2009/06/25(木)
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:04:05.78 ID:XrG0ijnkO
キョン「俺と世界どっちが大事なんだよ」
長門「……」
キョン「なぁ、聞いてるのか?おい!」
長門「……うっ」
キョン「なぁ!?なぁ!?」
キョン「俺と世界どっちが大事なんだよ」
長門「……」
キョン「なぁ、聞いてるのか?おい!」
長門「……うっ」
キョン「なぁ!?なぁ!?」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:04:45.43 ID:oJ4bA6910
言葉様かな
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:05:11.21 ID:XrG0ijnkO
古泉「落ち着いて下さい!長門さんの首しまってます!」
キョン「なぁ!?俺はお前をこんなに愛してるんだぞ!それなのにお前は俺より世界をとるのか!?」
長門「……うぅ」
キョン「長門!」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:06:19.87 ID:XrG0ijnkO
ある日の事
キョン「長門、今日の報告書」
長門「……はい」
キョン「……ふむ、今日も異常はなし……だな」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:07:05.47 ID:XrG0ijnkO
古泉「?」
キョン「じゃあ引き続き頼むぞ」
長門「分かった」
古泉「あの、報告書とは一体?」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:08:19.90 ID:XrG0ijnkO
キョン「ん?ああ、これの事か?ほら」
古泉「あ、すいません。……っ!?何ですかこれは!?」
キョン「何って長門の行動表みたいなもんだ。1分おきに何かしたか、何か起こったか、事細かに書かせている」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:10:17.64 ID:XrG0ijnkO
古泉「いや…でもさすがにこれは…。読んだ本のページ数から何から何まで書いてありますよ」
キョン「当たり前だろ。授業中は一緒に入れないんだからな、これが妥協点だ」
古泉「いやしかし……いくら恋人と言ってもお互いが心地よい距離などもありますでしょうし」
キョン「何言ってんだ。これが俺と長門の最も心地よい距離なんだよ。なっ?」
長門「……うん」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:11:09.65 ID:XrG0ijnkO
古泉「……そうだったんですか。これはいらぬお世話をかいてしまいましたね」
キョン「なに、気にするな」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:13:06.96 ID:XrG0ijnkO
次の日
キョン「長門、報告書」
長門「……はい」
キョン「…………」
長門「……」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:14:00.49 ID:XrG0ijnkO
キョン「……何だこれ?」
古泉「?」
キョン「……何なんだこれは?」
長門「……」
キョン「これは何だって聞いてるだろうが!!」
長門「ッ!?」ビクッ
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:15:47.47 ID:XrG0ijnkO
キョン「おい!何だこれ!誰だよこの男は!?」
長門「……うっ」
古泉「落ち着いて下さい!長門さんの首がしまってます!」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:17:28.99 ID:XrG0ijnkO
キョン「誰なんだよ!?」
古泉「落ち着いて下さい!」
長門「……は…話かけられただけ……」
キョン「ほぅ……俺の長門に話かけ、剰え肩まで触ったのか……」
長門「うっ……」ドサッ
古泉「大丈夫ですか!?長門さん!?」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:18:32.63 ID:XrG0ijnkO
長門「……平気…今のは彼なりの愛情……」
古泉「……長門さん」
キョン「おい、長門。こいつの存在を消せ。元からいなかったことにしろ」
古泉「!?」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:19:52.25 ID:XrG0ijnkO
長門「……でも」
キョン「でも?」
長門「ッ!?」ビクッ
長門「存在を消すとなると世界に異常が残ってしまう」
キョン「……俺より世界をとるのか?」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:20:35.31 ID:XrG0ijnkO
長門「えっ…違っ……違う」
キョン「違くないだろ……もういいよ、長門なんか。所詮俺1人がお前を愛してただけなんだろ」
長門「あ…ち…違う…」
キョン「お前は俺の事好きじゃないんだろ?」
長門「あ…違う、違います。やるから…やるから許して下さい…」
キョン「最初からそう言ってればいいんだよ」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:23:36.08 ID:XrG0ijnkO
古泉「本気ですか!?世界に異常が残ってしまうんですよ!」
キョン「なに、もう何人も消えてるんだ。今さら1人増えた所で変わらないだろ」
古泉「っ!?……まさか」
キョン「そのまさかだよ。見てみろ、長門のクラスなんて特に男子少ないぜ。」
古泉「……そ…そんな」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:25:01.15 ID:XrG0ijnkO
キョン「長門、いつも通りにやれよ。その男に生まれ出でた事を後悔させてやれ」
長門「……分かりました」
古泉「……どういう事です?」
キョン「ああ、消える前に気が狂いそうになる程の苦痛を与えているだけだ。それ相応の報いは受けてもらわないとな」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:26:33.57 ID:XrG0ijnkO
古泉「っ!?あなた…自分が何をしてるか分かってるんですか!?」
キョン「当たり前だろ。俺は……長門を愛しているんだ」
古泉「……」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:27:15.14 ID:XrG0ijnkO
キョン「ほら長門、こっち来い。ご褒美に抱き締めてやろう」
長門「……」トテトテトテ
キョン「フフッ、相変わらず可愛いなぁ長門は。お前の事を思うだけで気が狂いそうになるよ」
長門「……ありがとう」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:28:04.11 ID:XrG0ijnkO
ある日
キョン「……長門」
長門「……何?」
キョン「……何か俺に言う事はないか?」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:30:57.36 ID:XrG0ijnkO
長門「……」
キョン「なぁ」
長門「……」
キョン「なぁ!?」
長門「ッ!?」ビクッ
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:34:58.97 ID:XrG0ijnkO
キョン「長門ッ!」
長門「……ナサイ…」
キョン「あぁ!?」
長門「……ごめんなさい」
キョン「何がだよ!?」
古泉「落ち着いて下さい!首しまってますって!」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:35:13.99 ID:K62yf9bEO
こえぇ…
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:36:13.44 ID:XrG0ijnkO
長門「……告白…されました」
キョン「あぁ!?そんなのお前の行動表には一文字も書かれていなかったけどなぁ!」
長門「……うっ…ごめんなさい…」
キョン「何だ!?お前はそいつが好きなのか!?俺なんかよりそいつの方が好きなのか!?」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:37:17.38 ID:XrG0ijnkO
長門「……ち…違う……」
キョン「俺はこんなにお前を愛しているのに……!!俺はこんなにもお前を想っているのに……!!」
古泉「落ち着いて下さい!長門さんはおそらくあなたがその方の存在を消すのを恐れてだと思われます!」
キョン「あぁ!?何だお前は!?俺以外の男の事を考えてるのか!?なぁ!?なあ!?」
長門「……うぅ…」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:37:53.65 ID:Ng+5oW9y0
古泉がんばれぇえええ
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:37:57.55 ID:XrG0ijnkO
古泉「違います!長門さんは世界に異常が残る事を恐れて!」
キョン「知るかっ!お前にはがっかりだよ!長門!」
長門「……うっ…」ドサッ
古泉「長門さん!?大丈夫ですか?」
キョン「不愉快だ!帰る!」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:38:39.12 ID:XrG0ijnkO
長門「ッ!?待って……!ごめんなさい!……謝るから……許して下さい…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
キョン「足にまとわりつくな!」
長門「……うっ…許して下さい…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…私が好きなのはあなただけです…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
古泉「長門さんも悪気があったわけじゃないと思いますよ、僕も一緒に謝ります。この通りです!どうか許してあげて下さい」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:39:06.01 ID:K62yf9bEO
古泉が消されない…不思議
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:39:24.67 ID:XrG0ijnkO
キョン「……」
古泉「それに、好きじゃない人なら、足にしがみ付きながら謝りなんてしませんよ」
キョン「……たくっ、長門、靴舐めろ。罰だ、それで今の所は許してやる」
長門「……っ!ありがとうございます!」
キョン「それと古泉、その不愉快な野郎な機関の方で始末しとけ」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:40:06.86 ID:XrG0ijnkO
古泉「なっ!?」
長門「……」ペロペロ
キョン「世界の平和を守るのがお前らの仕事だろ。別に俺は長門に存在を消させてもいいが、世界に異常が残るんだろ。ならお前に免じてそいつの処理はお前らに譲ってやる」
古泉「……ありがとうございます」
長門「……」ペロペロ
キョン「なに、事故にでもみせかければいいさ。一人の命で世界の平穏が保たれるならお前らも本望だろ」
古泉「……はい、ありがとうございます」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:41:08.24 ID:XrG0ijnkO
ある日
古泉「あの、前から聞きたかったんですが」
キョン「なんだ?」
古泉「あなたは長門さんに話しかけたりした人を消してるわけですよね」
キョン「ああ、まぁ谷口みたいな例外もいるがな」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:42:51.21 ID:XrG0ijnkO
古泉「はぁ、例外とは?」
キョン「あいつは長門の事をAランクマイナスなどとほざきやかった。長門の存在はそんなランクでは計り知れないからな。最大限の侮辱だ」
古泉「はぁ、しかし僕の記憶が正しければ谷口君はまだ存在してますよね?」
キョン「ああ、俺は気付いてしまったんだ。谷口のような卑賤な輩には長門の崇高さは理解出来ないということに」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:44:11.12 ID:XrG0ijnkO
古泉「はぁ」
キョン「それは同情に値する。まぁ、だからといって長門に手を出そうものなら容赦なく消すがな」
古泉「……」
キョン「身の程を弁えない下衆は不愉快なだけだからな」
古泉「……なるほど。本当に長門さんが好きなんですね」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:45:23.19 ID:XrG0ijnkO
キョン「当たり前だ。あいつは俺の全てだ。で、聞きたい事とは何だ?」
古泉「ええ、あなたは長門さんに話しかけたりする存在を消している。なら何故僕は残っているのでしょう?」
キョン「そんな事か。なに、お前は親友だろ。長門と付き合う前はさんざん相談にのってもらったしな。長門と付き合えたのにはお前のおかげでもあるわけだ。感謝してるよ」
古泉「はぁ……あなたからそんな言葉が聞けるとは。ありがとうございます」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:46:17.94 ID:XrG0ijnkO
最終日
ハルヒ「どういうことよ!?」
キョン「何がだ?」
ハルヒ「もうこれで15回連続よ!キョンと有希のペア!」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:47:02.44 ID:XrG0ijnkO
キョン「偶然だろ」
みくる「凄いですー」
ハルヒ「あんた達、何か細工してないでしょうね!?」
キョン「細工も何もくじは全部お前が作ってるじゃないか」
ハルヒ「うっ……」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:48:17.11 ID:XrG0ijnkO
古泉「ま…まぁ、そういう事もありますよ」
ハルヒ「いい!?デートじゃないんだからね!」
キョン「はいはい」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:49:13.66 ID:XrG0ijnkO
探索中
古泉「ここら辺怪しいですね、僕ちょっとあちらの方を探索してきますね」
ハルヒ「うん、よろしく」
一方
長門「涼宮ハルヒの精神状態が危うい」
キョン「そうか」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:50:41.64 ID:XrG0ijnkO
長門「ペアになるのはしばらく控えた方がいい」
キョン「あぁ!?」
長門「ッ!?」ビクッ
キョン「何だ!?俺とは嫌だっていうのか!?なぁ!?」
長門「あ…違う……」
キョン「じゃあ何だってんだよ!?」
長門「あ……ぁ……」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:51:47.97 ID:XrG0ijnkO
古泉「落ち着いて下さい!」
キョン「古泉?何でここに?」
古泉「手短に言います。涼宮さんの精神状態がよくありません。ですから午後はどうかペアにならないようにお願いをしにきました」
キョン「……お前もか」
古泉「僕は怪しまれる前に戻らなければいけませんので、それではよろしくお願いします!」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:53:26.94 ID:XrG0ijnkO
キョン「……長門」
長門「な……何?」
キョン「何で俺の気持ちは自由にさせてもらえないんだ?神だか何だか知らないがあいつのせいで」
長門「……」
キョン「……長門」
長門「……」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:54:41.87 ID:XrG0ijnkO
ハルヒ「……あっ…」
キョン「っ!?ハルヒ!?」
ハルヒ「あんたたち……何してんの……、古泉もいなくなったし心配だから来てみたら……何で手つないでるのよ!?」
キョン「俺と長門が手つないでて何が悪いんだ?」
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:56:07.32 ID:XrG0ijnkO
ハルヒ「っ!?もういい!帰る!」
長門「……」
キョン「ったく。何なんだよ。あいつは」
長門「閉鎖空間が発生した。それもかなり特大の」
キョン「そうか」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:59:40.63 ID:XrG0ijnkO
古泉「すいませーん!涼宮さんこちらに来ませんでしたか?」タッタッタッタ
キョン「来たよ。そして手つないでるところを見られた」
古泉「なっ!?なるほど。この過去最大級の特大閉鎖空間はそのためですか。今大変まずい状態です。閉鎖空間は物凄いスピードで地球を覆っています」
キョン「またあいつに拉致られるなんてやだぜ」
古泉「僕は至急閉鎖空間に行かなくてはならないので、すいませんがここは任せてもいいでしょうか?涼宮さんをどうかお願いします!それでは!」
キョン「待て、何でそんなに頑張る?」
古泉「あなたが長門さんを大切に想っているように、僕にも命をかけても守りたい人がいるんですよ。……その中にはあなた方ももちろん入っていますよ。ふふっ」
キョン「……そうかい、まぁ頑張れ」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:00:47.96 ID:XrG0ijnkO
古泉「はい、では涼宮さんの事はお任せします!ではっ!」
キョン「おう」
古泉「……」(森さん…どうかご無事で!)タッタッタッタ
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:00:51.15 ID:K62yf9bEO
この古泉になら掘られてもいい
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:03:41.22 ID:XrG0ijnkO
キョン「なぁ、長門。1つ思いついたんだが」
長門「何?」
キョン「お前、前に世界改変したよな?」
長門「……」コクッ
キョン「なら今もう1回してくれよ。ハルヒの力もあふれ出てるだろうし」
長門「ッ!?」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:04:26.13 ID:XrG0ijnkO
キョン「情報統合思念体もいない、人類もいない。俺と長門だけの世界をさ」
長門「……でも」
キョン「でも?」
長門「ッ!?……世界が……」ビクッ
キョン「またそれか!お前は何かあると世界だな!俺と世界どっちが大事なんだよ!俺はな長門!世界なんかより!この世全てのものより!お前が大切だ!なのに!なのに!お前は違うのかよ!?」
長門「……うっ…」
キョン「長門!!」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:07:56.80 ID:XrG0ijnkO
長門「く…苦しい……」
キョン「苦しいだと!?お前!俺の胸の方がどれだけ苦しいと思ってるんだ!?お前は嫌なのか!?俺と2人の世界は!?」
長門「……い…嫌じゃない……でも……」
キョン「でも何だっ!!?」
長門「……うっ…」ビクッ
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:10:39.93 ID:XrG0ijnkO
キョン「長門ッ!!」
長門「……うっ…えぐ…」
キョン「何泣いてるんだ?首を絞められてるのが苦しいのか?違うよな?お前は俺からなら何されても構わないもんなぁ!そうか!もうすぐ俺と2人きりになれるから嬉しくて泣いてるのか!ああ、長門!愛かわらじ可愛いなぁ!」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:14:01.01 ID:XrG0ijnkO
長門「あ…あなたの……あなたの大切な人も…消えてしまう…」
キョン「何言ってるんだ?俺はお前がいればそれでいいんだ。お前以外の奴なんざ死のうがどうなろうが関係ない」
長門「…あなたの…か…家族は……」
キョン「俺の家族はお前だけだ」
長門「……友達……」
キョン「お前がいればそんなものはいらない」
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:17:13.74 ID:XrG0ijnkO
長門「私は……うぐっ…私には…大切な人が出来た……」
キョン「……なんだと?」
長門「……初めて…友達もできた…うっ……」
キョン「……それは俺の事か?」
長門「……ち…ちがう…あなたは私の好きな…1番大切な人……」
キョン「……」
長門「けど…私は……この世界に大切な人がまだ……いる……」
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:19:43.95 ID:XrG0ijnkO
キョン「……」
長門「古泉一樹……朝比奈みくる……涼宮ハルヒ……そしてクラスにも…」
キョン「……」
長門「私に……は大切な…友達ができた…」
キョン「……」
長門「……うぐっ…く…苦しい……は…離して……」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:22:38.57 ID:XrG0ijnkO
キョン「……」
長門「……うっ…」
キョン「……お前…今の本気か?…」
長門「……本…気……」
キョン「もう1回言ってみろ!!」
長門「あぐっ!」
キョン「もう1回言ってみろって言ってんだろ!」
長門「あっ!や…やめて……痛い…痛いよ……」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:28:24.40 ID:XrG0ijnkO
キョン「この野郎!ふざけんな!ふざけんなよ!お前には!お前には俺だけいればいいんだよ!お前の大切な人は俺だけでいいんだよ!」
長門「あぐっ、や、やめて……蹴らないで……」
キョン「黙れ黙れ黙れ!!ふざけるなよ!ふざけるなよ!!」
長門「あぐっ……古泉一樹も…今、頑張って戦ってる……朝比奈みくるも…涼宮ハルヒをなだめてる……みんな…この世界を守るために……頑張ってる」
キョン「だから何だ!!?まだそんな事いう余裕があるのか?誰かに言わされてるのか?」
長門「違う……私の意志……そして、私をこうしてくれたのは……あなた。あなたがいたから…私は大切な友達も出来て、あなたのように愛する人も…できた……。あなたのおかげ……」
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:30:07.21 ID:K62yf9bEO
長門が不憫でならない
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:34:49.97 ID:XrG0ijnkO
キョン「あ…あ、あ、あ、あぁぁぁぁああぁああああああああ!!ふざけるなよ!ふざけるな!ふざけるな!お前には俺さえいればいいんだ!
俺にはお前さえいればいいんだ!世界なんて知るか!お前は俺だけを想っていろ!
お前の隣は俺だ!
俺の隣はお前だ!」
長門「あ……あぐっ…痛い……やめて……」
キョン「俺を想え!俺を讃えろ!俺を愛せ!俺を敬え!俺に願え!俺に望め!俺に請え!」
長門「…………」
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:40:04.00 ID:XrG0ijnkO
1時間後
キョン「……ハァッ、ハァッ、ハァ……ハァ」
長門「……」
キョン「長門、血だらけだな。だがお前は相変わらずどんな時も可愛いぜ」
長門「……」
キョン「そうか……しゃべれないか…喉潰れちゃったか?」
長門「……」
キョン「長門、ごめんなさいは?」
長門「………サイ…」
キョン「聞こえないぞ」
長門「……ナサイ…」
キョン「……」
長門「……ゴメ……ン……ナサイ………」
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:42:32.66 ID:XrG0ijnkO
キョン「じゃあ長門、情報操作やってくれるよな?」
長門「……ハ…イ……」
キョン「たくっ、最初からそう言っていればいいものを」
長門「…………」
キョン「長門、もうすぐだぞ。もうすぐ2人だけの世界だ」
長門「……」
キョン「あはははははははは!あーはっはっはっは!」
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:44:11.46 ID:XrG0ijnkO
エピローグ
キョン「ははっ!あはははは!凄い!凄いぞ長門!本当に俺とお前しかいない!あはははは!何て!何て素晴らしい!」
長門「……」
キョン「あはははは!もう離さないぞ長門!」
長門「……」
古泉「うっ……」
キョン「おおっ古泉、目覚めたか」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:48:32.44 ID:XrG0ijnkO
古泉「ここは……一体?……駅前…?………うわっ!長門さん!どうしたんですか!?全身血だらけじゃないですか!?まさか、神人、或いは敵勢力の宇宙人に!?」
キョン「おいおい、落ち着け古泉。まずは体を慣らさないと転ぶぞ」
古泉「……えっ?うわっ!……あれ?何か体が……違う……?」
キョン「そこの鏡で見てみろよ」
古泉「……え、……あ…あ……何だ……これ……何だ…これ……」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:50:38.24 ID:XrG0ijnkO
古泉「……えっ?あ…あ…あ………そんな……これが……僕……?」
キョン「そうだよ古泉、なかなか似合ってるぞ」
古泉「…あ……あ……あ………あぁぁぁぁああぁああああああああ!!」
キョン「そうだよ古泉、お前は犬だ」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:51:19.46 ID:K62yf9bEO
うわぁ…
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:52:02.52 ID:PgxmcReo0
全部長門の姿にさせられたかと思ったのに。
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:55:03.75 ID:XrG0ijnkO
古泉「あぁぁぁぁああぁああああああああ!!」
キョン「ああ、発狂しちゃった。全く、お前だから特別に入れてやったんぜ、俺と長門の愛の巣に」
長門「……」
キョン「長門……これからは2人で生きてこうな。もう一生離さないぞ」
長門「……」
キョン「ふふっ、あはは!あはははは!あはははははははは!あーはっはっはっは!あーはっはっはっは!あーハッハッハッ!!」
FIN
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:56:31.54 ID:XrG0ijnkO
キョン「……」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」
キョン「何だこれ?」
長門「純愛小説」
キョン「これ純愛……か?」
長門「純愛」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:57:52.09 ID:XrG0ijnkO
キョン「そうか」
長門「そう」
キョン「お前マゾなのか?」
長門「多少」
キョン「そうか」
長門「そう」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:59:09.49 ID:XrG0ijnkO
キョン「古泉の最後、犬になって発狂って……何か恨みでもあんのか?」
長門「別にない」
キョン「そうか」
長門「そう」
キョン「……」
長門「……」
キョン「あいつがお前のプリン食ったからか?」
長門「……違う」
キョン「そうか」
長門「そう」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:00:40.63 ID:XrG0ijnkO
キョン「……」
長門「……」
長門「感想」
キョン「ああ、面白かったよ」
長門「ありがとう」
キョン「……」
長門「映画化?」
キョン「映画化は……どうだろうな」
長門「……そう」
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:02:21.16 ID:XrG0ijnkO
キョン「まぁまた何か書いたら読ませてくれよ。期待してるからさ」
長門「分かった」
キョン「……」
長門「……」
キョン「……今度縄持ってくるから縛っていいか?」
長門「……」
キョン「……」
お し ま い
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:03:35.59 ID:jmKG/UmNO
>>119
乙でした
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:03:59.60 ID:K62yf9bEO
なんだかんだで
おもしろかった
乙
いつか朝倉のも書いてくれな
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:04:32.27 ID:XrG0ijnkO
終わりました。
読んで下さった方々ありがとうございましたm(__)m
朝倉「あなたを殺して剥製にする!」
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:26:05.04 ID:JozDEDgPO
朝倉「キョン君、涼宮さんと仲良いわよね」
キョン「よくない。あんなのと一緒にするな」
朝倉「どうやって仲良くなったのか教えてほしいな」
キョン「よくないと言っているだろ」
朝倉「またまたー、照れちゃってー」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:26:59.20 ID:JozDEDgPO
キョン「それじゃあ俺は部活行くから、じゃあな」
朝倉「あっ…待っ……」
キョン「……」スタスタスタ
朝倉「……はぁ」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:29:01.82 ID:JozDEDgPO
次の日~朝~
キョン「……ああ、だるい。何だこの坂は…」
朝倉「キョンくーん!おはよう!」
キョン「ん?ああ、朝倉か。珍しいなこんな遅い時間に」
朝倉「私だって寝坊しちゃう事もあるわよ」
キョン「そうなのか」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:29:40.95 ID:JozDEDgPO
朝倉「一緒に登校なんて恋人みたいだね」///
キョン「ああそうだな」
朝倉「……キョン君どうしたの?テンション低いね。大丈夫?」
キョン「朝はこんなもんだよ」
朝倉「そう…なんだ。……私はキョン君と偶然会えてテンション上がってるのになー……なんて……」
キョン「ん?何か言ったか?」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:30:58.63 ID:JozDEDgPO
朝倉「べっ、別に何も言ってないよ!」///
キョン「ああ、そう」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:32:15.22 ID:JozDEDgPO
朝倉「……」ドキドキ
キョン「……」ボッー
朝倉「……」チラッ
キョン「……」ボッー
朝倉「……」
キョン「……」ボッー
朝倉「……」チラッ
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:33:03.67 ID:JozDEDgPO
キョン「……」ボッー
朝倉「……」チラッチラッ
キョン「……ん?」
朝倉「……っ!?」
キョン「どうかしたか?」
朝倉「べっ、別に何でもないよ!」カァ--- ///
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:34:23.80 ID:JozDEDgPO
キョン「そうか」
朝倉「……」///
キョン「……」
朝倉「に、荷物っ!」
キョン「ん?」
朝倉「荷物!重そうだね!持とうか!?」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:35:14.59 ID:JozDEDgPO
キョン「いや、教材は机に置きっぱなしだし、このバッグ弁当ぐらいしか入ってないぞ」
朝倉「あっ!そうだよね!あは!あはははは!」
キョン「……?……変な奴だな」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:37:02.95 ID:JozDEDgPO
~学校~
朝倉「……はぁ」(2人きりだから緊張して全然話せなかった……)
朝倉「……」(せっかく1時間前から待ち伏せしてたのに…)
朝倉「……」(よし!明日こそ!明日こそ頑張ろう!)
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:37:52.11 ID:JozDEDgPO
谷口「おいキョン!どういう事だ!?国木田から聞いたぞ!」
キョン「何がだ?」
朝倉「?」
国木田「今日の朝、キョンと朝倉さんが2人で登校してるの窓から見ちゃったからさぁ」
谷口「どういう事だよこの野郎!」
朝倉「……」///(噂になってる)
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:38:42.63 ID:JozDEDgPO
国木田「キョンは朝倉さんと付き合ってるの?」
キョン「違う。偶然会っただけだ」
朝倉「……」
谷口「本当か!?」
キョン「本当だ。俺と朝倉は何もない」
朝倉「……」
国木田「ふぅん、そうなんだ」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:39:29.71 ID:JozDEDgPO
谷口「いやぁ、信用してたぜキョン!俺たちは親友だ!」
キョン「あー、はいはい。分かったからどっか行け」
朝倉「……」(そんなあっさり否定しないでも…)
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:41:28.80 ID:JozDEDgPO
~放課後~
朝倉「キョン君、今日も部活?」
キョン「ああ、そうだよ」
朝倉「そうなんだ、頑張ってね!それじゃあばいばい」
キョン「ああ」スタスタスタ
朝倉「……」
朝倉「……」
朝倉「……」(よし!今日もキョン君におはようとさよならを言えた!)
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:43:59.39 ID:4zXBf9cG0
頼む・・・朝倉さんを幸せにしてやってくれ・・・
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:44:05.25 ID:JozDEDgPO
次の日~朝~
キョン「……ああ、だるい。長門に頼めばこの坂消してくれるだろうか」
朝倉「キョンくーん!おはよう!」
キョン「ん?朝倉か?また寝坊か?」
朝倉「うん、最近寝不足でね」
キョン「そうなのか、寝不足は体に悪いぞ」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:46:52.29 ID:JozDEDgPO
朝倉「あ……ありがとう……」///(キョン君が心配してくれた///)
キョン「……」
朝倉「……」ドキドキ
キョン「……」
朝倉「……」ドキドキ
キョン「……」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:48:00.59 ID:JozDEDgPO
朝倉「……あ…」
キョン「……」
朝倉「……あの!」
キョン「?……なんだ?」
朝倉「キョ、キョン君っていつもお弁当だよね!お母さんが作ってるの?」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:49:05.17 ID:JozDEDgPO
キョン「まぁそうだな」
朝倉「そ、そうなんだ。わ、私は、1人暮らしだから、じ、自分で作ってるんだ!」
キョン「へぇ、そうなのか。凄いな」
朝倉「あ、うん、あ、ありがとう、エヘヘ」
キョン「さっきから話し方やばいけど大丈夫か?」
朝倉「う、うん!ちょっと坂が辛くて、息、切れちゃっただけ、だよ!」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:50:03.89 ID:JozDEDgPO
キョン「そうか」
朝倉「……」ドキドキ
キョン「……」
朝倉「……」ドキドキ
キョン「……」
朝倉「……あ、あの!」
キョン「……?どうしたんださっきから?」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:50:52.05 ID:JozDEDgPO
朝倉「私、今、料理上手くなりたいなぁ、っておも、思ってて、その…料理、たくさん作りたいから……あの…その……よかっ、良かったら!キョン君の!分も!お弁当作って!こようか!?」
キョン「いや、いいよ」
朝倉「……えっ…」
キョン「そんな大変な事1人暮らしの子にやらせるわけにはいかないしな」
朝倉「1人分も2人分も時間は変わらないよ!」
キョン「今寝不足なんだろ?そんな奴にそんな事はさせれないだろ」
朝倉「……あ…ち、違…」
キョン「それにハルヒにばれたら厄介だしな」(閉鎖空間とか)
朝倉「……えっ?涼宮…さん……」
キョン「という事だ、気持ちだけありがたく受け取っておくよ」
朝倉「……うん」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:51:42.51 ID:+c881Apl0
墓穴ったw
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:30:14.69 ID:JozDEDgPO
~学校~
朝倉「……」
朝倉「……」
朝倉「……」(あんなに勇気だしたのに……)
朝倉「……うっ、えぐ……うぅ……」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:31:17.56 ID:JozDEDgPO
友人A「涼子どうしたの?泣いてるの?大丈夫?」
朝倉「っ!?あっ!ううん!違うよ!目にゴミが入っちゃっただけ!」
友人A「そうなんだ。良かった、心配しちゃったよ」
朝倉「ふふっ、ありがとね。あはは…はは…」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:32:28.11 ID:JozDEDgPO
ある日~学校~
キョン「ポニテこそ神が我らに与え下さったものだ」
国木田「いや、絶対ショートカットだね」
谷口「俺は可愛けりゃなんでもいいぜ」
キョン「ポニテ!」
国木田「ショートカット!」
谷口「可愛けりゃなんでも」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:32:53.62 ID:zCc2xEGM0
たにぐちwwwwwwwwww
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:34:26.70 ID:4zXBf9cG0
国木田、キョンに自分アピールしてんじゃね?
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:35:50.46 ID:JozDEDgPO
朝倉「……」(キョン君、ポニテが好きなんだ)
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:37:56.41 ID:JozDEDgPO
次の日~朝~
キョン「ああ、だるい。今日こそ長門にこの坂消してもらえるよう頼むか」
朝倉「キョンくーん!おはよう!」
キョン「ああ朝倉か、ここ最近毎日朝一緒になるな」
朝倉「おはよう」ドキドキ
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:39:01.09 ID:JozDEDgPO
キョン「……」
朝倉「……」ドキドキ
キョン「今日はいつもと髪型違うんだな」
朝倉「っ!!……うん、気付いてくれた?」
キョン「ああ」
朝倉「どう…かな?」ドキドキ
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:40:23.81 ID:JozDEDgPO
キョン「似合ってるぞ」
朝倉「本当に?」
キョン「ああ、似合ってる」
朝倉「……あ…ありがとう」(どうしようどうしよう、顔がにやけちゃう!こんな顔キョン君に見せられないよ!)
キョン「おい、何で両手で顔隠してるんだ?転ぶぞ」
朝倉「キャアッ!」
キョン「危ない!」ガシッ
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:41:29.62 ID:JozDEDgPO
朝倉「あ…キョン君…手…」///
キョン「あ……す、すまん!」
朝倉「あっ!…は、離さないで……」
キョン「あ…朝倉…」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:42:20.89 ID:JozDEDgPO
朝倉「……」ドキドキ
キョン「……」ドキドキ
朝倉「……」ドキドキ
キョン「……」ドキドキ
朝倉「……キョン君…好k……」
谷口「おーい!キョーン!」
キョン「!?」
朝倉「!?」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:43:53.75 ID:JozDEDgPO
キョン「お、おお!谷口か!」
谷口「なっ!朝倉さんまで!?お前!本当は朝倉さんと付き合ってるんじゃないだろうな!?」
キョン「ぐ、偶然だ!」
朝倉「……谷口君、おはよう」(……いいところだったのに)
谷口「おはようございますー」
朝倉「……」(高速詠唱)
キョン「朝倉?何か言ったか?」
朝倉「ううん!何も!」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:44:49.73 ID:4zXBf9cG0
谷口逃げてー!
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:45:27.20 ID:ndeAnhte0
谷口、君の事は忘れないよ…三分ほど
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:45:30.58 ID:JozDEDgPO
~学校~
谷口「……」
谷口「……」
谷口「……」
谷口「キョン…俺の机と椅子が校庭に捨てられてるんだけど……」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:46:24.05 ID:+c881Apl0
イジメいくないw
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:46:53.89 ID:JozDEDgPO
ある日~学校~
谷口「キョン、劇場版空の境界やばいらしいぞ」
国木田「凄いクオリティみたいだね」
キョン「見たいな」
谷口「今度3人で見に行こうぜ」
キョン「いいな」
国木田「でもチケット手に入らないみたいだよ」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:48:03.91 ID:JozDEDgPO
谷口「そうなのか……クッソ!この野郎!くらえ!ゲイ……ボルグ!!」
キョン「何の!ロー……アイアス!」
国木田「ふっ、甘いね、ゲートオブバビロン!」
谷口「ぎゃあーーー!」
キョン「何の!アンリミテッドブレードワークス!」
国木田「うおぉぉぉぉ!」
キョン「負けるかー!」
朝倉「……」(……空の境界?)
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:49:16.17 ID:JozDEDgPO
キョン「ガラドボルグ!」
国木田「ぎゃあーーー!」
朝倉「……」(なるほど、これが空の境界か。後は情報操作でチケットを2枚用意して……と)
キョン「準備も覚悟も足りなかったな」
朝倉「……」(子供らしいとこもまた素敵、キョン君かわいいよー)///
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:51:21.50 ID:JozDEDgPO
~次の日~
朝倉「キョン君、チケットがあるんだけど……良かったら一緒に行かない?」
キョン「ん?俺とか……?」
朝倉「うん、ダメ…かな?」
キョン「はっ!?このチケットは!行くよ、是非行かせてくれ」
朝倉「っ!!うん!じゃあ次の日曜日に駅前ね!」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:52:28.50 ID:JozDEDgPO
キョン「えっ、日曜か?」
朝倉「うん、そうだよ」
キョン「すまん、日曜は部活があるんだ」
朝倉「そんな……休めないの?」
キョン「ああ、ハルヒがうるさいからな。すまないな朝倉」
朝倉「……うん」
朝倉「……」
朝倉「……」
朝倉「……」(また涼宮ハルヒ……)
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:54:33.43 ID:JozDEDgPO
ある日~学校~
キョン「成崎、この問題教えてくれないか?」
成崎「あ、キョン君。この問題はこうやるんですよ」
キョン「ふむふむ」
朝倉「……」(キョン君、私に聞いてくれればいいのに…)
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:55:49.70 ID:JozDEDgPO
成崎「そうするとこうなります」
キョン「なるほど」
朝倉「……」(真面目な顔のキョン君も素敵///)
成崎「これで、答えになります」
キョン「おお、分かったよ。ありがとな」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:57:02.38 ID:JozDEDgPO
成崎「いえいえ、あっ、それとキョン君、クッキー焼いてきたんで良かったらどうぞ」
朝倉「……っ!?」
キョン「ああ、いつもありがな」
朝倉「……」(いつも!?)
成崎「キョン君がおいしいって言ってくれたチョコ味にしてみました」
キョン「ありがたくいただくよ」
朝倉「……」
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:00:09.35 ID:JozDEDgPO
クラスメイトA「最近あの2人仲いいよねー」
クラスメイトB「成崎さん、キョン君の事好きみたいよ」
クラスメイトA「あ、やっぱりそうなんだ。キョン君もまんざらじゃなさそうだよね」
クラスメイトB「付き合うのも時間の問題かもね」
クラスメイトA「あっ、でもキョン君他のクラスの長門さんって人ともいい感じらしいよ」
クラスメイトB「涼宮さんもいるしね。キョン君モテモテだね」
朝倉「……」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:02:36.26 ID:JozDEDgPO
~キョンの家~
キョン妹「キョン君!キョン君!大変だよ!」ガチャ
キョン「こら、部屋に入る時はノックしろと言ってるだろ」
キョン妹「キョン君の学校がテレビで流れてるよ!」
キョン「うちの学校がか……?」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:04:34.42 ID:JozDEDgPO
ニュース「本日午後6時頃、遺体が見つかりました。被害者は北校の生徒、成崎さんと判明。
また、遺体はナイフで数十ヶ所も刺されていたため、警察はこれを殺人として捜査しています」
キョン「……そんな…嘘だろ……」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:05:41.45 ID:J2dNzL5KO
急展開…
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:07:11.84 ID:JozDEDgPO
次の日~学校~
谷口「……キョン」
国木田「キョンは成崎さんと仲良かったからね」
キョン「……」
谷口「キョン、今日はカラオケでも行こうぜ、今日は俺たちのおごりだ」
国木田「そうだね、カラオケの前にキョンの好きなラーメン屋で腹ごしらえもしようか」
谷口「そうだな!」
キョン「ありがとな…二人とも」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:10:43.86 ID:JozDEDgPO
朝倉「……キョン君」
朝倉「……大丈夫?」
キョン「ああ、朝倉か」
朝倉「犯人…早く見つかるといいね」
朝倉「私で良かったら何でも話してね。私はキョン君の力になりたいから」
キョン「……ああ、ありがとな」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:13:22.74 ID:JozDEDgPO
~ある日~
朝倉「キョンくーん!おはよう!」
キョン「ああ、朝倉か。何かもう毎日だな」
朝倉「うん、いや…かな?」
キョン「いや、まぁ1人でこの坂をのぼるよりは誰かと話してる方が気がまぎれるしな」
朝倉「ふふっ、ありがとう。ところでキョン君、次の日曜日暇?」
キョン「すまん、部活だ」
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:14:31.28 ID:JozDEDgPO
朝倉「じゃあその次は?」
キョン「多分ずっと部活だな」
朝倉「じゃあ今日の方が」
キョン「すまん、部活だ」
朝倉「そう、これで36回目だよ。私の誘い断ったの」
キョン「そうか、すまんな。ハルヒがうるさくてな」(数えてるのか……?)
朝倉「……そう」(……涼宮ハルヒ……)
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:16:08.20 ID:+c881Apl0
ハルヒ逃げてえええw
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:17:25.18 ID:4zXBf9cG0
涼宮ハルヒを殺してあなたの出方を見る♪
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:16:24.82 ID:JozDEDgPO
~ある日~
キョン「……」(手紙?谷口か誰かのいたずらか?それとも本物……?)
126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:17:27.72 ID:JozDEDgPO
放課後~教室~
キョン「……お前か」
朝倉「驚いた?」
キョン「……何のようだ?」
朝倉「単刀直入に言うとね。私はキョン君が好きなの」
キョン「お前が俺を……か?」
朝倉「なのにキョン君は私には冷たくて他の女の子には優しくする」
キョン「……何言ってるんだ?」
朝倉「……だから」
キョン「……?」
朝倉「……死んで!」
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:04:14.68 ID:JozDEDgPO
キョン「うわっ!?……え?何だこれ?」
朝倉「何で避けちゃうのキョン君?」
キョン「冗談はやめろ!それが本物じゃなくてもマジびびるって!」
朝倉「冗談だと思う?私は本当にあなたに死んでほしいと思ってるのよ」
キョン「意味が分からないし笑えない!とりあえずその危なっかしいものをしまえ!」
朝倉「それ無理。だって私はあなたを剥製にしようと思ってるんだもの」
キョン「なっ!?本気か!?意味が分からないって!」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:06:22.53 ID:JozDEDgPO
朝倉「大丈夫よキョン君。あなたは私の中で生き続けるわ。あなたは永遠に私だけのもの。大丈夫、あなたの体は剥製として残しておくから」
キョン「……くそっ!……なっ!?」
朝倉「無駄よ。教室からは出られないわ」
キョン「お前も宇宙人だったのか?」
朝倉「そうよ」
キョン「お前も宇宙人だったとはな……」
朝倉「あんまり動かないでね。あなたを傷つけたくないし」
キョン「くっ……」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:07:23.20 ID:JozDEDgPO
朝倉「あ、でもあなたの苦痛に歪む表情も捨てがたいわね」
キョン「……くっ…体が…動かない……だと」
朝倉「ふふっ、最初からこうしてれば良かった。口と眼はそのままだから。お話も出来るし見つめあう事も出来るわ」
キョン「反則だろ…こんなの……グッ……」
朝倉「ああ、素敵……あんなに遠かったキョン君がこんなに近くに……」
キョン「やめろ、くっつくな」
朝倉「ああ、そうそう。害虫を駆除したの私なんだ。褒めてほしいな」
キョン「……害虫を駆除?何のことだ……?」
朝倉「成崎さんの事よ」
キョン「なっ!?」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:08:35.26 ID:JozDEDgPO
朝倉「あなたに付きまとう害虫をナイフで刺して刺して刺しまくったわ。死なないようになぶりながら。あなたに付きまとった報いをちゃんと受けさせたの」
キョン「なっ……」
朝倉「あの子、害虫のくせにキョン君助けてって、生意気よね。本当は長門さんと涼宮さんも処理したかったんだけど……あの2人は無理だったの。ごめんね」
キョン「お前が成崎を…殺したのか……?」
朝倉「ええそうよ。情報操作したの。48時間程拷問したうえで最後はナイフでね。まぁでも、情報操作したから実際は30秒くらいだけど。
ふふっ、今思い出しただけでも笑えるわ。拷問の途中で何度も気が狂いそうになるの。でも私が情報操作でさせない。ふふっ、あの苦痛で泣き叫ぶ成崎さんと言ったら」
キョン「てめぇ!!」
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:09:29.50 ID:JozDEDgPO
朝倉「どうしたの?ああ、その顔も素敵よキョン君」
キョン「お前!自分が何したか分かってるのか!?」
朝倉「あぁ……素敵……キョン君が私だけを見てる、私だけを想ってる……」
キョン「この野郎!聞いてるのか!?おい!?」
朝倉「あぁ……もっと…もっと私を見て、私を感じて、私を想って……」
キョン「くっそ!何なんだよ!お前は!宇宙人だが何だが知らないが!」
朝倉「キョン君…私ね…あなたに似合ってるって言ってもらってからずっとポニーテールなの。どう似合う?」
キョン「しるか!いいから離れろ!」
朝倉「ふふっ、ありがとう。ずっとポニーテールにするね」
キョン「この野郎!この野郎!この野郎!」
朝倉「キョン君…最後にありがとう。今殺してあげるね。大丈夫、あなたは私の中で、私とともに永遠に生き続けるの」
キョン「くっそ!ふざけるな!ふざけるな!」
朝倉「それじゃあ、いくね。大丈夫、痛くしないから。ふふっ、愛してるわ……キョン君」
キョン「あぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!」
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:10:42.49 ID:JozDEDgPO
朝倉「……なっ!?」
キョン「……」
朝倉「……何であなたがここに」
キョン「……生き…てる?………」
長門「……」
キョン「な、長門!」
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:11:35.68 ID:ihSy4QXoO
流石長門さん待ってました
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:12:15.81 ID:JozDEDgPO
朝倉「くっ、これだから害虫は……」
長門「……大丈夫?」
キョン「ああ、何とかな…」
朝倉「邪魔しないでくれる?長門さん」
長門「あなたは私のバックアップ」
朝倉「私とキョン君の邪魔をしないで」
長門「……みじめ」
朝倉「どういう意味……?」
長門「彼と私は交際している」
朝倉「なっ……!?う…嘘よ!キョン君に振り向いてもらえないからってそんな嘘ついて!」
長門「事実」
朝倉「キョン君の好きな人は私なの!キョン君もその害虫に何か言ってやってよ!」
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:13:10.84 ID:JozDEDgPO
キョン「悪いが事実だ」
朝倉「……なっ!?」
キョン「まぁそういう事だ」
朝倉「う…嘘よ…キョン君はあの害虫に脅されて言わされてるのよね。そうよ……そうに違いないわ!」
長門「……みじめ」
朝倉「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる」
キョン「恐っ、何だあれ?」
長門「ストーカー」
朝倉「キョン君今助けてあげるからね、ウフフ、フフ、アハ、アハハハハハハーーー!!」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:13:28.10 ID:je2ouQNe0
やっぱ長門だな
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:14:09.79 ID:JozDEDgPO
朝倉「……うっ…そんな……何で……」
長門「あなたでは私には勝てない」
朝倉「いや!やめて!消さないで!キョン君!助けてよキョン君!」
キョン「一思いに消してやればいいものを。何で消えるのこんなにゆっくりなペースだ?」
長門「……こうするため」
キョン「……んっ」
朝倉「そんな……!何してるの!?やめてよ!キョン君に何してるのよ!」
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:14:36.05 ID:PnNoYyt90
明らかにキョンが悪いよなこれ
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:14:51.49 ID:JozDEDgPO
長門「あなたは消えながらそこで見ていればいい」
キョン「…ん……長門」
朝倉「そんな!?やめてよ!キョン君にキスなんて私もした事ないのに!」
長門「……ん…」
朝倉「いやーーー!やめて!やめてよ!そんなの見せないでよ!」
キョン「長門…好きだぜ…」
朝倉「キョン君!助けてよキョン君!もういや!やめてよ!やめてよーーー!いやぁぁぁぁぁあああああ!!!」
長門「……みじめ」
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:15:01.85 ID:slJzVc1AO
なんで皆朝倉さんの邪魔をするんだ
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:15:34.70 ID:+efdbvKQ0
ひでえw
166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:15:51.50 ID:JozDEDgPO
朝倉「いや…消えたくない…!消えたくない!消えたくない!
キョン君ともっとお話したかった!
キョン君ともっと触れ合いたかった!
キョン君ともっとずっと一緒にいたかった!
キョン君!助けてよキョン!」
キョン「……ん…長門……」
朝倉「いやぁぁぁぁぁあああああ!!!」
キョン「……」
長門「……」
キョン「消えたぞ、長門」
長門「そう、相変わらず無能なバックアップだった」
キョン「そうだな」
長門「……みじめなバックアップ……」
Fin
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:16:41.90 ID:JozDEDgPO
キョン「……」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」
キョン「何だこれ?」
長門「続編」
キョン「そうか」
長門「そう」
172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:17:50.93 ID:JozDEDgPO
キョン「……」
長門「……」
キョン「これ、シリーズものだったんだな」
長門「そう」
キョン「そうか」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」
キョン「頼むから古泉とか谷口のヤンデレは勘弁してくれな」
長門「……」
キョン「……」
長門「考えとく」
キョン「そうか」
長門「そう」
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:19:15.53 ID:JozDEDgPO
キョン「……」
長門「……」
キョン「俺の次は朝倉がヤンデレか…」
長門「……」
キョン「……」
長門「感想」
キョン「お前マゾじゃなかったのか?」
長門「……」
キョン「凄いサディスティックだな」
長門「どちらでもいける」
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:20:18.96 ID:JozDEDgPO
キョン「そうか」
長門「そう」
キョン「……」
長門「……」
キョン「今度縄持ってくるから縛ってくれないか?」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」
キョン「……」
お し ま い
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:21:14.09 ID:JozDEDgPO
終わりました。
キョン「俺と世界どっちが大事なんだよ!?」の続編でした。
読んで下さった方々ありがとうございましたm(__)m
177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:21:48.44 ID:J2dNzL5KO
もっと清純かわいい朝倉が見たかった
まぁ乙
178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:22:47.27 ID:je2ouQNe0
乙!!
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お絵かき掲示板より馬飛さんありがとうです。

読み物:ハルヒ
お絵かき掲示板
画像掲示板
言葉様かな
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:05:11.21 ID:XrG0ijnkO
古泉「落ち着いて下さい!長門さんの首しまってます!」
キョン「なぁ!?俺はお前をこんなに愛してるんだぞ!それなのにお前は俺より世界をとるのか!?」
長門「……うぅ」
キョン「長門!」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:06:19.87 ID:XrG0ijnkO
ある日の事
キョン「長門、今日の報告書」
長門「……はい」
キョン「……ふむ、今日も異常はなし……だな」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:07:05.47 ID:XrG0ijnkO
古泉「?」
キョン「じゃあ引き続き頼むぞ」
長門「分かった」
古泉「あの、報告書とは一体?」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:08:19.90 ID:XrG0ijnkO
キョン「ん?ああ、これの事か?ほら」
古泉「あ、すいません。……っ!?何ですかこれは!?」
キョン「何って長門の行動表みたいなもんだ。1分おきに何かしたか、何か起こったか、事細かに書かせている」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:10:17.64 ID:XrG0ijnkO
古泉「いや…でもさすがにこれは…。読んだ本のページ数から何から何まで書いてありますよ」
キョン「当たり前だろ。授業中は一緒に入れないんだからな、これが妥協点だ」
古泉「いやしかし……いくら恋人と言ってもお互いが心地よい距離などもありますでしょうし」
キョン「何言ってんだ。これが俺と長門の最も心地よい距離なんだよ。なっ?」
長門「……うん」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:11:09.65 ID:XrG0ijnkO
古泉「……そうだったんですか。これはいらぬお世話をかいてしまいましたね」
キョン「なに、気にするな」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:13:06.96 ID:XrG0ijnkO
次の日
キョン「長門、報告書」
長門「……はい」
キョン「…………」
長門「……」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:14:00.49 ID:XrG0ijnkO
キョン「……何だこれ?」
古泉「?」
キョン「……何なんだこれは?」
長門「……」
キョン「これは何だって聞いてるだろうが!!」
長門「ッ!?」ビクッ
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:15:47.47 ID:XrG0ijnkO
キョン「おい!何だこれ!誰だよこの男は!?」
長門「……うっ」
古泉「落ち着いて下さい!長門さんの首がしまってます!」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:17:28.99 ID:XrG0ijnkO
キョン「誰なんだよ!?」
古泉「落ち着いて下さい!」
長門「……は…話かけられただけ……」
キョン「ほぅ……俺の長門に話かけ、剰え肩まで触ったのか……」
長門「うっ……」ドサッ
古泉「大丈夫ですか!?長門さん!?」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:18:32.63 ID:XrG0ijnkO
長門「……平気…今のは彼なりの愛情……」
古泉「……長門さん」
キョン「おい、長門。こいつの存在を消せ。元からいなかったことにしろ」
古泉「!?」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:19:52.25 ID:XrG0ijnkO
長門「……でも」
キョン「でも?」
長門「ッ!?」ビクッ
長門「存在を消すとなると世界に異常が残ってしまう」
キョン「……俺より世界をとるのか?」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:20:35.31 ID:XrG0ijnkO
長門「えっ…違っ……違う」
キョン「違くないだろ……もういいよ、長門なんか。所詮俺1人がお前を愛してただけなんだろ」
長門「あ…ち…違う…」
キョン「お前は俺の事好きじゃないんだろ?」
長門「あ…違う、違います。やるから…やるから許して下さい…」
キョン「最初からそう言ってればいいんだよ」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:23:36.08 ID:XrG0ijnkO
古泉「本気ですか!?世界に異常が残ってしまうんですよ!」
キョン「なに、もう何人も消えてるんだ。今さら1人増えた所で変わらないだろ」
古泉「っ!?……まさか」
キョン「そのまさかだよ。見てみろ、長門のクラスなんて特に男子少ないぜ。」
古泉「……そ…そんな」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:25:01.15 ID:XrG0ijnkO
キョン「長門、いつも通りにやれよ。その男に生まれ出でた事を後悔させてやれ」
長門「……分かりました」
古泉「……どういう事です?」
キョン「ああ、消える前に気が狂いそうになる程の苦痛を与えているだけだ。それ相応の報いは受けてもらわないとな」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:26:33.57 ID:XrG0ijnkO
古泉「っ!?あなた…自分が何をしてるか分かってるんですか!?」
キョン「当たり前だろ。俺は……長門を愛しているんだ」
古泉「……」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:27:15.14 ID:XrG0ijnkO
キョン「ほら長門、こっち来い。ご褒美に抱き締めてやろう」
長門「……」トテトテトテ
キョン「フフッ、相変わらず可愛いなぁ長門は。お前の事を思うだけで気が狂いそうになるよ」
長門「……ありがとう」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:28:04.11 ID:XrG0ijnkO
ある日
キョン「……長門」
長門「……何?」
キョン「……何か俺に言う事はないか?」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:30:57.36 ID:XrG0ijnkO
長門「……」
キョン「なぁ」
長門「……」
キョン「なぁ!?」
長門「ッ!?」ビクッ
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:34:58.97 ID:XrG0ijnkO
キョン「長門ッ!」
長門「……ナサイ…」
キョン「あぁ!?」
長門「……ごめんなさい」
キョン「何がだよ!?」
古泉「落ち着いて下さい!首しまってますって!」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:35:13.99 ID:K62yf9bEO
こえぇ…
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:36:13.44 ID:XrG0ijnkO
長門「……告白…されました」
キョン「あぁ!?そんなのお前の行動表には一文字も書かれていなかったけどなぁ!」
長門「……うっ…ごめんなさい…」
キョン「何だ!?お前はそいつが好きなのか!?俺なんかよりそいつの方が好きなのか!?」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:37:17.38 ID:XrG0ijnkO
長門「……ち…違う……」
キョン「俺はこんなにお前を愛しているのに……!!俺はこんなにもお前を想っているのに……!!」
古泉「落ち着いて下さい!長門さんはおそらくあなたがその方の存在を消すのを恐れてだと思われます!」
キョン「あぁ!?何だお前は!?俺以外の男の事を考えてるのか!?なぁ!?なあ!?」
長門「……うぅ…」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:37:53.65 ID:Ng+5oW9y0
古泉がんばれぇえええ
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:37:57.55 ID:XrG0ijnkO
古泉「違います!長門さんは世界に異常が残る事を恐れて!」
キョン「知るかっ!お前にはがっかりだよ!長門!」
長門「……うっ…」ドサッ
古泉「長門さん!?大丈夫ですか?」
キョン「不愉快だ!帰る!」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:38:39.12 ID:XrG0ijnkO
長門「ッ!?待って……!ごめんなさい!……謝るから……許して下さい…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
キョン「足にまとわりつくな!」
長門「……うっ…許して下さい…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…私が好きなのはあなただけです…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
古泉「長門さんも悪気があったわけじゃないと思いますよ、僕も一緒に謝ります。この通りです!どうか許してあげて下さい」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:39:06.01 ID:K62yf9bEO
古泉が消されない…不思議
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:39:24.67 ID:XrG0ijnkO
キョン「……」
古泉「それに、好きじゃない人なら、足にしがみ付きながら謝りなんてしませんよ」
キョン「……たくっ、長門、靴舐めろ。罰だ、それで今の所は許してやる」
長門「……っ!ありがとうございます!」
キョン「それと古泉、その不愉快な野郎な機関の方で始末しとけ」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:40:06.86 ID:XrG0ijnkO
古泉「なっ!?」
長門「……」ペロペロ
キョン「世界の平和を守るのがお前らの仕事だろ。別に俺は長門に存在を消させてもいいが、世界に異常が残るんだろ。ならお前に免じてそいつの処理はお前らに譲ってやる」
古泉「……ありがとうございます」
長門「……」ペロペロ
キョン「なに、事故にでもみせかければいいさ。一人の命で世界の平穏が保たれるならお前らも本望だろ」
古泉「……はい、ありがとうございます」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:41:08.24 ID:XrG0ijnkO
ある日
古泉「あの、前から聞きたかったんですが」
キョン「なんだ?」
古泉「あなたは長門さんに話しかけたりした人を消してるわけですよね」
キョン「ああ、まぁ谷口みたいな例外もいるがな」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:42:51.21 ID:XrG0ijnkO
古泉「はぁ、例外とは?」
キョン「あいつは長門の事をAランクマイナスなどとほざきやかった。長門の存在はそんなランクでは計り知れないからな。最大限の侮辱だ」
古泉「はぁ、しかし僕の記憶が正しければ谷口君はまだ存在してますよね?」
キョン「ああ、俺は気付いてしまったんだ。谷口のような卑賤な輩には長門の崇高さは理解出来ないということに」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:44:11.12 ID:XrG0ijnkO
古泉「はぁ」
キョン「それは同情に値する。まぁ、だからといって長門に手を出そうものなら容赦なく消すがな」
古泉「……」
キョン「身の程を弁えない下衆は不愉快なだけだからな」
古泉「……なるほど。本当に長門さんが好きなんですね」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:45:23.19 ID:XrG0ijnkO
キョン「当たり前だ。あいつは俺の全てだ。で、聞きたい事とは何だ?」
古泉「ええ、あなたは長門さんに話しかけたりする存在を消している。なら何故僕は残っているのでしょう?」
キョン「そんな事か。なに、お前は親友だろ。長門と付き合う前はさんざん相談にのってもらったしな。長門と付き合えたのにはお前のおかげでもあるわけだ。感謝してるよ」
古泉「はぁ……あなたからそんな言葉が聞けるとは。ありがとうございます」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:46:17.94 ID:XrG0ijnkO
最終日
ハルヒ「どういうことよ!?」
キョン「何がだ?」
ハルヒ「もうこれで15回連続よ!キョンと有希のペア!」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:47:02.44 ID:XrG0ijnkO
キョン「偶然だろ」
みくる「凄いですー」
ハルヒ「あんた達、何か細工してないでしょうね!?」
キョン「細工も何もくじは全部お前が作ってるじゃないか」
ハルヒ「うっ……」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:48:17.11 ID:XrG0ijnkO
古泉「ま…まぁ、そういう事もありますよ」
ハルヒ「いい!?デートじゃないんだからね!」
キョン「はいはい」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:49:13.66 ID:XrG0ijnkO
探索中
古泉「ここら辺怪しいですね、僕ちょっとあちらの方を探索してきますね」
ハルヒ「うん、よろしく」
一方
長門「涼宮ハルヒの精神状態が危うい」
キョン「そうか」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:50:41.64 ID:XrG0ijnkO
長門「ペアになるのはしばらく控えた方がいい」
キョン「あぁ!?」
長門「ッ!?」ビクッ
キョン「何だ!?俺とは嫌だっていうのか!?なぁ!?」
長門「あ…違う……」
キョン「じゃあ何だってんだよ!?」
長門「あ……ぁ……」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:51:47.97 ID:XrG0ijnkO
古泉「落ち着いて下さい!」
キョン「古泉?何でここに?」
古泉「手短に言います。涼宮さんの精神状態がよくありません。ですから午後はどうかペアにならないようにお願いをしにきました」
キョン「……お前もか」
古泉「僕は怪しまれる前に戻らなければいけませんので、それではよろしくお願いします!」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:53:26.94 ID:XrG0ijnkO
キョン「……長門」
長門「な……何?」
キョン「何で俺の気持ちは自由にさせてもらえないんだ?神だか何だか知らないがあいつのせいで」
長門「……」
キョン「……長門」
長門「……」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:54:41.87 ID:XrG0ijnkO
ハルヒ「……あっ…」
キョン「っ!?ハルヒ!?」
ハルヒ「あんたたち……何してんの……、古泉もいなくなったし心配だから来てみたら……何で手つないでるのよ!?」
キョン「俺と長門が手つないでて何が悪いんだ?」
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:56:07.32 ID:XrG0ijnkO
ハルヒ「っ!?もういい!帰る!」
長門「……」
キョン「ったく。何なんだよ。あいつは」
長門「閉鎖空間が発生した。それもかなり特大の」
キョン「そうか」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 21:59:40.63 ID:XrG0ijnkO
古泉「すいませーん!涼宮さんこちらに来ませんでしたか?」タッタッタッタ
キョン「来たよ。そして手つないでるところを見られた」
古泉「なっ!?なるほど。この過去最大級の特大閉鎖空間はそのためですか。今大変まずい状態です。閉鎖空間は物凄いスピードで地球を覆っています」
キョン「またあいつに拉致られるなんてやだぜ」
古泉「僕は至急閉鎖空間に行かなくてはならないので、すいませんがここは任せてもいいでしょうか?涼宮さんをどうかお願いします!それでは!」
キョン「待て、何でそんなに頑張る?」
古泉「あなたが長門さんを大切に想っているように、僕にも命をかけても守りたい人がいるんですよ。……その中にはあなた方ももちろん入っていますよ。ふふっ」
キョン「……そうかい、まぁ頑張れ」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:00:47.96 ID:XrG0ijnkO
古泉「はい、では涼宮さんの事はお任せします!ではっ!」
キョン「おう」
古泉「……」(森さん…どうかご無事で!)タッタッタッタ
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:00:51.15 ID:K62yf9bEO
この古泉になら掘られてもいい
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:03:41.22 ID:XrG0ijnkO
キョン「なぁ、長門。1つ思いついたんだが」
長門「何?」
キョン「お前、前に世界改変したよな?」
長門「……」コクッ
キョン「なら今もう1回してくれよ。ハルヒの力もあふれ出てるだろうし」
長門「ッ!?」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:04:26.13 ID:XrG0ijnkO
キョン「情報統合思念体もいない、人類もいない。俺と長門だけの世界をさ」
長門「……でも」
キョン「でも?」
長門「ッ!?……世界が……」ビクッ
キョン「またそれか!お前は何かあると世界だな!俺と世界どっちが大事なんだよ!俺はな長門!世界なんかより!この世全てのものより!お前が大切だ!なのに!なのに!お前は違うのかよ!?」
長門「……うっ…」
キョン「長門!!」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:07:56.80 ID:XrG0ijnkO
長門「く…苦しい……」
キョン「苦しいだと!?お前!俺の胸の方がどれだけ苦しいと思ってるんだ!?お前は嫌なのか!?俺と2人の世界は!?」
長門「……い…嫌じゃない……でも……」
キョン「でも何だっ!!?」
長門「……うっ…」ビクッ
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:10:39.93 ID:XrG0ijnkO
キョン「長門ッ!!」
長門「……うっ…えぐ…」
キョン「何泣いてるんだ?首を絞められてるのが苦しいのか?違うよな?お前は俺からなら何されても構わないもんなぁ!そうか!もうすぐ俺と2人きりになれるから嬉しくて泣いてるのか!ああ、長門!愛かわらじ可愛いなぁ!」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:14:01.01 ID:XrG0ijnkO
長門「あ…あなたの……あなたの大切な人も…消えてしまう…」
キョン「何言ってるんだ?俺はお前がいればそれでいいんだ。お前以外の奴なんざ死のうがどうなろうが関係ない」
長門「…あなたの…か…家族は……」
キョン「俺の家族はお前だけだ」
長門「……友達……」
キョン「お前がいればそんなものはいらない」
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:17:13.74 ID:XrG0ijnkO
長門「私は……うぐっ…私には…大切な人が出来た……」
キョン「……なんだと?」
長門「……初めて…友達もできた…うっ……」
キョン「……それは俺の事か?」
長門「……ち…ちがう…あなたは私の好きな…1番大切な人……」
キョン「……」
長門「けど…私は……この世界に大切な人がまだ……いる……」
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:19:43.95 ID:XrG0ijnkO
キョン「……」
長門「古泉一樹……朝比奈みくる……涼宮ハルヒ……そしてクラスにも…」
キョン「……」
長門「私に……は大切な…友達ができた…」
キョン「……」
長門「……うぐっ…く…苦しい……は…離して……」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:22:38.57 ID:XrG0ijnkO
キョン「……」
長門「……うっ…」
キョン「……お前…今の本気か?…」
長門「……本…気……」
キョン「もう1回言ってみろ!!」
長門「あぐっ!」
キョン「もう1回言ってみろって言ってんだろ!」
長門「あっ!や…やめて……痛い…痛いよ……」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:28:24.40 ID:XrG0ijnkO
キョン「この野郎!ふざけんな!ふざけんなよ!お前には!お前には俺だけいればいいんだよ!お前の大切な人は俺だけでいいんだよ!」
長門「あぐっ、や、やめて……蹴らないで……」
キョン「黙れ黙れ黙れ!!ふざけるなよ!ふざけるなよ!!」
長門「あぐっ……古泉一樹も…今、頑張って戦ってる……朝比奈みくるも…涼宮ハルヒをなだめてる……みんな…この世界を守るために……頑張ってる」
キョン「だから何だ!!?まだそんな事いう余裕があるのか?誰かに言わされてるのか?」
長門「違う……私の意志……そして、私をこうしてくれたのは……あなた。あなたがいたから…私は大切な友達も出来て、あなたのように愛する人も…できた……。あなたのおかげ……」
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:30:07.21 ID:K62yf9bEO
長門が不憫でならない
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:34:49.97 ID:XrG0ijnkO
キョン「あ…あ、あ、あ、あぁぁぁぁああぁああああああああ!!ふざけるなよ!ふざけるな!ふざけるな!お前には俺さえいればいいんだ!
俺にはお前さえいればいいんだ!世界なんて知るか!お前は俺だけを想っていろ!
お前の隣は俺だ!
俺の隣はお前だ!」
長門「あ……あぐっ…痛い……やめて……」
キョン「俺を想え!俺を讃えろ!俺を愛せ!俺を敬え!俺に願え!俺に望め!俺に請え!」
長門「…………」
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:40:04.00 ID:XrG0ijnkO
1時間後
キョン「……ハァッ、ハァッ、ハァ……ハァ」
長門「……」
キョン「長門、血だらけだな。だがお前は相変わらずどんな時も可愛いぜ」
長門「……」
キョン「そうか……しゃべれないか…喉潰れちゃったか?」
長門「……」
キョン「長門、ごめんなさいは?」
長門「………サイ…」
キョン「聞こえないぞ」
長門「……ナサイ…」
キョン「……」
長門「……ゴメ……ン……ナサイ………」
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:42:32.66 ID:XrG0ijnkO
キョン「じゃあ長門、情報操作やってくれるよな?」
長門「……ハ…イ……」
キョン「たくっ、最初からそう言っていればいいものを」
長門「…………」
キョン「長門、もうすぐだぞ。もうすぐ2人だけの世界だ」
長門「……」
キョン「あはははははははは!あーはっはっはっは!」
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:44:11.46 ID:XrG0ijnkO
エピローグ
キョン「ははっ!あはははは!凄い!凄いぞ長門!本当に俺とお前しかいない!あはははは!何て!何て素晴らしい!」
長門「……」
キョン「あはははは!もう離さないぞ長門!」
長門「……」
古泉「うっ……」
キョン「おおっ古泉、目覚めたか」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:48:32.44 ID:XrG0ijnkO
古泉「ここは……一体?……駅前…?………うわっ!長門さん!どうしたんですか!?全身血だらけじゃないですか!?まさか、神人、或いは敵勢力の宇宙人に!?」
キョン「おいおい、落ち着け古泉。まずは体を慣らさないと転ぶぞ」
古泉「……えっ?うわっ!……あれ?何か体が……違う……?」
キョン「そこの鏡で見てみろよ」
古泉「……え、……あ…あ……何だ……これ……何だ…これ……」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:50:38.24 ID:XrG0ijnkO
古泉「……えっ?あ…あ…あ………そんな……これが……僕……?」
キョン「そうだよ古泉、なかなか似合ってるぞ」
古泉「…あ……あ……あ………あぁぁぁぁああぁああああああああ!!」
キョン「そうだよ古泉、お前は犬だ」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:51:19.46 ID:K62yf9bEO
うわぁ…
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:52:02.52 ID:PgxmcReo0
全部長門の姿にさせられたかと思ったのに。
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:55:03.75 ID:XrG0ijnkO
古泉「あぁぁぁぁああぁああああああああ!!」
キョン「ああ、発狂しちゃった。全く、お前だから特別に入れてやったんぜ、俺と長門の愛の巣に」
長門「……」
キョン「長門……これからは2人で生きてこうな。もう一生離さないぞ」
長門「……」
キョン「ふふっ、あはは!あはははは!あはははははははは!あーはっはっはっは!あーはっはっはっは!あーハッハッハッ!!」
FIN
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:56:31.54 ID:XrG0ijnkO
キョン「……」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」
キョン「何だこれ?」
長門「純愛小説」
キョン「これ純愛……か?」
長門「純愛」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:57:52.09 ID:XrG0ijnkO
キョン「そうか」
長門「そう」
キョン「お前マゾなのか?」
長門「多少」
キョン「そうか」
長門「そう」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 22:59:09.49 ID:XrG0ijnkO
キョン「古泉の最後、犬になって発狂って……何か恨みでもあんのか?」
長門「別にない」
キョン「そうか」
長門「そう」
キョン「……」
長門「……」
キョン「あいつがお前のプリン食ったからか?」
長門「……違う」
キョン「そうか」
長門「そう」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:00:40.63 ID:XrG0ijnkO
キョン「……」
長門「……」
長門「感想」
キョン「ああ、面白かったよ」
長門「ありがとう」
キョン「……」
長門「映画化?」
キョン「映画化は……どうだろうな」
長門「……そう」
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:02:21.16 ID:XrG0ijnkO
キョン「まぁまた何か書いたら読ませてくれよ。期待してるからさ」
長門「分かった」
キョン「……」
長門「……」
キョン「……今度縄持ってくるから縛っていいか?」
長門「……」
キョン「……」
お し ま い
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:03:35.59 ID:jmKG/UmNO
>>119
乙でした
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:03:59.60 ID:K62yf9bEO
なんだかんだで
おもしろかった
乙
いつか朝倉のも書いてくれな
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:04:32.27 ID:XrG0ijnkO
終わりました。
読んで下さった方々ありがとうございましたm(__)m
朝倉「あなたを殺して剥製にする!」
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:26:05.04 ID:JozDEDgPO
朝倉「キョン君、涼宮さんと仲良いわよね」
キョン「よくない。あんなのと一緒にするな」
朝倉「どうやって仲良くなったのか教えてほしいな」
キョン「よくないと言っているだろ」
朝倉「またまたー、照れちゃってー」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:26:59.20 ID:JozDEDgPO
キョン「それじゃあ俺は部活行くから、じゃあな」
朝倉「あっ…待っ……」
キョン「……」スタスタスタ
朝倉「……はぁ」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:29:01.82 ID:JozDEDgPO
次の日~朝~
キョン「……ああ、だるい。何だこの坂は…」
朝倉「キョンくーん!おはよう!」
キョン「ん?ああ、朝倉か。珍しいなこんな遅い時間に」
朝倉「私だって寝坊しちゃう事もあるわよ」
キョン「そうなのか」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:29:40.95 ID:JozDEDgPO
朝倉「一緒に登校なんて恋人みたいだね」///
キョン「ああそうだな」
朝倉「……キョン君どうしたの?テンション低いね。大丈夫?」
キョン「朝はこんなもんだよ」
朝倉「そう…なんだ。……私はキョン君と偶然会えてテンション上がってるのになー……なんて……」
キョン「ん?何か言ったか?」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:30:58.63 ID:JozDEDgPO
朝倉「べっ、別に何も言ってないよ!」///
キョン「ああ、そう」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:32:15.22 ID:JozDEDgPO
朝倉「……」ドキドキ
キョン「……」ボッー
朝倉「……」チラッ
キョン「……」ボッー
朝倉「……」
キョン「……」ボッー
朝倉「……」チラッ
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:33:03.67 ID:JozDEDgPO
キョン「……」ボッー
朝倉「……」チラッチラッ
キョン「……ん?」
朝倉「……っ!?」
キョン「どうかしたか?」
朝倉「べっ、別に何でもないよ!」カァ--- ///
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:34:23.80 ID:JozDEDgPO
キョン「そうか」
朝倉「……」///
キョン「……」
朝倉「に、荷物っ!」
キョン「ん?」
朝倉「荷物!重そうだね!持とうか!?」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:35:14.59 ID:JozDEDgPO
キョン「いや、教材は机に置きっぱなしだし、このバッグ弁当ぐらいしか入ってないぞ」
朝倉「あっ!そうだよね!あは!あはははは!」
キョン「……?……変な奴だな」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:37:02.95 ID:JozDEDgPO
~学校~
朝倉「……はぁ」(2人きりだから緊張して全然話せなかった……)
朝倉「……」(せっかく1時間前から待ち伏せしてたのに…)
朝倉「……」(よし!明日こそ!明日こそ頑張ろう!)
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:37:52.11 ID:JozDEDgPO
谷口「おいキョン!どういう事だ!?国木田から聞いたぞ!」
キョン「何がだ?」
朝倉「?」
国木田「今日の朝、キョンと朝倉さんが2人で登校してるの窓から見ちゃったからさぁ」
谷口「どういう事だよこの野郎!」
朝倉「……」///(噂になってる)
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:38:42.63 ID:JozDEDgPO
国木田「キョンは朝倉さんと付き合ってるの?」
キョン「違う。偶然会っただけだ」
朝倉「……」
谷口「本当か!?」
キョン「本当だ。俺と朝倉は何もない」
朝倉「……」
国木田「ふぅん、そうなんだ」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:39:29.71 ID:JozDEDgPO
谷口「いやぁ、信用してたぜキョン!俺たちは親友だ!」
キョン「あー、はいはい。分かったからどっか行け」
朝倉「……」(そんなあっさり否定しないでも…)
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:41:28.80 ID:JozDEDgPO
~放課後~
朝倉「キョン君、今日も部活?」
キョン「ああ、そうだよ」
朝倉「そうなんだ、頑張ってね!それじゃあばいばい」
キョン「ああ」スタスタスタ
朝倉「……」
朝倉「……」
朝倉「……」(よし!今日もキョン君におはようとさよならを言えた!)
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:43:59.39 ID:4zXBf9cG0
頼む・・・朝倉さんを幸せにしてやってくれ・・・
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:44:05.25 ID:JozDEDgPO
次の日~朝~
キョン「……ああ、だるい。長門に頼めばこの坂消してくれるだろうか」
朝倉「キョンくーん!おはよう!」
キョン「ん?朝倉か?また寝坊か?」
朝倉「うん、最近寝不足でね」
キョン「そうなのか、寝不足は体に悪いぞ」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:46:52.29 ID:JozDEDgPO
朝倉「あ……ありがとう……」///(キョン君が心配してくれた///)
キョン「……」
朝倉「……」ドキドキ
キョン「……」
朝倉「……」ドキドキ
キョン「……」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:48:00.59 ID:JozDEDgPO
朝倉「……あ…」
キョン「……」
朝倉「……あの!」
キョン「?……なんだ?」
朝倉「キョ、キョン君っていつもお弁当だよね!お母さんが作ってるの?」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:49:05.17 ID:JozDEDgPO
キョン「まぁそうだな」
朝倉「そ、そうなんだ。わ、私は、1人暮らしだから、じ、自分で作ってるんだ!」
キョン「へぇ、そうなのか。凄いな」
朝倉「あ、うん、あ、ありがとう、エヘヘ」
キョン「さっきから話し方やばいけど大丈夫か?」
朝倉「う、うん!ちょっと坂が辛くて、息、切れちゃっただけ、だよ!」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:50:03.89 ID:JozDEDgPO
キョン「そうか」
朝倉「……」ドキドキ
キョン「……」
朝倉「……」ドキドキ
キョン「……」
朝倉「……あ、あの!」
キョン「……?どうしたんださっきから?」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:50:52.05 ID:JozDEDgPO
朝倉「私、今、料理上手くなりたいなぁ、っておも、思ってて、その…料理、たくさん作りたいから……あの…その……よかっ、良かったら!キョン君の!分も!お弁当作って!こようか!?」
キョン「いや、いいよ」
朝倉「……えっ…」
キョン「そんな大変な事1人暮らしの子にやらせるわけにはいかないしな」
朝倉「1人分も2人分も時間は変わらないよ!」
キョン「今寝不足なんだろ?そんな奴にそんな事はさせれないだろ」
朝倉「……あ…ち、違…」
キョン「それにハルヒにばれたら厄介だしな」(閉鎖空間とか)
朝倉「……えっ?涼宮…さん……」
キョン「という事だ、気持ちだけありがたく受け取っておくよ」
朝倉「……うん」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 19:51:42.51 ID:+c881Apl0
墓穴ったw
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:30:14.69 ID:JozDEDgPO
~学校~
朝倉「……」
朝倉「……」
朝倉「……」(あんなに勇気だしたのに……)
朝倉「……うっ、えぐ……うぅ……」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:31:17.56 ID:JozDEDgPO
友人A「涼子どうしたの?泣いてるの?大丈夫?」
朝倉「っ!?あっ!ううん!違うよ!目にゴミが入っちゃっただけ!」
友人A「そうなんだ。良かった、心配しちゃったよ」
朝倉「ふふっ、ありがとね。あはは…はは…」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:32:28.11 ID:JozDEDgPO
ある日~学校~
キョン「ポニテこそ神が我らに与え下さったものだ」
国木田「いや、絶対ショートカットだね」
谷口「俺は可愛けりゃなんでもいいぜ」
キョン「ポニテ!」
国木田「ショートカット!」
谷口「可愛けりゃなんでも」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:32:53.62 ID:zCc2xEGM0
たにぐちwwwwwwwwww
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:34:26.70 ID:4zXBf9cG0
国木田、キョンに自分アピールしてんじゃね?
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:35:50.46 ID:JozDEDgPO
朝倉「……」(キョン君、ポニテが好きなんだ)
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:37:56.41 ID:JozDEDgPO
次の日~朝~
キョン「ああ、だるい。今日こそ長門にこの坂消してもらえるよう頼むか」
朝倉「キョンくーん!おはよう!」
キョン「ああ朝倉か、ここ最近毎日朝一緒になるな」
朝倉「おはよう」ドキドキ
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:39:01.09 ID:JozDEDgPO
キョン「……」
朝倉「……」ドキドキ
キョン「今日はいつもと髪型違うんだな」
朝倉「っ!!……うん、気付いてくれた?」
キョン「ああ」
朝倉「どう…かな?」ドキドキ
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:40:23.81 ID:JozDEDgPO
キョン「似合ってるぞ」
朝倉「本当に?」
キョン「ああ、似合ってる」
朝倉「……あ…ありがとう」(どうしようどうしよう、顔がにやけちゃう!こんな顔キョン君に見せられないよ!)
キョン「おい、何で両手で顔隠してるんだ?転ぶぞ」
朝倉「キャアッ!」
キョン「危ない!」ガシッ
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:41:29.62 ID:JozDEDgPO
朝倉「あ…キョン君…手…」///
キョン「あ……す、すまん!」
朝倉「あっ!…は、離さないで……」
キョン「あ…朝倉…」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:42:20.89 ID:JozDEDgPO
朝倉「……」ドキドキ
キョン「……」ドキドキ
朝倉「……」ドキドキ
キョン「……」ドキドキ
朝倉「……キョン君…好k……」
谷口「おーい!キョーン!」
キョン「!?」
朝倉「!?」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:43:53.75 ID:JozDEDgPO
キョン「お、おお!谷口か!」
谷口「なっ!朝倉さんまで!?お前!本当は朝倉さんと付き合ってるんじゃないだろうな!?」
キョン「ぐ、偶然だ!」
朝倉「……谷口君、おはよう」(……いいところだったのに)
谷口「おはようございますー」
朝倉「……」(高速詠唱)
キョン「朝倉?何か言ったか?」
朝倉「ううん!何も!」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:44:49.73 ID:4zXBf9cG0
谷口逃げてー!
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:45:27.20 ID:ndeAnhte0
谷口、君の事は忘れないよ…三分ほど
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:45:30.58 ID:JozDEDgPO
~学校~
谷口「……」
谷口「……」
谷口「……」
谷口「キョン…俺の机と椅子が校庭に捨てられてるんだけど……」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:46:24.05 ID:+c881Apl0
イジメいくないw
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:46:53.89 ID:JozDEDgPO
ある日~学校~
谷口「キョン、劇場版空の境界やばいらしいぞ」
国木田「凄いクオリティみたいだね」
キョン「見たいな」
谷口「今度3人で見に行こうぜ」
キョン「いいな」
国木田「でもチケット手に入らないみたいだよ」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:48:03.91 ID:JozDEDgPO
谷口「そうなのか……クッソ!この野郎!くらえ!ゲイ……ボルグ!!」
キョン「何の!ロー……アイアス!」
国木田「ふっ、甘いね、ゲートオブバビロン!」
谷口「ぎゃあーーー!」
キョン「何の!アンリミテッドブレードワークス!」
国木田「うおぉぉぉぉ!」
キョン「負けるかー!」
朝倉「……」(……空の境界?)
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:49:16.17 ID:JozDEDgPO
キョン「ガラドボルグ!」
国木田「ぎゃあーーー!」
朝倉「……」(なるほど、これが空の境界か。後は情報操作でチケットを2枚用意して……と)
キョン「準備も覚悟も足りなかったな」
朝倉「……」(子供らしいとこもまた素敵、キョン君かわいいよー)///
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:51:21.50 ID:JozDEDgPO
~次の日~
朝倉「キョン君、チケットがあるんだけど……良かったら一緒に行かない?」
キョン「ん?俺とか……?」
朝倉「うん、ダメ…かな?」
キョン「はっ!?このチケットは!行くよ、是非行かせてくれ」
朝倉「っ!!うん!じゃあ次の日曜日に駅前ね!」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:52:28.50 ID:JozDEDgPO
キョン「えっ、日曜か?」
朝倉「うん、そうだよ」
キョン「すまん、日曜は部活があるんだ」
朝倉「そんな……休めないの?」
キョン「ああ、ハルヒがうるさいからな。すまないな朝倉」
朝倉「……うん」
朝倉「……」
朝倉「……」
朝倉「……」(また涼宮ハルヒ……)
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:54:33.43 ID:JozDEDgPO
ある日~学校~
キョン「成崎、この問題教えてくれないか?」
成崎「あ、キョン君。この問題はこうやるんですよ」
キョン「ふむふむ」
朝倉「……」(キョン君、私に聞いてくれればいいのに…)
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:55:49.70 ID:JozDEDgPO
成崎「そうするとこうなります」
キョン「なるほど」
朝倉「……」(真面目な顔のキョン君も素敵///)
成崎「これで、答えになります」
キョン「おお、分かったよ。ありがとな」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 20:57:02.38 ID:JozDEDgPO
成崎「いえいえ、あっ、それとキョン君、クッキー焼いてきたんで良かったらどうぞ」
朝倉「……っ!?」
キョン「ああ、いつもありがな」
朝倉「……」(いつも!?)
成崎「キョン君がおいしいって言ってくれたチョコ味にしてみました」
キョン「ありがたくいただくよ」
朝倉「……」
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:00:09.35 ID:JozDEDgPO
クラスメイトA「最近あの2人仲いいよねー」
クラスメイトB「成崎さん、キョン君の事好きみたいよ」
クラスメイトA「あ、やっぱりそうなんだ。キョン君もまんざらじゃなさそうだよね」
クラスメイトB「付き合うのも時間の問題かもね」
クラスメイトA「あっ、でもキョン君他のクラスの長門さんって人ともいい感じらしいよ」
クラスメイトB「涼宮さんもいるしね。キョン君モテモテだね」
朝倉「……」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:02:36.26 ID:JozDEDgPO
~キョンの家~
キョン妹「キョン君!キョン君!大変だよ!」ガチャ
キョン「こら、部屋に入る時はノックしろと言ってるだろ」
キョン妹「キョン君の学校がテレビで流れてるよ!」
キョン「うちの学校がか……?」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:04:34.42 ID:JozDEDgPO
ニュース「本日午後6時頃、遺体が見つかりました。被害者は北校の生徒、成崎さんと判明。
また、遺体はナイフで数十ヶ所も刺されていたため、警察はこれを殺人として捜査しています」
キョン「……そんな…嘘だろ……」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:05:41.45 ID:J2dNzL5KO
急展開…
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:07:11.84 ID:JozDEDgPO
次の日~学校~
谷口「……キョン」
国木田「キョンは成崎さんと仲良かったからね」
キョン「……」
谷口「キョン、今日はカラオケでも行こうぜ、今日は俺たちのおごりだ」
国木田「そうだね、カラオケの前にキョンの好きなラーメン屋で腹ごしらえもしようか」
谷口「そうだな!」
キョン「ありがとな…二人とも」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:10:43.86 ID:JozDEDgPO
朝倉「……キョン君」
朝倉「……大丈夫?」
キョン「ああ、朝倉か」
朝倉「犯人…早く見つかるといいね」
朝倉「私で良かったら何でも話してね。私はキョン君の力になりたいから」
キョン「……ああ、ありがとな」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:13:22.74 ID:JozDEDgPO
~ある日~
朝倉「キョンくーん!おはよう!」
キョン「ああ、朝倉か。何かもう毎日だな」
朝倉「うん、いや…かな?」
キョン「いや、まぁ1人でこの坂をのぼるよりは誰かと話してる方が気がまぎれるしな」
朝倉「ふふっ、ありがとう。ところでキョン君、次の日曜日暇?」
キョン「すまん、部活だ」
121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:14:31.28 ID:JozDEDgPO
朝倉「じゃあその次は?」
キョン「多分ずっと部活だな」
朝倉「じゃあ今日の方が」
キョン「すまん、部活だ」
朝倉「そう、これで36回目だよ。私の誘い断ったの」
キョン「そうか、すまんな。ハルヒがうるさくてな」(数えてるのか……?)
朝倉「……そう」(……涼宮ハルヒ……)
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:16:08.20 ID:+c881Apl0
ハルヒ逃げてえええw
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:17:25.18 ID:4zXBf9cG0
涼宮ハルヒを殺してあなたの出方を見る♪
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:16:24.82 ID:JozDEDgPO
~ある日~
キョン「……」(手紙?谷口か誰かのいたずらか?それとも本物……?)
126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 21:17:27.72 ID:JozDEDgPO
放課後~教室~
キョン「……お前か」
朝倉「驚いた?」
キョン「……何のようだ?」
朝倉「単刀直入に言うとね。私はキョン君が好きなの」
キョン「お前が俺を……か?」
朝倉「なのにキョン君は私には冷たくて他の女の子には優しくする」
キョン「……何言ってるんだ?」
朝倉「……だから」
キョン「……?」
朝倉「……死んで!」
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:04:14.68 ID:JozDEDgPO
キョン「うわっ!?……え?何だこれ?」
朝倉「何で避けちゃうのキョン君?」
キョン「冗談はやめろ!それが本物じゃなくてもマジびびるって!」
朝倉「冗談だと思う?私は本当にあなたに死んでほしいと思ってるのよ」
キョン「意味が分からないし笑えない!とりあえずその危なっかしいものをしまえ!」
朝倉「それ無理。だって私はあなたを剥製にしようと思ってるんだもの」
キョン「なっ!?本気か!?意味が分からないって!」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:06:22.53 ID:JozDEDgPO
朝倉「大丈夫よキョン君。あなたは私の中で生き続けるわ。あなたは永遠に私だけのもの。大丈夫、あなたの体は剥製として残しておくから」
キョン「……くそっ!……なっ!?」
朝倉「無駄よ。教室からは出られないわ」
キョン「お前も宇宙人だったのか?」
朝倉「そうよ」
キョン「お前も宇宙人だったとはな……」
朝倉「あんまり動かないでね。あなたを傷つけたくないし」
キョン「くっ……」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:07:23.20 ID:JozDEDgPO
朝倉「あ、でもあなたの苦痛に歪む表情も捨てがたいわね」
キョン「……くっ…体が…動かない……だと」
朝倉「ふふっ、最初からこうしてれば良かった。口と眼はそのままだから。お話も出来るし見つめあう事も出来るわ」
キョン「反則だろ…こんなの……グッ……」
朝倉「ああ、素敵……あんなに遠かったキョン君がこんなに近くに……」
キョン「やめろ、くっつくな」
朝倉「ああ、そうそう。害虫を駆除したの私なんだ。褒めてほしいな」
キョン「……害虫を駆除?何のことだ……?」
朝倉「成崎さんの事よ」
キョン「なっ!?」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:08:35.26 ID:JozDEDgPO
朝倉「あなたに付きまとう害虫をナイフで刺して刺して刺しまくったわ。死なないようになぶりながら。あなたに付きまとった報いをちゃんと受けさせたの」
キョン「なっ……」
朝倉「あの子、害虫のくせにキョン君助けてって、生意気よね。本当は長門さんと涼宮さんも処理したかったんだけど……あの2人は無理だったの。ごめんね」
キョン「お前が成崎を…殺したのか……?」
朝倉「ええそうよ。情報操作したの。48時間程拷問したうえで最後はナイフでね。まぁでも、情報操作したから実際は30秒くらいだけど。
ふふっ、今思い出しただけでも笑えるわ。拷問の途中で何度も気が狂いそうになるの。でも私が情報操作でさせない。ふふっ、あの苦痛で泣き叫ぶ成崎さんと言ったら」
キョン「てめぇ!!」
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:09:29.50 ID:JozDEDgPO
朝倉「どうしたの?ああ、その顔も素敵よキョン君」
キョン「お前!自分が何したか分かってるのか!?」
朝倉「あぁ……素敵……キョン君が私だけを見てる、私だけを想ってる……」
キョン「この野郎!聞いてるのか!?おい!?」
朝倉「あぁ……もっと…もっと私を見て、私を感じて、私を想って……」
キョン「くっそ!何なんだよ!お前は!宇宙人だが何だが知らないが!」
朝倉「キョン君…私ね…あなたに似合ってるって言ってもらってからずっとポニーテールなの。どう似合う?」
キョン「しるか!いいから離れろ!」
朝倉「ふふっ、ありがとう。ずっとポニーテールにするね」
キョン「この野郎!この野郎!この野郎!」
朝倉「キョン君…最後にありがとう。今殺してあげるね。大丈夫、あなたは私の中で、私とともに永遠に生き続けるの」
キョン「くっそ!ふざけるな!ふざけるな!」
朝倉「それじゃあ、いくね。大丈夫、痛くしないから。ふふっ、愛してるわ……キョン君」
キョン「あぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!」
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:10:42.49 ID:JozDEDgPO
朝倉「……なっ!?」
キョン「……」
朝倉「……何であなたがここに」
キョン「……生き…てる?………」
長門「……」
キョン「な、長門!」
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:11:35.68 ID:ihSy4QXoO
流石長門さん待ってました
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:12:15.81 ID:JozDEDgPO
朝倉「くっ、これだから害虫は……」
長門「……大丈夫?」
キョン「ああ、何とかな…」
朝倉「邪魔しないでくれる?長門さん」
長門「あなたは私のバックアップ」
朝倉「私とキョン君の邪魔をしないで」
長門「……みじめ」
朝倉「どういう意味……?」
長門「彼と私は交際している」
朝倉「なっ……!?う…嘘よ!キョン君に振り向いてもらえないからってそんな嘘ついて!」
長門「事実」
朝倉「キョン君の好きな人は私なの!キョン君もその害虫に何か言ってやってよ!」
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:13:10.84 ID:JozDEDgPO
キョン「悪いが事実だ」
朝倉「……なっ!?」
キョン「まぁそういう事だ」
朝倉「う…嘘よ…キョン君はあの害虫に脅されて言わされてるのよね。そうよ……そうに違いないわ!」
長門「……みじめ」
朝倉「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる」
キョン「恐っ、何だあれ?」
長門「ストーカー」
朝倉「キョン君今助けてあげるからね、ウフフ、フフ、アハ、アハハハハハハーーー!!」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:13:28.10 ID:je2ouQNe0
やっぱ長門だな
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:14:09.79 ID:JozDEDgPO
朝倉「……うっ…そんな……何で……」
長門「あなたでは私には勝てない」
朝倉「いや!やめて!消さないで!キョン君!助けてよキョン君!」
キョン「一思いに消してやればいいものを。何で消えるのこんなにゆっくりなペースだ?」
長門「……こうするため」
キョン「……んっ」
朝倉「そんな……!何してるの!?やめてよ!キョン君に何してるのよ!」
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:14:36.05 ID:PnNoYyt90
明らかにキョンが悪いよなこれ
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:14:51.49 ID:JozDEDgPO
長門「あなたは消えながらそこで見ていればいい」
キョン「…ん……長門」
朝倉「そんな!?やめてよ!キョン君にキスなんて私もした事ないのに!」
長門「……ん…」
朝倉「いやーーー!やめて!やめてよ!そんなの見せないでよ!」
キョン「長門…好きだぜ…」
朝倉「キョン君!助けてよキョン君!もういや!やめてよ!やめてよーーー!いやぁぁぁぁぁあああああ!!!」
長門「……みじめ」
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:15:01.85 ID:slJzVc1AO
なんで皆朝倉さんの邪魔をするんだ
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:15:34.70 ID:+efdbvKQ0
ひでえw
166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:15:51.50 ID:JozDEDgPO
朝倉「いや…消えたくない…!消えたくない!消えたくない!
キョン君ともっとお話したかった!
キョン君ともっと触れ合いたかった!
キョン君ともっとずっと一緒にいたかった!
キョン君!助けてよキョン!」
キョン「……ん…長門……」
朝倉「いやぁぁぁぁぁあああああ!!!」
キョン「……」
長門「……」
キョン「消えたぞ、長門」
長門「そう、相変わらず無能なバックアップだった」
キョン「そうだな」
長門「……みじめなバックアップ……」
Fin
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:16:41.90 ID:JozDEDgPO
キョン「……」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」
キョン「何だこれ?」
長門「続編」
キョン「そうか」
長門「そう」
172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:17:50.93 ID:JozDEDgPO
キョン「……」
長門「……」
キョン「これ、シリーズものだったんだな」
長門「そう」
キョン「そうか」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」
キョン「頼むから古泉とか谷口のヤンデレは勘弁してくれな」
長門「……」
キョン「……」
長門「考えとく」
キョン「そうか」
長門「そう」
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:19:15.53 ID:JozDEDgPO
キョン「……」
長門「……」
キョン「俺の次は朝倉がヤンデレか…」
長門「……」
キョン「……」
長門「感想」
キョン「お前マゾじゃなかったのか?」
長門「……」
キョン「凄いサディスティックだな」
長門「どちらでもいける」
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:20:18.96 ID:JozDEDgPO
キョン「そうか」
長門「そう」
キョン「……」
長門「……」
キョン「今度縄持ってくるから縛ってくれないか?」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」
キョン「……」
お し ま い
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:21:14.09 ID:JozDEDgPO
終わりました。
キョン「俺と世界どっちが大事なんだよ!?」の続編でした。
読んで下さった方々ありがとうございましたm(__)m
177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:21:48.44 ID:J2dNzL5KO
もっと清純かわいい朝倉が見たかった
まぁ乙
178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/10(水) 22:22:47.27 ID:je2ouQNe0
乙!!
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この記事へのコメント
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 17:47: :edit超展開多いなw
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 17:53: :editプリン勝手に食ったんだ、犬にされても仕方ない。
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 17:54: :editそろそろハルヒも幸せにしてやってください…
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 17:58: :editなんか凄かった…
>>1乙 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 18:07: :editなんだこれwww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 18:12: :edit6get?
-
名前: 通常のナナシ #s3qXPGrQ: 2009/06/25(木) 18:13: :edit一桁かい?
-
名前: 通常のナナシ #TNMtb/9k: 2009/06/25(木) 18:15: :edit谷口のヤンデレか…どんなモノになるか想像もつかん。
個人的には読んでみたいけど。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 18:18: :editキョンのヤンデレはちょっとどうかと思います。
え、朝倉さん?そりゃぁアリですよ。
ぷん太まとめ乙! -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 18:19: :editいいなこれw
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 18:19: :editなんというオチ…
ヤンデレ怖ぇ~ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 18:40: :editヤンデレとDVは違います
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 19:25: :edit眉毛に幸あれ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 19:29: :editてかキョンも両方いけるんじゃんw
-
名前: ただの名無しさん #-: 2009/06/25(木) 19:51: :edit眉毛よ、そこは魔法使いの夜で来い!!
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 19:51: :edit愛かわらじかわいい長門でした
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 19:52: :edit12が真理だな
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 20:09: :editこれは無かったパターンだな。
面白かった。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 20:14: :edit相も変わらじ、素晴らしい長門でござった
-
名前: #-: 2009/06/25(木) 20:15: :editこれ良い、好きだw
しかし古泉と眉毛、あとちょい役なのに拷問の末殺される成崎さんが不憫w -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 20:24: :edit朝倉が幸せになれるSSよ次こそ来い!
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 20:32: :edit米21
お前には期待してるぜ
さあ早く執筆に戻るんだ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 21:44: :edit空気読まずに佐々木希望と言ってみる
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 21:45: :edit>>2でやられた俺っていったい……
-
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/06/25(木) 22:57: :editヤンデレ恐るべし
-
名前: 蒸発した名無し #-: 2009/06/25(木) 23:11: :editやっぱり、やんでれはいいものだ。
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 23:18: :editこれは・・・
長門よ次は城崎さんがヤンデレで
頼む -
名前: 通常のナナシ #mQop/nM.: 2009/06/25(木) 23:25: :editもっと朝キョンが読みたい
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 23:36: :edit作者&プン太乙!
読んでてニヤけるのがとまらんかったw -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/25(木) 23:52: :edit純愛小説なら仕方ない
-
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/06/25(木) 23:58: :editこれは予想外w
てか朝倉のキャラってあんまり壊れてなくね!?
元からこんなもんやろww
だがそれがいい -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/26(金) 00:05: :edit男と女、両方とも完全なヤンデレだったらどうなっちまうんだろうね。
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/26(金) 02:07: :edit乙
Finよりあとの長門とキョンのやり取りが面白かった -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/26(金) 02:11: :editヤンデレ新川さん…
-
名前: 通常のナナシ #z.Jczy7U: 2009/06/26(金) 03:49: :edit乙。
どちらも読み応えがあって面白かった!
ただ朝倉さん…次は幸せになってね(´;ω;`) -
名前: 蒸発した名無し #-: 2009/06/26(金) 05:42: :editあれ?みくる出てなくね?
-
名前: 通常のナナシ #mQop/nM.: 2009/06/26(金) 08:42: :edit
ヤンデレキョンしねとしか -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/26(金) 09:18: :editキョンはどっちもいけるクチなのかw
乙 -
名前: #-: 2009/06/26(金) 09:26: :editキョンの変態チックな発言を聞くと、
杉田本人としか思えない不思議。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/26(金) 09:29: :edit久しぶりに最後まで読んだssだ。
次も期待。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/26(金) 13:20: :editあ…れ…
米1が消されてる
まあいいや -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/26(金) 13:30: :edit>>2
ダレウマ -
名前: 通常のナナシ #Z6Y2eIvk: 2009/06/26(金) 15:12: :editこれはひどい
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/26(金) 18:38: :edit面白かったよ。
おれも昔、このキョンみたいなかんじ
だったわ
暴力はふるわなかったけど、 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/27(土) 17:01: :edit前半はともかく後半は面白かったな
暴力はいかんよキョン君 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/06/27(土) 17:34: :editあれ?また巨乳の人空気じゃね?
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/09/25(金) 15:08: :editあさくらはこんなに人気でかわいいのに
原作の扱いはSSよりひどいよな -
名前: 通常のナナシ #-: 2010/02/13(土) 15:07: :edit※32
それが「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」だ。
それなりに平和。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.