05 ID:HalLwAN0O
真紅「…………」

雪華綺晶「…………」コソコソ

真紅「…………」ペラッ

雪華綺晶「…………」ガパッ

真紅「…………」

雪華綺晶(お姉様の鞄の中……いい匂い)クンクン

真紅「あら、貴女何してるの?」

雪華綺晶「何にもしてませんわよ?」ササッ

真紅「そう? なら良いけど。ちゃんと大人しくしてるのよ」

雪華綺晶「はーい(セーーフ)」




34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 19:38:13.67 ID:HalLwAN0O
真紅「…………」

雪華綺晶「…………」

真紅「…………」

雪華綺晶(お姉様……また読書に夢中になってらっしゃる)

真紅「…………」ペラッ

雪華綺晶「…………」ソワソワ

真紅「…………」

雪華綺晶「…………」

真紅「…………」

雪華綺晶「…………」ソロソロ

真紅「…………」

雪華綺晶「…………」ソー

真紅「…………」ペラッ

雪華綺晶「…………」ツーー

真紅「ひゃうん!?」





36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 19:47:08.13 ID:HalLwAN0O
真紅「雪華綺晶!?貴女いつの間に後ろに……」

雪華綺晶「お姉様が読書に夢中になってる間に」

真紅「あ、貴女って人は」

雪華綺晶「お姉様、背中弱いんですね♪」

真紅「き・ら・き・しょ・う~~!!!」

雪華綺晶「タ、タンマタンマお姉様! あ、その本はマジ痛いからやめて……」




39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 19:59:14.58 ID:HalLwAN0O
真紅「大人しくしてなさいって言ったでしょうが!」

雪華綺晶(たんこぶ)「だって~、暇だったんですも~ん」

真紅「だったら水銀燈の所にでも行ってらっしゃい! あの子も一人だからきっと暇してるわよ!」

雪華綺晶「やーですよぅー。黒薔薇のお姉様は怖いんですもの。その点、紅薔薇のお姉様はお優しいし、何より姉妹の中で一番お美しいし」

真紅「え、え? そんな事は……あるかも知れないけれど」

雪華綺晶「そうですよー。流石、ローゼンメイデン一番の人気者ですわ!」




44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 20:07:17.87 ID:HalLwAN0O
真紅「そ、そんなお世辞言っても何も出ないわよ」

雪華綺晶「お世辞じゃないですわ。このまぶしいくらい輝くブロンドの髪もとっても美しいし」サワッ

真紅「そ、そう?」

雪華綺晶「澄んだ空よりも、尚青い瞳もまるで宝石の様」ズイッ

真紅「ちょ、ちょっと。顔が近すぎるんじゃなくて?」ズリッ

雪華綺晶「そして、ほんのりと赤い、熟れた果実の様に柔らそうなこの唇……フフフ、いったいどんな味がするのでしょう」シュルシュル

真紅「なんで私の体にいばらを巻き付けてるのよ!」

雪華綺晶「だって、お姉様逃げようとなさってるんですもの」




45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 20:14:34.09 ID:HalLwAN0O
真紅「逃げたりしないわよ。だからいばらを外して頂戴。ね?」

雪華綺晶「だーめ」

真紅「貴女ね、いい加減にしないと本当に怒るわよ。早く外しなさい」

雪華綺晶「お姉様は怒ったお顔も素敵ですわ」

真紅(もうやだこの妹)




47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 20:29:13.55 ID:HalLwAN0O
雪華綺晶「ああ、それにしても紅薔薇のお姉様ったら本当にお可愛らしい。食べちゃいたいくらい(性的な意味で)」

真紅「貴女がそんな事言うと洒落にならないのだわ!(生命の危機的な意味で)」

雪華綺晶「あぁ……もう我慢出来ませんわ。良いですわよねお姉様。良いですわよね?」

真紅「良いって何がよ!?」

雪華綺晶「お姉様が私の体を食べて下さっても良いのですけど(無論、性的な意味で)」

真紅「貴女の体なんていらないわよ! 大体、その体は他人の借り物でしょうが!」

雪華綺晶「あ、そーでした」




48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 20:36:24.19 ID:HalLwAN0O
真紅「とにかく、早くこのいばらを解いて頂戴!……きゃっ」ドサッ←ベッドに押し倒された

雪華綺晶「フフフ、もう逃げられませんわよ、お姉様」

真紅「ね、ねえ雪華綺晶。目が怖いわよ。今なら許してあげるから悪い冗談はやめて。ねっ、ねっ?」

雪華綺晶「まずはどこから頂きましょうか」

真紅「ちょ……どこ触ってんのよ!……んっ/////」

雪華綺晶「あら、ここも弱いんですのねお姉様」

真紅「この……あんっ////」ビクン




50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 20:41:05.20 ID:Fhs+hysUO
ほほう…




53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 20:49:02.18 ID:HalLwAN0O
ガララッ

金糸雀「TATATAたまご焼き~……あ」

真・雪「あ」

一同「…………」

金糸雀「ごゆっくりぃーっ! かしらぁ~!」

真紅「あぁ、待って金糸雀! 助けて、金糸雀ぁーっ!!!」




59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 21:00:07.42 ID:HalLwAN0O
雪華綺晶「……行ってしまいましたわね黄薔薇のお姉様」

真紅「くっ、あの役立たず」

雪華綺晶「邪魔が入ったかと思いましたが、空気を読んですぐに帰ってくれて助かりましたわ」

真紅「全然、空気読めてないわよ!」

雪華綺晶「さあ、せっかく黄薔薇のお姉様が気を使って下さったんですもの。二人だけの甘い時間をゆっくりと味わいましょう、お姉様」

真紅「冗談じゃないわ! 誰が貴女なんかと」

雪華綺晶「まずは唇から頂こうかしら……どんな味がするのか楽しみですわ……ジュルリ」

真紅「か、顔を近付けないで……このっ」グググッ

雪華綺晶「うぐっ……手が邪魔ですわ真紅お姉様。私の顔から手をどかして下さいまし」

真紅「い・や・よっ!」グイッ

雪華綺晶「うぅ……がんじがらめでも力持ちさん」

「あらぁ、随分楽しそうな事してるじゃない」

真・雪「!?」




61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 21:01:56.18 ID:pmsumpfC0
銀様キターーーーーーーーーーーーーー!!!!




64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 21:11:53.86 ID:HalLwAN0O
真紅「水銀燈!?」

雪華綺晶(ちっ、邪魔なヤツが)

水銀燈「末妹、貴女(私の)真紅に何してるのかしら?」

雪華綺晶「私の?〝私の真紅〟とはどう言う意味ですか黒薔薇のお姉様?」

水銀燈「な!?私のなんて言ってないでしょう!?」

雪華綺晶「言いましたよはっきりと。私のって」

水銀燈「そ、そんなハズは無いわよ!そこは絶対、口に出さなかったハズ……」

雪華綺晶「あら、口には出さなかったけど、心ではそう思っていたんですの?」

水銀燈「何を……はっ!」

雪華綺晶「…………」ニタァ

水銀燈(嵌められた!/////)





66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 21:26:18.21 ID:HalLwAN0O
水銀燈「お、お馬鹿さぁん! それは、真紅は私の獲物って意味よ! 真紅のローザミスティカは私が頂くのよ! 手を出さないで頂戴!」

雪華綺晶「あら、上手い事逃げましたね」

水銀燈「おだまり雪華綺晶! こうなったらアンタからジャンクにして、その口黙らせてあげるわ!私の羽根を喰らいなさいっ!!!」シュババッ

雪華綺晶「おっと」ヒョイ

水銀燈「くっ、この!」シュバババババッ

雪華綺晶「よっほっはっ」ヒョイ、ヒョイ、ヒョイ

水銀燈「おのれ~ちょこまかと」

真紅「あわわ……部屋が……」




70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 21:36:32.82 ID:HalLwAN0O
雪華綺晶「貴女の攻撃なんか一生かかっても当たりませんわよ水銀燈」

水銀燈「くそ~今度こそ! 喰らえっ!」

真紅「いい加減にして、水銀燈っ!!!」

水銀燈「!?」びくぅ




71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 21:39:56.43 ID:HalLwAN0O
真紅「もう、やたらめったら羽根を飛ばすのはやめて頂戴!貴女の羽根のせいで部屋がめちゃくちゃよ!」

水銀燈「うぅ……」

水銀燈(アンタのせいで真紅に怒られちゃったじゃない! この馬鹿!)プルプル

雪華綺晶(オホホ……愚かなり水銀燈)




73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 21:43:17.05 ID:HalLwAN0O
真紅「もう、早く帰って頂戴!」

水銀燈「うぅ……そんな(まだ来たばっかりなのに)」

雪華綺晶「そうですよ黒薔薇のお姉様。早く帰って下さいまし」

真紅「貴女もよ! 雪華綺晶!」

雪華綺晶「えー」

真紅「えー、じゃない!」

雛苺「しんくぅー」

雪華綺晶「この声は……」

水銀燈「雛苺!?」

雛苺「おーい、しんくぅー」トコトコ

雪華綺晶「この部屋に近付いてくる」




80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 21:48:48.33 ID:HalLwAN0O
雛苺「しんくぅー」ドンドン

水銀燈「もうドアの前まで……くっ、仕方ないわね」

雪華綺晶「あら、黒薔薇のお姉様、いったいどこへ?」

水銀燈「うるさいわね! 帰るのよ! 雛苺が来たら騒ぎだすでしょうからね。雪華綺晶! 貴女今度会ったら覚えときなさいよ! それじゃ真紅……またね!」

水銀燈(結局、真紅とちょっとしか話せなかった……グスン)

雪華綺晶「行っちゃいましたね。黒薔薇のお姉様」

真紅「雪華綺晶。貴女はいつまでここに居るつもりなの?」ギロッ

雪華綺晶「うっ……分かりましたよ。今日はもう帰りますよ。確かに桃薔薇のお姉様に騒がれても面倒ですし。それじゃあ、また来ますわ。お姉様、ごきげんよう」

真紅「もう、二度と来なくて良いわよ!……ったく、やっと帰ってくれたのだわ」




86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 21:57:15.51 ID:HalLwAN0O
雛苺「ねーえー、早く開けてしんくぅー。どうしたのー? そこに誰か居るのー?」

真紅「あ、ごめんなさい雛苺。すぐに開けるわ」ガチャ

雛苺「えへへー、やっとドアが開いたの……って、え!? なんなの、このぐちゃぐちゃのお部屋! この黒い羽根……また、水銀燈がやって来たの!?」

真紅「ええ、まあ……それと雪華綺晶も」

雛苺「真紅、大丈夫なの!?どこか怪我とかしてない!?」

真紅「大丈夫、私は平気よ雛苺。どこも怪我してないのだわ」

雛苺「本当?よかったぁ」




88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 22:05:46.29 ID:HalLwAN0O
真紅「心配してくれてありがとう、雛苺。貴女は本当に優しい、良い子ね」ナデナデ

雛苺「えへへへ/////」

真紅「ところで雛苺。いったい、何の用だったの?」

雛苺「あ、そうそう。お茶の時間だから呼びに来たの」

真紅「あら、もうそんな時間なのね」

雛苺「今日のおやつはのりが用意していってくれたケーキなのよ」

真紅「それは美味しそうね。でも……」サワッ

雛苺「ふぇ?」

真紅「貴女の方がもっと美味しそうなのだわ」ペロ

雛苺「ひゃうんっ……し、真紅ぅ/////」




90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 22:12:08.31 ID:/1ZYVMKgO
なん…だと…?




91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 22:13:38.51 ID:HalLwAN0O
真紅「雛苺……貴女は本当に可愛いわね。私の妹は貴女一人で充分なのだわ」サワッ

雛苺「あぁ……駄目よ真紅……こんな明るい内から/////」ピクン

真紅「フフフ、貴女の弱いところは全部知っているのよ」

雛苺「あぁ、ダメェ……皆が帰ってきたら」

真紅「心配しなくても皆まだしばらくは帰って来ないのだわ」

雛苺「で……でもぉ」

真紅「フフ、私の可愛い雛苺……たくさん可愛いがってあげる」

雛苺「駄目ぇ……くんくんが……見てる……」



おしまい




93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 22:14:24.73 ID:btTG3K9q0
>>1





94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/27(月) 22:14:48.39 ID:pmsumpfC0
乙でした




96 :茶トラ白 ◆Canary9Ms2 :2009/07/27(月) 22:17:36.59 ID:HalLwAN0O
ふぅ……初めて真紅主役で書いたよ(`・ω・´;)

ありがとうございました




130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 03:20:35.09 ID:t9Mk3vXWO
真紅「フフフ……雛苺、今日もとっても可愛くてよ」

雛苺「やあ……またこんなに明るいうちからそんな事……」

真紅「だって、せっかく今日も二人っきりなんですもの。楽しまなくっちゃ損だわ」

雛苺「うゆ……でもぉ」

真紅「嫌なの? じゃあやめましょうか」

雛苺「え?」

真紅「だって、貴女は嫌なのでしょう?」

雛苺「そ、それは……」

真紅「大切な貴女に無理強いするなんて私には出来ないわ。だから、今日はやめましょう」

雛苺「うゆ……そんなぁ」




132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 03:48:47.29 ID:t9Mk3vXWO
真紅「あら、なぁに?」

雛苺「それは……そのぅ」

真紅「何? はっきり言ってくれなくては分からないわ」

雛苺「……真紅のいじわるぅ」ジワ

真紅「フフフ、泣かないで雛苺。可愛いお顔が台無しだわ」

雛苺「真紅ぅ」

真紅「少し意地悪し過ぎたみたいね。ごめんなさい。でも、貴女が素直になってくれないからイケナイのよ」

雛苺「真紅……あっ/////」

真紅「私の可愛い雛苺。さあ、目を閉じて」

雛苺「んん……んふっ////」

水銀燈「はぁい、真紅ぅ。ってあら? ……貴女達何してるの?」

真紅・雛苺(ゲッ、水銀燈)




137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 04:44:48.14 ID:t9Mk3vXWO
水銀燈「貴女達……今いったい何を
真紅「あら水銀燈、何しに来たの?」

水銀燈「何しにって、貴女に会い……じゃなくて、ローザミスティカを……いえ、そんな事より今
真紅「そう!なら相手をしてあげるから早くかかってらっしゃい」

水銀燈「いや、ちょっと待って!」

真紅「貴女が来ないならこっちから行くわよ!」

水銀燈「ちょっと待って! 違うの! 本当は今日は話をしに来たの!」

真紅「話……ですって?」ピタ




139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 05:08:00.37 ID:t9Mk3vXWO
水銀燈「そ、そうよぉ……お話をしに来たの」

真紅「話……いったい何の?」

雛苺「真紅、騙されちゃダメなの! 水銀燈は真紅を油断させてやっつけるつもりなの! ヒナと二人で早く水銀燈をやっつけるの!」

水銀燈(ぐっ……この糞ガキッ)

真紅「お止めなさい、雛苺」

雛苺「え!?」

真紅「そんな頭ごなしに疑うものでは無いわ。まずは話しを聞いてみなくては。それで水銀燈、お話って何?」

水銀燈「えっとそれはぁ……そう! アリスゲームの事よ! 貴女、前に〝私には私のやり方がある。って言ってたじゃない!? 私もその……真紅のやり方ってのに興味が湧いてきて……」

真紅「水銀燈」

水銀燈「貴女はその……姉妹の誰も傷つける事なくアリスに成れる道を探そうとしてるのでしょう?私も出来ればその方が良いなぁ~……なんて」




140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 05:13:22.78 ID:t9Mk3vXWO
雛苺「真紅、水銀燈は嘘をついてるの! 水銀燈がそんな事を思うわけ無いの! 水銀燈はなんかを企んでるのよ!」

水銀燈(くっ……雛苺めぇ~)

真紅「……水銀燈」

水銀燈「ひぇ!? ハ、ハイ!?」

真紅「素晴らしいわ。やっと貴女も分かってくれたのね!?」ギュ

水銀燈「ふぇ!? へ!? え!?////(て、手を……にぎ……握っ……!?)」

雛苺「!?」




144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 05:33:11.31 ID:t9Mk3vXWO
真紅「貴女と分かり合える日がこんなに早く来るなんて」

雛苺「真紅!騙されちゃダメなの!そんなの嘘に決まって
真紅「そうだわ! せっかくの機会なんですもの、ただお話をするだけじゃ勿体無いわ! お茶でも飲みながらゆっくり話し合いましょう! 水銀燈、貴女もそれが良いわよね?」

水銀燈「えぇ、まあ……」

真紅「それじゃあ、雛苺。早速お茶の準備をして頂戴」

雛苺「ちょっと待ってなの! 水銀燈は何か企んで……」

真紅「お願い雛苺。ねっ?」

雛苺「うゆ……わかったの」

雛苺「…………」キッ

水銀燈「…………!?」ビクゥ
雛苺「……フン」トタトタトタ

真紅「さぁ、水銀燈。貴女も一緒に下に行きましょう。私もテーブルセッティングをしなくっちゃ。あ、貴女は準備が整うまでソファーにでも座ってゆっくりしててね」

水銀燈「……はい」




146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 05:49:43.28 ID:t9Mk3vXWO
真紅「さぁ、お茶も用意出来たみたいだし水銀燈もこっちに来て一緒にお茶にしましょう」

水銀燈「はははははい……」

水銀燈(真紅とお茶会……真紅とお茶会……どどどどうしよう~緊張するわぁ~)

雛苺「…………」

真紅「とっても良い香りね雛苺。私は良いから先に水銀燈に入れてあげて頂戴」

雛苺「……ハイなの」ドンッ

真紅「……雛苺、これは」

水銀燈「お茶碗に……ご飯?」

トクトクトク

雛苺「はいどーぞ、ぶぶ漬け召し上がれ、なの」

真紅「雛苺!」

雛苺「うゆ……だってぇ」




148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 05:56:11.34 ID:t9Mk3vXWO
真紅「ご、ごめんなさいね水銀燈、この子ったらまだ貴女の事疑ってるみたいで」

水銀燈「だ、大丈夫よぉ。無理もないわぁ。私が今まで貴女達にしてきた事を考えたら」

真紅「そう言ってくれると助かるのだわ。ほら雛苺、貴女も水銀燈に謝りなさい」

雛苺「…………」プイッ

真紅「まったく。あ、そうだわ。私が貴女のカップに注いであげる」

水銀燈「え!?」

雛苺「!?」

トクトクトク

真紅「はい、どうぞ。召し上がれ」

水銀燈(真紅が入れてくれた紅茶が飲めるなんて……嬉しすぎる!)プルプル

雛苺「…………」ブッスゥー




150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 06:12:19.96 ID:t9Mk3vXWO
真紅「それにしても貴女とこんな風にお茶を楽しめる日がくるなんて信じられないわ」

水銀燈「そ、そうね」

水銀燈(1077480時間前に争った時も本当は一緒にお茶を楽しみたかったけど、どうしても素直になれなくて……)

真紅「でも何で突然、私のやり方に興味を持ってくれたの?」

水銀燈「え? それはそのぅ」

水銀燈(そうだ。とっさにそんな事言っちゃったけど、本当はさっき真紅達がやってた事を確認するために話がしたかったんだ。雛苺が真紅の陰になってて良く見えなかったけどあれって多分……キスしてたのよね?結果的に真紅とこうしてお茶ができる事になって浮かれてたけど……怖いけど……勇気をだして雛苺との関係を確認しなきゃ!)

真紅「水銀燈?」

水銀燈「へ!? あ、どうして興味を持ったかよね!? えっとその~。そう! じ、実はね、最近私もちょっと仲良くしてる人間がいてね、まあ所謂マスター候補の人間なんだけど。それでね、その子と接する内に貴女の言う〝絆〟ってヤツが少しは理解出来たって言うか~」

真紅「そう! 貴女にもそんな相手が出来たなんて素晴らしいわ!」

雛苺「な~んか怪しいの」

真紅「雛苺」




152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 06:26:51.56 ID:t9Mk3vXWO
真紅「ねぇ雛苺。貴女の気持ちも分かるけどもう少し水銀燈の事を信じてあげて頂戴」ボソボソ

雛苺「でもぉ……」

真紅「私の目標は姉妹全員の力を合わせてアリスゲームを終わらせる事。それは貴女もよーく知ってるでしょう?」ボソボソ

雛苺「うゆ……」

真紅「水銀燈が私達と和解してくれる事はその目標を叶える為の大きな一歩になる筈よ。もちろん、水銀燈が嘘をついている可能性だってあるわ。でも、疑ってばかりいたら決して前には進めない。だからお願い、水銀燈の事を少しは信じてあげて」ボソボソ

雛苺「うゆ……わかったの」

真紅「良い子ね雛苺。ありがとう。お礼に後でいっぱい可愛がってあげるわね」ボソボソ

雛苺「真紅……////」

水銀燈「あ、あの……真紅?」

真紅「あ、あらごめんなさい水銀燈。貴女を仲間外れにしてしまって」

水銀燈「う、ううん良いのよ別にぃ」

水銀燈(き、聞かなきゃ……さっきの事を……雛苺との関係を……怖いけど聞かなきゃ!)




156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 06:40:26.97 ID:t9Mk3vXWO
水銀燈「あ、あの、真紅!」

真紅「な、何!? 突然!?」

水銀燈「あ、えっと……さっきの事なんだけど」

真紅「さっきの事?」

水銀燈「あの……さっき二階の部屋で雛苺と二人きりで居たとき何かしてたわよね?」

真・雛「!」




157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 06:44:40.83 ID:t9Mk3vXWO
水銀燈「あれっていったい……」

真紅「ああ、雛苺の目に入ったゴミを私が取ってた時の話かしら」

水銀燈「え?」

真紅「雛苺が目にゴミが入って痛がってたから私が取ってあげてたのよ。こう、雛苺の正面に顔を近づけて」

水銀燈「目に……ゴミ?」

真紅「そうよ。それがどうかして?」

水銀燈「ううん、何でもないわぁ」

水銀燈(そっか……目にゴミか。キスしてた訳じゃなかったんだ!)

雛苺「違うのよ」

水銀燈「え?」

雛苺「ヒナと真紅はこうしてたんだからぁ!」ガバァ

真紅「ちょっと、雛苺……んふっ////」

水銀燈「!?」




164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 09:03:47.29 ID:t9Mk3vXWO
真紅「ぷはっ……雛苺、貴女水銀燈の前で何を」

雛苺「ヒナと真紅はね、もうずっと前から愛し合ってるの。貴女が割り込む隙間なんて無いの!」

真紅「雛苺……貴女何を言って」

雛苺「ヒナ知ってるのよ……水銀燈も真紅の事が好きだって事。だから、いつも真紅に手を出して来るんだって事!」

水銀燈「…………」




166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 09:16:02.94 ID:t9Mk3vXWO
真紅「雛苺、何をバカな事を言ってるの?そんなはずあるわけ……」

雛苺「真紅はヒナと愛し合ってるの! 真紅はヒナの物なの! 邪魔しないでなの!」

真紅「雛苺……」

水銀燈「……そうよ」

真紅「え?」

水銀燈「そうよ! 私はずっと真紅の事が好きだった! ずっと真紅に振り向いて欲しかった!」

真紅「水銀燈……貴女」




167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 09:27:56.22 ID:t9Mk3vXWO
水銀燈「でも素直になれなかった! だから、戦いを挑み続けた! 私の事を見ていて欲しかったから!貴女を見続けていたかったから!」

真紅「水銀燈……」

水銀燈「……ずっと愛していたから」ポロポロ

雛苺「ダメよ……貴女に真紅は渡さないんだから」

真紅「……雛苺」

雪華綺晶「フフフ……抜け駆けは許しませんよお姉様」

真・雛・水「雪華綺晶!?」





170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 09:37:55.51 ID:t9Mk3vXWO
雪華綺晶「お姉様方、お久しぶりです」

水銀燈「貴女、何しに来たの!?」

雪華綺晶「もちろん、愛しの紅薔薇のお姉様に会いに来たのですわ。……それにしても。まさか桃薔薇のお姉様と紅薔薇のお姉様がそんな関係だなんて気付きもしませんでした」

雛苺「雪華綺晶……貴女も真紅の事を?」

雪華綺晶「ええ」




171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 09:51:51.65 ID:t9Mk3vXWO
雛苺「ダメよ……真紅は絶対誰にも渡さないんだから」

雪華綺晶「フフ、強気ですねお姉様。二人の敵を相手にそんなにも強気になれるなんて」

雛苺「うゆ……」

雪華綺晶「ねぇ、黒薔薇のお姉様。ここは共同戦線と参りませんか?」

水銀燈「何ですって?」

雪華綺晶「今や雛苺は私達の恋路を邪魔する共通の敵。まずはこれを二人で取り除くのが良策だと思いませんか?」

真紅「何を言って……ダメよ!そんな事はさせないわ」

水銀燈「……っ」

雛苺「真紅……」




173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 10:10:18.73 ID:t9Mk3vXWO
雪華綺晶「お優しいお姉様。でも、その優しい愛情が雛苺に注がれれば注がれる程、私の中の嫉妬の炎は燃えたぎり憎しみのいばらは鋭さを増すのです。そして、それが狙うのはもちろん……」ギロ

雛苺「ひっ……」

真紅「そんな事をしてみなさい。もう絶対貴女を許さないわよ!」

雪華綺晶「でも、このまま何もしなければお姉様の愛は雛苺に注がれるだけ。ならば、その愛情の行き場を破壊し、流れを無理やりにでも変える他ありません」

真紅「そんな事をして私が貴女を愛するとでも思ってるの!?」

雪華綺晶「もちろん。邪魔者さえいなければお姉様を振り向かせる自信はあります」

真紅「狂ってるわ……」

雪華綺晶「まあ、酷い仰りよう。私達はただ、純粋に愛してるだけなのに。ねぇ、黒薔薇のお姉様?」

水銀燈「…………」

真紅「水銀燈……貴女も雛苺を傷つけようと言うの?」

水銀燈「私は……私も……真紅を」

真紅「水銀燈……」




174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 10:19:09.80 ID:t9Mk3vXWO
雪華綺晶「どうやら黒薔薇のお姉様も協力してくれるみたいですね」

真紅「そんな……」

水銀燈「…………」

雪華綺晶「さあ、いきますよ。桃薔薇のお姉様」

雛苺「……うゆっ」

真紅「ダメよ、雛苺に手出しはさせない!」

雛苺「真紅ぅ!」

雪華綺晶「フフ、いきますよっ!」




175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 10:34:41.72 ID:t9Mk3vXWO
無数の白いいばらがソファーや机を巻き込みながら、それでも勢いを殺ぐ事無く真紅達に襲い掛かる。
正確にはそれらは全て雛苺を狙って放たれた物だが、真紅が雛苺の前に立ちはだかり、無数の薔薇の花びらでその全てを迎撃する。

「ホーリエ!」

真紅の叫びと共にホーリエが一直線に雪華綺晶に向かう。

「メイメイ!」

しかし、水銀燈が放った人工精霊によって、その動きは遮られた。

真紅「くっ……水銀燈!」
雪華綺晶「無駄ですよ紅薔薇のお姉様。私と黒薔薇のお姉様が手を組んだ以上、貴女にはどうしようもありません。もう、諦めて桃薔薇のお姉様をこちらに渡して下さい」

真紅「ダメよ……雛苺には指一本触れさせない!」

雛苺「真紅ぅ……」




177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 10:55:02.66 ID:t9Mk3vXWO
雪華綺晶「仕方ありませんね。出来れば紅薔薇のお姉様を傷つけたくはなかったのですが」

再び、白いいばらが二人を襲う。先程より更にスピードをましたいばらの動きに、雛苺も苺わだちを出して懸命に応戦するものの、二人は防戦一方となる。

真紅「あぁ!」

不意に真紅の右太ももに痛みが走る。見れば、真紅の足には黒い羽が深く突き刺さっていた。

雛苺「真紅……キャアッ!」

真紅「雛苺っ!」

雪華綺晶のいばらに弾かれ、雛苺の小さな身体が宙に舞う。放物線を描くその身体はまもなく固いフローリングの床に強かに打ち付けられた。

真紅「いやあぁぁぁっ! 雛苺!」

雛苺「うぅぅ」

うずくまり小さくうめき声をあげる雛苺。真紅は右足を引きずりながら雛苺に駆け寄ろうとするが、その行く手を水銀燈の身体によって遮られる。




178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 11:15:56.67 ID:t9Mk3vXWO
真紅「水銀燈、そこを退いて!」

雪華綺晶「無駄です、紅薔薇のお姉様。黒薔薇のお姉様も桃薔薇のお姉様が邪魔なんですもの。退く筈がありません」

水銀燈はうつむきながら、ただ黙って真紅の前に立ち塞がるばかり。前髪に隠れたその表情は、右足を押さえ下から覗きこむ形の真紅すら捉える事は出来なかった。

真紅「お願いよ水銀燈……このままじゃ雛苺が」

涙を流し水銀燈に懇願する真紅。しかし、その言葉水銀燈が反応する事は無かった。

雪華綺晶がゆっくりと雛苺に近づく。雛苺は逃げようとするものの、上手く身体を動かす事が出来ずその場に横たわるばかりだった。




179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 11:35:03.17 ID:t9Mk3vXWO
雪華綺晶「無様ね、雛苺」

雪華綺晶が雛苺を見下ろし冷たく言い放つ。


雪華綺晶「でもこれで終わり。紅薔薇のお姉様の愛は私の物」

雛苺「しん……くぅ」

雛苺が力なくその手を真紅に向かって伸ばす。

真紅「雛苺っ!」

真紅も水銀燈に遮られるながら、その手を雛苺に向かって伸ばす。

水銀燈「ぐ……っ」

雪華綺晶「さようなら、雛苺」

真紅「雛苺っ! いやあぁぁぁっ!!!」




180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 11:41:52.92 ID:t9Mk3vXWO
雪華綺晶のいばらが一つの束となり大きくうねる。

水銀燈「ダメ……やっぱりこんなのダメよっ!!!」

巨大ないばらの鞭が降り下ろされ、雛苺への止めの一撃が放たれた様とする刹那、雛苺の身体に黒い陰が覆い被さった。

水銀燈「う……ああぁぁっ!!!」

真紅「!?」

雪華綺晶「水銀燈!?」





182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 11:55:46.70 ID:t9Mk3vXWO
雛苺「うゆ……水銀燈」

水銀燈「うぅ……大丈夫? 雛苺」

雪華綺晶「雛苺を庇うなんて……どういうつもりですか?」

水銀燈「ダメよ……雪華綺晶……こんな事してはダメ。こんな事しても真紅は愛してなんかくれないわ」

雪華綺晶「何を今更……」

水銀燈「ごめんなさい、雛苺。こんな事しても何も得られ無い事は分かっていたのに……最初から分かっていたハズなのに」

雛苺「水銀燈……」

水銀燈「醜い嫉妬に目が眩み……貴女を傷つけてしまった。こんなのただの子供じみた八つ当たりなのにね。馬鹿な姉を許して」

真紅「雛苺……水銀燈!」

水銀燈「真紅、本当にごめんなさい。貴女の愛を得る為に貴女を傷つけるなんて。貴女の大切な物を傷つけるなんて……本当にお馬鹿さんだわ」

真紅「水銀燈……もう良いの。もう良いのよ。そんな事よりケガは」

水銀燈「ふふ……平気よぉこれくらい」




184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 12:32:26.53 ID:t9Mk3vXWO
雪華綺晶「ふふ、滑稽ですね黒薔薇のお姉様。欲しい物も手に入れられず、恋敵の為に傷つくなんて。本当に馬鹿みたい」

真紅「……雪華綺晶」

雪華綺晶「何ですか?お姉様」

真紅「……っ」バチィィィン

雪華綺晶「痛っ……酷いわお姉様。いきなり頬を叩くなんて」




186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 12:38:21.47 ID:t9Mk3vXWO
真紅「貴女に水銀燈を笑う資格なんて無いわ。水銀燈は薔薇乙女の名にふさわしい、誇り高きドールよ!」

雪華綺晶「ふふ、誇りなんて欲しい物が手に入らないならなんの価値も無いですわ」

真紅「……ねえお願い。貴女もわかって頂戴。そんな考えではいずれ何もなくなってしまうだけよ」

雪華綺晶「お姉様こそどうしてわかってくれないんですか?私はお姉様の愛が欲しいだけなのに!お姉様が私だけを愛してくれたら他には何も望まないのに!」

真紅「……雪華綺晶」

雪華綺晶「どうしても私を受け入れてくれないのですか?」

真紅「ごめんなさい……私には雛苺を裏切れない……」

雪華綺晶「そうですか……それなら仕方ありませんね……」

真紅「…………」

雪華綺晶「……どうあっても欲しい物が手に入らないと言うなら……いっそ壊してしまった方がマシですっ!!!」

真紅「え!?」

水銀燈「真紅! 危ないっ!」




189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 12:52:58.37 ID:t9Mk3vXWO
それは一瞬の出来事だった。雪華綺晶のいばらが真紅に襲い掛かり、それに瞬時に反応した水銀燈が黒羽で雪華綺晶の身体を狙い撃つ。

無数の黒羽を全てその身体に受けた雪華綺晶の身体は大きく後方に吹っ飛ばされた。

一瞬のその光景。しかし、真紅と水銀燈はその一瞬に大きな違和感を覚えた。

真紅は吹き飛ばされ倒れる雪華綺晶の元に寄る。




194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 13:06:40.56 ID:t9Mk3vXWO
真紅「雪華綺晶! しっかりなさい!」

雪華綺晶「お姉様……私の事を心配して下さるのですか? 嬉しい……」

真紅「貴女、今わざと水銀燈の攻撃を受けたわね!? いえ、そもそもあの攻撃も当てる気なんて無かった。いったいどうして!?」

真紅と水銀燈が感じた違和感。雪華綺晶の攻撃に水銀燈は素早く反応し、雪華綺晶に攻撃を加えたが、それでもタイミング的には決して雪華綺晶の攻撃を止められる物では無かった。
しかし、実際には真紅に攻撃が届く事はなく、つまり雪華綺晶は真紅に当てる寸前に攻撃の手を止めていた。
そして、違和感はもうひとつ。水銀燈が攻撃を仕掛けた事に少なからず気付いていた筈なのに、それに対して全く身構える事なく全ての攻撃を食らった。これは、雪華綺晶が自ら望んで水銀燈の攻撃を受けた事に他ならない。




195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 13:11:14.47 ID:t9Mk3vXWO
雪華綺晶「私も……黒薔薇のお姉様と同じだったんです」

真紅「えっ?」

雪華綺晶「望むものが手に入らない苛立ちを他人にぶつけて」

雛苺「…………」

雪華綺晶「そんな事をしても本当に欲しい物は手に入らないと最初から気付いていたのに……」

水銀燈「…………」

雪華綺晶「それでも私は……自分を止める事が出来なかった……黒薔薇のお姉様みたいに自分の欲望を押さえる事が出来なかった」

真紅「雪華……綺晶」




196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 13:15:16.96 ID:t9Mk3vXWO
雪華綺晶「だから壊してしまいたかった……こんな渇きに苦しみ続ける自分を壊してしまいたかった」

真紅は雪華綺晶の上体を起こし、自分の胸にだきよせる。

真紅「なんて……なんて馬鹿な子なの……」ポロポロ

雪華綺晶「ふふ……馬鹿なんて酷いです。でも……お姉様が私の為に泣いてくれるなんて嬉しい……」

真紅「雪華綺晶……」

雪華綺晶「ねぇ、お姉様。最後に一つだけお願いしても良いですか?」





197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 13:23:05.75 ID:t9Mk3vXWO
真紅「……何?」

雪華綺晶「……それは」

真紅「…………」

雪華綺晶「……隙アリ」チュ☆

真紅「……え?」

水・雛「へ?」




198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 13:29:40.18 ID:t9Mk3vXWO
雪華綺晶「うふふふふ……わーい、貰っちゃった貰っちゃったぁ♪お姉様の唇貰っちゃったぁ♪」ピョンピョン

真紅「え? あ……え!?」

水銀燈「ちょっとそれ私のセリフ……じゃなくてアンタ、ケガはどうなったのよ!?」

雪華綺晶「えー? このくらい何ともありませんよ ~。私が黒薔薇のお姉様の攻撃くらいでそんなに重体になるわけ無いじゃないですかぁ。ホントにお・馬・鹿・さ・ん☆」

水銀燈「……っ」ムカッ

雪華綺晶「それにこの身体は借り物だからちょっとくらい傷ついてもノープロブレムですよ」

真紅「そ……そういえば……」




199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 13:34:25.87 ID:t9Mk3vXWO
雪華綺晶「それにしても遂に念願の紅薔薇のお姉様の唇を味わえて幸せですわ~。次はもっと上のステップに進みましょうね、お姉様!」

真紅「もっと上のステップって何よ!? って言うか貴女ちょっと……」

雪華綺晶「私は欲しい物を手に入れるまでは絶対に諦めませんから。今日のところは唇だけで我慢しますけど、いつか絶対紅薔薇のお姉様のハートも頂きますからね。それでは今日の所はこの辺で。ごきげんよう~」

雛苺「……行っちゃったの」

真紅「な、何なのよあの子はもおぉぉぉっっっ!!!うああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」




200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 13:47:46.04 ID:t9Mk3vXWO
水銀燈「ねえちょっと真紅!」

真紅「な、何!?」

水銀燈「私にもキスしてよキス!」

真紅「ななな何を言い出すの貴女は!?」

水銀燈「だってズルいじゃない! あの子ばっかりズルいじゃない!私にもキスしてよ!」

雛苺「ダ、ダメェ~、真紅はヒナのなの! 真紅とチュ~して良いのはヒナだけなの!」

水銀燈「何よケチ! アンタなんかどーせいつもしてるんだからちょっとくらい良いじゃない!」

雛苺「ダメったらダメなのぉ~っ!」

水銀燈「ねぇ真紅ったらー!」

雛苺「ダメェ~!」

真紅「あぁ~まったくもうっ! 何なのよいったい!……はぁ、人気者は辛いのだわ」




 おしまい




201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 13:49:47.15 ID:EgAxzmPjO

面白かったんよ




202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 13:50:19.85 ID:3jbtn+It0
お疲れ様なんだよ




203 :茶トラ白 ◆Canary9Ms2 :2009/07/28(火) 13:51:40.11 ID:t9Mk3vXWO
自分で書いといてなんだけど……


どうしてこうなった!




204 :茶トラ白 ◆Canary9Ms2 :2009/07/28(火) 13:52:37.29 ID:t9Mk3vXWO
>>201>>202
あ、人居たんだwww

ありがとうございます




205 :茶トラ白 ◆Canary9Ms2 :2009/07/28(火) 13:54:20.00 ID:t9Mk3vXWO
たまには真紅がモテモテなSSも良いかなって思って書きました




206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/28(火) 13:57:25.92 ID:feKiYoELO
面白かった、乙




212 :茶トラ白 ◆Canary9Ms2 :2009/07/28(火) 15:22:38.55 ID:t9Mk3vXWO
大事な事忘れてた

薔薇水晶「お……お父様」ボロボロ

槐「ば、薔薇水晶! どうしたんだその傷!? はっ……まさかまた雪華綺晶に!」

薔薇水晶「はい……また雪華綺晶に身体を乗っ取られ……こんな事に……」メソメソ
槐「くそぅ、雪華綺晶めぇ~。家の大事なばらしーの身体を乗っ取るだけでも許せんのにこんなに傷だらけにするなんてぇ~!」

薔薇水晶「お父様……痛いよぅ」メソメソ

槐「お~よしよし薔薇水晶。こんな傷お父様がすぐに直してやるからな」

雪華綺晶「それは良かった」

槐「ひぃっ、雪華綺晶! 勝手に人ん家の鏡に出てくるな!」

雪華綺晶「その子のボディは今後も度々必要になってくるからしっかりとメンテナンスしておいて下さいね。何せこれからますます紅薔薇のお姉様との愛を深めて行かなくてはならないんですもの」

槐「ふざけるな! もう、二度とうちの子の身体に触れるんじゃない!」

雪華綺晶「それじゃあそう言う訳で宜しくお願いしますね。ごきげんよう」

槐「あ、コラ! ちくしょー二度と来るなこの疫病神ーっ!!!」



 今度こそおしまい








---------------
当ブログについて
※欄584さんありがとうです。




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コメント
この記事へのコメント
  1. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 15:54: :edit
    1は押尾学びません
  2. 名前: 通常のナナシ #VWFaYlLU: 2009/08/07(金) 15:56: :edit
    2?
  3. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 15:59: :edit
    谷糸雀マジプリティ
  4. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 16:11: :edit
    パプワくん懐かしい
  5. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 16:13: :edit
    夢オチじゃないんだ
  6. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 16:13: :edit
    ひとけた
  7. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 16:14: :edit
    その頃双子はじじいの家でしっぽりしていましたとさ
  8. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 16:18: :edit
    薔薇乙女ではなく百合乙女ですか美しい
  9. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 16:18: :edit
    いじめられる薔薇水晶が可愛いことに気づいた俺
  10. 名前: やまぐち #-: 2009/08/07(金) 16:25: :edit
    俺「うふ、うふふふふふ」
  11. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 16:26: :edit
    真紅マジプリry
  12. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 16:26: :edit
    ※7
    おじじ「おぉ~かじゅきぃ~かじゅきぃ~」パンパン!
    蒼星石「ハァハァ…マス…タァ……アッアッアンッ!!」パンパン!
    翠星石「あ~んおじじぃ、翠星石もおじじの長針が欲しいですぅ~」クチュクチュ
    おじじ「ふぉぉおおおおおおお!!!!」パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン!!!!!!!!!!!!!!!!!!
    蒼&翠「アリィィィィイイイイイイイイイイイイイs!!!!」

    こうですか><
  13. 名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/07(金) 16:33: :edit
    >金糸雀「TATATAたまご焼き~……あ」

    >金糸雀「ごゆっくりぃーっ! かしらぁ~!」


    金糸雀マジプリティ
  14. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 16:35: :edit
    米7
    じじいと双子の3Pですね、わかります
  15. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 16:39: :edit
    槐がきらきーの身体作ってあげれば全て丸く収まるのにーと最後を読んでて思った
    そしてばらしーも百合の輪に加えるんだ!!
  16. 名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/07(金) 16:43: :edit
    不人気が人気というのもそうだけど、翆と蒼が空気どころか登場すらしないssも珍しい。
    あとアマゾンこわいよw
  17. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 17:10: :edit
    きらきーのしゃべり方が最近のアイドルっぽい…
  18. 名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/07(金) 17:15: :edit
    どう考えても>>7が最強
    通報レベル
  19. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 17:19: :edit
    7はいつぞやの薔薇水晶とお風呂入って
    お父さん臭いと言われてへこんだりする
    とか言ってた人と同じオーラが出てる
  20. 名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/07(金) 17:31: :edit
    >TATATA卵焼き~♪
    ここまではちゃんと金糸雀の声で再生されたのに…
    >ごゆっくりぃ~!!
    これはなぜか白石ボイスで再生されたorz

    金糸雀まじぷりてぃ
  21. 名前: 田鶴浜みそまんじゅう #-: 2009/08/07(金) 17:53: :edit
    これは病んおる!
  22. 名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/07(金) 17:53: :edit
    >>7が最強過ぎるww


  23. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 17:59: :edit
    百合乙女・・・だと・・・?
  24. 名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/07(金) 18:13: :edit
    翠星石「出番なかったですぅ…」
    蒼星石「・・・」
  25. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 18:47: :edit
    消防が書く小説(笑)を見てるみたいで吐き気がした
    よくこんなものを最後まで読めたなお前ら
  26. 名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/07(金) 18:50: :edit
    きらきーかわええwwwww
    もうちょっと可愛げのあるキャラでもよかったがww
    ばらしーもかわいいやばい
    はぁぁぁきらきぃぃぃばらしぃぃぃ
  27. 名前: 通常のナナシ #wLMIWoss: 2009/08/07(金) 19:04: :edit
    こいつのSSつまんない
  28. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 19:06: :edit
    何故これで俺は抜いてしまったんだ・・・

    まぁいいか
  29. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 19:24: :edit
    所でサイトの仕様が新しくなったようだが
    ずいぶんと使いづらくなったな
  30. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 19:35: :edit
    >>7だけがよかった
  31. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 19:43: :edit
    きらきーのオティンティンの話以来
    出てくる度にエロ期待してる自分には
    大変おいしゅうございました
  32. 名前: ガラクタ #dU8aDBFM: 2009/08/07(金) 19:48: :edit
    実際食中毒への道という本が実在するから困る。
    買おうかな。
  33. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 19:59: :edit
    口調に違和感を感じた
  34. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 20:11: :edit
    今回の主役は>>7だろ
  35. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 21:26: :edit
    最初のSSで止めておけば逆手取りも含めて良かったのにと思う
  36. 名前: 通常のナナシ #TNMtb/9k: 2009/08/07(金) 21:27: :edit
    畜生!※8に先に言われて悔しいー!




    俺涙目~…ってこういうの先に言ったもん勝ちだよね。
  37. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 21:32: :edit
    こんなのきらきーじゃねーよ
    俺の知ってるきらきーはもっとミステリアスで不可思議でそして太ももがやらしい
  38. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 21:42: :edit
    アマゾンがいちばんおもしろかつた
  39. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 21:42: :edit
    アマゾンがいちばんおもしろかつた
  40. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 22:42: :edit
    >>7のキチガイぶりはルイズコピペに通じるものがある
  41. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 23:17: :edit
    ※37
    いやいや
    俺の知ってるきらきーはもっと無口キャラで恋愛に疎いけど超ブラコンでそして美乳でエロい
  42. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/07(金) 23:28: :edit
    何言ってんだきらきーはさみしがり屋で泣き虫なあまえんぼに決まってんだろ
  43. 名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/07(金) 23:45: :edit
    きらきぃはこんな喋り方じゃない
    万死に値する
  44. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/08(土) 00:05: :edit
    このきらきーはスイーツ臭がプンプンしやがるぜ
  45. 名前: 創造力有る名無しさん #-: 2009/08/08(土) 00:09: :edit
    クソミドリが出て来なかったのが素晴らしい!
    やはり真紅は最高だな、もっと評価されるべき
  46. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/08(土) 00:16: :edit
    真紅に胸あったっけ?w
  47. 名前:   #-: 2009/08/08(土) 00:38: :edit
    うれしいですわお兄様がた
  48. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/08(土) 01:12: :edit
    ※45
    大人になれよムック
  49. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/08(土) 01:45: :edit
    >雪華綺晶「そんなー、そんな冷たい事おっしゃらないで下さいよー。もう邪魔しませんから! 静かにしてますからここに居させて下さいよ。お願いします!ね、ね?」

    なんとか一回やりたくて必死な男かw
    悶着済んだらきらきーホントにこんなんなるといいな・・・
    今のままだと絶対仲良くなれんからなぁ
  50. 名前: 創造力有る名無しさん #-: 2009/08/08(土) 01:59: :edit
    翠星石とか需要あんの?
    あのキャラは、マジで最低に嫌な奴だよな
    いじめたいんだけど
  51. 名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/08(土) 04:31: :edit
    パプワくんネタか・・・
    懐かしい
  52. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/08(土) 08:36: :edit
    雛苺の口調がおかしい
  53. 名前: 藍 #-: 2009/08/08(土) 13:53: :edit
    tatataたまご焼きワロタ
  54. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/08(土) 14:30: :edit
    >>7に勝てる気がしないw
  55. 名前: 竜君 #QW6cPpbA: 2009/08/08(土) 14:40: :edit
    最後のばらしーがよかった。

    米41

    原作は2巻までしか持ってないからわかんないけど姉妹なんだからシスコンじゃね?
  56. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/08(土) 17:17: :edit
    百合とか気持ち悪
  57. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/08(土) 18:07: :edit
    ※52
    お前このスレに居たなwww
  58. 名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/08/08(土) 20:05: :edit
    金蒼本編登場オメ
  59. 名前: 七氏 #-: 2009/08/08(土) 20:09: :edit
    雪華綺晶の口調が変
    こいつは原作もアニメも見てないんじゃないか?
  60. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/08(土) 20:57: :edit
    アニメじゃー科白無かった気がするがw

    しかし一々あれが変だと突っ込んでたら
    SS成り立たないと思うがw
  61. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/08(土) 21:08: :edit
    ※59
    ウル星石乙
  62. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/09(日) 00:02: :edit
    糞つまんね >>7が書いたほうがよかった
  63. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/09(日) 19:39: :edit
    VIPで色々あったみたいだが私怨だの何だのの個人的な感情ををここに持ち込むなよ
  64. 名前: 創造力有る名無しさん #-: 2009/08/10(月) 02:36: :edit
    クソミドリ氏ね
  65. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/13(木) 21:36: :edit
    >>7最強

    ※41
    そりゃ妹スレだ
  66. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/08/25(火) 01:49: :edit
    いつも不人気不人気言ってるけど
    なんだかんだ真紅がやっぱ一番だな
    翠や銀の何が人気なんだかさっぱりわからん
  67. 名前: 通常のナナシ #-: 2013/02/21(木) 09:59: :edit
    ※66
    ジャンクにしちゃうゾ☆
  68. 名前: #: 2015/03/01(日) 22:45: :edit
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