2009/05/06(水)
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 22:52:57.95 ID:2BZu0usUO
ゆの「うん。今日こそ…」
宮子「今日こそなにー?」ひょこ
ゆの「宮ちゃんに、好きって…好き…好き…え?」
宮子「おー。私もゆのっち好きだよ?」
ゆの「…宮ちゃん?いつから私の部屋に…」
宮子「今日こそ言おう!ってところから」
ゆの「えぇぇ!?」
ゆの「うん。今日こそ…」
宮子「今日こそなにー?」ひょこ
ゆの「宮ちゃんに、好きって…好き…好き…え?」
宮子「おー。私もゆのっち好きだよ?」
ゆの「…宮ちゃん?いつから私の部屋に…」
宮子「今日こそ言おう!ってところから」
ゆの「えぇぇ!?」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 22:54:10.66 ID:FCnHYAdq0
> えぇぇ!?
脳内再生された
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 22:54:14.58 ID:2BZu0usUO
宮子「よかったよかった。これからも親友だね!」
ゆの「あ…違くって…」
宮子「んー?」
ゆの(……やっぱり、やめとこう)
ゆの(宮ちゃんとの仲を崩したくないもんね…)
宮子「?」
ゆの(…だめだめ。決めたんだから。頑張って私!)
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 22:55:48.60 ID:2BZu0usUO
宮子「ゆのっち、何か隠してる?隠し事は関心せんなー」
ゆの「じ、実は…!」
宮子「お、言う気になったか!白状しろー」
ゆの「実は!私、宮ちゃんが好きなの!」
宮子「だから私も好きだってー。このこの」ぐりぐり
ゆの「じゃなくて…!」
宮子「ん?」
ゆの「宮ちゃんをね…?こ、恋人にしたいの…!」
ゆの(言っちゃったあぁ!!)かぁぁ
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 22:57:56.80 ID:2BZu0usUO
宮子「え?」
ゆの「…ごめんね?変だよね、女の子なのに」
宮子「ゆのっち…」
ゆの「…うん」
宮子「……ごめん、無理」
ゆの「………うん」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:00:24.65 ID:2BZu0usUO
宮子「それって、もしかして…ゆのっちはアレ?レズビアンとか、そういうの?」
ゆの「…うん。今までそんな事なかったんだけど」
宮子「私が初めて?」
ゆの「…いつの間にか、好きになっちゃってた。ごめんね」
宮子「……うーん。ごめん!さすがにゆのっちでもダメだ!」
ゆの「やっぱりそうだよね。良いの…私が変なのは自覚してるから」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:01:46.66 ID:2BZu0usUO
宮子「偏見とか差別とかはしないつもりだったけど、さすがに当事者になるのはねー」
ゆの「…ごめんなさい。忘れてね」
宮子「いやぁ、ちょっと…忘れたいけど…忘れられないな」
ゆの「宮ちゃん…」
宮子「出来るだけ今までどーりにするよ!私もゆのっちとぎこちなくなるの嫌だしねー」
ゆの「…覚悟はしてたよ。嫌いになった?」
宮子「ぜんぜん?」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:05:01.50 ID:2BZu0usUO
宮子「私はゆのっち好きだって言ったではないかー」バシバシ
ゆの「痛た…でも、私…告白しちゃったのに」
宮子「うんうん」
ゆの「…フラれちゃったのに」
宮子「そうだねー。でもゆのっちはゆのっちでしょ?私は友達としてゆのっちが好きだもん」
ゆの「…気持ち悪いよね?」
宮子「まぁちょっとだけ!でも嫌いにはならないなー」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:08:43.03 ID:2BZu0usUO
ゆの「でも気持ち悪いんだね…」ずーん
宮子「そりゃ女の子同士だからね。でも気にしないでいいよ」
ゆの「…これからも、親友?」
宮子「え?当たり前でしょ?」
ゆの「…!!」
宮子「えー?ゆのっちは親友やめたいの?」
ゆの「やめたくないよぅ…」
宮子「だったら問題ないよね?親友親友!」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:11:16.07 ID:2BZu0usUO
ゆの(あれ?…私、あんまり傷ついてない?)
ゆの(宮ちゃんが嫌いにならないでいてくれるから?)
ゆの(…自分でおかしいと思ってるから?始めから諦めてたから?)
ゆの(……きっと、全部かな)
宮子「どうしたゆのっち!ぼーっとするなー」ぴん!
ゆの「痛っ!もー!デコピンしないでよー!」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:14:45.65 ID:2BZu0usUO
ゆの「あ!そうだ!」
宮子「晩御飯ですな!オーケーオーケー、いただくー!」
ゆの「なんでわかったの!?」
宮子「あはは、だってゆのっちの考えてる事はだいたいわかるもん」
ゆの「え?」ドキ
宮子「それに」
ゆの「それに?」
宮子「3、2、1…」
ゆの「?」
宮子「ゼロ!」ぐぅ~~~
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:19:03.21 ID:2BZu0usUO
ゆの「ぷ…」
宮子「ご覧の通り、宮子の体内時計が夕飯時をお知らせしましたー」
ゆの「あはははは!なにそれー」
宮子「私の体内時計は寸分たりとも狂わないからね。今19時21分でしょ?」
ゆの「え?ホントだ…」
宮子「すごいでしょ?」
ゆの「ホント、すごい人だね宮ちゃんは…」
ゆの(だから…こうやっていつも私に元気をくれるから)
ゆの(私はどうしようもなく宮ちゃんを好きになっちゃったんだなぁ)
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:22:23.72 ID:0cl5gMYQO
ゆのっちが可愛すぎて死ぬwwwwwwww
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:23:53.48 ID:2BZu0usUO
・
・
・
宮子「いやー、いつ食べても美味い。嫁に来る?」
ゆの「もう、その冗談は笑えないよぉ」
宮子「あはは、ごめんごめん。ちょっくら横にならせてね」ゴロン
ゆの「牛になっちゃうよ?」
宮子「んもぉおおおおぅ!!!」
ゆの「牛真似うまいーー!?」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:27:03.59 ID:2BZu0usUO
宮子「ふぁー、満腹満腹」ぽんぽん
ゆの(わ、わ…タンクトップだから横から見えちゃうよ…!)
ゆの(…ふわぁ…。相変わらずおっきぃなぁ~)
ゆの(…どうしよう。私、すっごいドキドキしてる)
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:30:03.93 ID:2BZu0usUO
ゆの「……」ドキドキ
宮子「くぅ……くぅ……」
ゆの「宮ちゃん?」
宮子「くぅ……ぐぅ……」
ゆの「寝ちゃった……」
ゆの「……綺麗な寝顔だなぁ」
ゆの「こんな所で寝ちゃったら、私がもんもんしちゃうよ…宮ちゃんの意地悪」
宮子「ぐぉ……くぅ……」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:34:20.44 ID:2BZu0usUO
ゆの「…キスしたら、バレちゃうかな」
ゆの「起きなかったらバレないよね」
すっ
ゆの「宮ちゃんの唇…」ドキドキ
宮子「!」ぱち
ゆの「あ…」
宮子「ゆのっち…何してんの?」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 05:30:25.87 ID:WXgI0VibO
ゆの「!宮ちゃん…」
宮子「ねぇ、ゆのっちー?何をしようと?」
ゆの「…ごめん」
宮子「何しようとしてたの?」
ゆの「……キス」
宮子「寝てる私に?」
ゆの「ごめんなさい」
宮子「……」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 05:47:28.46 ID:WXgI0VibO
宮子「…ま、ここで寝ちゃった私も悪いよね!」
ゆの「…」
宮子「じゃあ今日は帰るね。ゆのっち、晩御飯ごちそうさまー」
ゆの「ちょ、ちょっと待って!」
宮子「ん?」
ゆの「…無理矢理キスしようとして、ごめんなさい」
宮子「…ちょっとショックだったかな」
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 06:07:58.88 ID:WXgI0VibO
ゆの「……宮ちゃんの寝顔が、あんまり可愛かったから…」
宮子「…」
ゆの「だから、つい…キスしたくなっちゃった。ホントにごめん…」
宮子「ねぇ、ゆの」
ゆの「は、はい」
ゆの(呼び捨て……)
宮子「もうそういう事言うのやめよ?正直な話、ちょっと…ね?」
ゆの「……ごめん」
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 06:13:34.43 ID:O/4kabAhO
なんかリアル
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 06:18:00.31 ID:WXgI0VibO
宮子「じゃ、おやすみー」すっ
トテトテ
トテトテ
ゆの「あ…」
宮子「また明日ね!」
ゆの「って…」
ガチャ
バタン!
ゆの「待ってよ……宮ちゃん……」
ゆの「…私のバカ。なんであんな事しちゃったんだろ」
ゆの「宮ちゃん怒らせちゃった……」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 07:12:35.30 ID:WXgI0VibO
【翌朝】
ゆの「…結局ほとんど寝られなかったよ…」
ゆの「宮ちゃんも帰ったらすぐ寝たみたいだし…」
ゆの「はぁ…朝ごはん作らなきゃ」
すっ
トテトテ
トテトテ
ゆの「トーストでいっかぁ。あんまり食欲ないし」
ゆの「宮ちゃーん、朝ごはん食べるー?」
ゆの「…あれ」
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 07:18:07.22 ID:WXgI0VibO
ゆの「まだ寝てるのかな?」
ゆの「起こしてあげなきゃ…」
ガチャ
トテトテ
トテトテ
ゆの「宮ちゃーん、朝だよ。起きてー」
コンコン
ゆの「宮ちゃーん?」
コンコン
ゆの「……学校…行っちゃったのかな…」
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 07:27:06.08 ID:WXgI0VibO
トテトテ
ゆの「あ、トースト焦げちゃったな…」
ゆの「…一人で朝ごはんか。寂しいなぁ」
ゆの「やっぱり、言わなきゃよかった…なんで言っちゃうかな」
ゆの「ホント、私ってバカだな…。こうなるのはわかってたじゃない」
ゆの「覚悟も…してたんだけどなぁ…」
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 08:18:10.60 ID:WXgI0VibO
ゆの「…」もぐもぐ
ゆの「ごちそうさま…」
ゆの「顔洗おう。しゃきっとしなきゃ!」
トテトテ
ゆの「うわ…ひどい顔。クマ出来てるよ…」
ゆの「ダメダメ。ゆの、元気出して」
ざぶざぶ
ゆの「こんな顔で学校行ったら皆に笑われちゃうよ」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 08:21:31.55 ID:WXgI0VibO
【学校】
ゆの「あ、宮ちゃん…」
宮子「おー、ゆのっち!おはよー」
ゆの「…おはよ」
宮子「いやー、ごめんね!今日残ってた課題するために早く来たんだよ」
ゆの「そうだったんだ。良いよ良いよ」ニコ
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 08:25:46.43 ID:WXgI0VibO
ゆの「…宮ちゃん、昨日ごめんね?もうしないから…」
宮子「ん、昨日?」
ゆの「キス…しそうになった事…」
宮子「あはは、あれかぁ。良いよ!私も悪いしね」ひらひら
ゆの「ううん、宮ちゃんは悪くないよ。私が変なだけだから…」
宮子「まぁ確かに変だけど、そんなに気にしなくて良いんじゃない?」
ゆの「でも…」
宮子「ゆのにそんな顔されたら私も心苦しいしさ」
ゆの「そ、そうだね。ごめんね…」
宮子「いーってば。ほら、授業はじまるよ」
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 10:49:55.14 ID:WXgI0VibO
吉野家「はい、みなさんおはようございます」
吉野家「今日は人物ですね。みなさん、誰かお友達とペアになってくれますか?」
ゆの(う…)
吉野家「二人一組になったら、さっそく始めちゃって下さい♪」
ゆの「…宮ちゃん、私とペア…」
宮子「え?あ、もちろん。今までもずっとペアだったもんね」
ゆの「だよね。…えへへ、よかったぁ」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 11:38:09.10 ID:WXgI0VibO
宮子「うーん…」しゃっしゃっ
ゆの「…」
ゆの(緊張するなぁ…宮ちゃんも珍しく手が進んでないし)
ゆの(こんな疲れ顔してるから書きにくいのかな…)
ゆの(……次は私の番。えへへ、早く宮ちゃん書きたいな)
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 11:41:27.07 ID:WXgI0VibO
ゆの「…あれ?」
宮子「……」しゃっしゃっ
ゆの「ねぇ宮ちゃん、そろそろ時間だね…」
宮子「うーん、ごめんもうちょっと待って?なんか上手くいかないんだよなー」
ゆの「うん、ごめんね…」
ゆの「…」
ゆの(まさか、私に描かれるのが嫌だから…)
ゆの(わざと遅く描いてるとか?)
宮子「うーん…?」しゃっしゃっ
ゆの(なんて…考え過ぎだよね。宮ちゃんがそんな事するわけないもん)
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 11:44:37.56 ID:WXgI0VibO
吉野家「はーい、そろそろ手を止めましょうか」
ゆの「終わっちゃった…」
宮子「ごめんねー、なんか調子悪くってさ。時間かかっちゃった」
ゆの「…ううん」
吉野家「では提出してください。まだの人は次回の授業まで待ちますので」
宮子「!」
ゆの「え…!」
151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 11:48:41.96 ID:WXgI0VibO
ゆの「あはは、課題になっちゃったね」
宮子「申し訳ない!このとーり!」
ゆの「全然。今日帰ったら仕上げちゃおうよ」
宮子「うん、そだね」
キーンコーンカーンコーン
ゆの「あ、もうお昼休みだ」
宮子「お腹減ったね!」
ゆの「あのね、宮ちゃん。私今日実は宮ちゃんに…」
宮子「じゃーん!珍しく宮子特製弁当ー」さっ
ゆの「…お弁当………」
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 11:51:46.03 ID:WXgI0VibO
宮子「朝から頑張っちゃったよ!昨日ちりめんじゃこが安かったからね」
ゆの「…そうなんだ」
宮子「じゃーん。ちりめんご飯弁当!」
ゆの「わぁー、おかずなし!?」
宮子「うむ。そんな余裕も腕前もない」
宮子「おぉ、ゆのは弁当二つ?育ち盛りだねぇ」
ゆの「……違うもん」
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 11:56:12.63 ID:WXgI0VibO
ゆの「これね、宮ちゃんにと思って作って来たんだよ?」
宮子「そーなの!?申し訳ない!」
ゆの「…よかったら、おかずだけでもいる?」
宮子「いただくいただく!」
ゆの「!」ぱぁぁ
ゆの「えっと、じゃあね、この卵焼きとか自信作で…」
宮子「ほう。ゆのは相変わらず良い女ですなぁ」
ゆの「えへ、そうかな?宮ちゃん、はい」
宮子「ん?」
ゆの「あーん…」てれてれ
宮子「お!このミートボールおいしそう!いただきー」
ひょいぱく
ゆの「……」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 11:59:49.50 ID:WXgI0VibO
宮子「ふむふむ。いやなかなか!美味しいよ!」
ゆの「あ、ありがと…だけどそれレトルト…」
宮子「そっか!でも美味しい美味しい!」もごもご
ゆの「ありがと…」
宮子「卵焼きもいただくねー」ひょいぱく
ゆの「うん。美味しい…?」
宮子「もちろん!」
ゆの「ホント?よかったぁ…」
宮子「ゆのっちが作ったものがまずい訳ないよー」
ゆの「!」
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:04:17.21 ID:WXgI0VibO
ゆの「宮ちゃんにそう言ってもらえるとうれしいなぁ」ニコ
宮子「優しい、器量よし、可愛い!あたしが男だったら間違いなく嫁にもらうね」
ゆの「…」ズキ
宮子「残念だなー。男に生まれればよかった。もったいない」
ゆの「ホントだね。私は全然大丈夫なのに」
宮子「残念!宮子さんは至ってノーマルなのだよ」
ゆの「…うん。わかってる」
宮子「ほらぁ、そんな暗い顔しない。ね?」
ゆの「ごめん…」
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:10:17.15 ID:nGpKaZCUO
ゆの…
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:17:52.25 ID:WXgI0VibO
【放課後】
宮子「いやぁー終わった終わった!」
ゆの「お疲れ様。課題いつやろうか?」
宮子「いつでも!そっちの都合良い時間で良いよ」
ゆの「ホント?じゃあ…今からでも良い?」
宮子「オッケー。早く終わらせよう!」
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:28:57.60 ID:WXgI0VibO
ゆの「じゃあ…今から私の部屋でやる?」
宮子「え?んー、どうせだし下行かない?」
ゆの「ヒロさんの部屋?…どうして?」
宮子「ん?なんとなく。皆居た方が楽しいし」
ゆの「そ、そうだね。そうしようか」
ゆの「…」
ゆの(やっぱり気のせいじゃない…)
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:33:45.40 ID:WXgI0VibO
ゆの(二人っきりになるのを避けられてる)
ゆの(…………)
【101号室】
ガチャ
宮子「ただいまー」
ヒロ「あら、いらっしゃい。遊びに来たの?」
宮子「ううん。課題やりに来た」
ヒロ「へ?私の部屋で?」
宮子「うん。ついでにお茶しようかと思って!良い匂いしたし」ニコ
ヒロ「それが本音ね。いいわよ、ちょうどスコーン焼いてたの」
178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:37:36.45 ID:WXgI0VibO
ゆの「ごめんなさい、お邪魔しちゃって…」
ヒロ「ふふ、良いのよ。一人じゃ食べ過ぎだしね。課題は?」
ゆの「あ、汚れないものです。構いませんか?」
ヒロ「良いわよ。あら、人物画?懐かしいわね」
ゆの「ヒロさんはやっぱり沙英さんを描いたんですか?」
ヒロ「もちろん。知ってる人を描くのって楽しいわよね」
179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:41:10.67 ID:WXgI0VibO
ゆの「はい!楽しいです」
ヒロ「普段相手が自分をどんな風に見てるんだろう、とか」
ヒロ「私が見てる沙英を二人で見るのとか」
ヒロ「モデルの目をじっと見てると、考えてる事がわかる気がしたり…」
ヒロ「なんだか…絵を描く楽しさの原点よね」
ゆの「…そう、ですよね」
ゆの(モデルの考えてる事がわかる、かぁ)
ゆの(だから宮ちゃんは、私の目を見ないように横顔を…)
183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:44:25.78 ID:WXgI0VibO
ゆの「じゃあ宮ちゃん、始めようか」
宮子「うむ。はひめよーではないか」もぐもぐ
ヒロ「あー!スコーン!」
宮子「実に美味しい。このサクサクしっとり…なかなか素人には出せない味だね」
ヒロ「楽しみにしてたのにぃ…」
ゆの「クス…宮ちゃんらしいね」
184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:48:14.67 ID:WXgI0VibO
ゆの「宮ちゃん、じゃあモデルお願い」
宮子「おー」
ゆの「…」じーっ
宮子「…」もごもご
ゆの「…」じーっ…
ゆの(こうして改めて眺めると、やっぱり可愛いな…)
ゆの(スタイルも良いし、背も高いし…)
ゆの(私をじっと見るおっきな目も…)
ゆの(すっごく…ドキドキする)
宮子「…」ちらっ
ゆの「!」
ゆの(目を逸らされた…)
186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:51:03.97 ID:WXgI0VibO
宮子「…」うずうず
ゆの「…」
宮子「…」うずうず
ゆの「…宮ちゃん、ちょっとじっとしてて…」
宮子「うー…」
ヒロ「ふふ、良いじゃない。宮ちゃんらしくて」
ゆの「でもモデルさんが動くと…」
ヒロ「良いのよ。動いてない宮ちゃんなんてらしくないじゃない?」
ゆの「確かに…」クス
187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:53:27.54 ID:WXgI0VibO
・
・
・
ゆの「…よし、出来た」
宮子「はぁー!やっと終わったぁ!!」ぴょん
ゆの「ごめんね、時間かかっちゃった」
宮子「あたしもだからお互い様だよー!じゃ、ちょっと身体動かしてくる!」
トテトテ
ガチャ
バタン!
ヒロ「あらあら。よっぽど動きたかったのね」クス
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:55:56.06 ID:WXgI0VibO
ヒロ「さぁ、どんな感じに仕上がったかしら?見せてもらって良い?」
ゆの「あ、あの…あんまり出来はよくないです」
ヒロ「良いのよ。要はゆのさんから宮ちゃんがどんな風に見えてるか、なんだから」
ゆの「そうですね…。はい、どうぞ」
すっ
ヒロ「…?」
ゆの「……」
ヒロ「…ふぅん?」
191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 13:06:53.79 ID:WXgI0VibO
ゆの「…やっぱり、下手ですよね」
ヒロ「確かに人物画としてはまだまだだけど、でも…」
ゆの「でも?」
ヒロ「ふぅん。興味深いわね。あなたには宮ちゃんがこんな風に見えてるの?」
ゆの「へ?なんかおかしいですか?」
ヒロ「だって、この子…いつもみたいに笑ってるけど」
ヒロ「なんだか、泣きそうな顔してるじゃない?」
205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 13:53:00.12 ID:WXgI0VibO
ゆの「泣きそう…ですか?」
ヒロ「えぇ。こんな宮ちゃん、初めて見るわ」
ゆの「…きっと、こんな顔をされるのは私だけです」
ヒロ「え?」
ゆの「宮ちゃんは、誰にでも優しいから…」
ガチャ!
宮子「ただいまー!」
206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 13:59:24.87 ID:WXgI0VibO
ゆの「お帰り…って!宮ちゃんドロドロ!どうしたの!?」
ヒロ「もう、どうしたらそんなにすぐに汚れるの?」
宮子「走ってたら転んじゃったー」
ヒロ「しょうがないわねぇ。洗濯してあげるから脱ぎなさい」
宮子「いーよいーよ!自分でやる」
ゆの「え?!」
ヒロ「珍しいわね?遠慮しなくて良いのよ?」
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 14:07:20.82 ID:WXgI0VibO
宮子「いつも皆に迷惑かけっぱなしも悪いし」
ヒロ「?変な宮ちゃん…」
宮子「じゃあ課題も終わったし、私は帰るねー」ふりふり
ヒロ「え?ちょっと宮ちゃ…」
ガチャ
バタン!
ヒロ「…?」
ゆの「宮ちゃん…」
210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 14:10:44.37 ID:WXgI0VibO
ヒロ「…で、ゆのさん。何があったの?」
ゆの「え?」
ヒロ「今日は二人ともおかしいわよ。ケンカでもしたみたい」
ゆの「ケンカ…じゃないんですけど」
ヒロ「あら、違うの?」
ゆの「……違います」
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 14:20:26.45 ID:WXgI0VibO
ゆの「えっと…上手く言えないですけど…。私、宮ちゃんに嫌われちゃったかも…」
ヒロ「そんな事はないと思うけど…」
ゆの「ううん。気のせいじゃないんです…自覚はありますから」
ヒロ「もしそうだとしても、気にしすぎないほうが良いわよ」
ゆの「…」
ヒロ「私と沙英だって気まずくなる事もあるんだし…ね?」
213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 14:28:53.51 ID:WXgI0VibO
ヒロ「案外時間が解決してくれたり、ちょっとしたきっかけで元通りになるものよ」
ゆの「…そうですか?」
ヒロ「そうよ。だから、気にしすぎないで元気出してね」ニコ
ゆの「はい。ありがとうございます…」
ヒロ「ふふ、焦らないで良いからゆっくり仲直りしたら良いじゃない」
ゆの(…ヒロさん…。これは普通のケンカじゃないんです)
ゆの(きっともう、宮ちゃんとは元通りには…)
ゆの「…う」じわ
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 14:32:13.02 ID:WXgI0VibO
ヒロ「ほら、ゆのさん。泣かないで」なでなで
ゆの「…ごめん…なさい…」ぽろぽろ
ヒロ「大丈夫大丈夫。すぐ宮ちゃんも元通りになるわ」なでなで
ゆの「…無理だもん」ぽろぽろ
ヒロ「…ゆのさん」
ゆの「…ごめ、なさい。ヒロさんに当たっても仕方ないのに…」
ヒロ「ううん。良いのよ」
ゆの「私は…宮ちゃんの事が好きなのに…」ぽろぽろ
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 16:59:49.23 ID:WXgI0VibO
ゆの「ごめんなさい、ヒロさん。迷惑かけちゃいました…」
ヒロ「ううん。全然迷惑なんかじゃないわ」ニコ
ゆの「…私…今日はもう帰りますね。ありがとうございました」
ヒロ「そう?また淋しくなったらいらっしゃい」
ゆの「ありがとうございます。ちょっとゆっくり考えますね」
ヒロ「そうね。あまり思い詰めないようにね?」
245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:07:44.37 ID:WXgI0VibO
ゆの「はい。…ヒロさんって、やっぱり頼りになる先輩ですね」
ヒロ「ふふ、そんな事ないない。誰でも通る道だもの」
ゆの「……」
ヒロ「じゃあ気をつけてね。って言ってもすぐ上だけど」
ゆの「はい。じゃあ、失礼します」ペコリ
ガチャ
バタン
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:19:45.98 ID:WXgI0VibO
ガチャ
ゆの「はぁ…」
ゆの「誰もが通る道、かぁ」
ゆの「そうだったらどんなに楽だろうな…」
ゆの「まさか、私がこんなふうになるなんて思ってなかったよ…」
ゆの「……なんで、私…女の子が好きなんだろう」
ゆの「なんで、こんな変な子になっちゃったんだろうなぁ…」
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:26:13.75 ID:WXgI0VibO
ゆの「でもやっぱり…私は宮ちゃんが好きだよ…」
ゆの「宮ちゃん…。こんな事言われたら、気持ち悪いよね」
ゆの「えへへ…良い迷惑だな」
ゆの「……宮ちゃん」
宮子『んー?なにー?』
ゆの「!!」びくっ
ゆの「き…聞こえちゃった?」
宮子『んーん。呼ばれたような気がしたから』
ゆの「そっか…。ううん、なんでもないよ!」
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:40:37.79 ID:WXgI0VibO
宮子『ねぇねぇ』
ゆの「うん?」
宮子『今から部屋行っていい?』
ゆの「え?!」
宮子『ゆっくり話しようよ。私もこのままは嫌だしさ!』
ゆの「う、うん…わかった!」
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:42:38.46 ID:xsF8QS8u0
ゴクリ・・・
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:45:33.80 ID:4bPBOyGOO
おおっ、ついにくるかw
254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:48:36.18 ID:WXgI0VibO
ガチャ
宮子「や。お邪魔しまー」
ゆの「う、うん。いらっしゃい」
宮子「ごめんねー、夕飯時に」
ゆの「大丈夫だよ。もうそんな時間かぁ…お腹減ってないから気付かなかった」
宮子「そっかぁ」
ゆの「…うん」
宮子「…」
ゆの「…」
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:55:55.20 ID:WXgI0VibO
宮子「私さ」
ゆの「!」
宮子「別にゆのっちが変だとは思わないんだけど」
ゆの「え…!」
宮子「同性愛者は珍しくもないしね。理解はあるんだよ?」
ゆの「…理解…。私、でも…」
宮子「…ただ、当事者にはなれないんだなぁ。やっぱり」
ゆの「そ…だよね。ごめんね、私が変な事言っちゃったから」
宮子「だから謝らなくても良いってば!ゆのっちは悪くないよ」
ゆの「ううん。私が悪いの…私が変だから、こんな事に…」じわ
260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:04:26.65 ID:WXgI0VibO
ゆの「私、このひだまり荘が大好きだったのに…私のわがままで、この環境を壊しちゃったよぅ…」
宮子「ほらほら、泣かない。ゆのっちは泣き虫なんだから」
ゆの「だって…私のせいで、宮ちゃんに嫌われて…」
宮子「嫌いじゃないってば。言ったでしょ?」
261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:09:49.10 ID:WXgI0VibO
ゆの「宮ちゃん…」
宮子「ゆのっちが私の事好きだっていうのはわかった」
ゆの「…」
宮子「残念だけど、その気持ちは受け取れない」
ゆの「うん…」
宮子「だけど、私だってゆのっちとの関係を崩したくないよ」
ゆの「…うん。ごめん…」
宮子「今回の事は、私の胸にしまっとくから」
宮子「だから!これからも親友!ね?」
ゆの「…うん。うん……」ぽろぽろ
266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:16:05.80 ID:WXgI0VibO
ゆの「…う…あ、ありがとう…宮ちゃ…」ぽろぽろ
宮子「良いよ良いよー。だから泣かないで」
ゆの「うん…でも、ごめん…も、ちょっとだけ…泣かせて……」
宮子「おー、よしよし。私の胸でお泣き」なでなで
ゆの「うぇぇん…」ぎゅうぅ
269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:20:03.74 ID:WXgI0VibO
宮子「落ち着いた?」
ゆの「うん。ごめんね。今日は泣いてばっかりだよ…」
宮子「そんな日もあるよ」ニコ
ゆの「うん…」
宮子「お」ぐぅ~~…
ゆの「?」
宮子「こりゃ失礼。安心したらお腹減ったー」
ゆの「くす…。もう、宮ちゃんったら。何か作ろうか?」
宮子「本当?いやー、ありがたし」
270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:24:49.53 ID:WXgI0VibO
・
・
・
宮子「ふぃ~…ごちそうさま」
ゆの「えへへ、お粗末さまでした」
宮子「ゆのっち、今日は泊まっていい?」
ゆの「へ?」
宮子「今日は二人の記念日だからさ。親友記念日!」
ゆの「…うん。そうだね。親友記念日かぁ。なんか良いなぁ」
273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:27:36.68 ID:WXgI0VibO
宮子「ねぇゆのっち」
ゆの「ん?なぁに?」
宮子「こうやって話出来てよかったねー。あのままじゃ私淋しかったよ」
ゆの「そうだね。ありがとう…ホントに、感謝してるよ宮ちゃん」
宮子「うん、私もー」ニコ
宮子「そろそろ寝ようか。明日も学校だしねー」
ゆの「そうだね。私下で寝るからベット使っていいよ」
宮子「良いよ!私が下で」
ゆの「そう?遠慮しなくて良いのに…」
宮子「お構いなくー。じゃ、おやすみ」
ゆの「おやすみなさい…」ニコ
ゆの「………。」
276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:30:59.38 ID:WXgI0VibO
宮子「くかー……」
ゆの(親友…かぁ)
ゆの(うん。ありがとう宮ちゃん)
ゆの(…あんな事があったのに。私を嫌わないでくれて)
ゆの(大好きだよ、宮ちゃん…)
宮子「ぐぅ……ぐー…」
ゆの(かわいい宮ちゃん…)
279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:33:31.56 ID:WXgI0VibO
ゆの(明日からは、ちゃんと親友だからね)すっ
トテトテ
ゆの(だから、最後に一回だけお願い)
トテトテ
ゆの(今日だけ。ううん、一瞬だけで良い…唇に)
ゆの(大好きだよ、宮ちゃん…)
すっ
ちゅ
282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:37:23.59 ID:WXgI0VibO
宮子「…ん…ぐー…」
ゆの(柔らかい…)
ちゅぅ…っ
宮子「う…ゆのっち…?」ぱち
ゆの(宮ちゃんの唇が…)
…ちゅ
宮子「ゆの!!!」がばっ
ゆの「!!」
287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:41:46.73 ID:WXgI0VibO
宮子「今…!」
ゆの「ち、違う…違うの……!!」
宮子「……!!」
ゆの「ごめんなさい…ごめんなさい…!!」
宮子「…!!」じわ
ゆの「…ごめん、宮ちゃん…」ぽろぽろ
ぱぁん!
ゆの「っ!」
288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:42:11.56 ID:jSxdJmG/0
ああああああ!!!!
293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:46:23.19 ID:WXgI0VibO
宮子「……ごめん」
ゆの「ごめん、宮ちゃんごめん…!ごめんなさい…!!」ぽろぽろ
宮子「…帰るね。叩いてごめん」すっ
ゆの「待って!ごめんなさい!もうしないから…!!宮ちゃん待って…!」ぽろぽろ
宮子「引っ張らないで」
ゆの「!」ぱっ
宮子「…」
すたすた
バタン!!
306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:01:20.57 ID:WXgI0VibO
ゆの「……」
ゆの「どうして…もうしないって…言ったのに…」
ゆの「う、うぐ…ひぅ……我慢…できないんだ…ろ…」
ゆの「宮ちゃん…宮ちゃん…!!」
ゆの「うわぁぁん!!!」ぽろぽろ
311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:08:20.21 ID:WXgI0VibO
コンコン
ガチャ
沙英「どうした?こんな夜中に…近所迷惑だぞー」
ゆの「うわぁぁぁん!!」ぽろぽろ
沙英「ゆの!?どーしたの!」ダッ
ゆの「あぁぁん!」ぽろぽろ
沙英「ゆの、落ち着いて。何があったの?」
ゆの「さ、えさん…!私、わたし…宮ちゃんに…!」ぽろぽろ
316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:13:50.38 ID:WXgI0VibO
沙英「ゆの、頬っぺた赤くなってるじゃない。宮子?宮子がやったの?」
ゆの「ち、ちが…うぇぇん」
沙英「とにかく落ち着いて。大丈夫だから」
ゆの「大丈夫じゃない…!もう大丈夫じゃないよ…!」
ガチャ
ヒロ「どーしたの…?起きちゃった…」ごしごし
沙英「ヒロ…ゆのがわんわん泣いててね。どうしようかと思って…」
317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:14:26.63 ID:+qtG6FIS0
沙英さんなら…沙英さんならきっとなんとかしてくれる
319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:18:27.57 ID:WXgI0VibO
ヒロ「ゆのさん、大丈夫だから…泣かないで。落ち着いて話を聞かせて」なでなで
ゆの「う…ヒロさん……ぐす…」
沙英「おぉ、さすが…」
ヒロ「ゆのさん。私達がいるから大丈夫。ゆっくり深呼吸して」
ゆの「ひっ…う、すぅー…はぁ…ひぐ、すぅー…はぁ…」
沙英「だいぶん落ち着いたみたいだね。話せるようになった?」
ゆの「……はい…すいません…こんな夜中に…」
322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:23:23.87 ID:WXgI0VibO
沙英「宮子となんかあったの?ケンカした?」
ゆの「ケンカじゃないんです…」
沙英「ケンカじゃないのに叩かれたの?」
ゆの「宮ちゃんが泊まりにきてたんですけど…私、宮ちゃんが嫌がる事しちゃって…」
沙英「嫌がる事…なにしたの?」
ゆの「それは…」
沙英「?」
ヒロ「…言いたくなかったら良いわ。で、宮ちゃんが出ていったのね?」
ゆの「…」こく
327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:28:28.04 ID:WXgI0VibO
沙英「…とにかく、宮子のところ行ってくるよ。あの子が人を叩くなんてよっぽどだろうし」
ヒロ「うん、お願い」
ガチャ
バタン
ヒロ「…ゆのさん、お昼の事でなにかあったのね?」
ゆの「私が悪いんです。宮ちゃんは許してくれたのに、また…」
ヒロ「…きっと、誰も悪くないわ。ちょっとしたすれ違いだけ。大丈夫だからね」
ゆの「…」ぶんぶん
ヒロ「ゆのさん…」
ゆの「今回はもうどうしようもないんです…。私、取り返しのつかない事をしちゃったから…」
330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:37:53.92 ID:xyQqtKYo0
これはゆのっちが悪い
331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:38:09.06 ID:WXgI0VibO
ゆの「……私、ここ出て行きます」
ヒロ「ゆのさん!?」
ゆの「もし宮ちゃんが最後に会ってくれたら、ちゃんと謝って…それからもう出て行きます」
ヒロ「そんな…!」
ゆの「私、ひだまり荘が大好きだったけど…私もうここには住めません」
ヒロ「…考え直して?私もここが好きよ。みんな…もちろんゆのさんも、みんな大好きなの」
ゆの「……ごめんなさい」
333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:41:39.39 ID:WXgI0VibO
ガチャ
ヒロ「ありがとう沙英。宮ちゃんは?」
沙英「はぁ…はぁ…。ど、どうしよう」
ヒロ「沙英?どうしたの?」
沙英「宮子が居ない…!!」
ヒロ「え!?」
ゆの「…!」じわ
ヒロ「こんな夜中に…どこ行っちゃったの宮ちゃん!」
335 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:45:32.70 ID:WXgI0VibO
ゆの「私のせいです…」
ヒロ「ゆのさん…大丈夫、心配しないで」
ゆの「私があんな事しちゃったから、宮ちゃん出て行っちゃった…」
ヒロ「…そんな事ない。落ち着いてゆのさん」
ゆの「こんな夜中に、もし宮ちゃんになにかあったら…!」
ゆの「…私、宮ちゃん探して来ます!」ダッ
ヒロ「ゆのさん!!」
ガチャ
バタン!
339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:51:11.29 ID:WXgI0VibO
沙英「ゆの!待ちなさい!」
ヒロ「どうしよう…!?沙英、どうしたら良い…!?」
沙英「ヒロも落ち着いて。私はゆのを追い掛けるから、ヒロは宮子を探して」
ヒロ「う、うん」
沙英「すぐ追いつけると思うから、私もそれから宮子を探すよ。大丈夫?」
ヒロ「大丈夫…私達がなんとかしてあげないと」
沙英「そうだね。でもヒロも、絶対気をつけて。良い?」
ヒロ「…わかったわ」
沙英「じゃあよろしく頼んだよ!」ダッ
340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:53:15.79 ID:WXgI0VibO
ヒロ「私が落ち着かなきゃ…。よし、しっかり、ヒロ!」
ヒロ「宮ちゃん、どこに居るかしら…」
ヒロ「とにかく探さないと。何かあってからじゃ遅いし」
ヒロ「…あら…?これは…」
341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:57:16.69 ID:WXgI0VibO
タッタッタ
沙英「ゆの!」
ゆの「宮ちゃん!宮ちゃーん?!」トテトテ
沙英「待ちなさいゆの!」
ゆの「沙英さん!でも、宮ちゃんが…」
沙英「ちょっと落ち着きなさい。宮子に何かあったって決まった訳じゃないんだから」
ゆの「でも…!」
沙英「でもじゃない!」
ゆの「!」ビクッ
沙英「ゆのが無茶して、ゆのまで何かあったらどうするの?」
ゆの「ご、ごめんなさい…」
沙英「…良いよ。さぁ、一緒に、ゆっくり宮子を探そ?大丈夫、すぐ見つかるから」
ゆの「はい…」
342 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:57:48.49 ID:+qtG6FIS0
沙英さんかっこええ…
344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 20:04:50.04 ID:WXgI0VibO
ヒロ「宮ちゃん?どこに居るのー?」
沙英「ヒロ、そっちはどう?」
ヒロ「ダメ、見つからない…」
沙英「…私とゆのは二人でちょっと遠くまで調べてみるよ。ヒロは一人だから、ひだまり荘の近くをお願い」
ヒロ「うん、わかった…沙英も気をつけてね?ゆのさんも…」
ゆの「は、はい…あの、ヒロさん」
ヒロ「はい?」
ゆの「…ごめんなさい」
ヒロ「……大丈夫よ。誰も怒ってないからね。さ、早く宮ちゃんを見つけてあげましょ」
ゆの「はい!」
沙英「じゃあ、また後で!」
346 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 20:09:13.01 ID:WXgI0VibO
【ひだまり荘】
ヒロ「宮ちゃん…」
トテトテ
ヒロ「どこに行っちゃったんだろう…」
トテトテ
ヒロ「…皆心配してるのよ?」
ヒロ「宮ちゃん、早く帰って来て…」
ヒロ「宮ちゃん…」
ガタッ
ヒロ「?」
347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 20:11:55.71 ID:WXgI0VibO
ヒロ「もしかして……」
よじよじ
ヒロ「んしょ、んしょ…!」
よじよじ
ヒロ「ひぃ…宮ちゃん、よくこんな所登れるなぁ…」
よじよじ
ミシ…ミシ…
ヒロ「う…」
よじ…
ヒロ「よいしょ。ふぅ…やっぱり居た」
宮子「ヒロさん…」
354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 20:16:54.29 ID:WXgI0VibO
ヒロ「こんな所に居たのね。ふふ、心配したのよ」
宮子「うん、ごめんなさい…」
ヒロ「泣いてたの?」
宮子「!」ぐいっ
宮子「うん…ちょっとだけ」
ヒロ「…そっかぁ。どうして屋根になんか登ってたの?皆、出て行っちゃったかと思ってたわよ?」
宮子「ちょっと一人になりたくて。でもひだまり荘から離れるのは嫌だったから…」
359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 20:21:48.50 ID:WXgI0VibO
ヒロ「ゆのさん、宮ちゃんに謝りたいって」
宮子「……」
ヒロ「……泣いて良いのよ?私が来て邪魔しちゃったかしら」
宮子「ううん。もう十分泣いたしねー」
ヒロ「そっか。宮ちゃん、ゆのさんと仲直りできないかしら」
宮子「…出来ないなぁ。…ヒロさん…私、ゆのっち叩いちゃった」
361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 20:30:30.07 ID:WXgI0VibO
ヒロ「みたいね。ゆのさんも言ってたわ」
宮子「最低だよね。もうダメだ」
ヒロ「……終わった事はしょうがないわよ。宮ちゃん」
宮子「……ゆのっちに謝らなきゃ」
ヒロ「ふふ…あなた達、ホントに似た者同士ね」
宮子「?」
365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 20:34:11.65 ID:WXgI0VibO
ヒロ「謝ってあげて。それからゆのさんからも謝らせてあげてね?」
宮子「…でも、もし謝っても、もう元通りにはならないよ?」
ヒロ「あら、どうして?」
宮子「私とゆのっちは、違うから」
ヒロ「え?」
宮子「ゆのっちと私は、違いすぎるから…もう親友には戻れない」
ヒロ「……」
宮子「この違いは、絶対に埋まらないから…」
403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:21:33.26 ID:p+rfYo+m0
ヒロ「人は皆違うものじゃない?」
宮子「そうだよね…。だけど、この違いはどうしようもないよ」
ヒロ「それが何かは言えないの?」
宮子「言えない。ゆのっちとの約束だから…」
ヒロ「そう。…それは、ゆのさんのため?」
宮子「うん。私の胸にしまっておくって言ったからねー」
ヒロ「そうかぁ…。ふふ、宮ちゃんは優しいね」ニコ
405 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:25:30.74 ID:p+rfYo+m0
ヒロ「でもね。そういう違いは、きっとゆのさんも勇気が必要だったと思うよ」
宮子「…ヒロさん、知ってるの?」
ヒロ「ううん。ただなんとなく」ニコ
宮子「……」
ヒロ「だけど、勇気を出してもどうしようもない事だってあるわ」
宮子「そう、だよね」
ヒロ「それが相手に理解されないと、ただの独りよがりになっちゃうもの。ゆのさんもきっと悩んだと思うわ」
宮子「私も、理解はしてるんだよ?でも…ううん、理解してないのかもしれないな」
ヒロ「それもしょうがないこと。だって、人は皆違うんだものね」
411 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:29:59.75 ID:p+rfYo+m0
宮子「じゃあ、やっぱり…もう元通りにはなれないの?」
ヒロ「そうじゃないのよ」
宮子「でも、私…この違いは埋められないよ?理解できても、共有はできない…」
ヒロ「それはゆのさんにとっても同じ事じゃないかしら」
宮子「ゆのっちも同じ?」
ヒロ「そう。宮ちゃんと自分が違うことに悩んでいると思うわ。その証拠に、ほら」
すっ
宮子「これは…今日の課題?」
414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:35:46.90 ID:p+rfYo+m0
宮子「ゆのっちが書いてくれた私だね」
ヒロ「そう。これを見て宮ちゃんはどう思う?」
宮子「んー。私、ゆのっちにこんな顔してたのかな…?」
ヒロ「どうかな?もしかしたらゆのさんにそう見えてただけかも知れないわね」
宮子「ゆのっち…」
ヒロ「きっとゆのさんの瞳には、宮ちゃんはこう映ってたんだと思わない?」
宮子「そうかも。…こんな顔しちゃ、ゆのっちは辛いよね」
ヒロ「そうね。ゆのさんも悩んだんだと思うな」
426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:43:13.56 ID:p+rfYo+m0
ヒロ「それ、宮ちゃんからゆのさんに返してあげてくれる?」
宮子「うん、わかった!返すよ」
ヒロ「ありがと。ふふ、その画、よく描けてるわよね」
宮子「そうだね。ゆのっちらしい絵だなー」
ヒロ「ホント。ゆのさんに似て、正直な絵よね」クス
宮子「そだねー」ニコ
・
・
・
沙英『ヒロ!宮子居たー?』
ヒロ「あ、沙英達も帰ってきたみたい。じゃあ、私は先に下りるわね?」
宮子「うん!ヒロさん、ありがとう!」
ヒロ「うふ、かわいい後輩のためだもの。お安いご用よ」
宮子「…」ニコ
ヒロ「んしょ、んしょ…!」よじよじ
437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:48:19.01 ID:p+rfYo+m0
ぽてっ
ヒロ「よいしょっ。宮ちゃん居たわよ。この上」
沙英「屋根に?なんでまた…」
ヒロ「ふふ、ひだまり荘から離れたくなかったんだって」
沙英「なにそれ?まぁ無事でなによりだね」
ヒロ「そうね。さぁゆのさん。宮ちゃんの所に行ってあげてくれる?」
ゆの「私……行く資格ないです。宮ちゃんに謝りたいけど、でも…」
ヒロ「そんなことないわ。宮ちゃんもゆのさんに会いたがってたわよ」
ゆの「そうなんですか…?」
ヒロ「うん。行ってあげて?」
438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:50:06.35 ID:gTE3kwxUO
ふたりっきりはまたやらかしちゃうだろww
441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:54:33.24 ID:p+rfYo+m0
ゆの「宮ちゃん怒ってましたか…?」
ヒロ「そんな事ないわよ。頑張ってゆのさん、行ってあげて」
ゆの「わかりました…。ヒロさん、沙英さん。ご迷惑をおかけしました」ペコリ
沙英「いーよいーよ。それより早く、宮子と仲直りしちゃいな?」
ゆの「出来るかな…」
ヒロ「きっと出来ると思うわよ」ニコ
ゆの「ヒロさん、沙英さん…ありがとうございます」
沙英「ん。行ってらっしゃい」ニコ
442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:57:25.93 ID:p+rfYo+m0
沙英「で…結局なんだったの?」
ヒロ「うん?ちょっとしたスレ違いよ」
沙英「ふぅん。ケンカじゃないんでしょ?」
ヒロ「違うわよ。あの子達は、私達とは違うみたいだもん」
沙英「?」
ヒロ「ふふ、なんでもないわよ」
443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:00:40.37 ID:p+rfYo+m0
よじ…
よじ…
ゆの「ひぃ、ひぃ…んしょっ…!」
よじよじ…
ゆの「……宮ちゃん」
宮子「ゆのっち…」
ゆの「……」
宮子「……」
ゆの「あの……宮ちゃん」宮子「ゆのっち…」
ゆの「!」
宮子「お先にどーぞ」
ゆの「う、うん。あの…宮ちゃん。さっきは本当にごめんなさい…」
宮子「……」
449 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:05:08.62 ID:p+rfYo+m0
ゆの「私の部屋で、親友記念日って言ってくれて、私本当に嬉しかったんだ」
ゆの「あんな事言っちゃった私を許してくれて、これからも親友で居てくれるって…」
ゆの「なのに、私……ひどい事しちゃったね」
ゆの「最後だからって勝手に言い訳して…宮ちゃんに嫌なことしちゃったの」
ゆの「…本当に、ごめんなさい」
宮子「…ゆのっち」
ゆの「許してくれなくてもいいの。最後にこれだけ言っておきたかったから」ニコ
宮子「へ?最後?」
451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:06:06.72 ID:S6vFEoZW0
最後・・・だと・・・?
460 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:12:41.91 ID:p+rfYo+m0
ゆの「うん。最後に謝りたかったの」
宮子「なんで最後?」
ゆの「親友で居てくれた宮ちゃんに、謝りたかったの。ごめんね?」
宮子「…なんで最後なの?」
ゆの「私、明日にでもここを出て行くから。本当に迷惑かけてごめんね」
宮子「え?」
ゆの「宮ちゃんにこんなひどいことして、もうここには居られないから…」
宮子「ゆのっち、ストップ!」
ゆの「?」
宮子「私の言いたいことも言わせてよー」
464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:15:16.11 ID:p+rfYo+m0
宮子「ゆのっち」
ゆの「…はい」
宮子「私の方こそ、ゴメンナサイ」ペコ
ゆの「へ?」
宮子「さっきね、ヒロさんにこれ見せてもらったんだー」
ペラ
ゆの「これって…今日の課題だよね?」
宮子「そうそう。ゆのっちが書いてくれた奴」
468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:23:13.57 ID:p+rfYo+m0
宮子「いやー、さっき初めて見たんだけどさ」
宮子「私、ゆのっちにこんな顔してたんだね」
ゆの(…あ。ヒロさんが『泣きそうな顔』って言ってた…)
宮子「ホント、ごめん」
ゆの「…宮ちゃんが謝ることないよ。悪いのは私なんだから」
宮子「私、ゆのっちに告白された時ね?正直、びっくりした」
ゆの「…うん」
宮子「はじめは冗談だと思った。でもゆのっちの目も、口調も…冗談じゃなかったから」
ゆの「うん。本気だったんだよ…」
宮子「だよね。うん。でも私はあの時、拒絶しかしなかったでしょ?」
470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:29:20.88 ID:p+rfYo+m0
宮子「それは無理とか、当事者になるのは嫌だとか。今思えば酷い事ばっかり」
ゆの「だって…女の子にあんな事言われたら、気持ち悪いでしょ?」
宮子「…あの時は『気持ち悪い』って言っちゃったんだよね。ゆのっちの気持ちなんてなんにも考えずに」
ゆの「それは…しょうがないよ」
宮子「ううん。しょうがなくないよ。だって私達、親友でしょ?」
ゆの「…!」
480 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:36:31.03 ID:p+rfYo+m0
宮子「親友なのに、ゆのっちの事全然考えてなかったね、私」
宮子「これじゃ、ゆのっちの親友失格だ」
ゆの「そんなことないよ!宮ちゃんは優しいから…」
宮子「…ずっと、冷たくしちゃってたもんね」
宮子「それなのに、親友でいようなんて…。私、ゆのっちの気持ちを全然本気で考えられてなかったなー」
宮子「だから、ゆのっちが描いてくれた私は、こんな顔してるんだと思う」
ゆの「…泣きそうな顔…」
宮子「ゆのっち」
ゆの「…なぁに、宮ちゃん」
宮子「ゆのっちの気持ち、全然考えてなかったよ。…本当にごめん」
486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:42:44.74 ID:p+rfYo+m0
宮子「許してくれる?」
ゆの「宮ちゃん…」じわ
宮子「ちゃんと、親友として謝るよ。ゆのっち、ごめん」
ゆの「ううん。私こそ…私こそ、ごめんね…?」ぽろぽろ
宮子「うん、良いよ。だからもう、ここを出て行くなんて言わないでよー?」
ゆの「うん…。う、うぇぇん…」ぽろぽろ
宮子「ほら、またすぐ泣くー」
ゆの「だって、だって……宮ちゃんが、や、やさしいから…!!」
宮子「よしよし。ごめんね、今まで…。私達、親友だよね?」なでなで
ゆの「うん…!!うぁぁぁん…!!」ぎゅ
宮子「…」なでなで
495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:48:07.51 ID:p+rfYo+m0
宮子「ちゃんと、親友として、ゆのっちの気持ちを考えたんだ」
ゆのっち「うん…!」ぽろぽろ
宮子「今日をさ、やっぱり『親友記念日』にしよう!」
ゆのっち「記念日…。うん!」
宮子「私とゆのっちの違いは埋まらないけど…」
宮子「お互いの気持ちを強制しないで、理解しあえばいいよね?」
ゆの「気持ちを強制しないで…」
宮子「そーそー。そうすればきっと、違いはなくならなくても距離は縮まるって!」
ゆの「うん、そうだね…!ありがと…宮ちゃん」
宮子「よし、じゃあ今日は…ゆのと宮子の親友記念日だね!」
503 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:53:35.05 ID:p+rfYo+m0
ゆの「私、これからもひだまり荘に居ていいんだよね?」
宮子「もちろん!むしろ出て行かせないよー」
ゆの「えへへ…ありがと」
宮子「そうそう!そうやって笑ってる方が可愛いんだからゆのっちは!」
ゆの「可愛い、かぁ。宮ちゃんに言われると嬉しいよ」ニコ
宮子「ほうほう。それは光栄」
ゆの「明日から、また親友だね。でもね、宮ちゃん」
宮子「うん?」
ゆの「私、まだ宮ちゃんのこと好きだよ…?それでも良いの?」
510 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:58:19.88 ID:p+rfYo+m0
宮子「全然いいよ?」
ゆの「え…いいの?」
宮子「うん。だって、それがゆのっちの気持ちでしょー?」
ゆの「…うん」
宮子「私だって、ゆのっちを恋人には出来ないよ?それなのに親友でいいの?」
ゆの「うん。私も、宮ちゃんとずっと親友で居たいもん」
宮子「じゃあ決まりじゃない!ちなみに!」
ゆの「ん?」
宮子「親友は明日からじゃなくて今日から!」
ゆの「!あはは、そうだね」
519 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:03:20.59 ID:p+rfYo+m0
宮子「よし、ゆのっち。約束しようか?」
ゆの「なにを?」
宮子「これが最後!」
ゆの「へ?」
宮子「最後だよ?」すっ
ゆの「…ううん。いい。大丈夫」
宮子「?」
ゆの「宮ちゃんが私と親友で居てくれるんだから。私だって親友で居てもらえる努力しなくちゃね」ニコ
宮子「おー、なるほど。お互い成長したのかもね、ゆのっち」
ゆの「えへへ、どうだろ」
528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:09:16.40 ID:p+rfYo+m0
ゆの「ねぇ、宮ちゃん。夜更かしついでにお願いがあるんだけど」
宮子「お!もしや同じこと考えてたかも!」
ゆの「ホント?じゃあ答え合わせしてみる?」
宮子「いいね。自信あるよ?」
ゆの「私だって。せーの、」
『課題やり直そう!』
宮子「おー。大正解」
ゆの「えへへ、やっぱり親友だね」
宮子「だねー」
ゆの「今だったら、もっとちゃんと可愛い宮ちゃん描けると思う」
宮子「期待してますぜゆのっち!じゃあ早速はじめますか!」
533 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:15:04.94 ID:p+rfYo+m0
ゆの「よいしょっ」
宮子「とーう」
すとっ
沙英「おかえり。時間かかったね」
ヒロ「ホント。仲直りはできた?」
宮子「おかげさまー!」
ゆの「本当に、お世話になりました…」ペコリ
沙英「良かった良かった。一件落着だね」
ヒロ「ふわぁ…疲れちゃったぁ。二人とももう寝なさいね?明日遅刻するわよ?」
宮子「実はもう一仕事残っているのでね。ねーゆのっち!」
ゆの「うん!実はもう一回課題やり直そうと思ってるんです。今ならちゃんと描けそうだから」
538 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:19:09.25 ID:p+rfYo+m0
ヒロ「あらあら。あまり遅くなりすぎないようにね?」
ゆの「はぁい!宮ちゃん、行こうか!」
宮子「おー。じゃ、ヒロさん沙英さん、おやすみなさいー」
ゆの「おやすみなさーい」ふりふり
沙英「元気だなぁ…さっきまで泣いてた子とは思えない」
ヒロ「まぁまぁ、いいじゃない。元通りになってよかったわ」
沙英「だね。私達ももう寝ようか」
ヒロ「そうね。私ももう眠いわ…」
539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:20:03.04 ID:qYmC+rbD0
>沙英「だね。私達ももう寝ようか」
やましいこと考えた奴は俺にパァンしていくように
542 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:21:09.17 ID:+qtG6FIS0
>>539
パァン!!!!11111
545 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:21:42.12 ID:8Cz53T4l0
>>539
( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:23:33.02 ID:p+rfYo+m0
>>539
パァン!
552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:24:16.25 ID:woAFmDGI0
>>550
さっさと書けwwwwwwwwwwwww
549 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:22:26.74 ID:p+rfYo+m0
【翌日・昼休み】
沙英「で、結局学校来てないし…」
ヒロ「ふふ、起きられなかったのねぇ。ゆのさんまで、珍しい」
沙英「やれやれ…世話のかかる後輩だねー。様子見に行こうか」
ヒロ「そうね。起こしてあげなきゃ」
557 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:26:17.08 ID:p+rfYo+m0
【ひだまり荘】
ガチャ
沙英「おーおー。気持ちよさそうに…」
ヒロ「きっと朝方まで描いてたのね。二人仲良く寝坊かぁ」
沙英「で、肝心の課題は?」
ヒロ「出来てるみたいよ。ほら」
沙英「へぇ…よく出来てるじゃない。上出来」
ヒロ「本当ね。この宮ちゃん、良い顔で笑ってるなぁ…」
沙英「うん、宮子はやっぱりこうでないとね」
ヒロ「どうする?起こしてあげようか?」
沙英「………良いんじゃない?」
宮子・ゆの「すぅー…ぐぅー…」
561 : ◆r3yksmPHg2 :2009/04/23(木) 23:27:46.21 ID:p+rfYo+m0
終わりです。
長々と続いてしまい申し訳ありません。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
保守・支援thxでした。
ひだまりSSなんて初めて書きました。細かいミスの指摘ありがとうです
563 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:28:30.83 ID:qYmC+rbD0
乙
564 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:28:41.88 ID:8fcm58Yy0
おもしろかった。乙
565 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:28:46.93 ID:jtrDE9dj0
>>1マジ乙
たのしかったお
569 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:30:01.57 ID:9YbEl2qO0
ここで終わって本当によかった
GJ
------
当ブログについて
※欄446さんありがとうです。
-------------
お絵かき掲示板より名無しの権三郎さんありがとうです。

読み物:その他
お絵かき掲示板
画像掲示板
> えぇぇ!?
脳内再生された
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 22:54:14.58 ID:2BZu0usUO
宮子「よかったよかった。これからも親友だね!」
ゆの「あ…違くって…」
宮子「んー?」
ゆの(……やっぱり、やめとこう)
ゆの(宮ちゃんとの仲を崩したくないもんね…)
宮子「?」
ゆの(…だめだめ。決めたんだから。頑張って私!)
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 22:55:48.60 ID:2BZu0usUO
宮子「ゆのっち、何か隠してる?隠し事は関心せんなー」
ゆの「じ、実は…!」
宮子「お、言う気になったか!白状しろー」
ゆの「実は!私、宮ちゃんが好きなの!」
宮子「だから私も好きだってー。このこの」ぐりぐり
ゆの「じゃなくて…!」
宮子「ん?」
ゆの「宮ちゃんをね…?こ、恋人にしたいの…!」
ゆの(言っちゃったあぁ!!)かぁぁ
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 22:57:56.80 ID:2BZu0usUO
宮子「え?」
ゆの「…ごめんね?変だよね、女の子なのに」
宮子「ゆのっち…」
ゆの「…うん」
宮子「……ごめん、無理」
ゆの「………うん」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:00:24.65 ID:2BZu0usUO
宮子「それって、もしかして…ゆのっちはアレ?レズビアンとか、そういうの?」
ゆの「…うん。今までそんな事なかったんだけど」
宮子「私が初めて?」
ゆの「…いつの間にか、好きになっちゃってた。ごめんね」
宮子「……うーん。ごめん!さすがにゆのっちでもダメだ!」
ゆの「やっぱりそうだよね。良いの…私が変なのは自覚してるから」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:01:46.66 ID:2BZu0usUO
宮子「偏見とか差別とかはしないつもりだったけど、さすがに当事者になるのはねー」
ゆの「…ごめんなさい。忘れてね」
宮子「いやぁ、ちょっと…忘れたいけど…忘れられないな」
ゆの「宮ちゃん…」
宮子「出来るだけ今までどーりにするよ!私もゆのっちとぎこちなくなるの嫌だしねー」
ゆの「…覚悟はしてたよ。嫌いになった?」
宮子「ぜんぜん?」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:05:01.50 ID:2BZu0usUO
宮子「私はゆのっち好きだって言ったではないかー」バシバシ
ゆの「痛た…でも、私…告白しちゃったのに」
宮子「うんうん」
ゆの「…フラれちゃったのに」
宮子「そうだねー。でもゆのっちはゆのっちでしょ?私は友達としてゆのっちが好きだもん」
ゆの「…気持ち悪いよね?」
宮子「まぁちょっとだけ!でも嫌いにはならないなー」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:08:43.03 ID:2BZu0usUO
ゆの「でも気持ち悪いんだね…」ずーん
宮子「そりゃ女の子同士だからね。でも気にしないでいいよ」
ゆの「…これからも、親友?」
宮子「え?当たり前でしょ?」
ゆの「…!!」
宮子「えー?ゆのっちは親友やめたいの?」
ゆの「やめたくないよぅ…」
宮子「だったら問題ないよね?親友親友!」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:11:16.07 ID:2BZu0usUO
ゆの(あれ?…私、あんまり傷ついてない?)
ゆの(宮ちゃんが嫌いにならないでいてくれるから?)
ゆの(…自分でおかしいと思ってるから?始めから諦めてたから?)
ゆの(……きっと、全部かな)
宮子「どうしたゆのっち!ぼーっとするなー」ぴん!
ゆの「痛っ!もー!デコピンしないでよー!」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:14:45.65 ID:2BZu0usUO
ゆの「あ!そうだ!」
宮子「晩御飯ですな!オーケーオーケー、いただくー!」
ゆの「なんでわかったの!?」
宮子「あはは、だってゆのっちの考えてる事はだいたいわかるもん」
ゆの「え?」ドキ
宮子「それに」
ゆの「それに?」
宮子「3、2、1…」
ゆの「?」
宮子「ゼロ!」ぐぅ~~~
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:19:03.21 ID:2BZu0usUO
ゆの「ぷ…」
宮子「ご覧の通り、宮子の体内時計が夕飯時をお知らせしましたー」
ゆの「あはははは!なにそれー」
宮子「私の体内時計は寸分たりとも狂わないからね。今19時21分でしょ?」
ゆの「え?ホントだ…」
宮子「すごいでしょ?」
ゆの「ホント、すごい人だね宮ちゃんは…」
ゆの(だから…こうやっていつも私に元気をくれるから)
ゆの(私はどうしようもなく宮ちゃんを好きになっちゃったんだなぁ)
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:22:23.72 ID:0cl5gMYQO
ゆのっちが可愛すぎて死ぬwwwwwwww
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:23:53.48 ID:2BZu0usUO
・
・
・
宮子「いやー、いつ食べても美味い。嫁に来る?」
ゆの「もう、その冗談は笑えないよぉ」
宮子「あはは、ごめんごめん。ちょっくら横にならせてね」ゴロン
ゆの「牛になっちゃうよ?」
宮子「んもぉおおおおぅ!!!」
ゆの「牛真似うまいーー!?」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:27:03.59 ID:2BZu0usUO
宮子「ふぁー、満腹満腹」ぽんぽん
ゆの(わ、わ…タンクトップだから横から見えちゃうよ…!)
ゆの(…ふわぁ…。相変わらずおっきぃなぁ~)
ゆの(…どうしよう。私、すっごいドキドキしてる)
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:30:03.93 ID:2BZu0usUO
ゆの「……」ドキドキ
宮子「くぅ……くぅ……」
ゆの「宮ちゃん?」
宮子「くぅ……ぐぅ……」
ゆの「寝ちゃった……」
ゆの「……綺麗な寝顔だなぁ」
ゆの「こんな所で寝ちゃったら、私がもんもんしちゃうよ…宮ちゃんの意地悪」
宮子「ぐぉ……くぅ……」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 23:34:20.44 ID:2BZu0usUO
ゆの「…キスしたら、バレちゃうかな」
ゆの「起きなかったらバレないよね」
すっ
ゆの「宮ちゃんの唇…」ドキドキ
宮子「!」ぱち
ゆの「あ…」
宮子「ゆのっち…何してんの?」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 05:30:25.87 ID:WXgI0VibO
ゆの「!宮ちゃん…」
宮子「ねぇ、ゆのっちー?何をしようと?」
ゆの「…ごめん」
宮子「何しようとしてたの?」
ゆの「……キス」
宮子「寝てる私に?」
ゆの「ごめんなさい」
宮子「……」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 05:47:28.46 ID:WXgI0VibO
宮子「…ま、ここで寝ちゃった私も悪いよね!」
ゆの「…」
宮子「じゃあ今日は帰るね。ゆのっち、晩御飯ごちそうさまー」
ゆの「ちょ、ちょっと待って!」
宮子「ん?」
ゆの「…無理矢理キスしようとして、ごめんなさい」
宮子「…ちょっとショックだったかな」
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 06:07:58.88 ID:WXgI0VibO
ゆの「……宮ちゃんの寝顔が、あんまり可愛かったから…」
宮子「…」
ゆの「だから、つい…キスしたくなっちゃった。ホントにごめん…」
宮子「ねぇ、ゆの」
ゆの「は、はい」
ゆの(呼び捨て……)
宮子「もうそういう事言うのやめよ?正直な話、ちょっと…ね?」
ゆの「……ごめん」
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 06:13:34.43 ID:O/4kabAhO
なんかリアル
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 06:18:00.31 ID:WXgI0VibO
宮子「じゃ、おやすみー」すっ
トテトテ
トテトテ
ゆの「あ…」
宮子「また明日ね!」
ゆの「って…」
ガチャ
バタン!
ゆの「待ってよ……宮ちゃん……」
ゆの「…私のバカ。なんであんな事しちゃったんだろ」
ゆの「宮ちゃん怒らせちゃった……」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 07:12:35.30 ID:WXgI0VibO
【翌朝】
ゆの「…結局ほとんど寝られなかったよ…」
ゆの「宮ちゃんも帰ったらすぐ寝たみたいだし…」
ゆの「はぁ…朝ごはん作らなきゃ」
すっ
トテトテ
トテトテ
ゆの「トーストでいっかぁ。あんまり食欲ないし」
ゆの「宮ちゃーん、朝ごはん食べるー?」
ゆの「…あれ」
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 07:18:07.22 ID:WXgI0VibO
ゆの「まだ寝てるのかな?」
ゆの「起こしてあげなきゃ…」
ガチャ
トテトテ
トテトテ
ゆの「宮ちゃーん、朝だよ。起きてー」
コンコン
ゆの「宮ちゃーん?」
コンコン
ゆの「……学校…行っちゃったのかな…」
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 07:27:06.08 ID:WXgI0VibO
トテトテ
ゆの「あ、トースト焦げちゃったな…」
ゆの「…一人で朝ごはんか。寂しいなぁ」
ゆの「やっぱり、言わなきゃよかった…なんで言っちゃうかな」
ゆの「ホント、私ってバカだな…。こうなるのはわかってたじゃない」
ゆの「覚悟も…してたんだけどなぁ…」
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 08:18:10.60 ID:WXgI0VibO
ゆの「…」もぐもぐ
ゆの「ごちそうさま…」
ゆの「顔洗おう。しゃきっとしなきゃ!」
トテトテ
ゆの「うわ…ひどい顔。クマ出来てるよ…」
ゆの「ダメダメ。ゆの、元気出して」
ざぶざぶ
ゆの「こんな顔で学校行ったら皆に笑われちゃうよ」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 08:21:31.55 ID:WXgI0VibO
【学校】
ゆの「あ、宮ちゃん…」
宮子「おー、ゆのっち!おはよー」
ゆの「…おはよ」
宮子「いやー、ごめんね!今日残ってた課題するために早く来たんだよ」
ゆの「そうだったんだ。良いよ良いよ」ニコ
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 08:25:46.43 ID:WXgI0VibO
ゆの「…宮ちゃん、昨日ごめんね?もうしないから…」
宮子「ん、昨日?」
ゆの「キス…しそうになった事…」
宮子「あはは、あれかぁ。良いよ!私も悪いしね」ひらひら
ゆの「ううん、宮ちゃんは悪くないよ。私が変なだけだから…」
宮子「まぁ確かに変だけど、そんなに気にしなくて良いんじゃない?」
ゆの「でも…」
宮子「ゆのにそんな顔されたら私も心苦しいしさ」
ゆの「そ、そうだね。ごめんね…」
宮子「いーってば。ほら、授業はじまるよ」
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 10:49:55.14 ID:WXgI0VibO
吉野家「はい、みなさんおはようございます」
吉野家「今日は人物ですね。みなさん、誰かお友達とペアになってくれますか?」
ゆの(う…)
吉野家「二人一組になったら、さっそく始めちゃって下さい♪」
ゆの「…宮ちゃん、私とペア…」
宮子「え?あ、もちろん。今までもずっとペアだったもんね」
ゆの「だよね。…えへへ、よかったぁ」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 11:38:09.10 ID:WXgI0VibO
宮子「うーん…」しゃっしゃっ
ゆの「…」
ゆの(緊張するなぁ…宮ちゃんも珍しく手が進んでないし)
ゆの(こんな疲れ顔してるから書きにくいのかな…)
ゆの(……次は私の番。えへへ、早く宮ちゃん書きたいな)
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 11:41:27.07 ID:WXgI0VibO
ゆの「…あれ?」
宮子「……」しゃっしゃっ
ゆの「ねぇ宮ちゃん、そろそろ時間だね…」
宮子「うーん、ごめんもうちょっと待って?なんか上手くいかないんだよなー」
ゆの「うん、ごめんね…」
ゆの「…」
ゆの(まさか、私に描かれるのが嫌だから…)
ゆの(わざと遅く描いてるとか?)
宮子「うーん…?」しゃっしゃっ
ゆの(なんて…考え過ぎだよね。宮ちゃんがそんな事するわけないもん)
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 11:44:37.56 ID:WXgI0VibO
吉野家「はーい、そろそろ手を止めましょうか」
ゆの「終わっちゃった…」
宮子「ごめんねー、なんか調子悪くってさ。時間かかっちゃった」
ゆの「…ううん」
吉野家「では提出してください。まだの人は次回の授業まで待ちますので」
宮子「!」
ゆの「え…!」
151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 11:48:41.96 ID:WXgI0VibO
ゆの「あはは、課題になっちゃったね」
宮子「申し訳ない!このとーり!」
ゆの「全然。今日帰ったら仕上げちゃおうよ」
宮子「うん、そだね」
キーンコーンカーンコーン
ゆの「あ、もうお昼休みだ」
宮子「お腹減ったね!」
ゆの「あのね、宮ちゃん。私今日実は宮ちゃんに…」
宮子「じゃーん!珍しく宮子特製弁当ー」さっ
ゆの「…お弁当………」
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 11:51:46.03 ID:WXgI0VibO
宮子「朝から頑張っちゃったよ!昨日ちりめんじゃこが安かったからね」
ゆの「…そうなんだ」
宮子「じゃーん。ちりめんご飯弁当!」
ゆの「わぁー、おかずなし!?」
宮子「うむ。そんな余裕も腕前もない」
宮子「おぉ、ゆのは弁当二つ?育ち盛りだねぇ」
ゆの「……違うもん」
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 11:56:12.63 ID:WXgI0VibO
ゆの「これね、宮ちゃんにと思って作って来たんだよ?」
宮子「そーなの!?申し訳ない!」
ゆの「…よかったら、おかずだけでもいる?」
宮子「いただくいただく!」
ゆの「!」ぱぁぁ
ゆの「えっと、じゃあね、この卵焼きとか自信作で…」
宮子「ほう。ゆのは相変わらず良い女ですなぁ」
ゆの「えへ、そうかな?宮ちゃん、はい」
宮子「ん?」
ゆの「あーん…」てれてれ
宮子「お!このミートボールおいしそう!いただきー」
ひょいぱく
ゆの「……」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 11:59:49.50 ID:WXgI0VibO
宮子「ふむふむ。いやなかなか!美味しいよ!」
ゆの「あ、ありがと…だけどそれレトルト…」
宮子「そっか!でも美味しい美味しい!」もごもご
ゆの「ありがと…」
宮子「卵焼きもいただくねー」ひょいぱく
ゆの「うん。美味しい…?」
宮子「もちろん!」
ゆの「ホント?よかったぁ…」
宮子「ゆのっちが作ったものがまずい訳ないよー」
ゆの「!」
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:04:17.21 ID:WXgI0VibO
ゆの「宮ちゃんにそう言ってもらえるとうれしいなぁ」ニコ
宮子「優しい、器量よし、可愛い!あたしが男だったら間違いなく嫁にもらうね」
ゆの「…」ズキ
宮子「残念だなー。男に生まれればよかった。もったいない」
ゆの「ホントだね。私は全然大丈夫なのに」
宮子「残念!宮子さんは至ってノーマルなのだよ」
ゆの「…うん。わかってる」
宮子「ほらぁ、そんな暗い顔しない。ね?」
ゆの「ごめん…」
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:10:17.15 ID:nGpKaZCUO
ゆの…
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:17:52.25 ID:WXgI0VibO
【放課後】
宮子「いやぁー終わった終わった!」
ゆの「お疲れ様。課題いつやろうか?」
宮子「いつでも!そっちの都合良い時間で良いよ」
ゆの「ホント?じゃあ…今からでも良い?」
宮子「オッケー。早く終わらせよう!」
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:28:57.60 ID:WXgI0VibO
ゆの「じゃあ…今から私の部屋でやる?」
宮子「え?んー、どうせだし下行かない?」
ゆの「ヒロさんの部屋?…どうして?」
宮子「ん?なんとなく。皆居た方が楽しいし」
ゆの「そ、そうだね。そうしようか」
ゆの「…」
ゆの(やっぱり気のせいじゃない…)
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:33:45.40 ID:WXgI0VibO
ゆの(二人っきりになるのを避けられてる)
ゆの(…………)
【101号室】
ガチャ
宮子「ただいまー」
ヒロ「あら、いらっしゃい。遊びに来たの?」
宮子「ううん。課題やりに来た」
ヒロ「へ?私の部屋で?」
宮子「うん。ついでにお茶しようかと思って!良い匂いしたし」ニコ
ヒロ「それが本音ね。いいわよ、ちょうどスコーン焼いてたの」
178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:37:36.45 ID:WXgI0VibO
ゆの「ごめんなさい、お邪魔しちゃって…」
ヒロ「ふふ、良いのよ。一人じゃ食べ過ぎだしね。課題は?」
ゆの「あ、汚れないものです。構いませんか?」
ヒロ「良いわよ。あら、人物画?懐かしいわね」
ゆの「ヒロさんはやっぱり沙英さんを描いたんですか?」
ヒロ「もちろん。知ってる人を描くのって楽しいわよね」
179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:41:10.67 ID:WXgI0VibO
ゆの「はい!楽しいです」
ヒロ「普段相手が自分をどんな風に見てるんだろう、とか」
ヒロ「私が見てる沙英を二人で見るのとか」
ヒロ「モデルの目をじっと見てると、考えてる事がわかる気がしたり…」
ヒロ「なんだか…絵を描く楽しさの原点よね」
ゆの「…そう、ですよね」
ゆの(モデルの考えてる事がわかる、かぁ)
ゆの(だから宮ちゃんは、私の目を見ないように横顔を…)
183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:44:25.78 ID:WXgI0VibO
ゆの「じゃあ宮ちゃん、始めようか」
宮子「うむ。はひめよーではないか」もぐもぐ
ヒロ「あー!スコーン!」
宮子「実に美味しい。このサクサクしっとり…なかなか素人には出せない味だね」
ヒロ「楽しみにしてたのにぃ…」
ゆの「クス…宮ちゃんらしいね」
184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:48:14.67 ID:WXgI0VibO
ゆの「宮ちゃん、じゃあモデルお願い」
宮子「おー」
ゆの「…」じーっ
宮子「…」もごもご
ゆの「…」じーっ…
ゆの(こうして改めて眺めると、やっぱり可愛いな…)
ゆの(スタイルも良いし、背も高いし…)
ゆの(私をじっと見るおっきな目も…)
ゆの(すっごく…ドキドキする)
宮子「…」ちらっ
ゆの「!」
ゆの(目を逸らされた…)
186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:51:03.97 ID:WXgI0VibO
宮子「…」うずうず
ゆの「…」
宮子「…」うずうず
ゆの「…宮ちゃん、ちょっとじっとしてて…」
宮子「うー…」
ヒロ「ふふ、良いじゃない。宮ちゃんらしくて」
ゆの「でもモデルさんが動くと…」
ヒロ「良いのよ。動いてない宮ちゃんなんてらしくないじゃない?」
ゆの「確かに…」クス
187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:53:27.54 ID:WXgI0VibO
・
・
・
ゆの「…よし、出来た」
宮子「はぁー!やっと終わったぁ!!」ぴょん
ゆの「ごめんね、時間かかっちゃった」
宮子「あたしもだからお互い様だよー!じゃ、ちょっと身体動かしてくる!」
トテトテ
ガチャ
バタン!
ヒロ「あらあら。よっぽど動きたかったのね」クス
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 12:55:56.06 ID:WXgI0VibO
ヒロ「さぁ、どんな感じに仕上がったかしら?見せてもらって良い?」
ゆの「あ、あの…あんまり出来はよくないです」
ヒロ「良いのよ。要はゆのさんから宮ちゃんがどんな風に見えてるか、なんだから」
ゆの「そうですね…。はい、どうぞ」
すっ
ヒロ「…?」
ゆの「……」
ヒロ「…ふぅん?」
191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 13:06:53.79 ID:WXgI0VibO
ゆの「…やっぱり、下手ですよね」
ヒロ「確かに人物画としてはまだまだだけど、でも…」
ゆの「でも?」
ヒロ「ふぅん。興味深いわね。あなたには宮ちゃんがこんな風に見えてるの?」
ゆの「へ?なんかおかしいですか?」
ヒロ「だって、この子…いつもみたいに笑ってるけど」
ヒロ「なんだか、泣きそうな顔してるじゃない?」
205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 13:53:00.12 ID:WXgI0VibO
ゆの「泣きそう…ですか?」
ヒロ「えぇ。こんな宮ちゃん、初めて見るわ」
ゆの「…きっと、こんな顔をされるのは私だけです」
ヒロ「え?」
ゆの「宮ちゃんは、誰にでも優しいから…」
ガチャ!
宮子「ただいまー!」
206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 13:59:24.87 ID:WXgI0VibO
ゆの「お帰り…って!宮ちゃんドロドロ!どうしたの!?」
ヒロ「もう、どうしたらそんなにすぐに汚れるの?」
宮子「走ってたら転んじゃったー」
ヒロ「しょうがないわねぇ。洗濯してあげるから脱ぎなさい」
宮子「いーよいーよ!自分でやる」
ゆの「え?!」
ヒロ「珍しいわね?遠慮しなくて良いのよ?」
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 14:07:20.82 ID:WXgI0VibO
宮子「いつも皆に迷惑かけっぱなしも悪いし」
ヒロ「?変な宮ちゃん…」
宮子「じゃあ課題も終わったし、私は帰るねー」ふりふり
ヒロ「え?ちょっと宮ちゃ…」
ガチャ
バタン!
ヒロ「…?」
ゆの「宮ちゃん…」
210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 14:10:44.37 ID:WXgI0VibO
ヒロ「…で、ゆのさん。何があったの?」
ゆの「え?」
ヒロ「今日は二人ともおかしいわよ。ケンカでもしたみたい」
ゆの「ケンカ…じゃないんですけど」
ヒロ「あら、違うの?」
ゆの「……違います」
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 14:20:26.45 ID:WXgI0VibO
ゆの「えっと…上手く言えないですけど…。私、宮ちゃんに嫌われちゃったかも…」
ヒロ「そんな事はないと思うけど…」
ゆの「ううん。気のせいじゃないんです…自覚はありますから」
ヒロ「もしそうだとしても、気にしすぎないほうが良いわよ」
ゆの「…」
ヒロ「私と沙英だって気まずくなる事もあるんだし…ね?」
213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 14:28:53.51 ID:WXgI0VibO
ヒロ「案外時間が解決してくれたり、ちょっとしたきっかけで元通りになるものよ」
ゆの「…そうですか?」
ヒロ「そうよ。だから、気にしすぎないで元気出してね」ニコ
ゆの「はい。ありがとうございます…」
ヒロ「ふふ、焦らないで良いからゆっくり仲直りしたら良いじゃない」
ゆの(…ヒロさん…。これは普通のケンカじゃないんです)
ゆの(きっともう、宮ちゃんとは元通りには…)
ゆの「…う」じわ
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 14:32:13.02 ID:WXgI0VibO
ヒロ「ほら、ゆのさん。泣かないで」なでなで
ゆの「…ごめん…なさい…」ぽろぽろ
ヒロ「大丈夫大丈夫。すぐ宮ちゃんも元通りになるわ」なでなで
ゆの「…無理だもん」ぽろぽろ
ヒロ「…ゆのさん」
ゆの「…ごめ、なさい。ヒロさんに当たっても仕方ないのに…」
ヒロ「ううん。良いのよ」
ゆの「私は…宮ちゃんの事が好きなのに…」ぽろぽろ
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 16:59:49.23 ID:WXgI0VibO
ゆの「ごめんなさい、ヒロさん。迷惑かけちゃいました…」
ヒロ「ううん。全然迷惑なんかじゃないわ」ニコ
ゆの「…私…今日はもう帰りますね。ありがとうございました」
ヒロ「そう?また淋しくなったらいらっしゃい」
ゆの「ありがとうございます。ちょっとゆっくり考えますね」
ヒロ「そうね。あまり思い詰めないようにね?」
245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:07:44.37 ID:WXgI0VibO
ゆの「はい。…ヒロさんって、やっぱり頼りになる先輩ですね」
ヒロ「ふふ、そんな事ないない。誰でも通る道だもの」
ゆの「……」
ヒロ「じゃあ気をつけてね。って言ってもすぐ上だけど」
ゆの「はい。じゃあ、失礼します」ペコリ
ガチャ
バタン
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:19:45.98 ID:WXgI0VibO
ガチャ
ゆの「はぁ…」
ゆの「誰もが通る道、かぁ」
ゆの「そうだったらどんなに楽だろうな…」
ゆの「まさか、私がこんなふうになるなんて思ってなかったよ…」
ゆの「……なんで、私…女の子が好きなんだろう」
ゆの「なんで、こんな変な子になっちゃったんだろうなぁ…」
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:26:13.75 ID:WXgI0VibO
ゆの「でもやっぱり…私は宮ちゃんが好きだよ…」
ゆの「宮ちゃん…。こんな事言われたら、気持ち悪いよね」
ゆの「えへへ…良い迷惑だな」
ゆの「……宮ちゃん」
宮子『んー?なにー?』
ゆの「!!」びくっ
ゆの「き…聞こえちゃった?」
宮子『んーん。呼ばれたような気がしたから』
ゆの「そっか…。ううん、なんでもないよ!」
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:40:37.79 ID:WXgI0VibO
宮子『ねぇねぇ』
ゆの「うん?」
宮子『今から部屋行っていい?』
ゆの「え?!」
宮子『ゆっくり話しようよ。私もこのままは嫌だしさ!』
ゆの「う、うん…わかった!」
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:42:38.46 ID:xsF8QS8u0
ゴクリ・・・
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:45:33.80 ID:4bPBOyGOO
おおっ、ついにくるかw
254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:48:36.18 ID:WXgI0VibO
ガチャ
宮子「や。お邪魔しまー」
ゆの「う、うん。いらっしゃい」
宮子「ごめんねー、夕飯時に」
ゆの「大丈夫だよ。もうそんな時間かぁ…お腹減ってないから気付かなかった」
宮子「そっかぁ」
ゆの「…うん」
宮子「…」
ゆの「…」
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 17:55:55.20 ID:WXgI0VibO
宮子「私さ」
ゆの「!」
宮子「別にゆのっちが変だとは思わないんだけど」
ゆの「え…!」
宮子「同性愛者は珍しくもないしね。理解はあるんだよ?」
ゆの「…理解…。私、でも…」
宮子「…ただ、当事者にはなれないんだなぁ。やっぱり」
ゆの「そ…だよね。ごめんね、私が変な事言っちゃったから」
宮子「だから謝らなくても良いってば!ゆのっちは悪くないよ」
ゆの「ううん。私が悪いの…私が変だから、こんな事に…」じわ
260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:04:26.65 ID:WXgI0VibO
ゆの「私、このひだまり荘が大好きだったのに…私のわがままで、この環境を壊しちゃったよぅ…」
宮子「ほらほら、泣かない。ゆのっちは泣き虫なんだから」
ゆの「だって…私のせいで、宮ちゃんに嫌われて…」
宮子「嫌いじゃないってば。言ったでしょ?」
261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:09:49.10 ID:WXgI0VibO
ゆの「宮ちゃん…」
宮子「ゆのっちが私の事好きだっていうのはわかった」
ゆの「…」
宮子「残念だけど、その気持ちは受け取れない」
ゆの「うん…」
宮子「だけど、私だってゆのっちとの関係を崩したくないよ」
ゆの「…うん。ごめん…」
宮子「今回の事は、私の胸にしまっとくから」
宮子「だから!これからも親友!ね?」
ゆの「…うん。うん……」ぽろぽろ
266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:16:05.80 ID:WXgI0VibO
ゆの「…う…あ、ありがとう…宮ちゃ…」ぽろぽろ
宮子「良いよ良いよー。だから泣かないで」
ゆの「うん…でも、ごめん…も、ちょっとだけ…泣かせて……」
宮子「おー、よしよし。私の胸でお泣き」なでなで
ゆの「うぇぇん…」ぎゅうぅ
269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:20:03.74 ID:WXgI0VibO
宮子「落ち着いた?」
ゆの「うん。ごめんね。今日は泣いてばっかりだよ…」
宮子「そんな日もあるよ」ニコ
ゆの「うん…」
宮子「お」ぐぅ~~…
ゆの「?」
宮子「こりゃ失礼。安心したらお腹減ったー」
ゆの「くす…。もう、宮ちゃんったら。何か作ろうか?」
宮子「本当?いやー、ありがたし」
270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:24:49.53 ID:WXgI0VibO
・
・
・
宮子「ふぃ~…ごちそうさま」
ゆの「えへへ、お粗末さまでした」
宮子「ゆのっち、今日は泊まっていい?」
ゆの「へ?」
宮子「今日は二人の記念日だからさ。親友記念日!」
ゆの「…うん。そうだね。親友記念日かぁ。なんか良いなぁ」
273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:27:36.68 ID:WXgI0VibO
宮子「ねぇゆのっち」
ゆの「ん?なぁに?」
宮子「こうやって話出来てよかったねー。あのままじゃ私淋しかったよ」
ゆの「そうだね。ありがとう…ホントに、感謝してるよ宮ちゃん」
宮子「うん、私もー」ニコ
宮子「そろそろ寝ようか。明日も学校だしねー」
ゆの「そうだね。私下で寝るからベット使っていいよ」
宮子「良いよ!私が下で」
ゆの「そう?遠慮しなくて良いのに…」
宮子「お構いなくー。じゃ、おやすみ」
ゆの「おやすみなさい…」ニコ
ゆの「………。」
276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:30:59.38 ID:WXgI0VibO
宮子「くかー……」
ゆの(親友…かぁ)
ゆの(うん。ありがとう宮ちゃん)
ゆの(…あんな事があったのに。私を嫌わないでくれて)
ゆの(大好きだよ、宮ちゃん…)
宮子「ぐぅ……ぐー…」
ゆの(かわいい宮ちゃん…)
279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:33:31.56 ID:WXgI0VibO
ゆの(明日からは、ちゃんと親友だからね)すっ
トテトテ
ゆの(だから、最後に一回だけお願い)
トテトテ
ゆの(今日だけ。ううん、一瞬だけで良い…唇に)
ゆの(大好きだよ、宮ちゃん…)
すっ
ちゅ
282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:37:23.59 ID:WXgI0VibO
宮子「…ん…ぐー…」
ゆの(柔らかい…)
ちゅぅ…っ
宮子「う…ゆのっち…?」ぱち
ゆの(宮ちゃんの唇が…)
…ちゅ
宮子「ゆの!!!」がばっ
ゆの「!!」
287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:41:46.73 ID:WXgI0VibO
宮子「今…!」
ゆの「ち、違う…違うの……!!」
宮子「……!!」
ゆの「ごめんなさい…ごめんなさい…!!」
宮子「…!!」じわ
ゆの「…ごめん、宮ちゃん…」ぽろぽろ
ぱぁん!
ゆの「っ!」
288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:42:11.56 ID:jSxdJmG/0
ああああああ!!!!
293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 18:46:23.19 ID:WXgI0VibO
宮子「……ごめん」
ゆの「ごめん、宮ちゃんごめん…!ごめんなさい…!!」ぽろぽろ
宮子「…帰るね。叩いてごめん」すっ
ゆの「待って!ごめんなさい!もうしないから…!!宮ちゃん待って…!」ぽろぽろ
宮子「引っ張らないで」
ゆの「!」ぱっ
宮子「…」
すたすた
バタン!!
306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:01:20.57 ID:WXgI0VibO
ゆの「……」
ゆの「どうして…もうしないって…言ったのに…」
ゆの「う、うぐ…ひぅ……我慢…できないんだ…ろ…」
ゆの「宮ちゃん…宮ちゃん…!!」
ゆの「うわぁぁん!!!」ぽろぽろ
311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:08:20.21 ID:WXgI0VibO
コンコン
ガチャ
沙英「どうした?こんな夜中に…近所迷惑だぞー」
ゆの「うわぁぁぁん!!」ぽろぽろ
沙英「ゆの!?どーしたの!」ダッ
ゆの「あぁぁん!」ぽろぽろ
沙英「ゆの、落ち着いて。何があったの?」
ゆの「さ、えさん…!私、わたし…宮ちゃんに…!」ぽろぽろ
316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:13:50.38 ID:WXgI0VibO
沙英「ゆの、頬っぺた赤くなってるじゃない。宮子?宮子がやったの?」
ゆの「ち、ちが…うぇぇん」
沙英「とにかく落ち着いて。大丈夫だから」
ゆの「大丈夫じゃない…!もう大丈夫じゃないよ…!」
ガチャ
ヒロ「どーしたの…?起きちゃった…」ごしごし
沙英「ヒロ…ゆのがわんわん泣いててね。どうしようかと思って…」
317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:14:26.63 ID:+qtG6FIS0
沙英さんなら…沙英さんならきっとなんとかしてくれる
319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:18:27.57 ID:WXgI0VibO
ヒロ「ゆのさん、大丈夫だから…泣かないで。落ち着いて話を聞かせて」なでなで
ゆの「う…ヒロさん……ぐす…」
沙英「おぉ、さすが…」
ヒロ「ゆのさん。私達がいるから大丈夫。ゆっくり深呼吸して」
ゆの「ひっ…う、すぅー…はぁ…ひぐ、すぅー…はぁ…」
沙英「だいぶん落ち着いたみたいだね。話せるようになった?」
ゆの「……はい…すいません…こんな夜中に…」
322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:23:23.87 ID:WXgI0VibO
沙英「宮子となんかあったの?ケンカした?」
ゆの「ケンカじゃないんです…」
沙英「ケンカじゃないのに叩かれたの?」
ゆの「宮ちゃんが泊まりにきてたんですけど…私、宮ちゃんが嫌がる事しちゃって…」
沙英「嫌がる事…なにしたの?」
ゆの「それは…」
沙英「?」
ヒロ「…言いたくなかったら良いわ。で、宮ちゃんが出ていったのね?」
ゆの「…」こく
327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:28:28.04 ID:WXgI0VibO
沙英「…とにかく、宮子のところ行ってくるよ。あの子が人を叩くなんてよっぽどだろうし」
ヒロ「うん、お願い」
ガチャ
バタン
ヒロ「…ゆのさん、お昼の事でなにかあったのね?」
ゆの「私が悪いんです。宮ちゃんは許してくれたのに、また…」
ヒロ「…きっと、誰も悪くないわ。ちょっとしたすれ違いだけ。大丈夫だからね」
ゆの「…」ぶんぶん
ヒロ「ゆのさん…」
ゆの「今回はもうどうしようもないんです…。私、取り返しのつかない事をしちゃったから…」
330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:37:53.92 ID:xyQqtKYo0
これはゆのっちが悪い
331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:38:09.06 ID:WXgI0VibO
ゆの「……私、ここ出て行きます」
ヒロ「ゆのさん!?」
ゆの「もし宮ちゃんが最後に会ってくれたら、ちゃんと謝って…それからもう出て行きます」
ヒロ「そんな…!」
ゆの「私、ひだまり荘が大好きだったけど…私もうここには住めません」
ヒロ「…考え直して?私もここが好きよ。みんな…もちろんゆのさんも、みんな大好きなの」
ゆの「……ごめんなさい」
333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:41:39.39 ID:WXgI0VibO
ガチャ
ヒロ「ありがとう沙英。宮ちゃんは?」
沙英「はぁ…はぁ…。ど、どうしよう」
ヒロ「沙英?どうしたの?」
沙英「宮子が居ない…!!」
ヒロ「え!?」
ゆの「…!」じわ
ヒロ「こんな夜中に…どこ行っちゃったの宮ちゃん!」
335 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:45:32.70 ID:WXgI0VibO
ゆの「私のせいです…」
ヒロ「ゆのさん…大丈夫、心配しないで」
ゆの「私があんな事しちゃったから、宮ちゃん出て行っちゃった…」
ヒロ「…そんな事ない。落ち着いてゆのさん」
ゆの「こんな夜中に、もし宮ちゃんになにかあったら…!」
ゆの「…私、宮ちゃん探して来ます!」ダッ
ヒロ「ゆのさん!!」
ガチャ
バタン!
339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:51:11.29 ID:WXgI0VibO
沙英「ゆの!待ちなさい!」
ヒロ「どうしよう…!?沙英、どうしたら良い…!?」
沙英「ヒロも落ち着いて。私はゆのを追い掛けるから、ヒロは宮子を探して」
ヒロ「う、うん」
沙英「すぐ追いつけると思うから、私もそれから宮子を探すよ。大丈夫?」
ヒロ「大丈夫…私達がなんとかしてあげないと」
沙英「そうだね。でもヒロも、絶対気をつけて。良い?」
ヒロ「…わかったわ」
沙英「じゃあよろしく頼んだよ!」ダッ
340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:53:15.79 ID:WXgI0VibO
ヒロ「私が落ち着かなきゃ…。よし、しっかり、ヒロ!」
ヒロ「宮ちゃん、どこに居るかしら…」
ヒロ「とにかく探さないと。何かあってからじゃ遅いし」
ヒロ「…あら…?これは…」
341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:57:16.69 ID:WXgI0VibO
タッタッタ
沙英「ゆの!」
ゆの「宮ちゃん!宮ちゃーん?!」トテトテ
沙英「待ちなさいゆの!」
ゆの「沙英さん!でも、宮ちゃんが…」
沙英「ちょっと落ち着きなさい。宮子に何かあったって決まった訳じゃないんだから」
ゆの「でも…!」
沙英「でもじゃない!」
ゆの「!」ビクッ
沙英「ゆのが無茶して、ゆのまで何かあったらどうするの?」
ゆの「ご、ごめんなさい…」
沙英「…良いよ。さぁ、一緒に、ゆっくり宮子を探そ?大丈夫、すぐ見つかるから」
ゆの「はい…」
342 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 19:57:48.49 ID:+qtG6FIS0
沙英さんかっこええ…
344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 20:04:50.04 ID:WXgI0VibO
ヒロ「宮ちゃん?どこに居るのー?」
沙英「ヒロ、そっちはどう?」
ヒロ「ダメ、見つからない…」
沙英「…私とゆのは二人でちょっと遠くまで調べてみるよ。ヒロは一人だから、ひだまり荘の近くをお願い」
ヒロ「うん、わかった…沙英も気をつけてね?ゆのさんも…」
ゆの「は、はい…あの、ヒロさん」
ヒロ「はい?」
ゆの「…ごめんなさい」
ヒロ「……大丈夫よ。誰も怒ってないからね。さ、早く宮ちゃんを見つけてあげましょ」
ゆの「はい!」
沙英「じゃあ、また後で!」
346 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 20:09:13.01 ID:WXgI0VibO
【ひだまり荘】
ヒロ「宮ちゃん…」
トテトテ
ヒロ「どこに行っちゃったんだろう…」
トテトテ
ヒロ「…皆心配してるのよ?」
ヒロ「宮ちゃん、早く帰って来て…」
ヒロ「宮ちゃん…」
ガタッ
ヒロ「?」
347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 20:11:55.71 ID:WXgI0VibO
ヒロ「もしかして……」
よじよじ
ヒロ「んしょ、んしょ…!」
よじよじ
ヒロ「ひぃ…宮ちゃん、よくこんな所登れるなぁ…」
よじよじ
ミシ…ミシ…
ヒロ「う…」
よじ…
ヒロ「よいしょ。ふぅ…やっぱり居た」
宮子「ヒロさん…」
354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 20:16:54.29 ID:WXgI0VibO
ヒロ「こんな所に居たのね。ふふ、心配したのよ」
宮子「うん、ごめんなさい…」
ヒロ「泣いてたの?」
宮子「!」ぐいっ
宮子「うん…ちょっとだけ」
ヒロ「…そっかぁ。どうして屋根になんか登ってたの?皆、出て行っちゃったかと思ってたわよ?」
宮子「ちょっと一人になりたくて。でもひだまり荘から離れるのは嫌だったから…」
359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 20:21:48.50 ID:WXgI0VibO
ヒロ「ゆのさん、宮ちゃんに謝りたいって」
宮子「……」
ヒロ「……泣いて良いのよ?私が来て邪魔しちゃったかしら」
宮子「ううん。もう十分泣いたしねー」
ヒロ「そっか。宮ちゃん、ゆのさんと仲直りできないかしら」
宮子「…出来ないなぁ。…ヒロさん…私、ゆのっち叩いちゃった」
361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 20:30:30.07 ID:WXgI0VibO
ヒロ「みたいね。ゆのさんも言ってたわ」
宮子「最低だよね。もうダメだ」
ヒロ「……終わった事はしょうがないわよ。宮ちゃん」
宮子「……ゆのっちに謝らなきゃ」
ヒロ「ふふ…あなた達、ホントに似た者同士ね」
宮子「?」
365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 20:34:11.65 ID:WXgI0VibO
ヒロ「謝ってあげて。それからゆのさんからも謝らせてあげてね?」
宮子「…でも、もし謝っても、もう元通りにはならないよ?」
ヒロ「あら、どうして?」
宮子「私とゆのっちは、違うから」
ヒロ「え?」
宮子「ゆのっちと私は、違いすぎるから…もう親友には戻れない」
ヒロ「……」
宮子「この違いは、絶対に埋まらないから…」
403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:21:33.26 ID:p+rfYo+m0
ヒロ「人は皆違うものじゃない?」
宮子「そうだよね…。だけど、この違いはどうしようもないよ」
ヒロ「それが何かは言えないの?」
宮子「言えない。ゆのっちとの約束だから…」
ヒロ「そう。…それは、ゆのさんのため?」
宮子「うん。私の胸にしまっておくって言ったからねー」
ヒロ「そうかぁ…。ふふ、宮ちゃんは優しいね」ニコ
405 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:25:30.74 ID:p+rfYo+m0
ヒロ「でもね。そういう違いは、きっとゆのさんも勇気が必要だったと思うよ」
宮子「…ヒロさん、知ってるの?」
ヒロ「ううん。ただなんとなく」ニコ
宮子「……」
ヒロ「だけど、勇気を出してもどうしようもない事だってあるわ」
宮子「そう、だよね」
ヒロ「それが相手に理解されないと、ただの独りよがりになっちゃうもの。ゆのさんもきっと悩んだと思うわ」
宮子「私も、理解はしてるんだよ?でも…ううん、理解してないのかもしれないな」
ヒロ「それもしょうがないこと。だって、人は皆違うんだものね」
411 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:29:59.75 ID:p+rfYo+m0
宮子「じゃあ、やっぱり…もう元通りにはなれないの?」
ヒロ「そうじゃないのよ」
宮子「でも、私…この違いは埋められないよ?理解できても、共有はできない…」
ヒロ「それはゆのさんにとっても同じ事じゃないかしら」
宮子「ゆのっちも同じ?」
ヒロ「そう。宮ちゃんと自分が違うことに悩んでいると思うわ。その証拠に、ほら」
すっ
宮子「これは…今日の課題?」
414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:35:46.90 ID:p+rfYo+m0
宮子「ゆのっちが書いてくれた私だね」
ヒロ「そう。これを見て宮ちゃんはどう思う?」
宮子「んー。私、ゆのっちにこんな顔してたのかな…?」
ヒロ「どうかな?もしかしたらゆのさんにそう見えてただけかも知れないわね」
宮子「ゆのっち…」
ヒロ「きっとゆのさんの瞳には、宮ちゃんはこう映ってたんだと思わない?」
宮子「そうかも。…こんな顔しちゃ、ゆのっちは辛いよね」
ヒロ「そうね。ゆのさんも悩んだんだと思うな」
426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:43:13.56 ID:p+rfYo+m0
ヒロ「それ、宮ちゃんからゆのさんに返してあげてくれる?」
宮子「うん、わかった!返すよ」
ヒロ「ありがと。ふふ、その画、よく描けてるわよね」
宮子「そうだね。ゆのっちらしい絵だなー」
ヒロ「ホント。ゆのさんに似て、正直な絵よね」クス
宮子「そだねー」ニコ
・
・
・
沙英『ヒロ!宮子居たー?』
ヒロ「あ、沙英達も帰ってきたみたい。じゃあ、私は先に下りるわね?」
宮子「うん!ヒロさん、ありがとう!」
ヒロ「うふ、かわいい後輩のためだもの。お安いご用よ」
宮子「…」ニコ
ヒロ「んしょ、んしょ…!」よじよじ
437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:48:19.01 ID:p+rfYo+m0
ぽてっ
ヒロ「よいしょっ。宮ちゃん居たわよ。この上」
沙英「屋根に?なんでまた…」
ヒロ「ふふ、ひだまり荘から離れたくなかったんだって」
沙英「なにそれ?まぁ無事でなによりだね」
ヒロ「そうね。さぁゆのさん。宮ちゃんの所に行ってあげてくれる?」
ゆの「私……行く資格ないです。宮ちゃんに謝りたいけど、でも…」
ヒロ「そんなことないわ。宮ちゃんもゆのさんに会いたがってたわよ」
ゆの「そうなんですか…?」
ヒロ「うん。行ってあげて?」
438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:50:06.35 ID:gTE3kwxUO
ふたりっきりはまたやらかしちゃうだろww
441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:54:33.24 ID:p+rfYo+m0
ゆの「宮ちゃん怒ってましたか…?」
ヒロ「そんな事ないわよ。頑張ってゆのさん、行ってあげて」
ゆの「わかりました…。ヒロさん、沙英さん。ご迷惑をおかけしました」ペコリ
沙英「いーよいーよ。それより早く、宮子と仲直りしちゃいな?」
ゆの「出来るかな…」
ヒロ「きっと出来ると思うわよ」ニコ
ゆの「ヒロさん、沙英さん…ありがとうございます」
沙英「ん。行ってらっしゃい」ニコ
442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 21:57:25.93 ID:p+rfYo+m0
沙英「で…結局なんだったの?」
ヒロ「うん?ちょっとしたスレ違いよ」
沙英「ふぅん。ケンカじゃないんでしょ?」
ヒロ「違うわよ。あの子達は、私達とは違うみたいだもん」
沙英「?」
ヒロ「ふふ、なんでもないわよ」
443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:00:40.37 ID:p+rfYo+m0
よじ…
よじ…
ゆの「ひぃ、ひぃ…んしょっ…!」
よじよじ…
ゆの「……宮ちゃん」
宮子「ゆのっち…」
ゆの「……」
宮子「……」
ゆの「あの……宮ちゃん」宮子「ゆのっち…」
ゆの「!」
宮子「お先にどーぞ」
ゆの「う、うん。あの…宮ちゃん。さっきは本当にごめんなさい…」
宮子「……」
449 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:05:08.62 ID:p+rfYo+m0
ゆの「私の部屋で、親友記念日って言ってくれて、私本当に嬉しかったんだ」
ゆの「あんな事言っちゃった私を許してくれて、これからも親友で居てくれるって…」
ゆの「なのに、私……ひどい事しちゃったね」
ゆの「最後だからって勝手に言い訳して…宮ちゃんに嫌なことしちゃったの」
ゆの「…本当に、ごめんなさい」
宮子「…ゆのっち」
ゆの「許してくれなくてもいいの。最後にこれだけ言っておきたかったから」ニコ
宮子「へ?最後?」
451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:06:06.72 ID:S6vFEoZW0
最後・・・だと・・・?
460 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:12:41.91 ID:p+rfYo+m0
ゆの「うん。最後に謝りたかったの」
宮子「なんで最後?」
ゆの「親友で居てくれた宮ちゃんに、謝りたかったの。ごめんね?」
宮子「…なんで最後なの?」
ゆの「私、明日にでもここを出て行くから。本当に迷惑かけてごめんね」
宮子「え?」
ゆの「宮ちゃんにこんなひどいことして、もうここには居られないから…」
宮子「ゆのっち、ストップ!」
ゆの「?」
宮子「私の言いたいことも言わせてよー」
464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:15:16.11 ID:p+rfYo+m0
宮子「ゆのっち」
ゆの「…はい」
宮子「私の方こそ、ゴメンナサイ」ペコ
ゆの「へ?」
宮子「さっきね、ヒロさんにこれ見せてもらったんだー」
ペラ
ゆの「これって…今日の課題だよね?」
宮子「そうそう。ゆのっちが書いてくれた奴」
468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:23:13.57 ID:p+rfYo+m0
宮子「いやー、さっき初めて見たんだけどさ」
宮子「私、ゆのっちにこんな顔してたんだね」
ゆの(…あ。ヒロさんが『泣きそうな顔』って言ってた…)
宮子「ホント、ごめん」
ゆの「…宮ちゃんが謝ることないよ。悪いのは私なんだから」
宮子「私、ゆのっちに告白された時ね?正直、びっくりした」
ゆの「…うん」
宮子「はじめは冗談だと思った。でもゆのっちの目も、口調も…冗談じゃなかったから」
ゆの「うん。本気だったんだよ…」
宮子「だよね。うん。でも私はあの時、拒絶しかしなかったでしょ?」
470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:29:20.88 ID:p+rfYo+m0
宮子「それは無理とか、当事者になるのは嫌だとか。今思えば酷い事ばっかり」
ゆの「だって…女の子にあんな事言われたら、気持ち悪いでしょ?」
宮子「…あの時は『気持ち悪い』って言っちゃったんだよね。ゆのっちの気持ちなんてなんにも考えずに」
ゆの「それは…しょうがないよ」
宮子「ううん。しょうがなくないよ。だって私達、親友でしょ?」
ゆの「…!」
480 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:36:31.03 ID:p+rfYo+m0
宮子「親友なのに、ゆのっちの事全然考えてなかったね、私」
宮子「これじゃ、ゆのっちの親友失格だ」
ゆの「そんなことないよ!宮ちゃんは優しいから…」
宮子「…ずっと、冷たくしちゃってたもんね」
宮子「それなのに、親友でいようなんて…。私、ゆのっちの気持ちを全然本気で考えられてなかったなー」
宮子「だから、ゆのっちが描いてくれた私は、こんな顔してるんだと思う」
ゆの「…泣きそうな顔…」
宮子「ゆのっち」
ゆの「…なぁに、宮ちゃん」
宮子「ゆのっちの気持ち、全然考えてなかったよ。…本当にごめん」
486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:42:44.74 ID:p+rfYo+m0
宮子「許してくれる?」
ゆの「宮ちゃん…」じわ
宮子「ちゃんと、親友として謝るよ。ゆのっち、ごめん」
ゆの「ううん。私こそ…私こそ、ごめんね…?」ぽろぽろ
宮子「うん、良いよ。だからもう、ここを出て行くなんて言わないでよー?」
ゆの「うん…。う、うぇぇん…」ぽろぽろ
宮子「ほら、またすぐ泣くー」
ゆの「だって、だって……宮ちゃんが、や、やさしいから…!!」
宮子「よしよし。ごめんね、今まで…。私達、親友だよね?」なでなで
ゆの「うん…!!うぁぁぁん…!!」ぎゅ
宮子「…」なでなで
495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:48:07.51 ID:p+rfYo+m0
宮子「ちゃんと、親友として、ゆのっちの気持ちを考えたんだ」
ゆのっち「うん…!」ぽろぽろ
宮子「今日をさ、やっぱり『親友記念日』にしよう!」
ゆのっち「記念日…。うん!」
宮子「私とゆのっちの違いは埋まらないけど…」
宮子「お互いの気持ちを強制しないで、理解しあえばいいよね?」
ゆの「気持ちを強制しないで…」
宮子「そーそー。そうすればきっと、違いはなくならなくても距離は縮まるって!」
ゆの「うん、そうだね…!ありがと…宮ちゃん」
宮子「よし、じゃあ今日は…ゆのと宮子の親友記念日だね!」
503 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:53:35.05 ID:p+rfYo+m0
ゆの「私、これからもひだまり荘に居ていいんだよね?」
宮子「もちろん!むしろ出て行かせないよー」
ゆの「えへへ…ありがと」
宮子「そうそう!そうやって笑ってる方が可愛いんだからゆのっちは!」
ゆの「可愛い、かぁ。宮ちゃんに言われると嬉しいよ」ニコ
宮子「ほうほう。それは光栄」
ゆの「明日から、また親友だね。でもね、宮ちゃん」
宮子「うん?」
ゆの「私、まだ宮ちゃんのこと好きだよ…?それでも良いの?」
510 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 22:58:19.88 ID:p+rfYo+m0
宮子「全然いいよ?」
ゆの「え…いいの?」
宮子「うん。だって、それがゆのっちの気持ちでしょー?」
ゆの「…うん」
宮子「私だって、ゆのっちを恋人には出来ないよ?それなのに親友でいいの?」
ゆの「うん。私も、宮ちゃんとずっと親友で居たいもん」
宮子「じゃあ決まりじゃない!ちなみに!」
ゆの「ん?」
宮子「親友は明日からじゃなくて今日から!」
ゆの「!あはは、そうだね」
519 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:03:20.59 ID:p+rfYo+m0
宮子「よし、ゆのっち。約束しようか?」
ゆの「なにを?」
宮子「これが最後!」
ゆの「へ?」
宮子「最後だよ?」すっ
ゆの「…ううん。いい。大丈夫」
宮子「?」
ゆの「宮ちゃんが私と親友で居てくれるんだから。私だって親友で居てもらえる努力しなくちゃね」ニコ
宮子「おー、なるほど。お互い成長したのかもね、ゆのっち」
ゆの「えへへ、どうだろ」
528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:09:16.40 ID:p+rfYo+m0
ゆの「ねぇ、宮ちゃん。夜更かしついでにお願いがあるんだけど」
宮子「お!もしや同じこと考えてたかも!」
ゆの「ホント?じゃあ答え合わせしてみる?」
宮子「いいね。自信あるよ?」
ゆの「私だって。せーの、」
『課題やり直そう!』
宮子「おー。大正解」
ゆの「えへへ、やっぱり親友だね」
宮子「だねー」
ゆの「今だったら、もっとちゃんと可愛い宮ちゃん描けると思う」
宮子「期待してますぜゆのっち!じゃあ早速はじめますか!」
533 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:15:04.94 ID:p+rfYo+m0
ゆの「よいしょっ」
宮子「とーう」
すとっ
沙英「おかえり。時間かかったね」
ヒロ「ホント。仲直りはできた?」
宮子「おかげさまー!」
ゆの「本当に、お世話になりました…」ペコリ
沙英「良かった良かった。一件落着だね」
ヒロ「ふわぁ…疲れちゃったぁ。二人とももう寝なさいね?明日遅刻するわよ?」
宮子「実はもう一仕事残っているのでね。ねーゆのっち!」
ゆの「うん!実はもう一回課題やり直そうと思ってるんです。今ならちゃんと描けそうだから」
538 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:19:09.25 ID:p+rfYo+m0
ヒロ「あらあら。あまり遅くなりすぎないようにね?」
ゆの「はぁい!宮ちゃん、行こうか!」
宮子「おー。じゃ、ヒロさん沙英さん、おやすみなさいー」
ゆの「おやすみなさーい」ふりふり
沙英「元気だなぁ…さっきまで泣いてた子とは思えない」
ヒロ「まぁまぁ、いいじゃない。元通りになってよかったわ」
沙英「だね。私達ももう寝ようか」
ヒロ「そうね。私ももう眠いわ…」
539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:20:03.04 ID:qYmC+rbD0
>沙英「だね。私達ももう寝ようか」
やましいこと考えた奴は俺にパァンしていくように
542 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:21:09.17 ID:+qtG6FIS0
>>539
パァン!!!!11111
545 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:21:42.12 ID:8Cz53T4l0
>>539
( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:23:33.02 ID:p+rfYo+m0
>>539
パァン!
552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:24:16.25 ID:woAFmDGI0
>>550
さっさと書けwwwwwwwwwwwww
549 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:22:26.74 ID:p+rfYo+m0
【翌日・昼休み】
沙英「で、結局学校来てないし…」
ヒロ「ふふ、起きられなかったのねぇ。ゆのさんまで、珍しい」
沙英「やれやれ…世話のかかる後輩だねー。様子見に行こうか」
ヒロ「そうね。起こしてあげなきゃ」
557 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:26:17.08 ID:p+rfYo+m0
【ひだまり荘】
ガチャ
沙英「おーおー。気持ちよさそうに…」
ヒロ「きっと朝方まで描いてたのね。二人仲良く寝坊かぁ」
沙英「で、肝心の課題は?」
ヒロ「出来てるみたいよ。ほら」
沙英「へぇ…よく出来てるじゃない。上出来」
ヒロ「本当ね。この宮ちゃん、良い顔で笑ってるなぁ…」
沙英「うん、宮子はやっぱりこうでないとね」
ヒロ「どうする?起こしてあげようか?」
沙英「………良いんじゃない?」
宮子・ゆの「すぅー…ぐぅー…」
561 : ◆r3yksmPHg2 :2009/04/23(木) 23:27:46.21 ID:p+rfYo+m0
終わりです。
長々と続いてしまい申し訳ありません。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
保守・支援thxでした。
ひだまりSSなんて初めて書きました。細かいミスの指摘ありがとうです
563 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:28:30.83 ID:qYmC+rbD0
乙
564 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:28:41.88 ID:8fcm58Yy0
おもしろかった。乙
565 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:28:46.93 ID:jtrDE9dj0
>>1マジ乙
たのしかったお
569 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/23(木) 23:30:01.57 ID:9YbEl2qO0
ここで終わって本当によかった
GJ
------
当ブログについて
※欄446さんありがとうです。
-------------
お絵かき掲示板より名無しの権三郎さんありがとうです。

ひだまりスケッチ×365 Vol.7【完全生産限定版】 [DVD] | |
![]() | 阿澄佳奈, 水橋かおり, 新房昭之 アニプレックス 2009-03-25 売り上げランキング : 580 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
読み物:その他
お絵かき掲示板
画像掲示板
この記事へのコメント
-
名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/05/06(水) 03:28: :editひだまり掲載は初めてじゃないか?
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 03:34: :editひだまりとか珍しいな・・・
-
名前: 1 #N3NYW9TU: 2009/05/06(水) 03:37: :editひとけた
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 03:54: :edit前半でハートクラッシュされました(^q^)
百合好きですみません
腐女子(笑)とかいっててすみません -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 04:02: :edit苦しい…
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 04:04: :edit地味にこんなSSも作られてるんだな
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 04:10: :editぐっとくるな
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 04:43: :editよかった
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 04:50: :edit親友っていいなぁ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 05:03: :editなんだ殺しあわないのか
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 05:10: :edit似たような経験があるだけに読んでいて辛いものがあって何かがこみ上げてきた 正直泣きそうになった
うっ -
名前: 通常のナナシ #h0D/NfaY: 2009/05/06(水) 05:26: :editゆのっちが同性愛とかねーから!!
ねーから・・・・・・
( ;∀;) イイハナシダナー -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 05:39: :edit宮子宮子読んでいくうちに
子宮に見えた俺は心が汚れている -
名前: 麻生太郎 #-: 2009/05/06(水) 06:41: :editリアルな描写がすごく良かったです。
自分を宮子に置き換えるとゆのの二回目のキスは絶対許さなかったと思う。
宮ちゃんは良い子ですたい -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 06:44: :editサンホラのbaroqueみたいにバッドエンド一直線な後日談とかも見てみたい
-
名前: 通常のナナシ #TY.N/4k.: 2009/05/06(水) 07:12: :editゆのが先生に慰められてる所に出くわして宮子が先生に嫉妬するなんて期待していた時がありました。
乙です -
名前: #-: 2009/05/06(水) 07:14: :edit俺は前半でギブアップした
普段大人しい奴がキレると怖いように
宮子みたいな天真爛漫な子がこういうリアルな反応すると
ギャップで身震いしてしまう…
いや、これが普通の人間の反応なんだろうけど元は漫画だし -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 07:35: :edit吉野屋先生分が足りねえ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 08:16: :edit安易に百合百合しないとこが新鮮だなあ。
百合好きで普段からそんなのばっか読んでるからそう思うのかもしれんけど、これはこれで良かった。 -
名前: 通常のナナシ #HSo7gLBY: 2009/05/06(水) 08:41: :editまさかここでひだまり物が読めるとは思わなかったぜ…GJ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 09:04: :edit地味だけど、よかった。
発想が突飛じゃなくてもちゃんと読めるものなのは技量がしっかりある証拠だと思う。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 09:08: :edit音声の自動脳内再生余裕でした。
ところで3期マダァ?(・∀・ ) -
名前: #-: 2009/05/06(水) 09:08: :editこのゆのっちはまたキスするな。
-
名前: 通常のナナシ #/pHIRAno: 2009/05/06(水) 09:09: :editもう子宮にしか見えんじゃないか。
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 09:17: :edit米11
似たような経験…? -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 09:25: :edit宮ちゃんはきっと二次創作しにくい子だね。
読んでてずっとキャラに違和感が消えなかった。
作者と管理人乙です -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 09:37: :edit吉野家じゃなくて吉野屋だ。
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 10:55: :editひだまりおもしろいな。管理人これからもよろ
-
名前: #-: 2009/05/06(水) 11:20: :edit何の漫画かわかんねかった。
ハルヒとローゼン以外のSSが増えるようならは
見えるところにタイトル書いといてくれると嬉しい。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 11:27: :edit米29
タイトル見なきゃわからない漫画のSS読んでもつまらなくないか -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 11:36: :edit宮子は照れ隠ししてただけエンドも気になる
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 11:42: :editひだまり・・・ググっても何が何だか分かりません^q^
ひだまり荘・・・やまぶき高校美術科・・・なんのこっちゃ
wiki見ても何が何だか分かんねw
とりあえず幽白の桑原が出てくることは分かった
誰か良さとストーリーを産業で教えて -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 11:58: :edit( ;∀;) イイハナシダナー
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 12:18: :editなかなかのクオリティ。
ひだまりとか珍しいなw
>>32
美術科の女子高生四人
ほのぼの
先生が巨乳でロリでコスプレ狂 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 12:25: :edit某と件の子を思い出した
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 12:30: :edit原作知らないけどなかなか良かった。
しかしなんで女って親友とか言葉で確認したがるんだろな
親友って気づいたら自然とそうなってるから気にしたことないけどなぁ… -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 12:36: :edit最初と最後だけ読んでしまったwww
途中なんて怖くてよめねえwww -
名前: 通常のナナシ #mQop/nM.: 2009/05/06(水) 13:39: :editリアルすぎだろこれw
でも最後の仲直りよりはドロドロENDがみたかったきがすw
宮子可愛いよ宮子 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 14:53: :editもっと明るくなるのかと思ってたら・・・ゲホンゲホン
-
名前: 通常のナナシ #EGJcd8Ww: 2009/05/06(水) 15:07: :edit全然知らないのに楽しめた
びっくり
俺の脳内変換絶好調
ゆの=小早川ゆたか
宮子=岩崎みなみ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 15:22: :editひだまりよく知らないから若林と春日に脳内置換してみた
・・・ほう・・・ゴクッ -
名前: 通常のナナシ #mQop/nM.: 2009/05/06(水) 15:28: :edit※41
それを書いてくれ
すごく・・・読みたいです -
名前: #-: 2009/05/06(水) 15:46: :editドシリアスだな
-
名前: #-: 2009/05/06(水) 16:05: :edit/ ,, .,-'^::::::::::::::::::::::::
./ / | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::
./ / .| .|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
'∨ ノ'|ノ_ ..---==^~~~ ̄~~~
∨ / O
./ O _ ......---=
/_ ..---==^~~~ ̄::::::::::::::::::::
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/::::::::::::::..-----..,,:::::::::::::::::::::::::::::::
./:::::_..-=^>-@~~> | ~^-.,:::::::::::::::::::::::
<-=^~;;;;;;;;/ ヽ ̄'' | ~-...,,::::::::::::::::
 ̄~~^ / ' | ~^--
/ ,, ノ /
> -= ノ /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ヾヽヽヾヾヾヽヽ/
やがてこの米も腐海に沈む…> ヾヽヽヾヾヾヽヽヾヾヾ
_________/ ヾヽヽヾヾヾヽヽヾヾ
ヾヽヽヾヾヾヽヽヾヾヾ
ヾヽヽヾヾヾヽ
ヾヽ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 16:14: :editひだまり珍しいな
変態かと思ったのは俺だけでいい -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 16:29: :editひだまり好きだけど百合展開はちょっと……なので
読もうか読むまいか散々迷った挙げ句に結局読んだ
うん、まあ、これはアリかな
とりあえず、完全に百合に走らなくて良かったよ
キャラも(ゆのっちが百合に走る以外は)壊してないし
ただ米11じゃ無いが、俺も似たような経験あるからそこは身につまされた
宮子の立場なんだけどね…… -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 16:53: :edit※41
若林「春日……俺……ずっと前からお前のことが……」
春日「トゥゥウウウウッッス!!」
バキッ
若林「ッ!!な、なにしやがんだ!!」
春日「ばかやろう!!春日の隣がなんであいてるのか気づいてねーのかよ!!」
若林「!と…としやす……」
春日「…まさあき……」
若林・春日「…へへへへへ……/////」
春日「ばぁい☆」
こうですかわかりません>< -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 16:55: :edit↑名前間違えた
-
名前: 通常のナナシ #mQop/nM.: 2009/05/06(水) 17:19: :edit※47
両方共その気じゃねーかww -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 17:23: :edit1つだけ言わせてくれ
宮子はこんな真人間ではない
良い意味でも悪い意味でも -
名前: #-: 2009/05/06(水) 18:45: :editひだまり知らんような奴がなんでまとめブログなんかに来てるの?
逆を言い返せばこういう所に来るような奴は皆知ってると思ってたんだが -
名前: #-: 2009/05/06(水) 19:27: :editあー宮ちゃん好きだからこんなことやらせないでほしかったー・・・
いや、あの漫画の世界はここまでシリアスなことにはならないだろうけどさぁ
なんか自然と泣いてしまった俺きめぇwwwww -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 19:28: :edit※51
お前・・・それ下手すると盛大に墓穴掘る事になるって気付いてるか・・・?
なんつーかもう、色々な意味で -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 19:50: :editひだまりの認知度の低さに泣いたw
宮子は多くを語らない事で成り立ってるキャラだからか、シリアスで描こうとするとどうしても違和感残るなぁ。
面白かったけど。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 20:17: :edit地味でクソ長いのに最後まで読ませちゃうとかなんなの
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 21:42: :editよかった。
心理描写がリアルですげぇ。
読んでて辛くなるが、おもしろかった。
もうちょっと長くしてくれてもちゃんと読むぜ。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 22:16: :edit>>10
すぐそういう展開になると思う考えはどうなんだと。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 22:24: :edit◆r3yksmPHg2のSSは良いな
最近見ないけど -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 22:27: :edit沙英さんが地味にかっこよかったな
さすが俺の嫁 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/06(水) 23:09: :editこれリアルタイムで見てたわ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/07(木) 00:17: :editローゼンやハルヒのSSもいいが
たまにはほかの作品のも見てみたいな
最近のだとバーローのやつかな?
作者とぷん太乙!面白かった!!
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/07(木) 03:18: :editある意味宮子側の経験のある俺は…なんともいえん…。
泣きそうな顔というか放心状態でそういう感じでてなかったかもなー・・・。
主乙! -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/07(木) 08:29: :edit>>15
違いすぎるのあたりからバロック脳内再生てたわ
てっきり二人で階段から落ちるかと -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/07(木) 23:17: :editこのSSはトリコロに監視されています
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/07(木) 23:45: :edit原作等の雰囲気ぶちこわしじゃ!
でも全部読んでしまった
もうちょっと描写がおかしかったら途中で止めれたのに・・
まったくどうしてくれる -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/08(金) 15:59: :edit米51
何こいつ・・・キモ・・・ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/08(金) 18:14: :edit自分ガチだが…あまりに話がリアルすぎるwww
これ作者は経験者か?
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/10(日) 19:39: :edit本気のひだまりもたまにはいいもんだ。
特に、宮ちゃんの本気が。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 22:30: :edit読んでてハラハラした…
こんなにクオリティ高い作品は久々だ -
名前: 通常のナナシ #-: 2010/02/26(金) 14:11: :editものすごく胸が痛かった
特に宮子がリアルになるとクルものがあるなぁ・・・
しかし由緒正しき百合な気がする、GJですた!
違和感あるのに、でも納得も出来てしまう
本当に上手く出来てるなー
どっちとも取れる塩梅の先輩たちもよかったぜw -
名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/04(日) 19:17: :editいいじゃん、これ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2012/01/13(金) 02:19: :editまじ最高に楽しかった
-
名前: 通常のナナシ #-: 2012/07/10(火) 11:01: :edit胸が痛いな
自分も同性の親友に小5から恋をしてるからゆのの気持ちが痛いほど分かる
でも自分は親友に告白する勇気を出せなかったなぁ -
名前: 名無しのフィール #-: 2013/01/01(火) 19:55: :edit未来日記と思って開いたら知らん奴だった
-
名前: #: 2014/10/30(木) 01:10: :editこのコメントは管理者の承認待ちです
-
名前: #: 2019/08/08(木) 23:36: :editこのコメントは管理者の承認待ちです
-
名前: #: 2019/08/08(木) 23:36: :editこのコメントは管理者の承認待ちです

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.