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魅音「レナのお腹……おっきくなってきてるなぁ」 その1

***
2009/02/01(日)
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 09:49:52.58 ID:BI/JMS4R0
一月一日。

目の前には数百枚の年賀状の束。

しかし、私はその中の一枚を握りしめたまま動けなくなってしまった。

魅音「レナのお腹……おっきくなってきてるなぁ」

その年賀状の送り主は前原圭一。

そしてその隣には、なんの違和感もなく「前原礼奈」という四文字が並んでいる。

魅音「あと、三ヶ月くらい……かな?」

何回目だろうか。

私はさっきから同じセリフばかりを繰り返していた。





2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 09:51:45.16 ID:CC79yOQsO
魅音が妊娠してなくて安心した




18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 10:04:05.84 ID:BI/JMS4R0
蒐「魅音。あんた、何ぼーっとしてんだい」

魅音「うわぁ!」

振り返るとその名の通り鬼の形相をしたお母さんが包丁を片手に腕をまくって私を見下ろしていた。

魅音「ごめんなさい!急いでやるから!」

蒐「まったく、この忙しいのにこんな簡単な作業に時間くって」

蒐「最近ちょっと見るに見かねるわよ?」

蒐「鬼婆さまが今のあんた見たら、一体なんて言うかしらねぇ」

正直、したくもない想像だ。




20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 10:13:41.98 ID:BI/JMS4R0
魅音「わかった、わかったからさ」

魅音「これ終わらしたらすぐそっち手伝うからさ。向こう戻っててよ」

蒐「なかなか来ないから催促にきたんじゃないかい、まったく。……ん?」

しまった、とおもった瞬間にはもう遅かった。

お母さんの手がその年賀状にのびる。

蒐「…そういうこと、か」

魅音「違うってば!全然違うってば!」

魅音「そういうんじゃなくて……そう、ほら見て、レナのお腹!」

魅音「すごいよねー!なんか人間の神秘を感じちゃうっていうかさー」

蒐「……」

視線が痛い。

なぜ痛いかって、私はその視線に含まれる意図をきちんと理解しているから。

でも、私はそれでも無意味な言い訳を続ける。

半分はお母さん。

そして、もう半分は自分に対しての言い訳を。




21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 10:20:25.72 ID:BI/JMS4R0
蒐「……魅音、あんた―」

「蒐さーん、後藤様からお電話がきてまーす」

私が身構えたとたん、タイミングよく勝手口のほうから声が聞こえた。

魅音「…ほら、お母さん。電話だって」

蒐「……ったく」

お母さんは溜息をこぼしながら、年賀状を私に手渡し勝手口に入って行った。

魅音「―なに動揺してるんだ、園崎魅音……」

早く年賀状を仕分けして手伝いに行かないとまたどやされてしまう。

私はその年賀状を「友人」の束に混ぜて、滞っていた作業を再開した。




22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 10:27:47.87 ID:BI/JMS4R0
梨花「あけましておめでとうございます」

魅音「お、梨花ちゃん!あけましておめでとー」

魅音「ついでに…おかえりなさい、雛見沢に!」

梨花「やっぱりこっちはちょっと寒いね。はい、これお土産!」

梨花ちゃんはそう言って紙袋差し出す。

中身は……これでもか、というほどの東京バナナだった。

魅音「梨花ちゃん…これはどういうこと?」

梨花「あれ?みぃは東京バナナ嫌いだった?じゃあ、ひよこ饅頭とかのほうがよかったかしら…」

魅音「じゃなくて、あんたが今いるのは京都でしょうが!これはおかしいんじゃない!?」

梨花「ふふ。みぃのその反応を見たくて買ってきたの。ありがとう、温かいお迎え」




26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 10:31:41.31 ID:XkjNznk5O
名前が茜じゃないのには意味があるの?

梨花はあの話し方がなくなってしまったのか




28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 10:33:28.02 ID:eN3t1Mlj0
>>26
茜の本来の字は蒐




31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 10:36:01.65 ID:XkjNznk5O
>>28
知ってるけど勘当されて茜になったわけだろ?
元に戻っているのには何か意味があるのかと思った




32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 10:37:07.20 ID:BI/JMS4R0
ほほ笑む梨花ちゃんには、もう少しも少女の面影がなかった。

魅音「なんか、またおっきくなった?梨花ちゃんは合うたんびに成長してる気がするんだよなぁ」

梨花「ふふっ、みぃ会うたびにそれ言うね」

梨花「もう22歳だよ?成長は4年以上も前から止まってるよ」

魅音「そうかなー。絶対おっきくなったと思うんだけどー」

魅音「じゃあ、いこっか。もううちのほうは人集まってるから」

私は助手席の扉を開ける。

梨花「運転はうまくなったの?」

魅音「梨花ちゃんこそ毎年あうたんびにそれきくじゃん」

魅音「まあ、それは乗って直に感じてみてよ」

梨花ちゃんは強張った表情で「じゃあ期待…うーん」とつぶやいた。

まったく失礼極まりない。

私は運転席に座りエンジンをふかした。




33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 10:45:50.52 ID:BI/JMS4R0
梨花「じゃあ、今回戻ってこれたのは私だけだったの?」

魅音「うん、そうだよ」

魅音「沙都子はまだ就職が決まってないからって泣きそうな声で電話してきたし」

魅音「詩音と智史も沙都子を置いてくわけにはいかないからって」

魅音「それに……」

梨花「圭一とレナはさすがに今年は無理?」

梨花「うーん、身重だしね」

魅音「それにこっちに実家があるとかならともかく、お父さんも向こうにいるんだから無理してくる必要はないよね…」

少しだけ沈黙が降りる。

梨花「…みぃ、確かに運転うまくなってきたね」

魅音「でしょー?何年乗ってると思ってんのよー」

梨花「…何年乗ればいいんだろうと思ってたんだけどね」




34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 10:52:12.59 ID:BI/JMS4R0
魅音「はい、到着ー!」

梨花「やっぱり、今一歩技術が足りないと思うんだけど…」

助手席から這い出た梨花ちゃんは若干弱っていた。

魅音「えー、そう?そんなことないと思うけどなぁ」

梨花「……。でも、着いた。んー、雛見沢の空気だ!」

んーっと言って梨花ちゃんは思い切り伸びをした。

さっきは否定されたけれど、やっぱりまた大きくなった気がする。

身長とか、あと胸とかじゃなくて、なんていうか、こう……。

魅音「……雛見沢の空気、おいしい?」

梨花「うん!住んでた頃は全然気がつかなかったけど、すごく」

魅音「そっか」

梨花ちゃんはにこりと笑顔を浮かべる。

その笑顔には、かつて少女だった梨花ちゃんの面影があった。

さすがにもうにぱ~☆とかは言わないけれど。




36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 11:00:59.84 ID:BI/JMS4R0
魅音「よし、じゃあ私はなんとかこれを車庫にしまってくるから梨花ちゃんは先に中入ってて」

梨花「なんとかって……。うん、わかった」

バンッと勢いよく助手席のドアをしめて、小走りで門の中に入っていく。

魅音「…変ったよ、梨花ちゃんは」

成長することを変わるって言うのなら…梨花ちゃんはすごく変わった。

四年前に雛見沢を出て行く時、あんなにも不安そうな顔をしていた少女は

たった四年で、まるで別人みたいに変わってしまったのだ。

魅音「みんな……そりゃ変るわ。ははっ」

ガリッ。バックした瞬間にいやな音がした。

魅音「…はい、気にしなーい気にしなーい」




41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 11:10:51.76 ID:BI/JMS4R0
「おお、梨花ちゃま!お帰りなさい!」

「梨花ちゃまお久しぶりじゃけな、なむなむなむ…」

梨花「みんな、ただいま。お変わりなかった?」

玄関をあけると早速梨花ちゃんは村のお年寄りたちに囲まれている。

魅音「ほらほら、みなさん。梨花ちゃんも長旅で疲れてるからここ通してあげてー」

梨花ちゃんの肩に手をおいて声をあげる。

しかし、その手は当人によってゆっくりと下ろされた。




42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 11:11:31.03 ID:BI/JMS4R0
梨花「いいの、みぃ。私もみんなと話したいから」

魅音「でもさ…疲れてないの?」

梨花「うん。全然大丈夫!」

魅音「…そっか」

私がほほ笑むと、梨花ちゃんはそれに対して満面の笑みを返してくれた。

梨花「ありがとう、みぃ」

―ありがとうなのですよ、みぃ―

その声が少女だったころの梨花ちゃんとダブる。

魅音(まったく、どうした園崎魅音)

自分自身を厳しく叱咤して、私は玄関をあがり大勢の人でごった返している居間に向かった。




43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 11:22:12.05 ID:BI/JMS4R0
しばらくたって、やっと解放された梨花ちゃんがゆらゆらと私のほうに向かってきた。

梨花「ふぅー…」

魅音「お、梨花ちゃん。解放されたのかい?」

梨花「うん。…さすがにちょっとだけ疲れたかも」

魅音「当たり前だよ。京都からここまで休む暇もなかったんでしょ?」

魅音「ちょっと待ってて。オジサンが食べ物とってきてあげるから」

私は膝に手をついて立ち上がる。

梨花「ふふっ」

魅音「ん、どした梨花ちゃん?」

梨花「うーん。なんでもないの」

ふふ。うふふふ。

梨花ちゃんは口元を押さえて楽しそうに笑っている。

魅音「なんだよー、気になるじゃんよー。なになにー?」




49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 11:28:28.66 ID:BI/JMS4R0
梨花「ううん。なんでもないの。ただね…」

魅音「ただ?」

梨花「みぃだけは全然、変わらないなって、思ったの」

―全然、変わらない―

ズキン。

胸が痛んだ。

何気ない言葉だったのはわかっている。

だからこそ、よけいにひどく胸が痛む。

自分で分かっていることだったからこそ…改めて言われると、とても辛い。

魅音「…」

梨花「みぃ?」




52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 11:32:25.77 ID:BI/JMS4R0
何か言葉を返さないと。

そう思うと余計に言葉が出てこなくなる。

でもこのまま黙ってたら、変だし……。

梨花「みぃ?どうした――」

魅音「あ、あっはっはははっはー」

とりあえず笑うことにした。

魅音「あっはは、あはははは。確かに、おじさん変わんないよねー!」

梨花「…?う、うん……?」

魅音「なんていうかそこが特徴みたなところもあるし…あはは。」

魅音「じゃあ、料理とってくるよ」




116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 14:34:49.05 ID:5oa7ibInO
梨花ちゃんの口調に違和感がある




117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 14:35:42.00 ID:tQi+pSRH0
大人だから黒梨花口調なんじゃね




129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 15:29:29.35 ID:BI/JMS4R0
ついでにいくつか疑問の声が上がってるみたいなんで、本文で語らない部分

について一応書いておきます。

まず梨花の口調ですが、あれは故意です。

書いてても違和感ばりばりなんで読む側はもっとひどいでしょう。

でも、普通に考えて、22歳(一応大学生の設定)が

「なのですよ~。にぱ~☆」

とかやっていたら気持ち悪いし、

「そうね。あなたの言うとおりかもしれない」

なんて、なんていうか女中二病みたいなしゃべり方してたらいやなんで、
普通のごく一般的な22歳の女の子っぽい感じのしゃべり方にしてます。

でも、書いてていやだったら「なのですよ~☆」口調になるかも。

あと、他のキャラですがちゃんと登場します。

悟史は元気です。詩音と沙都子と仲良く?やってます。

他の部分は文中で説明することでしょう。

あ、あと結末は先延ばしにしました。
安価に任せるかも…では続き書きます




136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 15:38:24.61 ID:BI/JMS4R0
「お、魅音ちゃん!飲んでるかい?」

「全然飲み足りなそうじゃないかー。おい、コップ魅音ちゃんに渡したげてー」

「園崎家の血流をこの老いぼれたちに見せつけておくれよー」

敷居をまたぐと、そこはあの頃の綿流しのお祭りに負けないくらいの大盛況だった。

ぐいぐいと押しつけられるコップを笑顔で差し返しながら溜息をつく。

魅音「ごめんねー、私今梨花ちゃんにご飯とっていってあげなきゃいけないからまたあとで」

「おーう、つれないなー魅音ちゃん。ほら、一杯一杯!」

「なに、梨花ちゃまきとるんの?そりゃめでたい!挨拶せんと!」

「おまえはあの大盛況の中、気づかったんかい。魅音ちゃん梨花ちゃまは―」

魅音「梨花ちゃんもさ、長旅で疲れてるから少し休ませてあげようよ」

魅音「みんなもいくら正月だからってほどほどに…って、花井のおじさんは今アルコール厳禁でしょ!」




137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 15:45:33.28 ID:BI/JMS4R0
園崎本家の正月はいつもこんな感じだ。

家のもんを完全に開放して、村人全員が好きな時に入り、出て騒ぐ。

ばっちゃの号令によって、御三家の風習が無くなり、園崎家当主という冠が消え去ってからもお正月のお祭りは変わらない。

―いつまで変わらないんだろうな…―

酔っ払いたちをうまくあしらいながら、大皿に大量の料理を載せる。

昔から、盛りつけは得意なのだ。

「魅音ちゃん、ほら一杯一杯ー」

魅音「しょうがないなー。じゃあ、はい」

私は花井のおじさんからグラスを奪いぐっと、日本酒を胃に流し込む。

魅音「後でじっくりこの園崎魅音がお相手して差し上げますからね~」

空のコップと笑顔を残してその場を去った。




140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 15:54:20.57 ID:BI/JMS4R0
魅音「はい梨花ちゃん、お待たせー」

梨花「みぃ、ありがとう…って、ほんとに多い……」

梨花ちゃんは自分の肩幅より広い大皿を受取、たじろいだ。

魅音「駄目駄目、育ち盛りなんだからそれくらい食べないと!」

梨花「お正月太りはまぬがれなさそう…」

あはははは。声をあげて笑い、お皿の上の伊達巻を一つつまみ口に放り込む。

魅音「梨花ちゃんは少しやせすぎだよ。もうちょっと肉月が良くなって健康的な方が…」

梨花「みぃ、その常識は昭和中期には撲滅されてたと思うけど…」

笑いながら苦笑いする梨花ちゃんの顔を見つめる。

魅音(あ、なんか違うと思ったらすごく薄く化粧してるんだ)

梨花「…みぃ?どうかしたの?」

魅音「…あ、別にー。ただ、梨花ちゃんお化粧うまくなったな、って」




142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 16:03:52.29 ID:BI/JMS4R0
梨花「少なくともみぃよりは上手いよー。もう来年から社会人なんだから、これくらい」

魅音「そっか。来年から社会人か……」

魅音(あの梨花ちゃんがねー…)

『みぃ、圭一はかわいそかわいそなのです』

『にぱー☆』

思い出の中の梨花ちゃんは、いつもにこにこと笑っていて、タヌキで、

たまに大人びた発言をする…小さな少女だった。

それが、社会人か……。

魅音「社会って、すごいよねー……」

梨花「…それって、馬鹿にされてるって受け取ってもいいの?」

魅音「馬鹿にしてるわけじゃないけど……あの、沙都子まで立派に就職先を探してるわけだし」

魅音「思えば詩音も悟史もレナも圭ちゃんも、社会に出て働いてるんだよねー…」

梨花「みぃだって、ここで立派に働いてるじゃない」




146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 16:13:14.10 ID:BI/JMS4R0
魅音「え、私!?いや、私のは働いてるうちに入んないでしょ」

魅音「仕事って言っても、なんか中学生の頃から当然のようにやってたことの延長だし」

魅音「それにほとんど雛見沢からも出なくていいし、それに私は……」

梨花「みい」

私の言葉を梨花ちゃんがさえぎる。

梨花「それは、みぃ以外の誰にできる仕事なの?」

魅音「それは…。え…っと、誰にでもできるんじゃない?」

梨花「そんなこと絶対ない。今、みぃがやってることはみぃにしかできないことだよ」

梨花「雛見沢中…ううん、世界中探したってみぃにしかできない仕事」

魅音(そんなこと、ないよ。だって、私は……)

梨花「三年前…お魎が亡くなった時。正直言って、みんなすごく不安になったと思う」

魅音「…まあ、ばっちゃはねぇ」

梨花「そう。いくら御三家の風習を断つって言っても、やっぱり村のみんなは園崎家当主には信頼を寄せていたと思うの」

魅音「うん、それはわかるよ」

じゃなきゃ、ある個人の屋敷にこんな大人数が集まったりしない。




148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 16:22:12.40 ID:BI/JMS4R0
魅音「でもさ、それは結局ばっちゃの威光で、私自身の力じゃ……」

蒐「おや、あんたたちこんなさみしいところで二人なにやってるんだい?」

後ろを振り向くと、ひと段落したのかさっきよりは落ち着いた表情のお母さんが立っていた。

梨花「あ、蒐。お久しぶりです。あけましておめでとうございます」

蒐「梨花ちゃん、あけましておめでとう。京都からはいつ来たんだい?」

梨花「今日の始発で出てきたの」

蒐「そうかいそうかい。来年からは忙しくなるんだろう?今年はゆっくりしておいきね」

梨花「もちろんそのつもり。やっぱり雛見沢は――」

お母さんと梨花ちゃんの会話を聞きながら、私は立ち上がるタイミングを見計らっていた。

魅音(今、この二人と三人でしゃべると会話があらぬ方向に飛んでいきそうだし…)

ゆっくりと膝に手をつき、後ずさりしながら半立ちになる。




154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 16:29:29.97 ID:BI/JMS4R0
梨花「―あ、蒐」

蒐「ん、なんだい?」

梨花「今日、ここに泊って行ってもいい?」

梨花ちゃんの視線が突然お母さんから私の方に向く。

蒐「おー、おー、全然構わないよー。最近ふぬけっぱなしのこいつの相手でもしてやっておくれよ」

続いてお母さん眼光も光る。

葛西さんが酔うといつも口にする

『私がにらみ合いに負けたのはたった一度。蒐さん相手にたった一度だけです』

という言葉がまざまざと実感される。

私は蛇に睨まれた蛙状態になった。

蒐「あんた、梨花ちゃんの前でまでそんなふぬけた面見せて恥ずかしくないのかい?」

魅音「あたしは別にふぬけてなんか……」

蒐「目を見て言いな!」

魅音「ひぃ!ご、ごめんなさい…」




156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 16:37:19.04 ID:BI/JMS4R0
梨花「蒐…。それくらいにしてあげ―」

蒐「いいや、梨花ちゃん。悪いけどちょっと言わせてもらうよ」

蒐「魅音!あんたいつまでそうやってるつもりなんだい!」

蒐「三ヶ月間、あたしゃ静観してきたよ。でも、もう限界さ。なんなんだい、今のあんたは!」

魅音「お母さん、今は梨花ちゃんもいるし……」

蒐「逃げようったってそうはいかないよ。ごめんね、梨花ちゃん。ちょっとだけ、いいかい?」

梨花「わかった。私も…今のみぃはよくないと思うから――」

逃げ場所をなくされた私は、無意識に半立ちから正坐へと体勢を変えていた。




162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 16:44:36.01 ID:BI/JMS4R0
蒐「率直に言うよ。あたしは恥ずかしいよ。たかだか男を取られたくらいで一か月も二か月も三ヶ月もうだうだうだうだうだうだ…」

蒐「あんた、このまま一生そうやっているつもりかい!!」

魅音「取られたって、そんなんじゃ……ない…」

蒐「そんなじゃない?じゃあ、どんなんだい!言ってみな!」

蒐「あんたがこうなったのは、圭一君と礼奈ちゃんの結婚式に行った後からだろう?違うかい?」

私は歯を食いしばる。

必死に、今にもこぼれそうな涙をこらえた。

魅音「違う、違う…そんなじゃない……」

蒐「……っ!あんたっ―」

魅音「だって、圭ちゃんは…元からレナのもので…あたしのものになんて…一度もなったことない―」

梨花「みぃ……」

魅音「それに……圭ちゃんだってレナといるほうが幸せに決まってて…レナも幸せで……」

魅音「雛見沢に残るあたしは、二人やみんなが幸せならそれで……、それを願うしか……」




163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 16:47:17.00 ID:NGYgouX8O
この魅音は、30歳ぐらいかな
で処女




165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 16:49:32.77 ID:ssVpVS5W0
>>163
梨花ちゃんの年齢と比較するとそれぐらいだな




166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 16:51:08.03 ID:NGYgouX8O
で、K達は、28~29歳ぐらいかな?


ん~www




168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 16:53:02.45 ID:eN3t1Mlj0
公式設定(らしい)

さとこ&りか 一桁
レナ・圭一 14歳
魅音・詩音・悟史 15歳




169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 16:54:29.36 ID:BI/JMS4R0
バチーーーン。

破裂音と同時に世界が回転する。

魅音(え…?なに……?)

ドンッ!

体が床にたたきつけられた。

少し遅れて気がつく。

あたしはお母さんにはたかれたのだ。

蒐「こっちに来な!!」

魅音「…え?……え?」

襟首を思い切りつかまれて、廊下をずるずると引きずられる。

魅音「お母さん!痛い…痛いよ!」

蒐「黙りな!あんたは今すぐ謝らなきゃいけない人がいるだろう!?」

バンッ!

激しい音をたててふすまが開く。一回の一番奥の部屋。今はもう、誰も使ってない部屋。

その奥には大きな仏壇があり、ばっちゃのしかめつらをした写真が私のことを見下ろしていた。




170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 16:56:41.33 ID:ssVpVS5W0
>>168
どっちにしろ最低でも28か、なんかアレだな。




172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 16:57:36.48 ID:BI/JMS4R0
うお、マジっすか。沙都子・梨花は10歳だとおもって計算してた……

すいません、じゃあ、沙都子梨花ちゃん当時九歳ってことで、魅音28歳でおねがいします。




173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 16:59:34.11 ID:OqE5QgJy0
三十路近くにもなって母親に引きずられる魅音・・・




174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 17:01:09.75 ID:NGYgouX8O
しかも処女




175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 17:01:23.88 ID:BI/JMS4R0
蒐「さあ、謝りな!」

魅音「…なんで―」

蒐「それがわからないほど今のあんたは腐っちまってるのかい!?」

お母さんの声が部屋の中で反響する。

どなられて、泣き面をした……無様な元次期党首をばっちゃは何も言わず見下ろしていた。

蒐「…あんた、さっき自分がここに残るしかなかったみたいな言い方したねぇ?」

蒐「ばっちゃがなんで御三家の風習をやめて、園崎家当主の権利を取っ払ったか、わからないのかい!?」

魅音「……」

バシン。また頭を殴られる。

でも、そこは痛くなかった。

体の痛みより……心のほうがずっと痛かった。




178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 17:09:12.24 ID:BI/JMS4R0
魅音「ごめんなさい…」

私は俯いたまま呟いた。

魅音「ごめんなさい、ごめんなさい……」

蒐「あんた……っ!」

梨花「蒐、それくらいで…。これ以上今言っても意味ないよ…」

蒐「……」

お母さんは何も言わなかった。

何も言わずに黙って私を見下ろし…黙って部屋から出て行った。

梨花「みぃ…」

魅音「…あたしだってわかってるよ。自分が馬鹿だって。全部自分のせいだって」

魅音「でも、こうするしかなかったのよ。あたしは、こうするしか…」




181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 17:13:52.12 ID:BI/JMS4R0
梨花「…みぃ。ちょっと、外にでない?」

魅音「……」

梨花「家の中で、そんな顔してられないでしょ?園崎魅音は雛見沢の看板なんだから」

梨花「ね、行こう?」

魅音「…うん、そうだね」

私は差しのべられた梨花ちゃんの手をつかみ、ゆっくりと立ち上がった。

頬に触れる。涙は流れていないようで、安心する。

私たちは裏口から外に出た。




183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 17:21:43.26 ID:BI/JMS4R0
梨花「この間、沙都子がうちに遊びに来たんだけどね―」

梨花「京都は、夏は熱くて冬は寒くて――」

梨花「なんか、今になって雛見沢の写真をたくさん撮ってた富竹の気持ちがわかるな―」

梨花ちゃんは、気を使ってか殊更明るくふるまい、たくさんの話をしてくれた。

私はまだぼんやりとした心地でその言葉に相槌を打っていた。

梨花「みぃ、こっちこっち」

魅音「ところで梨花ちゃん。どこに向かおうとしてるの?」

梨花「そのうちわかるよ。たぶん、すぐ」

テクテクテク。私の前を楽しそうに笑いながら歩く梨花ちゃん。

詩音も沙都子も悟史も、レナも圭ちゃんも……。

みんなこんな表情で、日々を過ごしているのだろうか。




190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 17:27:58.77 ID:BI/JMS4R0
魅音(でも、しょうがないじゃない)

魅音(私は自分でこの道を選んだ)

魅音(こっちの分岐点を選んだ。だから――)

梨花「みぃ、こっちだよー」

魅音「あー、うん。ってこっちは……」

すぐ先のほうに旗のはためきが見える。

梨花「うん、そう。古手神社」

パタパタパタパタ。

最近めった来ることもなくなった、灰色の石段を梨花ちゃんは音を立てて登っていく。

魅音「ちょ、梨花ちゃん!待ってよー」

梨花「あははは、もうみぃになんか負けないよー」

魅音「何をー!待てーー」

小走りで会談を駆け抜けて、境内に躍り出る。




192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 17:35:00.55 ID:BI/JMS4R0
梨花「ここも手入れされてなくて汚いね…」

確かに境内は枯れ葉やカラスの羽が落ち放題だは、子供たちの遊んだあとが残り放題だわで汚かった。

魅音「公吉のおじさま、最近腰痛がひどいらしいからね。一応係決めたんだけど、まったくもう」

梨花「公吉ももう年なのですよ」

魅音「そうそう、年々…ってあれ?」

梨花「…ちょっと、昔の話し方出ちゃった」

そう言って梨花ちゃんは恥ずかしそうにほほを染めた。

魅音(かわいい…)

魅音「あはははは。いい、いい!梨花ちゃん、それやっぱすごいかわいいよー!」

梨花「うー、馬鹿にされてる。もう完全に抜けたと思ってたのに…」

悔しそうにうつむいてほほを真っ赤にしている。

その姿は、どんな言葉よりも今の私をほっとさせた。




193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 17:38:30.80 ID:yOuk7mE2O
かわえええええええ




194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 17:40:13.23 ID:ssVpVS5W0
/ヽア/ヽアハアハアハァハァ(*´Д`*)ハァハァハアハア/ヽア/ヽア




195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 17:40:38.50 ID:BI/JMS4R0
魅音「梨花ちゃんもまだそういうとこあるんだねー。あはは」

梨花「私だってまだ、22の小娘だもん」

梨花ちゃんはほほを赤らめたまま涼しく微笑んむ。

梨花「それに、みぃ。人間、そんなには変わらないよ?」

魅音「えー、そうかな?」

梨花「うん、そう。1000年百年間付き合ったけど、全然変わらなかった奴だっているもん」

魅音「100年!?なんだそりゃ!」

梨花「ふふ。大切な友達の話。本当はみぃもみんなも知ってるけど…もうしらない奴の話」

魅音「……?」

梨花「よし、ついた!…ずいぶん錆びついてるけど、開くかな…?」

梨花ちゃんは祭具伝の扉の前に立ち、ポケットから大きなカギを取り出した。

そして、それを錆びついた錠前に差し込む。




197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 17:43:20.69 ID:OqE5QgJy0
はうわうあうあうあうあうー




198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 17:44:15.97 ID:BI/JMS4R0
魅音「ねえ、ちょっと梨花ちゃん!ここって……」

梨花「みぃ、大丈夫だよ。私が一緒に入れば誰に怒られることもないし…たたりなんてもう起きっこないんだから」

梨花ちゃんはうんしょっと言いながら頑丈な鉄扉を開けて、するりと中に入っていく。

魅音「祟りは起きないって……ちょっとー」

多少の…いや、結構な不安を残しながら私もそのあとに続いた。




201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 17:52:37.40 ID:BI/JMS4R0
祭具殿の中は薄暗く、3メートル近く上にある窓からしか光が差し込まなかった。

魅音「梨花ちゃん、さっきからなに探してるの?」

梨花「ちょっと、待ってね。大事なものだから大切に保管して……あった!」

祭具殿の隅の方で、ずっとがちゃがちゃと何かを探していた梨花ちゃんは筆箱みたいなケースを片手に戻ってきた。

梨花「これをね、探していたの」

カパッ。蓋が開くと中にはビー玉っぽいのが二つ丁寧にしまわれていた。

魅音「なに……これ?」

梨花「これはね、雛見沢に伝わる宝具なの。かつて、オヤシロさまが作った」

魅音「はいっ!?何それ!?」

梨花ちゃんの口から発せられた言葉に驚く。

何だろう?ここまで用意周到にして人をからかうなんて、沙都子だってしないだろうに…。




205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 17:57:16.60 ID:BI/JMS4R0
梨花「私は別にみぃをからかおうとして、ここに連れてきたんじゃないよ?」

魅音「でも、そんな話中学生の頃だって信じなかっただろうし―!?」

魅音(あれ?なんだろう……?)

私は、もう一度よく、そのビー玉みたいなものを凝視する。

魅音(これ、どこかで見たような……)

ぼんやりと声が蘇る。

シンと静まり返った……そう、ここ。祭具殿の中に、普段はあぅあぅばっかり言っている弱気なこの

強く、胸に直接響くような、優しい声が蘇る。




209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 18:05:21.47 ID:BI/JMS4R0
???「みんな、この球をよく見てください」

???「この球は心実の球という名前の宝具なのです」

???「これをゆっくり見つめて、そして僕の言葉に耳を傾けてください」

???「きっと最後まで聞き終わった頃……もうみんなは元のみんなじゃないと思うのです」

???「でも、それが本当の正しい世界。みんなが歩いて行くべき世界なのです」

???「でも、僕も、あの病も本来は現実にあってはならないものなのです」

???「だから、もし悲しい衝動に襲われても、それに涙を流さないで」

???「僕はみんなと過ごせて、とても幸せでした」

???「あなたたち全員の幸せを、心から願います」

???「じゃあ、みなさんお元気で……なのです!」





212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 18:12:45.61 ID:BI/JMS4R0
魅音「羽入!!!」

魅音「そうだ、羽入!!ねえ、梨花ちゃん、羽入はどうしたの!?」

魅音「なんで……なんで今まで羽入のこと忘れてたの……?」

梨花「それが、羽入の望みだった……から」

私は突然よみがえった記憶に狼狽する。

そんな私をみて梨花ちゃんはせつないような、うれしいような複雑な表情を浮かべた。

梨花「あの日羽入は心実の球という宝具を使って、みんなのある記憶を忘れさせたの」

梨花「みぃ、雛見沢症候群のことは覚えてる?」

魅音「う…う、うん。あのみんなが疑心暗鬼になっちゃうって病気でしょ?」

梨花「そう、それ。じゃあ、鷹野や小此木たちと戦ったことは思い出した?」

魅音「うん、それも思い出した……。なんで?なんでこんな重要な記憶ばっかり抜け落ちてるの?」




215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 18:23:46.09 ID:BI/JMS4R0
魅音「そうだ!雛見沢症候群っていうのは?なんか村を出たらやばいとかって……」

梨花「雛見沢症候群はもう完全に撲滅したわ。十年前くらいに、村全体で入江診療所の感染病予防注射って受けたの覚えてる?」

魅音「あ、そういえば……なんか入江先生個人の家一軒一軒周って注射打ってたよね。覚えてる覚えてる!」

梨花「あれが雛見沢症候群を撲滅する薬。だからもう雛見沢に風土病は存在しないわ」

魅音「そう……なんだ……」

戻ってくる記憶と入ってくる情報に頭がついていかない。

魅音(しばらく頭脳労働ってやってないしな……それどころか考えることから逃げてばっかで)

魅音「……どうして羽入は私たちからその記憶を消したの?」

梨花「僕にも詳しくは教えてくれなかったのですが……罪悪感が消えないって言っていたのです」

魅音「罪悪感…?」

梨花「そうなのです。あと最後にひとこと「もう、あなたたちはゲームの駒じゃないのですよ」って…」

魅音「どういうことなのかしら……」

梨花「僕にもわからないのですよ」




284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 22:14:36.92 ID:BI/JMS4R0
魅音(わからないですよ、か。……あれ?)

梨花「ただ僕にわかるのは、羽入が満足してこの世界から消えていった。その事実だけなのですよ」

魅音「あー、やっぱり!」

梨花「みー、なんなのですか?」

魅音「梨花ちゃん。完全に口調戻っちゃってるよ?」

梨花「みー?…あ」

その瞬間梨花ちゃんの顔が、暗がりの中でもわかるほど上気していく。

魅音「なんか自然過ぎて気付かなかった!あはははは、やっぱりそっちの方が似合ってるよー」

梨花「こ、これはえーっと…だって、この部屋にいるとなんとなく昔に戻った気がして……」

魅音「あー、わかるわかる。なんかあの頃……毎日毎日みんなで部活してあそんだ、あの頃に戻ったみたい」

あはははは。笑い声が祭具殿の中に響きわたる。

もうこの暗い空間にうす気味悪さはなく、それどころか雛見沢中のどこよりも落ち着ける場所な気がした。




285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 22:23:30.15 ID:BI/JMS4R0
梨花「みぃが空気を読まないせいで、せっかくのシリアスな空気が壊れちゃったじゃない」

魅音「あはは、ごめんごめん。それで……あたしは羽入のことも、雛見沢症候群のことも、鷹野のことも思い出しちゃったけど…いいの?」

梨花「それは問題ないので……ないの」

魅音「あ、無理しなくていいよ?」

ぎろりと睨まれたので、口をつぐむ。

梨花「…たぶん、みぃの記憶が蘇ってるのはこの他の二つの宝具と、祭具殿っていう空間のせいだと思う」

梨花「だから、ここをでたら…またみぃは全部忘れると思う。雛見沢症候群のことも、鷹野たちのことも…羽入のことも」

魅音「そっか……。でも、仕方ないんだよね?それが羽入の望んだことなら…あ」

魅音(あれ?でも……)

魅音「でも、梨花ちゃんは羽入のこと覚えてたんだよね?」

梨花「うん。私は、羽入のことを忘れなかった。だって私あの時……」

梨花ちゃんは黙って、空いている右手で耳をふさぐジェスチャをした。

魅音「あ、そうだったんだ…。だから、梨花ちゃんはそのあとの顛末全部知ってるわけね」




287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 22:33:05.47 ID:BI/JMS4R0
梨花「雛見沢の真実を、誰か一人くらい覚えていてもいいと思ったの」

梨花「それに……羽入との歴史を全部、なかったものになんてしたくなかったし……」

魅音「梨花ちゃんは羽入と仲良しだったもんね…」

ついさっきまで何十年も忘れていたことが、昨日のように思い出せた。

いつもじゃれあい、ふざけあっていた梨花ちゃんと沙都子。

そしてそれに毎回のように巻き込まれる羽入。

最終的にはレナが止めてたっけな。いや、加担することもあったような…。

詩音は……なんかあいつの場合思い出したくない思い出ばっかりな気がする。

悟史が帰ってきてからは恐ろしいほど丸くなったけどね。

そんで圭ちゃんは、なんだかんだいっていっつもやられ役。

やられ役のくせにいっつも楽しそうにしてて、でもたまにすごい頼りになって、

面白くて、優しくて、かっこよくて……。

私は……




288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 22:40:47.43 ID:BI/JMS4R0
魅音「……部活メンバー全員集合、か―」

口の中だけで呟いたつもりでいたけれど、まっすぐ私の眼を見つめる梨花ちゃんにはなんだか見透かされている気がした。

魅音「そんで、梨花ちゃんはどうして私をここに連れてきたの?」

魅音「雛見沢に残ってる私くらいは……羽入のこと覚えてていいと思った?」

梨花「みー…違うのです。それも少しだけありましたけど…ここをでたら結局忘れてしまうのです」

魅音「じゃあ、なんで?ただの気まぐれ?」

梨花「なんか昔のみぃ戻ってきた感じがするのです」

魅音「え!?どこら辺が?」

梨花「それは、みぃが自分で気づかなきゃいけないことなのです。そのためのこれなのですよ」

梨花ちゃんはさっきから握っていたその「宝具」というやつを改めて差し出す。

魅音「さっきの記憶を忘れさせるっていう、あの……」

梨花「みー、違うのです。これは心実の球はあの時消えてなくなったのですよ」




291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 22:47:42.11 ID:BI/JMS4R0
魅音「じゃあ、この二つは?」

梨花「この二つはそれぞれ違う効力がある球なのですよ」

梨花「羽入が消えてしまう前に僕に託していったのですよ」

梨花「みぃに、このうちの片方を使ってもらおうと思って出したのです」

魅音「え、私に!?」

魅音「でも……これも使ったらなくなっちゃうんじゃないの?」

梨花「ご明察なのですよ」

私はケースの中におさまったビー玉のようなものを見つめる。。

魅音「でも……これって羽入との思い出が詰まってるんでしょ?使ってなくなっちゃったら……」

梨花「大丈夫なのです。羽入もきっと使うべき人に使われることを望んでいるのですよ」

魅音「使うべき人……ねえ」




292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 22:53:51.05 ID:BI/JMS4R0
梨花「みい」

魅音「ん、なに?」

梨花「今から僕はみぃにとってきっと辛いことを言いますです。…いいですか?」

魅音「辛いこと……?」

梨花「はいなのです。自分でもわかってて、でも認めたくない。そういう風にみぃが考えていることを言いますです。…いいですか?」

梨花ちゃんの眼は真剣だった。

私はその視線に少したじろぐ。でも……すぐに、ぴんと姿勢をただす。

魅音「梨花ちゃん、あたしを誰だと思ってるんだい?」

梨花「みー?」

魅音「天下無敵の部活メンバーの総取り、泣く子は黙る、拳銃すら恐れない雛見沢分校の女帝園崎魅音だよ?」

魅音「仲間の忠告が怖いなんて言ったら、みんなに笑われるってもんよ!」

梨花「みー。今の魅音なら何も心配はないのですよ……」

魅音「ん、なんか言った?」

梨花「…なんでもないのですよ」




301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 23:04:41.85 ID:BI/JMS4R0
梨花「じゃあ、言ますですよ?」

魅音「うん、いいよ!」

梨花「みぃは……現実から逃げてばかりいるのです」

魅音(…現実?)

梨花「表向きは今までと何も変りなく、普通に生活してる。でも、意識はいつも現実とは違うところにあるのです」

魅音「…どういうこと?」

梨花「わからないのですか?」

魅音「……」

私は口を噤んだ。

梨花「みぃは、三か月前の圭一とレナの結婚式のひからすでに少しおかしかったのです」

魅音「なんでよ!私ちゃんと二人を……」

梨花「確かに拍手はしてた。歌も歌ってた。笑ってた。最後には泣いてた。とてもうれしそうな顔をして」

魅音「ほら…!あたしちゃんと…」

梨花「でも、それが通じるのは他人だけ…なのですよ?」




307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 23:13:31.92 ID:BI/JMS4R0
魅音「…そんなんじゃ……」

魅音(そんなんじゃない……)

梨花「ちょっと強く言いすぎました。ごめんなさいなのです」

梨花「でも、沙都子も詩音も悟史も、みんなみぃのこと心配してたのですよ?」

魅音「……」

魅音(心配……してた?)

魅音「…来てくれなかったじゃん」

魅音「心配してるくらいなら、正月くらい顔を見せてくれてもいいでしょ!?」

魅音「詩音も沙都子も悟史も……来てくれてないじゃん!」

私は思わず声を荒げて、そう言っていた。

結局来てくれなかった。私のことを心配してくれるなら……ほかならぬ双子の妹くらい来てくれてもよかったのに!!

梨花「みー……。じゃあ、みぃの方から向こうに行くっていう選択肢はなかったのですか?」

魅音「……えっ?」

梨花ちゃんの突然の一言に私は驚く。




311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 23:21:23.64 ID:BI/JMS4R0
梨花「みぃの方から、圭一とレナには会いづらいにしても、しぃたちには会いに行ってもよかったんじゃないのですか?」

魅音(だって……それは……)

魅音「だ、だってあたしは、家の準備とかあったし、正月は色々立て込むからあたしが抜けるわけには……」

梨花「……それ、蒐が言ったのですか?」

魅音「……え?」

梨花「誰かにいわれたのですか?みぃに行くなって。否定されたのですか?」

魅音(否定なんて……)

梨花「……みぃが本当に自力で答えを出せないなら、僕が答えを言ってあげるのです」

魅音(……答え?)

梨花「みぃは、言い訳がなくなるのが怖いのです」

梨花「現実と向き合って過去を肯定するのがいやなのですよ」




313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 23:27:33.12 ID:BI/JMS4R0
魅音「ん?みぃに行くなって否定されたって、どういうこと?」

梨花「みー、間違えたのです……。みぃに行くなって、誰かが言ったのですか?が本当なのです」

沙都子「ちょっと間違いが多くなってるんじゃありませんこと?」

入江「あんまり間違えると、僕が沙都子ちゃんにおしおきしちゃいますよ~~!?」


気を付けますorz




319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 23:38:55.58 ID:BI/JMS4R0
魅音「そんなんじゃ……」

梨花「みぃ……。後悔はどれだけ深く、その奥を覗きこもうとしても結局は過去なのですよ?」

魅音「……て」

梨花「その事実から今のみぃは目をそむけてばかりいる」

魅音「…めて」

梨花「今の自分の不幸を全部「雛見沢の園崎魅音」を選んだ過去のせいにしても、結局なにも―」

魅音「もうやめてよーーーー!!!!!!」

私は耳を塞ぎ、全ての音を遮断するために可能な限りの大声を出す。

しかし声は一瞬にして残響すらなくなって、あとには叫んでしまったことへのバツの悪さだけが残った。

魅音「ごめん……梨花ちゃん。あんな偉そうなこと言っておいて…」

梨花「僕のほうこそごめんなさいなのです…。辛いのは魅音だってことはちゃんと僕たちみんな、わかってるのです」

魅音「圭ちゃんは……?」

魅音「圭ちゃんと、レナは……?」

梨花「……」




324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 23:49:04.30 ID:BI/JMS4R0
魅音「あ……」

私は無意識に、大きな失言をしてしまったことに気づいた。

魅音「あ、ごめん、なんでもないの、忘れて……」

梨花「…みぃ」

魅音「うん、確かに梨花ちゃんの言う通りだよ。すっごい、図星!おじさん、ちょっとくらっときちゃったかなー」

魅音「そうだね……今の私は、そうかもしれない。言われてみて、わかった気がするよ」

魅音「……現実と向き合うか…。昔から現実ばっかり見てきたつもりでいたんだけどなー」

たははーと、私はとぼけた笑いを浮かべて、頭をかいてみる。

梨花「……」

魅音(やっぱり、わかっちゃうんだよなー)

梨花ちゃんの真剣な目を見て私は笑顔を崩した。

そうだった。長い間一人でいたから……忘れてしまっていた。

私たちは、あの日々の中で育んできた関係は、そんな浅いものじゃなかった。

それだけは、ずっと信じてきたじゃない。

じゃあ、今、なんで私はこんなに……。




326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/14(水) 00:00:04.88 ID:nN6WtLwP0
梨花「みぃ。本当にまた現実と向き合おうと心から思いますですか?」

梨花ちゃんは私の心を見透かすように優しくそう言って、そっとやさしく…くしゃくしゃと頭をなでた。

魅音「やめてよー、梨花ちゃん。恥ずかしいー…」

梨花「みー。なんで恥ずかしいのですか?」

魅音「えー…?はは、なんでだろうね……」

なでなで。梨花ちゃんは私の意向を無視してしばらくの間私の頭をなでていた。

梨花「みぃ。もう一度聞きますです」

梨花「本当に、また現実と向き合おうと心から思いますですか?」

魅音(現実と……)

現実と向き合うって、なんだろう。

現実。その言葉を思い浮かべるたびに圭ちゃんの顔が頭に浮かぶ。

魅音「現実と向き合って…現実と戦って、どうなるのかなぁ。あはは」

自虐的に笑ってしまう。この際だ、とことん自分に正直になってみよう。

私にとって今の現実は圭ちゃんがいない世界のこと。

現実と戦うってことは……圭ちゃんとレナの幸せを奪うということ。




331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/14(水) 00:06:38.69 ID:nN6WtLwP0
魅音(そんなこと……私はのぞんでないもの……)

梨花「みー?ちがうのですよ、みぃ」

魅音「違うって……何が?」

梨花「向き合うっていうのは、戦うことじゃないのですよ」

梨花「逃げずに……きちんと受け止めるってこと、なのですよ。過去も、今も、未来も」

梨花ちゃんはいつのまにか私の頭から話した手で、宝具の片方をつまむ。

そして、私の目の前にかざした。

梨花「これは夢実の球という宝具なのです」

魅音「ムジツ?」

梨花「夢に実ると書いて夢実なのです」

梨花「みー。この球を握ってくださいなのです」

梨花ちゃんは私の掌を広げると、ビー玉状のそれをちょこんと乗せる。

私は力を込めないように、ゆっくりそれを握った。




335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/14(水) 00:18:04.22 ID:nN6WtLwP0
梨花「その球は一度だけ……自分の最も望むIFの世界を見せてくれるのです」

魅音「…イフ?」

梨花「はいなのです。夢の中の時間で一日から一週間、現実の時間で数時間そのIFの世界に行くことができるのです」

梨花「みぃは今、選ばなかった…選べなかった過去を後悔してるのです」

梨花「だから……夢の中でそれを経験してきてください、なのです」

魅音「でも……それって、夢なんでしょ、結局?」

梨花「そう、夢です。そこがどんなに素敵な世界でも、どんなに卑劣な世界でも結局は現実ではない幻の世界なのです」

魅音「そんなの……」

梨花「確かに、意味はないように思うかも知れません。でも、今のみぃには……そのIFの世界を見ることがとても必要なことだって、そう思うのですよ」

梨花ちゃんの掌が私のこぶしを優しく包む。

梨花「みぃ。……それでも、あまり気は乗らないですか?」




340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/14(水) 00:26:19.29 ID:nN6WtLwP0
梨花ちゃんの質問に私は小さく首を振った。

魅音「ありがとう、りかちゃん。…頼りにならない部長でごめんね」

魅音「あたし、みてくるよ。そんで、自分と向き合ってくる」

魅音「今自分がどうしたいのか、どうするべきなのか。ちゃんと、答えを知りたいから」

梨花「みぃ……。よかったのです。じゃあ、目を閉じて……」

うなずき、私はゆっくりと瞳を閉じた。

かりそめの闇が広がる。

梨花「……みぃ。じゃあ私が手を離したら静かにこころの中でこう唱えてくださいなのです」

梨花「もしも、もしも、もしも……」

梨花「心をこめて唱えれば夢見の球がみぃの本当の声を聞いて、本心から求めるIFの世界に連れていってくれるのです」

魅音「うん……わかったよ」




346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/14(水) 00:32:42.64 ID:nN6WtLwP0
梨花「みぃ。人間は自分にたくさんのうそをつきながら生きていきます」

梨花「でも、「心」だけは誰もだますことが出来ないのです」

梨花「だから、たどり着いた先がどんな世界でもきちんと向き合って」

梨花「そんな世界に導いた自分の心を責めることだけはしないで…………――」

梨花ちゃんの手がそっと離れる。

私は心の中で静かに語りかける。

もしも、もしも、もしも、もしも、もしも、もしも……

もしももしももしももしももしももしももしも……

もしも。







―――もしも、レナがこの世界にいなかったら





348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/14(水) 00:34:06.44 ID:9uzBGBJ70
そうきたか…




349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/14(水) 00:34:28.04 ID:H1wXCYB4O
えぇ!?そっち!!




350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/14(水) 00:34:41.91 ID:f1A+UYrN0
予想の斜め上だった




358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/14(水) 00:41:44.52 ID:nN6WtLwP0
レナ「ねえ、圭一君!ちょっとこの展開はあんまりなんじゃないかなぁ…。かなぁ!?」

圭一「うお、レナ!俺にやつあたりはやめろ…ってかなたを降ろせーーー!!!」

レナ「ここまで出番が一度もない上にこの仕打ち……こんなひどい仕打ちあんまりだよ~!」

沙都子「まあまあレナさん、いいじゃありませんの。物語の中じゃ圭一さんとラブラブ、幸せそうじゃありませんこと?」

詩音「うふふ、そうですねー。圭レナ、サトシオンの二組にはとてもはっぴーな展開じゃありませんか~」

悟史「サトシオンはやめようよ……」

レナ「でもでもでもー。うー、あんまりだよ~…」

時報「僕は富竹。フリーのカメラマン――」

レナ「うるさいんだよーーー!!」

時報「へぇあ…?うわーーーっ!!!」

時報が鳴ったので、ちょっとレポートを済ませてきます。
きっと戻ってくるので……もしよかったら、保守よろしくお願いしますorz







その2へ




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コメント
この記事へのコメント
  1. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/01(日) 21:27: :edit
    1げと?
  2. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/01(日) 21:30: :edit
    2か?
  3. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/01(日) 21:39: :edit
    長いがこれはまじでオススメ
  4. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/01(日) 21:52: :edit
    久々のひぐらしSS!
  5. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/01(日) 22:22: :edit
    なっげ!
  6. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/01(日) 22:24: :edit
    最初の梨花ちゃんの口調が戻っちゃって赤くなってるとこの破壊力はちょっとデカすぎるな
  7. 名前: 通常のナナシ #CjlWd7YA: 2009/02/01(日) 22:37: :edit
    羽入が消えるって言うのは、原作以外の公式(PS版とか)のラストなの?
  8. 名前:    #-: 2009/02/02(月) 00:06: :edit
    米7
    PS版ではラストで羽入は消えるけど、こんな消え方じゃないし、ED後に復活してたっぽい
  9. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/02(月) 00:14: :edit
    数百枚の年賀状…!?
  10. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/02(月) 00:27: :edit
    おもひろい
  11. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/02(月) 00:36: :edit
    kome9
    園崎家になら数十枚の年賀状ってのが違和感ある
  12. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/02(月) 01:49: :edit
    PS2版最終章の澪尽し編で羽入はKと梨香に看取られて消滅する

    原作最終章祭囃し編→原作+αの賽殺し編の後に羽入含む部活メンバーがどうなったかは語られていないはず
    作者さんのオリジナルじゃないかな
    竜ちゃんが「あいつら将来こうなるんじゃないかな~」的なこと言ってはいたけど
  13. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/02(月) 14:28: :edit
    俺は圭梨が好きなんだ。
    と、ここで言わせてもらおう。
  14. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/02(月) 16:24: :edit
    俺も圭梨派だ
    ひぐらしの正ヒロインは梨花ちゃんだと思うしなー
    やっぱ運命ぶち壊して希望みせてくれた圭一とくっ付いてほしい
  15. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/02(月) 20:34: :edit
    あえていうが俺も圭梨派
  16. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/03(火) 01:15: :edit
    途中から見てないんでまじ嬉しい
  17. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/03(火) 21:29: :edit
    一番最初から涙目になった俺ってどうかな・・・
  18. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/05(木) 05:49: :edit
    梨花好きが結構多いみたいで安心した。
  19. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/06(金) 20:15: :edit
    いくらなんでも三十路近い女が「おじさん」はないだろ・・・
    常識的に考えて・・・
  20. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/02/07(土) 01:04: :edit
    いや、昔からの知り合いだったら当時の口調でちゃったりすると思うが……。
    てか、年関係なくおじさんって自分のこと呼ぶのおかしいだろと俺は思ってたw
  21. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/03/01(日) 07:09: :edit
    途中までが限界だった
    古泉の話を読んですぐ後だし、こういう原作から離れたシリアスはたまに読むくらいが一番だな
  22. 名前: 通常のナナシ #-: 2009/03/08(日) 18:06: :edit
    梨花ちゃんが祭囃しでのメインヒロインというのには同意
    ただ、赤梨で
    赤梨でお願いしたい
  23. 名前: 通常の名無し #-: 2009/03/25(水) 23:06: :edit
    あまい!
    沙梨でおねがいします。
  24. 名前: 梨花ちゃま☆ #-: 2009/12/01(火) 21:47: :edit
    魅音かわいそー レナと逆だったらいいのに
  25. 名前: さとしおん #-: 2009/12/01(火) 21:48: :edit
    魅音と圭一がハッピーエンドで終わればすべて完璧だったのに・・・・私は満足いきません!!
  26. 名前: 通常のナナシ #-: 2012/11/24(土) 15:15: :edit
    富竹フラッシュ!!
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.
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